JP6103621B2 - 情報端末、プログラム - Google Patents

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本発明は、情報端末および情報端末において実行されるプログラムに関する。
異なる探索条件で複数の経路を探索して、各経路を構成する道路の特徴を対比させて表示するナビゲーション装置が知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2010−71924号公報
特許文献1に記載の情報の提供方法では、ユーザがどのような経路なのかを判断しなくてはならない上に、ユーザが分析するための情報が多すぎるという問題があった。
本発明の第1の態様による情報端末は、複数の経路を探索する経路探索手段と、経路探索手段により探索された複数の経路の各々に沿って移動する際の消費エネルギー量を、所定の複数の要因について各要因ごとに推定する推定手段と、推定手段により推定された各要因ごとの消費エネルギー量が最大または最小となる経路を各要因ごとに複数の経路からそれぞれ抽出することにより各要因と経路を対応付け、対応付けられた要因を各経路の特徴となる要因とする特徴抽出手段と、複数の経路の内の少なくとも一つの経路について、特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因に応じて変化する文言を提供する情報提供手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様によるプログラムは、コンピュータを、複数の経路を探索する経路探索手段と、経路探索手段により探索された複数の経路の各々に沿って移動する際の消費エネルギー量を、所定の複数の要因について各要因ごとに推定する推定手段と、推定手段により推定された各要因ごとの消費エネルギー量が最大または最小となる経路を各要因ごとに複数の経路からそれぞれ抽出することにより各要因と経路を対応付け、対応付けられた要因を各経路の特徴となる要因とする特徴抽出手段と、複数の経路の内の少なくとも一つの経路について、特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因に応じて変化する文言を提供する情報提供手段として機能させる。
本発明によれば、経路の特徴を情報端末で抽出し、ユーザに対して適当な情報量の情報を提供することができる。
本発明の一実施の形態による情報端末のブロック構成図である。 本発明の一実施の形態による情報端末により実行される経路探索アプリケーションに関するフローチャートである。 複数の経路と要因ごとに算出されたエネルギー量の一例を示す図である。 経路の特徴となる要因を抽出する処理に関するフローチャートである。 抽出された経路の特徴を表すデータの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による情報端末が情報を提供する処理に関するフローチャートである。 本発明の一実施の形態による情報端末が実施する情報提供の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による情報端末が情報を提供する処理に関するフローチャートである。 本発明の一実施の形態による情報端末が情報を生成する際に用いる文言の一サンプルである。
図1は、本発明の一実施の形態による情報端末のブロック構成図である。図1に例示された情報端末1は、出発地から目的地までの経路を探索する経路探索アプリケーション111を実行することができる車載装置、携帯端末、パーソナルコンピュータ、サーバなどであって、制御部10と記憶部11と出力部12と入力部13とを備える。
制御部10は、CPU、RAM、ROMなどによって構成され、情報端末1の制御プログラム、経路探索アプリケーション111などの各種プログラムを実行する。経路探索アプリケーション111などの各種プログラムは記憶部11などに記憶されており、実行時に制御部10により読み出される。なお、経路探索アプリケーション111には、経路探索サービスを提供するウェブサイトと、それを閲覧するためのウェブブラウザなども含まれる。
記憶部11は、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部11には、地図データ110と経路探索アプリケーション111とが記憶されている。地図データ110は、地図上の地点を表すノードに関するノードデータや、ノードが表す地点と地点の間を繋ぐ道路区間を表すリンクに関するリンクデータなどが含まれる。ノードデータには、識別情報、座標情報、標高情報などが含まれる。リンクデータには、識別情報、リンクの両端のノード、各リンクのリンク長、リンク旅行時間、リンク平均速度、リンクの燃料コストなどの情報が含まれる。
リンクのリンク長は、リンクが表す道路区間の長さを表す。リンク旅行時間は、リンクが表す道路区間を車両が通過する際に要する時間を表す。リンク平均速度は、リンクが表す道路区間を車両が通過する際の車両の速度の平均である。渋滞が多い道路区間では、リンク旅行時間が大きくなり、リンク平均速度が小さくなる傾向にある。
出力部12は、音声出力を行うためのスピーカ120、画像出力を行うための表示モニタ121などを含む。経路探索アプリケーション111に関する画面は表示モニタ121に表示される。
入力部13は、キーボード、マウス、スイッチ、レバー、タッチパッド、ジョグダイアルなどの操作部材、GPS受信部、インターネット回線などの電気通信回線網と接続される通信部などを含む。制御部10は、入力部13から入力される情報に基づいて、経路探索アプリケーション111の起動、終了、設定、ダウンロードなどを実行する。
制御部10は、経路探索アプリケーション111を実行しているとき、出発地から目的地までの経路を、複数の探索条件を用いて探索することができる。複数の探索条件には、たとえば距離優先、時間優先、燃料優先などがある。距離優先による探索では、車両の走行距離が最も短くなる経路が探索される。時間優先による探索では、目的地に最も早く到着する経路が探索される。燃料優先による探索では、車両の燃料消費量が最も少ない経路が探索される。
ユーザは、経路探索アプリケーション111により探索された複数の経路の中から一の経路を選択する。ユーザが経路を選択する際、探索された複数の経路に関する情報をユーザに対して簡明に提供することが好ましい。経路探索アプリケーション111では、制御部10は、探索した複数の経路を燃料消費の要因に基づいて分析して、複数の経路について簡明な情報を提供する。ここで、燃料消費の要因とは、たとえば(1)基礎燃料消費、(2)空気抵抗、(3)摩擦抵抗、(4)高低差、(5)加減速である。
図2は、制御部10により実行される経路探索アプリケーション111の処理に関するフローチャートである。ステップS10では、制御部10は、ダイクストラ法などの公知な経路探索アルゴリズムを用いて複数の経路を探索する。たとえば、制御部10は、距離優先、時間優先、燃料優先という三つの探索条件でそれぞれ経路を探索する。以降、各経路を距離優先経路、時間優先経路、燃料優先経路と称する。出発地および目的地は、たとえば表示モニタ121に表示された地図やメニュー画面の中から入力部13を用いてユーザに指定させることにすればよい。なお、情報端末1の入力部13にGPS受信部が含まれている場合は、そのGPS受信部が受信するGPS信号を用いて情報端末1の位置を算出してその位置を出発地としてもよい。制御部10は、探索した複数の経路を、それらを識別するための識別情報と共にRAMに記憶する。
ステップS20では、ステップS10で探索した複数の経路(距離優先経路、時間優先経路、燃料優先経路)のそれぞれについて、燃料消費の各要因ごとの燃料消費量を推定する。上記(1)〜(5)の各要因ごとの燃料消費量の推定値の算出方法を以下に示す。
(1)基礎燃料消費F[cc]
F=Fidle×t
ここで、Fidleは単位時間あたりの燃料消費量[cc/s]、tは対象リンクのリンク旅行時間[s]である。対象リンクのリンク旅行時間tは、地図データ110に含まれる。
(2)空気抵抗による燃料消費量Q[cc]
=k×Ra
=1/2×ρ×S×C×V ×l
ここで、kは単位エネルギー量を燃料消費量に換算する係数[cc/J]、Rは空気抵抗によるエネルギー損失[J]、ρは空気密度[kg/m]、Sは車両の前面投影面積[m]、Cは空気抵抗係数(定数)、Vは対象リンクのリンク平均速度[m/s]、lは対象リンクのリンク長[m]である。車両の前面投影面積Sは、定数としてもよいし、ユーザに設定入力させてもよい。また、情報端末1が車載装置の場合は車両から取得してもよい。対象リンクのリンク平均速度Vと対象リンクのリンク長lとは、地図データ110に含まれる。
(3)摩擦抵抗による燃料消費量Q
=k×R
=μ×M×g×l
ここで、kは単位エネルギー量を燃料消費量に換算する係数[cc/J]、Rは摩擦抵抗によるエネルギー損失[J]、μは摩擦抵抗係数(定数)、Mは車両の質量[kg]、gは重力加速度[m/s]、lは対象リンクのリンク長[m]である。車両の質量Mは、定数としてもよいし、ユーザに設定入力させてもよい。対象リンクのリンク長lは、地図データ110に含まれる。
(4)高低差による燃料消費量Q
=k×R
=M×g×h
ここで、kは単位エネルギー量を燃料消費量に換算する係数[cc/J]、Rは勾配抵抗によるエネルギー損失[J]、Mは車両の重量[kg]、gは重力加速度[m/s]、hは対象リンクの標高差[m]である。車両の質量Mは、定数としてもよいし、ユーザに設定入力させてもよい。対象リンクの標高差hは、地図データ110に含まれる標高情報から算出される。
(5)加減速による燃料消費量Q
=k×R
=1/2×(M+m)×(V −V
ここで、kは単位エネルギー量を燃料消費量に換算する係数[cc/J]、Rは加減速によるエネルギー損失[J]、Mは車両の重量[kg]、mは加速時の回転部分相当重量[kg]、Vは対象リンクの次のリンクの平均リンク速度[m/s]、Vは対象リンクのリンク平均速度[m/s]である。車両の質量Mは、定数としてもよいし、ユーザに設定入力させてもよい。対象リンクの次のリンクの平均リンク速度Vと対象リンクのリンク平均速度Vとは、地図データ110に含まれる。
ステップS30では、制御部10は、ステップS10で探索した複数の経路(距離優先経路、時間優先経路、燃料優先経路)のそれぞれについて、下式により総燃料消費量Qを算出する。
Q=F+Q+Q+Q+Q
ステップS40では、制御部10は、ステップS20で算出した(1)〜(5)の各要因ごとの燃料消費量を用いて、ステップS10で探索した複数の経路のそれぞれについて経路の特徴となる燃料消費量の要因を抽出する。ステップS40の処理についてはその詳細を後述する。
ステップS50では、制御部10は、ステップS40で抽出した特徴に応じた情報を出力部12から出力する。たとえば、制御部10は、特徴に応じた情報を含む文章をスピーカ122から音声出力したり、表示モニタ121に画像出力したりする。
図3および図4を用いてステップS40の処理について説明する。図3は、ステップS10で探索された複数の経路の各々について、ステップS20で算出される各要因ごとの燃料消費量と、ステップS30で算出される総燃料消費量とを表に示した燃料消費表の一例を示す表である。図3の表には、時間優先経路と距離優先経路と燃料優先経路の燃料消費量が表示されている。
図3に例示された時間優先経路は、基礎燃料消費Fが270cc、空気抵抗による燃料消費量Qが100cc、摩擦抵抗による燃料消費量Qが110cc、高低差による燃料消費量Qが200cc、加減速による燃料消費量Qが260cc、総燃料消費量Qが940ccである。
図3に例示された距離優先経路は、基礎燃料消費Fが300cc、空気抵抗による燃料消費量Qが90cc、摩擦抵抗による燃料消費量Qが90cc、高低差による燃料消費量Qが210cc、加減速による燃料消費量Qが300cc、総燃料消費量Qが990ccである。
図3に例示された燃料優先経路は、基礎燃料消費Fが280cc、空気抵抗による燃料消費量Qが95cc、摩擦抵抗による燃料消費量Qが90cc、高低差による燃料消費量Qが180cc、加減速による燃料消費量Qが280cc、総燃料消費量Qが925ccである。
図4は、図2のステップS40の処理に関するフローチャートである。図4に示す処理は、制御部10により実行される。図4に示す処理では、燃料消費の各要因ごとにステップS410〜ステップS440の処理を実行する。
ステップS410では、燃料消費の要因ごとに、図2のステップS10で探索された複数の経路のうち、燃料消費の要因が最大となる経路を抽出する。図3の例では、基礎燃料消費Fは距離優先経路が最大である。空気抵抗による燃料消費量Qと摩擦抵抗による燃料消費量Qは、時間優先経路が最大である。高低差による燃料消費量Qと加減速による燃料消費量Qは、距離優先経路が最大である。したがって、燃料消費の各要因について、これらの経路がそれぞれ抽出される。
ステップS420では、燃料消費の要因ごとに、ステップS410で抽出された経路を表す識別情報と、その経路の当該要因での燃料消費量とを含む最大経路データをRAMに記憶する。図3の例では、基礎燃料消費Fについては「距離優先経路」を表す識別情報と、距離優先経路の基礎燃料消費F(=300cc)とを含むような最大経路データ(基礎燃料消費,「距離優先経路」,300cc)がRAMに記憶される。他の燃料消費の要因についても、同様にして最大経路データがRAMに記憶される。図3の燃料消費表に対する最大経路データの一例を図5(a)に示す。
ステップS430では、燃料消費の要因ごとに、図2のステップS10で探索された複数の経路のうち、当該要因での燃料消費が最小となる経路を抽出する。図3の例では、基礎燃料消費Fは時間優先経路が最小である。空気抵抗による燃料消費量Qは距離優先経路が最小である。摩擦抵抗による燃料消費量Qは、時間優先経路と燃料優先経路が最小である。高低差による燃料消費量Qは、燃料優先経路が最小である。加減速による燃料消費量Qは、時間優先経路が最小である。したがって、燃料消費の各要因について、これらの経路がそれぞれ抽出される。
ステップS440では、燃料消費の要因ごとにステップS430で抽出された経路を表す識別情報と、その経路の当該要因での燃料消費量とを含む最小経路データをRAMに記憶する。図3の例では、基礎燃料消費Fについては「時間優先経路」を表す識別情報と、時間優先経路の基礎燃料消費F(=270cc)とを含むような最小経路データ(基礎燃料消費,「時間優先経路」,270cc)がRAMに記憶される。他の燃料消費の要因についても、同様にして最小経路データがRAMに記憶される。図3の燃料消費表に対する最小経路データの一例を図5(b)に示す。
図6は、図2のステップS50の処理に関するフローチャートの一例である。図6の処理は、制御部10により実行される。ステップS610では、制御部10は、図2のステップS10で探索された複数の経路の中からユーザが情報提供を希望する経路の選択を受け付ける。
図7は、図6のステップS610の処理を行う際に表示モニタ121に画像出力される経路選択画面の一例である。図7の経路選択画面には、地図画面と共に経路を表示する経路表示画面710と、選択ボタン領域720と、選択された経路の情報を表示する情報提供領域730とが表示されている。
経路表示画面710には、出発地から目的地までの複数の経路P1〜P3が地図と共に表示されている。経路P1は、時間優先の探索条件を用いて探索された経路である。経路P2は、距離優先の探索条件を用いて探索された経路である。経路P3は、燃料優先の探索条件を用いて探索された経路である。
選択ボタン領域720には、時間優先、距離優先、燃料優先という探索条件にそれぞれ対応した経路選択ボタン721,722,723が表示されている。図7では、時間優先という探索条件に対応した経路選択ボタン721が選択されており、他の経路選択ボタン722および723とは、その表示態様が異なっている。ユーザが選択ボタン領域720に表示された経路選択ボタンを選択すると、その経路選択ボタンに対応した探索条件で探索された経路が選択される。図7では、時間優先の探索条件で探索された経路P1が選択され、その表示態様が他の経路P2およびP3と異なっている。
情報提供領域730には、選択ボタン領域720を用いてユーザが選択した経路に関する情報が出力される。図7では、時間優先の探索条件で探索された経路P1について、「他ルートと比較して、距離が長いルートですが、渋滞が少ないルートです。」という文章が表示されている。
図6のステップS620では、制御部10は、図4のステップS420で記憶された最大経路データ中に、ステップS610でユーザに選択された経路と対応付けて記憶されている燃料消費の要因を抽出する。たとえば、最大経路データが図5(a)に図示された内容であって、図7のように時間優先経路P1がユーザに選択されたとき、「空気抵抗」と「摩擦抵抗」とが抽出される。
ステップS630では、制御部10は、ステップS620において複数の燃料消費の要因が抽出されたか否かを判定する。制御部10は、ステップS630が肯定判定された場合はステップS640に処理を進め、ステップS630が否定判定された場合(抽出された要因数が0個または1個)はステップS650に処理を進める。上述の例では、「空気抵抗」と「摩擦抵抗」とが抽出されているため、肯定判定される。
ステップS640では、制御部10は、ステップS620において抽出された複数の燃料消費の要因のうち、最大経路データに関連付けて記憶されている燃料消費量が最大の要因を抽出する。上述の例では、「空気抵抗」と「摩擦抵抗」について図5(a)の最大経路データを参照すると、「空気抵抗」の燃料消費量が100ccであり、「摩擦抵抗」の燃料消費量が110ccであるため、「摩擦抵抗」が選択される。
図6のステップS650では、制御部10は、図4のステップS420で記憶された最小経路データ中に、ステップS610でユーザに選択された経路と対応付けて記憶されている燃料消費の要因を抽出する。たとえば、最小経路データが図5(b)に図示された内容であって、図7のように時間優先経路P1がユーザに選択されたとき、「基礎燃料消費」と「加減速」とが抽出される。
ステップS660では、制御部10は、ステップS650において複数の燃料消費の要因が抽出されたか否かを判定する。制御部10は、ステップS660が肯定判定された場合はステップS670に処理を進め、ステップS660が否定判定された場合(抽出された要因数が0個または1個)はステップS680に処理を進める。上述の例では、「基礎燃料消費」と「加減速」とが抽出されているため、肯定判定される。
ステップS670では、制御部10は、ステップS650において抽出された複数の燃料消費の要因のうち、最小経路データに関連付けて記憶されている燃料消費量が最小の要因を抽出する。上述の例では、「基礎燃料消費」と「加減速」について図5(b)の最小経路データを参照すると、「基礎燃料消費」の燃料消費量が270ccであり、「加減速」の燃料消費量が260ccであるため、「加減速」が選択される。
ステップS680では、制御部10は、ステップS620またはステップS640で抽出された要因と、ステップS650またはステップS670で抽出された要因とに基づいて、ユーザに提供する情報を生成し、出力部12へ出力する。たとえば、図7に例示されているように、「他ルートと比較して、距離が長いルートですが、渋滞が少ないルートです。」という文章に関するデータを生成して、情報提供領域730に出力する。
図8を用いて図6のステップS680の処理について説明する。図8の処理は、制御部10により実行される。図8のステップS681では、制御部10は、図6のステップS620またはステップS640において1以上の要因が抽出されたか否かを判定する。ステップS681が肯定判定された場合はステップS682に処理を進め、ステップS681が否定判定された場合はステップS683に処理を進める。
ステップS682では、制御部10は、図6のステップS650またはステップS670において1以上の要因が抽出されたか否かを判定する。ステップS682が肯定判定された場合はステップS684に処理を進め、ステップS682が否定判定された場合はステップS685に処理を進める。
ステップS683では、制御部10は、図6のステップS650またはステップS670において1以上の要因が抽出されたか否かを判定する。ステップS683が肯定判定された場合はステップS686に処理を進め、ステップS683が否定判定された場合はステップS687に処理を進める。
ステップS684では、制御部10は、以下に示す第1パターンに基づいて情報を生成する。ここで、≪第1の情報≫は、ステップS620またはステップS640において抽出された要因に応じた情報を、図9(a)から選択して挿入する。一方、≪第2の情報≫は、ステップS650またはステップS670において抽出された要因に応じた情報を、図9(b)から選択して挿入する。≪第1の情報≫には、≪第2の情報≫と比較して経路のデメリットを表す情報が多く含まれる。
<第1パターン>
『他ルートと比較して、≪第1の情報≫ルートですが、≪第2の情報≫ルートです。』
ステップS685では、制御部10は、以下に示す第2パターンに基づいて情報を生成する。ここで、≪第1の情報≫は、ステップS620またはステップS640において抽出された要因に応じた情報を、図9(a)から選択して挿入する。
<第2パターン>
『他ルートと比較して、≪第1の情報≫ルートです。』
ステップS686では、制御部10は、以下に示す第3パターンに基づいて情報を生成する。ここで、≪第2の情報≫は、ステップS650またはステップS670において抽出された要因に応じた情報を、図9(b)から選択して挿入する。
<第3パターン>
『他ルートと比較して、≪第2の情報≫ルートです。』
ステップS687では、制御部10は、以下に示す第4パターンに基づいて情報を生成する。
<第4パターン>
『平均的なルートです。』
ステップS688では、ステップS684,S685,S686,S687のいずれかで生成された情報を出力部12へ出力する。図6の説明で用いた例では、ステップS640で燃料消費の要因として「摩擦抵抗」が選択されて、ステップS670で燃料消費の要因として「加減速」が選択されているため、ステップS681とステップS682が肯定判定される。そしてステップS684において、ステップS640で「摩擦抵抗」が選択されていることから第1の情報として「距離が長い」が選択されて、ステップS670で「加減速」が選択されていることから第2の情報として「渋滞が少ない」が選択されて、結果として第1パターンに基づいて以下の情報が生成される。
『他ルートと比較して、距離が長いルートですが、渋滞が少ないルートです。』
この情報が図7の情報提供領域730のように、出力部12から出力される。なお、スピーカ120からステップS684,S685,S686,S687のいずれかで生成された情報を音声出力することにしてもよい。
第1〜第4パターンのような情報のサンプルデータは、経路探索アプリケーション111のプログラムデータ内部に組み込まれていてもよいし、経路探索アプリケーション111の外部ファイルとして記憶部11に記憶されていてもよい。図9(a)および図9(b)の情報についても同様である。
以上で説明した実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。
本発明の一実施形態による情報端末1の制御部10は、複数の経路を探索し(図2のステップS10)、探索された複数の経路(図7に例示された経路P1〜P3)の各々に沿って車両が走行する際に車両が複数の要因(基礎燃料消費、空気抵抗、摩擦抵抗、高低差、加減速)により消費する燃料の量を、各要因ごとに推定する(図2のステップS20)。そして、制御部10は、推定された各要因の燃料消費量を用いて、複数の要因の中から複数の経路の各々を特徴付ける要因を抽出する(図2のステップS40、図4)。また、制御部10は、ユーザが選択した複数の経路の内の少なくとも一つの経路について(図6のステップS610)、抽出された要因に応じた情報を生成して(図6のステップS680、図8)、出力部12に出力することで情報を提供する(図2のステップS50、図8のステップS688)。このようにすることで、経路の特徴を情報端末で抽出し、ユーザに対して適当な情報量の情報を提供することができる。
以上で説明した実施の形態は、以下のように変形して実施できる。
(変形例1)図2のステップS10で経路を探索する際に用いる探索条件は、距離優先、時間優先、燃料優先の三つだけに限定しない。たとえば、有料道路をできるだけ通過しない一般道優先などの探索条件を用いて経路探索を行うことにしてもよい。
(変形例2)図2のステップS20では、探索された複数の経路の各々について燃料消費の各要因ごとに燃料消費量を算出したが、車両の燃料の消費量だけでなく他の乗物(移動物体)が消費するエネルギー量を算出することにしてもよい。たとえば、電気自動車の駆動用バッテリの消費量などを算出することにしてもよい。また、燃料消費の要因は、(1)基礎燃料消費、(2)空気抵抗、(3)摩擦抵抗、(4)高低差、(5)加減速以外にあってもよい。さらに、燃料消費の各要因の燃料消費量の算出方法についても実施の形態で説明した方法に限定しない。なお、人間が移動により消費するカロリーなどへの適用も考慮し得る。この場合、道路上の人の平均人数、坂の数や傾斜、階段の数などが要因となり得る。
(変形例3)図6のステップS620や図6のステップS650で複数の要因が抽出されたとき、ステップS640やステップS670で要因の数を減らしたが、ステップS630、S640、S660、S670の処理は省略して、ステップS620およびS650で抽出されたすべての要因について情報を提供することにしてもよい。たとえば、図6の説明で用いた例では、ステップS620で「空気抵抗」および「摩擦抵抗」が抽出されて、ステップS650で「基礎燃料消費」および「加減速」が抽出されているため、以下のような情報が提供される。
『他ルートと比較して、高速走行が可能なルートであり、距離が長いルートですが、所要時間の少ないルートであり、渋滞が少ないルートです。』
ステップS640およびステップS670において抽出された複数の燃料消費量が複数存在する場合も同様に上記のような情報を提供することにしてもよい。
(変形例4)図8および図9で説明した情報の生成方法は、あくまで一例であって文章のパターン、パターン数などは実施の形態で説明した内容だけに限定しない。また、ユーザに経路を選択させる方法も図7に示した方法だけに限定しない。なお、ユーザに経路を選択させることなく、探索された経路すべてについて情報を出力することにしてもよい。
(変形例5)探索する経路の出発地および目的地は経路ごとに異なっていてもよい。
(変形例6)最大経路データまたは最小経路データのいずれか一方を利用しないような情報端末やプログラムも本発明には含まれる。
(変形例7)ステップS620およびステップS650では、複数の燃料消費の要因の大小を単純に比較したが、各要因の燃料消費のそれぞれに要因ごとに定められた係数を乗じて比較することにしてもよい。総燃料消費量のうち各要因の燃料消費が占める割合は、均等ではなく所定の傾向が見られる。それらの割合に基づいて、経験的に定められた係数を各要因の燃料消費のそれぞれに乗ずることで、より適切に情報を提供することができる。または、各要因の燃料消費量について、経路間の平均値を求め、この平均値から各要因の係数を定めてもよい。
以上で説明した実施の形態および各種変形例は、発明の特徴が損なわれない限り、組み合わせて実行してよい。また、以上で説明した実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。
1 情報端末
10 制御部
11 記憶部
12 出力部
13 入力部
110 地図データ
111 経路探索アプリケーション

Claims (6)

  1. 複数の経路を探索する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の各々に沿って移動する際の消費エネルギー量を、所定の複数の要因について各要因ごとに推定する推定手段と、
    推定手段により推定された前記各要因ごとの消費エネルギー量が最大または最小となる経路を前記各要因ごとに前記複数の経路からそれぞれ抽出することにより前記各要因と前記経路を対応付け、対応付けられた前記要因を前記各経路の特徴となる要因とする特徴抽出手段と、
    前記複数の経路の内の少なくとも一つの経路について、前記特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因に応じて変化する文言を提供する情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報端末。
  2. 請求項1に記載の情報端末において、
    前記情報提供手段は、前記特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因を異なる特徴的文言に言い換えた文言を提供することを特徴とする情報端末。
  3. 請求項1または2に記載の情報端末において、
    前記特徴抽出手段は、同一の経路に複数の前記要因が抽出された場合は、消費エネルギー量に基づき選択される要因を前記経路の特徴となる要因とし、
    前記情報提供手段は、前記複数の経路のうち少なくとも一つについて、当該経路の特徴とされた要因に応じた情報を提供することを特徴とする情報端末。
  4. コンピュータを、
    複数の経路を探索する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の各々に沿って移動する際の消費エネルギー量を、所定の複数の要因について各要因ごとに推定する推定手段と、
    推定手段により推定された前記各要因ごとの消費エネルギー量が最大または最小となる経路を前記各要因ごとに前記複数の経路からそれぞれ抽出することにより前記各要因と前記経路を対応付け、対応付けられた前記要因を前記各経路の特徴となる要因とする特徴抽出手段と、
    前記複数の経路の内の少なくとも一つの経路について、前記特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因に応じて変化する文言を提供する情報提供手段として機能させるためのプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムにおいて、
    前記情報提供手段は、前記特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因を異なる特徴的文言に言い換えた文言を提供することを特徴とするプログラム。
  6. 請求項4または5に記載のプログラムにおいて、
    前記特徴抽出手段は、同一の経路に複数の前記要因が抽出された場合は、消費エネルギー量に基づき選択する要因を前記経路の特徴となる要因とし、
    前記情報提供手段は、前記複数の経路のうち少なくとも一つについて、当該経路の特徴とされた要因に応じた情報を提供することを特徴とするプログラム。
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