JP6090358B2 - 情報提供装置及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る電子棚札システム100の全体構成を示す。図1に示すように、電子棚札システム100は、複数の電子棚札1と、複数の中継器2と、店舗サーバ3とにより構成されている。本実施形態に係る電子棚札システム100は、スーパーマーケット,デパート等の店舗内に設置されるものであり、各電子棚札1は店舗内の商品陳列棚に各商品に対応づけて設置される。そして、電子棚札1は、買物のために店舗を訪れた顧客が所持している携帯端末4と近距離通信部により通信し、顧客の携帯端末4にレシピ情報,トレーサビリティ情報等の商品情報を送信する。
本実施形態では、店舗サーバ3と複数の中継器2とが有線の通信ネットワークN1を介して接続され、複数の中継器2と複数の電子棚札1とが無線の通信ネットワークN2を介して接続されている。
通信ネットワークN1は、例えばLAN(Local Area Network;構内通信網)を想定しているが、インターネット等のWAN(Wide Area Network;広域通信網)等を含めてもよく、イントラネット(intranet)、電話回線、専用線、移動体通信網、通信衛星網、CATV(Cable Television)回線、インターネットプロバイダ等を含めてもよい。また、通信ネットワークN1のネットワーク形態は、有線ネットワークに限らず、無線ネットワークでもよく、有線ネットワークと無線ネットワークとを組み合わせたものでもよい。
また、電源部は電池に限らず、電灯線から供給されるようにしてもよく、あるいは店舗サーバ3から電源ラインを介して電源が供給されるようにしてもよい。
顧客の携帯端末4は、携帯電話,PDA,携帯型ゲーム機等の携帯型電子機器であり、顧客の携帯端末4にも近距離通信部16と同等の近距離通信装置が内蔵されているものとする。
なお、本実施形態では、棚札情報として商品名も表示部12に表示するようにしているが、これに限らず、商品名は表示部12に表示するのではなく、電子棚札1の表示部12近傍に商品名を印刷したシール等を貼付したり、電子棚札1本体の空きスペースに商品名を表記することで棚札表示を行うようにしてもよい。即ち、表示部12に表示する棚札情報は価格だけでもよい。
ここで、トレーサビリティ情報は、例えば野菜等の商品を販売する段階で、商品の生産地、生産者、収穫日等を記録し、保管し、商品とその情報を追跡し、遡ることができるようにするための情報である。なお、トレーサビリティ情報は、図5(C)に示すような生産地、生産者、収穫日等を示す情報に限定されない。例えば、商品が食肉の場合は、牛や豚の個体番号を含むものでもよい。また、商品が魚介類の場合は、魚介類を水揚げした漁港名、漁船名、漁獲地等を含む情報でもよい。
なお、本実施形態では、商品情報として、トレーサビリティ情報と、レシピ情報とを示したが、これに限らず、商品情報として、成分情報や原材料情報を記憶部15に記憶し、顧客の携帯端末4に送信するようにしてもよい。
次に、図7及び図8を参照して、本実施形態の第1の実施例における動作を説明する。
まず、図7を参照して、電子棚札1で実行されるレシピ送信処理を説明する。このレシピ送信処理においては、電子棚札1に設けられたレシピキー11aを顧客が操作することに応じて、電子棚札1のCPU10が記憶部15に記憶されたレシピ情報を読み出し、読み出したレシピ情報を近距離通信部16により顧客の携帯端末4に送信する。図7は、レシピ送信処理の動作を示すフローチャートである。このレシピ送信処理は、電子棚札1のCPU10の制御の下で実行される。
ステップS12では、顧客の携帯端末4との相互通信が行われる。即ち、電子棚札1のCPU10は、顧客の携帯端末4に対して顧客の属性を示す属性情報の送信を要求する要求信号を近距離通信部16から送信し、これに応答して携帯端末4から送信される属性情報を近距離通信部16で受信し、受信した属性情報をRAM14の所定のメモリ領域に格納する。ステップS12の実行後はステップS13に進む。
例えば、1つの実施形態としては、顧客の属性として、使用言語を示す情報を携帯端末4から取得し、顧客が使用する言語で表現されたレシピ情報を携帯端末4に送信する。即ち、日本語を使用する顧客の場合は日本語で表現されたレシピ情報を顧客の携帯端末4に送信し、韓国語を使用する顧客の場合は韓国語で表現されたレシピ情報を顧客の携帯端末4に送信し、英語を使用する顧客の場合は英語で表現されたレシピ情報を顧客の携帯端末4に送信する。
また、もう1つの実施形態としては、顧客の属性として、顧客がお得意様であるかどうかを示す顧客種別情報を取得し、お得意様の場合は、特別なレシピ情報を携帯端末4に送信する。即ち、普通の顧客の場合は、一般的なレシピ情報を顧客の携帯端末4に送信し、お得意様の場合は、お得意様のために特別に用意されたレシピ情報を顧客の携帯端末4に送信する。
さらに、他の実施形態としては、顧客の属性として、顧客の年齢または年齢層を示す情報を携帯端末4から取得し、顧客にとって最も適した内容のレシピ情報を携帯端末4に送信する。即ち、年齢が比較的に若い顧客の場合は、詳細な内容を含むレシピ情報を顧客の携帯端末4に送信し、中高年や高齢者の顧客の場合は、簡潔な内容で表現されたレシピ情報を顧客の携帯端末4に送信する。
図12は、顧客の携帯端末4におけるレシピ情報の表示例(日本語表記)を示している。図12の例は、ステップS13において、使用言語「日本語」を示す顧客属性が携帯端末4から取得され、ステップS14ではレシピ情報ファイル15cから日本語で表現されたレシピ情報が読み出されて携帯端末4に送信された場合を示している。即ち、日本語を使用する顧客の場合は日本語で表現されたレシピ情報が顧客の携帯端末4に送信される。図12では、レシピ名と、材料と、作り方がレシピ情報として日本語表記により表示されている。
図13は、顧客の携帯端末4におけるレシピ情報の表示例(韓国語表記)を示している。図12の例は、ステップS13において、使用言語「韓国語」を示す顧客属性が携帯端末4から取得され、ステップS14ではレシピ情報ファイル15cから韓国語で表現されたレシピ情報が読み出されて携帯端末4に送信された場合を示している。即ち、韓国語を使用する顧客の場合は韓国語で表現されたレシピ情報が顧客の携帯端末4に送信される。図13では、レシピ名と、材料と、作り方がレシピ情報として韓国語表記により表示されている。
図14は、顧客の携帯端末4におけるレシピ情報の表示例(英語表記)を示している。図12の例は、ステップS13において、使用言語「英語」を示す顧客属性が携帯端末4から取得され、ステップS14ではレシピ情報ファイル15cから英語で表現されたレシピ情報が読み出されて携帯端末4に送信された場合を示している。即ち、英語を使用する顧客の場合は英語で表現されたレシピ情報が顧客の携帯端末4に送信される。図14では、レシピ名と、材料と、作り方がレシピ情報として英語表記により表示されている。
このように、本実施形態では、顧客が使用する言語に合わせた言語で表現されたレシピ情報が電子棚札1から顧客の携帯端末4に送信されるので、取得したレシピ情報を顧客が即座に理解して利用することができる。
そして、ステップS17で送信が完了したと判別されると(ステップS17;YES)、図7に示すレシピ送信処理を終了する。
ステップS22では、図7のステップS12と同様に、顧客の携帯端末4との相互通信が行われる。即ち、電子棚札1のCPU10は、顧客の携帯端末4に対して顧客の属性を示す属性情報の送信を要求する要求信号を近距離通信部16から送信し、これに応答して携帯端末4から送信される属性情報を近距離通信部16で受信し、受信した属性情報をRAM14の所定のメモリ領域に格納する。ステップS22の実行後はステップS23に進む。
例えば、1つの実施形態としては、顧客の属性として、使用言語を示す情報を携帯端末4から取得し、顧客が使用する言語で表現されたトレーサビリティ情報を携帯端末4に送信する。即ち、日本語を使用する顧客の場合は日本語で表現されたトレーサビリティ情報を顧客の携帯端末4に送信し、韓国語を使用する顧客の場合は韓国語で表現されたトレーサビリティ情報を顧客の携帯端末4に送信し、英語を使用する顧客の場合は英語で表現されたトレーサビリティ情報を顧客の携帯端末4に送信する。
また、もう1つの実施形態としては、顧客の属性として、顧客がお得意様であるかどうかを示す顧客種別情報を取得し、お得意様の場合は、特別なトレーサビリティ情報を携帯端末4に送信する。即ち、普通の顧客の場合は、一般的なトレーサビリティ情報を顧客の携帯端末4に送信し、お得意様の場合は、お得意様のために特別に用意されたトレーサビリティ情報を顧客の携帯端末4に送信する。
さらに、他の実施形態としては、顧客の属性として、顧客の年齢または年齢層を示す情報を携帯端末4から取得し、顧客にとって最も適した内容のトレーサビリティ情報を携帯端末4に送信する。即ち、年齢が比較的に若い顧客の場合は、詳細な内容を含むトレーサビリティ情報を顧客の携帯端末4に送信し、中高年や高齢者の顧客の場合は、簡潔な内容で表現されたトレーサビリティ情報を顧客の携帯端末4に送信する。
図15は、顧客の携帯端末4におけるトレーサビリティ情報の表示例(日本語表記)を示している。図15の例は、ステップS23において、使用言語「日本語」を示す顧客属性が携帯端末4から取得され、ステップS24ではトレーサビリティ情報ファイル15bから日本語で表現されたトレーサビリティ情報が読み出されて携帯端末4に送信された場合を示している。即ち、日本語を使用する顧客の場合は日本語で表現されたトレーサビリティ情報が顧客の携帯端末4に送信される。図15では、商品名と、生産地と、生産者と、収穫日とがトレーサビリティ情報として日本語表記により表示されている。
なお、ステップS23において、使用言語「韓国語」を示す顧客属性が携帯端末4から取得された場合は、韓国語で表現されたトレーサビリティ情報が顧客の携帯端末4に送信され、図13に示すレシピ情報の場合と同様に、携帯端末4ではトレーサビリティ情報が韓国語表記で表示されることになる。
また、ステップS23において、使用言語「英語語」を示す顧客属性が携帯端末4から取得された場合は、英語語で表現されたトレーサビリティ情報が顧客の携帯端末4に送信され、図14に示すレシピ情報の場合と同様に、携帯端末4ではトレーサビリティ情報が英語表記で表示されることになる。
そして、ステップS27で送信が完了したと判別されると(ステップS17;YES)、図8のトレーサビリティ送信処理を終了する。
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態の第2の実施例における動作を説明する。
まず、図9を参照して、電子棚札1で実行される第2の実施例におけるレシピ送信処理を説明する。この第2の実施例のレシピ送信処理においては、電子棚札1が顧客の携帯端末4に対して近距離通信部16により探査信号(検出信号)を発信し、この探査信号に顧客の携帯端末4が応答することで、電子棚札1のCPU10が記憶部15に記憶されたレシピ情報を読み出し、読み出したレシピ情報を近距離通信部16により顧客の携帯端末4に送信する。
図9は、第2の実施例におけるレシピ送信処理の動作を示すフローチャートである。このレシピ送信処理は、電子棚札1のCPU10の制御の下で実行される。
そして、ステップS32で顧客の携帯端末4からの応答があったと判別されると(ステップS32;YES)、ステップS33が実行される。
そして、ステップS34でレシピ要求があったと判別されると(ステップS34;YES)、ステップS35に進む。
この場合、第1の実施例と同様に、顧客属性に適合するレシピ情報が顧客の携帯端末4の表示部で表示される。例えば、顧客属性として使用言語を携帯端末4から取得した場合は、顧客が使用する言語に合わせた言語で表現されたレシピ情報が電子棚札1から顧客の携帯端末4に送信される。
そして、ステップS39で送信が完了したと判別されると(ステップS39;YES)、図9に示す第2の実施例におけるレシピ送信処理を終了する。
図10は、第2の実施例におけるトレーサビリティ送信処理の動作を示すフローチャートである。このトレーサビリティ送信処理は、電子棚札1のCPU10の制御の下で実行される。
そして、ステップS42で顧客の携帯端末4からの応答があったと判別されると(ステップS42;YES)、ステップS43が実行される。
そして、ステップS44でトレーサビリティ要求があったと判別されると(ステップS44;YES)、ステップS45に進む。
この場合、第1の実施例と同様に、顧客属性に適合するトレーサビリティ情報が顧客の携帯端末4の表示部で表示される。例えば、顧客属性として使用言語を携帯端末4から取得した場合は、顧客が使用する言語に合わせた言語で表現されたトレーサビリティ情報が電子棚札1から顧客の携帯端末4に送信される。
そして、ステップS49で送信が完了したと判別されると(ステップS49;YES)、図10に示す第2の実施例におけるトレーサビリティ送信処理を終了する。
まず、ステップS51では、店舗内に設置された複数の電子棚札1のうち、レシピ情報及びトレーサビリティ情報を配信する電子棚札1が指定される。
このステップS53でレシピ情報が検索されたと判別された場合は、ステップS54によりレシピ情報送信準備が実行される。
即ち、ステップS54のレシピ情報送信準備では、ステップS52により検索されたレシピ情報がRAM34の図示しない送信バッファに格納され、レシピ情報を送信できるように準備する。
このステップS56でトレーサビリティ情報が検索されたと判別された場合は、ステップS57によりトレーサビリティ情報送信準備が実行される。
即ち、ステップS57のトレーサビリティ情報送信準備では、ステップS55により検索されたトレーサビリティ情報がRAM34の図示しない送信バッファに格納され、トレーサビリティ情報を送信できるように準備する。ステップS57の実行後はステップS58に進む。
そして、ステップS59で全電子棚札に対する配信が完了したと判別された場合(ステップS59;YES)は、図11に示す配信処理を終了する。
1 電子棚札
2 中継器
3 店舗サーバ
4 携帯端末
10、30 CPU
11、31 入力部
12、32 表示部
13 無線通信部
14、34 RAM
15、35 記憶部
16 近距離通信部
33 通信部
Claims (6)
- 各種内容の情報を出力する情報提供装置であって、
予め用意された複数種類の選択肢の中で、当該情報提供装置の近傍位置に居るユーザが任意の種類の選択肢を選択した際は、その選択肢を選択した前記ユーザのユーザ属性を、そのユーザが所持する携帯端末から近距離通信でユーザ属性情報を受信することで判別する判別手段と、
前記複数種類の選択肢毎に複数のユーザ属性別の情報を記憶する記憶手段を参照することで、前記ユーザが選択した選択肢に対応する複数のユーザ属性別の情報の中で、前記判別手段で判別されたユーザ属性に対応した情報を読み出す読出手段と、
前記読出手段で読み出された情報を前記携帯端末に対して出力するよう制御する出力制御手段と、
を具備したことを特徴とする情報提供装置。 - 当該情報提供装置は、所定の表示情報を表示する表示装置であり、
前記複数種類の選択肢は、前記表示情報に関連する複数種類の情報の内の何れかの種類を選択する為の選択肢である、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。 - 前記出力制御手段は、当該情報提供装置において前記表示情報を表示出力し、その表示情報の表示と共に、前記選択肢に対応する情報を前記携帯端末で表示出力するよう制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。 - 前記ユーザ属性は、前記選択肢を選択したユーザが使用する言語種の言語属性を含み、
前記読出手段は、前記ユーザが任意に選択した選択肢の情報であって、且つ前記判別手段で判別したユーザ属性の言語属性に応じた言語種の表現形式で変更された情報を読み出す、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の情報提供装置。 - 前記ユーザ属性は、前記選択肢を選択したユーザの年齢あるいは年齢層の年齢属性を含み、
前記記憶手段は、各年齢属性に適合した情報を、その年齢属性毎に異ならせて記憶し、
前記読出手段は、前記選択肢を選択したユーザの年齢属性に適合した情報を読み出す、
ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の情報提供装置。 - 各種内容の情報を出力する情報提供装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
予め用意された複数種類の選択肢の中で、当該情報提供装置の近傍位置に居るユーザが任意の種類の選択肢を選択した際は、その選択肢を選択した前記ユーザのユーザ属性を、そのユーザが所持する携帯端末から近距離通信でユーザ属性情報を受信することで判別する判別手段、
前記複数種類の選択肢毎に複数のユーザ属性別の情報を記憶する記憶手段を参照することで、前記ユーザが選択した選択肢に対応する複数のユーザ属性別の情報の中で、前記判別手段で判別されたユーザ属性に対応した情報を読み出す読出手段、
前記読出手段で読み出された情報を前記携帯端末に対して出力するよう制御する出力制御手段、
として機能させるようにしたプログラム。
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