JP6091018B2 - 情報読取装置 - Google Patents

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本発明は、ラベルに印刷されたバーコードシンボルから情報を読み取ったり、非接触ICタグに記録された情報を読み取ったりするのに用いられる情報読取装置に関するものである。
上記したような情報読取装置は、物流や流通の各分野における物品管理等の業務において広く用いられており、近年では、無線通信機能を備えた小型軽量のハンディターミナルが主流となっている。
このハンディターミナルとしては、読み取り開始スイッチを備えたものがあり、この読み取り開始スイッチを備えたハンディターミナルでは、読み取り開始スイッチを押し操作することでバーコードや非接触ICタグから情報の読み取りが開始されるようになっている。
また、従来のハンディターミナルとしては、ターミナル本体に赤外線センサや加速度センサを搭載したものが知られており、赤外線センサを搭載したハンディターミナルでは、赤外線センサが物品を検知することで情報の読み取りが開始され、一方、加速度センサを搭載したハンディターミナルでは、加速度センサがターミナル操作者による本体振り動作を感知することで情報の読み取りが開始されるようになっている。
読み取り開始スイッチを備えたハンディターミナルにおいて、読み取り開始スイッチの押し操作は、原則両手で行われる。また、赤外線センサを搭載したハンディターミナルにおいて、ターミナル本体に搭載可能なセンサは小型のもの(いわゆる近接センサ)に限られるので、近距離に位置する物品のバーコードや非接触ICタグから情報を得るのに適したものであると言える。さらに、加速度センサを搭載したハンディターミナルにおいて、ターミナル本体を振ったり止めたりする際の加速度を検知することで情報の読み取りが開始されるので、読み取り開始のタイミングは読み取り対象物品の位置には関係がないと言える。
つまり、上記した読み取り開始スイッチを備えたハンディターミナルでは、読み取り開始時に両手が塞がれる欠点があり、赤外線センサを搭載したハンディターミナルでは、読み取り対象物品の位置が近距離に限定される欠点があり、加速度センサを搭載したハンディターミナルでは、ターミナル本体を振ったり止めたりする動作が必要であるという欠点がある。
従来において、上記したハンディターミナルがそれぞれ有する欠点を解消した情報読取装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
この情報読取装置は、本体から離れた位置のバーコードシンボルを照明する第1照明手段と、本体の近傍に位置するバーコードシンボルを照明する第2照明手段を備えており、この情報読取装置では、第1照明手段及び第2照明手段を同時に点灯させて、本体からの距離に関係なくバーコードシンボルに最適な照度分布を与えて情報を読み取るようになっている。
特開平08-263583号公報
ところが、上記した従来の情報読取装置では、第1照明手段及び第2照明手段の二つの照明手段を備えている都合上、実装密度が高くなるのに加えて、情報読み取り時の消費電力が増してしまうという問題を有しており、これらの問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、両手を用いることなく、そして、加速度を生じさせることなく情報読み取りを開始することができるのは勿論のこと、読み取り時における消費電力の低減及び読み取り時間の短縮を実現したうえで、読み取り対象物品に対して最適な距離で読み取りを開始することが可能である情報読取装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、情報を有する情報保有体を撮像する撮像手段、及び、前記撮像手段とともに一方のライン上に配置されて、該一方のラインに沿う一方のマーク形成線及び前記一方のマーク形成線と直交する方向の他方のマーク形成線から成るマークを前記情報保有体上に形成するべくレーザ光を前記撮像手段の視野中心線と角度をもって照射するマーク用レーザ光照射手段を具備した撮像部と、前記情報保有体が有する情報を読み取る情報読み取り部と、前記撮像部の前記マーク用レーザ光照射手段によるレーザ光照射によって前記情報保有体上に形成される前記マークのみを撮像した前記撮像手段による画像から、前記マークにおける前記他方のマーク形成線の座標を検出するマーク座標検出部と、前記マーク座標検出部で検出した前記マークにおける前記他方のマーク形成線の座標から、前記撮像部の前記撮像手段と前記情報保有体との距離を算出する距離算出部と、前記距離算出部で算出した距離とあらかじめ設定した読み取り開始距離とを比較して、前記距離算出部で算出した距離があらかじめ設定した読み取り開始距離以下の場合に、前記情報読み取り部に対して前記情報保有体の情報の読み取り開始を指示する制御手段を備え、製造過程の出荷前の時点において、あらかじめ設定した距離を置いて配置した調整体に対して前記撮像部の前記マーク用レーザ光照射手段によるレーザ光照射が成されて前記マークが形成され、前記マークを撮像した画像から前記マーク座標検出部により検出される該マークにおける前記他方のマーク形成線の座標に基づいて、レーザ光照射角度検出手段によって前記撮像手段の視野中心線と前記マーク用レーザ光照射手段との実際の角度が算出され、前記レーザ光照射角度検出手段で算出した前記撮像手段の視野中心線と前記マーク用レーザ光照射手段との実際の角度に基づいて、前記距離算出部における距離算出式の補正が成される構成としている。
さらに、本発明の第の態様において、前記情報保有体が有する情報を読み取る情報読み取り部は、前記撮像部及び該撮像部の前記撮像手段で撮像した前記情報保有体の画像からバーコードシンボルを抽出して識別するデコード部を有するバーコードシンボル読み取りユニットと、非接触ICタグを読み取るためのRFID読み取りユニットとから成っている構成としている。
本発明の第1の態様に係る情報読取装置では、両手を用いることなく、そして、加速度を生じさせることなく情報読み取りを開始することができるのは言うまでもなく、読み取り時における消費電力の低減及び読み取り時間の短縮を実現したうえで、読み取り対象物品に対して最適な距離で読み取りを開始することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
また、本発明の第の態様に係る情報読取装置では、製造過程のマーク用レーザ光照射手段の実装時におけるレーザ光軸と撮像手段の視野中心線とが成す実際の角度を算出して、その実際の角度に基づいて距離算出部における距離算出式を補正したうえで出荷されるので、出荷されるすべての情報読取装置に高精度の距離測定が期待できる。
さらに、本発明の第の態様に係る情報読取装置では、ラベルに印刷されたバーコードシンボルからの情報の読み取り、及び、非接触ICタグに記録された情報の読み取りのいずれにも対応することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
本発明の一実施形態に係る情報読取装置の構成を説明するブロック図である。 図1における情報読取装置の撮像部の構成を説明するブロック図(a)及び外観説明図である。 図2における撮像部のマーク用レーザ光照射手段によるレーザ光照射によって形成されるマークの一例を示すパターン図である。 マーク撮像時の画像データ説明図(a)及びマークにおける他方のマーク形成線の座標検出要領説明図(b)である。 図1における情報読取装置を上方から見た距離測定要領説明図である。 図1における情報読取装置の距離測定の一例を示す距離測定要領説明図(a)及び距離測定の他の例を示す距離測定要領説明図(b)である。 図1における情報読取装置の動作を示すフローチャートある。 図1における情報読取装置の距離測定状態を示す動作説明図(a),情報読取装置によりバーコードシンボルから情報を読み取っている状態示す動作説明図(b)及び情報読取装置により非接触ICタグに記録された情報を読み取っている状態示す動作説明図(c)である。
以下、本発明に係る情報読取装置を図面に基づいて説明する。
図1〜図8は、本発明に係る情報読取装置の一実施形態を示している。
図1に示すように、この情報読取装置1は、制御手段としてのCPU2と、各種操作を指示するためのスイッチで構成される操作部3と、操作状況および情報を表示する表示部4と、外部と情報交換するための通信部5と、情報保有体が有する情報を読み取る情報読み取り部10を備えているほか、ROM6やRAM7や不揮発性メモリ8や画像メモリ9といった各種記憶手段を備えている。
制御手段としてのCPU2は、ROM6及び不揮発性メモリ8に記憶された基本プログラム,アプリケーションプログラム及びデータの中から指定されたプログラムを読み出して、RAM7に展開させたプログラムで各種の処理を実行する。
操作部3は、数字キーやファンクションキーや英数字入力可能なスイッチで構成されており、この操作部3によって表示部4の操作案内にしたがった指示や情報を入力する。表示部4は、アプリケーションプログラムにしたがった操作案内や取得したデータ等をカラーで表示する。
情報読み取り部10は、情報保有体が有する情報を撮像する撮像部20及びこの撮像部20で撮像した画像からバーコードシンボルを抽出して識別するデコード部30を有するバーコードシンボル読み取りユニット40と、非接触ICタグを読み取るためのRFID読み取りユニット50とから成っている。
バーコードシンボル読み取りユニット40の撮像部20は、図2(a)に示すように、光学レンズ21と、この光学レンズ21とともに受光部を構成する撮像手段としてのCMOSセンサ22と、このCMOSセンサ22による撮像時に情報保有体を照らすLED照明23と、情報保有体にレーザ光を照射してマークを形成するマーク用レーザ光照射手段24と、CMOSセンサ22による撮像,LED照明23の点灯消灯及びマーク用レーザ光照射手段24によるレーザ光照射をコントロールする制御部25を具備している。CMOSセンサ22で撮像した画像は画像メモリ9に蓄えられるようになっている。
このバーコードシンボル読み取りユニット40のバーコード読取基本動作は、制御部25及びCPU2からの指令によりLED照明23を点灯し、情報保有体の画像をCMOSセンサ22で撮影して、抽出したバーコードシンボルをデコード部30でデコードするものとなっている。なお、この実施形態ではバーコードシンボルのデコードは、デコード部30で処理しているが、CPU2のプログラムソフトにて処理してもよい。
この場合、マーク用レーザ光照射手段24は、図2(b)に示すように、CMOSセンサ22とともに一方のラインH上に互いに一体に配置されており、CMOSセンサ22の視野中心線CLとレーザ光の光軸LLとが角度θをもって交差するようにして配置されている。このマーク用レーザ光照射手段24は、図3に示すように、一方のラインHに沿う水平ライン(一方のマーク形成線)MH及びこの水平ラインMHと直交する方向の垂直ライン(他方のマーク形成線)MVから成るマークMを形成するべくレーザ光を照射するようになっている。
一方、RFID読み取りユニット50は、送受信用アンテナ51と、検波回路や増幅回路等から成る受信部52と、共振回路や変調回路等から成る送信部53と、送受信を制御処理する制御処理部54を具備している。このRFID読み取りユニット50のRFID読取基本動作は、情報保有体である非接触ICタグに送信部53からの質問を送受信用アンテナ51を介して質問電波として送信し、非接触ICタグからの応答電波を送受信用アンテナ51及び受信部52で受信して、制御処理部54で情報を解読するものとなっている。
また、この情報読取装置1は、バーコードシンボル読み取りユニット40の撮像部20におけるマーク用レーザ光照射手段24によって情報保有体上にマークMを形成した状態において、このマークMのみを撮像したCMOSセンサ22による画像から、マークMの垂直ラインMVの座標を検出するマーク座標検出部を備えている。
さらに、この情報読取装置1は、マーク座標検出部で検出したマークMの垂直ラインMVの座標から、CMOSセンサ22と情報保有体との距離を算出する距離算出部を備えており、この実施形態では、マーク座標検出部及び距離算出部はいずれもCPU2におけるプログラムで構成されるものとなっている。
そして、制御手段であるCPU2では、距離算出部で算出した距離とあらかじめ設定した読み取り開始距離とを比較して、距離算出部で算出した距離があらかじめ設定した読み取り開始距離以下の場合に、情報読み取り部10に対して情報保有体の情報の読み取り開始を指示するようになっている。
具体的には、LED照明23を消灯した状態で、マーク用レーザ光照射手段24によって情報保有体上にマークMを形成し、このマークMのみをCMOSセンサ22により撮像する。この際、CMOSセンサ22により得られた画像のデータを二値化すると、図4(a)の画像に示すように、マークMの水平ラインMH及び垂直ラインMVのみが抽出されるので、マーク座標検出部において、図4(b)に示すように、垂直ラインMVの1点を選択してマークMの一方のラインH上における垂直ラインMVのX座標Mを検出する。
ここで、図5に示すように、CMOSセンサ22と情報保有体Tとの距離L(mm)は、式1で求められる。
L=(Wa+M)/tanθ 式1
この際、Mは、距離Lの時におけるCMOSセンサ22の視野中心線CLとマークMの垂直ラインMVとの距離(mm)であり、式2で求められる距離Lの時の解像度R(mm/画素)、及び、CMOSセンサ22の水平視野の中心Xd(水平画素数の1/2)とマークMの垂直ラインMVのX座標Mとの差Mdが得られると、式3により求めることができる。なお、差Mdは、垂直ラインMVのX座標MがCMOSセンサ22の水平視野におけるX座標1〜376の範囲では(+)、X座標377〜752の範囲では(−)とする。
=Ltanθ/Xd 式2
=Md(Ltanθ/Xd) 式3
式3で求めたMを式1に代入すると、式4(距離算出式)が得られ、この実施形態において、式4は不揮発性メモリ8に記憶されている。
L={Wa+Md(Ltanθ/Xd)}/tanθ
=Wa/{tanθ−(Mdtanθ)/Xd} 式4
(但し、WaはCMOSセンサ22とマーク用レーザ光照射手段24との各中心間の距離、θはCMOSセンサ22の水平視野角度θの1/2の角度、θはマーク用レーザ光照射手段24の光軸LLとCMOSセンサ22の視野中心線CLとの角度である。)
そして、距離算出部において、CMOSセンサ22の水平視野の中心XdとマークMの垂直ラインMVのX座標Mpとの差Mdを不揮発性メモリ8に記憶された式4に当てはめると、CMOSセンサ22と情報保有体Tとの距離Lが求まることとなる。
CPU2では、上述したようにして距離算出部で算出した距離Lとあらかじめ設定した読み取り開始距離との比較が成され、距離算出部で算出した距離Lがあらかじめ設定した読み取り開始距離以下の場合に、情報読み取り部10が情報保有体Tの情報の読み取りを開始する。
上記した情報読取装置1において、バーコードシンボル読み取りユニット40の撮像部20におけるマーク用レーザ光照射手段24は、CMOSセンサ22の視野中心線CLとレーザ光の光軸LLとが角度θをもって交差するようにして配置されている。通常、光軸LLがCMOSセンサ22の視野中心線CLと成す角度θの調整は行われず、マーク用レーザ光照射手段24を図示しない基板に組み込んだ時の傾きが、そのままマーク用レーザ光照射手段24の光軸LLの角度θになる。
つまり、出荷される情報読取装置1毎に、距離測定の精度にばらつきが生じることになるので、本実施形態において、製造過程における出荷前の段階で以下の操作を行うようにしている。
まず、あらかじめ設定した距離を置いて配置した調整体に対して、撮像部20のマーク用レーザ光照射手段24によるレーザ光照射を行ってマークMを形成する。
次いで、取得したマークMを撮像した画像のデータから検出される垂直ラインMVのX座標Mpに基づいて、レーザ光照射角度検出手段によりCMOSセンサ22の視野中心線CLとレーザ光の光軸LLとの実際の角度θを算出する、具体的には、式5により算出する。なお、この実施形態では、レーザ光照射角度検出手段もマーク座標検出部及び距離算出部と同じくCPU2におけるプログラムで構成されるものとなっている。
θ=tan−1(Wa+M)/L 式5
そして、情報読取装置1による距離測定時に使用する上記式4に、レーザ光照射角度検出手段で算出したCMOSセンサ22の視野中心線CLとレーザ光の光軸LLとの実際の角度θを代入して、距離算出式の補正が成された正確な計算式として不揮発性メモリ8に保存する。
このように、この実施形態に係る情報読取装置1では、製造過程のマーク用レーザ光照射手段24の実装時におけるレーザ光軸LLとCMOSセンサ22の視野中心線CLとが成す実際の角度θを算出して、その実際の角度θに基づいて距離算出部における距離算出式を補正したうえで出荷されるので、出荷されるすべての情報読取装置1に高精度の距離測定が期待できる。
次に、上記した情報読取装置1による距離測定例を説明する。
図6(a),(b)は、情報読取装置1による距離測定状態を示している。この状況における撮像部20の各仕様を以下に示す。
θ=40°,θ=20°,θ=10°(レーザ光照射角度検出手段で算出した実際の角度θ),Xd=376(水平画素数752/2),Wa=27(mm)
上記仕様を式4の距離算出式に当てはめると、簡略化された式6が得られる。
L=27/{tan10°−(Mdtan20°/376)} 式6
したがって、図6(a)に示す距離測定状態では、M=356と判定した場合、Md=20となってCMOSセンサ22と情報保有体Tとの距離Lは172(mm)となる。
また、図6(b)に示す距離測定状態では、M=436と判定した場合、Md=−60となってCMOSセンサ22と情報保有体Tとの距離Lは115(mm)となる。
そこで、この情報読取装置1を用いて、情報保有体Tの読み取り対象としてのバーコードシンボル或いは非接触ICタグの情報を読み取る要領を説明する。
まず、図7に示すように、操作部3のキー操作により読取りモードを選択して、ステップS1において、LED照明23を消灯した状態で情報保有体Tに対してレーザ光を照射し(図8(a)に示す状態)、ステップS2において、情報保有体Tに形成されたマークMをバーコードシンボル読み取りユニット40の撮像部20で撮像する。
次に、ステップS3において、撮像した画像のデータからマーク座標検出部によって垂直ラインMVの1点を選択してマークMの一方のラインH上における垂直ラインMVのX座標Mを検出する。
そして、ステップS4において、CMOSセンサ22の水平視野の中心XdとマークMの垂直ラインMVのX座標Mpとの差Mdを式4に当てはめることで、距離算出部によりCMOSセンサ22と情報保有体Tとの距離Lを算出する。
これに続いて、制御手段であるCPU2では、ステップS5において、距離算出部で算出した距離Lとあらかじめ設定した読み取り開始距離とを比較して、距離算出部で算出した距離Lがあらかじめ設定した読み取り開始距離以下の場合(Yes)に、情報読み取り部10に対して情報保有体Tの情報の読み取り開始を指示する。
このステップS5において、距離算出部で算出した距離Lがあらかじめ設定した読み取り開始距離を超えている場合(No)には、情報読取装置1を情報保有体Tに接近させつつ、距離算出部で算出した距離Lがあらかじめ設定した読み取り開始距離以下になるまで、ステップS2〜S5を繰り返す。
つまり、この情報読取装置1では、CPU2から指示を受けて情報読み取り部10が情報保有体Tの情報の読み取りを開始する段階において、読み取り開始スイッチの押し操作や情報読取装置1を振ったり止めたりする操作を行う必要がないので、両手を用いることなく、そして、加速度を生じさせることなく情報読み取りを開始することができる。
また、この情報読取装置1では、情報保有体Tに徐々に接近させるだけで、最適な距離で情報読み取りができるようになるので、別途照明手段を設けたりする場合と比べて、読み取り時における消費電力の低減及び読み取り時間の短縮は図られることとなる。
ステップS6において、CPU2から指示を受けて情報読み取り部10が情報保有体Tの情報の読み取りを開始すると、まず、ステップS7において、情報保有体Tの読み取り対象がバーコードシンボルであるか非接触ICタグの情報であるかの選択が成される。
ステップS7において、読み取り対象がバーコードシンボルであるとした場合には、バーコードシンボル読み取りユニット40の撮像部20における制御部25及びCPU2からの指令により、ステップS8において、図8(b)に示すように、LED照明23が点灯し、ステップS9において、情報保有体Tの画像がCMOSセンサ22により撮像され、ステップS10において、抽出したバーコードシンボルがデコード部30でデコードされる。
そして、ステップS11において、CPU2によってバーコードシンボルの読取の成否の判定が成され、読取成功(Yes)の場合には、ステップS12において、その結果を通信部5を介して応答することで読取を終了し、読取不成功(No)の場合には、読取が成功するまでステップS9〜S11を繰り返す。
一方、ステップS7において、読み取り対象が非接触ICタグの情報であるとした場合には、ステップS13において、図8(c)に示すように、情報保有体Tである非接触ICタグにRFID読み取りユニット50の送信部53からの質問を送受信用アンテナ51を介して質問電波として送信し、ステップS14において、非接触ICタグからの応答電波を送受信用アンテナ51及び受信部52で受信して、ステップS15において、制御処理部54で情報を解読する。
そして、ステップS16において、CPU2によって非接触ICタグの情報の読取の成否の判定が成され、読取成功(Yes)の場合には、ステップS17において、その結果を通信部5を介して応答することで読取を終了し、読取不成功(No)の場合には、読取が成功するまでステップS13〜S16を繰り返す。
この実施形態に係る情報読取装置1では、マーク用レーザ光照射手段24が、図3に示すように、水平ラインMH及び垂直ラインMVから成る十字形のマークMを形成するべくレーザ光を照射するようになっているが、これに限定されるものではなく、水平ラインMH及び垂直ラインMVから成る鉤状のマークMを形成するべくレーザ光を照射するものであってもよい。
本発明に係る情報読取装置の構成は、上記した実施形態に係る情報読取装置1の構成に限定されるものではない。
1 情報読取装置
2 CPU(制御手段)
10 情報読み取り部
20 撮像部
22 CMOSセンサ(撮像手段)
24 マーク用レーザ光照射手段
30 デコード部
40 バーコードシンボル読み取りユニット
50 RFID読み取りユニット
CL CMOSセンサの視野中心線
H 一方のライン
LL マーク用レーザ光照射手段の光軸
M マーク
MH 水平ライン(一方のマーク形成線)
MV 垂直ライン(他方のマーク形成線)
T 情報保有体

Claims (2)

  1. 情報を有する情報保有体を撮像する撮像手段、及び、前記撮像手段とともに一方のライン上に配置されて、該一方のラインに沿う一方のマーク形成線及び前記一方のマーク形成線と直交する方向の他方のマーク形成線から成るマークを前記情報保有体上に形成するべくレーザ光を前記撮像手段の視野中心線と角度をもって照射するマーク用レーザ光照射手段を具備した撮像部と、
    前記情報保有体が有する情報を読み取る情報読み取り部と、
    前記撮像部の前記マーク用レーザ光照射手段によるレーザ光照射によって前記情報保有体上に形成される前記マークのみを撮像した前記撮像手段による画像から、前記マークにおける前記他方のマーク形成線の座標を検出するマーク座標検出部と、
    前記マーク座標検出部で検出した前記マークにおける前記他方のマーク形成線の座標から、前記撮像部の前記撮像手段と前記情報保有体との距離を算出する距離算出部と、
    前記距離算出部で算出した距離とあらかじめ設定した読み取り開始距離とを比較して、前記距離算出部で算出した距離があらかじめ設定した読み取り開始距離以下の場合に、前記情報読み取り部に対して前記情報保有体の情報の読み取り開始を指示する制御手段を備え
    製造過程の出荷前の時点において、あらかじめ設定した距離を置いて配置した調整体に対して前記撮像部の前記マーク用レーザ光照射手段によるレーザ光照射が成されて前記マークが形成され、前記マークを撮像した画像から前記マーク座標検出部により検出される該マークにおける前記他方のマーク形成線の座標に基づいて、レーザ光照射角度検出手段によって前記撮像手段の視野中心線と前記マーク用レーザ光照射手段との実際の角度が算出され、前記レーザ光照射角度検出手段で算出した前記撮像手段の視野中心線と前記マーク用レーザ光照射手段との実際の角度に基づいて、前記距離算出部における距離算出式の補正が成される情報読取装置。
  2. 前記情報保有体が有する情報を読み取る情報読み取り部は、前記撮像部及び該撮像部の前記撮像手段で撮像した前記情報保有体の画像からバーコードシンボルを抽出して識別するデコード部を有するバーコードシンボル読み取りユニットと、非接触ICタグを読み取るためのRFID読み取りユニットとから構成されている請求項1に記載の情報読取装置。
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