JP6086324B2 - 光ファイバケーブル - Google Patents

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本発明は、光ファイバケーブルに関する。
従来の光ファイバケーブルとして、複数本の光ファイバに結束部材を巻き付けて一束化した光ファイバユニットが実装された構造が知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。この結束部材として、着色された糸やテープを用いることにより、各光ファイバユニットの識別性を持たせている。
また、例えば地下に敷設する光ファイバケーブルは浸水しやすいため、良好な防水特性が求められる。このため、光ファイバケーブル内に実装された光ファイバの束を一括で覆う押え巻きとして、吸水性を有するテープを用いることが知られている。
特開2001−083382号公報 特開2012−128304号公報
しかしながら、紐状の結束部材を使用する場合、結束部材が光ファイバの色に紛れてしまい、たとえ複数本の結束部材を使用したとしても、結束部材の色による光ファイバユニットの識別が困難な場合がある。また、光ファイバが多心になるにつれて光ファイバユニットの数が増えるため、結束部材の色による光ファイバユニットの識別が困難となり、使用する色も限られてくる。
また、光ファイバケーブルの押え巻き内まで浸水した場合、押え巻きまで距離があり吸水しきれず、且つ毛細血管現象によりケーブル中を水が伝い易いため、走水長が長くなってしまう場合がある。また、光ファイバが多心になるにつれて、防水特性を維持するためには吸水テープを厚くする必要があり、光ファイバケーブルの外径が太くなるという問題がある。
本発明の目的は、良好な識別性及び防水特性が得られる光ファイバケーブルを提供することである。
本発明の一態様によれば、光ファイバと、光ファイバの外周に巻き付けた結束部材と、光ファイバとともに結束部材の内側に配置され、少なくとも着色され又はマークが付与された吸水テープとを有する光ファイバユニットと、光ファイバユニットの外周を覆う押え巻きテープと、押え巻きテープの外周を被覆する外被とを備える光ファイバケーブルが提供される。
本発明の一態様において、吸水テープが、光ファイバに縦添えされていてもよい。
本発明の一態様において、吸水テープが、光ファイバの外周に、ケーブル長手方向に80mm〜800mmのピッチで巻き付けられていてもよい。
本発明の一態様において、光ファイバユニットを複数本有し、各光ファイバユニット間で結束部材の色が共通し、各光ファイバユニット間で吸水テープの色又はマークが異なっていてもよい。
本発明の一態様において、光ファイバユニットを複数本有し、各光ファイバユニット間で、結束部材の色と、吸水テープの色又はマークとの組み合わせが異なっていてもよい。
本発明によれば、良好な識別性及び防水特性が得られる光ファイバケーブルを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルの一例を示すケーブル長手方向に垂直な断面図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバユニットの一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバユニットの他の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバユニットの更に他の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る光ファイバユニットの更に他の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る防水試験結果を表すグラフである。 本発明の実施の形態に係る防水試験結果を表す表である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光ファイバと、光ファイバの外周に巻き付けた結束部材と、光ファイバとともに結束部材の内側に配置され、少なくとも着色され又はマークが付与された吸水テープとを有する光ファイバユニットと、光ファイバユニットの外周を覆う押え巻きテープと、押え巻きテープの外周を被覆する外被とを備えることを特徴とする光ファイバケーブルが明らかとなる。このような光ファイバケーブルであれば、各光ファイバユニットが少なくとも着色され又はマークが付与された吸水テープを備えているので、良好な識別性及び防水特性が得られる。
上記光ファイバケーブルにおいて、吸水テープが、光ファイバに縦添えされていることが望ましい。これにより、光ファイバに無理な押さえつけが発生せず、光ファイバに巻き付けた場合よりも良好な光学特性が得られるとともに、製造もより簡易となる。
また、吸水テープが、光ファイバの外周に、ケーブル長手方向に80mm〜800mmのピッチで巻き付けられていることが望ましい。これにより、中間後分岐の際に各光ファイバユニットを容易に識別することができる。
また、光ファイバユニットを複数本有し、各光ファイバユニット間で結束部材の色が共通し、各光ファイバユニット間で吸水テープの色又はマークが異なっていることが望ましい。これにより、結束部材の色が共通している場合でも、各光ファイバユニットを容易に識別することができる。
また、光ファイバユニットを複数本有し、各光ファイバユニット間で、結束部材の色と、吸水テープの色又はマークとの組み合わせが異なっていることが望ましい。これにより、各光ファイバユニットを容易に識別することができるとともに、組み合わせのバリエーションが増加するため、より多くの光ファイバユニットを識別することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(光ファイバケーブルの構造)
本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルは、図1に示すように、光ファイバユニット1a〜1cと、光ファイバユニット1a〜1cの外周を覆う押え巻きテープ2と、押え巻きテープ2の外周を被覆する外被(シース)3とを備える。
外被3の材料としては、例えばポリエチレン(PE)又はポリプロピレン(PP)等の樹脂が使用可能である。
外被3には、光ファイバユニット1a〜1c及び押え巻きテープ2を挟んで一対の抗張力体(テンションメンバ)4a,4bが埋設されている。抗張力体4a,4bとしては鋼線等の金属線又は繊維強化プラスチック(FRP)等が使用可能である。また、抗張力体4a,4bとしては、線状体に限らず、帯状体であってもよい。
外被3には、光ファイバユニット1a〜1c及び押え巻きテープ2を挟んで、一対の抗張力体4a,4bを結ぶ直線と直交する方向に、一対の引き裂き紐(リップコード)5a,5bが埋設されている。 引き裂き紐5a,5bとしては、ポリエステルからなる撚り糸や、アラミド繊維又はガラス繊維等の繊維紐等が使用可能である。
光ファイバユニット1a〜1cのそれぞれは、光ファイバ11a〜11cと、光ファイバ11a〜11cの外周に巻き付けた結束部材12a〜12cと、光ファイバ11a〜11cとともに結束部材12a〜12cの内側に配置され、少なくとも着色され又はマークが付与された吸水テープ13a〜13cを有する。
以下では、光ファイバユニット1a〜1cのうち、光ファイバユニット1aについて主に説明するが、光ファイバユニット1b,1cも同様の構造を有する。
図2に示すように、光ファイバユニット1aにおいて、1本の結束部材12aが、光ファイバ11aの束に80mm〜800mmのピッチで螺旋状に巻き付けられ、ケーブル長手方向に延伸している。結束部材12aのピッチを80mm〜800mmとすることにより、中間後分岐の際に容易に識別することができる。また、吸水テープ13aは、図1では模式的に扇形の断面形状を示しているが、実際には図2に示すように、光ファイバ11aの外周に縦添えされ、ケーブル長手方向に延伸している。
なお、図2では1本の結束部材12aを示すが、図3に示すように、複数本(2本以上)の結束部材12a,12dを有していてもよい。結束部材12a,12dが交差するピッチは40mm〜400mm程度である。
また、図4及び図5に示すように、吸水テープ13aが、光ファイバ11aの外周に80mm〜800mmのピッチで螺旋状に巻き付けられていてもよい。吸水テープ13aのピッチを80mm〜800mmとすることにより、中間後分岐の際に容易に識別することができる。図4は結束部材12aが1本の場合を示し、図5は、結束部材12a,12dが2本の場合を示す。なお、吸水テープ13aは、全ての光ファイバ11aの外周に巻きつけていなくてもよく、例えば、光ファイバ11aの束の一部に巻きつけていてもよい。また、吸水テープ13aとは結束部材12a,12dとは、同じピッチで巻き付けてもよく、異なるピッチで巻き付けてもよい。
また、吸水テープ13aを巻きつけた場合、光ファイバ11aが締め付けられ、光ファイバ11aに側圧がかかるが、吸水テープ13aを縦添えした場合であれば光ファイバ11aに無理な押さえつけが発生せず、巻きつけた場合よりも良好な光学特性が得られるとともに、製造もより簡易となる。
光ファイバ11aの束は、例えば直径0.25mmの光ファイバ心線を20本集合させたものである。本発明の実施の形態において、光ファイバ11aの本数及び種類は特に限定されない。光ファイバ11aとしては、光ファイバ素線、光ファイバ心線又は光ファイバテープ心線等の心線を採用可能である。
結束部材12aには、各光ファイバユニット1a〜1cを識別するための色が付されている。色としては、例えば青色、赤色、黄色等であり、識別性を有するものであれば特に限定されない。図3に示したように複数本の結束部材12a,12dが巻き付けられている場合には、互いに同じ色が付されてもよく、異なる色が付されてもよい。
結束部材12aは、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)若しくはポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂、ポリプロピレン繊維、ポリアミド繊維(登録商標であるナイロン等)若しくはポリエステル繊維(PET繊維等)等の繊維、又はPET、PP等のテープ若しくはフィルム等が採用可能である。
吸水テープ13aの厚さは12μm〜100μm程度であり、幅は3mm〜5mm程度である。吸水テープ13aは、水分を吸収する吸水性を有する。吸水テープ13aとしては、例えば脱脂綿、紙(パルプ)、布、不織布、熱可塑性樹脂などをテープ状に加工したものに、吸水剤としてデンプン、セルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩の吸水性高分子を塗布して接着させたり、吸水剤をテープで包んだり、練り込んだりして吸水性を高めたものである。ここで熱可塑性樹脂とは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等である。
更に、吸水テープ13a〜13cには、色又はマークのいずれか又は双方が付されている。色としては、例えば青色、赤色、黄色等であり、識別性を有するものであれば特に限定されない。マークとしては、例えば文字、数字、記号、図形、模様、線又は点(ドット)等であり、光ファイバユニット1a〜1cを識別可能なものであれば特に限定されない。図2では、一例として、吸水テープ13a〜13cに数字の「5」が一定の間隔で印字されている。中間後分岐後の良好な識別性を確保できるピッチとして、300mmに1箇所以上マークを付すことが好ましい。
なお、吸水テープ13aは、光ファイバユニット1aの外観において吸水テープ13aの色及びマークを認識可能な程度に、吸水テープ13aの一部が光ファイバ11a内に埋没していてもよい。
図1に示した押え巻きテープ2の材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)若しくはナイロン(登録商標)等の熱可塑性樹脂、又はエポキシ等の熱硬化性樹脂が使用可能である。
押え巻きテープ2は、防水特性の観点からは水分を吸収する吸水性を有することが好ましい。更に、押え巻きテープ2は、外被3を高温で押し出し成形する際の熱や、外被3の除去作業時に使用する刃物類から光ファイバ11a〜11cを保護する機能を有する。押え巻きテープ2の材料としては、吸水テープ13a〜13cと同じものを使用してもよく、異なるものを使用してもよい。
本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルにおいて、中間後分岐作業には、引き裂き紐5a,5bを引っ張り外被3を所定の長さで引き裂く。そして、結束部材12a〜12cの色と吸水テープ13a〜13cの色及びマークの組み合わせの相違により、光ファイバユニット1a〜1cを識別し、特定の光ファイバユニット1a〜1cから光ファイバ11a〜11cを取り出す。
本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルによれば、光ファイバユニット1a〜1c毎に吸水テープ13a〜13cを配置することにより、良好な防水特性及び識別性を得ることができる。
即ち、防水特性に関しては、浸水時に押え巻きテープ2により吸水しきれなかった水分を吸水テープ13a〜13cが吸水することができる。更に、吸水テープ13a〜13cが膨潤性を有している場合には、吸水テープ13a〜13cが膨潤して空隙を埋め、浸水の拡大を防止することができる。更に、光ファイバユニット1a〜1c毎に吸水テープ13a〜13cが配置され、ケーブル断面において吸水テープ13a〜13cがランダムに存在するので、光ファイバケーブル内のどこに浸水した場合でも、良好な防水特性を得ることができる。
また、識別性に関しては、中間後分岐作業時に、光ファイバユニット1a〜1cを識別する際に、結束部材12a〜12cの色の相違だけでなく、結束部材12a〜12cの色と、吸水テープ13a〜13cの色及びマークとの組み合わせの相違により光ファイバユニット1a〜1cを識別することができる。よって、組み合わせのバリエーションが増加するのでより多くの光ファイバユニット1a〜1cを識別することができるとともに、紐状の結束部材の色の相違のみによる識別の場合と比較して視認性を向上させることができる。
(光ファイバケーブルの製造方法)
次に、本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルの製造方法の一例を説明する。
(イ)予め着色された結束部材12a及び着色及びマークが付与された吸水テープ13aを用意する。図2に示すように、光ファイバ11aの束を一方向に走行させながら、吸水テープ13aを縦添え又は80mm〜800mmのピッチで光ファイバ11aの束に巻き付けるとともに、結束部材12aを光ファイバ11aの束に螺旋状に巻き付け、光ファイバユニット1aを作製する。光ファイバユニット1aと同様にして光ファイバユニット1b,1cも作製する。
(ロ)作製した光ファイバユニット1a〜1cを集合し、光ファイバユニット1a〜1cの外周を押え巻きテープ2で押え、引き裂き紐5a,5b及び抗張力体4a,4bとともに図示を省略した押出機に導入する。そして、押出成形により光ファイバユニット1a〜1cの外周を押え巻きテープ2を介して樹脂で被覆し、外被3を形成する。その後、水冷等により冷却し、図1に示した光ファイバケーブルが完成する。
(第1の実施例)
第1の実施例に係る光ファイバケーブルとして、100心ケーブルの一例を説明する。第1の実施例に係る光ファイバケーブルは、5本の光ファイバユニットを備える。各光ファイバユニットのそれぞれは4心の光ファイバテープ心線を5枚有し、1本の結束部材を巻き付けている。
ここで、各光ファイバユニット間で結束部材の色を共通、例えば黒とする。一方、各光ファイバユニットにおいて、数字の「1」〜「5」のそれぞれを一定の間隔で印字した吸水テープを100mmのピッチで巻き付ける。
第1の実施例によれば、各光ファイバユニット間で結束部材の色を共通とした場合にも、吸水テープの色又はマークにより、各光ファイバユニットを容易に識別することができる。
(第2の実施例)
第2の実施例に係る光ファイバケーブルとして、200心ケーブルの一例を説明する。第2の実施例に係る光ファイバケーブルは、10本の光ファイバユニットを備える。各光ファイバユニットのそれぞれは4心の光ファイバテープ心線を5枚有し、1本の結束部材を巻き付けている。
ここで、各光ファイバユニットの結束部材として、2種類の色の結束部材を5本ずつ、例えば赤色を5本、青色を5本用いる。一方、結束部材の色が共通する5本のファイバユニット毎に、数字の「1」〜「5」のそれぞれを一定の間隔で印字した吸水テープを100mmのピッチで巻き付ける。
第2の実施例によれば、結束部材の色と、吸水テープの色及びマークとの組み合わせにより、各光ファイバユニットを容易に識別することができるとともに、組み合わせのバリエーションが増加するため、より多くの光ファイバユニットを識別することができる。
(防水特性の評価)
次に、防水特性の評価結果を説明する。本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルの実施例として、100心、200心、288心、312心の光ファイバケーブルを試作した。100心の光ファイバケーブルでは、4心の光ファイバテープ心線を5枚有する光ファイバユニットを5本実装した。200心の光ファイバケーブルでは、4心の光ファイバテープ心線を5枚有する光ファイバユニットを10本実装した。288心の光ファイバケーブルでは、4心の光ファイバテープ心線を6枚有する光ファイバユニットをそれぞれ12本実装した。312心の光ファイバケーブルでは、4心の光ファイバテープ心線を6枚有する光ファイバユニットを13本実装した。各光ファイバユニット内には、吸水テープを縦添えした。また、比較例として、実施例と同様であるが、各光ファイバユニット内に吸水テープを有しない100心、200心、288心、312心の光ファイバケーブルを試作した。そして、試作した実施例及び比較例について、防水特性を評価した。
試験方法は、ケーブル片端末に水頭長1mとなるように水道水を注水し、240時間後の水走り長を測定した。測定結果を図6及び図7に示す。図6及び図7から、比較例では多心になるほど走水長が顕著に大きくなり、防水特性が劣化していることが分かる。これに対し、実施例では多心になっても、良好な防水特性を維持できていることが分かる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、図1では光ファイバユニット1a〜1c毎に1本の吸水テープ13a〜13cが配置されているが、複数本(2本以上)の吸水テープが配置されていてもよい。この場合、各光ファイバユニット1a〜1c間で吸水テープの本数は同じでもよいし、異なっていてもよい。
また、図1では3本の光ファイバユニット1a〜1cを示したが、光ファイバユニットの本数は特に限定されない。また、光ファイバユニット1a〜1cが均等な扇形の断面形状を有する場合を示しているが、特にこれに限定されず、光ファイバユニット1a〜1cの実装された形状や位置は特に限定されない。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1a〜1c…光ファイバユニット
2…押え巻きテープ
3…外被
4a,4b…抗張力体
5a,5b…引き裂き紐
11a〜11c…光ファイバ
12a〜12d…結束部材
13a〜13c…吸水テープ

Claims (5)

  1. 光ファイバと、前記光ファイバの外周に巻き付けた結束部材と、前記光ファイバとともに前記結束部材の内側に配置され、少なくとも着色され又はマークが付与された吸水テープとを有する光ファイバユニットと、
    前記光ファイバユニットの外周を覆い、吸水性を有する押え巻きテープと、
    前記押え巻きテープの外周を被覆する外被
    とを備えることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記吸水テープが、前記光ファイバに縦添えされていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記吸水テープが、前記光ファイバの外周に、ケーブル長手方向に80mm〜800mmのピッチで巻き付けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記光ファイバユニットを複数本有し、各光ファイバユニット間で前記結束部材の色が共通し、各光ファイバユニット間で前記吸水テープの色又はマークが異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記光ファイバユニットを複数本有し、各光ファイバユニット間で、前記結束部材の色と、前記吸水テープの色又はマークとの組み合わせが異なることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
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