JP6091141B2 - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品搭載済基板を検査する検査装置および検査方法に関するものである。
この種の検査方法として、特開2004−221574号公報において出願人が開示したバイパスコンデンサの実装・非実装検査方法(以下、「実装検査方法」ともいう)が知られている。この実装検査方法では、2つのハンダパッド間にバイパスコンデンサ(以下、単に「コンデンサ」ともいう)が実装されているか否かを検査する際に、電圧発生部に接続されているプローブ(以下、「第1プローブ」ともいう)をGNDパターン側のハンダパッドに接触させ、電圧計に接続されている2つのプローブの一方(以下、「第2プローブ」ともいう)を電源パターン側のハンダパッドに接触させる。次いで、電圧計に接続されている2つのプローブの他方(以下、「第3プローブ」ともいう)を、電源パターン側のハンダパッドに接続されているスルーホールや導体パターン上における第2プローブの接触位置から離間した位置に接触させる。続いて、電圧発生部に電圧を発生させて、第1プローブを介してGNDパターン側のハンダパッドに電圧を供給させる。この場合、コンデンサが各ハンダパッド間に実装されているときには、コンデンサを介して第2プローブおよび第3プローブの間に電流が流れるため、その間の電圧が電圧計によって測定される。すなわち、電圧計の読み値VがV≠0となる。一方、コンデンサが各ハンダパッド間に実装されていないときには、第2プローブおよび第3プローブの間に電流が流れないため、電圧計の読み値VはV=0となる。つまり、この実装検査方法では、電圧計の読み値からコンデンサの実装および非実装を把握することが可能となっている。また、この実装検査方法では、複数のコンデンサが並列接続されている場合において、各コンデンサについて上記の手順で検査することで、各コンデンサの実装および非実装を個別に把握することが可能となっている。
一方、この方法では、各コンデンサを実装させるためのハンダパッド、およびハンダパッドに接続されているスルーホールや導体パターンに各プローブを接触させる必要があるため、並列接続されている複数のコンデンサの全ての実装および非実装を個別に把握するためには、これらのハンダパッド、スルーホールおよび導体パターンが基板の表面に露出している必要がある。このため、これらが露出していない基板(例えば、コンデンサや導体パターンが内装されている内装基板)に対してこの実装検査方法による検査を行うのは困難なことがある。
このような、課題を解決可能な技術として、出願人は、次のような新たな検査方法を開発している。この検査方法では、複数のコンデンサが並列接続された検査対象の回路に対して周波数を変化させつつ交流信号を供給し、その際に検出される検出信号に基づいて、回路についてのインピーダンスを周波数毎に測定する。次いで、各コンデンサが正しく実装された良品の回路について同じ手順で測定した周波数毎の測定値に予め決められた値を加算した上限値、および各測定値から予め決められた値を減算した下限値で画定される基準範囲を規定して、検査対象の回路について測定した各測定値がこの基準範囲内であるか否かを判別する。ここで、複数のコンデンサが並列接続された回路では、各コンデンサと各コンデンサに等価的に接続されたインダクタンス成分(コンデンサに接続された導体パターン等がこれに相当する)とによってコンデンサの数と同数の共振回路が構成される。また、コンデンサの容量やインダクタンスの値が異なるときには各共振回路の共振周波数が異なる。
一方、このような複数の共振回路を有する回路に対して、上記したように周波数を変化させつつ交流信号を供給したときには、各共振回路の各共振周波数に近い周波数においてインピーダンスが急激に上昇に転じる(反転する)点(以下、この点を「転換点」ともいう)が現れることが知られている。このため、例えば、回路に実装されるべき各コンデンサの1つが非実装の状態では、そのコンデンサによって構成される共振回路の共振周波数に近い周波数において転換点が現れずに、測定値が基準範囲外となる。このため、この新たな検査方法では、転換点が現れるべき周波数(共振周波数に近い周波数)におけるインピーダンスの測定値が基準範囲内であるか否かを検査することで、各コンデンサを実装させるためのハンダパッドなどが基板の表面に露出していない場合においても実装および非実装を検査することが可能となっている。
特開2004−221574号公報(第6−7頁、第4−5図)
ところが、出願人が開発している新たな検査方法には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この検査方法では、転換点が現れるべき周波数(検査対象の回路に含まれる各共振回路に固有の各共振周波数に近い周波数)の全てにおけるインピーダンスを測定する必要がある。しかしながら、インピーダンスを測定する測定部の測定可能周波数範囲には限界があるため、検査対象の回路の構成によっては、共振周波数が測定可能周波数範囲外となって、実装状態および非実装状態の検査を行うことが困難なことがある。このように、従来の検査方法には、実装されるべき検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを確実に検査することが困難であるという課題が存在し、この点の改善が望まれている。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、実装されるべき検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを確実に検査し得る検査装置および検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検査装置は、部品搭載済基板の一面に設けられている測定点に接続したプローブを介して当該部品搭載済基板の検査対象に対して第1信号供給したときに当該プローブを介して検出される第2信号に基づいて物理量を測定する測定部と、当該測定部によって測定された前記物理量に基づいて前記部品搭載済基板を検査する検査部とを備えた検査装置であって、強磁性材料によって形成された強磁性体を備え、前記強磁性体は、前記部品搭載済基板における前記一面の裏面に配置され、前記測定部は、前記強磁性体が前記裏面に配置されている状態で前記物理量を測定し、前記検査部は、前記測定された物理量に基づいて前記検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。
また、請求項2記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記測定部は、前記第1信号としての交流信号の供給に伴って検出される前記第2信号に基づいて前記物理量としてのインピーダンスを当該交流信号の周波数毎に測定し、前記検査部は、前記測定部によって測定された前記周波数毎の前記インピーダンスの測定値に基づいて前記検査対象としてのコンデンサが実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。
また、請求項3記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記測定部は、前記第1信号としての交流信号の供給に伴って検出される前記第2信号に基づいて前記物理量としてのインダクタンスを測定し、前記検査部は、前記測定部によって測定された前記インダクタンスの測定値に基づいて前記検査対象としてのインダクタが実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。
また、請求項4記載の検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載の検査装置において、前記強磁性体は、板状またはシート状に形成されている。
また、請求項5記載の検査方法は、部品搭載済基板の一面に設けられている測定点に接続したプローブを介して当該部品搭載済基板の検査対象に対して第1信号供給したときに当該プローブを介して検出される第2信号に基づいて物理量を測定し、当該測定した物理量に基づいて前記部品搭載済基板を検査する検査方法であって、強磁性材料によって形成された強磁性体を前記部品搭載済基板における前記一面の裏面に配置した状態で前記物理量を測定し、当該測定した物理量に基づいて前記検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。
請求項1記載の検査装置および請求項5記載の検査方法では、強磁性材料によって形成された強磁性体を部品搭載済基板における測定点が設けられている面の裏面に配置した状態で物理量を測定して、その物理量に基づいて検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。この場合、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置することで、部品搭載済基板におけるインダクタンスが増加する。このため、この検査装置および検査方法によれば、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置していない状態では測定対象の物理量のパラメータが測定部の測定可能範囲を外れて、その物理量の測定が困難な場合においても、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置することで、そのインダクタンスの増加によってそのパラメータを測定可能範囲に収めることができる。したがって、この検査装置および検査方法によれば、測定した物理量に基づく検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかの検査を確実に行うことができる。
また、請求項2記載の検査装置では、測定部によって測定された物理量としての周波数毎のインピーダンスの測定値に基づいて検査対象としてのコンデンサが実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。この場合、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置することで、部品搭載済基板におけるインダクタンスが増加し、これによってコンデンサとコンデンサに接続されたインダクタンス成分とによって構成される共振回路の共振周波数に近い周波数において現れる転換点(インピーダンスが急激に上昇に転じる点)の周波数が低下する。このため、この検査装置および検査方法によれば、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置していない状態では転換点における周波数が測定部の測定可能範囲を外れて、その周波数におけるインピーダンスの測定が困難な場合においても、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置することで、転換点における周波数を低下させてその周波数におけるインピーダンスを確実に測定することができる。したがって、この検査装置および検査方法によれば、インピーダンスの測定値に基づくコンデンサが実装状態であるか非実装状態であるかの検査を確実に行うことができる。
また、請求項3記載の検査装置では、測定部によって測定された物理量としてのインダクタンスの測定値に基づいて検査対象としてのインダクタが実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。この場合、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置することによってインダクタンスが増加する。このため、この検査装置および検査方法によれば、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置していない状態ではインダクタンスが小さいために測定誤差が生じ易い場合においても、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置することでインダクタンスを増加させて測定誤差を少なく抑えることができる。したがって、この検査装置および検査方法によれば、インダクタンスの測定値に基づくコイルが実装状態であるか非実装状態であるかの検査を確実に行うことができる。
また、請求項4記載の検査装置によれば、によれば、板状またはシート状に形成した強磁性体を用いることにより、強磁性体を部品搭載済基板に近接して配置する際の取り扱いが容易なため、検査作業の効率を十分に向上させることができる。
検査装置1の構成を示す構成図である。 基板13の斜視図である。 図2におけるW−W線断面図である。 基板13の導体パターン11,12およびコンデンサ21a〜21cによって構成される回路C1を等価的に表す等価回路図である。 強磁性体2を配置していない状態で測定した回路C1におけるインピーダンスの周波数特性を示す周波数特性図である。 強磁性体2を配置した状態で測定した回路C1のインピーダンスの周波数特性を示す周波数特性図である。 基板113の斜視図である。
以下、添付図面を参照して、検査装置および検査方法の実施の形態について説明する。
最初に、検査装置および検査方法の実施例(第1の実施例)としての検査装置1およびその検査装置1を用いた検査方法について図面を参照して説明する。
検査装置1は、図1に示すように、強磁性体2、載置台3、測定部4、記憶部5、処理部6および表示部7を備え、図2に示す基板13(部品搭載済基板の一例)を検査可能に構成されている。具体的には、検査装置1は、基板13における一対の導体パターン11,12によって互いに並列接続されるべき部品である複数(本例では一例として3個)のコンデンサ21a〜21c(検査対象に相当し、以下、区別しないときには「コンデンサ21」ともいう)の実装状態(各コンデンサ21a〜21cが実装状態であるか非実装状態であるか)を検査する。
この場合、一例として、導体パターン11は、基板13の内層グランドパターンとして平面状のパターン形状に形成され、導体パターン12は、電源ラインとして直線状のパターン形状に形成されている。また、各コンデンサ21a〜21cは、図2,3に示すように、ビア14a,14b(以下、区別しないときには「ビア14」ともいう)およびランド15を介して導体パターン11,12にそれぞれ接続されている。
強磁性体2は、強磁性材料の一例としての鉄−ニッケル合金(パーマロイ)やフェライトによって板状(板状またはシート状の一例)に形成されている。この強磁性体2は、後述する載置台3の載置面に載置(配置)して用いられる。具体的には、載置台3の載置面に載置した強磁性体2の上に基板13を載置し、その状態の基板13に対して検査が行われる。つまり、強磁性体2は、基板13に対する検査を行う際に、基板13に近接する状態で配置される。
載置台3は、強磁性体2を載置面(上面)に載置可能に構成されている。また、載置台3は、固定具3aを備えて、載置面に載置された強磁性体2、および強磁性体2の上に載置された基板13を載置台3に対して移動しないように固定可能に構成されている。
測定部4は、図1,2に示すように一対のプローブ8a,8bを介して、各導体パターン11,12上に1つずつ規定された一対の測定点P1,P2(本例では、図2,3に示すように、ビア14a,14bを介して導体パターン11,12に接続されたランド15上に規定された測定点P1,P2)に接続される。また、測定部4は、各プローブ8a,8bから各導体パターン11,12間に、つまり導体パターン11,12とコンデンサ21a〜21cとによって構成される回路C1(図2,3参照)に、周波数をスイープ(変化)させつつ交流電流(第1信号の一例であって、以下「測定用信号S1」ともいう)を供給すると共に、これに伴って各導体パターン11,12間に発生する検出信号S2(この例では、交流電圧)をプローブ8a,8bを介して検出する。また、測定部4は、測定用信号S1および検出信号S2に基づいて測定点P1,P2間のインピーダンスを周波数毎に測定する。つまり、測定部4は、測定用信号S1の周波数の変化に伴うインピーダンスの変化(インピーダンスの周波数特性)を測定する。また、測定部4は、周波数毎に測定したインピーダンス(インピーダンスの周波数特性)を示す特性データD1を処理部6に出力する。
記憶部5は、一例として半導体メモリやハードディスク装置を用いて構成されて、処理部6のための動作プログラムなどを記憶する。
処理部6は、一例としてCPUを用いて構成され、上記した周波数特性の測定を測定部4に対して実行させる測定処理を実行する。また、処理部6は、検査部として機能し、測定部4から出力される特性データD1に基づいて各コンデンサ21が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する検査処理を実行する。この場合、処理部6は、この検査処理において、周波数特性における後述する転換点Pt1〜Pt3の有無を特定する特定処理を実行し、特定処理の結果に基づいて各コンデンサ21が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。また、処理部6は、検査処理の結果を表示部7に表示させる表示処理を実行する。表示部7は、例えば、液晶表示器で構成されて、処理部6の制御に従って検査処理の結果を表示する。
次に、回路C1についてのインピーダンスの周波数特性(測定用信号S1の周波数の変化に伴うインピーダンスの変化)について、具体的に説明する。
図2,3に示すように、複数(本例では3個)のコンデンサ21a〜21cが各導体パターン11,12間に実装されている回路C1は、図4に示す等価回路として表される。なお、この等価回路において、L1〜L3は、各導体パターン11,12、および各コンデンサ21a〜21cと各導体パターン11,12とを接続する各ビア14のインダクタンス(コンデンサに等価的に接続されたインダクタンス成分)を表している(以下、これらのインダクタンスL1〜L3を区別しないときには「インダクタンスL」ともいう)。
ここで、この回路C1のように、複数のコンデンサ21a〜21cが並列接続されているときには、各コンデンサ21a〜21cと各コンデンサ21a〜21cに接続されたインダクタンス成分(上記の等価回路におけるインダクタンスL1〜L3)とによってコンデンサ21a〜21cと同数(この例では、3つ)の共振回路が構成される。また、コンデンサの容量やインダクタンスLの値が異なるときには各共振回路の共振周波数fs(fs1〜fs3)が異なる(図5参照)。
また、各コンデンサ21a〜21cの静電容量が同一の場合にも、各測定点P1,P2から各コンデンサ21a〜21cまでの導体パターン11,12の長さが相違して、インダクタンスLが相違するため、これに起因して、各コンデンサ21a〜21cと各インダクタンス成分とによって構成される各共振回路の共振周波数fsが異なることとなる。
共振周波数fsが互いに異なる複数の共振回路を有する上記の回路C1に対して周波数を変化させつつ測定用信号S1としての交流信号を供給し、測定用信号S1の供給に伴って発生する検出信号S2に基づいてインピーダンス(物理量の一例)を測定した場合、そのインピーダンスの周波数特性(測定用信号S1の周波数の変化に伴うインピーダンスの変化)には、各共振回路の各共振周波数fsに近い周波数においてインピーダンスが急激に(予め決められた上昇率以上の上昇率で)上昇に転じる転換点Pt1〜Pt3(図5参照:以下、区別しないときには「転換点Pt」ともいう)が現れる。つまり、インピーダンスの周波数特性には、コンデンサの数(共振回路の数)と同数の転換点Ptが現れる。
図5に示す周波数特性図(同図における実線で示す波形曲線CL)は、上記の等価回路においてコンデンサ21aの静電容量が1μF、コンデンサ21bの静電容量が220nF、コンデンサ21cの静電容量が100nFで、インダクタンスL1〜L3がそれぞれ12nH、3nH、2nHのときに、測定部4によって測定される測定用信号S1の位相と検出信号S2の位相とのインピーダンスの周波数特性を表している。
図5の周波数特性図から明らかなように、コンデンサ21a〜21cが正しく実装されている回路C1(図4の等価回路)についてのインピーダンスの周波数特性には、コンデンサ21a〜21cの数と同数(この例では、3つ)の転換点Pt1〜Pt3が各共振周波数fs1〜fs3に近い周波数(具体的には、各共振周波数fs1〜fs3よりもそれぞれやや低い周波数)において現れている。なお、本例のように各コンデンサ21a〜21cの静電容量が互いに相違する場合には、原則として、静電容量の小さなコンデンサ21ほど対応する共振周波数fsが高くなる。
また、上記した上昇率をR1、測定用信号S1の周波数をfm(Hz)、インピーダンスをZ(Ω)とすると、上昇率R2は、一例として、次の式(1)で規定することができる。
R1=α×Δ(log10Z)/Δ(log10fm)・・・・式(1)
(αは係数であって、図5の例では3.29、図6の例では4.45:Δは上昇分を示す符号)
この場合、この検査装置1および検査方法では、一例として、この上昇率R1が1.73(tan60°)以上のとき、つまり、図5に示すように、周波数を「log10」(常用対数)で示す座標軸(X軸)とインピーダンスを「log10」(常用対数)で示す座標軸(Y軸)とによって規定されるXY平面に周波数の変化に伴うインピーダンスの変化を示す波形曲線CLを描いたときに、波形曲線CLにおける接線の傾きが60°以上となる波形曲線CL上の点を転換点Ptとしている。
また、各コンデンサ21a〜21cのいずれかが非実装状態のときのインピーダンスの周波数特性には、実装状態のコンデンサ21に対応する転換点Ptのみが現れ、非実装状態のコンデンサ21に対応する転換点Ptは現れない。このため、インピーダンスの周波数特性における転換点Ptを特定し、特定した転換点Ptの数(以下「特定数」ともいう)と実装されるべきコンデンサ21の数(以下「規定数」ともいう)とを比較することで、各コンデンサ21が実装状態であるか非実装状態であるかを検査することができる。具体的には、特定数と規定数とが同数のときには、各コンデンサ21が実装状態であると判別し、特定数数が規定数よりも少ないときには、その差分値の数と同じ数のコンデンサ21が非実装状態であると判別する。
ここで、上記したように、コンデンサ21の静電容量が小さいほど共振周波数fsが高くなるため、回路C1の構成によっては、転換点Ptが現れる周波数(共振周波数fsに近い周波数)が測定部4によるインピーダンス(物理量)の測定が可能な周波数範囲(以下、「測定可能周波数範囲A」ともいう:図5参照)を超えることがあり、このような回路C1については、転換点Ptの数を特定して規定数と比較する上記の方法での検査処理が困難となる。この場合、共振周波数fsは、インダクタンスLが大きいほど低くなる。
一方、発明者は、基板13の近傍に強磁性体を近づけたときに、インダクタンスLが増加するという特性を見いだしている。この検査装置1では、この特性を利用して、測定部4の測定可能周波数範囲A内に各共振周波数fsが収まるように、各共振周波数fsを変更することが可能となっている。具体的には、実装されるべき各コンデンサ21が正しく実装されている良品の基板13を対象として測定した周波数特性に基づいて処理部6が特定処理を実行した際に、転換点Ptの特定数が規定数よりも少なかったときや、転換点Ptが特定されなかったとき(特定数が0のとき)には、共振周波数fsが測定部4の測定可能周波数範囲Aを超えている可能性がある。
このようなときには、図1に示すように、載置台3の載置面に強磁性体2を載置(配置)して、その強磁性体2の上に基板13を載置してインピーダンスの測定を行う。つまり、強磁性体2を基板13に近接して配置した状態で物理量を測定する。このように、強磁性体2を基板13に近接して配置した状態で物理量としてのインピーダンスを測定することで、各共振周波数fsが低くなり、図6に実線で示すように、測定部4の測定可能周波数範囲A内に各共振周波数fsを収めさせることが可能となる。
次に、3つのコンデンサ21a〜21cが実装されるべき回路C1(図2参照)における各コンデンサ21が実装状態であるか非実装状態であるかを、検査装置1を用いて検査する検査方法について、図面を参照して説明する。
なお、回路C1を構成する導体パターン11,12、ビア14および各コンデンサ21a〜21cは、上記したように、図4に示す等価回路で表され、また、同図に示される各コンデンサ21a〜21cの静電容量はそれぞれ1μF、220nF、100nFであり、各インダクタンスL1〜L3はそれぞれ12nH、3nH、2nHであるものとする。
まず、検査装置1を用いて、3つのコンデンサ21a〜21cが正しく実装されている良品の基板13における回路C1を対象として予備試験を行う。この予備試験では、載置台3の載置面に基板13を載置して、固定具3aで基板13を固定する。次いで、図外の操作部を操作して、検査装置1に対して処理の開始を指示する。これに応じて、処理部6が、測定処理を実行する。この測定処理では、処理部6は、測定部4に対して周波数特性を測定させる。この場合、測定部4は、プローブ8a,8bを介して入出力される測定用信号S1および検出信号S2に基づき、回路C1についてのインピーダンスを測定用信号S1の周波数毎に測定し、測定した周波数特性を示す特性データD1を処理部6に出力する。
続いて、処理部6は、検査処理を実行する。この検査処理では、処理部6は、測定部4から出力された特性データD1によって特定されるインピーダンスの周波数特性に基づき、回路C1において、コンデンサ21a〜21cが実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。具体的には、処理部6は、周波数の上昇に伴ってインピーダンスが予め決められた上昇率以上の上昇率で急激に上昇に転じる転換点Ptの有無を特定する特定処理を実行する。より具体的には、処理部6は、上記式(1)で規定される上昇率R1が1.73以上となる点、つまり、波形曲線CLにおける接線の傾きが60°以上となる波形曲線CL上の点を検索し、そのような点を検出したときには、その点を転換点Ptとして特定する。
次いで、処理部6は、検査処理を実行して、特定した転換点Ptの数(特定数)と実装されるべきコンデンサ21a〜21cの数(規定数:この例では3)とを比較する。この場合、図5に示すように、3つの転換点Ptを特定したとき、つまり、特定数と規定数とが数と規定数とが同数のときには、処理部6は、各コンデンサ21a〜21cが実装状態であると判別する。続いて、処理部6は、表示処理を実行して、上記の検査結果(判別結果)を表示部7に表示させる。
ここで、例えば、測定部4の測定可能周波数範囲Aが100kHz〜9.5MHzであるとすると、図5に示す転換点Pt3に対応する周波数が9.5MHzを超えているため、この転換点Pt3におけるインピーダンスを測定部4が測定するのが困難となる。この結果、特定処理において処理部6が転換点Pt3を特定することができずに、特定数が「2」となるため、3つのコンデンサ21a〜21cが正しく実装されているにも拘わらず、各コンデンサ21a〜21cのうちの1つが非実装状態であると判別される可能性がある。
このようなときには、載置台3の載置面に強磁性体2を載置して、その強磁性体2の上に基板13を載置して、その状態で、処理部6に対して、上記した測定処理、特定処理および検査処理を再度実行させる。この場合、強磁性体2の上に基板13を載置した(強磁性体2を基板13に近接して配置した)ことにより、インダクタンスLが増加し、これに伴って各共振周波数fsが低下する。この結果、図6に示すように、各共振周波数fsが測定可能周波数範囲A内に収まる。このため、処理部6は、特定処理において3つの転換点Pt1〜Pt3を特定し、検査処理において各コンデンサ21a〜21cが実装状態であると判別する。以上により、予備試験が終了する。
次いで、検査対象の基板13における回路C1についての測定処理、特定処理および検査処理を実行させる。この場合、上記した予備試験と同様にして、強磁性体2の上に基板13を載置する(強磁性体2を基板13に近接して配置する)。この状態で測定処理を実行させることで、検査対象の回路C1における各共振周波数fsが測定可能周波数範囲A内に収まるため、特定処理において全ての転換点Pt1〜Pt3の有無が正確に特定される結果、検査処理において各コンデンサ21a〜21cの実装状態および非実装状態が正確に検査される。
このように、この検査装置1および検査方法では、強磁性材料によって形成された強磁性体2を基板13に近接して配置した状態で物理量(上記の例では、インピーダンス)を測定して、その物理量に基づいて検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。この場合、強磁性体2を基板13に近接して配置することで、基板13におけるインダクタンスL(上記の例では、回路C1におけるインダクタンス成分)が増加する。このため、この検査装置1および検査方法によれば、強磁性体2を基板13に近接して配置していない状態では測定対象の物理量のパラメータ(上記の例では、転換点Ptにおける周波数)が測定部4の測定可能範囲(上記の例では、測定可能周波数範囲A)を外れて、その物理量の測定が困難な場合においても、強磁性体2を基板13に近接して配置することで、そのインダクタンスLの増加によってそのパラメータを測定可能範囲に収める(上記の例では、パラメータとしての転換点Ptにおける周波数を低下させる)ことができる。したがって、この検査装置1および検査方法によれば、測定した物理量に基づく検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかの検査を確実に行うことができる。
また、この検査装置1および検査方法では、測定した周波数毎のインピーダンスの測定値に基づいてコンデンサ21が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。この場合、強磁性体2を基板13に近接して配置することで、基板13におけるインダクタンスLが増加して転換点Ptにおける周波数が低下する。このため、この検査装置1および検査方法によれば、強磁性体2を基板13に近接して配置していない状態では転換点Ptにおける周波数が測定部4の測定可能周波数範囲Aを外れて、その周波数におけるインピーダンスの測定が困難な場合においても、強磁性体2を基板13に近接して配置することで、転換点Ptにおける周波数を低下させてその周波数におけるインピーダンスを確実に測定することができる。したがって、この検査装置1および検査方法によれば、インピーダンスの測定値に基づくコンデンサ21が実装状態であるか非実装状態であるかの検査を確実に行うことができる。
また、この検査装置1および検査方法によれば、板状またはシート状に形成された強磁性体2を用いることにより、強磁性体2を基板13に近接して配置する際の取り扱いが容易なため、検査作業の効率を十分に向上させることができる。
次に、検査装置および検査方法の実施例(第2の実施例)としての検査装置101およびその検査装置101を用いた検査方法について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記した検査装置1および検査方法(第1の実施例)と同じ構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
この検査装置101および検査方法では、図7に示す基板113(部品搭載済基板の他の一例)における一対の導体パターン111,112に接続されるべき部品であるコイル(インダクタ)121(検査対象に相当する)の実装状態(コイル121が実装状態であるか非実装状態であるか)を検査する。また、この検査装置101では、測定部104は、図7に示すように、各導体パターン111,112上に1つずつ規定された一対の測定点P101,P102に接続される一対のプローブ8a,8bを介して、測定用信号S1(この例では、交流電圧)を供給すると共に、これに伴って各導体パターン111,112間に発生する検出信号S2(この例では、交流電圧)をプローブ8a,8bを介して検出する。また、測定部104は、測定用信号S1および検出信号S2に基づいてコイル121のインダクタンス(具体的には、測定点P101,P102間のインダクタンス)を測定する。また、測定部104は、測定したインダクタンスを示す測定データD2を処理部6に出力する。
また、この検査装置101では、処理部106が、上記したインダクタンスの測定を測定部104に対して実行させる測定処理を実行する。また、処理部106は、測定部104から出力される測定データD2に基づいてコイル121が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する検査処理を実行する。この場合、処理部106は、この検査処理において、測定データD2によって特定されるインダクタンスの測定値と予め規定された基準値とを比較してコイル121が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。また、処理部106は、検査処理の結果を表示部7に表示させる表示処理を実行する。
次に、この検査装置101を用いて、図7に示す基板113における回路C2にコイル121が実装されているか否かを検査する検査方法について説明する。
ここで、コイル121のインダクタンスが小さければ小さいほど、測定部104の測定精度に起因する測定誤差が生じ易いため、低インダクタンスのコイル121が実装されるべき回路C2を有する基板113が検査対象のときには、この測定誤差に起因して、検査結果が不正確となるおそれがある。
このため、このような基板113を検査する際には、載置台3の載置面に強磁性体2を載置して、その強磁性体2の上に基板113を載置して、その状態で、処理部106に対して処理の開始を指示する。これに応じて、処理部106が、測定処理を実行して、測定部104に対してインダクタンスを測定させる。この場合、強磁性体2の上に基板113を載置する(強磁性体2を基板113に近接して配置する)ことによってインダクタンスが増加する。このため、測定部104の測定精度に起因する測定誤差を少なく抑えることが可能となる。
続いて、処理部106は、検査処理を実行する。この検査処理では、処理部106は、測定部104によって出力された測定データD2によって特定したインダクタンスの値(測定部104によって測定されたインダクタンスの測定値)と予め規定された基準値とを比較して、回路C2においてコイル121が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する。具体的には、処理部106は、特定したインダクタンス(測定値)が基準値以上のときには、コイル121が実装状態であると判別する。この場合、一例として、実装されるべきコイル121が正しく実装されている良品の基板113を強磁性体2の上に載置して複数回測定したインダクタンスの値の平均値よりやや小さい値が基準値として規定されている。次いで、処理部106は、表示処理を実行して、検査結果(判別結果)を表示部7に表示させる。
この場合、上記したように、強磁性体2を基板113に近接して配置することによってインダクタンスが増加する。このため、この検査装置101および検査方法によれば、強磁性体2を基板113に近接して配置していない状態ではインダクタンスが小さいために測定誤差が生じ易い場合においても、強磁性体2を基板113に近接して配置することでインダクタンスを増加させて測定誤差を少なく抑えることができる。したがって、この検査装置101および検査方法によれば、インダクタンスの測定値に基づくコイル121が実装状態であるか非実装状態であるかの検査を確実に行うことができる。
なお、検査装置1および検査方法は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、板状に形成した強磁性体2を用いる構成および方法について上記したが、シート状に形成した強磁性体を用いる構成および方法を採用することもできる。また、ブロック状、皿状、箱状などの各種の形状に形成した強磁性体を用いる構成および方法を採用することができる。
また、鉄−ニッケル合金やフェライトで形成された強磁性体2を用いる構成および方法について上記したが、他の強磁性体を用いる構成および方法を採用することもできる。具体的には、強磁性を示す鉄、コバルト、ニッケルおよびガドリニウム、並びにこれらの物質を含む混合物(合金)を強磁性材料として、板状、シート状、および他の各種の形状に形成した強磁性体を用いる構成および方法を採用することができる。
また、上記した第1の実施例では、測定したインピーダンスの変化(インピーダンスの周波数特性)に基づいて検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する例について上記したが、測定用信号S1の位相と検出信号S2の位相との位相差(物理量の他の一例)を測定用信号S1の周波数毎に測定し、周波数の変化に伴う位相差の変化(位相差の周波数特性)に基づいて検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する構成および方法を採用することもできる。この構成および方法においても、強磁性体2を基板13に近接して配置することで、基板13におけるインダクタンスLが増加して、転換点Ptにおける周波数を低下させることができる。このため、この構成および方法においても、転換点Ptの周波数における位相差を確実に測定することができる結果、検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかの検査を確実に行うことができる。
1 検査装置
2 強磁性体
4 測定部
6 処理部
21a〜21c コンデンサ
13,113 基板
121 コイル
S1 測定用信号
S2 検出信号

Claims (5)

  1. 部品搭載済基板の一面に設けられている測定点に接続したプローブを介して当該部品搭載済基板の検査対象に対して第1信号供給したときに当該プローブを介して検出される第2信号に基づいて物理量を測定する測定部と、当該測定部によって測定された前記物理量に基づいて前記部品搭載済基板を検査する検査部とを備えた検査装置であって、
    強磁性材料によって形成された強磁性体を備え、
    前記強磁性体は、前記部品搭載済基板における前記一面の裏面に配置され、
    前記測定部は、前記強磁性体が前記裏面に配置されている状態で前記物理量を測定し、
    前記検査部は、前記測定された物理量に基づいて前記検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する検査装置。
  2. 前記測定部は、前記第1信号としての交流信号の供給に伴って検出される前記第2信号に基づいて前記物理量としてのインピーダンスを当該交流信号の周波数毎に測定し、
    前記検査部は、前記測定部によって測定された前記周波数毎の前記インピーダンスの測定値に基づいて前記検査対象としてのコンデンサが実装状態であるか非実装状態であるかを検査する請求項1記載の検査装置。
  3. 前記測定部は、前記第1信号としての交流信号の供給に伴って検出される前記第2信号に基づいて前記物理量としてのインダクタンスを測定し、
    前記検査部は、前記測定部によって測定された前記インダクタンスの測定値に基づいて前記検査対象としてのインダクタが実装状態であるか非実装状態であるかを検査する請求項1記載の検査装置。
  4. 前記強磁性体は、板状またはシート状に形成されている請求項1から3のいずれかに記載の検査装置。
  5. 部品搭載済基板の一面に設けられている測定点に接続したプローブを介して当該部品搭載済基板の検査対象に対して第1信号供給したときに当該プローブを介して検出される第2信号に基づいて物理量を測定し、当該測定した物理量に基づいて前記部品搭載済基板を検査する検査方法であって、
    強磁性材料によって形成された強磁性体を前記部品搭載済基板における前記一面の裏面に配置した状態で前記物理量を測定し、当該測定した物理量に基づいて前記検査対象が実装状態であるか非実装状態であるかを検査する検査方法。
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