JP6098166B2 - 店舗紹介システム、サーバー装置、端末装置、店舗紹介方法、店舗検索方法、及び店舗紹介プログラム - Google Patents

店舗紹介システム、サーバー装置、端末装置、店舗紹介方法、店舗検索方法、及び店舗紹介プログラム Download PDF

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Description

本発明は、店舗紹介システム、サーバー装置、端末装置、店舗紹介方法、店舗検索方法、及び店舗紹介プログラムに関する。
従来、ユーザーが設定した嗜好に基づいて飲食店等の店舗を検索し、検索結果をユーザーの端末装置に送信するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシステムは、飲食店で提供する飲食物のメニューや平均価格等の飲食店の属性に関する情報や、当該飲食店が提供する日時やシーンに応じたプランに関する情報を記憶する。そして、ユーザーが端末装置からプランの検索条件を入力すると、検索条件に合うプランに対応した飲食店を検索し、その検索結果を端末装置に送信する。
特開2006−338075号公報
ところで、上記特許文献1のシステムでは、ユーザーが入力した嗜好や、ユーザーが求めるプランに基づいた飲食店を検索しているが、ユーザーの健康状態に対応した飲食物を提供する飲食店を紹介することができない。例えば、糖尿病の患者が、健康的に食事をするために飲食店を検索したい場合でも、上記のような嗜好に基づいた検索では、糖尿病に良いとされるメニューを提供可能な飲食店を検索することは困難である。
また、ユーザー自身が健康であると自己判断し、嗜好に基づいた飲食店を検索した場合、ユーザーが気付かない間に健康状態が悪化する等の問題もある。
本発明は、ユーザーの健康状態に応じた飲食店を提供する店舗を検索可能な店舗紹介システム、サーバー装置、端末装置、店舗紹介方法、店舗検索方法、及び店舗紹介プログラムを提供することを目的とする。
本発明の店舗紹介システムは、端末装置と、前記端末装置と通信可能に接続されたサーバー装置とを備えた店舗紹介システムであって、前記端末装置は、前記サーバー装置と通信可能な端末通信手段と、飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを測定する食品栄養データ測定手段と、ユーザーのバイタルデータを取得するバイタルデータ取得手段と、を備え、前記サーバー装置は、前記端末装置と通信可能なサーバー通信手段と、複数の店舗、及び各店舗が提供する飲食物の栄養素及びカロリーを記憶する店舗情報記憶手段と、前記端末装置から受信した前記食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出する過不足算出手段と、前記過不足算出手段の算出結果に基づいて、前記店舗情報記憶手段から、前記ユーザーが摂取した栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を検索する店舗検索手段と、検索された前記店舗を紹介する紹介データを前記端末装置に送信する店舗紹介手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、端末装置において、ユーザーが摂取する飲食物の栄養素の含有量やカロリーを含む食品栄養データを測定し、ユーザーのバイタルデータとともにサーバー装置に送信する。サーバー装置は、送信された食品栄養データ及びバイタルデータに基づいて、そのユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出する。例えば1日において摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出する。そして、サーバー装置は、この栄養素及びカロリーの過不足量を補うことが可能な飲食物を提供する店舗を検索し、その店舗に対する紹介データを端末装置に送信する。なお、ここで、「栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物」とは、不足している栄養素含有量が多く、過剰に摂取されている栄養素含有量が少ない(または、含まれない)飲食物であり、ユーザーの摂取カロリーが不足している場合では高カロリーの飲食物、ユーザーの摂取カロリーが過剰である場合においては低カロリーの飲食物を意味する。
上述したように、ユーザーの嗜好に基づいて店舗が検索される場合では、ユーザーの健康状態に関わらず店舗が検索されるので、例えば特定の栄養素が過剰に摂取されたり、カロリーを摂取しすぎたりする可能性が高く、ユーザーの健康状態に悪影響を及ぼす可能性がある。また、ユーザーが、食事制限を要する健康状態である場合、ユーザーの嗜好に対応して店舗を検索する従来の店舗検索では、制限された食事に対応した飲食店を検索することは困難である。
これに対して、本発明では、上記のように、ユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データやバイタルデータに基づいて、栄養素やカロリーの不足分を補うことが可能な店舗が紹介されるため、特定の栄養素が過剰に摂取されたり、栄養素が不足したりすることがなく、ユーザーの健康促進を支援することができる。また、ユーザーが食事制限を要する健康状態である場合でも、ユーザーのバイタルデータに基づいて、摂取可能な栄養素の過不足量を判定でき、適切な飲食物を提供可能な店舗を紹介することができる。
本発明の店舗紹介システムは、前記店舗検索手段に記憶された前記店舗に設置され、前記サーバー装置と通信可能な店舗端末装置を備え、前記端末装置は、前記サーバー装置から送信された前記紹介データに対して、当該紹介データで紹介された前記店舗での飲食を予約する旨の予約要求情報を送信する予約要求手段を備え、前記サーバー装置は、前記端末装置から前記予約要求手段を受信すると、前記店舗端末装置に予約要求情報を送信する予約転送手段を備え、前記店舗端末装置は、前記サーバー装置から送信された予約要求情報を受信して予約を受け付ける予約受付手段を備えることが好ましい。
本発明では、サーバー装置は、端末装置から予約要求を店舗端末装置に転送し、店舗端末装置は、予約要求を受信すると予約を受け付ける。このため、ユーザーは、検索された店舗に対してオンライン上で予約を入れることができ、利便性を向上させることができる。
本発明の店舗紹介システムにおいて、前記サーバー装置は、前記店舗端末装置に、前記予約要求情報とともに前記バイタルデータを送信することが好ましい。
本発明では、サーバー装置は、店舗端末装置に対して、予約情報とともにバイタルデータを送信する。したがって、店舗のスタッフは、バイタルデータに基づいて、例えば糖尿病や痛風等、摂取する食品に制限があるか否かを判断可能となるので、ユーザーの健康状態に対応した飲食物を提供することができる。
本発明の店舗紹介システムでは、前記サーバー装置は、前記店舗端末装置に、前記予約要求情報とともに、前記過不足算出手段の算出結果を送信することが好ましい。
本発明では、過不足算出手段の算出結果が送信されることで、予約したユーザーが、どのような栄養素が不足しているか、カロリーをどの程度にすればよいか等、個々のユーザーに対応した飲食物を調理することができる。これにより、ユーザーは、健康により適した飲食物を摂取することが可能となり、ユーザー満足度を向上させることができる。
また、上記のように、ユーザー満足度が向上することで、店舗評価も向上し、店舗の売り上げ向上に繋げることができる。
本発明の店舗紹介システムにおいて、前記サーバー装置は、前記ユーザーの健康目標を取得する健康目標取得手段を備え、前記過不足算出手段は、前記健康目標に基づいて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出することが好ましい。
本発明では、ユーザーにより設定された健康目標に基づいて栄養素の過不足量を算出している。例えば、ダイエットを健康目標としているユーザーに対しては、通常よりも糖質、脂質、及びカロリーの摂取量を小さくするように過不足量を算出する。これにより、ユーザーの健康目標に合った飲食店を紹介することができ、ユーザーの満足度を向上させることができる。
本発明の店舗紹介システムにおいて、前記食品栄養データ測定手段は、前記飲食物により反射された光から所定波長の光を分光する分光素子と、前記分光素子により分光された光を受光し分光画像を撮像する撮像部と、前記分光画像に基づいて前記飲食物の成分分析を実施し、栄養素の含有量及びカロリーを算出する算出部と、を備えることが好ましい。
一般に、食品栄養データ測定手段として、飲食物に対して接触し、接触した箇所の成分を分析する装置を用いる場合、接触子を飲食物に接触させることから不衛生であり、また、食品全体のトータルカロリーを測定することには不向きである。これに対して、本発明では、分光画像に基づいて、撮像された食品全体のカロリーを正確に算出することができ、かつ飲食物に対して非接触となるため衛生面でも優れている。
本発明の店舗紹介システムでは、前記分光素子は、波長可変型ファブリーペローエタロン素子であることが好ましい。
波長可変型ファブリーペローエタロン素子は、一対の反射膜を対向配置させ、これらの反射膜間のギャップ寸法を変更することで容易に分光波長を変化させることができる。したがって、このような波長可変化がファブリーペローエタロン素子を用いることで、食品栄養データ測定手段の小型化及び薄型化を図ることができ、携帯可能な端末装置に組み込むことが容易となる。
これにより、例えばユーザーが外食等を行ったとしても、携帯可能な小型の食品栄養データ測定手段により、手軽に飲食物の食品栄養データを算出することができる。
本発明のサーバー装置は、端末装置と通信可能なサーバー通信手段と、複数の店舗、及び各店舗が提供する飲食物の栄養素及びカロリーを記憶する店舗情報記憶手段と、前記端末装置から受信した前記食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて、ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出する過不足算出手段と、前記過不足算出手段が算出した前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量に基づいて、前記店舗情報記憶手段から、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を検索する店舗検索手段と、検索された前記店舗を紹介する紹介データを紹介する店舗紹介手段と、を備えることを特徴とする。
本発明では、サーバー装置は、端末装置から送信されたユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データやバイタルデータに基づいて、栄養素やカロリーの不足分を補うことが可能な店舗が検索し、端末装置に紹介することができる。このため、ユーザーの嗜好等に基づいた店舗検索を実施する場合に比べて、特定の栄養素が過剰に摂取されたり、栄養素が不足したりすることがなく、ユーザーの健康促進を支援することができる。
本発明の端末装置は、サーバー装置と通信可能な端末通信手段と、飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを測定する食品栄養データ測定手段と、ユーザーのバイタルデータを取得するバイタルデータ取得手段と、を備え、前記端末通信手段は、前記ユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データ及び前記バイタルデータを前記サーバー装置に送信し、前記サーバー装置から、前記ユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて算出された前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を補う飲食物を提供可能な店舗を紹介する紹介データを受信することを特徴とする。
本発明では、端末装置は、ユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データ(栄養素含有量及びカロリー)を測定して、その食品栄養データとバイタルデータとをサーバー装置に送信する。この場合、サーバー装置において、端末装置から送信したユーザーの食品栄養データ及びバイタルデータに基づいて、ユーザーが摂取すべき栄養素やその含有量、及びカロリーの過不足量を高精度に算出することができるので、その過不足量を補う飲食物を提供可能な飲食店を検索することが可能となる。したがって、端末装置は、サーバー装置からのこのような飲食店の紹介データを受信することで、ユーザーの健康状態に最適な飲食店を紹介することができる。
本発明の店舗紹介方法は、コンピューターにより構成される端末装置と、前記端末装置と通信可能に接続され、コンピューターにより構成されるサーバー装置とを備えた店舗紹介システムにおける店舗紹介方法であって、前記端末装置は、食品栄養データ測定手段により飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを測定し、ユーザーのバイタルデータを取得し、前記食品栄養データ及び前記バイタルデータを前記サーバー装置に送信し、前記サーバー装置は、前記端末装置から前記食品栄養データ及び前記バイタルデータを受信し、受信した前記食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて、前記ユーザーが摂取した栄養素及びカロリーの過不足を算出し、複数の店舗、及び各店舗が提供する飲食物の栄養素を記憶する店舗情報記憶手段から、前記ユーザーが摂取した栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を検索し、検索された前記店舗を紹介する紹介データを前記端末装置に送信することを特徴とする。
本発明では、上記発明と同様に、飲食物に対する正確なカロリーに基づいて、ユーザーの健康状態に基づいた最適な店舗を当該ユーザーに紹介することができる。
本発明の一実施形態に係る店舗紹介システムの概略構成を示すブロック図。 本実施形態の端末装置の概略構成を示す図。 本実施形態の波長可変干渉フィルターの概略構成を示す断面図。 本実施形態の過不足判定データのデータ形式の一例を示す図。 本実施形態において、端末装置により店舗紹介システムを利用するためのアプリケーションを起動させた際の初期画面の一例を示す図。 本実施形態の食品栄養データ測定処理を示すフローチャート。 本実施形態の店舗検索処理を示すフローチャート。 本実施形態の店舗検索結果画面の画面レイアウト例を示す図。 本実施形態の店舗詳細画面の画面レイアウト例を示す図。 本実施形態の店舗予約処理におけるフローチャート。
以下、本発明に係る一実施形態の店舗紹介システムについて、図面に基づいて説明する。
[店舗紹介システムの概略構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る店舗紹介システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、店舗紹介システム1は、ネットワーク2を介して互いに接続される端末装置としてのユーザー端末10、店舗端末装置としての店舗端末20、及びサーバー装置30により構成されている。
ここで、ネットワーク2は、例えば、TCP/IP等の汎用プロトコルに基づくインターネットである。なお、ネットワーク2としては、例えば、LAN(Local Area Network)等のその他の通信回線網であってもよく、データを送受信させるいずれの構成も利用できる。
本実施形態の店舗紹介システム1では、ユーザーの健康状態に基づいて、ユーザーの健康に適した飲食物を提供可能な店舗(飲食店)を紹介するシステムである。具体的には、ユーザー端末10で、ユーザーが摂取する飲食物の栄養素の含有量及びカロリーである食品栄養データを測定し、また、ユーザーの身体的なデータであるバイタルデータを取得してサーバー装置30に送信する。そして、サーバー装置30は、これらの食品栄養データ及びバイタルデータ等に基づいて、ユーザーに紹介する店舗を検索し、その店舗の紹介データを提供する。また、サーバー装置30は、ユーザーの予約要求を店舗端末20に送信し、店舗の予約を行う。
[端末装置の構成]
本実施形態では、ユーザー端末10において、ユーザーが摂取した飲食物に含まれる栄養素やその含有量、及びカロリーを測定する。したがって、ユーザー端末10としては、ユーザーが外食した場合でも、飲食物のカロリーを測定できるように、携帯型装置により構成されることが好ましい。このようなユーザー端末10としては、例えば、携帯型分光カメラ、分光カメラ機能が搭載された携帯電話やスマートフォン等を例示することができる。なお、本実施形態では、ユーザー端末10として上記のような携帯型端末装置を例示するが、これに限定されない。すなわち、例えばパーソナルコンピューターなどの固定型の端末装置と、これと通信可能な分光カメラ等により構成されていてもよい。
図2は、本実施形態のユーザー端末10の概略構成を示す図である。
ユーザー端末10は、例えば厚み寸法が1〜2cm程度で、衣服のポケット等により容易に収納可能な薄型箱状に形成されている。このユーザー端末10は、図2に示すように、可視光撮像モジュール11、近赤外撮像モジュール12、入力部13、表示部14、端末通信部15(端末通信手段)、現在位置取得手段16、端末記憶部17、及び端末制御部18等を備えている。また、図示は省略するが、ユーザー端末10は、測定対象食品の温度を検出する温度センサー(例えばサーモパイルアレイや、非接触型ボロメーター等)や、測定対象食品の質量を測定する質量測定部が設けられる構成としてもよい。
[可視光撮像モジュールの構成]
可視光撮像モジュール11は、可視光入射部111と、カラー撮像部112とを備えている。なお、図2では、可視光入射部111は、1つのレンズにより構成される例を示すが、実際には、複数のレンズにより構成されており、これらのレンズにより測定対象食品の虚像をカラー撮像部112に結像する。
カラー撮像部112は、カラー画像撮像用の撮像素子を備えて構成され、入射光のカラー撮像画像を撮像し、端末制御部18に出力する。
[近赤外撮像モジュールの構成]
近赤外撮像モジュール12は、光入射部121と、光源部122と、波長可変干渉フィルター5と、撮像部123と、を備えている。
(光入射部の構成)
光入射部121は、図示は省略するが、複数のレンズにより構成されており、視野角内の測定対象食品の虚像を、波長可変干渉フィルター5を介して撮像部123に結像する。これらのレンズとして、テレセントリックレンズを用いることが好ましく、テレセントリックレンズを用いることで、入射光の光軸を主光線に対して平行な方向に揃えることができ、後述する波長可変干渉フィルター5の固定反射膜54や可動反射膜55に対して垂直に光を入射させることが可能となる。
(光源部の構成)
光源部122は、発光波長が異なる複数種類の光源を備える。具体的には、可視光を射出する可視光源と、近赤外光を射出する近赤外光源とを備える。また、近赤外光源として、発光波長が異なる複数種の光源により構成されていてもよく、この場合、端末制御部18の制御の下、測定対象(成分分析対象)に応じて発光させる光源を切り替えてもよい。
(波長可変干渉フィルターの構成)
波長可変干渉フィルター5は、本発明における分光素子を構成する波長可変型ファブリーペローエタロン素子である。
図3は、波長可変干渉フィルター5の概略構成を示す断面図である。
この波長可変干渉フィルター5は、ガラス基板などの透明部材を用い、厚み寸法が例えば500μm程度に形成される固定基板51と、厚み寸法が例えば200μm程度に形成される可動基板52を備え、これらの固定基板51及び可動基板52が、例えばシロキサンを主成分とするプラズマ重合膜などにより構成された接合膜53により接合されることで、一体的に構成されている。このような波長可変干渉フィルター5を用いることで、例えば分光素子としてAOTF(Acousto-Optic Tunable Filter)やLCTF(Liquid Cystal Tunable Filter)を用いる場合等に比べて、装置の小型化を促進でき、食品のカロリーを算出可能な携帯型のユーザー端末10を構成することができる。
固定基板51は、エッチングにより形成された電極配置溝511および反射膜設置部512を備えている。そして、電極配置溝511には、固定電極561が設けられ、反射膜設置部512には、固定反射膜54が設けられている。
固定電極561は、電極配置溝511において、例えば反射膜設置部512を囲う環状に形成されている。
この固定反射膜54としては、例えばAg等の金属膜や、Ag合金等の合金膜を用いることができる。また、例えば高屈折層をTiO、低屈折層をSiOとした誘電体多層膜を用いてもよい。さらに、誘電体多層膜上に金属膜(または合金膜)を積層した反射膜や、金属膜(または合金膜)上に誘電体多層膜を積層した反射膜、単層の屈折層(TiOやSiO等)と金属膜(または合金膜)とを積層した反射膜などを用いてもよい。
可動基板52は、図3に示すように、可動部521と、可動部521の外に設けられ、可動部521を保持する保持部522とを備えている。
可動部521は、保持部522よりも厚み寸法が大きく形成され、例えば、本実施形態では、可動基板52の厚み寸法と同一寸法に形成されている。この可動部521は、フィルター平面視において、少なくとも反射膜設置部512の外周縁の径寸法よりも大きい径寸法に形成されている。そして、この可動部521には、可動電極562及び可動反射膜55が設けられている。
可動電極562は、固定電極561に対向する位置に設けられている。また、可動反射膜55は、固定反射膜54に対向する位置に、反射膜間ギャップG1を介して配置されている。この可動反射膜55としては、上述した固定反射膜54と同一の構成の反射膜が用いられる。
保持部522は、可動部521の周囲を囲うダイアフラムであり、可動部521よりも厚み寸法が小さく形成されている。このような保持部522は、可動部521よりも撓みやすく、僅かな静電引力により、可動部521を固定基板51側に変位させることが可能となる。これにより、固定反射膜54及び可動反射膜55の平行度を維持した状態で、反射膜間ギャップG1のギャップ寸法を変更することが可能となる。
なお、本実施形態では、ダイアフラム状の保持部522を例示するが、これに限定されず、例えば、可動部521の平面中心点Oを中心として、等角度間隔で配置された梁状の保持部が設けられる構成などとしてもよい。
以上のような波長可変干渉フィルター5では、固定電極561及び可動電極562により静電アクチュエーター56が構成されており、これらの電極561,562が図示略の電圧制御回路(ドライバ)を介して端末制御部18に接続されている。そして、端末制御部18の制御の下、電圧制御回路から静電アクチュエーター56に電圧が印加されることで、電圧(V)に応じた静電引力が電極561,562間に作用し、反射膜間ギャップG1のギャップ寸法が変更される。これにより、波長可変干渉フィルター5を透過する光の波長(λ)を変化させることが可能となる。なお、本実施形態では、波長可変干渉フィルター5において、静電アクチュエーター56に印加する電圧(V)と透過する光の波長(λ)との関係であるV−λデータが、後述する端末記憶部17に記憶される。
(撮像部の構成)
図2に戻り、近赤外撮像モジュール12の撮像部123は、波長可変干渉フィルター5を透過した近赤外光を受光する撮像素子を備えている。このような撮像部123としては、例えばCCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ等を用いることができる。また、本実施形態では、可視光撮像モジュール11によりカラー画像を撮像するため、撮像部123は、赤外域の所定波長のモノクロ画像が撮像されればよく、モノクロ画像撮像用の撮像素子が用いることができる。この場合、1画素に対して1つの撮像素子が配置することができ、例えば1画素にR、G、Bに対応した撮像素子を配置する必要があるカラー画像撮像用の撮像部に比べ、1画素辺りの受光面を大きくでき、目的波長の光量をより効率よく受光することができる。これにより、成分分析に必要な十分な受光量を確保でき、分析精度を向上させることができる。
なお、光路内に近赤外ハイパスフィルターが設けられる構成では、撮像部123として、近赤外域から可視光域(または紫外域)の広範囲に対して感度特性を有するイメージセンサを用いることができる。一方、近赤外ハイパスフィルターが設けられない構成では、波長可変干渉フィルター5から2次ピークや3次ピークとして透過される可視光域または紫外域の光を受光させないために、紫外から可視光域に対して感度特性が低く、近赤外域に対して感度特性が高い、例えばGaAsフォトセンサー等の撮像素子を用いることができる。
そして、撮像部123は、各撮像素子で受光された光に基づいた分光画像の画像信号を、端末制御部18に出力する。
[入力部、表示部、及び端末通信部の構成]
入力部13は、例えば、入力ボタンやキーボード、マウス、表示部に設けられたタッチパネル等により構成され、ユーザーからの操作を受け付ける。また、入力部13は、ユーザーの操作に基づいた操作信号を端末制御部18に入力する。
表示部14は、例えば液晶パネル等の表示デバイスにより構成され、端末制御部18から入力される画像信号に基づいて画像を表示させる。
端末通信部15は、ネットワーク2に接続され、サーバー装置30や、ネットワーク2上の外部機器と通信する。
[現在位置取得手段の構成]
現在位置取得手段16は、例えば3つの位置測定衛星(例えばGPS衛星等)から送信される時刻情報を有する衛星信号を受信して、これらの衛星信号に基づいて、測定対象地点となる現在位置の3軸座標(緯度、経度、標高)を算出する。
[端末記憶部の構成]
端末記憶部17は、例えばメモリーやハードディスクドライブ等により構成されている。この端末記憶部17は、ユーザー端末10の全体動作を制御するためのOS(Operating System)や、各種プログラム、各種データを記憶する。
そして、端末記憶部17は、前記データとして、ユーザーのバイタルデータを記憶する。このバイタルデータは、ユーザーの性別、年齢、BMI(Body Mass Index)、体脂肪率、筋力量、内臓脂肪レベル、血圧、血糖値、心拍数、基礎代謝、糖尿病等の病歴の有無、妊娠の有無、アレルギーの有無及びアレルギー物質、一日当たりの運動時間、及びユーザーの健康目標(例えばダイエット目標値)等に関するユーザーの身体的データである。
これらのデータは、例えば、ユーザーが入力部13を操作することで取得されてもよく、ユーザー端末10に対して通信可能に接続された計測器(例えば、体組成計や体重計、血圧計、歩数計等)から測定データが入力されることで取得されてもよい。
さらに、端末記憶部17には、波長可変干渉フィルター5の静電アクチュエーター56を駆動させるためのV−λデータ等が記憶される。
さらには、端末記憶部17には、分析対象となる栄養素の各成分に対する吸光スペクトルから抽出された特徴量(特定波長における吸光度)と、成分含有率との相関を示す相関データ(例えば検量線等)が記憶される。
また、端末記憶部17は、端末制御部18により算出された測定対象飲食物の食品栄養データ(栄養素含有量、及びカロリー)を、測定時間と関連付けて記憶する。なお、この食品栄養データは、所定期間(例えば1日)内に取得されたデータを蓄積して記憶し、所定期間経過後は記録されたデータが消去される構成としてもよい。
さらには、上述のように、ユーザー端末10に温度センサーが設けられる構成とした場合では、端末記憶部17に、温度に対する各成分の吸光スペクトルの補正値が記憶されていてもよい。
[端末制御部の構成]
端末制御部18は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の演算回路や記憶回路により構成されている。この端末制御部18は、端末記憶部17に記憶された各種プログラムを読み込み、実行することで、図2に示すように、モジュール制御手段181、栄養素算出手段182、バイタルデータ取得手段183、検索要求手段184、予約要求手段185、及び表示制御手段186として機能する。
モジュール制御手段181は、可視光撮像モジュール11及び近赤外撮像モジュール12を制御する。つまり、モジュール制御手段181は、可視光撮像モジュール11を制御して、カラー撮像画像を取得する。
また、モジュール制御手段181は、近赤外撮像モジュール12を制御して、端末記憶部17に記憶されたV−λデータに基づいて、静電アクチュエーター56を制御し、所定波長間隔毎の分光画像を取得する。
栄養素算出手段182は、モジュール制御手段181の制御により取得された各波長の分光画像に基づいて測定対象の飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを算出する。
具体的には、栄養素算出手段182は、質量推定手段182A及び成分分析手段182Bを備えている。
質量推定手段182Aは、撮像画像に基づいて、測定対象食品の体積を推算し、推算した体積に基づいて質量を推算する。なお、本実施形態では、質量推定手段182Aにより、質量を推算する例を示すが、例えば、ユーザー端末10の一部にデジタル秤等が設けられ、デジタル秤により計測された質量を取得する構成としてもよい。
成分分析手段182Bは、取得された分光画像の各画素の光量から吸光度を算出し、端末記憶部17に記憶された相関データを用いて各栄養素に対する含有率、含有量、及び食品のカロリーを算出し、食品栄養データとして、測定が実施された日時と関連付けて端末記憶部17に記憶する。
従って、近赤外撮像モジュール12の波長可変干渉フィルター5、撮像部123、モジュール制御手段181、及び栄養素算出手段182により、本発明の食品栄養データ測定手段が構成される。
バイタルデータ取得手段183は、入力部13やその他の計測器から入力されたバイタルデータを取得し、端末記憶部17に記憶する。
検索要求手段184は、ユーザーの入力部13の操作に基づいて、店舗検索を要求する旨の検索要求をサーバー装置30に送信する。
ここで、検索要求手段184は、検索要求とともに、現在位置取得手段16により取得された現在位置、端末記憶部17に記憶された食品栄養データ及びバイタルデータを送信する。この際、検索要求手段184は、端末記憶部17から、店舗検索を実施する当日分の食品栄養データを端末記憶部17から抽出し、抽出した食品栄養データを送信してもよい。
予約要求手段185は、ユーザーの入力部13の操作に基づいて、店舗に対して予約を入れる旨の予約要求を生成し、サーバー装置30に送信する。
表示制御手段186は、表示部14を制御して、可視光撮像モジュール11で撮像されたカラー画像や、近赤外撮像モジュール12で撮像された分光画像、その他、各種表示画像を表示部14に表示させる。
なお、端末制御部18の各構成の詳細な処理内容については後述する。
[店舗端末装置の構成]
店舗端末20は、例えばパーソナルコンピューター等により構成されている。この店舗端末20は、図1に示すように、通信部21と、表示部22と、操作部23と、記憶部24と、制御部25と、を備えている。
通信部21は、ネットワーク2を介してサーバー装置30と通信し、データの送受信を行う。
表示部22は、制御部25により制御されることで、画像を表示させる。
操作部23は、例えばマウスやキーボード、タッチパネル等を備え、店舗側の操作者(以降、店舗スタッフと称す)の操作に基づいて、制御部25に操作信号を入力する。
記憶部24は、メモリーやハードディスク等の各種記憶媒体により構成され、サーバー装置30を制御するOSや各種プログラム、各種データを記憶する。
また、記憶部24には、店舗の空状況を記録する空状況データが記憶される。この空状況データは、例えば店舗スタッフによる操作部23の操作により、または、店舗内に設けられたセンサーの検出信号により、更新される。
さらに、記憶部24には、予約データが記録される。この予約データは、例えば店舗スタッフによる操作部23の操作により記録されてもよく、店舗に設けられた操作手段を顧客が操作することで記録されてもよい。また、本実施形態では、サーバー装置30から受信した予約要求データに基づいてデータが記録される場合もある。そして、この予約データは、店舗予約をした顧客の来店日時、来店人数が記録され、さらに、来店する顧客の過不足栄養素量や過不足カロリー(詳細は後述する)、バイタルデータが記録される場合もある。
制御部25は、例えばCPU等の演算回路や記憶回路により構成されている。制御部25は、記憶部24に記憶された各種プログラムを読み込み、実行することで、図1に示すように、空状況更新手段251、及び予約受付手段252として機能する。
空状況更新手段251は、例えば、操作部23から入力された操作信号に基づいて、空状況データを更新する。
予約受付手段252は、サーバー装置30から送信された予約情報に基づいて予約データを生成または更新する。
[サーバー装置の構成]
サーバー装置30は、図1に示すように、サーバー通信部31、サーバー記憶部32(サーバー通信手段)、及びサーバー制御部33等を備えている。
サーバー通信部31は、ネットワーク2を介してユーザー端末10や店舗端末20等と通信し、データの送受信を行う。
[サーバー記憶部の構成]
サーバー記憶部32は、メモリーやハードディスク等の各種記憶媒体により構成され、サーバー装置30を制御するOSや各種プログラム、各種データを記憶する。
そして、サーバー記憶部32は、店舗データベース(店舗情報記憶手段)、ユーザー関連データベース、過不足判定データ、及び店舗別空状況データベースを有する。
店舗データベースには、複数の店舗データが記憶される。この店舗データは、店舗毎に個別に割り当てられる店舗ID、店舗名、店舗の所在地、店舗で提供可能な飲食物のメニューを示すメニューデータ、店舗で提供される全ての飲食物における栄養素含有量やカロリーの平均値を示すアベレージデータ(平均栄養素量、平均カロリー)、及び店舗で取り扱われている食材等が記録されている。
また、メニューデータには、メニューを識別するメニューID、当該メニューの飲食物に含まれる栄養素、その栄養素の含有量、カロリー、使用される食材等が記録されている。
なお、店舗データとして、さらに、クーポンに関る割引データや、メニュー外で対応可能な料理(例えば糖尿病等の病人向けの料理、妊婦向けの料理等)等が記録されていてもよい。
ユーザー関連データベースは、複数のユーザーデータを記憶する。このユーザーデータは、ユーザー毎に個別に設定されたユーザーID、ユーザー端末10から送信される食品栄養データ、及びバイタルデータを記憶する。
図4は、過不足判定データのデータ形式の一例を示す図である。
過不足判定データは、バイタルデータと、最適とされる栄養素及びカロリーの摂取量(理想摂取量)との関係性を示したデータであり、例えば、図4に示すようなテーブルデータ形式で記憶されている。
図4に示すように、過不足判定データは、バイタルデータの各要素に応じて、各栄養素及びカロリーの理想摂取量が詳細に分類され、これらの条件に対応した各栄養素の理想摂取量を示す理想栄養摂取量及び摂取カロリーの理想値である理想摂取カロリーが記録されている。
なお、図4では、バイタルデータの各要素として、健康目標、BMI、内臓脂肪レベル、糖尿病の有無、妊娠の有無を例示しているが、実際には、上述したような各要素(性別、年齢、体脂肪率、筋力量、血圧、血糖値、心拍数、基礎代謝、その他の病歴の有無、一日当たりの運動時間等)によって、より詳細に条件が設定されている。
店舗別空状況データベースは、店舗データベースに記録された各店舗の空状況データが記録される。
[サーバー制御部の構成]
サーバー制御部33は、例えばCPU等の演算回路や記憶回路により構成されている。サーバー制御部33は、サーバー記憶部32に記憶された各種プログラムを読み込み、実行することで、図1に示すように、検索要求受付手段331、過不足算出手段332、店舗検索手段333、店舗紹介手段334、空状況送信手段335、及び予約転送手段336を備える。
検索要求受付手段331は、ユーザー端末10から送信された検索要求を受け付け、検索要求とともに送信される食品栄養データ及びバイタルデータをユーザー関連データベースに記憶する。また、本実施形態では、バイタルデータにユーザーが設定した健康目標が含まれている。したがって、検索要求受付手段331は、本発明の健康目標取得手段としても機能する。
過不足算出手段332は、食品栄養データ及びバイタルデータに基づいて、各栄養素及びカロリーの過不足を判定し、過不足量を算出する。
店舗検索手段333は、検索要求に応じてユーザーの健康状態に対して最適な店舗を検索する。
店舗紹介手段334は、検索された店舗を紹介する紹介データを生成し、ユーザー端末10に送信する。
空状況送信手段335は、ユーザー端末10により選択された店舗の空状況データをユーザー端末10に送信する。
予約転送手段336は、ユーザー端末10から送信された予約要求を店舗端末20に送信する。
なお、サーバー制御部33の詳細な処理内容については、後述する。
[店舗紹介システムの動作]
次に、上述したような店舗紹介システム1における店舗紹介処理について、図面に基づいて説明する。
本実施形態の店舗紹介システム1では、ユーザー端末10において、店舗紹介システム1を利用するためのアプリケーションを起動させると、端末制御部18の表示制御手段186は、「食品栄養測定」、「バイタルデータ入力」、「店舗検索」を選択可能な選択ボタン141A,141B,141Cが配置された、図5に示すような初期画面141を表示部14に表示させる。そして、ユーザーが入力部13を操作することで、これらのいずれかの選択ボタン141A,141B,141Cが選択されることで、以下のような処理を実施する。
[食品栄養測定処理]
図5に示す初期画面141において、「食品栄養測定」に対応する選択ボタン141Aが選択されると、ユーザー端末10は、測定対象となる飲食物の食品栄養データを測定する。
図6は、栄養素測定処理のフローチャートである。
この栄養素測定処理では、モジュール制御手段181は、可視光撮像モジュール11及び近赤外撮像モジュール12を起動させる(ステップS1)。ここで、表示制御手段186は、可視光撮像モジュール11により撮像されたカラー画像を表示部14にリアルタイム表示させる。これにより、ユーザーは、測定対象食品が撮像範囲内に収まるように撮像姿勢を調整することができる。
また、本実施形態では、測定対象食品のカロリーを算出する際に、測定対象食品の体積から質量を推算する。したがって、例えば、予め設定されたサイズが既知である基準物とともに測定対象食品を撮影することが好ましい。このような基準物としては、例えば、サイズが既知の皿であってもよく、その他、測定対象食品の近くに載置されたスケールやマーカー等であってもよい。
そして、モジュール制御手段181は、ユーザーの入力部13の操作により分光画像を取得する旨の入力信号を受け付けると、端末記憶部17に記憶されたV−λデータに基づいて、波長可変干渉フィルター5の静電アクチュエーター56に印加する電圧を順次変化させる。これにより、駆動電圧に対応した各波長の分光画像が順次撮像部123により撮像される(ステップS2)。
本実施形態では、脂質、糖質、タンパク質、及び水分の成分量に基づいてカロリーを算出する。したがって、このステップS2では、少なくとも脂質、糖質、タンパク質、及び水分に対する特徴量が得られる各波長(測定対象波長)の分光画像を取得する。
なお、測定対象となる栄養素はこれに限定されず、その他の栄養素に対する特徴量が得られる波長の分光画像を取得してもよい。また、所定波長間隔(例えば10nm間隔)の分光画像を順次取得し、これらの分光画像から分光スペクトルを推定してもよい。
分光スペクトルを推定する方法としては、例えば、複数の測定対象波長に対する光量のそれぞれを行列要素とした計測スペクトル行列を生成し、この計測スペクトル行列に対して、所定の変換行列を作用させることで、測定対象となる光の分光スペクトルを推定する。この場合、分光スペクトルが既知である複数のサンプル光を、予め近赤外撮像モジュール12により測定し、測定により得られた光量に基づいて生成される計測スペクトル行列に変換行列を作用させた行列と、既知の分光スペクトルとの偏差が最小となるように、変換行列を設定する。
また、ユーザー端末10に温度センサーが設けられている場合、モジュール制御手段181は、測定対象食品の温度分布から、各点(撮像画像の各画素)における温度を検出し、検出した温度に基づいて各測定対象波長を補正してもよい。
例えば、基準温度Tにおいて、成分Aの含有率によって波長λA0の吸光度が変化する場合、基準温度Tにおける成分Aの特徴量は、波長λA0の吸光度となる。しかしながら、温度Tでは、成分Aの含有率によって波長λA1の吸光度が変化する場合があり、この場合、温度Tにおける成分Aの特徴量は、波長λA1の吸光度となる。特に、水分は、温度変化による吸光スペクトルの変化が大きいことが知られており、各成分の分析を行う上で、特徴量が検出される波長を補正することが好ましい。
上記のように温度センサーが設けられる構成では、端末記憶部17に記憶される各成分の各温度に対する補正値を読み出し、波長λA0に補正値をかけ合せて、温度Tに対して特徴量が検出される波長λA1を算出する。また、検査対象物の部位によって温度が異なる場合、各部位の温度に対応して、それぞれ測定対象波長を算出する。
次に、栄養素算出手段182による食品栄養データ算出処理を実施する。
この食品栄養データ算出処理では、まず、成分分析手段182Bは、ステップS2により得られた分光画像に基づいて、測定対象食品の成分分析を実施し、各成分の成分含有率を算出する(ステップS3)。
具体的には、成分分析手段182Bは、測定対象食品が映し出されている画素範囲を特定し、測定対象食品全体における各成分の含有率を算出する。
測定対象食品の特定は、近赤外撮像モジュール12により撮像される分光画像、または、可視光撮像モジュール11により撮像されるカラー画像に基づいて特定される。測定対象食品の特定方法としては、従来の画像処理技術を用いることができ、例えば、画像内のエッジ検出等により、測定対象食品が映し出されている画素範囲を特定する。なお、測定対象食品の特定方法としてはこれに限定されず、例えば、端末記憶部17に測定対象食品の形状特徴値が記憶されている場合、形状特徴値に基づいて画像を分析して測定対象食品を特定してもよい。
そして、成分分析手段182Bは、各成分に対して、特定された測定対象食品の各画素における含有率の平均値を算出し、測定対象食品全体における成分含有率とする。なお、特定された測定対象食品の画素範囲から、複数個の画素をピックアップし、これらの画素に対して分析された成分含有率を平均してもよい。
含有率の求め方としては、成分分析手段182Bは、例えば基準受光量Iと、撮像された波長λの分光画像の各画素における受光量Iλとに基づいて、以下の式(1)により、各画素における波長λの吸光度Aλを算出する。
λ=−log(Iλ/I) …(1)
なお、基準受光量Iは、予め設定され、端末記憶部17に記憶された値を用いてもよく、測定対象食品の撮像前に例えば白色基板等の基準校正物を撮像することで取得してもよい。
この後、成分分析手段182Bは、算出された吸光度Aλと、端末記憶部17に記憶された相関データとに基づいて、各成分の含有率を分析する。この成分含有率の分析方法としては、従来用いられているケモメトリックス法により行うことができる。ケモメトリックス法としては、例えば、重回帰分析、主成分回帰分析、部分最小二乗法等の方法を用いることができる。なお、これらのケモメトリックス法を用いた各分析手法は周知技術であるため、ここでの説明は省略する。
次に、質量推定手段182Aは、測定対象食品の質量を推算する(ステップS4)。
このステップS5では、質量推定手段182Aは、撮像画像に基づいて測定対象食品の体積を推算する。撮像画像としては、取得された分光画像のうちの1つであってもよく、可視光撮像モジュール11により撮像されるカラー画像であってもよい。
本実施形態では、上述したように、測定対象食品とともに、サイズが既知となる基準物が撮像される。質量推定手段182Aは、撮像画像に基づいて、基準物のサイズと検査対象物のサイズとを比較することで、検査対象物の大凡の体積を推算する。
なお、基準物質を用いた体積の推算に限定されず、例えば、画像処理により検査対象物の体積を推算してもよい。例えば、検査対象物を異なる角度から撮像した撮像画像を用い、3次元分析処理により検査対象物の体積を求める処理を行ってもよい。
そして、質量推定手段182Aは、ステップS3により分析された各成分の含有率と、推算された測定対象食品の体積とから測定対象食品の質量を推算する。
なお、ユーザー端末10に電子秤等の質量計測部が設けられる場合は、当該質量計測部により質量を計測してもよい。
この後、成分分析手段182Bは、ステップS4で推算した質量と、ステップS3により分析された各成分の含有率とに基づいて、各栄養素の含有量を算出する(ステップS5)。
また、成分分析手段182Bは、ステップS5により算出された各成分の含有量(脂質、糖質、タンパク質の含有量)から、式(2)に基づいて、検査対象物のカロリーを算出する(ステップS6)。
カロリー(kcal)=脂質量(g)×9+タンパク質量(g)×4+糖質量(g)×4 …(2)
そして、成分分析手段182Bは、算出した栄養素の含有量及びカロリーを、食品栄養データとし、測定を実施した日時と関連付けて端末記憶部17に記憶する。
[バイタルデータ入力処理]
次に、バイタルデータ入力処理について説明する。
図5に示す初期画面において、ユーザーの入力部13の操作により「バイタルデータ入力」に対応する選択ボタン141Bが選択された場合、ユーザー端末10は、バイタルデータ入力処理を実施する。
このバイタルデータ入力処理では、端末制御部18の表示制御手段186は、表示部14にバイタルデータの各要素(年齢、身長、体重、体脂肪率、筋力量、内臓脂肪レベル、血圧、血糖値、心拍数、基礎代謝、糖尿病等の病歴の有無、妊娠の有無、アレルギーの有無及びアレルギー物質、一日当たりの運動時間等)を表示させる。また、表示制御手段186は、変更する要素を選択し、変更後の数値を入力する旨を表示部14に表示させ、ユーザーの操作を促す。
そして、ユーザーの入力部13の操作により、バイタルデータの要素を変更する旨の入力を受け付けると、端末制御部18は、当該入力されたバイタルデータの要素を取得し、入力日時と関連付けて端末記憶部17に記憶する。
本実施形態では、バイタルデータを入力日時と関連付けて端末記憶部17に蓄積することで、表示制御手段186は、バイタルデータの各要素の変化状態を例えばグラフ化等によって表示させることができる。この場合、ユーザーは、例えば体重変化等、健康状態を示すパラメーターの変化を容易に確認することが可能となる。
なお、これに限定されず、新たに入力されたバイタルデータで、先に記憶されていたバイタルデータを更新する構成などとしてもよい。
[店舗検索処理]
次に、店舗検索処理について説明する。
図5に示す初期画面において、ユーザーの入力部13の操作により「店舗検索」に対応する選択ボタン141Cが選択されると、店舗紹介システム1を用いた店舗検索処理が実施される。
図7は、店舗検索処理を示すフローチャートである。
店舗検索処理では、ユーザー端末10の検索要求手段184は、現在位置取得手段16を制御してユーザー端末10の現在位置を取得する。そして、検索要求手段184は、端末記憶部17に記憶された食品栄養データ及びバイタルデータを読み出し、これらのデータと取得した現在位置とをユーザー毎に個別に設定されたユーザーIDとともにサーバー装置30に送信する(ステップS11)。
なお、各データに、既にサーバー装置30に送信済みであるデータか否かを示すフラグ、及び更新されたデータであるか否かを示すフラグを関連付け、未送信のデータ及び更新されたデータを送信する処理をしてもよい。
サーバー装置30の検索要求受付手段331は、ユーザー端末10から摂取カロリー及びバイタルデータ、及びユーザー関連データを受信すると(ステップS21)、ユーザーIDに基づいて対応するユーザーを特定し、サーバー記憶部32に記憶される対応するユーザー管理データに記憶する(ステップS22)。
なお、この際、検索要求受付手段331は、ユーザー管理データにおいて、食品栄養データを蓄積記憶する。また、バイタルデータにおいては、送信されたバイタルデータを蓄積して記憶してもよく、送信されたデータで記憶されていたデータを更新してもよい。これらの食品栄養データやバイタルデータを蓄積している場合、ユーザー端末10からの要求があった場合に、蓄積されたデータを例えばグラフ化してユーザー端末10に送信することができる。
なお、サーバー記憶部32に対応するユーザー管理データがない場合は、ユーザー端末10に対して、ユーザー登録を促し、新規にユーザー管理データを作成する。
この後、過不足算出手段332は、ユーザー管理データに記録された食品栄養データに基づいて、ユーザーが当日に摂取した栄養素の含有量、カロリー(摂取栄養素量、摂取カロリー)を算出する(ステップS23)。例えば、ユーザー管理データに、前日の20時に摂取した飲食物の食品栄養データ、当日の7時に摂取した飲食物の食品栄養データ、及び当日の12時に摂取した飲食物の食品栄養データが記録されている場合、当日の7時及び12時に対応した食品栄養データの各栄養素の含有量の合計、摂取カロリーの合計を算出する。
次に、過不足算出手段332は、算出したユーザーの栄養素及びカロリーの摂取量、ユーザーのバイタルデータ、及びサーバー記憶部32に記憶された過不足判定データに基づいて、ユーザーが当日摂取すべき各栄養素の摂取量及びカロリー(理想栄養素量、理想カロリー)を取得する(ステップS24)。
そして、過不足算出手段332は、ステップS23により算出された摂取栄養素量、摂取カロリーと、ステップS24により取得された理想栄養素量及び理想摂取カロリーと、の差分から、ユーザーが当日において摂取すべき各栄養素の摂取量、摂取カロリーの過不足量(過不足栄養素量、過不足カロリー)を算出する(ステップS25)。具体的には、各栄養素に対して、理想栄養素量から摂取栄養素量を差し引いた差分値を算出し、その符号が正である場合、当該栄養素が差分値の絶対値分不足しているとする。また、符号が負である場合、当該栄養素が差分値の絶対値分過剰に摂取されたとする。カロリーに関しても同様である。
この後、店舗検索手段333は、ステップS25により算出された過不足栄養素量、及び過不足カロリーと、バイタルデータと、店舗データベースとを用い、店舗を検索する(ステップS26)。
ここで、店舗検索手段333は、店舗データにおけるアベレージデータに基づいて、過不足栄養素量、及び過不足カロリーに対応した店舗データを検索する(店舗アベレージ検索)。
この際、各栄養素の過不足栄養素量と平均栄養素量との差分値、及び、過不足カロリーと平均カロリーとの差分値に基づいて、ユーザーが必要とする栄養素量及びカロリーと、店舗で提供される全ての飲食物における栄養素含有量やカロリーの平均値との近似度を算出する。この近似度は、店舗が、どの程度ユーザーの健康的な食事を満足させることが可能かを示す値となる。
近似度の算出としては、例えば、上記のように算出された各栄養素の過不足栄養素量と平均栄養素量との差分値に対して、栄養素毎及びカロリーに対してそれぞれ設定された補正値をかけ合せて、これらを合計し、近似度が0に近い方が近似していると判定する。
なお、近似度は、上記のような算出された各栄養素の過不足栄養素量(過不足カロリー)と平均栄養素量(平均カロリー)との差分値に基づいた値に限定されない。例えば、各栄養素の過不足栄養素量の平均栄養素量に対する比率、過不足カロリーの平均カロリーに対する比率をそれぞれ算出し、これらの比率の平均値を近似度としてもよい。この場合、近似度が1(100%)に近い方が近似していると判定する。
なお、店舗検索手段333は、バイタルデータに、例えば、アレルギー物質に関する情報等、摂取制限がある食材が記録されている場合、当該摂取制限がある食材を取り扱う店舗を候補から除外する。
そして、店舗検索手段333は、検索したこれらの店舗データから、ユーザー端末10の現在位置からの距離が、所定の距離以内である店舗データを抽出する。
また、同様の処理を、店舗検索手段333は、店舗データに記録されたメニューデータの各メニューの栄養素含有量及びカロリーに対しても実施し、過不足栄養素量、及び過不足カロリーに対応したメニューを検索し、そのメニューを提供する店舗データを抽出する(メニュー単位検索)。この場合も、バイタルデータに摂取制限がある食材が記録されている場合、当該摂取制限がある食材が用いられたメニューを候補から除外する。
そして、店舗検索手段333は、検索したこれらの店舗データから、ユーザー端末10の現在位置からの距離が、所定の距離以内である店舗データを抽出する。
以上のような店舗検索の後、店舗紹介手段334は、検索された店舗の紹介データをユーザー端末10に送信する(ステップS27)。なお、紹介データは、例えば、店舗データに記録された各データであってもよく、店舗データに対して関連付けられて店舗データベースに記録された紹介コンテンツデータ(例えば紹介用WEBページや、店舗のWEBページを示したURL等)であってもよい。
また、ステップS27では、紹介データとともに、ステップS23で算出された摂取栄養素量及び摂取カロリーと、ステップS24で取得された理想栄養素量及び理想カロリーと、ステップS25で算出される過不足栄養素量及び過不足カロリーと、店舗データにおけるアベレージデータやメニューデータとがユーザー端末10に送信される。
この後、ユーザー端末10は、ステップS27において送信された紹介データやその他の各データを受信すると(ステップS12)、表示制御手段186は、これらの受信したデータに基づいて、店舗検索結果画面を表示部14に表示させる(ステップS13)。
次に、表示制御手段186により表示される店舗検索結果画面について説明する。
図8は、店舗検索結果画面の画面レイアウト例である。
図8に示すように、表示制御手段186は、ステップS27でサーバー装置30から送信されたデータに基づいて、当日における摂取カロリー、摂取栄養素量、理想カロリー、理想栄養素量、過不足カロリー、過不足栄養素量を示した摂取状況表示部142Aを店舗検索結果画面142に表示させる。なお、ここでは、摂取栄養素量として、脂質、糖質、及び蛋白質が表示される例を示すが、その他、鉄分やカルシウム、各種ビタミン類等の他の栄養素に関するデータが表示されてもよい。
また、表示制御手段186は、ステップS26における店舗アベレージ検索により検索された店舗の紹介データを店舗アベレージ検索結果表示部142Bに表示させ、メニュー単位検索により検索された店舗の紹介データをメニュー単位検索結果表示部142Cに表示させる。これらの検索結果表示部142B,142Cには、例えば店舗名、最寄駅等の他、当該店舗の詳細な内容を表示させる旨の店舗詳細ボタン142Dを表示させる。なお、メニュー単位検索結果表示部142Cでは、ステップS26において、過不足栄養素量、及び過不足カロリーに対応したお勧めメニューを表示させる。
また、表示制御手段186は、図5に示す初期画面に戻る旨の戻りボタン142Eを表示させる。
上記のような店舗検索結果画面142において、ユーザーの入力部13の操作により、戻りボタン142Eが選択された場合、表示制御手段186は、図5に示すような初期画面を表示させる。
一方、ユーザーの入力部13の操作により、店舗詳細ボタン142Dが選択された場合、表示制御手段186は、店舗詳細画面を表示させる。
図9は、店舗詳細画面の画面レイアウト例を示す図である。
表示制御手段186は、店舗詳細画面143として、図9に示すように、住所ボタン143A、メニューボタン143B、地図ボタン143C、クーポンボタン143Dを表示させる。住所ボタン143Aは、選択された店舗の住所を表示させる旨のボタンである。メニューボタン143Bは、当該店舗で提供される飲食物のメニューを表示させる旨のボタンである。地図ボタン143Cは、当該店舗の周辺地図を表示させる旨のボタンである。クーポンボタン143Dは、当該店舗が提供するクーポンを表示させる旨のボタンである。
また、表示制御手段186は、過不足栄養素量及び過不足カロリーに対する、店舗が供給する飲食物の栄養素量及びカロリーの平均値の割合を示すレーダーチャート143Eを表示させる。なお、レーダーチャート143Eに限らず、例えば数値データとして表示させてもよく、その他のグラフ形式や表形式により表示させてもよい。
さらに、表示制御手段186は、サーバー装置30から送信される空状況データに基づいて、店舗の空状況を示す空状況表示部143Fを表示させる。なお、表示制御手段186は、店舗端末20から直接空状況データを取得して、空状況表示部143Fを表示させてもよい。
そして、表示制御手段186は、店舗詳細画面143に予約ボタン143Gを表示させる。
次に、図9に示すような店舗詳細画面143において、ユーザーの入力部13の操作により予約ボタン143Gが選択された際の店舗予約処理について、図面に基づいて説明する。
図10は、店舗予約処理におけるフローチャートである。
店舗予約処理では、図10に示すように、予約要求手段185は、店舗詳細画面143に表示されている店舗を特定し、その店舗IDを取得する(ステップS14)。店舗IDは、店舗検索処理において、サーバー装置30から送信される店舗の紹介データに関連付けて記録されていればよい。
そして、予約要求手段185は、予約を要求する旨の予約要求を生成し、店舗IDと関連付けてサーバー装置に送信する(ステップS15)。
サーバー装置30は、予約要求を受信すると(ステップS31)、予約要求元のユーザー端末10に対応したユーザーIDを特定し、特定したユーザーIDに対応するユーザー管理データを取得する(ステップS32)。
この後、予約転送手段336は、予約要求とともに受信した店舗IDに基づいて、予約要求を送信する店舗の店舗データを、店舗データベースから抽出する(ステップS33)。
そして、予約転送手段336は、抽出した店舗データに予約要求の送信先を特定し、予約要求とともに、ユーザー管理データに記憶されたバイタルデータ、及びステップS25で算出された過不足栄養素量、過不足カロリーを送信する(ステップS34)。
店舗端末20の予約受付手段252は、サーバー装置30から予約要求を受信すると(ステップS41)、予約データを生成して記憶部24に記憶する(ステップS42)。この際、予約受付手段252は、予約データとともに送信されたバイタルデータ、過不足栄養素量、及び過不足カロリーも予約データとして記録する。
また、予約受付手段252は、予約が完了した旨の報告を生成し、ユーザー端末10に送信する(ステップS43)。ユーザー端末10は、当該報告を受信すると、表示制御手段186により、予約が完了した旨を知らせる表示を表示部14に表示させる(ステップS16)。なお、当該報告は、サーバー装置30を介してユーザー端末10に送信されてもよい。
以上により、店舗スタッフは、予約データに記録されたバイタルデータ、過不足栄養素量、及び過不足カロリーに基づいて、ユーザーの健康状態に対して最適な飲食物を調理することができ、ユーザーの満足度を向上させ、かつ店舗の売り上げを上げることができる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態の店舗紹介システム1では、ユーザー端末10において、近赤外撮像モジュール12、モジュール制御手段181、及び栄養素算出手段182により、測定対象となる飲食物に含まれる各栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを算出し、算出した食品栄養データを、ユーザーのバイタルデータとともにサーバー装置30に送信する。そして、サーバー装置30の過不足算出手段332は、受信した食品栄養データ及びバイタルデータと、サーバー記憶部32に記憶された過不足判定データに基づいて、過不足栄養量及び過不足カロリーを算出し、店舗検索手段333は、その算出結果に基づいて、店舗データベースから過不足量を補う飲食物を提供可能な店舗を検索する。
このような構成では、ユーザーが食事において摂取する飲食物に含まれる栄養素の正確な含有量及びカロリーに基づいて、ユーザーが1日のうちで摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を正確に算出することができ、これらの過不足量を補う店舗を紹介することができる。すなわち、従来のユーザーの嗜好に応じた店舗検索では、ユーザーの健康状態を考慮した店舗紹介を実施できなかったのに対し、本実施形態の店舗紹介システム1では、ユーザーの健康状態を考慮した店舗を紹介することができる。
また、本実施形態では、店舗検索処理において、店舗アベレージ検索及びメニュー単位検索を実施し、店舗検索結果画面142に、これらの検索結果をそれぞれ表示させる。
店舗アベレージ検索結果に基づいた店舗では、ユーザーがその店舗における好みのメニューを選んだ場合でも、過不足栄養素量や過不足カロリーに対応した栄養素及びカロリーを有する飲食物を摂取することができる。一方、メニュー単位検索結果に基づいた店舗では、ユーザーが当該店舗でお勧めメニューを選択することで、ユーザーの過不足栄養素量や過不足カロリーを最適に補うことが可能な飲食物を摂取することができる。
したがって、以上のような2種の検索結果を表示することで、ユーザーの店舗選択の自由度を向上させることができる。
本実施形態では、ユーザー端末10から予約要求が送信されると、サーバー装置30は店舗端末20にその予約要求を送信し、店舗端末20により予約要求が受け付けられることで、店舗に予約を行うことができる。
また、本実施形態では、サーバー装置30は、予約要求とともに、バイタルデータと、過不足算出手段332により算出された過不足栄養素量及び過不足カロリーとを店舗端末20に送信する。この場合、店舗端末20で受け付けられた予約データには、ユーザーのバイタルデータや、過不足栄養量、過不足カロリー等が記録されることになる。
このため、店舗スタッフは、バイタルデータに基づいて、病気の有無、食事制限されている食材等、ユーザーの身体的な条件に応じて調理した飲食物を提供することができる。また、過不足栄養素量や過不足カロリーに基づいて、栄養素やカロリーの過剰摂取や不足が出ないように考慮した調理物を提供することができる。これにより、ユーザーの満足度を向上させることができるとともに、店舗における評価向上も図ることができる。
また、本実施形態では、バイタルデータにユーザーの健康目標が含まれる。したがって、病気等の身体的な制限以外の目的での食事制限に対しても対応することができ、ユーザーの目標に合った飲食物を提供する店舗を紹介することができる。したがって、ユーザーの健康目標を適切に支援することができ、ユーザー満足度を向上させることができる。
本実施形態では、近赤外撮像モジュール12、モジュール制御手段181、及び栄養素算出手段182により本発明の食品栄養データ測定手段が構成され、分光素子である波長可変干渉フィルター5により分光された光を撮像部123により撮像されることで分光画像を取得し、その分光画像に基づいてカロリーを算出している。
このような構成とすることで、測定対象食品に対して非接触でカロリーを測定することができ、衛生面に優れており、分光画像に基づいて食品全体のカロリーを算出することができるので、食品の正確なトータルカロリーを算出することができる。
また、波長可変干渉フィルター5は、固定反射膜54及び固定電極561が設けられた固定基板51と、可動反射膜55及び可動電極562が設けられた可動基板52とを接合膜53により接合した簡素な構成であり、1mm程度の厚み寸法で構成することができる。したがって、AOTFやLITF等の分光素子を用いて分光画像を得る場合に比べて、素子の小型化を図れ、ユーザー端末10の小型化、薄型化を図ることができる。これにより、ユーザーが容易にユーザー端末10を携帯して外出できるようになり、外出先等で食事を採る場合でも、容易に飲食物の食品栄養データを測定することが可能となる。このように、場所を問わず飲食物の食品栄養データを測定することが可能な構成とすることで、ユーザーの生活習慣における食品栄養データを精度よく測定することができ、より正確に過不足栄養素量や過不足カロリーを算出することができる。よって、店舗紹介システム1により、ユーザーの健康管理に最適な店舗を紹介することができ、店舗紹介システム1を利用するユーザーの健康促進を図ることができる。
[変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上記実施形態では、ユーザー端末10に設けられた現在位置取得手段16により取得されて現在位置を中心とした店舗を検索する例を示したが、これに限定されない。例えば、入力部13の操作により、検索中心の地点を指定することが可能な構成としてもよい、
上記実施形態では、サーバー記憶部32にユーザー関連データを記憶する例を示したが、これに限定されない。例えば、店舗検索を実施する毎に、ユーザー端末10から所定期間(例えば当日分)の食品栄養データと、バイタルデータとが送信される構成としてもよく、この場合サーバー記憶部32にユーザー関連データが記憶されない構成としてもよい。
上記実施形態では、予約要求手段185は、店舗の来店を予約する予約要求を送信する例を示したが、さらに、店舗に対して飲食品のデリバリーを要求する予約要求を送信する構成などとしてもよい。特に、病気等により外出が困難なユーザーにとって、デリバリーにより飲食物がユーザーの自宅等に配達されることで、ユーザーの満足度をさらに向上させることができる。また、この場合でも、店舗端末20にユーザーの過不足栄養素量、過不足カロリー、及びバイタルデータが送信されることで、ユーザーの健康管理に対して最適な飲食物をデリバリーにより届けることができる。
また、サーバー装置30は、例えば、過不足栄養素量や過不足カロリー、バイタルデータに基づいた飲食物の調理方法に関するデータを記憶してもよい。この場合、サーバー装置30は、店舗端末20に対して、予約を実施したユーザーの過不足栄養素量や過不足カロリー、及びバイタルデータに加え、調理方法に関するデータを送信する。これにより、店舗スタッフは、ユーザーの過不足栄養素量や過不足カロリー、及びバイタルデータに対応した飲食物のメニューがない場合でも、送信された調理方法によりユーザーが求める飲食物を調理することができる。
上記実施形態では、過不足判定データとして、一日で摂取する飲食物の理想栄養素量及び理想カロリーが記録され、過不足算出手段332は、検索が実施された当日における過不足栄養素量及び過不足カロリーを算出したが、これに限定されない。例えば、1週間や、1か月等の長期に亘る過不足栄養素量及び過不足カロリーを算出してもよい。また、ユーザーの要求により、過不足栄養素量及び過不足カロリーを算出する期間を適宜設定可能な構成としてもよい。
また、当日(検索を実施した日)分の過不足栄養素量及び過不足カロリーのみを算出する場合等では、サーバー記憶部32に当日分の食品栄養データのみを蓄積し、前日以前の食品栄養データを消去する構成などとしてもよい。
上記実施形態では、過不足栄養素量及び過不足カロリーを1回の食事でカバーできる飲食物を提供する店舗を紹介する例を示したが、これに限定されない。
例えば、ユーザーが朝食に摂取した飲食物の食品栄養データのみをサーバー装置30に送信した場合では、過不足算出手段332は、算出した過不足栄養素量及び過不足カロリーを、さらに、昼食分及び夕食分に分割し、それぞれに対して店舗検索を実施してもよい。この場合、朝食、昼食、及び夕食に対して、摂取すべき栄養素量及びカロリーの比率を予め設定しておくことが好ましい。例えば、ユーザー端末10から、朝食に摂取した飲食物の食品栄養データが送信され、昼食と夕食の比率が例えば1:2として設定されている場合、過不足算出手段332は、算出した過不足栄養素量及び過不足カロリーの1/3を昼食でカバーし、2/3を夕食でカバーするように、過不足栄養素量及び過不足カロリーを分割する。そして、店舗検索手段333は、これらの分割した過不足栄養素量及び過不足カロリーに応じて店舗検索を実施する。
また、ユーザー端末10において、ユーザーの操作により食事回数を取得可能な構成としてもよい。この場合、過不足算出手段332は、例えば、算出した過不足栄養素量及び過不足カロリーを食事回数で割り、各食事で摂取すべき栄養素量及びカロリーを算出し、店舗検索手段333は、これを満足する店舗を検索する。
食品栄養データ測定手段により測定が実施されていない場合(例えば朝食を摂取する店舗を検索する場合等)、バイタルデータのみで店舗検索を実施してもよい。この場合でも、朝食の摂取時に、飲食物の食品栄養データを測定することで、昼食及び夕食における店舗を適切に検索することができる。
また、食品栄養データ測定手段により測定が実施されていない場合、検索実施日を基準とした所定期間内(例えば前日)の摂取栄養素、摂取カロリーが分かれば、これらの摂取栄養素、摂取カロリーに基づいて店舗検索をしてもよい。例えば検索実施当日における食品栄養データが測定されていない場合であっても、前日の食品栄養データが測定されている場合では、過不足算出手段332は、前日のデータに基づき、前日の過不足量を補うように、当日の理想栄養素量及び理想カロリーを修正し、修正された値に基づいて当日の過不足量を算出する。
上記実施形態では、店舗詳細画面143に予約ボタン143Gを表示させたが、店舗検索結果画面142に表示させる構成としてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
1…店舗紹介システム、5…波長可変干渉フィルター(分光素子)、10…ユーザー端末(端末装置)、12…近赤外撮像モジュール(食品栄養データ測定手段)、15…端末通信部、16…現在位置取得手段、17…端末記憶部、18…端末制御部、20…店舗端末(店舗端末装置)、30…サーバー装置、31…サーバー通信部、32…サーバー記憶部、32…サーバー制御部、122…光源部、123…撮像部、181…モジュール制御手段(食品栄養データ測定手段)、182…栄養算出手段(食品栄養データ測定手段)、183…バイタルデータ取得手段、184…検索要求手段、185…予約要求手段、186…表示制御手段、251…空状況更新手段、252…予約受付手段、331…検索要求受付手段、332…過不足算出手段、333…店舗検索手段、334…店舗紹介手段、335…空状況送信手段、336…予約転送手段。

Claims (12)

  1. 端末装置と、前記端末装置と通信可能なサーバー装置とを備えた店舗紹介システムであって、
    前記端末装置は、
    前記サーバー装置と通信可能な端末通信手段と、
    飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを取得する食品栄養データ取得手段と、
    ユーザーのバイタルデータを取得するバイタルデータ取得手段と、を備え、
    前記サーバー装置は、
    前記端末装置と通信可能なサーバー通信手段と、
    店舗が提供する飲食物の栄養素及びカロリーを記憶する店舗情報記憶手段と、
    前記端末装置から受信した前記食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出する過不足算出手段と、
    前記過不足算出手段が算出した前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量に基づいて、前記店舗情報記憶手段から、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を検索する店舗検索手段と、
    検索された前記店舗を紹介する紹介データを紹介する店舗紹介手段と、を備え、
    前記店舗検索手段は、前記店舗が提供可能な飲食物の栄養素量及びカロリーの平均値に応じて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を検索する
    とを特徴とする店舗紹介システム。
  2. 請求項1に記載の店舗紹介システムにおいて、
    前記店舗検索手段に記憶された前記店舗に設置され、前記サーバー装置と通信可能な店舗端末装置を備え、
    前記端末装置は、前記サーバー装置から送信された前記紹介データに対して、当該紹介データで紹介された前記店舗での飲食を予約する旨の予約要求情報を送信する予約要求手段を備え、
    前記サーバー装置は、前記端末装置から前記予約要求情報を受信すると、前記店舗端末装置に前記予約要求情報を送信する予約転送手段を備え、
    前記店舗端末装置は、前記サーバー装置から送信された前記予約要求情報を受信して予約を受け付ける予約受付手段を備える
    ことを特徴とする店舗紹介システム。
  3. 請求項2に記載の店舗紹介システムにおいて、
    前記サーバー装置は、前記店舗端末装置に、前記予約要求情報とともに前記バイタルデータを送信する
    ことを特徴とする店舗紹介システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載の店舗紹介システムにおいて、
    前記サーバー装置は、前記店舗端末装置に、前記予約要求情報とともに、前記過不足算出手段が算出した前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を送信する
    ことを特徴とする店舗紹介システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の店舗紹介システムにおいて、
    前記サーバー装置は、前記ユーザーの健康目標を取得する健康目標取得手段を備え、
    前記過不足算出手段は、前記健康目標に基づいて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出する
    ことを特徴とする店舗紹介システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の店舗紹介システムにおいて、
    前記端末装置は、前記食品栄養データを測定する食品栄養データ測定手段を備え、
    前記食品栄養データ測定手段は、
    前記飲食物により反射された光から所定波長の光を分光する分光素子と、
    前記分光素子により分光された光を受光し分光画像を撮像する撮像部と、
    前記分光画像に基づいて前記飲食物の成分分析を実施し、栄養素の含有量及びカロリーを算出する算出部と、を備える
    ことを特徴とする店舗紹介システム。
  7. 端末装置と通信可能なサーバー通信手段と、
    店舗が提供する飲食物の栄養素及びカロリーを記憶する店舗情報記憶手段と、
    前記端末装置から受信した、飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データ及びユーザーのバイタルデータに基づいて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出する過不足算出手段と、
    前記過不足算出手段が算出した前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量に基づいて、前記店舗情報記憶手段から、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を検索する店舗検索手段と、
    検索された前記店舗を紹介する紹介データを紹介する店舗紹介手段と、を備え、
    前記店舗検索手段は、前記店舗が提供可能な飲食物の栄養素量及びカロリーの平均値に応じて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を検索する
    とを特徴とするサーバー装置。
  8. サーバー装置と通信可能な端末通信手段と、
    飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを取得する食品栄養データ取得手段と、
    ユーザーのバイタルデータを取得するバイタルデータ取得手段と、を備え、
    前記端末通信手段は、前記ユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データ及び前記バイタルデータを前記サーバー装置に送信し、前記サーバー装置から、前記ユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて算出された前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を、前記店舗が提供可能な飲食物の栄養素量及びカロリーの平均値に応じて検索し、検索された前記店舗を紹介する紹介データを受信する
    ことを特徴とする端末装置。
  9. コンピューターにより構成される端末装置と、前記端末装置と通信可能に接続され、コンピューターにより構成されるサーバー装置とを備えた店舗紹介システムにおける店舗紹介方法であって、
    前記端末装置は、
    食品栄養データ測定手段により飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを取得し、
    ユーザーのバイタルデータを取得し、
    前記食品栄養データ及び前記バイタルデータを前記サーバー装置に送信し、
    前記サーバー装置は、
    前記端末装置から前記食品栄養データ及び前記バイタルデータを受信し、
    受信した前記食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて、前記ユーザーが摂取した栄養素及びカロリーの過不足量を算出し、
    店舗が提供する飲食物の栄養素を記憶する店舗情報記憶手段から、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を、前記店舗が提供可能な飲食物の栄養素量及びカロリーの平均値に応じて検索し、
    検索された前記店舗を紹介する紹介データを前記端末装置に送信する
    ことを特徴とする店舗紹介方法。
  10. コンピューターにより店舗を検索する店舗検索方法であって、
    前記コンピューターは、
    食品栄養データ取得手段により飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを取得し、
    ユーザーのバイタルデータを取得し、
    前記食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて、前記ユーザーが摂取した栄養素及びカロリーの過不足量を算出し、
    店舗が提供する飲食物の栄養素のデータに基づいて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を、前記店舗が提供可能な飲食物の栄養素量及びカロリーの平均値に応じて検索する
    ことを特徴とする店舗検索方法。
  11. 端末装置と通信可能なコンピューターにより読み取り実行される店舗紹介プログラムであって、
    前記コンピューターに、
    前記端末装置から飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データ及びユーザーのバイタルデータを受信させ、
    前記食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量を算出させ、
    店舗が提供する飲食物の栄養素及びカロリーを記憶する店舗情報記憶手段から、算出された前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足量に基づいて、前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を、前記店舗が提供可能な飲食物の栄養素量及びカロリーの平均値に応じて検索させ、
    検索された前記店舗を紹介する紹介データを前記端末装置に送信させる
    ことを特徴とする店舗紹介プログラム。
  12. サーバー装置と通信可能なコンピューターにより読み取り実行される店舗紹介プログラムであって、
    前記コンピューターに、
    飲食物に含まれる栄養素の含有量及びカロリーを含む食品栄養データを取得させ、
    ユーザーのバイタルデータを取得させ、
    前記ユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データ及び前記バイタルデータを前記サーバー装置に送信し、前記サーバー装置から、前記ユーザーが摂取した飲食物の食品栄養データ及び前記バイタルデータに基づいて算出された前記ユーザーが摂取すべき栄養素及びカロリーの過不足を補う飲食物を提供可能な店舗を、前記店舗が提供可能な飲食物の栄養素量及びカロリーの平均値に応じて検索し、検索された前記店舗を紹介する紹介データを受信させる
    ことを特徴とする店舗紹介プログラム。
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