JP6104763B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、ハイブリッド車等のように電動モータを駆動源の一部または全部とする車両の電力変換装置に関する。
電気自動車やハイブリッド車は、走行用などに用いるモータを駆動するインバータ装置などで用いられる高電圧蓄電池と、車両の制御部、アクセサリー類、ライト等に用いられる低電圧蓄電池を搭載している。このような車両においては高電圧蓄電池と低電圧蓄電池間での電力変換を行うDCDCコンバータ装置を搭載している。
自動車においては、車室内又は荷室の容積をできるだけ大きく取り、居住性、利便性を向上させる事が、製品競争力を高めるためにも重要である。したがって、インバータ装置やDCDCコンバータ装置は、可能な限り小さく作り、小スペースへの搭載を可能にする必要がある。
車両に搭載されたインバータ装置やDCDCコンバータ装置は、高電圧を高速スイッチングしており、スイッチングノイズが発生する。そのノイズは、インバータ装置やDCDCコンバータ装置の正常な動作を妨げるだけでなく、内部に搭載されている回路基板と、外部接続信号入出力用の外部出力コネクタ間の内部接続ハーネス部に伝播し、外部入出力コネクタから外部に出力され、車両に搭載されている他の電子機器等に悪影響を与えるおそれがある。また、他の機器から発生するノイズに関しても外部入出力コネクタから進入し、内部接続ハーネスを通して、回路基板の制御に悪影響を及ぼすおそれがある。そのため、これら装置では、装置の内部で発生するノイズ及び装置の外部から侵入するノイズの、両方の対策が重要になっている。
例えば、特許文献1に記載の電力変換装置では、制御配線により装置内の制御回路と外部機器との間で信号の送受信を行う構成において、外部接続コネクタに接続される装置内配線にノイズ除去部品(例えばコンデンサ)を設けて、外部から装置内に侵入したノイズを除去するようにしている。
特開2011−135705号公報
しかしながら、上述のように、配線にノイズ除去部品を設ける構成においては、ノイズ対策部品の端子コンデンサのグラウンド接続側を確実に金属ケース部に接続する必要がある。
請求項1の発明に係る電力変換装置は、電力変換を行うためのスイッチング回路と、スイッチング回路を制御する制御回路が搭載された制御回路基板と、スイッチング回路および制御回路基板が収納され、グランド電位とされる金属筐体と、金属筐体の開口部に固定される外部接続コネクタと、ノイズ除去用回路部品が実装され、外部接続コネクタと制御回路基板とを接続するプリント配線基板と、プリント配線基板のグランド配線と金属筐体とを接続する金属部材と、を備え、外部接続コネクタは、プリント配線基板を貫通するように該プリント配線基板に接続される複数のリード端子と、複数のリード端子を保持する非導電性のコネクタハウジングとを有し、金属部材は、プリント配線基板とコネクタハウジングとに挟持されるように外部接続コネクタに固定され、プリント配線基板を貫通してグランド配線に接続される少なくとも一つの突起部を有する平板部と、平板部から伸延し、金属筐体に接続される接続部と、を有する。
本発明によれば、グランド信号を、グランド電位とされている金属筐体に確実に伝達することができる。
図1は、DCDCコンバータ装置100の外観を示す斜視図である。 図2はDCDCコンバータ装置100の内部構成を示すブロック図である。 図3は、ケース206の内部を示す分解斜視図である。 図4は、下部ケース部206aから蓋206bを外した状態のDCDCコンバータ装置100を示す平面図である。 図5は、図4のA−A断面を示す図である。 図6は、フレキシブルプリント配線基板201および金属ベース204が組み付けられた状態の内側用コネクタ部品200aを示す斜視図である。 図7は、図6に示す構成の分解斜視図である。 図8は、金属ベース204の平面図である。 図9は、図5の符号Fで示した部分の拡大図、および、図4のB−B断面を示す図である。 図10は、本発明の適用前と適用後のEMC測定波形例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下では、ハイブリッド自動車等の電動車両に搭載されるDCDCコンバータ装置を例に、本発明に係る電力変換装置について説明する。なお、本発明は、DCDCコンバータ装置に限らず、インバータ装置等の他の電力変換装置にも適用することができる。
図1は、DCDCコンバータ装置100の外観を示す斜視図である。アルミダイキャスト等の金属で形成されたケース206の内部には、電力変換を行う変圧回路一式が収納されている。ケース206は、電力変換を行う変圧回路一式が収納されている下部ケース部206aと、下部ケース部206aの上部開口を密閉する蓋206bを備えている。なお、ケース206は、シャーシグランドに接続されている。蓋206bは下部ケース部206aにボルト固定される。下部ケース部206aの側壁には、高電圧ラインが接続される高電圧入出力コネクタ301と、定電圧ラインが接続される低電圧入出力コネクタ302とが設けられており、この高電圧と低電圧の間で電圧変換が行われる。
更に、下部ケース部206aの側壁には、外部接続コネクタ200が固定用ネジ205により取り付けられている。この外部接続コネクタ200には、動作用電源の入力、動作状態を外部から制御したり、または動作状況を外部に知らせるための信号端子が設けられている。
図2はDCDCコンバータ装置100の内部構成を示すブロック図である。また、図3は、ケース206の内部を示す分解斜視図である。DCDCコンバータ装置100の機能は、高電圧入出力コネクタ301と低電圧入出力コネクタ302との間の電力変換である。高電圧入出力コネクタ301から入力された電流を高電圧スイッチング回路303でスイッチングし、電力変換メイントランス305で電圧を変換する。そして、低電圧スイッチング回路304でスイッチングして整流した後、低電圧入出力コネクタ302から出力する。
これら高電圧スイッチング回路303及び低電圧スイッチング回路304のスイッチングタイミングは、制御回路基板207に搭載された制御回路207aによって制御される。制御回路207aは、外部接続コネクタ200から入力される通信指令により電力変換の制御を行う。また、制御回路207aは、内部制御の各種情報を外部接続コネクタ200に接続された外部制御機器に対し、受け渡す機能を有している。
DCDCコンバータ装置100の内部で発生するノイズ、及び、装置の外部から侵入するノイズの両方を低減するためには、外部入出力コネクタ部でノイズ対策を実施することが、最良といえる。そこで、本実施の形態では、ノイズ対策回路部品202が実装されたプリント配線基板201bを外部接続コネクタ200に接続し、そのプリント配線基板201bを内部接続ハーネス201aを介して制御回路基板207に接続するようにした。
なお、図2においては、機能上、内部接続ハーネス201aの部分とプリント配線基板201bの部分とに分けて記載しているが、本実施の形態では、フレキシブルプリント配線基板201により、内部接続ハーネス201aの部分とプリント配線基板201bの部分とを一体に形成している。以下においては、フレキシブルプリント配線基板201において、機能上、コネクタ接続部分をプリント配線基板201bと呼び、その他の配線部分を内部接続ハーネス201aと呼ぶことにする。
なお、フレキシブルプリント配線基板201においては、コネクタ等に接続される両端に補強材が設けられる場合が多い。本実施の形態のフレキシブルプリント配線基板201においても、ノイズ対策回路部品202が実装されるプリント配線基板201bに対応する部分は、補強材が設けられている領域である。
なお、以下ではフレキシブルプリント配線基板201を用いた場合について説明するが、プリント配線基板201bと内部接続ハーネス201aとで構成した場合にも、本発明を同様に適用することができる。
図3に示すように、外部接続コネクタ200は、下部ケース部206aの開口部206cの内側に設けられる内側用コネクタ部品200aと、下部ケース部206aの開口部206cの外側に設けられる外側用コネクタ部品200bとから成る。内側用コネクタ部品200aおよび外側用コネクタ部品200bは、それらで下部ケース部206aの壁部を挟むように固定用ネジ205によって固定される。内側用コネクタ部品200aおよび外側用コネクタ部品200bは、樹脂材等の非導電性材料により形成されている。
ノイズ対策回路部品202としては、端子コンデンサ202aおよびラインインダクタ202bが設けられている。端子コンデンサ202aは、プリント配線基板201bに形成された信号配線とグランド配線208との間に接続される。詳細は後述するが、グランド配線208は、グランド信号の伝達部材として機能する金属ベース204に接続されている。金属ベース204の一部は、外部接続コネクタ200と下部ケース部206aとの間に挟まれている。
図3に示すように、高電圧スイッチング回路303が搭載されている回路基板および低電圧スイッチング回路304が搭載されている回路基板は、回路基板取付け用のベース板601の下部に設けられている。そして、ベース板601の上面に、制御回路基板207が固定される。このベース板601は、高電圧スイッチング回路303および低電圧スイッチング回路304で発生する内部スイッチングノイズ401から制御回路基板207を保護するために設けられている遮蔽部材としても機能する。ベース板601は、下部ケース部206aに固定され、ケース206と電気的に接続されている。
図4は、下部ケース部206aから蓋206bを外した状態のDCDCコンバータ装置100を示す平面図である。フレキシブルプリント配線基板201の他端(制御回路基板207に接続される側の端部)は、制御回路基板207に形成された切り欠き部207bを通って制御回路基板207の上面側に引き出され、制御回路基板207に接続される。図5は、図4のA−A断面を示す図である。フレキシブルプリント配線基板201は、Z字状に変形して制御回路基板207の上面に接続されている。
スイッチング制御を行う制御回路207aが搭載された制御回路基板207は、高電圧スイッチング回路303が搭載されている回路基板や低電圧スイッチング回路304が搭載されている回路基板の近くに配置される。そのため、制御回路基板207と外部接続コネクタ200とを結ぶフレキシブルプリント配線基板201の内部接続ハーネス201aの部分に内部スイッチングノイズ401が伝播しやすい環境となる。
内部接続ハーネス201aに侵入した内部スイッチングノイズ401は、外部接続コネクタ200と制御回路基板207との間で伝播するため、制御回路基板207におけるノイズ対策は不可能である。また、DCDCコンバータ装置100の外部から、外部接続コネクタ200を介して侵入する外部侵入ノイズ402に対しても、制御回路基板207上で対策したのでは、内部接続ハーネス201a等から、DCDCコンバータ装置100の内部にノイズが放射されることになり、各種回路に影響を及ぼすおそれがある。
これらのノイズに対する対策実施部位として最も適しているのは、内部スイッチングノイズ401に対しては外部に出て行く直前であり、外部侵入ノイズ402に対しては、DCDCコンバータ装置100の入り口である外部接続コネクタ200の直近である。そのため、本実施の形態では、外部接続コネクタ200に接続されるプリント配線基板201bにノイズ対策回路部品202を実装し、内部スイッチングノイズ401および外部侵入ノイズ402を除去するようにしている。
さらに、本実施の形態では、以下に述べるような構成を採用することで、プリント配線基板201bのグランド配線が、シャーシグランドに接続されているケース206(下部ケース部206a)と確実に接続されるような構成としている。
図6は、フレキシブルプリント配線基板201および金属ベース204が組み付けられた状態の内側用コネクタ部品200aを示す斜視図である。また、図7は、図6に示す構成の分解斜視図である。図7に示すように、内側用コネクタ部品200aは、複数のリード端子230と、絶縁部材で形成され、リード端子230を保持するハウジング部(シェルとも呼ばれる)231とを備えている。ハウジング部231の両端には、ネジ固定用貫通孔231bが形成された固定部231aがそれぞれ形成されている。固定部231aの上面231cにはねじ穴231dおよび突起231eが形成されている。
各リード端子230は、基板接続側においてL字形状に上側に折れ曲がっている。この上側に折れ曲がった部分が、フレキシブルプリント配線基板201に形成された貫通孔P1に挿入されることにより、リード端子230とフレキシブルプリント配線基板201の信号用配線とが接続される。さらに、貫通孔P1に挿入されたリード端子230は、半田付けされる。
フレキシブルプリント配線基板201の符号D1,D2で示す領域には、補強材が設けられている。領域D2の部分は、制御回路基板207に接続される部分である(図4参照)。一方、領域D1の部分は、金属ベース204を挟持するようにハウジング部231に固定される部分であり、ねじ固定用の貫通孔P3が形成されている。また、貫通孔P4は、ハウジング部231の固定部231aに形成された突起231eが挿入される貫通孔である。
ノイズ対策回路部品202は、フレキシブルプリント配線基板201の領域D1の部分に実装されている。貫通孔P1はフレキシブルプリント配線基板201の信号用配線と接続しており、上述したようにリード端子230が挿入され、半田付けされる。また、貫通孔P2はフレキシブルプリント配線基板201のグランド信号用配線と接続しており、後述する金属ベース204のピン204cが挿入される。
金属ベース204は、プレート部204aと、プレート部204aから下方に折れ曲がるように形成された接続部204bとを備えている。プレート部204aは、内側用コネクタ部品200aのハウジング部231とフレキシブルプリント配線基板201とに挟持される。接続部204bは、ハウジング部231の固定部231aと下部ケース部との間に挟まれる部分であり、ねじ固定用の貫通穴が形成されている。プレート部204aには、上方に突出するように複数のピン204cが形成されている。
図8は、金属ベース204の平面図である。図8において、破線はフレキシブルプリント配線基板201を示す。プレート部204aには、上述したフレキシブルプリント配線基板201の貫通孔P3,P4と対応する位置に、貫通孔204d,204eが形成されている。図5に示すように、金属ベース204およびフレキシブルプリント配線基板201を、固定用ねじ220でハウジング部231に共締めして固定すると、図8の符号Eで示す領域がフレキシブルプリント配線基板201の裏面に密着する。図6において、符号501で示す部分がリード端子230が接続されている部分を示し、符号502で示す部分が金属ベース204のピン204cが接続されている部分を示す。いずれも半田付けされる。フレキシブルプリント配線基板201側のグランド信号は、図8の矢印付き実線で示すように、ピン204cを通って金属ベース204に流れ込み、幅広のプレート部204aおよび接続部204bを通って下部ケース部206aに流れ込む。
なお、固定の際には、金属ベース204の貫通孔204eおよびフレキシブルプリント配線基板201の貫通孔P4に、ハウジング部231の突起231eが挿入されることによって位置決めが行われる。
図9は、図5の符号Fで示した部分の拡大図、および、図4のB−B断面図を示したものである。F部拡大図に示すように、金属ベース204のプレート部204a(図7参照)は、フレキシブルプリント配線基板201と内側用コネクタ部品200aとの間(破線210で示す部分)に挟持される。
また、B−B断面図に示すように、金属ベース204の接続部204bを内側用コネクタ部品200aと下部ケース部206aの側壁との間に配置し、内側用コネクタ部品200aと外側用コネクタ部品200bとを固定用ねじ205で共締めする。その結果、内側用コネクタ部品200aと外側用コネクタ部品200bとが下部ケース部206aに固定されると共に、金属ベース204の接続部204b(図7参照)が、内側用コネクタ部品200aと下部ケース部206aとの間(破線209で示す部分)に挟持される。
なお、図3に示すように、ノイズ遮蔽用のベース板601には、フレキシブルプリント配線基板201が接続された内側用コネクタ部品200aが収納される収納部601aが形成されている。この収納部601aは、図9に示すように、下部ケース部206aの内壁に固定された内側用コネクタ部品200aの下方および側方に囲むように形成されており、内部スイッチングノイズ401(図2、3参照)が内側用コネクタ部品200aに侵入するのを防止している。
以上の対策により得られたノイズ低減効果を図10に示す。図10では、DCDCコンバータ装置100から外部接続コネクタ200を介して外部機器に伝達されるノイズを示している。対策前EMC波形例701と対策後EMC波形例702を比較すると、符号G1で示す部分のレベルが対策後EMC波形例702では小さくなっている。また、対策前EMC波形例701の符号G2で示す複数のピークが、対策後EMC波形例702では小さくなっている。対策前EMC波形例701では、製品規格を満たしていなかったが、対策後EMC波形例702では、規格を満たし、十分なノイズ低減性能が発揮されていることが確認できる。
以上説明したように、本実施の形態では、図2に示すように、外部接続コネクタ200と制御回路基板207とを接続するプリント配線基板201b(フレキシブルプリント配線基板201)には、ノイズ対策回路部品202が実装されている。そして、プリント配線基板201bのグランド配線208と下部ケース部206aとを接続する金属ベース204は、プリント配線基板201bとハウジング部231とに挟持されるように外部接続コネクタ200に固定され、プリント配線基板201bを貫通するように接続されるピン204cを有するプレート部204aと、プレート部204aから伸延し、下部ケース部206aに接続される接続部204bと、を有する。
上述のような金属ベース204を用いることによって、ケース206との電気的接続が良好になり、グランド信号をプリント配線基板201bからシャーシグランドに接続されたケース206に確実に伝達することができる。その結果、図9に示すようにノイズ低減効果を奏することができる。
さらに、プリント配線基板201bと外部接続コネクタ200との間に金属ベース204を挟み込むような構造としたので、図8に示すように、プリント配線基板201b(フレキシブルプリント配線基板201)の広い面積が強度の高い金属ベース204に密着しつつ、その金属ベース204とともに外部接続コネクタ200に固定される。その結果、プリント配線基板201bにおいて、金属ベース204を挟み込んだ部分の機械的強度を向上させることができ、金属ベース204を用いない場合に比べてより確実な接続を行うことができる。特に、車載の電力変換装置の場合には、走行時の振動の影響が大きいので、機械的強度を高めることはより効果的である。
また、フレキシブルプリント配線基板201を用いる場合には、通常のプリント配線基板に比べて厚さが薄いため、リード端子230との接続に関して十分な機械的強度が得難い。そのため、フレキシブルプリント配線基板201の場合には、機械的強度向上を著しく向上させることができる。
また、フレキシブルプリント配線基板201に代えてプリント配線基板201bを用いる場合には、基板裏面側、すなわち金属ベース204との接触面にグランド配線パターンを露出させることで、プリント配線基板201bのグランド配線と金属ベース204との電気的接触状態がより良好となり、グランド信号をより効果的にケース206に落とすことができる。もちろん、フレキシブルプリント配線基板201においても、接続部においてグランド配線パターンを裏面側に露出させることが可能ならば、同様の効果を奏することができる。
なお、上述した実施形態では、金属ベース204と外部接続コネクタ200とを別体としたが、内側用コネクタ部品200aを樹脂成形する際に、金属ベース204を一体に成形しても良い。それにより、部品数低減と、組立工数削減を図ることができる。
上述のように、金属ベース204の機能は、フレキシブルプリント配線基板201の機械的補強を兼ねるため、堅固でなおかつ導電性の高い金属を使用する。
プレート部204aには、フレキシブルプリント配線基板201を貫通してグランド配線208に半田接続される突起部であるピン204cが形成されている。ピン204cを半田付けすることにより、接触部の劣化を防止してノイズ低減効果の悪化を防ぐことができる。なお、ピン204cの半田付けは、外部接続コネクタ200とプリント配線基板(フレキシブルプリント配線基板を含む)の半田接続と同時作業で行うことができ、製造工数の削減も可能となる。
内側用コネクタ部品200aは、内側用コネクタ部品200aと下部ケース部206aとの間に接続部204bを挟んだ状態で下部ケース部206aに固定される固定部231aを備える。このように、下部ケース部206aとの間に挟み込むようにすることにより、下部ケース部206aとの電気的接触の確実に行うことができる。さらに、図9に示すように、内側用コネクタ部品200aを固定用ネジ205で下部ケース部206aに固定するだけで、接続部204bも同時に下部ケース部206aに固定される。
これにより、ノイズ対策回路部品202のグランド配線208を最終的にケース206に確実に接触させることができ、耐ノイズ性の向上と、機能の耐久性を両立させることができる。
図3,9に示すように、スイッチング回路303,304が設けられた基板と制御回路基板207との間、および、フレキシブルプリント配線基板201が接続された外部接続コネクタ200(内側用コネクタ部品200a)と前記スイッチング回路用基板との間に配置され、ケース206と電気的に接続される金属製のベース板601を備えるようにしても良い。
このようなベース板601を設けることで、スイッチング回路303,304で発生した放射ノイズが、制御回路基板207、フレキシブルプリント配線基板201および外部接続コネクタ200に侵入するのを防止することができる。特に、ノイズ対策回路部品202よりも外部機器側の外部接続コネクタ200にノイズが侵入すると、ノイズが除去されることなく外部機器側へと伝達されてしまうが、ベース板601を設けることで、そのようなノイズ侵入を防止することができる。
なお、以上の説明はあくまでも一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
100:DCDCコンバータ装置、200:外部接続コネクタ、200a:内側用コネクタ部品、200b:外側用コネクタ部品、201:フレキシブルプリント配線基板、201b:プリント配線基板、202:ノイズ対策回路部品、202a:端子コンデンサ、202b:ラインインダクタ、204:金属ベース、204a:プレート部、204b:接続部、204c:ピン、206:ケース、206b:下部ケース部、207:制御回路基板、207a:制御回路、208:グランド配線、230:リード端子、231:ハウジング部、231a:固定部、231e:突起、601:ベース板

Claims (5)

  1. 電力変換を行うためのスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を制御する制御回路が搭載された制御回路基板と、
    前記スイッチング回路および前記制御回路基板が収納され、グランド電位とされる金属筐体と、
    前記金属筐体の開口部に固定される外部接続コネクタと、
    ノイズ除去用回路部品が実装され、前記外部接続コネクタと前記制御回路基板とを接続するプリント配線基板と、
    前記プリント配線基板のグランド配線と前記金属筐体とを接続する金属部材と、を備え、
    前記外部接続コネクタは、
    前記プリント配線基板を貫通するように該プリント配線基板に接続される複数のリード端子と、
    前記複数のリード端子を保持する非導電性のコネクタハウジングとを有し、
    前記金属部材は、
    前記プリント配線基板と前記コネクタハウジングとに挟持されるように前記外部接続コネクタに固定され、前記プリント配線基板を貫通して前記グランド配線に接続される少なくとも一つの突起部を有する平板部と、
    前記平板部から伸延し、前記金属筐体に接続される接続部と、を有する電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記突起部と前記グランド配線との接続は半田付けにより行われている電力変換装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力変換装置において、
    前記コネクタハウジングは、該コネクタハウジングと前記金属筐体との間に前記接続部を挟んだ状態で該金属筐体に固定される固定部を備える電力変換装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記制御回路基板と前記スイッチング回路との間、および、前記プリント配線基板が接続された前記外部接続コネクタと前記スイッチング回路との間に配置され、前記金属筐体と電気的に接続される金属製の遮蔽部材を備える電力変換装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記プリント配線基板は、フレキシブルプリント配線基板で構成される電力変換装置。
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