JP6089698B2 - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本技術は、不正車両を検出するための技術に関する。
自動車には前面と後面とに自動車登録番号票(以下、ナンバープレートと呼ぶ)が付けられているが、前面と後面とに異なるナンバープレートを付けた不正車両が走行する場合がある。
このような不正車両を検出するために、2台のカメラで同一車両の前側及び後側のナンバープレートを撮影し、前後のナンバープレートが一致しない場合を不正車両と判断する、と述べた文献が存在するが、連続して画像認識される前後のナンバープレートをどのように比較するかについて具体的な説明はない。このため、追い抜きや右左折その他の走行順番が入れ替わったり、変則的になったりした場合に対処できない。
特開2004−206441号公報
従って、本技術の目的は、一側面によれば、不正車両を精度良く検出できるようにするための技術を提供することである。
本技術に係る情報処理装置は、(A)車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第1の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第1のデータブロックと、車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第2の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第2のデータブロックとを格納するデータ格納部と、(B)データ格納部から、複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第2のデータブロックを特定し、特定された第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号と、選択された第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較する処理部と、(C)処理部の処理後に、一致する車両番号を含む他のデータブロックを特定できないデータブロックを抽出する抽出部とを有する。
不正車両を精度良く検出できるようになる。
図1は、実施の形態に係るシステムの概要を示す図である。 図2は、実施の形態に係る認識装置の機能ブロック図である。 図3は、実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 図4は、ナンバープレートの一例を示す図である。 図5は、車両番号のデータの一例を示す図である。 図6は、第1の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図7は、車両位置とカメラの関係を説明するための図である。 図8は、前面基準の所定範囲を説明するための図である。 図9は、第1の実施の形態を説明するための具体例を示す図である。 図10は、第1の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図11は、第1の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図12は、第1の実施の形態を説明するための具体例を示す図である。 図13は、第1の実施の形態を説明するための具体例を示す図である。 図14は、第1の実施の形態を説明するための具体例を示す図である。 図15Aは、第1の実施の形態を説明するための他の具体例を示す図である。 図15Bは、第1の実施の形態を説明するための他の具体例を示す図である。 図15Cは、第1の実施の形態を説明するための他の具体例を示す図である。 図16は、第2の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図17は、第2の実施の形態を説明するための具体例を示す図である。 図18は、第2の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図19は、第2の実施の形態を説明するための具体例を示す図である。 図20は、第3の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図21は、第3の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図22は、第4の実施の形態の状況を説明するための図である。 図23は、第4の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図24は、第5の実施の形態の状況を説明するための図である。 図25は、第5の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図26は、第6の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図27は、コンピュータの機能ブロック図である。
[実施の形態1]
本実施の形態に係るシステムの概要を図1に示す。例えば、道路21を矢印方向に走行する車両50及び60の前面及び後面のナンバープレート51及び61(図では前面のプレートは示されていない)を撮影するための2台のカメラ7a及び7bが、道路面に垂直に設置された支柱9aに垂直に且つ道路21上方に伸びるポール9bに設置されている。このようにポール9b1本に2台のカメラ7a及び7bを設置する場合には、図1からも分かるように、1台の車両の前面及び後面のナンバープレートを同時には撮影できず、カメラ7aは前面のナンバープレートを撮影し、カメラ7bは後面のナンバープレートを撮影することになる。
カメラ7a及び7bは、ケーブル10で、支柱9a付近に設置されている認識装置5に接続されている。すなわち、カメラ7a及び7bにより撮影された映像データは、認識装置5に送信されて処理される。なお、場合によっては、走行中の車両の速度を測定する速度センサが、カメラ7aなどに付随して設置されている場合もある。この場合、測定された車両の速度についても、以下で述べる車両番号のデータと共に、認識装置5を介して情報処理装置3へ送信される。
認識装置5は、ネットワーク1に接続されており、同じくネットワーク1に接続されており且つ本実施の形態に係る主要な処理を実行する情報処理装置3に対して、処理結果を送信する。情報処理装置3は、以下で述べる処理を行って不正車両を特定する処理を実行する。
図2に認識装置5の構成例を示す。認識装置5は、受信部501と、映像データ格納部502と、認識処理部503と、認識結果格納部504と、通信部505とを有する。認識処理部503は、車両抽出部531と、プレート抽出部532と、ナンバ認識部533とを有する。受信部501は、ケーブル10を経由してカメラ7a及び7bで撮影された映像データを映像データ格納部502に格納する。認識処理部503の車両抽出部531は、例えば映像データのフレーム毎に、車両を抽出する処理を行い、プレート抽出部532は、抽出された車両からナンバープレートを抽出する。そして、ナンバ認識部533は、抽出されたナンバープレートの画像に対して文字認識処理を実行して、自動車登録番号(以下、車両番号と呼ぶ)を特定し、車両番号のデータを認識結果格納部504に格納する。認識処理部503の各構成要素における処理は、既に知られた処理であるから、ここでは詳細な説明は省略する。そして、通信部505は、認識結果格納部504に格納されている車両番号のデータを、例えば定期的に又は情報処理装置3からの要求に応じて、情報処理装置3に送信する。
図3に情報処理装置3の構成例を示す。情報処理装置3は、通信部31と、認識結果格納部32と、処理部33と、抽出部34と、不正車両データ格納部35とを有する。通信部31は、認識装置5から車両番号のデータを受信し、認識結果格納部32に格納する。処理部33は、前面の車両番号と後面の車両番号を比較する処理を実行して、処理結果として後面のみ又は前面のみに出現する車両番号を特定するためのデータを認識結果格納部32に格納する。処理部33の処理が終了すると、抽出部34は、処理部33の処理結果が反映された認識結果格納部32から、不正車両を抽出するための処理を実行する。
ここでナンバープレートの一例を図4に示す。ナンバープレートは、運輸支局等を識別する領域Aと、分類番号のための領域Bと、仮名文字の領域Cと、一連指定番号の領域Dとを含む。このようなナンバープレートの画像から文字認識により、認識処理部503は図5のようなデータを車両番号のデータ(データブロックとも呼ぶ)として生成する。図5には、認識識別子(ID)と、認識年月日時分と、ナンバー情報(図4に示されたデータ)と、ナンバープレート色と、プレートサイズと、車体の塗装色と、車両の形状と、比較フラグと、前又は後フラグとを含む。ナンバープレート色と、プレートサイズと、車体の塗装色と、車両の形状とについては、本実施の形態では用いられないが、他の処理で用いる場合もあるので含まれている。このようなデータは認識処理部503によって抽出される。また、比較フラグは、比較未了「1」と比較完了「0」とのいずれかに設定されるが、初期的には未了「1」がセットされるものとする。
次に、本実施の形態に係る情報処理装置3の処理内容について、図6乃至図15Cを用いて説明する。
なお、既に通信部31は、認識装置5から認識結果である車両番号のデータを受信し、認識結果格納部32に格納しているものとする。また、認識結果格納部32においては、前面の車両番号のデータと、後面の車両番号のデータとは区別され、それぞれについて認識時刻でソートされているものとする。但し、単純に認識時刻でソートするだけでも良い。なお、以下では、車両番号のデータを、プレートと略して説明するものとする。
そうすると、処理部33は、認識結果格納部32に格納されているプレートのうち、認識時刻が最先のプレートを基準プレートとして選択する(図6:ステップS1)。
そして、処理部33は、基準プレートが前面のプレートであるか判断する(ステップS3)。基準プレートが前面のプレートでない場合には、処理は端子Aを介して図11の処理に移行する。
一方、基準プレートが前面プレートである場合には、処理部33は、基準プレートから前面基準の所定範囲内に、比較未了(比較フラグが比較未了を表している)の後面プレートが存在するか判断する(ステップS5)。前面基準の所定範囲は、前面プレートが基準プレートとなった場合において、その前面プレートと比較すべき後面プレートの範囲である。
前面基準の所定範囲について図7及び図8を用いて説明する。図7に模式的に示すように、例えば、カメラ7aの撮影範囲において車両60の車両番号を最も精度良く認識できる車両の位置と、カメラ7bの撮影範囲において車両50の車両番号を最も精度良く認識できる車両の位置との間隔がy[m]であるものとする。このy[m]を車両が通過する時間は速度に応じて変化するが、最も速い場合(すなわち最高速度の場合)には最も短くなり、最も遅い場合(すなわち最低速度の場合)には最も長くなる。
例えば、y=100mで、最高速度が60km/hであれば、t[s]=100[m]/60[km/h]=6[s]となり、最低速度が20km/hであれば、T[s]=100[m]/20[km/h]=18[s]となる。
この最高速度及び最低速度については、例えば観測を行う道路21について想定される最高速度及び最低速度を設定するようにしても良いし、例えばカメラ7a又は7bに付随して設置される速度センサからのデータに基づき動的に変化するように設定しても良い。
そして、前面基準の所定範囲は、基準プレートの認識時刻後、t+T[s]までである。より具体的には、図8に示すように、左側が前面プレートの認識結果を示しており、右側が後面プレートの認識結果を示しており、上から下に時刻が進むものとする。例えば、プレート201が基準プレートであるとすると、前面基準の所定範囲は、基準プレートの認識時刻後の時間t+T[s]までの範囲202となる。なお、基準プレートを含む範囲203は、基準プレートの認識時刻以降T秒後までの範囲を示している。後に述べるように、前面プレートである基準プレートの認識時刻以降T秒後までの範囲についても、グループ化される。
t+T[s]を前面基準の所定範囲の後端とするのは、前面プレートである基準プレートが、後面プレートとして認識されるのは最速でt秒後であり、最も遅くてT秒後となり、基準プレートからT秒後の前面プレートが、後面プレートとして認識されるのは最速でt+T秒後となるためである。但し、基準プレートからT秒後の前面プレートが、後面プレートとして認識されるのは最も遅くて2T秒後となるので、後端については2T秒後とする場合もある。
このような範囲は別の方法で設定することも可能である。例えば、間隔y[m]を平均的な車両長で除した上で「1」を加算した結果を整数化して、基準台数Sとして決定しても良い。例えばy=40[m]であり、平均的な車両長が5mであれば、S=40[m]/5[m]+1=9台を基準台数として用いる。但し、上で述べたように、基準プレートを有する車両が最高速度で走行したとしてもt[s]はずれるので、前面のための範囲の後端は、t秒+S台として設定される場合もある。
なお、通行する車両の数が少ない場合には、台数の基準のみで範囲を決定すると、いつまでも範囲が確定できない場合もあるので、例えば時間の制限を設定することもある。この場合の時間の制限は、上で述べた時間の場合もあれば、別途固定の時間を設定する場合もある。
基準プレートの認識時刻から前面基準の所定範囲t+T[s]内に、比較未了の後面プレートが存在しない場合には、処理は端子Bを介して図10の処理に移行する。この場合、基準プレートが不正車両のプレートである蓋然性が高いので、比較フラグを比較完了に設定することはない。
一方、基準プレートの認識時刻から前面基準の所定範囲内に、比較未了の後面プレートが存在する場合には、処理部33は、前面基準の所定範囲内における最先且つ比較未了の後面プレートを対応プレートに設定する(ステップS9)。図8と同じ場面を示す図9の例では、基準プレート201について、範囲202内の先頭のプレート204が対応プレートとして選択される。
そして、処理部33は、基準プレートの車両番号と対応プレートの車両番号とが一致しているか判断する(ステップS11)。一致している場合には、処理は端子Cを介して図10の処理に移行する。図9の例では、基準プレート201の車両番号と対応プレート204の車両番号とは一致していない。
一方、基準プレートの車両番号と対応プレートの車両番号とが不一致である場合には、処理部33は、比較未了且つ第2の所定範囲内の前面プレートを、グループG1に分類する(ステップS13)。図9の例では、第2の所定範囲は、基準プレート201の認識時刻以降T秒後までの範囲203である。図9の例では、基準プレート201、プレート205及び206が、グループG1に分類される。
また、処理部33は、比較未了且つ前面基準の所定範囲内の後面プレートをグループG2に分類する(ステップS15)。図9の例では、前面基準の所定範囲202におけるプレート204及び2007乃至209が、グループG2に分類される。処理は、その後端子Dを介して図10の処理に移行する。
図10の処理の説明に移行して、端子D後、処理部33は、グループG1及びG2間でプレートの車両番号を比較して、車両番号が一致するプレートについて、認識結果格納部32において比較完了を設定する(ステップS17)。図9の例では、基準プレート201と後面プレート207が一致すると判定され、前面プレート205と後面プレート204が一致すると判定され、前面プレート206と後面プレート209が一致すると判定される。これらのプレートについては、比較フラグを比較完了に設定する。後面プレート208については、車両番号が一致する前面プレートが存在しない。そして処理はステップS21に移行する。
また、端子C後、処理部33は、基準プレート及び対応プレートについて認識結果格納部32において比較完了を設定する(ステップS19)。そして処理はステップS21に移行する。
そして、処理部33は、基準プレートより後ろに比較未了のプレートがあるか判断する(ステップS21)。基準プレートより後ろに比較未了のプレートがある場合には、処理部33は、認識結果格納部32において、現在の基準プレートよりも後ろで比較未了且つ最先のプレートを、新たな基準プレートに設定する(ステップS23)。図9の例では、後面プレート208が、新たな基準プレートととなる。そして処理は端子Eを介して図6のステップS3に移行する。
一方、基準プレートより後ろに比較未了のプレートがない場合には、処理部33は、抽出部34に対して処理を指示し、抽出部34は、指示に応じて、認識結果格納部32から、比較未了のプレート、すなわち車両番号のデータを抽出して、不正車両データ格納部35に格納する(ステップS25)。そして処理は終了する。
マッチングがとれないプレートの比較フラグは、比較未了のままとなるので、不正車両の蓋然性が高いプレートのデータが得られるようになる。
次に、図11を用いて端子Aの後の処理について説明する。処理部33は、後面プレートである基準プレートから後面基準の所定範囲内に、比較未了の前面プレートが存在するか判断する(ステップS27)。本実施の形態では、後面基準の所定範囲は、図12に示すように、基準プレート208の認識時刻前からt+T秒までの範囲210である。走行方向が変化しなければ、前面プレートが認識されてから後面プレートが認識されるはずであるから、後面プレートである基準プレートの認識時刻前に、前面プレートが識別されているはずである。なお、時間t+Tではなくより短い時間を設定する場合もある。
基準プレートから後面基準の所定範囲内に、比較未了の前面プレートが存在していない場合には、基準プレートは不正車両の蓋然性が高いので、処理は端子Bを介して図10の処理に移行する。
一方、基準プレートから後面基準の所定範囲内に、比較未了の前面プレートが存在している場合には、処理部33は、後面基準の所定範囲内における最先且つ比較未了の前面プレートを対応プレートとして設定する(ステップS29)。図12の例では、前面プレート211が、最先且つ比較未了の前面プレートであるから対応プレートとして特定される。なお、点線は比較完了のプレートを表している。
なお、図12の後の処理としては、図13に示すように、前面プレート212が基準プレートに設定される。この時、対応プレート215は、車両番号が一致しないので、グループ化を行うことになる。ここで、基準プレート212の認識時刻以降第2の所定範囲219に含まれるプレート212乃至214がグループ化される。また、基準プレート212の認識時刻後前面基準の所定範囲220内の後面プレート215乃至217がグループ化される。そうすると、前面プレート213と後面プレート216の車両番号が一致し、前面プレート214と後面プレート217の車両番号が一致する。基準プレート212については、一致する後面プレートがないので、不正車両の蓋然性が高く、比較未了のままとなる。そうすると、次の基準プレートは、後面プレート215となる。
そして、処理部33は、基準プレートの車両番号と対応プレートの車両番号とが一致するか判断する(ステップS31)。一致する場合には、処理は端子Cを介して図10の処理に移行する。図12の例では、一致するので、基準プレート208及び対応プレートである前面プレート211は、比較完了と設定される。
一方、一致しない場合には、処理部33は、比較未了且つ第3の所定範囲内の後面プレートをグループG2に分類する(ステップS33)。第3の所定範囲は、基準プレートの認識時刻以降T秒後までの範囲である。図13の後には、後面プレート215が基準プレートとなり、基準プレート215の認識時刻前からt+T秒までの範囲には、比較未了の前面プレート212が存在するが、車両番号は一致しない。そこで、図14に示すように、基準プレート215の認識時刻以降T秒後までの範囲である第3の所定範囲221に含まれる比較未了の後面プレートをグループG2に分類する。図14の例では、基準プレート215のみがグループG2に含まれることになる。
さらに、処理部33は、グループG2の最後のプレートの認識時刻から後面基準の所定範囲内且つ比較未了の前面プレートをグループG1に分類する(ステップS35)。図14の例では、グループG2の最後のプレートが基準プレート215であるから、この認識時刻前後面基準の所定範囲(t+T)までの前面プレートである前面プレート212がグループG1に分類される。そして処理は端子Dを介して図10の処理に移行する。
また、図15A乃至図15Cを用いて他の処理例を説明する。図15Aでは、基準プレートとして前面プレート301が特定されると、対応プレートとして後面プレート304が特定される。しかし、車両番号は一致しないので、グループ化が行われて、前面プレートについては、基準プレート301の認識時刻以後T秒後までの範囲308に含まれる前面プレート301乃至303がグループG1に分類される。一方、後面プレートについては、基準プレート301の認識時刻後t+T秒後までの範囲309に含まれる後面プレート304乃至307がグループG2に分類される。そうすると、前面プレート301と後面プレート305との車両番号が一致し、前面プレート302と後面プレート304との車両番号が一致し、前面プレート303と後面プレート307との車両番号が一致する。しかし、後面プレート306については車両番号が一致する前面プレートが存在しない。
そうすると、現在の基準プレート301の認識時刻より後で且つ比較未了の最先プレートは、前面プレート310であり、これが基準プレートとして特定される。そうすると、図15Bに示すように、対応プレートは後面プレート306となるが、車両番号は一致しない。そうすると、グループ化が行われて、前面プレートについては、基準プレート310の認識時刻以後T秒後までの範囲316に含まれる前面プレート310乃至312がグループG1に分類される。一方、後面プレートについては、基準プレート310の認識時刻後t+T秒後までの範囲317に含まれる後面プレート306及び313乃至315がグループG2に分類される。そうすると、前面プレート310と後面プレート314の車両番号が一致する。
そして、現在の基準プレート310の認識時刻より後で且つ比較未了の最先プレートは、後面プレート306であり、これが基準プレートとして特定される。そうすると、図15Cに示すように、対応プレートとして前面プレート311が特定されるが、車両番号は一致しない。そこで、後面プレートである基準プレート306の認識時刻以降T秒後までの範囲319に含まれる後面プレート306及び314が、グループG2に分類される。また、グループG2に含まれる後面プレートのうち最後の後面プレート314の認識時刻より前からt+T秒までの範囲318に含まれる前面プレート311及び312が、グループG1に分類される。この例の場合、グループ間で比較しても車両番号が一致するプレートは存在しない。そうすると、基準プレート306は、不正車両の蓋然性が高いプレートとして、比較未了で確定する。
以上のような処理を実行することで、不正車両の蓋然性の高いプレートのデータを抽出できるようになる。
グループ化して比較することで、追い越しなどで順番が入れ替わったりした場合等にも対処できるようになる。特に本実施の形態では、後面プレートだけではなく、前面プレートをもグループ化する。グループ化する場合には、順番が入れ替わっている可能性が高いので、基準プレートの後続の前面プレートについても順番に従った比較では不一致となる可能性が高いため、グループ化することでマッチングを効率化する。
なお、グループ間の比較については、例えば基準プレートが含まれる方を基準として、他方のグループに車両番号が一致するプレートが見つかるまで比較を継続する。なお、認識処理の都合により、同一プレートを複数回認識してしまう場合にも、このような処理を行えば、グループ間の比較において1対多の対応関係を許容すれば対応できる。
但し、前処理として、同じ面について連続する同一車両番号のプレートのデータについては破棄するような処理を実施しても良い。
また、対応プレートを抽出する処理を行っているが、このステップについては省略しても良い。
[実施の形態2]
本実施の形態では、後面プレートを基準プレートに選定しないことで処理を簡略化する。
図16乃至図19を用いて本実施の形態に係る情報処理装置3の処理内容を説明する。
処理部33は、認識結果格納部32に格納されているプレートのうち、認識時刻が最先の前面プレートを基準プレートとして選択する(図16:ステップS41)。
そして、処理部33は、基準プレートから前面基準の所定範囲内に、比較未了(比較フラグが比較未了を表している)の後面プレートが存在するか判断する(ステップS43)。前面基準の所定範囲は、第1の実施の形態と同様である。
基準プレートの認識時刻から前面基準の所定範囲内に、比較未了の後面プレートが存在しない場合には、処理は端子Fを介して図18の処理に移行する。この場合、基準プレートが不正車両のプレートである蓋然性が高いので、比較フラグを比較完了に設定することはない。
一方、基準プレートの認識時刻から前面基準の所定範囲内に、比較未了の後面プレートが存在する場合には、処理部33は、前面基準の所定範囲内における最先且つ比較未了の後面プレートを対応プレートに設定する(ステップS45)。
例えば図17に示すように、前面プレート及び後面プレートが認識されたものとする。時刻は、上から下に進むものとする。そうすると、図17の例では、前面プレート251が基準プレートに選択され、後面プレート254が対応プレートに選択される。
そして、処理部33は、基準プレートの車両番号と対応プレートの車両番号とが一致しているか判断する(ステップS47)。一致している場合には、処理は端子Gを介して図18の処理に移行する。図17の例では、基準プレート251の車両番号と対応プレート254の車両番号とは一致していない。
一方、基準プレートの車両番号と対応プレートの車両番号とが不一致である場合には、処理部33は、比較未了且つ第2の所定範囲内の前面プレートを、グループG1に分類する(ステップS49)。図17の例では、第2の所定範囲は、基準プレート251の認識時刻以降T秒後までの範囲258である。図17の例では、基準プレート251、プレート252及び253が、グループG1に分類される。
また、処理部33は、比較未了且つ前面基準の所定範囲内の後面プレートをグループG2に分類する(ステップS51)。図17の例では、前面基準の所定範囲259におけるプレート254乃至257が、グループG2に分類される。処理は、その後端子Hを介して図18の処理に移行する。
図18の処理の説明に移行して、端子H後、処理部33は、グループG1及びG2間でプレートの車両番号を比較して、車両番号が一致するプレートについて、認識結果格納部32において比較完了を設定する(ステップS53)。図17の例では、基準プレート251と後面プレート255の車両番号が一致すると判定され、前面プレート252と後面プレート254の車両番号が一致すると判定され、前面プレート253と後面プレート257の車両番号が一致すると判定される。これらのプレートについては、比較フラグを比較完了に設定する。後面プレート256については、車両番号が一致する前面プレートが存在しない。そして処理はステップS57に移行する。
また、端子G後、処理部33は、基準プレート及び対応プレートについて認識結果格納部32において比較完了を設定する(ステップS55)。そして処理はステップS57に移行する。
そして、処理部33は、基準プレートより後に比較未了のプレートがあるか判断する(ステップS57)。基準プレートより後に比較未了のプレートがある場合には、処理部33は、認識結果格納部32において、現在の基準プレートよりも後ろで比較未了且つ最先の前面プレートを、新たな基準プレートに設定する(ステップS59)。図17の例では、前面プレート260が、新たな基準プレートとなる。そして処理は端子Iを介して図16のステップS43に移行する。
一方、基準プレートより後に比較未了のプレートがない場合には、処理部33は、抽出部34に対して処理を指示し、抽出部34は、指示に応じて、認識結果格納部32から、比較未了のプレート、すなわち車両番号のデータを抽出して、不正車両データ格納部35に格納する(ステップS61)。そして処理は終了する。
マッチングがとれないプレートの比較フラグは、比較未了のままとなるので、不正車両の蓋然性が高いプレートのデータが得られるようになる。
図17の後には、図19に示すように、基準プレート260が選択されると、対応プレートとして後面プレート263が選択される。この段階で、後面プレート256は、比較対象から除外されているので、比較未了が確定され、不正車両の蓋然性が高いものとして後に抽出されることになる。基準プレート260の車両番号と対応プレート263の車両番号とは一致しないので、グループ化が行われる。すなわち、基準プレート260の認識時刻以降T秒後までの範囲266に含まれる基準プレート260と前面プレート261及び262がグループG1に分類される。一方、後面プレート263乃至265が、基準プレート260の認識時刻後t+T秒までの範囲267に含まれるので、グループG2に分類される。
グループG1及びG2間で比較を行うと、基準プレート260の車両番号と一致する後面プレートは存在せず、前面プレート261の車両番号と一致する後面プレートは後面プレート264と特定され、前面プレート262の車両番号と一致する後面プレートは後面プレート265と特定される。後面プレート263の車両番号と一致する前面プレートは存在しない。従って、基準プレート260及び後面プレート263は、比較未了として確定する。
このような処理を行っても、不正車両の蓋然性が高いプレートを抽出でき、処理内容も簡略化される。
なお、対応プレートを特定する処理については省略しても良い。
[実施の形態3]
第2の実施の形態では、基準プレートを前面プレートに限定していたが、前面プレートもグループ化を行っていた。しかしながら、前面プレートについてはグループ化を省略することも可能である。以下、この場合の処理内容を図20及び図21を用いて説明する。
まず、処理部33は、前面プレートにおけるプレート重複と後面プレートにおけるプレート重複を解消する処理を実行する(図20:ステップS71)。例えば、連続して同じ車両番号を有するプレートが存在する場合には、後から出現したプレートのデータを削除する。連続していなくても、例えば最初の認識時刻から所定時間内であれば削除するようにしても良い。
次に、処理部33は、認識結果格納部32に格納されているプレートのうち、認識時刻が最先の前面プレートを基準プレートとして選択する(ステップS73)。
そして、処理部33は、基準プレートの認識時刻から前面基準の所定範囲内に、比較未了(比較フラグが比較未了を表している)の後面プレートが存在するか判断する(ステップS75)。前面基準の所定範囲は、第1の実施の形態と同様である。
基準プレートの認識時刻から前面基準の所定範囲内に、比較未了の後面プレートが存在しない場合には、処理は端子Jを介して図21の処理に移行する。この場合、基準プレートが不正車両のプレートである蓋然性が高いので、比較フラグを比較完了に設定することはない。
一方、基準プレートの認識時刻から前面基準の所定範囲内に、比較未了の後面プレートが存在する場合には、処理部33は、前面基準の所定範囲内における最先且つ比較未了の後面プレートを対応プレートに設定する(ステップS77)。
そして、処理部33は、基準プレートの車両番号と対応プレートの車両番号とが一致しているか判断する(ステップS79)。一致している場合には、処理は端子Kを介して図21の処理に移行する。
一方、基準プレートの車両番号と対応プレートの車両番号とが不一致である場合には、処理部33は、比較未了且つ前面基準の所定範囲内の後面プレートをグループGに分類する(ステップS81)。処理は、その後端子Lを介して図21の処理に移行する。
図21の処理の説明に移行して、端子L後、処理部33は、基準プレートとグループG間でプレートの車両番号を比較して、車両番号が一致するプレートについて、認識結果格納部32において比較完了を設定する(ステップS83)。そして処理はステップS87に移行する。
また、端子K後、処理部33は、基準プレート及び対応プレートについて認識結果格納部32において比較完了を設定する(ステップS85)。そして処理はステップS87に移行する。
そして、処理部33は、基準プレートの認識時刻より後に比較未了のプレートがあるか判断する(ステップS87)。基準プレートの認識時刻より後に比較未了のプレートがある場合には、処理部33は、認識結果格納部32において、現在の基準プレートよりも後ろで比較未了且つ最先の前面プレートを、新たな基準プレートに設定する(ステップS89)。そして処理は端子Mを介して図20のステップS75に移行する。
一方、基準プレートの認識時刻より後に比較未了のプレートがない場合には、処理部33は、抽出部34に対して処理を指示し、抽出部34は、指示に応じて、認識結果格納部32から、比較未了のプレート、すなわち車両番号のデータを抽出して、不正車両データ格納部35に格納する(ステップS91)。そして処理は終了する。
マッチングがとれないプレートの比較フラグは、比較未了のままとなるので、不正車両の蓋然性が高いプレートのデータが得られるようになる。
このような処理を行っても、不正車両の蓋然性が高いプレートを抽出でき、処理内容も簡略化される。
なお、対応プレートを特定する処理については省略しても良い。
[実施の形態4]
上で述べた実施の形態では、車線1本についての処理を説明したが、例えば図22に模式的に示すように、T字路における車線Aで車両の後面の車両番号を例えばカメラ70aで撮影し、車線Aから左折して車線Bの方向2で車両の前面(前面Aと呼ぶことにする)の車両番号を例えばカメラ70bで撮影し、車線Aから右折して車線Bの方向1で車両の前面(前面Bと呼ぶことにする)の車両番号を例えばカメラ70cで撮影するものとする。なお、車線Bの方向1又は方向2で直進する車両は存在しないものとする。
このようなT字路であっても、第1乃至第3の実施の形態で述べた処理(処理部33により実行される処理であり、以下マッチング処理と呼ぶ)を以下で述べるように実施することで、T字路で撮影を行った場合においても対処できるようになる。
なお、情報処理装置3の認識結果格納部32には、前面Aについての車両番号のデータと、前面Bについての車両番号のデータと、後面についての車両番号のデータとが、それぞれ認識時刻でソートされて格納されているものとする。また、本実施の形態では、逆走がなければ後面プレートの認識時刻が、前面A及び前面Bの認識時刻よりも前となるので、後面プレートを、第1乃至第3の実施の形態における「前面プレート」と同じように扱い、前面A及び前面Bの前面プレートを、第1乃至第3の実施の形態における「後面プレート」と同じように扱うものとする。
そうすると、情報処理装置3の処理部33は、前面Aと後面とのマッチング処理を実行する(図23:ステップS101)。上でも述べたように、マッチング処理については第1乃至第3の実施の形態における処理であり、車両番号が一致するプレートが見つからない場合には、比較フラグが比較未了のままとなる。
また、処理部33は、前面Bと後面とのマッチング処理を実行する(ステップS105)。ステップS101の処理結果が反映された状態の後面プレートのデータを用いて、前面Bに対してマッチング処理を実行する。
その後、処理部33は、抽出部34に対して処理開始を指示すると、抽出部34は、指示に応じて、認識結果格納部32から、比較未了のプレート、すなわち車両番号のデータを抽出して、不正車両データ格納部35に格納する(ステップS107)。前面Aの車両番号のデータ、前面Bの車両番号のデータ、後面の車両番号のデータが、それぞれ抽出される。そして処理は終了する。
このようにT字路であっても不正車両の蓋然性が高いプレートのデータを抽出できるようになる。
[実施の形態5]
例えば、図24に示すように複数の車線が設けられた道路において、例えば車線Aについてはカメラ71a及び71bを設け、車線Bについてはカメラ72a及び72bを設けて、撮影を行うような場合にも、第1乃至第3の実施の形態を以下で述べるように実施することで対処できるようになる。
なお、車線Aの前面プレートを前面プレートAと呼び、車線Aの後面プレートを後面プレートAと呼び、車線Bの前面プレートを前面プレートBと呼び、車線Bの後面プレートを後面プレートBと呼ぶものとする。そしてこれらのデータが認識結果格納部32に区別されて格納されているものとする。
そうすると、情報処理装置3の処理部33は、認識結果格納部32において、前面プレートAと前面プレートBのデータを統合した上で、認識時刻の順でソートする(図25:ステップS111)。また、処理部33は、認識結果格納部32において、後面プレートAと後面プレートBのデータを統合した上で、認識時刻の順でソートする(ステップS113)。
そして、処理部33は、第1乃至第3の実施の形態におけるマッチング処理(処理部33により実行される処理の部分)を実行する(ステップS115)。
その後、処理部33は、抽出部34に対して処理開始を指示すると、抽出部34は、指示に応じて、認識結果格納部32から、比較未了のプレート、すなわち車両番号のデータを抽出して、不正車両データ格納部35に格納する(ステップS117)。
このようにすれば車線を変更した車両や追い越しを行った車両などについても、不正車両の蓋然性が高い車両のデータを抽出できるようになる。
[実施の形態6]
図24に示すような複数の車線への対応は、図26に示すような処理フローでも対処できる。なお、車線Aの前面プレートを前面プレートAと呼び、車線Aの後面プレートを後面プレートAと呼び、車線Bの前面プレートを前面プレートBと呼び、車線Bの後面プレートを後面プレートBと呼ぶものとする。そしてこれらのデータが認識結果格納部32に区別されて格納されているものとする。
そして、処理部33は、第1の車線(車線A)についてマッチング処理(第1乃至第3の実施の形態における処理部33により実行される処理の部分)を実行する(ステップS121)。そして、処理部33は、第1の車線について車両番号のデータのうち比較未了の車両番号のデータを抽出する(ステップS123)。
一方、処理部33は、第2の車線(車線B)についてマッチング処理(第1乃至第3の実施の形態における処理部33により実行される処理の部分)を実行する(ステップS125)。そして、処理部33は、第2の車線について車両番号のデータのうち比較未了の車両番号のデータを抽出する(ステップS127)。
図26では、第1の車線についてのマッチング処理と第2の車線についてのマッチング処理とを時系列に実行する例を示しているが、処理部33が複数存在していれば並列に実行するようにしても良い。
そして、処理部33は、ステップS123及びS127で抽出された比較未了プレートのうち前面プレートと後面プレートとを別々に統合して、認識時刻でソートする(ステップS129)。
さらに、処理部33は、ステップS129の処理結果に対してマッチング処理を実行する(ステップS131)。
そうすると、処理部33は、抽出部34に対して処理開始を指示すると、抽出部34は、指示に応じて、認識結果格納部32から、比較未了のプレート、すなわち車両番号のデータを抽出して、不正車両データ格納部35に格納する(ステップS133)。
このようにすれば車線を変更した車両や追い越しを行った車両などについても、不正車両の蓋然性が高い車両のデータを抽出できるようになる。
以上本技術の実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、情報処理装置3及び認識装置5の機能ブロック構成は一例であって、プログラムモジュール構成とは一致しない場合もある。
なお、不正車両データ格納部35には、図5のデータそのものではなく、車両番号のみといったように一部分のみを格納する場合もある。
さらに、処理フローについても処理結果が変わらない限り変更することができる。
さらに、1車線につき2つのカメラを用いる例を示したが、魚眼レンズを用いることによって、1つのカメラで例えば異なる車両の前面プレート及び後面プレートが同時に撮影される場合もある。
さらに、上で述べた情報処理装置3と認識装置5は1台のコンピュータで実装される場合もある。さらに、より多くの装置にて実装される場合もある。
なお、上で述べた情報処理装置3及び認識装置5は、例えばコンピュータ装置であって、図27に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態に係る情報処理装置は、(A)車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第1の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第1のデータブロックと、車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第2の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第2のデータブロックとを格納するデータ格納部と、(B)データ格納部から、複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第2のデータブロックを特定し、特定された第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号と、選択された第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較する処理部と、(C)処理部の処理後に、一致する車両番号を含む他のデータブロックを特定できないデータブロックを抽出する抽出部とを有する。
このような処理を実行することで、追い越しなどが発生した場合においても不正車両の車両番号を特定できるようになる。
なお、上で述べた所定の範囲が、第1の認識時刻と、ナンバープレートが撮影される時の車両位置の間隔に基づき決定される時間及びデータブロック数のうち少なくともいずれかとに基づき特定されるようにしても良い。このようにすれば、漏れなく不正車両の車両番号を特定できるようになる。
また、上記データブロック数が、上記間隔に入る車両の数に基づき決定されるようにしても良い。また、上記時間が、車両の実際の又は想定される最低速度で上記間隔を通過する場合の時間と、車両の実際の又は想定される最高速度で上記間隔を通過する場合の時間とから決定される場合もある。このようにすれば適切な範囲が得られるようになる。
さらに、上で述べた所定の範囲が、第1の認識時刻よりも遅い認識時刻を含む第2のデータブロックのデータブロック数が上記データブロック数に達するまでの範囲と、第1の認識時刻から上記時間までの範囲とのうち短い方の範囲である場合もある。このように組み合わせることで適切な範囲が設定できるようになる。
さらに、上で述べた処理部が、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを、着目する第1のデータブロックに含まれる認識時刻以後の第2の所定の範囲において選択するようにしても良い。例えば、追い越しなどで認識時刻の順番が入れ替わっている場合には、このように選択される第1のデータブロックをグループ化すれば、効率的に処理を行うことができるようになる。
また、上で述べた処理部が、複数の第2のデータブロックのうち、第2の車両番号と一致する第1の車両番号を含む第1のデータブロックを特定できていない第2のデータブロックを、着目する第2のデータブロックより後の第3の所定の範囲において選択し、選択された第2のデータブロックに含まれる認識時刻のうち最も遅い認識時刻より前の第4の所定の範囲に含まれる第1のデータブロックを特定し、特定された第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号と、選択された第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号とを比較するようにしても良い。走行の方向を加味して範囲を設定することで、比較すべき車両番号の数を減らすことができるようになる。
さらに、上で述べた処理部が、(b1)第1の車線を走行する第1の車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックと、第2の車線を走行する第2の車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックとを統合することで複数の第1のデータブロックを生成するようにしても良い。さらに、(b2)上で述べた処理部が、第1の車線を走行する第3の車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックと、第2の車線を走行する第4の車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックとを統合することで複数の第2のデータブロックを生成するようにしても良い。このようにすれば、複数の車線が存在する場合にも対処できるようになる。
また、上で述べた複数の第2のデータブロックが、第1の方向に走行する車両についてのデータブロックである場合もある。この場合、上記データ格納部が、さらに、第1の方向とは異なる第2の方向に走行する車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第3の車両番号及び認識時刻を各々含む第3のデータブロックを格納している場合もある。そして、上で述べた処理部が、複数の第1のデータブロックと複数の第2のデータブロックについての処理後に、データ格納部から、複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第3のデータブロックを特定し、特定された第3のデータブロックに含まれる第3の車両番号と、選択された第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較するようにしても良い。このようにすれば、T字路のような場合に対して対処できるようになる。
さらに、上で述べた複数の第1のデータブロックが、第1の車線を走行する車両についてのデータブロックであり、上で述べた複数の第2のデータブロックが、第1の車線を走行する車両についてのデータブロックである場合もある。この場合、上で述べたデータ格納部が、さらに、第1の車線とは異なる第2の車線を走行する車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第3の車両番号及び認識時刻を各々含む第3のデータブロックと、第2の車線を走行する車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第4の車両番号及び認識時刻を各々含む第4のデータブロックとを格納している場合もある。そして、上で述べた処理部は、データ格納部から、複数の第3のデータブロックのうち、第3の車両番号と一致する第4の車両番号を含む第4のデータブロックを特定できていない第3のデータブロックを選択し、選択された第3のデータブロックに含まれる第2の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第4のデータブロックを特定し、特定された第4のデータブロックに含まれる第4の車両番号と、選択された第3のデータブロックに含まれる第3の車両番号とを比較するようにしても良い。さらに、複数の第1のデータブロックと複数の第2のデータブロックについての処理及び複数の第3のデータブロックと複数の第4のデータブロックについての処理後に、データ格納部から、複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第1のデータブロック、又は複数の第3のデータブロックのうち、第3の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第3のデータブロックを選択し、選択された第1のデータブロック又は第3のデータブロックに含まれる認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第4のデータブロック又は第2のデータブロックを特定し、特定された第4のデータブロック又は第2のデータブロックに含まれる第4の車両番号又は第2の車両番号と、選択された第1のデータブロック又は第3のデータブロックに含まれる第1の車両番号又は第3の車両番号とを比較するようにしても良い。このような方法でも複数車線に対応できるようになる。
なお、上記情報処理装置は、車両における第1の面に設けられたナンバープレートを撮影するための第1の撮像装置と、車両における第2の面に設けられたナンバープレートを撮影するための第2の撮像装置と、第1の撮像装置及び第2の撮像装置により撮影されたナンバープレートから、車両番号を認識する認識処理部とをさらに有するようにしても良い。
なお、上で述べたような処理をコンピュータに実施させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ(例えばROM)、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。なお、処理途中のデータについては、RAM等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第1の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第1のデータブロックと、車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第2の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第2のデータブロックとを格納するデータ格納部と、
前記データ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第2のデータブロックを特定し、特定された前記第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号と、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較する処理部と、
前記処理部の処理後に、一致する車両番号を含む他のデータブロックを特定できないデータブロックを抽出する抽出部と、
を有する情報処理装置。
(付記2)
前記所定の範囲が、
前記第1の認識時刻と、ナンバープレートが撮影される時の車両位置の間隔に基づき決定される時間及びデータブロック数のうち少なくともいずれかとに基づき特定される
付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記データブロック数が、前記間隔に入る車両の数に基づき決定される
付記2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記時間が、車両の実際の又は想定される最低速度で前記間隔を通過する場合の時間と、車両の実際の又は想定される最高速度で前記間隔を通過する場合の時間とから決定される
付記2又は3記載の情報処理装置。
(付記5)
前記所定の範囲が、前記第1の認識時刻よりも遅い認識時刻を含む第2のデータブロックのデータブロック数が前記データブロック数に達するまでの範囲と、前記第1の認識時刻から前記時間までの範囲とのうち短い方の範囲である
付記2記載の情報処理装置。
(付記6)
前記処理部が、
第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを、着目する第1のデータブロックに含まれる認識時刻以後の第2の所定の範囲において選択する
付記1乃至5のいずれか1つ記載の情報処理装置。
(付記7)
前記処理部が、
前記複数の第2のデータブロックのうち、第2の車両番号と一致する第1の車両番号を含む第1のデータブロックを特定できていない第2のデータブロックを、着目する第2のデータブロックより後の第3の所定の範囲において選択し、選択された前記第2のデータブロックに含まれる認識時刻のうち最も遅い認識時刻より前の第4の所定の範囲に含まれる第1のデータブロックを特定し、特定された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号と、選択された前記第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号とを比較する
付記1乃至6のいずれか1つ記載の情報処理装置。
(付記8)
前記処理部が、
第1の車線を走行する第1の車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックと、第2の車線を走行する第2の車両における前記第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックとを統合することで前記複数の第1のデータブロックを生成し、
第1の車線を走行する第3の車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックと、第2の車線を走行する第4の車両における前記第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックとを統合することで前記複数の第2のデータブロックを生成する
付記1乃至7のいずれか1つ記載の情報処理装置。
(付記9)
前記複数の第2のデータブロックが、第1の方向に走行する車両についてのデータブロックであり、
前記データ格納部が、さらに、前記第1の方向とは異なる第2の方向に走行する車両における前記第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第3の車両番号及び認識時刻を各々含む第3のデータブロックを格納しており、
前記処理部が、前記複数の第1のデータブロックと前記複数の第2のデータブロックについての処理後に、
前記データ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第3のデータブロックを特定し、特定された前記第3のデータブロックに含まれる第3の車両番号と、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較する、
付記1記載の情報処理装置。
(付記10)
前記複数の第1のデータブロックが、第1の車線を走行する車両についてのデータブロックであり、
前記複数の第2のデータブロックが、前記第1の車線を走行する車両についてのデータブロックであり、
前記データ格納部が、さらに、前記第1の車線とは異なる第2の車線を走行する車両における前記第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第3の車両番号及び認識時刻を各々含む第3のデータブロックと、前記第2の車線を走行する車両における前記第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第4の車両番号及び認識時刻を各々含む第4のデータブロックとを格納しており、
前記処理部は、
前記データ格納部から、前記複数の第3のデータブロックのうち、第3の車両番号と一致する第4の車両番号を含む第4のデータブロックを特定できていない第3のデータブロックを選択し、選択された前記第3のデータブロックに含まれる第2の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第4のデータブロックを特定し、特定された前記第4のデータブロックに含まれる第4の車両番号と、選択された前記第3のデータブロックに含まれる第3の車両番号とを比較し、
前記複数の第1のデータブロックと前記複数の第2のデータブロックについての処理及び前記複数の第3のデータブロックと前記複数の第4のデータブロックについての処理後に、
前記データ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第1のデータブロック、又は前記複数の第3のデータブロックのうち、第3の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第3のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロック又は前記第3のデータブロックに含まれる認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第4のデータブロック又は第2のデータブロックを特定し、特定された前記第4のデータブロック又は第2のデータブロックに含まれる第4の車両番号又は第2の車両番号と、選択された前記第1のデータブロック又は第3のデータブロックに含まれる第1の車両番号又は第3の車両番号とを比較する、
付記1の情報処理装置。
(付記11)
車両における第1の面に設けられたナンバープレートを撮影するための第1の撮像装置と、
車両における第2の面に設けられたナンバープレートを撮影するための第2の撮像装置と、
前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置により撮影されたナンバープレートから、車両番号を認識する認識処理部と、
をさらに有する付記1乃至8のいずれか1つ記載の情報処理装置。
(付記12)
車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第1の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第1のデータブロックと、車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第2の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第2のデータブロックとを格納するデータ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第2のデータブロックを特定し、特定された前記第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号と、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較し、
前記比較の後に、一致する車両番号を含む他のデータブロックを特定できないデータブロックを抽出する
処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記13)
車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第1の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第1のデータブロックと、車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第2の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第2のデータブロックとを格納するデータ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第2のデータブロックを特定し、特定された前記第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号と、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較し、
前記比較の後に、一致する車両番号を含む他のデータブロックを特定できないデータブロックを抽出する
処理を含み、コンピュータにより実行される情報処理方法。
31 通信部
32 認識結果格納部
33 処理部
34 抽出部
35 不正車両データ格納部

Claims (12)

  1. 車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第1の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第1のデータブロックと、車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第2の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第2のデータブロックとを格納するデータ格納部と、
    前記データ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻から、所定の時間と所定のデータブロック数に達するまでの時間とのうち短い時間の範囲に含まれる第2のデータブロックを特定し、特定された前記第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号と、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較する処理部と、
    前記処理部の処理後に、一致する車両番号を含む他のデータブロックを特定できないデータブロックを抽出する抽出部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記所定の時間と前記所定のデータブロック数とを、ナンバープレートが撮影される時の車両位置の間隔に基づき決定することを特徴とする
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記所定のデータブロック数が、前記間隔に入る車両の数に基づき決定される
    請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の時間が、車両の実際の又は想定される最低速度で前記間隔を通過する場合の時間と、車両の実際の又は想定される最高速度で前記間隔を通過する場合の時間とから決定される
    請求項2又は3記載の情報処理装置。
  5. 前記処理部が、
    第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを、着目する第1のデータブロックに含まれる認識時刻以後の所定の範囲において選択する
    請求項1乃至のいずれか1つ記載の情報処理装置。
  6. 前記処理部が、
    前記複数の第2のデータブロックのうち、第2の車両番号と一致する第1の車両番号を含む第1のデータブロックを特定できていない第2のデータブロックを、着目する第2のデータブロックより後の第の所定の範囲において選択し、選択された前記第2のデータブロックに含まれる認識時刻のうち最も遅い認識時刻より前の第の所定の範囲に含まれる第1のデータブロックを特定し、特定された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号と、選択された前記第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号とを比較する
    請求項1乃至のいずれか1つ記載の情報処理装置。
  7. 前記処理部が、
    第1の車線を走行する第1の車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックと、第2の車線を走行する第2の車両における前記第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックとを統合することで前記複数の第1のデータブロックを生成し、
    第1の車線を走行する第3の車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックと、第2の車線を走行する第4の車両における前記第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である車両番号及び認識時刻を各々含む複数のデータブロックとを統合することで前記複数の第2のデータブロックを生成する
    請求項1乃至のいずれか1つ記載の情報処理装置。
  8. 前記複数の第2のデータブロックが、第1の方向に走行する車両についてのデータブロックであり、
    前記データ格納部が、さらに、前記第1の方向とは異なる第2の方向に走行する車両における前記第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第3の車両番号及び認識時刻を各々含む第3のデータブロックを格納しており、
    前記処理部が、前記複数の第1のデータブロックと前記複数の第2のデータブロックについての処理後に、
    前記データ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第3のデータブロックを特定し、特定された前記第3のデータブロックに含まれる第3の車両番号と、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較する、
    請求項1記載の情報処理装置。
  9. 前記複数の第1のデータブロックが、第1の車線を走行する車両についてのデータブロックであり、
    前記複数の第2のデータブロックが、前記第1の車線を走行する車両についてのデータブロックであり、
    前記データ格納部が、さらに、前記第1の車線とは異なる第2の車線を走行する車両における前記第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第3の車両番号及び認識時刻を各々含む第3のデータブロックと、前記第2の車線を走行する車両における前記第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第4の車両番号及び認識時刻を各々含む第4のデータブロックとを格納しており、
    前記処理部は、
    前記データ格納部から、前記複数の第3のデータブロックのうち、第3の車両番号と一致する第4の車両番号を含む第4のデータブロックを特定できていない第3のデータブロックを選択し、選択された前記第3のデータブロックに含まれる第2の認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第4のデータブロックを特定し、特定された前記第4のデータブロックに含まれる第4の車両番号と、選択された前記第3のデータブロックに含まれる第3の車両番号とを比較し、
    前記複数の第1のデータブロックと前記複数の第2のデータブロックについての処理及び前記複数の第3のデータブロックと前記複数の第4のデータブロックについての処理後に、
    前記データ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第1のデータブロック、又は前記複数の第3のデータブロックのうち、第3の車両番号と一致する車両番号を含むデータブロックを特定できていない第3のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロック又は前記第3のデータブロックに含まれる認識時刻より後の所定の範囲に含まれる第4のデータブロック又は第2のデータブロックを特定し、特定された前記第4のデータブロック又は第2のデータブロックに含まれる第4の車両番号又は第2の車両番号と、選択された前記第1のデータブロック又は第3のデータブロックに含まれる第1の車両番号又は第3の車両番号とを比較する、
    請求項1記載の情報処理装置。
  10. 車両における第1の面に設けられたナンバープレートを撮影するための第1の撮像装置と、
    車両における第2の面に設けられたナンバープレートを撮影するための第2の撮像装置と、
    前記第1の撮像装置及び前記第2の撮像装置により撮影されたナンバープレートから、車両番号を認識する認識処理部と、
    をさらに有する請求項1乃至のいずれか1つ記載の情報処理装置。
  11. 車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第1の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第1のデータブロックと、車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第2の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第2のデータブロックとを格納するデータ格納部にアクセス可能なコンピュータに、
    前記データ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻から、所定の時間と所定のデータブロック数に達するまでの時間とのうち短い時間の範囲に含まれる第2のデータブロックを特定し、特定された前記第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号と、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較する処理部と
    前記比較の後に、一致する車両番号を含む他のデータブロックを特定できないデータブロックを抽出する抽出部と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 車両における第1の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第1の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第1のデータブロックと、車両における第2の面に設けられたナンバープレートの認識結果である第2の車両番号及び認識時刻を各々含む複数の第2のデータブロックとを格納するデータ格納部にアクセス可能で、処理部と、抽出部とを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記処理部が、前記データ格納部から、前記複数の第1のデータブロックのうち、第1の車両番号と一致する第2の車両番号を含む第2のデータブロックを特定できていない第1のデータブロックを選択し、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の認識時刻から、所定の時間と所定のデータブロック数に達するまでの時間とのうち短い時間の範囲に含まれる第2のデータブロックを特定し、特定された前記第2のデータブロックに含まれる第2の車両番号と、選択された前記第1のデータブロックに含まれる第1の車両番号とを比較し、
    前記抽出部が、前記比較の後に、一致する車両番号を含む他のデータブロックを特定できないデータブロックを抽出する
    処理を含情報処理方法。
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