JP6104112B2 - 太陽電池検査装置、及び太陽電池検査方法 - Google Patents

太陽電池検査装置、及び太陽電池検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、フォトルミネッセンス(PL)を利用した太陽電池検査装置、及び太陽電池検査方法に関する。
近年、環境に配慮したクリーンなエネルギーへの関心の高まりから、エネルギー源が無尽蔵に存在する太陽光を利用した太陽光発電が注目されている。太陽光発電によって長期的に安定したエネルギーを供給するためには、発電に使用する太陽電池に不具合が生じていないか定期的に検査する必要がある。
太陽電池の検査では、通常、「クラック(マイクロクラックを含む)」や「断線」等の欠陥の有無の確認が行われる。太陽電池における欠陥の有無の検査を行う方法の一つに、EL(エレクトロルミネッセンス)検査法がある。EL検査法とは、太陽電池に電流を印加したときに太陽電池が発光する現象(これを、エレクトロルミネッセンス現象と言う。)を利用した検査法である。太陽電池パネルに欠陥等が存在すると、欠陥箇所ではELの発光強度が低下する。そこで、この現象を利用し、太陽電池の欠陥を検知する。EL検査法は、太陽電池を設置した状態のまま検査ができる等、利便性に優れた検査法ではある。しかしながら、EL発光によって得られた情報が、太陽電池の電極の不良に起因する欠陥であるか、あるいは、半導体の品質不良に起因する欠陥であるかを判別することは困難である。従って、EL検査法のみでは、太陽電池の欠陥に対して適切に対処することができず、品質の劣化を見落としてしまう虞がある。
一方、EL検査法の他に、PL(フォトルミネッセンス)を利用したPL検査法が知られている。一般に、物質に所定のエネルギーを与えると、物質中の励起された電子が基底状態に遷移する際に光が発生する。ここで、上記の所定のエネルギーを光によって与える方法をPL(フォトルミネッセンス)と言う。PLは物質中に存在する不純物や欠陥に影響を受けることが知られている。太陽電池の検査においては、半導体である太陽電池に禁制帯幅以上のエネルギーを持つ光を照射すると、光の吸収に伴って電子と正孔が生成され、これらが再結合する際に発光する。このとき、半導体結晶中に欠陥や不純物が存在すると、これらの欠陥等は光エネルギーを与えたときに形成される電子と正孔との再結合過程に影響を及ぼし、半導体結晶はその結晶固有の発光とは異なるエネルギーの光を放出する。この現象を利用し、PL発光によって得られた情報から太陽電池の欠陥を検知することができる。
従来、PL検査法を利用した太陽電池の検査装置として、PL光を検出するための高速光検出器と、光源の発光の位相と高速光検出器の出力信号との位相差を求める位相比較器と、試料測定位置を移動しながら、各測定点における位相差を解析、処理してPLの空間的な強度分布及び寿命分布、又はその相関分布を求める信号処理装置とから構成される検査装置があった(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1によれば、上記のような構成を採用することにより、試料から発生するPLの蛍光強度及び蛍光寿命、又はその相関の空間的な分布像を高速で得ることが可能になるとされている。
また、PL検査法を利用して、太陽電池のクラック等の欠陥の検査を一定の判定レベルで簡単に行うことができる検査装置があった(例えば、特許文献2を参照)。特許文献2によれば、PL検査装置の照射装置に2つのLEDユニットを備え、撮像装置にフィルターユニットを備えていることを特徴としており、このような構成にすることによって、太陽電池の異なる層の発光を分離して撮像することができるとされている。
特開平2−268256号公報 特開2008−224432号公報
通常、太陽電池は光を効率よく吸収するために表面に凹凸の加工が施されている。このため、PL検査装置の光源から太陽電池の検査面に検査光を照射すると、検査光の一部が太陽電池の表面で乱反射し、その乱反射光がPL検査装置のカメラに入射することがある。この場合、本来撮影したいPL発光画像に乱反射光がノイズとして重なることになり、太陽電池の欠陥検査の精度が劣るという問題があった。
この点に関し、上記の特許文献1や特許文献2に開示されているPL検査装置は、太陽電池に光を照射してPL発光の強度分布を解析し、検査対象面を画像化することによって不純物等の欠陥を見つけ出しているものの、上記のようなノイズに関して何ら対策を講じていない。従って、ノイズが欠陥検査の邪魔となり、正確な検査を行うことができない場合がある。このように、従来のPL検査装置では、検査精度の点において改善の余地があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、PL検査法を利用して太陽電池の検査を行う際、乱反射光によるノイズの影響を低減し、太陽電池の欠陥や品質不良を検出する精度を向上させた太陽電池検査装置、及び太陽電池検査方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る太陽電池検査装置の特徴構成は、
フォトルミネッセンス(PL)を利用した太陽電池検査装置であって、
検査対象の太陽電池に検査光を面照射するLED光源と、
前記太陽電池に逆バイアス電流を印加する電源と、
前記太陽電池の検査面を撮影する撮影部と、
前記検査面の画像を処理する画像処理部と、
前記画像処理部によって処理された処理画像を表示する表示部と、
を備え、
前記画像処理部は、逆バイアス電流を印加していない状態の太陽電池に前記検査光を面照射して得られる第一PL発光画像と、逆バイアス電流を印加している状態の太陽電池に前記検査光を面照射して得られる第二PL発光画像との差分画像を前記処理画像として作成することにある。
上記課題で説明したように、従来のPL法を用いた検査装置は、太陽電池に検査光を照射する際に同時に発生する乱反射光(ノイズ)が検査の精度を悪化させてしまうという問題があった。
この点、本構成の太陽電池検査装置では、画像処理部によって、逆バイアス電流を印加していない状態の太陽電池に検査光を面照射して得られる第一PL発光画像と、逆バイアス電流を印加している状態の太陽電池に検査光を面照射して得られる第二PL発光画像との差分画像が処理画像として作成される。ここで、第一PL発光画像はPL発光と乱反射光によるノイズとからなる発光画像であり、第二PL発光画像はPL発光を抑えたノイズを含むバックグラウンド画像となる。従って、この2つの画像の差分を取ることで、乱反射光によるノイズの影響を低減したPL発光画像が得られ、太陽電池の欠陥等を正確に検出することが可能となる。
本発明に係る太陽電池検査装置において、
前記太陽電池は、複数のセルが接続された太陽電池モジュールとして構成されていることが好ましい。
複数のセルが連なった太陽電池モジュールでは、各セルを直列に接続するバスバーをショートさせた状態で検査対象の一つのセルに検査光を照射すると、当該セルのみでPL発光が起こる。その理由は、検査対象としているセルと隣接するセルとの間には電流が非常に流れ難いため、検査対象のセル内に大部分のキャリアが溜まり、これらが再結合する際にPL発光するからである。また、検査光を照射したセルの表面からは乱反射光も発生する。つまり、検査対象のセルに対して単純に検査光を照射しただけでは、適切なバックグラウンド画像を取得することができない。そのため、検査光を照射したときのPL発光画像とバックグラウンド画像との差分を取っても、正味のPL発光画像を取得することができず、その結果、太陽電池の検査精度が劣るという問題があった。
この点、本構成の太陽電池検査装置は、複数のセルが連なった太陽電池モジュールの検査において、第二PL発光画像を撮影する際に逆バイアス電流を印加する。複数のセルが連なった太陽電池モジュールに逆バイアス電流を印加してモジュール全体を通電可能な状態にすると、検査対象のセルにキャリアが溜まることがなく、PL発光はほぼ起こらない。本発明者は、この現象に着目し、太陽電池モジュールであっても、PL発光を利用した欠陥検査が可能となる装置を開発した。具体的には、先ず、電流を印加していない状態でのPL発光による画像を取得する(第一PL発光画像)。第一PL発光画像は、PL発光とノイズとが重なった画像である。続いて、逆バイアス電流を印加した状態でPL発光による画像を取得する(第二PL発光画像)。第二PL発光画像は、PL発光を抑えたノイズを含むバックグラウンド画像である。そして、これらの第一PL発光画像と第二PL発光画像との差分を解析することにより、ノイズの影響を低減した差分画像を処理画像として表示する。これにより、太陽電池モジュールの欠陥等を正確に検出することができる。
また、通常、太陽電池は複数のセルが接続された太陽電池モジュールとして製品化されている。本発明に係る太陽電池検査装置であれば、太陽電池モジュールを分解等せず、太陽電池を非破壊検査によって検査することができる。そのため、本発明の検査装置は実用性に優れており、太陽電池の長期信頼性の向上にも寄与することができる。
本発明に係る太陽電池検査装置において、
前記太陽電池は、単結晶シリコン型太陽電池、多結晶シリコン型太陽電池、又はCIGS系化合物太陽電池であることが好ましい。
本構成の太陽電池検査装置は、検査対象となる太陽電池が、単結晶シリコン型太陽電池、多結晶シリコン型太陽電池、又はCIGS系化合物太陽電池であれば、PL法によって適切に欠陥検査を実行することができる。
本発明に係る太陽電池検査装置において、
前記LED光源は、前記太陽電池の検査面より大きい範囲に亘って前記検査光を面照射可能に構成されていることが好ましい。
本構成の太陽電池検査装置は、太陽電池の検査面全体に亘って確実に検査光を照射することができる。そのため、検査面全体に対して欠陥の有無を確実に検出することができ、欠陥検査の精度が向上する。そして、太陽電池の品質向上に寄与することができる。
本発明に係る太陽電池検査装置において、
前記差分画像に基づいて、前記太陽電池の状態を判定する判定部を備えることが好ましい。
本構成の太陽電池検査装置は、第一PL発光画像と第二PL発光画像との差分画像(処理画像)から、太陽電池の欠陥を判定する判定部を備えているため、半導体不良に起因する太陽電池の欠陥の有無や欠陥の程度を判定することができる。
本発明に係る太陽電池検査装置において、
前記表示部は、前記判定部による判定結果を表示することが好ましい。
本構成の太陽電池検査装置は、判定部よる判定結果が表示部に表示されるため、画像処理部によって処理された処理画像と合わせて、検査面の不良箇所を容易に確認することができる。
上記課題を解決するための本発明に係る太陽電池検査方法の特徴構成は、
フォトルミネッセンス(PL)を利用した太陽電池検査方法であって、
検査対象の太陽電池に検査光を面照射する照射工程と、
前記太陽電池に逆バイアス電流を印加する電流印加工程と、
前記太陽電池の検査面を撮影する撮影工程と、
前記検査面の画像を処理する画像処理工程と、
処理された画像を表示する表示工程と、
を包含し、
前記画像処理工程において、逆バイアス電流を印加していない状態の太陽電池に前記検査光を面照射して得られる第一PL発光画像と、逆バイアス電流を印加している状態の太陽電池に前記検査光を面照射して得られる第二PL発光画像との差分画像を作成することにある。
本構成の太陽電池検査方法であれば、上記の太陽電池検査装置と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、第一PL発光画像と第二PL発光画像との差分を取ることで、乱反射光によるノイズ(以降、単に「ノイズ」と称する。)の影響を低減したPL発光画像が得られ、太陽電池の欠陥等を正確に検出することが可能となる。
図1は、太陽電池のPL発光に関する説明図である。 図2は、太陽電池検査装置を用いてセルに対してPL検査を実施したときのPL発光強度を示すグラフである。 図3は、本発明の太陽電池検査装置の概略構成図である。 図4は、太陽電池検査装置を用いて実施する太陽電池検査方法のフローチャートである。
以下、本発明の太陽電池検査装置、及び太陽電池検査方法に関する実施形態を、図1〜図4に基づいて説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図しない。
〔太陽電池検査装置〕
初めに、本発明の太陽電池検査装置を開発するにあたり、本発明者はPL検査法を利用した太陽電池検査装置とPL発光との関係について以下のような考察をした。これについて図1に基づいて説明する。
図1は、太陽電池のPL発光に関する説明図である。図1(a)は、1つのセルで構成されている太陽電池をオープンにした状態で検査光を照射した場合におけるPL発光の様子を示している。図1(b)は、1つのセルで構成されている太陽電池をショートさせた状態で検査光を照射した場合におけるPL発光の様子を示している。図1(c)は、複数のセルが接続された太陽電池モジュールにおいて、各セルを直列に接続するバスバーをショートさせた状態で検査対象のセルに検査光を照射した場合における当該セルのPL発光の様子を示している。図2は、太陽電池検査装置を用いてセルに対してPL検査を実施したときのPL発光強度を示すグラフである。
図1(a)に示すように、1つのセルで構成されている太陽電池をオープンにした状態で検査光を照射すると、太陽電池を構成する半導体結晶中に電子と正孔(この2つを合わせてキャリアと称する。)が生成され蓄積し、それらが再結合する際にPL発光が起こる。このとき、検査光の一部がセルの表面によって乱反射する。そのため、このときの太陽電池の発光の様子をカメラで撮影すると、PL発光と乱反射光(ノイズ)とが重なった発光画像が得られる。一方、図1(b)に示すように、1つのセルで構成されている太陽電池をショートさせた状態で検査光を照射すると、セル内は通電可能な状態となるため、半導体結晶中のキャリアが滞留することはない。そのため、ほぼPL発光は起こらず、実質的にセル表面での乱反射のみが起こる。このときの太陽電池の発光の様子をカメラで撮影すると、乱反射光(ノイズ)による画像が得られる。従って、オープン状態(図1(a))及びショート状態(図1(b))において検査光を照射した場合の夫々の撮影画像の差分から、ノイズの影響を低減した正味のPL発光画像を得ることができる。そして、このPL発光画像から太陽電池の欠陥検出をすることができる。
次に、複数のセルが接続された太陽電池モジュールにおいて、各セルを直列に接続するバスバーをオープンにした状態で検査対象のセルに検査光を照射した場合、上記の図1(a)で説明した現象と同様の現象が起こる。つまり、当該検査対象のセルでPL発光が起こるのと同時に、セル表面では乱反射も起こるため、この発光の様子を撮影すると、PL発光とノイズとが重なった発光画像が得られる。このときの発光強度は、例えば、図2のグラフ中にXで示したプロフィールのようになる。続いて、図1(c)に示すように、複数のセルが連なった太陽電池モジュールにおいて、各セルを直列に接続するバスバーをショートさせた状態で検査対象のセルに検査光を照射すると、この場合でも当該セルにおいてPL発光が起こる。その理由は、検査光を照射したセルに隣接するセルには電流が非常に流れ難いため、検査光を照射したセルの半導体結晶中のキャリアは隣接するセルへ移動することが困難となるからである。従って、検査光を照射したセルに大部分のキャリアが溜まることとなり、これらのキャリアが再結合することにより、PL発光が起こる。一方、この場合もセル表面での乱反射は起こるため、このときの検査対象セルを撮影すると、PL発光とノイズとが重なった発光画像となり、図2のグラフ中にYで示したプロフィールのような発光強度が観測される。ただし、バスバーをショートさせたことによりキャリアの拡散が若干許容されるため、プロフィールYはプロフィールXと比べてPL発光強度は若干低くなっている。しかしながら、図2のプロフィールX及びプロフィールYを見ると、太陽電池モジュールでは、オープン状態であってもショート状態であっても、両者の発光強度は大きくは変わらない。これは、太陽電池モジュールでは、回路の状態に関わらず、一つのセルに検査光を照射しただけでは回路全体が通電可能な状態とはならないため、オープン状態であってもショート状態であっても検査対象のセルにPL発光が起こり、さらに、当該セルの表面では乱反射が発生し、PL発光画像とノイズとが重なった画像が検出されるためである。従って、太陽電池モジュールの欠陥検査では、図1(a)及び(b)で説明したような一つのセルのみで構成される太陽電池と同様の方法でPL検査を行っても、各画像の差分からノイズの影響を低減した正味のPL発光画像を取得することは困難である。そのため、太陽電池モジュールでは、PL検査法による太陽電池検査を正確に実施できないという問題があった。
そこで、本発明の太陽電池検査装置は、上記のような問題を解決するため、以下に説明する構成を採用した。図3は、本発明の太陽電池検査装置(以下、単に「検査装置」と称する。)100の説明図である。図3(a)は、検査装置100の概略構成図である。図3(b)は、太陽電池Mの一部(一列のモジュール)を示したものであり、検査対象セルの検査面Cに対してPL検査を行ったときのセルの様子を示した説明図である。図3(a)に示すように、検査装置100は、太陽電池Mの検査対象となる検査面Cに検査光Lを面照射するLED光源10と、太陽電池Mに逆バイアス電流を印加する電源20と、太陽電池Mの検査面Cを撮影する撮影部であるカメラ30と、カメラ30で撮影された検査面Cの画像を処理する画像処理部40と、処理画像を表示する表示部であるディスプレイ50とを備えている。また、任意の構成要素として、画像処理部40によって作成された差分画像により太陽電池Mの状態を判定する判定部60を備えている。以下、検査装置100の各構成について詳細に説明する。
<太陽電池>
図3(a)に示すように、本実施形態の太陽電池Mは、同一のサイズの太陽電池セル1が6×10=60枚接続された太陽電池モジュールを構成する。太陽電池Mは、載置台2に載置される。本発明の検査装置100は、太陽電池Mを構成するセル1を一枚ずつ検査するものとし、本明細書において検査面Cとは、その一枚のセル全体を意味する。太陽電池Mは、単結晶シリコン型太陽電池、多結晶シリコン型太陽電池、又はCIGS系化合物太陽電池{銅(Copper)−インジウム(Indium)−ガリウム(Gallium)−セレン(Selenium)系化合物太陽電池}のいずれかの太陽電池である。これらの種類の太陽電池であれば、検査装置100により、太陽電池Mの半導体不良に起因する欠陥を検出することができる。
<LED光源>
従来の太陽電池のPL検査装置は、検査光としてレーザー光を使用するものであった。レーザー光は強度が強く、エネルギーが高い等の利点がある。ところが、レーザー光は照射面積を大きくすることが難しいため、検査対象のセルの面積が広範囲になると、検査に長時間を要したり、装置が大規模になってコストが掛かるといった問題があった。そこで、本発明の検査装置100では、検査光としてLEDを採用し、広い範囲に亘って光を照射可能な面光源を使用している。PL発光を発生させるための照射光の波長は、太陽電池半導体の種類によって固有のものである。例えば、上掲の太陽電池であれば、800〜850mmの波長領域の光を照射光(検査光)とすることが好ましい。
図3(a)に示すように、LED光源10は、太陽電池Mの検査面Cより一回り程度大きい範囲(図3(a)の破線で囲っている部分)に亘って、検査光Lを面照射することができる。これにより、LED光源10から照射される検査光Lは、検査面C全体を含むように確実に面照射される。ここで、図3(a)中の破線で囲っている部分に示されているように、検査面Cからはみ出した部分にも検査光Lが照射されることがある。このため、当該部分においてもPL発光が起こり、後述するPL発光時の検査面Cの様子を撮影した画像に影響を与えるのではないか、という懸念が生じる。しかし、検査面Cからはみ出した部分に光が照射されたとしても、当該部分を有するセルでは発生したキャリアは直ちに拡散してしまうため、キャリアの再結合は起こらない。このため、検査対象のセルの周囲のセルではPL発光には至らない。従って、検査面C以外のセル1(検査面Cと隣接するセル)において、検査光Lによって照射される可能性のある部分に、検査光Lが照射されないように予めマスク等で覆いを設ける必要はない。
LED光源10は、検査面Cに検査光Lを確実に面照射できるように最適な位置にセットされる。さらに、LED光源10は、太陽電池Mを構成する各セル1を一枚ずつ検査できるように、縦横方向に移動可能に構成される。ただし、載置台2の方を移動可能に構成し、載置台2を動かして検査対象のセル1を変更することも可能である。LED光源10の最適な位置への設定や検査対象面の移動は、手動で操作してもコンピューターで制御しても構わない。
<電源>
電源20は、太陽電池Mに逆バイアス電流を印加するため、太陽電池Mのバスバーに接続される。なお、太陽電池Mに元々電源が接続されている場合は、その電源を逆バイアス電流印加用の電源として利用することも可能である。電源20をオフにした状態では(太陽電池Mに逆バイアス電流を印加しない状態)、太陽電池Mには電流が流れないため、LED光源10から検査光Lを面照射すると検査面Cの半導体結晶中にキャリアが生成し、蓄積される。そして、これらのキャリアが再結合すると、PLによる発光が起こる。この発光をPL発光L1とする。このとき、検査光Lの一部は検査面Cにより乱反射した乱反射光L2となる。従って、電源20をオフにした状態で検査光Lを照射すると、検査面Cからの光は、PL発光L1と乱反射光L2とが重なったものとなる。これを、第一PL発光とする。一方、図3(b)に示すように、電源20をオンにした状態では(太陽電池Mに逆バイアス電流を印加した状態)、太陽電池Mが通電可能な状態となるため、LED光源10から検査光Lを面照射しても検査面Cの半導体結晶中にキャリアは生成され難い。そのため、キャリアの再結合による発光(PL発光)はほぼ起こらない。このときの検査面Cからの光は、実質的に検査面Cにより乱反射した乱反射光L2のみである。これを第二PL発光とする。このように、電源20をオン又はオフの状態にしてPL検査を行うと、夫々異なったPL発光現象が観測される。
<撮影部>
撮影部であるカメラ30は、第一PL発光(電源20オフの状態)及び第二PL発光(電源20オンの状態)における検査面Cの様子を夫々撮影する。上記にて説明したとおり、第一PL発光は、検査光LよってPL発光L1と乱反射光L2とが重なった光であり、このときの検査面Cの様子がカメラ30で撮影される。この撮影画像を第一PL発光画像とする。一方、第二PL発光は、太陽電池Mに逆バイアス電流を印加した状態(電源20オンの状態)で検査光Lを面照射するため、PL発光L1が抑えられ、乱反射光L2のみの様子、つまり検査面Cのバックグラウンド画像がカメラ30で撮影される。この撮影画像を第二PL発光画像とする。第一PL発光画像及び第二PL発光画像は、次に説明する画像処理部40で処理されるため、例えば、ハードディスク等にデータとして記憶される。
カメラ30は、LED光源10と同様に、検査面C全体を確実に撮影できるように、最適な位置にセットされる。一つセル1の検査面Cの撮影が完了したら、カメラ30は、LED光源10とともに、次の検査対象となるセル1に応じた所定の位置に移動する。そして、この移動を繰り返して太陽電池Mの全体の走査が行われる。カメラ30の最適な位置への設定や検査対象面への移動は、手動で操作してもコンピューターで制御しても構わない。
<画像処理部>
画像処理部40は、カメラ30にて撮影され、データとして記憶されている第一PL発光画像及び第二PL発光画像から、両者の発光画像の差分画像を作成する。第一PL発光画像は、PL発光L1の発光画像と乱反射光L2の画像(ノイズ)とが重なった画像である。第一PL発光画像の断面は、図2ではプロフィールXとして示されている。一方、第二PL発光画像は、PL発光L1を抑えたノイズを含むバックグラウンド画像である。第二PL発光画像の断面は、図2ではプロフィールZとして示されている。プロフィールXとプロフィールZとでは、発光強度に大きな差があることが示されている。従って、この第一PL発光画像及び第二PL発光画像の差分画像を作成することにより、ノイズが低減されたPL発光画像を取得することができる。なお、画像処理部40によって作成された差分画像が鮮明であれば、検査面Cの状態をより正確に把握することができる。そのため、例えば、この差分画像について移動平均によるスムージング処理を施して差分画像の粗さを調整することが好ましい。また、差分画像に対して所定の閾値を設定し、この閾値より大きい強度のノイズを差分画像から排除することも有効である。このように、差分画像に対して適切な処理を施すことによって、検査面Cの欠陥を判定することが可能な処理画像、つまり正味のPL発光画像を取得することができる。
<表示部>
表示部であるディスプレイ50は、画像処理部40で作成された処理画像を表示する。画像処理部40による処理画像がディスプレイ50に表示されることにより、検査面Cの欠陥箇所を容易に特定することができる。また、PL検査によれば、EL検査では電極に起因する欠陥であるか、または半導体不良に起因する欠陥なのかを判別することが困難であった欠陥原因を明らかにすることができる。従って、PL検査画像をディスプレイ50に表示することにより、太陽電池Mの不具合について欠陥原因に応じて対処し易くなり、太陽電池Mの品質向上に大きく寄与することができる。
<判定部>
上記のように、検査面Cの欠陥の有無や欠陥箇所の特定は、画像処理部40から取得した処理画像(PL発光画像)をディスプレイ50に表示させることにより目視で確認することができる。しかし、目視による確認は検査員の目に依るため、微小な欠陥を見落としてしまう虞がある。そこで、検査装置100には、太陽電池Mの半導体に起因する欠陥をより確実に検出できるように判定部60を設けることができる。判定部60は、画像処理部40によって作成された差分画像から太陽電池Mの状態を判定する。例えば、サンプルとして欠陥の無い良品の太陽電池にPLを行ったときのPL発光画像(サンプル画像とする。)を予め撮影し、ハードディスク等に記憶させておく。判定部60は、このサンプル画像と、画像処理部40で得られた処理画像(PL発光画像)とを比較する。このとき、ディスプレイ50に判定部60の判定結果を表示することが好ましい。この場合、ディスプレイ50には、画像処理部40による処理画像(PL発光画像)とともに、判定部60による欠陥判定結果が同時に表示されるため、検査面Cの欠陥の有無や欠陥の程度を容易に判断することが可能となる。その結果、太陽電池Mの欠陥検出の精度、及び検査の信頼性が向上する。
〔太陽電池検査方法〕
次に、検査装置100を用いた太陽電池検査方法について、図4に示したフローチャートに基づいて説明する。
<照射工程(ステップ1)>
初めに、複数のセル1が直接に接続されたモジュールとして構成される太陽電池Mを、検査装置100の載置台2に載置する。太陽電池Mは、単結晶シリコン型太陽電池、多結晶シリコン型太陽電池、又はCIGS系化合物太陽電池のいずれかの太陽電池である。太陽電池Mを構成するセル1のうち、検査対象となるセルを選択し、当該セルを検査面Cとする。次に、検査光Lを検査面Cに面照射するように、LED光源10を最適な位置にセットする。ステップ1では、太陽電池Mに電流を印加しない状態でPL検査を行う。このため、電源20をオフにしておく。検査光Lの波長領域は、太陽電池の種類によって固有の波長領域がある。例えば、上掲の太陽電池であれば、800〜850mmの波長領域の検査光を使用する。検査光Lを検査面Cに面照射すると、太陽電池Mには電流が印加されていないため、検査面Cのセル1にはキャリアが生成され、蓄積し、キャリアの再結合によってPL発光L1が起こる。このとき、検査光Lが検査面Cに乱反射することによって乱反射光L2が同時に発生する。そのため、このときの検査面Cからの光は、PL発光L1と乱反射光L2とが重なった光となる。これを第一PL発光とする。
<撮影工程(ステップ2)>
ステップ2では、第一PL発光における検査面Cの様子をカメラ30で撮影する。カメラ30で撮影するにあたって、検査面Cのセル1全体を確実に撮影するように、カメラ30を最適な位置にセットする。撮影された画像はPL発光L1と乱反射光L2に由来するノイズとが重なった光であり、これを第一PL発光画像とする。第一PL発光画像は、データとしてハードディスク等に記憶される。
<逆バイアス電流印加工程(ステップ3)>
第一PL発光画像を取得した後、ステップ3では、太陽電池Mに逆バイアス電流を印加して太陽電池Mを通電可能な状態にする。これは、ステップ1で行った照射工程によるLED光源10から検査光Lを検査面Cに照射した状態で、電源20をオンにする。太陽電池Mに逆バイアス電流が印加されると、生成されたキャリアは直ちに拡散するため、検査面Cにおいてキャリアの再結合は起こらない。そのため、検査対象のセル1に検査光Lを面照射してもPL発光L1はほぼ起こらず、実質的に乱反射光L2のみが起こる。これを第二PL発光とする
<撮影工程(ステップ4)>
ステップ4では、第二PL発光における検査面Cの様子をカメラ30で撮影する。第二PL発光は第一PL発光とは異なり、検査光Lの面照射によってPL発光L1はほぼ起こらない。そのため、ステップ4で撮影された画像は、PL発光L1が抑えられ、実質的にノイズのみからなる検査面Cのバックグラウンド画像となる。これを第二PL発光画像とする。第二PL発光画像は、データとしてハードディスク等に記憶される。
<画像処理工程(ステップ5)>
ステップ5では、ステップ2及びステップ4で撮影され、データとして記憶されている第一PL発光画像と第二PL発光画像との差分を取って差分画像(処理画像)を作成する。2つの画像の差分を取ることで、ノイズの影響を低減したPL発光画像が得られる。画像処理工程で作成した差分画像は、必要に応じて、移動平均によるスムージング処理を行ったり、差分画像に対して設定された所定の閾値との比較から余分なノイズを排除することによって、検査面Cの欠陥を判定することが可能な処理画像、つまり正味のPL発行画像に加工することも可能である。
<欠陥判定工程(ステップ6)>
ステップ5の画像処理工程で取得した処理画像(PL発光画像)を目視で確認することにより、欠陥の有無の判定、及び欠陥箇所の確認をすることができる。しかし、上述したように、より正確な欠陥検査を行うため、ステップ6として、判定部60による欠陥判定工程を行うことが好ましい。
ステップ6では、ステップ5で得られた処理画像から、検査面Cの欠陥の有無を判定部60によって判定する。例えば、サンプルとして欠陥の無い良品の太陽電池のPL発光画像を予め取得しておき、処理画像と比較することにより、欠陥の有無の判定を行う。検査面Cに半導体不良に起因する欠陥がある場合、当該欠陥がある箇所はサンプル画像とは異なって見える。これにより、太陽電池Mの欠陥箇所を発見することができる。
<表示工程(ステップ7)>
ステップ7では、ステップ5で取得したPL発光画像とともに、ステップ6で判定部60が行った欠陥判定の結果をディスプレイ50に表示する。これにより、画像処理部40によって作成された検査面CのPL発光画像(処理画像)と併せて、検査面Cの不良箇所を容易に視認することができる。
<検査続行の判定(ステップ8)>
ステップ8では、検査面Cについてステップ1〜ステップ7の一連の検査工程が終了すると、他のセル1についても欠陥検査を続行するか判断する。太陽電池Mを構成するセル1の検査が全て終了した、あるいは、他のセル1の検査を行わない場合(S8;NO)は、欠陥検査を終了する。他のセル1について検査をする場合(S8;YES)は、ステップ9の工程へと進む。
<セルの移動(ステップ9)>
ステップ8で、欠陥検査続行と判断されたら、次の検査対象となるセル1に対してPL検査を行うために最適な位置へLED光源10及びカメラ30が移動する。LED光源10及びカメラ30の移動は、手動で、又はコンピューター制御によって行うことができる。LED光源10及びカメラ30を所定の位置に移動させた後は、新たに検査対象となるセル1の検査面Cに対してステップ1〜ステップ7の各工程を実施する。このように、各ステップの工程を繰り返すことにより、太陽電池Mを構成する全てのセル1の欠陥検査を行うことができる。その結果、太陽電池Mの半導体不良に起因する欠陥を確実に検出することができる。本発明の太陽電池検査方法によれば、欠陥原因に応じて適切に対処することができるため、太陽電池Mの品質維持及び品質向上を実現することができる。
本発明の太陽電池検査装置、及び太陽電池検査方法は、太陽電池の検査に利用されるものであるが、フォトルミネッセンスにより検査可能な半導体であれば、太陽電池以外のデバイスの検査に利用することも可能である。
1 セル
10 LED光源
20 電源
30 カメラ(撮影部)
40 画像処理部
50 ディスプレイ(表示部)
60 判定部
100 太陽電池検査装置
C 検査面
L 検査光
L1 PL発光
L2 乱反射光(ノイズ)
M 太陽電池

Claims (7)

  1. フォトルミネッセンス(PL)を利用した太陽電池検査装置であって、
    検査対象の太陽電池に検査光を面照射するLED光源と、
    前記太陽電池に逆バイアス電流を印加する電源と、
    前記太陽電池の検査面を撮影する撮影部と、
    前記検査面の画像を処理する画像処理部と、
    前記画像処理部によって処理された処理画像を表示する表示部と、
    を備え、
    前記画像処理部は、逆バイアス電流を印加していない状態の太陽電池に前記検査光を面照射して得られる第一PL発光画像と、逆バイアス電流を印加している状態の太陽電池に前記検査光を面照射して得られる第二PL発光画像との差分画像を前記処理画像として作成する太陽電池検査装置。
  2. 前記太陽電池は、複数のセルが接続された太陽電池モジュールとして構成されている請求項1に記載の太陽電池検査装置。
  3. 前記太陽電池は、単結晶シリコン型太陽電池、多結晶シリコン型太陽電池、又はCIGS系化合物太陽電池である請求項1又は2に記載の太陽電池検査装置。
  4. 前記LED光源は、前記太陽電池の検査面より大きい範囲に亘って前記検査光を面照射可能に構成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の太陽電池検査装置。
  5. 前記差分画像に基づいて、前記太陽電池の状態を判定する判定部を備える請求項1〜4の何れか一項に記載の太陽電池検査装置。
  6. 前記表示部は、前記判定部による判定結果を表示する請求項5に記載の太陽電池検査装置。
  7. フォトルミネッセンス(PL)を利用した太陽電池検査方法であって、
    検査対象の太陽電池に検査光を面照射する照射工程と、
    前記太陽電池に逆バイアス電流を印加する電流印加工程と、
    前記太陽電池の検査面を撮影する撮影工程と、
    前記検査面の画像を処理する画像処理工程と、
    処理された画像を表示する表示工程と、
    を包含し、
    前記画像処理工程において、逆バイアス電流を印加していない状態の太陽電池に前記検査光を面照射して得られる第一PL発光画像と、逆バイアス電流を印加している状態の太陽電池に前記検査光を面照射して得られる第二PL発光画像との差分画像を作成する太陽電池検査方法。
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