JP6099066B1 - 物品収容装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、ボトル状の容器2の転動中の姿勢のズレを防止して、容器2を安定して収容し、取り出すことができる物品収容装置を提供する。【解決手段】ボトル状の飲料用の容器2を横置き状に収容し、前方より収容順に取り出し可能に形成された物品収容装置1であって、横置き状に投入された容器2をガイドしながら後方に向けて傾斜板30上を自重により転動させる上段部3と、上段部3の後方位置に連設され、容器2の転動方向を切り換える折り返し部4と、上段部3の下方位置に配設され、折り返し部4を介して投入された容器2をガイドしながら前方に向けて傾斜板50上を自重により転動させる下段部5と、を具備してなり、傾斜板30・50は、上面に容器2の首部21又は括れ部22が当接されるガイド突起部材32・52が前後方向に沿って設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、物品収容装置の技術に関し、より詳細には、ボトル状の飲料用の容器を横置き状に収容し、前方より収容順に取り出し可能に形成された物品収容装置に関する。
従来、飲料缶等の飲料用の容器を横置き状に収容し、前方より収容順に取り出し可能に形成された物品収容装置が公知である。この種の物品収容装置は、通常、複数の容器を一度に保管できるように構成されており、前方より後方に向けて投入した容器を往復動させて前方より先出しして取り出すことができるため、容器の保管用又は陳列用の装置として冷蔵庫や陳列棚等に設置して、販売員やユーザの利便性が向上されている。
従来の物品収容装置としては、例えば、特許文献1に開示されるように、容器を後方に向けて傾斜するガイドレール上を往動させる上段囲いと、上段囲いから連通状に折り返して、容器を前方に向けて傾斜するガイドレール上を復動させる下段囲い等とを具備してなる構成が開示されている。かかる構成によれば、飲料缶を前方の差し入れ口より横置き状に投入することで、ガイドレール上を自重により転動させながら往復させて、同じく前方の取り出し口より収容順に先取り出すことができる。
しかしながら、上述した従来の物品収容装置の構成では、容器を並行に延設された複数のガイドレール上を転動させるものであったため、装置の組み立て精度や構成部品の加工精度などに起因する装置不良等により、転動中に横置き状から縦方向に姿勢がズレて、ガイドレール間の隙間より落下したり、ガイドレール間に挟まって停止したりして、容器をスムーズに収容し、取り出すことができない場合が生じ易いという問題があった。
特に、ビール缶のように略円筒状の容器は、横置き状での内容物の偏りが少なく比較的転動時の直進性が高いが、容器に首部や括れ部が形成されるボトル状の容器は、横置き状での内容物の偏りが大きく転動時の直進性が悪いため、上述した従来の構成では、転動中に容器の姿勢が容易にズレて、装置内で引っ掛かって目詰まりを起こす等、容器を整列して収容させて使用するに適していないという問題があった。
特開平10−14725号公報
そこで、本発明では、物品収容装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、簡易な構成で、ボトル状の容器の転動中の姿勢のズレを防止して、容器を安定して収容し、取り出すことができる物品収容装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、ボトル状の飲料用の容器を横置き状に収容し、前方より収容順に取り出し可能に形成された物品収容装置であって、横置き状に投入された容器をガイドしながら後方に向けて傾斜板上を自重により転動させる上段部と、前記上段部の後方位置に連設され、容器の転動方向を切り換える折り返し部と、前記上段部の下方位置に配設され、前記折り返し部を介して投入された容器をガイドしながら前方に向けて傾斜板上を自重により転動させる下段部と、を具備してなり、前記傾斜板は、上面に容器の首部又は括れ部が当接されるガイド突起部材が前後方向に沿って設けられ、前記折り返し部は、前記下段部の傾斜板と連続するように下方向に湾曲された弾性材よりなる長板状の湾曲部材と、前記湾曲部材の下方位置で前記下段部の傾斜板の後方縁部に弾性材よりなるブロック状の衝撃吸収部材と、が設けられるものである。
請求項2においては、前記ガイド突起部材は、左右方向に移動可能に配設されるものである。
請求項3においては、前記ガイド突起部材は、後方端部が前記折り返し部の上下開口部内に位置されるものである。
本発明の効果として、簡易な構成で、ボトル状の容器の転動中の姿勢のズレを防止して、容器を安定して収容し、取り出すことができる。
本発明の一実施例に係る物品収容装置の全体的な構成を示した側面図である。 容器の側面図である。 物品収容装置の平面図である。 物品収容装置の側断面図である。 上段部の傾斜板の(a)平面図及び(b)側面図である。 下段部の傾斜板の(a)平面図及び(b)側面図である。 物品収容装置における容器の収容動作を説明した側断面図である。 容器収容時の物品収容装置を模式的に示した側断面図である。 物品収容装置における容器の取り出し動作を説明した側断面図である。 別実施例に係る物品収容装置の全体的な構成を示した側面図である。 別実施例の容器の側面図である。 別実施例の物品収容装置の平面図である。 別実施例の物品収容装置の側断面図である。 別実施例の上段部の傾斜板の平面図である。 同じく別実施例の上段部の傾斜板の平面図である。
次に、発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の実施例において、図1に示す矢印X方向を装置の前後方向、同じく図1に示す矢印Y方向を装置の上下方向、図3に示す矢印Z方向を装置の左右方向とする。
まず、本実施例の物品収容装置1の構成について、以下に概説する。
図1乃至図6に示すように、本実施例の物品収容装置1は、ボトル状の飲料用の容器2を横置き状に収容し、前方より収容順に取り出し可能に形成された収容装置として構成され、具体的には、横置き状に投入された容器2をガイドしながら後方に向けて傾斜板30上を自重により転動させる上段部3と、上段部3の後方位置に連設され、容器2の転動方向を切り換える折り返し部4と、上段部3の下方位置に配設され、折り返し部4を介して投入された容器2をガイドしながら前方に向けて傾斜板50上を自重により転動させる下段部5等とで構成されている。
物品収容装置1は、プラスチック等の素材により、装置本体が左側壁10、右側壁11、後壁12、及び底壁13にて上面及び前面が開口された箱状に形成され、内部空間に上述した上段部3、折り返し部4、及び下段部5が形成されている。左側壁10、右側壁11、及び後壁12には、スリット10a・11a・12aが穿設されており、内部空間の通気性を高めて、物品収容装置1を冷所に設置した場合の冷却効果が向上されるように形成されている。装置本体の前面には、上前壁14及び下前壁15が左側壁10、右側壁11、及び底壁13と連続するように設けられており、装置本体の剛性が高められている。
上前壁14の後方であって後述する上段部3の傾斜板30の前方端部に容器2の投入部16が形成され、上前壁14及び下前壁15の間に容器2の取り出し部17が形成されている。なお、以下の実施例では、投入部16より天面が右方(図3において上側)を向くようにして容器2を投入する場合について説明しているが、本実施例の物品収容装置1は、左右方向の向きを代えたり、又はランダムで左右方向の向きを異ならせたりして投入することができるように構成されている。
容器2は、ボトル状の飲料用の小型(65ml又は80ml)の容器として形成され、略円筒状の本体部20と、本体部20から延出されて本体部20の径よりも小さな径を有する首部21と、本体部20の周方向に沿って本体部20の径よりも小さな径を有する括れ部22とが設けられている(図2参照)。括れ部22は、容器2の上下中央位置に凹状面を有するように形成されている。本実施例の容器2は、プラスチック等の比較的軽量の素材より形成されるが、ガラスやアルミ等その他の適当な材料で形成されてもよく、物品収容装置1に収容可能な容器2としては、ボトル状であれば形状・大きさ・素材等は特に限定されない(後述する図11等参照)。
上段部3は、装置本体の上方位置に配設され、平板状の傾斜板30が左側壁10、右側壁11、後壁12、及び上前壁14に側方を囲繞された空間に設けられている。傾斜板30は、上面に容器2の本体部20の当接平面が形成され、左側壁10及び右側壁11の離間に装置前方から後方に向けて上面(当接平面)が徐々に傾斜するように取り付けられている。本実施例の傾斜板30は、左側壁10及び右側壁11に橋設された棒状の係止部材31・31に傾斜板30の下面が当接され、傾斜板30の前方縁部に突設された係止片30aが一方の係止部材31に係合することで着脱可能に傾斜状に係止されている。
傾斜板30は、上面に上述した容器2の括れ部22が当接されるガイド突起部材32が配設されている。本実施例のガイド突起部材32は、断面矩形の棒状部材より形成され、傾斜板30の左右方向の中央位置に前後方向に沿って延設されている。ガイド突起部材32は、傾斜板30の上面からの突出高さが容器2の括れ部22の深さよりも低くなるように形成され、横向き状の容器2の括れ部22の間に位置するように配設されている(図5等参照)。
折り返し部4は、上段部3の後方位置に連設され、左側壁10、右側壁11、後壁12、及び底壁13に周囲を囲繞された上下開口部40と、下方向に湾曲された弾性材よりなる湾曲部材41と、弾性材よりなる衝撃吸収部材42等とが設けられている。上下開口部40は、装置本体の後方位置に配設され、上下方向に向けて開口されて、前後方向幅が少なくとも容器2の外径よりも大きくなるように形成されている。
湾曲部材41は、弾性材として長板状の樹脂製の板バネより形成され、一端が後壁12の前方に位置され、他端が後述する下段部5の傾斜板50の後方縁部に固定されて、全体として後壁12及び底壁13を跨ぐ位置に下方に向けて湾曲するようにして配設されている。湾曲部材41の素材としては、樹脂製の板バネに限定されず、弾性を有するものとして例えば、ゴム若しくはゴム状の部材や、硬質若しくは軟質のスポンジ部材、又はその他の適当な材料で形成される(後述する図13等参照)。
衝撃吸収部材42は、弾性材としてブロック状のスポンジ部材より形成され、湾曲部材41の下方であって後述する下段部5の傾斜板50の後方縁部に配置され、底壁13に固定されている。衝撃吸収部材42の素材としては、スポンジ部材に限定されず、弾性を有するものとして例えば、ゴム若しくはゴム状の部材、又はその他の適当な材料で形成される。また、スポンジ部材としては、容器2の重量に応じて硬質(高弾性)又は軟質(低弾性)のものが好適に用いることができる。
下段部5は、装置本体の下方位置に配設され、平板状の傾斜板50が左側壁10、右側壁11、後壁12、及び下前壁15に側方を囲繞された空間に設けられている。傾斜板50は、上面に容器2の本体部20の当接平面が形成され、左側壁10及び右側壁11の離間に装置後方から前方に向けて上面(当接平面)が徐々に傾斜するように取り付けられている。本実施例の傾斜板50は、前方端部に取り付けられた係止片50aが底壁13に突設された突起部13aに当接され、後方縁部が衝撃吸収部材42に当接することで着脱可能に傾斜状に配設されている。
傾斜板50は、上段部3の傾斜板30と同様に、上面に上述した容器2の括れ部22が当接されるガイド突起部材52が配設されている。本実施例のガイド突起部材52は、断面矩形の棒状部材より形成され、傾斜板50の左右方向の中央位置の前後方向に沿って延設されている。ガイド突起部材52は、傾斜板50の上面からの突出高さが容器2の括れ部22の深さよりも低くなるように形成され、横向き状の容器2の括れ部22の間に位置するように配設されている(図6等参照)。
なお、本実施例の物品収容装置1では、下段部5の傾斜板50の前方位置であって左側壁10、右側壁11、及び下前壁15に側方を囲繞された空間に取り出し部17が形成され、底壁13の前方縁部にて下段部5の傾斜板50から転動された容器2が取り出し部17に停止される。取り出し部17では、左側壁10及び右側壁11の間に容器2の取り出し用の凹部10b・11bが形成され、上前壁14及び下前壁15の間の空間内で左右方向より容器2の天面及び底面が把持されて取り出される。
次に、物品収容装置1における容器2の収容・取り出し動作について、以下に詳述する。
図7及び図8に示すように、物品収容装置1に容器2を収容する際には、まず、前方の投入部16より容器2を傾斜板30の上面に横向き状に載置する。投入部16より傾斜板30の上面に横向き状に投入された容器2は、上段部3にて、本体部20が傾斜板30に当接された状態で、天面及び側面が左右の側壁10・11にてガイドされ(図3等参照)、かつ括れ部22がガイド突起部材32にて同じくにガイドされながら、後方に向けて傾斜板30上を自重により転動される(図7の矢印A参照)。
上段部3にて後方に向けて転動された容器2は、折り返し部4にて、傾斜板30の後方縁部より上下開口部40に自重落下し、湾曲部材41に衝突して転動方向が切り換えられ(図7の矢印B参照)、湾曲部材41に沿って前方に向けて転動しながら、下段部5の傾斜板50へと投入される。このとき、本実施例の物品収容装置1では、湾曲部材41及び衝撃吸収部材42が弾性材より形成されるため、容器2が上下開口部40より自重落下して湾曲部材41へ衝突する際の衝撃や、容器2同士が衝突する際の衝撃が湾曲部材41及び衝撃吸収部材42の弾性力にて緩和され、容器2の姿勢ズレが防止される。
折り返し部4を介して下段部5に投入された容器2は、本体部20が傾斜板50に当接された状態で、天面及び側面が左右の側壁10・11にて前後方向にガイドされ、かつ括れ部22がガイド突起部材52にて同じく前後方向にガイドされながら、前方に向けて傾斜板50上を自重により転動される(図7の矢印C参照)。そして、傾斜板50の前方縁部より取り出し部17に到達し、下前壁15に衝突して停止することで、物品収容装置1に横置き状のままで収容される(図7の矢印D参照)。
物品収容装置1に順次投入された容器2は、上段部3、折り返し部4及び下段部5のいずれかの位置にて先に収容された容器2に衝突して停止し、横置き状に整列して収容される。特に、折り返し部4では、先入れして下方位置にて停止される容器2に対して、次に投入した容器2がその上方で軸中心が後方にズレた状態で停止される。このようにして物品収容装置1では、複数の容器2・2・・・が横置き状に投入順に収容され、本実施例では、一度に12個の容器2・2・・・が収容される(図8等参照)。
他方、図8及び図9に示すように、物品収容装置1に収容された容器2を取り出す際には、取り出し部17にて停止される先入れした容器2の天面及び底面を把持して持ち上げることで、前方より取り出すことができる(図9の矢印E参照)。先入れした容器2が取り出されると、次の容器2が取り出し部17に到達し(図9の矢印F参照)、下前壁15に衝突して停止するまで、収容されている残りの容器2・2・・・が1個分の容器幅だけ順送りで横置き状に整列したまま移動される(図9の矢印G参照)。
以上のように、本実施例の物品収容装置1は、ボトル状の飲料用の容器2を横置き状に収容し、前方より収容順に取り出し可能に形成された物品収容装置1であって、横置き状に投入された容器2をガイドしながら後方に向けて傾斜板30上を自重により転動させる上段部3と、上段部3の後方位置に連設され、容器2の転動方向を切り換える折り返し部4と、上段部3の下方位置に配設され、折り返し部4を介して投入された容器2をガイドしながら前方に向けて傾斜板50上を自重により転動させる下段部5と、を具備してなり、傾斜板30・50は、上面に容器2の括れ部22が当接されるガイド突起部材32・52が前後方向に沿って設けられるため、簡易な構成で、ボトル状の容器2の転動中の姿勢のズレを防止して、容器2を安定して収容し、取り出すことができるのである。
すなわち、本実施例の物品収容装置1では、上段部3、折り返し部4、及び下段部5を備えることで、前方より後方に向けて投入した容器を往復動させて前方より先出しして取り出すことができ、特に、傾斜板30及び傾斜板50にガイド突起部材32及びガイド突起部材52が前後方向に沿ってそれぞれ設けられることで、首部21や括れ部22が形成されることで横置き状での内容物の偏りが大きく転動時の直進性が悪いボトル状の容器2であっても、転動中の容器2の姿勢ズレを防止し、装置内での引っ掛かりや目詰まりを起こすことなく、容器2をスムーズに整列して収容し、取り出すことができる。
このような物品収容装置1では、複数の容器2・2・・・を一度に収容することができ、かつ前方より後方に向けて投入した容器2を往復動させて前方より先出しして取り出すことができるため、例えば、10℃以下にて冷蔵保管する必要がある乳酸菌飲料等の市販のボトル状の小型(65ml又は80ml)の容器2を収容する場合に、(1)冷蔵庫内に一括保管できる、(2)先入れ先出しにより賞味期限を管理できる、(3)冷蔵庫内の指定場所に設置することで弱視者や高齢者の利便に資することができる、(4)傾斜板30及び傾斜板50の上を転動するため内容物の沈殿を防止できる、(5)装置の分解・組み立て(装置本体、傾斜板30、及び傾斜板50)が容易で、水洗い等により衛生状態を清浄に保つことができる、等の実用上のメリットがある。
特に、本実施例の物品収容装置1では、折り返し部4は、下段部5の傾斜板50と連続するように下方向に湾曲された弾性材よりなる湾曲部材41が設けられるため、上段部4の傾斜板30から下段部5の傾斜板50へと転動方向を折り返して(Uターンさせて)投入する際の衝撃や、容器2同士が衝突する際の衝撃を緩和することができ、容器2の姿勢ズレを効果的に防止することができる。
また、折り返し部4は、湾曲部材41の下方位置に弾性材よりなる衝撃吸収部材42が設けられるため、上段部4の傾斜板30から下段部5の傾斜板50へと容器2が自重落下して湾曲部材41へ衝突する際の衝撃や、容器2同士が衝突する際の衝撃を緩和することができ、容器2の姿勢ズレをさらに効果的に防止することができる。
なお、本実施例の物品収容装置1の構成としては、上述した実施例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の別実施例では、上述した実施例と同様の作用効果を奏する構成の詳細な説明は省略する。
すなわち、上述した実施例の物品収容装置1では、ボトル状の飲料用の容器2として、プラスチック等の比較的軽量の素材より首部21及び括れ部22を有する小型のボトル状に形成された容器2を横置き状に収容し、前方より収容順に取り出し可能とする構成について説明したが、例えば、ガラス等の比較的重い素材により括れのない小型(50ml〜110ml)のボトル状に形成された容器を収容等可能とするように構成されてもよい。
例えば、図10乃至図15に示す別実施例の物品収容装置100では、横置き状に投入された容器102をガイドしながら後方に向けて傾斜板130上を自重により転動させる上段部103と、上段部103の後方位置に連設され、容器102の転動方向を切り換える折り返し部104と、上段部103の下方位置に配設され、折り返し部104を介して投入された容器102をガイドしながら前方に向けて傾斜板150上を自重により転動させる下段部105等とで構成され、円筒状の本体部120と首部121とが設けられ、ガラス等の比較的重い素材より形成されるボトル状の小型の容器102を収容等可能とされている(図11参照)。
物品収容装置100では、一度に8個の容器102・102・・・が収容できるように構成されているが、比較的重量のある容器102に対応するため、装置本体の左側壁110及び右側壁111の上縁部に一対の把手部材118・118が揺動可能に橋設されており、把手部材118・118にて物品収容装置101を容易に持ち運ぶことができるように構成されている。
上段部103の傾斜板130は、上面に上述した容器102の首部121が当接されるガイド突起部材132が配設されている。本実施例のガイド突起部材132は、断面円形のパイプ状部材より形成され、傾斜板130の前後方向に沿って延設されている。ガイド突起部材132は、傾斜板130の上面からの突出高さが横向き状の容器102の首部121の深さよりも低くなるように形成されている(図12等参照)。
ガイド突起部材132は、傾斜板130に穿設された長孔130b・130bを介して下面より係止ボルト133・133にて締結され、左右方向の取り付け位置を変更可能に固定されている。このようにガイド突起部材132が左右方向に移動可能に配設されることで、例えば、現在市販されているサイズの異なる容器102・202であっても、容器102・202の高さ(首部121・221の位置)に合わせてガイド突起部材132の左右方向の取り付け位置を変更することで容易に対応でき、ユーザの利便性をより向上できる(図14及び図15参照)。また、かかる構成であれば、容器102の高さが低い場合に容器102の天面(又は底面)をガイド突起部材132に当接させるようにして使用することもできる(図略)。
なお、物品収容装置101では、上段部103の傾斜板130と下段部105の傾斜板150とは略同一に形成されているため、下段部105(傾斜板150)の詳細な説明は省略する。
折り返し部104は、比較的重量のある容器102に対応するため、湾曲部材141が弾性材として長板状の硬質又は軟質のスポンジ部材より形成され、衝撃吸収部材142・143が弾性材としてブロック状の硬質又は軟質のスポンジ部材より形成されている。また、上下開口部140内には、上段部3のガイド突起部材132及び下段部5のガイド突起部材152の後方端部がそれぞれ位置されている。このように、ガイド突起部材132及びガイド突起部材152の後方端部が上下開口部140内に位置されることで、ガイド突起部材132・152にて上段部103からの落下時及び下段部105への投入時に容器102の姿勢が縦方向にズレないように安定してガイドすることができる。
1 物品収容装置
2 容器
3 上段部
4 折り返し部
5 下段部
10 左側壁
11 右側壁
11a スリット
11b 凹部
12 後壁
12a スリット
13 底壁
13a 突起部
14 上前壁
15 下前壁
16 投入部
17 取り出し部
20 本体部
21 首部
22 括れ部
30 傾斜板
30a 係止片
31 係止部材
32 ガイド突起部材
40 上下開口部
41 湾曲板
42 衝撃吸収部材
50 傾斜板
50a 係止片
52 ガイド突起部材

Claims (3)

  1. ボトル状の飲料用の容器を横置き状に収容し、前方より収容順に取り出し可能に形成された物品収容装置であって、
    横置き状に投入された容器をガイドしながら後方に向けて傾斜板上を自重により転動させる上段部と、
    前記上段部の後方位置に連設され、容器の転動方向を切り換える折り返し部と、
    前記上段部の下方位置に配設され、前記折り返し部を介して投入された容器をガイドしながら前方に向けて傾斜板上を自重により転動させる下段部と、を具備してなり、
    前記傾斜板は、上面に容器の首部又は括れ部が当接されるガイド突起部材が前後方向に沿って設けられ、
    前記折り返し部は、前記下段部の傾斜板と連続するように下方向に湾曲された弾性材よりなる長板状の湾曲部材と、前記湾曲部材の下方位置で前記下段部の傾斜板の後方縁部に弾性材よりなるブロック状の衝撃吸収部材と、が設けられる、
    ことを特徴とする物品収容装置。
  2. 前記ガイド突起部材は、左右方向に移動可能に配設される請求項1に記載の物品収容装置。
  3. 前記ガイド突起部材は、後方端部が前記折り返し部の上下開口部内に位置される請求項1又は請求項2に記載の物品収容装置。
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