JP6100775B2 - 溶剤補助ディレードコークス化プロセス - Google Patents
溶剤補助ディレードコークス化プロセス Download PDFInfo
- Publication number
- JP6100775B2 JP6100775B2 JP2014522823A JP2014522823A JP6100775B2 JP 6100775 B2 JP6100775 B2 JP 6100775B2 JP 2014522823 A JP2014522823 A JP 2014522823A JP 2014522823 A JP2014522823 A JP 2014522823A JP 6100775 B2 JP6100775 B2 JP 6100775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coking
- solvent
- delayed
- stream
- delayed coking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10B—DESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
- C10B57/00—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general
- C10B57/04—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general using charges of special composition
- C10B57/045—Other carbonising or coking processes; Features of destructive distillation processes in general using charges of special composition containing mineral oils, bitumen, tar or the like or mixtures thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10B—DESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
- C10B55/00—Coking mineral oils, bitumen, tar, and the like or mixtures thereof with solid carbonaceous material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G9/00—Thermal non-catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
- C10G9/005—Coking (in order to produce liquid products mainly)
Description
本出願は、出典明示により本明細書に取り込まれる2011年7月29日提出の米国特許仮出願番号第61/513,369号の利益を請求する。
本発明は、コークス化誘導期を短縮し、それによりコークス化プロセスを亢進する重質炭化水素残油の改善されたディレードコークス化プロセスに関する。
a.アスファルテンを含有する新たな重質炭化水素供給原料を、予め加熱するためにコークス化生成分留装置の下部に導入し;
b.予め加熱された新たな炭化水素供給原料を含む底部留分を、コークス化ユニット複合供給ストリームとして分留装置から送り出し;
c.式CnH2n+2(n=3〜8)を含有するパラフィン溶剤を、コークス化ユニット複合供給ストリームと、溶剤の供給ストリームに対する比率で体積比0.1:1〜10:1にて混合ゾーンに導入し、コークス化ユニット複合供給ストリームに存在する全てまたは実質的に全てのアスファルテンを溶剤凝縮し;
d.凝縮したアスファルテンを含有するコークス化ユニット複合供給ストリームを、所定のコークス化温度に加熱するためにコークス化ユニット炉に導入し;次いで
e.溶剤凝縮したアスファルテンおよびパラフィン溶剤を含有する加熱された複合供給ストリームを、ディレードコークス化ドラムに送り出して、液体部分が増加し、且つ同一の重質炭化水素供給原料にパラフィン溶剤を加えることなく堆積されたコークスの量と比較して少ないコークスがドラム内部に堆積するディレードコークス化生成ストリームを生成する
工程が含まれる。
a.アスファルテンを含有する新たな重質炭化水素供給原料を、予め加熱するためにコークス化生成分留装置の下部に導入し;
b.予め加熱された新たな炭化水素供給原料を含む底部留分を、コークス化ユニット複合供給ストリームとして分留装置から送り出し;
c.コークス化ユニット複合供給ストリームを、所定のコークス化温度に加熱するためにコークス化ユニット炉に導入し;
d.式CnH2n+2(n=3〜8)を有するパラフィン溶剤を、炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームと、溶剤の供給ストリームに対する比率で体積比0.1:1〜10:1にてコークス化炉の下流で混合して、加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリーム中において溶剤凝縮されたアスファルテンを形成し;
e.溶剤凝縮したアスファルテンおよびパラフィン溶剤を含有する加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームを、ディレードコークス化ドラムに送り出して、液体部分が増加し、且つ同一の重質炭化水素供給原料にパラフィン溶剤を加えることなく堆積されたコークスの量と比較して少ないコークスがドラム内部に堆積するディレードコークス化生成ストリームを生成する
工程を包含する。
1.供給原料に加えられるパラフィン溶剤は、マルテン溶液中のアスファルテンの平衡を妨げて、アスファルテンの固形粒子を凝縮させる。よって、コークス化誘導期は短くなる。
2.注入されたパラフィン溶剤は、反応し、および/または反応していない軽質液体化合物のコークス化ドラムからの除去を促進し、さらなる遊離ラジカルを形成する望ましくない第2の分解反応を防ぐ。
3.コークス化反応のための滞留時間が短くなる。これは、減圧ガス油の範囲内で沸騰するレジン分子のコークス化を最小にし、それにより価値のより高い液体の収率を高める。
前記の発明の概要、ならびに下記の詳細な説明は、添付した図面と併せて読んだ場合に最も理解され、同一または同様の構成要素は同一の数字で表される:
図2に関して、改善されたディレードコークス化プロセスおよび装置10が図示されている。装置10には、分留装置20、混合ゾーン30、炉40およびコークス化ドラム50が含まれる。分留装置20には、新たな重質炭化水素供給原料を受け入れるための供給口27、ディレードコークス化生成ストリームを受けるためにコークス化ドラム排出口52と流体連結されている供給口21が含まれる。分留装置20にはまた、軽質ナフサ留分を送り出すための排出口22、重質ナフサ留分を送り出すための排出口23、ガス油留分を送り出すための排出口24、重質ガス油留分を送り出すための排出口25、ならびに底部留分および予め加熱された新たな重質炭化水素供給原料の混合物を送り出すための排出口26が含まれる。混合ゾーン30には、パラフィン溶剤を導入するための導管33および予め加熱された炭化水素供給原料と分留装置底部留分の複合ストリームを受け入れるための分留装置排出口26と流体連結されている供給口31が含まれる。混合ゾーン30にはまた、溶剤凝縮させたアスファルテンおよびパラフィン溶剤を含有する複合ストリームを送り出すための排出口32が含まれる。炉40には、混合ゾーン排出口32と流体連結されている供給口41および加熱された複合ストリームを送り出すための排出口42が含まれる。コークス化ドラム50には、炉排出口42と流体連結されている供給口51およびディレードコークス化生成ストリームを受け入れるための分留装置供給口21と流体連結されている排出口52が含まれる。
本発明の好ましい態様は、以下を包含する。
[1]少なくとも1つのドラムを含むディレードコークス化ユニットで使用するためのディレードコークス化プロセスであって、前記コークス化ユニットが、ディレードコークス化生成ストリームおよびドラム中に保持されるコークス生成物を生じ、前記コークス化生成ストリームが、コークス化生成ストリーム分留装置に導入されて、少なくとも底部留分、中間留分および軽質ナフサ留分を生じるものであり、
a.アスファルテンを含有する新たな重質炭化水素供給原料を、予め加熱するためにコークス化生成分留装置の下部に導入し;
b.予め加熱された新たな炭化水素供給原料を含む底部留分を、コークス化ユニット複合ストリームとして分留装置から送り出し;
c.式C n H 2n+2 (nは、3〜8でありうる)を有するパラフィン溶剤またはパラフィンおよびオレフィン溶剤の組み合わせ(ここで、後者は、式C n H 2n (nは、3〜8でありうる)を有する)を、溶剤の供給ストリームに対する十分な比率でコークス化ユニット複合供給ストリームと混合するための混合ゾーンに導入し、コークス化ユニット複合供給ストリーム中の実質的に全てのアスファルテンを溶剤凝縮し;
d.凝縮されたアスファルテンを含有するコークス化ユニット複合供給ストリームを、所定のコークス化温度に加熱するためにコークス化ユニット炉に導入し;次いで
e.溶剤凝縮されたアスファルテンおよびパラフィン溶剤を含有する加熱された複合供給ストリームをディレードコークス化ドラムに送り込んで、増加した分の液体を含有し、且つ同一の重質炭化水素供給原料にパラフィン溶剤を加えることなく堆積されたコークスの量と比較してドラム内部に減少したコークスが堆積するディレードコークス化生成ストリームを生成すること
を特徴とするプロセス。
[2]溶剤の供給ストリームに対する比率が、体積比0.1:1〜10:1である、[1]に記載のプロセス。
[3]混合ゾーンに加えられるパラフィン溶剤の体積が、重質炭化水素供給原料中の実質的に全てのアスファルテンを凝縮するのに十分であるように予め定められているものである、[1]に記載のプロセス。
[4]ディレードコークス化プロセスにかけられる重質炭化水素供給原料の試料を分析して、実質的に全てのアスファルテンを凝縮させるために必要なパラフィン溶剤のアスファルテンに対する比率を決定することを含むものである、[3]に記載のプロセス。
[5]パラフィン溶剤が、80℃以下の初留点を有するものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[6]80℃以下の沸点を有し、コークス化生成分留装置から回収された芳香族化合物を実質的に含まない軽質ナフサ留分の少なくとも一部が、溶剤混合ゾーンに導入されるものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[7]分留装置から取り出され、混合ゾーンに導入される軽質ナフサストリームが、アルカン化合物およびアルケン化合物の混合物を含むものである、[6]に記載のディレードコークス化プロセス。
[8]軽質ガス油が、軽質ナフサストリームと共に別のストリームとして分留装置から回収されるものである、[6]に記載のディレードコークス化プロセス。
[9]溶剤混合ゾーンが、コークス化生成分留装置およびコークス化ユニット炉の間にあるものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[10]溶剤混合ゾーンが、コークス化ユニット炉およびコークス化ドラムの間にあるものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[11]溶剤が、コークス化ドラムの前に重質炭化水素供給原料に直接注入されるものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[12]工程(e)が、送り出された底部留分、ならびに溶剤および溶剤凝縮されたアスファルテンのコークス化複合ユニット供給ストリームを、1〜20バールの範囲の圧力において480℃〜530℃の範囲の温度に加熱することを含むものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[13]圧力が、1〜10バールの範囲である、[12]に記載のディレードコークス化プロセス。
[14]圧力が、1〜7バールの範囲である、[12]に記載のディレードコークス化プロセス。
[15]重質炭化水素供給原料が、原油、ビチューメン、タールサンド、シェール油、石炭液化液体およびこれらの組み合わせからなる群から選択される未精製の炭化水素供給源である、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[16]重質炭化水素供給原料が、常圧残油、減圧残油、ビスブレーカー生成物、流動接触分解生成物または副生成物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される精製された炭化水素供給源に由来するものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[17]重質炭化水素供給原料が、36℃〜2000℃の沸点を有する混合物である、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[18]コークス化ユニットが、2つのドラムを含み、前記プロセスが、スイングモードで操作されるものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[19]コークス化サイクルが、少なくとも30%まで減少されるものである、[1]に記載のディレードコークス化プロセス。
[20]少なくとも1つのドラムを含むディレードコークス化ユニットに使用するためのディレードコークス化プロセスであって、前記コークス化ユニットが、ディレードコークス化生成ストリームおよびドラム中に保持されるコークス生成物を生じ、コークス化生成ストリームが、コークス化生成ストリーム分留装置に導入されて、少なくとも底部留分、中間留分および軽質ナフサ留分を生成するものであり:
a.アスファルテンを含有する新たな重質炭化水素供給原料を、予め加熱するためにコークス化生成分留装置の下部に導入し;
b.予め加熱された新たな炭化水素供給原料を含む底部留分を、コークス化ユニット複合供給ストリームとして分留装置から送り出し;
c.コークス化ユニット複合供給ストリームを、所定のコークス化温度に加熱するためにコークス化ユニット炉に導入し;
d.式C n H 2n+2 (n=3〜8)を有するパラフィン溶剤を、炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームと、溶剤の供給ストリームに対する比率で体積比0.1:1〜10:1にて混合して、炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリーム中で、溶剤凝縮されたアスファルテンを形成させ;
e.溶剤凝縮されたアスファルテンおよびパラフィン溶剤を含有する炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームを、ディレードコークス化ドラムに送り出して、増加した分の液体を有し、且つ同一の重質炭化水素供給原料にパラフィン溶剤を加えることなく堆積されたコークス量と比較して減少したコークスが堆積するディレードコークス化生成ストリームを生成すること
を特徴とするプロセス。
[21]パラフィン溶剤および炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームの混合が、混合ゾーンで生じるものである、[20]に記載のディレードコークス化プロセス。
[22]パラフィン溶剤が、炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームに直接注入されるものである、[20]に記載のディレードコークス化プロセス。
Claims (18)
- 少なくとも1つのドラム(50、150)を含むディレードコークス化ユニットで使用するためのディレードコークス化プロセスであって、前記コークス化ユニットが、ディレードコークス化生成ストリームおよびドラム中に保持されるコークス生成物を生じ、前記コークス化生成ストリームが、コークス化生成ストリーム分留装置(20、120)に導入されて、少なくとも底部留分、中間留分および軽質ナフサ留分を生じるものであり、
a.ディレードコークス化プロセスにかけられるアスファルテンを含有する重質炭化水素供給原料の試料を分析して、実質的に全てのアスファルテンを工程dにおいて凝集させるために必要なパラフィン溶剤対アスファルテン比を決定し;
b.アスファルテンを含有する新たな重質炭化水素供給原料を、予め加熱するためにコークス化生成分留装置の下部に導入し;
c.予め加熱された新たな炭化水素供給原料を含む底部留分を、コークス化ユニット複合供給ストリームとして分留装置から送り出し;
d.式CnH2n+2(nは、3〜8でありうる)を有するパラフィン溶剤、または該パラフィン溶剤および式C n H 2n (nは、3〜8である)を有するオレフィン溶剤の組み合わせを、コークス化生成分留装置(20)およびコークス化ユニット炉(40)の間またはコークス化ユニット炉(140)およびコークス化ユニット(150)の間にある溶剤混合ゾーン(30、130)に導入し、およびコークス化ユニット複合供給ストリーム中の実質的に全てのアスファルテンを溶剤凝集するために工程aにおいて決定した溶剤の供給ストリームに対する十分な比率で溶剤とコークス化ユニット複合供給ストリームとを混合し;
e.凝集されたアスファルテンを含有するコークス化ユニット複合供給ストリームを、所定のコークス化温度に加熱するためにコークス化ユニット炉に導入し;次いで
f.溶剤凝集されたアスファルテンおよび溶剤を含有する加熱された複合供給ストリームを少なくとも1つのドラムに送り込んで、増加した分の液体を含有するディレードコークス化生成ストリームを生成し、溶剤を同一の重質炭化水素供給原料に加えることなく堆積させたコークスの量と比較して減少したコークスをドラム内部に堆積させること
を特徴とするプロセス。 - 溶剤対供給ストリーム比が、体積比0.1:1〜10:1である、請求項1に記載のプロセス。
- パラフィン溶剤が、80℃以下の初留点を有するものである、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- 80℃以下の沸点を有し、コークス化生成分留装置から回収された芳香族化合物を実質的に含まない軽質ナフサ留分の少なくとも一部が、溶剤混合ゾーンに導入されるものである、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- 分留装置から取り出され、溶剤混合ゾーンに導入される軽質ナフサ留分が、アルカン化合物およびアルケン化合物の混合物を含むものである、請求項4に記載のディレードコークス化プロセス。
- 軽質ガス油が、軽質ナフサ留分と共に別のストリームとして分留装置から回収されるものである、請求項4に記載のディレードコークス化プロセス。
- パラフィン溶剤またはパラフィンおよびオレフィン溶剤の組み合わせを、コークス化生成分留装置およびコークス化ユニット炉の間にある溶剤混合ゾーンにおいてコークス化ユニット供給ストリーム中へ導入する、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- パラフィン溶剤またはパラフィンおよびオレフィン溶剤の組み合わせを、コークス化ドラムの前にコークス化ユニット複合供給ストリームに直接注入する、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- 工程(e)が、送り出された底部留分、ならびに溶剤および溶剤凝集されたアスファルテンのコークス化ユニット複合供給ストリームを、1〜20バールの範囲の圧力において480℃〜530℃の範囲の温度に加熱することを含むものである、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- 圧力が、1〜10バールの範囲である、請求項9に記載のディレードコークス化プロセス。
- 圧力が、1〜7バールの範囲である、請求項9に記載のディレードコークス化プロセス。
- 重質炭化水素供給原料が、原油、ビチューメン、タールサンド、シェール油、石炭液化液体およびこれらの組み合わせからなる群から選択される未精製の炭化水素供給源である、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- 重質炭化水素供給原料が、常圧残油、減圧残油、ビスブレーカー生成物、流動接触分解生成物または副生成物およびこれらの組み合わせからなる群から選択される精製された炭化水素供給源に由来するものである、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- 重質炭化水素供給原料が、36℃〜2000℃の沸点を有する混合物である、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- コークス化ユニットが、2つのドラムを含み、前記プロセスが、スイングモードで操作されるものである、請求項1に記載のディレードコークス化プロセス。
- 少なくとも1つのドラムを含むディレードコークス化ユニットに使用するためのディレードコークス化プロセスであって、前記コークス化ユニットが、ディレードコークス化生成ストリームおよびドラム中に保持されるコークス生成物を生じ、コークス化生成ストリームが、コークス化生成ストリーム分留装置に導入されて、少なくとも底部留分、中間留分および軽質ナフサ留分を生成するものであり:
a.アスファルテンを含有する新たな重質炭化水素供給原料を、予め加熱するためにコークス化生成分留装置の下部に導入し;
b.予め加熱された新たな重質炭化水素供給原料を含む底部留分を、コークス化ユニット複合供給ストリームとして分留装置から送り出し;
c.コークス化ユニット複合供給ストリームを、所定のコークス化温度に加熱するためにコークス化ユニット炉に導入し;
d.式CnH2n+2(n=3〜8)を有するパラフィン溶剤を、炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームと、溶剤の供給ストリームに対する比率で体積比0.1:1〜10:1にて混合して、炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリーム中で、溶剤凝集されたアスファルテンを形成させ;
e.溶剤凝集されたアスファルテンおよびパラフィン溶剤を含有する炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームを、ディレードコークス化ドラム中に送り出して、増加した分の液体を有するディレードコークス化生成ストリームを生成し、パラフィン溶剤を同一の重質炭化水素供給原料に加えることなく堆積させた場合のコークス量と比較して減少したコークスをドラム内部に堆積させること
を特徴とするプロセス。 - パラフィン溶剤および炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームの混合が、溶剤混合ゾーンで生じるものである、請求項16に記載のディレードコークス化プロセス。
- パラフィン溶剤が、炉で加熱されたコークス化ユニット複合供給ストリームに直接注入されるものである、請求項16に記載のディレードコークス化プロセス。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201161513369P | 2011-07-29 | 2011-07-29 | |
US61/513,369 | 2011-07-29 | ||
PCT/US2012/041897 WO2013019321A1 (en) | 2011-07-29 | 2012-06-11 | Solvent-assisted delayed coking process |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014523954A JP2014523954A (ja) | 2014-09-18 |
JP2014523954A5 JP2014523954A5 (ja) | 2015-07-30 |
JP6100775B2 true JP6100775B2 (ja) | 2017-03-22 |
Family
ID=46321492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014522823A Expired - Fee Related JP6100775B2 (ja) | 2011-07-29 | 2012-06-11 | 溶剤補助ディレードコークス化プロセス |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8894841B2 (ja) |
EP (1) | EP2737007B1 (ja) |
JP (1) | JP6100775B2 (ja) |
KR (1) | KR101844111B1 (ja) |
CN (1) | CN103814112B (ja) |
WO (1) | WO2013019321A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180034622A (ko) * | 2015-07-27 | 2018-04-04 | 사우디 아라비안 오일 컴퍼니 | 석유 그린 코크스를 생산하기 위한 통합 강화된 용제 탈아스팔트화 및 코킹 공정 |
US10125318B2 (en) | 2016-04-26 | 2018-11-13 | Saudi Arabian Oil Company | Process for producing high quality coke in delayed coker utilizing mixed solvent deasphalting |
US10233394B2 (en) | 2016-04-26 | 2019-03-19 | Saudi Arabian Oil Company | Integrated multi-stage solvent deasphalting and delayed coking process to produce high quality coke |
US11174441B2 (en) * | 2018-10-22 | 2021-11-16 | Saudi Arabian Oil Company | Demetallization by delayed coking and gas phase oxidative desulfurization of demetallized residual oil |
US11359148B2 (en) | 2019-09-18 | 2022-06-14 | Saudi Arabian Oil Company | Methods and systems to produce needle coke from aromatic recovery complex bottoms |
US11072745B1 (en) * | 2020-04-20 | 2021-07-27 | Saudi Arabian Oil Company | Two-stage delayed coking process to produce anode grade coke |
RU2744637C1 (ru) * | 2020-07-08 | 2021-03-12 | Публичное акционерное общество «Татнефть» имени В.Д. Шашина | Способ замедленного коксования нефтяных остатков |
Family Cites Families (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2380713A (en) | 1942-08-06 | 1945-07-31 | Texas Co | Coking hydrocarbon oils |
US3116231A (en) | 1960-08-22 | 1963-12-31 | Continental Oil Co | Manufacture of petroleum coke |
US3379638A (en) | 1965-01-25 | 1968-04-23 | Lummus Co | Coal solvation with nonhydrogenated solvent in the absence of added hydrogen |
DE1671304B2 (de) | 1967-03-28 | 1976-05-13 | Verzoegertes verkokungsverfahren zur gleichzeitigen herstellung zweier verschiedener guetegrade von petrolkoks | |
US3563884A (en) | 1968-07-15 | 1971-02-16 | Lummus Co | Delayed coking of coal tar pitches |
US4036736A (en) * | 1972-12-22 | 1977-07-19 | Nippon Mining Co., Ltd. | Process for producing synthetic coking coal and treating cracked oil |
US4177133A (en) | 1974-09-25 | 1979-12-04 | Maruzen Petrochem Co Ltd | Process for producing high-crystalline petroleum coke |
US4066532A (en) | 1975-06-30 | 1978-01-03 | Petroleo Brasileiro S.A. Petrobras | Process for producing premium coke and aromatic residues for the manufacture of carbon black |
US4116815A (en) | 1977-06-21 | 1978-09-26 | Nittetsu Chemical Industrial Co., Ltd. | Process for preparing needle coal pitch coke |
US4216074A (en) | 1978-08-30 | 1980-08-05 | The Lummus Company | Dual delayed coking of coal liquefaction product |
US4455219A (en) | 1982-03-01 | 1984-06-19 | Conoco Inc. | Method of reducing coke yield |
US4518487A (en) | 1983-08-01 | 1985-05-21 | Conoco Inc. | Process for improving product yields from delayed coking |
US4534854A (en) * | 1983-08-17 | 1985-08-13 | Exxon Research And Engineering Co. | Delayed coking with solvent separation of recycle oil |
US4528088A (en) * | 1983-11-30 | 1985-07-09 | Exxon Research And Engineering Co. | Coking with solvent separation of recycle oil using coker naphtha and solvent recovery |
US4686027A (en) * | 1985-07-02 | 1987-08-11 | Foster Wheeler Usa Corporation | Asphalt coking method |
CA1279838C (en) * | 1986-06-09 | 1991-02-05 | Michael J. Mcgrath | Delayed coking |
US5370787A (en) | 1988-07-25 | 1994-12-06 | Mobil Oil Corporation | Thermal treatment of petroleum residua with alkylaromatic or paraffinic co-reactant |
US4983272A (en) | 1988-11-21 | 1991-01-08 | Lummus Crest, Inc. | Process for delayed coking of coking feedstocks |
US5028311A (en) | 1990-04-12 | 1991-07-02 | Conoco Inc. | Delayed coking process |
US5143597A (en) | 1991-01-10 | 1992-09-01 | Mobil Oil Corporation | Process of used lubricant oil recycling |
US5643441A (en) * | 1991-08-15 | 1997-07-01 | Mobil Oil Corporation | Naphtha upgrading process |
US5248410A (en) | 1991-11-29 | 1993-09-28 | Texaco Inc. | Delayed coking of used lubricating oil |
CN1082080C (zh) | 1996-09-19 | 2002-04-03 | 中国石油化工集团公司 | 一种多产柴油的延迟焦化工艺 |
CN1142259C (zh) | 2000-09-25 | 2004-03-17 | 中国石油化工股份有限公司 | 浅度溶剂脱沥青与延迟焦化的组合方法 |
US7922896B2 (en) | 2008-04-28 | 2011-04-12 | Conocophillips Company | Method for reducing fouling of coker furnaces |
US8496805B2 (en) * | 2009-07-10 | 2013-07-30 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Delayed coking process |
-
2012
- 2012-06-11 US US13/493,635 patent/US8894841B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2012-06-11 WO PCT/US2012/041897 patent/WO2013019321A1/en active Application Filing
- 2012-06-11 KR KR1020147005557A patent/KR101844111B1/ko active IP Right Grant
- 2012-06-11 CN CN201280045970.2A patent/CN103814112B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-06-11 EP EP12728915.5A patent/EP2737007B1/en active Active
- 2012-06-11 JP JP2014522823A patent/JP6100775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013019321A1 (en) | 2013-02-07 |
JP2014523954A (ja) | 2014-09-18 |
CN103814112A (zh) | 2014-05-21 |
EP2737007A1 (en) | 2014-06-04 |
US20130026069A1 (en) | 2013-01-31 |
EP2737007B1 (en) | 2020-01-08 |
KR101844111B1 (ko) | 2018-05-14 |
CN103814112B (zh) | 2016-08-17 |
US8894841B2 (en) | 2014-11-25 |
KR20140064825A (ko) | 2014-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6100775B2 (ja) | 溶剤補助ディレードコークス化プロセス | |
KR101712238B1 (ko) | 완전 원유의 지연 코킹을 위한 공정 | |
JP6073882B2 (ja) | 重質炭化水素の安定化方法 | |
US11479729B2 (en) | Additives for supercritical water process to upgrade heavy oil | |
JP2008266592A (ja) | 重炭化水素供給材料からの減少した残油および残留物のない産物を産生する方法およびシステム | |
JP2014524483A5 (ja) | ||
US11149213B2 (en) | Method to produce light olefins from crude oil | |
WO2016099787A1 (en) | Methods and systems for treating a hydrocarbon feed | |
US10760013B2 (en) | Process and apparatus for recycling slurry hydrocracked product | |
JP2014523954A5 (ja) | ||
WO2020157631A1 (en) | Conversion of heavy ends of crude oil or whole crude oil to high value chemicals using a combination of thermal hydroprocessing, hydrotreating with steam crackers under high severity conditions to maximize ethylene, propylene, butenes and benzene | |
KR20200139244A (ko) | 비스브레이커와 통합된 초임계수 공정 | |
US11001762B2 (en) | Partial upgrading of bitumen with thermal treatment and solvent deasphalting | |
US20190352572A1 (en) | Fluidized coking with reduced coking via light hydrocarbon addition | |
US10487270B2 (en) | Systems and methods for delayed coking | |
TW201446959A (zh) | 用於從費雪-托普希(Fischer-Tropsch)衍生煤油製備丙烯及乙烯的方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150610 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160614 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160914 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20161111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6100775 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |