JP6094691B2 - ソフトウェア実行操作補助装置及びソフトウェア実行操作補助方法 - Google Patents
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Description
本発明は、対象ソフトウェア上での使用者の操作を補助するためのソフトウェア実行操作補助装置及びソフトウェア実行操作補助方法に関する。
ガスクロマトグラフ装置(GC)や液体クロマトグラフ装置(LC)等の分析装置において、複数の検出器を併用して測定を行うと、複数のクロマトグラムが同時に得られる。また、検出器としてフォトダイオードアレイ検出器や質量分析計を用いると、時間軸及び強度軸のほかに波長や質量電荷比を第3の軸とする三次元クロマトグラムが得られ、特定の波長や質量数に着目することで複数の二次元クロマトグラム(例えば検出器が質量分析計である場合にはマスクロマトグラム)を切り出すことができる(例えば特許文献1)。
昨今では、分析装置の制御や分析の結果として得られた分析データの解析処理は、一般のコンピュータ上で動作する解析ソフトを用いて行われる。こうした解析ソフトを用いてユーザが分析データを解析する場合、所望の処理を実行させるための特定の操作を繰り返し行うことが多い。そこで、頻繁に実行される処理に関しては、該処理の実行を1回のクリックで命令可能なGUIボタンを設けることで、操作に要する時間を短縮して操作性を向上させた解析ソフトが多数提供されている。このようなボタンの他、右クリックやツールバーの選択項目上でのクリック操作によって展開するメニューも一般的である。これらのGUIは、ユーザによるクリック等の操作を受け付けることで所定の機能を発動するものである。
一般的な解析ソフト上で分析データに対し所定の処理を施す場合、ユーザは該処理の実行を命令するために一連の操作を行う必要がある。
具体的な例として、LC分析データに対して解析ソフトが自動的に検出したクロマトグラムのピーク開始点を、ユーザが手動で変更したい場合を考える(図15)。図15は、一般的なLC分析データ用解析ソフトの表示画面の一例であり、解析ソフトによりピークの開始点(上矢印)及び終了点(下矢印)が検出された状態を表す。まず、ユーザはGUIボタンバーのピーク検出点移動ボタンをクリックする。次に、画面上に表示されているクロマトグラム上で、解析ソフトが検出したピーク開始点s1に付されたピーク開始点マークをカーソルでクリックし、続いて変更先の点s2をクリックする。こうした一連の操作によって、ピーク開始点(及び上矢印)の位置の変更がなされる。
このように通常、ピーク開始点を変更するためには、ピーク検出点移動ボタンを予めクリックしておく必要がある。従って、操作対象であるピーク開始点マークの近傍にカーソルがある場合であっても、ユーザは一旦カーソルをその場から移動させて、ピーク検出点移動ボタンをクリックし、再びピーク開始点マーク上までカーソルを移動させてクリックを行うといった操作が必要となる。このような操作はクリック回数が多いことや、ユーザの視点及びカーソルの移動範囲が大きくなることから直感的とは言い難く、何度も繰り返されれば多くの時間を要し非効率的である。同様の問題は、マウスに代えてタッチパネルを用いる場合にも生じる。
ユーザが所望する処理が割り当てられたGUIボタンが解析ソフトに備えられていない場合、操作はさらに煩雑なものとなる。
具体的には、例えば、解析ソフトのツールバー上に表示されている所定の選択項目をクリックしてプルダウンメニューを展開し、該メニューにリストアップされた複数の選択項目うちの1つをクリックすることで所望の処理を実行させるといった操作が必要となる。この一連の操作は上述のボタンの例と比較してさらに視点やカーソルの移動が多く、やはりスループットの低下を招く。
具体的には、例えば、解析ソフトのツールバー上に表示されている所定の選択項目をクリックしてプルダウンメニューを展開し、該メニューにリストアップされた複数の選択項目うちの1つをクリックすることで所望の処理を実行させるといった操作が必要となる。この一連の操作は上述のボタンの例と比較してさらに視点やカーソルの移動が多く、やはりスループットの低下を招く。
上記のような煩わしさを避けるため、特定の処理についてボタンやメニューの事前操作を不要とした解析ソフトも近年は市販されているが、そうでない既存の解析ソフトにこのような機能を外部的に追加することは、当該解析ソフトのソースコードが既知でない場合は困難である。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象ソフトウェア上での使用者の直感的な操作を補助するためのソフトウェア実行操作補助装置及びソフトウェア実行操作補助方法を提供することにある。
上記課題を解決するために成された第1発明は、対象ソフトウェア上での使用者の操作を補助するためのソフトウェア実行操作補助装置であって、
a) 登録画像と、所定の処理とが紐付けられて格納されているデータベースと、
b) 表示部の画面上での使用者による所定の操作がなされた位置を操作位置として特定する操作位置特定手段と、
c) 前記操作位置特定手段が特定した前記操作位置の所定の近傍範囲に前記登録画像が含まれているか否かを判定する登録画像検出手段と、
d) 前記登録画像検出手段が前記近傍範囲に含まれていると判定した前記登録画像と紐付けられた所定の処理を前記データベースを参照して特定し、該所定の処理を実行する実行手段と、
を備えることを特徴とする。
a) 登録画像と、所定の処理とが紐付けられて格納されているデータベースと、
b) 表示部の画面上での使用者による所定の操作がなされた位置を操作位置として特定する操作位置特定手段と、
c) 前記操作位置特定手段が特定した前記操作位置の所定の近傍範囲に前記登録画像が含まれているか否かを判定する登録画像検出手段と、
d) 前記登録画像検出手段が前記近傍範囲に含まれていると判定した前記登録画像と紐付けられた所定の処理を前記データベースを参照して特定し、該所定の処理を実行する実行手段と、
を備えることを特徴とする。
上記所定の操作としては、マウスを介したクリックや、指等の指示体によるタッチ操作を挙例することができる。また、カーソル位置の時間的変化の所定パターンも、本発明の上記所定の操作に含まれる。
第1発明に係るソフトウェア実行操作補助装置によれば、使用者が表示部の画面上で所定の操作を行うと、該画面上の操作位置の近傍に含まれる登録画像が検出され、該検出された登録画像と紐付けられた処理が実行される。従って、例えば、対象ソフトウェア上での操作対象となるオブジェクトを少なくとも一部含む、又は該オブジェクトの近傍に付された所定の画像を登録画像とすれば、使用者はオブジェクト近傍での操作によって、該オブジェクトと間接的に紐付けられた処理の実行を命令することができる。これにより使用者は、当該処理を実行させるために従来必要であった操作に伴って視点やカーソル等を移動させる必要がなくなり、オブジェクトの操作にシームレスに移行できる。
ゆえに、対象ソフトウェア上での使用者の直感的な操作を補助することができる。
ゆえに、対象ソフトウェア上での使用者の直感的な操作を補助することができる。
本発明における「オブジェクト」としては、クロマトグラムやスペクトル等のグラフやその波形線、グラフに付されたマーク、グラフやデータに付随するテキストデータの表示領域等を挙例することができる。また、本発明における「画像」には、画素の組み合わせから成るあらゆる表現(例えば文字やグラフ等)が含まれる。
前記所定の処理は、前記対象ソフトウェアが備える所定のGUIに割り当てられた処理であり、
前記実行手段は、前記登録画像検出手段が検出した前記登録画像と紐付けられた、前記所定のGUIに割り当てられた処理を、前記対象ソフトウェアに対し実行してもよい。
この構成によれば、使用者が登録画像の近傍をクリックすれば、該登録画像と紐付けられたGUIに対する操作が行われた状況に相当する処理が実行されるので、既にある対象ソフトウェアの機能を利用してさらに利便性を高めることができる。
前記実行手段は、前記登録画像検出手段が検出した前記登録画像と紐付けられた、前記所定のGUIに割り当てられた処理を、前記対象ソフトウェアに対し実行してもよい。
この構成によれば、使用者が登録画像の近傍をクリックすれば、該登録画像と紐付けられたGUIに対する操作が行われた状況に相当する処理が実行されるので、既にある対象ソフトウェアの機能を利用してさらに利便性を高めることができる。
前記ソフトウェア実行操作補助装置はさらに、
e) 使用者の指示に応じて、1又は複数の前記登録画像と前記所定の処理とを紐付けて前記データベースに格納する紐付け手段
を備えることが好ましい。
この構成によれば、登録画像と所定の処理との紐付けを使用者が任意に行うことができるので、例えば、使用者は自身が頻繁に使用する処理について、該処理と登録画像と紐付けることで、該処理に伴う操作をより直感的なものとすることができる。
e) 使用者の指示に応じて、1又は複数の前記登録画像と前記所定の処理とを紐付けて前記データベースに格納する紐付け手段
を備えることが好ましい。
この構成によれば、登録画像と所定の処理との紐付けを使用者が任意に行うことができるので、例えば、使用者は自身が頻繁に使用する処理について、該処理と登録画像と紐付けることで、該処理に伴う操作をより直感的なものとすることができる。
前記登録画像検出手段は、前記近傍範囲内で所定の色を呈する画素が占める割合が所定値未満である場合には、該近傍範囲内に前記登録画像が含まれていないと判定する構成としてもよい。
この構成によれば、予め定めた所定の色が近傍範囲内を一定の割合以上占めるときにのみ、登録画像に紐付けられた処理が実行される。従って、この所定の色を例えばグラフの背景色に設定しておけば、一般にグラフは背景色が大部分を占めるものであるから、当該グラフ中の登録画像の近傍で操作を行った場合にのみ、該登録画像と紐付けられた処理が実行されることになる。すなわち、グラフ外の領域で登録画像と同一、又は登録画像と判定され得る画像の近傍に対する操作を行った場合に、誤って該登録画像と紐付けられた処理が実行されることを防止することができる。
この構成によれば、予め定めた所定の色が近傍範囲内を一定の割合以上占めるときにのみ、登録画像に紐付けられた処理が実行される。従って、この所定の色を例えばグラフの背景色に設定しておけば、一般にグラフは背景色が大部分を占めるものであるから、当該グラフ中の登録画像の近傍で操作を行った場合にのみ、該登録画像と紐付けられた処理が実行されることになる。すなわち、グラフ外の領域で登録画像と同一、又は登録画像と判定され得る画像の近傍に対する操作を行った場合に、誤って該登録画像と紐付けられた処理が実行されることを防止することができる。
前記ソフトウェア実行操作補助装置はさらに、前記登録画像及び/又は該登録画像を含む所定の領域内の画像の色を変更する、又は変更を前記使用者に促す構成としてもよい。
この構成によれば、例えば、登録画像及び/又は該登録画像の背景となる領域の色を、表示部の画面上の他の画像と重複しにくい色に設定することで、登録画像と類似した別の画像が登録画像として誤検出されることを防止することができる。
この構成によれば、例えば、登録画像及び/又は該登録画像の背景となる領域の色を、表示部の画面上の他の画像と重複しにくい色に設定することで、登録画像と類似した別の画像が登録画像として誤検出されることを防止することができる。
上記課題を解決するために成された第2発明は、対象ソフトウェア上での使用者の操作を補助するソフトウェア実行操作補助方法であって、
a) 紐付け手段が、登録画像と所定の処理とを紐付ける紐付けステップと、
b) 操作位置特定手段が、表示部の画面上での使用者による所定の操作がなされた位置を操作位置として特定する操作位置特定ステップと、
c) 登録画像検出手段が、前記操作位置特定ステップにて特定された前記操作位置の所定の近傍領域に前記登録画像が含まれているか否かを判定する登録画像検出ステップと、
d) 実行手段が、前記登録画像検出ステップにて前記近傍領域に含まれていると判定した前記登録画像に対して前記紐付け手段が紐付けた所定の処理を特定し、該所定の処理を実行する実行ステップと、
を含むことを特徴とする。
a) 紐付け手段が、登録画像と所定の処理とを紐付ける紐付けステップと、
b) 操作位置特定手段が、表示部の画面上での使用者による所定の操作がなされた位置を操作位置として特定する操作位置特定ステップと、
c) 登録画像検出手段が、前記操作位置特定ステップにて特定された前記操作位置の所定の近傍領域に前記登録画像が含まれているか否かを判定する登録画像検出ステップと、
d) 実行手段が、前記登録画像検出ステップにて前記近傍領域に含まれていると判定した前記登録画像に対して前記紐付け手段が紐付けた所定の処理を特定し、該所定の処理を実行する実行ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、使用者によるオブジェクト近傍での操作によって、該オブジェクトと間接的に紐付けられた処理が実行されるので、対象ソフトウェア上での使用者の直感的な操作を補助することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の記載において、先に説明した図面と同一の機能を有する部材には同一の番号を付し、その説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1に、本発明の第1の実施形態に係る、分析データ処理装置(ソフトウェア実行操作補助装置)1を示す。分析データ処理装置1の実態はコンピュータであり、中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)10にメモリ12、LCD(Liquid Crystal Display)等から成るモニタ(表示部)14、キーボードやマウス等から成る入力部16、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置から成る記憶部20が互いに接続されている。記憶部20には実行操作補助プログラム21、分析データ解析プログラム22、分析データ記憶部23が設けられている。記憶部20にはまた、OS(Operating System)24も記憶されている。記憶部20にはこの他に、分析装置A1による分析を制御するためのプログラムが設けられていてもよいが、本発明の趣旨からは外れるため図示を省略する。
図1に、本発明の第1の実施形態に係る、分析データ処理装置(ソフトウェア実行操作補助装置)1を示す。分析データ処理装置1の実態はコンピュータであり、中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)10にメモリ12、LCD(Liquid Crystal Display)等から成るモニタ(表示部)14、キーボードやマウス等から成る入力部16、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置から成る記憶部20が互いに接続されている。記憶部20には実行操作補助プログラム21、分析データ解析プログラム22、分析データ記憶部23が設けられている。記憶部20にはまた、OS(Operating System)24も記憶されている。記憶部20にはこの他に、分析装置A1による分析を制御するためのプログラムが設けられていてもよいが、本発明の趣旨からは外れるため図示を省略する。
分析データ処理装置1は、外部装置との直接的な接続や、外部装置等とのLAN(Local Area Network)などのネットワークを介した接続を司るためのインターフェース(I/F)(データ出力手段)18を備えており、該I/F18よりネットワークケーブルNW(又は無線LAN)を介して分析装置A1に接続されている。
なお、分析データ処理装置1と接続される分析装置は複数台であっても構わない。また、分析データ処理装置1と分析装置A1は一体の装置として構成されていても構わない。
なお、分析データ処理装置1と接続される分析装置は複数台であっても構わない。また、分析データ処理装置1と分析装置A1は一体の装置として構成されていても構わない。
分析装置A1は、本実施形態では液体クロマトグラフ質量分析装置(LC−MS)とする。ただし、分析装置A1の実態はこれに限定されず、GCやLC、またガスクロマトグラフ質量分析装置(GC−MS)であってもよい。分析装置A1による分析結果は分析データ処理装置1に送信され、分析データとして分析データ記憶部23に蓄積される。
分析データ解析プログラム(対象ソフトウェア)22は、LC−MSによる分析データを解析するためのアプリケーションソフトウェアであり、分析データ記憶部23に蓄積された分析データに基づいてクロマトグラムやスペクトル等のグラフを作成し、これをモニタ14の画面上に表示させるものである。
分析データ解析プログラム22はまた、分析データに基づく種々の解析処理を自動で又は入力部16を介したユーザ操作に基づき実行し、各解析結果を示すテキストデータや所定の画像を、上記作成したグラフ上やその近傍に付加する機能を有する。上記所定の画像の典型的な例としては、例えば図15に例示したような、ピークの開始点又は終了点を示す矢印型のマークや、開始点と終了点とを結ぶベースライン等が挙げられる。分析データ解析プログラム22はさらに、同図に示すように、各種波形処理の実行を命令するためのGUIを画面上に表示させ、各ボタンに対するユーザの入力操作を受け付ける。なお、本実施形態における「ボタン」なる文言は、表示部の画面上に表示されるGUIボタンを指す。
分析データ解析プログラム22はまた、分析データに基づく種々の解析処理を自動で又は入力部16を介したユーザ操作に基づき実行し、各解析結果を示すテキストデータや所定の画像を、上記作成したグラフ上やその近傍に付加する機能を有する。上記所定の画像の典型的な例としては、例えば図15に例示したような、ピークの開始点又は終了点を示す矢印型のマークや、開始点と終了点とを結ぶベースライン等が挙げられる。分析データ解析プログラム22はさらに、同図に示すように、各種波形処理の実行を命令するためのGUIを画面上に表示させ、各ボタンに対するユーザの入力操作を受け付ける。なお、本実施形態における「ボタン」なる文言は、表示部の画面上に表示されるGUIボタンを指す。
実行操作補助プログラム21は、分析データ解析プログラム22の機能拡張用プログラムである。実行操作補助プログラム21は、既に分析データ解析プログラム22がインストールされているコンピュータに後からインストールされてもよいし、分析データ解析プログラム22と同時にインストールされてもよい。
図1においては、実行操作補助プログラム21に係るように、紐付け設定部(紐付け手段)31、操作位置特定部(操作位置特定手段)32、登録画像検出部(登録画像検出手段)33、標的GUI検出部34、実行命令部(実行手段)35、及び登録画像紐付けデータベース(DB)36が示されている。これらはいずれも基本的にはCPU10が実行操作補助プログラム21を実行することによりソフトウェア的に実現される機能手段である。
図1においては、実行操作補助プログラム21に係るように、紐付け設定部(紐付け手段)31、操作位置特定部(操作位置特定手段)32、登録画像検出部(登録画像検出手段)33、標的GUI検出部34、実行命令部(実行手段)35、及び登録画像紐付けデータベース(DB)36が示されている。これらはいずれも基本的にはCPU10が実行操作補助プログラム21を実行することによりソフトウェア的に実現される機能手段である。
〔ソフトウェア実行操作補助処理の流れ〕
以下、フローチャートである図2、及び必要に応じて図3〜5を参照しつつ、ソフトウェア実行操作補助処理の流れを具体的に説明する。例として、分析データ解析プログラム22が自動的に検出したクロマトグラムのピーク開始点を、ユーザが手動で変更する場合を想定する。
以下、フローチャートである図2、及び必要に応じて図3〜5を参照しつつ、ソフトウェア実行操作補助処理の流れを具体的に説明する。例として、分析データ解析プログラム22が自動的に検出したクロマトグラムのピーク開始点を、ユーザが手動で変更する場合を想定する。
まず、操作位置特定部32がユーザによるクリックを検出し(ステップS1)、該クリック位置を特定する(ステップS2:操作位置特定ステップ)。具体的には、操作位置特定手段32は、入力部16を介してクリックに対応する操作信号を取得すると、該操作信号に含まれている座標情報を読み出し、モニタ14の画面上でのX及びYの座標値を取得する。
図3は、このときのモニタ14による画面表示例である。ユーザは、分析データ解析プログラム22が自動検出したクロマトグラム300の点302に付されたピーク開始点マーク301上にカーソルCを合わせ、クリックを行ったものとする。
次に、操作位置特定部32が、クリック位置が分析データ解析プログラム22のアプリケーションウィンドウ内であるか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、操作位置特定部32は、ステップS2にて読み出した座標情報に基づき、クリック位置の座標値が分析データ解析プログラム22のアプリケーションウィンドウの表示範囲内であるか否かを判定する。クリック位置が該アプリケーションウィンドウ外である場合(ステップS3でNo)、ソフトウェア実行操作補助処理はステップS1の手前に戻り、次のクリック操作がなされるまで待機の状態となる。これにより、分析データ解析プログラム22と無関係な画像が登録画像として検出されることを防止できる。
図3に示す例では、クリック位置は分析データ解析プログラム22のアプリケーションウィンドウ内の点であるから(ステップS3でYes)、続いて、登録画像検出部33が近傍領域Rの画像を取得する(ステップS4)。具体的には、登録画像検出部33は、OS24に画面全体の表示内容のキャプチャを指示し、OS24がクリップボードにコピーした全画面キャプチャ画像から、ステップS2にて特定したクリック位置の座標を中心とする矩形領域の画像を抽出(トリミング)する。
図4に、近傍領域(近傍範囲)Rの概念図を示す。近傍領域Rは、ステップS2にて特定されたクリック位置400を中心とする縦横各数ピクセルの範囲である。近傍領域Rの大きさは適宜変更可能であってもよく、形状は矩形に限らず円形であってもよい。
図4に、近傍領域(近傍範囲)Rの概念図を示す。近傍領域Rは、ステップS2にて特定されたクリック位置400を中心とする縦横各数ピクセルの範囲である。近傍領域Rの大きさは適宜変更可能であってもよく、形状は矩形に限らず円形であってもよい。
次に、登録画像検出部33が、近傍領域R内に登録画像が含まれているか否かを判定する(ステップS5:登録画像検出ステップ)。具体的には、まず登録画像検出部33は、登録画像紐付けデータベース36に格納されている登録画像−標的GUI対応テーブル500を参照する。図5は、登録画像−標的GUI対応テーブル500の構造例を示す概念図である。登録画像−標的GUI対応テーブル500では、レコードごとに登録画像と標的GUIが紐付けられている。例えば1番目のレコードでは、登録画像としてピーク開始点マークが、これに対応する標的GUIとしてピーク検出点移動ボタンが登録されている。登録画像検出部33は、近傍領域R内の画像を読み取り、登録画像−標的GUI対応テーブル500の「登録画像」カラムに登録されている画像のいずれかと一致する画像が含まれているか否かを判定する。近傍領域R内に登録画像が含まれていなければ(ステップS5でNo)、ソフトウェア実行操作補助処理はステップS1の手前に戻り待機状態となる。
図4に示す例では、登録画像であるピーク開始点マーク301が近傍領域Rに含まれているので(ステップS5でYes)、次に、標的GUI検出部34が登録画像と紐付けられた標的GUIを特定する(ステップS6)。具体的には、登録画像検出部33は、ステップS5にて一致すると判定された画像を含む登録画像−標的GUI対応テーブル500のレコードの番号を標的GUI検出部34に通知する。そして、標的GUI検出部34は、該通知された番号のレコードの「標的GUI」カラム内のデータ値を参照する。今回の例では、登録画像はピーク開始点マーク301であるから、図5に示す登録画像−標的GUI対応テーブル500の1番目のレコードが参照され、該レコードに割り当てられた標的GUIとして、ピーク検出点移動ボタン311が特定される。
次に、標的GUI検出部34は、モニタ14の画面上に標的GUIが表示されているか否かを判定する(ステップS7)。具体的には、標的GUI検出部34は、モニタ14の表示画面を探索し、ステップS6にて特定した標的GUIであるピーク検出点移動ボタン311の画像が画面上に存在するか否かを判定する。画面上に標的GUIが検出されなければ(ステップS7でNo)、ソフトウェア実行操作補助処理はステップS1の手前に戻り待機状態となる。
図3に示す例では、ピーク検出点移動ボタン311が表示されているので、標的GUI検出部34はこの標的GUIを検出し(ステップS7でYes)、実行命令部35が標的GUIをクリックする(ステップS8:実行ステップ)。具体的には、実行命令部35は、ステップS7にて標的GUI検出部34が検出したピーク検出点移動ボタン311をクリックするマクロを動作させる。
続いて、実行命令部35は、ユーザによるクリック操作を再実行する(ステップS9:実行ステップ)。本ステップで再実行されるクリック操作とは、ステップS1にて検出されたクリック操作である。実行命令部35は、ステップS2にて操作位置特定部によって特定された操作位置を参照して、該位置をクリックするマクロを動作させる。又は、該位置がクリックされたことを通知するメッセージを分析データ解析プログラム22に送信してもよい。
以上説明した処理によれば、ピーク開始点マーク301上(又はその極近傍の点)でのクリックが検出されると、分析データ解析プログラム22は、ピーク検出点移動ボタン311がクリックされた後にピーク開始点マーク301がクリックされたと判定する。従って、ユーザはピーク開始点を移動させるに当たり、ピーク検出点移動ボタン311を予めクリックする必要がなくなる。このように、本実施形態に係る分析データ処理装置1によれば、分析データ解析プログラム22上でのユーザの直感的な操作が実現される。また、上記の構成によれば分析データ解析プログラム22のソースコードの情報は不要であるため、あらゆるソフトウェア上でのユーザ操作を補助することができる。
上述では、モニタ14の画面上に表示されている標的GUIをマクロ操作によりクリックする構成について説明した。この構成では、標的GUIが画面上に表示されている必要があるが、ボタンクリックに対応するメッセージを知らない者でも実施可能であるという点で汎用性が高い。また、画面上に表示されていない標的GUIはクリックされないので、登録画像−標的GUI対応テーブル500に標的GUIとして登録されているGUIのうち使用しないものは、これを非表示にすることでユーザが所望しない動作を防止することもできる。
別の例として、標的GUIがクリックされたことを分析データ解析プログラム22に通知するためのメッセージが既知であれば、こうしたメッセージの送信を、マクロ操作によるボタンのクリックに代えて用いることができる。この構成によれば、標的GUIをモニタ14の画面上に表示させておく必要はなくなる。
〔紐付け設定処理の流れ〕
登録画像紐付けデータベース36に格納されている登録画像−標的GUI対応テーブル500には、予め所定の登録画像と標的GUIとのペアが登録されていてもよいが、ユーザによって任意のペアを登録可能であることが好ましい。以下、フローチャートである図6を参照しつつ、本実施形態に係る分析データ処理装置1による登録画像と標的GUIとの紐付け設定処理の流れについて説明する。同図に示す処理は、ユーザが実行操作補助プログラム21に対し、新たな登録画像−標的GUIペアの登録を指示する操作を行った時点で開始となる。
登録画像紐付けデータベース36に格納されている登録画像−標的GUI対応テーブル500には、予め所定の登録画像と標的GUIとのペアが登録されていてもよいが、ユーザによって任意のペアを登録可能であることが好ましい。以下、フローチャートである図6を参照しつつ、本実施形態に係る分析データ処理装置1による登録画像と標的GUIとの紐付け設定処理の流れについて説明する。同図に示す処理は、ユーザが実行操作補助プログラム21に対し、新たな登録画像−標的GUIペアの登録を指示する操作を行った時点で開始となる。
まず、実行命令部35が分析データ解析プログラム22の色設定を変更させる(ステップS600)。具体的には、実行命令部35は分析データ解析プログラム22に対し、クロマトグラムの線色や背景色、及び文字色等の設定を所定の色に変更するメッセージを送信する。上記所定の色は、モニタ14の画面上において他の画像に使用されにくい色とすることが好ましい。これにより、登録画像に類似した別の画像が登録画像として誤検出されることを防止できる。
分析データ解析プログラム22に対する送信メッセージが既知でない場合には、実行命令部35は、分析データ解析プログラム22上でユーザが色設定の変更を行う手順に沿ったマクロを実行してもよい。あるいは、画像や動画のチュートリアルを画面上に表示させ、ユーザに該マクロの実行を促す構成としてもよい。
分析データ解析プログラム22に対する送信メッセージが既知でない場合には、実行命令部35は、分析データ解析プログラム22上でユーザが色設定の変更を行う手順に沿ったマクロを実行してもよい。あるいは、画像や動画のチュートリアルを画面上に表示させ、ユーザに該マクロの実行を促す構成としてもよい。
次に、紐付け設定部31が登録画像を決定する(ステップS601)。具体的には、紐付け設定部31は、ユーザ入力によって指定された所定の画像を登録画像−標的GUI対応テーブル500の新規レコードにおいて「登録画像」カラム内のデータ値とする。画像の決定は、外部記憶装置に保存されている画像ファイルが指定されることでなされてもよいし、表示画面のキャプチャ画像からユーザ操作により指定された任意の範囲の画像を抽出し、これを登録画像に決定する構成としてもよい。
なお、波形線やピークのベースライン等、定まった形状を持たない画像については、これらの画像を認識するための所定の基準をユーザ入力により取得し、保存してもよい。
なお、波形線やピークのベースライン等、定まった形状を持たない画像については、これらの画像を認識するための所定の基準をユーザ入力により取得し、保存してもよい。
次に、紐付け設定部31が標的GUIを設定する(ステップS602)。具体的には、紐付け設定部31は、ユーザが指定した所定の画像(典型的にはGUIボタン画像)を、ステップS601にて作成したレコードにおいて「標的GUI」カラム内のデータ値とする。ユーザによる画像の指定は登録画像と同様、上述した方法によりなされればよい。また、標的GUIがクリックされたことを分析データ解析プログラム22に通知するためのメッセージが既知であれば、画像に代えてこれをユーザ入力等により取得し、保存してもよい。
次に、紐付け設定部31は、登録画像−標的GUI対応テーブル500を更新する(ステップS603:紐付けステップ)。具体的には、紐付け設定部31は、登録画像−標的GUI対応テーブル500を、ステップS601及びS602にて決定した登録画像及び標的GUIをデータ値として含む新規レコードを追加した状態で更新する。
以上説明した処理により、ユーザは登録画像−標的GUI対応テーブル500に対し、任意の登録画像と標的GUIとを紐付けたペアを追加することができる。これによりユーザは、自身が頻繁に行う操作に関連する登録画像と標的GUIとを、登録画像−標的GUI対応テーブル500内で紐付けることで、該操作をより直感的なものとすることができる。また、登録画像−標的GUI対応テーブル500内の各レコードは、ユーザによる任意の変更ないし削除が可能であることが好ましい。
なお、本実施形態では、実行操作補助プログラム21が備える操作位置特定部32がユーザのクリックの検出及びクリック位置の特定を行う構成を説明したが、操作位置特定部32は他のプログラムの機能を利用して実現されてもよい。図1にて実行操作補助プログラム21が備える各要素は分析データ処理装置1内に存在すればよく、その形態は特に問わない。
また、近傍領域Rはクリック点400を中心とする広がりを持つ領域として説明したが、クリック点400の下側の領域はカーソルCとの重畳によりユーザにとっての視認性が低いと考えられるため、クリック点400から上方向に広がる、ユーザにとっての視認性が高いと考えられる領域を近傍領域Rとしてもよい。
また、近傍領域Rはクリック点400を中心とする広がりを持つ領域として説明したが、クリック点400の下側の領域はカーソルCとの重畳によりユーザにとっての視認性が低いと考えられるため、クリック点400から上方向に広がる、ユーザにとっての視認性が高いと考えられる領域を近傍領域Rとしてもよい。
〔第2の実施形態〕
本実施形態に係る分析データ処理装置1の概略構成は上記第1の実施形態と同様であるため、図示を省略する。
例として、分析データ解析プログラム22による自動検出では検出されなかったクロマトグラム800(図8(a)参照)のピークを、ユーザが手動で挿入する場合を想定する。通常この処理を行う場合、ユーザはまずピーク挿入ボタン312をクリックした上で、挿入するピークの開始点と定める点802と、終了点と定める点803とを順にクリックするという操作が必要である。
そこで、本実施形態では、クロマトグラム800の波形線801を登録画像とし、且つ、登録画像の検出に際し、近傍領域Rに占める背景色の割合を判定条件に含める構成とした。
本実施形態に係る分析データ処理装置1の概略構成は上記第1の実施形態と同様であるため、図示を省略する。
例として、分析データ解析プログラム22による自動検出では検出されなかったクロマトグラム800(図8(a)参照)のピークを、ユーザが手動で挿入する場合を想定する。通常この処理を行う場合、ユーザはまずピーク挿入ボタン312をクリックした上で、挿入するピークの開始点と定める点802と、終了点と定める点803とを順にクリックするという操作が必要である。
そこで、本実施形態では、クロマトグラム800の波形線801を登録画像とし、且つ、登録画像の検出に際し、近傍領域Rに占める背景色の割合を判定条件に含める構成とした。
いま、図8(a)に示すように、ユーザがクロマトグラム800の波形線801上の点802にカーソルCを合わせ、クリックを行ったものとする。図8(b)は、このときの近傍領域Rの概念図である。本実施形態における近傍領域Rの大きさ及び形状については、上記第1の実施形態にて説明したとおりである。同図に示す点802を中心とする近傍領域Rには、クロマトグラム800の波形線801が含まれている。
本実施形態におけるソフトウェア実行操作補助処理の流れは、上記第1の実施形態にて説明したステップS5における処理が異なる。本実施形態における、上記ステップS5に係る登録画像検出処理の流れを図7に示す。
まず、登録画像検出部33が、近傍領域R内の所定色の線を検出する(ステップS701)。上記所定色とは、予め記憶されている波形線801の線色であり、登録画像検出部33は該線色と同一の色を呈する画素を抽出し、該抽出した画素が一定の範囲内(例えば1〜2ピクセル)の太さの線を構成している場合に、これを線として検出する。
まず、登録画像検出部33が、近傍領域R内の所定色の線を検出する(ステップS701)。上記所定色とは、予め記憶されている波形線801の線色であり、登録画像検出部33は該線色と同一の色を呈する画素を抽出し、該抽出した画素が一定の範囲内(例えば1〜2ピクセル)の太さの線を構成している場合に、これを線として検出する。
次に、登録画像検出部33は、近傍領域Rに占める背景色の割合が50%以上であるか否かを判定する(ステップS702)。具体的には、登録画像検出部33は、近傍領域R内の全画素の値を参照し、予め記憶されているクロマトグラムの背景色と同一の色を呈する画素をカウントする。そして、近傍領域R内の全画素数Nに対する上記のカウント数nの比率n/Nを求め、0.5≦n/Nが成立するか否かを判定する。一般にクロマトグラムは背景色がグラフの大部分を占めるので、上記不等式が成立する場合、クリックされた点802はクロマトグラム800上の点であると考えられ、ステップS701にて検出した線は波形線801の一部である可能性が高い。上記不等式が成立する場合(ステップS702でYes)、登録画像検出部33は近傍領域R内に登録画像が含まれていると判定し(ステップS703)、ソフトウェア実行操作補助処理はステップS6〜S9に移行する。今回の例では、登録画像の波形線801と紐付けられた標的GUIであるピーク挿入ボタン312がクリックされ、次いで点802上でのクリックが再度実行される。
一方、上記不等式が成立しない、すなわちn/N<0.5である場合には(ステップS702でNo)、登録画像検出部33は近傍領域R内に登録画像は含まれていないと判定する(ステップS704)。よってソフトウェア実行操作補助処理はステップS1の手前に戻り待機状態となる。
以上説明した処理によれば、ユーザがクロマトグラム800の波形線801上の点802でのクリックが検出されると、分析データ解析プログラム22は、ピーク挿入ボタン312がクリックされた後に点802がクリックされたと判定する。従って、ユーザは手動でピークを挿入するに当たり、点802を直接クリックすればよく、ピーク挿入ボタン312を予めクリックする必要がなくなる。
さらに、登録画像の検出に際し、近傍領域Rに占める背景色の割合が50%未満である場合には、ピーク挿入ボタン312はクリックされないので、クロマトグラム800外の線を波形線801として誤検出することを防止することができる。なお、50%との閾値はあくまで一例であり、ステップS702における判定の閾値は適宜設定されればよい。
さらに、登録画像の検出に際し、近傍領域Rに占める背景色の割合が50%未満である場合には、ピーク挿入ボタン312はクリックされないので、クロマトグラム800外の線を波形線801として誤検出することを防止することができる。なお、50%との閾値はあくまで一例であり、ステップS702における判定の閾値は適宜設定されればよい。
〔第3の実施形態〕
本実施形態に係る分析データ処理装置1の概略構成は上記第1の実施形態と同様であるため、図示を省略する。ただし、本実施形態では標的GUI検出部34は必須の要素ではない。また、登録画像紐付けデータベース36には、登録画像と所定のマクロが紐付けられた登録画像−マクロ対応テーブル(不図示)が格納されている。以下、フローチャートである図9、及び必要に応じて図10を参照しつつ、本実施形態に係る分析データ処理装置1によるソフトウェア実行操作補助処理の流れを具体的に説明する。
例として、ユーザが分析データ解析プログラム22上でクロマトグラム1000を拡大表示させた後で、元の表示サイズに戻す(拡大を取り消す)場合を想定する(図10参照)。通常この処理を行う場合、ユーザはまずクロマトグラム1000上(例えば点1005)で右クリックを行い、メニュー1010を表示させた上で、メニュー1010内の選択項目1011(「拡大を元に戻す」)をクリックするという操作が必要である。
本実施形態に係る分析データ処理装置1の概略構成は上記第1の実施形態と同様であるため、図示を省略する。ただし、本実施形態では標的GUI検出部34は必須の要素ではない。また、登録画像紐付けデータベース36には、登録画像と所定のマクロが紐付けられた登録画像−マクロ対応テーブル(不図示)が格納されている。以下、フローチャートである図9、及び必要に応じて図10を参照しつつ、本実施形態に係る分析データ処理装置1によるソフトウェア実行操作補助処理の流れを具体的に説明する。
例として、ユーザが分析データ解析プログラム22上でクロマトグラム1000を拡大表示させた後で、元の表示サイズに戻す(拡大を取り消す)場合を想定する(図10参照)。通常この処理を行う場合、ユーザはまずクロマトグラム1000上(例えば点1005)で右クリックを行い、メニュー1010を表示させた上で、メニュー1010内の選択項目1011(「拡大を元に戻す」)をクリックするという操作が必要である。
本実施形態では、クロマトグラム1000の拡大の取り消しに係るソフトウェア実行操作補助処理のトリガとなるユーザ操作を、クロマトグラム1000上でのダブルクリックとする。これは、他の操作との混同やユーザが所望しない動作を防止するための設計例であり、操作の種類は適宜設定されればよい。ステップS901〜S904に係る処理は、検出するユーザ操作がダブルクリックである点以外は、上記第1の実施形態にて説明したステップS1〜4と同様である。ここではクロマトグラム1000内の点1005上でのダブルクリックが検出されたものとする。この時点では右クリック操作が行われていないので、モニタ14の画面上にメニュー1010は表示されていない。
続いて、登録画像検出部33は、近傍領域R内に占める背景色の割合が50%以上であるか否かを判定する(ステップS905:登録画像検出ステップ)。本ステップにおける処理は、上記第2の実施形態にて説明したステップS702と同様である。一般にクロマトグラムは背景色がグラフの大部分を占めるので、本ステップでの判定結果がYesである場合、クリック位置はクロマトグラム1000上であると考えられる。近傍領域Rに占める背景色の割合が50%未満であると判定された場合には(ステップS905でNo)、ソフトウェア実行操作補助処理はステップS901の手前に戻り待機状態となる。
近傍領域Rに占める背景色の割合が50%以上であると判定された場合(ステップS905でYes)、次に、実行命令部35が登録画像と紐付けられたマクロを実行する(ステップS906:実行ステップ)。ここで、本実施形態では、ステップS904にて取得した近傍領域Rの画像のうち、背景色の割合が50%以上であるものを登録画像として認識するよう、登録画像紐付けデータベース36内の登録画像−マクロ対応テーブルに判定基準が登録されている。また、この登録画像と紐付けられたマクロは「右クリック+メニュー1010内の選択項目1011(「拡大を元に戻す」)のクリック」とする。選択項目1011のクリックに該当するメッセージが既知であれば、上記マクロの実行に代えて該メッセージを分析データ解析プログラム22に送信してもよい。
以上説明した処理によれば、ユーザがクロマトグラム1000上でダブルクリックを行うと、右クリック及び選択項目1011のクリックが自動でなされる。すなわち、ユーザは一箇所のダブルクリックで拡大を元に戻すことができる。本実施形態によれば、右クリック及び選択項目1011のクリックを手動で行う場合と比較して、操作時間が1/5〜1/10に短縮される(ダブルクリック:200ms、右クリック+選択項目1011をクリック:1〜2秒)。よって、頻繁な拡大・縮小を必要とする波形処理操作においては、本実施形態はスループットの向上に大きく貢献するものである。
また、クリック点1005を中心とする近傍領域Rに占める背景色の割合が50%未満である場合にはマクロが実行されないので、クロマトグラム1000外の領域でのユーザが意図しない動作を防止することができる。なお、上記第2の実施形態と同様、背景色の割合の閾値50%はあくまで一例である。
なお、本実施形態における登録画像−マクロ対応テーブルは、上記第1の実施形態にて説明した登録画像−標的GUI対応テーブル500と同様、登録画像及び該登録画像と紐付ける所定のマクロをユーザが任意に登録可能な構成とすることが好ましい。
また、クリック点1005を中心とする近傍領域Rに占める背景色の割合が50%未満である場合にはマクロが実行されないので、クロマトグラム1000外の領域でのユーザが意図しない動作を防止することができる。なお、上記第2の実施形態と同様、背景色の割合の閾値50%はあくまで一例である。
なお、本実施形態における登録画像−マクロ対応テーブルは、上記第1の実施形態にて説明した登録画像−標的GUI対応テーブル500と同様、登録画像及び該登録画像と紐付ける所定のマクロをユーザが任意に登録可能な構成とすることが好ましい。
〔第4の実施形態〕
分析データ解析プログラム22が作成した複数のクロマトグラムをユーザが比較検討する場合、或るクロマトグラムの波形線を、画面上で他のクロマトグラムに重畳させることが所望される場合がある。従来、このような重畳を行うためには、比較したい複数のクロマトグラムの画像をそれぞれ画面キャプチャ等によって保存し、これらを画像編集ソフト上で開き、背景色とする色を選択して透明化した上で重畳させるといった操作が必要であった。このような煩雑な操作を比較の都度行うことは実用的でない。
そこで、本実施形態に係る分析データ処理装置100は、クロマトグラムの波形線を登録画像とし、上記近傍範囲に波形線が含まれる場合に、該波形線全体を抽出し、画面上の最前面に表示させる構成とした。
分析データ解析プログラム22が作成した複数のクロマトグラムをユーザが比較検討する場合、或るクロマトグラムの波形線を、画面上で他のクロマトグラムに重畳させることが所望される場合がある。従来、このような重畳を行うためには、比較したい複数のクロマトグラムの画像をそれぞれ画面キャプチャ等によって保存し、これらを画像編集ソフト上で開き、背景色とする色を選択して透明化した上で重畳させるといった操作が必要であった。このような煩雑な操作を比較の都度行うことは実用的でない。
そこで、本実施形態に係る分析データ処理装置100は、クロマトグラムの波形線を登録画像とし、上記近傍範囲に波形線が含まれる場合に、該波形線全体を抽出し、画面上の最前面に表示させる構成とした。
図11に、本発明の第4の実施形態に係る、分析データ処理装置(ソフトウェア実行操作補助装置)100を示す。分析データ処理装置100は、分析データ処理装置1が備える実行操作補助プログラム21に代えて、実行操作補助プログラム21aを備える構成である。図11においては、実行操作補助プログラム21aに係るように、操作位置特定部32、登録画像検出部33、実行命令部35、登録画像−プログラムデータベース(DB)361が示されている。実行操作補助プログラム21aにはこの他に、上記第1の実施形態に係る実行操作補助プログラム21が備える各要素が含まれていてもよい。これらはいずれも基本的にはCPU10が実行操作補助プログラム21aを実行することによりソフトウエア的に実現される機能手段である。
登録画像−プログラムデータベース361には登録画像と所定のプログラムが紐付けられて格納されており、本実施形態で説明する例として重畳支援プログラム40が含まれている。重畳支援プログラム40は、画像抽出部41、透明化処理部42、リスト制御部43、表示制御部44、画像記憶部45を含む。これらはいずれも基本的にはCPU10が重畳支援プログラム40を実行することによりソフトウェア的に実現される機能手段である。
以下、フローチャートである図12、及び必要に応じて図13及び図14を参照しつつ、ソフトウェア実行操作補助処理の流れを具体的に説明する。ここでは、図13(a)に示すように、分析データ解析プログラム22によってモニタ14の画面上に表示されたクロマトグラム1300の波形線1301上の点(波形線1301の極近傍の点であってもよい)がクリックされたものとする。他のソフトウェア実行操作補助処理のトリガとなる操作と区別するため、修飾キー(例えばCtrlキー)との組み合わせをトリガとしてもよい。
ステップS1201〜S1204に係る処理は、上記第1の実施形態にて説明したステップS1〜S4と同様である。
次に、登録画像検出部33が近傍領域R内に波形線があるか否かを判定する(ステップS1205)。具体的には、例えば、ステップS1202にて特定したクリック位置を中心とする近傍領域R内の画像を参照し、予め記憶されている波形線1301の線色と同一の色を呈する画素を抽出し、該抽出した画素が一定の範囲内(例えば1〜2ピクセル)の太さの線を構成するか否かを判定する。近傍領域R内に波形線が含まれていないと判定されれば(ステップS1205でNo)、ソフトウェア実行操作補助処理はステップS1201の手前に戻り待機状態となる。
次に、登録画像検出部33が近傍領域R内に波形線があるか否かを判定する(ステップS1205)。具体的には、例えば、ステップS1202にて特定したクリック位置を中心とする近傍領域R内の画像を参照し、予め記憶されている波形線1301の線色と同一の色を呈する画素を抽出し、該抽出した画素が一定の範囲内(例えば1〜2ピクセル)の太さの線を構成するか否かを判定する。近傍領域R内に波形線が含まれていないと判定されれば(ステップS1205でNo)、ソフトウェア実行操作補助処理はステップS1201の手前に戻り待機状態となる。
近傍領域R内に波形線が含まれていると判定されれば(ステップS1205でYes)、実行命令部35が波形線と紐付けられたプログラムを実行する(ステップS1206)。具体的には、実行命令部35は、登録画像−プログラムデータベース361に格納されている対応テーブル(不図示)を参照し、登録画像「波形線」と紐付けられたプログラムである重畳支援プログラム40を実行する。
本ステップにおける重畳支援プログラム40による重畳支援処理の流れを図14に示す。
まず、画像抽出部41が、波形線1301全体を含む矩形領域画像を抽出する(ステップS1401)。具体的には、OS24に画面全体の表示内容のキャプチャを指示し、OS24がクリップボードにコピーした全画面キャプチャ画像から、波形線1301の表示範囲全体を含む矩形領域の画像を抽出(トリミング)し、該抽出した画像を抽出画像として画像記憶部45に格納する。波形線1301の表示範囲は、例えば近傍領域R内にて検出された線が連続する範囲として認識されればよい。
また、波形線1301に加えクロマトグラム1300の枠線等を抽出してもよい。枠線は、例えば波形線1301に接する、画面のX軸及びY軸にそれぞれ平行な線分として検出することができる。この場合に抽出される範囲は枠線の表示範囲となる。枠線を含めて抽出するか否かの設定はユーザによる変更が可能であってもよい。
まず、画像抽出部41が、波形線1301全体を含む矩形領域画像を抽出する(ステップS1401)。具体的には、OS24に画面全体の表示内容のキャプチャを指示し、OS24がクリップボードにコピーした全画面キャプチャ画像から、波形線1301の表示範囲全体を含む矩形領域の画像を抽出(トリミング)し、該抽出した画像を抽出画像として画像記憶部45に格納する。波形線1301の表示範囲は、例えば近傍領域R内にて検出された線が連続する範囲として認識されればよい。
また、波形線1301に加えクロマトグラム1300の枠線等を抽出してもよい。枠線は、例えば波形線1301に接する、画面のX軸及びY軸にそれぞれ平行な線分として検出することができる。この場合に抽出される範囲は枠線の表示範囲となる。枠線を含めて抽出するか否かの設定はユーザによる変更が可能であってもよい。
次に、透明化処理部42が抽出画像の背景を透明化する(ステップS1402)。具体的には、透明化処理部42は、抽出画像において、予め背景色として記憶されている色を透明化して画像記憶部45に格納する。又は、クロマトグラムは背景色がグラフの大部分を占めるのが一般的であるから、抽出画像中で最も画素数の多い色を透明化する構成としてもよい。
次に、リスト制御部43が抽出画像リスト1320をモニタ14の画面上に表示させる(ステップS1403)。このときのモニタ14による画面表示例を図13(b)に示す。抽出画像リスト1320は、画面上への貼付が可能な抽出画像をユーザに視認させ、またその選択操作を受け付けるためのGUIであり、ステップS1402にて透明化処理がなされた抽出画像のサムネイル1321をリスト内に含む。同図では、ステップS1402にて背景が透明化された波形線が示されている。画像記憶部45に複数の抽出画像が記憶されている場合、リスト制御部43はこれら複数の抽出画像のサムネイルをストックとして抽出画像リスト1320内に表示させてもよい。
表示ボタン1322上でのクリック操作が検出されれば、表示制御部44は、抽出された波形線1301aを画面上の最前面に表示させる。また、非表示ボタン1323がクリックされれば、波形線1301aの表示を解除する。波形線1301aは背景が透明なウィンドウとして表示され、ユーザの操作により任意に移動及び拡大/縮小が可能である。これにより、図13(b)に示すように波形線1301aを別のクロマトグラム1310と画面上で重畳させれば、ユーザは2つのクロマトグラム1300と1310とを容易に比較することができ、必要に応じて表示と非表示とを切り替えることができる。
表示ボタン1322上でのクリック操作が検出されれば、表示制御部44は、抽出された波形線1301aを画面上の最前面に表示させる。また、非表示ボタン1323がクリックされれば、波形線1301aの表示を解除する。波形線1301aは背景が透明なウィンドウとして表示され、ユーザの操作により任意に移動及び拡大/縮小が可能である。これにより、図13(b)に示すように波形線1301aを別のクロマトグラム1310と画面上で重畳させれば、ユーザは2つのクロマトグラム1300と1310とを容易に比較することができ、必要に応じて表示と非表示とを切り替えることができる。
以上説明した処理によれば、ユーザがクロマトグラム1300上で波形線1301の近傍をクリックすると、波形線1301のみが自動で抽出され、ユーザは該抽出された波形線1301aを画面上の最前面に任意に表示させることができる。これにより、複数のクロマトグラムを重畳させる際に要する手数を抑えることができ、ユーザは比較検討にかかる時間を短縮することができる。
〔変形例〕
上述した各実施形態においては、ユーザによるクリック等の検出をトリガとしてソフトウェア実行操作補助処理が開始する構成とした。この構成は、登録画像と所定の処理との紐付け関係がユーザにとって既知であることを想定したものであるが、ユーザが紐付け関係を把握していない状況も想定される。そこで、実行操作補助プログラム21、21aは、カーソルCがモニタ14の画面上の同じ位置で一定時間以上静止したことをトリガとして、静止位置を中心とする近傍領域Rの画像を参照し、該近傍領域R内に登録画像が含まれる場合に、該登録画像と紐付けられた説明用コメントをツールチップとしてカーソルCの近傍に表示させてもよい。説明用コメントは、例えば上記第1の実施形態であれば「ピーク開始点の移動」等、現在の位置でクリックを行うことによって実行される処理をユーザに通知するものであってもよい。これにより、登録画像と所定の処理との紐付け関係を十分に把握していないユーザでも、実行操作補助プログラム21、21aを利用して分析データ解析プログラム22上での操作をスムーズに行うことができる。説明用コメントは、上記第1の実施形態にて説明した紐付け設定処理(図6参照)において、登録画像及び標的GUIとともにユーザによる登録が可能であってもよい。また、説明用コメントに代えて、登録画像と紐付けられたGUIボタンをカーソルCの近傍に表示させて、該ボタンに対する操作を受け付ける構成としてもよい。
上述した各実施形態においては、ユーザによるクリック等の検出をトリガとしてソフトウェア実行操作補助処理が開始する構成とした。この構成は、登録画像と所定の処理との紐付け関係がユーザにとって既知であることを想定したものであるが、ユーザが紐付け関係を把握していない状況も想定される。そこで、実行操作補助プログラム21、21aは、カーソルCがモニタ14の画面上の同じ位置で一定時間以上静止したことをトリガとして、静止位置を中心とする近傍領域Rの画像を参照し、該近傍領域R内に登録画像が含まれる場合に、該登録画像と紐付けられた説明用コメントをツールチップとしてカーソルCの近傍に表示させてもよい。説明用コメントは、例えば上記第1の実施形態であれば「ピーク開始点の移動」等、現在の位置でクリックを行うことによって実行される処理をユーザに通知するものであってもよい。これにより、登録画像と所定の処理との紐付け関係を十分に把握していないユーザでも、実行操作補助プログラム21、21aを利用して分析データ解析プログラム22上での操作をスムーズに行うことができる。説明用コメントは、上記第1の実施形態にて説明した紐付け設定処理(図6参照)において、登録画像及び標的GUIとともにユーザによる登録が可能であってもよい。また、説明用コメントに代えて、登録画像と紐付けられたGUIボタンをカーソルCの近傍に表示させて、該ボタンに対する操作を受け付ける構成としてもよい。
また、上記第1の実施形態では、図6に示すステップS602において標的GUIを決定する構成を説明したが、標的GUIに代えて所定のマクロをユーザ入力に従って登録してもよい。
なお、上述した各実施形態及び変形例は本発明の例であり、本発明の趣旨の範囲で適宜に変更、修正、追加、組み合わせを行っても本願特許請求の範囲に包含されることは当然である。
1、100…分析データ処理装置
10…CPU
12…メモリ
14…モニタ
16…入力部
18…I/F
20…記憶部
21、21a…実行操作補助プログラム
22…分析データ解析プログラム
23…分析データ記憶部
24…OS
31…紐付け設定部
32…操作位置特定部
33…登録画像検出部
34…標的GUI検出部
35…実行命令部
36…登録画像紐付けデータベース
361…登録画像−プログラムデータベース
R…近傍領域
10…CPU
12…メモリ
14…モニタ
16…入力部
18…I/F
20…記憶部
21、21a…実行操作補助プログラム
22…分析データ解析プログラム
23…分析データ記憶部
24…OS
31…紐付け設定部
32…操作位置特定部
33…登録画像検出部
34…標的GUI検出部
35…実行命令部
36…登録画像紐付けデータベース
361…登録画像−プログラムデータベース
R…近傍領域
Claims (6)
- 対象ソフトウェア上での使用者の操作を補助するためのソフトウェア実行操作補助装置であって、
a) 登録画像と、所定の処理とが紐付けられて格納されているデータベースと、
b) 表示部の画面上での使用者による所定の操作がなされた位置を操作位置として特定する操作位置特定手段と、
c) 前記操作位置特定手段が特定した前記操作位置の所定の近傍範囲に前記登録画像が含まれているか否かを判定する登録画像検出手段と、
d) 前記登録画像検出手段が前記近傍範囲に含まれていると判定した前記登録画像と紐付けられた所定の処理を前記データベースを参照して特定し、該所定の処理を実行する実行手段と、
を備えることを特徴とするソフトウェア実行操作補助装置。 - 前記所定の処理は、前記対象ソフトウェアが備える所定のGUIに割り当てられた処理であり、
前記実行手段は、前記登録画像検出手段が検出した前記登録画像と紐付けられた、前記所定のGUIに割り当てられた処理を、前記対象ソフトウェアに対し実行することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア実行操作補助装置。 - e) 使用者の指示に応じて、1又は複数の前記登録画像と前記所定の処理とを紐付けて前記データベースに格納する紐付け手段
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のソフトウェア実行操作補助装置 - 前記登録画像検出手段は、前記近傍範囲内で所定の色を呈する画素が占める割合が所定値未満である場合には、該近傍範囲内に前記登録画像が含まれていないと判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のソフトウェア実行操作補助装置。
- 前記登録画像及び/又は該登録画像を含む所定の領域内の画像の色を変更する、又は変更を前記使用者に促すことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のソフトウェア実行操作補助装置。
- 対象ソフトウェア上での使用者の操作を補助するソフトウェア実行操作補助方法であって、
a) 紐付け手段が、登録画像と所定の処理とを紐付ける紐付けステップと、
b) 操作位置特定手段が、表示部の画面上での使用者による所定の操作がなされた位置を操作位置として特定する操作位置特定ステップと、
c) 登録画像検出手段が、前記操作位置特定ステップにて特定された前記操作位置の所定の近傍領域に前記登録画像が含まれているか否かを判定する登録画像検出ステップと、
d) 実行手段が、前記登録画像検出ステップにて前記近傍領域に含まれていると判定した前記登録画像に対して前記紐付け手段が紐付けた所定の処理を特定し、該所定の処理を実行する実行ステップと、
を含むことを特徴とするソフトウェア実行操作補助方法。
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