JP6097948B2 - 検査データ表示制御装置および方法並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、時系列に取得された複数の検査項目の検査データを表示させる検査データ表示制御装置および方法並びにプログラムに関するものである。
近年、医師によって診療が行われる際、患者に対して実施された複数の検査結果をディスプレイに表示させ、病名の診断や治療方針などを決定するための参考情報として利用されている。
患者に実施される検査には様々な種類があり、実際の医療現場では、患者に特定の疾患が疑われるときには、その特定の疾患の診断に重要と考えられている複数の検査の各検査結果を参照して、診断または治療を行っている。
しかしながら、患者に対して実施される検査項目が多数に亘る場合があり、特に、患者が複数の疾患を患っている場合には、さらに検査項目が増えることになる。したがって、その多数の検査項目の検査結果を同一の座標軸上にグラフとして全て重ねて表示するようにしたのでは、グラフ同士が重なりあってしまって非常に見難いものとなってしまい、検査データに異常な兆候があったとしても見逃すおそれがある。
そこで、たとえば特許文献1および特許文献2においては、注目する表示期間の指定を受け付け、その受け付けた表示期間の検査データのグラフを表示させることによって、検査データのグラフの表示期間を限定して表示する方法が開示されている。
特開2001−133293号公報 特開平09−185651号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2のように、表示期間のみを絞り込んで表示したとしても、その表示期間内に検査データが存在しない多数の検査項目のグラフの線などが表示され、やはり見難い表示となってしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、複数の検査項目の検査データを見易い状態で表示することができる検査データ表示制御装置および方法並びにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の検査データ表示制御装置は、時系列で取得された複数の検査項目の検査データを表示させる検査データ表示制御装置であって、表示する検査データの表示期間の指定を受け付ける表示期間指定受付部と、表示期間の指定を受け付けた際、複数の検査項目のうち表示期間内に検査データが存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の表示期間内の検査データのみを表示期間内の表示対象の検査データとして取得する検査データ取得部と、表示期間内に存在する検査項目の検査データのみを表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の検査データ表示制御装置においては、表示期間指定受付部を、表示期間から変更された表示期間の指定を受け付けるものとし、検査データ取得部を、変更前の表示期間の指定を受け付けた際、変更前の表示期間の前後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の前後の表示期間内の検査データを表示期間の変更前に予め取得するものとし、表示制御部を、表示期間の変更が受け付けられた際、上記予め取得された検査データを用いて、変更後の表示期間の検査データを表示させるものとできる。
また、検査データ取得部を、表示期間の指定を受け付けた際、その受け付けた表示期間の前後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の前後の表示期間内の検査データを予め取得するとし、表示制御部を、表示期間内に存在する検査項目の検査データを表示させる際、表示期間内に存在する検査項目と同じ検査項目が前後の表示期間内に存在する場合には、表示期間内に存在する検査データと前後の表示期間内に存在する同じ検査項目の検査データとを結線して表示するものとできる。
また、表示制御部を、変更前の表示期間の検査データを表示する際、その変更前の表示期間の前後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した各検査項目の最大値と最小値とが全て表示領域内に表示されるように数値を示す軸の数値範囲を自動的に変更するものとできる。
また、表示制御部を、変更後の表示期間の検査データを表示する際、変更後の表示期間に存在する検査項目の検査データの最大値と最小値との両方が表示領域内に含まれるように数値を示す軸の数値範囲を自動的に移動させるものとできる。
また、表示制御部を、上記数値を示す軸をスクロールすることによって数値範囲を移動させるものとできる。
また、表示制御部を、表示期間の変更の最小単位の期間が変更される度に、数値を示す軸の数値範囲を自動的に移動させるものとできる。
また、表示制御部を、表示期間の変更を指示するためのスクロールバーを表示させるものとできる。
また、検査データ取得部を、ネットワークを介して検査データを取得するものとできる。
本発明の検査データ表示制御方法は、時系列で取得された複数の検査項目の検査データを表示させる検査データ表示制御方法であって、表示する検査データの表示期間の指定を受け付け、表示期間の指定を受け付けた際、複数の検査項目のうち表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の検査データのみを表示期間内の表示対象の検査データとして取得し、表示期間内に存在する検査項目の検査データのみを表示させることを特徴とする。
本発明の検査データ表示制御プログラムは、時系列で取得された複数の検査項目の検査データを表示させる検査データ表示制御プログラムであって、コンピュータを、表示する検査データの表示期間の指定を受け付ける表示期間指定受付部と、表示期間の指定を受け付けた際、複数の検査項目のうち表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の検査データのみを表示期間内の表示対象の検査データとして取得する検査データ取得部と、表示期間内に存在する検査項目の検査データのみを表示させる表示制御部として機能させることを特徴とする。
本発明の検査データ表示制御装置および方法並びにプログラムによれば、時系列で取得された複数の検査項目の検査データを表示させる際、表示する検査データの表示期間の指定を受け付け、その表示期間の指定を受け付けた際、複数の検査項目のうち表示期間内に検査データが存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の表示期間内の検査データのみを表示対象の検査データとして取得し、その表示期間内に存在する検査項目の検査データのみを表示させるようにしたので、表示される検査データの検査項目を、指定された表示期間内に存在する検査項目に限定することができるので、表示期間内に検査データが存在しない検査項目のグラフの線などを表示させないようにできるので、より見易いグラフ表示とすることできる。
本発明の検査データ表示制御装置の一実施形態を用いた診療情報表示システムの概略構成を示すブロック図 診療情報表示画面の一例を示す図 本発明の検査データ表示制御装置の第1の実施形態を用いた診療情報表示システムの作用を説明するためのフローチャート 検査データの一例を示す表 本発明の第1の実施形態の診療情報表示システムにおける検査データのグラフ表示を説明するための図 本発明の検査データ表示制御装置の第2の実施形態を用いた診療情報表示システムの作用を説明するためのフローチャート 本発明の第2の実施形態の診療情報表示システムにおける検査データのグラフ表示を説明するための図 本発明の検査データ表示制御装置の第3の実施形態を用いた診療情報表示システムの作用を説明するためのフローチャート 検査データの一例を示す表 本発明の第3の実施形態の診療情報表示システムにおける検査データのグラフ表示を説明するための図 各検査項目の検査データの最大値および最小値を考慮せずにグラフ表示した例を示す図 本発明の検査データ表示制御装置の第4の実施形態を用いた診療情報表示システムの作用を説明するためのフローチャート 本発明の第4の実施形態の診療情報表示システムにおける検査データのグラフ表示を説明するための図 本発明の第4の実施形態の診療情報表示システムにおける検査データのグラフ表示を説明するための図
以下、本発明の検査データ表示制御装置および方法並びにプログラムの第1の実施形態を用いた診療情報表示システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の診療情報表示システム1の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の診療情報表示システム1は、図1に示すように、診療情報表示制御装置10と、診療科端末20と、電子カルテシステム30と、検査部門システム40と、画像診断システム50とを備えている。
診療情報システム1における診療情報表示制御装置10と、診療科端末20と、各システム30〜50とは、たとえば有線または無線LANや、インターネット回線などのネットワークを介して接続されている。
まず、診療情報表示制御装置10について説明する。なお、診療情報表示制御システムは、本発明の検査データ表示制御装置の一実施形態を含むものである。
診療情報表示制御装置10は、診療科端末20において入力された患者の識別情報を受け付け、その患者に関する診療情報を電子カルテシステム30、検査部門システム40および画像診断システム50からそれぞれ収集し、その収集した情報を統合した診療情報表示画面を生成して診療科端末20に表示させるものである。
具体的には、診療情報表示制御装置10は、図1に示すように、診療情報取得部11(検査データ取得部を相当する)と、診療情報記憶部12と、表示制御部13と、表示期間指定受付部14とを備えている。
診療情報表示制御装置10は、コンピュータに本発明の検査データ表示制御プログラムの一実施形態を含む診療情報表示制御プログラムをインストールしたものである。そして、中央処理装置(CPU)によって上記診療情報表示制御プログラムが実行されることによって上述した診療情報取得部11と、表示制御部13と、表示期間指定受付部14とが機能する。上記診療情報表示制御プログラムは、CD−ROMなどの記録媒体に記録されたものでもよいし、インターネットを経由してサーバなどからダウンロードしたものでもよい。
診療情報取得部11は、診療科端末20において入力された患者の識別情報に基づいて、その患者の識別情報に紐付けされた診療情報をネットワークを介して上記システムの各サーバから取得するものである。診療情報としては、その患者の名前や年齢や性別などといった基本情報、投薬や点滴の情報、検体検査やバイタルなどの種々の検査データ、および画像診療情報などがある。
診療情報取得部11は、患者の識別情報に基づいて各サーバから収集された診療情報を一旦、診療情報記憶部12に記憶するものである。診療情報記憶部12は、ハードディスクなどのストレージデバイスから構成されるものである。
表示制御部13は、診療情報取得部11から出力された検査データを含む診療情報に基づいて診療情報表示画面を生成し、その診療情報表示画面を診療科端末20に出力して表示させるものである。
ここで、表示制御部13において生成される診療情報表示画面について説明する。図2は、診療情報表示画面の一例を示すものである。
診療情報表示画面は、図2に示すように、基本情報表示欄R1と、検査期間表示欄R2と、投薬期間表示欄R3と、検査データ表示欄R4と、画像診療情報欄R5と、投薬リスト表示欄R6と、検査項目リスト表示欄R7とを備えている。
基本情報表示欄R1は、患者の識別情報(患者ID)、名前、年齢、性別、既往歴などといった基本情報が表示される欄である。また、既往歴については、図2に示すように、各疾患に対してチェックボックスが表示される。そして、このチェックボックスがチェックされることによって注目する疾患が指定され、その疾患に関する検査データや画像診療情報などが表示される。
検査期間表示欄R2は、患者の検査期間などを表示する欄であり、患者が検査を受けた期間が横棒グラフで表示される。投薬期間表示欄R3は、患者に対して投薬や点滴が行われた期間を表示する欄であり、患者が投薬や点滴を受けた期間が横棒グラフで表示される。
検査データ表示欄R4は、時系列に取得された複数の検査項目の検査データが折れ線グラフで表示される欄である。検査データ表示欄R4の横軸は時間軸であり、縦軸は検査データの数値を示す軸である。そして、検査データ表示欄R4には、検査データを表示する数値範囲を変更するためのスクロールバーB1と、検査データの表示期間を変更するためのスクロールバーB2とが設けられている。
画像診療情報欄R5は、患者の画像診療情報を表示する欄である。具体的には、患者をCT装置やMRI装置で撮影した画像のサムネイル画像が表示される。このサムネイル画像がクリックなどされて選択された際には、サムネイル画像の元の原画像が別の表示画面で表示され、また、その原画像に関する読影レポートも表示される。
投薬リスト表示欄R6は、投薬期間表示欄R3に表示された各投薬期間において投薬や点滴された薬剤の種類がリスト表示される欄である。投薬リスト表示欄R6には、薬剤がリスト表示されるとともに、各薬剤に対してチェックボックスが表示される。そして、このチェックボックスがチェックされた薬剤の投薬期間が、投薬期間表示欄R3において強調表示される。具体的には、たとえばチェックボックスでチェックされた薬剤の投薬期間がカラー表示され、チェックされていない薬剤の投薬期間は目立たないように薄いグレーなどで表示される。
検査項目リスト表示欄R7は、検査データ表示欄R4に表示された検査データの検査項目がリスト表示される欄である。検査項目リスト表示欄R7には、検査項目がリスト表示されるとともに、その各検査項目に対してチェックボックスが表示される。そして、このチェックボックスがチェックされた検査項目の検査データが、検査データ表示欄R4において強調表示される。具体的には、たとえばチェックボックスでチェックされた検査項目の検査データがカラー表示され、チェックされていない検査項目の検査データは目立たないように薄いグレーなどで表示される。
図1に戻り、表示期間指定受付部14は、表示する検査データの表示期間の指定を付け付け、その表示期間の情報を診療情報取得部11に出力するものである。表示期間とは、医師などが特に注目して観察したい検査データの表示期間であって、たとえば表示開始日の日付と表示終了日の日付とが入力され、表示開始日と表示終了日の間の期間が表示期間となり、この表示期間の検査データが表示対象の検査データとなる。また、日付を指定するのではなく、表示開始月と表示終了月とを指定するようにしてもよい。
そして、上述した診療情報取得部11は、入力された表示期間の情報に基づいて、後述する検査部門システム40の検査データ保管サーバ41に保管されている検査データの多数の検査項目のうち、上記表示期間内に検査データが存在する検査項目を特定し、その検査項目の検査データを取得するものである。そして、その取得した検査データを表示制御部13に出力するものである。
表示制御部13は、入力された検査データと指定された表示期間とに基づいて、上述した検査データ表示欄R4に検査データのグラフを表示させるものである。この検査データ表示欄R4における検査データの表示方法については、後で詳述する。
診療科端末20は、ディスプレイとキーボードおよびマウスなどを備えたものである。診療科端末20のディスプレイは、図2に示す診療情報表示画面を表示するものである。また、診療科端末20のキーボードおよびマウスは、患者の識別情報の入力や、上述した検査データの表示期間の入力や、上述したチェックボックスの指定入力などを受け付けるものである。
電子カルテシステム30は、複数の患者の電子カルテを管理するシステムである。電子カルテシステム30は、電子カルテ保管サーバ31を備えており、この電子カルテ保管サーバ31には、複数の患者の電子カルテが患者の識別情報と紐付けされて保管されている。電子カルテシステム30は、診療科端末20において入力された患者の識別情報を取得し、その識別情報に紐付けされた電子カルテの情報を診療情報表示制御装置10に出力するものである。電子カルテには、患者の基本情報や、投薬および点滴の薬剤の種類や投薬期間、既往歴などの情報が含まれている。
検査部門システム40は、複数の患者の検査データを管理するシステムである。検査部門システム40は、検査データ保管サーバ41を備えており、この検査データ保管サーバ41には、各患者の複数の検査項目の検査データが患者の識別情報と紐付けされて保管されている。検査部門システム40は、診療科端末20において入力された患者の識別情報を取得し、その識別情報に紐付けされた検査データを診療情報表示制御装置10に出力するものである。
画像診断システム50は、複数の患者の画像診療情報を管理するシステムである。画像診断システム50は、画像管理サーバ51と、読影レポートサーバ52とを備えている。画像管理サーバ51には、各患者の放射線画像などが患者の識別情報と紐付けされて保管されている。また、読影レポートサーバ52には、放射線画像などを観察して医師が作成した読影レポートが保管されており、この読影リポートは画像管理サーバ51に保管された放射線画像などと紐付けされて保管されている。画像診断システム50は、診療科端末20において入力された患者の識別情報を取得し、その識別情報に紐付けされた放射線画像やその読影レポートを診療情報表示制御装置10に出力するものである。
次に、本実施形態の診療情報表示システム1の作用について、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、本実施形態の診療情報表示システム1は、上述した検査データ表示欄R4における検査データの表示方法に特徴を有するものであるため、以下、その点を中心に説明する。
まず、診療科端末20において、医師などによる指示入力により診療情報表示制御装置10にインストールされた検査データ表示制御プログラムが起動される(S10)。
次に、診療科端末20において、患者の識別情報が入力され、その患者の識別情報は、診療情報表示制御装置10の診療情報取得部11によって取得される(S12)。
次いで、診療科端末20において、表示する検査データの初期表示期間が入力されると、その初期表示期間の情報が表示期間指定受付部14によって取得され、表示期間指定受付部14は、その初期表示期間の情報を診療情報取得部11に出力する(S14)。
診療情報取得部11は、入力された患者の識別情報に基づいて、検査部門システム40の検査データ保管サーバ41からその患者の検査データを読み出して取得するが、このとき診療情報取得部11は、まず、上述した初期表示期間内に存在する検査データの検査項目を特定する。そして、検査データ保管サーバ41に保管されている多数の検査項目の検査データのうち、上記特定した検査項目の上記初期表示期間内の検査データのみを上記初期表示期間内の表示対象の検査データとして検査データ保管サーバ41から読み出して取得する(S16)。
以下、具体的な例を挙げて説明する。ここでは、医師によって指定された患者について、図4に示すような3つの検査項目「xxx」、「yyy」、「zzz」の検査データが検査データ保管サーバ41に保管されているとする。図5は、図4に示す3つの項目の検査データを全てプロットしたものである。図5における横軸は各列が図4の日付を示すものであり、縦軸は検査データの数値を示すものである。
診療情報取得部11は、上記初期表示期間として図5に示す表示期間Aが指定された場合には、3つの検査項目のうち表示期間A内に存在する検査項目「xxx」と「zzz」とを特定し、図5に示す3つの項目の検査データのうち、2つの検査項目「xxx」と「zzz」の表示期間A内の検査データのみを表示期間Aの表示対象の検査データとして取得する。
一方、このとき、診療情報取得部11は、初期表示期間の前後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の上記前後の表示期間内の検査データを予め取得する。すなわち、初期表示期間として表示期間Aが指定された場合には、その前後の表示期間B1,B2内に存在する検査項目を特定し、その検査項目の表示期間B1,B2内の検査データを予め取得する。なお、図5に示す例では、表示期間B1内に存在する2つの検査項目「xxx」と「zzz」の検査データと、表示期間B2内に存在する検査項目「xxx」の検査データとが予め取得される。
また、本実施形態においては、初期表示期間の前後の期間である表示期間B1,B2を、表示期間Aと同じ3日間の期間としたが、予め検査データを取得する期間は、必ずしも初期表示期間Aと同じでなくてもよい。具体的には、後述する表示期間の変更(移動)の最小単位の期間以上であればその他の期間でもよい。また、予め検査データを取得する期間については、ユーザによって任意に変更できるようにしてもよい。
そして、診療情報取得部11によって取得された表示期間Aと表示期間B1,B2の検査項目「xxx」と「zzz」の検査データは診療情報記憶部12に一旦記憶される。
次に、表示制御部13は、図2に示す検査データ表示欄R4の横軸を初期表示期間である表示期間Aに設定するとともに、診療情報記憶部12に記憶された表示期間A内の検査項目「xxx」と「zzz」の検査データを取得し、検査データ表示欄R4内にその検査データのみを表示させる(S20)。すなわち、図5に示す表示期間Aの検査データのグラフを検査データ表示欄R4内に表示させる。
なお、本実施形態では、このとき表示期間A内に存在する検査データ同士のみを結線して表示し、表示期間A内に存在する検査データと前後の表示期間B1,B2に存在する検査データとの間は結線しないものとする。すなわち、図5に示す点線で示す部分は結線しないものとする。このように結線を省略することによって、より見易い表示とすることができる。
次に、医師などのユーザによって表示期間Aからその前後の表示期間に表示対象の表示期間が変更された場合には、その変更後の表示期間の情報が表示期間指定受付部14によって取得される(S22)。なお、表示期間の変更は、検査データ表示欄R4の時間軸のスクロールバーB2を用いて行われるが、これに限らず、診療科端末20のキーボードなどを用いて変更後の表示期間を設定入力するようにしてもよい。
そして、このとき表示期間指定受付部14によって取得された変更後の表示期間の情報は、表示制御部13に出力される。表示制御部13は、変更後の表示期間の情報を取得した際には、S18で予め取得して診療情報記憶部12に記憶された検査データを用いてその変更後の表示期間内の検査データを表示させる(S24)。
具体的には、たとえば図5に示す表示期間Aから表示期間B1に変更された場合には、表示制御部13は、検査データ表示欄R4の横軸を表示期間B1に設定するとともに、診療情報記憶部12に予め記憶された表示期間B1の検査データを用いて表示期間B1の検査データを検査データ表示欄R4に表示させる。なお、このときも表示期間B1内の検査データ同士は結線されるが、表示期間B1内の検査データと表示期間B1の前後の表示期間内の検査データは結線されないものとする。図5に示す点線で示す部分は結線しないものとする。
また、たとえば図5に示す表示期間Aから表示期間B2に変更された場合には、表示制御部13は、検査データ表示欄R4の横軸を表示期間B2に設定するとともに、診療情報記憶部12に予め記憶された表示期間B2の検査データを用いて表示期間B2の検査データを検査データ表示欄R4に表示させる。なお、このときも表示期間B2内の検査データ同士は結線されるが、表示期間B2内の検査データと表示期間B2の前後の表示期間内の検査データは結線されないものとする。図5に示す点線で示す部分は結線しないものとする。
このように初期表示期間である表示期間Aが指定された際に、その前後の表示期間B1,B2内の検査項目の検査データも予め取得しておき、表示期間Aがその前後の表示期間に変更された場合には、予め取得した検査データを用いて変更後の表示期間内の検査データを表示させることによって、表示期間の変更後に検査データ保管サーバ41から検査データを読み出す場合よりも即座に検査データを表示させることができる。
一方、上述したように表示期間Aからその前後の表示期間に表示対象の表示期間が変更された場合、表示期間指定受付部14によって取得された変更後の表示期間の情報は、診療情報取得部11にも出力される。
診療情報取得部11は、変更後の表示期間の情報を取得した場合には、その変更後の表示期間の前または後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の上記前または後の表示期間内の検査データを予め取得する(S26)。具体的には、診療情報取得部11は、表示期間Aから表示期間B1に変更された場合、まだ取得していない表示期間C1内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の表示期間C1内の検査データを検査データ保管サーバ41から読み出して取得し、その取得した検査データを診療情報記憶部12に記憶する。
また、診療情報取得部11は、表示期間Aから表示期間B2に変更された場合、まだ取得していない表示期間C2内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の表示期間C2内の検査データを検査データ保管サーバ41から読み出して取得し、その取得した検査データを診療情報記憶部12に記憶する。
次いで、検査データの表示を終了することなく(S28,NO)、再びユーザによって表示期間B1または表示期間B2からその前後の表示期間に表示期間が変更された場合には(S22)、表示制御部13は、検査データ表示欄R4の横軸をその変更後の表示期間に設定するとともに、診療情報記憶部12に予め記憶された表示期間C1、表示期間C2または表示期間Aの検査データを用いて変更後の表示期間の検査データを検査データ表示欄R4に表示させる(S24)。そして、このとき診療情報取得部11は、上記と同様に、その変更後の表示期間の前または後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の検査データであって、まだ取得していない検査データを検査データ保管サーバ41から読み出して取得し、診療情報記憶部12に記憶する。
そして、検査データの終了の指示が入力されるまでは(S28,YES)、S22からS26までの処理が繰り返して行われる。
次に、本発明の第2の実施形態を用いた診療情報表示システム1について説明する。上記第1の実施形態の診療情報表示システム1においては、所定の表示期間の検査データを検査データ表示欄R4に表示する際、その表示期間内の検査データ同士のみを結線し、表示期間内の検査データとその前後の表示期間内の検査データとは結線しないようにしたが、第2の実施形態の診療情報表示システム1は、所定の表示期間内の検査データとその前後の表示期間内の検査データとを結線して表示するようにした点が、上記第1の実施形態とは異なる。それ以外の構成および作用は、上記第1の実施形態と同様であるので、異なる点を中心に、図6のフローチャートと図7を参照しながら説明する。
図6に示すフローチャートにおけるS30〜S38までの処理は、図3に示すフローチャートにおけるS10〜S18までの処理と同様である。
そして、第2の実施形態においては、初期表示期間A内に存在する検査項目の検査データを検査データ表示欄R4に表示する際、表示制御部13は、図7に示すように表示期間Aの前後の表示期間である表示期間B1または表示期間B2内に、表示期間A内に存在する検査項目と同じ検査項目の検査データが存在する場合には、表示期間A内の検査データと表示期間B1または表示期間B2内の同一の検査項目の検査データとを結線して表示する(S40)。
そして、その後、表示期間の変更があった場合には、上記第1の実施形態と同様に、予め取得されて診療情報記憶部12に記憶された検査データを用いて変更後の表示期間の検査データを検査データ表示欄R4に表示するが、この際も、表示制御部13は、変更後の表示期間の前後の表示期間内に、変更後の表示期間内に存在する検査項目と同じ検査項目の検査データが存在する場合には、変更後の表示期間内の検査データと前後の表示期間内の同一の検査項目の検査データとを結線して表示する(S44)。
具体的には、表示制御部13は、変更後の表示期間が表示期間B1である場合には、図7に示すように表示期間B1の前後の表示期間である表示期間C1または表示期間A内に、表示期間B1内に存在する検査項目と同じ検査項目の検査データが存在する場合には、表示期間B1内の検査データと表示期間C1または表示期間A内の同一の検査項目の検査データとを結線して表示する。また、変更後の表示期間が表示期間B2である場合には、図7に示すように表示期間B2の前後の表示期間である表示期間C2または表示期間A内に、表示期間B2内に存在する検査項目と同じ検査項目の検査データが存在する場合には、表示期間B2内の検査データと表示期間C2または表示期間A内の同一の検査項目の検査データとを結線して表示する。
なお、S46〜S48については、図3に示すフローチャートのS26〜S48と同様であるので説明を省略する。
上記第2の実施形態の診療情報表示システム1によれば、現在表示されている表示期間内の検査項目と同一の検査項目が前後の表示時間に存在する場合には、現在表示されている表示期間内の検査項目の検査データと前後の表示時間内の同一の検査項目の検査データとを結線して表示するようにしたので、現在表示されていない前後の表示期間にも同一の検査項目の検査データが存在することを結線表示によってユーザに知らせることができる。
ここで、上記第1および第2の実施形態のように、表示期間の変更を行った際、その変更後の表示期間内の検査データの数値範囲が、変更前の表示期間内の検査データの数値範囲と大きく異なっている場合には、表示期間の変更直後には画面上に何も表示されない場合が生じ得る。そして、このような場合、変更後の表示期間の検査データを画面内に表示させるために、たとえばスクロールなどして数値を示す軸の数値範囲を変更して検査データを探す必要があり、検査データの参照に時間がかかり、やはり診療効率の低下を招くおそれがある。
次に、上述したような問題を解決するための、本発明の第3の実施形態の医療情報表示システム1について説明する。
第3の実施形態の医療情報表示システム1は、上述した第1の実施形態や第2の実施形態のように、表示期間を変更して検査データを表示する際、変更後の表示期間の表示領域(検査データ表示欄R4)から検査データがはみ出してしまわないように、表示領域内における検査データのグラフの縦軸方向の表示倍率を変更するようにしたものである。それ以外の構成および作用は、上記第1の実施形態および第2の実施形態と同様であるので、異なる点を中心に、図8に示すフローチャートと図9および図10を参照しながら説明する。
図8に示すフローチャートにおけるS50〜S58までの処理は、図3に示すフローチャートにおけるS10〜S18までの処理と同様である。なお、ここでは、医師によって指定された患者について、図9の表に示すような2つの検査項目「AAA」および「BBB」の検査データが検査データ保管サーバ41に保管されているとする。そして、初期表示期間として1/4〜1/6の期間が指定されたものとする。
そして、第3の実施形態においては、初期表示期間内の検査データと初期表示期間の前後の表示期間にある検査データを取得した後、初期表示期間内の検査項目と、その前後の表示期間内の検査項目を特定し、その特定した検査項目の検査データの最大値と最小値を取得する。具体的、図9の表に示す例では、初期表示期間(1/4〜1/6)とその前後の表示期間とで検査項目はともに「AAA」と「BBB」であるので、これらの検査項目が特定され、これらの検査項目の最大値と最小値が取得されることになる。なお、初期表示期間とその前後の表示期間とで検査項目が異なる場合には、その全てを足し合わせた検査項目が特定され、その特定した全ての検査項目の最大値と最小値とが取得されることになる。
なお、このとき取得される最大値および最小値は、初期表示期間とその前後の表示期間内の検査データだけでなく、検査データ保管サーバ41に保管されている検査データも含めた検査データのうちの最大値および最小値が取得される。ここでは、図9の表に示すように、検査項目「AAA」の最大値として100、最小値として0が取得され、検査項目「BBB」の最大値として550、最小値として50が取得されるものとする。
そして、各検査項目「AAA」および「BBB」についてそれぞれ取得された最大値および最小値は、表示制御部13に出力される。
表示制御部13は、入力された各検査項目の最大値および最小値に基づいて、これらの値の全てがグラフの表示領域(検査データ表示欄R4)内に表示されるような縦軸方向の表示倍率を算出する(S60)。すなわち、各検査項目の最大値および最小値の範囲が、図9の表に示すような範囲である場合には、検査項目「AAA」の最大値100と最小値0とがグラフの表示領域内に表示されるような検査項目「AAA」の縦軸方向の表示倍率と、検査項目「BBB」の最大値550と最小値50とがグラフの表示領域内に表示されるような検査項目「BBB」の縦軸方向の表示倍率とそれぞれ算出され、表示制御部13は、その表示倍率に基づいて、検査項目「AAA」の縦軸と検査項目「BBB」の縦軸とを圧縮する。なお、ここでいう表示倍率とは、グラフの表示領域の縦軸の長さに対して割り当てられる検査データ値の範囲によって決定されるものであり、たとえば検査データの数値範囲が0〜50の場合、数値範囲が0〜100の場合よりも表示倍率は2倍となる。
そして、表示制御部13は、S56で取得した初期表示期間A内の検査項目の検査データのみを検査データ表示欄R4内に表示するが、このときの各検査項目の検査データのグラフは、上記表示倍率に基づいて圧縮されたものとなる(S62)。すなわち、図10に示すように、検査項目「AAA」については、最大値100と最小値0とが太枠で示す表示領域内に収まるように検査データのグラフが圧縮され、検査項目「BBB」については、最大値550と最小値50とが太枠で示す表示領域内に収まるように検査データのグラフが圧縮されて表示される。なお、図11は、上述したように各検査項目の最大値および最小値を考慮せずに、初期表示期間内の検査データのみが表示領域内に収まるように縦軸を設定した例である。この場合、表示期間を変更した場合、表示領域内に表示されない検査データが存在することになる。
これに対し、上述したように各検査項目の検査データの最大値と最小値とに基づいて縦軸を圧縮するようにした場合には、表示期間が変更されたとしても、その変更後の表示期間の検査データがグラフの表示領域からはみ出すのを防止することができる。なお、初期表示期間A内の検査データを表示する際、その前後の表示期間内の検査データとの結線については、図10では結線しないようにしているが、第2の実施形態のように結線するようにしてもよい。
次いで、ユーザによって初期表示期間がその前後の表示期間に変更された場合には、上記第1および第2の実施形態と同様に、診療情報取得部11は、その変更後の表示期間の前または後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、その特定した検査項目の上記前または後の表示期間内の検査データを取得する(S66)。
そして、このとき、表示制御部13は、変更後の表示期間内の検査項目と、その変更後の表示期間の前後の表示期間内の検査項目とを特定し、その特定した検査項目の検査データの最大値と最小値を取得する。
このように表示期間を変更しても、その変更後の表示期間とその前後の表示期間の検査項目の数が、変更前と変わらない場合には(S68,NO)、表示制御部13は、表示領域の縦軸を変更することなく、予め取得されて診療情報記憶部12に記憶されていた変更後の表示期間の検査データを表示領域内に表示させる(S74)。
一方、表示期間を変更した場合、その変更後の表示期間と前後の表示期間に存在する検査項目の数が、変更前から増減する場合には(S68,YES)、再び変更後の表示期間とその前後の表示期間に含まれる検査項目が特定され、その全て検査項目についてそれぞれ最大値と最小値とが取得される。そして、各検査項目についてそれぞれ取得された最大値および最小値は、表示制御部13に出力される。
表示制御部13は、入力された各検査項目の最大値および最小値に基づいて、これらの値の全てがグラフの表示領域(検査データ表示欄R4)内に表示されるような縦軸方向の表示倍率を算出する(S70)。
そして、表示制御部13は、上記のようにして算出した表示倍率に基づいて、グラフの表示領域の縦軸を圧縮するとともに、その表示領域内に予め取得されて診療情報記憶部12に記憶されている検査データを表示させる(S72)。
そして、検査データの終了の指示が入力されるまでは(S76,YES)、S64〜S74までの処理が繰り返して行われる。
上記のように表示期間が変更された場合にも、その変更後の表示期間の前後の表示期間内に含まれる検査項目を特定し、その特定した検査項目の最大値および最小値から算出された表示倍率に基づいて表示領域の縦軸を圧縮するようにした場合には、表示期間の変更後に検査項目が増減したとしても、常に、検査データが表示領域からはみ出さないようにできる。
次に、本発明の第4の実施形態を用いた医療情報表示システム1について説明する。上記第3の実施形態の医療情報表示システム1は、表示期間が変更されたとしても、常に検査データがグラフの表示領域からはみ出さないように縦軸を圧縮するようにしたが、第4の実施形態の医療情報表示システム1は、上述したように縦軸の圧縮を行うのではなく、変更後の表示期間内の検査データに合わせて、その検査データの最大座標と最小座標とを随時取得し、その最大座標と最小座標に応じて自動的に表示領域の縦軸を随時変更することによって、表示期間内の検査データがグラフの表示領域からはみ出さないようにしたものである。すなわち、変更後の表示期間内の検査データに合わせて縦軸の数値範囲を自動的にスクロールするようにしたものである。以下、図12に示すフローチャートと図13を参照しながら詳細に説明する。
図10に示すフローチャートにおけるS80〜S90までの処理は、図3に示すフローチャートにおけるS10〜S20までの処理と同様である。なお、ここでは、再び、医師によって指定された患者について、図4に示すような3つの検査項目「xxx」、「yyy」、「zzz」の検査データが検査データ保管サーバ41に保管されているとする。図13は、図4に示す3つの項目の検査データを全てプロットしたものである。
そして、第4の実施形態においては、初期表示期間の前後の表示期間の検査データを取得した後、その前後の表示期間の検査データについて、特定の単位表示期間内の検査データをグラフ表示した時の画面(表示領域)上の縦軸方向の最小座標と最大座標とを算出する(S96)。なお、上記単位表示期間は、たとえば横軸の変更(移動)の最小単位とすることが望ましいが、これに限らず、この最小単位よりも長い期間であって、検査データが予め取得される上記前後の表示期間以下の期間であれば如何なる期間でもよい。
具体的には、初期表示期間が、図11に示す表示期間Aである場合には、表示期間B1内の検査データについて、単位表示期間内の検査データをグラフ表示した時の画面上の縦軸方向の最小座標と最大座標とが算出され、また、表示期間B2内の検査データについても、同様に、単位表示期間における縦軸方向の最小座標と最大座標とが算出される。
一方、初期表示期間内の検査データについても、特定の単位表示期間内の検査データをグラフ表示した時の画面上の縦軸方向の最小座標と最大座標とを算出する(S92)。
そして、ユーザによって初期表示期間がその前後の表示期間に変更された場合には(S94)、表示制御部13は、予め取得された前後の表示期間内の検査データを検査データ表示欄R4に表示するが、このとき変更後の表示期間内の検査データについて算出された縦軸方向の最大座標と最小座標とが求められ、その最大座標と最小座標とが検査データ表示欄R4の表示領域内に入るようにグラフの表示範囲が自動的に縦軸方向に移動し、また、必要に応じて表示範囲の拡大または縮小が行われる(S98)。
具体的には、図13に示すように、初期表示期間Aから表示期間B1に変更された場合には、検査データ表示欄R4の表示領域の縦軸が自動的にスクロールされ、図13に示す表示期間B1の点線の範囲が、検査データ表示欄R4内に表示される。また、初期表示期間Aから表示期間B2に変更された場合にも、検査データ表示欄R4の表示領域の縦軸が自動的にスクロールされ、図13に示す表示期間B2の点線の範囲が、検査データ表示欄R4内に表示される。
なお、図13では、表示期間Aを表示期間B1または表示期間B2まで変更した例を示しているが、表示期間の変更単位はこれに限らず、上述した横軸の変更の最小単位で順次変更することができる。そして、図14に示すように、その最小単位で変更される度に、その変更後の表示期間B3または表示期間B4内の検査データについて算出された縦軸方向の最大座標と最小座標とが求められ、その最大座標と最小座標とが検査データ表示欄R4の表示領域内に入るようにグラフの表示範囲が縦軸方向に自動的に移動し、また、必要に応じて表示範囲の拡大または縮小が行われる。
そして、検査データの表示終了の指示が行われない場合には(S100,NO)、再び、変更後の表示期間の前または後の表示期間内の検査項目の検査データが取得され、その検査データが診療情報記憶部12に記憶される。
そして、再び、S96と同様の処理が行われ、変更後の表示期間の前後の表示期間の検査データについて、特定の単位表示期間内の検査データをグラフ表示した時の画面上の縦軸方向の最小座標と最大座標とが算出される(S104)。
そして、再び、ユーザによって表示期間の変更が行われた場合には(S94)、S98の処理が再び繰り返されることになる。
検査データの終了の指示が入力されるまでは(S100,YES)、S94〜S104までの処理が繰り返して行われる。
上記第4の実施形態の診療情報表示システム1によれば、表示期間の変更にともなって、その変更後の表示期間の検査データが存在する数値範囲が、検査データ表示欄R4の表示領域内となるように縦軸を自動的にスクロールするようにしたので、ユーザが、検査データが存在する範囲を探す必要がなく、即座に検査データを参照することができる。
1 医療情報表示システム
10 診療情報表示制御装置
11 診療情報取得部
12 診療情報記憶部
13 表示制御部
14 表示期間指定受付部
20 診療科端末
30 電子カルテシステム
31 電子カルテ保管サーバ
40 検査部門システム
41 検査データ保管サーバ
50 画像診断システム
51 画像管理サーバ
52 読影レポートサーバ

Claims (11)

  1. 時系列で取得された複数の検査項目の検査データを表示させる検査データ表示制御装置であって、
    表示する前記検査データの表示期間の指定を受け付ける表示期間指定受付部と、
    前記表示期間の指定を受け付けた際、検査データ保管部に予め保管された前記複数の検査項目の検査データのうち前記表示期間内に検査データが存在する検査項目の検査データを特定し、該特定した検査項目の前記表示期間内の検査データのみを前記表示期間内の表示対象の検査データとして取得する検査データ取得部と、
    前記表示期間内に存在する検査項目の検査データのみを結線してグラフ表示し、前記表示期間内に検査データが存在しない検査項目の検査データはグラフ表示しない表示制御部とを備えたことを特徴とする検査データ表示制御装置。
  2. 前記表示期間指定受付部が、前記表示期間から変更された表示期間の指定を受け付けるものであり、
    前記検査データ取得部が、前記変更前の表示期間の指定を受け付けた際、前記変更前の表示期間の前後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、該特定した検査項目の前記前後の表示期間内の検査データを前記表示期間の変更前に予め取得するものであり、
    前記表示制御部が、前記表示期間の変更が受け付けられた際、前記予め取得された検査データを用いて、前記変更後の表示期間の検査データを表示させるものであることを特徴とする請求項1記載の検査データ表示制御装置。
  3. 前記検査データ取得部が、前記表示期間の指定を受け付けた際、該受け付けた表示期間の前後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、該特定した検査項目の前記前後の表示期間内の検査データを予め取得するものであり、
    前記表示制御部が、前記表示期間内に存在する検査項目の検査データを表示させる際、前記表示期間内に存在する検査項目と同じ検査項目が前記前後の表示期間内に存在する場合には、前記表示期間内に存在する検査データと前記前後の表示期間内に存在する前記同じ検査項目の検査データとを結線して表示するものであることを特徴とする請求項1記載の検査データ表示制御装置。
  4. 前記表示制御部が、前記変更前の表示期間の検査データを表示する際、該変更前の表示期間の前後の表示期間内に存在する検査項目を特定し、該特定した各検査項目の最大値と最小値とが全て表示領域内に表示されるように数値を示す軸の数値範囲を自動的に変更するものであることを特徴とする請求項2記載の検査データ表示制御装置。
  5. 前記表示制御部が、前記変更後の表示期間の検査データを表示する際、前記変更後の表示期間に存在する検査項目の検査データの最大値と最小値との両方が表示領域内に含まれるように数値を示す軸の数値範囲を自動的に移動させるものであることを特徴とする請求項2記載の検査データ表示制御装置。
  6. 前記表示制御部が、前記数値を示す軸をスクロールすることによって前記数値範囲を移動させるものであることを特徴とする請求項5記載の検査データ表示制御装置。
  7. 前記表示制御部が、前記表示期間の変更の最小単位の期間が変更される度に、前記数値を示す軸の数値範囲を自動的に移動させるものであることを特徴とする請求項5または6記載の検査データ表示制御装置。
  8. 前記表示制御部が、前記表示期間の変更を指示するためのスクロールバーを表示させるものであることを特徴とする請求項2記載の検査データ表示制御装置。
  9. 前記検査データ取得部が、ネットワークを介して前記検査データを取得するものであることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の検査データ表示制御装置。
  10. 時系列で取得された複数の検査項目の検査データを表示させる検査データ表示制御方法であって、
    表示する前記検査データの表示期間の指定を受け付け、
    前記表示期間の指定を受け付けた際、検査データ保管部に予め保管された前記複数の検査項目の検査データのうち前記表示期間内に存在する検査項目の検査データを特定し、該特定した検査項目の前記表示期間内の検査データのみを前記表示期間内の表示対象の検査データとして取得し、
    前記表示期間内に存在する検査項目の検査データのみを結線してグラフ表示し、前記表示期間内に検査データが存在しない検査項目の検査データはグラフ表示しないことを特徴とする検査データ表示制御方法。
  11. 時系列で取得された複数の検査項目の検査データを表示させる検査データ表示制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    表示する前記検査データの表示期間の指定を受け付ける表示期間指定受付部と、
    前記表示期間の指定を受け付けた際、検査データ保管部に予め保管された前記複数の検査項目の検査データのうち前記表示期間内に検査データが存在する検査項目の検査データを特定し、該特定した検査項目の前記表示期間内の検査データのみを前記表示期間内の表示対象の検査データとして取得する検査データ取得部と、
    前記表示期間内に存在する検査項目の検査データのみを結線してグラフ表示し、前記表示期間内に検査データが存在しない検査項目の検査データはグラフ表示しない表示制御部として機能させることを特徴とする検査データ表示制御プログラム。
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