新規のシステム、装置、および方法の様々な態様は、これ以降、添付図面を参照して、より十分に説明される。しかしながら、本教示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示の全体を通して示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきでない。むしろ、本開示が、入念で完全であり、本開示の範囲を当業者に十分に伝達するように、これらの態様が提供される。本明細書での教示に基づいて、当業者は、本発明の任意の他の態様から独立して実施されるか、それとも本発明の任意の他の態様と組み合わされて実施されるかにかかわらず、本開示の範囲が、本明細書で開示される新規のシステム、装置、および方法の任意の態様を包含することを意図することを諒解するべきである。たとえば、本明細書で述べられる任意の数の態様を使用して装置が実施され得、または方法が実施され得る。加えて、本発明の範囲は、他の構造、機能性、または本明細書で述べられる本発明の様々な態様に加えて、もしくはそれ以外の構造および機能性を使用して実施される、そのような装置または方法を包含することを意図する。本明細書で開示する任意の態様は、特許請求の範囲の1つまたは複数の要素により実施され得ることを理解されたい。
特定の態様が本明細書で説明されるが、これらの態様の多くの変形および並べ替えは、本開示の範囲内に属する。好ましい態様のいくつかの利益および利点が述べられるが、本開示の範囲は、特定の利点、使用、または目的に限定されることを意図しない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに、広範囲に適用できることが意図され、これらのうちのいくつかは、各図面および好ましい態様の以下の説明で、例として示される。発明を実施するための形態および各図面は、限定的でなく、本開示の単に例示であり、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、近くのデバイスを一緒に相互に接続するために使用され得、広く使用されるネットワーキングプロトコルを利用する。本明細書に記載される様々な態様は、WiFiまたは、より一般には、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11群のうちの任意の要素などの、任意の通信規格に適用され得る。たとえば、本明細書に記載される様々な態様は、1GHzより下の帯域を使用するIEEE802.11ahプロトコルの一部として使用され得る。
いくつかの態様において、サブギガヘルツ帯域内のワイヤレス信号は、直交周波数分割多重化(OFDM)、直接シーケンススペクトラム拡散(DSSS)通信、OFDMとDSSS通信の組合せ、または他の方式を使って、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。802.11ahプロトコルの実施態様は、センサ、メータリング、およびスマートグリッドのネットワークのために使用され得る。有利なことに、802.11ahプロトコルを実施するある種のデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実施するデバイスよりも、より少ない電力を消費し得、および/または、比較的に長距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を伝送するために使用され得る。
いくつかの実施態様では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわち、アクセスポイント(「AP」)およびクライアント(局、または「STA」とも呼ばれる)があり得る。一般に、APは、WLANのためのハブまたは基地局として働き、STAは、WLANのユーザとして働く。たとえば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話などであり得る。ある例では、STAは、WiFi(たとえば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続して、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの全般的な接続性を取得する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用されることもある。
アクセスポイント(「AP」)は、また、NodeB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eNodeB、基地局コントローラ(「BSC」)、ベーストランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、またはいくつかの他の専門用語を含み得、それらとして実施され得、またはそれらと呼ばれ得る。
局「STA」は、また、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、またはいくつかの他の専門用語を含み得、それらとして実施され得、またはそれらと呼ばれ得る。いくつかの実施態様では、アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、または、ワイヤレスモデムに接続されるいくつかの他の適当な処理デバイスを、含み得る。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートホン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ型)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、携帯情報端末)、エンターテイメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星無線)、ゲーム用のデバイスもしくはシステム、全地球測位システムのデバイス、またはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適当なデバイスに組み込まれ得る。
上述のように、本明細書に記載されるデバイスのうちのある種のものは、たとえば802.11ah規格を実施し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるのか、APとして使用されるのか、それとも他のデバイスとして使用されるのかにかかわらず、スマートメータリングのためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサ用途をもたらし得、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりに、または追加で、健康管理の場面において、たとえば、個人の健康管理のために使用され得る。デバイスは、また、監視のために使用されて、(たとえば、ホットスポットと一緒の利用に関して)遠距離のインターネット接続性を可能にし得、または機械対機械の通信を実現し得る。
通信のためのいくつかの方法および装置は、不必要な、または非効率に編成された情報を含むフレームを使用する場合がある。この非効率性は、それらが必ず必要とされるよりも、長いフレームをもたらす。これらの長いフレームは、少なくとも一部の環境では、ワイヤレスネットワーク上で他の動作を実行するために、より効率よく使用され得る処理能力およびネットワーク帯域幅を消費する。したがって、ワイヤレスフレーム内の情報のより効率のよい編成をもたらす、改良されたフレームフォーマットが望まれる。
本明細書で開示されるいくつかの態様は、知られている制御フレームおよび/または管理フレームと比較して、長さが削減された制御フレームおよび/または管理フレームのタイプを提供する。長さが削減されたこれらのフレームは、「ショート」管理フレームまたは「ショート」制御フレームと呼ばれ得る。一般に、「ショート」フレームを参照するとき、参照されるフレームフォーマットは、知られているフレームタイプと比較して、長さが削減される。
図1は、本開示の態様が利用され得る、ワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば802.11ah規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。
様々な処理および方法は、ワイヤレス通信システム100内でのAP104とSTA106との間の通信のために、使用され得る。たとえば、信号は、AP104とSTA106との間で、OFDM/OFDMA技法により送信および受信され得る。その場合、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれ得る。あるいは、信号は、AP104とSTA106との間で、CDMA技法により送信および受信され得る。その場合、ワイヤレス通信システム100は、CDMAシステムと呼ばれ得る。
AP104からSTA106のうちの1つまたは複数への伝送を促進する通信リンクは、ダウンリンク(DL)108と呼ばれ得、STA106のうちの1つまたは複数からAP104への伝送を促進する通信リンクは、アップリンク(UL)110と呼ばれ得る。あるいは、ダウンリンク108は、順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれ得、アップリンク110は、逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれ得る。さらに、いくつかの態様では、STA106は、互いに直接通信し得、(直接)互いの間に、直接リンクを形成し得る。
AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102内でワイヤレス通信のカバレッジを提供する。AP104に関連付けられ、通信のためにAP104を使用するSTA106と協調するAP104は、基本サービスセット(BSS)と呼ばれ得る。ワイヤレス通信システム100は、中心のAP104を有しない場合があり、むしろSTA106の間のピアツーピアなネットワークとして機能する場合があることに留意されたい。別の例では、本明細書に記載されるAP104の機能は、あるいは、STA106のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
図2は、ワイヤレス通信システム100内で利用され得るワイヤレスデバイス202内で使用され得る、様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書に記載される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、AP104、またはSTA106のうちの1つを備え得る。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ得る。メモリ206は、リードオンリメモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得、命令およびデータをプロセッサ204に供給する。メモリ206の一部分は、また、不揮発性のランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含み得る。プロセッサ204は、通常、メモリ206内に記憶されるプログラム命令に基づいて、論理演算および算術演算を実行する。メモリ206内の命令は、本明細書に記載される方法を実施するように実行可能であり得る。
ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして実施または使用される場合、プロセッサ204は、多数のフォーマットを使用する制御フレームおよび/または管理フレームを生成するように、構成され得る。さらに、プロセッサ204は、制御フレームおよび/または管理フレームのタイプに対応する、複数の制御フレームおよび/または管理フレームフォーマットのうちの1つを選択するとともに、制御フレームのタイプおよび/または管理フレームのタイプを有するパケットを生成するように、構成され得る。
ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして実施または使用される場合、プロセッサ204は、相異なるタイプおよび/またはフォーマットの制御フレームおよび/または管理フレームを処理するように、構成され得る。たとえば、プロセッサ204は、さらに後述するように、受信された制御フレームおよび/または管理フレームのタイプを決定し、それに応じて、制御フレームおよび/または管理フレームを処理するように、構成され得る。
プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサと共に実装される処理システムの構成要素を備え得、またはそうした構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、専用のハードウェア有限状態機械、または計算もしくは情報の他の操作を実行できる任意の他の適当なエンティティの、任意の組合せと共に実装され得る。
処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体も含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、それともそれ以外の名称で呼ばれるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、コードを(たとえば、ソースコードのフォーマット、バイナリコードのフォーマット、実行可能なコードのフォーマット、またはコードの任意の他の適当なフォーマットで)含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるとき、本明細書に記載される様々な機能を、処理システムに実行させる。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202と遠隔地との間のデータの送信および受信を可能にするために送信機210および/または受信機212を含み得る、筐体208をも含み得る。送信機210と受信機212とは、組み合わされて送受信機214になり得る。アンテナ216は、筐体208に取り付けられ、送受信機214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202は、(図示しない)複数の送信機、複数の受信機、複数の送受信機、および/または複数のアンテナも含み得る。
送信機210は、1つまたは複数のフレームタイプフォーマットを使用してフォーマットされた、1つまたは複数のタイプの制御フレームおよび/または管理フレームを、ワイヤレスで送信するように構成され得る。たとえば、送信機210は、上述のプロセッサ204によって生成される制御フレームおよび/または管理フレームを、送信するように構成され得る。
受信機212は、1つまたは複数のタイプの制御フレームおよび/または管理フレームを、ワイヤレスで受信するように構成され得る。いくつかの態様では、受信機212は、さらに詳細に後述するように、制御フレームおよび/または管理フレームのタイプを検出し、それに応じてフレームを処理するように構成される。
ワイヤレスデバイス202は、また、送受信機214によって受信される信号のレベルを検出および定量化するための活動で使用され得る、信号検出器218を含み得る。信号検出器218は、そのような信号を、全エネルギー、サブキャリアごとシンボルごとのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス202は、また、信号を処理することで使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220を含み得る。DSP220は、送信用のパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは、物理層データユニット(PPDU)を備え得る。
いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス202は、さらに、ユーザインターフェース222を備え得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロホン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース222は、情報をワイヤレスデバイス202のユーザへ伝達し、および/またはユーザから入力を受け取る任意の要素または構成要素を含み得る。
ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、データバスとともに、たとえば、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および状態信号バスを含むことが可能である。ワイヤレスデバイス202の構成要素は、何らかの他の機構を使用して、一緒に結合されてよく、または互いに入力を受け入れもしくは提供してよいことを、当業者は諒解されよう。
いくつかの別個の構成要素が図2に示されるが、当業者は、構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わされてよく、または普通に実装されてもよいことを認識する。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上述された機能性を実現するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上述された機能性を実現するためにも使用され得る。さらに、図2に示す構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
参照を簡単にするため、ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして構成される場合、ワイヤレスデバイス202は、これ以降、ワイヤレスデバイス202tと呼ばれる。同様に、ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして構成される場合、ワイヤレスデバイス202は、これ以降、ワイヤレスデバイス202rと呼ばれる。ワイヤレス通信システム100内のデバイスは、送信ノードの機能性のみ、受信ノードの機能性のみ、または送信ノードと受信ノードの両方の機能性を実装し得る。
上述のように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を備え得、相異なるタイプおよび/または相異なるフォーマットの制御フレームおよび/または管理フレームを、送信および/または受信するために使用され得る。
図3は、従来のメディアアクセス制御フレーム300の例を示す。図示のように、メディアアクセス制御フレーム300は、11個の相異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド305、継続時間/識別(継続時間)フィールド310、第1のアドレスフィールド315(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、第2のアドレスフィールド320(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)、第3のアドレスフィールド(宛先アドレス(a3)とも呼ばれる)、シーケンス制御(sc)フィールド330、第4のアドレスフィールド335、QOS制御フィールド340、HT制御フィールド345、フレームボディ350、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド355を含む。第1のアドレス、第2のアドレス、および第3のアドレスフィールド315〜325の各々は、48ビット(6オクテット)の値である、デバイスの完全なMACアドレスを備える。図3は、さらに、フィールド305〜355の各々の、オクテットでのサイズを示す。
図4Aは、S1G制御応答フレームにおける従来のフレーム制御フィールド305aの例を示す。図示のように、従来のフレーム制御フィールド305aは、8個の相異なるフィールド、すなわち、プロトコルバージョンフィールド405a、タイプフィールド410a、サブタイプフィールド415a、帯域幅表示フィールド420a、動的表示フィールド425a、ネクストターゲットウェイクタイム(TWT)プレゼントフィールド430a、モアデータフィールド435a、およびsig制御拡張フィールド440aを含む。
S1G制御応答フレームは、0にセットされたプロトコルバージョンフィールド405a、および0x01(制御)にセットされたタイプフィールド410aを使用する。いくつかの態様では、サブタイプフィールド410aも、S1G制御応答フレームの特定のタイプを示す特定の値にセットされ得る。S1G制御拡張フィールド440aも、送信される制御拡張フレームのタイプに応じて特定の値にセットされる。したがって、このようにして特定の制御拡張フレームを示すためのフレーム制御フィールド305aの使用は、通信されるフレームのタイプをちょうど示すために、フレーム制御フィールド305内で利用できる合計16ビットのうちの、合計10ビット(プロトコルバージョンのために2ビット、タイプのために2ビット、サブタイプのために4ビット、およびS1G制御拡張のために2ビット)の使用を必要とする。したがって、S1G制御フレームの特定のタイプを示すより効率のよい方法が、使用されるビット数を削減するために必要とされる。S1G制御フレームの特定のタイプを示すために使用されるビット数を削減することによって、フレーム制御フィールドのいくつかのビットは、他の目的のために割り振られ得る。
図4Bは、提案されるフレーム制御フィールド305bの例を示す。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド305bは、図3のメディアアクセス制御フレーム300などの、メディアアクセス制御フレーム内に含まれ得る(フレーム制御フィールド305に置き換えられる)。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド305bは、S1G制御応答フレーム内に含まれ得る。図示のように、新しいフレーム制御フィールド305bは、8個の相異なるフィールド、すなわち、プロトコルバージョンフィールド405b、タイプフィールド410b、サブタイプフィールド415b、帯域幅表示フィールド420b、動的表示フィールド425b、ネクストターゲットウェイクタイム(TWT)プレゼントフィールド430b、モアデータフィールド435b、および予約済みフィールド445bを含む。
長さ2ビットであるタイプフィールド410aを使用する、図4Aに示すフレーム制御フィールド305aと対照的に、フレーム制御フィールド305bのタイプフィールド410bは、より長く、たとえば、3または4ビット長であり得る。メディアアクセス制御フレームのタイプを示すために使用されるビット数を増加させることによって、より短いタイプフィールド410aを使用するフレーム制御フィールド305aに比べて、フレーム制御フィールド305bのビットの、より効率のよい使用が実現され得る。フレーム制御フィールド305bのサブタイプフィールド415bの長さは、フレーム制御フィールド305aに比べて削減され得、たとえば、3ビット長、または2ビット長でさえあり得る。フレームタイプフィールド410bによって示され得る、フレームタイプフィールド410aに比べてより多くのフレームタイプが与えられると、より少数のサブタイプが必要とされればよく、したがって、サイズが削減されたサイズのサブタイプフィールドが提供され、または可能になる。S1G制御応答フレームは、今や、たとえば、フレーム制御フィールド305bの3または4ビットのタイプフィールド410bおよび3または2ビットのサブタイプフィールド415bを使用して示され得るので、フレーム制御フィールド305aのS1G制御拡張フィールド440aは、フレーム制御フィールド305bのいくつかの態様では必要でない。これにより、2ビット長である新しい予約済みフィールド445bが提供され得る。以下に記載されるいくつかの実施形態では、予約済みフィールド445bのビットは、フレーム制御フィールドのフォーマット305aを使用して不可能であった様々な目的のために、割り振られ得る。いくつかの態様では、タイプフィールド410bおよびサブタイプフィールド415bの結合された長さは6ビットである。したがって、いくつかの態様では、タイプフィールド410bが3ビット長の場合、サブタイプフィールド415bも3ビット長である。いくつかの他の態様では、(図示のように)タイプフィールドは4ビット長であり、サブタイプフィールドは2ビット長である。
図5Aは、ターゲットウェイクタイム肯定応答(TACK)メディアアクセス制御ヘッダ500の一実施形態を示す。TACKメディアアクセス制御ヘッダは、8個の相異なるフィールド、フレーム制御フィールド505、継続期間フィールド510、受信機アドレスフィールド515、送信機アドレスフィールド520、ビーコンシーケンスフィールド525、部分的タイムスタンプフィールド530、ネクストターゲットウェイクタイムフィールド535およびフレーム検査シーケンスフィールド540を含む。
いくつかの態様では、フレーム制御フィールド505は、図4Aに示すフレーム制御フォーマット305aに適合し得る。これらの態様では、フレーム500のプロトコルバージョンフィールド405aは、0にセットされ得る。これらの態様は、2ビット長であるタイプフィールド410aおよび4ビット長であるサブタイプフィールド415aを含む。これらの態様では、タイプフィールドの2ビットは、11にセットされ得、サブタイプフィールドは、本明細書に記載される制御応答フレームの相異なるサブタイプを識別し得る。たとえば、サブタイプフィールド415aの1つの値は、フレーム500をターゲットウェイクタイム肯定応答(TACK)フレームとして識別し得る。別の実施態様では、サブタイプフィールド415a内の値は、フレーム500をターゲットウェイクタイム肯定応答(TACK)フレームとして識別し得る。
図5Bは、フレーム制御フィールド505における例示的なフォーマットを示す。フレーム制御フィールド505は、合計9個の相異なるフィールド、すなわち、プロトコルバージョンフィールド550、タイプフィールド555、サブタイプフィールド560、帯域幅表示フィールド565、動的表示フィールド570、ネクストターゲットウェイクタイムフィールド575、モアデータフィールド580、中継フロー中断(relay flow suspended)フィールド(または、フロー制御フィールド)585、および予約済みフィールド590を含む。図5Bではタイプフィールド555は長さ4ビットとして示されるが、いくつかの態様では、タイプフィールド555は長さ3ビットであり得る。同様に、図5Bではサブタイプフィールド560は長さ2ビットであるものとして示されるが、いくつかの態様では、サブタイプフィールド560は長さ3ビットであり得る。フレーム制御フィールド505内のタイプフィールドおよびサブタイプフィールドの全長は、6ビットである。
いくつかの態様では、中継フロー中断フィールド585がフレーム制御フィールド内に存在する場合、MACヘッダ500などのメディアアクセス制御ヘッダ内のネクストターゲットウェイクタイム(TWT)フィールド535は、中断継続期間フィールドと呼ばれ得る。
フレーム制御フィールド505のプロトコルバージョンフィールド550は、1(0x01)にセットされ得る。図5Bのフレーム制御フィールド505は、上述の例示的なフレーム制御フィールド305bと異なる。フレーム制御フィールド305bは2ビットの予約済みフィールド445bを含んでいたが、フレーム制御フィールド505は、それら2ビットを中継フロー中断フィールド585および予約済みフィールド590に割り振る。
いくつかの態様では、中継フロー中断フィールド585は、このフレーム制御フィールド505を含むフレームを送信するデバイスが、フレームの受信者に、ネクストターゲットウェイクタイム(TWT)フィールド535によって示される時間の継続時間の間、送信するデバイスへの、受信者のデータ送信を中断するように要求していることを示す。言い換えれば、中継フロー中断フィールド585は、フレーム制御フィールド505を含む制御フレームの送信機が、制御フレームの送信の後、ネクストTWTフィールド内で示される時間期間の間に、データを受信することができるかどうかを示す。いくつかの態様では、たとえば、1にセットされた中継フロー中断フィールド585を有するフレーム制御フィールド505を有する応答フレームの送信は、中継フロー中断アクションフレームと実質的に類似の機能を実行する。
いくつかの態様では、クリアの中継フロー中断フィールド585を有するフレーム制御フィールド505を有する応答フレームの送信は、中継フロー再開(relay flow resume)アクションフレームと実質的に類似の機能を実行する。たとえば、いくつかの態様では、0にセットされた中継フロー中断フィールド585を有するフレームを送信するデバイスは、送信デバイスにとって効力がある、いかなる未処理のフロー中断も解消する。いくつかの実施形態では、中継フロー再開のこの機能性を有するフレームは、RTSまたはCTSフレームであり得る。いくつかの他の態様では、中継フロー中断フィールド585の値は、上で提示された例と比較して反対であり得る。
図6Aは、ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)メディアアクセス制御ヘッダ600aの一実施形態を示す。BATメディアアクセス制御ヘッダ600aは、10個の相異なるフィールド、フレーム制御フィールド605a、継続期間フィールド610a、受信機アドレスフィールド615a、送信機アドレス620a、ビーコンシーケンスフィールド625a、部分的タイムスタンプフィールド630a、ネクストターゲットウェイクタイムフィールド635a、開始シーケンス番号フィールド636a、BAT情報フィールド638a、およびフレーム検査シーケンスフィールド640aを含む。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド605aは、図4Aに関して説明されたフレーム制御フォーマット305aに適合し得る。フレーム600aのプロトコルバージョンフィールド405aは、いくつかの態様では、0にセットされ得る。これらの態様では、フレーム制御フィールド605aは、図4Aに示すフレーム制御フォーマット305aに適合し得る。これらの態様は、2ビット長のタイプフィールド410aおよび4ビット長のサブタイプフィールド415aを含む。これらの態様では、タイプフィールドの2ビットは、11にセットされ得、サブタイプフィールドは、本明細書に記載される制御応答フレームの相異なるサブタイプを識別し得る。たとえば、サブタイプフィールド410aの1つの値は、フレーム600aをブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)フレームとして識別し得る。
開始シーケンス番号フィールド636aは、このBATフレーム600がそれに対して送信される最初のMSDUのシーケンス番号を包含する。BAT情報フィールド638aは、2個のサブフィールド、BATトラフィック識別子(TID)フィールド638aaおよびBATビットマップフィールド638abを包含する。BAT TIDフィールド638aaは、このBATフレームがそれに対して送信されるTIDを包含する。BATビットマップフィールド638abは、12個までのMSDUおよびA-MSDUの受信された状態を示す。BATビットマップフィールド638ab内の1に等しい各ビットは、シーケンス番号が連続的に増大する順序で、単一のMSDUまたはAMSDUの成功裡の受信を肯定応答し、BATビットマップフィールド538abの最初のビットは、ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)メディアアクセス制御ヘッダ600aの開始シーケンス番号フィールド636aの値と一致するシーケンス番号を有するMSDUまたはA-MSDUに対応する。
図6Bは、ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)メディアアクセス制御ヘッダ600bの一実施形態を示す。BATメディアアクセス制御ヘッダは、9個の相異なるフィールド、フレーム制御フィールド605b、受信機アドレスまたはA1フィールド615b、送信機アドレスまたはA2フィールド620b、ビーコンシーケンスフィールド625b、部分的タイムスタンプフィールド630b、ネクストターゲットウェイクタイムフィールド635b、開始シーケンス制御フィールド637b、BATビットマップフィールド639b、およびフレーム検査シーケンスフィールド640bを含む。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド605bは、図6Cに関してより詳細に後述する、フレーム制御フォーマット605bに適合し得る。
いくつかの態様では、A1フィールド615bは、フレームの所期の受信者の関連付け識別子(AID)を包含するサービス識別子(SID)フィールドである。これらの態様では、A1フィールド615bは、2バイト長のみであり得る。いくつかの態様では、A2フィールド620bは、フレーム600bを送信している送信機のMACアドレスを包含する。ビーコンシーケンスフィールド625bは、直近に送信されたビーコンに由来するチェンジシーケンスフィールドの値を包含する。部分的タイムスタンプフィールド630bは、部分的タイムスタンプの最初のビットを含むデータシンボルがPHYによって送信された時点における、送信デバイスの時間同期機能(TSF)タイマの値のうちの最下位の5オクテットを包含し、これはMAC-PHYインターフェースからWMとのインターフェースまでの、ローカルなPHYを通った送信デバイスの遅延を含む。
フレーム制御フィールド605b内でネクストTWTプレゼントフィールド675がセットされている場合(後述する)、ネクストターゲットウェイクタイムフィールド635bは、フレーム600bの所期の受信者にとっての、次のTWTにおけるTSF時間の最も低い6バイトとして与えられるネクストターゲットウェイクタイムの値を包含する。そうでない場合、ネクストTWTフィールド635bは、予約済みおよび/または未使用である。
ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)メディアアクセス制御ヘッダ600bは、少なくとも開始シーケンス番号フィールド636aが開始シーケンス制御フィールド637bに入れ替えられたことにおいて、フレーム600aと異なる。開始シーケンス制御フィールド637bは、2個のフィールド、開始シーケンス番号フィールド637baおよびBAT TIDフィールド637bbを含む。開始シーケンス番号フィールド637baは、このBATフレーム600bがそれに対して送信される最初のMSDUのシーケンス番号を包含する。いくつかの態様では、開始シーケンス番号637baは、フレーム600aの開始シーケンス番号フィールド636aと実質的に同等の情報を運ぶ。フレーム600bの開始シーケンス番号フィールド637baは、長さ12ビットであり、フレーム600aの開始シーケンス番号フィールド636aは、長さ16ビットであることに留意されたい。BAT TIDフィールド637bbは、このBATフレームがそれに対して送信されるTIDを包含する。いくつかの態様では、BAT TIDフィールド637bbは、フレーム600aのBAT TIDフィールド638aaと実質的に同等の情報を運ぶ。図6Bは、フレーム600b内でBAT TIDフィールド637bbに先行する開始シーケンス番号フィールド637baを示すが、いくつかの態様では、開始シーケンス番号フィールド637baおよびBAT TIDフィールド637bbの順序は、図6Bに示すものと反対であり得ることに留意されたい。
BATビットマップフィールド639bは、32個までのMSDUおよびA-MSDUの受信された状態を示す(ビットごとに1つ)。BATビットマップフィールド639b内の1に等しい各ビットは、シーケンス番号が連続的に増大する順序で、単一のMSDUまたはAMSDUの成功裡の受信を肯定応答し、BATビットマップフィールド639bの最初のビットは、ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)メディアアクセス制御ヘッダ600bの開始シーケンス番号フィールド637baの値と一致するシーケンス番号を有するmacサービスデータユニット(MSDU)またはアグリゲートmacサービスデータユニット(A-MSDU)に対応する。
図6Cは、フレーム制御フィールド605bにおける例示的なフォーマットを示す。フレーム制御フィールド605bは、合計9個の相異なるフィールド、すなわち、プロトコルバージョンフィールド650、タイプフィールド655、サブタイプフィールド660、帯域幅表示フィールド665、動的表示フィールド670、ネクストターゲットウェイクタイムプレゼントフィールド675、モアデータフィールド680、フロー中断フィールド685、および予約済みフィールド690を含む。いくつかの態様では、フロー中断フィールド685は、フロー制御フィールドと呼ばれ得る。
フレーム制御フィールド605bのプロトコルバージョンフィールド650は、1(0x01)にセットされ得る。図6Cのフレーム制御フィールド605bは、上述の例示的なフレーム制御フィールド305bと異なる。フレーム制御フィールド305bは2ビットの予約済みフィールド445bを含んでいたが、フレーム制御フィールド605bは、それらの2ビットをフロー中断フィールド685および予約済みフィールド690に割り振る。いくつかの態様では、タイプフィールド655は、(図示される3ビットの代わりに)長さ2ビットであり得、サブタイプフィールド660は、(図示される3ビットの代わりに)長さ4ビットであり得る。
いくつかの態様では、中継フロー中断フィールド685は、このフレーム制御フィールド605bを含む応答フレームを送信するデバイスが、フレームの受信者に、ネクストTWTフィールド635bによって示される時間の継続時間の間、送信するデバイスへの、受信者のデータ送信を中断するように要求していることを示す。言い換えれば、中継フロー中断フィールド685は、フレーム制御フィールド605bを含む制御フレームの送信機が、制御フレームの送信の後、ネクストTWTフィールド内で示される時間期間の間に、データを受信することができるかどうかを示す。いくつかの態様では、たとえば、1にセットされた中継フロー中断フィールド685を有するフレーム制御フィールド605bを有する応答フレームの送信は、中継フロー中断アクションフレームと実質的に類似の機能を実行する。いくつかの態様では、クリアの中継フロー中断フィールド685を有するフレーム制御フィールド605bを有する応答フレームの送信は、中継フロー再開アクションフレームと実質的に類似の機能を実行する。一実施形態では、中継フロー再開のこの機能性を有するフレームは、RTSまたはCTSフレームであり得る。いくつかの他の態様では、中継フロー中断フィールド685の値は、上で提示された例と比較して反対であり得る。
図6Dは、ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)メディアアクセス制御ヘッダ600dの別の実施形態を示す。BATメディアアクセス制御ヘッダは、9個の相異なるフィールド、フレーム制御フィールド605d、受信機アドレスフィールド615d、送信機アドレス620d、ビーコンシーケンスフィールド625d、部分的タイムスタンプフィールド630d、ネクストターゲットウェイクタイムフィールド635d、開始シーケンス制御フィールド637d、BATビットマップフィールド639d、およびフレーム検査シーケンスフィールド640dを含む。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド605dは、先の図6Cに関して説明したフレーム制御フォーマット605bに適合し得る。
ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)メディアアクセス制御ヘッダ600dは、少なくとも開始シーケンス番号フィールド636aが開始シーケンス制御フィールド637dに入れ替えられたことにおいて、フレーム600aと異なる。開始シーケンス制御フィールド637dは、2個のフィールド、開始シーケンス番号フィールド637daおよびBAT TIDフィールド637dbを含む。開始シーケンス番号フィールド637daは、このBATフレーム600dがそれに対して送信される最初のMSDUのシーケンス番号を包含する。いくつかの態様では、開始シーケンス番号637daは、フレーム600aの開始シーケンス番号フィールド636aと実質的に同等の情報を運ぶ。フレーム600dの開始シーケンス番号フィールド637daは、長さ12ビットであり、フレーム600aの開始シーケンス番号フィールド636aは、長さ16ビットであることに留意されたい。BAT TIDフィールド637dbは、このBATフレームがそれに対して送信されるトラフィック識別子(TID)を包含する。いくつかの態様では、BAT TIDフィールド637dbは、フレーム600aのBAT TIDフィールド638aaと実質的に同等の情報を運ぶ。
BATビットマップフィールド639dは、32個までのMSDUおよびA-MSDUの受信された状態を示す。BATビットマップフィールド639d内の1に等しい各ビットは、シーケンス番号が連続的に増大する順序で、単一のMSDUまたはAMSDUの成功裡の受信を肯定応答し、BATビットマップフィールド639dの最初のビットは、ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)メディアアクセス制御ヘッダ600dの開始シーケンス番号フィールド637daの値と一致するシーケンス番号を有するMSDUまたはA-MSDUに対応する。
図7Aは、ショートターゲットウェイクタイム肯定応答(STACK)メディアアクセス制御ヘッダ700aの一実施形態を示す。STACKメディアアクセス制御ヘッダは、5個の相異なるフィールド、フレーム制御フィールド705a、受信機アドレスフィールド715a、送信機アドレス720a、部分的タイムスタンプフィールド730a、およびフレーム検査シーケンスフィールド740aを含む。いくつかの態様では、A1フィールド715aは、フレームの所期の受信者のAIDを示し得る。いくつかの態様では、A2フィールド720aはSIDフィールドであり、SIDフィールドは、サービスフィールド内のスクランブラ初期設定の値と、スクランブルを解除する前の、要請しているフレームを運ぶ物理層サービスデータユニット(PSDU)のFCSフィールドとから取得されるビットシーケンス、スクランブラ初期設定[0:6]||FCS[23:31](「||」は連結である)を包含する。
いくつかの態様では、フレーム制御フィールド705aは、図4Aに関して上述されたフレーム制御フォーマット305aに適合し得る。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド305aのプロトコルバージョンフィールド705aは、0にセットされ得る。これらの態様では、フレーム制御フィールド705aは、図4Aに示すフレーム制御フォーマット305aに適合し得る。これらの態様は、2ビット長のタイプフィールド410aおよび4ビット長のサブタイプフィールド415aを含む。これらの態様では、タイプフィールドの2ビットは、11にセットされ得、サブタイプフィールドは、本明細書に記載される制御応答フレームの相異なるサブタイプを識別し得る。たとえば、サブタイプフィールド410aの1つの値は、フレーム700aをショートターゲットウェイクタイム肯定応答(STACK)フレームとして識別し得る。
いくつかの他の態様では、フレーム制御フィールド705aは、図7Cに関して後述するフレーム制御フォーマット705bに適合し得る。これらの態様では、プロトコルバージョンフィールド750は、1(0x01)にセットされ得る。これらの態様では、タイプフィールドは、3または4バイト長であり得、サブタイプフィールドは、2または3バイト長であり得る。これらの態様では、値が0のサブタイプフィールドは、STACKフレームを示し得る。
図7Bは、ショートターゲットウェイクタイム肯定応答(STACK)メディアアクセス制御ヘッダ700bの一実施形態を示す。STACKメディアアクセス制御ヘッダ700bは、5個の相異なるフィールド、フレーム制御フィールド705b、受信機アドレスフィールド715b、送信機アドレス720b、タイマフィールド730b、およびフレーム検査シーケンスフィールド740bを含む。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド705bは、図7Cに関して後述するフレーム制御フォーマット705bに適合し得る。STACKフレーム700bは、部分的タイムスタンプフィールド730aを備えるビットがタイマフィールド730bとして再定義されたこと以外は、STACKフレーム700aと類似に機能する。タイマフィールドは、いくつかの態様では、部分的タイムスタンプ/ネクストTWT/中断継続期間フィールドとも呼ばれ得る。タイマフィールド730bは、ネクストターゲットウェイクタイムまでの継続時間または部分的タイムスタンプのいずれかを示し得る。そのように示される場合、2つの表示の間の区別は、図7Cに関して後述する、フレーム制御フィールド705bのネクストTWTプレゼントフィールド775に基づき得る。
図7Cは、フレーム制御フィールド705bにおける例示的なフォーマットを示す。フレーム制御フィールド705bは、合計9個の相異なるフィールド、すなわち、プロトコルバージョンフィールド750、タイプフィールド755、サブタイプフィールド760、帯域幅表示フィールド765、動的表示フィールド770、ネクストTWTプレゼントフィールド775、モアデータフィールド780、フロー中断フィールド785、および予約済みフィールド790を含む。いくつかの態様では、タイプフィールド755は、図示される4ビットの代わりに長さ3ビットであり得、サブタイプフィールド760は、図示される2ビットの代わりに長さ3ビットであり得る。個々のタイプフィールドおよびサブタイプフィールドの長さにかかわらず、開示される実施態様では、結合されたタイプフィールドおよびサブタイプフィールドの全長は、6ビットである。いくつかの態様では、フロー中断フィールド785は、フロー制御フィールドと呼ばれ得る。予約済みフィールドは、たとえば、制御応答フレームの情報が保護されていることを示すために使用され得る。
フレーム制御フィールド705bのプロトコルバージョンフィールド750は、1(0x01)にセットされる。図7Cのフレーム制御フィールド705bは、上述の例示的なフレーム制御フィールド305bと異なる。フレーム制御フィールド305bは2ビットの予約済みフィールド445bを含んでいたが、フレーム制御フィールド705bは、それらの2ビットをフロー中断フィールド785および予約済みフィールド790に割り振る。いくつかの態様では、フロー中断フィールド785は、このフレーム制御フィールド705bを含む応答フレームを送信するデバイスが、フレームの受信者に、タイマフィールド730b内に配置されているネクストTWTフィールドによって示される時間の継続時間の間、送信するデバイスへの、受信者のデータ送信を中断するように要求していることを示す。言い換えれば、フロー中断フィールド785は、フレーム制御フィールド705bを含む制御フレームの送信機が、制御フレームの送信の後、ネクストTWTフィールド内で示される時間期間の間に、データを受信することができるかどうかを示す。いくつかの態様では、たとえば、1にセットされたフロー中断フィールド785を有するフレーム制御フィールド705bを有する応答フレームの送信は、中継フロー中断アクションフレームと実質的に類似の機能を実行する。いくつかの態様では、クリアのフロー中断フィールド785を有するフレーム制御フィールド705bを有する応答フレームの送信は、中継フロー再開アクションフレームと実質的に類似の機能を実行する。一実施形態では、中継フロー再開のこの機能性を有するフレームは、RTSまたはCTSフレームであり得る。いくつかの他の態様では、フロー中断フィールド785の値は、上で提示された例と比較して反対であり得る。
上述のように、ネクストTWTプレゼントフィールド775は、MACフレーム700a内および/または700b内で部分的タイムスタンプフィールド730aまたはタイマフィールド730bの位置において配置されたビットが、部分的タイムスタンプとして解釈されるべきであるか、それともネクストターゲットウェイクタイムまでの継続時間を示すタイマフィールドとして解釈されるべきであるかを、示し得る。部分的タイムスタンプは、部分的タイムスタンプの最初のビットを含むデータシンボルがPHYによって送信される時点における、送信STAのTSFタイマの値のうちの最下位の4オクテットを表現し得る。部分的タイムスタンプは、MAC-PHYインターフェースからワイヤレス媒体とのインターフェースまでの、ローカルなPHYを通った送信STAに由来する遅延を含み得る。
いくつかの態様では、中継フロー中断フィールド785は、このフレーム制御フィールド705bを含む応答フレームを送信するデバイスが、フレームの受信者に、ネクストTWTフィールド775によって示される時間の継続時間の間、送信するデバイスへの、受信者のデータ送信を中断するように要求していることを示す。言い換えれば、中継フロー中断フィールド785は、フレーム制御フィールド705bを含むフレームの送信機が、フレームの送信の後、ネクストTWTフィールド内で示される時間期間の間に、データを受信することができるかどうかを示す。いくつかの態様では、たとえば、1にセットされた中継フロー中断フィールド785を有するフレーム制御フィールド705bを有する応答フレームの送信は、中継フロー中断アクションフレームと実質的に類似の機能を実行する。いくつかの態様では、クリアの中継フロー中断フィールド785を有するフレーム制御フィールド705bを有する応答フレームの送信は、中継フロー再開アクションフレームと実質的に類似の機能を実行する。一実施形態では、中継フロー再開のこの機能性を有するフレームは、RTSまたはCTSフレームであり得る。いくつかの他の態様では、中継フロー中断フィールド785の値は、上で提示された例と比較して反対であり得る。
STACKフレーム700bが、タイマフィールドが存在することを示すフレーム制御フィールド705bを伴って送信される場合、これにより、STACKフレームがネクストターゲットウェイクタイムを示すことが可能になり、このことは、知られているフレームフォーマットにまさる利点である。タイマフィールド730によって示されるネクストターゲットウェイクタイムは、次のTWTにおけるTSF時間の最も低い4バイトとして与えられる、フレームの所期の受信者のための次のTWTの値を示し得る。
いくつかの態様では、ネクストTWTプレゼントフィールド775が0にセットされている場合、タイマフィールド730bは、部分的タイムスタンプフィールド730aとして解釈される。これらの態様では、ネクストTWTプレゼントフィールド775が1にセットされている場合、タイマフィールド730bは、ネクストターゲットウェイクタイムまでの継続時間として解釈される。いくつかの他の態様では、ネクストTWTプレゼントフィールド775のこれらの値は、反対である。
ネクストTWTプレゼントフィールド775によって提供されるように、MACフレームが、部分的タイムスタンプフィールドを含むか、それともネクストターゲットウェイクタイムまでの継続時間を含むのかの表示を提供することの1つの利点は、メディアアクセス制御フレーム700aおよび700bの長さが、たとえば、どのような情報が提供されるかにかかわらず同じであることである。このことは、提供される情報のタイプに応じた長さを有する、可変の長さのメディアアクセス制御ヘッダをもたらす場合がある他の方法と、対照的である。
メディアアクセス制御ヘッダが同じ長さであることを保証することによって、ワイヤレスネットワーク上で送信および/またはリッスンする前に、ワイヤレスデバイスがどのくらいの時間だけ延期するべきであるかをあらかじめ理解するための、ワイヤレスデバイスの能力が改良される。このことは、ワイヤレスデバイスが低電力状態に入るための、向上された能力をもたらし得る。さらに、このことは、いくつかの態様では、ワイヤレス伝送のより信頼できる受信をもたらし得る。たとえば、メディアアクセス制御ヘッダの長さが、より予測可能な所与の一定の長さであるので、ワイヤレスデバイスによって使用される延期方法は、それら自体の送信と他のデバイスからのメディアアクセス制御ヘッダ(およびそれらの関連したデータ)の送信との間の衝突を、より低減できるようになり得る。
図8Aは、制御フレームを送信するための方法800の態様を示す。方法800は、本明細書で説明されるフレームの任意のものを選択的に生成するために使用され得る。フレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて生成され得、ワイヤレスネットワーク100内の別のノードへ送信され得る。方法800については、ワイヤレスデバイス202の要素を参照して後で説明するが、本明細書に記載するステップの1つまたは複数を実装するのに、他の構成要素が使われ得ることが当業者には諒解されよう。
ブロック805では、制御フレームが生成される。制御フレームは、メディアアクセス制御ヘッダを含む。メディアアクセス制御ヘッダは、フレーム制御フィールドを含む。フレーム制御フィールドは、パケットバージョンフィールドを含む。パケットバージョンフィールドは、1(0x01)の値にセットされる。いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、長さ3または4ビットのタイプフィールドを含む。いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、長さ2または3ビットのサブタイプフィールドを含む。開示される実施態様では、結合されたタイプフィールドおよびサブタイプフィールドの全長は、個々のフィールドの長さにかかわらず6ビットである。いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、制御フレームの送信機が制御フレームの送信の後の時間期間の間に、データを受信するかどうかを示す。これらの態様のうちのいくつかでは、時間期間は、メディアアクセス制御ヘッダ内に含まれる時間基準によって示される。
いくつかの態様では、制御フレームは、ショートビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、RAフレーム、ターゲットウェイクタイム肯定応答(TACK)フレーム、ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)フレーム、およびショートターゲットウェイクタイム肯定応答(STACK)フレームのうちの1つである。制御フレームがブロック肯定応答ターゲットウェイクタイムフレームであるいくつかの態様では、制御フレームは、32個までのMSDUおよびA-MSDUの受信状態を示す制御フレームである。制御フレームがショートターゲットウェイクタイム肯定応答であるいくつかの態様では、制御フレームは、ネクストターゲットウェイクタイムを示す。いくつかの態様では、ネクストターゲットウェイクタイムが示されるかどうかは、フレーム制御フィールド内のネクストターゲットウェイクタイムプレゼントフィールドに基づく。これらの態様のうちのいくつかでは、ネクストターゲットウェイクタイムが存在する場合、それはメディアアクセス制御ヘッダ内に含まれる。
ブロック810では、フレームがワイヤレスで送信される。送信は、たとえば、送信機210および/またはプロセッサ204によって実行され得る。
図8Bは、ワイヤレス通信システム100内で利用され得る例示的なワイヤレスデバイス850の機能ブロック図である。デバイス850は、フレームを生成するためのフレーム生成回路855を備える。フレーム生成回路855は、図8Aに示すブロック805に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。フレーム生成回路805は、プロセッサ204および/またはDSP220のうちの1つまたは複数に相当し得る。デバイス850は、さらに、生成されたフレームをワイヤレスで送信するためのフレーム送信回路860を備える。フレーム送信回路860は、図8Aに示すブロック810に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。フレーム送信回路860は、送信機210および/またはプロセッサ204に相当し得る。
図9Aは、制御フレームを受信するための方法900の態様を示す。方法900は、本明細書で説明されるフレームの任意のものを選択的に受信するために使用され得る。フレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて受信され得る。方法900については、ワイヤレスデバイス202の要素を参照して後で説明するが、本明細書に記載するステップの1つまたは複数を実装するのに、他の構成要素が使われ得ることが当業者には諒解されよう。
ブロック905では、制御フレームが受信される。制御フレームは、メディアアクセス制御ヘッダを含む。メディアアクセス制御ヘッダは、フレーム制御フィールドを含む。フレーム制御フィールドは、制御フレームの送信機が制御フレームの送信の後の時間期間の間に、データを受信するかどうかを示す。いくつかの態様では、時間期間は、メディアアクセス制御ヘッダ内に含まれる時間基準によって示される。
いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、長さ3または4ビットのタイプフィールドを含む。いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、長さ2または3ビットのサブタイプフィールドを含む。開示される実施態様では、結合されたタイプフィールドおよびサブタイプフィールドの全長は、個々のフィールドの長さにかかわらず6ビットである。いくつかの態様では、制御フレームは、ショートビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、RAフレーム、ターゲットウェイクタイム肯定応答(TACK)フレーム、ブロック肯定応答ターゲットウェイクタイム(BAT)フレーム、およびショートターゲットウェイクタイム肯定応答(STACK)フレームのうちの1つである。制御フレームがブロック肯定応答ターゲットウェイクタイムフレームであるいくつかの態様では、制御フレームは、32個までのMSDUおよびA-MSDUの受信状態を示す制御フレームである。制御フレームがショートターゲットウェイクタイム肯定応答であるいくつかの態様では、制御フレームは、ネクストターゲットウェイクタイムを示す。いくつかの態様では、ネクストターゲットウェイクタイムが示されるかどうかは、フレーム制御フィールド内のネクストターゲットウェイクタイムプレゼントフィールドに基づく。これらの態様のうちのいくつかでは、ネクストターゲットウェイクタイムが存在する場合、それはメディアアクセス制御ヘッダ内に含まれる。
ブロック910では、制御フレームが処理される。たとえば、いくつかの態様では、ブロック905の制御フレームを受信するデバイスは、制御フレームの送信機(送信デバイス)が制御フレームの送信/受信の後の時間期間の間に、データを受信するかどうかを決定するために、制御フレームを復号し得る。受信デバイスは、次いで、復号に基づいて、時間期間中にデータを送信デバイスへ送信するかどうかを決定する。たとえば、送信デバイスが、送信デバイスがいかなるデータも受信しないことを示した場合、処理900を実行するデバイスは、送信を延期し得、および/またはそうでない場合には送信デバイスへ送信できるようになっているデータを別のやり方でキューに入れ得る。送信デバイスが、送信デバイスが時間期間中にデータを受信できることを示した場合、その同じデータは時間期間中に送信デバイスへ送信され得る。フレームの処理は、たとえば、プロセッサ204によって実行され得る。
図9Bは、ワイヤレス通信システム100内で利用され得る例示的なワイヤレスデバイス950の機能ブロック図である。デバイス950は、フレームを受信するためのフレーム受信回路955を備える。受信回路955は、図9Aに示すブロック905に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。フレーム受信回路955は、受信機212および/またはプロセッサ204および/またはDSP220のうちの1つまたは複数に相当し得る。デバイス950は、さらに、受信されたフレームを処理するためのフレーム処理回路960を備える。処理回路960は、図9Aに示すブロック910に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。処理回路960は、プロセッサ204に相当し得る。
図10は、リソース割振りフレーム1000の例示的なフォーマットを示す。リソース割振りフレームは、呼び出された局のためのダウンリンクでバッファに保留されているデータ、およびアップリンクとダウンリンクの両方のサービス期間の間のそれらの割り当てられたタイムスロットの存在を示すために、制限付きアクセスウィンドウ(restricted access window)グループ内の1つまたは複数の局へブロードキャストされ得る。リソース割振りフレーム1000は、フレーム制御フィールド1005、基本サービスセット識別子フィールド1010、制限付きアクセスウィンドウグループフィールド1015、制限付きアクセスウィンドウ継続期間フィールド1020、グループインジケータフィールド1025、1つまたは複数のスロット割当てフィールド1030a〜n、およびフレーム検査シーケンスフィールド1050を含む。
図11Aは、フレーム制御フィールド1005aの例示的なフォーマットを示す。いくつかの態様では、図10のフレーム制御フィールド1005は、フレーム制御フィールド1005aのフォーマットに適合し得る。フレーム制御フィールド1005aは、プロトコルバージョンフィールド1105、タイプフィールド1110、PTID/サブタイプフィールド1115、フロムDSフィールド1120、モアフラグメントフィールド1125、電力管理フィールド1130、モアデータフィールド1135、保護フレームフィールド1140、サービス期間終了(end of service period)フィールド1145、中継フレームフィールド1150、およびackポリシーフィールド1155を含む。フレーム制御フィールド1005aがリソース割振りフレーム1000などのリソース割振りフレーム内で使用される場合、タイプフィールドは、1の値を有し得、サブタイプフィールドは3の値を有し得る。
フレーム制御フィールド1005aのいくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールド1105は、1にセットされ得る。これらの態様では、フロムDSフィールド1120、モアフラグメントフィールド1125、電力管理フィールド1130、モアデータフィールド1135、保護フレームフィールド1140、サービス期間終了フィールド1145、中継フレームフィールド1150、またはackポリシーフィールド1155のうちの1つまたは複数は、他の目的のために使用され得る。たとえば、リソース割振りフレーム1000のグループインジケータフィールド1025は、フレーム制御フィールド1005へ移動され得る。
図11Bは、グループインジケータフィールド1175を含む例示的なフレーム制御フィールド1005bを示す。フレーム制御フィールド1005bは、また、プロトコルバージョンフィールド1160、タイプフィールド1165、およびptid/サブタイプフィールド1170を含む。いくつかの態様では、図10のフレーム制御フィールド1005は、フレーム制御フィールド1005bのフォーマットに少なくとも実質的に適合する。いくつかの態様では、リソース割振りフレームは、フレーム制御フィールドフォーマット1005bを使用し得る。これらの態様のうちのいくつかでは、タイプフィールド1165は、1の値にセットされ得、または1の値を有し得、サブタイプフィールドは、3の値にセットされ得、または3の値を有し得る。
図12は、ショートプローブ応答フレーム1200の例示的なフォーマットを示す。ショートプローブ応答フレームは、フレーム制御フィールド1205、宛先アドレスフィールド1210、ソースアドレスフィールド1215、タイムスタンプフィールド1220、チェンジシーケンスフィールド1225、ネクストターゲットビーコン通過時間(next target beacon transit time)フィールド1230、圧縮SSIDフィールド1235、アクセスネットワークオプションフィールド1240、0個以上の情報要素1245およびフレーム検査シーケンスフィールド1250を含む。
図13Aは、フレーム制御フィールド1205aの一部分の例を示す。いくつかの態様では、ショートプローブ応答フレーム1200のフレーム制御フィールド1205は、フレーム制御フィールド1205aのフォーマットに適合し得る。フレーム制御フィールド1205aは、プロトコルバージョンフィールド1305、2ビットのタイプフィールド1310、および4ビットのサブタイプフィールド1315を含む。いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールド1305は、0の値にセットされ得、タイプフィールド1310は、3の値にセットされ得、サブタイプフィールド1315は、ANA(任意数)の値にセットされ得る。
図13Bは、フレーム制御フィールド1205bの一部分の例を示す。いくつかの態様では、ショートプローブ応答フレーム1200のフレーム制御フィールド1205は、フレーム制御フィールド1205bのフォーマットに適合し得る。フレーム制御フィールド1205bは、プロトコルバージョンフィールド1360、3ビットのタイプフィールド1365、および3ビットのサブタイプフィールド1370を含む。いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールド1360は、1の値にセットされ得、タイプフィールド1365は、1の値にセットされ得、サブタイプフィールド1370は、2の値にセットされ得る。
図14Aは、ショート管理フレームを送信するための方法1400の態様を示す。ショート管理フレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて生成され、ワイヤレスネットワーク100内の別のノードへ送信され得る。方法1400については、ワイヤレスデバイス202の要素を参照して後で説明するが、本明細書に記載するステップの1つまたは複数を実装するのに、他の構成要素が使われ得ることが当業者には諒解されよう。
ブロック1405では、フレーム制御フィールドが生成される。フレーム制御フィールドは、1の値を有するプロトコルバージョンフィールド、および1の値を有するタイプフィールドを含む。いくつかの態様では、タイプフィールドは長さ3ビットである。他の態様では、タイプフィールドは長さ4ビットである。
ブロック1410では、ショート管理フレームが生成される。ショート管理フレームは、メディアアクセス制御ヘッダを含む。メディアアクセス制御ヘッダは、ブロック1405内で生成されたフレーム制御フィールドを含む。いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、サブタイプフィールドを含むように生成される。サブタイプフィールドは、長さ2ビットまたは3ビットのいずれかとして生成され得る。開示される実施態様では、結合されたタイプフィールドおよびサブタイプフィールドの全長は、個々のフィールドの長さにかかわらず6ビットである。ショート管理フレームがリソース割振りフレームである場合、サブタイプフィールドは、3の値を有するように生成される。ショート管理フレームがショートプローブ応答フレームである場合、サブタイプフィールドは、2の値を有するように生成される。
ブロック1415では、ショート管理フレームが送信される。送信は、送信機210、および/またはプロセッサ204によって実行され得る。
図14Bは、ワイヤレス通信システム100内で利用され得る例示的なワイヤレスデバイス1450の機能ブロック図である。デバイス1450は、フレーム制御フィールド生成回路1460を備える。フレーム制御フィールド生成回路1460は、ブロック1405に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド生成回路1460は、プロセッサ204に相当する。デバイス1450は、さらに、ショート管理フレーム生成回路1455を備える。ショート管理フレーム生成回路1455は、図14Aに示すブロック1410に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。ショート管理フレーム生成回路1410は、プロセッサ204および/またはDSP220のうちの1つまたは複数に相当し得る。デバイス1450は、さらに、生成されたフレームをワイヤレスで送信するためのフレーム送信回路1465を備える。フレーム送信回路1465は、図14Aに示すブロック1415に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。フレーム送信回路1465は、送信機210および/またはプロセッサ204に相当し得る。
図15Aは、ワイヤレス通信フレームを受信するための方法1500の態様を示す。方法1500は、本明細書で説明されるフレームのうちの少なくともいくつかを選択的に受信するために使用され得る。フレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて受信され得る。方法1500は、ワイヤレスデバイス202の要素に関して以下に記載されるが、他の構成要素が、以下に記載されるブロックのうちの1つまたは複数を実施するために使用され得ることが当業者には諒解されよう。
ブロック1505では、ワイヤレス通信フレームが受信される。ブロック1510では、ワイヤレス通信フレームは、メディアアクセス制御ヘッダを識別するために復号される。識別されたメディアアクセス制御ヘッダは、フレーム制御フィールドを識別するためにブロック1515内で復号される。ブロック1520では、フレーム制御フィールドは、プロトコルバージョンフィールドの値を決定するために復号される。
ブロック1525では、プロトコルバージョンフィールドの値に基づいて、タイプフィールドの長さが決定される。たとえば、いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドが第1の値を有する場合、タイプフィールドの長さは第1の長さである。プロトコルバージョンフィールドが第2の値を有する場合、タイプフィールドの長さは第2の長さであると決定される。上述のように、たとえば、フレーム制御フィールド305aは、1の値にセットされたプロトコルバージョンフィールド405aを含む。タイプフィールド410aの長さは2ビットであり、サブタイプフィールド415aの長さは4ビットである。対照的に、フレーム制御フィールド305bのプロトコルバージョンフィールド405bは、1にセットされ得る。タイプフィールド410aの2ビットの長さと対照的に、タイプフィールド410bの長さは3または4ビットであり得る。サブタイプフィールド415の4ビットの長さと対照的に、サブタイプフィールド415bの長さは2ビットまたは3ビットである。したがって、プロトコルバージョン405aおよび/または405bの値は、タイプフィールド410a/bおよびサブタイプフィールド415a/bの長さを決定するために使用され得る。これは、また、本明細書で開示される他のフレームフォーマットにおけるケースであり得る。たとえば、図5Bのフレーム制御フィールド505は、1にセットされたプロトコルバージョンフィールド550を有し、その対応するタイプフィールド555およびサブタイプフィールド560は、それぞれ、4ビットおよび2ビットの長さを有する。これらの長さは、また、0にセットされたプロトコルバージョンフィールド405aと関連したタイプおよびサブタイプフィールド410aおよび415aと異なる。このことは、また、図7Cのフレーム制御フィールド705b(プロトコルバージョンフィールド750ならびに対応するタイプおよびサブタイプフィールド755および760)、図11Aのフレーム制御フィールド1005a(プロトコルバージョンフィールド1105ならびに対応するタイプおよびサブタイプフィールド1110および1115)、図11Bのフレーム制御フィールド1005b(プロトコルバージョンフィールド1160ならびに対応するタイプフィールド1165およびPTID/サブタイプフィールド1170)、図13Aのフレーム制御フィールド1205a(通常、0にセットされるプロトコルバージョンフィールド1305、ならびに長さがそれぞれ2/4である対応するタイプフィールド1310およびサブタイプフィールド1315)についてそうであり得、プロトコルバージョンフィールド1360が1にセットされ、長さがそれぞれ3/3またはそれぞれ4/2であるタイプフィールド1365およびサブタイプフィールド1370を有する、図13Bのフレーム制御フィールド1205bと対照的であり得る。
ブロック1530では、ブロック1525において決定された長さに基づいて、タイプフィールドの値が決定される。たとえば、ブロック1505において受信されたワイヤレス通信フレームがフレーム制御フィールド1205bを含む場合、タイプフィールドの値は、プロトコルバージョンフィールド1360の後に続く3ビット、または別の態様では、プロトコルバージョンフィールド1360の後に続く4ビットに基づいて決定され得る(タイプフィールド1365の長さに対応する)。対照的に、ブロック1505において受信されたワイヤレス通信フレームが、(プロトコルバージョンフィールド1305内のプロトコルバージョンが0である)フレーム制御フィールド1205aを含む場合、タイプフィールドの値は、プロトコルバージョンフィールド1305の後に続く2ビット(タイプフィールド1310の長さに対応する2ビット)のみに基づいて決定され得る。
方法1500のいくつかの態様は、プロトコルバージョンフィールドの値に基づいて、またはタイプフィールドの長さに基づいて、フレーム制御フィールド内のサブタイプフィールドの長さを決定することを含む。いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドの値が第1の値に等しい場合、タイプフィールドの長さは、サブタイプフィールドの決定された長さよりも長いと決定される。これらの態様のうちのいくつかでは、プロトコルバージョンフィールドが第2の値である場合、タイプフィールドの長さは、サブタイプフィールドの長さ以上であると決定される。
いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドが1に等しいとき、フレーム制御フィールド内のタイプフィールドおよびサブタイプフィールドの各々は、長さ3ビットであると決定される。いくつかの他の態様では、プロトコルバージョンフィールドが1に等しいとき、タイプフィールドは長さ4ビットであると決定され、サブタイプフィールドは長さ2ビットであると決定される。
いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドの値が第1の値であり、タイプフィールドが第2の値である場合、受信されたワイヤレスフレームは、リソース割振りフレーム1000またはショートプローブ応答フレーム1200などの「ショート」管理フレームである。たとえば、いくつかの態様では、プロトコルバージョンの1の値およびタイプの1の値は、ワイヤレスフレームがショート管理フレームであることを示す。
いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、さらに、サブタイプフィールドの値を決定するために復号される。いくつかの態様では、サブタイプフィールドが特定の値に等しいと決定される場合、ワイヤレス通信フレームは、図10のリソース割振りフレーム1000などのリソース割振りフレームであると決定される。いくつかの態様では、リソース割振りフレームに対する特定の値は、3である。いくつかの態様では、フレームがリソース割振りフレームであると決定される場合、フレーム制御フィールドは、さらに、グループ表示フィールドの値を決定するために復号される。これらの態様では、メディアアクセス制御ヘッダは、グループ表示フィールドを含まない場合がある。グループ表示フィールドは、リソース割振りフレームが適用される先の、デバイスのグループを示し得る。
いくつかの態様では、サブタイプフィールドが第2の特定の値に等しいと決定された場合、ワイヤレス通信フレームは、フレーム1200などの「ショート」プローブ応答フレームである。たとえば、いくつかの態様では、サブタイプフィールドが2に等しい場合、ワイヤレス通信フレームは、「ショート」プローブ応答フレームである。
ブロック1535では、ワイヤレス通信フレームは、タイプフィールドの値に基づいて処理される。たとえば、タイプの値に基づいてフレームを処理することは、タイプの値に基づいて、対応する関連付けられた値を有する、フィールドの特定の編成を包含するフレームを復号することを含み得る。上述のように、様々なフレームフォーマットが、ブロック1505のワイヤレス通信フレームとして受信され得る。受信されたフレームを首尾よく処理するために、受信デバイスは、通信フレームがどのフィールドを包含するか、およびフレーム内でのそれらのフィールドの位置もしくはオフセットおよび長さを決定し得る。このフォーマットは、いくつかの態様では、少なくとも部分的にタイプの値に基づいて、処理1500を実行するデバイスなどの、フレームを受信するデバイスによって決定され得る。
たとえば、ワイヤレス通信フレームをショート管理フレームとして処理することは、上述のようにサブタイプフィールドを復号して、フレームがリソース割振りフレームであるのか、それともショートプローブ応答フレームであるのかを、決定することを含み得る。リソース割振りフレームは、非管理フレームタイプの他のタイプに対するショートプローブ応答フレームと、異なるように処理され得る。たとえば、いくつかの態様では、リソース割振りフレームは、グループインジケータフィールドを含む。処理1500/ブロック1535は、受信されたワイヤレス通信フレームがリソース割振りフレームであると決定する場合、リソース割振りフレームを復号して、フレーム制御フィールド内のグループインジケータフィールドにおける値を決定し得る。受信されたワイヤレスフレームがリソース割振りフレームでないと決定され、たとえば、代わりにショートプローブ応答フレームであると決定される場合、ブロック1535は、受信されたフレームを復号してグループ表示フィールドを決定しなくてもよく、というのも、ショートプローブ応答フレームはフレーム制御フィールド内にそのようなフィールドを含まなくてよいためである。
上述のように、(それらそれぞれのタイプ/サブタイプフィールドに対して異なる長さを有するフレームのような)様々なフレームのフォーマットの間を区別するためにプロトコルバージョンフィールドを使用することは、さらなるフレームタイプを規定するための改良された能力をもたらし得る。知られているフレームフォーマットは、長さ2ビットのみのフレームタイプフィールドを使用し、したがって、4個の可能なフレームタイプを提供する。これらの4個のフレームタイプは、使い果たされてしまって、さらなるフレームタイプの規定が妨げられる。3または4ビットのフレームタイプフィールドを有する新しいフレームフォーマットを提供することによって、8個、またはおそらくは16個のフレームタイプでさえ規定され得る。このことは、既存のフレームフォーマットと比較して、さらなる適応性と拡張性をもたらす。
図15Bは、ワイヤレス通信システム100内で利用され得る例示的なワイヤレスデバイス1550の機能ブロック図である。デバイス1550は、フレームを受信するためのフレーム受信回路1555を備える。フレーム受信回路1555は、図15Aに示すブロック1505に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。フレーム受信回路1555は、プロセッサ204および/または受信機212のうちの1つまたは複数に相当し得る。デバイス1550は、さらに、受信されたフレームを復号するためのフレーム復号回路1560を備える。フレーム復号回路1560は、図15Aに示すブロック1510〜1530に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。フレーム復号回路1560は、プロセッサ204および/またはDSP220に相当し得る。デバイス1550は、さらに、受信されたフレームを処理するためのフレーム処理回路1565を備える。フレーム処理回路1565は、図15Aに示すブロック1535に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。フレーム処理回路1565は、プロセッサ204および/またはDSP220に相当し得る。
図16Aは、ワイヤレスフレームを送信するための方法1600の態様を示す。ワイヤレスフレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて生成され、ワイヤレスネットワーク100内の別のノードへ送信され得る。方法1600については、ワイヤレスデバイス202の要素を参照して後で説明するが、本明細書に記載するステップの1つまたは複数を実装するのに、他の構成要素が使われ得ることが当業者には諒解されよう。
いくつかの態様では、方法1600は、より多くのフレームタイプが示され得るための、ワイヤレスフレーム内のビットの改良された使用を提供するために使用され得る。たとえば、知られている方法では、フレームタイプフィールドは、長さ2ビットであると規定され得る。このことは、示されるべき最大で4個の相異なるフレームタイプを提供する。2ビットよりも多くのタイプフィールドを含むワイヤレスフレームのさらなるフォーマットを提供することによって、さらなるフレームタイプがワイヤレスフレームによって示され得る。いくつかの態様では、ワイヤレスフレームのプロトコルバージョンフィールドは、ワイヤレスフレームのタイプフィールドの長さ、および、いくつかの態様ではサブタイプフィールドの長さを決定するために使用される。いくつかの態様では、方法1600において参照されるワイヤレスメッセージは、図3に関して記載されるメディアアクセス制御ヘッダ300、図5Aに関して記載される500、図6Aの600a、図6Bの600b、図6Dの600d、図7Aの700a、図7Bの700b、図10の1000、または図12の1200などの、メディアアクセス制御ヘッダを含み得る。メディアアクセス制御ヘッダは、フレーム制御フィールドを含み得る。様々な態様では、フレーム制御フィールドは、フレーム制御フィールドのフォーマット305a、305b、505、605b、705b、1005a、1005b、1205a、または1205bのうちの1つに適合し得る。
ブロック1605では、ワイヤレスメッセージのフレーム制御フィールドに対するプロトコルバージョンフィールドの値が、決定される。いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドの決定は、ブロック1620において送信されるワイヤレスメッセージのタイプに基づき得る(後述する)。たとえば、「ショート管理フレーム」が送信される場合、プロトコルバージョンフィールドの値は、第1の値となるように決定され得る。通常のもしくは長い制御フレームまたは通常のもしくは長い管理フレームが、たとえば、送信されるべき場合、プロトコルバージョンフィールドの値は、異なる第2の値となるように決定され得る。
ブロック1610では、フレーム制御フィールドが生成される。フレーム制御フィールドは、ブロック1605において決定されたプロトコルバージョンフィールドの値を有するプロトコルバージョンフィールドを含むように生成される。タイプフィールドの長さは、プロトコルバージョンフィールドのバージョンに基づいて決定される。フレーム制御フィールドは、決定された長さを有するタイプフィールドを含むように生成される。いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、プロトコルバージョンフィールドの値に基づいて、2ビットの長さを有するように決定される。たとえば、プロトコルバージョンフィールドの0の値は、いくつかの態様では、タイプフィールドの2ビットの長さを示し得る。これらの態様では、0のプロトコルバージョンフィールドを有するワイヤレスメッセージは、2ビットのタイプフィールドに基づいて、4個までの重複しないメッセージタイプを示すことができる。
いくつかの他の態様では、フレーム制御フィールドは、プロトコルバージョンフィールドに基づいて3ビットの長さを有するように決定される。たとえば、プロトコルバージョンフィールドの1の値は、いくつかの態様では、タイプフィールドの3ビットの長さを示し得る。これらの態様では、1のプロトコルバージョンフィールドを有するワイヤレスメッセージは、3ビットのタイプフィールドに基づいて、8個までの重複しないメッセージタイプを示すことができる。
いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、プロトコルバージョンフィールドに基づいて、4ビットの長さを有するように決定される。たとえば、いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドの1の値は、いくつかの態様では、タイプフィールドの4ビットの長さを示し得る。これらの態様では、1のプロトコルバージョンフィールドを有するワイヤレスメッセージは、4ビットのタイプフィールドに基づいて、16個までの重複しないメッセージタイプを示すことができる。
いくつかの態様では、フレーム制御フィールドは、また、サブタイプフィールドを含むように生成され得る。サブタイプフィールドの長さは、プロトコルバージョンフィールドの値またはタイプフィールドの長さに基づいて決定され得る。いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドの値が第1の値である場合、タイプフィールドの長さは、サブタイプフィールドの長さよりも短くなるように決定される。たとえば、いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドの値が0である場合、タイプフィールドの長さは2ビットであり、サブタイプフィールドの長さは4ビットである。いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドの値が第2の値である場合、タイプフィールドの長さは、サブタイプフィールドの長さ以上である。たとえば、いくつかの態様では、プロトコルバージョンフィールドの値が1である場合、タイプフィールドおよびサブタイプフィールドの長さは等しい。いくつかの態様では、両方のフィールドは、3ビット長である。いくつかの他の態様では、プロトコルバージョンフィールドの値が(いくつかの実施態様では)1、または(いくつかの他の実施態様では)2の場合、タイプフィールドおよびサブタイプフィールドの長さは、それぞれ、4ビットおよび2ビットであるように決定される。
いくつかの態様では、タイプフィールドおよびサブタイプフィールドの結合された長さは、6ビットである。たとえば、タイプフィールドが長さ3ビットである場合、タイプフィールドおよびサブタイプフィールドの結合された長さが、長さ6ビットになるように、サブタイプフィールドは、長さ3ビットとなるように決定される。タイプフィールドが長さ2ビットである場合、この場合もまた、タイプフィールドおよびサブタイプフィールドの結合された長さが、長さ6ビットになるように、サブタイプフィールドは、長さ4ビットとなるように決定される。タイプフィールドが長さ4ビットである場合、サブタイプフィールドは、長さ2ビットとなるように決定される。他の結合された長さは、他の実施態様において考えられる。
いくつかの態様では、プロトコルバージョン、タイプおよびサブタイプフィールド内の値の特定の組合せは、特定のフレームタイプを示し得る。たとえば、値が1のプロトコルバージョンフィールド、および値が1のタイプフィールドを含むワイヤレスフレームは、「ショート」管理フレームを示し得る。値が1のプロトコルバージョンフィールド、値が1のタイプフィールド、および3のサブタイプフィールドの値を含むワイヤレスフレームは、先の図10に示すリソース割振りフレーム1000などのリソース割振りフレームを示し得る。いくつかの態様では、リソース割振りフレームのフレーム制御フィールドは、さらに、グループ表示フィールドを含むように生成される。グループ表示フィールドは、リソース割振りフレームが適用される先の、デバイスのグループを示すように生成され得る。
いくつかの態様では、値が1のプロトコルバージョンフィールド、値が1のタイプフィールド、および2のサブタイプフィールドの値を含むワイヤレスフレームは、図12においてフレーム1200によって示されるように、「ショート」プローブ応答フレームを示し得る。
ブロック1615では、フレーム制御フィールドを含むメディアアクセス制御ヘッダを含む、ワイヤレスメッセージが生成される。様々な態様では、フレーム制御フィールドは、図3〜13Bに関して上述された、フレーム制御フィールドのフォーマットのうちの任意のものに、実質的に適合し得る。ブロック1620では、ワイヤレスフレームが送信される。
図16Bは、ワイヤレス通信システム100内で利用され得る例示的なワイヤレスデバイス1650の機能ブロック図である。デバイス1650は、プロトコルバージョン決定回路1655を備える。プロトコルバージョン決定回路1655は、ブロック1605に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。いくつかの態様では、プロトコルバージョン決定回路1655は、プロセッサ204に相当する。デバイス1650は、さらに、フレーム制御フィールド生成回路1660を含む。フレーム制御フィールド生成回路1660は、ブロック1610に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。いくつかの態様では、フレーム制御フィールド生成回路1660は、プロセッサ204に相当する。デバイス1650は、さらに、ワイヤレスフレーム生成回路1665を備える。ワイヤレスフレーム生成回路1665は、図16Aに示すブロック1615に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。ワイヤレスフレーム生成回路1665は、プロセッサ204および/またはDSP220のうちの1つまたは複数に相当し得る。デバイス1650は、さらに、生成されたフレームをワイヤレスで送信するためのフレーム送信回路1670を備える。フレーム送信回路1670は、図16Aに示すブロック1620に関して上述された、1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。フレーム送信回路1670は、送信機210および/またはプロセッサ204に相当し得る。
本明細書において、「determining」という用語は、多種多様な動作を包含する。たとえば、「determining」は、計算すること、コンピューティングすること、処理すること、導出すること、調査すること、検索すること(たとえば、表、データベースまたは別のデータ構造で検索すること)、確認すること、などを含み得る。同様に、「determining」は、受け取ること(たとえば、情報を受け取ること)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスすること)、などを含み得る。同様に、「determining」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、などを含み得る。さらに、本明細書における「チャネル幅」は、ある種の態様では、帯域幅を包含してよく、またはそう呼ばれてもよい。
本明細書において、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を参照する句は、それらの項目の任意の組合せを参照し、単一の要素を含む。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cを包含することを意図する。
上述された方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェアの構成要素、回路、および/またはモジュールなどの、動作を実行することができる任意の適当な手段によって実行され得る。一般に、諸図に示す任意の動作は、動作を実行することができる対応する機能的手段によって実行され得る。
本開示に関して述べた様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくはプログラム可能な他の論理デバイス(PLD)、個別のゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または、本明細書で述べられる機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せと共に、実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代わりに、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、また、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組合せ、1つまたは複数のマイクロプロセッサのDSPコアと一緒の組合せ、またはそのような任意の他の構成など、コンピューティングデバイスの組合せとして実装され得る。
1つまたは複数の態様では、述べられた機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで、実施され得る。ソフトウェアで実施される場合、諸機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体に記憶され得、またはコンピュータ可読媒体を介して伝送され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体、およびコンピュータプログラムの1つの場所から別の場所への転送を促進する任意の媒体を含む通信媒体の、両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによりアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。例として、それに限定されず、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセス可能な他の任意の媒体を含むことができる。同様に、いかなる接続も、コンピュータ可読媒体と当然のことながら呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書において、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスクを含み、この場合、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザを用いてデータを光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体(たとえば、有形の媒体)を含み得る。加えて、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的なコンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を含み得る。上述したものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲の中に含められるべきである。
本明細書で開示される方法は、記載される方法を実現するための、1つまたは複数のステップまたは動作を備える。方法のステップおよび/または動作は、特許請求の範囲の範囲を逸脱することなく、互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたは動作の特定の順序が規定されない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は、特許請求の範囲の範囲を逸脱することなく、修正され得る。
述べられた機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで、実施され得る。ソフトウェアで実施される場合、諸機能は、1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによりアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。例として、それに限定されず、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセス可能な他の任意の媒体を含むことができる。本明細書において、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、この場合、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザを用いてデータを光学的に再生する。
したがって、ある種の態様は、本明細書で示される動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、そこに記憶(および/またはコード化)された命令を有するコンピュータ可読媒体を備え得、命令は、本明細書に記載される動作を実行するための1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。ある種の態様では、コンピュータプログラム製品は、包装材料を含み得る。
ソフトウェアまたは命令は、また、送信媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
さらに、本明細書に記載される方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用できるように、ユーザ端末および/または基地局によって、ダウンロードおよび/または他の方法で取得され得ることが諒解されるべきである。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書に記載される方法を実行するための手段の転送を容易にするための、サーバに結合され得る。あるいは、記憶手段をデバイスに結合または提供するとユーザ端末および/または基地局が様々な方法を取得できるように、本明細書に記載される様々な方法は、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピー(登録商標)ディスクなどの物理的な記憶媒体)を介して提供され得る。その上、本明細書に記載される方法および技法をデバイスに提供するための、任意の他の適当な技法が使用され得る。
特許請求の範囲が、上述の厳密な構成および構成要素に限定されないことが理解されるべきである。様々な修正、変更、および変形が、特許請求の範囲の範囲を逸脱することなく、上述の方法および装置の構成、動作および詳細においてなされ得る。
前述のものは本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様および追加の態様は、それの基本の範囲から逸脱することなく考察され得、それの範囲は、添付の特許請求の範囲によって決定される。