以下、本発明の各実施形態の詳細について添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に際して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<1.管理システムの全体構成>
はじめに、管理システムの全体構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る管理システム100の全体構成を示す図である。図1に示すように、管理システム100は、管理サーバ110、コンテンツ提供サーバ120、スマートフォン等の携帯端末130、ノート型パソコン等の情報端末140を有する。管理システム100において、各サーバ(管理サーバ110、コンテンツ提供サーバ120)と各端末(携帯端末130、情報端末140)とは、インターネット150を介して通信可能に接続されている。
なお、管理サーバ110は、プリペイドカードを発行・管理するプリペイドカード管理業者が所有しているものとする。また、コンテンツ提供サーバ120は、キャラクタやファッションブランド等のデザインを含むコンテンツ全般(画像データ、動画データ、音楽データ、テキストデータ等)の所有権を有するコンテンツ提供業者(提供者)が所有しているものとする。更に、情報端末140は、プリペイドカードを利用可能な加盟店に設置されているものとする。
管理サーバ110は、カード管理プログラム111と、端末管理プログラム112と、プリペイドカード管理情報データベース(以下、単にDBと略す)113と、スキン管理DB114とを有する。
カード管理プログラム111は、プリペイドカード170を購入したユーザ160によるプリペイドカード170の利用情報を、プリペイドカード管理情報に記録することで利用履歴を管理する。なお、本実施形態において、ユーザ160が購入したプリペイドカード170には、キャラクタやファッションブランド等のデザイン(図1の例では星形七角形のデザイン)を含む描画内容が描画されているものとする。
端末管理プログラム112は、購入したプリペイドカード170について、ユーザ160が管理サーバ110にユーザ登録を行った場合に、ユーザ160の携帯端末130に、プリペイドカード170の利用履歴を送信する。また、ユーザ160によるプリペイドカード170の利用履歴を集計し、集計結果に応じたスキンを携帯端末130に送信する。なお、スキンとは、アプリケーションプログラムの外見に関する情報を格納したファイル群のことをいい、アプリケーションプログラムの背景、表示色、フォントなどを使いやすい仕様に変更するためのファイル群のことをいう。本実施形態において、携帯端末130に送信されるスキンは、ユーザ160が購入したプリペイドカード170に描画された描画内容に含まれるキャラクタやファッションブランド等のデザイン(図1の例では星形七角形のデザイン)を含むスキンである。なお、プリペイドカード170に描画された描画内容に含まれるデザイン及びスキンに含まれる同様のデザインは、いずれもコンテンツ提供業者より提供されるコンテンツに基づくものである。また、本実施形態において、スキンはプリペイドカード管理業者が生成するものとする。
プリペイドカード管理情報DB113は、プリペイドカードの利用履歴をユーザごとに記録したプリペイドカード管理情報を格納する。ユーザ160により購入されたプリペイドカード170のプリペイドカード管理情報は、ユーザ160のユーザID(ユーザ識別子)と対応付けてプリペイドカード管理情報DB113に格納される。
スキン管理DB114は、ユーザ160の携帯端末130に送信されるスキンを格納する。送信されたスキンは、ユーザ160の携帯端末130上で、プリペイドカード170の利用履歴を閲覧するための利用状態管理アプリケーション131を実行する際に適用される。なお、スキン管理DB114に格納されるスキンは、コンテンツ提供業者より提供されるコンテンツに基づいてプリペイドカード管理業者が生成し、格納するものとする。また、スキン管理DB114は、格納したスキンとプリペイドカードとの関連付けを定義するとともに、各スキンが使用可能となるための条件(プリペイドカードの利用履歴の集計結果に対する条件)を定義するスキン管理情報を格納する。
コンテンツ提供サーバ120は、コンテンツ管理プログラム121と、コンテンツDB122とを有する。コンテンツ管理プログラム121は、プリペイドカード170に描画されたキャラクタやファッションブランド等のデザイン及びスキンに含まれる同様のデザインの元となったコンテンツ全般を管理する。コンテンツ管理プログラム121は、コンテンツ提供業者が、プリペイドカード管理業者との間でコンテンツ使用料の支払いと引き換えに当該コンテンツの使用権を付与する契約をした場合に、当該コンテンツを提供する。コンテンツDB122は、コンテンツ提供業者が保有するコンテンツ及びコンテンツの一覧情報を格納する。
携帯端末130は、利用状態管理アプリケーション131と、取得スキンDB132とを有する。利用状態管理アプリケーション131は、管理サーバ110にアクセスすることで、プリペイドカード170の利用履歴を取得し、携帯端末130に表示する。また、プリペイドカード170の利用履歴の集計結果に応じて使用可能となったスキンを、管理サーバ110より取得する。
これにより、利用状態管理アプリケーション131には、プリペイドカード170に描画された描画内容に含まれるデザインを含むスキンが設定されることとなる。この結果、利用状態管理アプリケーション131実行時の表示画面には、プリペイドカード170の描画内容と同様のデザインが表示されることとなる。つまり、ユーザにとっては好みのプリペイドカードを購入することで、利用状態管理アプリケーション131の表示画面を好みのデザインにすることができるため、利用履歴や残金などの利用状況に関する情報を閲覧する際の興趣性が増す。
取得スキンDB132は、利用状態管理アプリケーション131が管理サーバ110より取得した複数のスキン及び取得スキンの一覧情報を格納する。取得スキンDB132に格納された複数のスキンのうち、利用状態管理アプリケーション131の実行時にいずれのスキンを適用するかは、ユーザ160が任意に設定できるものとする。
情報端末140は加盟店に設置され、ユーザ160が加盟店にてプリペイドカード170を利用して商品を購入したり、サービスの提供を受けたりした際にプリペイドカード170の情報を読み取るカードリーダ141と接続されている。
情報端末140では、カードリーダ141において読み取られたプリペイドカード170の情報を、利用料金や加盟店の店舗ID等とともに、利用情報として管理サーバ110に送信する。
<2.各サーバのハードウェア構成>
次に、各サーバ(管理サーバ110、コンテンツ提供サーバ120)のハードウェア構成について説明する。図2は、各サーバのハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、各サーバは、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、記憶部204を備える。更に、各サーバは、入力部205、通信部206を備える。なお、各サーバの各部は、バス207を介して相互に接続されている。
CPU201は、記憶部204に格納された各種プログラム(カード管理プログラム111、端末管理プログラム112、コンテンツ管理プログラム121等)を実行するコンピュータである。
ROM202は不揮発性メモリである。ROM202は、記憶部204に格納された各種プログラムを、CPU201が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する。具体的には、BIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラムなどを格納する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。RAM203は、記憶部204に格納された各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される、作業領域として機能する。
記憶部204は、CPU201により実行される各種プログラム及び各種プログラムがCPU201により実行される際に利用される各種情報を格納する。記憶部204が格納する各種情報には、管理サーバ110の場合、プリペイドカード管理情報、スキン、スキン管理情報等が含まれる。また、コンテンツ提供サーバ120の場合、コンテンツ、コンテンツの一覧情報等が含まれる。
入力部205は、各サーバの管理者が各サーバに各種指示を入力する際に用いられる。また、通信部206は、インターネット150を介して、他のサーバまたは各端末(携帯端末130、情報端末140)と通信を行う。
<3.各端末のハードウェア構成>
次に、各端末(携帯端末130、情報端末140)のハードウェア構成について説明する。図3は、管理システム100を構成する各端末のハードウェア構成を示す図である。
図3に示すように、各端末は、CPU301、ROM302、RAM303、記憶部304を備える。更に、各端末は、入力部305、表示部306、通信部307を備える。なお、各端末の各部は、バス308を介して相互に接続されている。
CPU301は、記憶部304に格納された各種プログラム(例えば、利用状態管理アプリケーション131)を実行するコンピュータである。ROM302は不揮発性メモリである。ROM302は、記憶部304に格納された各種プログラムを、CPU301が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する。具体的には、BIOSやEFI等のブートプログラムなどを格納する。
RAM303は、DRAMやSRAM等の主記憶装置である。RAM303は、記憶部304に格納された各種プログラムがCPU301によって実行される際に展開される、作業領域として機能する。
記憶部304は、CPU301により実行される各種プログラム及び各種プログラムがCPU301により実行される際に利用される各種情報(例えば、スキン、取得スキンの一覧情報等)を格納する。
入力部305は、各端末のユーザが各端末に各種指示を入力する際に用いられる。また、表示部306は、例えば各端末がインターネット150を介して管理サーバ110にアクセスすることで取得した各種表示画面等を表示する。通信部307は、インターネット150を介して、管理サーバ110と通信を行う。
<4.各DBに格納される情報の説明>
次に、各サーバ及び各端末のDB(プリペイドカード管理情報DB113、スキン管理DB114、コンテンツDB122、取得スキンDB132)に格納される情報について説明する。具体的には、各サーバ及び各端末のDBに格納される情報のうち、特にプリペイドカード管理情報、スキン管理情報、取得スキンの一覧情報の詳細について説明する。
(1)プリペイドカード管理情報
はじめに管理サーバ110のプリペイドカード管理情報DB113に格納されるプリペイドカード管理情報400について説明する。図4は、プリペイドカード管理情報400の一例を示す図である。
図4に示すように、プリペイドカード管理情報400はプリペイドカードIDごとに分けて管理されており、それぞれのプリペイドカード管理情報(図4の例では、400_1、400_2・・・)はユーザIDと対応付けられている。例えば、プリペイドカード管理情報400_1には、ユーザ160が購入したプリペイドカード170の登録情報、利用履歴、集計結果等が記録される。なお、図4において、ハッチング部分はプリペイドカードを発行した時点で既にプリペイドカード管理情報に記録されている情報である。また、図4の例では、プリペイドカード管理情報400_1の登録情報(プリペイドカードID、ユーザID)として、"C000001"(プリペイドカード170のプリペイドカードID)と"UID−X"(ユーザ160のユーザID)とが登録されている。
更に、プリペイドカード管理情報400には、利用履歴の項目として、"残金"、"アクション"、"利用料金またはチャージ金額"、"日時"、"店舗(店舗ID)"が含まれる。更に、利用履歴の集計結果の項目として"累計利用料金"、"累計利用回数"、"チャージ回数"、"ポイント数"、"スキンID"、"送信情報"等が含まれる。以下、プリペイドカード管理情報400_1の場合について、各項目の詳細を説明する。
"残金"には、プリペイドカード170の残金が記録される。プリペイドカード170の場合、ユーザ160は3000円で購入しているため、利用前の残金には、"¥3000"が記録されている。
"アクション"には、プリペイドカード170を有するユーザ160のアクションが記録される。"アクション"の1行目には"購入"が記録されており、2行目以降、プリペイドカード170を利用した場合には、"利用"と記録される。また、プリペイドカード170をチャージした場合には、"チャージ"と記録される。
"利用料金またはチャージ金額"には、それぞれのアクションに伴う、金額の増減が正負の符号とともに記録される。"利用料金またはチャージ金額"の1行目には、"+¥3000"が記録されており、2行目位以降は、プリペイドカード170を利用した場合にあっては、負の符号とともに利用料金が記録される。一方、プリペイドカード170をチャージした場合にあっては、正の符号とともにチャージ金額が記録される。
"日時"には、それぞれのアクションが行われた日時が記録される。"店舗(店舗ID)"には、それぞれのアクションが行われた店舗名及び店舗IDが記録される。例えば、図4の例では、プリペイドカード170は、東京新宿店(店舗ID=S001)で購入され、当該店舗で利用されたり、チャージされたりしている。また、東京渋谷店(店舗ID=S011)や北海道店(店舗ID=S030)でも利用されている。
"累計利用料金"には、ユーザ160がプリペイドカード170を利用した利用料金の累計値が記録される。累計利用料金は、"利用料金またはチャージ金額"に記録された利用料金(負の符号が付された金額)を加算することで導出される。図4の例では、2014年4月2日時点で、ユーザ160の累計利用料金は"¥2850"となっている。なお、"アクション"が"チャージ"の場合、対応する"累計利用料金"には、前回利用時の累計利用料金がそのまま記録される。
"累計利用回数"には、"アクション"として"利用"が記録された回数が記録される。1回利用されるごとに、"累計利用回数"は1ずつインクリメントされていく。"利用"以外の"アクション"の場合、"累計利用回数"はインクリメントされず、前回利用時の累計利用回数がそのまま記録される。
"チャージ回数"には、"アクション"として"チャージ"が記録された回数が記録される。1回チャージされるごとに、"チャージ回数"が1ずつインクリメントされていく。"チャージ"以外の"アクション"の場合、"チャージ回数"はインクリメントされず、前回チャージ時のチャージ回数がそのまま記録される。
"ポイント数"には、プリペイドカード170を利用可能な店舗のうち、特定の店舗において利用した場合に加算されるポイント数が記録される。例えば、プリペイドカード170に描画されているキャラクタやファッションブランド等のデザインを含むコンテンツ全般の所有権を有するコンテンツ提供業者の店舗(いわゆる直営店)で利用した場合には、ポイントが加算される。図4の例では、東京渋谷店が、プリペイドカード170に描画されているデザインを含むコンテンツ全般の所有権を有するコンテンツ提供業者の直営店であるため、東京渋谷店で利用するごとに、"ポイント数"には、10ポイントが加算されていく。
"スキンID"には、プリペイドカード170に描画されているデザインを含む様々な種類のスキンのうち、プリペイドカード170の利用履歴を集計することで得られた集計結果に応じたスキンのスキンIDが記録される。本実施形態に係る管理サーバ110では、プリペイドカード170の利用履歴を集計した集計結果が所定の使用条件を満たすごとに、新たなスキンがユーザ160によって使用可能となるように構成されている。このため、プリペイドカード管理情報400_1には、プリペイドカード170の利用履歴の集計結果に応じて使用可能となったスキンの"スキンID"が記録される。
図4の例では、はじめにユーザ160がプリペイドカード170を購入した際に、スキンID="A−001"のスキンがユーザ160により使用可能なスキンとして選択される。このため"スキンID"には"A−001"が記録される。また、"累計利用料金"が"¥650"となり、"累計利用回数"が"3回"となった時点で、スキンID="A−002"のスキンがユーザ160により新たに使用可能なスキンとして選択される。このため、"スキンID"には"A−002"が記録される。また、北海道店で利用された場合に、スキンID="A−101"のスキンがユーザ160により新たに使用可能なスキンとして選択される。このため、"スキンID"には、"A−101"が記録される。更に、"累計利用金額"が"¥2850"となり、"ポイント数"が"20"ポイントとなった時点で、スキンID="A−003"のスキンがユーザ160により新たに使用可能なスキンとして選択される。このため、"スキンID"には"A−003"が記録される。
"送信情報"には、使用可能となったスキンが、ユーザ160の携帯端末130に実際に送信されたか否かを示す情報が記録される。図4の例では、スキンID="A−001"、"A−002"、"A−101"のスキンは、既に携帯端末130に送信され、スキンID="A−003"のスキンは、未だ携帯端末130に送信されていないことを示している。
(2)スキン管理情報
次に管理サーバ110のスキン管理DB114に格納されているスキン管理情報500について説明する。図5は、スキン管理情報500の一例を示す図である。
図5に示すように、スキン管理情報500には、情報の項目として、"プリペイドカードID"、"コンテンツID"、"スキンID"、"ランク"、"条件"等が含まれる。
"プリペイドカードID"には、管理サーバ110が管理対象としている(つまり、プリペイドカード管理業者が発行・管理する)プリペイドカードの全ての識別子が格納される。本実施形態においてプリペイドカード管理業者は、キャラクタやファッションブランド等のデザインが描画されたプリペイドカードとして、4種類のプリペイドカードを発行している。つまり、プリペイドカード管理業者は、4つのコンテンツ提供業者と契約し、それぞれのコンテンツ提供業者が提供するコンテンツに基づくデザインを、プリペイドカードに描画して発行している。
図5の例では、プリペイドカードID="C000001〜C000100"のプリペイドカードには、コンテンツID="AAAA"のコンテンツに基づくデザインが描画されている。また、プリペイドカードID="C000101〜C000200"のプリペイドカードには、コンテンツID="BBBB"のコンテンツに基づくデザインが描画されている。また、プリペイドカードID="C000201〜C000300"のプリペイドカードには、コンテンツID="CCCC"のコンテンツに基づくデザインが描画されている。更に、プリペイドカードID="C000301〜C000400"のプリペイドカードには、コンテンツID="DDDD"のコンテンツに基づくデザインが描画されている。
"コンテンツID"には、それぞれのプリペイドカードIDのプリペイドカードに描画されているデザインを含むコンテンツ全般のコンテンツIDが記録される。
"スキンID"には、コンテンツIDにより特定されるコンテンツに基づくデザインを含むスキンであって、プリペイドカード管理業者により生成された様々な種類のスキンを特定するためのスキンIDが記録される。例えば、コンテンツID="AAAA"のコンテンツに基づくデザインを含むスキンには、21種類のスキンがある。同様に、コンテンツID="BBBB"のコンテンツに基づくデザインを含むスキンには、15種類のスキンがあり、コンテンツID="CCCC"のコンテンツに基づくデザインを含むスキンには、50種類のスキンがある。更に、コンテンツID="DDDD"のコンテンツに基づくデザインを含むスキンには、32種類のスキンがある。
このように、プリペイドカードIDとスキンIDとはスキン管理情報500において関連付けられている。なお、図5の例では、説明の便宜上、プリペイドカードIDとして7桁の英数字を用いたが、例えば、16桁の英数字から構成され、先頭6桁にBINコードが含まれている場合にあっては、先頭6桁とスキンIDとを関連付けるようにしてもよい。
"ランク"には、それぞれのスキンIDにより特定されるスキンのランクが記録される。それぞれのスキンIDにより特定されるスキンをユーザ160が使用可能となるための条件は、スキンIDごとに設定されており、それぞれの条件を満たすごとに、対応するスキンIDにより特定されるスキンを使用することが可能となる。
"条件"には、それぞれの"ランク"に対応するスキンIDにより特定されるスキンが使用可能となるための条件(プリペイドカードの利用履歴の集計結果に対する条件)が記録される。"条件"には、更に、"累計利用回数"、"累計利用料金"、"チャージ回数"、"ポイント数"が含まれる。"条件"に含まれるこれらの項目についての集計結果が、閾値を超えることで、対応するスキンIDにより特定されるスキンが使用可能なスキンとして選択される。
例えば、プリペイドカードID="C000001"のプリペイドカード170を保有するユーザ160の場合、スキンID="A−002"のスキンが使用可能となるためには、下記の条件を満たす必要がある。
・累計利用回数>th21
・累計利用料金>th22
・チャージ回数>th23
・ポイント数>th24
上記条件を満たす場合、ユーザ160によるプリペイドカード170の利用履歴の集計結果がランク="2"に到達したと判断され、対応するスキンID="A−002"が使用可能なスキンとして選択される。なお、ランク="1"のスキンは、利用履歴の集計結果に関わらず、プリペイドカード170を購入した時点で必ずユーザ160による使用が可能となるスキンである。
また、図5に示すように、"条件"に含まれる項目は、利用履歴の集計結果に関する項目だけではない。特定の店舗においてプリペイドカード170を利用した場合にあっては、利用場所に応じた特定のスキンが使用可能となるように条件が設定されている。このような条件設定を行うことで、ユーザ160は、例えば、地域固有のデザイン(いわゆるご当地キャラクタのデザイン)を含むスキンを使用することが可能となる。
図5の例では、コンテンツID="AAAA"のコンテンツに基づくデザインが描画されたプリペイドカードの場合、店舗ID="S030"(北海道店)において利用すると、スキンID="A−101"のスキンが使用可能なスキンとして選択される。なお、スキンID="A−101"のスキンは、北海道店固有のスキンである。
なお、図5に示すように、使用可能となるための"条件"は、コンテンツIDごとに異なる閾値が設定される。更に、コンテンツIDごとにランク数も異なっており、コンテンツIDごとに、スキンが変化する回数も異なっている。
(3)取得スキンの一覧情報
次に、携帯端末130の取得スキンDB132に格納される取得スキンの一覧情報600について説明する。図6は、取得スキンの一覧情報600の一例を示す図である。
図6に示すように、取得スキンの一覧情報600には、情報の項目として、"ユーザID"、"プリペイドカードID"、"取得スキンID"等が含まれる。
"ユーザID"には、携帯端末130を所有するユーザ160が、管理サーバ110にユーザ登録した際のユーザIDが格納される。"プリペイドカードID"には、ユーザ160が管理サーバ110にユーザ登録したプリペイドカード170のプリペイドカードIDが格納される。図6の例では、プリペイドカードID="C000001"が格納される。
"取得スキンID"は、ユーザ160がプリペイドカード170について取得したスキンのスキンIDが格納される。図6の例では、ユーザ160は、プリペイドカード170について、スキンID="A−001"、"A−002"、"A−101"の3種類のスキンを取得している。
<5.管理サーバの機能構成>
次に、カード管理プログラム111及び端末管理プログラム112がCPU201により実行されることで管理サーバ110において実現される機能について説明する。図7は、管理サーバ110の機能構成を示す図である。図7に示すように、管理サーバ110は、カード情報登録部711、利用状態記録部712、利用状態判定部721、スキン送信部722を有する。
カード情報登録部711は、プリペイドカード170を購入したユーザ160より、プリペイドカードID(C000001)とユーザID(UID−X)とが含まれる信号として、ユーザの登録要求を受け付ける。また、受け付けた登録要求より抽出したプリペイドカードID(C000001)に対応するプリペイドカード管理情報400_1を読み出し、"ユーザID"に、受け付けた登録要求より抽出したユーザID(UID−X)を登録する。このように、カード情報登録部711では、プリペイドカードを購入したユーザのユーザIDと、ユーザにより購入されたプリペイドカードのプリペイドカードIDとを対応付ける。
利用状態記録部712は、情報端末140より送信される利用情報に含まれる、ユーザID、利用料金、加盟店の店舗ID等をプリペイドカード管理情報400_1に記録する。具体的には、利用情報に含まれるプリペイドカードID(C000001)に対応するプリペイドカード管理情報400_1を読み出し、読み出したプリペイドカード管理情報400_1に、利用情報に含まれる利用料金や加盟店の店舗ID等を記録する。
利用状態判定部721は、ユーザ160が何等かのアクションを起こすことで、プリペイドカード管理情報400_1の利用履歴が更新された場合に実行される。具体的には、プリペイドカード管理情報400_1を用いてユーザ160の利用履歴を集計し、集計結果をプリペイドカード管理情報400_1に記録する。また、集計結果とスキン管理情報500とを対比することで、新たなスキンが使用可能になったか否かを判定する。更に、新たなスキンが使用可能になったと判定した場合、当該スキンのスキンIDを、プリペイドカード管理情報400_1に記録する。
スキン送信部722は、携帯端末130において利用状態管理アプリケーション131が起動されると、携帯端末130に対して、使用可能なスキンとして選択されたスキンを送信する。具体的には、まず、携帯端末130よりプリペイドカード管理情報の送信を要求する信号として、送信要求を受信することで利用状態管理アプリケーション131が起動されたことを認識する。そして、当該送信要求に含まれるプリペイドカードID(="C000001")のプリペイドカード管理情報400_1を読み出す。更に、プリペイドカード管理情報400_1において"送信情報"に未送信と記録されているスキンの有無を判定する。"送信情報"に未送信と記録されているスキンがあると判定した場合には、対応するスキンID(="A−003")を抽出し、抽出したスキンIDにより特定されるスキンを、送信要求の要求元の携帯端末130に送信する。これにより、使用可能になったスキン(スキンID="A−003"のスキン)がユーザ160に送信されることとなる。
なお、未送信のスキンがスキン送信部722により送信されると、プリペイドカード管理情報400_1の"送信情報"が"未送信"から"送信済み"に書き換えられる。
<6.管理サーバにより実行される処理>
次に、管理サーバ110により実行される各種処理(ユーザ登録処理、プリペイドカード情報管理処理、スキンID特定処理、端末管理処理)について説明する。
(1)ユーザ登録処理
はじめに、カード情報登録部711によるユーザ登録処理の流れについて説明する。図8は、ユーザ登録処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS801において、カード情報登録部711は、ユーザの登録要求を受信したか否かを判定する。プリペイドカード170を購入したユーザ160は、ユーザ登録を行うべく、利用状態管理アプリケーション131を起動する。ユーザ登録を行っていない状態で利用状態管理アプリケーション131を起動すると、携帯端末130の表示画面には、ユーザ登録画面が表示される。そこで、ユーザ160は、当該ユーザ登録画面において、購入したプリペイドカード170のプリペイドカードID(="C000001")とユーザID(="UID−X")とを入力し、管理サーバ110にユーザの登録要求を送信する。これにより、管理サーバ110では、ユーザの登録要求を受信する。
ステップS801においてユーザの登録要求を受信したと判定した場合には、ステップS802に進む。ステップS802において、カード情報登録部711は、当該登録要求に含まれるプリペイドカードIDとユーザIDとを抽出する。
ステップS803において、カード情報登録部711は、抽出したプリペイドカードIDに対応するプリペイドカード管理情報400_1を読み出す。ステップS804において、カード情報登録部711は、抽出したユーザIDを、読み出したプリペイドカード管理情報400_1の"ユーザID"に記録する。
ステップS805において、カード情報登録部711は、ユーザの登録要求を受信した日時を、読み出したプリペイドカード管理情報400_1の"日時"に記録する。なお、ユーザの登録要求に、ユーザ160がプリペイドカード170を購入した店舗の店舗IDが含まれていた場合にあっては、読み出したプリペイドカード管理情報400_1の"店舗(店舗ID)"に、登録要求に含まれていた店舗IDを記録する。
なお、カード情報登録部711によるユーザ登録処理が完了すると、管理サーバ110より、スキン(スキンID="A−001"のスキン)及びプリペイドカード管理情報400_1の残金等が送信される。これにより、携帯端末130では、受信したスキンを設定するとともに、設定したスキンが適用された利用状態管理アプリケーション131の初期画面を表示させることができる。
(2)プリペイドカード情報管理処理
次に、利用状態記録部712及び利用状態判定部721によるプリペイドカード情報管理処理の流れについて説明する。図9は、プリペイドカード情報管理処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS901において、利用状態記録部712は、プリペイドカードを利用するユーザが何等かのアクションを起こしたか否かを判定する。具体的には、プリペイドカードを利用可能な加盟店より利用情報を受信したか否かを判定する。あるいは、プリペイドカードのチャージ情報を受信したか否かを判定する。
プリペイドカードの利用情報及びチャージ情報のいずれも受信していないと判定した場合には、ユーザ160によるアクションがないと判定し、アクションがあるまで待機する。一方、プリペイドカードの利用情報またはチャージ情報のいずれかを受信したと判定した場合には、ユーザ160によるアクションがあったと判定し、ステップS902に進む。
ステップS902において、利用状態記録部712は、利用情報またはチャージ情報に含まれるプリペイドカードID(="C000001")を抽出する。更に、ステップS903において、抽出したプリペイドカードIDに対応するプリペイドカード管理情報400_1を読み出す。
ステップS904において、利用状態記録部712は、アクションの内容を判定する。ステップS901において受信した情報が利用情報であった場合には、"アクション"="利用"と判定し、ステップS905に進む。一方、ステップS901において受信した情報がチャージ情報であった場合には、"アクション"="チャージ"と判定し、ステップS910に進む。
ステップS905において、利用状態記録部712は、利用情報に含まれる、利用料金、日時、利用した店舗の店舗IDを、プリペイドカード管理情報400_1に記録する。
ステップS906において、利用状態判定部721は、ステップS905において新たに利用料金等が記録された後の残金を算出し、算出結果をプリペイドカード管理情報400_1に記録する。
ステップS907において、利用状態判定部721は、ステップS905において新たに利用料金等が記録された後の累計利用料金を集計し、集計結果をプリペイドカード管理情報400_1に記録する。
ステップS908において、利用状態判定部721は、累計利用回数をインクリメントし、プリペイドカード管理情報400_1に記録する。更に、ステップS909において、利用状態判定部721は、ステップS905において抽出した店舗IDが、ポイント加算の対象となっている店舗であるか否かを判定する。具体的には、スキン管理情報500を参照することで、ポイント加算の対象となっている店舗であるか否かを判定する。判定の結果、ポイント加算の対象となっている店舗であると判定した場合には、所定のポイント数を加算したうえで、プリペイドカード管理情報に記録する。
一方、ステップS910において、利用状態判定部721は、チャージ情報に含まれる、チャージ金額、日時、チャージした店舗の店舗IDを、プリペイドカード管理情報400_1に記録する。
ステップS911において、利用状態判定部721は、ステップS910において新たにチャージ金額等が記録された後の残金を算出し、算出結果をプリペイドカード管理情報400_1に記録する。
ステップS912において、利用状態判定部721は、スキンID特定処理を実行する。なお、スキンID特定処理の詳細は、図10を用いて後述する。ステップS912におけるスキンID特定処理が完了すると、今回のアクションに対するプリペイドカード情報管理処理を終了する。
(3)スキンID特定処理
次に、利用状態判定部721によるスキンID特定処理(ステップS912)の詳細について説明する。図10は、利用状態判定部721によるスキンID特定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1001において、利用状態判定部721は、プリペイドカードID(="C000001")に応じた条件を、スキン管理情報500より読み出す。
ステップS1002において、利用状態判定部721は、読み出したスキン管理情報500と、プリペイドカード管理情報400_1の"店舗ID"、"累計利用料金"、"累計利用回数"、"チャージ回数"、"ポイント数"とを比較する。
ステップS1003において、利用状態判定部721は、ステップS1002における比較の結果に基づいて、プリペイドカード170のランクを特定する。ステップS1004において、利用状態判定部721は、ステップS1003において特定したランクに対応付けられたスキンIDを特定する。そして、特定したスキンIDが未だプリペイドカード管理情報400_1に記録されていない場合には、プリペイドカード管理情報400_1に記録する。なお、このときプリペイドカード管理情報400_1の"送信情報"には"未送信"が記録される。
(4)端末管理処理
次に、スキン送信部722による端末管理処理の流れについて説明する。図11は、スキン送信部722による端末管理処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1101において、スキン送信部722は、携帯端末130の利用状態管理アプリケーション131が起動したか否かを判定する。具体的には、携帯端末130より、プリペイドカード管理情報の送信要求を受信したか否かを判定する。ステップS1101において、プリペイドカード管理情報の送信要求を受信していないと判定した場合には、携帯端末130において利用状態管理アプリケーション131が起動していないと判定し、起動するまで待機する。
一方、プリペイドカード管理情報の送信要求を受信したと判定した場合には、携帯端末130において利用状態管理アプリケーション131が起動したと判定し、ステップS1102に進む。ステップS1102において、スキン送信部722は、プリペイドカード管理情報の送信要求に含まれるプリペイドカードID(="C000001")を抽出する。
ステップS1103において、スキン送信部722は、ステップS1102において抽出したプリペイドカードIDに対応するプリペイドカード管理情報400_1を読み出す。ステップS1104において、スキン送信部722は、前回のループで読み出したプリペイドカード管理情報400_1と今回のループで読み出したプリペイドカード管理情報400_1とを比較し、"アクション"が更新されたか否かを判定する。
ステップS1104において、"アクション"が更新されたと判定した場合には、ステップS1105に進む。なお、利用状態管理アプリケーション131が起動してから、1回目のループの場合には、"アクション"が更新されたか否かに関わらず、ステップS1105に進む。
ステップS1105において、スキン送信部722は、今回のループで読み出したプリペイドカード管理情報に含まれる"残金"に記録された現時点での金額及びその他の利用履歴を、携帯端末130に送信する。これにより、利用状態管理アプリケーション131が起動している間は、プリペイドカードの利用履歴の変化を、リアルタイムに携帯端末130に送信することができる。
ステップS1106において、スキン送信部722は、プリペイドカード管理情報400_1に基づいて、未送信のスキンがあるか否かを判定する。ステップS1106において、未送信のスキンがあると判定した場合には、ステップS1107に進む。ステップS1107において、スキン送信部722は、未送信のスキンを携帯端末130に送信する。
ステップS1108において、スキン送信部722は、プリペイドカード管理情報400_1において、今回送信したスキンのスキンIDに対応する"送信情報"を、"未送信"から"送信済み"に書き換える。
ステップS1109において、スキン送信部722は、携帯端末130において利用状態管理アプリケーション131が終了したか否かを判定する。携帯端末130では、利用状態管理アプリケーション131を終了する際に、管理サーバ110に対して、終了情報を送信する。これにより、スキン送信部722では、携帯端末130より終了情報が送信されたか否かに基づいて、利用状態管理アプリケーション131が終了したか否かを判定することができる。
ステップS1109において、利用状態管理アプリケーション131が終了していないと判定した場合には、ステップS1103に戻り、ステップS1103からステップS1108までの処理を繰り返す。これにより、利用状態管理アプリケーション131が起動中に、プリペイドカード170が利用され、新たなスキンが使用可能なスキンとして選択された場合、当該新たに使用可能となったスキンを、リアルタイムに携帯端末130に送信することが可能となる。
ステップS1109において、利用状態管理アプリケーション131が終了したと判定した場合には、端末管理処理を終了する。
<7.携帯端末の機能構成>
次に、利用状態管理アプリケーション131がCPU301により実行されることで携帯端末130において実現される機能について説明する。図12には、携帯端末130の機能構成を示す図である。図12に示すように、携帯端末130は、ユーザ登録部1201、スキン取得部1202、プリペイドカード管理情報取得部1203、表示制御部1204を有する。
ユーザ登録部1201は、プリペイドカード170を購入したユーザ160のユーザIDを、プリペイドカード管理情報400_1に登録する。具体的には、ユーザ160により購入されたプリペイドカード170のプリペイドカードIDの入力と、ユーザ160のユーザIDの入力とを受け付け、ユーザの登録要求を管理サーバ110に送信する。
スキン取得部1202は、管理サーバ110より、未送信のスキンを取得する。プリペイドカード管理情報取得部1203は、利用状態管理アプリケーション131の起動時に、管理サーバ110に対して、プリペイドカード管理情報の現時点での"残金"及びその他の利用履歴を含むプリペイドカード管理情報400の送信要求を行う。なお、利用履歴には、"残金"の他、"利用料金またはチャージ金額"、"日時"、"店舗(店舗ID)"が含まれるものとする。また、プリペイドカード管理情報取得部1203では、プリペイドカード管理情報の送信要求に、プリペイドカードIDを含めて送信する。
表示制御部1204は、利用状態管理アプリケーション131が提供する表示画面の表示を制御する。表示制御部1204では、スキン取得部1202が新たにスキンを取得した場合や、プリペイドカード管理情報取得部1203が、更新されたプリペイドカード管理情報400_1を取得した場合等に、これらがリアルタイムに表示されるように表示画面を制御する。
<8.携帯端末により実行される処理>
次に、携帯端末130の利用状態管理アプリケーション131により実行される利用状態管理処理について説明する。
図13は、利用状態管理アプリケーション131による利用状態管理処理の流れを示すフローチャートである。利用状態管理アプリケーション131が起動すると、図13に示すフローチャートが実行される。なお、図13の説明にあたり、利用状態管理アプリケーション131では、既にユーザ登録が完了し、管理サーバ110より取得したスキン(スキンID="A−001")が設定されているものとする。
ステップS1301において、プリペイドカード管理情報取得部1203は、利用状態管理アプリケーション131が管理対象としているプリペイドカードのプリペイドカードIDを識別する。
ステップS1302において、表示制御部1204は、現在、利用状態管理アプリケーション131において設定されているスキンを読み出す。
ステップS1303において、プリペイドカード管理情報取得部1203は、プリペイドカード管理情報の送信要求を管理サーバ110に送信する。更に、ステップS1304において、プリペイドカード管理情報取得部1203は、管理サーバ110より送信されたプリペイドカード管理情報400_1を取得する。また、ステップS1305において、スキン取得部1202は、管理サーバ110よりスキンが送信された場合にあっては、これを取得する。
ステップS1306において、表示制御部1204は、ステップS1302において読み出したスキンと、ステップS1304において取得したプリペイドカード管理情報とを適用させた利用状態管理アプリケーション131の表示画面を表示する。なお、ステップS1305においてスキンを新たに取得した場合にあっては、スキンを新たに取得した旨のメッセージを表示画面に表示する。
ステップS1307において、表示制御部1204は、ユーザ160より、スキンの変更指示を受け付けたか否かを判定する。ステップS1307において、スキンの変更指示を受け付けたと判定した場合には変更指示されたスキンを設定し、ステップS1308に進む。ステップS1308において、表示制御部1204は、設定されたスキンを読み出し、ステップS1309に進む(読み出したスキンは、次のループのステップS1306において表示画面に適用される)。
一方、ステップS1307において、スキンの変更指示を受け付けていないと判定した場合には、直接ステップS1309に進む。
ステップS1309において、表示制御部1204は、利用状態管理アプリケーション131の終了指示を受け付けたか否かを判定する。ステップS1309において、利用状態管理アプリケーション131の終了指示を受け付けていないと判定した場合には、ステップS1304に戻る。そして、ステップS1304〜S1308までの処理を繰り返す。
一方、ステップS1309において、利用状態管理アプリケーション131の終了指示を受け付けたと判定した場合には、ステップS1310に進む。ステップS1310において、表示制御部1204は、利用状態管理アプリケーション131が終了したことを管理サーバ110に通知する。その後、利用状態管理アプリケーション131を終了する。
<9.携帯端末の表示画面の説明>
次に、携帯端末130の表示画面の表示例について説明する。図14〜図16は、携帯端末130の表示画面の表示例を示す図である。
図14は、携帯端末130の表示画面1410において、ユーザ登録処理時に表示されるユーザ登録画面を説明するための図である。図14(a)は、ユーザ登録処理が行われる前の利用状態管理アプリケーション131のアイコン1420が、表示画面1410において表示された様子を示している。
この状態で、アイコン1420をタップし、利用状態管理アプリケーション131を起動させると、図14(b)に示すユーザ登録画面1430が表示される。図14(b)に示すように、ユーザ登録画面1430には、プリペイドカードIDを入力する入力欄1431と、ユーザIDを入力する入力欄1432とが設けられている。
ユーザ160は、購入したプリペイドカード170に記載されているプリペイドカードIDを入力欄1431に入力する。また、ユーザ160は、自身のユーザIDを入力欄1432に入力する。更に、ユーザ160は、送信ボタン1433を押圧する。これにより、ユーザ登録部1201は、プリペイドカードIDとユーザIDとを含むユーザの登録要求を管理サーバ110に送信する。
図15は、ユーザ登録が完了した後の携帯端末130の表示画面1410を説明するための図である。図15(a)は、ユーザ登録処理が行われた後の利用状態管理アプリケーション131のアイコン1520が、表示画面1410において表示された様子を示している。図15(a)に示すように、ユーザ登録処理が完了することで、利用状態管理アプリケーション131の管理対象がプリペイドカードID="C000001"のプリペイドカードであることが確定する。このため、アイコン1520には、プリペイドカードID="C0000001"であることを示す情報が表示される。なお、アイコン1520には、プリペイドカード170に描画されたデザインと同様のデザインが施されているものとする。
図15(a)に示す状態で、アイコン1520をタップすることで、利用状態管理アプリケーション131が起動し、表示画面1410には、図15(b)に示すように、初期画面として残高画面1530が表示される。残高画面1530には、プリペイドカード管理情報400_1に記録されている残金が表示される。また、設定されているスキンが適用されることで、プリペイドカード170に描画されたデザインと同様のデザイン1532が表示される。なお、残高画面1530は、利用状態管理アプリケーション131の起動時の初期画面としてだけでなく、"残高"ボタン1531が押圧されることによっても表示される。
図15(b)に示すよう状態で、"履歴"ボタン1541が押圧されると、図15(c)に示すように、表示画面1410には履歴画面1540が表示される。履歴画面1540には、プリペイドカード管理情報400_1に記録されている利用履歴が表示される。また、プリペイドカード170に描画されたデザインと同様のデザイン1542が表示される。
図16(a)は、図15(b)または(c)に示す状態で、"お知らせ"ボタン1550がタップされることで、お知らせ画面1610が表示された様子を示している。お知らせ画面1610には、管理サーバ110より新たなスキンが送信されたことを通知するメッセージが表示される。また、新たに送信されたスキンを特定するスキンIDと、当該スキンに含まれるデザインが表示される。
図16(b)は、図15(b)、(c)または図16(a)に示す状態において、"設定"ボタン1621がタップされることで、スキン設定画面1620が表示された様子を示している。図16(b)に示すように、スキン設定画面1620には、取得スキンの一覧情報600に格納されているスキンIDが一覧表示される。
ユーザ160は、スキン設定画面1620において、所望のスキンIDを選択することで、任意のスキンを設定することができる。
<10.管理システムにおける処理の流れ>
次に管理システム100全体の処理の流れについて説明する。図17は、管理システム100全体の処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図17に示す処理の流れを説明するにあたり、携帯端末130には予め利用状態管理アプリケーション131がインストールされているものとする。
ステップS1701において、ユーザ160は、プリペイドカードの販売者1730に対して対価を支払い、ステップS1702において、プリペイドカードを入手する。更に、ステップS1703において、携帯端末130に対して利用状態管理アプリケーション131の起動指示を入力する。これにより、ステップS1704において、利用状態管理アプリケーション131が起動し、ユーザ登録画面が表示される。
ユーザ登録画面が表示された状態で、ユーザ160が登録情報(ユーザID、プリペイドカードID)を入力すると(ステップS1705)、携帯端末130から管理サーバ110に対して、当該登録情報が送信される(ステップS1706)。
登録情報を受信した管理サーバ110では、プリペイドカードIDに対応するプリペイドカード管理情報を読み出し、ユーザIDを記録することでユーザ登録を完了する(ステップS1707)。
ユーザ登録が完了すると管理サーバ110は、携帯端末130に対してスキン及びプリペイドカード管理情報を送信する(ステップS1708)。携帯端末130がスキン及びプリペイドカード管理情報を受信すると、利用状態管理アプリケーション131では、受信したスキンを設定するとともに、設定したスキンが適用された初期画面を表示する(ステップS1709)。これにより、ユーザ160は、購入したプリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインを携帯端末130の表示画面1410において見ることができる。また、初期画面には、プリペイドカード管理情報として、プリペイドカード購入直後の残金が表示される。これにより、ユーザ160は、自身の購入したプリペイドカードの金額を確認することができる。
ユーザ登録の完了を確認すると、ユーザ160は、利用状態管理アプリケーション131の終了指示を入力する(ステップS1710)。この結果、利用状態管理アプリケーション131が終了する(ステップS1711)。
その後、ユーザ160が加盟店において商品を購入する際にプリペイドカードを利用すると(ステップS1712)、加盟店の情報端末140から管理サーバ110に対して、利用情報が送信される(ステップS1713)。利用情報を受信した管理サーバ110では、プリペイドカード管理情報を更新する(ステップS1714)。
その後、ユーザ160がプリペイドカードの残金等を確認するために、利用状態管理アプリケーション131の起動指示を入力する(ステップS1715)。これにより、携帯端末130では、利用状態管理アプリケーション131が起動する(ステップS1716)。
利用状態管理アプリケーション131では、プリペイドカード管理情報の送信要求を管理サーバ110に送信する(ステップS1717)。送信要求を受信した管理サーバ110では、送信要求に含まれるプリペイドカードIDに応じたプリペイドカード管理情報を読み出し、携帯端末130に送信する(ステップS1718)。
更に、管理サーバ110では、読み出したプリペイドカード管理情報に基づいて、未送信のスキンがあるか否かを判定する。未送信のスキンがあると判定した場合には、当該スキンを携帯端末130に送信する(ステップS1719)。
プリペイドカード管理情報を受信すると、利用状態管理アプリケーション131では、受信したプリペイドカード管理情報を反映した初期画面を表示する(ステップS1720)。なお、初期画面の表示に際して、利用状態管理アプリケーション131は、すでに設定されているスキンを適用させる。また、ステップS1719において新たにスキンを受信した場合にあっては、当該スキンを受信したことを通知するメッセージを表示する(ステップS1721)。
メッセージの表示を受け、ユーザ160がスキンの変更を指示した場合(ステップS1722)、利用状態管理アプリケーション131は、スキンの設定を変更する(ステップS1723)。これにより、新たに設定したスキンが初期画面に適用される。
その後、ユーザ160が利用状態管理アプリケーション131の終了指示を入力すると(ステップS1724)、利用状態管理アプリケーション131を終了する(ステップS1725)。
<11.まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る管理サーバ110では、
・ユーザ登録が完了したユーザに対して、プリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインを含むスキンを送信する構成とした。
・プリペイドカードの利用情報を取得し、ユーザごとに利用履歴を集計する構成とした。
・利用状態管理アプリケーションの起動中に、利用履歴をユーザに送信する構成とした。
・プリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインを含むスキンを複数用意しておき、利用履歴の集計結果に応じたスキンを、ユーザに送信する構成とした。
これにより、ユーザは利用状態管理アプリケーションを起動させた際に、自身が購入したプリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインを、携帯端末上に表示させることが可能となる。この結果、ユーザは、好みのプリペイドカードを購入するようになり、特定のプリペイドカードの販売が促進されることとなる。
また、プリペイドカードの利用履歴に応じて様々なスキンを取得できるため、ユーザはプリペイドカードを利用するほど、表示させるデザインのバリエーションを増やすことが可能となる。更に、特定の店舗での利用によりポイントが加算されるため、ユーザは特定の店舗での利用を増やすほどスキンの取得機会を増やすことが可能となる。この結果、ユーザによるプリペイドカードの利用(特に、特定の店舗での利用)が促進されることとなり、商品やサービスの販売を促進させることが可能となる。
つまり、利用状態管理アプリケーションを利用するユーザの興趣性を向上させることで、特定のプリペイドカードの販売促進と利用促進ならびに、商品やサービスの販売促進を実現することが可能となる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態に係る管理サーバでは、ユーザの携帯端末にプリペイドカード管理情報及びスキンを送信する構成とした。しかしながら、本発明はこれに限定されず、スキンに含まれるデザインを含むコンテンツ全般を提供するコンテンツ提供業者が取り扱う商品、サービスの広告を送信する構成としてもよい。
特定の描画内容が描画されたプリペイドカードを購入したユーザにとって、当該描画内容に含まれるデザインを含むコンテンツ全般を提供するコンテンツ提供業者が取り扱う商品、サービスは、購買意欲が刺激される商品、サービスである可能性が高い。このため、当該ユーザに対する当該商品、サービスの広告は、当該商品、サービスの販売を促進するうえで有効である。以下、本実施形態の詳細について説明する。
<1.管理サーバの機能構成>
図18は、第2の実施形態に係る管理サーバ1810の機能構成を示す図である。図18に示す機能構成のうち、上記第1の実施形態において図7を用いて説明した機能構成における構成要素と同じ構成要素については同じ参照番号を付すこととし、ここでは説明を省略する。
図7との相違点は、広告部1801が含まれる点である。広告部1801は、コンテンツ提供業者が取り扱う商品、サービスの広告を送信する。広告部1801では、コンテンツ提供業者が提供するコンテンツに基づくデザインが描画されたプリペイドカードを購入したユーザに対して、広告を送信する。
図19は、広告部1801が広告を送信するタイミングを示した図である。なお、ここでは説明の簡略化のため、二人のユーザに広告を送信する場合について説明する。一方のユーザは、ユーザID="UID−X"を有し、プリペイドカードID="C000001"のプリペイドカード(コンテンツID="AAAA"のコンテンツに基づくデザインが描画されたプリペイドカード)を購入しているものとする。また、他方のユーザは、ユーザID="UID−Y"を有し、プリペイドカードID="C000301"のプリペイドカード(コンテンツID="DDDD"のコンテンツに基づくデザインが描画されたプリペイドカード)を購入しているものとする。
ここで、図19(a)に示すように、コンテンツID="AAAA"のコンテンツを提供するコンテンツ提供業者が広告期間1901を設け、プリペイドカード管理業者に広告の送信を依頼したとする。
そして、広告期間1901において、ユーザID="UID−X"のユーザが、プリペイドカードID="C000001"の利用状態管理アプリケーション131を起動させたとする。広告部1801では、スキン管理情報500を参照することにより、プリペイドカードID="C000001"がコンテンツID="AAAA"と関連付けられていることを認識する。これにより、広告部1801では、ユーザID="UID−X"のユーザの携帯端末130に対して、コンテンツID="AAAA"のコンテンツを提供するコンテンツ提供業者より依頼された広告を送信する。
なお、広告期間1901においては、ユーザID="UID−Y"のユーザも、プリペイドカードID="C000301"の利用状態管理アプリケーション(ここでは、利用状態管理アプリケーション131'とする)を起動させている。しかしながら、スキン管理情報500によれば、プリペイドカードID="C000301"はコンテンツID="DDDD"と関連付けられている。このため、広告期間1901中であっても、プリペイドカードID="C000301"の利用状態管理アプリケーション131'の起動中に、コンテンツID="AAAA"のコンテンツを提供するコンテンツ提供業者より依頼された広告が送信されることはない。
一方、図19(b)に示すように、プリペイドカードID="C000301"の利用状態管理アプリケーション131'が起動したタイミングは、広告期間1902中である。広告期間1902は、プリペイドカード管理業者が、コンテンツID="DDDD"のコンテンツを提供するコンテンツ提供業者より広告の送信を依頼されている期間である。
このため、広告部1801では、ユーザID="UID−Y"のユーザの携帯端末(ここでは、携帯端末130'とする)に対して、コンテンツID="DDDD"のコンテンツを提供するコンテンツ提供業者より依頼された広告を送信する。
このように、ユーザIDとコンテンツIDとが予め関連付けられたスキン管理情報500を利用することで、ユーザに対して、有益な広告を送信することが可能となる。
<2.広告表示処理の流れ>
次に、広告部1801による広告表示処理の流れについて説明する。図20は、広告部1801による広告表示処理の流れを示すフローチャートである。ステップS2001において、利用状態判定部721は、プリペイドカード管理情報の送信要求を受信したか否かを判定する。ステップS2001において、利用状態判定部721がプリペイドカード管理情報の送信要求を受信していないと判定した場合には、送信要求を受信するまで待機する。
一方、ステップS2001において、プリペイドカード管理情報の送信要求を受信したと判定した場合には、ステップS2002に進む。ステップS2002において、利用状態判定部721は、利用状態管理アプリケーション131が起動したと判定する。また、送信要求に含まれるプリペイドカードID及びユーザIDを抽出して、広告部1801に通知する。これにより、広告部1801は、利用状態判定部721より通知されたプリペイドカードIDを識別する。また、ステップS2003において、広告部1801は、スキン管理情報500を参照することにより、識別したプリペイドカードIDに関連付けられたコンテンツIDを特定する。
ステップS2004において、広告部1801は、ステップS2003において特定したコンテンツIDのコンテンツを提供するコンテンツ提供業者が、現在、広告期間中であるか否かを判定する。
ステップS2004において、広告期間中であると判定された場合には、ステップS2005に進み、コンテンツ提供業者の広告をユーザ160の携帯端末130に送信する。なお、広告部1801では、ステップS2002において利用状態判定部721より通知されたユーザIDにより特定される携帯端末130に、コンテンツ提供業者の広告を送信する。
一方、ステップS2004において、広告期間中でないと判定された場合には、広告を送信することなく広告表示処理を終了する。
<3.携帯端末の表示画面の説明>
次に、広告が表示された場合の、携帯端末130の表示画面の一例について説明する。図21は、広告が表示された場合の、携帯端末130の表示画面の一例を示す図である。
図21に示すように、利用状態管理アプリケーション131が起動し、表示画面1410において、初期画面として残高画面1530が表示されると、広告表示領域2101が表示され、コンテンツ提供業者の広告が表示される。
広告表示領域2101は、"履歴"ボタン1541が押圧され履歴画面1540が表示された状態でも、"設定"ボタン1621が押圧され、スキン設定画面1620が表示された状態でも、継続して表示されるものとする。ただし、消去ボタン2111をタップすることで、任意のタイミングで消去することができるものとする。
<4.まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る管理サーバ1810では、
・コンテンツ提供業者の広告期間中に、携帯端末において、対応する利用状態管理アプリケーションが起動された場合、当該携帯端末に対して、当該コンテンツ提供業者の広告を送信する構成とした。
・対応する利用状態管理アプリケーションか否かは、プリペイドカードIDとコンテンツIDとが関連付けられているスキン管理情報を参照することで判定する構成とした。
これにより、ユーザは、購入したプリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインを含むコンテンツ全般を提供するコンテンツ提供業者が取り扱う商品、サービスの広告を閲覧することができる。
[第3の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態においては、ユーザが1枚のプリペイドカードを購入した場合について説明したが、ユーザが購入するプリペイドカードは1枚とは限られない。複数のプリペイドカードを購入した場合にあっては、それぞれのプリペイドカードについてユーザ登録を行うことができるものとする。この場合、プリペイドカードごとに、利用状態管理アプリケーションのアイコンが表示画面1410上に表示される。
したがって、同じユーザであっても、例えば、広告期間中のプリペイドカードの利用管理アプリケーションを起動した場合には広告が送信され、広告期間中でないプリペイドカードの利用管理アプリケーションを起動した場合には広告が送信されることはない。
なお、利用状態管理アプリケーションのアイコンは、プリペイドカードごとに用意される場合に限定されない。例えば、購入したプリペイドカードの数に関わらず、利用状態管理アプリケーションのアイコンは1つのみ表示させる構成としてもよい。この場合、いずれのプリペイドカードに対応するスキンを適用させるかは、利用状態管理アプリケーション起動後にユーザが選択できるように構成されているものとする。
具体例を挙げて説明する。例えば、ユーザ160がプリペイドカードID="C000001"と"C000301"の2枚のプリペイドカードを購入したとする。この場合、利用状態管理アプリケーション131では、それぞれのプリペイドカードに対応するスキンを選択的に設定することができる。
このため、プリペイドカードID="C000001"のプリペイドカードに対応するスキンを設定していた場合には、利用状態管理アプリケーション131を起動した際に、コンテンツID="AAAA"に基づくスキンが適用されることとなる。同様に、プリペイドカードID="C000301"のプリペイドカードに対応するスキンを設定していた場合には、利用状態管理アプリケーション131を起動した際に、コンテンツID="DDDD"に基づくスキンが適用されることとなる。
なお、プリペイドカードID="C000001"のプリペイドカードに対応するスキンを設定していた場合、利用状態管理アプリケーション131を起動すると、コンテンツID="AAAA"のコンテンツを提供するコンテンツ提供者から広告が送信される。
一方、プリペイドカードID="C000301"のプリペイドカードに対応するスキンを設定していた場合、利用状態管理アプリケーション131を起動すると、コンテンツID="DDDD"のコンテンツを提供するコンテンツ提供者から広告が送信される。
つまり、同じユーザが複数のプリペイドカードを購入していた場合、いずれのプリペイドカードに対応するスキンを設定するかによって、送信される広告も異なってくることとなる。
また、上記第1及び第2の実施形態では、プリペイドカードごとに利用履歴を集計する構成としたが、複数のプリペイドカードの利用履歴を統合して集計する構成としてもよい。具体的には、ユーザにより購入された複数のプリペイドカードのプリペイドカードIDが、いずれも同じコンテンツIDに関連付けられていた場合、利用状態判定部721では、それぞれのプリペイドカード管理情報における利用履歴の集計結果を統合してもよい。例えば、2枚のプリペイドカードのプリペイドカードIDが、いずれも同じコンテンツIDに関連付けられていた場合、一方のプリペイドカードの利用金額と他方のプリペイドカードの利用金額の合計値に基づいて、ランクを判定するように構成してもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、プリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインを、スキンとして携帯端末上に表示させる構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、プリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインと関連する音声データや、画像データ、動画データ、テキストデータを、スキンとは別個に携帯端末上に出力させる構成としてもよい。具体的には、利用状態管理アプリケーション131を起動した場合に、プリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインと関連する音楽が流れたり、関連する動画像や文字が表示されたりするように構成してもよい。このように、プリペイドカードに描画された描画内容に含まれるデザインと関連するデータが携帯端末上で出力される構成とすることで、ユーザの興趣性が更に向上する。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。