JP6097147B2 - Mimo−ofdm受信装置及び測定装置 - Google Patents

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本発明は、複数の送信アンテナから無線伝送されたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号を複数の受信アンテナにて受信するMIMO(Multiple Input Multiple Output)−OFDM受信装置、及び伝送路の状態を測定するMIMO−OFDM測定装置に関し、特に、パイロットパターンを検出する技術に関する。
日本の地上デジタル放送方式であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)は、固定受信向けにハイビジョン(登録商標)放送(または複数標準画質放送)を実現している。次世代の地上デジタル放送方式では、従来のハイビジョンに代わり、3Dハイビジョン放送またはハイビジョンの16倍の解像度を持つスーパーハイビジョン等により、さらに情報量の多いサービスを提供することが求められている。そのため、データ容量の拡大及び誤り訂正技術により、所要C/Nを低減することが課題となっている。
近年、無線によるデータ伝送容量を拡大するための手法として、水平偏波及び垂直偏波の両偏波を送受信アンテナに同時に用いる2×2偏波MIMO方式が提案されている。また、STC(Space Time Code:時空間符号)−MIMO技術とSFN(Single Frequency Network)技術とを組み合わせたSTC−SFNが提案されている(非特許文献1,2を参照)。
STC−SFNでは、A局(A送信所)及びB局(B送信所)の2送信局間でSFNを構成することを想定している。送信側は、A局に備えた2本の送信アンテナから水平偏波の信号及び垂直偏波の信号をそれぞれ送信すると共に、B局に備えた2本の送信アンテナから水平偏波の信号及び垂直偏波の信号をそれぞれ送信する。受信側は、水平偏波の信号を受信する受信アンテナと垂直偏波の信号を受信する受信アンテナとを備え、受信信号を復調する。つまり、このSTC−SFNでは、水平偏波及び垂直偏波を用いた4×2のMIMO通信システムが構成される。
このようなSTC−SFNを構成するMIMO通信システムにおいて、送信側は、A局の水平偏波及び垂直偏波並びにB局の水平偏波及び垂直偏波の4成分において直交するSP(Scattered Pilot:スキャタードパイロット)信号を重畳する。受信側は、送信側から送信されたSP信号を抽出し復調することで、伝送路応答を算出する。
図7は、前述のSTC−SFNを構成するMIMO通信システムに用いるSPパターンの例を示す図であり、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)サイズが8kの場合を示している。図8は、図7に示したSPパターンの周期及びSPパターンのシーケンス番号を示す図である。
図7において、このSPパターンは、基準となる正パイロットに反転パイロット及びヌルパイロットを加えた例を示しており、SP信号が所定の規則かつ所定のシンボル周期で配置されたパターンになっている。最上段に示すSP信号の配置は、A局の水平偏波の送信アンテナ(の送信系統)に対応したSPパターンであり、最上段から2番目に示すSP信号の配置は、A局の垂直偏波の送信アンテナ(の送信系統)に対応したSPパターンであり、最上段から3番目に示すSP信号の配置は、B局の水平偏波の送信アンテナ(の送信系統)に対応したSPパターンであり、最下段に示すSP信号の配置は、B局の垂直偏波の送信アンテナ(の送信系統)に対応したSPパターンである。
白塗りの丸印及び白塗りの四角印は、正パイロットのSP信号を示し、有意な値をもつ信号である。斜め線入りの白塗りの丸印及び斜め線入りの白塗りの四角印は、反転パイロットのSP信号を示し、有意な値をもつ信号である。黒塗りの丸印及び黒塗りの四角印は、ヌルパイロットのSP信号を示し、ヌル信号(無信号)である。尚、図7に示す1+0j,−1+0j,0+0jは、それぞれ正パイロット、反転パイロット、ヌルパイロットであることを示す概念を表しており、IQ軸上に配置した場合のデータを示しているのではない。
A局の水平偏波のSPパターンでは、0番目のシンボルのパターンと8番目のシンボルのパターンが同じであり、同様に、1〜7番目のシンボルのパターンと9〜15番目のシンボルのパターンが同じになっている。B局の水平偏波のSPパターンについても同様である。つまり、図8に示すように、A,B局の水平偏波のSPパターンは8シンボル周期であり、A局ではSPパターンA−H−0〜A−H−7が繰り返され、B局ではSPパターンB−H−0〜B−H−7が繰り返される。
また、A局の垂直偏波のSPパターンでは、0番目のシンボルのパターンと16番目のシンボルのパターンが同じであり、同様に、1〜15番目のシンボルのパターンと17〜31番目のシンボルのパターンが同じになる。B局の垂直偏波のSPパターンについても同様である。つまり、図8に示すように、A,B局の垂直偏波のSPパターンは16シンボル周期であり、A局ではSPパターンA−V−0〜A−V−15が繰り返され、B局ではSPパターンB−V−0〜B−V−15が繰り返される。
このように、A,B局の水平偏波及び垂直偏波のSPパターンをみると、全体のSPパターンは、16シンボル周期で繰り返される。そして、SP信号は、16シンボル周期の異なるSPパターンにて重畳され、A,B局から送信される。図8に示すように、0〜15番目のシンボルにおける全体のSPパターンのシーケンス番号をそれぞれ0〜15とすると、シーケンス番号0のSPパターンは、SPパターンA−H−0,A−V−0,B−H−0,B−V−0により構成され、シーケンス番号1〜7のSPパターンは、SPパターンA−H−1〜7,A−V−1〜7,B−H−1〜7,B−V−1〜7によりそれぞれ構成される。また、シーケンス番号8〜15のSPパターンは、SPパターンA−H−0〜7,A−V−8〜15,B−H−0〜7,B−V−8〜15によりそれぞれ構成される。つまり、SPパターンの先頭は、シーケンス番号0である。
従来のMIMO−OFDM受信装置は、図7に示したSPパターンのSP信号が重畳されたOFDM信号を受信し、その受信信号からTMCCを抽出し、TMCCに記述されたスーパーフレームの同期信号を用いて、SPパターンの先頭シンボル(図8に示したシーケンス番号0のSPパターン)を検出する。そして、MIMO−OFDM受信装置は、検出したSPパターンの先頭シンボルを基準にして、シンボル毎にSPパターンのシーケンス番号を特定し、そのシーケンス番号に対応して所定のキャリアに配置されたSP信号を抽出し、伝送路応答を算出し、MIMO復調の処理を行う。
蔀他、「次世代地上放送に向けた伝送技術−STC-SDM伝送用パイロット方式の検討−」、映情学技報Vol.36、No.42、p33(2012) 蔀他、「次世代地上放送に向けた伝送技術−STC-SDM伝送を応用したSFNに関する検討−」、映情学技報Vol.36、No.51、p21(2012)
ここで、MIMO−OFDM受信装置を立ち上げてからMIMO復調処理を開始するまでの間の時間を短縮するためには(早期にMIMO復調処理を開始するためには)、一定の16シンボル周期で繰り返されるSPパターンの先頭シンボルを早期に検出する必要がある。
しかしながら、従来のMIMO−OFDM受信装置では、スーパーフレーム単位でしかSPパターンの先頭シンボルを検出することができない。このため、MIMO−OFDM受信装置を立ち上げてからMIMO復調処理を開始するまでに時間がかかるという問題があった。また、スーパーフレーム構造を取ることが必須条件となり、伝送システムが複雑化するという問題もあった。
さらに、従来のMIMO−OFDM測定装置においても、SPパターンの先頭シンボルを早期に検出することで、当該MIMO−OFDM測定装置を立ち上げてから遅延プロファイルを測定したり伝送路応答を測定したりする等の伝送路の状態を測定するまでの時間を短縮することが望まれていた。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、STC−SFNを構成するMIMO通信システムにおいて、一定周期で繰り返されるパイロットパターンの先頭を早期に検出することを可能とし、かつ必ずしもスーパーフレーム構造を取る必要のないMIMO−OFDM受信装置及び測定装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によるMIMO−OFDM受信装置は、所定の規則かつ所定のシンボル周期のパイロットパターンに従ってヌル信号を含むパイロット信号が配置され、前記パイロット信号を含むOFDM信号を、複数の送信局に備えた複数の送信アンテナからMIMO伝送路を介して複数の受信アンテナにて受信するMIMO−OFDM受信装置において、前記複数の受信アンテナに対応するそれぞれの系統毎に、前記受信したOFDM信号に対し、有効シンボル期間を抽出する有効シンボル期間抽出部と、前記有効シンボル期間抽出部により抽出された有効シンボル期間の信号を高速フーリエ変換するFFT部と、前記FFT部により高速フーリエ変換された信号に基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出し、各シンボルのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、前記パイロット信号抽出部により抽出されたパイロット信号に基づいて、前記MIMO伝送路の伝送路応答を算出する伝送路応答算出部と、を備え、前記パイロット信号抽出部が、前記FFT部により高速フーリエ変換された複数の系統の信号のうち1つの系統における第1の信号と、当該系統に対応する予め設定されたパイロットパターンとの間の相関を求め、前記相関に基づいて、前記第1の信号におけるパイロットパターンの先頭シンボルを検出する第1のパイロットパターン検出手段と、前記第1のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルにおけるパイロット信号の振幅と、前記先頭シンボルから所定シンボル後のパイロット信号の振幅との間の差に基づいて、前記OFDM信号を送信している送信局を判定する送信局判定手段と、前記送信局判定手段により判定された送信局から送信される予め設定されたパイロットパターンと、前記複数の系統の信号のうち前記第1の信号とは異なる第2の信号のパイロット信号とに基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出する第2のパイロットパターン検出手段と、前記第2のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルを基準にして、各シンボルのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明によるMIMO−OFDM受信装置は、前記複数の送信局のそれぞれが2本の送信アンテナを備え、当該MIMO−OFDM受信装置が2本の受信アンテナを備え、前記各送信局に備えたそれぞれの2本の送信アンテナと前記2本の受信アンテナとの間で異なる2つの偏波によるMIMO伝送路を構成し、前記パイロットパターンが、前記複数の送信局に備えた送信アンテナに対応した送信系統毎に異なるパターンにより構成され、ヌル信号を含むパイロット信号が所定の規則かつ所定のシンボル周期で配置されており、前記第1のパイロットパターン検出手段が、前記FFT部により高速フーリエ変換された、前記2本の受信アンテナにそれぞれ対応した2つの系統の信号のうち1つの系統における第1の信号と、当該系統の偏波に対応する送信系統のパイロットパターンとの間の相関値を算出し、前記相関値が最大となる相関ピーク位置のシンボルを、前記第1の信号におけるパイロットパターンの先頭シンボルとして検出する、ことを特徴とする。
また、本発明によるMIMO−OFDM受信装置は、前記送信局判定手段が、前記第1のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルにおけるパイロット信号の振幅と、前記先頭シンボルから所定シンボル後のパイロット信号の振幅との間の差の絶対値を判別データとして算出し、前記判別データと所定の閾値とに基づいて、前記OFDM信号を送信している送信局を判定する、ことを特徴とする。
また、本発明によるMIMO−OFDM受信装置は、前記第2のパイロットパターン検出手段が、前記送信局判定手段により判定された送信局から送信される予め設定されたパイロット信号におけるIデータと、前記2つの系統の信号のうち前記第1の信号とは異なる第2の信号のパイロット信号におけるIデータとに基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出する、ことを特徴とする。
さらに、本発明によるMIMO−OFDM測定装置は、所定の規則かつ所定のシンボル周期のパイロットパターンに従ってヌル信号を含むパイロット信号が配置され、前記パイロット信号を含むOFDM信号を、複数の送信局に備えた複数の送信アンテナからMIMO伝送路を介して複数の受信アンテナへ送信するMIMO通信システムに用いる、前記MIMO伝送路の状態を測定するMIMO−OFDM測定装置において、前記複数の受信アンテナに対応するそれぞれの系統毎に、前記受信したOFDM信号に対し、有効シンボル期間を抽出する有効シンボル期間抽出部と、前記有効シンボル期間抽出部により抽出された有効シンボル期間の信号を高速フーリエ変換するFFT部と、前記FFT部により高速フーリエ変換された信号に基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出し、各シンボルのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、を備え、前記パイロット信号抽出部が、前記FFT部により高速フーリエ変換された複数の系統の信号のうち1つの系統における第1の信号と、当該系統に対応する予め設定されたパイロットパターンとの間の相関を求め、前記相関に基づいて、前記第1の信号におけるパイロットパターンの先頭シンボルを検出する第1のパイロットパターン検出手段と、前記第1のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルにおけるパイロット信号の振幅と、前記先頭シンボルから所定シンボル後のパイロット信号の振幅との間の差に基づいて、前記OFDM信号を送信している送信局を判定する送信局判定手段と、前記送信局判定手段により判定された送信局から送信される予め設定されたパイロットパターンと、前記複数の系統の信号のうち前記第1の信号とは異なる第2の信号のパイロット信号とに基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出する第2のパイロットパターン検出手段と、前記第2のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルを基準にして、各シンボルのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出手段と、を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、スーパーフレームの同期信号を用いることなく、パイロットパターンの先頭を検出することができる。これにより、スーパーフレームの先頭を待つ必要がないから、スーパーフレーム構造を取る取らないに関わらず、一定周期で繰り返されるパイロットパターンの先頭を早期に検出することができる。また、このMIMO通信システムでは、必ずしもスーパーフレーム構造を取る必要はない。
本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置を含むMIMO通信システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 SP抽出部の構成を示すブロック図である。 SP抽出部の処理を示すフローチャートである。 送信局がA局のみの場合におけるV信号に重畳されたSP信号のI(In-phase:同相成分)データを示す図である。 送信局がAB局の場合におけるV信号に重畳されたSP信号のIデータを示す図である。 SPパターンの例を示す図である。 SPパターンの周期及びSPパターンのシーケンス番号を示す図である。 本発明の実施形態によるMIMO−OFDM測定装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置及び測定装置は、受信した水平偏波の信号と水平偏波のSPパターンとの間の相関をとり、相関に基づいて、水平偏波におけるSPパターンの先頭シンボルを検出する。そして、MIMO−OFDM受信装置及び測定装置は、検出した水平偏波におけるSPパターンの先頭シンボルを基準にして、水平偏波のSPパターンの周期性を利用することで、受信した水平偏波の信号の振幅に基づいて送信局(STC−SFNを構成する複数の送信局であるか、またはSTC−SFNを構成しない送信局であるか)を判定する。そして、MIMO−OFDM受信装置及び測定装置は、垂直偏波のSPパターンの周期性を利用することで(STC−SFNを構成する場合と構成しない場合とでは、垂直偏波のSPパターンの周期性が異なることを利用することで)、受信した垂直偏波におけるSP信号のI(In-phase:同相成分)データに基づいてSPパターンの先頭シンボルを検出する。従来は、スーパーフレームの同期信号を用いてSPパターンの先頭シンボルを検出していたから、SPパターンの先頭シンボルを検出するためには、スーパーフレームの先頭を待つ必要があった。本発明の実施形態では、スーパーフレーム構造を取る取らないに関わらず、スーパーフレームの先頭を待つ必要がないから、SPパターンの先頭シンボルを早期に検出することができる。また、このMIMO通信システムでは、必ずしもスーパーフレーム構造を取る必要はない。
〔MIMO通信システム〕
図1は、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置を含むMIMO通信システムの全体構成を示すブロック図である。このMIMO通信システムは、STC−SFNにより構成され、水平偏波及び垂直偏波を用いた4×2偏波MIMO方式が適用される。図1に示すように、MIMO通信システムは、4本の送信アンテナA−Tx1,A−Tx2,B−Tx1,B−Tx2を備えた送信側の装置と、2本の受信アンテナRx1,Rx2を備えた受信側の装置とにより構成される。送信側は、MIMO−OFDM送信装置10、第1の送信局であるA局11及び第2の送信局であるB局12を備え、受信側は、MIMO−OFDM受信装置1を備えている。
MIMO−OFDM送信装置10は、送信対象の映像、音声等のデータに対し、誤り訂正符号化処理、キャリア変調処理、時空間符号化処理及びOFDM変調処理等を施し、同一のOFDM信号を2系統分生成する。MIMO−OFDM送信装置10は、第1系統における2種類のOFDM信号をA局11へ送信し、第2系統における2種類のOFDM信号をB局12へ送信する。
A局11は、MIMO−OFDM送信装置10から第1系統における2種類のOFDM信号を受信し、受信したOFDM信号に対してSTCによる符号化処理を施す。そして、A局11は、一方のOFDM信号を、水平偏波の信号として第1の送信アンテナA−Tx1から送信すると共に、他方のOFDM信号を、垂直偏波の信号として第2の送信アンテナA−Tx2から送信する。
B局12は、A局11と同様に、MIMO−OFDM送信装置10から第2系統における2種類のOFDM信号を受信し、受信したOFDM信号に対してSTCによる符号化処理を施す。そして、B局12は、一方のOFDM信号を、水平偏波の信号として第1の送信アンテナB−Tx1から送信すると共に、他方のOFDM信号を、垂直偏波の信号として第2の送信アンテナB−Tx2から送信する。A局11及びB局12からのOFDM信号は、水平偏波の信号及び垂直偏波の信号としてMIMO−OFDM受信装置1にて受信される。
MIMO−OFDM受信装置1は、A局11及びB局12から送信された水平偏波の信号及び垂直偏波の信号を受信し、後述するMIMO−OFDM復調処理により、元の映像、音声等のデータを復元する。A局11の送信アンテナA−Tx1及びB局12の送信アンテナB−Tx1から送信された水平偏波の信号は、主に受信アンテナRx1により受信される。また、A局11の送信アンテナA−Tx2及びB局12の送信アンテナB−Tx2から送信された垂直偏波の信号は、主に受信アンテナRx2により受信される。
〔MIMO−OFDM受信装置〕
次に、図1に示したMIMO通信システムのMIMO−OFDM受信装置1について説明する。図2は、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置の構成を示すブロック図である。このMIMO−OFDM受信装置1は、有効シンボル期間抽出部2、FFT部3、SP抽出部(パイロット信号抽出部)4、伝送路応答算出部5、MIMO等化/偏波分離部6、シンボル合成部7及び誤り訂正符号復号部8を備えている。有効シンボル期間抽出部2、FFT部3、SP抽出部4、伝送路応答算出部5、MIMO等化/偏波分離部6及びシンボル合成部7によりMIMO−OFDM復調部が構成される。
有効シンボル期間抽出部2は、受信アンテナRx1を介して受信した水平偏波の信号を入力し、1OFDMシンボル分の期間において、GI期間の信号の相関値を算出して相関値のピーク位置を検出し、有効シンボル期間を抽出する。また、有効シンボル期間抽出部2は、受信アンテナRx2を介して受信した垂直偏波の信号を入力し、1OFDMシンボル分の期間において、GI期間の信号の相関値を算出して相関値のピーク位置を検出し、有効シンボル期間を抽出する。
FFT部3は、有効シンボル期間抽出部2により抽出された水平偏波の有効シンボル期間の信号及び垂直偏波の有効シンボル期間の信号に対して高速フーリエ変換の処理をそれぞれ施すことで、時間軸波形の信号を周波数軸波形の信号に変換する。
SP抽出部4は、FFT部3から水平偏波の周波数軸波形の信号を入力すると共に、垂直偏波の周波数軸波形の信号を入力する。そして、SP抽出部4は、入力した水平偏波の信号と水平偏波のSPパターンとの間の相関をとり、相関に基づいて、水平偏波におけるSPパターンの先頭シンボル(シーケンス番号0のSPパターン)を検出する。そして、SP抽出部4は、検出した水平偏波におけるSPパターンの先頭シンボルを基準にして、受信した水平偏波の信号の振幅に基づいて、送信局がA局11及びB局12(STC−SFNを構成するA局11及びB局12(以下、AB局という。))であるか、A局11またはB局12のみ(STC−SFNを構成しないA局11のみまたはB局12のみ)であるかを判定し、受信した垂直偏波におけるSP信号のIデータに基づいて、全体のSPパターンの先頭シンボルを検出する。そして、SP抽出部4は、検出したSPパターンの先頭シンボルを基準にしてシンボル毎に、所定位置に配置されたSP信号を抽出する。
伝送路応答算出部5は、SP抽出部4により抽出されたSP信号及び予め設定されたSP信号(送信用のSP信号)を用いて、伝送路応答を算出する。MIMO等化/偏波分離部6は、伝送路応答算出部5により算出された伝送路応答を用いて、MIMO等化処理及び偏波分離処理を行い、シンボル合成部7は、MIMO等化/偏波分離部6によりMIMO等化及び偏波分離された信号のシンボルを合成する。誤り訂正符号復号部8は、シンボル合成部7によりシンボル合成された信号に対し、誤り訂正符号復号処理を施し、元の映像、音声等のデータを復元して出力する。
〔SP抽出部〕
次に、図2に示したMIMO−OFDM受信装置1のSP抽出部4について詳細に説明する。前述のとおり、SP抽出部4は、入力した水平偏波の信号と水平偏波のSPパターンとの間の相関をとり、水平偏波におけるSPパターンの先頭シンボルを検出し、そのSPパターンの先頭シンボルの位置を基準にして、受信した水平偏波の信号の振幅から、送信局がAB局であるか、A局11またはB局12のみであるかを判定し、受信した垂直偏波におけるSP信号のIデータに基づいて、全体のSPパターンの先頭シンボルを検出する。そして、SP抽出部4は、シンボル毎に、所定位置に配置されたSP信号を抽出する。
以下、水平偏波の信号をH信号、垂直偏波の信号をV信号、A局11におけるH信号のSPパターンをSPパターンA−H、A局11におけるV信号のSPパターンをSPパターンA−V、B局12におけるH信号のSPパターンをSPパターンB−H、B局12におけるV信号のSPパターンをSPパターンB−Vとする。以下に示すSP抽出部4の構成及び処理は、図7及び図8に示したSPパターンの例に適用がある。
図3は、SP抽出部4の構成を示すブロック図であり、図4は、SP抽出部4の処理を示すフローチャートである。図3を参照して、SP抽出部4は、H信号SPパターン検出手段(第1のパイロットパターン検出手段)40、送信局判定手段41、SPパターン検出手段(第2のパイロットパターン検出手段)42及びSP信号抽出手段(パイロット信号抽出手段)43を備えている。SP抽出部4は、SPパターンA−H,A−V,B−H,B−Vの情報を図示しないメモリに記憶しており、処理に必要なときに必要な情報をメモリから読み出すものとする。
(H信号のSPパターン先頭位置検出)
図3及び図4を参照して、まず、SP抽出部4は、FFT部3から水平偏波の周波数軸波形の信号であるH信号、及び垂直偏波の周波数軸波形の信号であるV信号を入力する(ステップS401)。H信号SPパターン検出手段40は、入力したH信号と、予め設定されたA局11におけるH信号のSPパターンA−Hとの間の相関値をシンボル毎に算出する(ステップS402)。SPパターンA−Hは、図7の最上段に示したA局11の水平偏波のSPパターンにおいて、0番目のシンボルから15番目のシンボルまでのSP信号が配置されたパターンである。ここで、SP信号は常にブーストされた信号であることから、H信号がSPパターンA−Hに適合するシンボル位置に相関ピークが立つ。
H信号SPパターン検出手段40は、相関ピークから、H信号におけるSPパターンの先頭シンボルを検出し(ステップS403)、検出した先頭シンボルの位置をH信号SPパターン先頭位置情報として送信局判定手段41に出力する。具体的には、H信号SPパターン検出手段40は、シンボル毎に算出した相関値が最大となる相関ピーク位置を特定し、その相関ピーク位置のシンボルを、H信号におけるSPパターンの先頭シンボルとして検出する。図7の例では、H信号SPパターン検出手段40は、0,8,16,・・・番目のシンボルを、H信号におけるSPパターンの先頭シンボルとして検出する。SPパターンA−Hは8シンボル周期であることから、相関ピークも8シンボル周期で現れる。
(送信局判定)
SPパターンA−H,A−V,B−H,B−Vの4つのSP信号は直交する。このため、MIMO−OFDM受信装置1は、A局11のみからOFDM信号を受信した場合であっても、SP信号を抽出してMIMO復調することができる。同様に、MIMO−OFDM受信装置1は、B局12のみからOFDM信号を受信した場合であっても、SP信号を抽出してMIMO復調することができる。
送信局判定手段41は、AB局からOFDM信号を受信しているのか、または、A局11またはB局12のみからOFDM信号を受信しているのかを、以下の処理により判定する。前者の場合は、STC−SFNを構成する複数の送信局であるA局11及びB局12からOFDM信号を受信していること、すなわちSTCオンであることを示している。また、後者の場合は、STC−SFNを構成しない送信局であるA局11のみまたはB局12のみからOFDM信号を受信していること、すなわちSTCオフであることを示している。
送信局判定手段41は、FFT部3からH信号を入力すると共に、H信号SPパターン検出手段40からH信号SPパターン先頭位置情報を入力する。そして、送信局判定手段41は、H信号における同一キャリア位置のSP信号について、以下の判別式により判別データPを算出する(ステップS404)。
P=|(先頭シンボルの振幅)−(先頭シンボルから4シンボル後の振幅)|
・・・(1)
例えば、H信号SPパターン先頭位置情報が0番目のシンボルを示しており、左端のキャリア位置のSP信号を対象とする場合、前記(1)式の「先頭シンボルの振幅」は、先頭シンボルである0番目のシンボルにおける左端のキャリア位置に配置されたSP信号の振幅であり、「先頭シンボルから4シンボル後の振幅」は、4番目のシンボルにおける左端のキャリア位置に配置されたSP信号の振幅である。
尚、送信局判定手段41は、ステップS404において、H信号における同一キャリア位置のSP信号を用いて判別データPを算出するようにしたが、複数の異なるキャリア位置のSP信号について、先頭シンボルの振幅を合計すると共に、4シンボル後のシンボルの振幅を合計し、前記判別式(1)により判別データPを算出するようにしてもよい。また、送信局判定手段41は、複数の異なるキャリア位置のSP信号について、先頭シンボルの振幅を平均すると共に、4シンボル後のシンボルの振幅を平均し、前記判別式(1)により判別データPを算出するようにしてもよい。
送信局判定手段41は、判別データPと予め設定された閾値とを比較し(ステップS405)、判別データPが閾値よりも大きい場合(ステップS405:Y(P>閾値))、送信局がA局11またはB局12のみであると判定し、ステップS406へ移行する。一方、送信局判定手段41は、ステップS405において、判別データPが閾値よりも大きくない(判別データPが閾値以下である)場合(ステップS405:N(P≦閾値))、送信局がAB局であると判定し、ステップS408へ移行する。送信局判定手段41は、この判定結果を送信局情報としてSPパターン検出手段42に出力する。
図7の例では、H信号におけるSPパターンの先頭シンボルが0番目のシンボルであると検出された場合の左端のキャリア位置において、先頭シンボルから4シンボル後の振幅は、送信局がAB局の場合、所定値となり、送信局がA局11のみの場合、ヌル(0)となる。これは、A局11において、先頭シンボルの振幅は所定値であり、先頭シンボルから4シンボル後の振幅は、当該SP信号がヌル信号であるから0であり、また、B局12において、先頭シンボルの振幅はヌルであり、先頭シンボルから4シンボル後の振幅は所定値だからである。閾値は、例えば、伝送路に応じて定まる所要CN比から求まるノイズ信号の振幅程度の値とする。
この場合、送信局がA局11のみである場合、判別データPは所定値(|所定値−0|)>閾値となり、送信局がAB局である場合、判別データPは0(|所定値−所定値|)≦閾値となる。したがって、判別データPが閾値よりも大きい場合(P>閾値)、送信局がA局11のみであると判定され、判別データPが閾値よりも大きくない(判別データPが閾値以下である)場合(P≦閾値)、送信局がAB局であると判定される。
尚、A局11における水平偏波のSPパターンA−HとB局12における水平偏波のSPパターンB−Hとは、先頭位置が異なるものの、パターン自体は一致する。また、A局11における垂直偏波のSPパターンA−VとB局12における垂直偏波のSPパターンB−Vについても同様である。このため、送信局がA局11またはB局12のみの単局の場合、その送信局の区別はない。したがって、送信局がB局12のみの場合も、前述のA局11の場合と同様の処理により、送信局の判定を行うことができる。
(SPパターン先頭位置検出)
ステップS401からステップS403の処理により、H信号のSPパターンを用いて、H信号におけるSPパターンの先頭シンボルが8シンボル周期で検出される。しかしながら、図7及び図8に示したように、V信号のSPパターンは16シンボル周期であるから、検出したい全体のSPパターンも16シンボル周期である。そこで、SPパターン検出手段42は、送信局がA局11またはB局12のみであるかまたはAB局であるかの判定結果に応じて、以下の処理により、送信局から送信される予め設定されたSP信号におけるIデータと、入力したV信号のSP信号におけるIデータとに基づいて、全体のSPパターンの先頭シンボルを検出する。
図7において、A局11の垂直偏波におけるSPパターンA−Vの左端のキャリア(キャリア番号0のキャリア)は、シンボル方向に0,4,8,12番目のシンボルにおいてSP信号となる。SPパターン検出手段42は、V信号におけるこのキャリア位置に配置されたSP信号のIデータに基づいて、SPパターンの先頭シンボルを検出する。
SP信号の変調データは、RBS生成回路を用いて生成される。SPパターンの先頭シンボルを検出するために左端のキャリア位置に配置されたSP信号を用いるのは、全1のデータを設定すると、これが右側のキャリアまで連続して発生させる場合の初期値となり、キャリアシンボル数によらず正パイロットのSP信号のIデータが一定になるからである。詳細については、「ARIB STD-B31、「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式」」を参照されたい。
SPパターン検出手段42は、FFT部3からV信号を入力すると共に、送信局判定手段41から送信局情報(送信局がA局11またはB局12のみであるかまたはAB局であるかの判定結果)を入力する。そして、SPパターン検出手段42は、ステップS405から移行して、送信局情報がA局またはB局のみであることを示している場合、例えば、左端のキャリア位置において、入力したV信号に重畳されたSP信号のIデータが「−1」となるシンボルを特定する(ステップS406)。
SPパターン検出手段42は、ステップS406にて特定したシンボルを、SPパターンの先頭シンボルとして検出し(ステップS407)、検出した先頭シンボルをSPパターン先頭位置情報としてSP信号抽出手段43に出力する。
図5は、送信局がA局11のみの場合におけるV信号に重畳されたSP信号のIデータを示す図であり、図7に示したA局11における垂直偏波のSPパターンのうち、左端のキャリア位置に配置されたSP信号のIデータを示している。ここで、図7において、送信信号である1+0j,−1+0j,0+0jは、単にキャリア変調後のSP信号の種類に応じた概念を示しており、実際のIデータは、1+0jの場合「−1」であり、SP信号が−1+0jの場合「1」であり、SP信号が0+0jの場合「0」である。図5には、図7に示した左端のSP信号における各シンボルのIデータ値が示されている。
図5に示すように、受信信号において、左端のキャリア位置に配置されたSP信号のIデータは、0番目のシンボルでは「−1」(図7において1+0j)、4番目のシンボルでは「0」(図7において0+0j)、8番目のシンボルでは「1」(図7において−1+0j)、12番目のシンボルでは「0」(図7において0+0j)となる。尚、Iデータ「0」の場合、実際には雑音レベルに応じたデータとなる。
このように、Iデータ「−1」→「0」→「1」→「0」が、16シンボル周期で繰り返されるから、Iデータ「−1」となるシンボルを特定することにより、全体のSPパターンの先頭シンボルが検出される。
一方、SPパターン検出手段42は、ステップS405から移行して、送信局情報がAB局であることを示している場合、例えば、左端のキャリア位置において、入力したV信号に重畳されたSP信号のIデータが「1」から「−1」へ遷移した場合の「−1」のシンボルを特定する(ステップS408)。
SPパターン検出手段42は、ステップS408にて特定したシンボルを、SPパターンの先頭シンボルとして検出し(ステップS409)、検出した先頭シンボルをSPパターン先頭位置情報としてSP信号抽出手段43に出力する。
図6は、送信局がAB局の場合におけるV信号に重畳されたSP信号のIデータを示す図であり、図7に示したA局11及びB局12における垂直偏波のSPパターンのうち、左端のキャリア位置に配置されたSP信号のIデータを示している。
図6に示すように、受信信号において、左端のキャリア位置に配置されたSP信号のIデータは、0番目のシンボルでは「−1」となる。これは、図7に示す送信信号において、A局11では1+0jであってIデータは「−1」であり、B局12では0+0jであってIデータは「0」であり、これらが合成されると、「−1」となるからである。また、4番目のシンボルのIデータは「−1」となる。これは、図7に示す送信信号において、A局11では0+0jであってIデータは「0」であり、B局12では1+0jであってIデータは「−1」であり、これらが合成されると、「−1」となるからである。また、8番目のシンボルのIデータは「1」となる。これは、図7に示す送信信号において、A局11では−1+0jであってIデータは「1」であり、B局12では0+0jであってIデータは「0」であり、これらが合成されると、「1」となるからである。また、12番目のシンボルのIデータは「1」となる。これは、図7に示す送信信号において、A局11では0+0jであってIデータは「0」であり、B局12では−1+0jであってIデータは「1」であり、これらが合成されると、「1」となるからである。
このように、Iデータ「−1」→「−1」→「1」→「1」が、16シンボル周期で繰り返されるから、Iデータが「1」から「−1」に遷移した場合の「−1」となるシンボルを特定することにより、全体のSPパターンの先頭シンボルが検出される。
ステップS406及びステップS407、またはステップS408及びステップS409により、A局11及び/またはB局12から送信されたそれぞれの偏波成分について、16シンボル周期の先頭が完全に揃うことになる。そして、受信したH信号及びV信号の各シンボルについて、SPパターンのシーケンス番号が特定される。
尚、SPパターン検出手段42は、V信号における左端のキャリア位置に配置されたSP信号のIデータに基づいて、SPパターンの先頭シンボルを検出するようにしたが、左端のキャリアに代えて、他のキャリア(例えばキャリア番号3のキャリア)位置に配置されたSP信号のIデータを用いるようにしてもよい。また、SPパターン検出手段42は、複数のキャリア位置に配置されたSP信号のIデータを用いるようにしてもよい。この場合のSP信号は、ISDB−T信号と同じように予め決められた生成回路に基づき発生させたデータが変調されていることが前提となる。また、SPパターン検出手段42は、SP信号のIデータに代えて、SP信号のIデータの符号に基づいて、SPパターンの先頭シンボルを検出するようにしてもよい。
SP信号抽出手段43は、FFT部3からH信号及びV信号を入力すると共に、SPパターン検出手段42からSPパターン先頭位置情報を入力する。そして、SP信号抽出手段43は、ステップS407またはステップS409から移行して、入力したSPパターン先頭位置情報が示すシンボルから順番に、シンボル毎に、入力したH信号及びV信号からSPパターンのシーケンス番号0〜15に応じたSP信号を抽出する(ステップS410)。そして、SP信号抽出手段43は、H信号から抽出したSP信号及びV信号から抽出したSP信号を伝送路応答算出部5に出力する。
以上のように、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM受信装置1によれば、SP抽出部4がSPパターンの先頭シンボルを検出する際に、H信号SPパターン検出手段40は、H信号(受信したH信号)とSPパターンA−Hとの間の相関をとることで、H信号におけるSPパターンの先頭シンボルを検出するようにした。そして、送信局判定手段41は、H信号におけるSPパターンの先頭シンボルを基準にして、SPパターンA−Hの周期性を利用することで、送信局がA局11またはB局12のみであるか、またはAB局であるかを判定するようにした。そして、SPパターン検出手段42は、送信局に対応したSPパターンA−VまたはSPパターンA−V,B−Vの周期性を利用することで、V信号(受信したV信号)に基づいてSPパターンの先頭シンボルを検出するようにした。
具体的には、H信号SPパターン検出手段40は、H信号(受信したH信号)とSPパターンA−Hとの間の相関値を算出し、相関値が最大となる相関ピーク位置のシンボルを、H信号におけるSPパターンの先頭シンボルとして検出する。図7及び図8の例では、検出対象のSPパターンが16シンボル周期であるが、H信号SPパターン検出手段40により検出されるH信号におけるSPパターンは、8シンボル周期となる。
送信局判定手段41は、H信号(受信したH信号)における所定キャリア位置のSP信号について、H信号SPパターン検出手段40により検出されたH信号におけるSPパターンの先頭シンボルの振幅と、当該先頭シンボルから4シンボル後の振幅との間の差の絶対値を判別データPとして算出し、判別データP及び閾値に基づいて、送信局がA局11またはB局12のみであるか、またはAB局であるかを判定する。
SPパターン検出手段42は、送信局判定手段41により送信局がA局11またはB局12のみであると判定された場合、V信号(受信したV信号)における所定キャリア位置のSP信号について、そのIデータが「−1」となるシンボルを特定し、このシンボルをSPパターンの先頭シンボルとして検出する。また、SPパターン検出手段42は、送信局判定手段41により送信局がAB局であると判定された場合、V信号(受信したV信号)における所定キャリア位置のSP信号について、そのIデータが「1」から「−1」へ遷移した場合の「−1」のシンボルを特定し、このシンボルをSPパターンの先頭シンボルとして検出する。
これにより、スーパーフレームの同期信号を用いることなく、SPパターンの先頭シンボルを検出することができる。つまり、スーパーフレーム構造を取る取らないに関わらず、スーパーフレームの先頭を待つ必要がないから、一定周期で繰り返されるSPパターンの先頭シンボルを早期に検出することができ、MIMO−OFDM受信装置1を立ち上げてからMIMO復調処理を開始するまでの間の時間を短縮し、MIMO復調処理を早期に開始することが可能となる。また、MIMO通信システムにおいて、必ずしもスーパーフレーム構造を取る必要はない。
〔MIMO−OFDM測定装置〕
次に、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM測定装置について説明する。このMIMO−OFDM測定装置は、図1に示したMIMO通信システムにおいて、MIMO伝送路の状態を測定する装置である。
図9は、本発明の実施形態によるMIMO−OFDM測定装置の構成を示すブロック図である。このMIMO−OFDM測定装置51は、図2に示したMIMO−OFDM受信装置1の構成に加え、伝送路情報表示部52を備えている。ここで、図9において、図2と共通する部分には図2と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
伝送路情報表示部52は、有効シンボル期間抽出部2により有効シンボル期間が抽出される際の、GI期間の信号の相関を表した波形(ガード相関波形)を表示したり、SP抽出部4により抽出されたSP信号を用いて遅延プロファイルを表示したりする。また、伝送路情報表示部52は、伝送路応答算出部5により算出された伝送路応答を表示したり、伝送路応答の行列から最大特異値及び最小特異値を求め、これらの比からコンディション・ナンバーを算出して表示したりする。また、伝送路情報表示部52は、MIMO等化/偏波分離部6によりMIMO等化処理及び偏波分離処理が行われる際の信号のコンスタレーションを表示したり、誤り訂正符号復号部8により誤り訂正符号復号処理が行われる際のビット誤り率を表示したりする。ここで、遅延プロファイル、コンディション・ナンバー、ビット誤り率等の伝送路の状態を測定する手法は既知であるから、ここでは説明を省略する。
以上のように、本発明によるMIMO−OFDM測定装置51によれば、SP抽出部4は、前述のとおり、水平偏波におけるSPパターンの先頭シンボルを検出し、受信した水平偏波の信号の振幅に基づいて、送信局がA局11及びB局12であるか、A局11またはB局12のみであるかを判定し、受信した垂直偏波におけるSP信号のIデータに基づいて、全体のSPパターンの先頭シンボルを検出し、シンボル毎にSP信号を抽出するようにした。また、伝送路情報表示部52は、遅延プロファイル、伝送路応答、コンディション・ナンバー等の伝送路の状態を示す情報を表示するようにした。
これにより、スーパーフレームの同期信号を用いることなく、SPパターンの先頭シンボルを検出することができる。つまり、スーパーフレーム構造を取る取らないに関わらず、スーパーフレームの先頭を待つ必要がないから、一定周期で繰り返されるSPパターンの先頭シンボルを早期に検出することができる。すなわち、遅延プロファイル、伝送路応答、コンディション・ナンバー、コンスタレーション、ビット誤り率等のようなSPパターンの先頭シンボルを検出した後に測定及び表示される伝送路の状態について、MIMO−OFDM測定装置51を立ち上げてから測定及び表示を開始するまでの間の時間を短縮し、伝送路の状態の測定及び表示処理を早期に開始することが可能となる。また、MIMO通信システムにおいて、必ずしもスーパーフレーム構造を取る必要はない。
例えば、MIMO−OFDM測定装置51が伝送路の状態としてコンディション・ナンバーを測定する場合、当該MIMO−OFDM測定装置51を立ち上げてから早期にコンディション・ナンバーを表示することができる。これにより、MIMO−OFDM測定装置51を使用するユーザは、MIMO伝送路の品質を早期に評価することができる。
尚、図9に示したMIMO−OFDM測定装置51は、必ずしも誤り訂正符号復号処理を施して元の映像、音声等のデータを復元して出力する必要はない。また、前述の伝送路情報表示部52が表示する伝送路の状態を示す情報は一例である。伝送路情報表示部52は、図9に示したガード相関波形等の伝送路の状態を示す全ての伝送路情報を表示する必要はなく、必要な情報のみを表示すればよい。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、図7に示したSPパターンは一例であり、本発明は、このSPパターンに限定されるものではなく、他のSPパターンを用いるようにしてもよい。SPパターンの種類については既知であり、例えば非特許文献2を参照されたい。要するに、SPパターンは、MIMO−OFDM受信装置1の伝送路応答算出部5によりSP信号を用いて伝送路応答が算出されるように、SP信号が配置されていればよい。
また、前記実施形態では、水平偏波及び垂直偏波による偏波方式の例を用いて説明したが、本発明は、他のMIMO方式を用いた場合にも適用がある。また、前記実施形態では、送信局がA局11及びB局12の場合の例を用いて説明したが、本発明は、3以上の送信局の場合にも適用がある。この場合のSTC−SFNでは、水平偏波及び垂直偏波を用いた2n×2のMIMO通信システムが構成される(nは3以上の正の整数)。
1 MIMO−OFDM受信装置
2 有効シンボル期間抽出部
3 FFT部
4 SP抽出部
5 伝送路応答算出部
6 MIMO等化/偏波分離部
7 シンボル合成部
8 誤り訂正符号復号部
10 MIMO−OFDM送信装置
11 A局
12 B局
40 H信号SPパターン検出手段
41 送信局判定手段
42 SPパターン検出手段
43 SP信号抽出手段
51 MIMO−OFDM測定装置
52 伝送路情報表示部

Claims (5)

  1. 所定の規則かつ所定のシンボル周期のパイロットパターンに従ってヌル信号を含むパイロット信号が配置され、前記パイロット信号を含むOFDM信号を、複数の送信局に備えた複数の送信アンテナからMIMO伝送路を介して複数の受信アンテナにて受信するMIMO−OFDM受信装置において、
    前記複数の受信アンテナに対応するそれぞれの系統毎に、前記受信したOFDM信号に対し、有効シンボル期間を抽出する有効シンボル期間抽出部と、
    前記有効シンボル期間抽出部により抽出された有効シンボル期間の信号を高速フーリエ変換するFFT部と、
    前記FFT部により高速フーリエ変換された信号に基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出し、各シンボルのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
    前記パイロット信号抽出部により抽出されたパイロット信号に基づいて、前記MIMO伝送路の伝送路応答を算出する伝送路応答算出部と、を備え、
    前記パイロット信号抽出部は、
    前記FFT部により高速フーリエ変換された複数の系統の信号のうち1つの系統における第1の信号と、当該系統に対応する予め設定されたパイロットパターンとの間の相関を求め、前記相関に基づいて、前記第1の信号におけるパイロットパターンの先頭シンボルを検出する第1のパイロットパターン検出手段と、
    前記第1のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルにおけるパイロット信号の振幅と、前記先頭シンボルから所定シンボル後のパイロット信号の振幅との間の差に基づいて、前記OFDM信号を送信している送信局を判定する送信局判定手段と、
    前記送信局判定手段により判定された送信局から送信される予め設定されたパイロットパターンと、前記複数の系統の信号のうち前記第1の信号とは異なる第2の信号のパイロット信号とに基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出する第2のパイロットパターン検出手段と、
    前記第2のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルを基準にして、各シンボルのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出手段と、
    を備えたことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。
  2. 請求項1に記載のMIMO−OFDM受信装置において、
    前記複数の送信局のそれぞれは2本の送信アンテナを備え、当該MIMO−OFDM受信装置は2本の受信アンテナを備え、前記各送信局に備えたそれぞれの2本の送信アンテナと前記2本の受信アンテナとの間で異なる2つの偏波によるMIMO伝送路を構成し、
    前記パイロットパターンは、前記複数の送信局に備えた送信アンテナに対応した送信系統毎に異なるパターンにより構成され、ヌル信号を含むパイロット信号が所定の規則かつ所定のシンボル周期で配置されており、
    前記第1のパイロットパターン検出手段は、
    前記FFT部により高速フーリエ変換された、前記2本の受信アンテナにそれぞれ対応した2つの系統の信号のうち1つの系統における第1の信号と、当該系統の偏波に対応する送信系統のパイロットパターンとの間の相関値を算出し、前記相関値が最大となる相関ピーク位置のシンボルを、前記第1の信号におけるパイロットパターンの先頭シンボルとして検出する、ことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。
  3. 請求項2に記載のMIMO−OFDM受信装置において、
    前記送信局判定手段は、
    前記第1のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルにおけるパイロット信号の振幅と、前記先頭シンボルから所定シンボル後のパイロット信号の振幅との間の差の絶対値を判別データとして算出し、前記判別データと所定の閾値とに基づいて、前記OFDM信号を送信している送信局を判定する、ことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。
  4. 請求項2または3に記載のMIMO−OFDM受信装置において、
    前記第2のパイロットパターン検出手段は、
    前記送信局判定手段により判定された送信局から送信される予め設定されたパイロット信号におけるIデータと、前記2つの系統の信号のうち前記第1の信号とは異なる第2の信号のパイロット信号におけるIデータとに基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出する、ことを特徴とするMIMO−OFDM受信装置。
  5. 所定の規則かつ所定のシンボル周期のパイロットパターンに従ってヌル信号を含むパイロット信号が配置され、前記パイロット信号を含むOFDM信号を、複数の送信局に備えた複数の送信アンテナからMIMO伝送路を介して複数の受信アンテナへ送信するMIMO通信システムに用いる、前記MIMO伝送路の状態を測定するMIMO−OFDM測定装置において、
    前記複数の受信アンテナに対応するそれぞれの系統毎に、前記受信したOFDM信号に対し、有効シンボル期間を抽出する有効シンボル期間抽出部と、
    前記有効シンボル期間抽出部により抽出された有効シンボル期間の信号を高速フーリエ変換するFFT部と、
    前記FFT部により高速フーリエ変換された信号に基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出し、各シンボルのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、を備え、
    前記パイロット信号抽出部は、
    前記FFT部により高速フーリエ変換された複数の系統の信号のうち1つの系統における第1の信号と、当該系統に対応する予め設定されたパイロットパターンとの間の相関を求め、前記相関に基づいて、前記第1の信号におけるパイロットパターンの先頭シンボルを検出する第1のパイロットパターン検出手段と、
    前記第1のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルにおけるパイロット信号の振幅と、前記先頭シンボルから所定シンボル後のパイロット信号の振幅との間の差に基づいて、前記OFDM信号を送信している送信局を判定する送信局判定手段と、
    前記送信局判定手段により判定された送信局から送信される予め設定されたパイロットパターンと、前記複数の系統の信号のうち前記第1の信号とは異なる第2の信号のパイロット信号とに基づいて、前記パイロットパターンの先頭シンボルを検出する第2のパイロットパターン検出手段と、
    前記第2のパイロットパターン検出手段により検出された先頭シンボルを基準にして、各シンボルのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出手段と、
    を備えたことを特徴とするMIMO−OFDM測定装置。
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