JP6087536B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置およびその制御方法に関する。
従来、デジタルビデオカメラやデジタルカメラなどの撮像装置が有する自動焦点検出(AF)機能は、いわゆるコントラストAFであることが多い。コントラストAFは、AF評価値として撮影画像の鮮鋭度を用い、AF評価値が最大となるようにフォーカスレンズ位置を制御することで被写体に合焦させるものである。AF評価値として用いる画像の鮮鋭度は、たとえば画像信号から抽出した高周波成分のレベルであってよい。
ただし、コントラストAFは撮影画像に基づいてAF評価値を算出するため、AF評価値はピントのずれ以外の要因により変動しうる。例えば、パンニング撮影時や手ぶれ発生時のように撮影画像が静止しない(流れる)場合、画像の空間周波数分布が全体的に低下して高周波成分が減少し、AF評価値もレベルも低下する。
AF評価値は合焦位置の検出に用いられるだけでなく、合焦方向の決定やAF動作の制御にも用いられるため、像ブレによるAF評価値の変動の影響は多岐にわたる。例えば、複数の内部状態を有し、AF評価値やその変動によって内部状態を遷移させるAF制御においては、像ブレによるAF評価値の変動の影響が内部状態によって異なる。
例えば、AF制御の内部状態としては、微小駆動操作(ウォブリング)や山登り駆動動作がある。微小駆動動作は、フォーカスレンズを断続的に微小範囲で駆動してAF評価値を取得し、AF評価値が大きくなる方向を合焦位置の方向として検出したり、合焦位置を特定したりする動作である。また、山登り動作は、微小駆動動作で検出された合焦方向にフォーカスレンズを駆動しながら複数の位置でAF評価値を取得し、AF評価値の変化から合焦位置を特定する動作である。
像ブレのある状況において、最初に微小駆動動作を行い、合焦位置の方向や合焦位置の特定を行うが、像が安定している場合と比較してAF評価値の変化が検出しにくいため、合焦位置やその方向の特定に時間がかかる。そして、一定期間以上のボケ状態が継続することを回避するため、山登り動作に遷移して広い範囲で合焦位置を探索する。しかし、山登り動作は、AF評価値の増加や減少に基づいて合焦位置を特定するため、像ブレによるAF評価値の変動の影響を受けやすい。そのため、期待する位置とは異なる合焦位置を特定したり、合焦位置への追従動作が不安定で、撮影画像が見苦しいものになってしまったりする場合がある。特にブレの影響を受ける以前にピントが合っていた場合、ブレの影響が顕著である。
一方で、現在のカメラは手ブレ補正機能を有するものも多い。手ぶれ補正機能は、振動ジャイロ等の角速度センサの出力や時系列で撮影した画像間の相関から像ブレの量と方向を検出し、光学的、あるいは電気的に像ブレを補正する。そして、検出した像ブレの情報をAF制御に応用する提案として、特許文献1には、像ブレ量が大きい間はAFを行わないようにすることが記載されている。また、特許文献2には、フォーカスレンズを細かく断続的に動作させながらAFを行う微小駆動動作において、像ブレ量が所定量よりも多い場合は駆動条件を変更してAFを継続することが提案されている。
特許第3054603号公報 特許第4438047号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、像ブレ量が大きくAFを行わない間は被写体距離の変化に対する追従が不可能である。
また、特許文献2では像ブレの影響を考慮した駆動条件にて微小駆動動作を継続するが、山登り動作においては像ブレの影響が考慮されていない。従って、像ブレが生じている状態でAFの動作状態が微小駆動動作から山登り動作に移行した場合、上述の通り、山登り動作によるAF結果が像ブレの影響で誤ったり不安定になったりする場合がある。
また、微小駆動動作において合焦位置が検出できず、撮像画像がボケた状態が一定期間以上継続しないよう、非合焦条件が成立すると山登り動作を実施するようなAF制御に特許文献2の方法を適用したとする。この場合、微小駆動動作中には像ブレの影響を考慮した駆動条件にてAFを継続することになるが、微小駆動動作によって合焦位置の方向もしくは合焦位置を特定できているとは限らないため、遷移後の山登り動作が不安定になる場合が存在した。
従って、本発明の目的は、像ブレの影響によってAF評価値が期待した変化傾向を示さない場合であっても、安定した合焦位置の追従を実現する撮像装置およびその制御方法の提供にある。
上述の目的は、撮像装置であって、撮像信号の特定の周波数成分から評価値を算出する評価値算出手段と、撮像信号から、焦点検出状態を示す合焦度を算出する合焦度算出手段と、合焦度に基づいて自動焦点検出処理を制御する制御手段と、被写体像のブレ量を検出するブレ検出手段と、ブレ検出手段の出力の変化に基づいて、ブレの変化傾向を検出するブレ変化傾向検出手段と、ブレ変化傾向検出手段により、合焦度を低下させると考えられる予め定められたブレの特定の変化傾向が検出され、かつ合焦度が所定閾値未満である場合に、合焦度を増加させる補正を行う補正手段と、を有することを特徴とする撮像装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、像ブレの影響によってAF評価値が期待した変化傾向を示さない場合であっても、安定した合焦位置の追従を実現する撮像装置およびその制御方法が実現できる。
撮像装置のシステム全体の構成を示すブロック図である。 焦点調整動作の全体の流れを示すフローチャートである。 微小駆動動作の流れを示すフローチャートである。 山登り動作の流れを示すフローチャートである。 AF評価値監視処理の流れを示すフローチャートである。 合焦度決定処理によるブレの変化傾向と合焦度決定の関係を示す説明図である。 合焦度決定処理の流れを示すフローチャートである。 ブレ傾向検出処理の流れを示すフローチャートである。 ブレ情報の変化傾向を示す説明図である。 第2の実施形態に係る合焦度決定処理の流れを示すフローチャートである。 AF処理部の構成を示したブロック図である。 AF評価値とレンズ位置の関係を示した説明図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<撮像装置の全体構成>
図1は、本発明の実施形態にかかる撮像装置の一例としてのデジタルカメラ1の機能構成例を模式的に示すブロック図である。図1では、撮像レンズが構成に含まれているが、撮像レンズは交換可能であってよく、デジタルカメラ1に含まれなくてよい。また、撮像装置は携帯電話機、携帯ゲーム機、パーソナルコンピュータなど、他の電子機器に内蔵されていてもよい。
システム制御部115は、例えばCPU、RAMおよびROMを有し、ROMにあらかじめ記憶されたプログラムに従い、RAMを作業領域として用いながら、本実施形態にかかるデジタルカメラ1の全体の動作を制御する。なお、後述する各処理は、主にシステム制御部115によってソフトウェア的に実行されるものとするが、その少なくとも一部について専用のハードウェアを用いて実施してもよい。また、システム制御部115は、AF処理部105が算出した焦点評価値(AF評価値)に基づいて合焦位置を特定し、フォーカスレンズ制御部104を制御してフォーカスレンズを移動させ、自動焦点検出(AF)処理を実現する。焦点評価値は、焦点検出領域に含まれる画像のコントラストの指標となる数値である。
撮像レンズ100は、画角および合焦位置を制御可能な一般的なズームレンズである。ズームレンズ制御部101は、撮像レンズ100の焦点距離(画角)を変化させる変倍レンズの駆動を制御する。絞り・シャッタ制御部102は、光量を制御する絞りとシャッタの駆動を制御する。本実施形態では撮像レンズ100に絞りを兼ねたシャッタが設けられている。フォーカスレンズ制御部104は、撮像素子108上に撮像レンズ100を合焦させるために、フォーカスレンズの駆動を制御する。なお、本実施形態では、ズームレンズ制御部101、絞り・シャッタ制御部102とフォーカスレンズ制御部104は、レンズなどの光学要素や絞り・シャッタといった機構と、それらを駆動するために必要な各種装置を含むものとする。各種装置には、光学要素や機構を駆動するためのアクチュエータ、このアクチュエータを制御する回路、D/A変換器などが含まれる。なお、撮像レンズ100が交換可能である場合には、光学要素や駆動機構は撮像レンズ100側に設けられる。
ストロボ(発光装置)106は、外部に向けて発光することにより被写体輝度を調整する。EF処理部107は、システム制御部115から「フラッシュオン」の信号を受けると、ストロボ106を制御して発光させる。システム制御部115は、ストロボ106を発光させる必要があると判断した場合には、EF処理部107に「フラッシュオン」の信号を送る。
たとえば、撮像素子108は、CCDやCMOSイメージャなどの光電変換素子からなり、結像された被写体像を画素単位で電気信号に変換した撮像信号を出力する。撮像処理部109は、CDS回路と非線形増幅回路とA/D変換部とを含む。CDS回路は、撮像信号から、撮像素子108の出力ノイズを、相関二重サンプリング方式により除去する。非線形増幅回路は、CDS回路によりノイズが除去された撮像信号に対して信号増幅(ゲイン制御)を行う。A/D変換部は、アナログ信号である撮像信号をデジタル信号に変換する。撮像素子108と撮像処理部109とが、被写体像に対応した撮像信号を生成する撮像手段として機能する。
画像処理部110は、デジタル信号に変換された撮像信号(画像データ)に対し、ガンマ補正や輪郭補正などの所定の画像処理を実施する。また、画像処理部110は、WB処理部111の制御に基づき、撮像信号のホワイトバランス調整を行う。フォーマット変換部112は、供給された撮像信号を、画像記録部114(後述)での記録媒体への記録や、操作表示部117(後述)での表示に適した形式に変換する。DRAM113は、高速な内蔵メモリである。DRAM113は、撮像信号を一時的に記憶するバッファや、撮像信号の圧縮・伸張処理などの作業用メモリとして使用される。画像記録部114は、所定のファイル形式に変換された撮像信号をメモリカードなどの記録媒体に記録する。
AE処理部103は、撮像部(=撮像素子108および撮像処理部109)より得られた撮像信号に基づき、被写体の明るさに応じた測光値を算出する。また、AE処理部103は、被写体輝度が低い場合などに、撮像信号を増幅させて適正露出を維持するための信号増幅量(ゲイン量)を決定する。換言すると、AE処理部103は、撮像信号を適正な露出に補正するための信号増幅量(ゲイン量)を決定する。そして、システム制御部115は、AE処理部103が算出した測光値と予め記憶されたプログラム線図とに基づいて、絞り値、シャッタスピード、撮影感度等の露出条件を決定し、絞りシャッタ制御部102と撮像処理部109の非線形増幅回路とを制御する。このようにシステム制御部115は、自動露出(AE)処理を実施する。
AF処理部105より得られたAF評価値に基づいてシステム制御部115はフォーカスレンズ制御部104を制御し自動焦点検出(AF)処理を実施する。評価値算出手段としてのAF処理部105の構成例を図11に示す。ゲート122は、撮像処理部109より得られた撮像信号のうち、予め定められた焦点検出領域に対応する撮像信号を抽出する。バンドパスフィルタ(BPF)123はゲート122が抽出した撮像信号から所定の周波数成分として高周波成分のみを抽出し、検出(検波)部(DET)124がピークホールドや積分等の処理を行う。なお、本実施形態では、撮像信号の高周波成分を積分処理した出力をAF評価値として使用するものとする。
合焦度算出手段としてのAF処理部105はさらに、焦点検出状態(焦点検出領域の撮像信号にどの程度ピントが合っているか)を示す合焦度を算出する。ローパスフィルタ(LPF)125はゲート122で抽出された撮像信号の高域周波成分を除去する。ライン最大値部(Line Max)126は水平1ラインの最大値を検出し、ライン最小値部(Line Min)127は水平1ラインの最小値を検出する。水平1ラインの最大値と最小値との差分(最大値−最小値)を加算部128で算出し、ピークホールド部129で、ゲート122で抽出した画像領域に含まれるすべての水平ラインに対し、最大値−最小値のピーク値MMを検出する。ピーク値MMは、ゲート122で抽出された画像領域のコントラストの最大値に相当する。
そして、除算部130において、検出部124で検出されたバンドパスフィルタ123のピークホールド値をピーク値MMで除することにより、合焦度を算出する。なお、高周波成分の積分出力をAF評価値とした場合、積分によってノイズ等の影響を抑制可能である半面、被写体の種類や撮像条件(たとえば、被写体輝度、照度、焦点距離など)により合焦位置におけるAF評価値の大きさが大きく変化する(図12(a))。一方、合焦度は正規化することにより、合焦位置では一定の値(図12(b)のMax)に近づき、ボケていくにつれて値が小さくなる傾向を示す(図12(b))。本実施形態では、AF評価値と合焦度の特徴を用いて自動焦点検出処理を実施する。
図1に戻り、VRAM116は画像表示用メモリであり、撮像信号などを格納できる。操作表示部117は、画像表示や操作補助のための表示やカメラ状態の表示を行うことができる。また、操作表示部117は、撮影時においては、ライブビュー表示が可能である。メインスイッチ(メインSW)118は、デジタルカメラ1の電源をON/OFFするスイッチである。第1のスイッチ(SW1)119は、AFやAE等の撮影スタンバイ動作(撮影準備動作)の開始を指示するためのスイッチである。第2のスイッチ(SW2)120は、撮像開始を指示するためのスイッチである。第2のスイッチ120がオンになるには第1のスイッチ119がオンである必要がある。一般に第1のスイッチ119はレリーズボタンの半押しでオンとなり、第2のスイッチ120はレリーズボタンの全押しでオンとなるように構成されている。
ブレ検出部121は振動ジャイロ等の角速度センサーであり、角速度センサー出力に基づきシステム制御部115は被写体像のブレ量(像ブレ量)を検出している。本実施形態では角速度センサーの出力に基づきブレ量を検出しているが、角速度センサーを用ずに、画像間の動きベクトルに基づいて被写体像のブレ量を検出してもよい。
<基本動作>
次に、本実施形態のデジタルカメラ1の焦点検出動作の全体の流れについて図2のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態中での焦点検出動作は動画記録中および待機中に継続して実施されるものとする。また、本実施形態中におけるフローチャートはコンピュータプログラム(ソフトウェア)として、システム制御部115のROMに保持される。そして、メインスイッチ118が操作されることで電源が投入され、本発明の実施形態にかかるデジタルカメラ1が起動した後に、主にシステム制御部115により実行されるものとする。
S200でシステム制御部115は、微小駆動動作(ウォブリング)を実施する。微小駆動動作とは、断続的に細かくフォーカスレンズを移動させてAF評価値を取得し、AF評価値の変化に基づいて合焦位置の方向や合焦位置を特定する動作であり、AF制御の内部状態の1つである。微小駆動動作の詳細については後述する。
S201、S202でシステム制御部115は、S200での微小駆動動作の結果に基づいて、次にどの内部状態に遷移すべきかを判断する。
具体的にはシステム制御部115は、後述するAF評価値監視処理へ遷移するか否か、後述する山登り動作へ遷移するか否かを、S201およびS202でそれぞれ判断する。
S201でAF評価値監視処理に遷移すると判断された場合、システム制御部115はS206において、S200の微小駆動動作によって特定した合焦位置、もしくは非合焦として微小駆動動作を中断した時点のレンズ位置でのAF評価値を記憶する。これらの情報は、後述するAF評価値監視処理で使用する。S202で山登り動作に遷移すると判断された場合、システム制御部115はS203で山登り動作を実施する。S202で山登り動作に遷移すると判断されなかった場合、システム制御部115は処理をS200に戻して微小駆動動作を継続する。
S203で実施する山登り動作とは、連続的に(あるいは所定ステップ刻みで)フォーカスレンズを移動させながらAF評価値を求め、得られた複数のAF評価値の変化に基づいて合焦位置を特定する動作であり、AF制御の内部状態の1つである。その詳細については後述する。
S204、S205でシステム制御部115は、S203での山登り動作の結果に基づいて、次にどの内部状態に遷移すべきかを判断する。
具体的にはシステム制御部115は、先に述べた微小駆動動作へ遷移するか否か、AF評価値監視処理へ遷移するか否かを、S204,S205でそれぞれ判断する。
S204で微小駆動動作へ遷移すると判断された場合、システム制御部115は処理をS200に戻す。S205でAF評価値監視処理に遷移すると判断された場合、システム制御部115は処理をS206に進め、S203で非合焦として中断したレンズ位置でのAF評価値を記憶し、後述するAF評価値監視処理で使用する。一方で、S205でAF評価値監視処理に遷移すると判断されない場合、システム制御部115は処理をS203に戻して山登り動作を継続する。
次にS207のAF評価値監視処理について説明する。AF評価値監視処理とは、予め記憶しておいたAF評価値と最新のAF評価値とを比較し、AF評価値の変化を監視する処理である。詳細については後述する。
S208でシステム制御部115はS207におけるAF評価値監視処理の結果に基づいて、次にどの内部状態に遷移すべきかを判断する。S208で微小駆動動作へ遷移すると判断された場合、システム制御部115は処理をS200に戻す。一方で、S208で微小駆動動作へ遷移すると判断されなかった場合、システム制御部115は処理をS207に戻してAF評価値監視処理を継続する。
このように、システム制御部115は、AF評価値監視処理を継続的に実施しながら、AF制御の内部状態を微小駆動動作と山登り動作との間で遷移させ、様々なシーンの変化に応じて合焦状態を維持するようにフォーカスレンズを制御する。
<微小駆動動作>
次に、S200で行う微小駆動動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
微小駆動動作とは、断続的に細かくフォーカスレンズを移動させ、得られたAF評価値の変化より合焦位置の方向や合焦位置を特定する焦点検出動作である。微小駆動動作は、システム制御部115が実行する。
まずS300およびS301でシステム制御部115は、AF処理部105からAF評価値および合焦度をそれぞれ取得する。
S302でシステム制御部115は、S301で取得した合焦度と、後述するブレ変化傾向検出処理の結果とに基づいて、実際に以降の判定で使用する合焦度を決定する合焦度決定処理を実施する。詳細については後述するが、合焦度決定処理の結果、当初の合焦度(高、中、低)とは異なる合焦度(不定1、不定2)が設定される場合がある。合焦度の大小関係は以下の通りである。
高 > 中 = 不定1 > 不定2 > 低
次にS303でシステム制御部115は微小駆動動作における、フォーカスレンズの移動量を決定する。ここでは、フォーカスレンズの移動量を、S301にて取得した合焦度に応じて、合焦位置に近づくほど小さく、合焦位置から遠ざかるほど大きく決定する。これにより、微小駆動動作において安定したピント追従を実現することができる。
例えば、図12(b)のように、合焦度に対して複数の閾値α,β,γをα>β>γの関係で設定した場合、以下のように移動量を決定することができる。
現在の合焦度>α ⇒ 移動量Step1
α≧現在の合焦度>β ⇒ 移動量Step2
β≧現在の合焦度>γ ⇒ 移動量Step3
γ≧現在の合焦度 ⇒ 移動量Step4
(ここで、Step1 < Step2 < Step3 < Step4)
現在の合焦度>αが合焦度高、α≧現在の合焦度>βが合焦度中、γ≧現在の合焦度が合焦度低とすると、合焦度不定1ではStep2、合焦度不定2ではStep3が選択される。
次にS304でシステム制御部115は、現在のAF評価値が(直前のAF評価値+変化閾値A)より大きいか否かを判断する。ここで変化閾値Aとは、AF評価値が明確に上昇したと判断するための閾値であり、実際のAF評価値の増加量に加えノイズ成分によるばらつきを考慮して設定する。
現在のAF評価値が(直前のAF評価値+変化閾値A)以下であれば、システム制御部115は処理をS307に進める。一方、現在のAF評価値が(直前のAF評価値+変化閾値A)より大きく、AF評価値の上昇傾向を検出した場合、システム制御部115は処理をS305に進め、方向特定カウンタを増加させる。方向特定カウンタとは、合焦位置の方向を特定する際に使用し、その値が大きくなるほど合焦位置に向け安定してAF評価値が上昇していることを示す。S306でシステム制御部115は、S303で決定した移動量だけ、現在の位置からフォーカスレンズを移動させる。移動方向は直前の移動時と同一である。
また、S307でシステム制御部115は、現在のAF評価値が(直前のAF評価値−変化閾値A)よりも大きいか否かを判断する。これはS304とは反対に、AF評価値の減少傾向を検出するための判断である。
現在のAF評価値が(直前のAF評価値−変化閾値A)よりも大きい場合、システム制御部115は処理をS309に進め、方向特定カウンタをクリアする。そしてS310にてシステム制御部115は、直前の移動時とは逆の移動方向へ、S303で決定した移動量だけ現在の位置からフォーカスレンズを移動させる。
S307で現在のAF評価値が(直前のAF評価値−変化閾値A)以下の場合、システム制御部115は処理をS308に進め、直前の移動時と同一移動方向へ、S303で決定した移動量だけ現在の位置からフォーカスレンズを移動させる。この場合、明示的なAF評価値の増減が検出できないため、方向特定カウンタの操作は行わない。
次に、S311にてシステム制御部115は、レンズ位置が同一範囲内で所定回数往復したか判断する。例えば図12(a)の領域Aのように合焦位置の近傍まで収束してきた場合、微小駆動動作で合焦位置を通り過ぎるとAF評価値が減少し、次の制御タイミングで移動方向が反転する。そして合焦位置を通り過ぎると再度移動方向が反転する。このように、フォーカスレンズの位置が合焦位置に近傍になると、最終的に合焦位置をまたいだ所定範囲内でフォーカスレンズが往復動作するようになる。そのためシステム制御部115は、所定回数同一範囲内でフォーカスレンズが往復していればS319で「合焦」と判断し、微小駆動動作からAF評価値監視処理に遷移させる。
一方で、所定回数同一範囲内でフォーカスレンズが往復していないと判断された場合、システム制御部115はS312で方向特定カウンタが所定値以上であればS318で「方向特定」と判断し、微小駆動動作から山登り動作に遷移させる。一方、S312で方向特定カウンタが所定値未満と判断された場合、システム制御部115はS313で一連の微小駆動動作が所定回数実施され、かつS302で決定した合焦度が不定2であるか否か判断する。この場合は微小駆動動作による合焦位置の方向や合焦位置の特定が困難である場合であり、条件に該当する場合はS317に進み「非合焦」と判断し次の状態をAF評価値監視処理に設定する。
一方で、S313の条件が満たされなかった場合、システム制御部115はS314で、一連の微小駆動動作の処理が所定回数実施され、かつS302で決定した合焦度が低であるか否か判断する。この条件が満たされるのは、例えば図12(a)の領域Cのように、フォーカスレンズ位置の変化に対するAF評価値の変化が乏しい状況で、微小駆動動作を所定回数行っても合焦位置や合焦位置の方向が特定できない場合が考えられる。具体的には、サーチ範囲(フォーカスレンズを移動させる範囲)が広く、合焦位置に対して現在位置が離れすぎているために所定回数の微小駆動動作では合焦位置や合焦位置の方向を特定できないか、サーチ範囲外に合焦位置が存在する場合などが考えられる。このような場合、微小駆動動作をさらに継続しても合焦位置または合焦位置の方向を特定することは困難であるため、システム制御部115は処理をS316に進め、「非合焦」と判断し、次の状態を山登り動作に設定する。
一方、一連の微小駆動動作が所定回数実施されていないか、S301で取得した合焦度が所定の閾値以上である場合、システム制御部115は処理をS315に進め、状態遷移を行わずに微小駆動動作を継続して実施すると判断する。
このように、S311からS319までの処理では、周期的に得られるAF評価値の変化を検出し、それに基づいて微小駆動動作を継続するか、他の処理を行う状態に遷移するかを判定する。
以上が本発明の実施形態にかかるデジタルカメラ1の微小駆動動作である。
<山登り動作>
次に、S206で行う山登り動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
山登り動作とは、微小駆動動作よりも広範囲で連続的にフォーカスレンズを移動させながらAF評価値を順次取得し、得られた複数のAF評価値の変化に基づいて合焦位置を特定する焦点検出動作である。山登り動作はシステム制御部115が実行する。
システム制御部115は、AF処理部105からS400でAF評価値と対応するフォーカスレンズ位置を、S401で合焦度をそれぞれ取得する。次にS402でシステム制御部115は山登り動作における、フォーカスレンズの移動速度を決定する。ここでは、フォーカスレンズの移動速度を、S401にて取得した合焦度に応じて、合焦位置に近づくほど遅く、合焦位置から遠ざかるほど速く決定する。これにより、微小駆動動作において安定したピント追従を実現することができる。
例えば、図12(b)のように、合焦度に対して複数の閾値α,β,γをα>β>γの関係で設定した場合、以下のように移動速度を決定することができる。
現在の合焦度>α ⇒ レンズ移動速度Speed1
α≧現在の合焦度>β ⇒ レンズ移動速度Speed2
β≧現在の合焦度>γ ⇒ レンズ移動速度Speed3
γ≧現在の合焦度 ⇒ レンズ移動速度Speed4
(ここで、Speed1 < Speed2 < Speed3 < Speed4)
S403にてシステム制御部115は、フォーカスレンズが停止中であるか否かを判断する。フォーカスレンズが停止中となるのは、微小駆動動作から山登り動作に遷移した直後もしくは山登り動作中にフォーカスレンズがサーチ範囲の端に到達した場合のいずれかである。そこでS405でシステム制御部115は、フォーカスレンズの現在位置がサーチ範囲の端であるか否かを判断し、端と判断された場合にはS407で移動方向をサーチ範囲の反対の端へ向かう方向に設定してフォーカスレンズの移動を開始する。
一方で、S405にてフォーカスレンズの現在位置がサーチ範囲の端でない場合、微小駆動動作から山登り動作に遷移した直後であるため、システム制御部115はS406で、微小駆動動作における移動方向を引き継いでフォーカスレンズの移動を開始する。
S408でシステム制御部115は、フォーカスレンズの位置が端に到達した回数が所定回数に達したか否かを判断する。少なくともサーチ範囲の両方の端にフォーカスレンズが到達しているにも関わらず合焦位置が特定できない場合、サーチ範囲全域が図12(a)の領域CのようにAF評価値の変化が乏しい状況が考えられる。この場合、合焦位置はフォーカスレンズのサーチ範囲外に存在すると考えられ、このような場合に山登り動作を継続すると、大きなピント変動が繰り返されてしまう。この状態を回避すべく、システム制御部115は、フォーカスレンズの位置が端に到達した回数が所定回数に達していれば、S409でフォーカスレンズを停止させる。そしてシステム制御部115は、S410で山登り動作における判定結果を「非合焦」とし、次に遷移する状態をAF評価値監視処理に設定する。
一方、S408でフォーカスレンズの位置が端に到達した回数が所定回数に達していなければ、システム制御部115はS411で現在のAF評価値と直前のAF評価値とを比較し、現在のAF評価値が直前のAF評価値より大きいか否かを判断する。現在のAF評価が直前のAF評価値よりも大きい場合、システム制御部115はS412で山登り動作の判定結果を「継続」とし、山登り動作を引き続き実行する。つまり、図12(a)の領域Bにて実際の合焦位置の方向に正しく山登り動作を実施している場合など、AF評価値の増加傾向が検出できる場合にはその方向に向けて山登り動作が継続実施される。
一方、現在のAF評価値が直前のAF評価値以下である場合、S413でシステム制御部115は、AF評価値がピークを越えて減少したか否かを判断する。現在のAF評価値が直前のAF評価値以下となるのは具体的には図12(a)の領域Aから領域Bに向けて山登り動作を実施する場合などに該当する。この場合システム制御部115はS414でフォーカスレンズを停止させたのち、S415にて山登り動作の判定結果を「合焦」とし、次に遷移する状態を微小駆動動作に設定する。そしてS416でシステム制御部115は、フォーカスレンズをAF評価値のピークに対応した位置に移動させる。
一方、S413でAF評価値がピークを越えて減少したと判定されない場合は、具体的には図12(a)の領域Bにて合焦位置とは反対方向に山登り動作が実施された場合に該当する。そのためS417でシステム制御部115は、フォーカスレンズの移動方向を反転させ、S418で山登り動作の判定結果を「継続」とし、山登り動作の処理を引き続き実行する。
このように、S408からS418までの処理では、周期的に得られるAF評価値の変化を検出し、それに基づいて山登り動作を継続するか、他の処理を行う状態に遷移するかを判定する。
以上が本発明の実施形態にかかるデジタルカメラ1の山登り動作である。
<AF評価値監視処理>
次に、S211で行うAF評価値監視処理について図5のフローチャートを用いて説明する。
AF評価値監視処理とは、予め記憶されたAF評価値に対して現在のAF評価値が変動したか否かを検出するための処理である。
まずS500でシステム制御部115は、AF処理部105からAF評価値を取得する。次にS501でシステム制御部115は、図2のS210で記憶したAF評価値と、最新のAF評価値とを比較し、AF評価値の変動が所定閾値以上か判定する。AF評価値の変動が所定閾値以上であればシステム制御部115は変動が大きいと判定し、S502で、遷移すべき状態を微小駆動動作に設定する。
一方、S501にてAF評価値の変動が所定閾値未満であれば、システム制御部115はS503で、AF評価値監視処理を継続するため次に遷移すべき状態をAF評価値監視処理に設定する。
このように、図2のS206からS208に示す通り、AF評価値の変動が小さく安定している場合には、AF評価値監視処理が周期的に継続して実施される。
以上が本発明の実施形態にかかるデジタルカメラ1のAF評価値監視処理である。
<ブレ傾向検出処理>
次に、図7のS700および図10のS1000(いずれも後述)で行うブレ傾向検出処理について図8のフローチャートおよび図9を用いて説明する。
ブレ傾向検出処理とは、ブレ検出部121より周期的に得られるブレ量の経時変化を監視し、デジタルカメラ1がどのような状態にあるかを判断する処理である。通常、ある時点で得られたブレ量からは、ブレが大きいか小さいかという絶対量の判別は可能であるが、撮影方法や撮影状況などにより、緩やかなブレ、急激なブレ、周期的なブレなど、ブレの特徴は様々である。それらをより細かく検出し、状況に応じて焦点検出動作にフィードバックすることで、より安定した焦点検出動作を実現することが望ましい。
そこで、本実施形態では少なくとも緩やかな変化と急激な変化の2つのブレの変化傾向を検出する。なお、緩やかな変化とは、焦点検出可能な変化状態に対応するブレの変化傾向の一例であり、急激な変化は焦点検出不能な変化状態に対応するブレの変化傾向の一例である。急激な変化が検出された場合には、微小駆動動作および山登り動作のいずれも適さないため、焦点検出動作を中断する。一方、緩やかな変化の場合、像ブレに対して山登り動作よりも耐性のある微小駆動動作により焦点検出を行う。
まずS800にてブレ変化傾向検出手段としてのシステム制御部115は、ブレ検出部121からブレ信号(角速度信号)を取得する。次にS801にてシステム制御部115は、取得したブレ信号に対してLPF処理を適用する。ブレ検出部121より得られたブレ信号はノイズ等の影響を受けている可能性があるため、LPF処理によって平滑化し、ブレ信号の変化傾向を抽出しやすくする。
次にS802にてシステム制御部115は、LPF処理後のブレ信号に第2のフィルタ処理であるHPF処理を適用する。なお、本実施形態におけるHPF出力は絶対値を用いるものとする。これにより、ブレ量の1次微分出力(=傾き)を算出することができる。したがって、S801では滑らかなブレ量の変化を、S802では緩やかな変化や急激な変化などブレの変化傾向を抽出することが可能となる。検出するブレの変化傾向(検出パターン)を元にシステム制御部115は、S803で閾値を設定する。以降の処理では、同一の検出ルールに基づき検出する複数の検出パターンに応じて形状判定時の閾値(後述するHPF閾値、LPF閾値、カウント閾値)を切り換えながら処理するものとする。
まず、S804でシステム制御部115はS802で算出したHPF出力をHPF閾値と比較し、閾値より大きいか否かを判定する。先に述べたとおりHPF出力はブレ量の時間微分(傾き)を示すため、その値は、急激なブレほど大きく、緩やかなブレほど小さく変化する。この特徴に基づいて、HPF出力をあらかじめ設定した閾値との比較を行うことでブレの傾向を特定する。
HPF出力が閾値より大きい場合、システム制御部115はS805でパターン検出を開始する。一方、S804でHPF出力がHPF閾値以下であればシステム制御部115はS810で、パターン検出が開始されているか否かを判断し、開始されていればS806に、開始されていなければS812に処理を進める。S812でシステム制御部115は、全パターンの判定が終了したかを判断する。システム制御部115は、判定していないパターンがあれば処理をS803に戻し、閾値の条件を切り換えて再度パターンの判定を継続し、全パターンの判定が終了していればブレ傾向検出処理を終了する。
S806でシステム制御部115は、LPF出力がLPF閾値よりも小さいか否かを判断する。LPF出力がLPF閾値より小さくなれば、ブレが安定したと判定できるようにLPF閾値を設定する。LPF出力がLPF閾値より小さい場合、システム制御部115はS807で、検出パターンごとに用意している安定カウントのうち、現在の検出パターンに対応した安定カウントをカウントアップし、処理をS808に進める。従って安定カウントの値は、ブレの変動が小さく、安定した期間が継続した期間を表す。
S80でLPF出力がLPF閾値以上の場合、システム制御部115はS811で現在の検出パターンに対応した安定カウントをクリアし、S812に処理を進める。
S808でシステム制御部115は、検出パターンに対応した安定カウントがカウント閾値以上であるか否かを判断する。ここでは所定回数(=一定期間)連続してLPFの出力がLPF閾値よりも小さい状態が継続したか否かを判定している。システム制御部115は、検出パターンに対応した安定カウントがカウント閾値以上であればS809でパターン検出を解除し、検出パターンに対応した安定カウントがカウント閾値未満なら処理をS812に進める。
このように、HPF出力が閾値を超えたことを起点としてパターン検出を開始し、LPF出力が一定回数連続して閾値を下回ったことをもってパターン検出を終了する。この開始から終了までの期間が、所定のブレの変化傾向を示す状態として認識される。また、S812からS803に戻り、HPF閾値、LPF閾値、カウント閾値の1つ以上を変えて判定を実施することで、複数種類のブレの変化傾向の検出が可能である。HPF出力がどの閾値も超えない場合、ブレの変化が少なく、安定した状態であると考えられる。
図9は、ブレ傾向検出処理で検出可能なブレの変化傾向の例を示し、図9(a)はブレの緩やかな変化、図9(b)はブレの急激な変化が生じた場合のLPF出力およびHPF出力の例を示している。図9に示すように、ブレの変化傾向に応じてLPF出力、HPF出力には有意な違いが生じるため、検出するブレの変化傾向(=検出パターン)に応じた適切なHPF閾値、LPF閾値、安定カウント閾値を例えば図9に示すように設定する。これにより緩やかな変化と急激な変化の2パターンのブレの変化傾向を検出する。
なお、ここでは図9に示す2つのブレの変化傾向を検出する場合について説明したが、検出パターンに対応した閾値の組を他にも用意することにより、検出パターンをさらに増やすことも可能である。
また、変化の検出方法そのものを追加することで、さらに異なる変化傾向も抽出可能である。例えば、周期的なブレの影響などのように、一定時間内に所定のレベルの信号の増減が周期的に発生しているかを検出することも考えられる。
さらに、撮像処理部109より得られた撮像信号が手ブレやパンニング等の影響を受ける場合、撮像信号で表される画像上の被写体の移動量は、撮像レンズの焦点距離に比例(画角に反比例)する。そのため、ズームレンズ制御部101より現在のズームレンズ位置(画角)に対応した焦点距離を算出し、ブレ傾向検出処理における各種閾値(HPF閾値、LPF閾値等、安定カウント等)を焦点距離ごとに設定できるようにしてもよい。
以上が本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1のブレ傾向検出処理である。
<合焦度決定処理>
次に、図3のS302で行う合焦度決定処理について、図6と、図7のフローチャートを用いて説明する。
合焦度決定処理とは、図3のS301でAF処理部105から取得した合焦度がどのような状態で得られた撮像信号を元にしているかを推測し、AF動作を安定化するように合焦度を再設定する処理である。上述したように、パンニング操作や手ブレなどにより、像ブレが生じている状況では、画像信号の空間周波数が低下して高周波成分が減少するため、被写体とデジタルカメラとの距離が変わらなくても合焦度が低下してしまう場合がある。このような状況が発生が発生するデジタルカメラの状態を、撮像信号に基づいた信号以外から判断し、合焦度に反映させる。
まずS700にてシステム制御部115は、図8および図9を用いて上述したブレ傾向検出処理を実施する。次にS701にてシステム制御部115は、図3のS301でAF処理部105から取得した合焦度が所定値未満か否かを判断する。ここでは、AF処理部105から取得した合焦度は高、中、低の3値であるとする。合焦度が所定値以上の場合はそのまま処理を終了し、AF処理部105から取得した値を補正することなく以後の処理に使用する。一方、S701で合焦度が所定値未満であれば、システム制御部115はS704で、S700でのブレ傾向検出処理により、現在のブレの変化傾向が急激な変化と検出されているか否かを判断する。
ブレ傾向検出処理においてブレの変化傾向が急激な変化と検出されていれば、補正手段としてのシステム制御部115はS703で現在の合焦度を「不定2」に設定し処理を終了する。つまり、ブレの状態が急激な変化と検出されており、かつ、合焦度が所定値未満の値であれば、合焦度が像ブレの影響を受けていると判断し、合焦度を高めるように補正する。例えば図6(b)に示す例では、被写体との距離が変わらない状態でブレの変化傾向が「安定した状態」から「急激な変化」に変化したことにより、合焦度が合焦度閾値未満の値(図6(b)では「低」)に低下した場合を示している。このような場合、AF処理部105から取得した合焦度(「低」)をそのまま用いると、期待する位置とは異なる合焦位置を特定したり、合焦位置への追従動作が不安定で、撮影画像が見苦しいものになったりする。そのため、低い合焦度は像ブレの影響を受けた結果と判断し、AF処理部105から取得した合焦度「低」を、合焦度閾値に対応する「不定2」に修正する。
一方、ブレ傾向検出処理においてブレの変化傾向が急激な変化と検出されていない場合、システム制御部115は、ブレ傾向検出処理においてブレの変化傾向が緩やかな変化と検出されているか否かをS705で判断する。ブレ傾向検出処理においてブレの変化傾向が緩やかな変化と検出されていれば、システム制御部115はS706で、AF処理部105から取得した現在の合焦度を、より高い合焦度である「不定1」に設定し処理を終了する。例えば図6(a)に示す例では、被写体との距離が変わらない状態でブレの変化傾向が「安定した状態」から「緩やかな変化」に変化したことにより、合焦度が合焦度閾値未満の値(図6(b)では「低」)に低下した場合を示している。このような場合、低い合焦度は像ブレの影響を受けた結果と判断し、AF処理部105から取得した合焦度「低」を、合焦度「中」と等しい「不定1」に修正する。
なお、上述したように、本実施形態では通常の合焦度と先に述べた「不定1」「不定2」との関係は以下の通りである。
高 > 中 = 不定1 > 不定2 > 低
ここで、AF処理部105から取得した合焦度が閾値未満の場合、検出された現在のブレの変化傾向が「緩やかな変化」の場合の方が「急激な変化」の場合よりも合焦度を高い値(「不定1」)に補正(再設定)しているが、これは単なる一例である。穏やかな変化、急激な変化といったブレの変化傾向のパターンが、AF処理部105で得られる合焦度にどのような影響を与えるかは、実際のシステム構成によって変化する。従って、予めブレの変化傾向のパターンごとに補正後の合焦度を定めておき、合焦度決定処理で用いることができる。なお、合焦度を補正する場合、補正後の合焦度は、合焦度を低下させると考えられるブレの特定の変化傾向の検出前の値を超えない値とする。なお、補正後の合焦度が現在の合焦度より大きいことは先に述べたとおりである。
ブレ傾向検出処理においてブレの変化傾向が急激な変化とも緩やかな変化とも検出されていない場合(S705,NO)、システム制御部115は処理を終了し、AF処理部105から取得した合焦度の値を以後もそのまま使用する。
以上が本発明の実施形態にかかるデジタルカメラ1の合焦度決定処理である。
以上説明したように本実施形態では、AF処理部105が撮像信号に基づいて算出する合焦度を低下させると考えられるブレの特定の変化傾向が検出された場合には、影響を低減するように補正(再設定)した合焦度を用いてAF制御を行う。そのため、パンニング操作や手ブレなどを原因とした像ブレが、被写体距離の変化とは無関係に合焦度を低下させてしまう場合であっても、安定したAF制御を行うことが可能となる。
例えば、図3に示した微小駆動動作の実施中にブレの特定の変化傾向に対応する像ブレが生じ、被写体距離が変わらないのに合焦度が低下したとする。この場合、補正した合焦度に基づく判定処理(S313)を行わないと、S314にて非合焦の判断がなされ、意図しない山登り動作への遷移が生じてしまう。
しかし、本実施形態によれば、このような状況であっても、ブレの変化傾向が緩やかな変化で、合焦位置が特定できる可能性がある場合であれば、合焦度が「不定1」に補正(再設定)される。そのため、S314の条件が成立せず、山登り動作への遷移は発生しない。また、ブレの変化傾向が急激な変化で、合焦位置が特定できる可能性が低い場合には、合焦度が「不定2」に補正(再設定)される。そのため、S313で非合焦と判断し、AF評価値監視処理を実施することが可能となる。
このように、本実施形態によれば、像ブレが生じるシーンで合焦度が正しい変化傾向を示さない状況であっても、合焦位置の特定の可能性がある場合は微小駆動動作を継続し、可能性が低い場合は無駄な追従動作を抑制することができる。そのため、意図しない焦点検出動作の実施を抑制し、安定したピント追従を実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、合焦度決定処理を除いて第1の実施形態と同様の構成を用いることができるため、重複する説明は省略し、合焦度決定処理についてのみ説明する。
<合焦度決定処理>
第1の実施形態では、ブレ傾向検出処理においてブレの特定の変化傾向が検出された際にAF処理部から取得した合焦度に応じて補正(再設定)後の合焦度を切り換えていた。本実施形態では、ブレの特定の変化傾向の検出に加え、ブレの特定の変化傾向の検出前に取得されていた過去の合焦度の傾向を利用して補正(再設定)後の合焦度を決定することを特徴とする。
以下、図10のフローチャートおよび図6を用いて具体的な処理について説明する。
まず、S1000にてシステム制御部115は、図8を用いて説明したブレ傾向検出処理を実施する。次にS1001にてシステム制御部115は、所定時間前に取得した合焦度を参照する。本実施形態では、周期的にAF処理部105から取得した合焦度を、最新のものから一定数(一定時間前に取得した合焦度まで)保存する領域をシステム制御部115内部のRAMに用意し、S1001ではこの領域から合焦度を読み出すものとする。
S1002にてシステム制御部115は、S1000のブレ傾向検出処理において、ブレの特定の変化傾向が検出されたか否かを判断する。ブレ傾向検出処理で検出する特定の変化傾向は、緩やかな変化および急激な変化を含む3パターン以上であるとする。特定がの変化傾向を検出していなければシステム制御部115は処理をS1007に進め、合焦度減少検出フラグをFALSEにする。その後、S1012にてシステム制御部115は現在の合焦度を上述したRAMの領域に保存して終了する。この場合、図3のS301で取得した合焦度を以後もそのまま使用する。
一方、S1002にてブレの特定の変化傾向を検出した場合、システム制御部115はS1003で合焦度減少検出フラグをチェックし、TRUEであればS1008に、FALSEであればS1004にそれぞれ処理を進める。S1004でシステム制御部115はAF処理部105から取得した合焦度が所定値未満か否かを判断し、所定値以上の場合はS1007で合焦度減少検出フラグをFALSEにする。そして、S1012にてシステム制御部115は現在の合焦度を上述のRAMの領域に保存して終了する。この場合、AF処理部105から取得した合焦度を以後もそのまま使用する。
また、S1004で、AF処理部105から取得した合焦度が所定値未満と判断された場合、システム制御部115はS1005で、S1001で取得した所定期間前の合焦度が所定値以上か否かを判断する。そして、所定期間前の合焦度が所定値以上であれば、システム制御部115はブレの特定の変化傾向によって合焦度が低下したと判断し、S1006で合焦度減少検出フラグをTRUEにする。
つまり、S1002でブレの特定の変化傾向を確認し、S1004で現在の合焦度の状態を確認し、S1005で過去の合焦度の状態を確認することで、ブレの特定の変化傾向に起因した合焦度の低下を検出する。
S1008でシステム制御部115は、S1000でのブレ傾向検出処理で検出された現在のブレの変化傾向が、急激な変化か否かを判断する。ブレの変化傾向として急激な変化が検出されている場合、システム制御部115はS1009で現在の合焦度を「不定2」に設定し、S1012で現在の合焦度を上述のRAMの領域に保存して処理を終了する。
つまり、ブレの状態が急激な変化と検出されており、かつ、所定時間前には所定値以上であった合焦度が、所定値未満となった場合、合焦度の低下が像ブレの影響を受けたものであると判断し、合焦度を高めるように補正する。
例えば上述した図6(b)に示す例では、合焦度が合焦度閾値を下回った際の所定時間過去の合焦度(例えば直前に取得したの合焦度)は合焦度閾値以上であることから、合焦度減少検出フラグがTRUEに設定され、合焦度が「不定2」に補正(再設定)される。仮に、所定時間過去の合焦度が既に焦度閾値未満であり、かつ合焦度減少検出フラグがFALSEであれば、現在の合焦度の低さは像ブレの影響によるものではないと考えられるため、合焦度の補正(再設定)は行わない。
一方、S1008で現在のブレの変化傾向が、急激な変化と検出されていない場合、システム制御部115はS1010で、現在のブレの変化傾向が緩やかな変化と検出されているか否かを判断する。現在のブレの変化傾向が緩やかな変化と検出されていればシステム制御部115はS1011で現在の合焦度を「不定1」に再設定(補正)して処理を終了する。
例えば上述した図6(a)に示す例では、合焦度が合焦度閾値を下回った際の所定時間過去の合焦度(例えば直前に取得したの合焦度)は合焦度閾値以上であることから、合焦度減少検出フラグがTRUEに設定され、合焦度が「不定1」に補正(再設定)される。仮に、所定時間過去の合焦度が既に焦度閾値未満であり、かつ合焦度減少検出フラグがFALSEであれば、現在の合焦度の低さは像ブレの影響によるものではないと考えられるため、合焦度の補正(再設定)は行わない。
現在のブレの変化傾向として検出されたパターンが急激な変化でも緩やかな変化でもない場合(S1010,NO)、システム制御部115はS1012にて現在の合焦度を上述したRAMの領域に保存して処理を終了する。この場合、合焦度は図3のS301でAF処理部105から取得した値を以後もそのまま使用する。
以上が本発明の実施形態にかかるデジタルカメラ1の合焦度決定処理である。
以上説明したように、本実施形態では、合焦度を低下させると考えられるブレの特定の変化傾向が検出されされているか否かに加え、合焦度の経時変化も考慮して合焦度が像ブレの影響を受けて低下したのかどうかを判断合わせて判断するようにした。従って、合焦度を低下させると考えられるブレの特定の変化傾向が検出されたあとで合焦度が閾値未満に減少した場合と、ブレの特定の変化傾向が検出される前から合焦度が閾値未満である場合とを区別することが可能となる。そのため、第1の実施形態の効果に加え、不要な場合には合焦度の補正を行わないようにでき、より適切なAF制御が可能である。
つまり、ある程度合焦していた状態で像ブレの影響を受けて合焦度が低下した場合は、合焦距離が落ち着いた状態を維持するようにAF制御し、元々合焦度が低かった場合では積極的に合焦位置を探索するようにAF制御することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 像信号の特定の周波数成分から評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記撮像信号から、焦点検出状態を示す合焦度を算出する合焦度算出手段と、
    ウォブリング動作を用いて前記評価値に基づく焦点調節を行う第1の焦点調節処理と、山登り動作を用いて前記評価値に基づく焦点調節を行う第2の焦点調節処理とを制御する制御手段と、
    被写体像のブレ量を検出するブレ検出手段と、
    前記合焦度を前記ブレ量に基づいて補正する補正手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記補正された合焦度に応じて、前記第1の焦点調節処理におけるフォーカスレンズの移動量、前記第1の焦点調節処理と前記第2の焦点調節処理との状態遷移、および、前記第2の焦点調節処理における前記フォーカスレンズの移動速度、の少なくとも1つを制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ウォブリング動作は、前記フォーカスレンズを往復移動させて取得された前記評価値に基づいて、合焦位置の方向または合焦位置を特定して焦点調節を行う動作であり、
    前記山登り動作は、前記フォーカスレンズを前記評価値が大きくなる方向に移動させて焦点調節を行う動作であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ブレ検出手段の出力の変化に基づいて、ブレの変化傾向を検出するブレ変化傾向検出手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記合焦度算出手段により算出された合焦度をブレの変化傾向に基づいて補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記補正手段は、前記ブレ変化傾向検出手段により、前記合焦度を低下させると考えられる予め定められたブレの特定の変化傾向が検出され、かつ前記合焦度が所定閾値未満である場合に、前記合焦度を前記合焦度算出手段により算出された合焦度よりも大きい値である予め決められた値へと補正することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記補正された合焦度は、前記予め定められたブレの特定の変化傾向が検出される前に得られていた合焦度を超えないことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 撮像信号の特定の周波数成分から評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記撮像信号から、焦点検出状態を示す合焦度を算出する合焦度算出手段と、
    前記評価値に基づいてフォーカスレンズの移動を制御して焦点調節処理を行う制御手段と、
    被写体像のブレ量を検出するブレ検出手段と、
    前記合焦度をブレ量に基づいて補正する補正手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記補正された合焦度に応じて、前記焦点調節処理における前記フォーカスレンズの移動量、前記フォーカスレンズの移動速度の少なくともいずれか1つを決定することを特徴とする撮像装置。
  7. 写体像のブレ量を検出するブレ検出手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    撮像信号の特定の周波数成分から評価値を算出する評価値算出ステップと、
    前記撮像信号から、焦点検出状態を示す合焦度を算出する合焦度算出ステップと、
    ウォブリング動作を用いて前記評価値に基づく焦点調節を行う第1の焦点調節処理と、山登り動作を用いて前記評価値に基づく焦点調節を行う第2の焦点調節処理とを制御する制御ステップと、
    前記合焦度を前記ブレ量に基づいて補正する補正ステップと、を有し、
    前記制御ステップでは、前記補正された合焦度に応じて、前記第1の焦点調節処理におけるフォーカスレンズの移動量、前記第1の焦点調節処理と前記第2の焦点調節処理との状態遷移、および、前記第2の焦点調節処理における前記フォーカスレンズの移動速度の少なくともいずれか1つを制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 被写体像のブレ量を検出するブレ検出手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    撮像信号の特定の周波数成分から評価値を算出する評価値算出ステップと、
    前記撮像信号から、焦点検出状態を示す合焦度を算出する合焦度算出ステップと、
    前記評価値に基づいてフォーカスレンズの移動を制御して焦点調節処理を行う制御ステップと、
    前記合焦度を前記ブレ量に基づいて補正する補正ステップと、を有し、
    前記制御ステップでは、前記補正された合焦度に応じて、前記焦点調節処理における前記フォーカスレンズの移動量、前記フォーカスレンズの移動速度の少なくともいずれか1つを決定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 撮像装置のコンピュータに、請求項7または請求項8に記載の撮像装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
JP2012180206A 2012-08-15 2012-08-15 撮像装置およびその制御方法 Active JP6087536B2 (ja)

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