JP2015512191A - 異なるサイズのnfc識別子を持つデバイス間の解決を改善する方法および装置 - Google Patents

異なるサイズのnfc識別子を持つデバイス間の解決を改善する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015512191A
JP2015512191A JP2014555676A JP2014555676A JP2015512191A JP 2015512191 A JP2015512191 A JP 2015512191A JP 2014555676 A JP2014555676 A JP 2014555676A JP 2014555676 A JP2014555676 A JP 2014555676A JP 2015512191 A JP2015512191 A JP 2015512191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nfcid
cascade level
level value
remote nfc
nfc device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014555676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6067752B2 (ja
JP2015512191A5 (ja
Inventor
ヒラーン、ジョン
チンガランド、ドゥバイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2015512191A publication Critical patent/JP2015512191A/ja
Publication of JP2015512191A5 publication Critical patent/JP2015512191A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6067752B2 publication Critical patent/JP6067752B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • H04B5/77
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10009Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves
    • G06K7/10019Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves resolving collision on the communication channels between simultaneously or concurrently interrogated record carriers.
    • G06K7/10029Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves resolving collision on the communication channels between simultaneously or concurrently interrogated record carriers. the collision being resolved in the time domain, e.g. using binary tree search or RFID responses allocated to a random time slot
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72403User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality
    • H04M1/72409User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality by interfacing with external accessories
    • H04M1/72412User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality by interfacing with external accessories using two-way short-range wireless interfaces
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/80Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/04Details of telephonic subscriber devices including near field communication means, e.g. RFID

Abstract

本明細書に開示された態様は、異なるNFCIDサイズを持つ環境におけるNFC−Aデバイス衝突解決を改善することに関する。1つの例示では、通信デバイスは、第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する第1のNFCID中の衝突ビットを決定することと、第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定することと、衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの価値を選択することによって第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成することと、第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全なNFCIDに帰着すると決定することと、第2のカスケードレベル値を使用して第1のリモートNFCデバイスに対応する、第2のNFCIDのさらなる部分を取得することと、ここで、第2のカスケードレベル値は、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応する、少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないことを決定することと、第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得することと行うように装備する。【選択図】図3

Description

米国特許法119条に基づく優先権の主張
[0001]本願は、本願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2012年2月2日に出願された「METHODS AND APPARATUS FOR IMPROVING RESOLUTION AMONG DEVICES WITH DIFFERENT SIZE NFC IDENTIFIERS」と題する米国仮出願第61/594,268号の優先権を主張する。
[0002]開示される態様は、一般に、デバイス間および/またはデバイス内の通信に関し、より詳細には、近接場通信(NFC)タイプ−A無線周波数(RF)技術を使用するように動作可能で、2倍または3倍サイズのNFC識別子(NFCID)を使用して識別される、様々なデバイス間の解決を改善するための方法およびシステムに関する。
[0003]技術の進歩は、より小型でよりパワフルなパーソナルコンピューティングデバイスをもたらした。例えば、各々が小型かつ軽量でユーザによって容易に持ち運ぶことができるポータブルワイヤレス電話、携帯情報端末(PDA)、およびページングデバイスのようなワイヤレスコンピューティングデバイスを含む様々なポータブルパーソナルコンピューティングデバイスが現在では存在する。より詳細には、ポータブルワイヤレス電話は、例えば、ワイヤレスネットワークを通して音声およびデータパケットを通信するセルラ電話をさらに含む。多くのそのようなセルラ電話は、コンピューティング能力が比較的大幅に高められて製造されており、そのため、小型のパーソナルコンピュータおよびハンドヘルドPDAに等しくなりつつある。さらに、そのようなデバイスは、セルラ通信、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)通信、近接場通信(NFC)、等のような、様々な周波数および適用可能なカバレッジエリアを使用して通信可能なように製造されている。
[0004]NFCフォーラムアクティビティ仕様(NFC Forum Activity specification)は、NFCタイプA(NFC−A)無線周波数(RF)技術を使用する複数のデバイス、タグ、およびカードを解決する際に使用すべき衝突検出プロシージャを定義する。NFCフォーラムACTIVITY仕様、バージョン1、セクション9.3.4、図7、Requirement25は、ポーリングデバイスがそのオペレーティングボリューム内の複数のNFC−Aデバイスをどのように検出し解決することができるか定義する。各NFC−Aデバイスは、4、7または10バイト長(例えば、単一、2倍、および3倍のNFCID1)でありうるNFCID(NFCID1とも称される)を含みうる。2倍および3倍サイズのNFCID1デバイスの解決は、カスケードレベルパラメータを伴うループの使用を伴う。カスケードレベルパラメータは、ポーリングデバイスがNFCID1長にかかわらず多数のNFC−Aデバイスを成功裏に解決することができると保証するように意図される。しかしながら、現在実装されるように、プロシージャは、未解決のデバイスが存在するインジケーションを提供しないのに、なお未解決の1つまたは複数のデバイスがいる状態で終了しうる。この欠損は、衝突がまだペンディングであるかどうかを追跡するために単一ビットのみが使用されるために起きる。衝突が所与のカスケードレベルで検出される場合であり、衝突を解決することの一部として、プロシージャが2倍または3倍サイズのNFCIDを解決するためにカスケードレベルを増加させる場合、一旦、2倍または3倍サイズのNFCIDが解決すると、現在のNFCフォーラム仕様は、衝突ペンディングビットをクリアにする。そのように、プロシージャが初期のカスケードレベルに戻る場合、デバイスは、衝突ペンディングビットが取り除かれたので、衝突解決を抜け出るように促される。言いかえれば、一旦、2倍または3倍サイズのNFCIDが解決したならば、衝突が異なるカスケードレベルに生じたという情報は、失われる。したがって、少なくとも1つのデバイスは、未解決のままにされ、プロシージャは、プロシージャが衝突ペンディングを持たないで終了したと不正確に示す状態ビットを持って終了する。
[0005]したがって、異なるNFCIDサイズを持つ環境においてNFC−Aデバイス衝突解決を改善するための改善された装置および方法が望まれうる。
[0006]以下に、1つまたは複数の態様の基本的な理解を提供するために、そのような態様の簡略化した概要を提示する。この概要は、考えられるすべての態様の広範囲に及ぶ概観ではなく、すべての態様のキーまたは不可欠な要素を識別することも、任意のまたはすべての態様の範囲を描写することも意図されない。この唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明への前置きとして、簡略化された形式における1つまたは複数の態様のうちいくつかの概念を提示することである。
[0007]1つまたは複数の実施形態およびそれらの対応する開示によれば、様々な態様は、異なるNFCIDサイズを持つNFC−Aデバイス衝突解決を改善することに関連して説明される。1つの例において、通信デバイスは、第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する、第1のNFCID中の衝突ビットを決定することと、第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定することと、衝突ビットに対する値を選択することによって第2のNFCIDを生成することと、第2のNFCIDに関連するバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対する不完全NFCIDをもたらすことを決定することと、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応する第2のカスケードレベル値を使用して、第2のNFCIDのさらなる部分を取得することと、少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないと決定することと、第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得することとを備える。
[0008]関連する態様に従って、異なるNFCIDサイズを持つ環境においてNFC−Aデバイス衝突解決を改善するための方法が提供される。方法は、第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する、第1のNFCID中の衝突ビットを決定することを含みうる。さらに、方法は、第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定することを含みうる。さらに、方法は、衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの値を選択することによって、第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成することを含みうる。さらに、方法は、第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全なNFCIDをもたらすことを決定することを含みうる。さらに、方法は、第2のカスケードレベル値を使用して、第1のリモートNFCデバイスに対応する第2のNFCIDのうちのさらなる部分を取得することを含みうる。ある態様では、第2のカスケードレベル値は、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応しうる。さらに、方法は、少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないと決定することを含みうる。さらに、方法は、第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得することを含みうる。
[0009]別の態様は、異なるNFCIDサイズを持つ環境においてNFC−Aデバイス衝突解決を改善するための通信装置に関する。ワイヤレス通信装置は、1つまたは複数のNFCIDを含むメッセージに基づいて、および1つまたは複数のカスケードレベル値に基づいて1つまたは複数のNFCを受信するための手段を含むことができる。さらに、通信装置は、メッセージに基づいて受信した1つまたは複数のNFCベースのメッセージを処理するための手段を含むことができる。ある態様では、処理するための手段は、1つまたは複数のカスケードレベル値の第1のカスケードレベル値に基づいて1つまたは複数のNFCIDのうちの第1のNFCID中の衝突ビットを決定することと、第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定することと、衝突ビットのために2つの可能な値のうちの1つの値を選択することによって、第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成することと、第2のNFCIDに関連するバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対する不完全なNFCIDをもたらすことを決定することと、第2のカスケードレベル値を使用して、第1のリモートNFCデバイスに対応する第2のNFCIDのさらなる部分を取得することと、少なくとも1つのNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないと決定することと、第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得することとを行うように構成されうる態様では、第2のカスケードレベル値は、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応しうる。
[0010]別の態様は、NFC通信のための装置に関する。装置は、メモリまたはプロセッサのうちの少なくとも1つに接続されたNFC衝突解決モジュールを含みうる。NFC衝突解決モジュールは、第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する、第1のNFCID中の衝突ビットを決定するように構成されうる。さらに、NFC衝突解決モジュールは、第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定するように構成されうる。さらに、NFC衝突解決モジュールは、衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの値を選択することによって、第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成するように構成されうる。さらに、NFC衝突解決モジュールは、第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対する不完全なNFCIDをもたらすことを決定するように構成されうる。さらに、NFC衝突解決モジュールは、第2のカスケードレベル値を使用して、第1のリモートNFCデバイスに対応する第2のNFCIDのさらなる部分を取得するように構成されうる。態様では、第2のカスケードレベル値は、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応しうる。さらに、NFC衝突解決モジュールは、少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないと決定するように構成されうる。さらに、NFC衝突解決モジュールは、第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得するように構成されうる。
[0011]別の態様は、第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する、第1のNFCID中の衝突ビットを決定するためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を有することができる、コンピュータプログラム製品に関する。さらに、コンピュータ可読媒体は、第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定するためのコードを含むことができる。さらに、コンピュータ可読媒体は、衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの値を選択することによって第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成するためのコードを含むことができる。さらに、コンピュータ可読媒体は、第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全なNFCIDをもたらすことを決定するためのコードを含むことができる。さらに、コンピュータ可読媒体は、第2のカスケードレベル値を使用して、第1のリモートNFCデバイスに対応する第2のNFCIDのさらなる部分を取得するためのコードを含むことができる。態様では、第2のカスケードレベル値は、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応することがありうる。さらに、コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいて、まだ識別されないと決定するためのコードを含むことができる。さらに、コンピュータ可読媒体は、第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得するためのコードを含むことができる。
[0012]前述および関連した目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下に十分に説明され、特許請求の範囲で具体的に示される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様の特定の例示的な特徴を詳細に示す。しかしならが、これらの特徴は、様々な態様の原理が用いられうる様々な方法のほんの一部しか示さず、この説明は、そのような態様およびそれらの等化物をすべて含むことが意図される。
[0013]開示される態様は、添付の図面に関して以下で説明され、開示される態様を限定するためでなく例示するために提供されるだろう。ここで、同様の称号は、同様の要素を指す。
図1は、ある態様に係る、ワイヤレス通信システムのブロック図である。 図2は、ある態様に係る、ワイヤレス通信システムの概略図である。 図3は、ある態様に係る、NFC環境のブロック図である。 図4は、ある態様に係る、複数のNFC−Aデバイス間における衝突解決を改善するための例を説明するフローチャートである。 図5は、ある態様に係る、複数のNFC−Aデバイス間における衝突解決を改善するための例示的なシステムを説明するコールフローである。 図6は、ある態様に係る、通信デバイスの例示的なアーキテクチャのブロック図を示す。 図7は、ある態様に係る、複数のNFC−Aデバイス間における衝突解決を改善するための例示的な通信システムの機能的なブロック図である。
[0021]様々な態様が図面を参照して説明される。以下の説明では、説明する目的で、多数の特定の詳細は、1つまたは複数の態様の完全な理解を提供するために記述される。しかしながら、そのような態様がこれらの特定の詳細なく実施されうることは理解されるべきである。
[0022]一般に、衝突解決のための改善されたプロシージャは、各カスケードレベルでの衝突を追跡するためのメカニズム(例えば、カスケードレベル衝突パラメータ)を導入することによって本明細書に記述される。衝突が所与のカスケードレベルで生じる場合、カスケードレベル衝突パラメータ内の付随のカスケードレベル衝突値が設定されうる。そのため、衝突解決プロシージャが2倍または3倍サイズのNFCIDを解決するためにカスケードレベルを増加させる場合さえ、オリジナルカスケードレベルフラグがまだ設定されるので、衝突解決が継続しうる。任意のカスケードレベルで未解決の衝突が全く残っていない場合、プロシージャは、未解決のデバイスが全く残存していないというインジケーションとともに成功裏に終了しうる。そのようなインジケーションが受信される場合、カスケードレベル衝突パラメータは、デフォルト設定(例えば「000」)にリセットされうる。
[0023]図1は、本発明の様々な例示的な実施形態に係るワイヤレス通信システム100を示す。入力電力102は、エネルギ転送を提供するための放射界106を生成するために、送信機104に提供される。受信機108は、放射界106に結合され、出力電力110に結合されたデバイス(示されない)によって蓄えるまたは消費されるための出力電力110を生成する。送信機104および受信機108の両方は、距離112だけ離れている。例示的な実施形態では、送信機104および受信機108は、相互共振関係(mutual resonant relationship)にしたがって構成され、受信機108の共振周波数および送信機104の共振周波数が非常に近いと、送信機104と受信機108との間の送信損失は、受信機108が放射界106の「近接場」に位置付けられている場合に最小限である。
[0024]送信機104はさらに、エネルギ送信のための手段を提供するための送信アンテナ114を含む。受信機108は、エネルギ受信のための手段として受信アンテナ118を含む。送信アンテナおよび受信アンテナは、それらに関連付けられたアプリケーションおよびデバイスに準じてサイズ変更される。述べられたように、効率的なエネルギ転送は、遠距離場(far field)に電磁波でエネルギの大半を伝播するというよりはむしろ、送信側アンテナの近接場においてエネルギの大部分を受信側アンテナと結合することで行われる。近接場である場合、結合モードが、送信アンテナ114と受信アンテナ118との間で展開されうる。この近接場結合が行われうるアンテナ114および118の周りのエリアは、本明細書において、結合モード領域(coupling-mode region)と呼ばれる。
[0025]図2は、例示的な近接場ワイヤレス通信システムの概略図である。送信機204は、発振器222、電力増幅器224、ならびにフィルタおよび整合回路226を含む。発振器は、調整信号223にメッセージに応答して調整されうる所望の周波数で信号を生成するように構成される。発振器信号は、制御信号225に反応する増幅量で電力増幅器224によって増幅されうる。フィルタおよび整合回路226は、調波(harmonic)または他の望ましくない周波数をフィルタリング除去し、送信機204のインピーダンスを送信アンテナ214に整合させるために含まれうる。
[0026]受信機208は、DC電力出力を生成して、図2に示されるようなバッテリ236を充電するため、または、受信機に結合されたデバイス(示されない)に電力供給するために、整合回路232ならびに整流器および切り替え回路234を含みうる。整合回路232は、受信機208のインピーダンスを受信アンテナ218に整合させるために含まれうる。受信機208および送信機204は、別々の通信チャネル219(例えば、ブルートゥース、Zigbee(登録商標)、セルラ、等)の上で通信しうる。
[0027]図3を参照して、ある態様に係る通信ネットワーク300のブロック図が示される通信ネットワーク300は、アンテナ324を通して、2つまたはそれ以上のリモートNFCデバイス(330a、330b、330n)の動作ボリューム内に存在しうる、通信デバイス310を含みうる。通信ネットワーク300内の各NFCデバイス(310,330a,330b,330n)は、1つまたは複数のNFC RF技術326(例えば、NFC−A、NFC−B、NFC−F、等)を使用しうる。ある態様では、通信デバイス310は、リモートNFCデバイス(330a、330b、330n)の有無を検出し、その各々を識別しようと試みるために、NFC解決モジュール350を使用しうる。リモートNFCデバイス(330a、330b、330n)の各々は、NFCID(NFCID(a)、NFCID(b)、NFCID(n))(338a、338b、338n)を使用して識別されうる。ある態様では、NFCID(338a、338b、338n)の各々は、4バイト識別子、7バイト識別子、または10バイト識別子を含みうる。本明細書で使用されるように、4、7、および10バイトの識別子は、単一サイズの識別子、2倍サイズの識別子および3倍サイズの識別子とそれぞれ称されうる。さらに、リモートNFCデバイス(330a、330b、330n)の各々は、1つまたは複数のRFプロトコル336を使用して、1つまたは複数のRFインタフェース334を通じてNFC技術応答モジュール332を使用して、通信デバイス310と通信ように動作可能でありうる。ある態様では、リモートNFCデバイスの各々は、それらそれぞれのNFCID(338a、338b、338n)を送信する場合にNFC−A RF技術を使用するように動作可能である。別の態様では、通信デバイス310は、アクセスネットワークおよび/またはコアネットワーク(例えば、CDMAネットワーク、GPRSネットワーク、UMTSネットワーク、および他のタイプのワイヤラインおよびワイヤレス通信ネットワーク)に接続されるように動作可能でありうる。ある態様では、リモートNFCデバイス(330a、330b、330n)は、リモートNFCタグ、リーダ/ライタデバイス、ピア開始デバイス、リモートピアターゲットデバイス、等を含みうるがそれらに限定されるわけではない。
[0028]通信デバイス310は、NCI320を含みうる。ある態様では、NCI320は、DH340およびNFCコントローラ312の間の通信を可能にするように動作可能でありうる。
[0029]通信デバイス310は、NFCコントローラ(NFCC)312を含みうる。ある態様では、NFCC312は、RF発見モジュール314を含みうる。RF発見モジュール314は、発見プロセスを使用してRF発見を実行するように構成されうる。発見プロセスの一態様は、NFC−A RF技術を使用して通信するように動作可能な1つまたは複数のリモートNFCデバイス(330a,330b,330n)の有無のポーリングすることを含みうる。DH340は、RF発見に関連付けられた様々な機能を実行するようにNFCC312を促すコマンドを生成するように動作可能でありうる。
[0030]通信デバイス310は、NFC衝突解決モジュール350を含みうる。NFC衝突解決モジュール350は、オペレーティングボリューム内にリモートNFCデバイス(330a、330b、330n)の検出および識別子を支援するように動作可能でありうる。ある態様では、1つまたは複数のリモートNFCデバイス(330a、330b、330n)が2倍または3倍サイズのNFCID(338a、338b、338n)を使用する、通信ネットワーク300におけるデバイス検出/識別を支援するために、カスケードレベル衝突値352が使用されうる。そのような態様では、カスケードレベル衝突値352は、異なるサイズNFCIDの各々で衝突を示すために利用可能な値を含みうる。言いかえれば、カスケードレベル衝突値352は、第1のカスケードレベル354、第2のカスケードレベル356、および第3のカスケードレベル358を示す値を含みうる。ある態様では、カスケードレベル衝突値352は、単一、2倍、3倍サイズのNFCIDのうちの任意の1つによって識別されたデバイス間の衝突の任意の組み合わせを示すことができうる。図3は、NFC衝突解決モジュール350が離れたモジュールであると描写しているが、当業者は、NFC衝突解決モジュール350に関連付けられた機能が、NFCC312、DH340、等であるがそれらに限定されない1つまたは複数のコンポーネント内に含まれうること認識するだろう。
[0031]通信デバイス310は、解決された/検出されたリモートNFCIDのうちの1つまたは複数を記憶するように動作可能でありうるメモリ360をさらに含みうる。ある態様では、NFC衝突解決モジュール350は、リモートNFCデバイス(330a、330b、330n)のうちの1つまたは複数のためのNFCIDを解決し、メモリ360内にこれらのNFCIDの各々を記憶するように動作可能でありうる。
[0032]1つの使用上の態様では、NFC衝突解決モジュール350は、第1のカスケードレベルで衝突を検出しうる。ある態様では、第1のカスケードレベルは、4バイト長NFCIDに関連しうる。別の態様では、第1のカスケードレベルは、7バイト長NFCIDに関連しうる。第1のカスケードレベルで衝突を検出するNFC衝突解決モジュール350に応答して、カスケードレベル衝突値352は、第1のカスケードレベル値354を設定しうる。その後、NFC衝突解決モジュール350は、リモートNFCデバイスのうちの1つを識別しうる。ある態様では、識別されたリモートNFCデバイスが第1のカスケードレベルより大きなカスケードレベルに関連付けられるNFCIDを含み、カスケードレベル衝突値352中の設定値は、通信デバイス310オペレーティングボリューム中に存在しうる追加のリモートNFCデバイスを検出するために衝突解決を継続するように衝突解決モジュール350を促しうる。カスケードレベル衝突値352が設定されたカスケードレベルの各々でのリモートNFCデバイスの各々の識別子について、その後、処理は、成功裏に終了し、カスケードレベル衝突値352は、リセット(「例えば000」)されうる。
[0033]したがって、ポーリング通信デバイス310および複数のリモートNFCデバイス(330a、330b、330n)のために、改善された衝突解決を提供するためのシステムおよび方法が開示される。
[0034]図4および5は、提示された主題の様々な態様に係る様々な方法を例示する。説明を簡単にするために、これら方法は、一連の動作またはシーケンスステップとして示され説明されるが、いくつかの動作が、本明細書に示され説明されたものとは異なる順序で、および/または、他の動作と同時に起こるため、請求される主題が動作の順序によって限定されないことは理解および認識されるべきである。例えば、当業者であれば、方法が、状態図にあるような、一連の相関状態またはイベントとして代替的に表されうることを理解および認識するであろう。その上、請求される主題にしたがって方法を実現するために、例示されたすべての動作が要求されるわけではない。加えて、以下に、および、本明細書全体にわたって開示される方法が、そのような方法をコンピュータに移送および転送することを容易にするために、製造品(article of manufacture)に記憶可能であることはさらに認識されるべきである。本明細書で使用される場合、製造品という用語は、任意のコンピュータ読取可能なデバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを含むことが意図される。
[0035]図4は、複数のリモートNFCデバイスがさまざまなサイズのNFCIDで識別されうる通信環境におけるNFC衝突解決を改善するための処理400を説明する例示のフローチャートを描写する。
[0036]オプションの態様において、ブロック402で、NFCデバイスは、第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信しうる。そのようなオプションの態様において、ブロック404で、NFCデバイスは、第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ第1のNFCIDを含む単一デバイス検出応答メッセージを受信しうる。
[0037]ブロック406で、NFCデバイスは、第1のカスケードレベル値に基づいて、NFCID中の衝突バイトに対する2つの可能な値を受信することによって、衝突を決定しうる。ある態様では、第1のカスケードレベル値は、4バイトNFCID、7バイトNFCID、等に対応しうる。ある態様では、応答メッセージが受信される複数のリモートNFCデバイスの各々は、NFC−A無線RF技術を使用するように動作可能でありうる。そのような態様では、リモートNFCデバイスは、リーダデバイス、ライタデバイス、タグ、カード、およびピアデバイス、等、またはそれらの任意の組み合わせを含みうる。
[0038]ブロック408で、NFCデバイスは、第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定しうる。ある態様では、カスケードレベル衝突値は、3つの利用可能な値を含み、3つの利用可能な値の各々は、異なるカスケードレベル値に関連付けられた衝突を示す、ある態様では、衝突が単一サイズのNFCIDの分析の間に生じる場合には、その後、第1のカスケードレベルに関連付けられた値は、カスケードレベル衝突値内に設定されうる。別の態様では、衝突が2倍サイズのNFCIDの分析の間に生じる場合には、その後、第2のカスケードレベルに関連付けられた値は、カスケードレベル衝突値内に設定されうる。また別の態様では、衝突が3倍サイズのNFCIDの分析の間に生じる場合には、その後、第3のカスケードレベルに関連付けられた値は、カスケードレベル衝突値内に設定されうる。別の態様では、衝突が複数のカスケードレベルの分析の間に生じる場合には、その後、複数の値は、カスケードレベル衝突値内に設定されうる。
[0039]ブロック410で、NFCデバイスは、衝突バイトのための2つの可能な値のうちの1つの値を選択することによって、第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成しうる。
[0040]ブロック412で、NFCデバイスは、第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスのための不完全なNFCIDに帰着することを決定しうる。ある態様では、この決定は、第1のカスケードレベル値および第2のNFCIDを含む単一デバイス検出要求メッセージの送信と、第2のNFCIDを通じて識別される、第1のリモートNFCデバイスからの単一デバイス検出応答メッセージの受信と、第2のNFCIDおよび第1のカスケードレベル値を含む、第1のリモートNFCデバイスへの選択要求メッセージの送信と、第2のNFCIDが不完全であることを示す、第1のリモートNFCデバイスからの選択応答の受信とに基づきうる。
[0041]ブロック414で、NFCデバイスは、第2のカスケードレベル値を使用して、第1のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得しうる。ある態様では、第2のカスケードレベル値は、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応しうる。ある態様では、第3のNFCIDは、第2のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージの送信と、第2のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ第3のNFCIDを含む第1のNFCデバイスからの単一デバイス検出応答メッセージの受信と、第3のNFCIDおよび第2のカスケードレベル値を含む、第1のリモートNFCデバイスへの選択要求メッセージの送信と、第2のNFCIDが完全であることを示す、第1のリモートNFCデバイスからの選択応答メッセージの受信の受信とを通じて取得されうる。そのような態様では、NFCデバイスは、第1のリモートNFCデバイスのための識別子として第3のNFCIDを記憶しうる。ある態様では、第2のカスケードレベル値は、7バイトのNFCIDおよび10バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応しうる。
[0042]ブロック416で、NFCデバイスは、少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないと決定しうる。
[0043]ブロック418で、NFCデバイスは、第2のリモートNFCデバイスに対応する第4のNFCIDを取得しうる。ある態様では、第4のNFCIDは、第1のリモートNFCデバイスへのスリープ要求メッセージの送信と、第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージの送信と、衝突がないことを示す、第2のリモートNFCデバイスからの単一デバイス検出応答メッセージの受信と、第1のカスケードレベル値に基づく第4のNFCIDを含む、第2のリモートNFCデバイスへの選択要求メッセージの送信と、第4のNFCIDが完全であることを示す、第2のリモートNFCデバイスからの選択応答メッセージの受信とを通じてNFCデバイスによって取得されうる。そのような態様では、NFCデバイスは、第2のリモートNFCデバイスのための識別子として第4のNFCIDを記憶しうる。態様では、一旦すべてのリモートNFCデバイスが検出されると、その後、カスケードレベル衝突値は、リセット(例えば「000」)されうる。ある態様では、第1のおよび第2のリモートNFCデバイスは、NFC−A無線周波数(RF)技術を使用するように動作可能でありうる。
[0044]図5は、異なるサイズのNFCIDを持つ複数のリモートNFCデバイス(504、506)を含むNFC環境500におけるポーリングデバイス502に対する衝突解決に関連付けられた例示のコールフローチャートを描写する。
[0045]動作508で、ポーリングデバイス502は、第1のカスケードレベル値(例えば、CL1)を含む単一デバイス検出要求(SDD_REQ)メッセージを送りうる。単一デバイス検出要求メッセージは、第1のリモートNFCデバイス504および第2のリモートNFCデバイス506によって受信されうる。描写された例では、第1のリモートNFCデバイス504は、7バイトのNFCID(例えば、2倍サイズの識別子)を使用して識別されうる一方、第2のリモートNFCデバイス506は、4バイトのNFCID(例えば、単一サイズの識別子)によって識別されうる。当業者のうちの1人は、これらの識別子サイズが単に例示の目的のために選定され、この発明の範囲に限定されないことを認識することができるだろう。例えば、第1のリモートNFCデバイス504は、10バイトのNFCID(例えば3倍サイズの識別子)を使用して識別されうる一方、第2のリモートNFCデバイス506は、4バイトのNFCID(例えば単一サイズの識別子)によって識別されうる。別の例では、第1のリモートNFCデバイス504は、10バイトのNFCID(例えば3倍サイズの識別子)を使用して識別されうる一方、第2のリモートNFCデバイス506は、7バイトのNFCID(例えば2倍サイズの識別子)によって識別されうる。
[0046]動作510および512で、第1のリモートNFCデバイス504および第2のリモートNFCデバイス506は、単一デバイス検出応答(例えばSDD_RES)メッセージで応答する。
[0047]動作514で、ポーリングデバイス502は、受信した単一デバイス検出応答メッセージ中に少なくとも1つのい衝突があると決定する。ある態様では、衝突は、応答メッセージ中の要素に対して受信されている多値(例えば「1」および「0」)によって検出されうる。
[0048]動作516で、ポーリングデバイス502は、検出されたカスケードレベルで検出された衝突に、応答メッセージにおけるカスケードレベル衝突パラメータ値を設定しうる。例えば、カスケードレベル衝突パラメータは、「100」に設定されうる。ここで、衝突は、第1のカスケードレベルを使用する間に検出される。ある態様では、カスケードレベル衝突パラメータは、可能なNFCIDサイズがあるのと同じ程度の多くの値を含みうる。描写された態様では、例えば、3つのNFCIDサイズ(例えば、4バイト、7バイト、10バイト)がある。
[0049]動作518で、ポーリングデバイス502は、受信値のいずれかに衝突値を設定することによってリモートNFCデバイスのうちの1つと通信しうる。そのような態様では、第1のリモートNFCデバイスを識別し、第1のカスケードレベルを使用する、単一デバイス検出メッセージが送信されうる。描写された態様における、第1のリモートNFCデバイス504が通信のために選択されるが、この選択処理は、ポーリングデバイス502の観点からはランダムである。言いかえれば、ポーリングデバイスは、第1のリモートNFCデバイスまたは第2のリモートNFCデバイスのいずれを明示的に選択するよりもむしろ、2つの衝突値のうちの1つの値を単に選択する。
[0050]ポーリングデバイス502によって選択されたNFCIDが第1のリモートNFCデバイス504に対応し、第2のリモートNFCデバイス506に対応しないので、動作520で、単一デバイス検出応答メッセージは、第1のリモートNFCデバイスからのみ受信される。
[0051]動作522で、ポーリングデバイス502および第1のリモートNFCデバイス504は、第1のリモートNFCデバイスを識別するフルNFCID(full NFCID)を決定するために通信する。ある態様では、そのような通信は、NFCIDおよび第1のカスケードレベル値を含む、選択要求応答(例えば、SEL_REQ)を第1のリモートNFCデバイス504に送るポーリングデバイス502と、第1のカスケードレベル値に基づくNFCIDが不完全であることを示す選択応答メッセージを送る第1のリモートNFCデバイス504とを含みうる。さらに、その後、ポーリングデバイスは、第2のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送り、第2のカスケードレベル(例えば、CL2)に対応するバイト長を持つNFCIDを受信しうる。したがって、ポーリングデバイスは、NFCIDおよび第2のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを第1のNFCデバイス504に再度送り、第1のリモートNFCデバイス504は、第2のカスケードレベル値に基づくNFCIDが完全であることを示す選択応答メッセージを送る。その後、ポーリングデバイス502は、第1のリモートNFCデバイス504のためにNFCIDを記憶しうる。
[0052]動作524で、ポーリングデバイス502は、設定されたカスケードレベル衝突パラメータに基づくNFC環境内で、まだ、少なくとも1つの未解決リモートNFCデバイスがあると決定しうる。
[0053]動作526で、ポーリングデバイスは、識別された第1のリモートNFCデバイス504へスリープ要求(例えば、SLP_REQ)メッセージを送信しうる。動作528で、ポーリングデバイス502は、第1のカスケードレベル値(例えば、CL1)を含む単一デバイス検出要求(SDD_REQ)メッセージを送りうる。第1のリモートNFCデバイス504がスリープするように促されたので、動作530で、第2のリモートNFCデバイス506のみが単一デバイス検出応答メッセージに応答する。
[0054]動作522に関して以上議論されるように、動作532で、ポーリングデバイス502および第2のリモートNFCデバイス506は、第1のリモートNFCデバイスを識別するフルNFCIDを決定するために通信する。動作534で、ポーリングデバイスは、第2のリモートNFCデバイス506に関連付けられた、解決したNFCIDを記憶しうる。このように、以上で記述されたプロシージャを実装することを通じて、両方のデバイスは、解決され、プロシージャは、衝突が全くペンディングしていないことを正確に示す衝突ペンディングで終了する。
[0055]このように、図4および5は、複数のリモートNFCデバイスが様々なNFCIDを使用して識別される環境内において衝突解決が実行される様々なプロセスおよびシステムを説明する。
[0056]図3を参照すると同時にここで図6も検討すると、通信デバイス600の例示的なアーキテクチャが例示される。図6に描写されるように、通信デバイス600は、例えば、受信アンテナ(示されない)から信号を受信し、受信された信号に対して典型的な動作(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、等)を実行し、調整された信号をデジタル化してサンプルを取得する受信機602を備える。受信機602は、受信されたシンボルを復調し、チャネル推定のためにそれらをプロセッサ606に提供することができる復調器604を備えることができる。プロセッサ606は、受信機602によって受信された情報を分析すること、および/または、送信機620による送信のための情報を生成することに特化したプロセッサ、通信デバイス600の1つまたは複数のコンポーネントを制御するプロセッサ、および/または、受信機602によって受信された情報を分析して、送信機620による送信のための情報を生成することと、通信デバイス600の1つまたは複数のコンポーネントを制御することとを両方とも行うプロセッサであることができる。さらに、信号は、プロセッサ606によって処理された信号を変調しうる変調器618を通して、送信機620による送信に備えられうる。
[0057]通信デバイス600は、加えて、プロセッサ606であるがそれに限定されない様々なコンポーネントに動作可能に結合され、かつ、送信されるべきデータ、受信されたデータ、利用可能なチャネルに関連する情報、TCPフロー、分析された信号および/または干渉強度に関連付けられたデータ、割り当てられたチャネル、電力、レート、または同様のものに関連する情報、ならびに、NFCピアモード接続確立を支援するための任意の他の適切な情報を記憶することができるメモリ608を備えうる。ある態様では、メモリ608は、1つまたは複数のNFCID610を含みうる。ある態様では、通信デバイス上に記憶された1つまたは複数のNFCID610は、NFC衝突解決モジュール660によって実行される衝突解決を通じて取得されうる。別の態様では、NFCID610は、異なるサイズ(例えば、4バイト、7バイト、10バイト)でありうる。
[0058]さらに、プロセッサ606、デバイスホスト634、NFCC630、および/またはNFC衝突解決モジュール660は、第1のカスケードレベル値に基づいて第1のNFCID中の衝突バイトを決定するための手段と、第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定するための手段と、衝突バイトのための2つの可能な値のうちの1つの値を選択することによって第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成するための手段と、第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全NFCIDに帰着することを決定するための手段と、第2のカスケードレベル値を使用して第1のリモートNFCデバイスに対応する第2のNFCIDのさらなる部分を取得するための手段と、少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないことを決定するための手段と、第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得するための手段とを提供することができる。ある態様では、第2のカスケードレベル値は、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応しうる。
[0059]本明細書で説明されるデータ記憶装置(例えば、メモリ608)が、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであること、あるいは揮発性と不揮発性メモリの両方を含みうることが認識されるだろう。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例示として、RAMは、同期RAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンスドSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトラムバスRAM(DRRAM)のような、多くの形式で利用可能である。主題のシステムおよび方法のメモリ608は、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを備えうるがこれらに限定されるわけではない。
[0060]通信デバイス600は、NFC制御器630およびデバイスホスト634を含みうる。ある態様において、NFCC630は、RF発見モジュール632を含みうる。RF発見モジュール632は、発見プロセスを実行するおよび/または衝突解決を支援するように動作可能である。発見プロセスの一態様は、NFC−A RF技術を使用して通信するように動作可能な1つまたは複数のリモートNFCデバイスの有無をポーリングすることを含みうる。DH634は、RF発見に関連付けられた様々な機能を実行するようにNFCC630を促すためのコマンドを生成するように構成されうる。
[0061]別の態様では、通信デバイス600は、NCI650を含みうる。ある態様において、NCI650は、NFC制御器630とDH630との間で通信を可能にするように動作可能でありうる。NCI650は、リスニングモードおよび/またはポーリングモードで機能するように動作可能でありうる。
[0062]別の態様では、通信デバイス600は、NFC衝突解決モジュール660を含みうる。NFC衝突解決モジュール660は、オペレーティングボリューム内のリモートNFCデバイスの検出および識別を支援するように動作可能でありうる。ある態様では、リモートNFCデバイスが2倍または3倍サイズのNFCIDを使用するワイヤレス環境におけるデバイス検出/識別子を支援するために、カスケードレベル衝突値662が使用されうる。そのような態様では、カスケードレベル衝突値662は、異なるサイズNFCIDの各々で衝突を示すために利用可能な値を含みうる。換言すると、カスケードレベル衝突値662は、第1のカスケードレベル664、第2のカスケードレベル666、および第3のカスケードレベル668を示す値を含みうる。ある態様では、カスケードレベル衝突値662は、単一、2倍、3倍サイズのNFCIDのうちの任意の1つによって識別されるデバイス間の衝突の任意の組み合わせを示すことができうる。図6は、NFC衝突解決モジュール660が離れたモジュールであることを描写するが、当業者は、NFC衝突解決モジュール660に関連付けられた機能が、NFCC630、DH634、等であるがそれらに限定されない1つまたは複数のコンポーネント内に含まれうること認識するだろう。別の態様では、NFC衝突解決モジュール660は、図4−5に関して説明されるNFC技術検出プロセスを実行するように動作可能である。
[0063]加えて、通信デバイス600は、ユーザインタフェース640を含みうる。ユーザインタフェース640は、通信デバイス600への入力を生成するための入力メカニズム642、および通信デバイス600のユーザによる消費についての情報を生成するための出力メカニズム644を含みうる。例えば、入力メカニズム642は、キーまたはキーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロフォン、等のようなメカニズムを含みうる。さらに、例えば、出力メカニズム644は、ディスプレイ、オーディオスピーカ、触覚(haptics)フィードバックメカニズム、パーソナルエリアネットワーク(PAN)トランシーバ、等を含みうる。例示される態様において、出力メカニズム644は、画像またはビデオ形式であるメディアコンテンツを提示するように動作可能なディスプレイ、あるいはオーディオ形式であるメディアコンテンツを提示するためのオーディオスピーカを含みうる。
[0064]図7は、ある態様にしたがって、異なるNFCIDサイズを持つ環境におけるNFCタイプ−Aデバイス衝突解決を改善するように構成された例示的な通信システム700のブロック図を描写する。例えば、システム700は、通信デバイス(例えば、通信デバイス600)内に少なくとも部分的に存在しうる。システム700が、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックであることができる、機能ブロックを含むものとして表されることは認識されるべきである。システム700は、連動することができる電気コンポーネントの論理グルーピング702を含む。
[0065]例えば、ある態様では、論理グルーピング702は、1つまたは複数のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ1つまたは複数のNFCIDを含む1つまたは複数のNFCベースのメッセージを受信するための手段704を提供しうる電気コンポーネントを含みうる。例えば、ある態様では、受信するための手段704は、通信デバイスの受信機602、DH634、NFCC630、NFC衝突解決モジュール660、および/またはプロセッサ606を含みうる。ある態様では、受信するための手段704は、1つまたは複数のカスケードレベル値の第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ1つまたは複数のNFCIDのうちの第1のNFCIDを含む単一デバイス検出応答メッセージを受信するように構成されうる。ある態様では、受信するための手段704は、第2のNFCIDを通じて識別された第1のリモートNFCデバイスから単一デバイス検出応答メッセージを受信し、第2のNFCIDが不完全であることを示す、選択応答メッセージを第1のリモートNFCデバイスから受信するように構成されうる。ある態様では、受信するための手段704は、1つまたは複数のカスケードレベル値のうちの第2のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ第2のNFCIDを含む、単一デバイス検出応答メッセージを第1のNFCデバイスから受信し、第2のNFCIDが完全であることを示す第1のリモートNFCデバイスからの選択応答メッセージを受信するように構成されうる。ある態様では、受信するための手段704は、衝突を示さない第2のリモートNFCデバイスから単一デバイス検出応答メッセージを受信し、1つまたは複数のNFCIDのうちの第3のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを第2のリモートNFCデバイスから受信するように構成されうる。ある態様では、第1のカスケードレベル値は、4バイトのNFCIDおよび/または7バイトのNFCIDに対応し、第2のカスケードレベル値は、7バイトのNFCIDおよび/または10バイトのNFCIDに対応しうる。ある態様では、第1のおよび第2のリモートNFCデバイスは、NFC−A RF技術を使用するように動作可能でありうる。
[0066]さらに、論理的グルーピング702は、1つまたは複数のカスケードレベル衝突値の使用を通じて複数のリモートNFCデバイスに関連付けられたNFCIDを決定する1つまたは複数のNFCベースのメッセージのコンテンツを処理するための手段706を提供し得る電気コンポーネントを含むことができる。例えば、ある態様では、処理するための手段706は、通信デバイス600のDH 634、NFCC630、メモリ608、NFC衝突解決モジュール660、および/またはプロセッサ606を含むことができる。ある態様では、処理するための手段706は、第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する第1のNFCID中の衝突ビットのための2つの可能な値を受信することによって衝突を決定し、第1のカスケード値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定し、衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの値を選択することによって第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成し、第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全NFCIDに帰着することを決定し、第2のカスケードレベル値を使用して第1のリモートNFCデバイスに対応する第2のNFCIDのさらなる部分を取得し、少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないことを決定し、第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得するように構成されうる。そのような態様では、第2のカスケードレベル値は、第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応しうる。ある態様では、カスケードレベル衝突値は、3つの利用可能な値を含み、3つの利用可能な値の各々は、異なるカスケードレベル値に関連付けられた衝突を示す。ある態様では、処理するための手段706は、一旦、リモートNFCデバイスがすべて解決されたならば、カスケードレベル衝突値をデフォルト設定にリセットするように構成されうる。
[0067]さらに、論理グルーピング702は、1つまたは複数のNFCIDおよび1つまたは複数のカスケードレベル値を含む1つまたは複数のNFCベースのメッセージを送信するための手段708を提供しうる電気コンポーネントを含むことができる。例えば、ある態様では、送信するための手段708は、通信デバイスの送信機620、DH634、NFCC630、メモリ608、NFC衝突解決モジュール660、および/またはプロセッサ606を含むことができる。ある態様では、送信するための手段708は、1つまたは複数のカスケードレベル値の第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信するように構成されうる。ある態様では、送信するための手段708は、1つまたは複数のカスケードレベル値の第1のカスケードレベル値と、1つまたは複数のNFCIDのうちの第2のNFCIDとを含む単一デバイス検出要求メッセージを送信し、第2のNFCIDおよび第1のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを第1のリモートNFCデバイスに送信するように構成されうる。ある態様では、送信するための手段708は、1つまたは複数のカスケードレベル値のうちの第2のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信し、1つまたは複数のNFCIDのうちの第2のNFCIDおよび第2のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを第1のリモートNFCデバイスに送信するように構成されうる。ある態様では、送信するための手段708は、第1のリモートNFCデバイスにスリープ要求メッセージを送信し、1つまたは複数のカスケードレベル値のうちの第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信し、1つまたは複数のNFCIDのうちの第3のNFCIDを含み第1のカスケードレベル値に基づく、選択要求メッセージを第2のリモートNFCデバイスに送信するように構成されうる。
[0068]別の態様では、論理グルーピング702は、処理するための手段706を使用して取得した複数のリモートNFCデバイスに関連付けられた1つまたは複数のNFCIDを記憶するための手段710を提供しうる電気コンポーネントを含むことができる。例えば、ある態様では、記憶するための手段710は、通信デバイス600のDH634、NFCC630、メモリ608、NFC衝突解決モジュール660、および/またはプロセッサ606を含むことができる。ある態様では、記憶するための手段710は、第2のNFCIDが完全であると決定すると同時に複数のリモートNFCデバイスのうちの第1のリモートNFCデバイスのための識別子として第2のNFCIDを記憶するように構成されうる。ある態様では、記憶するための手段710は、第3のNFCIDが完全であると決定すると同時に複数のリモートNFCデバイスのうちの第2のリモートNFCデバイスのための識別子として第3のNFCIDを記憶するように構成されうる。
[0069]加えて、システム700は、電気コンポーネント704、706、708、710に関連付けられた機能を実行するための命令を保持し、電気コンポーネント704、706、708、710によって使用または取得されたデータを記憶するメモリ712を含みうる。メモリ712の外側にあるものと示されているが、電気コンポーネント704、706、708、および710のうち1つまたは複数がメモリ716内に存在しうることは理解されるべきである。一例において、電子コンポーネント704、706、708、および710が、少なくとも1つのプロセッサを含むことができるか、または、各電子コンポーネント704、706、708、および710の各々が少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールでありうる。その上、追加または代替の例において、電子コンポーネント704、706、708、および710は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であることができ、この場合、電子コンポーネント704、706、708、および710の各々は、対応するコードでありうる。ある態様では、例えば、メモリ712は、メモリ608(図6)と同一のものまたは類似したものでありうる。別の態様において、メモリ712は、DH634、NFCC630、および/またはNFC衝突解決モジュール660に関連付けられうる。
[0070]本願で使用される場合、「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」という用語および同様のものは、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたもの、ソフトウェア、または実行中のソフトウェア等であるがそれらに限定されないコンピュータ関連エンティティを含むことが意図される。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうるが、それらに限定されるわけではない。例として、コンピューティングデバイス上で実行中のアプリケーションとそのコンピューティングデバイスは両方とも、コンポーネントでありうる。1つまたは複数のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、コンポーネントは、1つのコンピュータにローカライズされうる、および/または2つ以上のコンピュータの間で分散されうる。加えて、これらコンポーネントは、様々なデータ構造が記憶されている様々なコンピュータ可読媒体から実行されうる。コンポーネントは、例えば、ローカルシステム、分散システム内の別のコンポーネントと対話する1つのコンポーネントからのデータのような1つまたは複数のデータパケットを有する信号にしたがって、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを経由して、および/または、信号を経由して他のシステムとインターネットのようなネットワークにわたって通信しうる。
[0071]さらに、ワイヤード端末またはワイヤレス端末でありうる端末に関連して様々な態様が本明細書で説明される。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、モバイル機器(ME)、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)とも呼ばれうる。ワイヤレス端末は、セルラ電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスでありうる。その上、様々な態様が基地局に関連して本明細書で説明される。基地局は、ワイヤレス端末と通信するために利用されえ、それは、アクセスポイント、ノードB、またはいくつかの他の専門用語で呼ばれうる。
[0072]その上、「または」という用語は、排他的な「または」というよりはむしろ包括的な「または」を意味することが意図される。すなわち、別途明記されていない限り、または、文脈から明らかでない限り、「XはAまたはBを用いる」という表現は、自然で包括的な置き換えのいずれかを意味することが意図される。すなわち、「XはAまたはBを用いる」という表現は、以下の例のうちいずれかによって満たされる:XはAを用いる;XはBを用いる;または、XはAとBの両方を用いる。加えて、本明細書および添付された請求項に使用さる場合「a」および「an」という冠詞は一般に、単数形に向けられていることが別途明記されていない限り、あるいは、文脈から明らかでない限り、「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである。
[0073]本明細書で説明された技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAのような様々なワイヤレス通信システムおよび他のシステムに使用されうる。「システム」および「ネットワーク」という用語は、交換可能に使用されることが多い。CDMAシステムは、UTRA、cdma2000、などの無線技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CMA)およびCDMAの他の変形を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現しうる。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE602.11(Wi−Fi)、IEEE602.16(WiMAX)、IEEE602.20、フラッシュOFDMA、等のような無線技術を実現しうる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを、アップリンクではSC−FDMAを用いる、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と呼ばれる団体からの文書に記載されている。加えて、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に記載される。さらに、このようなワイヤレス通信システムは、ペアリングされていない無許可のスペクトル、802.xxワイヤレスLAN、Bluetooth(登録商標)、近接場通信(NFC−A,NFC−B,NFC−f、等)、および任意の他の短距離または長距離のワイヤレス通信技法を使用することが多いピア・ツー・ピア(例えば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムを追加的に含みうる。
[0074]様々な態様または特徴は、多数のデバイス、コンポーネント、モジュール、および同等のものを含みうるシステムの観点から提示されるだろう。様々なシステムが、追加のデバイス、コンポーネント、モジュール、等を含みうること、および/または、図面に関連して説明されたデバイス、コンポーネント、モジュール、等をすべて含むわけではないことは理解および認識されるべきである。これらアプローチの組み合わせもまた使用されうる。
[0075]本明細書に開示された態様に関連して説明された様々な実例となる論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらのあらゆる組み合わせで実現または実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代替的に、プロセッサは、あらゆる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンでありうる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPと、1つのマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、またはあらゆる他のそのような構成との組み合わせとして実現されうる。追加的に、少なくとも1つのプロセッサは、上述されたステップおよび/または動作のうち1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備えうる。
[0076]さらに、本明細書に開示された態様に関連して説明されたアルゴリズムまたは方法の動作および/またはステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはこれら2つの組み合わせにおいて、具現化(embodied)されうる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能なディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形式の記憶媒体に存在しうる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されうる。代替的に、記憶媒体は、プロセッサに一体化されうる。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在しうる。追加的に、ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。代替的に、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートコンポーネントとして存在しうる。加えて、いくつかの態様では、アルゴリズムまたは方法の動作および/またはステップは、コンピュータプログラム製品に組み込まれうる、機械読取可能な媒体および/またはコンピュータ読取可能な媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組み合わせまたはセットとして存在しうる。
[0077]1つまたは複数の態様において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これらの機能は、コンピュータ読取可能な媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして送信または記憶されうる。コンピュータ可読媒体、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ通信媒体およびコンピュータ記憶媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の入手可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ可読媒体、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、データ構造または命令の形式で所望のプログラムコードを記憶または搬送するために動作可能であり、かつコンピュータによってアクセスされうる他の任意の媒体を備えうる。また、いずれの接続も厳密にはコンピュータ読取可能な媒体と称されうる。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ここでディスク(disk)は、通常磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもコンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0078]先の開示は例示的な態様および/または態様について論述しているが、説明された態様、および/または、特許請求の範囲によって定義されたような態様の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変化および変更がなされうることが留意されるべきでる。さらに、説明された態様および/または態様の要素は、単数形で説明または請求されうるが、単数形への限定が明確に特定されていない場合、複数形が考慮される。加えて、任意の態様および/または態様のすべてまたは一部が、別途明記されていない限り、任意の他の態様および/または態様のすべてまたは一部とともに利用されうる。

Claims (40)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する第1の近接場通信識別子(NFCID)中の衝突ビットを決定することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定することと、
    前記衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの価値を選択することによって前記第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成することと、
    前記第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全なNFCIDに帰着することを決定することと、
    第2のカスケードレベル値を使用して前記第1のリモートNFCデバイスに対応する、前記第2のNFCIDのさらなる部分を取得することと、ここで、前記第2のカスケードレベル値は、前記第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応する、
    少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが前記設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないことを決定することと、
    第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得することと
    を備える方法。
  2. 前記第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第1のNFCIDを含む単一デバイス検出応答メッセージを受信することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のNFCIDに関連付けられた前記バイト長が前記第1のリモートNFCデバイスに対して前記不完全なNFCIFに帰着すると前記決定することは、
    前記第1のカスケードレベル値および前記第2のNFCIDを含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第2のNFCIDを通じて識別された前記第1のリモートNFCデバイスから単一デバイス検出応答メッセージを受信することと、
    前記第2のNFCIDおよび前記第1のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第2のNFCIDが不完全であることを示す選択応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のリモートNFCデバイスに対応する前記第2のNFCIDの前記さらなる部分を前記取得することは、
    前記第2のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第2のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ前記第2のNFCIDを含む、単一デバイス検出応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第2のNFCIDおよび第2のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第2のカスケードレベル値に基づく前記第2のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第1のリモートNFCデバイスのための識別子として前記第2のNFCIDを記憶することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2のリモートNFCデバイスに対応する前記第3のNFCIDを前記取得することは、
    前記第1のリモートNFCデバイスにスリープ要求メッセージを送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    衝突を示さない、単一デバイス検出応答メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づいて前記第3のNFCIDを含む、選択要求メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第3のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第2のリモートNFCデバイスのための識別子として前記第3のNFCIDを記憶することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記カスケードレベル衝突値をデフォルト設定にリセットすることをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のカスケードレベル値は、4バイトのNFCIDおよび7バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2のカスケードレベル値は、7バイトのNFCIDおよび10バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記カスケードレベル衝突値は、3つの利用可能な値を含み、前記3つの利用可能な値の各々は、異なるカスケードレベル値に関連付けられた衝突を示す、
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のおよび第2のリモートNFCデバイスは、NFC−A無線周波数(RF)技術を使用するように動作可能である、
    請求項1に記載の方法。
  11. 第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する第1の近接場通信識別子(NFCID)中の衝突ビットを決定することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定することと、
    前記衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの価値を選択することによって前記第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成することと、
    前記第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全なNFCIDに帰着すると決定することと、
    第2のカスケードレベル値を使用して前記第1のリモートNFCデバイスに対応する、前記第2のNFCIDのさらなる部分を取得することと、ここで、前記第2のカスケードレベル値は、前記第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応する、
    少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが前記設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないことを決定することと、
    第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得することと
    を行うためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備える、
    コンピュータプログラム製品。
  12. 前記コンピュータ可読媒体は、
    前記第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第1のNFCIDを含む単一デバイス検出応答メッセージを受信することと
    を行うためのコードをさらに備える、請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  13. 前記第2のNFCIDに関連付けられた前記バイト長が前記第1のリモートNFCデバイスに対して前記不完全なNFCIFに帰着すると前記決定することを行うためのコードは、
    前記第1のカスケードレベル値および前記第2のNFCIDを含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第2のNFCIDを通じて識別された前記第1のリモートNFCデバイスから単一デバイス検出応答メッセージを受信することと、
    前記第2のNFCIDおよび前記第1のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第2のNFCIDが不完全であることを示す選択応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと
    を行うためのコードをさらに備える、請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  14. 前記第1のリモートNFCデバイスに対応する前記第2のNFCIDの前記さらなる部分を前記取得することを行うためのコードは、
    前記第2のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第2のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ前記第2のNFCIDを含む、単一デバイス検出応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第2のNFCIDおよび前記第2のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第2のカスケードレベル値に基づく前記第2のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第1のリモートNFCデバイスのための識別子として前記第2のNFCIDを記憶することと
    を行うためのコードをさらに備える、請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  15. 前記第2のリモートNFCデバイスに対応する前記第3のNFCIDを前記取得することを行うためのコードは、
    前記第1のリモートNFCデバイスにスリープ要求メッセージを送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    衝突を示さない、単一デバイス検出応答メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づいて前記第3のNFCIDを含む、選択要求メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第3のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第2のリモートNFCデバイスのための識別子として前記第3のNFCIDを記憶することと
    を行うためのコードをさらに備える、請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  16. 前記コンピュータ可読媒体は、
    前記カスケードレベル衝突値をデフォルト設定にリセットすることを行うコードをさらに備える、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  17. 前記第1のカスケードレベル値は、4バイトのNFCIDおよび7バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  18. 前記第2のカスケードレベル値は、7バイトのNFCIDおよび10バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  19. 前記カスケードレベル衝突値は、3つの利用可能な値を含み、前記3つの利用可能な値の各々は、異なるカスケードレベル値に関連付けられた衝突を示す、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  20. 前記第1のおよび第2のリモートNFCデバイスは、NFC−A無線周波数(RF)技術を使用するように動作可能である、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  21. 1つまたは複数の近接場通信識別子(NFCID)を含み、1つまたは複数のカスケードレベル値に基づく1つまたは複数のNFCベースのメッセージを受信するための手段と、
    前記受信した1つまたは複数のNFCベースのメッセージを処理するための手段と
    を備え、前記処理するための手段は、
    前記1つまたは複数のカスケードレベル値のうちの第1のカスケードレベル値に基づいて前記1つまたは複数のNFCIDのうちの第1のNFCID中の衝突ビットを決定することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定することと、
    前記衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの値を選択することによって前記第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成することと、
    前記第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全なNFCIDに帰着すると決定することと、
    第2のカスケードレベル値を使用して前記第1のリモートNFCデバイスに対応する、前記第2のNFCIDのさらなる部分を取得することと、ここで、前記第2のカスケードレベル値は、前記第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応する、
    少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが前記設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないことを決定することと、
    第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得することと
    を行うように構成される、装置。
  22. 前記第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、
    前記受信するための手段は、
    前記第1のNFCIDを含む単一デバイス検出応答メッセージを受信することを行うようにさらに構成される、
    請求項21に記載の装置。
  23. 前記第1のカスケードレベル値および前記第2のNFCIDを含む単一デバイス検出要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、前記受信するための手段と前記送信するための手段は、
    前記第2のNFCIDを通じて識別された、単一デバイス検出応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第2のNFCIDおよび前記第1のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第2のNFCIDが不完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから送信することと
    を行うようにさらに構成される、請求項21に記載の装置。
  24. 前記第2のカスケードレベル値を含む、単一デバイス検出要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、前記受信するための手段と前記送信するための手段は、
    前記第2のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ前記第2のNFCIDを含む、単一デバイス検出応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第2のNFCIDおよび前記第2のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第2のカスケードレベル値に基づく前記第2のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと
    を行うようにさらに構成され、
    前記第1のリモートNFCデバイスのための識別子として前記第2のNFCIDを記憶するための手段をさらに備える、
    請求項21に記載の装置。
  25. 前記第1のリモートNFCデバイスにスリープ要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、前記受信するための手段と前記送信するための手段は、
    前記第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    衝突を示さない、単一デバイス検出応答メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第3のNFCIDを含む、選択要求メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第3のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスから受信することと
    を行うようにさらに構成され、
    前記第2のリモートNFCデバイスのための識別子として前記第3のNFCIDを記憶するための手段をさらに備える、
    請求項21に記載の装置。
  26. 前記処理するための手段は、前記カスケードレベル衝突値をデフォルト設定にリセットするようにさらに構成される、
    請求項21に記載の装置。
  27. 前記第1のカスケードレベル値は、4バイトのNFCIDおよび7バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項21に記載の装置。
  28. 前記第2のカスケードレベル値は、7バイトのNFCIDおよび10バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項21に記載の装置。
  29. 前記カスケードレベル衝突値は、3つの利用可能な値を含み、前記3つの利用可能な値の各々は、異なるカスケードレベル値に関連付けられた衝突を示す、
    請求項21に記載の装置。
  30. 前記第1のおよび第2のリモートNFCデバイスは、NFC−A無線周波数(RF)技術を使用するように動作可能である、
    請求項21に記載の装置。
  31. トランシーバと、
    メモリと、
    前記メモリに接続されるプロセッサと、
    前記メモリまたはプロセッサのうちの少なくとも1つに接続されるNFC衝突解決モジュールと
    を備え、前記NFC衝突解決モジュールは、
    第1のカスケードレベル値に対応するバイト長を有する第1の近接場通信識別子(NFCID)中の衝突ビットを決定することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づいてカスケードレベル衝突値を設定することと、
    前記衝突ビットのための2つの可能な値のうちの1つの価値を選択することによって前記第1のNFCIDから第2のNFCIDを生成することと、
    前記第2のNFCIDに関連付けられたバイト長が第1のリモートNFCデバイスに対して不完全なNFCIDに帰着すると決定することと、
    第2のカスケードレベル値を使用して前記第1のリモートNFCデバイスに対応する、前記第2のNFCIDのさらなる部分を取得することと、ここで、前記第2のカスケードレベル値は、前記第1のカスケードレベル値より長いバイト長のNFCIDに対応する、
    少なくとも1つの他のリモートNFCデバイスが前記設定されたカスケードレベル衝突値に基づいてまだ識別されないことを決定することと、
    第2のリモートNFCデバイスに対応する第3のNFCIDを取得することと
    を行うように構成される、
    装置。
  32. 前記トランシーバは、
    前記第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第1のNFCIDを含む単一デバイス検出応答メッセージを受信することと
    を行うようにさらに構成される、請求項31に記載の装置。
  33. 前記トランシーバは、
    前記第1のカスケードレベル値および前記第2のNFCIDを含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第2のNFCIDを通じて識別された前記第1のリモートNFCデバイスから単一デバイス検出応答メッセージを受信することと、
    前記第2のNFCIDおよび前記第1のカスケードレベル値を含む、選択要求メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第2のNFCIDが不完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと
    を行うようにさらに構成される、請求項31に記載の装置。
  34. 前記トランシーバは、
    前記第2のカスケードレベル値を含む、単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    前記第2のカスケードレベル値に対応するバイト長を持つ前記第2のNFCIDを含む、単一デバイス検出応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第2のNFCIDおよび前記第2のカスケードレベル値を含む、選択依頼メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第2のカスケードレベル値に基づく前記第2のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第1のリモートNFCデバイスから受信することと
    を行うようにさらに構成され、
    前記メモリは、前記第1のリモートNFCデバイスのための識別子として前記第2のNFCIDを記憶することを行うようにさらに構成される、
    請求項31に記載の装置。
  35. 前記トランシーバは、
    前記第1のリモートNFCデバイスにスリープ要求メッセージを送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値を含む単一デバイス検出要求メッセージを送信することと、
    衝突を示さない、単一デバイス検出応答メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスから受信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づいて前記第3のNFCIDを含む、選択要求メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスに送信することと、
    前記第1のカスケードレベル値に基づく前記第3のNFCIDが完全であることを示す、選択応答メッセージを前記第2のリモートNFCデバイスから受信することと
    を行うようにさらに構成され、
    前記メモリは、前記第2のリモートNFCデバイスのための識別子として前記第3のNFCIDを記憶することを行うようにさらに構成される、
    請求項31に記載の装置。
  36. 前記NFC衝突解決モジュールは、
    前記カスケードレベル衝突値をデフォルト設定にリセットすることを行うようにさらに構成される、
    請求項31に記載の装置。
  37. 前記第1のカスケードレベル値は、4バイトのNFCIDおよび7バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項31に記載の装置。
  38. 前記第2のカスケードレベル値は、7バイトのNFCIDおよび10バイトのNFCIDのうちの少なくとも1つに対応する、
    請求項31に記載の装置。
  39. 前記カスケードレベル衝突値は、3つの利用可能な値を含み、前記3つの利用可能な値の各々は、異なるカスケードレベル値に関連付けられた衝突を示す、
    請求項31に記載の装置。
  40. 前記第1のおよび第2のリモートNFCデバイスは、NFC−A無線周波数(RF)技術を使用するように動作可能である、
    請求項31に記載の装置。
JP2014555676A 2012-02-02 2013-01-30 異なるサイズのnfc識別子を持つデバイス間の解決を改善する方法および装置 Expired - Fee Related JP6067752B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261594268P 2012-02-02 2012-02-02
US61/594,268 2012-02-02
US13/742,728 US20130201007A1 (en) 2012-02-02 2013-01-16 Methods and apparatus for improving resolution among devices with different size nfc identifiers
US13/742,728 2013-01-16
PCT/US2013/023905 WO2013116372A1 (en) 2012-02-02 2013-01-30 Methods and apparatus for improving resolution among devices with different size nfc identifiers

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015512191A true JP2015512191A (ja) 2015-04-23
JP2015512191A5 JP2015512191A5 (ja) 2016-03-03
JP6067752B2 JP6067752B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=47716162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014555676A Expired - Fee Related JP6067752B2 (ja) 2012-02-02 2013-01-30 異なるサイズのnfc識別子を持つデバイス間の解決を改善する方法および装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20130201007A1 (ja)
EP (1) EP2810425B1 (ja)
JP (1) JP6067752B2 (ja)
KR (1) KR20140120931A (ja)
CN (1) CN104040999B (ja)
IN (1) IN2014CN04847A (ja)
TW (1) TW201347440A (ja)
WO (1) WO2013116372A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130316645A1 (en) * 2012-05-23 2013-11-28 Health & Life Co., Ltd. Near field communication enabled medical device system
KR101363566B1 (ko) * 2012-09-14 2014-02-17 주식회사 터치웍스 무선 주파수 카드의 고유 아이디를 생성하는 장치 및 방법
KR20190138463A (ko) * 2018-06-05 2019-12-13 삼성전자주식회사 복수의 nfc 동작 모드를 지원하는 전자 장치 및 전자 장치의 동작 방법
CN113553870B (zh) * 2021-07-20 2022-09-27 深圳市汇顶科技股份有限公司 Nfc标签识别方法、装置、nfc设备和存储介质

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005218127A (ja) * 2002-12-17 2005-08-11 Sony Corp 通信装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60303357T2 (de) * 2002-03-18 2006-08-31 Koninklijke Philips Electronics N.V. Tragbares gerät mit terminalfunktion und datenträgerfunktion
JP2004215225A (ja) * 2002-12-17 2004-07-29 Sony Corp 通信システムおよび通信方法、並びにデータ処理装置
CN101584178A (zh) * 2006-08-15 2009-11-18 Nxp股份有限公司 具有带近场通信接口和第二接口两个接口的eeprom的设备
KR101337156B1 (ko) * 2006-11-27 2013-12-05 주식회사 엘지씨엔에스 카드 인식 장치 및 방법
US20080290995A1 (en) * 2007-03-30 2008-11-27 Skyetek, Inc. System and method for optimizing communication between an rfid reader and an rfid tag
JP4462341B2 (ja) * 2007-12-18 2010-05-12 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、並びにプログラム
EP2106107B1 (en) * 2008-03-27 2012-04-18 Motorola Mobility, Inc. Method and apparatus for automatic near field communication application selection in an electronic device
US7958194B2 (en) * 2008-08-25 2011-06-07 Massively Parallel Technologies, Inc. System and method for parallel processing using a Type I Howard Cascade
DE102008053369A1 (de) * 2008-10-27 2010-04-29 Giesecke & Devrient Gmbh Verfahren zur Challenge-Response-Authentisierung zwischen einem Lesegerät und einem Transponder basierend auf einer kontaktlosen Datenübertragung
EP2280580A1 (en) * 2009-07-07 2011-02-02 Nokia Corporation Data transfer with wirelessly powered communication devices
FR2968804B1 (fr) * 2010-12-13 2013-01-04 St Microelectronics Rousset Procede de gestion du dialogue entre un equipement et au moins un objet multi-applicatif tel qu'une carte a puce sans contact et objet correspondant
CN103973340B (zh) * 2013-01-29 2016-05-25 华为终端有限公司 近场通信方法和近场通信设备

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005218127A (ja) * 2002-12-17 2005-08-11 Sony Corp 通信装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6016043856; 'NFC Activity Specification Technical Specification NFC ForumTM ACTIVITY 1.0' NFCForum-TS-Activity-1.0 , 20101118 *
JPN6016043857; QUALCOMM, Inc.: 'Correction to NFC-A Collision Resolution Activity[online]' Input Paper NFC Forum Technical Committee , 20120203, インターネット<URL:http:/members.nfc-forum.org/ap *

Also Published As

Publication number Publication date
CN104040999A (zh) 2014-09-10
JP6067752B2 (ja) 2017-01-25
CN104040999B (zh) 2016-06-08
WO2013116372A1 (en) 2013-08-08
US20130201007A1 (en) 2013-08-08
KR20140120931A (ko) 2014-10-14
TW201347440A (zh) 2013-11-16
EP2810425A1 (en) 2014-12-10
IN2014CN04847A (ja) 2015-09-18
EP2810425B1 (en) 2016-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5872033B2 (ja) Nfcパラメータ更新機構を改善するための方法および装置
US9735834B2 (en) Methods and apparatus for improving NFC activation and data exchange reporting mechanisms
US9113284B2 (en) Methods and apparatus for improving management of NFC logical connections
JP6189418B2 (ja) ピアモード通信に関するrf発見の向上
JP2015512192A (ja) 複数のnfc−aデバイスの識別を改善するための方法および装置
JP5760151B2 (ja) Nfcee発見プロセスを改善するための方法および装置
US9887743B2 (en) Methods and apparatus for discovering tag talks first devices
JP2015525517A (ja) 他のrfアクティビティの検出に基づいてnfcrf発見を改善するための方法および装置
JP6067752B2 (ja) 異なるサイズのnfc識別子を持つデバイス間の解決を改善する方法および装置
PH12014502033B1 (en) Method and apparatus for improving peer communications using an active communication mode
EP3008658B1 (en) Methods and apparatus for improving re-activation of a nfc-f based remote nfc device

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6067752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees