JP6103621B2 - 情報端末、プログラム - Google Patents
情報端末、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6103621B2 JP6103621B2 JP2012132880A JP2012132880A JP6103621B2 JP 6103621 B2 JP6103621 B2 JP 6103621B2 JP 2012132880 A JP2012132880 A JP 2012132880A JP 2012132880 A JP2012132880 A JP 2012132880A JP 6103621 B2 JP6103621 B2 JP 6103621B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- route
- factor
- information
- fuel consumption
- routes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明の第2の態様によるプログラムは、コンピュータを、複数の経路を探索する経路探索手段と、経路探索手段により探索された複数の経路の各々に沿って移動する際の消費エネルギー量を、所定の複数の要因について各要因ごとに推定する推定手段と、推定手段により推定された各要因ごとの消費エネルギー量が最大または最小となる経路を各要因ごとに複数の経路からそれぞれ抽出することにより各要因と経路を対応付け、対応付けられた要因を各経路の特徴となる要因とする特徴抽出手段と、複数の経路の内の少なくとも一つの経路について、特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因に応じて変化する文言を提供する情報提供手段として機能させる。
(1)基礎燃料消費F[cc]
F=Fidle×t
ここで、Fidleは単位時間あたりの燃料消費量[cc/s]、tは対象リンクのリンク旅行時間[s]である。対象リンクのリンク旅行時間tは、地図データ110に含まれる。
Qa=k×Ra
Ra=1/2×ρ×S×Cd×Vs 2×l
ここで、kは単位エネルギー量を燃料消費量に換算する係数[cc/J]、Raは空気抵抗によるエネルギー損失[J]、ρは空気密度[kg/m3]、Sは車両の前面投影面積[m2]、Cdは空気抵抗係数(定数)、Vsは対象リンクのリンク平均速度[m/s]、lは対象リンクのリンク長[m]である。車両の前面投影面積Sは、定数としてもよいし、ユーザに設定入力させてもよい。また、情報端末1が車載装置の場合は車両から取得してもよい。対象リンクのリンク平均速度Vsと対象リンクのリンク長lとは、地図データ110に含まれる。
Qf=k×Rf
Rf=μ×M×g×l
ここで、kは単位エネルギー量を燃料消費量に換算する係数[cc/J]、Rfは摩擦抵抗によるエネルギー損失[J]、μは摩擦抵抗係数(定数)、Mは車両の質量[kg]、gは重力加速度[m/s2]、lは対象リンクのリンク長[m]である。車両の質量Mは、定数としてもよいし、ユーザに設定入力させてもよい。対象リンクのリンク長lは、地図データ110に含まれる。
Qi=k×Ri
Rf=M×g×h
ここで、kは単位エネルギー量を燃料消費量に換算する係数[cc/J]、Riは勾配抵抗によるエネルギー損失[J]、Mは車両の重量[kg]、gは重力加速度[m/s2]、hは対象リンクの標高差[m]である。車両の質量Mは、定数としてもよいし、ユーザに設定入力させてもよい。対象リンクの標高差hは、地図データ110に含まれる標高情報から算出される。
Qb=k×Rb
Rb=1/2×(M+m)×(Ve 2−Vs 2)
ここで、kは単位エネルギー量を燃料消費量に換算する係数[cc/J]、Rbは加減速によるエネルギー損失[J]、Mは車両の重量[kg]、mは加速時の回転部分相当重量[kg]、Veは対象リンクの次のリンクの平均リンク速度[m/s]、Vsは対象リンクのリンク平均速度[m/s]である。車両の質量Mは、定数としてもよいし、ユーザに設定入力させてもよい。対象リンクの次のリンクの平均リンク速度Veと対象リンクのリンク平均速度Vsとは、地図データ110に含まれる。
Q=F+Qa+Qf+Qi+Qb
<第1パターン>
『他ルートと比較して、≪第1の情報≫ルートですが、≪第2の情報≫ルートです。』
<第2パターン>
『他ルートと比較して、≪第1の情報≫ルートです。』
<第3パターン>
『他ルートと比較して、≪第2の情報≫ルートです。』
<第4パターン>
『平均的なルートです。』
『他ルートと比較して、距離が長いルートですが、渋滞が少ないルートです。』
この情報が図7の情報提供領域730のように、出力部12から出力される。なお、スピーカ120からステップS684,S685,S686,S687のいずれかで生成された情報を音声出力することにしてもよい。
本発明の一実施形態による情報端末1の制御部10は、複数の経路を探索し(図2のステップS10)、探索された複数の経路(図7に例示された経路P1〜P3)の各々に沿って車両が走行する際に車両が複数の要因(基礎燃料消費、空気抵抗、摩擦抵抗、高低差、加減速)により消費する燃料の量を、各要因ごとに推定する(図2のステップS20)。そして、制御部10は、推定された各要因の燃料消費量を用いて、複数の要因の中から複数の経路の各々を特徴付ける要因を抽出する(図2のステップS40、図4)。また、制御部10は、ユーザが選択した複数の経路の内の少なくとも一つの経路について(図6のステップS610)、抽出された要因に応じた情報を生成して(図6のステップS680、図8)、出力部12に出力することで情報を提供する(図2のステップS50、図8のステップS688)。このようにすることで、経路の特徴を情報端末で抽出し、ユーザに対して適当な情報量の情報を提供することができる。
(変形例1)図2のステップS10で経路を探索する際に用いる探索条件は、距離優先、時間優先、燃料優先の三つだけに限定しない。たとえば、有料道路をできるだけ通過しない一般道優先などの探索条件を用いて経路探索を行うことにしてもよい。
(変形例2)図2のステップS20では、探索された複数の経路の各々について燃料消費の各要因ごとに燃料消費量を算出したが、車両の燃料の消費量だけでなく他の乗物(移動物体)が消費するエネルギー量を算出することにしてもよい。たとえば、電気自動車の駆動用バッテリの消費量などを算出することにしてもよい。また、燃料消費の要因は、(1)基礎燃料消費、(2)空気抵抗、(3)摩擦抵抗、(4)高低差、(5)加減速以外にあってもよい。さらに、燃料消費の各要因の燃料消費量の算出方法についても実施の形態で説明した方法に限定しない。なお、人間が移動により消費するカロリーなどへの適用も考慮し得る。この場合、道路上の人の平均人数、坂の数や傾斜、階段の数などが要因となり得る。
(変形例3)図6のステップS620や図6のステップS650で複数の要因が抽出されたとき、ステップS640やステップS670で要因の数を減らしたが、ステップS630、S640、S660、S670の処理は省略して、ステップS620およびS650で抽出されたすべての要因について情報を提供することにしてもよい。たとえば、図6の説明で用いた例では、ステップS620で「空気抵抗」および「摩擦抵抗」が抽出されて、ステップS650で「基礎燃料消費」および「加減速」が抽出されているため、以下のような情報が提供される。
『他ルートと比較して、高速走行が可能なルートであり、距離が長いルートですが、所要時間の少ないルートであり、渋滞が少ないルートです。』
ステップS640およびステップS670において抽出された複数の燃料消費量が複数存在する場合も同様に上記のような情報を提供することにしてもよい。
(変形例4)図8および図9で説明した情報の生成方法は、あくまで一例であって文章のパターン、パターン数などは実施の形態で説明した内容だけに限定しない。また、ユーザに経路を選択させる方法も図7に示した方法だけに限定しない。なお、ユーザに経路を選択させることなく、探索された経路すべてについて情報を出力することにしてもよい。
(変形例5)探索する経路の出発地および目的地は経路ごとに異なっていてもよい。
(変形例6)最大経路データまたは最小経路データのいずれか一方を利用しないような情報端末やプログラムも本発明には含まれる。
(変形例7)ステップS620およびステップS650では、複数の燃料消費の要因の大小を単純に比較したが、各要因の燃料消費のそれぞれに要因ごとに定められた係数を乗じて比較することにしてもよい。総燃料消費量のうち各要因の燃料消費が占める割合は、均等ではなく所定の傾向が見られる。それらの割合に基づいて、経験的に定められた係数を各要因の燃料消費のそれぞれに乗ずることで、より適切に情報を提供することができる。または、各要因の燃料消費量について、経路間の平均値を求め、この平均値から各要因の係数を定めてもよい。
10 制御部
11 記憶部
12 出力部
13 入力部
110 地図データ
111 経路探索アプリケーション
Claims (6)
- 複数の経路を探索する経路探索手段と、
前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の各々に沿って移動する際の消費エネルギー量を、所定の複数の要因について各要因ごとに推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記各要因ごとの消費エネルギー量が最大または最小となる経路を前記各要因ごとに前記複数の経路からそれぞれ抽出することにより前記各要因と前記経路を対応付け、対応付けられた前記要因を前記各経路の特徴となる要因とする特徴抽出手段と、
前記複数の経路の内の少なくとも一つの経路について、前記特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因に応じて変化する文言を提供する情報提供手段と、
を備えることを特徴とする情報端末。 - 請求項1に記載の情報端末において、
前記情報提供手段は、前記特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因を異なる特徴的文言に言い換えた文言を提供することを特徴とする情報端末。 - 請求項1または2に記載の情報端末において、
前記特徴抽出手段は、同一の経路に複数の前記要因が抽出された場合は、消費エネルギー量に基づき選択される要因を前記経路の特徴となる要因とし、
前記情報提供手段は、前記複数の経路のうち少なくとも一つについて、当該経路の特徴とされた要因に応じた情報を提供することを特徴とする情報端末。 - コンピュータを、
複数の経路を探索する経路探索手段と、
前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の各々に沿って移動する際の消費エネルギー量を、所定の複数の要因について各要因ごとに推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記各要因ごとの消費エネルギー量が最大または最小となる経路を前記各要因ごとに前記複数の経路からそれぞれ抽出することにより前記各要因と前記経路を対応付け、対応付けられた前記要因を前記各経路の特徴となる要因とする特徴抽出手段と、
前記複数の経路の内の少なくとも一つの経路について、前記特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因に応じて変化する文言を提供する情報提供手段として機能させるためのプログラム。 - 請求項4に記載のプログラムにおいて、
前記情報提供手段は、前記特徴抽出手段により当該経路の特徴とされた要因を異なる特徴的文言に言い換えた文言を提供することを特徴とするプログラム。 - 請求項4または5に記載のプログラムにおいて、
前記特徴抽出手段は、同一の経路に複数の前記要因が抽出された場合は、消費エネルギー量に基づき選択する要因を前記経路の特徴となる要因とし、
前記情報提供手段は、前記複数の経路のうち少なくとも一つについて、当該経路の特徴とされた要因に応じた情報を提供することを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012132880A JP6103621B2 (ja) | 2012-06-12 | 2012-06-12 | 情報端末、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012132880A JP6103621B2 (ja) | 2012-06-12 | 2012-06-12 | 情報端末、プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013257204A JP2013257204A (ja) | 2013-12-26 |
JP6103621B2 true JP6103621B2 (ja) | 2017-03-29 |
Family
ID=49953760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012132880A Active JP6103621B2 (ja) | 2012-06-12 | 2012-06-12 | 情報端末、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6103621B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6272144B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2018-01-31 | 三菱電機株式会社 | ナビゲーションシステムおよび経路探索方法 |
CN113753053A (zh) * | 2021-09-08 | 2021-12-07 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种考虑气象因素的能耗最优行车路线选择方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3099734B2 (ja) * | 1996-05-09 | 2000-10-16 | 住友電気工業株式会社 | 複数経路提供装置 |
JP4507878B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-07-21 | 日産自動車株式会社 | 経路案内装置 |
JP5050973B2 (ja) * | 2008-04-10 | 2012-10-17 | 日産自動車株式会社 | 燃費情報処理システム及び燃費情報表示方法 |
US20100049397A1 (en) * | 2008-08-22 | 2010-02-25 | Garmin Ltd. | Fuel efficient routing |
-
2012
- 2012-06-12 JP JP2012132880A patent/JP6103621B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013257204A (ja) | 2013-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9638542B2 (en) | Method and system of route scheduling and presenting route-based fuel information | |
JP5180639B2 (ja) | コンテンツ提示装置、コンテンツ提示方法、およびプログラム | |
WO2020011030A1 (zh) | 拼车方法、拼车路线的推荐方法、装置、介质及电子设备 | |
US9086296B2 (en) | Path information providing server, method of providing path information, and terminal | |
US20150177014A1 (en) | Route calculation system, route calculation device, route calculation method, and computer program | |
EP3485228B1 (en) | Point of interest identification based on polyline route and progress along route | |
CN109436174B (zh) | 车辆控制方法、服务器及车辆系统 | |
JP6103621B2 (ja) | 情報端末、プログラム | |
JP2014185887A (ja) | トイレ検索システムおよびトイレ検索方法 | |
JP5417530B2 (ja) | 表示装置、表示方法、表示プログラムおよび記録媒体 | |
JP6218179B2 (ja) | 情報提供方法、サーバ装置 | |
JP4342362B2 (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2008003869A (ja) | 検索装置 | |
KR101124739B1 (ko) | 랑데부 포인트 검색 방법 및 장치 | |
JP5912344B2 (ja) | ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびプログラム | |
JP5215093B2 (ja) | 自動ランキングシステム及びランキング生成方法 | |
JP6499438B2 (ja) | ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびプログラム | |
JP5986755B2 (ja) | 地図情報処理装置、地図情報処理方法、およびプログラム | |
JP2017078871A (ja) | 車両用情報システム、サーバ装置 | |
JP6859925B2 (ja) | 情報処理装置、情報提供システム、情報提供方法、及びプログラム | |
JP5221291B2 (ja) | 検索装置、検索方法、およびコンピュータプログラム | |
JP6076078B2 (ja) | ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびプログラム | |
JP5940009B2 (ja) | ナビゲーション装置、及びナビゲーションプログラム | |
JP2024057480A (ja) | 情報処理装置 | |
JP2011112495A (ja) | ナビゲーション装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160229 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160422 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161212 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20161226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170214 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20170223 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6103621 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170921 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |