JP6084518B2 - 半導体回路、発振回路、及び電源回路 - Google Patents

半導体回路、発振回路、及び電源回路 Download PDF

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本発明は、半導体回路、発振回路、及び電源回路に関する。
半導体回路におけるトランジスタのしきい値電圧VTは、
Figure 0006084518
である(例えば、非特許文献1参照)。前記式(1)において、VT0は基板バイアス電圧が0V且つ絶対零度のしきい値電圧であり、γは基板バイアス効果係数であり、ΦFはフェルミポテンシャルであり、VSBはソース・基板間電圧である。ソース・基板間電圧VSB以外は製造上決まるパラメータであり、ソース・基板間電圧VSBを制御することでトランジスタのしきい値電圧VTが制御可能である。
半導体回路における微細技術の進展に伴い、動的動作時及び静的動作時にトランジスタのバックゲート電圧を制御することで、動作の高速化とリーク電流の低減との両立を図る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、トランジスタのしきい値電圧やリーク電流を検出するための専用回路及び基板バイアス発生回路を設け、しきい値電圧やリーク電流を測定し、それぞれが所定値になるように基板バイアス発生回路を制御してトランジスタのバックゲート電圧を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2006−66062号公報 特開平6−139779号公報 特開平9−129831号公報
Phillip E Allen, Douglas R. Holberg, "CMOS Analog Circuit Design Second Edition", OXFORD, 2002, p.36-p.41, p.417-P.432
エネルギー・ハーベスト技術では、電源電圧が0.3Vといった極低電圧からの動作が要求される。トランジスタを低電圧で動作させるには、トランジスタのしきい値電圧を下げることが1つの方法であるが、しきい値電圧を下げるとトランジスタのリーク電流が増大してしまう。そのため、極低電圧や微小のエネルギーを扱うエネルギー・ハーベスト技術では、トランジスタのしきい値電圧の低電圧化とともに、リーク電流が少ないことも期待されている。
前述したようにトランジスタのソース・基板間電圧、つまりバックゲート電圧を制御することで、トランジスタのしきい値電圧を下げることが可能である。しかし、トランジスタのしきい値電圧やリーク電流を検出するための専用の検出回路を設けると、専用の検出回路と実際に動作する回路との間でプロセスばらつき等により特性に差が発生し、実際に動作する回路のバックゲート電圧を精度良く制御できないことがある。また、専用の検出回路や基板バイアス発生回路を設けることにより、回路規模が増大して、半導体回路の製造コストを上げてしまうという問題がある。
本発明の目的は、回路規模の増大を抑制し低電圧での動作が可能な半導体回路を提供することにある。
半導体回路の一態様は、高電位側電源と低電位側電源との間に接続されるトランジスタと、トランジスタと高電位側電源又は低電位側電源との間に直列に接続され、トランジスタに流れる電流をモニターするモニター回路と、トランジスタのバックゲートに接続する電源を切り替える切り替え回路とを有する。切り替え回路は、トランジスタのバックゲートを高電位側電源及び低電位側電源のうちのトランジスタのソースが接続される電源とは異なる電源に接続し、トランジスタのゲートを高電位側電源及び低電位側電源のうちのトランジスタのソースが接続される電源に接続してモニター回路によりモニターされた電流が基準電流より大きい場合に、トランジスタのバックゲートに接続される電源をトランジスタのソースが接続される電源に切り替える。
開示の半導体回路は、トランジスタのゲートをソースが接続される電源に接続して流れる電流に基づいてバックゲートに接続する電源を高電位側電源又は低電位側電源に切り替えることで、回路規模の増大を抑制し低電圧での動作が可能になる。
本発明の実施形態における半導体回路の構成例を示す図である。 本実施形態における半導体回路の回路構成例を示す図である。 本実施形態における半導体回路の動作例(初期状態)を示す図である。 本実施形態における半導体回路の動作例(バックゲート電圧調整)を示す図である。 本実施形態における半導体回路の動作例(バックゲート電圧調整)を示す図である。 本実施形態における半導体回路の動作例(実動作)を示す図である。 本実施形態における半導体回路の他の回路構成例を示す図である。 本実施形態における半導体回路の他の回路構成例を示す図である。 本実施形態における半導体回路を用いた発振回路の構成例を示す図である。 本実施形態における半導体回路を電源回路の構成例を示す図である。 本実施形態における半導体回路の他の構成例を示す図である。 本実施形態における半導体回路の他の構成例を示す図である。 バックゲート電圧制御を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
半導体回路におけるトランジスタのしきい値電圧を下げる技術として、トランジスタのソース・基板間に順バイアスをかけて、基板バイアス効果の作用を用いて、しきい値電圧を下げるフォワードバイアス法がある。Nチャネルトランジスタの場合には、通常のバイアスであればソース端子に与える電圧以下の電圧をバックゲート端子に与えるが、フォワードバイアス法ではソース端子に与える電圧より高い電圧をバックゲート端子に与える。また、Pチャネルトランジスタの場合には、通常のバイアスであればソース端子に与える電圧以上の電圧をバックゲート端子に与えるが、フォワードバイアス法ではソース端子に与える電圧より低い電圧をバックゲート端子に与える。
例えば、図13(B)に一例を示すように通常回路(通常のバイアス)では、Nチャネルトランジスタは、ソース及びバックゲートを低電位側電源VSSに接続し、Pチャネルトランジスタは、ソース及びバックゲートを高電位側電源VDDに接続する。それに対して、図13(A)に一例を示すようにフォワードバイアス回路では、Nチャネルトランジスタは、ソースを低電位側電源VSSに接続してバックゲートを高電位側電源VDDに接続し、Pチャネルトランジスタは、ソースを高電位側電源VDDに接続してバックゲートを低電位側電源VSSに接続する。
フォワードバイアス法を適用し、図13(A)に示すようにトランジスタのソース及びバックゲートに電圧を与えることで、図13(C)に示すように電源電圧が通常バイアス時のしきい値電圧VT以下の低電圧でもトランジスタが動作可能となる。しかし、トランジスタのソース・基板間電圧がソース・基板の寄生ダイオードがオンしない電圧範囲を超えると、寄生ダイオードがオンしてリーク電流が増大してしまうため、ソース・基板間電圧が一定の電圧範囲以下であるという制約が加わる。
そこで、本実施形態における半導体回路では、トランジスタのリーク電流に応じて、フォワードバイアスにするか、通常のバイアスにするかを切り替えることにより、低電圧での動作を可能にするとともにリーク電流の抑制を図る。
図1は、本発明の一実施形態における半導体回路の構成例を示す図である。機能回路11は、実動作時に動作して所定の機能を実現する回路であり、フォワードバイアスにするか又は通常のバイアスにするかが制御される、すなわちバックゲート電圧が制御されるトランジスタを有する。機能回路11は、電源端子を介して高電位側電源VDD及び低電位側電源VSSが供給される。また、機能回路11は、信号入力端子より信号入力VINが入力され、信号出力端子より信号出力VOUTを出力する。なお、信号入力VIN及び信号出力VOUTは、実際の回路動作時に機能回路11が入出力する信号である。
また、機能回路11は、後述するバックゲート電圧の制御を行うための制御信号が制御回路12から供給される。制御回路12から供給される制御信号には、制御信号SIG1、ACT1、ACT2、CAL1、CAL2を含む。制御回路12は、電源端子を介して高電位側電源VDD及び低電位側電源VSSが供給される。
制御信号SIG1は、バックゲート電圧の調整時に制御される信号である。制御信号SIG1は、機能回路11におけるPチャネルトランジスタのバックゲート電圧の調整時にハイレベル(“H”、例えば高電位側電源VDD)とされ、Nチャネルトランジスタのバックゲート電圧の調整時にローレベル(“L”、例えば低電位側電源VSS)とされる。また、制御信号SIG1は、機能回路11におけるトランジスタのバックゲート電圧の調整時以外、例えば機能回路11の実動作時にはオープン状態とされる。
制御信号ACT1、ACT2は、回路動作及びバックゲート電圧調整の選択信号である。制御信号ACT1は、機能回路11においてPチャネルトランジスタのバックゲート電圧の調整が行われるまでは“L”とされ、実動作時には“H”とされる。制御信号ACT2は、機能回路11においてNチャネルトランジスタのバックゲート電圧の調整が行われるまでは“L”とされ、実動作時には“H”とされる。
制御信号CAL1、CAL2は、機能回路11におけるトランジスタのバックゲート電圧のキャリブレーション信号である。制御信号ACT1は、初期状態では“L”とされ、機能回路11におけるPチャネルトランジスタのバックゲート電圧の調整時に“H”とされる。制御信号ACT2は、初期状態では“L”とされ、機能回路11におけるNチャネルトランジスタのバックゲート電圧の調整時に“H”とされる。
図2は、図1に示した機能回路11の回路構成例を示す図である。図2において、図1に示した制御信号と同一の制御信号には同一の信号名を付している。図2において、PチャネルトランジスタPT11及びNチャネルトランジスタNT11を有し、実動作時には入力される信号入力VINを反転して信号出力VOUTとして出力するインバータ回路が高電位側電源VDDと低電位側電源VSSとの間に接続される。PチャネルトランジスタPT11及びNチャネルトランジスタNT11は、ゲートに信号入力VIN及び制御信号SIG1が入力され、ドレインの接続点が信号出力OUTの信号出力端子に接続される。なお、信号入力VIN及び制御信号SIG1は、一方が有意な信号レベルである場合に、他方はオープン状態とされる。
また、PチャネルトランジスタPT11は、ソースが高電位側電源VDDに接続され、NチャネルトランジスタNT11は、ソースがスイッチSW11を介して低電位側電源VSSに接続される。また、NチャネルトランジスタNT11は、NチャネルトランジスタNT12を介して低電位側電源VSSに接続される。NチャネルトランジスタNT12は、ゲートが、スイッチSW11を介してNチャネルトランジスタNT11のソースに接続されるとともに、スイッチSW12を介して低電位側電源VSSに接続される。PチャネルトランジスタPT11は、バックゲートにバックゲート電圧PBGが供給され、NチャネルトランジスタNT11は、バックゲートにバックゲート電圧NBGが供給される。
スイッチSW11、SW12は、制御信号ACT1、ACT2により制御される。スイッチSW11は、制御信号ACT1、ACT2がともに“H”であるときに、NチャネルトランジスタNT11のソースと低電位側電源VSSとを接続し、制御信号ACT1、ACT2の少なくとも一方が“L”であるときに、NチャネルトランジスタNT11のソースとNチャネルトランジスタNT12のゲートとを接続する。また、スイッチSW12は、制御信号ACT1、ACT2がともに“H”であるときに、オン状態(閉状態)となり、制御信号ACT1、ACT2の少なくとも一方が“L”であるときに、オフ状態(開状態)となる。
すなわち、制御信号ACT1、ACT2がともに“H”であるときには、NチャネルトランジスタNT11のソースが低電位側電源VSSに接続され、NチャネルトランジスタNT12のゲートが低電位側電源VSSに接続される。また、制御信号ACT1、ACT2の少なくとも一方が“L”であるときには、NチャネルトランジスタNT11のソースとNチャネルトランジスタNT12のゲート及びドレインとが接続される。
NチャネルトランジスタNT13は、ソースが低電位側電源VSSに接続され、ドレインが電流源IS11の一端に接続され、ゲートがスイッチSW13に接続される。電流源IS11は、基準電流IREFを出力する電流源であり、他端が高電位側電源VDDに接続される。また、NチャネルトランジスタNT13のソースとゲートとの間に蓄積容量CS11が接続される。スイッチSW13は、制御信号ACT1、CAL1により制御される。スイッチSW13は、制御信号ACT1が“H”であり、かつ制御信号CAL1が“L”であるとき(例えば初期状態)に、NチャネルトランジスタNT13のゲートを低電位側電源VSSに接続する。また、スイッチSW13は、制御信号ACT1が“H”であり、かつ制御信号CAL1が“H”であるときに、すなわちPチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧の調整時に、NチャネルトランジスタNT13のゲートをNチャネルトランジスタNT12のゲートに接続する。また、スイッチSW13は、制御信号ACT1が“L”であるとき(例えば実動作時)にオープン状態となる。
NチャネルトランジスタNT14は、ソースが低電位側電源VSSに接続され、ドレインが電流源IS12の一端に接続され、ゲートがスイッチSW14に接続される。電流源IS12は、基準電流IREFを出力する電流源であり、他端が高電位側電源VDDに接続される。また、NチャネルトランジスタNT14のソースとゲートとの間に蓄積容量CS12が接続される。スイッチSW14は、制御信号ACT2、CAL2により制御される。スイッチSW14は、制御信号ACT2が“H”であり、かつ制御信号CAL2が“L”であるとき(例えば初期状態)に、NチャネルトランジスタNT14のゲートを低電位側電源VSSに接続する。また、スイッチSW14は、制御信号ACT2が“H”であり、かつ制御信号CAL2が“H”であるときに、すなわちNチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧の調整時に、NチャネルトランジスタNT13のゲートをNチャネルトランジスタNT12のゲートに接続する。また、スイッチSW14は、制御信号ACT2が“L”であるとき(例えば実動作時)にオープン状態となる。
ノードND12の電位、すなわちNチャネルトランジスタNT13のドレインと電流源IS11との接続点の電位が2つのインバータ回路を介して信号OUTPとして出力される。また、ノードND13の電位、すなわちNチャネルトランジスタNT14のドレインと電流源IS12との接続点の電位が3つのインバータ回路を介して信号OUTNとして出力される。つまり、ノードND12の電位が信号OUTPとして出力され、ノードND13の電位が反転されて信号OUTNとして出力される。
PチャネルトランジスタPT12及びNチャネルトランジスタNT15を有るインバータ回路が高電位側電源VDDと低電位側電源VSSとの間に接続される。PチャネルトランジスタPT12及びNチャネルトランジスタNT15は、ゲートに信号OUTPが入力され、ドレインの接続点の電位がPチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBGとして出力される。
同様に、PチャネルトランジスタPT13及びNチャネルトランジスタNT16を有るインバータ回路が高電位側電源VDDと低電位側電源VSSとの間に接続される。PチャネルトランジスタPT13及びNチャネルトランジスタNT16は、ゲートに信号OUTNが入力され、ドレインの接続点の電位がNチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGとして出力される。
次に、本実施形態における半導体回路の動作について説明する。
まず、初期状態において、高電位側電源VDDは0.3Vであり、低電位側電源VSSは0Vであり、信号入力VINはオープン状態であるとする。また、制御信号ACT1、ACT2、CAL1、CAL2は“L”であり、各スイッチSW11〜SW14は、図3に示す状態に制御される。
したがって、NチャネルトランジスタNT13及びNT14は、ゲート電圧が0Vとなり、オフ状態となり、ノードND12及びND13の電位は、電流源IS11及びIS12が出力する基準電流IREFによって高電位側電源VDDに近いレベルまで上昇していく。つまり、ノードND12及びND13の電位が“H”となって、信号OUTPは“H”となり、信号OUTNが“L”となる。その結果、PチャネルトランジスタPT11のバックゲートは低電位側電源VSSに接続され、NチャネルトランジスタNT11のバックゲートは高電位側電源VDDに接続される。このようにして、初期状態においては、PチャネルトランジスタPT11及びNチャネルトランジスタNT11は、ともにフォワードバイアス状態となる。
次に、PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBGを調整するとする。高電位側電源VDDは0.3Vであり、低電位側電源VSSは0Vであり、信号入力VINはオープン状態であるとする。このとき、制御信号SIG1は“H”であり、制御信号ACT1、ACT2、CAL2は“L”であり、制御信号CAL1は“H”である。これにより、各スイッチSW11〜SW14は、図4(A)及び図4(B)に示す状態に制御される。すなわち、NチャネルトランジスタNT11のソースとNチャネルトランジスタNT12のゲート及びドレインとが接続され、NチャネルトランジスタNT12のゲートとNチャネルトランジスタNT13のゲートとが接続される。つまり、NチャネルトランジスタNT11とNチャネルトランジスタNT12とが直列に接続され、NチャネルトランジスタNT12とNチャネルトランジスタNT13とがカレントミラー接続される。
このとき、PチャネルトランジスタPT11及びNチャネルトランジスタNT11のゲートが高電位側電源VDDに接続され、PチャネルトランジスタPT11がオフ状態となり、NチャネルトランジスタNT11がオン状態となり、PチャネルトランジスタPT11のリーク電流がNチャネルトランジスタNT12に流れ込む。そして、NチャネルトランジスタNT12とカレントミラー接続されたNチャネルトランジスタNT13に、PチャネルトランジスタPT11のリーク電流に相当する電流が流れる。
したがって、NチャネルトランジスタNT12に流れる電流、すなわちPチャネルトランジスタPT11のリーク電流が、電流源IS11による基準電流IREFより小さければ、ノードND12の電位は、図4(A)に示すように“H”である。これにより、信号OUTPは“H”であり、PチャネルトランジスタPT11のバックゲートは低電位側電源VSSに接続され、PチャネルトランジスタPT11はフォワードバイアス状態に確定される。
一方、NチャネルトランジスタNT12に流れる電流、すなわちPチャネルトランジスタPT11のリーク電流が、電流源IS11による基準電流IREFより大きければ、ノードND12の電位は、低下していき図4(B)に示すように“L”となる。これにより、信号OUTPは“L”に反転し、PチャネルトランジスタPT11のバックゲートは高電位側電源VDDに接続され、PチャネルトランジスタPT11は通常のバイアス状態に切り替えられる。
続いて、NチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGを調整するとする。高電位側電源VDDは0.3Vであり、低電位側電源VSSは0Vであり、信号入力VINはオープン状態であるとする。このとき、制御信号SIG1は“L”であり、制御信号ACT2は“L”であり、制御信号ACT1、CAL2は“H”である。これにより、各スイッチSW11〜SW14は、図5(A)及び図5(B)に示す状態に制御される。すなわち、NチャネルトランジスタNT11のソースとNチャネルトランジスタNT12のゲート及びドレインとが接続され、NチャネルトランジスタNT12のゲートとNチャネルトランジスタNT14のゲートとが接続される。つまり、NチャネルトランジスタNT11とNチャネルトランジスタNT12とが直列に接続され、NチャネルトランジスタNT12とNチャネルトランジスタNT14とがカレントミラー接続される。また、NチャネルトランジスタNT13のゲートには、蓄積容量CS11の一端が接続され、PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧調整時と同じ電位がNチャネルトランジスタNT13のゲートに与えられる。
このとき、PチャネルトランジスタPT11及びNチャネルトランジスタNT11のゲートが低電位側電源VSSに接続され、PチャネルトランジスタPT11がオン状態となり、NチャネルトランジスタNT11がオフ状態となり、NチャネルトランジスタNT11のリーク電流がNチャネルトランジスタNT12に流れ込む。そして、NチャネルトランジスタNT12とカレントミラー接続されたNチャネルトランジスタNT13に、NチャネルトランジスタNT11のリーク電流に相当する電流が流れる。
したがって、NチャネルトランジスタNT12に流れる電流、すなわちNチャネルトランジスタNT11のリーク電流が、電流源IS12による基準電流IREFより小さければ、ノードND13の電位は、図5(A)に示すように“H”である。これにより、信号OUTNは“L”であり、NチャネルトランジスタNT11のバックゲートは低電位側電源VSSに接続され、NチャネルトランジスタNT11はフォワードバイアス状態に確定される。
一方、NチャネルトランジスタNT12に流れる電流、すなわちNチャネルトランジスタNT11のリーク電流が、電流源IS12による基準電流IREFより大きければ、ノードND13の電位は、低下していき図5(B)に示すように“L”となる。これにより、信号OUTNは“H”に反転し、NチャネルトランジスタNT11のバックゲートは高電位側電源VDDに接続され、NチャネルトランジスタNT11は通常のバイアス状態に切り替えられる。
以上のようにして、PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBG、及びNチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGの調整を行った後、信号SIG1をオープン状態とし、制御信号ACT1、ACT2をともに“H”とする。これにより、各スイッチSW11〜SW14は、図6に示す状態に制御される。すなわち、NチャネルトランジスタNT11のソース及びNチャネルトランジスタNT12のゲートが低電位側電源VSSに接続される。
また、NチャネルトランジスタNT13のゲートには、蓄積容量CS11の一端が接続され、PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧調整時と同じ電位がNチャネルトランジスタNT13のゲートに与えられる。同様に、NチャネルトランジスタNT14のゲートには、蓄積容量CS12の一端が接続され、NチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧調整時と同じ電位がNチャネルトランジスタNT14のゲートに与えられる。
これにより、PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBG、及びNチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGをリークレベルに応じてフォワードバイアス又は通常のバイアスに制御されたインバータ回路として実動作が可能になる。
以上説明したように本実施形態によれば、インバータ回路が有するPチャネルトランジスタPT11及びNチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧をリーク電流に応じてそれぞれ調整することで、低電圧での動作が可能になるとともにリーク電流を抑制することができる。したがって、少ないリーク電流で、低電圧から高電圧までの広い電圧範囲で安定した動作を実現することができる。
なお、前述した説明では、PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBGを調整した後に、NチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGの調整を行うようにしているが、この順序は任意である。すなわち、NチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGを調整した後に、PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBGの調整を行うようにしても良い。この場合には、NチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGの調整時に、制御信号SIG1を“L”とし、制御信号ACT1、ACT2、CAL1は“L”とし、制御信号CAL2は“H”とする。その後のPチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBGの調整時に、制御信号SIG1を“H”とし、制御信号ACT1は“L”とし、制御信号ACT2、CAL1は“H”とする。
また、前述した説明では、インバータ回路が有するPチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBG及びNチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGをともに調整するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、インバータ回路が有するPチャネルトランジスタPT11及びNチャネルトランジスタNT11の一方のトランジスタのバックゲート電圧のみを調整するようにすることも可能である。
PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBGのみを調整する場合には、例えば図7に示すようにNチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGの調整に係る回路を設けずに、NチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧を固定電位(例では低電位側電源VSS)とすれば良い。また、NチャネルトランジスタNT11のバックゲート電圧NBGのみを調整する場合には、例えば図8に示すようにPチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧PBGの調整に係る回路を設けずに、PチャネルトランジスタPT11のバックゲート電圧を固定電位(例では高電位側電源VDD)とすれば良い。なお、図7及び図8において、図2に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
図9は、本実施形態における半導体回路を用いた発振回路の構成例を示す図である。図9には、3つのインバータ回路を直列接続した3ステージのリングオシレータを一例として示している。PチャネルトランジスタP11及びNチャネルトランジスタN11を有する1段目のインバータ回路の信号出力VOUTが2段目のインバータ回路に信号入力VINとして入力される。また、PチャネルトランジスタP21及びNチャネルトランジスタN21を有する2段目のインバータ回路の信号出力VOUTが3段目のインバータ回路に信号入力VINとして入力される。同様に、PチャネルトランジスタP31及びNチャネルトランジスタN31を有する3段目のインバータ回路の信号出力VOUTが1段目のインバータ回路に信号入力VINとして入力される(信号線は図示せず)。また、例えば3段目のインバータ回路の信号出力VOUTが、発振回路の発振出力として出力される。
図9に示すように、実動作時に動作するインバータ回路のそれぞれに対し、図2に示した回路構成と同様のPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタのバックゲート電圧の調整に係る回路を設けることで、リーク電流に応じてパックゲート電圧を適切に設定することが可能になる。これにより、低電圧での動作が可能になるとともにリーク電流を抑制することができ、少ないリーク電流で、低電圧から高電圧までの広い電圧範囲で安定した発振動作を実現することができる。また、図9に示すように実動作時に動作するインバータ回路のそれぞれに対して、トランジスタのバックゲート電圧の調整に係る回路を設けることで、並列してバックゲート電圧の調整動作を行うことが可能になる。なお、実動作時に動作するインバータ回路のそれぞれに対して、トランジスタのバックゲート電圧の調整に係る回路を設けずに、複数のインバータ回路でトランジスタのバックゲート電圧の調整に係る回路を共有するようにしても良く、この場合には回路面積を低減することができる。
図10(A)は、本実施形態における半導体回路を用いた電源回路の構成例を示す図である。図10(A)において、発振回路101は、本実施形態における半導体回路を用いたバックゲート電圧を制御可能な発振回路であり、例えば図9に示したような発振回路である。昇圧回路102は、発振回路101の出力をクロック信号として動作し、入力電圧を所定の電圧に昇圧する。発振回路101として本実施形態によるバックゲート電圧を制御可能な発振回路を用いることで、電源電圧が低くとも低消費電力でデューティ比の良好な安定したクロック信号を発生することができ、低電圧から効率の良い昇圧が可能になる。
図10(B)は、本実施形態における半導体回路を用いた電源回路の他の構成例を示す図である。図10(B)において、電源111は、例えば熱電や太陽光発電による電源である。発振回路A112は、電源111を電源電圧として動作する、本実施形態における半導体回路を用いたバックゲート電圧を制御可能な発振回路であり、例えば図9に示したような発振回路である。チャージポンプ113は、発振回路A112の出力をクロック信号として動作し、電源111の電圧を第1の電圧に昇圧する。ここで、第1の電圧は、通常のバイアスとしても発振回路B114が有するトランジスタが安定して動作可能な電圧である。
発振回路B114は、チャージポンプ113により得られる第1の電圧を電源電圧として動作する発振回路である。DC−DCコンバータ115は、発振回路A114の出力をクロック信号として動作し、電源111の電圧を第2の電圧に昇圧して負荷116に対し供給する。DC−DCコンバーター115は、制御部117、パルス幅変調回路(PWM)118、スイッチ119、インダクタL101、NチャネルトランジスタNT101、NT102、PチャネルトランジスタPT101、キャパシタC101、及びダイオードD101を有する。
パルス幅変調回路(PWM)118、スイッチ119、インダクタL101、NチャネルトランジスタNT101、NT102、PチャネルトランジスタPT101、キャパシタC101、及びダイオードD101を有するDC−DCコンバーター回路は、通常のDC−DCコンバーター回路と同様に動作し、電源111の電圧を基に第2の電圧を生成する。制御部117は、DC−DCコンバーター115の出力が所定の電圧レベルに達したか否かを判定し、所定の電圧レベルに達した場合には、発振回路A112及びチャージポンプ回路113の動作を停止させる。
発振回路A112として本実施形態によるバックゲート電圧を制御可能な発振回路を用いることで、図10(A)に示した電源回路と同様に、電源電圧が低くとも低消費電力でデューティ比の良好な安定したクロック信号を発生することができ、低電圧から効率の良い昇圧が可能になる。
図11は、本実施形態における半導体回路の他の構成例を示す図である。図2等に示した回路構成では、カレントミラー回路を実現するNチャネルトランジスタNT12、NT13、NT14のばらつきによる影響を受ける場合がある。そこで、図11に示すように半導体回路を構成することで、実動作時に動作するインバータ回路が有するPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタのリーク電流をモニターする回路がばらつきによる影響を受けないようにすることができる。
PチャネルトランジスタPT201及びNチャネルトランジスタNT201を有し、実動作時には入力される信号入力VINを反転して信号出力VOUTとして出力するインバータ回路が高電位側電源VDDと低電位側電源VSSとの間に接続される。PチャネルトランジスタPT201及びNチャネルトランジスタNT201は、ゲートに信号入力VIN及び制御信号SIG1が入力され、ドレインの接続点が信号出力OUTの信号出力端子に接続される。
また、PチャネルトランジスタPT201は、ソースが高電位側電源VDDに接続され、NチャネルトランジスタNT201は、ソースがスイッチSW201及びNチャネルトランジスタNT202を介して低電位側電源VSSに接続される。NチャネルトランジスタNT202は、ゲートとドレインとがスイッチSW202を介して接続される。PチャネルトランジスタPT201は、バックゲートにバックゲート電圧PBGが供給され、NチャネルトランジスタNT201は、バックゲートにバックゲート電圧NBGが供給される。NチャネルトランジスタNT201のゲートには蓄積容量CS201が接続される。
電流源IS201は、基準電流IREFを出力する電流源であり、一端が高電位側電源VDDに接続され、他端がスイッチ203を介してNチャネルトランジスタNT202のドレインに接続される。ノードND201の電位、すなわちNチャネルトランジスタNT202のドレインとスイッチ203との接続点の電位が2つのインバータ回路を介して信号OUTPとして出力される。PチャネルトランジスタPT202及びNチャネルトランジスタNT203を有るインバータ回路が高電位側電源VDDと低電位側電源VSSとの間に接続される。PチャネルトランジスタPT202及びNチャネルトランジスタNT203は、ゲートに信号OUTPが入力され、出力が記憶部201に記憶される。記憶部201に記憶された出力により、PチャネルトランジスタPT201のバックゲート電圧PBG及びNチャネルトランジスタNT201のバックゲート電圧NBGが制御される。
次に、図11に示した半導体回路の動作を説明する。
PチャネルトランジスタPT201のバックゲート電圧PBGを調整する場合には、まず制御信号SIG1を“H”にするともに、図11(A)に示すようにスイッチSW201、SW202をオン状態(閉状態)にし、スイッチSW203をオフ状態(開状態)にする。これにより、PチャネルトランジスタPT201のリーク電流がNチャネルトランジスタNT202に流れ込み、そのリーク電流に応じたNチャネルトランジスタNT202のゲート・ソース間電圧VGSを蓄積容量CS201に保持する。
次に、図11(B)に示すようにスイッチSW201、SW202をオフ状態(開状態)にし、スイッチSW203をオン状態(閉状態)にする。このとき、NチャネルトランジスタNT202は、蓄積容量CS201によりPチャネルトランジスタPT201のリーク電流に相当する電流を発生できる。したがって、NチャネルトランジスタNT202に流れる電流、すなわちPチャネルトランジスタPT201のリーク電流が、電流源IS201による基準電流IREFより小さければ、ノードND201の電位は“H”となり、信号OUTPは“H”となる。一方、NチャネルトランジスタNT202に流れる電流、すなわちPチャネルトランジスタPT201のリーク電流が、電流源IS201による基準電流IREFより大きければ、ノードND201の電位は“L”となり、信号OUTPは“L”となる。
なお、NチャネルトランジスタNT201のバックゲート電圧NBGを調整する場合には、制御信号SIG1を“L”にし、信号OUTPの反転信号を記憶部201に保持する点が異なるだけで前述した動作と同様である。また、前述した説明では、制御対象のトランジスタのリーク電流をNチャネルトランジスタを用いてモニターするようにしているが、Pチャネルトランジスタを用いてモニターするようにしても良い。例えば、図12に示すような回路構成とすることで、図11に示した半導体回路と同様にして、PチャネルトランジスタPT301及びNチャネルトランジスタNT301のバックゲート電圧を適切に設定することができる。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 機能回路
12 制御回路
PT11〜PT13 Pチャネルトランジスタ
NT11〜NT16 Nチャネルトランジスタ
PBG、NBG バックゲート電圧
IS11、IS12 電流源
SW11〜SW13 スイッチ

Claims (9)

  1. 高電位側電源と低電位側電源との間に接続されるトランジスタと、
    前記トランジスタと前記高電位側電源又は前記低電位側電源との間に直列に接続され、前記トランジスタに流れる電流をモニターするモニター回路と、
    前記トランジスタのバックゲートを前記高電位側電源及び前記低電位側電源のうちの前記トランジスタのソースが接続される電源とは異なる電源に接続し、前記トランジスタのゲートを前記高電位側電源及び前記低電位側電源のうちの前記トランジスタのソースが接続される電源に接続して前記モニター回路によりモニターされた電流が基準電流より大きい場合には、前記トランジスタのバックゲートに接続される電源を前記トランジスタのソースが接続される電源に切り替える切り替え回路とを有することを特徴とする半導体回路。
  2. 前記モニター回路は、カレントミラー回路であり、
    前記切り替え回路は、前記カレントミラー回路を流れる電流と前記基準電流とを比較し、比較結果に基づいて前記トランジスタのバックゲートを前記高電位側電源又は前記低電位側電源に接続することを特徴とする請求項1記載の半導体回路。
  3. 前記トランジスタは、高電位側電源と低電位側電源との間に接続されるPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタを有するインバータ回路の少なくとも一方のトランジスタであることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体回路。
  4. 前記切り替え回路は、前記トランジスタのバックゲートを前記高電位側電源及び前記低電位側電源のうちの前記トランジスタのソースが接続される電源とは異なる電源に接続し、前記トランジスタのゲートを前記高電位側電源及び前記低電位側電源のうちの前記トランジスタのソースが接続される電源に接続して前記モニター回路によりモニターされた電流を保持する保持部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体回路。
  5. 各々が高電位側電源と低電位側電源との間に接続されるPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタを有し、直列に接続された複数のインバータ回路と、
    前記インバータ回路と前記高電位側電源又は前記低電位側電源との間に直列に接続され、前記Pチャネルトランジスタ及び前記Nチャネルトランジスタの少なくとも一方のトランジスタに流れる電流をモニターするモニター回路と、
    前記トランジスタのバックゲートを前記高電位側電源及び前記低電位側電源のうちの前記トランジスタのソースが接続される電源とは異なる電源に接続し、前記トランジスタのゲートを前記高電位側電源及び前記低電位側電源のうちの前記トランジスタのソースが接続される電源に接続して前記モニター回路によりモニターされた電流が基準電流より大きい場合には、前記トランジスタのバックゲートに接続される電源を前記トランジスタのソースが接続される電源に切り替える切り替え回路とを有することを特徴とする発振回路。
  6. 前記複数のインバータ回路の各々に対して、前記モニター回路及び前記切り替え回路を有することを特徴とする請求項5記載の発振回路。
  7. 前記モニター回路及び前記切り替え回路を複数のインバータ回路で共有することを特徴とする請求項5記載の発振回路。
  8. 第1の発振回路と、
    前記第1の発振回路の出力をクロック信号として動作し、入力電圧を所定の電圧に昇圧する昇圧回路とを有し、
    前記発振回路は、
    各々が高電位側電源と低電位側電源との間に接続されるPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタを有し、直列に接続された複数のインバータ回路と、
    前記インバータ回路と前記高電位側電源又は前記低電位側電源との間に直列に接続され、前記Pチャネルトランジスタ及び前記Nチャネルトランジスタの少なくとも一方のトランジスタに流れる電流をモニターするモニター回路と、
    前記トランジスタのバックゲートを前記高電位側電源及び前記低電位側電源のうちの前記トランジスタのソースが接続される電源とは異なる電源に接続し、前記トランジスタのゲートを前記高電位側電源及び前記低電位側電源のうちの前記トランジスタのソースが接続される電源に接続して前記モニター回路によりモニターされた電流が基準電流より大きい場合には、前記トランジスタのバックゲートに接続される電源を前記トランジスタのソースが接続される電源に切り替える切り替え回路とを有することを特徴とする電源回路。
  9. 前記昇圧回路の出力で動作する第2の発振回路と、
    前記第2の発振回路の出力をクロック信号として動作し、入力される電圧を所定の電圧に変換するコンバーター回路と、
    前記コンバーター回路の出力に応じて、前記第1の発振回路及び前記昇圧回路の動作を停止させる制御回路とを有することを特徴とする請求項8記載の電源回路。
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