JP6094269B2 - 二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、セル内部にエレメントが密閉された二次電池に関する。
従来、リチウムイオン電池やリチウムイオンポリマー電池等といった密閉型の二次電池を搭載した電気製品が市販されている。これらの二次電池は、鉛蓄電池のような開放型の二次電池と比較してセル電圧が高く、エネルギー密度も高いことから、小型化,軽量化を図りやすい。そのため、携帯電話機や携帯型情報端末,コードレス電動工具等の電力供給源として広く利用されている。また、電池容量に対する電池重量の割合が低いことから、電気自動車,ハイブリッド自動車等の駆動用電力源にもこれらの二次電池が採用されている。
ところで、密閉型の二次電池においては、充放電に係る電解質及び電極等(エレメント)がセル内部に気密状態で封入される。例えば、金属板を加工して有底筒状のセル外装缶が製造され、この外装缶の内部にエレメントが収容された後、外装缶の開口部が金属蓋で気密に閉塞されて溶接される(特許文献1参照)。セルの気密性を確保することで電解質が外部へ漏洩しにくくなり、電池容量の低下や腐食の発生が防止される。
一方、気密性を高めることは、意図しないガスの発生によるセル内圧の上昇に対して、安全性を低下させることにも繋がる。例えば、二次電池の誤使用により過充電状態になった場合や、物理的な衝撃により内部短絡が発生した場合には、セル内部の電解質や添加剤が分解されてガスが発生し、外装缶が変形しやすくなる。そこで、セル内圧の上昇時にガスを外部へ放出するためのベント機構(安全弁)を設けて、外装缶の変形を抑止することが提案されている。例えば、外装缶の開口部を閉塞する金属蓋の一部分をプレス成型で薄肉化しておき、セル内圧の上昇時に薄肉部分を切裂させる技術が知られている(特許文献2参照)。このようなベント機構を設けることで、通常使用時にはセルの気密性を確保しつつ、セル内圧の上昇時にその圧力を開放することができる。
特開2012-119158号公報 特開2008-159313号公報
しかしながら、従来のベント機構を備えた密閉型の二次電池では、ベント機構が作動するタイミングを精度よく制御することができない。つまり、セル内圧の上昇速度が高くなるに連れて、圧力を開放するタイミングがシビアとなり、適切に外装缶の変形を抑止できない場合がある。例えば、釘刺し等の急激な圧力上昇現象が発生した場合には、ベント機構だけでは圧力を逃がすことができず、いわゆる「口開き(外装缶と金属蓋との溶接が破断すること)変形」が発生する可能性がある。
特に、近年の電気自動車,ハイブリッド自動車等に搭載される二次電池は、セル単位での高容量化が進行しており、セル内での最大ガス発生量や最高セル内圧が増加,上昇する傾向にある。そのため、ベント機構のみで二次電池の安全性を保証することが困難になりつつある。
本件の目的の一つは、上記のような課題に鑑み創案されたもので、セル内圧の上昇時における口開き変形を抑制することができるようにした、二次電池を提供することである。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも、本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示する二次電池は、一面に開口を有する容器状に形成され、充放電に係るエレメントを収容するケースと、前記エレメントが収容された状態で前記ケースの前記開口を閉塞する閉塞部と、前記閉塞部で閉塞された前記ケースの前記一面を覆うように嵌装され、前記一面に交わる外側面に対して溶接固定される補強部と、を備える。前記外側面は、前記エレメントから所定距離以上離隔した縁端部を有する。前記補強部が、前記縁端部に溶接固定される。
例えば、前記ケースのうち、側面視で前記エレメントに重合する中央部を避け、縁端部(例えば、上縁端部や下縁端部)を溶接箇所とすることが好ましい。さらに、溶接箇所は、前記開口に近接する上縁端部とすることが好ましい。溶接箇所と前記開口との距離が近いほど補強部の縦方向の寸法が短縮され、補強部の重量が軽量化される。
前記外側面とは、前記一面とは異なる面であって、前記一面に隣接する面であることが好ましい。例えば、前記ケースが直方体状であれば、六面のうちの一面を前記開口とし、これに隣接する四面のうちの少なくとも一つ以上を前記外側面とすることが好ましい。また、例えば前記ケースが円柱状であって円形の頂面が前記開口であれば、これに隣接する筒面を前記外側面とすることが好ましい。前記一面と前記外側面との交線は、前記開口の輪郭をなすことが好ましい。
なお、前記補強部が前記外側面に沿った面状の面部を有し、前記面部と前記外側面とが溶接固定されることが好ましい。つまり、前記補強部に設けられる面部が、前記外側面に沿って延設された部位であることが好ましい。この場合、前記面部と前記外側面とが面接触した状態で溶接されることが好ましい。
(2)また、前記一面に前記エレメントから電力を取り出す端子が備えられることが好ましい。つまり、二次電池内の電極に接続される+端子,−端子が前記一面に配置されることが好ましい。
)また、前記補強部が、前記ケースの前記外側面を挟み込んで締まり嵌めした状態で溶接固定されることが好ましい。例えば、前記補強部の幅寸法を前記ケースの幅寸法よりも小さく設定することが好ましい。
)また、前記補強部の端面には、前記ケースの内向きに傾斜させた誘い込み形状が形成されることが好ましい。
(5)前記閉塞部と前記補強部とが、別体の部材として形成されることが好ましい。
(6)前記閉塞部が、前記ケースの外側面に対して溶接固定されることが好ましい。
開示の二次電池によれば、補強部をケースの外側面に溶接固定することで、ケースと閉塞部との溶接箇所が破断する口開き変形に対して、ケースと補強部との溶接箇所に剪断力を負担させることができ、セル内圧の上昇時における口開き変形を抑制することができる。
(a)は一実施形態に係るセルの構成を例示する斜視図、(b)は分解斜視図である。 セルの断面図であり、(a)は(b)のB−B断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。なお、(c)は(b)の変形例に対応する断面図である。 補強材及びその取付箇所の断面図である。 (a)はセルの上面図であり、(b)はベント機構をずらした場合の変形例である。 (a)は補強材の展開図である。なお、(b),(c)は変形例に対応する展開図である。 セルの溶接箇所を説明するための図であり、(a)はケースの展開図、(b)は蓋の展開図、(c)は補強材の展開図、(d)はセルの斜視図である。 (a)〜(e)は第一変形例としての二次電池を説明するための展開図及び斜視図である。 (a)〜(e)は第二変形例としての二次電池を説明するための展開図及び斜視図である。 (a)〜(d)は第三変形例としての二次電池を説明するための展開図であり、補強材とケースとを一体にしたものである。 (a)〜(d)は第四変形例としての二次電池を説明するための展開図,断面図及び斜視図であり、補強材と蓋とを一体にしたものである。
図面を参照して二次電池について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.電池セル]
図1(a),(b)に、電気自動車やハイブリッド自動車等の駆動用電力源として使用される二次電池のセル1の構造を例示する。このセル1は、エレメント7が収容されたケース2を蓋4で閉塞した密閉型の電池セルである。二次電池の種類は、例えばリチウムイオン二次電池やリチウムイオンポリマー電池,ニッケル水素二次電池等である。
エレメント7とは、シート状の正極,負極,セパレーター等を積層した発電要素であり、その内部に充放電反応に係る電解質を含有している。エレメント7の形状は、例えばラミネート状(発電要素を重畳してシート状にしたもの),円柱状(発電要素を巻物状に巻回したもの),長円柱状(発電要素を楕円渦状,長円渦状となるように扁平に巻回したもの)等とされる。これにより、電極同士の対向面積(すなわち電池容量)が十分に確保される。図1(a),(b)中に示すエレメント7は長円柱状であり、発電要素の巻回軸方向についての一端側の外表面には正極が露出して設けられ、他端側の外表面には負極が露出して設けられる。
ケース2は、エレメント7よりも一回り大きな容器状に形成された金属製の外装缶である。図1(a)に示す設置状態において、ケース2の上端である一面は水平方向に広がっており、エレメント7を内部に挿入するための開口部3が設けられる。図1(b)に示すケース2は、長円柱状のエレメント7を封入しうる直方体状(角形)に形成されたものであり、最長辺と最短辺とで囲まれる面を底面2cとして、それに対向する頂面に相当する部分全体が開放されている。
ケース2の下端である底面2cは、上記の一面(開口部3が存在する面)とほぼ平行に設けられる。一方、ケース2の側面は底面2cに対してほぼ垂直に設けられ、その上端辺が開口部3の外縁となる。つまり、ケース2の側面は開口部3が存在する一面に対してほぼ垂直に設けられ、これらの二つの面の交線が開口部3の輪郭線となる。以下、ケース2の側面のうち、上面視での寸法が大きい一方を長側面2aと呼び、他方を短側面2bと呼ぶ。
エレメント7は、その正極及び負極がケース2の長側面2aに対して平行となるように開口部3から挿入され、ケース2内に収容される。長側面2aに垂直な縦断面でのケース2の形状は、図2(b)に示すように縦長の矩形状となる。
なお、図1(b)に示すケース2は、一枚の金属板を直方体の展開図の形に切断し、直方体状に折り曲げてから端辺をレーザー溶接したものであり、ケース2の短側面2bに溶接線が形成されている。一方、ケース2の製造手法はこれに限定されず、例えば金属板の深絞り加工により溶接線のないものを製造してもよい。以下、ケース2の最長辺の延在方向のことを「幅方向」と呼び、最短辺の延在方向のことを「奥行き方向」と呼ぶ。
ケース2の内部には、エレメント7の正極,負極のそれぞれと電極端子9(端子)とを接続する一対の集電体8が収納される。図2(a)に示すように、それぞれの集電体8は、エレメント7の一端部,他端部を挟み込んだままエレメント7に固定される。また、それぞれの集電体8の上端部には、蓋4を貫通して設けられる電極端子9が固定される。つまり、電極端子9はケース2の開口部3が位置する一面において、蓋4を貫通して突出するように設けられる。なお、集電体8及び電極端子9は、図2(a)に示すように、ケース2の幅方向中心線CLについて左右対称に配置される。
蓋4(閉塞部)は、ケース2の開口部3を閉塞する金属板であり、エレメント7が収容されたケース2の開口部3を密閉状態に閉塞する。蓋4の形状はケース2の底面2cとほぼ同一形状とされ、開口部3の全体を被覆する大きさを持つ。一方、本実施形態の蓋4は、上面視で蓋4の輪郭がケース2の輪郭と一致するように、ケース2の板厚を考慮して開口部3よりも若干大きめに形成される。例えば、図2(b),図3に示すように、蓋4の外縁がケース2の長側面2a,短側面2bの外表面まで達する大きさとされ、それらの外表面に対して蓋4が溶接固定される。
また、図1(b)に示すように、この蓋4には、一対の貫通孔4aとベント機構5とが設けられる。貫通孔4aは、電極端子9が貫通する部位である。なお、蓋4と電極端子9とは絶縁されており、例えば蓋4の上面及び下面のそれぞれについて貫通孔4aの周囲に絶縁材10が挟装されるとともに、電極端子9の外周面に絶縁層11が形成される。
ベント機構5は、セル1の内部圧力を外部に開放する安全弁として機能するものであり、例えばプレス成型により薄肉化された部位である。セル1の内部でガスが発生して内圧が上昇したときには、その圧力でベント機構5が開裂し、ガスが外部に放出される。図1(a)に示すセル1は、ベント機構5の位置がケース2の幅方向中央に設定されたものである。なお、ベント機構5の具体的な構造,配置は任意であり、例えばゴム,バネ等の弾性体を利用して弁体を開放するようなものを用いてもよいし、ケース2の幅方向中央からずれた位置に設けてもよい。
[2.補強材]
[2−1.構造]
本実施形態のセル1には、一対の補強材6がケース2の幅方向に間隔を空けて配置される。補強材6(補強部)は、ケース2及び蓋4による密閉状態を補強するための金属製の部材であって、蓋4で閉塞されたケース2の開口部3(ケース2の上端)に嵌装され、ケース2の外側面(一面の広がる一方向とは異なる他方向へ延在する側面)に対してレーザー加工機等で溶接固定される。溶接の種類は任意であり、補強材6の端辺等を線状に溶接するシーム溶接でもよいし、補強材6の表面等を点状に溶接するスポット溶接でもよい。
補強材6の全体形状は、図1(a),(b)に示すようにコの字型(ステープラーの針形状,溝形)であって、ケース2の長側面2aのうち開口部3に近接する上端部を外側から挟み込む形状となっている。このような形状の補強材6がケース2及び蓋4に対して上方からはめ込まれ、図2(b)に示すように、ケース2の上端部が補強される。以下、補強材6のうち、長側面2aと平行な面状の部位(鉛直な面部)のことを溶接部6aと呼び、蓋4と平行な面状の部位(水平な面部)のことを架設部6bと呼ぶ。
溶接部6aは、長側面2aの外表面に溶接される部位を含む平面状の部位である。この溶接部6aと長側面2aとが隙間なく接触した状態で、補強材6とケース2とが溶接される。図2(b)中で左側の長側面2aに溶接される溶接部6aの長さ(垂直方向寸法)及び幅(ケース2の幅方向寸法)は、右側の長側面2aに溶接される溶接部6aの長さ及び幅と同一である。また、架設部6bは、蓋4の外表面に沿って水平に配置される平面状の部位である。架設部6bの両端から下方に向けて延設された部位が溶接部6aとなる。なお、架設部6bの幅は、少なくとも溶接部6aに連結される部位では、溶接部6aの幅と同一寸法にすることが好ましい。
[2−2.断面形状]
図3に補強材6及びその取付箇所の断面図を示す。補強材6の溶接部6aの内法寸法W1は、一対の長側面2a間の外法寸法W2(すなわち、ケース2及び蓋4の奥行き方向の寸法)よりも僅かに小さく形成される。このような寸法設定により、ケース2が補強材6に締まり嵌めされ、補強材6とケース2との一体性が向上する。また、ケース2の上部に奥行き方向の圧縮力が作用することになり、一対の長側面2aが離隔する方向に変形しにくくなる。
また、溶接部6aの下端部の形状は、長側面2aに向かって迫り上がるように傾斜した誘い込み形状(溶接部6aの下端面を内向きに傾斜させた形状)に形成される。つまり、溶接部6aの下端面が水平ではなく、長側面2aから離れるほど下方に下降する形状とされる。言い換えると、溶接部6aの下端面には傾斜が設けられており、その傾斜は、補強材6の取り付けに際し、溶接部6aの先端がケース2に接触したとしても、溶接部6a自体をケース2の長側面2a側へと移動させるように作用する傾斜である。これにより、蓋4が溶接固定されたケース2に補強材6をはめ込む際に、ケース2が溶接部6aの間に滑り込みやすくなり、補強材6の組み付け作業性が向上する。なお、溶接部6aと長側面2aとの溶接箇所は、誘い込み形状の凹みの内部とされる。
[2−3.溶接位置]
図1(a)に示すように、補強材6は、蓋4に設けられたベント機構5や電極端子9に重ならない位置に配置される。例えば、ベント機構5がケース2の幅方向中央に配置されていれば、図2(a)に示すように、一対の補強材6がそのベント機構5を挟んだ両サイドに配置される。また、本実施形態の補強材6は、図2(b)に示すように、架設部6bと蓋4とが面接触し、かつ、溶接部6aが長側面2aに対して面接触した状態で、溶接部6aの下端縁が長側面2aに溶接固定される。
ここで、ケース2の長側面2a上でエレメント7までの最短距離が所定距離未満となる領域R1を、図1(b)中に破線で囲って示す。溶接部6aと長側面2aとの溶接箇所は、ケース2内に収容されるエレメント7との距離が所定距離以上となる位置、すなわち、領域R1を避けた位置に設定される。例えば、図2(b)に示すように、溶接部6aの下端が領域R1よりも上部の領域R2内に位置するように、補強材6の寸法が設定される。あるいは、図2(c)に示すように、溶接部6aの下端が領域R1よりも下部の領域R3内に位置するように、補強材6の寸法を設定してもよい。長側面2aの縁端部の領域R2,R3に溶接箇所を設定することで、エレメント7から離れた位置で補強材6とケース2とが溶接されることになり、エレメント7に与えられる熱負荷が軽減される。
溶接箇所としては、下部の領域R3よりも上部の領域R2の方が好適である。これは、下部の領域R3よりも上部の領域R2の方が蓋4に近接しており、溶接部6aの鉛直方向の寸法が短くて済むからである。また、セル1の内部圧力の上昇時における長側面2aの変形をむやみに拘束しないという点でも、溶接箇所を上部の領域R2に設定するのが好ましい。つまり、補強材6は、ケース2と蓋4との溶接箇所の変形を抑制しつつ、長側面2aの中央部分の膨出変形を許容する機能を持つことが好ましい。
なお、上記の「所定距離」は、溶接作業で生じる熱量やケース2内での熱の拡散性,エレメント7の耐熱性,溶接作業時の環境温度等に応じて適宜設定可能である。一方、簡便な手法としては、ケース2の外表面のうち、側面視でエレメント7に重合しない範囲を溶接可能範囲として設定することが考えられる。
[2−4.水平方向の配置]
図4(a),(b)中に星印で示す位置は、ケース2と蓋4との溶接箇所のうち、セル1の内圧上昇による変形量が最大となる応力集中点(すなわち、口開き変形の起点となる箇所)を示すものである。これらの応力集中点は、ケース2の最長辺の中点を通る平面上に位置し、上面視ではケース2の幅方向中心線CL上に位置する。
本実施形態では、図4(a)に示すように、同一形状の補強材6がこの幅方向中心線CLについて左右対称となるように対をなして配置される。つまり、セル1の内圧上昇時における溶接箇所の応力分布がケース2の幅方向に左右対称となるように、補強材6の配置が決定される。したがって、図4(b)に示すように、ベント機構5の位置がケース2の幅方向中央からずれている場合には、一つの補強材6を幅方向中心線CLに沿って配置してもよい。なお、この場合も補強材6が幅方向中心線CLについて左右対称となるように配置することが好ましい。
[2−5.展開形状]
補強材6の展開図を図5(a)〜(c)に例示する。図5(a)は、帯状の金属板の両端部を同一方向に屈曲して補強材6を形成する場合の展開図である。この展開図上では、架設部6bが二つの溶接部6aに挟まれて配置される。補強材6の幅方向の寸法は、セル1の電極端子9やベント機構5と干渉しない範囲で設定される。また前述の通り、溶接部6aの長さ寸法(高さ寸法)は、ケース2と補強材6との溶接位置に応じて設定され、架設部6bの長さ寸法は、ケース2の奥行き寸法に応じて設定される。
なお、架設部6bの形状は、ベント機構5や電極端子9の形状に応じて最適な形状とすることが考えられる。例えば、図5(b)に示すように、架設部6bの幅について、溶接部6aに近いほど太く、溶接部6aから遠ざかるにしたがって細くなるように形成してもよい。つまり、ケース2の奥行き方向中央の幅を狭くして、ベント機構5や電極端子9との干渉を回避してもよい。あるいは、図5(c)に示すように、ベント機構5や電極端子9に対して所定の間隙が形成されるように、架設部6bを部分的に切り欠いてもよい。
[3.作用]
図6(a)〜(c)は、本実施形態のケース2,蓋4及び補強材6の展開図上に溶接箇所を太線で示したものである。このケース2は、図1(b)に示すものと同様の構造を持ち、ケース2の短側面2bが奥行き方向中央で左右に分割されている。したがって、図6(a)中の破線に沿って金属板を直角に山折りし、分割された短側面2b同士を溶接するとともに、短側面2bと底面2cとを溶接することで、容器状のケース2が完成する。なお、深絞り加工でケース2を製造する場合には、これらの溶接線(溶接ラインC)は生じない。
蓋4は、その外縁全周がケース2に対して溶接される。ケース2と蓋4との溶接線(溶接ラインA)は、図6(a)中に二本の直線で表現される。また、一対の補強材6は、それぞれに二つずつ設けられる溶接部6aの端辺がケース2の長側面2aに対して溶接される。したがって、図6(a)中におけるケース2と補強材6との溶接線(溶接ラインB)は、補強材6の幅に対応する長さの四本の線分で表現される。
上記のケース2,蓋4及び補強材6の組み付け時の斜視図を、図6(d)に示す。補強材6は、セル1の応力集中点を挟んで左右に設けられ、それぞれの補強材6が鉛直方向に溶接ラインAを補強するように配設される。また、各々の補強材6は、一方の長側面2aとこれに対向する他方の長側面2aとが離隔する方向へと移動することを抑止するように機能する。つまり、ケース2の開口部3に固定された蓋4の閉塞構造は、溶接ラインA及び溶接ラインBの二種類の溶接によって二段階に補強される。したがって、溶接ラインAのうち溶接ラインBの鉛直上方に位置する部分の剛性が高まり、口開き変形が抑制される。
[4.効果]
(1)本実施形態のセル1では、補強材6がケース2の外側面に対して溶接固定される。これにより、例えばセル1の内圧上昇時に、図6(c)に示す溶接ラインAに作用する荷重を溶接ラインBに負担させることができる。これにより、セル1の内部空間の膨張によって蓋4に作用しうる荷重を補強材6が肩代わりすることになり、ケース2と蓋4との溶接箇所の変形を抑制することができる。つまり、セル1の内圧が急上昇したような場合であっても、溶接ラインAの破断を防止することができ、効率的に開口部3の口開き変形を抑制することができる。
また、溶接ラインBが長側面2aの外表面に設けられるため、セル1の内圧上昇時に溶接ラインBに作用する支配的な応力を剪断応力とすることができる。これにより、例えば長側面2aの内表面に対して補強材6を溶接したような場合と比較して、セル1の変形に対する耐力を向上させることができる。
このように、開口部3の口開き変形を抑制することで、適切にベント機構5を作動させることができ、例えばセル1の内圧の上昇速度が高い場合であっても、その圧力をベント機構5に開放させることができる。したがって、セル1の安全性を高めることができる。
(2)また、電極端子9を有する面は、電極端子9がセル1の内側から外側へと貫通することから、内圧の上昇に対して構造的にやや弱く、他の部位よりも破損の可能性が高くなりやすい。一方、本実施形態のセル1では、電極端子9が設けられる一面(ケース2の上面)側に補強材6が設けられ、すなわち電極端子9を有する面が補強される。したがって、電極端子9に由来する構造的な弱点を補強することができ、セル1の補強度を向上させることができる。
(3)また、上記のセル1では、図2(b)に示すように、ケース2と補強材6との溶接箇所が領域R2内で設定される。これにより、溶接箇所からエレメント7までの距離を少なくとも所定距離以上は確保することができ、溶接時におけるエレメント7への熱負荷を軽減することができる。これにより、セル1の充放電特性に悪影響を与えることなく、簡素な構成でセル1の変形を抑制することができる。また、エレメント7への熱負荷が小さくなることから、溶接量や溶接時間に余裕を持たせることができ、溶接の品質を向上させることができる。したがって、セル1の変形の抑制効果を高めることができる。
(4)また、補強材6が蓋4とは別体に形成され、それぞれがケース2に対して溶接される構造となるため、蓋4が負担する荷重と補強材6が補強する荷重とを分離して、それらを同時に働かせることができる。したがって、セル1の変形に対する耐性や剛性を向上させることができる。また、補強材6と蓋4とが別体であることから、各々に要求される剛性,強度に応じて素材を変更することが容易であり、設計変更に対する対応性を高めることができる。また、補強材6を持たない二次電池のセルに対して補強材6を追加するだけで、本実施形態のセル1を実現することができ、すなわち既存の技術に対する適用性,応用性が高いというメリットがある。
(5)また、上記のセル1では、図2(b)に示すように、補強材6だけでなく蓋4も長側面2aの外表面に対して溶接される。これにより、溶接ラインAに作用する応力は、例えば長側面2aの内表面に対して蓋4を溶接したような場合と比較して、引張り応力よりも剪断応力が支配的となる。したがって、溶接ラインAを破断しにくくすることができ、セル1の変形に対する耐力を向上させることができる。
(6)また、上記のセル1では、図3に示すように、補強材6の溶接部6aの内法寸法W1がケース2の奥行き方向の寸法W2よりも僅かに小さく形成され、ケース2が補強材6に締まり嵌めされるため、補強材6とケース2との一体性を向上させることができる。また、ケース2の上部に奥行き方向の圧縮力を作用させることができ、一対の長側面2aが互いに離隔する方向へと移動しにくくすることができる。したがって、セル1の変形抑制効果をさらに高めることができる。
(7)また、図3に示すように、補強材6の溶接部6aの下端部が内側に向かって迫り上がった誘い込み形状とされるため、補強材6とケース2との組み付け性を向上させることができるとともに、補強材6の位置ズレを防止することができ、適切な位置に補強材6を設けることができる。したがって、効率的にセル1の変形を抑制することができる。
(8)また、上記のセル1では、図4(a)に示すように、同一形状の補強材6が幅方向中心線CLについて左右対称となるように配置されている。このように、応力集中点に対して補強材6を対称配置することにより、セル1の内圧上昇時における溶接箇所の応力分布をケース2の幅方向に左右対称とすることができる。これにより、幅方向中心線CLからずれた位置を始点とするような破断を抑制することができ、補強効果を高めることができる。したがって、効率的にセル1の変形を抑制することができる。
(9)また、上記のセル1では、補強材6がベント機構5の位置を避けて設置されるため、セル1の内圧上昇時におけるベント機能を阻害することがなく、セル1の変形抑制効果を向上させることができる。
(10)また、上記の補強材6は、ケース2や蓋4から独立した別体のパーツとして形成される。これにより、例えばケース2や蓋4と補強材6とを一体に形成した場合と比較して、補強材6を製造する板金工程でのパーツの小面積化が容易であり、コストを削減することができるとともに、セル1の全体重量を軽量化することができる。
[5.変形例]
[5−1.第一変形例・側面連結部]
以下の説明では、上記の実施形態で使用した符号を用いて構成要素の対応関係を示す。図7(a)〜(c)は、第一変形例としてのセル1の展開図上に溶接箇所を太線で示したものであり、図7(d)は組み付けられたセル1の斜視図である。この第一変形例は、図7(d)に示すように、補強材6の形状が前述の実施形態と相違し、一対の補強材6の間が側面連結部6cで連結されている。
側面連結部6c(連結部)は、溶接部6aと同一平面上に設けられる平面状の部位であり、ケース2に固定されたときに溶接部6a同士を水平方向に連結するように機能する。一つの補強材6には二箇所の溶接部6aが設けられることから、側面連結部6cも二箇所に設けられる。本第一変形例では、図7(c)に示すように、溶接部6aの端辺と側面連結部6cの端辺とが同一直線上に位置しており、補強材6の全体形状は窓枠状に繋がった環をなす。
また、この補強材6は、図7(c)に示すように、溶接部6aの端辺と側面連結部6cの端辺とがケース2の長側面2aに対して溶接される。溶接部6aの端辺と側面連結部6cの端辺とは連続していることから、図7(a)中におけるケース2と補強材6との溶接線(溶接ラインD)は二本の線分で表現される。溶接ラインDは、前述の溶接ラインBよりもケース2の幅方向に長いため、より幅広い範囲の溶接ラインAを補強するように作用する。
このように、一対の補強材6の間を側面連結部6cで連結し、これをケース2の長側面2aに対して溶接固定することで、ケース2と補強材6との溶接長さを延長することができ、溶接ラインD上に応力を分散させることができる。したがって、溶接ラインDを破断しにくくすることができ、セル1の変形の抑制効果を高めることができる。また、前述の実施形態と比較して溶接線の数を削減することができ、溶接に係る作業性を向上させることができる。
なお、図7(e)に示すように、溶接部6aからケース2の幅方向に側面延長部6dを延設してもよい。これにより、ケース2と補強材6との溶接長さをさらに延長することができ、溶接ラインDをより破断しにくくすることができる。
[5−2.第二変形例・上面連結部]
図8(a)〜(c)は、第二変形例としてのセル1の展開図上に溶接線を太線で示したものであり、図8(d)は組み付けられたセル1の斜視図である。この第二変形例は、図8(d)に示すように、第一変形例の補強材6に上面連結部6eを追加したものである。
上面連結部6e(連結部)は、架設部6bと同一平面上に設けられる平面状の部位であり、ケース2に固定されたときに架設部6b同士を水平方向に連結するように機能する。また、この上面連結部6eは、側面連結部6cの上端にも連結される。これにより、溶接部6a及び架設部6bの境界となる山折り線〔図8(c)中の破線〕が繋がり、幅広い範囲の溶接ラインAが補強材6によって覆われる。したがって、補強材6自身の剛性を利用して、溶接ラインAの近傍に作用する荷重を補強材6に負担させることができ、開口部3の口開き変形をより確実に抑制することができる。
なお、前述の側面延長部6dと同様に、架設部6bから上面延長部6fを延設してもよい。すなわち、図8(e)に示すように、架設部6bからケース2の幅方向に部材を延長し、側面延長部6dの上端に連結する。これにより、補強材6によって覆われる溶接ラインAの範囲をさらに拡大することができ、変形抑制効果をさらに高めることができる。
[5−3.第三変形例・ケースと補強材とを一体化]
図9(a),(b)は、第三変形例としてのセル1の展開図上に溶接線を太線で示したものである。ここでは、第一変形例で説明した補強材6がケース2と一体の部材として形成されている。したがって、図9(a)中におけるケース2と補強材6との溶接線(溶接ラインE)は長側面2a上に一本の線分で表現される。
このように、ケース2と補強材6とを一体化することで、補強材6を固定するための溶接箇所を削減することができ、セル1の内圧上昇時に破断する可能性がある部位(応力集中の可能性がある箇所)を減少させることができる。したがって、開口部3の口開き変形をより確実に抑制することができる。また、第一変形例と比較して溶接線の数をさらに削減することができ、溶接に係る作業性を向上させることができる。
なお、図9(c)に示すように、第二変形例で説明した補強材6とケース2とを一体に形成してもよい。この場合、開口部3の口開き変形をより確実に抑制することができる。また、図9(d)に示すように、溶接部6aからケース2の幅方向に側面延長部6dを延設してもよいし、架設部6bから上面延長部6fを延設してもよい。側面延長部6d,上面延長部6fを設けることで、変形抑制効果をさらに高めることができる。
[5−4.第四変形例・蓋と補強材とを一体化]
図10(a),(b)は、第四変形例としてのセル1の展開図上に溶接線を太線で示したものである。ここでは、上述の実施形態の蓋4と補強材6とが一体の部材として形成される。図10(c)に示す蓋4には、ケース2の開口部3を閉塞する板状の頂面4b(閉塞部)と、その外縁から下方に延設される縁部4c(溶接部)とが設けられ、ケース2に覆い被さるキャップ形状に形成される。
縁部4cは、前述の溶接部6aと同様に、ケース2の外表面に溶接される部位を含む平面状の部位である。また、蓋4の断面形状は、補強材6と同様に、ケース2の上端を締まり嵌めするコの字型とされ、縁部4cの下端面には誘い込み形状の傾斜が設けられる。
第四変形例の縁部4cは、ケース2の長側面2a及び短側面2bの両方に対して溶接固定される。溶接位置は、ケース2内に収容されるエレメント7との距離が所定距離以上となる位置に設定される。例えば図10(b)に示すように、縁部4cの下端が領域R2,R3内に位置するように、縁部4cの寸法が設定される。図10(a)に示すケース2の展開図上では、ケース2と縁部4cとの溶接線(溶接ラインF)が直線状となる。また、溶接される縁部4cと頂面4bとが一体であることから、頂面4bをケース2に溶接固定するための溶接は不要である。
このように、ケース2の開口部3を閉塞するための部材と開口補強のための部材とを一体化することで、溶接線の数をさらに削減することができ、溶接に係る作業性を向上させることができる。一方、ケース2と縁部4cとの溶接ラインFは、ケース2の外表面に設けられるため、溶接ラインFに作用する支配的な応力を剪断応力とすることができる。これにより、例えば長側面2aの内表面に対して蓋4を溶接したような場合と比較して、セル1の変形に対する耐力を向上させることができる。したがって、効率的に開口部3の口開き変形を抑制することができる。
[5−5.その他]
上述の実施形態では、図2(b),(c)に示すようなコの字型の断面形状を持った補強材6を示したが、補強材6の形状はこれに限定されない。例えば、図2(c)に示す補強材の溶接部6aをさらに下方へと延長し、ケース2の底面2cの下方でこれらを連結してもよい。つまり、補強材6の全体形状を環状としてケース2の周面に巻き付ける構造とする。一方、溶接箇所は溶接部6aの側辺とし、長側面2aのうちの領域R1を避けた位置で溶接する。このような構成であっても、セル内圧の上昇時における口開き変形に対して、溶接部6aとケース2との溶接箇所に剪断力を負担させることができ、効率的に変形を抑制することができる。ただし、口開き変形を抑制するうえでは、長側面2aの膨出変形を妨げないようにすることが好ましく、ケース2と蓋4との溶接箇所の近傍のみに補強材6を設けることが好ましい。
また、上述の第一変形例〜第三変形例では、補強材6からケース2の幅方向に側面延長部6dを延出させたものを説明したが、これをケース2の短側面2bまで延長し、奥行き方向に延出させてもよい。同様に、上面延長部6fについても、ベント機構5や電極端子9等と干渉しない限り、短側面2bまで延長させてよい。側面延長部6d,上面延長部6fの部材長さを延長することで、ケース2と補強材6との溶接長さを延長することができ、あるいは補強材6によって覆われる範囲を拡大することができる。
また、上述の実施形態では、電気自動車やハイブリッド自動車等の駆動用電力源として使用される二次電池のセル1について詳述したが、二次電池の種類や用途はこれに限定されない。セル1の形状に関しても同様であり、例えば角形のケース2の代わりに円筒状のケース2を使用してもよいし、シート状のケース2を使用してもよい。ケース2の形状は、エレメント7の形状に合わせて設定することができる。少なくとも密閉型の二次電池のセルであれば、上述の実施形態や変形例の構造を適用することで、セル内圧の上昇時における口開き変形を抑制することができる。
1 セル(二次電池)
2 ケース
2a 長側面(外側面)
2b 短側面(外側面)
2c 底面
3 開口部(開口)
4 蓋(閉塞部)
5 ベント機構
6 補強材(補強部)
6a 溶接部(溶接部)
6b 架設部(架設部)
6c 側面連結部(連結部)
6d 側面延長部
6e 上面連結部(連結部)
6f 上面延長部
7 エレメント
9 電極端子(端子)

Claims (6)

  1. 一面に開口を有する容器状に形成され、充放電に係るエレメントを収容するケースと、
    前記エレメントが収容された状態で前記ケースの前記開口を閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部で閉塞された前記ケースの前記一面を覆うように嵌装され、前記一面に交わる外側面に対して溶接固定される補強部とを備え、
    前記外側面は、前記エレメントから所定距離以上離隔した縁端部を有し、
    前記補強部が、前記縁端部に溶接固定される
    ことを特徴とする、二次電池。
  2. 前記一面に前記エレメントから電力を取り出す端子が備えられる
    ことを特徴とする請求項1記載の二次電池。
  3. 前記補強部が、前記ケースの前記外側面を挟み込んで締まり嵌めした状態で溶接固定される
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の二次電池。
  4. 前記補強部の端面には、前記ケースの内向きに傾斜させた誘い込み形状が形成される
    ことを特徴とする、請求項1〜の何れか1項に記載の二次電池。
  5. 前記閉塞部と前記補強部とが、別体の部材として形成される
    ことを特徴とする、請求項1〜の何れか1項に記載の二次電池。
  6. 前記閉塞部が、前記ケースの外側面に対して溶接固定される
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の二次電池。
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