JP6096805B2 - Nfcのllcpの配分を改善するための方法および装置 - Google Patents

Nfcのllcpの配分を改善するための方法および装置 Download PDF

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Description

開示する態様は、一般に、デバイス間の通信に関し、詳細には、近接場通信(NFC)コントローラ(NFCC)とデバイスホスト(DH)との間で論理リンク制御プロトコル(LLCP)対称プロシージャの受け持ちを配分するための機構を改善するための方法およびシステムに関する。
米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、明示的に参照により本明細書に組み込まれる、2011年12月27日に出願され、発明の名称を「METHODS AND APPARATUS FOR IMPROVING NFC FORUM LLCP PARTITIONING」とする仮出願第61/580,621号、および2012年7月9日に出願され、発明の名称を「METHODS AND APPARATUS FOR IMPROVING NFC FORUM LLCP PARTITIONING」とする仮出願第61/669,314号の優先権を主張するものである。
技術における進歩は、小型で、より高性能なパーソナルコンピューティングデバイスをもたらしている。たとえば、現在、それぞれ小型で、軽量であり、ユーザが簡単に持ち運ぶことができる、携帯式のワイヤレス電話、携帯情報端末(PDA)、およびページングデバイスなどの、ワイヤレスコンピューティングデバイスを含む、様々な携帯式のパーソナルコンピューティングデバイスが存在する。より詳細には、携帯式のワイヤレス電話は、たとえば、ワイヤレスネットワークを介して音声およびデータパケットを通信するセルラー電話をさらに含む。多くのそのようなセルラー電話は、コンピューティング機能を常に増加させて製造されており、したがって、小型のパーソナルコンピュータおよびハンドヘルドPDAと同等になっている。さらに、そのようなデバイスは、セルラー通信、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)通信、NFCなど、様々な周波数と適用可能なカバレージエリアとを使用する通信を可能にしつつある。
NFCが実装されるとき、NFC対応デバイスは、最初に、NFCタグおよび/またはターゲットデバイスを検出し得る。その後、NFCデバイス間の通信は、NFCデータ交換プロトコル(DEP)を使用することができる。NFCフォーラムによる既存の仕様は、LLCPと呼ばれるリンクレイヤを使用して通信がデバイス間で対称的に行われることを可能にする。現在のNCI仕様は、DHによって提供されるLLCP機能のすべてを必要とする。
現在、LLCPにより、複数のアプリケーションは、遠隔NFCエンドポイントに対するNFC無線接続へのアクセスを共有することが可能になる。LLCPの1つの特徴は、非対称RFリンクをアプリケーションに対して効果的に対称的に見えるようにする、対称プロシージャの概念である。LLCPは、各デバイスが所与のタイムアウト間隔内でパケットを送信するのを可能にし、その時刻に通信されるべきアプリケーションデータ(たとえば、PDU)が存在しない場合に送信され得る特別なパケット(たとえば、SYMMプロトコルデータユニット(PDU))を提供する。したがって、遠隔NFCエンドポイントは、SYMM PDUに対する逆方向の「応答」としてペイロードを送信する機会を有する可能性がある。
DHを介するLLCPの実装形態は、電力消費量の点でコストがかかる。たとえば、NFCCは、対称パケットが受信されるたびにDHをウェイクアップさせ、対称パケットを送信することができるタイミング精度は、割込レイテンシの不確かさによって制限される。フレーム統合および分離、サービス発見、接続指向のリンク管理(スライディングウィンドウバッファリングを含む)などの、LLCPに関する機能は、大量のメモリを使用し、NFCコントローラ上にこれらの機能を実装するのに極めてコストがかかるであろう。
したがって、NFCCとDHとの間でLLCPの受け持ちを配分するための機構を提供する改善された装置および方法が望まれ得る。
以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様の形のいくつかの概念を提示することである。
NFCCとDHとの間でLLCPの受け持ちを配分することに関して様々な態様が説明される。一例では、NFCデバイスとともに、DHは、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるとき、NFCCを介して遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを確立し、DHとNFCCとの間でLLCP関連の受け持ちを配分するように構成され得る。さらに、NFCCは、遠隔NFCエンドポイントからPDUを受信し、受信したPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定し、受信したPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、受信したPDUをDHに通信するように動作可能であり得る。
関係する態様によれば、方法は、NFCCとDHとの間でLLCPの受け持ちを配分するための機構を提供する。本方法は、LLCP分離通信を実行するように動作可能であるNFCCにより、遠隔NFCエンドポイントからPDUを受信するステップを含み得る。本方法は、受信したPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定するステップを含み得る。一態様では、SYMM PDUおよびリンク非アクティブ化PDUは、LLCPリンクに関連し得る。さらに、本方法は、受信したPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、受信したPDUをDHに通信するステップを含み得る。
別の態様は、通信装置に関する。本通信装置は、LLCP分離通信を実行するように動作可能であるNFCCにより、遠隔NFCエンドポイントからPDUを受信する手段を含み得る。本通信装置は、受信したPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定する手段を含み得る。一態様では、SYMM PDUおよびリンク非アクティブ化PDUは、LLCPリンクに関連し得る。さらに、本通信装置は、受信したPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、受信したPDUをDHに通信する手段を含み得る。
別の態様は、通信装置に関する。本装置は、LLCP分離通信を実行するように動作可能であり、遠隔NFCエンドポイントからPDUを受信するように構成されたNFCCを含み得る。本NFCCは、受信したPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定するように構成され得る。一態様では、SYMM PDUおよびリンク非アクティブ化PDUは、LLCPリンクに関連し得る。本NFCCは、また、受信したPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、受信したPDUをDHに通信するように構成され得る。
別の態様は、LLCP分離通信を実行するように動作可能であるNFCCにより、遠隔NFCエンドポイントからPDUを受信するためのコードを含むコンピュータ可読媒体を有し得るコンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータ可読媒体は、受信したPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定するためのコードを含み得る。一態様では、SYMM PDUおよびリンク非アクティブ化PDUは、LLCPリンクに関連し得る。本コンピュータ可読媒体は、また、受信したPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、受信したPDUをDHに通信するためのコードを含み得る。
別の関係する態様による、NFCCとDHとの間でLLCPの受け持ちを配分するための機構を提供するための方法。本方法は、NFCCを介して遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを確立するステップを含み得る。さらに、本方法は、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるとき、DHとNFCCとの間でLLCP関連の受け持ちを配分するステップを含み得る。一態様では、LLCP分離通信中、NFCCは、LLCP対称機能を受け持つ可能性があり、DHは、LLCP対称機能でない機能を受け持つ可能性がある。
別の態様は、通信装置に関する。本通信装置は、NFCCを介して遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを確立する手段を含み得る。さらに、本通信装置は、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるとき、DHとNFCCとの間でLLCP関連の受け持ちを配分する手段を含み得る。一態様では、LLCP分離通信中、NFCCは、LLCP対称機能を受け持つ可能性があり、DHは、LLCP対称機能でない機能を受け持つ可能性がある。
別の態様は、通信装置に関する。本装置は、NFCCを介して遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを確立するように構成されたDHを含み得る。本DHは、また、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるとき、DHとNFCCとの間でLLCP関連の受け持ちを配分するように構成され得る。一態様では、LLCP分離通信中、NFCCは、LLCP対称機能を受け持つ可能性があり、DHは、LLCP対称機能でない機能を受け持つ可能性がある。
別の態様は、NFCCを介して遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを確立するためのコードを含むコンピュータ可読媒体を有し得るコンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータ可読媒体は、また、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるとき、DHとNFCCとの間でLLCP関連の受け持ちを配分するためのコードを含み得る。一態様では、LLCP分離通信中、NFCCは、LLCP対称機能を受け持つ可能性があり、DHは、LLCP対称機能でない機能を受け持つ可能性がある。
上記のおよび関連の目的の達成のために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特許請求の範囲で具体的に指摘する特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に説明する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が利用され得る様々な方法のうちのいくつかを示すものにすぎず、この説明は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むものとする。
開示される態様を限定するためではなく例示するために与えられる添付の図面とともに、開示される態様が以下で説明され、同様の記号表示は同様の要素を示している。
一態様による、ワイヤレス通信システムのブロック図である。 一態様による、ワイヤレス通信システムの概略図である。 一態様による、NFC環境のブロック図である。 一態様による、LLCPベースの通信を実行するためのNFCCの例について説明するフローチャートである。 一態様による、LLCPベースの通信を実行するためのNFCCの別の例について説明するフローチャートである。 一態様による、LLCPベースの通信を実行するためのDHの例について説明するフローチャートである。 一態様による、LLCPベースの通信を実行するためのDHの別の例について説明するフローチャートである。 一態様による、LLCPベースの通信を開始させる例について説明するコールフロー図である。 一態様による、LLCP分離機能をアクティブ化する例について説明するコールフロー図である。 一態様による、LLCPベースの通信を実行する例について説明するコールフロー図である。 一態様による、LLCPベースの通信を実行する別の例について説明するコールフロー図である。 一態様による、LLCP分離ベースの通信リンク非アクティブ化を実行する例について説明するコールフロー図である。 一態様による、通信デバイスの例示的なアーキテクチャの機能ブロック図である。 一態様による、LLCPベースの通信を実行するための例示的な通信システムの機能ブロック図である。 一態様による、LLCPベースの通信を実行するための別の例示的な通信システムの機能ブロック図である。
次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。以下の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細を記載する。しかしながら、そのような態様をこれらの具体的な詳細なしに実施できることは明白であり得る。
本明細書で説明するように、デバイスは、NFCデバイスおよび/またはタグのカバレージエリアの範囲内にあるとき、NFCターゲットデバイスおよび/またはタグを認識し得る。その後、デバイスは、通信の確立を可能にするのに十分な情報を得ることができる。確立され得る通信の1つの形態は、NFC-DEP RFプロトコルベースの通信リンクである。デバイス間の通信は、限定はしないが、NFC-A、NFC-Bなどの、様々なNFC RF技術を介して可能になり得る。
一般に、DHは、電力消費量が比較的高いが、メモリ制約によって実質的に制限されない環境で動作し得る。逆に、NFCCは、比較的少ない電力を消費しながら、メモリ制限のある環境で動作し得る。本明細書で説明するように、LLCP仕様において定義された動作は、NFCCとDHとの間で配分され得る。一態様では、対称的な関連のプロシージャがNFCC(たとえば、下位LLCPレイヤ機能)によって実行され、それにより、実データを除く何かを知らせなければならないアプリケーションプロセッサ(たとえば、DH)を解放する。さらに、アクティブ化、通常動作に関連するデータ、および非アクティブ化に関するLLCPの他の態様は、アプリケーションプロセッサ(たとえば、DH)によって扱われ得る(たとえば、高位のLLCPレイヤ機能)。
LLCPベースの通信をさらに改善するためにDHがNFCCにパラメータを通信することができる。一態様では、LLCPベースの動作の配分を容易にするために追加のパラメータを定義することができる。たとえば、遠隔NFCエンドポイントおよびDHにおける以下のリンクアクティブ化(link activation)LLCP実装形態は、対称プロシージャによって使用されるリンクタイムアウト(link timeout)パラメータを交換してきた。続いて、LLCPの配分中、DHは、タイムアウト値をNFCCに知らせることができる。一態様では、これは、設定パラメータ(たとえば、LLCP_LINK_TIMEOUT)を使用してなされ得る。一般に、LLCP実装形態が対称パケットを送信するのにかかる時間は、電力消費量とリンクレイテンシの両方に影響を及ぼす。すなわち、デバイスが対称パケット(たとえば、SYMM PDU)を送信するために長く待つほど、電力消費量は低くなるが、遠隔NFCエンドポイントが送信機会を待っている場合は、レイテンシが長くなる。一態様では、対称バックオフタイマパラメータ(たとえば、LLCP_SYMMETRY_BACKOFF)により、DHは、パケットを決められた量だけ、より早く送信すべきであることをNFCCに明白に示すことが可能になる。動作時、上述したパラメータの使用により、デバイスは、電力消費量とリンクレイテンシとの間のトレードオフに少なくとも部分的に基づいてパラメータ値を(静的および/または動的に)調整することが可能になり得る。
したがって、LLCPの全機能は、メモリを制約されたデバイス(たとえば、NFCC)上に機能のすべてが実装された場合よりもメモリ効率の良い方法で実装され得、大電力のアプリケーションプロセッサ(たとえば、DH)上にすべての機能が実装された場合よりも電力効率の良い方法で実装され得る。一態様では、上述の設定パラメータは、また、電力消費量およびリンクレイテンシなどのユーザが見ることができるパラメータに基づいてLLCPの性能を調整する能力を提供する。
図1は、本発明の様々な例示的な実施形態によるワイヤレス通信システム100を示す。エネルギー伝達をもたらすための放射界106を生成するために、送信機104に入力電力102が供給される。受信機108は放射界106と結合し、出力電力110と結合されたデバイス(図示せず)によって蓄積または消費するために、出力電力110を生成する。送信機104と受信機108の両方は、距離112だけ離されている。例示的な実施形態では、送信機104および受信機108は、相互共振関係に従って構成され、受信機108の共振周波数と送信機104の共振周波数とが非常に近いとき、送信機104と受信機108との間の伝送損失は、受信機108が放射界106の「近接場」に位置するときに最小となる。
送信機104は、エネルギー伝送のための手段を提供するために、送信アンテナ114をさらに含む。受信機108は、エネルギー受信のための手段として受信アンテナ118を含む。送信アンテナおよび受信アンテナは、それらに関連するアプリケーションおよびデバイスに応じてサイズ決定される。上述のように、効率的なエネルギー伝達は、電磁波内のエネルギーの大部分を遠方場に伝播するのではなく、送信アンテナの近接場内のエネルギーの大部分を受信アンテナと結合することによって発生する。この近接場にあるとき、結合カップリングモードが、送信アンテナ114と受信アンテナ118との間に発生され得る。この近接場結合が発生し得る、アンテナ114および118の周りの領域を、本明細書では結合モード領域と呼ぶ。
図2は、例示的な近接場ワイヤレス通信システムの概略図である。送信機204は、発振器222と、電力増幅器224と、フィルタおよび整合回路226とを含む。発振器は、所望の周波数で信号を生成するように構成され、所望の周波数は、調整信号223に応答して調整され得る。発振器信号は、電力増幅器224によって、制御信号225に応答する増幅量で増幅され得る。フィルタおよび整合回路226は、高調波または他の不要な周波数をフィルタ除去し、送信機204のインピーダンスを送信アンテナ214に整合させるために含まれ得る。
受信機208は、DC電力出力を生成して、図2に示すようにバッテリー236を充電するために、または受信機に結合されているデバイス(図示せず)に電力供給するために、整合回路232と、整流器およびスイッチング回路234とを含み得る。整合回路232は、受信機208のインピーダンスを受信アンテナ218に整合させるために含まれ得る。受信機208および送信機204は、別々の通信チャネル219(たとえば、ブルートゥース、Zigbee(登録商標)、セルラーなど)上で通信することができる。
図3を参照して、一態様による通信ネットワーク300のブロック図を示す。通信ネットワーク300は、アンテナ324を介して、1つまたは複数のNFC技術326(たとえばNFC-A、NFC-B、NFC-Fなど)を使用して遠隔NFCエンドポイント330と通信し得る通信デバイス310を含み得る。一態様では、遠隔NFCエンドポイント330は、フレームRFインターフェースおよびISO-DEP RFインターフェース、NFC-DEP RFインターフェースなどの、様々なインターフェースを通してNFCモジュール332を使用して通信するように動作可能であり得る。別の態様では、通信デバイス310および遠隔NFCエンドポイント330は、LLCPを介して定義されたリンクレイヤ接続を有する、NFC-DEP RFプロトコルベースの通信リンクを確立することができる。さらに別の態様では、通信デバイス310は、アクセスネットワークおよび/またはコアネットワーク(たとえば、CDMAネットワーク、GPRSネットワーク、UMTSネットワーク、ならびに他のタイプの有線および無線の通信ネットワーク)に接続されるように動作可能であり得る。
一態様では、通信デバイス310は、NFCコントローラ(NFCC)312と、NFCコントローラインターフェース(NCI)322と、デバイスホスト340とを含み得る。一態様では、デバイスホスト340は、遠隔NFCエンドポイント330およびNFCモジュール332により、NCI322およびNFCコントローラ312を通して遠隔NFCエンドポイント330からの情報を取得するように動作可能であり得る。
一態様では、NFC-DEP RFプロトコルベースの通信中、デバイスホスト340は、LLCPによって定義されたリンクレイヤプロトコルを使用して動作し得る。上述のように、LLCPにより、複数のアプリケーションは、遠隔NFCエンドポイントに対するNFC無線接続へのアクセスを共有することが可能になる。LLCPの1つの特徴は、非対称RFリンクをアプリケーションに対して効果的に対称的に見えるようにする、対称プロシージャの概念である。LLCPは、各デバイス(たとえば、DHおよび遠隔NFCエンドポイント)が所与のタイムアウト間隔内でパケットを送信するのを可能にし、その時刻に通信されるべきアプリケーションデータ(たとえば、PDU)が存在しない場合に送信され得る特別なパケット(たとえば、SYMMプロトコルデータユニット(PDU))を提供する。
一態様では、通信デバイス310は、(たとえば、NFCC312とデバイスホスト340との間でLLCP機能を配分する)分離LLCPモードで動作することができる。
デバイスホスト340は、モジュールの中でも、LLCP分離モジュール342、LLCP分離パラメータ344、およびLLCPバージョニングモジュール346を含み得る。動作の態様では、デバイスホスト340は、LLCP分離動作モードを開始および/または維持するためにLLCP分離パラメータ344をNFCCに通信することができる。一態様では、LLCPパラメータ344は、NFCC312が対称パケット(たとえば、SYMM PDU)を送信する前にデバイスホスト340からPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマと、NFCC312がデバイスホスト340にリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイント330からのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを含み得る。LLCPの対称的なスタート命令と応答との対の例示的な形式は、Table1([表1])を参照しながら説明される。
一態様では、LLCP分離モジュール342は、デフォルト設定、電力消費量、バッテリー寿命、ユーザ設定、アプリケーションレイテンシ設定などに少なくとも部分的に基づいて、LLCP分離パラメータ344を静的に、準静的に、および/または動的に決定することができる。たとえば、一態様では、LLCP分離モジュール342は新しい/更新されたパラメータとともにLLCP命令(たとえば、RF_LLCP_START_SYMMETRY_CMD)を使用してLLCP分離パラメータ344を動的に(たとえば、LLCPリンクが確立された後で)更新することができる。そのような態様では、NFCC312は、(たとえば、最初に定義された待機時間)関連の待機時間が完了した後、新しい値を使用することができる。別の例示的な態様では、DH340は、NFCC312の援助なしに、LLCP関連の機能を実行することを選択することができる。そのような態様では、DH340および/またはLLCP分離モジュール342は、タイムアウトパラメータ(たとえば、遠隔リンクタイムアウト、ローカル対称タイムアウト(local symmetry timeout)など)がゼロ「0」に設定され得るLLCP命令(たとえば、RF_LLCP_START_SYMMETRY_CMD)を通信することができる。そのような態様では、NFCC312は、「0」に設定されたタイムアウトパラメータとともにLLCP命令を受信すると、どんなLLCP分離機能も中止し、DH340によって処理するためにどんな受信PDUも転送し始めることができ、DH340から受信したPDU以外のどんなPDUも送信しない可能性もある。
別の態様では、LLCPバージョニングモジュール346は、NFCC312との適合性を判定し得る。サポートされるLLCPのバージョンは、DH340とNFCC312との間で分離されるLLCP機能と関連がある。動作中、LLCPバージョニングモジュール346は、NFCC312の機能を推定するためにNFCC312からパラメータをフェッチし、したがって、後続のメッセージング(たとえば、RF DISCOVER MAP CMD)が、(NFCC312によって実行される対称機能を有する)LLCP分離インターフェース、または対称機能を含むLLCP機能がDH340によって実行され得るNFC-DEPインターフェースを指定すべきかどうかを決定することができる。一態様では、NFCC312のLLCPバージョンナンバーがDH340と同じである場合、LLCPバージョニングモジュール346は、LLCP分離としてインターフェースを構成することができる。別の態様では、NFCC312のLLCPバージョンナンバーがDH340のLLCPバージョンナンバーよりも小さい場合、LLCPバージョニングモジュール346は、LLCP分離機能が依然として使用可能であるかどうかを判定することができる。LLCP分離機能が使用可能である場合、LLCPバージョニングモジュール346は、LLCP分離としてインターフェースを構成することができるが、他の場合、LLCPバージョニングモジュール346は、NFC-DEPの使用にフォールバックすることができ、対称機能自体を実行するようにDH340を促すことができる。別の態様では、NFCC312のLLCPバージョンナンバーがDH340のLLCPバージョンナンバーよりも大きい場合、LLCPバージョニングモジュール346は、DH340がNFCC312から通信されるものを理解しないと仮定する可能性があり、LLCPバージョニングモジュール346は、NFC-DEPとしてインターフェースを構成し、対称機能自体を実行する可能性がある。さらに、LLCPバージョニングモジュール346は、リンクアクティブ化においてLLCPバージョンナンバーを交換するようにDH340を促すことができる。LLCPバージョンナンバリングを提供するための例示的な形式は、Table 1([表1])を参照しながら提供される。
Figure 0006096805
NFCC312は、モジュールの中でも、LLCP分離インターフェースモジュール314、LLCP分離パラメータモジュール316、およびPDUタイプ検出モジュール318を含み得る。一態様では、NFCC312とDH340との間でLLCP分離機能に関して合意した場合、LLCP分離パラメータモジュール316は、DH340からLLCP分離パラメータ344を受信することができ、パラメータをそのそれぞれのタイマおよび/または他の機能に適用することができる。一態様では、LLCP分離パラメータモジュール316は、NFCC312がSYMM PDUを送信する前にDH340からPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマと、NFCC312がDH340にリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを受信および処理することができる。そのような態様では、LLCP分離パラメータは、コアセット構成メッセージ内のパラメータ、LLCP分離通信に固有の命令などとして受信され得る。一態様では、LLCP分離機能中、PDUタイプ検出モジュール318は、受信したPDUのタイプ、詳細には、受信したPDUが、対称パケット(たとえば、SYMM PDU)、リンク切断PDU(たとえば、DISC PDU)、またはいくつかの他のタイプであるかどうかを判定するように動作可能であり得る。動作時、PDUタイプ検出モジュール318は、受信したパケットがSYMM PDUまたはDISC PDU以外の任意のデータを含むものと判定する場合、受信したパケットをDH340に通信する。別の態様では、PDUタイプ検出モジュール318は、受信したパケットが対称パケットを含むものと判定した場合、DH340に対称パケットを通信せず、むしろ、パケットが遠隔NFCエンドポイント330への送信の準備が整っているかどうかを判定する。パケットが送信に利用できる場合、LLCP分離インターフェースモジュール314は、LLCP確立中に、および/またはDH340によって提供されたLLCP分離パラメータ344によって定義された時間期間内にパケットを送信することができる。別の態様では、現在、どのパケットも待っていないとき、LLCP分離インターフェースモジュール314は、LLCP確立中に、および/またはDH340によって提供されたLLCP分離パラメータ344によって定義された時間期間の有効期限まで待つことができ、アプリケーションデータパケットを受信しなければ、LLCP分離インターフェースモジュール314は、遠隔NFCエンドポイント330への送信のために対称パケット(たとえば、SYMM PDU)を生成することができる。別の態様では、LLCP分離インターフェースモジュール314は、LLCP確立中に、および/またはDH340によって提供されたLLCP分離パラメータ344によって定義された時間期間内のアプリケーションデータパケットの受信を検出することができる。そのような態様では、LLCP分離インターフェースモジュール314は、定義された時間期間の有効期限の前にパケットを送信することができる。
動作時、NFCコントローラ312およびLLCP分離インターフェースモジュール314は、様々なモードで動作可能であり得る。Table 2([表2])は、様々な例示的なRFインターフェース値およびその対応する定義を提供する。
Figure 0006096805
たとえば、LLCP分離インターフェースモジュール314が「オフ」モード(たとえば、「オフ」に設定された、0x04に関連するRFインターフェース値)で設定されるとき、LLCP分離RFインターフェースの拡張された機能のうちのどれも利用可能でない可能性があり、NFCC312は、通常のNFC-DEPインターフェースとともに機能する可能性がある。言い換えれば、DH340は、「オフ」状態が有効である間、依然としてLLCPを使用することができるが、対称プロシージャおよびリンク障害タイムアウトを含む、DH340のすべての機能はDH340上にとどまる。さらに、「オフ」状態の間に遠隔NFCエンドポイント330からNFCC312が受信した、どんなLLCP PDUもDH340に渡され得る。一態様では、DH340のLLCP分離モジュール342は、イニシエータまたはターゲットモードを選択するために、1つまたは複数の命令(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_START_CMD/RSP、RF_LLCP_SYMMETRY_STOP_CMD/RSPなど)および/またはパラメータ(たとえば、CORE SET CONFIG CMD)を送信することにより、LLCP分離インターフェースの拡張された機能をアクティブ化することができる。別の態様では、DH340のLLCP分離モジュール342は、更新された/新しいパラメータとともに後続の命令(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_START_CMD)を送信することにより、LLCP分離インターフェースの拡張された機能を変更することができる。さらに別の態様では、DH340のLLCP分離モジュール342は、NFCC312に退いてきたLLCP分離インターフェースの機能を留保および/または再取得することができる。そのような態様では、DH340のLLCP分離モジュール342は、タイムアウトパラメータがゼロに設定された命令(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_START_CMD)を通信することができる。LLCPの対称的なスタート命令と応答との対の例示的な形式は、Table 3([表3])を参照しながら説明される。LLCPシステム停止命令、応答、および通知メッセージの例示的な形式は、Table 4([表3])を参照しながら説明される。Table 3([表3])およびTable 4([表3])内で参照されるTableは、NCIドラフト規格中に含まれるTableを参照する。
Figure 0006096805
イニシエータモードでは、状態は、「オフ」から送信待機モード(たとえば、WaitForTx)に変化する可能性があるが、ターゲットモードでは、状態は、「オフ」から受信待機モード(たとえば、WaitForRx)に変化する。送信待機モードでは、LLCP分離インターフェースの拡張された機能は、アクティブであり得、遠隔NFCエンドポイント330に送信するために、静的なRF接続を介してDH340からのPDUを待っている可能性がある。さらに、LLCP分離パラメータ344によって定義された時間(たとえば、対称タイムアウトタイマ)内にそのようなPDUが存在しない場合、代わりに、対称パケット(たとえば、SYMM PDU)が送信され得る。さらに、NFCC312は、任意のパケットを送信すると、受信待機モードに切り替わり得る。受信待機モードでは、LLCP分離インターフェースの拡張された機能は、アクティブであり得、遠隔NFCエンドポイント330からのPDUを待っている可能性がある。さらに、LLCP分離パラメータ344のうちの1つによって定義された時間、および/またはLLCPインターフェース確立中に定義された時間(たとえば、リンク障害タイムアウト)内にそのようなPDUが存在しない場合、DH340に通知され得る。一態様では、DH340は、タイムアウトエラーコードセット(たとえば、LLCP TIMEOUT ERROR)を含むコアインターフェースエラーメッセージ(たとえば、CORE INTERFACE ERROR NTF)をDH340に送信することにより通知され得る。一方、PDUが到着する場合、PDUタイプ判定モジュール318は、受信したPDUがアプリケーションデータパケットであるかどうかを判定することになり、静的なRF接続を使用してDH340にPDUを発送することができる。PDUが対称パケットであるとPDUタイプ判定モジュール318が判定した場合、パケットは廃棄され得る。さらに、NFCC312は、任意のパケットを受信すると、送信待機モードに切り替え得る。
したがって、通信システム300は、NFCC312とDH340との間のLLCP機能の配分を可能にする環境を提供する。
図4〜図12は、提示された発明の様々な態様による方法を示している。説明を簡単にするために、方法は、一連の動作またはシーケンスステップとして図示および説明しているが、いくつかの動作は、本明細書で図示および説明したものと異なる順序で、かつ/または他の動作と同時に行うことができるため、特許請求する発明は、動作の順序によって限定されないことを理解し、諒解されたい。たとえば、方法は、代わりに、状態図においてなど、一連の相互に関係する状態またはイベントとして表すことができることを、当業者であれば理解し、諒解されよう。その上、特許請求する発明に従って方法を実施するために、示したすべての動作が必要とされ得るわけではない。さらに、以下および本明細書の全体にわたって開示される方法を製造品に記憶して、そのような方法をコンピュータに伝送し、伝達するのを容易にすることができることをさらに諒解されたい。本明細書で使用される製造品という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを含むものとする。
次に図4を参照すると、NFCCがLLCPベースの通信を実行するための例示的なプロセス400について説明するフローチャートが示されている。ブロック402では、NFCCは、デバイスホスト(DH)と遠隔NFCエンドポイントとの間でLLCP開始情報を通信することができる。一態様では、情報は、LLCPバージョン情報、1つまたは複数のLLCP関連のタイマ(TXタイマ、RXタイマ)などを含み得る。ブロック404では、NFCCは、DHからLLCP分離パラメータを受信し得る。一態様では、LLCP分離パラメータは、NFCCがSYMM PDUを送信する前にDHからPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマと、NFCCがDHにリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを含む。
ブロック406では、NFCCは、上記で説明したように、現在の動作モードが「オフ」モードであるかどうかを判定する。ブロック406において、NFCCが「オフ」モードで動作可能であるとNFCCが判定した場合、ブロック408において、NFCCは、NFC-DEP RFプロトコルベースの通信リンクとして遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを維持することができる。一方、ブロック406において、NFCCが「オフ」モードでは動作可能でないとNFCCが判定した場合、ブロック410において、NFCCは、NFCCが送信待機モードで動作可能であるかどうかを判定する。ブロック410において、NFCCが送信待機モードでは動作可能でないとNFCCが判定した場合、ブロック422において、NFCCは、NFCCが受信待機モードで動作可能であるかどうかを判定する。ブロック422において、NFCCが受信待機モードでは動作可能でないとNFCCが判定した場合、ブロック424において、エラーメッセージがDH424に通信され得る。
ブロック410において、NFCCが送信待機モードで動作可能であるとNFCCが判定した場合、ブロック412において、NFCCは、送信の準備が整っている(たとえば、キューに入れられた、バッファに入れられたなど)任意のアプリケーションデータパケット(たとえば、PDU)が存在するかどうかを判定し得る。ブロック412において、送信の準備が整っているアプリケーションデータパケットが存在するとNFCCが判定した場合、ブロック414において、パケットが送信され得る。一態様では、パケットは、NFCCによって検出されると、送信され得る。別の態様では、パケットは、対称タイマの有効期限前のある時刻に送信され得る。そのような態様では、対称タイマは、最初のLLCP確立(ブロック402)中、および/またはLLCP分離通信(ブロック404)中に定義され得る。パケットが送信されると、関連のタイマは、ブロック416においてリセットし得る。ブロック412において、現在どのパケットも送信に利用できないとNFCCが判定した場合、ブロック418において、NFCCは、対称タイマが期限切れになったかどうかを判定する。ブロック418において、対称タイマが期限切れでないとNFCCが判定した場合、プロセスは、送信からPDUが到着したかどうかを判定するためにブロック412に戻り得る。対称的に、ブロック418において、対称タイマが期限切れである場合、ブロック420において、対称パケット(SYMM PDU)は、生成され得、遠隔NFCエンドポイントに送信され得、関連のタイマは、ブロック416においてリセットされ得る。上述のように、任意のパケット(たとえば、アプリケーションデータパケット、対称パケット)の送信が成功すると、NFCCは、受信待機モードで機能することに切り替わり得る。
ブロック426では、NFCCは、パケットが受信されたかどうかを判定する。ブロック426において、パケットが受信されなかったとNFCCが判定した場合、ブロック428において、NFCCは、リンクタイムアウト(T.O.)タイマが期限切れになったかどうかを判定する。一態様では、リンクタイムアウトタイマは、最初のLLCP確立(ブロック402)中、および/またはLLCP分離通信(ブロック404)中に定義され得る。ブロック428において、リンクタイムアウトタイマが期限切れであるとNFCCが判定した場合、ブロック428において、NFCCは、DHにリンク障害メッセージを通信する。ブロック428において、リンクタイムアウトタイマが期限切れでない場合、プロセスは、ブロック426に戻り得る。
ブロック426において、パケットが受信された場合、ブロック432において、NFCCは、パケットが対称パケット(たとえば、SYMM PDU)であるかどうかを判定する。ブロック432において、パケットが対称パケットであると判定された場合、パケットは廃棄され得、ブロック434において、関連のタイマは、リセットされ得る。一方、ブロック436において、パケットが対称パケットでないと判定された場合、ブロック436において、パケットはDHに通信され、ブロック434において、関連のタイマは、リセットされる。上述のように、任意のパケット(たとえば、アプリケーションデータパケット、対称パケット)の受信が成功すると、NFCCは、送信待機モードで機能することに切り替え、ブロック412に戻り得る。
このように、LLCP分離モードで動作されながら、NFCC機能を提供するためのプロセスについて説明される。
次に図5を参照すると、NFCCがLLCPベースの通信を実行するための例示的なプロセス500について説明する別のフローチャートが示されている。
ブロック502では、LLCP分離通信を実行するように動作可能であるNFCCは、遠隔NFCエンドポイントからPDUを受信することができる。一態様では、PDUは、DHに向けた、コンテンツ、情報、データなどを含むデータユニットであり得る。別の態様では、PDUは、対称PDU(たとえば、SYMM PDU)であり得る。別の態様では、PDUは、リンク非アクティブ化PDUであり得る。
ブロック504では、NFCCは、受信したPDUがSYMM PDUまたはリンク非アクティブ化PDUのいずれであるかを判定し得る。一態様では、LLCP分離通信中、SYMM PDUおよび/またはリンク非アクティブ化PDUの任意の組合せの管理は、NFCCによって扱われ得る。別の態様では、LLCP分離通信中、SYMM PDUのみの管理は、NFCCによって扱われ得るが、リンク非アクティブ化PDUは、DHに中継され得る。別の態様では、LLCP分離通信中、リンク非アクティブ化PDUのみの管理は、NFCCによって扱われ得るが、SYMM PDUは、DHに中継され得る。
ブロック504において、受信したPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないとNFCCが判定した場合、ブロック506において、NFCCは、DHに受信したPDUを通信し得る。
随意の態様では、受信したPDUがリンク非アクティブ化PDUであると判定されると、NFCCは、リンク非アクティブ化プロシージャを実行し得る。そのような態様では、NFCCは、リンク非アクティブ化PDUに応答することができ、リンク非アクティブ化プロシージャを完了すると、DHに通知することができる。別の随意の態様では、受信したPDUがSYMM PDUであると判定されると、ブロック508において、NFCCは、PDUが遠隔NFCエンドポイントへの送信の準備が整っているかどうかを判定し得る。
ブロック508において、PDUの送信の準備が整っているとNFCCが判定した場合、随意のブロック510において、準備ができたPDUは、遠隔NFCエンドポイントに送信され得る。
一方、随意のブロック508において、送信の準備が整っているPDUが存在しない場合、対称タイマが期限切れになると、SYMM PDUは、PDUが受信された遠隔NFCエンドポイントに送信され得る。一態様では、SYMM PDUは、対称タイマが期限切れになる前にNFCCによって生成され得る。
次に図6を参照すると、DHがLLCPベースの通信を実行するための例示的なプロセス600について説明する別のフローチャートが示されている。
ブロック602において、DHは、遠隔NFCエンドポイントとともにLLCP初期化を実行し得る。一態様では、NFCCを介して、DHと遠隔NFCエンドポイントとの間の通信が容易になる。ブロック604において、DHは、DHおよびNFCCが適合するバージョンで動作可能であるかどうかを判定する。たとえば、NFCCのLLCPバージョンナンバーがDHのLLCPバージョンナンバーよりも小さい場合、DHは、LLCP分離機能が依然として使用可能であるかどうかを判定することができる。バージョンが適合する場合、ブロック608において、DHは、LLCP分離としてインターフェースを構成することができるが、他の場合、ブロック606において、DHは、DHが対称機能を実行するNFC-DEPの使用にフォールバックすることができる。別の態様では、ブロック604において、NFCCのLLCPバージョンナンバーがDHのLLCPバージョンナンバーよりも大きい場合、DHは、DHがNFCCから通信されるものを理解しないと仮定する可能性があり、ブロック606において、DHは、NFC-DEPとしてインターフェースを構成し、対称機能自体を実行する可能性がある。
ブロック608では、DHは、LLCP分離動作中、NFCCによって使用するためのLLCP分離パラメータを通信し得る。一態様では、LLCP分離パラメータは、NFCCがSYMM PDUを送信する前にDHからPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマと、NFCCがDHにリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを含む。一態様では、LLCPパラメータは、アプリケーションレイテンシ要件、デバイスバッテリー寿命、デフォルトLLCP値、ユーザ選択の値などの様々な因子に少なくとも部分的に基づいてDHによって決定され得る。
ブロック610において、DHは、1つまたは複数の関連のアプリケーションが送信の準備が整っているパケットを有するかどうかを判定し得る。ブロック610において、パケットの通信の準備が整っているとDHが判定した場合、ブロック612において、DHは、パケットを受信するのにNFCCが利用できるかどうかを判定し得る。一態様では、NFCCは、送信バッファが占有された場合、送信されたものを受信するのに利用できない可能性がある。ブロック612において、NFCCバッファがパケットを受信するのに利用できる場合、ブロック616において、パケットは、遠隔NFCエンドポイントへの送信のためにNFCCに提供される。一方、ブロック612において、NFCCがパケットを受信するのに利用できない場合、ブロック614において、DHは、対称タイマが期限切れであるかどうかを判定し得る。ブロック614において、対称タイマが期限切れである場合、DHがPDUを送信するために割り振られたウィンドウが通過し、DHは、ブロック626において、NFCCからPDUが受信されたかどうかを判定し得る。ブロック614において、対称タイマが期限切れでない場合、プロセスは、NFCCバッファがパケットを受信するのに利用できるかどうかを判定するために、ブロック612に戻り得る。
ブロック610において、どのパケットの送信準備も整っていないとDHが判定した場合、ブロック618において、DHは、対称タイマによって定義されたウィンドウの間に1つまたは複数の関連のアプリケーションからのパケットの受信に利用可能であり続ける。ブロック618において、パケットが受信された場合、プロセスは、ブロック612に戻り得る。ブロック618において、どのパケットも受信されない場合、DHは、NFCCから任意のエラーメッセージが受信されたかどうかを判定し得る。一態様では、エラーメッセージは、タイムアウト障害を受けたLLCPリンクに関連して受信され得る。別の態様では、エラーメッセージは、NFCCとDHとの間の構成(configuration)の問題に関連して受信され得る。ブロック620において、LLCPリンクに関連するエラーメッセージが受信された場合、ブロック622において、DHは、LLCPリンクを再確立しようとすることができる。ブロック622において、DHがLLCPリンクを再確立するのに成功した場合、プロセスは、ブロック608に戻り得る。DHがLLCPリンクを再確立するのに成功することができなかった場合、ブロック624において、リンクは、非アクティブ化され得る。一態様では、DHは、LLCPレベルにおいてLLCPリンクの非アクティブ化を開始するために中止パケット(discontinue packet)(たとえば、DISC PDU)を送信し得る。一態様では、DHがLLCPリンクを終了させたとき、DHは、NFCCに対称停止命令(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_STOP_CMD)を送信し得る。そのような態様では、NFCCは、対称停止応答(symmetry stop response)(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_STOP_RSP)で応答することができ、次の送信機会において、NFCCは、0に設定された送信元アドレスと送信先アドレスの両方を有するDISC-PDUの特別なバージョン(たとえば、DISC-PDU(0,0))であるリンク切断PDUを送信することができる。さらに、DHは、関連のLLCPリンクが非アクティブ化されると、LLCP分離パラメータをリセット(たとえば、ゼロに設定)することができる。ブロック620において、NFCCからどんなエラーも受信されなかった場合、ブロック626において、DHは、NFCCからPDUが受信されたかどうかを判定する。ブロック626において、NFCCからPDUが受信された場合、ブロック628において、PDUは、ターゲットアプリケーションに通信され得る。一方、ブロック626において、NFCCからどんなPDUも受信されなかった場合、プロセスは、ブロック610に戻り得る。
このように、LLCP分離モードで動作されながら、DH機能を提供するためのプロセスについて説明される。
次に図7を参照すると、DHがLLCPベースの通信を実行するための例示的なプロセス700について説明する別のフローチャートが示されている。
ブロック702において、DHは、NFCCを介して遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを確立するように動作可能であり得る。
ブロック704において、DHは、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるとき、DHとNFCCとの間でLLCP関連の受け持ちを配分し得る。一態様では、LLCP分離通信中、NFCCは、LLCP対称機能を受け持つ可能性があり、DHは、LLCP対称機能でない機能を受け持つ可能性がある。さらに、そのような態様では、DHは、LLCP対称機能において用いるためにNFCCにLLCP分離パラメータを送信し得る。たとえば、LLCP分離パラメータは、NFCCがSYMM PDUを送信する前にDHからPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマ、NFCCがDHにリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマなどを含み得る。一態様では、DHは、コアセット構成メッセージ、LLCP分離通信の構成に固有の命令などを使用してLLCP分離パラメータを送信し得る。別の態様では、NFCCのLLCPバージョンがDHのLLCPバージョンナンバーとは異なるとき、および/またはNFCCがLLCP分離通信を実行するように動作できないとき、DHは、NFC-DEP RFインターフェースとしてLLCPリンクを管理し得る。
次に図8を参照すると、分離LLCP機能を開始するための例示的なシステムについて説明するコールフロー図が示されている。図8に示すように、NFCデバイス800は、デバイスホストのLLCP上位レイヤ802と、デバイスホストのNCIドライバ804と、NFCCのファームウェア806と、NFCCのLLCP下位レイヤ808とを含み得る。本明細書で使用するLLCP下位レイヤ808は、LLCPリンクと関連する対称プロシージャを実行するように動作可能であるが、LLCP上位レイヤ802は、LLCPリンクと関連する他のすべてのプロシージャを実行するように動作可能である。
動作810において、DHのLLCP上位レイヤ802は、NFCCによって使用するとき、LLCPバージョンをフェッチしようとするためにメッセージを使用し得る。メッセージは、動作812および動作814において、DHのNCIドライバ804およびNFCCのNCIファームウェア806を介してNFCCのLLCP下位レイヤ808に通信され得る。動作816、818、および820において、NFCCの下位レイヤ808は、NFCCのNCIファームウェア806、およびDHのNCIドライバ804を介して応答し得る。一態様では、パラメータ(たとえば、読取り専用パラメータ)をフェッチすることにより、DHのLLCP上位レイヤ802は、NFCCのLLCP下位レイヤ808の機能を推定することができ、したがって、動作822において、DHの上位レイヤ802は、後続の命令(たとえば、RF DISCOVER MAP CMD)が、LLCP分離インターフェース(ブロック824、対称プロシージャがNFCC上で実行される場合)またはNFC-DEPインターフェース(ブロック836、対称機能を含むすべてのLLCP機能がDH上で実行される場合)を指定し得るかどうかを判定し得る。たとえば、NFCCのLLCPバージョンナンバーがDHのLLCPバージョンナンバーよりも小さい場合、DHの上位レイヤ802は、LLCP分離機能が依然として使用可能であるかどうかを判定することができる。バージョンが適合する場合、DHにおいて、上位レイヤ802は、LLCP分離としてインターフェースを構成することができる(ブロック824)が、他の場合、DHの上位レイヤ802は、DHが対称機能を実行するNFC-DEPの使用にフォールバックすることができる(ブロック836)。別の態様では、NFCCのLLCPバージョンナンバーがDHのLLCPバージョンナンバーよりも大きい場合、DHの上位レイヤ802は、DHの上位レイヤ802がNFCCから通信されるものを理解しないと仮定する可能性があり、DHの上位レイヤ802は、NFC-DEPとしてインターフェースを構成し、対称機能自体を実行する可能性がある(ブロック836)。
NFCCがLLCP分離機能に適合するとDHの上位レイヤ802が判定する場合、DHの上位レイヤ802は、動作826および828において、DHのNCIドライバ804を介して、NFCCのファームウェア806にLLCP分離設定メッセージ(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_START_CMD)を送信し得る。
随意の態様では、動作830において、DHの上位レイヤ802は、DHのNCIドライバ804を介してNFCCのファームウェア806にLLCP分離更新メッセージ(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_START_CMD)を送信し得る。そのような態様では、NFCCのファームウェア806は、関連の待機時間(たとえば、最初に定義された待機時間)が完了した後、更新メッセージにおいて受信される値を使用し得る。
別の随意の態様では、動作832において、DHの上位レイヤ802は、DHのNCIドライバ804を介してNFCCのファームウェア806にLLCP分離保留メッセージ(LLCP split suspend message)(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_START_CMD)を送信し得る。保留メッセージは、LLCP分離機能を停止および/または保留するように、NFCCのファームウェア806に示し得る。一態様では、保留メッセージ(たとえば、RF_LLCP_START_SYMMETRY_CMD)は、ゼロ「0」に設定されたタイムアウトパラメータ(たとえば、遠隔リンクタイムアウト、ローカル対称タイムアウトなど)を含み得る。そのような随意の態様では、動作834において、NFCCのファームウェア806は、タイムアウトパラメータが「0」に設定された保留メッセージを受信すると、どんなLLCP分離機能も中止し、DHの上位レイヤ802へ、処理するためにどんな受信PDUも転送し始めることができ、DHの上位レイヤ802から受信したPDU以外のどんなPDUも送信しない可能性もある。
NFCCがLLCP分離機能に適合しない、および/またはLLCP分離機能のために動作できないとDHの上位レイヤ802が判定する場合、DHの上位レイヤ802は、動作838および840において、DH-NCIドライバ804を介して、NFCCのファームウェア806にNFCデータ交換プロトコル(DEP)設定メッセージを送信し得る。
次に図9を参照すると、分離LLCP機能をアクティブ化するための例示的なシステムについて説明するコールフロー図が示されている。図9に示すように、NFCデバイス900は、デバイスホストのLLCP上位レイヤ902と、デバイスホストのNCIドライバ904と、NFCCのファームウェア906と、NFCCのLLCP下位レイヤ908とを含み得る。
一般に、デバイスホストのLLCP上位レイヤ902は、初期化中にLLCP分離インターフェースを選択したとき、NFCC上のLLCP部分が遠隔NFCエンドポイントから報告されたLLCPバージョンをサポートすることができるかどうかを判定し得る。遠隔NFCエンドポイントが適合しない場合、DHは、上記で説明したように、NFCC部分を「オフ」状態に維持し、初期化中にNFC-DEPインターフェースが選択されたかのように動作し得る(たとえば、図8、動作836)。NFCC上のLLCP部分をアクティブ化する決定がなされる場合、少なくとも以下のパラメータ値が設定され得る。リンク障害の場合にDHに通知することができるように、リンクタイムアウト(LTO)値が、遠隔NFCエンドポイントから受信される。ローカル対称タイムアウト値が、LLCP動作モードに従って、DH上のLLCP部分によって計算され得る。たとえば、モードがイニシエータモードである場合、対称値は、ローカルLTO値からバックオフ間隔を差し引くことにより取得され得る。対称値は、電力消費量と応答時間との間の適当なトレードオフを提供するために計算される。すべてのパラメータが設定されると、DHは、動作モードを示すためにモードパラメータ(たとえば、イニシエータを選択するために1、ターゲットを選択するために2)を設定することにより、LLCPのNFCC部分をアクティブ化し得る。
動作910、912、および914において、DHのLLCP上位レイヤ902は、DHのNCIドライバ904およびNFCCのファームウェア906を介してNFCCの下位レイヤ908にリンクタイムアウト値を通信し得る。上述のように、リンクタイムアウト値は、リンク初期化中に遠隔NFCエンドポイントから受信され得る。動作916において、DHの上位レイヤは、対称タイムアウト値を計算し得る。対称タイムアウト値は、SYMM PDUを挿入する前に送信すべき「実際の」PDUをNFCCがどのくらいの時間待つかをNFCCに示すために使用され得る。この値は、ある程度までスケーリングされ得る。一態様では、スケーリングの限界は、接続確立中に遠隔NFCエンドポイントに約束した時間であり得る。一態様では、PDUは、利用可能な場合、対称タイムアウト値が期限切れになる前に送信され得る。そのような実装形態では、電力消費量とデータ転送速度との間のトレードオフが存在し、長く待つほど、消費される平均電力は低くなるが、他のデバイスは、送信すべきデータを有する場合、より長く待たなければならない。デバイスがイニシエータモードである場合、対称値は、ローカルLTO値からバックオフ間隔を差し引くことにより決定され得る。LTO値は、遠隔NFCエンドポイントがPDUを送信するために割り振られる時間を表すので、スケールでない可能性がある。対称値は、電力消費量と応答時間との間の適当なトレードオフを提供するために計算される。デバイスがターゲットモードである場合、対称タイムアウト値は、応答待機時間(RWT)値からバックオフ間隔を差し引くことにより決定され得、応答待機時間(RWT)値自体は、遠隔NFCエンドポイントアンサートゥリセット(ATR)応答(RES)において送信されるタイムアウト(TO)フィールドから計算される。動作918、920、および922において、計算された対称タイムアウト値のうちの少なくとも1つは、DHのNCIドライバ904およびNFCCのファームウェア906を介して、DHのLLCP上位レイヤ902からNFCCのLLCP下位レイヤ908に通信され得る。
続いて、DHの上位レイヤ902は、どの動作モード(たとえば、イニシエータまたはターゲット)が動作可能であるかをNFCC下位レイヤ908に知らせ得る。
次に図10を参照すると、分離LLCP機能を使用して動作するための例示的なシステムについて説明するコールフロー図が示されている。図10に示すように、NFCデバイス1000は、デバイスホストのLLCP上位レイヤ1002と、デバイスホストのNCIドライバ1004と、NFCCのファームウェア1006と、NFCCのLLCP下位レイヤ1008とを含み得る。
動作1010において、NFCCの下位レイヤ1008は、遠隔NFCエンドポイントからパケットを受信することができる。動作1012において、NFCCの下位レイヤ1008は、受信したパケットが対称パケット(たとえば、SYMM PDU)であるかどうかを判定し得る。動作時、遠隔LTOタイマが期限切れになる前にPDUが到着した場合、PDUは、それがSYMM PDUでなければ、静的なRF接続を介してDHに転送され得(ブロック1014)、その場合、PDUは廃棄される(ブロック1022)。いずれの場合も、状態は、受信待機状態から送信待機状態に変化する。
動作1016、1018、および1020において、受信したPDUがSYMM PDUでないと判定される場合(ブロック1014)、PDUは、NFCCのファームウェア1006およびDHのNCIドライバ1004を介して、NFCCのLLCP下位レイヤ1008からDHの上位レイヤ1002に通信され得る。一態様では、NFCCは、また、リンク非アクティブ化を実行するタスクを課され得る。そのような態様では、受信したPDUがSYMM PDUでもDISC(0,0)PDUでもないと判定される場合、PDUは、DHの上位レイヤ1002に通信され得る。
動作1024において、NFCCの下位レイヤ1008は、LTOタイマが期限切れかどうかを判定する。遠隔LTO時間が期限切れである場合、DHは、通知メッセージ(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_STOP_NTF)、および/またはタイムアウトエラーコードが設定されたエラー通知メッセージ(たとえば、CORE INTEFACE ERROR NTF)を送信することにより通知され得る。LTOタイマが期限切れである場合、動作1026、1028、および1030は、NFCCのファームウェア1006およびDHのNCIドライバ1004を介して、エラー通知をNFCCのLLCP下位レイヤ1008からDHの上位レイヤ1002に送信することを可能にする。一態様では、このエラーの送信が起こる前に、NFC-DEPリンクエラー回復機構は、いくつかのRF TIMEOUT ERROR通知をDHに送信させ得る。そのような態様では、DHのLLCP上位レイヤ1002は、これらの通知を安全に無視し得る。
次に図11を参照すると、分離LLCP機能を使用して動作するための例示的なシステムについて説明するコールフロー図が示されている。図11に示すように、NFCデバイス1100は、デバイスホストのLLCP上位レイヤ1102と、デバイスホストのNCIドライバ1104と、NFCCのファームウェア1106と、NFCCのLLCP下位レイヤ1108とを含み得る。
動作時、NFCデバイス1100が送信待機モードで動作可能である場合、3つの起こり得るシナリオが発生し得る(ブロック1110、1118、および1130)。ブロック1110において、静的なRF接続バッファは、送信待機状態に入っている場合、動作1112において、DHから以前に到着したPDUを含むことがわかる。動作1114において、PDUは、除去され、遠隔NFCエンドポイントLLCPに送信され得る。動作1116において、対称タイマをリセットすることができ、LTOタイマを開始させることができ、状態を受信待機モードに変更することができる。
ブロック1118では、動作1120、1122、および1124において、DHのLLCP上位レイヤ1102から、PDUが受信される。対称タイマが期限切れになる前にDHからPDUが到着する場合、動作1126において、PDUは、除去され、遠隔NFCエンドポイントに送信され得る。動作1128において、対称タイマをリセットすることができ、LTOタイマを開始させることができ、状態を受信待機モードに変更することができる。
ブロック1130では、動作1132において、対称タイマが期限切れであると判定される。動作1134において、対称パケット(たとえば、SYMM PDU)が生成され、遠隔NFCエンドポイントに送信される。動作1136において、対称タイマをリセットすることができ、LTOタイマを開始させることができ、状態を受信待機モードに変更することができる。
次に図12を参照すると、分離LLCPリンク非アクティブ化を実行するための例示的なシステムについて説明するコールフロー図が示されている。図12に示すように、NFCデバイス1200は、デバイスホスト1202およびNFCC1204を含むことができ、遠隔NFCエンドポイント1206と通信している可能性がある。
動作1208において、DH1202は、LLCPリンクを終了させることを決定し得る。動作1210において、DH1202は、NFCC1204に停止対称命令(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_STOP_CMD)を送信することができ、動作1212において、NFCC1204は、対称停止応答(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_STOP_RSP)でDH1202に応答し得る。一態様では、動作1214では、次の送信機会において、NFCCは、リンク切断PDU(たとえば、DISC-PDU)を遠隔NFCエンドポイント1206に送信し得る。別の態様では、デバイス1200は、切断PDUを送信する機会を待ちながら、遠隔NFCエンドポイント1206から切断PDUを受信した場合、同時発生的に遠隔NFCエンドポイント1206が切断PDUをすでに送信したので、この受信はNFCC1204が切断PDUを送信することを回避する可能性がある。
上述のように、LLCP分離通信は、デバイス1200によって開始され得るか、または遠隔NFCエンドポイント1206によって開始され得る。ブロック1215は、デバイス1200がLLCP分離通信を開始させた場合に実行される動作について説明し、ブロック1222は、遠隔NFCエンドポイントがLLCP分離通信を開始させた場合に実行される動作について説明する。
ブロック1215では、動作1216において、デバイス1200は、対称プロシージャの停止を示す遠隔NFCエンドポイント1206からの応答である任意のPDUを待つことができる。動作1218において、NFCC1204は、「DH Request」により、DH1202に対称停止通知(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_STOP_NTF)を送信する。さらに、動作1220aおよび1220bにおいて、DH1202は、NFCC1204を介してRF非アクティブ化命令(たとえば、RF_DEACTIVATE_CMD)を送信し(1220a)、リリース要求(たとえば、RLS_REQ)を使用してNFC-DEPを停止することになる遠隔NFCエンドポイント1206に送信することができる(1220b)。
ブロック1222では、動作1224において、NFCC1204は、「DH Request」により、DH1202に対称停止通知(たとえば、RF_LLCP_SYMMETRY_STOP_NTF)を送信し、動作1226において、NFCC1204は、送信すべき任意の現実のデータを有するかどうかにかかわらずSYMM PDUを含む任意の入ってくるPDUに応答するだけのループに入る可能性がある。NFCC1204は、遠隔NFCエンドポイント1206がそれ以上のPDUを送信するのを停止するのでLLCPリンクタイムアウトまでこの状態を維持する。
図3を参照しながら、次に図13も参照すると、通信デバイス1300の例示的なアーキテクチャが示される。図13に示すように、デバイス1300は、たとえば、受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信信号に典型的なアクション(たとえばフィルタ処理、増幅、ダウンコンバートなど)を実行し、条件付きの信号をデジタル化してサンプルを取得する受信機1302を備える。受信機1302は、受信シンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ1306に提供することができる復調器1304を含むことができる。プロセッサ1306は、受信機1302によって受信される情報を分析し、かつ/もしくは送信機1320による送信のための情報を生成する専用のプロセッサ、デバイス1300の1つもしくは複数の構成要素を制御するプロセッサ、ならびに/または、受信機1302によって受信される情報を分析し、送信機1320による送信のための情報を生成するの両方を行い、デバイス1300の1つもしくは複数の構成要素を制御するプロセッサなどとすることができる。さらに、信号が、プロセッサ1306によって処理される信号を変調し得る変調器1318を介し、送信機1320によって送信するために準備され得る。
デバイス1300は、プロセッサ1306に動作可能に結合され、送信すべきデータ、受信されたデータ、使用可能なチャネルに関連する情報、TCPフロー、分析された信号および/または干渉強度に関連付けられたデータ、割り当てられたチャネル、電力、レートなどに関連する情報、ならびにチャネルを推定し、チャネルを介して通信するための任意の他の適切な情報を記憶することができるメモリ1308をさらに備え得る。
さらに、論理リンク制御プロトコル(LLCP)分離通信を実行するように動作可能である、プロセッサ1306、受信機1302、送信機1320、および/またはNFCC1330は、遠隔NFCエンドポイントからプロトコルデータユニット(PDU)を受信する手段と、受信したPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定する手段と、受信したPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、受信したPDUをデバイスホスト(DH)に通信する手段とを提供し得る。一態様では、SYMM PDUおよびリンク非アクティブ化PDUは、LLCPリンクに関連し得る。
さらに、プロセッサ1306、受信機1302、送信機1320、および/またはDH1360は、NFCCを介して遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを確立する手段と、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるとき、DHとNFCCとの間でLLCP関連の受け持ちを配分する手段とを提供し得る。一態様では、LLCP分離通信中、NFCCは、LLCP対称機能を受け持つ可能性があり、DHは、LLCP対称機能でない機能を受け持つ可能性がある。さらに、DH1360は、NFCC1330のバージョンがDH1360のバージョンに適合するかどうか、およびNFCC1330がLLCP分離通信のために動作可能であるかどうかを判定する手段、ならびにNFCC1330のバージョンがDH1360のバージョンに適合し、NFCC1330がLLCP分離通信のために動作可能であると判定すると、LLCP対称機能において用いるためにNFCC1330にLLCP分離パラメータを送信する手段、またはNFCC1330のバージョンがDH1360のバージョンに適合しないか、もしくはNFCC1330がLLCP分離通信のために動作可能ではないかのうちの少なくとも1つであると判定すると、NFC-DEP無線周波数インターフェース(NFC-DEP RF Interface)としてLLCPリンクを管理する手段を提供し得る。一態様では、LLCP分離通信により、DH1360は、SYMM PDUの管理をNFCC1330にまかせながら、遠隔NFCエンドポイントからデータPDUを受信することが可能になる。
本明細書で説明するデータストア(たとえば、メモリ1308)は、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリのいずれかとすることができる、または揮発性と不揮発性の両方のメモリを含むことができることは諒解されよう。限定ではなく例として、不揮発性メモリには、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリが含まれ得る。揮発性メモリには、外部キャッシュメモリとして働くランダムアクセスメモリ(RAM)が含まれ得る。限定ではなく例として、RAMは、同期RAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトRambus RAM(DRRAM(登録商標))などの多くの形で使用可能である。対象のシステムおよび方法のメモリ1308は、それだけに限定されないが、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含み得る。
別の態様では、通信デバイス1300は、NCI1350を含み得る。一態様では、NCI1350は、NFC対応アンテナ(たとえば、1302、1320)とNFCコントローラ1330との間の通信を可能にするように動作可能であり得る。
デバイスホスト1360は、モジュールの中でも、LLCP分離モジュール1362、LLCP分離パラメータ1364、およびLLCPバージョニングモジュール1366を含み得る。動作の態様では、デバイスホスト1360は、LLCP分離動作モードを開始および/または維持するためにLLCP分離パラメータ1364をNFCCに通信することができる。一態様では、LLCP分離パラメータ1364は、NFCC1330が対称パケット(たとえば、SYMM PDU)を送信する前にデバイスホスト1360からPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマと、NFCC1330がデバイスホストにリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを含み得る。一態様では、LLCP分離モジュール1362は、デフォルト設定、電力消費量、バッテリー寿命、ユーザ設定、アプリケーションレイテンシ設定などに少なくとも部分的に基づいて、LLCP分離パラメータ1364を静的に、準静的に、および/または動的に決定することができる。別の態様では、LLCPバージョニングモジュール1366は、NFCC1330との適合性を判定し得る。サポートされるLLCPのバージョンは、DH1360とNFCC1330との間で分離されるLLCP機能と関連がある。動作中、LLCPバージョニングモジュール1366は、NFCC1330の機能を推定するためにNFCC1330からパラメータをフェッチすることができ、したがって、後続のメッセージング(たとえば、RF DISCOVER MAP CMD)が、(NFCC1330によって実行される対称機能を有する)LLCP分離インターフェース、または対称機能を含むLLCP機能がDH1360によって実行され得るNFC-DEPインターフェースを指定すべきかどうかを決定することができる。一態様では、NFCC1330のLLCPバージョンナンバーがDH1360と同じである場合、LLCPバージョニングモジュール1366は、LLCP分離としてインターフェースを構成することができる。別の態様では、NFCC1330のLLCPバージョンナンバーがDH1360のLLCPバージョンナンバーよりも小さい場合、LLCPバージョニングモジュール1366は、LLCP分離機能が依然として使用可能であるかどうかを判定することができる。LLCP分離機能が使用可能である場合、LLCPバージョニングモジュール1366は、LLCP分離としてインターフェースを構成することができるが、他の場合、LLCPバージョニングモジュール1366は、NFC-DEPの使用にフォールバックすることができ、対称機能自体を実行するようにDH1360を促すことができる。別の態様では、NFCC1330のLLCPバージョンナンバーがDH1360のLLCPバージョンナンバーよりも大きい場合、LLCPバージョニングモジュール1366は、DH1360がNFCC1330から通信されるものを理解しないと仮定する可能性があり、LLCPバージョニングモジュール1366は、NFC-DEPとしてインターフェースを構成し、対称機能自体を実行する可能性がある。さらに、LLCPバージョニングモジュール1366は、リンクアクティブ化においてLLCPバージョンナンバーを交換するようにDH1360を促すことができる。
NFCC1330は、モジュールの中でも、LLCP分離インターフェースモジュール1332、LLCP分離パラメータモジュール1334、およびPDUタイプ検出モジュール1336を含み得る。一態様では、NFCC1330とDH1360との間でLLCP分離機能に関して合意した場合、LLCP分離パラメータモジュール1334は、DH1360からLLCP分離パラメータ1364を受信することができ、パラメータをそのそれぞれのタイマおよび/または他の機能に適用することができる。一態様では、LLCP分離パラメータモジュール1334は、NFCC1330がSYMM PDUを送信する前にDH1360からPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマと、NFCC1330がDH1360にリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを受信および処理することができる。そのような態様では、LLCP分離パラメータは、コアセット構成メッセージ内のパラメータ、LLCP分離通信に固有の命令などとして受信され得る。一態様では、LLCP分離機能中、PDUタイプ検出モジュール1336は、受信したパケットが、対称パケット(たとえば、SYMM PDU)またはアプリケーションデータパケット(たとえば、通常のPDU)であるかどうかを判定するように動作可能であり得る。動作時、PDUタイプ検出モジュール1336は、受信したパケットがアプリケーションデータを含むと判定する場合、受信したパケットをDH1360に通信する。別の態様では、PDUタイプ検出モジュール1336は、受信したパケットが対称パケットを含むものと判定した場合、DH1360に対称パケットを通信せず、むしろ、パケットが遠隔NFCエンドポイントへの送信の準備が整っているかどうかを判定する。パケットが送信に利用できる場合、LLCP分離インターフェースモジュール1332は、LLCP確立中に、および/またはDH1360によって提供されたLLCP分離パラメータ1364によって定義された時間期間内にパケットを送信することができる。別の態様では、現在、どのパケットも待っていないとき、LLCP分離インターフェースモジュール1332は、LLCP確立中に、および/またはDH1360によって提供されたLLCP分離パラメータ1364によって定義された時間期間の有効期限まで待つことができ、アプリケーションデータパケットを受信しなければ、LLCP分離インターフェースモジュール1332は、遠隔NFCエンドポイントへの送信のために対称パケット(たとえば、SYMM PDU)を生成することができる。別の態様では、LLCP分離インターフェースモジュール1332は、LLCP確立中に、および/またはDH1360によって提供されたLLCP分離パラメータ1364によって定義された時間期間内のアプリケーションデータパケットの受信を検出することができる。そのような態様では、LLCP分離インターフェースモジュール1332は、定義された時間期間の有効期限の前にパケットを送信することができる。
さらに、通信デバイス1300は、ユーザインターフェース1340を含み得る。ユーザインターフェース1340は、通信デバイス1300への入力を生成するための入力機構1342と、通信デバイス1300のユーザによる消費のための情報を生成するための出力機構1344とを含み得る。たとえば、入力機構1342は、キーまたはキーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロフォンなどの機構を含むことができる。さらに、たとえば、出力機構1344は、ディスプレイ、オーディオスピーカー、触覚フィードバック機構、パーソナルエリアネットワーク(PAN)トランシーバなどを含み得る。図示された態様では、出力機構1344は、画像もしくはビデオ形式のメディアコンテンツを提示するように動作可能であるディスプレイ、またはオーディオ形式のメディアコンテンツを提示するためのオーディオスピーカーを含み得る。
図14は、一態様による、NFCデバイスがNFCCとDHとの間でLLCPの受け持ちを配分することができる機構を提供するように動作可能である例示的な通信システム1400を示すブロック図である。たとえば、システム1400は、通信デバイス(たとえば、通信デバイス1300)内に少なくとも部分的に常駐することができる。システム1400は機能ブロックを含むものとして表されており、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表し得ることを諒解されたい。システム1400は、連携して作動することができる電気的構成要素の論理グルーピング1402を含む。
たとえば、論理グルーピング1402は、LLCP分離通信を実行するように動作可能であるNFCCにより、遠隔NFCエンドポイント1404からPDUを受信する手段を提供し得る電気的構成要素を含み得る。一態様では、電気的構成要素1404は、対称タイマの期限切れの前にDHから第2のPDUを受信する手段と、遠隔NFCエンドポイントに第2のPDUを送信する手段とを提供し得る。別の態様では、電気的構成要素1404は、DHから、NFCCがSYMM PDUを送信する前にDHからPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマ、NFCCがDHにリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマなどを受信する手段をさらに提供し得る。そのような態様では、LLCP分離パラメータは、コアセット構成メッセージ内のパラメータ、LLCP分離通信の構成に固有の命令などとして受信され得る。
さらに、論理グルーピング1402は、受信したPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDU1406であるかを判定する手段を提供し得る電気的構成要素を含み得る。一態様では、SYMM PDUおよびリンク非アクティブ化PDUは、LLCPリンクに関連し得る。別の態様では、電気的構成要素1406は、第2のPDUが遠隔NFCエンドポイントへの送信に利用できるかどうかを判定する手段と、第2のPDUが送信に利用できると判定すると、対称タイマの期限切れの前に遠隔NFCエンドポイントに第2のPDUを送信する手段とを提供し得る。
さらに、論理グルーピング1402は、受信したPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、受信したPDUをデバイスホスト(DH)に通信する手段1408を提供し得る電気的構成要素を含み得る(1408)。一態様では、通信する手段1408は、DHに任意の受信したPDUを通信し、DHから受信されたPDUのみを遠隔NFCエンドポイントに通信するようにさらに構成され得る。
さらに、随意の論理グルーピング1402は、受信したPDUがSYMM PDUであると判定すると、第2のSYMM PDUまたは送信の準備の整ったPDUを送信する手段1410を提供し得る電気的構成要素を含み得る。一態様では、随意の電気的構成要素1410は、対称タイマが期限切れになる前に第2のSYMM PDUを生成する手段を提供し得る。
さらに、随意の論理グルーピング1402は、受信したPDUがリンク非アクティブ化PDUであると判定すると、LLCPリンクのリンク非アクティブ化プロシージャを実行する手段1412を提供し得る電気的構成要素を含み得る。一態様では、リンク切断PDUは、0に設定された送信元アドレスと送信先アドレスの両方を有するDISC-PDUの特別なバージョン(たとえば、DISC-PDU(0,0))である。一態様では、リンク非アクティブ化プロシージャを実行する手段1412は、受信したリンク非アクティブ化PDUに応答する手段、LLCPリンクを非アクティブ化する手段、およびリンク非アクティブ化プロシージャが完了したとき、DHに通知する手段を含む。
さらに、システム1400は、電気的構成要素1404、1406、1408、1410、および1412に関連付けられた機能を実行するための命令を保持し、電気的構成要素1404、1406、1408、1410、1412によって使用されるまたは取得されるデータを記憶するメモリ1414を含むことができる。電気的構成要素1404、1406、1408、1410、および1412は、メモリ1414の外部にあるものとして示されているが、これらの電気的構成要素1404、1406、1408、1410、および1412のうちの1つまたは複数は、メモリ1414内に存在し得ることを理解されたい。一例では、電気的構成要素1404、1406、1408、1410、および1412は、少なくとも1つのプロセッサを含むことができ、または、各電気的構成要素1404、1406、1408、1410、および1412は、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールとすることができる。さらに、追加または代替の例では、電気的構成要素1404、1406、1408、1410、および1412は、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品とすることができ、各電気的構成要素1404、1406、1408、1410、および1412は、対応するコードとすることができる。
図15は、一態様による、NFCデバイスがNFCCとDHとの間でLLCPの受け持ちを配分することができる機構を提供するように動作可能である例示的な通信システム1500の別のブロック図を示す。たとえば、システム1500は、通信デバイス(たとえば、通信デバイス1300)内に少なくとも部分的に常駐することができる。システム1500は機能ブロックを含むものとして表されており、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表し得ることを諒解されたい。システム1500は、連携して作動することができる電気的構成要素の論理グルーピング1502を含む。
たとえば、論理グルーピング1502は、NFCC1504を介して遠隔NFCエンドポイントとのLLCPリンクを確立する手段1504を提供し得る電気的構成要素を含み得る。
さらに、論理グルーピング1502は、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるとき、DHとNFCCとの間でLLCP関連の受け持ちを配分する手段1506を提供し得る電気的構成要素を含み得る。一態様では、LLCP分離通信中、NFCCは、LLCP対称機能を受け持つ可能性があり、DHは、LLCP対称機能でない機能を受け持つ可能性がある。さらに、電気的構成要素1506は、NFCCのバージョンがDHのバージョンに適合するかどうか、およびNFCCがLLCP分離通信のために動作可能であるかどうかを判定する手段と、NFCCのバージョンがDHのバージョンに適合し、NFCCがLLCP分離通信のために動作可能であると判定すると、LLCP対称機能において用いるためにNFCCにLLCP分離パラメータを送信する手段とを提供し得る。一態様では、LLCP分離パラメータは、NFCCがSYMM PDUを送信する前にDHからPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する対称タイマ、NFCCがDHにリンク障害メッセージを通信する前に遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマなどを含み得る。そのような態様では、電気的構成要素1506は、コアセット構成メッセージ内のパラメータ、LLCP分離通信の構成に固有の命令などとしてLLCP分離パラメータを送信する手段を提供し得る。別の態様では、電気的構成要素1506は、NFCCのバージョンがDHのバージョンに適合しないか、またはNFCCがLLCP分離通信のために動作可能ではないかのいずれかであると判定すると、NFC-DEP無線周波数インターフェース(NFC-DEP RF Interface)としてLLCPリンクを管理する手段を提供し得る。一態様では、LLCP分離通信により、DHは、SYMM PDUの管理をNFCCにまかせながら、遠隔NFCエンドポイントからデータPDUを受信することが可能になる。さらに別の態様では、LLCP分離通信により、DHは、リンク非アクティブ化PDUの管理をNFCCにまかせることが可能になる。
加えて、システム1500は、電気的構成要素1504および1506に関連する機能を実行するための命令の保持、電気的構成要素1504および1506によって使用または取得されるデータの記憶、などを行うメモリ1508を含むことができる。電気的構成要素1504および1506の1つまたは複数は、メモリ1508の外部にあるものとして示されているが、メモリ1508内に存在してもよいことを理解されたい。一例では、電気的構成要素1504および1506は、少なくとも1つのプロセッサを含む可能性があり、または各電気的構成要素1504および1506は、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールである可能性がある。その上、追加または代替の例では、電気的構成要素1504および1506は、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品である可能性があり、各電気的構成要素1504および1506は、対応するコードである可能性がある。
本出願で使用される場合、「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方が、構成要素であり得る。1つまたは複数のコンポーネントが、プロセスおよび/または実行スレッド内に常駐することができ、1つのコンポーネントが、1つのコンピュータ上に配置されてよく、かつ/または2つ以上のコンピュータ間に分散されてよい。さらに、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらのコンポーネントは、信号によって、ローカルシステム、分散システム内の別のコンポーネントと対話し、かつ/またはインターネットなどのネットワークを介して他のシステムと対話する1つのコンポーネントからのデータのような1つまたは複数のデータパケットを有する信号に従うことなどによって、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスによって通信し得る。
さらに、有線の端末またはワイヤレス端末であり得る端末に関して、様々な態様について本明細書で説明する。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、モバイル機器(ME)、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。さらに、基地局に関して、様々な態様について本明細書で説明する。基地局は、ワイヤレス端末と通信するために利用されてもよく、アクセスポイント、ノードB、または何らかの他の技術用語で呼ばれることもあり得る。
その上、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを使用する」という語句は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という語句は、以下の例のいずれかによって満足される。XはAを使用する。XはBを使用する。XはAとBの両方を使用する。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、一般に「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
本明細書に記載された技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムに使用することができる。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband-CDMA(W-CDMA)およびCDMAの他の変形形態を含む。さらに、cdma2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856の規格をカバーする。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E-UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMAなどの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC-FDMAを利用する、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSM(登録商標)は、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。加えて、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、不対無認可スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、BLUETOOTH(登録商標)、近接場通信(NFC-A、NFC-B、NFC-Fなど)、および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムをさらに含み得る。
いくつかのデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含み得るシステムに関して、様々な態様または特徴が提示される。様々なシステムが、追加のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含んでもよく、かつ/または各図に関連して論じられるデバイス、コンポーネント、モジュールなどのすべてを含むとは限らないことを、理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
本明細書で開示される態様に関して説明される様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上で説明されたステップおよび/もしくは動作の1つまたは複数を実行するように動作可能である1つまたは複数のモジュールを含み得る。
さらに、本明細書で開示された態様に関して記載された方法もしくはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、直接ハードウェア内で、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール内で、またはその2つの組合せ内で具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在することができる。加えて、ASICはユーザ端末内に存在することができる。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別の構成要素として常駐し得る。さらに、いくつかの態様では、方法もしくはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体および/もしくはコンピュータ可読媒体上のコードならびに/または命令の1つあるいは任意の組合せ、あるいはそのセットとして常駐し得る。
1つまたは複数の態様では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。各機能は、ソフトウェアで実装される場合、1つもしくは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、または、コンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを持ち運びもしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
上記の開示は、例示的な態様および/または態様について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義される、説明した態様および/または態様の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変を本明細書で行うことができることに留意されたい。さらに、説明した態様および/または態様の要素は、単数形で説明または特許請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。加えて、任意の態様および/または態様の全部または一部は、別段述べられていない限り、任意の他の態様および/または態様の全部または一部とともに利用され得る。
100 ワイヤレス通信システム
102 入力電力
104 送信機
106 放射界
108 受信機
110 出力電力
112 距離
114 送信アンテナ
118 受信アンテナ
204 送信機
208 受信機
214 送信アンテナ
218 受信アンテナ
219 通信チャネル
223 調整信号
224 電力増幅器
225 制御信号
226 フィルタ、整合回路
232 整合回路
300 通信ネットワーク
310 通信デバイス
312 NFCコントローラ
314 LLCP分離インターフェースモジュール
316 LLCP分離パラメータモジュール
318 PDUタイプ検出モジュール
322 NFCコントローラインターフェース
324 アンテナ
326 NFC技術
330 遠隔NFCエンドポイント
332 NFCモジュール
340 デバイスホスト
342 LLCP分離モジュール
344 LLCP分離パラメータ
346 LLCPバージョニングモジュール
800 NFCデバイス
802 デバイスホストのLLCP上位レイヤ
804 デバイスホストのNCIドライバ
806 NFCCのファームウェア
808 NFCCのLLCP下位レイヤ
900 NFCデバイス
902 デバイスホストのLLCP上位レイヤ
904 デバイスホストのNCIドライバ
906 NFCCのファームウェア
908 NFCCのLLCP下位レイヤ
1000 NFCデバイス
1002 デバイスホストのLLCP上位レイヤ
1004 デバイスホストのNCIドライバ
1006 NFCCのファームウェア
1008 NFCCのLLCP下位レイヤ
1100 NFCデバイス
1102 デバイスホストのLLCP上位レイヤ
1104 デバイスホストのNCIドライバ
1106 NFCCのファームウェア
1108 NFCCのLLCP下位レイヤ
1200 NFCデバイス
1202 デバイスホスト
1204 NFCC
1206 遠隔NFCエンドポイント
1300 通信デバイス
1302 受信機
1306 プロセッサ
1308 メモリ
1318 変調器
1320 送信機
1330 NFCコントローラ
1332 LLCP分離インターフェースモジュール
1334 LLCP分離パラメータモジュール
1336 PDUタイプ検出モジュール
1340 ユーザインターフェース
1342 入力機構
1344 出力機構
1350 NFCコントローラインターフェース
1360 デバイスホスト
1362 LLCP分離モジュール
1364 LLCP分離パラメータ
1366 LLCPバージョニングモジュール
1400 通信システム
1402 論理グルーピング
1414 メモリ
1500 通信システム
1502 論理グルーピング
1508 メモリ

Claims (15)

  1. 論理リンク制御プロトコル(LLCP)分離通信を実行するように動作可能である近接場通信(NFC)コントローラ(NFCC)により、遠隔NFCエンドポイントから第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信するステップと、
    前記受信した第1のPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定するステップであって、前記SYMM PDUおよび前記リンク非アクティブ化PDUはLLCPリンクに関連する、ステップと、
    前記受信した第1のPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、前記NFCCが前記受信した第1のPDUをデバイスホスト(DH)に通信するステップと
    前記NFCCが対称タイマの期限切れの前に前記DHから第2のPDUを受信するステップと、
    前記第2のPDUが、前記遠隔NFCエンドポイントへの送信に利用できるかどうかを判定するステップと、
    前記第2のPDUが送信に利用できると判定すると、前記NFCCが前記対称タイマの期限切れの前に前記遠隔NFCエンドポイントに前記第2のPDUを送信するステップと
    を含む、通信の方法。
  2. 前記対称タイマの期限切れの前に、前記第2のPDUは、前記遠隔NFCエンドポイントへの送信に利用できないと判定するステップと、
    第2のSYMM PDUを生成するステップと、
    前記対称タイマが前記期限切れになると、前記遠隔NFCエンドポイントに前記第2のSYMM PDUを送信するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記NFCCがSYMM PDUを送信する前に前記DHからPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する前記対称タイマと、前記NFCCが前記DHにリンク障害メッセージを通信する前に前記遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを前記DHから受信するステップであって、前記対称タイマおよびリンクタイムアウトタイマは、
    コアセット構成メッセージ内のパラメータ、または
    前記LLCP分離通信の構成に固有の命令
    のうちの少なくとも1つとして受信される、ステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記対称タイマおよび前記リンクタイムアウトタイマに関連する値が所定の値に設定されている場合
    前記NFCCが前記DHに前記遠隔NFCエンドポイントからの任意の受信したPDUを通信するステップと、
    前記遠隔NFCエンドポイントに前記DHから受信したPDUのみを通信するステップと
    をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記判定するステップは、前記受信した第1のPDUが前記リンク非アクティブ化PDUであると判定するステップと、
    前記LLCPリンクのリンク非アクティブ化プロシージャを実行するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. コンピュータに、
    論理リンク制御プロトコル(LLCP)分離通信を実行するように動作可能である近接場通信(NFC)コントローラ(NFCC)により、遠隔NFCエンドポイントから第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信することと
    前記受信した第1のPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定することであって、前記SYMM PDUおよび前記リンク非アクティブ化PDUはLLCPリンクに関連している、判定することと
    前記受信した第1のPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、前記NFCCが前記受信した第1のPDUをデバイスホスト(DH)に通信することと、
    前記NFCCが対称タイマの期限切れの前に前記DHから第2のPDUを受信することと
    前記第2のPDUが、前記遠隔NFCエンドポイントへの送信に利用できるかどうかを判定することと
    前記第2のPDUが送信に利用できると判定すると、前記NFCCが前記対称タイマの期限切れの前に前記遠隔NFCエンドポイントに前記第2のPDUを送信することと
    を行わせるためのコードを含む、コンピュータプログラム。
  7. 前記コンピュータに、
    前記対称タイマの期限切れの前に、前記第2のPDUは、前記遠隔NFCエンドポイントへの送信に利用できないと判定することと
    第2のSYMM PDUを生成することと
    前記対称タイマが前記期限切れになると、前記遠隔NFCエンドポイントに前記第2のSYMM PDUを送信することとを行わせるためのコードをさらに含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記コンピュータに、
    前記NFCCがSYMM PDUを送信する前に前記DHからPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する前記対称タイマと、前記NFCCが前記DHにリンク障害メッセージを通信する前に前記遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを前記DHから受信することであって、前記対称タイマおよびリンクタイムアウトタイマは、
    コアセット構成メッセージ内のパラメータ、または
    前記LLCP分離通信の構成に固有の命令
    のうちの少なくとも1つとして受信される、受信すること
    を行わせるためのコードをさらに含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記対称タイマおよび前記リンクタイムアウトタイマに関連する値が所定の値に設定されている場合前記コンピュータに、
    前記NFCCが前記DHに前記遠隔NFCエンドポイントからの任意の受信したPDUを通信することと、
    前記遠隔NFCエンドポイントに前記DHから受信したPDUのみを通信すること
    を行わせるためのコードをさらに含む、請求項8に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記コンピュータに前記判定することを行わせるためのコードは、
    前記受信した第1のPDUが前記リンク非アクティブ化PDUであると判定することと、
    前記LLCPリンクのリンク非アクティブ化プロシージャを実行すること
    を行わせるためのコードをさらに含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
  11. 論理リンク制御プロトコル(LLCP)分離通信を実行するように動作可能である近接場通信(NFC)コントローラ(NFCC)により、遠隔NFCエンドポイントから第1のプロトコルデータユニット(PDU)を受信する手段と、
    前記受信した第1のPDUがSYMM PDUであるか、またはリンク非アクティブ化PDUであるかを判定する手段であって、前記SYMM PDUおよび前記リンク非アクティブ化PDUはLLCPリンクに関連する、手段と、
    前記受信した第1のPDUがSYMM PDUでもリンク非アクティブ化PDUでもないと判定すると、前記受信した第1のPDUを前記NFCCによりデバイスホスト(DH)に通信する手段と
    対称タイマの期限切れの前に前記NFCCにより前記DHから第2のPDUを受信する手段と、
    前記第2のPDUが、前記遠隔NFCエンドポイントへの送信に利用できるかどうかを判定する手段と、
    前記第2のPDUが送信に利用できると判定すると、前記対称タイマの期限切れの前に前記NFCCにより前記遠隔NFCエンドポイントに前記第2のPDUを送信する手段と
    を含む、通信のための装置。
  12. 判定する前記手段は、
    前記対称タイマの期限切れの前に、前記第2のPDUは、前記遠隔NFCエンドポイントへの送信に利用できないと判定し、
    第2のSYMM PDUを生成する
    ようにさらに構成され、
    前記対称タイマが前記期限切れになると、前記遠隔NFCエンドポイントに前記第2のSYMM PDUを送信する手段
    をさらに含む、請求項11に記載の装置。
  13. 受信する前記手段は、前記NFCCがSYMM PDUを送信する前に前記DHからPDUを受信するのを待つ時間期間を定義する前記対称タイマと、前記NFCCが前記DHにリンク障害メッセージを通信する前に前記遠隔NFCエンドポイントからのPDUを待つ時間期間を定義するリンクタイムアウトタイマとを前記DHから受信するようにさらに構成され、前記対称タイマおよびリンクタイムアウトタイマは、
    コアセット構成メッセージ内のパラメータ、または
    前記LLCP分離通信の構成に固有の命令
    のうちの少なくとも1つとして受信される、
    請求項11に記載の装置。
  14. 前記対称タイマおよび前記リンクタイムアウトタイマに関連する値が所定の値に設定されている場合、通信する前記手段は、
    前記DHに前記遠隔NFCエンドポイントからの任意の受信したPDUを通信し、
    前記遠隔NFCエンドポイントに前記DHから受信したPDUのみを通信する
    ようにさらに構成される、請求項13に記載の装置。
  15. 判定する前記手段は、前記受信した第1のPDUが前記リンク非アクティブ化PDUであると判定するようにさらに構成され、
    前記LLCPリンクのリンク非アクティブ化プロシージャを実行するための手段
    をさらに含む、請求項11に記載の装置。
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