JP6097044B2 - 内筒交換式シリンダー錠およびその内筒に着脱自在に装着される操作摘み - Google Patents

内筒交換式シリンダー錠およびその内筒に着脱自在に装着される操作摘み Download PDF

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Description

本発明は、内筒交換式シリンダー錠およびその内筒に着脱自在に装着される操作摘みに関する。
シリンダー錠の一種として、外筒に回転自在に嵌め込まれた内筒(シリンダー)の交換が可能な内筒交換式のシリンダー錠が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−2134号公報
図19および図20は、従来における内筒交換式シリンダー錠100A、100Bの外観斜視図である。図21は、従来における内筒交換式ではないシリンダー錠100Cの外観斜視図である。図中に示す101は操作摘み、102は内筒(シリンダー)、103は鍵穴である。なお、図21においては、内筒102は操作摘み101の下に隠れており、外部に露出されていない。
図19に示す内筒交換式シリンダー錠100Aは、操作摘み101と内筒102とが別々に設けられており、内筒102の前端面全体が外部に露出した構造となっている。一方、図20に示す内筒交換式シリンダー錠100Bは、操作摘み101と、内筒102を装着する外筒104が一体に設けられており、図19に示す内筒交換式シリンダー錠100Aと同様、内筒102の前端面全体が外部に露出した構造となっている。このように、内筒102の前端面全体が外部に露出していると、ハウジングの正面から内筒位置が視認できてしまうため、特殊な工具を用いて不正に解錠を行うピッキングや鍵穴103に異物を挿入する悪戯(イタズラ)の被害に遭い易い。
一方、図21に示す従来のシリンダー錠100Cは、操作摘み101Cが内筒と一体に設けられており、内筒の前端面が摘み操作101Cによって覆われている。この場合、内筒102の前端面が全体的に露出した内筒交換式シリンダー錠100A,100Bに比べて、シリンダー錠100Cはピッキングや悪戯の被害に遭いにくい構造といえる。しかしながら、図21に示すシリンダー錠100Cは内筒を交換することはできない。従って、仮に内筒交換式シリンダー錠100A、100Bに対して図21に示す操作摘み101Cおよび内筒の一体構造をそのまま転用した場合、内筒交換式シリンダー錠における本体の種類毎に、その本体に合わせた操作摘み及び内筒が必要となり、コストの増加に繋がる虞がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピッキングや悪戯の被害に遭い難く、且つ、製造コストの増加を抑制可能な内筒交換式シリンダー錠に関する技術を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、鍵穴を有する錠機構である内筒と、前記内筒を装着する外筒と、を備え、前記鍵穴に対する内筒交換鍵の挿入によって前記外筒に対する前記内筒の摺動が許容されると共に該外筒から該内筒を抜き取り可能な内筒交換式シリンダ
ー錠であって、前記内筒の前端に一体に設けられた内筒側係合部に対して係脱自在な摘み側係合部と、前記内筒交換鍵を挿通可能な摘み側鍵挿通孔と、を有する操作摘みを備え、前記摘み側係合部は、前記外筒に前記内筒が装着された状態のときに前記内筒側係合部からの離脱が規制される、内筒交換式シリンダー錠を提供する。
また、内筒交換式シリンダー錠において、前記摘み側係合部は、前記摘み側鍵挿通孔の延在方向に直交する方向から前記内筒側係合部をスライド自在に受け入れると共に、受け入れた該内筒側係合部が前記摘み側鍵挿通孔の延在方向に沿って離反することを規制する係合爪部を有していても良い。
また、内筒交換式シリンダー錠において、前記内筒側係合部は、板状のプレート本体と、該プレート本体を貫通すると共に前記内筒交換鍵を挿通可能な内筒側鍵挿通孔とを有し、前記摘み側係合部は、前記係合爪部に前記プレート本体を受け入れる際に、前記摘み側鍵挿通孔と前記内筒側鍵挿通孔とが重なった時点で前記プレート本体と当接して該プレート本体のスライド移動を規制する当接部を有していても良い。
また、内筒交換式シリンダー錠において、前記プレート本体は、一端が該プレート本体の側面に開口した開口端を有すると共に該プレート本体平面の途中位置まで延在する溝部を有し、前記摘み側係合部は、前記係合爪部に前記プレート本体を受け入れる際に、前記溝部に摺接しながら進入することで前記プレート本体のスライド移動をガイドするガイド突起を有し、前記当接部は前記ガイド突起の端部に形成されると共に、前記摘み側鍵挿通孔と前記内筒側鍵挿通孔とが重なった時点で前記当接部が前記溝部の他端に当接するように構成されても良い。
また、本発明は、内筒交換式シリンダー錠の内筒に着脱自在に装着される操作摘みの側面として捉えることができる。すなわち、本発明は、鍵穴を有する錠機構である内筒と、前記内筒を装着する外筒と、を備え、前記鍵穴に対する内筒交換鍵の挿入によって前記外筒に対する前記内筒の摺動が許容されると共に該外筒から該内筒を抜き取り可能な内筒交換式シリンダー錠に適用される、内筒に着脱自在に装着される操作摘みであって、前記内筒の前端に一体に設けられた内筒側係合部に対して係脱自在な摘み側係合部と、前記内筒交換鍵を挿通可能な摘み側挿通孔と、を有し、前記摘み側係合部は、前記外筒に前記内筒が装着された状態のときに前記内筒側係合部からの離脱が規制される、内筒交換式シリンダー錠の内筒に着脱自在に装着される操作摘みを提供する。
本発明によれば、ピッキングや悪戯の被害に遭い難く、且つ、製造コストの増加を抑制可能な内筒交換式シリンダー錠に関する技術を提供できる。
実施形態に係るシリンダー錠の外観斜視図である。 実施形態に係るシリンダー錠の内部構造を示す断面図である。 実施形態に係る内筒、駆動シャフト及びストッパーの関係を示す図である。 実施形態に係る内筒の斜視図である。 実施形態に係る操作摘みの斜視図である。 実施形態に係る内筒に操作摘みを装着した状態を示す斜視図である。 実施形態に係る内筒の内部構造を示した図である。 実施形態に係る絞り部を通る位置における内筒の横断面である。 実施形態に係る操作摘みの詳細構造を示す図である。 実施形態に係るインジケータの斜視図である。 実施形態に係る内筒とインジケータとの関係を示す図である。 実施形態に係る外筒の斜視図である。 実施形態に係る内筒の鍵穴に内筒交換鍵を挿入する前の状態を示す図である。 実施形態に係る内筒の鍵穴に内筒交換鍵を挿入した状態を示す図である。 実施形態に係る内筒の鍵穴に内筒交換鍵を挿入した際のシリンダー錠の内部状態を示す図である。 実施形態に係る内筒の鍵穴に内筒交換鍵を挿入した際のシリンダー錠の内部状態を示す図である。 実施形態に係るシリンダー錠のバリエーションを示す図である。 実施形態に係るシリンダー錠のバリエーションを示す図である。 従来の内筒交換式シリンダー錠を示す図である。 従来の内筒交換式シリンダー錠を示す図である。 従来の内筒交換式ではないシリンダー錠を示す図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。なお、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、実施形態に係る内筒交換式シリンダー錠(以下、単に「シリンダー錠」という)1の外観斜視図である。また、図2は、シリンダー錠1の内部構造を示す断面図である。図1に示す2はハウジング、3は操作摘み、4はダイヤル部である。ハウジング2は、シリンダー錠1の筐体である。また、ハウジング2のフロントパネル(正面)21には、例えば「開(OPEN)」、「閉(CLOSE)」の文字が印刷、刻印などによって表示されている(図示せず)。また、フロントパネル21には、表示窓22が設けられており、ハウジング2内部に組み込まれるインジケータによって、シリンダー錠1の解錠および施錠の各状態が確認できるようになっている。
図2に示すように、シリンダー錠1は、鍵穴を有する錠機構である内筒5、内筒5を装着(保持)する外筒6を備える。外筒6は、ハウジング2のアッパーケース23に形成された円筒スリーブ部23aの内側に配置されている。詳しくは後述するが、この円筒スリーブ部23の前端部には、インジケータ8が嵌め込まれるようになっている。なお、ハウジング2のフロントパネル21は、アッパーケース23の前面(上面)を覆うように装着されている。また、図1に示すように、内筒5および外筒6の前端側は、操作摘み3によって覆われており、外部には露出していない。外筒6は、ハウジング2(アッパーケース23の円筒スリーブ部23a)に対して回動自在に装着されている。また、外筒6の内周側には、内筒5が回動自在かつ摺動自在に装着されている。但し、後述するように、通常時においては、外筒6に対して内筒5が係止されており、外筒6に対する内筒5の相対回動および摺動が規制(禁止)される。なお、ハウジング2の構造、形状等には、言うまでも無く種々の変更を加えることができる。
ダイヤル部4は、4個のダイヤル4a〜4dを有する。但し、ダイヤル部4を構成するダイヤルの数は本構成例に限られず、任意に変更できる。シリンダー錠1は、ダイヤル部4の各ダイヤル4a〜4dが解錠符号(番号)に揃っている状態で、操作摘み3の回動操作(開閉操作)が可能となる。つまり、使用者は、操作摘み3を操作して、操作摘み3の位置を「開」又は「閉」の何れかに合わせる。使用者が操作摘み3を回動させると、ハウジング2に対して内筒5および外筒6が一体的に回動する。内筒5の後端側の部位には駆動シャフト24が連結されており、この駆動シャフト24がストッパー25(デッドボルト)に連結されている。
図3は、内筒5と駆動シャフト24とストッパー25との関係を示す図である。駆動シャフト24の後端部には軸部24aが形成されており、駆動シャフト24は、後端面に開口すると共に軸方向に沿った円筒状の中空部が設けられている。ストッパー25には、駆動シャフト24の軸部24aの先端側を挿入可能な取り付け孔25aが形成されており、軸部24aの一部が取り付け孔25aに挿入された状態で駆動シャフト24とストッパー25とが固定される。例えば、軸部24aに形成された中空部の内周面にはネジ溝が設けられており、駆動シャフト24とストッパー25とはネジを介して一体に連結される。操作摘み3の回動操作によって、内筒5を介してストッパー25の姿勢が変化する。これにより、ダイヤル部4が解錠符号に揃っている場合、使用者は操作摘み3を操作して、ストッパー25の姿勢を施錠位置から解錠位置へ、あるいは解錠位置から施錠位置へと自由に切り替えることができる。
一方、ダイヤル部4の各ダイヤル4a〜4dが解錠符号に揃っていない状態では、アッパーケース23の円筒スリーブ部23aに対する外筒6の相対回動が制限(禁止)される。そして、内筒5の鍵穴に鍵が挿入されていない通常時には外筒6に対する内筒5の相対回動が制限されるため、操作摘み3がロックされる。この場合、操作摘み3の回動操作が規制(禁止)されることで、ストッパー25の姿勢を変更することが規制される。なお、ダイヤル部4およびその周辺構造については、本実施形態に係るシリンダー錠1の本質的な部分ではないため、ここでの詳細な説明は割愛する。
図4は、実施形態に係る内筒5の斜視図である。図5は、実施形態に係る操作摘み3の斜視図である。図6は、実施形態に係る内筒5に操作摘み3を装着した状態を示す斜視図である。シリンダー錠1は、内筒5に対して操作摘み3を着脱自在に装着することが可能である。ここではまず、内筒5の構造について説明する。内筒5は、その軸方向に延在する鍵穴51を有する。内筒5には、この内筒5を径方向に貫通するスロットが形成されており、図7に示すように、各スロットの内部には、タンブラー52と、このタンブラー52を付勢するスプリング53が配置される。なお、内筒5における最後端側のスロット内に配置されているタンブラーを「ストッパータンブラー」と称し、符号52aで示す。スプリング53は、スロットの開口部を通じてタンブラー52およびストッパータンブラー52aをスロットの外部に押し出すように付勢する。タンブラー52は、後述する内筒交換鍵や解錠鍵の差込部を挿通可能な鍵挿通孔54、タンブラー52における側方に突出した第1突起部55a及び第2突起部55bを有する。第1突起部55aは、スプリング53に係合している。また、第2突起部55bは、鍵挿通孔54を挟んで第1突起部55aの逆側に設けられている。内筒交換鍵および解錠鍵の何れも鍵穴51に挿入されていない状態では、スプリング53によって第1突起部55aがスロットの外側に付勢されることで、タンブラー52がスロットの開口部に向かって移動する。そして、第2突起部55bがスロットの内壁面に形成された受け部に当接すると、タンブラー52およびストッパータンブラー52aがスロットの外部にそれ以上突出することが規制される。その際、図4、6等に示すように、タンブラー52の先端部は、内筒5の外周面から外方に突出した状態となる。
なお、図4、6、16に示すように、ストッパータンブラー52aは、一方の端部Xに比べて他方の端部Yの方が、幅が狭くなっている。端部Xの幅は、他のタンブラー52の幅と同様であり、鍵穴51に内筒交換鍵7が挿入されていないときにはスプリング53の付勢力によって端部Xが内筒5の外方に突出するようになっている。
次に、内筒5の前端側に設けられる内筒側係合部56について説明する。内筒5の前端側には、平面視で弓形状を有する一対の切欠き部57が形成されることで、他の部位に比べて断面が絞られた絞り部58が設けられている。図8に、絞り部58を通る内筒5の横
断面を示す。ここでいう横断面とは内筒5の軸方向(すなわち、鍵穴51の延在方向)に直交する方向の断面をいう。図4、8等を参照すると、一対の切欠き部57は、鍵穴51を挟んで両側、より詳しくは双方の切欠き部57は真向かいの位置に配置されており、絞り部58は互いに平行な一組の側面58A,58Aを有する。つまり、一組の側面58A,58A同士は互いに正対して配置されている。以下、一組の側面58A,58A同士が離間する寸法を絞り部58の幅寸法として定義する。
図4に示すように、内筒側係合部56は、絞り部58の前端部に接合されている。内筒側係合部56は、板状のプレート本体561を有する。プレート本体561には、プレート本体561を厚さ方向に貫通する内筒側鍵挿通孔562が形成されている。内筒側鍵挿通孔562は、内筒交換鍵7および解錠鍵を挿通することが可能である。内筒側鍵挿通孔562の形状および大きさは鍵穴51と同様である。また、プレート本体561は、平面視で略樽型を有しており、一組の平行な側面563A,563Aを有する。図示のように、一組の側面563A,563Aは、内筒側鍵挿通孔562の長辺方向に沿って形成されている。ここで、プレート本体561において、側面563A,563A同士が互いに離間する寸法をプレート本体561の幅寸法として定義する。
更に、プレート本体561は、側面563Aや内筒側鍵挿通孔562の長辺方向と平行に設けられた溝部564を有する。溝部564は、その一端がプレート本体561の側面563Bに開口した開口端として形成され、他端がプレート本体561の途中位置に配置されている。言い換えると、溝部564は、一端がプレート本体561の側面563Bに開口した開口端を有し、プレート本体561の平面内の途中位置まで延在している。側面563Bは、溝部564の開口端が開口するプレート本体561の側面である。また、プレート本体561において、側面563Bの反対方向に位置する側面を符号563Cで示す。図示のように、側面563Cは、内筒5の側方に突出した突出部565を形成している。
次に、操作摘み3の詳細構成について説明する。図5に示すように、操作摘み3には、操作摘み3を軸方向に貫通する摘み側鍵挿通孔31が形成されている。摘み側鍵挿通孔31は、内筒交換鍵や解錠鍵を鍵穴51に導くための貫通孔である。摘み側鍵挿通孔31は、鍵穴51と同様の形状(矩形状)および大きさを有している。但し、摘み側鍵挿通孔31は、内筒交換鍵や解錠鍵を鍵穴51に導くことができれば、その大きさや形状が鍵穴51と異なっていても良い。符号32は、操作摘み3の後端面(背面)を示す。操作摘み3の後端面32には、摘み側係合部33が設けられている。摘み側係合部33は、内筒5に設けられる内筒側係合部56と係脱自在に構成されている。これによって、内筒5に対して操作摘み3を着脱自在に装着することができる。
図9は、実施形態に係る操作摘み3の詳細構造を示す図である。摘み側係合部33は、操作摘み3の後端面(背面)32から突設された一対の係合爪部34およびガイド突起35を含んで形成されている。操作摘み3の後端面(背面)32とは、操作摘み3が内筒5に装着される際に、内筒5の前端面に対向する面である。一対の係合爪部34は、操作摘み3の後端面32において、摘み側鍵挿通孔31を間に挟むように、摘み側鍵挿通孔31の両側にそれぞれ設けられている。ガイド突起35は、摘み側鍵挿通孔31の長辺(長手)方向に沿って形成された突起である。ガイド突起35は、その長手方向に沿った一組の平行なガイド側面35A,35Aを有する。ここで、一組のガイド側面35A,35Aと直交する方向、すなわち、ガイド突起35の長手方向に直交する方向を、ガイド突起35の幅方向として定義する。
次に、一対の係合爪部34について説明する。各係合爪部34は、後端面32に立設する壁部36と、この壁部36から後端面32の中央(摘み側鍵挿通孔31)に向かって伸
びる係止部37とをそれぞれ有している。係止部37は、後端面32から所定の寸法だけ離れて後端面32に沿って配置されている。各係合爪部34における壁部36は、それぞれ互いに平行な壁面である第1対向面36A,36Aを有する。以下、一組の第1対向面36A,36A同士が離間する距離(寸法)を「第1対向面間距離」と称する。更に、各係合爪部34における係止部37は、それぞれ互いに平行な壁面である第2対向面37A,37Aを有する。以下、第2対向面37A,37A同士が離間する距離(寸法)を「第2対向面間距離」と称する。第2対向面間距離は、第1対向面間距離に比べて小さな寸法に設定されている。また、第1対向面36A,36A、第2対向面37A,37A、およびガイド側面35A,35Aは、互いに平行であり、後端面32から垂直に立設している。また、図5に示されるように、係合爪部34は円弧状の円弧壁面341を有する。この円弧壁面341は、壁部36と係止部37との双方に跨って形成されており、双方の境界部は平滑に連続している。
ここで、プレート本体561の幅寸法は、摘み側係合部33の第1対向面間距離、すなわち各係合爪部34の第1対向面36A,36A同士が離間する距離と等しいか、僅かに小さい。また、内筒5における絞り部58の幅寸法は、摘み側係合部33の第2対向面間距離、すなわち各係合爪部34の第2対向面37A,37A同士が離間する距離と等しいか、僅かに小さい。更に、ガイド突起35の横幅は、溝部564の横幅と等しいか、僅かに小さい。
図10は、実施形態に係るインジケータ8の斜視図である。インジケータ8は、筒形状を有し、かつ、その軸方向の途中で径が相違する段付き筒部本体81と、この段付き筒部本体81の外周面に設けられた表示部82とを備える。表示部82は、第1表示領域82Aと第2表示領域82Bとに分かれており、それぞれで表示態様(外観)が異なっている。
筒部本体81は、小径筒部81Aと、大径筒部81Bとからなる。筒部本体81の内周面において、小径筒部81Aと大径筒部81Bとの間には段差部81Cが形成されている。また、上述した表示部82は扇形を有しており、大径筒部81Bから径方向に向けて突出形成されている。更に、小径筒部81Aは、その周方向の一区間に切欠き部81Dが形成されており、平面視でC字形状を有している。インジケータ8は、図2に示した円筒スリーブ部23aの前端面に被さるように装着される。具体的には、インジケータ8における大径筒部81Bの内径は、円筒スリーブ部23aの外径と等しいか僅かに大きく形成されており、大径筒部81B側から円筒スリーブ部23aの前端側が挿入される。そして、円筒スリーブ部23aの前端部が段差部81Cに突き合わされた状態で、インジケータ8が円筒スリーブ23に装着される。ここで、内筒5におけるプレート本体561の突出部565の幅は、インジケータ8の小径筒部81Aに形成された切欠き部81Dと等しいか僅かに小さい。図11に示すように、内筒5とインジケータ8とは、プレート本体561の突出部565が小径筒部81Aの切欠き部81Dに受け入れられるようにして互いに係合している。これによれば、内筒5が回動すると、内筒5側における突出部565とインジケータ8側における切欠き部81Dの縁部とが係合する。その結果、内筒5に連動して、インジケータ8を回動させることができる。
図12は、実施形態に係る外筒6の斜視図である。外筒6の内周面61には、一対の係止溝62が、内筒5の収容空間を挟んで真向かい(向い合わせ)となる位置に形成されている。また、外筒6の内周面61のうち、一対の係止溝62のちょうど中間地点には、内筒交換用溝63が設けられている。内筒交換用溝63は、外筒6の内周面61において、一対の係止溝62から90°周方向にずれた位置に設けられている。各係止溝62の幅は、タンブラー52の幅よりも僅かに大きく、内筒交換用溝63の幅はタンブラー52の幅よりも小さい。また、各係止溝62および内筒交換用溝63は、外筒6の軸方向に沿って
形成されている。また、外筒6の前端面65には、その一部がコ字状に切り欠かれた凹部66が形成されている。円筒スリーブ部23aにインジケータ8が装着され、かつ、外筒6が円筒スリーブ部23aの内側に設置された場合、外筒6の前端面65が、インジケータ8の小径筒部81Aの前端面と面一となる(図2を参照)。また、外筒6の底部側の領域には、係止溝62及び内筒交換用溝63が形成される領域に比べて内径が一段大きく形成された拡径部67が形成されており、その境界には段差部68が形成されている。
図13は、実施形態に係る内筒5の鍵穴51に内筒交換鍵7を挿入する前の状態を示す図である。シリンダー錠1は、内筒5を外筒6から抜き取り、交換することができる。内筒交換鍵7は、内筒5の交換を行う際に用いる専用鍵である。内筒交換鍵7は、把持部71および差込部72を有し、差込部72の上下面に鍵溝が刻まれている。差込部72のうち、先端部を除く部分の鍵溝を「第1鍵溝」と称し、符号KC1にて示す。また、差込部72の先端部に形成される鍵溝を「第2鍵溝」と称し、符号KC2にて示す。また、シリンダー錠1は、解錠鍵(図示せず)を用いることによって、外筒6に対する内筒5の係止状態が解除される。そうすると、ダイヤル部4が解錠符号に揃っていない状態であっても、操作摘み3の回動操作が行えるため、ストッパー25の姿勢を解錠位置に変更できる。解錠鍵は、例えば使用者(利用者)がダイヤル部4の解錠符号(暗証番号)を忘れた場合に、強制的に解錠する際に使用される。内筒交換鍵7や解錠鍵は、セキュリティ管理者等、特別な権限を有する者(以下、「管理者」ともいう)のみが取り扱うように管理されることが好ましい。
内筒5のスロットは、第1鍵溝KC1および第2鍵溝KC2に対応する鍵溝読取位置に設けられている。内筒5の鍵穴51に、内筒交換鍵7および解錠鍵の何れも挿入されていない場合、タンブラー52が内筒5の外周面から外方に突出して係止溝62に係止される。その結果、外筒6に対する内筒5の相対回転が制限(規制)される。一方、図14に示すように、内筒交換鍵7が鍵穴51に挿入されると、タンブラー52が第1鍵溝KC1によってスロット内部に完全に引き込まれる。その結果、タンブラー52と係止溝62との係合が解除される(図15を参照)。このようにして、係止溝62に対する各タンブラー52の係止状態が解除され、外筒6に対する内筒5の相対回転が可能となる。なお、第1鍵溝KC1を有する解錠鍵が鍵穴51に挿入された場合も、上記と同様、係止溝62に対する各タンブラー52の係止状態が解除され、外筒6に対する内筒5の相対回転が可能となる。従って、使用者は、鍵穴51に挿入した解錠鍵を回転させ、ストッパー25の姿勢を施錠位置から解錠位置へと変更させることで、施錠対象物を強制的に解錠することができる。
また、内筒5の鍵穴51に内筒交換鍵7が挿入されている状態では、図14および図16に示すように、第2鍵溝KC2によってストッパータンブラー52aの端部Xがスロットに完全に引き込まれる一方で、端部Yがスロットから外方に突出する。ストッパータンブラー52aの端部Yは、外筒6における内筒交換用溝63の幅よりも若干狭くなっている。従って、例えば、鍵穴51に挿入されている内筒交換鍵7を回すなどしてストッパータンブラー52aの端部Yと内筒交換用溝63との位置合わせを行うことで、外筒6に対して内筒5が軸方向に沿って摺動することが許容され、外筒6から内筒5を抜き取ることが可能となる。なお、内筒5の鍵穴51に内筒交換鍵7が挿入されていない状態では、ストッパータンブラー52aの端部Xが外筒6の段差部68に引っ掛かるため、外筒6から内筒5を抜き取ることが規制される。
次に、内筒5に対する操作摘み3の着脱方法について説明する。シリンダー錠1は、内筒5と操作摘み3とをスライド方式によって着脱可能である。ここではまず、操作摘み3を内筒5に装着する場合を説明する。
内筒5に操作摘み3を装着する際、摘み側係合部33(一対の係合爪部34)に対して、摘み側鍵挿通孔31の延在方向に直交する方向(横方向)から内筒側係合部56(プレート本体561)をスライドさせる。これにより、一対の係合爪部34間にプレート本体561が嵌め込まれる(受け入れられる)。その際、プレート本体561の溝部564の側面とガイド突起35のガイド側面35A,35Aとが互いに摺接しながら、溝部564内にガイド突起35が進入する。これによって、摘み側係合部33(一対の係合爪部34)と内筒側係合部56(プレート本体561)とにおける相対的なスライド移動がガイド(案内)される。本実施形態では、溝部564の延伸方向に沿った一対の側面は互いに平行である。但し、溝部564の各側面及びガイド突起35のガイド側面35A,35Aは、内筒5に操作摘み3を装着する際に、溝部564の各側面がガイド突起35のガイド側面35A,35Aと摺接しながらスライドすることでそのスライド方向をガイドすることができれば、これらの各面が平行でなくても良い。例えば、溝部564及びガイド突起35がハの字形状を有するように、溝部564の各側面、ガイド側面35A,35Aが互いに傾斜していても良い。溝部564に対して、この溝部564と相補的な水平形状を有するガイド突起35が進入することにより、内筒5及び操作摘み3の装着時における双方のスライド方向を好適にガイドすることができる。
なお、上記横方向へのスライド操作時においては、プレート本体561の側面563Aと係合爪部34の第1対向面36Aとが摺接することによっても、摘み側係合部33と内筒側係合部56とにおける相対的なスライド移動がガイドされる。また、内筒5の絞り部58における側面58Aと係合爪部34の第2対向面37Aとが摺接することによっても、摘み側係合部33と内筒側係合部56とにおける相対的なスライド移動がガイドされる。プレート本体561のおける一対の側面563A、係合爪部34における一対の第1対向面36A、絞り部58における一対の側面58A、係合爪部34における一対の第2対向面37Aについても、互いに平行に配置する必要は無く、各面が互いに傾斜していても良い。
ところで、図5に示される符号35Bは、ガイド突起35の長手方向における端部(端面)を示したものである。一方、図4に示される符号564Aは、溝部564の開口端とは逆側の端部(端面)を示したものである。内筒5および操作摘み3のスライド装着時においては、上記のようにガイド突起35が溝部564内に進入していく。その際、溝部564に対するガイド突起35の進入量が溝部564の長手方向の長さに達した時点で、溝部564の端部564Aとガイド突起35の端部35Bとが当接(衝突)する。これにより、内筒側係合部56(プレート本体561)と摘み側係合部33(一対の係合爪部34)とにおける、それ以上の相対的なスライド移動が制限(規制)される。
シリンダー錠1は、内筒5に対する操作摘み3の装着時において、摘み側鍵挿通孔31と内筒側鍵挿通孔562とがちょうど重なり合った時点で、溝部564の端部564Aとガイド突起35の端部35Bとが当接するように、溝部564とガイド突起35との相対関係が規定されている。なお、鍵穴51と内筒側鍵挿通孔562との相対位置関係は不動であるため、実際には、摘み側鍵挿通孔31、内筒側鍵挿通孔562および鍵穴52の位置が互いに重なり合ったときに、溝部564の端部564Aとガイド突起35の端部35Bとが当接することになる。このような状態になることで、内筒交換鍵7を鍵穴51に円滑に挿入することが可能となる。
操作摘み3が内筒5に装着された状態では、係合爪部34の係止部37と、プレート本体561とが、操作摘み3や内筒5の軸方向に重なった状態になる(図6を参照)。つまり、プレート本体561が、係合爪部34の係止部37の下に潜り込んだ状態になる。従って、この状態で内筒5および操作摘み3を互いに引き離そうとする外力が作用しても、係合爪部34によって、内筒側係合部56(プレート本体561)が摘み側鍵挿通孔31
の延在方向に沿って離反する動きが規制される。つまり、例えば図2に示したように、内筒5が外筒6から抜き取れていない状態にある場合には、仮に第三者が無理に操作摘み3を引っ張っても、操作摘み3が内筒5から外れることが抑制される。
シリンダー錠1の内筒5を交換する場合、内筒交換鍵7を用いて、操作摘み3が装着された状態の内筒5を上記の要領で外筒6から抜き取る。その後、内筒5に操作摘み3を装着する時とは逆の方向に双方をスライドさせることにより、内筒側係合部56(プレート本体561)と摘み側係合部33(係合爪部34)との係合状態が解除され、内筒5から操作摘み3を取り外すことができる。これにより、使用者は、新たに用意した別の内筒に対して操作摘み3を上記の要領で装着することができる。
新たな内筒5に操作摘み3を装着した後、内筒交換鍵7を鍵穴52に挿入した状態で内筒5を外筒6に装着することが可能である。その後、内筒5の鍵穴51から内筒交換鍵7が抜き取られると、外筒6の係止溝62に対して内筒5のタンブラー52が係止され、外筒6に対する内筒5の相対回動が制限される。このようにして、外筒6に内筒5が装着されると、外筒6の内周面61の内側に、係合爪部34の円弧壁面341が嵌合された状態となる。そのため、例えば、図2に示されるように、外筒6に内筒5が装着された状態においては、内筒5に対して操作摘み3を横方向(軸方向に直交する方向)にスライドさせることが抑制される。つまり、この状態から、第三者が無理に操作摘み3を横方向にスライドさようとして力を加えても、操作摘み3をスライド操作することはできない。更に、ハウジング2から露出している操作摘み3が前方に引っ張られたとしても、プレート本体561と合爪部34の係合によって、摘み側鍵挿通孔31の延在方向に沿って双方が離反することは規制される。よって、内筒5が外筒6に装着された状態においては、摘み側係合部33(係合爪部34)が内筒側係合部56(プレート本体561)から離脱することが規制される。
従って、図19、図20に示される従来の内筒交換式シリンダー錠100A,100Bとは異なり、本実施形態に係るシリンダー錠1においては、外筒6に内筒5を装着した状態において、内筒5の前端面が外部に露出されることがない。これにより、第三者によって、ハウジング2の正面から内筒5の位置、状態が視認されることを抑制でき、ピッキングによる不正解錠や鍵穴51に異物が挿入されるなどといった悪戯(イタズラ)の被害に遭うことを回避できる。また、通常の使用時においては、ピッキングや悪戯の被害に遭い難いといった利益を享受しつつ、内筒を交換する際等においては操作摘み3を容易に内筒5に対して着脱することが可能となる。つまり、内筒交換に際して、内筒5のみを交換し、操作摘み3については内筒交換後も使い回すことが可能となる。従って、図21に示したシリンダー錠100C(内筒交換式ではないシリンダー錠)のように、内筒と操作摘み101Cを一体的に製造する場合に比べて、シリンダー錠の製造コストを低く抑えることができる。以上より、本実施形態に係る内筒交換式のシリンダー錠1よれば、ピッキングや悪戯の被害に遭い難く、且つ、製造コストの増加を抑制することが可能となる。
また、操作摘み3の色や質感等は、シリンダー錠1全体の統一感を考慮し、ハウジング2に合わせられることが多いのが実情である。仮に、シリンダー錠1の操作摘み3を内筒5から着脱不可能に一体成形してしまうと、上記の如く製造コストに関する不都合が生じるばかりか、内筒5が交換された際にハウジング2と操作摘み3との色や質感が大きく離れてしまい、シリンダー錠全体としての統一感が失われてしまうことが懸念される。これに対して、本実施形態に係るシリンダー錠1によれば、内筒5に操作摘み3を着脱自在に装着できるようにしたため、ハウジング2および操作摘み3における色や質感を常に調和させることができ、内筒交換が行われる前後においてシリンダー錠全体の統一感を維持することが可能である。
なお、シリンダー錠1は、インジケータ8を備える。ここで、インジケータ8の動作について説明する。内筒5におけるプレート本体561の突出部565の幅は、インジケータ8の小径筒部81Aに形成された切欠き部81Dと等しいか僅かに小さくなっており、内筒5が外筒6に装着された状態では、内筒5のプレート本体561における突出部565がインジケータ8の小径筒部81Aにおける切欠き部81Dに嵌合された状態となる。従って、この状態では、内筒5が回動すると、内筒5の突出部565とインジケータ8の切欠き部81Dの縁部とが係合する結果、インジケータ8も追従して回動することになる。
インジケータ8は、例えば、表示部82の第1表示領域82Aが赤などといった施錠状態を想起する色に塗られている。一方、表示部82の第2表示領域82Bが青や緑などといった解錠状態を想起する色に塗られている。但し、表示部82の色分けは上記例に限られず、また、表示部82にシールを貼り付けたり、その他適宜の方法によって領域を分けても良い。シリンダー錠1は、表示窓22を通じて、ハウジング2内に設けられたインジケータ8の表示部82が、外部から視認することができる。そして、操作摘み3が閉位置にある場合には、第1表示領域82Aの赤色が表示窓22を通じて視認されるため、使用者は直感的にシリンダー錠1が施錠状態にあることを理解できる。
一方、使用者がシリンダー錠1のダイヤル部4dを解錠符号に揃え、操作摘み3を閉位置から開位置まで時計廻りに回動操作する場合、操作摘み3の動きに追従して内筒5およびインジケータ8も時計廻りに回動する。そうすると、表示部82の第2表示領域82Bが表示窓22を通じて視認されるため、使用者は直感的にシリンダー錠1が解錠状態にあることを理解できる。
操作摘み3(内筒5)の回動に付随してインジケータ8が回動する際の回動量(回動角度)は、内筒5側の突出部565の幅と、インジケータ8側の切欠き部81Dの幅との相対関係によって自由に調整することができる。例えば、突出部565の幅に比べて切欠き部81Dの幅を相対的に大きくすることにより、内筒5の回動量(回動角度)に対するインジケータ8の回動量(回動角度)の割合は相対的に低くなる。以上のように、内筒5における突出部565の幅とインジケータ8における切欠き部81Dの幅との相対関係を調整することで、内筒5の回動動作に連動してインジケータ8が回動する度合いを任意に調整することができる。
なお、本実施形態に係るシリンダー錠は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えることができる。図17、図18は、実施形態に係るシリンダー錠1のバリエーションを示す図である。図17に示すシリンダー錠1Aのように、ハウジング2のサイズなどは適宜変更することができ、また、図18に示すシリンダー錠1Bのように、プッシュ錠を備えていても良い。また、操作摘み3の形状、仕様等は適宜変更することができる。
1・・・内筒交換式シリンダー錠
2・・・ハウジング
3・・・操作摘み
4・・・ダイヤル部
5・・・内筒
6・・・外筒
7・・・内筒交換鍵
8・・・インジケータ
31・・・摘み側鍵挿通孔
33・・・摘み側係合部
34・・・係合爪部
35・・・ガイド突起
51・・・鍵穴
56・・・内筒側係合部
561・・・プレート本体
562・・・内筒側鍵挿通孔
564・・・溝部

Claims (5)

  1. 鍵穴を有する錠機構である内筒と、
    前記内筒を装着する外筒と、を備え、
    前記鍵穴に対する内筒交換鍵の挿入によって前記外筒に対する前記内筒の摺動が許容されると共に該外筒から該内筒を抜き取り可能な内筒交換式シリンダー錠であって、
    前記内筒の前端に一体に設けられた内筒側係合部に対して係脱自在な摘み側係合部と、前記内筒交換鍵を挿通可能な摘み側鍵挿通孔と、を有する操作摘みを備え、
    前記鍵穴に対する前記内筒交換鍵の挿入によって、前記操作摘みが前記内筒に装着されている状態で前記内筒が前記外筒から抜き取り可能であり、
    前記摘み側係合部は、前記外筒に前記内筒が装着された状態のときに前記内筒側係合部からの離脱が規制され、前記鍵穴に対する前記内筒交換鍵の挿入によって前記外筒から前記内筒が抜き取られた状態のときに前記内筒側係合部からの離脱が許容される、
    内筒交換式シリンダー錠。
  2. 前記摘み側係合部は、前記摘み側鍵挿通孔の延在方向に直交する方向から前記内筒側係合部をスライド自在に受け入れると共に、受け入れた該内筒側係合部が前記摘み側鍵挿通孔の延在方向に沿って離反することを規制する係合爪部を有する、
    請求項1に記載の内筒交換式シリンダー錠。
  3. 前記内筒側係合部は、板状のプレート本体と、該プレート本体を貫通すると共に前記内筒交換鍵を挿通可能な内筒側鍵挿通孔とを有し、
    前記摘み側係合部は、前記係合爪部に前記プレート本体を受け入れる際に、前記摘み側鍵挿通孔と前記内筒側鍵挿通孔とが重なった時点で前記プレート本体と当接して該プレート本体のスライド移動を規制する当接部を有する、
    請求項2に記載の内筒交換式シリンダー錠。
  4. 前記プレート本体は、一端が該プレート本体の側面に開口した開口端を有すると共に該プレート本体平面の途中位置まで延在する溝部を有し、
    前記摘み側係合部は、前記係合爪部に前記プレート本体を受け入れる際に、前記溝部に摺接しながら進入することで前記プレート本体のスライド移動をガイドするガイド突起を有し、
    前記当接部は前記ガイド突起の端部に形成されると共に、前記摘み側鍵挿通孔と前記内筒側鍵挿通孔とが重なった時点で前記当接部が前記溝部の他端に当接する、
    請求項3に記載の内筒交換式シリンダー錠。
  5. 鍵穴を有する錠機構である内筒と、前記内筒を装着する外筒と、を備え、前記鍵穴に対する内筒交換鍵の挿入によって前記外筒に対する前記内筒の摺動が許容されると共に該外筒から該内筒を抜き取り可能な内筒交換式シリンダー錠に適用される、内筒に着脱自在に装着される操作摘みであって、
    前記内筒の前端に一体に設けられた内筒側係合部に対して係脱自在な摘み側係合部と、前記内筒交換鍵を挿通可能な摘み側挿通孔と、を有し、
    前記鍵穴に対する前記内筒交換鍵の挿入によって、前記操作摘みが前記内筒に装着されている状態で前記内筒が前記外筒から抜き取り可能であり、
    前記摘み側係合部は、前記外筒に前記内筒が装着された状態のときに前記内筒側係合部からの離脱が規制され、前記鍵穴に対する前記内筒交換鍵の挿入によって前記外筒から前記内筒が抜き取られた状態のときに前記内筒側係合部からの離脱が許容される、
    内筒交換式シリンダー錠の内筒に着脱自在に装着される操作摘み。
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