JP6096688B2 - ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法 - Google Patents

ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6096688B2
JP6096688B2 JP2014030237A JP2014030237A JP6096688B2 JP 6096688 B2 JP6096688 B2 JP 6096688B2 JP 2014030237 A JP2014030237 A JP 2014030237A JP 2014030237 A JP2014030237 A JP 2014030237A JP 6096688 B2 JP6096688 B2 JP 6096688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
communication
selection
message transmission
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014030237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015156545A (ja
Inventor
尚人 干川
尚人 干川
誠 伊勢
誠 伊勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2014030237A priority Critical patent/JP6096688B2/ja
Publication of JP2015156545A publication Critical patent/JP2015156545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6096688B2 publication Critical patent/JP6096688B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、メディアを受信端末に適したものに変換してメッセージ伝達を行うユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法に関する。
通信には、発信者と受信者の間に直接の通信経路を確保して行う同期通信と、直接の通信経路を確保せず、中間の情報蓄積機能を経由した蓄積転送により情報伝達を行う非同期通信とがある。ユニファイド・コミュニケーションは、メディアを受信端末に適したものに変換してメッセージ伝達を行うものである。例えば、蓄積転送可能なメッセージ情報を安否情報伝達に利用する災害用伝言板などのWebサービスでは、特定人物に対して確実にメッセージ伝達を行うことが重要である。そこで、非同期通信によるユニファイド・コミュニケーションシステムを適用することにより、このような災害用伝言板などのWebサービスでやりとりしているメッセージデータを電話系通信データに変換して情報通知することが考えられる。
ただし、通常の非同期通信では、情報の伝達を受ける側の利用者の能動的動作により通信が実行されるので、この能動的動作の完了と同時に情報の確実な伝達が確認できたこととなる。一方、非同期通信データを電話系通信データに変換して、電話やFAXなどの電話系サービスを同期通信で転送する場合、非同期のWebサービスとは通信特性が異なるため、確実なメッセージ伝達を行うためには、利用者に成り代わり追加の通信処理手続きが必要となることがある。このような伝達を受ける側の状態を確認する補完機能としてプレゼンスなどの利用が考えられる。
また、この種のシステムとして、特許文献1のクラウドサービス提供システムがある。特許文献1には、オールIPネットワークにおいて、IMS(IP Multimedia Subsystem)やサービス提供基盤SDP(Service Delivery Platform)とユーザ端末UEとを連携させて効率的にクラウドサービスを提供することが開示されている。
特開2011−182031号公報
従来、非同期通信によるユニファイド・コミュニケーションを電話系サービスにより実現する場合、メッセージが受信側の利用者により確認されたことをシステムレベルで確認する手段はなく、受信側の利用者が別途の方法で受信確認を行っていた。このため、利用者レベルでの受信確認が遅れると、メッセージの送達が確認できていないものとして再試行がなされることも多く、網に無用な負荷を与える可能性があった。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、メッセージ受信側から明示的な状態通知がなくても無用な再試行を抑制することのできるユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の態様に係る発明は、ユニファイド・コミュニケーションシステムであって、メッセージ受信側の利用状況を把握する把握部と、前記把握部により把握された利用状況に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアの選択肢について選択優先度を算出する算出部と、前記算出部により算出された選択優先度に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択する選択部と、前記選択部により選択されたメッセージメディアを使用してメッセージ伝達を行う伝達部とを備えメッセージ伝達要求を受け取ると、メッセージメディアの選択制御を行うための通信処理テーブルに、選択候補となる各メディアの選択優先度に応じて伝達を試みる周期を制御するためのカウンタ値を設定し、前記通信処理テーブルを一定周期で参照する際、各メディアに対応する受信者回線が、その時点で通信に使用されているかどうかを確認し、通信に使用されている場合は、メッセージを伝達すべき受信者が回線を使用している可能性が高いと判断し、当該通信の終了を待って、直ちにメッセージ伝達を実行し、通信に使用されていない場合は、当該回線が故障あるいは輻輳でないことを確認して、各カウンタ値を1ずつ減算し、カウンタ値が所定値となる選択肢があれば、当該選択肢でのメッセージ伝達を試みることを要旨とする。
の態様に係る発明は、第の態様に係る発明において、前記選択部が、利用者から指定された選択優先度と、前記算出部により算出された選択優先度とに基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択することを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、第の態様に係る発明は、ユニファイド・コミュニケーションシステムのメッセージ伝達方法であって、メッセージ受信側の利用状況を把握する把握ステップと、前記把握ステップにおいて把握された利用状況に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアの選択肢について選択優先度を算出する算出ステップと、前記算出ステップにおいて算出された選択優先度に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択する選択ステップと、前記選択ステップにおいて選択されたメッセージメディアを使用してメッセージ伝達を行う伝達ステップとを備えメッセージ伝達要求を受け取ると、メッセージメディアの選択制御を行うための通信処理テーブルに、選択候補となる各メディアの選択優先度に応じて伝達を試みる周期を制御するためのカウンタ値を設定し、前記通信処理テーブルを一定周期で参照する際、各メディアに対応する受信者回線が、その時点で通信に使用されているかどうかを確認し、通信に使用されている場合は、メッセージを伝達すべき受信者が回線を使用している可能性が高いと判断し、当該通信の終了を待って、直ちにメッセージ伝達を実行し、通信に使用されていない場合は、当該回線が故障あるいは輻輳でないことを確認して、各カウンタ値を1ずつ減算し、カウンタ値が所定値となる選択肢があれば、当該選択肢でのメッセージ伝達を試みることを要旨とする。
本発明によれば、メッセージ受信側から明示的な状態通知がなくても無用な再試行を抑制することのできるユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法を提供することができる。
本発明の実施の形態におけるユニファイド・コミュニケーションシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユニファイド・コミュニケーションシステムの動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるユニファイド・コミュニケーションシステムの具体例を示す図である。 比較例及び実施例にかかるメッセージ伝達要求の受付処理を示すフローチャートである。 比較例にかかるメディア選択処理を示すフローチャートである。 実施例にかかるメディア選択処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(ユニファイド・コミュニケーションシステム)
図1は、本発明の実施の形態におけるユニファイド・コミュニケーションシステム1の構成例を示す図である。このユニファイド・コミュニケーションシステム1は、機能的には、把握部2と、算出部3と、選択部4と、伝達部5とを備える。把握部2は、メッセージ受信側の利用状況を把握する。ここでいう“メッセージ受信側の利用状況”とは、メッセージ受信側の各種情報であり、メッセージ受信側やその他の通信網から観測可能なあらゆる情報を含む(後述する)。算出部3は、把握部2により把握された利用状況に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアの選択肢について選択優先度を算出する。選択部4は、算出部3により算出された選択優先度に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択する。伝達部5は、選択部4により選択されたメッセージメディアを使用してメッセージ伝達を行う。これにより、メッセージ受信側の利用状況に基づいてメッセージ受信側の利用者に適したメッセージメディアが選択されるため、メッセージ受信側から明示的な状態通知がなくても無用な再試行を抑制することができる。その結果、ユニファイド・コミュニケーションのメッセージ伝達率を向上させることが可能となる。
具体的には、算出部3は、メッセージメディアに対応する通信回線が通信中かどうかにより利用者のプレゼンスを推定し、その推定結果に基づいて選択優先度を算出してもよい。これにより、メッセージメディアに対応する通信回線が通信中かどうかに基づいて選択優先度が算出されるため、より適切なメッセージメディアを選択することができる。
また、算出部3は、メッセージメディアに対応する通信回線が通信中である場合は、その通信状況により利用者のプレゼンスを推定し、その推定結果に基づいて選択優先度を算出してもよい。これにより、メッセージメディアに対応する通信回線が通信中である場合は、その通信状況に基づいて選択優先度が算出されるため、より適切なメッセージメディアを選択することができる。
また、選択部4は、利用者から指定された選択優先度と、算出部3により算出された選択優先度とに基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択してもよい。これにより、利用者から指定された選択優先度を考慮してメッセージメディアが選択されるため、より適切なメッセージメディアを選択することができる。
(メッセージ伝達方法)
図2は、本発明の実施の形態におけるユニファイド・コミュニケーションシステム1の動作例を示すフローチャートである。
まず、把握部2は、メッセージ受信側の利用状況を把握する(ステップS1)。例えば、ユニファイド・コミュニケーションでメッセージの受信者となる個々の利用者ごとに、この利用者が利用する可能性のある端末の利用状況や、当該端末宛てにメッセージ伝達を行う際に利用する網内リソースの利用状況をリアルタイムで把握し、利用者ごとにデータベース化する。
次いで、算出部3は、潜在的メッセージ受信者宛てのメッセージ伝達要求があった場合(ステップS2:YES)、把握ステップS1において把握された利用状況に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアの選択肢について選択優先度を算出する(ステップS2)。例えば、データベースにアクセスして、当該メッセージ受信者に関連付けられた端末の利用状況などを取得し、この端末の利用状況などに基づいて選択優先度を算出する。
次いで、選択部4は、算出ステップS3において算出された選択優先度に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択する(ステップS4)。ただし、利用者から選択優先度が指定されている場合は、利用者から指定された選択優先度と、算出ステップS3において算出された選択優先度とに基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択する。例えば、固定電話を家族で共用する場合、この固定電話は利用者本人に使用されるとは限らないため、利用者から指定された選択優先度を考慮するのが妥当である。
最後に、伝達部5は、選択ステップS4において選択されたメッセージメディアを使用してメッセージ伝達を行う(ステップS5)。具体的には、選択ステップS4において選択されたメディアフォーマットへメッセージ変換を行い、そのメッセージメディアに対応する端末に送信する。
(具体例)
図3は、本発明の実施の形態におけるユニファイド・コミュニケーションシステム1の具体例を示す図である。ここでは、メッセージ受信側を電話系サービス(電話網22)、メッセージ送信側をWebサービス(インターネット網21)により実現する場合を例示している。
図3に示すように、ユニファイド・コミュニケーションシステム1は、外部システムやユーザによる送信リクエストを受け付けるWebサーバ11と、ユーザの通信手続きを代行するWeb−APサーバ12と、通信手続きに関わるデータなどを保持するWeb−DBサーバ13と、電話系サービスの機能処理を受け持つPF−APサーバ(プラットフォームサーバ)14と、メディア変換処理を受け持つメディアサーバ15とを備える。PF−APは、Parlay−XのAPIを有するSDP(service delivery platform)をベースとして構成される。ただし、テキスト・音声変換機能、音声・テキスト変換機能、テキスト・画像変換機能などのParlay−Xで規定されていないインターフェースについては拡張して実装する。
以下、このようなユニファイド・コミュニケーションシステム1がユーザによる送信リクエストを受け付けた場合の動作について説明する。まず、Webサーバ11は、インターネット網21を介してユーザから送信されたメッセージ(テキスト、音声、画像など)をHTTPリクエストとして受け付けると、そのデータをWeb−APサーバ12へ転送する。これにより、Web−APサーバ12は、Web−DBサーバ13にアクセスして各種のユーザデータ(サービス登録、事前宛先登録、再送回数設定など)や通信データ(網状態、通信状態、通信回数など)を参照し、通信タスク処理を実施する。通信タスク処理のフローは次の通りである。
・各種のユーザデータや通信データに基づいて通知先を選択する。
・選択した通知先に適したメディア変換を実施する。
・変換されたデータを用いて通知する。
ここでは、通知先端末として多種の電話系端末を例示している。Web−APサーバ12は、電話網22の状態により通知先端末に通知ができなかった場合(不出、話中、輻輳、故障/障害中など)、そのレスポンス結果を網状態情報として管理し、通知制限、通知先端末変更、再送などの処理を実行する。通知制限のレベル例としては、(1)無制限通知、(2)保留呼時間制限(音声・FAXデータを短い時間に制限)、(3)テキスト制限(SMS通知)などがある。
このようなユニファイド・コミュニケーションシステム1によれば、電話系通信の網リソースなどの周辺条件に応じて通知内容や通知先端末などを包括的に管理し、制御することができる。言い換えると、通信状態に変化がある状況でも、利用者に適した通知内容・時間・端末を自動調整して、サービスを提供することが可能である。
図3では、「電話中状態」「DTMF発信状態」など、電話網22から取得した情報を通信選択の判断に活用する場合を想定しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、電話網22以外(外部システム)からの情報を通信選択の判断に活用することもできる。例えば、インターネット網21からの情報をWeb−APサーバ12が取得するようにしてもよい。このようにすれば、通信会社や気象庁の災害情報サイトで提供しているWebAPI(API:アプリケーションインターフェース)などからシステムの障害情報や罹災情報を取得し、通信選択の判断に活用することも可能である。
(メディア選択処理)
次に、メッセージ伝達に使用するメディアを選択する処理について詳細に説明する。
− 比較例 −
図4および図5は、比較例にかかるメディア選択処理を示すフローチャートである。この比較例では、前もって定めておいた選択優先度に従って、選択候補となる各メディアに変換してメッセージの伝達を試みる。
例えば、Web−APサーバ12は、図4に示すように、メッセージ伝達要求を受け取ると、メッセージメディアの選択制御を行うための通信処理テーブルにカウンタ値を設定する(ステップS11→S12)。このカウンタは、選択候補となる各メディアの選択優先度に応じて伝達を試みる周期を制御するためのものである。一方、図5に示すように、通信処理テーブルを一定周期で参照し、各カウンタ値を1ずつ減算し、カウンタ値が1となる選択肢があれば、当該選択肢でのメッセージ伝達を試みる(ステップS21→S22→S23→S24)。メッセージ伝達が完了しなかった場合はカウンタをリセットし、次の試行実施に備える(ステップS25→S26)。
このような非同期通信のユニファイド・コミュニケーションでは、例えば、受信者を呼び出して音声メッセージを伝達しようとしても、メッセージを伝達すべき相手が電話機の周辺に不在でメッセージの伝達が完了しない場合がある。このような受信側利用者の状態についてプレゼンス機能が提供されていれば、これを利用することも考えられるが、プレゼンス機能は一部で実用化されているだけで、一般に広く使われているわけではない。そのため、システム機能としてメッセージ伝達の確認機能を提供せずに、実際にメッセージを受け取った利用者自身が個別にメッセージ内容の確認を連絡するのを待つという方法に頼らなければならない。
− 実施例 −
図4および図6は、実施例にかかるメディア選択処理を示すフローチャートである。この実施例は、伝達の候補となるメディアに変換したメッセージを利用者に伝達するのに使用する網内リソースの使用状況を把握して、確実にメッセージ伝達が期待できる最適なメッセージメディアを選択するものである。図4に示されるメッセージ伝達要求の受付処理は比較例と同じであるため、ここでは詳しい説明を省略する。
例えば、Web−APサーバ12は、図6に示すように、通信処理テーブルを一定周期で参照する際、まず、各メディアに対応する受信者回線が、その時点で通信に使用されているかどうかを確認する(ステップS31→S32)。そして、通信に使用されている場合は、メッセージを伝達すべき受信者が回線を使用している可能性が高いと判断し、当該通信の終了を待って、直ちにメッセージ伝達を実行する(ステップS32→S34→S37)。一方、通信に使用されていない場合は、当該回線が故障あるいは輻輳でないことを確認して、各カウンタ値を1ずつ減算し、カウンタ値が1となる選択肢があれば、当該選択肢でのメッセージ伝達を試みる(ステップS32→S33→S35→S36→S37)。メッセージ伝達が完了しなかった場合はカウンタをリセットし、次の試行実施に備える(ステップS38→S39)。当該回線が故障あるいは輻輳の場合は、カウンタの減算処理を行わず、次の試行実施に備える(ステップS33)。
この実施例によれば、例えば、特定のメッセージメディアの伝達に使用する回線を受信者が使用中である場合、その通信の直後にも、目的の受信者が対応する端末の周辺にいることが期待でき、より確実なメッセージ伝達が期待できる。また、特定のメディアによるメッセージ伝達トラヒックが集中し、確実な配送が期待できない場合、当該メッセージメディアによる伝達を避け、より確実な他のメッセージメディアを選択することができる。
なお、この実施例では、選択候補となるメッセージメディアに対応する通信回線が通信中かどうかにより利用者のプレゼンスを推定しているが、より詳細な通信状況を把握すれば、より精密なプレゼンスを推定することができる。例えば、同じ通信中の状態であっても、着呼により通信中である場合はFAX等の自動応答機能により通信が行われている可能性もあるため、当該利用者から発呼された場合の方が着呼により通信中である場合に比べて利用者が端末周辺にいる可能性が高いと推定される。また、通信中の利用者トラヒックのボリュームが上下均等の場合は、トラヒックボリュームが一方に偏っている場合に比べて実時間会話型通信が実施されている可能性が高く、利用者が端末周辺にいる可能性が高いと推定される。特に、トラヒックボリュームがメッセージ送信先の利用者方向に偏っている場合、受信側がマシンによる自動受信である可能性が高く、通信終了後にメッセージ伝達を試みてもメッセージ伝達が完了しないことも考えられる。また、通信中にDTMF信号を受信する等の利用者の積極動作を推測させる事象が観測報告された場合、利用者のプレゼンスが強く期待できるので、より積極的な対応を行うことも考えられる。このようなプレゼンスの推定結果に基づいて選択優先度を算出すれば、より適切なメッセージメディアを選択することが可能となる。
<その他のプレゼンス推定例>
以下に説明するプレゼンス推定結果を適宜組み合わせて選択優先度を算出してもよい。
まず、第1のプレゼンス推定例について説明する。通知先として登録されている電話回線の電話発信情報が得られると、その時間帯にその電話機近辺に人物が居ることがわかる。このような情報を利用すれば、通知先へ音声メッセージを発信すると繋がる(そして情報通知できる)可能性が非常に高い。
次に、第2のプレゼンス推定例について説明する。通知先として登録されている電話回線の電話着呼、通話および切断情報が得られると、その時間帯にその電話機近辺に人物が居ることがわかる。このような情報を利用すれば、通知先へ音声メッセージを発信すると繋がる(そして情報通知できる)可能性が高い。ただし、留守番電話などの自動応答機能があるため、第1のプレゼンス推定例よりは確実性が低い。
次に、第3のプレゼンス推定例について説明する。通知先として登録されている電話回線(携帯電話、スマートフォン)のSMS発信情報が得られると、その時間帯にその電話機(携帯電話、スマートフォン)近辺に人物が居ることがわかる。このような情報を利用すれば、通知先へ音声メッセージ、ショートメッセージを発信すると繋がる(そして情報通知できる)可能性が非常に高い。
次に、第4のプレゼンス推定例について説明する。通知先として登録されている電話回線(電話機、FAX機、携帯電話、スマートフォン)の回線故障情報が得られると、その回線による通知が不能であることがわかる。このような情報を利用すれば、メッセージ伝達時に通知不能な回線を除外することで情報通知の確実性が高い回線を選択することができる。
次に、第5のプレゼンス推定例について説明する。通知先として登録されている電話回線(電話機、FAX機、携帯電話、スマートフォン)の回線輻輳情報が得られると、その回線による通知がすぐには実施できないことがわかる。このような情報を利用すれば、メッセージ伝達時に即時の通知ができない回線を除外することで情報通知の確実性が高い回線を選択することができる。
次に、第6のプレゼンス推定例について説明する。通知先として登録されている電話回線からのDTMF情報が得られると、その回線から能動的にDTMF信号が発信されており、その電話機(携帯電話、スマートフォン)近辺に人物が居ることがわかる。このような情報を利用すれば、通知先へ音声メッセージ、ショートメッセージを発信すると繋がる(そして情報通知できる)可能性が非常に高い。
最後に、第7のプレゼンス推定例について説明する。通知先として登録されている電話回線(電話機、FAX機、携帯電話、スマートフォン)の話中情報が得られると、その回線による通知が不能であることがわかる。更に、話中情報が得られた後に話中解除されたことがわかると、その直後には人物がいる可能性が高いことがわかる。このような情報を利用すれば、話中時にメッセージ伝達を行わず、話中解除後を見計らい通知先へ音声メッセージ、ショートメッセージを発信すると繋がる(そして情報通知できる)可能性が非常に高い。
以上説明したように、本発明の実施の形態におけるユニファイド・コミュニケーションシステム1によれば、メッセージ受信側の利用状況に基づいてメッセージ受信側の利用者に適したメッセージメディアが選択されるため、メッセージ受信側から明示的な状態通知がなくても無用な再試行を抑制することができる。その結果、ユニファイド・コミュニケーションのメッセージ伝達率を向上させることが可能となる。
以上のように、本発明の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。
1…ユニファイド・コミュニケーションシステム
2…把握部
3…算出部
4…選択部
5…伝達部

Claims (3)

  1. メッセージ受信側の利用状況を把握する把握部と、
    前記把握部により把握された利用状況に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアの選択肢について選択優先度を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された選択優先度に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたメッセージメディアを使用してメッセージ伝達を行う伝達部とを備え
    メッセージ伝達要求を受け取ると、メッセージメディアの選択制御を行うための通信処理テーブルに、選択候補となる各メディアの選択優先度に応じて伝達を試みる周期を制御するためのカウンタ値を設定し、
    前記通信処理テーブルを一定周期で参照する際、各メディアに対応する受信者回線が、その時点で通信に使用されているかどうかを確認し、通信に使用されている場合は、メッセージを伝達すべき受信者が回線を使用している可能性が高いと判断し、当該通信の終了を待って、直ちにメッセージ伝達を実行し、通信に使用されていない場合は、当該回線が故障あるいは輻輳でないことを確認して、各カウンタ値を1ずつ減算し、カウンタ値が所定値となる選択肢があれば、当該選択肢でのメッセージ伝達を試みる
    ことを特徴とするユニファイド・コミュニケーションシステム。
  2. 前記選択部は、利用者から指定された選択優先度と、前記算出部により算出された選択優先度とに基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択することを特徴とする請求項1に記載のユニファイド・コミュニケーションシステム。
  3. メッセージ受信側の利用状況を把握する把握ステップと、
    前記把握ステップにおいて把握された利用状況に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアの選択肢について選択優先度を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにおいて算出された選択優先度に基づいて、メッセージ伝達に使用するメッセージメディアを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて選択されたメッセージメディアを使用してメッセージ伝達を行う伝達ステップとを備え
    メッセージ伝達要求を受け取ると、メッセージメディアの選択制御を行うための通信処理テーブルに、選択候補となる各メディアの選択優先度に応じて伝達を試みる周期を制御するためのカウンタ値を設定し、
    前記通信処理テーブルを一定周期で参照する際、各メディアに対応する受信者回線が、その時点で通信に使用されているかどうかを確認し、通信に使用されている場合は、メッセージを伝達すべき受信者が回線を使用している可能性が高いと判断し、当該通信の終了を待って、直ちにメッセージ伝達を実行し、通信に使用されていない場合は、当該回線が故障あるいは輻輳でないことを確認して、各カウンタ値を1ずつ減算し、カウンタ値が所定値となる選択肢があれば、当該選択肢でのメッセージ伝達を試みる
    ことを特徴とするユニファイド・コミュニケーションシステムのメッセージ伝達方法。
JP2014030237A 2014-02-20 2014-02-20 ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法 Active JP6096688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014030237A JP6096688B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014030237A JP6096688B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015156545A JP2015156545A (ja) 2015-08-27
JP6096688B2 true JP6096688B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=54775633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014030237A Active JP6096688B2 (ja) 2014-02-20 2014-02-20 ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6096688B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7061721B1 (ja) 2021-12-15 2022-04-28 Kddi株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び情報処理システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09162973A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マルチメディア通信方法及びシステム
JP3876792B2 (ja) * 2002-08-07 2007-02-07 日本電信電話株式会社 ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4085775B2 (ja) * 2002-10-28 2008-05-14 日本電信電話株式会社 端末メディア選択方法及び発信方法及び通信メディア選択装置及び端末メディア選択システム
JP2006101532A (ja) * 2005-10-17 2006-04-13 Hitachi Ltd 情報受信処理方法およびコンピュータ・テレフォニイインテグレーションシステム
US9357024B2 (en) * 2010-08-05 2016-05-31 Qualcomm Incorporated Communication management utilizing destination device user presence probability

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015156545A (ja) 2015-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240334172A1 (en) Method and system for emergency call management
US9065970B2 (en) Method and system for facilitating communication between wireless communication devices
JP4973172B2 (ja) 呼管理システムおよびメッセージ処理サーバシステム
US8718636B1 (en) System and method for expedited call retry handling due to voice over 4G call failure
CN106027599B (zh) 一种数据传输通道建立方法、系统和服务器
JP5237083B2 (ja) 呼制御システム、呼制御装置、端末装置、および、呼制御方法
GB2488120A (en) Facilitating communication between devices by requesting a status indicator of the ability of a second device to use a second communication method.
US9871929B2 (en) Communication method and user equipment
JP6096688B2 (ja) ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法
JP4503526B2 (ja) 呼制御方法および呼制御システム
CN107786953B (zh) VoLTE加密呼叫处理方法、应用服务器及终端
JP2008311695A (ja) アクセス制御装置、及びアクセス制御方法
JP4820323B2 (ja) 通信網選択システム
JP5253478B2 (ja) 呼制御システム及び方法
US20220167454A1 (en) Processing of a call by videoconference between two terminals
JP5476324B2 (ja) 着信制御装置および着信制御方法
JP2010183521A (ja) 通信メディア変換システム、方法及びプログラム
JP6353384B2 (ja) リソース制御システム及びリソース制御方法
TWI448123B (zh) 通話系統與方法
JP5568050B2 (ja) 中継装置および中継方法
KR101218659B1 (ko) 개방형 게이트웨이를 이용한 제삼자호제어시스템 및 운영방법
JP5703480B2 (ja) データ送信システム、データ送信方法、及びデータ送信プログラム
JP5736814B2 (ja) 接続先アドレス取得端末装置、ipアクセス網接続装置、方法およびプログラム、ならびにトラフィック分散システム
JP5717857B2 (ja) コール転送の宛先の監視
JPWO2012147248A1 (ja) 通話連動システム、宅内制御装置、通話連動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6096688

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150