JP6103094B2 - 樹脂付リードフレーム、多面付ledパッケージ、樹脂付リードフレームの製造方法およびledパッケージの製造方法 - Google Patents

樹脂付リードフレーム、多面付ledパッケージ、樹脂付リードフレームの製造方法およびledパッケージの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂付リードフレーム、多面付LEDパッケージ、樹脂付リードフレームの製造方法およびLEDパッケージの製造方法に関する。
従来、樹脂封止型半導体装置用のリードフレームとして、例えば特許文献1に記載されたものが存在する。このようなリードフレームにおいては、各ダイパッド周囲に多数の端子部が配置されており、これら多数の端子部と吊りリードとを繋ぐタイバーが、縦横に格子状に配置されている。
一方、近年、LED(発光ダイオード)素子を光源として用いる照明装置が、各種家電、OA機器、車両機器の表示灯、一般照明、車載照明、およびディスプレイ等に用いられている。このような照明装置の中には、リードフレームにLED素子を搭載することにより作製された半導体装置(例えば特許文献2参照)を含むものがある。
特開2001−326316号公報 特開2012−033724号公報
LED素子用の半導体装置(LEDパッケージ)においては、ダイパッドとリードとを直線状に一列に配置したものがある。このようなLEDパッケージに用いられるリードフレームの場合、上述した従来のリードフレームと異なり、縦横の格子状のタイバーを設けることなく、互いに隣接するダイパッド同士およびリード部同士を連結する方が、1つのリードフレーム中のLED素子の面付け数を多くすることができ、リードフレームを効率良く製造することができる。
この場合、ダイパッドとリード部とは、短絡が生じないように離して配置する必要がある。このため、各ダイパッドと各リード部との間の隙間同士が繋がり、リードフレームの一辺に平行な複数の細長い空間が生じ、このため、リードフレームがいわゆるすだれ状になってしまう。
また、リードフレーム上にLED素子からの光を反射する反射樹脂を設けることにより、樹脂付リードフレームを製造することが行われている(例えば特許文献2参照)。しかしながら、リードフレームがすだれ状となっている場合、リードフレームの強度が弱い箇所がリードフレームの一辺に平行な方向に沿って所定間隔で生じてしまう。
また、一般に反射樹脂とリードフレームとの熱膨張係数は互いに異なっている。このため、リードフレームがすだれ状であると、樹脂付リードフレームやLEDパッケージの製造工程において、反射樹脂とリードフレームとが加熱された際、熱膨張係数の違いによりリードフレームに反りが生じるおそれがある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、リードフレームの反りを抑えることが可能な、樹脂付リードフレーム、多面付LEDパッケージ、樹脂付リードフレームの製造方法およびLEDパッケージの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、樹脂付リードフレームにおいて、直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するリードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドと、隣接する他のパッケージ領域内のリード部とは、ダイシング領域に位置するとともに枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる傾斜補強片により連結されている、リードフレームと、リードフレームの各パッケージ領域周縁上に配置された反射樹脂とを備え、反射樹脂は、異方性フィラーを含み、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えたことを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りは0.02mm〜3.0mmの範囲に抑えられていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記一のパッケージ領域内のリード部は、前記隣接する他のパッケージ領域内のリード部とリード連結部により連結されていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドは、前記隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとダイパッド連結部により連結されていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドと、前記一のパッケージ領域に隣接する第1のパッケージ領域内のリード部とは、ダイシング領域に位置するとともに枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる第1傾斜補強片により連結され、前記一のパッケージ領域内のダイパッドと、前記一のパッケージ領域に隣接するとともに前記一のパッケージ領域に関して第1のパッケージ領域と反対側に位置する第2のパッケージ領域内のリード部とは、ダイシング領域に位置するとともに枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる第2傾斜補強片により連結されていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドと、前記隣接する他のパッケージ領域内のリード部とは、ダイシング領域に位置するとともに枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる第1傾斜補強片により連結され、前記一のパッケージ領域内のリード部と、前記隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとは、ダイシング領域に位置するとともに枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる第2傾斜補強片により連結されていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドは、ダイパッド側に隣接する斜め上方および斜め下方のパッケージ領域内のリード部に、ダイシング領域に位置するとともにそれぞれ枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる一対の追加傾斜補強片により連結されていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記一のパッケージ領域内のリード部は、リード部側に隣接する斜め上方および斜め下方のパッケージ領域内のリード部に、ダイシング領域に位置するとともにそれぞれ枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる一対の追加傾斜補強片により連結されていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、樹脂付リードフレームにおいて、直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するリードフレームであって、少なくとも一のパッケージ領域内のリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のリード部とリード連結部により連結され、一のパッケージ領域内のリード部と、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとは、ダイシング領域に位置するとともに枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる傾斜補強片により連結されている、リードフレームと、リードフレームの各パッケージ領域周縁上に配置された反射樹脂とを備え、反射樹脂は、異方性フィラーを含み、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えたことを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、多面付LEDパッケージにおいて、直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するリードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドと、隣接する他のパッケージ領域内のリード部とは、ダイシング領域に位置するとともに枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる傾斜補強片により連結されている、リードフレームと、リードフレームの各パッケージ領域周縁上に配置された反射樹脂と、リードフレームの各パッケージ領域のダイパッド上に搭載されたLED素子と、LED素子とリードフレームの各パッケージ領域のリード部とを接続する導電部と、LED素子と導電部とを封止する封止樹脂とを備え、反射樹脂は、異方性フィラーを含み、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えたことを特徴とする多面付LEDパッケージである。
本発明は、樹脂付リードフレームの製造方法において、直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するリードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドと、隣接する他のパッケージ領域内のリード部とは、ダイシング領域に位置するとともに枠体領域の周縁に対して傾斜して延びる傾斜補強片により連結されている、リードフレームを作製する工程と、リードフレームの各パッケージ領域周縁上に反射樹脂を設ける工程とを備え、反射樹脂は、異方性フィラーを含み、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えたことを特徴とする樹脂付リードフレームの製造方法である。
本発明は、LEDパッケージの製造方法において、樹脂付リードフレームの製造方法により樹脂付リードフレームを作製する工程と、樹脂付リードフレームの各ダイパッド上にそれぞれLED素子を搭載する工程と、各LED素子と各リード部とをそれぞれ導電部により接続する工程と、封止樹脂により各LED素子と各導電部とをそれぞれ封止する工程と、反射樹脂およびリードフレームを切断することにより、反射樹脂およびリードフレームをLED素子毎に分離する工程とを備えたことを特徴とするLEDパッケージの製造方法である。
本発明は、樹脂付リードフレームにおいて、直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するリードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、ダイシング領域に位置する補強片により連結されている、リードフレームと、リードフレームの各パッケージ領域周縁上に配置された反射樹脂とを備え、反射樹脂は、異方性フィラーを含み、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えたことを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りおよびねじれは0.02mm〜3.0mmの範囲に抑えられていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、補強片は、枠体領域内側の全長にわたって延びてダイパッド連結部およびリード連結部を連結していることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と、前記一のパッケージ領域に隣接する第1のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部とをそれぞれ連結するダイパッド連結部およびリード連結部は、ダイシング領域に位置する補強片により連結され、前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と、前記一のパッケージ領域に隣接するとともに前記一のパッケージ領域に関して第1のパッケージ領域と反対側に位置する第2のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部とをそれぞれ連結するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されていないことを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、補強片は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部にそれぞれ連結されたダイパッド連結部およびリード連結部間のみに延びてダイパッド連結部およびリード連結部を連結していることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、各パッケージ領域は、1つのダイパッドと、このダイパッドの両側に位置する第1のリード部および第2のリード部とを含み、一のパッケージ領域内のダイパッド、第1のリード部、および第2のリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッド、第1のリード部、および第2のリード部と各々ダイパッド連結部、第1リード連結部、および第2リード連結部により連結され、前記一のパッケージ領域と、前記一のパッケージ領域に隣接する第1のパッケージ領域との間において、補強片は、ダイパッド連結部および第1リード連結部間のみに延びてダイパッド連結部および第1リード連結部を連結し、前記一のパッケージ領域と、前記一のパッケージ領域に隣接するとともに前記一のパッケージ領域に関して第1のパッケージ領域と反対側に位置する第2のパッケージ領域との間において、補強片は、ダイパッド連結部および第2リード連結部間のみに延びてダイパッド連結部および第2リード連結部を連結することを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、樹脂付リードフレームにおいて、直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するリードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、縦方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、一部のダイシング領域に位置するダイパッド連結部およびリード連結部は、当該ダイシング領域に位置する補強片により連結されている、リードフレームと、リードフレームの各パッケージ領域周縁上に配置された反射樹脂とを備え、反射樹脂は、異方性フィラーを含み、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えたことを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、補強片が設けられたダイシング領域は、縦方向に所定数おきに周期的に設けられていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、補強片が設けられたダイシング領域は、縦方向に不規則に設けられていることを特徴とする樹脂付リードフレームである。
本発明は、多面付LEDパッケージにおいて、直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するリードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、ダイシング領域に位置する補強片により連結されている、リードフレームと、リードフレームの各パッケージ領域周縁上に配置された反射樹脂と、リードフレームの各パッケージ領域のダイパッド上に搭載されたLED素子と、LED素子とリードフレームの各パッケージ領域のリード部とを接続する導電部と、LED素子と導電部とを封止する封止樹脂とを備え、反射樹脂は、異方性フィラーを含み、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えたことを特徴とする多面付LEDパッケージである。
本発明は、樹脂付リードフレームの製造方法において、直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するリードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、ダイシング領域に位置する補強片により連結されている、リードフレームを作製する工程と、リードフレームの各パッケージ領域周縁上に反射樹脂を設ける工程とを備え、反射樹脂は、異方性フィラーを含み、前記直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えたことを特徴とする樹脂付リードフレームの製造方法である。
本発明は、LEDパッケージの製造方法において、樹脂付リードフレームの製造方法により樹脂付リードフレームを作製する工程と、樹脂付リードフレームの各ダイパッド上にそれぞれLED素子を搭載する工程と、各LED素子と各リード部とをそれぞれ導電部により接続する工程と、封止樹脂により各LED素子と各導電部とをそれぞれ封止する工程と、反射樹脂およびリードフレームを切断することにより、反射樹脂およびリードフレームをLED素子毎に分離する工程とを備えたことを特徴とするLEDパッケージの製造方法である。
本発明によれば、矩形状の枠体領域の周縁を構成する直交する2方向に対するリードフレームの反りを抑えることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームを示す全体平面図。 図2は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームを示す部分拡大平面図(図1のA部拡大図)。 図3は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームを示す断面図(図2のB−B線断面図)。 図4は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームにより作製されたLEDパッケージを示す断面図(図5のC−C線断面図)。 図5は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームにより作製されたLEDパッケージを示す平面図。 図6(a)−(f)は、リードフレームの製造方法を示す図。 図7(a)−(d)は、樹脂付リードフレームの製造方法を示す図。 図8(a)−(e)は、多面付LEDパッケージおよびLEDパッケージの製造方法を示す図。 図9(a)−(b)は、LEDパッケージの製造方法のうち、ダイシング工程を示す図。 図10は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例1−1)を示す部分拡大平面図。 図11は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例1−2)を示す部分拡大平面図。 図12は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例1−3)を示す部分拡大平面図。 図13は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例1−4)を示す部分拡大平面図。 図14は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例1−5)を示す部分拡大平面図。 図15は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例1−6)を示す部分拡大平面図。 図16は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例1−7)を示す部分拡大平面図。 図17は、本発明の第1の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例1−8)を示す部分拡大平面図。 図18は、LEDパッケージの変形例(変形例A)を示す断面図。 図19は、LEDパッケージの変形例(変形例B)を示す断面図。 図20は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームを示す全体平面図。 図21は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームを示す部分拡大平面図(図20のD部拡大図)。 図22は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームを示す断面図(図21のE−E線断面図)。 図23は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−1)を示す部分拡大平面図。 図24は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−2)を示す部分拡大平面図。 図25は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−3)を示す部分拡大平面図。 図26は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−4)を示す部分拡大平面図。 図27は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−5)を示す部分拡大平面図。 図28は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−6)を示す部分拡大平面図。 図29は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−7)を示す部分拡大平面図。 図30(a)−(d)は、変形例2−7(図29)による樹脂付リードフレームを用いて作製されたLEDパッケージを示す概略平面図。 図31は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−8)を示す部分拡大平面図。 図32は、変形例2−8(図31)による樹脂付リードフレームを用いて作製されたLEDパッケージを示す概略平面図。 図33は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−9)を示す部分拡大平面図。 図34は、本発明の第2の実施の形態による樹脂付リードフレームの変形例(変形例2−10)を示す部分拡大平面図。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図19を参照して説明する。
樹脂付リードフレームの構成
まず、図1乃至図3により、本実施の形態による樹脂付リードフレームの概略について説明する。図1は、本実施の形態による樹脂付リードフレームの全体平面図であり、図2は、図1のA部拡大図であり、図3は、図2のB−B線断面図である。
図1に示す樹脂付リードフレーム30は、LED素子21を搭載したLEDパッケージ20(図4および図5)を作製する際に用いられるものである。このような樹脂付リードフレーム30は、リードフレーム10と、リードフレーム10上に配置された反射樹脂23とを備えている。
このうちリードフレーム10は、直交する2方向(X方向及びY方向)に延びる周縁13aを有する矩形状の外形を有する枠体領域13と、枠体領域13内に多列および多段に(マトリックス状に)配置された、多数のパッケージ領域14とを備えている。
図2に示すように、複数のパッケージ領域14は、各々LED素子21が搭載されるダイパッド25と、ダイパッド25に隣接するリード部26とを含んでいる。また、複数のパッケージ領域14は、互いにダイシング領域15を介して接続されている。
一つのパッケージ領域14内のダイパッド25とリード部26との間には、隙間が形成されており、ダイシングされた後、ダイパッド25とリード部26とは互いに電気的に絶縁されるようになっている。なお、各パッケージ領域14は、それぞれ個々のLEDパッケージ20に対応する領域である。また、図2において、各パッケージ領域14を二点鎖線で示している。
一方、ダイシング領域15は、各パッケージ領域14の間に縦横に延びている。このダイシング領域15は、後述するように、LEDパッケージ20を製造する工程において、リードフレーム10をパッケージ領域14毎に分離する際にブレード38が通過する領域となる。なお、図2において、ダイシング領域15を網掛けで示している。
なお、本明細書において、図2に示すように、各パッケージ領域14内のリード部26とダイパッド25とを左右に並べて配置した場合の横方向がX方向に対応し、縦方向がY方向に対応する。またこの場合、Y方向プラス側、Y方向マイナス側を、それぞれ上方、下方といい、X方向プラス側、X方向マイナス側を、それぞれ右方、左方という。
図2に示すように、各パッケージ領域14内のダイパッド25と、その上方に隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とは、傾斜補強片51によって互いに連結されている。また、各パッケージ領域14内のリード部26と、その下方に隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25とは、傾斜補強片51によって互いに連結されている。各傾斜補強片51は、ダイシング領域15に位置しており、かつ枠体領域13の周縁13a、すなわち図2のX方向およびY方向のいずれに対しても斜めになるように配置されている。
また、各パッケージ領域14内のリード部26は、その上方および下方に隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26と、それぞれリード連結部52によってダイシング領域15を越えて連結されている。さらに、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、その上方および下方に隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25と、それぞれダイパッド連結部53によりダイシング領域15を越えて連結されている。これら各リード連結部52および各ダイパッド連結部53は、いずれもダイシング領域15に位置しており、かつY方向に平行に配置されている。
さらに、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、その右方に隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26と、パッケージ領域連結部54により連結されている。さらにまた、各パッケージ領域14内のリード部26は、その左方に隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25と、パッケージ領域連結部54により連結されている。各パッケージ領域連結部54は、ダイシング領域15に位置しており、かつX方向に平行に配置されている。
なお、最も外周に位置するパッケージ領域14内のリード部26およびダイパッド25は、傾斜補強片51、リード連結部52、ダイパッド連結部53、およびパッケージ領域連結部54のうちの1つまたは複数によって、枠体領域13に連結されている。
一方、図3の断面図に示すように、リードフレーム10は、リードフレーム本体11と、リードフレーム本体11上に形成されためっき層12とからなっている。
このうちリードフレーム本体11は金属板からなっている。リードフレーム本体11を構成する金属板の材料としては、例えば銅、銅合金、42合金(Ni42%のFe合金)等を挙げることができる。このリードフレーム本体11の厚みは、LEDパッケージの構成にもよるが、0.05mm〜0.5mmとすることが好ましい。
また、めっき層12は、リードフレーム本体11の表面および裏面を含む全面に設けられている。表面側のめっき層12は、LED素子21からの光を反射するための反射層として機能する。他方、裏面側のめっき層12は、はんだとの密着性を高める役割を果たす。このめっき層12は、例えば銀(Ag)の電解めっき層からなっている。めっき層12は、その厚みが極薄く形成されており、具体的には0.005μm〜10μmとされることが好ましい。なお、めっき層12は、必ずしもリードフレーム本体11の表面および裏面の全体に設ける必要はなく、リードフレーム本体11の表面および裏面のうち、一部のみに設けても良い。めっき層12を構成する金属としては、上述した銀のほか、銀の合金、金やその合金、白金族、銅やその合金、アルミニウムなどを用いてもよい。
また、ダイパッド25の裏面に、第1のアウターリード部27が形成され、リード部26の底面に、第2のアウターリード部28が形成されている。第1のアウターリード部27および第2のアウターリード部28は、それぞれLEDパッケージ20と外部の配線基板とを接続する際に用いられる。
さらにリードフレーム10の表面には、リードフレーム10と反射樹脂23との密着性を高めるための溝18が形成されている。なお、図2においては、溝18の表示を省略している。
反射樹脂23は、各パッケージ領域14の周縁上に配置されており、各パッケージ領域14に対応する複数の凹部23aを有している。この反射樹脂23は、リードフレーム10と一体化されている。また、反射樹脂23は、ダイパッド25とリード部26との間、ダイパッド25とリード部26の裏面側周囲、および溝18の内部にも充填されている(図3参照)。なお、図1および図2において、反射樹脂23を二点鎖線で示している。
反射樹脂23は、例えばリードフレーム10上に熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を例えば射出成形またはトランスファ成形することにより形成されたものである。反射樹脂23の形状は、射出成形またはトランスファ成形に使用する金型の設計により、様々に実現することが可能である。例えば、反射樹脂23の全体形状を直方体としても良く、あるいは円筒形または錐形等の形状とすることも可能である。また凹部23aの底面は、矩形、円形、楕円形または多角形等とすることができる。凹部23aの側壁の断面形状は、図3のように直線から構成されていても良いし、あるいは曲線から構成されていてもよい。また、反射樹脂23には異方性フィラーを含んでいてもよい。
反射樹脂23に使用される樹脂については、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂、特に耐熱性、耐候性および機械的強度の優れたものを選ぶことが望ましい。熱可塑性樹脂の種類としては、ポリアミド、ポリフタルアミド(PPA)、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミドおよびポリブチレンテレフタレート、ポリメチルペンテン、ポリオレフィン、シクロポリオレフィン等、熱硬化性樹脂としては、シリコーン、エポキシ、ポリイミド等を使用することができる。
また、樹脂として、電子線硬化可能な樹脂が望ましく、電子線硬化可能な樹脂としては、例えば上記の熱可塑性樹脂をベースポリマーとして、架橋処理剤として、飽和もしくは不飽和の環構造を有し、少なくとも1つの環を形成する原子のうち少なくとも1つの原子が、アリル基、メタリル基、連結基を介したアリル基、及び連結基を介したメタリル基のいずれかのアリル系置換基と結合してなり、分子量が1000以下であるもの、1,3-ブチレングリコールジメタクリレート(BG)、1,3-ブチレングリコールジアクリレート(BGA)、トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPT)、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、トリアリルイソシアヌレート(TAIC)などを使用できる。
樹脂に含まれる異方性フィラーとしては、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、シリカ等を使用できる。特に断面の短径と長径が異なる断面形状を有する異形断面ガラス繊維が補強の観点から望ましく、特に、LED用半導体装置に求められる強度、反射、個片化時の加工特性から、断面の短径D1が0.5〜25μm、断面の長径D2が0.6〜300μm、D1に対するD2の比D2/D1が1.2〜30である断面形状を有する平均繊維長0.75〜300μmのガラス繊維であることが好ましい。なお、当該繊維径および繊維長は、ガラス繊維積層体の任意な点からランダムに所定量のガラス繊維を抜き取り、抜き取った繊維を乳鉢等で粉砕し、画像処理装置により計測することで求めることができる。
さらにまた、これらの樹脂中に光反射剤として、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、窒化アルミニウムおよび窒化ホウ素のうちいずれかを添加することによって、凹部23aの底面及び側面において、発光素子からの光の反射率を増大させ、LEDパッケージ20全体の光取り出し効率を増大させることが可能となる。
このように反射樹脂23が上述した材料からなっていることにより、枠体領域13の周縁13aを構成する2方向(X方向およびY方向)に対するリードフレーム10の反りを抑えることが可能となる。
また、反射樹脂23に異方性フィラーを含有させることによっても、枠体領域13の周縁13aを構成する2方向(X方向およびY方向)に対するリードフレーム10の反りを抑えることが可能となる。
ここで、異方性フィラーを含有させた反射樹脂23を用い、リードフレーム10に樹脂成型を行うと、成型時の樹脂の流動方向に異方性フィラーが整列してしまう。このため、フレームのX方向とY方向では樹脂の反りに対しての抑制効果が異なってしまう。
つまり、リードフレーム10のX方向とY方向では、線膨張係数と収縮率が異なるため、樹脂付きリードフレーム30に変形が発生しやすくなる。
本発明は、リードフレーム10に補強片を配置することで、この補強片が一定方向に流れようとする樹脂の流動を制限することにより、様々な方向性をもった異方性フィラーを樹脂内に配置することができる。この結果、線膨張係数と収縮率の差を少なくし反りを低減できる。加えて、縦方向・横方向の応力、ひずみ量を均一化でき、温度変動時の高分子の再結晶化の偏りを抑制できる。これは、液晶高分子の様な結晶性の熱可塑樹脂で顕著な効果が得られる。
また上記に加え、補強片が補強する方向と、異方性フィラーの配向による補強の方向とが異なることにより、X方向およびY方向それぞれの反り抑制が可能となる。
なお、反射樹脂23は、リードフレーム10の表面側に突出することなく、ダイパッド25とリード部26との間、ダイパッド25とリード部26の裏面側周囲、および溝18の内部にも充填されていても良い(図19参照)。
LEDパッケージの構成
次に、図4および図5により、図1乃至図3に示す樹脂付リードフレームを用いて作製されたLEDパッケージの一実施の形態について説明する。図4および図5は、それぞれLEDパッケージ(SONタイプ)を示す断面図および平面図である。
図4および図5に示すように、LEDパッケージ(半導体装置)20は、(個片化された)リードフレーム10と、リードフレーム10のダイパッド25に載置されたLED素子21と、LED素子21とリードフレーム10のリード部26とを電気的に接続するボンディングワイヤ(導電部)22とを備えている。
また、LED素子21を取り囲むように、凹部23aを有する反射樹脂23が設けられている。さらに、LED素子21とボンディングワイヤ22とは、透光性の封止樹脂24によって封止されている。この封止樹脂24は、反射樹脂23の凹部23a内に充填されている。
以下、このようなLEDパッケージ20を構成する各構成部材について、順次説明する。
LED素子21は、発光層として例えばGaP、GaAs、GaAlAs、GaAsP、AlInGaP、またはInGaN等の化合物半導体単結晶からなる材料を適宜選ぶことにより、紫外光から赤外光に渡る発光波長を選択することができる。このようなLED素子21としては、従来一般に用いられているものを使用することができる。
またLED素子21は、はんだまたはダイボンディングペーストにより、反射樹脂23の凹部23a内においてダイパッド25上に固定実装されている。なお、ダイボンディングペーストを用いる場合、耐光性のあるエポキシ樹脂やシリコーン樹脂からなるダイボンディングペーストを選択することが可能である。
ボンディングワイヤ22は、例えば金等の導電性の良い材料からなり、その一端がLED素子21の端子部21aに接続されるとともに、その他端がリード部26上に接続されている。
封止樹脂24としては、光の取り出し効率を向上させるために、LEDパッケージ20の発光波長において光透過率が高く、また屈折率が高い材料を選択するのが望ましい。したがって耐熱性、耐候性、及び機械的強度が高い特性を満たす樹脂として、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂を選択することが可能である。特に、LED素子21として高輝度LEDを用いる場合、封止樹脂24が強い光にさらされるため、封止樹脂24は高い耐候性を有するシリコーン樹脂からなることが好ましい。
なお、リードフレーム10および反射樹脂23の構成については、図1乃至図3を用いて既に説明したので、ここでは詳細な説明を省略する。
LED素子搭載用リードフレームの製造方法
次に、図1乃至図3に示すリードフレーム10の製造方法について、図6(a)−(f)を用いて説明する。
まず図6(a)に示すように、平板状の金属基板31を準備する。この金属基板31としては、上述のように銅、銅合金、42合金(Ni42%のFe合金)等からなる金属基板を使用することができる。なお金属基板31は、その両面に対して脱脂等を行い、洗浄処理を施したものを使用することが好ましい。
次に、金属基板31の表裏全体にそれぞれ感光性レジスト32a、33aを塗布し、これを乾燥する(図6(b))。なお感光性レジスト32a、33aとしては、従来公知のものを使用することができる。
続いて、この金属基板31に対してフォトマスクを介して露光し、現像することにより、所望の開口部32b、33bを有するエッチング用レジスト層32、33を形成する(図6(c))。
次に、エッチング用レジスト層32、33を耐腐蝕膜として金属基板31に腐蝕液でエッチングを施す(図6(d))。腐蝕液は、使用する金属基板31の材質に応じて適宜選択することができ、例えば、金属基板31として銅を用いる場合、通常、塩化第二鉄水溶液を使用し、金属基板31の両面からスプレーエッチングにて行うことができる。
次いで、エッチング用レジスト層32、33を剥離して除去することにより、リードフレーム本体11が得られる(図6(e))。またこのとき、図2に示す傾斜補強片51、リード連結部52、ダイパッド連結部53、およびパッケージ領域連結部54がエッチングにより形成される。
次に、リードフレーム本体11の表面および裏面に電解めっきを施すことにより、リードフレーム本体11上に金属(銀)を析出させて、リードフレーム本体11の表面および裏面を含む全面にめっき層12を形成する(図6(f))。なお、傾斜補強片51、リード連結部52、ダイパッド連結部53およびパッケージ領域連結部54が、いずれも本体(リードフレーム本体11)と、本体上に形成されためっき層12とからなっていても良い。この場合、これら傾斜補強片51、リード連結部52、ダイパッド連結部53およびパッケージ領域連結部54の強度を高めることができる。
この間、具体的には、例えば電解脱脂工程、酸洗工程、化学研磨工程、銅ストライク工程、水洗工程、中性脱脂工程、シアン洗工程、および銀めっき工程を順次経ることにより、リードフレーム本体11にめっき層12を形成する。この場合、銀めっき工程で用いられる電解めっき用のめっき液としては、例えばシアン化銀を主成分とした銀めっき液を挙げることができる。実際の工程では、各工程間で必要に応じ適宜水洗工程を加える。また、上記工程の途中でパターニング工程を介在させることにより、リードフレーム本体11の一部にめっき層12を形成しても良い。
このようにして、図1乃至図3に示す樹脂付リードフレーム30を構成するリードフレーム10が得られる(図6(f))。
なお、図6(a)−(f)において、エッチングによりリードフレーム10を製造する方法を示したが、プレスによる製造方法を用いても良い。
樹脂付リードフレームおよびLEDパッケージの製造方法
次に、図1乃至図3に示す樹脂付リードフレーム30および図4および図5に示すLEDパッケージ20の製造方法について、図7(a)−(d)、図8(a)−(e)、および図9(a)−(b)を用いて説明する。
まず上述した工程により(図6(a)−(f))、リードフレーム10を作製する(図7(a))。
続いて、このリードフレーム10を、射出成形機またはトランスファ成形機(図示せず)の金型35内に装着する(図7(b))。金型35内には、反射樹脂23の形状に対応する空間35aが形成されている。
次に、射出成形機またはトランスファ成形機の樹脂供給部(図示せず)から金型35内に熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を流し込み、その後硬化させることにより、リードフレーム10のめっき層12上に反射樹脂23を形成する(図7(c))。なお、スキージを用いる印刷法やダイコートなどの塗膜形成法を用いて反射樹脂23を形成しても良い。
またこの工程において、樹脂に異方性フィラーを含ませ反射樹脂23を形成してもよい。
次いで、反射樹脂23が形成されたリードフレーム10を金型35内から取り出す。このようにして、反射樹脂23とリードフレーム10とが一体に形成された樹脂付リードフレーム30が得られる(図7(d))。
また樹脂付きリードフレーム30に、電子線を照射し樹脂を硬化させても良い。
電子線を照射すると、金属リードフレームはアースとして働くため、金属リードフレームの表面から電子線を照射した場合、裏面に存在する樹脂への電子線の作用を抑えることができる。つまり、金属リードフレームを電子線から樹脂を保護するマスクとして利用することができ、性質の異なる樹脂をもつ樹脂付きリードフレーム30を作成することができる。
例えば、樹脂付きリードフレーム30の表面からのみ電子線を照射させた場合は、金属リードフレームの影になっていない部分の硬化が進み耐熱性、機械強度が増加する一方、補強片を含むリードフレームの裏側(電子線照射の裏側)の硬化を進ませないことが可能である。これにより、補強片を配置した部分の裏面(電子線照射の裏側)は硬化収縮が発生せず、この領域が緩衝領域となり、フレーム全体が大きく反ることを防ぐことができる。
ここで、硬化の進みはオーブンまたはホットプレートの加熱により、樹脂の耐熱性(溶ける)で確認できる。例えば、ポリメチルペンテン100部にトリアリルイソシアヌレート(TAIC)2部を混練した樹脂を用いた樹脂付きリードフレーム30に100kGrの電子線を照射した場合、照射部は260℃のホットプレート上で2分加熱しても変形、溶融しないのに対し、未照射部分は溶融し、光学顕微鏡(45倍)で変形が確認できた。
次に、樹脂付リードフレーム30の各反射樹脂23内であって、リードフレーム10のダイパッド25上にLED素子21を搭載する。この場合、はんだまたはダイボンディングペーストを用いて、LED素子21をダイパッド25上に載置して固定する(ダイアタッチ工程)(図8(a))。
次に、LED素子21の端子部21aと、リード部26表面とを、ボンディングワイヤ22によって互いに電気的に接続する(ワイヤボンディング工程)(図8(b))。
その後、反射樹脂23の凹部23a内に封止樹脂24を充填し、封止樹脂24によりLED素子21とボンディングワイヤ22とを封止する(図8(c))。
このようにして、多面付LEDパッケージ40が得られる。この多面付LEDパッケージ40は、リードフレーム10と、リードフレーム10の各パッケージ領域14周縁上に配置された反射樹脂23と、各パッケージ領域14のダイパッド25上に搭載されたLED素子21と、LED素子21とリード部26とを接続するボンディングワイヤ22と、LED素子21とボンディングワイヤ22とを封止する封止樹脂24とを備えている。本実施の形態において、このような多面付LEDパッケージ40も提供する。
次に、多面付LEDパッケージ40の反射樹脂23およびリードフレーム10のうち、ダイシング領域15に対応する部分を切断することにより、反射樹脂23およびリードフレーム10をLED素子21毎に分離する(ダイシング工程)(図8(d))。この際、まずリードフレーム10をダイシングテープ37上に載置して固定し、その後、例えばダイヤモンド砥石等からなるブレード38によって、各LED素子21間の反射樹脂23、ならびにリードフレーム10の傾斜補強片51、リード連結部52、ダイパッド連結部53およびパッケージ領域連結部54を切断する。
この際、図9(a)に示すように、ダイシング領域15の幅に対応する相対的に厚いブレード38によってリードフレーム10を切断しても良い。この場合、1回の切断作業で、隣接するパッケージ領域14同士を効率良く分離することができる。あるいは、図9(b)に示すように、ダイシング領域15の幅より狭い相対的に薄いブレード38を用い、2回の切断作業によりリードフレーム10を切断しても良い。この場合、1回の切断作業あたりのブレード38の送り速度を速くすることができ、またブレード38の寿命を長くすることができる。
このようにして、図4および図5に示すLEDパッケージ20を得ることができる(図8(e))。
以上説明したように本実施の形態によれば、各パッケージ領域14内のダイパッド25と、隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とは、ダイシング領域15に位置する傾斜補強片51により連結されている。また、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とパッケージ領域連結部54により連結されている。したがって、リードフレーム10の上下方向(Y方向)に沿って細長い空間が生じることがなく、リードフレーム10が上下方向にすだれ状になることがない。これにより、取り扱い時にリードフレーム10に変形が生じることを防止することができる。
また、各パッケージ領域14内のリード部26は、隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とリード連結部52により連結され、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25とダイパッド連結部53により連結されている。したがって、リードフレーム10の左右方向(X方向)に沿って細長い空間が生じることがなく、リードフレーム10が左右方向にすだれ状になることがない。これにより、取り扱い時にリードフレーム10に変形が生じることを防止することができる。
ところで、樹脂付リードフレーム30の製造工程においては、金型35内に加熱された熱可塑性樹脂を流し込み、その後冷却固化させることにより、リードフレーム10のめっき層12上に反射樹脂23が形成される(図7(c))。このとき、反射樹脂23とリードフレーム10との熱膨張係数が異なることにより、反射樹脂23が冷却された後、リードフレーム10に反りが生じるおそれがある。リードフレーム10に反りが生じた場合、LEDパッケージ20の製造工程で様々な支障を来すおそれがある。
これに対して本実施の形態によれば、リードフレーム10の上下方向(Y方向)および左右方向(X方向)に沿って細長い空間が生じることがないので、リードフレーム10の変形に対する強度が高められており、X方向及びY方向に対するリードフレーム10の反りを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、反射樹脂23は、異方性フィラーを含む材料から構成されているので、X方向及びY方向に対するリードフレーム10の反りをより確実に抑えることができる。
具体的には、Y方向75mmX方向250mmのリードフレーム10の反りを0.02mm〜3.0mmの範囲に抑えることができる。なお、リードフレーム10の反りの測定方法は、反り量1mm以下は、リードフレームを平らな定番上に置き、隙間ゲージが定番とフレームの間に侵入できる最大の厚さとした。反り量1mm以上は定番とリードフレームの隙間を定規で測定した。
また、定番の高さとリードフレームの外周の高さを焦点深度計(ハイソメット)で測定し、フレームの厚さを除いた高さの差でも同様の結果が得られた。
また、本実施の形態によれば、各パッケージ領域14の周囲に縦横のタイバーを設ける必要がないので、各パッケージ領域14同士を接近して配置することができ、リードフレーム10あたりのパッケージ領域14の取り個数を増やすことができる(高密度面付けが可能となる)。
さらに、本実施の形態によれば、各パッケージ領域14の角部に吊りリード等のコネクティングバーが存在しないので、LEDパッケージ20の角部において、反射樹脂23がリードフレーム10から剥離するおそれがなく、LEDパッケージ20の信頼性を更に向上させることができる。
また、樹脂付きリードフレーム30に、電子線を照射して硬化させる場合、例えば、ボード実装側からのみ電子線を照射させた場合は、樹脂を硬化させて耐熱、機械強度の性能の向上を図る一方、硬化収縮による反りが発生するが、補強片を配置した部分の裏面(電子線照射の裏側)は硬化収縮が発生せず、この領域が緩衝領域となり、フレーム全体が大きく反ることを防ぐことができる。
樹脂付リードフレームの変形例
以下、本実施の形態による樹脂付リードフレームの各種変形例(変形例1−1〜変形例1−8)について、図10乃至図17を参照して説明する。図10乃至図17は、それぞれ樹脂付リードフレームの変形例を示す部分拡大平面図(図2に対応する図)である。図10乃至図17において、図1乃至図9に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
変形例1−1
図10は、本実施の形態の一変形例(変形例1−1)による樹脂付リードフレーム30Aを示している。図10に示す樹脂付リードフレーム30Aにおいて、図1乃至図9に示す実施の形態と異なり、ダイパッド25同士を連結するダイパッド連結部53は設けられていない。
すなわちリードフレーム10の各パッケージ領域14内のダイパッド25は、上方に隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26と傾斜補強片51によって連結され、右方に隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とパッケージ領域連結部54により連結されているが、上方および下方に隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25とは直接連結されていない。
このように、ダイパッド連結部53を設けないことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図1乃至図9に示す実施の形態と略同一である。
変形例1−2
図11は、本実施の形態の一変形例(変形例1−2)による樹脂付リードフレーム30Bを示している。図11に示す樹脂付リードフレーム30Bにおいて、図1乃至図9に示す実施の形態と異なり、リード部26同士を連結するリード連結部52は設けられていない。
すなわちリードフレーム10の各パッケージ領域14内のリード部26は、下方に隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25と傾斜補強片51によって連結され、左方に隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25とパッケージ領域連結部54により連結されているが、上方および下方に隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とは直接連結されていない。
このように、リード連結部52を設けないことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図1乃至図9に示す実施の形態と略同一である。
変形例1−3
図12は、本実施の形態の一変形例(変形例1−3)による樹脂付リードフレーム30Cを示している。図12に示す樹脂付リードフレーム30Cにおいて、図1乃至図9に示す実施の形態と異なり、各パッケージ領域14は、1つのダイパッド25と、ダイパッド25の両側に位置する一対のリード部26a、26b(以下、第1のリード部26a、第2のリード部26bともいう)とを有している(3pinタイプ)。
この場合、リードフレーム10の各パッケージ領域14内のダイパッド25と、各パッケージ領域14の上方に隣接するパッケージ領域14(第1のパッケージ領域)内の第1のリード部26aとは、第1傾斜補強片51aにより連結されている。また、各パッケージ領域14内のダイパッド25と、各パッケージ領域14の下方に隣接するパッケージ領域14(各パッケージ領域14に関して第1のパッケージ領域と反対側に位置する第2のパッケージ領域)内の第2のリード部26bとは、第2傾斜補強片51bにより連結されている。なお、第1傾斜補強片51aおよび第2傾斜補強片51bは、ともにダイシング領域15に位置している。
また、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、その上方および下方に隣接するパッケージ領域14(第1のパッケージ領域および第2のパッケージ領域)内のダイパッド25と、それぞれダイパッド連結部53により連結されている。さらに、各パッケージ領域14内の第1のリード部26aは、その上方および下方に隣接するパッケージ領域14(第1のパッケージ領域および第2のパッケージ領域)内の第1のリード部26aと、それぞれ第1リード連結部52aによって連結されている。さらにまた、各パッケージ領域14内の第2のリード部26bは、その上方および下方に隣接するパッケージ領域14(第1のパッケージ領域および第2のパッケージ領域)内の第2のリード部26bと、それぞれ第2リード連結部52bによって連結されている。
また、各パッケージ領域14内の第2のリード部26bは、その右方に隣接する他のパッケージ領域14内の第1のリード部26aと、パッケージ領域連結部54により連結されている。さらに、各パッケージ領域14内の第1のリード部26aは、その左方に隣接する他のパッケージ領域14内の第2のリード部26bと、パッケージ領域連結部54により連結されている。
このように、各パッケージ領域14がダイパッド25と一対のリード部26a、26bとを有する場合においても、樹脂付リードフレーム30Cがすだれ状になることを防止し、リードフレーム10の反りを防止することができる。
変形例1−4
図13は、本実施の形態の一変形例(変形例1−4)による樹脂付リードフレーム30Dを示している。図13に示す樹脂付リードフレーム30Dにおいて、図12に示す変形例1−3と異なり、ダイパッド25同士を連結するダイパッド連結部53は設けられていない。
すなわちリードフレーム10の各パッケージ領域14内のダイパッド25は、上方に隣接する他のパッケージ領域14(第1のパッケージ領域)内の第1のリード部26aと第1傾斜補強片51aによって連結され、下方に隣接する他のパッケージ領域14(第2のパッケージ領域)内の第2のリード部26bと第2傾斜補強片51bにより連結されている。他方、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、上方および下方に隣接する他のパッケージ領域14(第1のパッケージ領域および第2のパッケージ領域)内のダイパッド25とは直接連結されていない。
このように、ダイパッド連結部53を設けないことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図12に示す変形例1−3と略同一である。
変形例1−5
図14は、本実施の形態の一変形例(変形例1−5)による樹脂付リードフレーム30Eを示している。図14に示す樹脂付リードフレーム30Eにおいて、図12に示す変形例1−3と異なり、第1傾斜補強片51aおよび第2傾斜補強片51bが連結されたダイパッド25と、第1傾斜補強片51aおよび第2傾斜補強片51bが連結されていないダイパッド25とが、上下方向1つおきに設けられている。
例えば、図14において、リードフレーム10のパッケージ領域14(14b)のダイパッド25には、第1傾斜補強片51aおよび第2傾斜補強片51bがいずれも連結されていない。これに対して、パッケージ領域14(14b)の上方に隣接するパッケージ領域14(14a)と、パッケージ領域14(14b)の下方に隣接するパッケージ領域14(14c)には、それぞれ第1傾斜補強片51aおよび第2傾斜補強片51bが連結されている。
このように、第1傾斜補強片51aおよび第2傾斜補強片51bの数を減らすことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図12に示す変形例1−3と略同一である。
変形例1−6
図15は、本実施の形態の一変形例(変形例1−6)による樹脂付リードフレーム30Fを示している。図15に示す樹脂付リードフレーム30Fにおいて、図1乃至図9に示す実施の形態と異なり、ダイパッド連結部53およびリード連結部52は設けられていない。
この場合、リードフレーム10の各パッケージ領域14内のダイパッド25と、各パッケージ領域14の上方に隣接するパッケージ領域14内のリード部26とは、第1傾斜補強片51aにより連結されている。また、各パッケージ領域14内のリード部26と、各パッケージ領域14の上方に隣接するパッケージ領域14内のダイパッド25とは、第2傾斜補強片51bにより連結されている。なお、第1傾斜補強片51aおよび第2傾斜補強片51bは、ともにダイシング領域15に位置している。また、第1傾斜補強片51aおよび第2傾斜補強片51bは、互いに交わることによりX字形状をなしている。
また、各パッケージ領域14内のダイパッド25と、各パッケージ領域14の下方に隣接するパッケージ領域14内のリード部26とは、第2傾斜補強片51bにより連結されている。さらに、各パッケージ領域14内のリード部26と、各パッケージ領域14の下方に隣接するパッケージ領域14内のダイパッド25とは、第1傾斜補強片51aにより連結されている。
このように、ダイパッド連結部53およびリード連結部52を設けないことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図1乃至図9に示す実施の形態と略同一である。
変形例1−7
図16は、本実施の形態の一変形例(変形例1−7)による樹脂付リードフレーム30Gを示している。図16に示す樹脂付リードフレーム30Gにおいて、図15に示す変形例1−6と異なり、パッケージ領域連結部54は設けられていない。
この場合、リードフレーム10の各パッケージ領域14内のダイパッド25は、ダイパッド25側(右側)に隣接する斜め上方および斜め下方のパッケージ領域14内のリード部26に、ダイシング領域15に位置する一対の追加傾斜補強片55a、55bにより連結されている。すなわち、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、追加傾斜補強片55aにより右斜め上方に隣接するパッケージ領域14内のリード部26に連結され、追加傾斜補強片55bにより右斜め下方に隣接するパッケージ領域14内のリード部26に連結されている。
また、各パッケージ領域14内のリード部26は、リード部26側(左側)に隣接する斜め上方および斜め下方のパッケージ領域14内のダイパッド25に、ダイシング領域15に位置する一対の追加傾斜補強片55b、55aにより連結されている。すなわち、各パッケージ領域14内のリード部26は、左斜め上方に隣接するパッケージ領域14内のダイパッド25に追加傾斜補強片55bにより連結され、左斜め下方に隣接するパッケージ領域14内のリード部26に追加傾斜補強片55aにより連結されている。このほかの構成は、図15に示す変形例1−6と略同一である。
変形例1−8
図17は、本実施の形態の一変形例(変形例1−8)による樹脂付リードフレーム30Hを示している。図17に示す樹脂付リードフレーム30Hにおいて、図16に示す変形例1−7と異なり、各パッケージ領域14は、1つのダイパッド25と、ダイパッド25の両側に位置する一対のリード部26a、26b(第1のリード部26a、第2のリード部26b)とを有している。
この場合、リードフレーム10の各パッケージ領域14内のダイパッド25と、各パッケージ領域14の上方に隣接するパッケージ領域14内の第1のリード部26aとは、ダイシング領域15に位置する第1傾斜補強片51aにより連結されている。また、各パッケージ領域14内のダイパッド25と、各パッケージ領域14の下方に隣接するパッケージ領域14内の第1のリード部26aとは、ダイシング領域15に位置する第2傾斜補強片51bにより連結されている。
また、各パッケージ領域14内のダイパッド25と、各パッケージ領域14の上方に隣接するパッケージ領域14内の第2のリード部26bとは、ダイシング領域15に位置する第3傾斜補強片51cにより連結されている。さらに、各パッケージ領域14内のダイパッド25と、各パッケージ領域14の下方に隣接するパッケージ領域14内の第2のリード部26bとは、ダイシング領域15に位置する第4傾斜補強片51dにより連結されている。
各パッケージ領域14内の第1のリード部26aは、第1のリード部26a側(左側)に隣接する斜め上方および斜め下方のパッケージ領域14内の第2のリード部26bに、それぞれダイシング領域15に位置する一対の追加傾斜補強片55b、55aにより連結されている。また、各パッケージ領域14内の第1のリード部26aは、上方および下方に隣接するパッケージ領域14内のダイパッド25に、それぞれ第2傾斜補強片51bおよび第1傾斜補強片51aにより連結されている。
各パッケージ領域14内の第2のリード部26bは、第2のリード部26b側(右側)に隣接する斜め上方および斜め下方のパッケージ領域14内の第1のリード部26aに、それぞれダイシング領域15に位置する一対の追加傾斜補強片55a、55bにより連結されている。また、各パッケージ領域14内の第2のリード部26bは、上方および下方に隣接するパッケージ領域14内のダイパッド25に、それぞれ第4傾斜補強片51dおよび第3傾斜補強片51cにより連結されている。
以上、図10乃至図17に示す樹脂付リードフレーム(変形例1−1〜変形例1−8)についても、上述した図1乃至図9に示す実施の形態の効果と略同様の効果を得ることができる。
LEDパッケージの変形例
次に、本実施の形態によるLEDパッケージの変形例(変形例A〜変形例B)について、図18および図19を参照して説明する。図18および図19は、それぞれLEDパッケージの変形例を示す断面図(図4に対応する図)である。図18および図19において、図4および図5に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
変形例A
図18は、本実施の形態の一変形例(3pinタイプ)によるLEDパッケージ20Aを示している。図18に示すLEDパッケージ20Aにおいて、リードフレーム10は、1つのダイパッド25と、ダイパッド25の両側に位置する一対のリード部26a、26b(第1のリード部26a、第2のリード部26b)とを有している。
また、LED素子21は一対の端子部21aを有しており、この一対の端子部21aは、それぞれボンディングワイヤ22を介して、第1のリード部26aおよび第2のリード部26bに接続されている。この場合、リードフレーム10としては、例えば図12、図13、図14、または図17に示すもの(リードフレーム10C、10D、10E、10H)を用いることができる。このほかの構成は上述した図4および図5に示すLEDパッケージ20と略同一である。
変形例B
図19は、本実施の形態の一変形例(レンズ付一括モールドタイプ)によるLEDパッケージ20Bを示している。図19に示すLEDパッケージ20Bにおいて、反射樹脂23は、ダイパッド25とリード部26との間に充填されている。他方、図4および図5に示すLEDパッケージ20と異なり、リードフレーム10上には反射樹脂23が設けられていない。
また図19において、LED素子21は、ボンディングワイヤ22に代えて、はんだボール(導電部)41a、41bによってリードフレーム10に接続されている。すなわち、はんだボール41a、41bのうち、一方のはんだボール41aはダイパッド25に接続され、他方のはんだボール41bはリード部26に接続されている。さらに、図19において、封止樹脂24の表面に、LED素子21からの光の照射方向を制御するドーム状のレンズ61が形成されている。なお、レンズ61は必ずしも設けられていなくても良い。
(第2の実施の形態)
次に、図20乃至図34を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図20乃至図34は本発明の第2の実施の形態を示す図である。図20乃至図34に示す第2の実施の形態は、主に補強片の構成が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図20乃至図34において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
樹脂付リードフレームの構成
まず、図20乃至図22により、本実施の形態によるLED素子搭載用リードフレームの概略について説明する。図20は、本実施の形態によるリードフレームの全体平面図であり、図21は、図20のD部拡大図であり、図22は、図21のE−E線断面図である。
図20乃至図22に示す樹脂付リードフレーム70は、例えば上述したLEDパッケージ20(図4および図5)を作製する際に用いられるものであり、リードフレーム10と、リードフレーム10上に配置された反射樹脂23とを備えている。
図21に示すように、リードフレーム10の各ダイパッド連結部53および各リード連結部52は、ダイシング領域15に位置する補強片57により連結されている。この場合、補強片57は、X方向に対して平行に配置されており、枠体領域13内側の全長にわたって一直線状に延びて、複数のダイパッド連結部53および複数のリード連結部52を連結している。
なお、図20乃至図22において、反射樹脂23の構成は、第1の実施の形態におけるものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
また、本実施の形態による樹脂付リードフレーム70および樹脂付リードフレーム70を用いたLEDパッケージ20の製造方法は、図6乃至図8に示す製造方法と略同様であるので、ここでは説明を省略する。
このように本実施の形態によれば、ダイパッド連結部53およびリード連結部52は、ダイシング領域15に位置する補強片57により連結されている。また、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とパッケージ領域連結部54により連結されている。したがって、リードフレーム10の上下方向に沿って細長い空間が生じることがなく、リードフレーム10が上下方向にすだれ状になることがない。
また、各パッケージ領域14内のリード部26は、隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とリード連結部52により連結され、かつ各パッケージ領域14内のダイパッド25は、隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25とダイパッド連結部53により連結されている。したがって、リードフレーム10の左右方向に沿って細長い空間が生じることがなく、リードフレーム10が左右方向にすだれ状になることがない。
このことにより、リードフレーム10の上下方向(Y方向)および左右方向(X方向)に沿って細長い空間が生じることがなく、リードフレーム10の変形に対する強度が高められており、X方向及びY方向に対するリードフレーム10の反りを抑えることができる。
また、樹脂付きリードフレーム70に、電子線を照射して硬化させても良い。電子線硬化の場合、電子線の強度を調整することで、金属リードフレームをマスクとして、リードフレームの裏面(電子線照射の裏側)に電子線を強く照射させないことが可能である。例えば、例えば、ボード実装側からのみ電子線を照射させた場合は、金属リードフレームの影になっていない部分の硬化が進み耐熱性、機械強度が増加する一方、補強片を含むリードフレームの裏側(電子線照射の裏側)の硬化を進ませないことが可能である。
また、本実施の形態によれば、反射樹脂23は、異方性フィラーを含む材料から構成されているので、X方向及びY方向に対するリードフレーム10の反りをより確実に抑えることができる。
具体的には、Y方向75mmX方向250mmのリードフレーム10の反りを0.02mm〜3.0mmの範囲に抑えることができる。
また、樹脂付きリードフレーム70に、電子線を照射して硬化させる場合、例えば、ボード実装側からのみ電子線を照射させた場合は、樹脂を硬化させて耐熱、機械強度の性能の向上を図る一方、硬化収縮による反りが発生するが、補強片を配置した部分の裏面(電子線照射の裏側)は硬化収縮が発生せず、この領域が緩衝領域となり、フレーム全体が大きく反ることを防ぐことができる。
加えて、本実施の形態によれば、連結部および補強片が直行しているため、X,Y方向にそりの緩衝が可能であり、フレーム全体のねじれを防ぐことが可能である。
リードフレームの変形例
以下、本実施の形態によるリードフレームの各種変形例(変形例2−1〜変形例2−6)について、図23乃至図28を参照して説明する。図23乃至図28は、それぞれリードフレームの変形例を示す部分拡大平面図(図2に対応する図)である。図23乃至図28において、図20乃至図22に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
変形例2−1
図23は、本実施の形態の一変形例(変形例2−1)による樹脂付リードフレーム70Aを示している。図23に示す樹脂付リードフレーム70Aにおいて、図20乃至図22に示す実施の形態と異なり、各パッケージ領域14は、1つのダイパッド25と、ダイパッド25の両側に位置する一対のリード部26a、26b(以下、第1のリード部26a、第2のリード部26bともいう)とを有している(3pinタイプ)。
この場合、リードフレーム10の各パッケージ領域14内の第1のリード部26aと、各パッケージ領域14の上方および下方に隣接するパッケージ領域14内の第1のリード部26aとは、それぞれ第1リード連結部52aによりダイシング領域15を越えて連結されている。また、各パッケージ領域14内の第2のリード部26bと、各パッケージ領域14の上方および下方に隣接するパッケージ領域14内の第2のリード部26bとは、それぞれ第2リード連結部52bによりダイシング領域15を越えて連結されている。
さらに、各パッケージ領域14内のダイパッド25は、その上方および下方に隣接するパッケージ領域14内のダイパッド25と、それぞれダイパッド連結部53によりダイシング領域15を越えて連結されている。さらに、ダイパッド連結部53、第1リード連結部52a、および第2リード連結部52bは、ダイシング領域15に位置する補強片57によって連結されている。この場合、補強片57は、枠体領域13内側の全長にわたって一直線状に延びて、複数のダイパッド連結部53、複数の第1リード連結部52a、および複数の第2リード連結部52bを連結している。
また、各パッケージ領域14内の第2のリード部26bは、その右方に隣接する他のパッケージ領域14内の第1のリード部26aと、パッケージ領域連結部54により連結されている。さらに、各パッケージ領域14内の第1のリード部26aは、その左方に隣接する他のパッケージ領域14内の第2のリード部26bと、パッケージ領域連結部54により連結されている。
このように、各パッケージ領域14がダイパッド25と一対のリード部26a、26bとを有する場合においても、補強片57が設けられていることにより、リードフレーム10の上下方向に沿って細長い空間が生じることがなく、リードフレーム10がすだれ状になることを防止することができ、リードフレーム10の反りを防止することができる。
変形例2−2
図24は、本実施の形態の一変形例(変形例2−2)による樹脂付リードフレーム70Bを示している。図24に示す樹脂付リードフレーム70Bにおいて、図20乃至図22に示す実施の形態と異なり、横方向に延びる複数のダイシング領域15のうち、補強片57が設けられたダイシング領域15と、補強片57が設けられていないダイシング領域15とが、上下方向交互に配置されている。
すなわち、図24において、リードフレーム10のパッケージ領域14(14b)から見て上方に隣接するパッケージ領域14(14a)を第1のパッケージ領域14aとし、パッケージ領域14(14b)から見て下方に隣接するパッケージ領域14(14c)を第2のパッケージ領域14cとする。
この場合、パッケージ領域14b内のダイパッド25およびリード部26と、第1のパッケージ領域14a内のダイパッド25およびリード部26とをそれぞれ連結するダイパッド連結部53およびリード連結部52は、ダイシング領域15に位置する補強片57により連結されている。他方、パッケージ領域14b内のダイパッド25およびリード部26と、第2のパッケージ領域14c内のダイパッド25およびリード部26とをそれぞれ連結するダイパッド連結部53およびリード連結部52は、補強片57によって連結されていない。
このように、補強片57の数を減らすことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図20乃至図22に示す実施の形態と略同一である。
なお、横方向に延びる複数のダイシング領域15のうち、補強片57が設けられていないダイシング領域15の幅(Wa)を、補強片57が設けられているダイシング領域15の幅(Wb)よりも狭くすることが好ましい(Wa<Wb)。この場合、1つのリードフレーム10あたりのパッケージ領域14の取り個数を増やすことができる。また、相対的に薄いブレード38を用いてダイシング領域15を切断する場合には(図9(b))、補強片57が設けられていないダイシング領域15は1回の切断作業で切断することができるので、切断作業の回数を減らすことができる。
変形例2−3
図25は、本実施の形態の一変形例(変形例2−3)による樹脂付リードフレーム70Cを示している。図25に示す樹脂付リードフレーム70Cは、図23に示す変形例2−1と、図24に示す変形例2−2とを組合せたものである。
図25において、リードフレーム10の各パッケージ領域14は、1つのダイパッド25と、ダイパッド25の両側に位置する一対のリード部26a、26b(以下、第1のリード部26a、第2のリード部26bともいう)とを有している(3pinタイプ)。
また、図25において、横方向に延びる複数のダイシング領域15のうち、補強片57が設けられたダイシング領域15と、補強片57が設けられていないダイシング領域15とが、上下方向交互に存在している。
すなわち、図25において、一のパッケージ領域14(14b)内のダイパッド25およびリード部26a、26bと、このパッケージ領域14(14b)の上方に隣接する第1のパッケージ領域14(14a)内のダイパッド25およびリード部26a、26bとをそれぞれ連結するダイパッド連結部53、第1リード連結部52a、および第2リード連結部52bは、ダイシング領域15に位置する補強片57により連結されている。
他方、一のパッケージ領域14(14b)内のダイパッド25およびリード部26a、26bと、このパッケージ領域14(14b)の下方に隣接する第2のパッケージ領域14(14c)内のダイパッド25およびリード部26a、26bとをそれぞれ連結するダイパッド連結部53、第1リード連結部52a、および第2リード連結部52bは、補強片57により連結されていない。
このほかの構成は、図23に示す変形例2−1および図24に示す変形例2−2と略同一である。
変形例2−4
図26は、本実施の形態の一変形例(変形例2−4)による樹脂付リードフレーム70Dを示している。図26に示す樹脂付リードフレーム70Dにおいて、図20乃至図22に示す実施の形態と異なり、補強片57は、各パッケージ領域14内のダイパッド25およびリード部26にそれぞれ連結されたダイパッド連結部53およびリード連結部52間のみに延びて、これらダイパッド連結部53およびリード連結部52を連結している。
すなわち、リードフレーム10の一のパッケージ領域14内のダイパッド25およびリード部26と、このパッケージ領域14の上方(または下方)に隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25およびリード部26とは、それぞれリード連結部52およびダイパッド連結部53によって連結されている。この場合、補強片57は、これらリード連結部52とダイパッド連結部53との間のみに延びて、リード連結部52とダイパッド連結部53とを連結している。他方、補強片57は、リード連結部52の左方と、ダイパッド連結部53の右方にはそれぞれ延び出していない。
このように、ダイシング領域15における補強片57の全体的な長さを減らすことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図20乃至図22に示す実施の形態と略同一である。
変形例2−5
図27は、本実施の形態の一変形例(変形例2−5)による樹脂付リードフレーム70Eを示している。図27に示す樹脂付リードフレーム70Eは、図23に示す変形例2−1と、図26に示す変形例2−4とを組合せたものである。
図27において、リードフレーム10の各パッケージ領域14は、1つのダイパッド25と、ダイパッド25の両側に位置する一対のリード部26a、26b(以下、第1のリード部26a、第2のリード部26bともいう)とを有している(3pinタイプ)。
また、図27において、補強片57は、各パッケージ領域14内のダイパッド25およびリード部26a、26bにそれぞれ連結された第1リード連結部52a、ダイパッド連結部53、および第2リード連結部52b間のみに延びて、これら第1リード連結部52a、ダイパッド連結部53、および第2リード連結部52bを連結している。
このように、ダイシング領域15における補強片57の全体的な長さを減らすことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図23に示す変形例2−1および図26に示す変形例2−4と略同一である。
変形例2−6
図28は、本実施の形態の一変形例(変形例2−6)による樹脂付リードフレーム70Fを示している。図28に示す樹脂付リードフレーム70Fにおいて、各パッケージ領域14は、1つのダイパッド25と、ダイパッド25の両側に位置する一対のリード部26a、26b(第1のリード部26a、第2のリード部26b)とを有している(3pinタイプ)。
また、リードフレーム10の各パッケージ領域14内のダイパッド25、第1のリード部26a、および第2のリード部26bは、上下に隣接する他のパッケージ領域14内のダイパッド25、第1のリード部26a、および第2のリード部26bと各々ダイパッド連結部53、第1リード連結部52a、および第2リード連結部52bにより連結されている。
図28に示すように、ダイパッド連結部53および第1リード連結部52aのみを連結する補強片57と、ダイパッド連結部53および第2リード連結部52bのみを連結する補強片57とが、上下方向1つおきに設けられている。
すなわち、図28において、パッケージ領域14(14b)から見て上方に隣接するパッケージ領域14(14a)を第1のパッケージ領域14aとし、パッケージ領域14(14b)から見て下方に隣接するパッケージ領域14(14c)を第2のパッケージ領域14cとする。
この場合、パッケージ領域14bと、第1のパッケージ領域14aとの間のダイシング領域15において、補強片57は、ダイパッド連結部53および第1リード連結部52a間のみに延びて、ダイパッド連結部53および第1リード連結部52aのみを連結している。
他方、パッケージ領域14bと、第2のパッケージ領域14cの間のダイシング領域15において、補強片57は、ダイパッド連結部53および第2リード連結部52b間のみに延びて、ダイパッド連結部53および第2リード連結部52bのみを連結している。
このように、補強片57の数を減らすことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図27に示す変形例2−5と略同一である。
本実施の形態の補強片57を適用できるリードフレームの他の例としては、図29に示す樹脂付リードフレーム70G(変形例2−7)のように、各パッケージ領域14内に2つのダイパッド25a、25b(以下、第1のダイパッド部25a、第2のダイパッド部25bともいう)と、ダイパッド25a、25bの両側に隣接して位置する一対のリード部26a、26b(以下、第1のリード部26a、第2のリード部26bともいう)とを有している4pinタイプの形態や、図31に示す樹脂付リードフレーム70H(変形例2−8)のように各パッケージ領域14内に1つのダイパッド25と、ダイパッド25の一方の側に隣接して位置する一対のリード部26a、26b(以下、第1のリード部26a、第2のリード部26bともいう)と、ダイパッド25の他方の側に隣接して位置する1つのリード部26cとを持つ4pinタイプの形態を例示することができる。
これらの例に共通する課題は、各パッケージ領域14のダイパッド25(25a、25b)とリード部26(26a、26b、26c)とが直線状に一列に配置されているため、ダイパッド25とリード部26とが短絡しないように各パッケージ領域14間を連結するリード連結部52およびダイパッド連結部53を配置すると、各ダイパッド25と各リード部26との間の隙間が繋がり、リードフレーム10の一辺に平行な、複数の細長い空間が生じてしまい、構造的に変形が生じやすくなるという問題を有することである。これらの課題はすでに述べた通り、本実施の形態の補強片57により効果的に解決できる。なお、以下に示す変形例2−7〜2−10(図29乃至図34)においても、図20乃至図22に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
変形例2−7
図29は、本実施の形態の一変形例2−7による樹脂付リードフレーム70Gを示している。図29に示す樹脂付リードフレーム70Gにおいて、図20乃至図22に示す実施の形態と異なり、各パッケージ領域14は、2つのダイパッド25a、25b(以下、第1のダイパッド部25a、第2のダイパッド部25bともいう)と、ダイパッド25a、25bの両側に隣接して位置する一対のリード部26a、26b(以下、第1のリード部26a、第2のリード部26bともいう)とを有している(4pinタイプ)。このような樹脂付リードフレーム70Gを用いると、1パッケージに2つのLED素子21を格納したLEDパッケージ20を実現することができる(図30(a)−(d)参照)。
この変形例2−7では、各パッケージ領域14内の第1のリード部26aと、各パッケージ領域14の上方および下方に隣接するパッケージ領域14内の第1のリード部26aとは、それぞれ第1リード連結部52aによりダイシング領域15を越えて連結されている。また、各パッケージ領域14内の第2のリード部26bと、各パッケージ領域14の上方および下方に隣接するパッケージ領域14内の第2のリード部26bとは、それぞれ第2リード連結部52bによりダイシング領域15を越えて連結されている。
さらに、各パッケージ領域14内の第1のダイパッド25aと第2のダイパッド25bは、その上方および下方に隣接するパッケージ領域14内の対応するダイパッド25a、25bと、それぞれ第1のダイパッド連結部53a、第2のダイパッド連結部53bによりダイシング領域15を越えて連結されている。さらに、第1のダイパッド連結部53a、第2のダイパッド連結部53b、第1リード連結部52a、および第2リード連結部52bは、ダイシング領域15に位置する補強片57によって連結されている。この場合、補強片57は、枠体領域13内側の全長にわたって一直線状に延びて、複数の第1ダイパッド連結部53a、複数の第2ダイパッド連結部53b、複数の第1リード連結部52a、および複数の第2リード連結部52bを連結している。
なお、図29に示す樹脂付リードフレーム70Gにおいては、横方向に延びる複数のダイシング領域15のうち、補強片57が設けられたダイシング領域15と、補強片57が設けられていないダイシング領域とが上下方向交互に配置されている。
このように、各パッケージ領域14が2つのダイパッド25a、25bと一対のリード部26a、26bとを有する場合においても、補強片57によってリードフレーム10の上下方向に沿って細長い空間が生じることがなく、リードフレーム10がすだれ状になることを防止することができ、リードフレーム10の反りを防止することができる。又、複数のダイシング領域15のうち一部のダイシング領域15にのみ補強片57を有するため、ダイサーの歯の磨耗を軽減できる。
変形例2−8
図31は、本実施の形態の一変形例(変形例2−8)による樹脂付リードフレーム70Hを示している。図31に示す樹脂付リードフレーム70Hにおいて、各パッケージ領域14は、ダイパッド25と、ダイパッド25の両側に位置する一対のリード配置領域16L、リード配置領域16Rを有している。リード配置領域16Lにはリード部26aを配置し、リード配置領域16Rには2つのリード部26cと26dをダイパッド25に沿って1列に配置している(以下、リード部26a、26c、26dを、それぞれ第1のリード部26a、第2のリード部26c、第3のリード部26dとも言う)。このような樹脂付リードフレーム70Hを用いると、1パッケージに3つのLED素子21を格納したLEDパッケージ20を実現することができる(図32)。
変形例2−1(図23)もしくは変形例2−3(図25)とは、第2のリード部26c、第3のリード部26dを有する点で異なるが、図31に示す樹脂付リードフレーム70Hにおいては、第2のリード部26cと第3のリード部26dとを連結する部分リード連結部55を設け、ダイシング領域15に位置する第2リード連結部52cを介して第2のリード部26cと第3のリード部26dとを連結している。なお第2リード連結部52cは、ダイシング領域15内で、枠体領域13の内側の全長にわたって縦方向に延びている。
リードフレーム10Hの各パッケージ領域14間において、各パッケージ領域14内の第1のリード部26aと、各パッケージ領域14の上方および下方に隣接するパッケージ領域14内の第1のリード部26aとは、それぞれ第1リード連結部52aによりダイシング領域15を越えて連結されている。また、各パッケージ領域14内の第2のリード部26cおよび第3のリード部26dは、各パッケージ領域14の上方および下方に隣接するパッケージ領域14内の第2のリード部26cおよび第3のリード部26dと、それぞれ部分リード連結部55を介して第2リード連結部52cにより、ダイシング領域15を越えて連結されている。この変形例で示したように、第2リード部26cおよび第3リード部26dを部分リード連結部55により一体のリードとして取り扱うことが可能な場合、一体として扱う第2リード部26cおよび第3リード部26d(つまりリード配置領域16R)と、ダイパッド25、第1のリード部26a、が一直線上に一列に配置されていれば、本願発明の補強片57を用いてリードフレームに変形が生じるのを防ぐことができる。
なお、図31に示す樹脂付リードフレーム70Hにおいては、横方向に延びる複数のダイシング領域15のうち、補強片57が設けられたダイシング領域15と、補強片57が設けられていないダイシング領域とが上下方向交互に配置されている。
変形例2−9
図33は、本実施の形態の一変形例(変形例2−9)による樹脂付リードフレーム70Iを示している。図33に示す樹脂付リードフレーム70Iにおいて、図24に示す変形例2−2と異なり、横方向に延びる複数のダイシング領域15のうち、補強片57が設けられたダイシング領域15が、上下方向に所定数おきに周期的に設けられている。図33において、補強片57が設けられたダイシング領域15は2つおきに設けられているが、これに限らず、例えば3つまたは4つおき等の間隔で設けても良い。
このように、補強片57の数を減らすことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図24に示す変形例2と略同一である。
変形例2−10
図34は、本実施の形態の一変形例(変形例2−10)による樹脂付リードフレーム70Jを示している。図34に示す樹脂付リードフレーム70Jにおいて、図33に示す変形例2−9と異なり、横方向に延びる複数のダイシング領域15のうち、補強片57が設けられたダイシング領域15は、周期的に配置されておらず、上下方向に不規則的に配置されている。
この場合においても、補強片57の数を減らすことにより、ダイシング時にブレード38に加わる負荷を軽減することができる。このほかの構成は、図24に示す変形例2−2と略同一である。
以上、図23乃至図34に示すリードフレーム(変形例2−1〜変形例2−10)についても、上述した図20乃至図22に示す実施の形態の効果と略同様の効果を得ることができる。
なお、図20乃至図22、図24、図26、図33、図34に示す樹脂付リードフレーム70、70B、70D、70I、70Jを用いて作製されるLEDパッケージとしては、図4および図5に示すものに限らず、図19(変形例B)に示すLEDパッケージであっても良い。また、図23、図25、図27、図28に示す樹脂付リードフレーム70A、70C、70E、70Fを用いて作製されるLEDパッケージとしては、図18(変形例A)に示すLEDパッケージであっても良い。
次に本発明の具体的実施例について説明する。
(実施例1)
まず、図1乃至図3に示す樹脂付リードフレーム30を作製した。この場合、一のパッケージ領域14内のダイパッド25と、隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とが傾斜補強片51により連結されているリードフレーム10をリードフレームの厚さは0.2mm厚となるように作製した。その後、このリードフレーム10に対して反射樹脂23を射出成形することにより、樹脂付リードフレーム30を樹脂つきリードフレーム厚が0.7mmになるように作製した。なお、反射樹脂23としては、ポリメチルペンテン(PMP)100部に対しにガラス繊維(日東紡績社製、CSX3J−451)120部を混練したものを用いた。
(実施例2)
次に、図20乃至図22に示す樹脂付リードフレーム70を作製した。この場合、ダイパッド連結部53およびリード連結部52は、ダイシング領域15に位置する補強片57により連結されたリードフレーム10を作製した。その後、このリードフレーム10に対して反射樹脂23を射出成形することにより、樹脂付リードフレーム70を作製した。なお、反射樹脂23としては、ポリメチルペンテン100部に対しにガラス繊維(日東紡績社製、CSX3J−451)120部を混練したものを用いた。
(実施例3)
次に、樹脂付リードフレーム30を作製した。この場合、一のパッケージ領域14内のダイパッド25と、隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とが傾斜補強片51により連結されているリードフレーム10を作製した。その後、このリードフレーム10に対して反射樹脂23を射出成形することにより、樹脂付リードフレーム30を作製した。なお、反射樹脂23としては、ポリメチルペンテン(PMP)を用い、ボード実装側から、電子線を100keVのエネルギーで400kGr照射した。この基板をホットプレート上で280℃で2分間加熱したところ、金属の影になっている部分が溶融して凹んでおり、それ以外の部分は加熱前の形状と変化が無いことが実体顕微鏡(10倍〜45倍)で確認できた。
(実施例4)
次に、樹脂付リードフレーム30を作製した。この場合、一のパッケージ領域14内のダイパッド25と、隣接する他のパッケージ領域14内のリード部26とが傾斜補強片51により連結されているリードフレーム10を作製した。その後、このリードフレーム10に対して反射樹脂23を射出成形することにより、樹脂付リードフレーム30を作製した。なお、反射樹脂23としては、ポリメチルペンテン100部に対しにガラス繊維(日東紡績社製、CSX3J−451)120部を混練したものを用い、ボード実装側から、電子線を200keVのエネルギーで800kGr照射した。この基板をホットプレート上で280℃で2分間加熱したところ、金属の影になっている部分が溶融して凹んでおり、それ以外の部分は加熱前の形状と変化が無いことが実体顕微鏡(10倍〜45倍)で確認できた。
(比較例1)
傾斜補強片51が設けられていないこと、および反射樹脂23としてポリメチルペンテン(フィラーなし)を用いたこと、以外は、実施例1と同様にして、樹脂付リードフレーム(比較例1)を作製した。
(比較例2)
傾斜補強片51が設けられていないこと、および反射樹脂23としてポリメチルペンテン100部に対しにガラス繊維(日東紡績社製、CSX3J−451)120部を混練したものを用いたこと、以外は、実施例1と同様にして、樹脂付リードフレーム(比較例2)を作製した。
(比較例3)
傾斜補強片51が設けられていないこと、および反射樹脂23としてポリメチルペンテンを用いボード実装側から、電子線を100keVのエネルギーで400kGr照射したこと、以外は、実施例1と同様にして、樹脂付リードフレーム(比較例3)を作製した。
次に、これらの樹脂付リードフレームについて、それぞれリードフレームの反りを測定した結果を表1に示す。なお、リードフレームの反りの測定方法は、ハイソメット(上述)を用いた。
この結果、実施例1ないし実施例4の樹脂付きリードフレームに生じた反りは、比較例1ないし比較例3の樹脂付リードフレームに生じた反りより小さくなった。
10 リードフレーム
11 リードフレーム本体
12 めっき層
13 枠体領域
14 パッケージ領域
15 ダイシング領域
20 LEDパッケージ
21 LED素子
22 ボンディングワイヤ(導電部)
23 反射樹脂
24 封止樹脂
25 ダイパッド
26 リード部
30 樹脂付リードフレーム
40 多面付LEDパッケージ
51 傾斜補強片
52 リード連結部
53 ダイパッド連結部
54 パッケージ領域連結部
55 部分リード連結部
57 補強片

Claims (13)

  1. 樹脂付リードフレームにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と、前記一のパッケージ領域に隣接する第1のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部とをそれぞれ連結するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結され、
    前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と、前記一のパッケージ領域に隣接するとともに前記一のパッケージ領域に関して第1のパッケージ領域と反対側に位置する第2のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部とをそれぞれ連結するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されていないことを特徴とする樹脂付リードフレーム。
  2. 前記直交する2方向に対するLED素子搭載用リードフレームの反りは0.02mm〜3.0mmの範囲に抑えられていることを特徴とする請求項1記載の樹脂付リードフレーム。
  3. 樹脂付リードフレームにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    補強片は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部にそれぞれ連結されたダイパッド連結部およびリード連結部間のみに延びてダイパッド連結部およびリード連結部を連結していることを特徴とする樹脂付リードフレーム。
  4. 樹脂付リードフレームにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    各パッケージ領域は、1つのダイパッドと、このダイパッドの両側に位置する第1のリード部および第2のリード部とを含み、
    一のパッケージ領域内のダイパッド、第1のリード部、および第2のリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッド、第1のリード部、および第2のリード部と各々ダイパッド連結部、第1リード連結部、および第2リード連結部により連結され、
    前記一のパッケージ領域と、前記一のパッケージ領域に隣接する第1のパッケージ領域との間において、補強片は、ダイパッド連結部および第1リード連結部間のみに延びてダイパッド連結部および第1リード連結部を連結し、
    前記一のパッケージ領域と、前記一のパッケージ領域に隣接するとともに前記一のパッケージ領域に関して第1のパッケージ領域と反対側に位置する第2のパッケージ領域との間において、補強片は、ダイパッド連結部および第2リード連結部間のみに延びてダイパッド連結部および第2リード連結部を連結することを特徴とする樹脂付リードフレーム。
  5. 樹脂付リードフレームにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、縦方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、一部のダイシング領域に位置するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、補強片が設けられたダイシング領域は、縦方向に所定数おきに周期的に設けられていることを特徴とする樹脂付リードフレーム。
  6. 樹脂付リードフレームにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、縦方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、一部のダイシング領域に位置するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、補強片が設けられたダイシング領域は、縦方向に不規則に設けられていることを特徴とする樹脂付リードフレーム。
  7. 多面付LEDパッケージにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂と、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のダイパッド上に搭載されたLED素子と、
    LED素子とLED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のリード部とを接続する導電部と、
    LED素子と導電部とを封止する封止樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と、前記一のパッケージ領域に隣接する第1のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部とをそれぞれ連結するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結され、
    前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と、前記一のパッケージ領域に隣接するとともに前記一のパッケージ領域に関して第1のパッケージ領域と反対側に位置する第2のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部とをそれぞれ連結するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されていないことを特徴とする多面付LEDパッケージ。
  8. 多面付LEDパッケージにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂と、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のダイパッド上に搭載されたLED素子と、
    LED素子とLED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のリード部とを接続する導電部と、
    LED素子と導電部とを封止する封止樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    補強片は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部にそれぞれ連結されたダイパッド連結部およびリード連結部間のみに延びてダイパッド連結部およびリード連結部を連結していることを特徴とする多面付LEDパッケージ。
  9. 多面付LEDパッケージにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、ダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂と、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のダイパッド上に搭載されたLED素子と、
    LED素子とLED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のリード部とを接続する導電部と、
    LED素子と導電部とを封止する封止樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    各パッケージ領域は、1つのダイパッドと、このダイパッドの両側に位置する第1のリード部および第2のリード部とを含み、
    一のパッケージ領域内のダイパッド、第1のリード部、および第2のリード部は、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッド、第1のリード部、および第2のリード部と各々ダイパッド連結部、第1リード連結部、および第2リード連結部により連結され、
    前記一のパッケージ領域と、前記一のパッケージ領域に隣接する第1のパッケージ領域との間において、補強片は、ダイパッド連結部および第1リード連結部間のみに延びてダイパッド連結部および第1リード連結部を連結し、
    前記一のパッケージ領域と、前記一のパッケージ領域に隣接するとともに前記一のパッケージ領域に関して第1のパッケージ領域と反対側に位置する第2のパッケージ領域との間において、補強片は、ダイパッド連結部および第2リード連結部間のみに延びてダイパッド連結部および第2リード連結部を連結することを特徴とする多面付LEDパッケージ。
  10. 多面付LEDパッケージにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、縦方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、一部のダイシング領域に位置するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂と、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のダイパッド上に搭載されたLED素子と、
    LED素子とLED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のリード部とを接続する導電部と、
    LED素子と導電部とを封止する封止樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、補強片が設けられたダイシング領域は、縦方向に所定数おきに周期的に設けられていることを特徴とする多面付LEDパッケージ。
  11. 多面付LEDパッケージにおいて、
    直交する2方向に延びる周縁を有する矩形状の枠体領域と、枠体領域内に多列および多段に配置され、各々がLED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含むとともに、互いにダイシング領域を介して接続された多数のパッケージ領域とを有するLED素子搭載用リードフレームであって、一のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部は、縦方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドおよびリード部と各々ダイパッド連結部およびリード連結部により連結され、横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、一部のダイシング領域に位置するダイパッド連結部およびリード連結部は、補強片により連結されている、LED素子搭載用リードフレームと、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上であって、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって配置された反射樹脂と、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のダイパッド上に搭載されたLED素子と、
    LED素子とLED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域のリード部とを接続する導電部と、
    LED素子と導電部とを封止する封止樹脂とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含み、
    横方向に延びる複数のダイシング領域のうち、補強片が設けられたダイシング領域は、縦方向に不規則に設けられていることを特徴とする多面付LEDパッケージ。
  12. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の樹脂付リードフレームの製造方法において、
    前記LED素子搭載用リードフレームを作製する工程と、
    LED素子搭載用リードフレームの各パッケージ領域周縁上に、互いに隣接するパッケージ領域に跨がって反射樹脂を設ける工程とを備え、
    反射樹脂は、異方性フィラーを含むことを特徴とする樹脂付リードフレームの製造方法。
  13. LEDパッケージの製造方法において、
    請求項12記載の樹脂付リードフレームの製造方法により樹脂付リードフレームを作製する工程と、
    樹脂付リードフレームの各ダイパッド上にそれぞれLED素子を搭載する工程と、
    各LED素子と各リード部とをそれぞれ導電部により接続する工程と、
    封止樹脂により各LED素子と各導電部とをそれぞれ封止する工程と、
    反射樹脂およびLED素子搭載用リードフレームを切断することにより、反射樹脂およびLED素子搭載用リードフレームをLED素子毎に分離する工程とを備えたことを特徴とするLEDパッケージの製造方法。
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