JP2010079616A - Rfidタグリーダライタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異常状態でRFIDタグと無線通信を開始することが無いRFIDタグリーダライタ装置を提供する。
【解決手段】 RFIDタグとの無線通信開始前に(S12:Yes)、内蔵したICタグチップ56側と通信し(S18)、該チップ56から読み込んだデータが正常であるか否かを判断し、正常であると判断した場合に(S20:Yes)、RFアンテナ58を介してRFIDタグに対して読み取り書き込みを開始する(S22、S28)。内蔵のICタグチップ56側との通信が適切に行える場合にのみ、RFアンテナを介してRFIDタグに対して読み取り書き込みを開始するため、異常状態でRFIDタグとの無線通信を開始することが無い。
【選択図】 図5

Description

本発明は、RFIDタグと無線通信して読み出し書き込みを行うRFIDタグリーダライタ装置に関するものである。
RFID(Radio Frequency IDentification)システムは、IDや情報のデータを登録するRFIDタグと、RFIDタグを認識・制御するRFIDタグリーダライタ装置とから構成される。電池を内蔵しないRFIDタグ(パッシブタグ)は、内蔵アンテナとICチップとを供え、RFIDタグリーダライタ装置のアンテナから出力された電波や磁界を介して電力や通信データを内蔵アンテナで受け、ICチップにデータを登録(エンコード)し、またICチップからのデータをRFIDタグリーダライタ装置へ返送する。
特許文献1には、接続切換部で接続を切り換えることで、リーダ/ライタとRFIDタグとでRFアンテナを共用するRFID装置が開示されている。
特開2005−148820号公報
RFIDシステムにおいて、RFIDタグリーダライタ装置とRFIDタグ間の無線通信に異常やエラーが多々発生する。異常発生の要因は、RFIDタグリーダライタ装置の故障等のRFIDタグリーダライタ装置側にある場合、RFIDタグの故障等のRFIDタグ側にある場合、通信距離が遠い等のユーザ側の使い方に問題がある場合等様々である。
異常が発生した場合に、ユーザが原因をどこにあるか特定する必要がある。しかしながら、原因の特定は困難で、特に、読み取り光により動作確認できる光学情報読取装置に慣れているがRFIDタグリーダライタ装置には慣れてないユーザにとって、目視できない電波を用いるRFIDタグリーダライタ装置は使い難く違和感の有るものであった。
RFIDタグの読み取りを可能なハンディー型情報コード読取装置が、種々の用途で用いられている。ハンディー型情報コード読取装置は、ユーザが誤って落下させ、機械的な故障を生じさせることがある。しかし、落下により故障が発生したか否かの判別は、読み取り光を出射するか否かで動作確認が出来る光学情報読取装置と異なり、実際にRFIDタグが読み取れるかを試験する必要があり、手間が掛かった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、異常状態でRFIDタグとの無線通信を開始することが無いRFIDタグリーダライタ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、RFアンテナ58を介してRFIDタグ80と無線通信を行うRFIDタグリーダライタ装置10であって、
前記RFアンテナ58と並列する様に接続されたRFIDタグのチップ56と、
前記RFアンテナ58を介するRFIDタグ80との無線通信と、前記RFIDタグのチップ56との通信とを切り換える切換手段57と、
RFIDタグ80と無線通信を開始する前に、前記切換手段57により前記RFIDタグのチップ56側と通信し、該チップ56から読み込んだデータが正常であるか否かを判断し、正常であると判断した場合に、前記切換手段57によりRFアンテナ58を介してRFIDタグ80と無線通信を開始する制御手段40とを備えることを技術的特徴とする。
請求項1のRFIDタグリーダライタ装置では、RFIDタグ80と無線通信を開始する前に、内蔵したRFIDタグのチップ側と通信し、該チップから読み込んだデータが正常であるか否かを判断し、正常であると判断した場合に、RFアンテナを介してRFIDタグと無線通信を開始する。内蔵のRFIDタグのチップ側との通信が適切に行える場合にのみ、RFアンテナを介してRFIDタグと無線通信を開始するため、異常状態でRFIDタグとの無線通信を開始することが無い。
請求項2のRFIDタグリーダライタ装置では、該チップから読み込んだデータが正常では無いと判断した場合、又は、該チップとの通信ができない場合に、通信回路の故障を通知する。このため、故障の発生を読み取り開始以前に検出し、これを使用者に知らしめることができる
請求項3のRFIDタグリーダライタ装置では、該チップから読み込んだデータが正常であると判断した場合であって、RFアンテナを介してRFIDタグと無線通信が出来ない時に、通信回路に故障が無いことを通知する。このため、使用者に故障箇所を知らしめることができる。
請求項4のRFIDタグリーダライタ装置では、チップから読み込んだデータが正常であると判断し、RFアンテナを介してRFIDタグと無線通信を開始した後、RFIDタグの読み取りに異常が有った場合に、再度チップ側と通信し、該チップから読み込んだデータが正常であるか否かを判断し、正常である場合に通信回路に故障が無いことを通知する。このため、使用中に通信回路以外に障害が発生した場合に、これを使用者に知らしめることができる。
請求項5のRFIDタグリーダライタ装置では、チップから読み込んだデータが正常で無い場合、該チップとの通信を予め設定された回数繰り返し、データが正常か否かを判断する。このため、通信回路の故障の通知を誤って行う可能性が低い。
請求項6のRFIDタグリーダライタ装置では、チップから読み込んだデータが正常で無い場合、該チップとの通信を予め設定された時間を空けて繰り返し、データが正常か否かを判断する。このため、通信回路の故障の通知を誤って行う可能性が低い。
請求項7のRFIDタグリーダライタ装置では、RFIDタグのチップに保持された設定情報に基づき、RFIDタグリーダライタ装置が動作の設定を行う。このため、設定情報を保持させたRFIDタグのチップを搭載することで、RFIDタグリーダライタ装置を動作させることができる。
請求項8のRFIDタグリーダライタ装置では、RFIDタグのチップに保持された機器固有の特性に応じた設定情報に基づき、RFIDタグリーダライタ装置が動作の設定を行う。このため、機器固有の設定情報を保持させたRFIDタグのチップを搭載することで、RFIDタグリーダライタ装置を動作させることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明のRFIDタグリーダライタ装置を情報コード読取装置に適用した第1実施形態について図を参照して説明する。
第1実施形態の情報コード読取装置10は、使用者が手で持って操作するハンディータイプであって、商品に付けられたバーコード、二次元コード等の光学情報を読み取りと共に、RFIDタグとの無線通信を行い得るものである。
図1は情報コード読取装置の側面図である。
情報コード読取装置10は握り部を兼用する操作部12、液晶表示装置46などを備えている。操作部12には、例えば複数のキースイッチ41が設けられ、これらキースイッチ41により、動作内容を指示するようになっている。この操作部12には、キースイッチ41に加えて、読み取り開始を指示するためのトリガースイッチ42が設けられている。情報コード読取装置10の筐体59の前端に形成された略矩形の開口部(読取口)18には後述する光学系ユニット、その周辺にRFアンテナが配置されている。
情報コード読取装置10の回路構成を図2のブロック図を参照して説明する。
情報コード読取装置10は、バーコード、二次元コード等の光学情報の読み取りと、RFIDタグの情報を無線通信で読み取り書き込みが可能なように構成されている。情報コード読取装置10には、回路部20が設けられている。回路部20は、主に、発光ダイオード21、集光レンズ24、受光センサ23、結像レンズ27等の光学系と、RFアンテナ58、RF通信回路52からなる無線系と、メモリ35、制御回路40、キースイッチ41、トリガースイッチ42、液晶表示装置46等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されている。第1実施形態の情報コード読取装置10は、更にRFIDタグを構成するワンチップのICタグチップ56を内蔵している。即ち、該ICタグチップ56は、後述するRFIDタグ内のICタグチップと同様に構成されているものである。該ICタグチップ56は、RFアンテナ58と並列する様に接続されている。ICタグチップ56とRFアンテナ58との切換は、切換スイッチ57で行われる。該切換スイッチ57は、切換制御回路54を介して制御回路40により制御される。該ICタグチップ56、切換スイッチ57、切換制御回路54は、RF通信回路52の通信確認系を構成する。
まず、光学系から説明する。発光ダイオード21は、照明光Lfを照射可能な光照射器として機能するもので、拡散レンズと凸レンズとを組み合わせた集光レンズ24により集光させる。受光センサ23は、読取対象物RやバーコードBに照射されて反射した反射光Lrを結像レンズ27を介して受光可能に構成されるイメージセンサから成る。結像レンズ27は、外部から入射する入射光を集光して受光センサ23の受光面23aに像を結像可能な結像光学系として機能する。
次に、マイコン系の構成概要を説明する。マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、キースイッチ41、トリガースイッチ42、LED43、ブザー44、液晶表示装置46、通信部48等から構成されている。このマイコン系は、その名の通り、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40およびメモリ35を中心に構成されるもので、前述した光学系によって撮像された画像信号をハードウェア的およびソフトウェア的に信号処理し得るものである。また制御回路40は、当該情報コード読取装置10の全体システムに関する制御も行っている。
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データは、メモリ35に入力されて蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
制御回路40は、情報コード読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御回路40には、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、キースイッチ41、トリガースイッチ42、LED43、ブザー44、液晶表示装置46、通信部48等が接続されている。制御回路40は、二次元コードを読み取った結果及び決済の情報を、通信部48を介して端末管理装置(図示せず)側へ出力するよう構成されている。
RFアンテナ58、RF通信回路52からなる無線系50は、例えばRFIDタグとの間で電波による無線通信を行って電力の供給及びデータの読み取りを行うためのものである。ここでは、データの読み取りだけでなく、RFIDタグに対するデータの書き込みも行う。
無線系50を構成するRF通信回路52は、制御回路40により制御される。制御回路40は、RF通信回路52を介してRFアンテナ58に電力信号を出力するとともに、RFアンテナ58が受け取った受信信号を、RF通信回路52を介して復調してデータとして抽出する。これにより、RFアンテナ58に読み取るべきRFIDタグが近づけられた状態で、該RFIDタグに対して、電波により電力供給が行われると共に、データの無線通信(書き込み及び読み取り)が行われるようになっている。
本発明のRFIDタグのチップを構成するICタグチップ56、本発明の切換手段を構成する切換スイッチ57、切換制御回路54からなる通信確認系は、RF通信回路52の動作確認を行う。即ち、起動時に、制御手段を構成する制御回路40は、切換制御回路54を介して切換スイッチ57をICタグチップ56側に切り換え、ICタグチップ56側と通信し、該ICタグチップ56から読み込んだデータが正常であるか否かを判断する。ICタグチップ56からデータが正常に読み出せる場合には、RF通信回路52が正常に動作できているため、切換制御回路54を介して切換スイッチ57をRFアンテナ58側へ切り換え、該RFアンテナ58を介してRFIDタグに対して読み取り書き込みの無線通信を開始する。
第1実施形態では、RFIDタグリーダライタ装置に内蔵するICタグチップ56に、RFIDタグリーダライタ装置を動作させるための設定情報が保持されている。このICタグチップ56に保持させるデータについて、図4の図表を例に参照して説明する。該ICタグチップ56には、例えば、RFIDタグの用いられている国を識別する国別設定と、出力する周波数と、出力電力と、RFIDタグリーダライタ装置の出荷時の出力電力の調整値と、無線通信プロトコルと、RFIDタグリーダライタ装置の製品番号であるシリアル番号とが記憶されている。
図3は、RFIDタグリーダライタ装置10の読み出し/書き込みの対象となるRFIDタグ80内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。RFIDタグ80は、アンテナ(LC共振回路のコイル)82と1個のICチップ90とで構成されている。ICチップ90は、整流部92、クロック抽出部98、CPU94、メモリ96、変調部99を備える。該ICチップ90は、上述したRFIDタグリーダライタ装置10に内蔵されているICタグチップ56と同様な構成である。
ICチップ90の整流部92は、情報コード読取装置10より送信された電波信号をアンテナ82が受信すると、その受信信号を整流平滑してCPU94などに動作用の電源を供給すると共に、受信信号を復調した復調データをCPU94に出力する。クロック抽出部98は、アンテナ82が受信した信号から抽出したクロック信号をCPU94に供給する。CPU94は、不揮発性のメモリ96に対してデータの読み書きを行うようになっている。
また、CPU94は、変調部99に対して送信データをシリアルに出力する。変調部99は、アンテナ82に接続されている。RFIDタグ80のメモリ96には、RFIDタグ80のIDデータや通信時の認証処理に使用するコード,情報コード読取装置10が本来読み出すことを目的としているRFIDタグ80のユーザに関するデータなどが記憶されている。
引き続き、情報コード読取装置10によるRFIDタグへの読み出し/書き込み処理について、当該処理を示す図5のフローチャートを参照して説明する。
情報コード読取装置10の電源スイッチがオンされ無線通信の開始前に(S12:Yes)、制御回路40は、切換制御回路54を介して切換スイッチ57をICタグチップ56側に切り換える(S14)。そして、通信確認回数nとして3を設定した後(S16)、ICタグチップ56側と通信し、ICタグチップ56に保持されているデータを読み出す(S18)。通信確認回数nは、RFIDタグリーダライタ装置のキースイッチ41(図1参照)の操作で任意回数が設定可能である。次に、該ICタグチップ56から読み込んだデータが正常であるか否かを判断する(S20)。ここで、制御回路40はRFIDタグリーダライタ装置のシリアル番号を保持しており、ICタグチップ56から読み出したシリアル番号と合致するかを判断する。ここで、データが読み出せない場合、又は、データが誤っている場合には(S20:No)、設定時間(例えば1秒)の経過を待って(S40)、再度、データの読み出しを行う。ここで、設定時間は、RFIDタグリーダライタ装置のキースイッチ41(図1参照)の操作で設定し得るように構成されている。設定時間が経過すると(S40:Yes)、通信確認回数nから1を減算し(S42)、通信確認回数nが0、即ち、設定された3回の通信確認が終わったかを判断し(S44)、3回通信確認が行われる以前は(S44:No)、S18に戻りICタグチップからのデータの読み出しを再度試みる。他方、3回通信確認を行い適正なデータが読み出し得ない場合には(S44:Yes)、RF通信回路の異常を液晶表示装置46(図1、図2参照)に表示する(S46)。
一方、RFIDタグから読み出したデータ(シリアル番号)が適正な場合には(S20:Yes)、これをログデータとして、以降の正常異常を診断する際の自己診断用データとして保持し、切換制御回路54を介して切換スイッチ57をRFアンテナ58側に切り換える(S22)。そして、前記通信確認の際に読み込んでおいたICタグチップ56に保持された図4を参照して上述した情報{出力する周波数、出力電力、出力電力の調整値、通信プロトコル}を用いて初期設定を行う(S24)。RFIDタグの読み出し/書き込み命令があると(S26:Yes)、RFIDタグへの読み出し/書き込みを行う(S28)。そして、通信が正常に行え読み出し/書き込みが適切に行えたかを判断する(S30)。ここで、通信に異常があった場合には(S30:No)、上述した起動時の通信確認でRF通信回路52の正常は確認済みであるので、RF通信回路の正常及びその他に異常要因があることを液晶表示装置46(図1、図2参照)に表示する(S32)。通信が適正に行えた場合には(S30:Yes)、電源がオフされるまで(S34:No)、S26の処理に戻りRFIDタグへの読み出し/書き込みを繰り返す。
第1実施形態のRFIDタグリーダライタ装置10では、RFIDタグと無線通信を開始する前に(S12:Yes)、内蔵したICタグチップ56側と通信し(S18)、該チップ56から読み込んだデータが正常であるか否かを判断し、正常であると判断した場合に(S20:Yes)、RFアンテナ58を介してRFIDタグに対して読み取り書き込みの無線通信を開始する(S22、S28)。内蔵のICタグチップ56側との通信が適切に行える場合にのみ、RFアンテナを介してRFIDタグに対して読み取り書き込みの無線通信を開始するため、異常状態でRFIDタグとの無線通信を開始することが無い。
第1実施形態のRFIDタグリーダライタ装置10では、ICタグチップ56から読み込んだデータが正常では無いと判断した場合、又は、ICタグチップ56との通信ができない場合に(S20:No)、RF通信回路の故障を表示する(S46)。このため、RF通信回路の故障を読み取り開始以前に検出し、これを使用者に知らしめることができる
第1実施形態のRFIDタグリーダライタ装置10では、ICタグチップ56から読み込んだデータが正常であると判断した場合であって(S20:Yes)、RFアンテナを介してRFIDタグに対して読み取り書き込みが出来ない時に(S30:No)、RF通信回路の正常及びその他に異常要因があることを表示する(S32)。このため、使用者に故障箇所を知らしめることができる。
第1実施形態のRFIDタグリーダライタ装置10では、ICタグチップ56から読み込んだデータが正常で無い場合(S20:No)、予め設定された回数n、該チップとの通信を繰り返し(S44:No)、データが正常か否かを判断する。このため、通信回路の故障の表示を誤って行う可能性が低い。
第1実施形態のRFIDタグリーダライタ装置10では、ICタグチップ56から読み込んだデータが正常で無い場合(S20:No)、予め設定された時間を空けて(S40:Yes)、該チップとの通信を繰り返しデータが正常か否かを判断する。このため、通信回路の故障の表示を誤って行う可能性が低い。
第1実施形態のRFIDタグリーダライタ装置では、ICタグチップ56に保持された設定情報のデータに基づき、RFIDタグリーダライタ装置が動作の設定を行う(S24)。このため、設定情報のデータを保持させたICタグチップ56を搭載することで、RFIDタグリーダライタ装置を動作させることができる。
更に、第1実施形態のRFIDタグリーダライタ装置では、各RFIDタグリーダライタ装置の固有情報である出荷時の出力電力の調整値などをICタグチップ56側に保持させることで、RFIDタグリーダライタ装置の出力電力などを調整し適正に動作させることができる。
[第1実施形態の改変例]
引き続き、第1実施形態の改変例に係る情報コード読取装置について図6を参照して説明する。なお、第1実施形態の改変例の情報コード読取装置の構成に関しては、図1及び図2を参照して上述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
上述した第1実施形態は、RF通信回路が正常であるか否かの判断を、内蔵のICタグチップ56から読み出したシリアル番号が、制御回路に保持された情報コード読取装置のシリアル番号と一致するかで判別した。これに対して、第1実施形態の改変例では、ICタグチップ56から読み出した国別設定の番号(図4参照)が、制御回路に保持された国別設定の番号と一致するか否かにより判断する(図5のS20)。他の処理は、図5を参照して上述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態のRFIDタグリーダライタ装置を情報コード読取装置に適用した第2実施形態について図7を参照して説明する。なお、第2実施形態の情報コード読取装置の構成に関しては、図1及び図2を参照して上述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図7のS12〜S20、S40〜S46の初期設定の際のICタグチップの読み出しの可否で、RF通信回路の異常を検出する処理は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ICタグチップから読み出したデータ(シリアル番号)が適正な場合には(S20:Yes)、切換制御回路54を介して切換スイッチ57をRFアンテナ58側に切り換える(S22)。そして、前記通信確認の際に読み込んでおいたICタグチップ56に保持された図4を参照して上述した情報{出力する周波数、出力電力、出力電力の調整値、通信プロトコル}を用いて初期設定を行う(S24)。RFIDタグの読み出し/書き込み命令があると(S26:Yes)、RFIDタグへの読み出し/書き込みを行う(S28)。そして、通信が正常に行え読み出し/書き込みが適切に行えたかを判断する(S30)。通信が適正に行えた場合には(S30:Yes)、電源がオフされるまで(S34:No)、S26の処理に戻りRFIDタグへの読み出し/書き込みを繰り返す。
ここで、通信に異常があった場合には(S30:No)、再度、ICタグチップと通信してRF通信回路が正常か否かを確認する。即ち、切換制御回路54を介して切換スイッチ57をICタグチップ56側に切り換える(S52)。そして、ICタグチップ56側と通信し、ICタグチップ56に保持されているデータを読み出す(S54)。該ICタグチップ56から読み込んだデータが正常であるか否かを判断する(S56)。ここで、データが読み出せない場合、又は、データが誤っている場合には(S56:No)、RF通信回路の正常及びその他に異常要因があることを液晶表示装置46(図1、図2参照)に表示する(S58)。
第2実施形態のRFIDタグリーダライタ装置10では、ICタグチップ56から読み込んだデータが正常であると判断し、RFアンテナを介してRFIDタグに対して無線通信を開始した後、RFIDタグの読み取りに異常が有った場合に(S30:No)、再度ICタグチップ56側と通信し(S54)、該ICタグチップ56から読み込んだデータが正常であるか否かを判断し(S56)、正常である場合にRF通信回路の正常及びその他に異常要因があることを表示する(S58)。このため、使用中に例えば落下等によりRF通信回路以外のRFアンテナ故障等の障害が発生した場合に、これを使用者に知らしめ、当該情報コード読取装置が使用不能であることを告知することができる。
上述した実施形態では、RFIDタグリーダライタ装置として、光学情報の読み取りとRFIDタグの読み出し/書き込みを行い得るユニバーサルタイプの情報コード読取装置を例示したが、RFIDタグの読み出し/書き込みのみを行うRFIDタグリーダライタ装置に適用可能であることは言うまでもない。また、上述した例では、ハンディータイプを例示したが、据え置き型にも適用可能である。更に、上述した第1実施形態では、情報コード読取装置に内蔵された制御回路に、シリアル番号を保持させたが、情報コード読取装置を上位機(コンピュータ)に接続し、上位機側にシリアル番号等のICタグチップに保持されている情報を持たすこともできる。
本発明の第1実施形態に係る情報コード読取装置の側面図である。 第1実施形態に係る情報コード読取装置の回路構成を示すブロック図である。 RFIDタグ内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。 RFIDタグに保持される設定情報の内容例を示す図表である。 第1実施形態の情報コード読取装置での処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の改変例に係る情報コード読取装置での処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報コード読取装置での処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 情報コード読取装置
40 制御回路
52 RF通信回路
54 切換制御回路
56 ICタグチップ
58 RFアンテナ5

Claims (8)

  1. RFアンテナを介してRFIDタグと無線通信を行うRFIDタグリーダライタ装置であって、
    前記RFアンテナと並列する様に接続されたRFIDタグのチップと、
    前記RFアンテナを介するRFIDタグとの無線通信と、前記RFIDタグのチップとの通信とを切り換える切換手段と、
    RFIDタグと無線通信を開始する前に、前記切換手段により前記RFIDタグのチップ側と通信し、該チップから読み込んだデータが正常であるか否かを判断し、正常であると判断した場合に、前記切換手段によりRFアンテナを介してRFIDタグと無線通信を開始する制御手段とを備えることを特徴とするRFIDタグリーダライタ装置。
  2. 該チップから読み込んだデータが正常では無いと判断した場合、又は、該チップとの通信ができない場合に、通信回路の故障を通知する通信回路故障通知手段を備えることを特徴とする請求項1のRFIDタグリーダライタ装置。
  3. 該チップから読み込んだデータが正常であると判断した場合、そのログデータを保存しておき当該データを確認できるようにする自己診断手段を備え、RFアンテナを介してRFIDタグと無線通信が出来ない時に、前記自己診断手段により通信回路に故障が無いことを通知することを特徴とする請求項1又は請求項2のRFIDタグリーダライタ装置。
  4. 該チップから読み込んだデータが正常であると判断し、前記切換手段によりRFアンテナを介してRFIDタグと無線通信を開始した後、RFIDタグとの無線通信に異常が有った場合に、再度切換手段により前記RFIDタグのチップ側と通信し、該チップから読み込んだデータが正常であるか否かを判断し、正常である場合に通信回路に故障がないことを通知する通信回路正常通知手段を備えることを特徴とする請求項1のRFIDタグリーダライタ装置。
  5. 前記制御手段は、該チップから読み込んだデータが正常で無い場合、該チップとの通信を予め設定された回数繰り返し、データが正常か否かを判断することを特徴とする請求項2のRFIDタグリーダライタ装置。
  6. 前記制御手段は、該チップから読み込んだデータが正常で無い場合、該チップとの通信を予め設定された時間を空けて繰り返し、データが正常か否かを判断することを特徴とする請求項2又は請求項5のRFIDタグリーダライタ装置。
  7. 前記RFIDタグのチップにはRFIDタグリーダライタ装置を動作させる際の設定情報が保持され、
    前記制御手段は、該設定情報に基づき動作の設定を行い、RFアンテナを介してRFIDタグと無線通信を開始することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1のRFIDタグリーダライタ装置。
  8. 前記設定情報は、機器固有の特性に応じた情報を予め書き込んでおき、該設定情報に基づき動作することを特徴とする請求項7のRFIDタグリーダライタ装置。
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