JP6103074B2 - 圧電センサ - Google Patents

圧電センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6103074B2
JP6103074B2 JP2015544855A JP2015544855A JP6103074B2 JP 6103074 B2 JP6103074 B2 JP 6103074B2 JP 2015544855 A JP2015544855 A JP 2015544855A JP 2015544855 A JP2015544855 A JP 2015544855A JP 6103074 B2 JP6103074 B2 JP 6103074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
electrode layer
hole
piezoelectric sensor
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015544855A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015064217A1 (ja
Inventor
靖浩 近藤
靖浩 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2015064217A1 publication Critical patent/JPWO2015064217A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6103074B2 publication Critical patent/JP6103074B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • A61B5/113Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb occurring during breathing
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/30Piezoelectric or electrostrictive devices with mechanical input and electrical output, e.g. functioning as generators or sensors
    • H10N30/302Sensors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/02Details of sensors specially adapted for in-vivo measurements

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Description

本発明は、圧電センサに関する。
センサおよびアクチュエータ等に用いられる一般的な圧電素子の構造としては、圧電体層を2つの電極層で挟んだ構造が知られている。圧電素子では、圧電素子に加えられた応力等の物理的信号が電気的信号に変換されて(正圧電効果)、電極から出力されるか、あるいは、圧電素子に入力された電気的信号が物理的信号に変換される(逆圧電効果)。
近年、電子機器の小型化に伴い、センサ等に用いられる圧電素子も小型化、軽量化が求められている。この要求に応えるものとして、フィルム状の基材に薄膜化した圧電体層を形成した圧電素子、または、圧電性をもつフィルム材料による圧電素子の開発が進められている。
このような圧電素子は、通常、ゴムモールドなどの保護部材で覆われた状態で、圧電センサとして製品化される。そして、圧電センサは、生体に貼り付けた状態で、その圧電センサが貼り付けられた部位の圧力変化を検出し、生体の各部位に生じる動きを測定するために応用することが検討されている。
圧電センサを生体に貼り付ける方法としては、種々の粘着剤等を用いて圧電センサを生体に密着させる方法が挙げられるが、この場合、粘着剤が密着した生体部位が汗等の水分により蒸れた状態となり、生体に不快感が生じると共に、該部位の皮膚にかぶれ等が生じたり、圧電センサが剥がれやすくなったりするという問題がある。通常、圧電センサを貼り付けた状態は長時間続く場合が多いため、これらの問題は、実用面において重要な問題である。
一方、特許文献1(特開2009−160305号公報)には、生体の表面に取り付けられて、生体の呼吸状態を検出する呼吸器センサにおいて、センサの装着時の不快感を低減するために、検出素子を保持する板状の基体に複数の開口部を設けることが記載されている。しかしながら、特許文献1に記載のセンサは、装着型であり(貼り付け型ではなく)、生体に密着して貼り付けることができない。このため、このようなセンサは、生体に貼り付けた状態で使用される圧電センサには適用することが出来ない。
特開2009−160305号公報
本発明は、生体に貼り付けた状態で使用する場合に、貼り付け部位に生じる蒸れを抑制し、生体に生じる不快感や生体への悪影響を低減できる圧電センサを提供することを目的とする。
[1] 圧電フィルム、前記圧電フィルムの一方の主面に積層された信号電極層、および、前記圧電フィルムの他方の主面に積層された接地電極層を含む圧電素子と、
前記圧電素子を少なくとも部分的に覆う保護部材と、
前記保護部材の外表面の少なくとも一部に形成された粘着剤層とを備え、
前記圧電素子は、1つ以上の第1貫通孔を有し、
前記保護部材は、前記第1貫通孔と同じ位置に1つ以上の第2貫通孔を有し、
前記粘着剤層は、通気性を有する通気性粘着剤層であるか、または、前記第2貫通孔と同じ位置に1つ以上の第3貫通孔を有することを特徴とする、圧電センサ。
[2] 前記通気性粘着剤層は、透湿性を有するゲルからなる、上記[1]に記載の圧電センサ。
[3] 前記通気性粘着剤層は、メッシュ状である、上記[1]に記載の圧電センサ。
[4] 前記圧電素子において、前記第1貫通孔およびその周囲を含む領域に、前記信号電極層および前記接地電極層が存在しない、上記[1]〜[3]のいずれかに記載の圧電センサ。
[5] 前記第1貫通孔が前記第2貫通孔よりも大きく、前記圧電素子が前記第2貫通孔において外部に露出していない、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の圧電センサ。
[6] さらに、前記信号電極層に電気的に接続されたアンプを備え、
前記保護部材の内部に前記アンプが収容されている、上記[1]〜[5]のいずれかに記載の圧電センサ。
[7] 生体に貼り付けた状態で使用される、上記[1]〜[6]のいずれかに記載の圧電センサ。
本発明によれば、生体に貼り付けた状態で使用する場合に、貼り付け部位に生じる蒸れを抑制し、生体に生じる不快感や生体への悪影響を低減できる圧電センサを提供することができる。また、生体と圧電センサの間の空気が抜け易く、汗などが溜まり難いため、圧電センサの生体への密着性を向上させることができる。
実施形態1の圧電センサの構成を説明するための斜視図である。 実施形態1の圧電センサの構成を説明するための断面模式図である。 実施形態1の圧電センサの別の構成を説明するための断面模式図である。 実施形態1の圧電センサのさらに別の構成を説明するための断面模式図である。 実施形態2の圧電センサの構成を説明するための断面模式図である。 実施形態3の圧電センサの構成を説明するための断面模式図である。 実施形態の圧電センサの構成を説明するための斜視図である。 実施形態4の圧電センサの構成を説明するための断面模式図である。
本発明の圧電センサは、圧電素子と、該圧電素子を少なくとも部分的に覆う保護部材と、前記保護部材の外表面の少なくとも一部に形成された粘着剤層とを備える。
本発明においては、圧電素子は、1つ以上の第1貫通孔を有し、
保護部材は、第1貫通孔と同じ位置に1つ以上の第2貫通孔を有し、
粘着剤層は、(i)通気性を有する通気性粘着剤層であるか、または、(ii)第2貫通孔と同じ位置に1つ以上の第3貫通孔を有する。
「圧電素子」は、少なくとも、圧電フィルム、圧電フィルムの一方の主面に積層された信号電極層、および、圧電フィルムの他方の主面に積層された接地電極層を含む。「圧電フィルム」は、例えば、絶縁性フィルム、および、該絶縁性フィルムの一方の主面に積層された圧電体層から構成される。また、「圧電体フィルム」は、圧電性を有するフィルム素材によって構成されるものであってもよい。
圧電センサに用いられる圧電フィルムは薄型(フィルム状)の部材であり、それを含む圧電素子も薄型(フィルム状)であることが好ましい。圧電センサ全体としても、薄型(フィルム状)の圧電センサであることがより好ましい。
絶縁性フィルムは、通常は可撓性を有するフィルムであり、軽量で、取り扱い易いといった特徴を有する高分子を主成分とするフィルムであることが好ましい。絶縁性フィルムの主成分として用いられる高分子は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂であり、好ましくは、耐熱性、絶縁破壊強度、機械的強度に優れるポリイミド系樹脂である。
圧電体層の構成材料は、圧電性を有する物質であれば特に限定されるものではないが、例えば、ウルツ鉱型構造を有する化合物やペロブスカイト構造(ABO)を有する複合酸化物(ペロブスカイト系複合酸化物)を主成分とする材料を用いることができる。
ウルツ鉱型構造を有する化合物としては、例えば、窒化アルミニウム、窒化ガリウム、窒化インジウム、酸化ベリリウム、酸化亜鉛、硫化カドミウム、硫化亜鉛またはヨウ化銀が挙げられる。
ペロブスカイト系複合酸化物のペロブスカイト構造(ABO)のAサイトとしては、例えば、Pb,Ba,Ca,Sr,La,LiおよびBiの中から選択される少なくとも1種の元素を採用することができる。ペロブスカイト構造(ABO)のBサイトとしては、例えば、Ti,Zr,Zn,Ni,Mg,Co,W,Nb,Sb,TaおよびFeの中から選択される少なくとも1種の元素が採用される。
このようなペロブスカイト系複合酸化物の具体例としては、チタン酸ジルコン酸鉛[Pb(Zr,Ti)O](PZTともいう)、ニオブ酸タンタル酸カリウム[K(Ta,Nb)O]、チタン酸バリウム(BaTiO)、(Pb,La)(Zr,Ti)O[チタン酸鉛(PbTiO)など]、等が挙げられる。
圧電体層の形成方法としては、例えば、スパッタリング法、真空蒸着法、レーザーアブレーション法、イオンプレーティング法、コーティング法や、CVD法、MOCVD法等の化学蒸着法が知られており、その中から好ましいものを適宜選択することができる。
圧電体層の膜厚は、好ましくは0.1〜100μmであり、より好ましくは0.5〜30μmである。すなわち、厚みが0.1μm未満では、例えばセンサやアクチュエータ等に用いた場合に十分な出力が得られにくく、逆に100μmを超えると柔軟性が乏しくなりクラックや剥離を引き起こす恐れがある。
信号電極層は、圧電体層で発生した電気信号を出力するための電極からなる膜状の層であり、アンプに電気的に接続されることが好ましい。また、接地電極層は、通常、信号電極層と電気的に接続されておらず、接地された導体から構成される。
信号電極層および接地電極層の材料としては、例えば、Al、Ni、Pt、Au、Ag、Ti、CuまたはSn等の金属やこれらの合金から構成される導電性材料、または、金属酸化物や金属窒化物を含む導電性材料を用いることができる。
信号電極層および接地電極層の形成方法としては、特に限定されないが、例えば、塗布処理、メッキ法またはスパッタリング法や、真空蒸着法等の物理蒸着法を用いることができる。なお、接地電極層は、他にも、例えば、上記材料からなる薄膜を積層することで形成してもよい。
本発明の圧電センサは、例えば、変位信号、音声信号などの物理信号を計測するためのセンサとして用いられる。圧電センサは、特に、生体に貼り付けられた状態で使用されるセンサとして好適に用いられる。なお、本発明の圧電センサと同様の構成を有する部材をアクチュエータとして用いることもできる。
以下、本発明の圧電素子の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表すものである。また、長さ、幅、厚さ、深さなどの寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1の圧電センサの構成を説明するための斜視図であり、図2は、実施形態1の圧電センサの構成を説明するための断面模式図である。
図2を参照して、本実施形態の圧電センサの一部を構成する圧電素子1は、圧電フィルム11と、その両主面に積層された2つの電極層12,13とから構成される。圧電フィルム11は、絶縁性フィルム、および、絶縁性フィルムの一方の主面に積層された圧電体層から構成されている。なお、圧電フィルム11の一方の主面に積層される電極層12が信号電極層となり、圧電フィルム11の他方の面に積層される電極層13が接地電極層となる。電極層12は、引き出し配線31に、電極層13は引き出し配線32に電気的に接続されている。ただし、信号電極層と接地電極層とは電気的に接続されていない。このように、人体側(通気性粘着剤層41側)の電極層13が接地電極層である方が好ましい。
圧電センサは、さらに、圧電素子の全体を覆う保護部材2と、保護部材2の一方の主面に形成された通気性粘着剤層41とを備えている。通気性粘着剤層41の保護部材2と反対側の表面には、剥離紙5が剥離可能なように貼り付けられおり、使用前の粘着剤層の表面を保護している。
保護部材としては、特に限定されないが、例えば、ゴムから形成されるモールド(成型体)が挙げられる。ゴムとしては、生体にアレルギー反応が生じ難い点で、シリコーンゴムを用いることが好ましい。なお、保護部材は、安全性の観点から、鋭利な角部がない形状(角部が丸い形状など)であることが好ましい。
通気性粘着剤層41としては、例えば、透湿性を有するゲルからなる粘着剤層を用いることができる。透湿性を有するゲルとしては、例えば、透湿性ウレタンゲルなどが挙げられる。また、通気性粘着剤層は、メッシュ状の粘着剤層(メッシュ等の多孔性基材と粘着剤を含む層)であってもよい。メッシュ状の粘着剤層を用いる場合、材料を低コスト化でき、粘着剤の材質選択の自由度が増すため、粘着剤層の生体への低侵襲化等も可能となる。
ここで、図1および図2を参照して、本実施形態の圧電センサには、複数の貫通孔2aが設けられている。この貫通孔2aは、圧電素子が有する1つ以上の第1貫通孔と、保護部材2が有する1つ以上の第2貫通孔とを兼ねる孔である。従って、本実施形態では、第1貫通孔および第2貫通孔を貫通孔2aとして同時に形成することもできる。貫通孔の形成方法としては、種々公知の方法を用いることができ、特に限定されない。
図2では、粘着剤層として通気性粘着剤層41を用いている。このため、特に貫通孔を設ける必要はなく、製造面で有利である。ただし、図3に示されるように粘着剤層42が貫通孔4a(第3貫通孔)を有していてもよい。なお、粘着剤層42が通気性を有していない場合は、第3貫通孔を設ける必要がある。
なお、粘着剤層(通気性粘着剤層41、粘着剤層42)の保護部材(ゴムモールドなど)に対する接合力は、生体(皮膚表面など)に対する接合力よりも強いことが好ましい。センサを剥がしたときに粘着剤が生体に残ることを防ぐためである。
また、例えば、人体の喉頭隆起の皮膚表面に圧電センサを貼り付けるような場合は、粘着剤層にスリット等を設けることで、粘着剤層が皮膚の表面の凹凸に適合するようにすることが好ましい。
図2に示されるように、圧電素子1において、第1貫通孔(貫通孔2a)およびその周囲を含む領域に、電極層12,13(信号電極層および接地電極層)が存在しないように、電極層12,13の配線パターンが設計されている。このようにすることで、例えば、圧電素子1に第1貫通孔を形成する際に、2つの電極層12,13(信号電極層と接地電極層)が変形して貫通孔内で両者が接触するといった絶縁破壊の発生が防止され、絶縁性が向上する。
なお、図2および図3では、圧電素子1の全体が保護部材2で覆われているが、図4に示されるように、2つの保護部材2を圧電素子1の両主面のそれぞれに積層するようにしてもよい。
本実施形態では、圧電素子1および保護部材2に貫通孔(第1貫通孔および第2貫通孔)を設け、さらに、粘着剤層として通気性粘着剤層41を用いるか、または、粘着剤層にも貫通孔(第3貫通孔)を設けることにより、生体に貼り付けた状態で使用する場合に、貼り付け部位に生じる蒸れを抑制し、生体に生じる不快感や生体への悪影響を低減できる圧電センサを提供することができる。また、生体と圧電センサの間の空気が抜け易く、汗などが溜まり難いため、圧電センサの生体への密着性を向上させることができる。
(実施形態2)
図5は、実施形態2の圧電センサの構成を説明するための模式断面図である。本実施形態は、図5に示されるように、電極層12,13(信号電極層および接地電極層)が、貫通孔2a(圧電素子1の第1貫通孔)の周囲に存在している点で、実施形態1とは異なるが、その他の点は実施形態1と同様である。
実施形態1では、貫通孔2aを形成する前に、第1貫通孔(貫通孔2a)およびその周囲を含む領域に、電極層12,13(信号電極層および接地電極層)が存在しないように、電極層12,13の配線パターンを形成する必要があるが、本実施形態では、その必要がなく、簡易な方法により低コストで圧電センサを製造することができる。
(実施形態3)
図6は、実施形態3の圧電センサの構成を説明するための断面模式図である。実施形態1では、図2に示されるように、第1貫通孔(圧電素子1の貫通孔)の大きさは、第2貫通孔(保護部材2の貫通孔2a)の大きさと同じであったが、本実施形態では、第1貫通孔を第2貫通孔(貫通孔2a)よりも大きくし、圧電素子1(圧電フィルム11)が第2貫通孔において外部に露出しないように設計されている。
本実施形態では、このように、圧電素子1が保護部材2で覆われているため、圧電素子の耐湿性等が向上し、圧電センサの劣化が抑制され、圧電センサの信頼性が向上する。なお、本実施形態は、圧電フィルムを構成する圧電体の材料として、腐食しやすい材料を用いる場合に、特に有用である。
(実施形態4)
図7は、実施形態4の圧電センサの構成を説明するための斜視図であり、図8は、実施形態4の圧電センサの構成を説明するための断面模式図である。
本実施形態では、図8に示されるように、アンプ62が搭載されたアンプ基板61が、圧電素子1の一方の面に積層されている。アンプは、信号電極層からの電気信号を増幅する機能を有しており、電子回路に用いられる種々公知のアンプ(増幅器)を用いることができる。
圧電フィルム11の両面の電極層12,13(信号電極層および接地電極層)は、導電性接着剤7を介して、アンプ基板61に電気的に接続され、信号電極層(電極層12)がアンプ62と電気的に接続される。アンプ基板61には引き出し配線31,32が接続され、一方の引き出し配線31は、信号電極層(電極層12)およびアンプ62と電気的に接続され、他方の引き出し配線32は、接地電極層(電極層13)と電気的に接続されている。
そして、本実施形態において、アンプ62は、保護部材2の内部に収容されている。本実施形態では、このように、アンプも保護部材で覆われていることにより、圧電フィルム11(圧電素子)で発生し、信号電極層から出力された後、アンプで増幅される前の電気信号に、電磁ノイズが混入することを抑制できる。これにより、圧電センサの感度を向上させることができる。特に、生体で生じる物理信号を計測する場合は、生体が絶縁体であり誘導雑音を帯びているため、本実施形態が有効である。
また、アンプへの湿気等の混入を抑制できるため、アンプの特性変化を生じ難くなり、圧電センサの信頼性を向上させ、長寿命化することができる。
また、別途、圧電素子とアンプとを信号線(ワイヤ等)で接続する場合は、シールド体が大きくなってしまうが、本実施形態では、上述のような構成の圧電素子とアンプとを積層してアンプ基板を介して接続することにより、別途の信号線が必要なく、安価に、小型(薄型)のアンプ一体型の圧電センサを提供することができる。なお、圧電センサを小型化、薄型化する観点から、アンプ62としてサイズの小さなアンプを用いることが好ましい。
また、アンプと圧電素子の接続部が、保護部材で覆われていることにより、外部からの応力が緩和され、該接合部における断線等を抑制することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧電素子、11 圧電フィルム、12,13 電極層、2 保護部材、2a,4a 貫通孔、31,32 引き出し配線、41 通気性粘着剤層、42 粘着剤層、5 剥離紙、61 アンプ基板、62 アンプ、7 導電性接着剤。

Claims (7)

  1. 圧電フィルム、前記圧電フィルムの一方の主面に積層された信号電極層、および、前記圧電フィルムの他方の主面に積層された接地電極層を含む圧電素子と、
    前記圧電素子を少なくとも部分的に覆う保護部材と、
    前記保護部材の外表面の少なくとも一部に形成された粘着剤層とを備え、
    前記圧電素子は、1つ以上の第1貫通孔を有し、
    前記保護部材は、前記第1貫通孔と同じ位置に1つ以上の第2貫通孔を有し、
    前記粘着剤層は、通気性を有する通気性粘着剤層であるか、または、前記第2貫通孔と同じ位置に1つ以上の第3貫通孔を有することを特徴とする、圧電センサ。
  2. 前記通気性粘着剤層は、透湿性を有するゲルからなる、請求項1に記載の圧電センサ。
  3. 前記通気性粘着剤層は、メッシュ状である、請求項1に記載の圧電センサ。
  4. 前記圧電素子において、前記第1貫通孔およびその周囲を含む領域に、前記信号電極層および前記接地電極層が存在しない、請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電センサ。
  5. 前記第1貫通孔が前記第2貫通孔よりも大きく、前記圧電素子が前記第2貫通孔において外部に露出していない、請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電センサ。
  6. さらに、前記信号電極層に電気的に接続されたアンプを備え、
    前記保護部材の内部に前記アンプが収容されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧電センサ。
  7. 生体に貼り付けた状態で使用される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の圧電センサ。
JP2015544855A 2013-10-28 2014-09-08 圧電センサ Active JP6103074B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013223051 2013-10-28
JP2013223051 2013-10-28
PCT/JP2014/073621 WO2015064217A1 (ja) 2013-10-28 2014-09-08 圧電センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015064217A1 JPWO2015064217A1 (ja) 2017-03-09
JP6103074B2 true JP6103074B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=53003830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015544855A Active JP6103074B2 (ja) 2013-10-28 2014-09-08 圧電センサ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6103074B2 (ja)
WO (1) WO2015064217A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6614169B2 (ja) * 2017-01-25 2019-12-04 株式会社Soken 生理的熱量の計測器
WO2018168143A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 ヤマハ株式会社 生体振動センサー、生体振動検出システム、生体振動検出方法及び振動検出素子
WO2018168145A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 ヤマハ株式会社 生体振動センサー
JP2019010359A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 ヤマハ株式会社 振動センサ
JP7056669B2 (ja) * 2017-11-09 2022-04-19 株式会社村田製作所 圧電部品、センサおよびアクチュエータ
CN108267263A (zh) * 2018-01-25 2018-07-10 杨松 传感体及其制备方法
CN115014591B (zh) * 2022-06-24 2024-05-17 电子科技大学 一种ct增强扫描防外渗监测传感器、制备方法和监测设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09294730A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Hagiwara Denki Kk シャント形成部位における振動検出センサ
JP4460253B2 (ja) * 2003-09-26 2010-05-12 積水化成品工業株式会社 親水性高分子ゲル粘着材
US7104134B2 (en) * 2004-03-05 2006-09-12 Agilent Technologies, Inc. Piezoelectric cantilever pressure sensor
JP4840994B2 (ja) * 2006-11-17 2011-12-21 正一 中村 温度記録計
JP5358332B2 (ja) * 2009-07-23 2013-12-04 テルモ株式会社 体温測定システム及びデータ読み取り装置ならびにその駆動制御方法
JP5704696B2 (ja) * 2010-12-28 2015-04-22 独立行政法人科学技術振興機構 生体適合性ポリマーセンサ及びその製造方法
WO2012116038A2 (en) * 2011-02-23 2012-08-30 Perfuzia Medical, Inc. Actuator for delivery of vibratory stimulation to an area of the body and method of application

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015064217A1 (ja) 2015-05-07
JPWO2015064217A1 (ja) 2017-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6103074B2 (ja) 圧電センサ
JP5962867B2 (ja) 圧電センサ
JP6103068B2 (ja) 圧電センサ
US5827198A (en) Low-cost, disposable, polymer-based, differential output flexure sensor and method of fabricating same
JP6458199B2 (ja) トランスデューサ積層体
US11346728B2 (en) Piezoelectric sensor
JP4989932B2 (ja) 再使用可能ないびき/気流センサ、及びそれを製作する方法
JP2015126449A (ja) 超音波センサー及びその製造方法
CN109982648A (zh) 降低医学设备中的电磁干扰
US6491642B1 (en) Pyro/piezo sensor
US10130339B2 (en) Ultrasound sensor and method of manufacturing thereof
CN105796095B (zh) 胎心胎动监测带、胎心胎动监测装置及系统
JP7008618B2 (ja) 電池パック
US6254545B1 (en) Pyro/piezo sensor
JP2006066901A (ja) 圧電素子
JP2022008536A (ja) 電池パック
JP2019010497A (ja) 振動センサー
JP4630998B2 (ja) スピーカ装置又はマイクロフォン装置
WO2013179368A1 (ja) 生体用電極パッド
JP6112210B2 (ja) 圧電素子および圧電センサ
JP2017201782A (ja) 超音波トランスデューサ及びその製造方法
JPWO2020154697A5 (ja)
JP5958665B2 (ja) 圧電素子および圧電センサ
JP2020134446A (ja) 圧電センサ
JP2020134444A (ja) 圧電センサ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6103074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150