JP6086535B2 - 光副搬送波の周波数変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、光副搬送波として伝送される高周波信号の周波数変換器に関する。
高周波信号、特にマイクロ波やミリ波の伝送が同軸ケーブルのような電線媒体で行われると、表皮効果により著しく減衰しやすくなる。そのために、高周波は所望の周波数より低い中間周波(IF)に変換して伝送される。この場合、同軸ケーブルなどでの電力減衰は低減できるが、周波数変換が必要となる。
高周波の減衰を低減するもうひとつの方法として、高周波信号で変調された光信号で伝送する光副搬送波方式がある。伝送媒体として光ファイバを採用すれば、同軸ケーブルと比較して伝送損失をより一層低減することができる。しかし、光副搬送波方式では一般に、レーザダイオードの直接変調、または、外部光変調器を用いた外部変調が行われるが、これらの光デバイスでは、おおむね10GHz以上を扱うものは高価になる。衛星放送の受信設備として適用する場合は有用であるものの、一般消費者向けの装置には適用しにくい。そこで、光副搬送波方式においても一般に、IF帯で伝送されることが多い。たとえば、衛星放送では12GHz程度の周波数が用いられているが、これは受信されるとすぐに1GHz帯に変換されるようになっている(非特許文献1)。
図1に、IF帯を用いる光副搬送波方式の受信設備1000の従来例を示す。この受信設備1000は、アンテナ100と、高周波用のアンプ101と、混合器102と、局部発振器(LO)103と、電気/光(E/O)変換器104と、光/電気(O/E)変換器105とを備える。O/E変換器105は、受信者に使用され、光ファイバ106を介してE/O変換器104と接続される。
この受信設備1000では、信号はアンテナ100からO/E変換器105に向かって伝送される。高周波の放送信号(たとえば12GHz帯の衛星放送)の場合、放送信号はアンテナ100を通じて受信した放送信号はアンプ101によって増幅される。アンプ101は高周波用の低雑音アンプである。アンプ101とアンテナ100との接続は、できるだけ短い距離の同軸ケーブルで行われる。
12GHzの信号が同軸ケーブル上で電気的に伝送されると損失が大きくなる。また光搬送波方式で12GHzの信号が光学的に伝送されると、部品コストが高くなる。このため、12GHzの信号はIFに変換される。たとえば、局部発振器103では11GHzの信号を発生させて混合器102に出力し、混合器102では、IFとして差周波である1GHzの信号をE/O変換器104に出力する。E/O変換器104では、IFを光搬送波に変換する。IFである1GHz程度の周波数の光ファイバ伝送であれば、E/O変換器104は、レーザダイオードの直接変調を行えばよい。E/O変換器104の出力は、光ファイバ106を介して、O/E変換器105に伝送され、O/E変換器105では、その受信信号をIF信号に変換する。これにより、受信者は、IF信号に基づいてテレビ受像機などで映像を視聴することができる。
生岩量久、鳥羽良和,RoF技術の放送分野の適用,信学技報MWP 10-15,2011 藤瀬雅行,RoFマルチサービス無線通信システムコンセプトの検討,信学技報SST990111,2000
従来の光副搬送波方式の受信設備では、2つの信号を電気的に混合してIFを出力する混合器を備える。しかしながら、混合器の消費電力が大きくなる。
本発明は、このような状況下においてなされたものであり、消費電力の大きい混合器を用いずに、光学的に信号を混合してIFを生成することが可能な光副搬送波の周波数変換器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための光副搬送波の周波数変換器は、半導体レーザと、光変調器と、前記半導体レーザに直流電流を供給するための電流源と、前記光変調器の動作点を制御するための電圧源とを含み、前記半導体レーザは、第1の送信信号を入力し、前記第1の送信信号と、前記電流源からの前記直流電流とに基づいて光信号を出力するように構成され、前記光変調器は、前記動作点に応じて前記半導体レーザの光信号を変調し、当該光変調器に与えられる第2の送信信号と前記第1の送信信号との和周波成分および差周波成分を含む光信号を出力するように構成され、前記第1の送信信号または前記第2の送信信号の一方は光搬送波方式の送信信号を得るための電気信号であり、他方はクロック信号であり、光搬送波の基本周波数は、前記クロック信号の基本周波数と異なり、前記第1の送信信号が前記電気信号であり、かつ、前記第2の送信信号が前記クロック信号である場合、前記クロック信号は、前記光変調器と光媒体を介して接続される受信装置によって生成される
前記半導体レーザおよび前記光変調器は、電界吸収型変調器集積レーザとして一体に構成するようにしてもよい。
本発明によれば、消費電力の大きい混合器を用いずに、光学的に信号を混合してIFを生成することができる。
従来の光副搬送波方式の受信装置の構成を示す図である。 第1実施形態における光副搬送波の周波数変換器の構成例を示す図である。 LDの電流−光出力特性とEAMの電圧−透過率特性とを説明するための図である。 第2実施形態における光副搬送波の周波数変換器の構成例を示す図である。 図4のEMLの動作特性を説明するための図である。 第3実施形態における光副搬送波の周波数変換器の構成例を示す図である。
<第1実施形態>
図2は第1実施形態における光副搬送波の周波数変換器1の構成例を示す図である。
この周波数変換器1は、光変調によって、後述する送信信号d1,d2の差周波としてのIFを生成する。図2に示すように、周波数変換器1は、電界吸収型変調器集積レーザ(EMLモジュール)1aと、アンテナ100と、高周波用アンプ101と、局部発振器103と、定電流源4aと、定電圧源5aと、バイアスティ6a,6bとを備える。EMLモジュール1aは、レーザダイオード(LD:Laser Diode)2aと電界吸収型光変調器(EAM:electro-absorption modulator) 3aとを備え、このEMLモジュール1aの構成によって、IFが生成される。
図2において、アンテナ100は、同軸ケーブルでアンプ101と接続される。アンプ101では、アンテナ100から受信する信号を増幅して送信信号d2をバイアスティ6bに出力する。送信信号d2の周波数は、例えば11GHzである。
バイアスティ6bのRFポート62bには送信信号d2が入力され、DCポート61bには定電圧源5aからの電圧信号が入力される。この実施形態では、バイアスティ6bは、送信信号d2の交流成分にバイアスの直流成分を合成してEAM3aに出力するようになっている。これにより、EAM3aの動作点が制御される。換言すれば、定電圧源5aによって、EAM3aの動作点が制御可能となっている。
局部発振器103は、クロック信号としての送信信号d1をバイアスティ6aに出力する。送信信号d1の周波数は、例えば12GHzである。
バイアスティ6aのRFポート62bには送信信号d1が入力され、DCポート62bには定電流源4aからの直流電流信号が入力される。この実施形態では、バイアスティ6aは、送信信号d1の交流成分にバイアスの直流電流信号の成分を合成してLD2aに出力するようになっている。定電流源4aによって、LD2aに直流電流が供給される。
LD2aは、バイアスティ6aの出力(この実施形態では、送信信号d1の交流成分に直流電流信号の成分が合成された信号)を入力し、送信信号d1と、定電流源4aからの直流電流とに基づいて光信号を出力するようになっている。LD2aは、例えば1.55μm帯の波長を持つ分布帰還型レーザダイオードである。
EAM3aは、EAM3aの動作点に応じてLD2aの光信号を変調し、EAM3aに与えられる送信信号d2と送信信号d1との和周波成分および差周波成分を含む光信号を出力するようになっている。このEAM3aの諸特性については、後述で詳細に説明する。なお、この実施形態では、2つの送信信号d1,d2の差周波信号は、IFを意味する。
O/E変換器105は、EAM3aの光出力を、光ファイバ(光媒体)8を介して受信して電気信号に変換するようになっている。O/E変換器105では、EAM3aの光出力に含まれる送信信号d1,d2の差周波信号を電気信号に変換するようになっている。
図3は、EML1aの諸特性を示す図であって、(a)はLD2aの電流−光出力特性と、(b)はEAM3aの電圧−透過率特性とを示してある。
図3(a)に示すように、LD2aでは単一モード発振となっており、電流−光出力特性の傾きが途中で折れ曲がるキンクなどが生じていない。つまり、高周波伝送に好ましくない要素はない。
EAM3aの電圧−透過率特性は、図3(b)のような値をとる。これは、典型的な特性となる。
ここで、LD2aの光出力をI、LD2aに印加される高周波信号の角周波数をω1、変調度をmとする。この場合、LD2aの光出力特性は線形とみなすことができ、高周波信号は微小電力とする。また、EAM3aの透過率をT、EAM3aに印加される高周波信号の角周波数をω2、変調度をnとする。この場合、EAM3aの透過特性は線形とみなすことができ、高周波信号は微小電力とする。つまり、|m|および|n|はともに、1より十分小さい。この実施形態では、例えば、m=0.01 (1%)、 n=0.01 (1%)とする。
この場合、LD2aの光出力強度Iは下記式(1)、EAM3aの透過率Tは下記式(2)、EML1aの光出力強度Pは下記式(3)によって表される。
I=I (1 + m cosω1 t) (1)
T=T (1 + n cosω2 t) (2)
P =I・L
=I・T (1 + m cosω1 t) (1 + n cos ω2 t) (3)
上記式(3)は、下記式(3´)に置き換えられる。
P =I・T[1 + m cosω1 t + n cos ω2 t
+ (mn/2) { cos (ω1 + ω2) t + cos (ω1 - ω2) t } ] (3´)
上記式(3´)において、cos (ω1 + ω2) tにより和周波、cos (ω1 - ω2) tにより差周波が生成することがわかる。
本実施形態の周波数変換器1において、定電流源4aは、バイアスティ6aを介して接続されているが、これは、LD2aが、CW(Continuous Wave)発振のため、そのしきい電流以上で定電力駆動するようにするためである。
一般的なLDにおいて、室温が25℃の場合のしきい電流は20mAになるが、本実施形態のLD2aでは、70mAの直流を供給した場合において、0.8mWの光出力を得た。
一般に、EAMは逆バイアスの電圧を印加すると波長1.55μm帯の光を吸収する性質がある。この観点から、本実施形態の周波数変換器1では、適切なバイアス電圧として、例えば−1.5Vを定電圧源5aから印加するようにした。
本実施形態の周波数変換器1において、送信信号d1は、バイアスティ6aのRFポート62aからLD2aに入力される。送信信号d2は、バイアスティ6bのRFポート62bを通って、EAM3aに印加される。
EAM3aによって周波数変換された光副搬送波信号は、EAM3aから光ファイバ8側に出射される。スペクトラムアナライザによって、このときのEAM3aの光信号を確認したところ、1GHzの差周波、13GHzの和周波、11GHzおよび12GHzの送信信号d1,d2の成分を確認することができた。つまり、EML1aの出力である光信号には、光副搬送波としての和周波成分および差周波成分が含まれていた。これにより、受信側では、和周波および差周波を同時に取り出したが、例えばIFである1GHzのみが必要な場合にはローパスフィルタなどでこのIFの周波数成分のみを取り出せばよい。
以上説明したように、本実施形態の周波数変換器1によれば、EMLモジュール1aの光領域動作により光副搬送波の周波数変換をしてIFを生成することができる。このようにすることで、従来使用されていた混合器が不用になる。このため、光副搬送波方式で伝送される高周波信号の周波数変換が、電子部品を用いることなく、光学的に行うことができる。また、従来よりも周波数変換のための装置が簡易かつ小型になり、その保守性も向上する。
さらに消費電力の大きい混合器を不用とすることで、電力供給の規模を小さくしたり、削減したりすることが可能となる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態における光副搬送波の周波数変換器1Aの構成について図4を参照にして説明する。図4は、本実施形態の光副搬送波の周波数変換器1Aの構成例を示す図である。
図4の周波数変換器1Aが第1実施形態と異なるのは主に、局部発振器を受信者側に設けた点であるため、この点を中心に以下説明する。この図4の周波数変換器1Aにおける局部発振器13は、前述の局部発振器103(図2)とは異なり、受信者側に備えられる受信装置40に設けるようにすることで、局部発振器13の保守性を向上させる点に特徴がある。
第1実施形態のものと同様に、周波数変換器1Aは、アンテナ100と、アンプ101と、EMLモジュール1bと、定電流源4bと、定電圧源5bと、バイアスティ6cとを備える。EMLモジュール1bは、LD2aとEAM3bを備える。定電圧源5bは、EAM3bに対して例えば−1Vを印加するようになっている。また、バイアスティ6cのRFポート62cに送信信号d3が入力される。そして、O/E変換器11は、受信者側の受信装置40内に備えられる。
一方、第1実施形態のものと異なり、局部発振器13は、受信装置40内に設けられる。また、第1実施形態の場合と異なり、第2実施形態では、受信装置40はさらに、波長フィルタ10と、E/O変換器11とを備える。
局部発振器13は、送信信号(クロック信号)をE/O変換器11に出力し、E/O変換器11は、その送信信号を光信号に変換する。変換された光信号は、波長が例えば1.3μmの短波長であり、波長フィルタ10のポート10aに入力される。これによって、例えば1.3μmの波長を持つ光信号が、光ファイバ9を介してEAM3bに入力される。このEAM3bによって、送信信号d3とクロック信号との和周波および差周波の成分を有する光信号が生成されることになるが、詳細は後述する。
本実施形態の周波数変換器1Aにおいて、LD2aでは、バイアスティ6cを介して与えられる直流電流および送信信号d3に基づいて、例えば1.55μmの波長を持つ高周波信号が重畳されたレーザ光を生成する。このレーザ光は、EAM3bによって変調され、光ファイバ9を介して受信装置40側に出力される。これにより、その光信号が、受信装置40の波長フィルタ10bからO/E変換器11に出力される。
図5は、EAM3bの動作を説明するための図であって、(a)は正弦波電流が流れる状態と、(b)は入力光の変化に伴う電流の変化状態と、(c)は電圧の変化に伴う透過率の変化状態とを示してある。なお、図5のメイングラフにおいて、横軸はEAM3bに印加される電圧VEAM、縦軸はEAM3bを流れる電流IEAM、または、レーザ光の透過率Tを表してある。
ここでは、先ず、EAM3bはフォトダイオードとして理解される。短波長の入力光がないときの電圧VEAM−電流IEAM特性は、図5に示したような値をとる。すなわち、逆バイアス時には、ほとんど電流が流れず、順バイアス時にビルトインポテンシャル以上の電圧で非常に大きな電流が流れる(図5中、細い実線で示す。)。これに短波長の光が照射されると、逆方向に光電流が流れる。逆バイアス時の光電流はほとんど電圧に依存しない(図5中、太い実線で示す。)。
この実施形態では、短波長の光は例えば波長1.3μmとしているので、このときの波長1.55μmのレーザ光の電圧VEAM−透過率T特性は、図5の破線で示したとおりである。すなわち、逆バイアスが大きくなるほど(すなわち負電圧が大きくなるほど)、透過率は低下する。これはEAM3bの動作を示しており、EAM3bでの送信信号の変調動作についてもこの動作説明から理解することができる。
短波長の外部光によって、レーザ光の強度変調について図5(a)〜(c)を参照して説明する。図5(a)の例では、EAM3bに正弦波電流が流れることがわかる。この実施形態では、EAM3bにおいて、波長が1.3μmの入力光がある場合の動作点は、図5の太い実線で示した電圧VEAM−電流IEAM特性と、負荷線(図5中、一点鎖線で示す。)との交点となる。
この場合、入力光の強弱に伴いIEAMも変化することになるが、この様子は図5(b)に示してある。この図5(b)の変化に伴ってVEAMが変化する。この場合、レーザ光に対する透過率Tが変化することになるが、この様子は図5(c)に示してある。図5(c)の例では、位相は反転しているものの、IEAMの変化に応じて、透過率Tも変化する。このとき、各信号が小信号であるとみなせる範囲であれば、外部光の強度から変調されたレーザ光の強度についても線形的に変化すると考えることができる。厳密には、線形的でないとしても、EAM3bでは周波数変換の機能は実現できるが、設計上意図しないスプリアスが多くなる。
次に、EAM3bにおいて、局部発振器13からのクロック信号が重畳された光副搬送波が導入される原理について図4を参照して説明する。この実施形態では、光ファイバ9は、EAM3bと光学的に結合しているので、EML1bへの光入力、および、EML1bからの光出力が実現できるように構成されている。上記クロック信号の重畳光副搬送波(LO重畳光副搬送波ともいう。)を生成するために、局部発振器13において、例えば11GHzの高周波信号を発生させ、E/O変換器12を駆動する。この駆動は、例えば直接変調において、波長が例えば1.3μm帯の分布帰還型レーザダイオードによって実現される。そして、短波長(1.3μm)の外部光は、波長フィルタ10の1.3μmポート10aおよび光ファイバ9を経由して、EAM3bに入力される。図5(a)〜(c)で説明した原理により、EAM3bの出力光は、送信信号d3とLOの重畳光副搬送波とを含む。
そして、上記式(1)〜(3´)で説明したとおり、LO重畳光副搬送波の周波数変換が行われ、周波数変換された光副搬送波は、光ファイバ9および波長フィルタ10を介して、O/E変換器11に入力される。なお、波長フィルタ10の出力は、周波数変換された光副搬送波として使用するようにしてもよいし、O/E変換によって高周波信号として用いてもよい。
このようにしても、周波数変換器1Aは、従来使用されていた混合器を用いることなく、EMLモジュール1bの光領域動作により光副搬送波の周波数変換をしてIFを生成することができる。さらに、局部発振器13は受信装置40内に設けられるので、局部発振器13の保守が行いやすくなる。
<第3実施形態>
第3実施形態の光副搬送波の周波数変換器は、図4に示した第2実施形態のものにおいて、負荷抵抗8およびバイアスティ6dを備えていることを特徴としている。
図6は、負荷抵抗8およびバイアスティ6dを備えたときの周波数変換器1Bの構成例を例示している。
この場合、和(13GHz)および差周波(1GHz)の成分をバイアスティ6dのRFポート62dからも得ることができる。必要に応じて、RFポート62dからの高周波出力も利用することができる。
図6において、EAM3bにおいて周波数変調を行うために、抵抗負荷(または終端抵抗)8は、EAM3bと直列接続される。この抵抗負荷8およびバイアスティ6dを介して、定電圧源5bが接続される。この場合、定電圧源5bは、EAM3bに対して−1Vを印加するように構成される。 このようにしても、周波数変換器1Aは、従来使用されていた混合器を用いることなく、EMLモジュール1bの光領域動作により光副搬送波の周波数変換をしてIFを生成することができる。また、局部発振器13の保守が行いやすくなる。
以上、上記各実施形態について説明してきたが、具体的な構成は変更することが可能である。例えば、第1実施形態において、局部発振器103の出力がEAM3aに入力するようにし、かつ、アンテナ100からの出力がLD2aに入力するように構成してもよい。なお、一般的には、LD2aのほうがEAM3aよりも高周波特性が劣るので、EAM3aのほうに高周波数信号を入力するのが好ましい。また、LD2aのほうが信号のパターン効果(0101信号、0連続、1連続の場合について比較すると、波形が変わる影響)により、LD2aの方に局部発振器103の出力を入力するのが好ましい。
第1実施形態では、上述した変調度m,nは、1より十分に小さい場合について説明したが、これは一般に、光副搬送波方式において、LDの電流−光強度(いわゆるI−L)特性の線形性に対する要求条件が厳しいからである。しかし、LDが十分な線形性を有している場合であれば、m,nが1よりも十分に小さいという条件は不用である。
EMLモジュール1a,1bの構成は、各実施形態で説明したものに限られず、周波数変換が可能であれば、LDおよびEAMをそれぞれ別々に構成するようにしてもよい。
送信信号d2はEAMに入力され、EAMでは、振幅変調として例えばAM(Amplitude modulation)変調またはASK(Amplitude shift keying)変調等が行われることになるが、周波数変調として例えばFM(Frequency modulation)変調またはFSK(Frequency shift keying)変調であってもよい。あるいは位相変調として例えばPM(Phase modulation)変調またはPSK(Phase modulation keying)変調であってもよいし、別の変調方式であってもよい。
各実施形態の光副搬送波の周波数変換器では、衛星放送の受信システム、放送サービス、携帯電話サービスの不感地対策に適用可能である。さらに各実施形態の光副搬送波の周波数変換器は、レーダや人工衛星放送・人工衛星管制などのマイクロ波やミリを用いる無線局や放送局にも適用可能である。これにより、伝送損失を低減し、また装置コストを低減することができる。
1,1A,1B 光副搬送波の周波数変換器
1a,1b EMLモジュール
2a,2b LD
3a,3b EAM

Claims (2)

  1. 光副搬送波の周波数変換器であって、
    半導体レーザと、
    光変調器と、
    前記半導体レーザに直流電流を供給するための電流源と、
    前記光変調器の動作点を制御するための電圧源と
    を含み、
    前記半導体レーザは、第1の送信信号を入力し、前記第1の送信信号と、前記電流源からの前記直流電流とに基づいて光信号を出力するように構成され、
    前記光変調器は、前記動作点に応じて前記半導体レーザの光信号を変調し、当該光変調器に与えられる第2の送信信号と前記第1の送信信号との和周波成分および差周波成分を含む光信号を出力するように構成され、
    前記第1の送信信号または前記第2の送信信号の一方は光搬送波方式の送信信号を得るための電気信号であり、他方はクロック信号であり、
    光搬送波の基本周波数は、前記クロック信号の基本周波数と異なり、
    前記第1の送信信号が前記電気信号であり、かつ、前記第2の送信信号が前記クロック信号である場合、前記クロック信号は、前記光変調器と光媒体を介して接続される受信装置によって生成されることを特徴とする光副搬送波の周波数変換器。
  2. 前記半導体レーザおよび前記光変調器は、電界吸収型変調器集積レーザとして一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光副搬送波の周波数変換器。
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