JP6083891B2 - 緊急遮断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、バルブの緊急遮断装置に係り、詳しくは地震や事故などによって流体の経路が破損した場合の備えとして流体の流路に設けられる緊急遮断装置に関するものである。
従来、流体の流路には、地震や事故などによって流路が破損した場合に、緊急に流路を遮断して、流体の流出を未然に防止する緊急遮断装置が設けられている。このような緊急遮断装置は、特許文献1のように、予期せぬ地震などの発生により感震用ボールが支持棒から外れることにより、ぜんまいばねが駆動して、弁が閉じられるものが提案されている。
特開2000−136883号公報
しかし、従来の緊急遮断装置は、ぜんまいばねの復元力を、弁体を駆動させる駆動力として利用しており、十分な駆動力を得ることができなかった。このため、弁体を回転させて閉じ状態とするために大きな駆動力が必要となる、流量の大きいな、即ち流路の断面積が大きな流路に設置すると、弁体を駆動させられないといった問題があった。
この発明は、流量の大きな流体の流路においても設置可能な緊急遮断装置を提供することを目的とするものである。
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 体の流入部と、流体の流出部を有する弁本体と、
前記弁本体内に回動自在に収容され、回動位置によって、流入部と流出部との間での流体の流通を可能とする流通状態と、流体の流通を遮断する遮断状態とに切り替わる弁体と、
前記弁体の回動軸線上に配置され前記弁体に一端が接続された回動部材と、
前記回動部材の他端に接続され、前記回動部材を回動軸とする従動ギヤと、
前記従動ギヤに噛み合うラック部材と、
前記弁体が遮断状態となる方向に前記従動ギヤを回動させる向きに、前記ラック部材を付勢する付勢手段と、
前記弁体が流通状態となっている位置で前記従動ギヤが固定されるように、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ラック部材を支持する支持手段と、
弁本体に加わった加速度が所定程度を越えた場合に、前記支持手段の前記ラック部材に対する支持を解除する解除手段とを備え、
前記付勢手段は、付勢力の異なる付勢部材を複数並列に接続して構成され、弾性係数の小さい付勢部材のストロークが長く設定されていることを特徴とする緊急遮断装置。
(2)前記解除手段は、重りと、前記重りが載置される基台と、前記ラック部材と受け部材との間に介挿されて、前記ラック部材を流通状態の位置に支持する介挿部材と、前記介挿部材と重りとを連結する連結索とを備え、前記基台の前記重りが載置される支持部は、重りに所定値を超えた加速度が加わった場合に、支持部から重りが落ちるように構成されている上記(1)に記載の緊急遮断装置。
(3) 体の流入部と、流体の流出部を有する弁本体と、
前記弁本体内に回動自在に収容され、回動位置によって、流入部と流出部との間での流体の流通を可能とする流通状態と、流体の流通を遮断する遮断状態とに切り替わる弁体と、
前記弁体の回動軸線上に配置され前記弁体に一端が接続された回動部材と、
前記回動部材の他端に接続され、前記回動部材を回動軸とする従動ギヤと、
前記従動ギヤに対して対向する位置で噛み合う一対のラック部材と、
前記弁体が遮断状態となる方向に前記従動ギヤを回動させる向きに、前記各ラック部材をそれぞれ付勢する一対の付勢手段と、
前記弁体が流通状態となっている位置で前記従動ギヤが固定されるように、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ラック部材を固定する支持手段と、
弁本体に加わった加速度が所定程度を越えた場合に、前記支持手段の前記ラック部材に対する支持を解除する解除手段と、
前記回動部材に回転トルクを加えるとこで、遮断状態へ切り替わった前記弁体を流通状態に復帰させる復帰手段とを備え、
前記付勢手段は、付勢力の異なる付勢部材を複数並列に接続して構成され、弾性係数の小さい付勢部材のストロークが長く設定されていることを特徴とする緊急遮断装置。
(4)前記復帰手段は、前記回動部材に接続され、前記回動部材に一体として回動する操作ハンドルであって、前記弁体が流通状態となる位置に前記操作ハンドルを回転させることによって、前記弁体を流通状態に復帰させることを特徴とする上記(3)に記載の緊急遮断装置。
(5)前記解除手段は、重りと、前記重りが載置される基台と、前記操作ハンドルと受け部材との間に介挿されて、前記操作ハンドルを流通状態の位置に支持する介挿部材と、前記介挿部材と重りとを連結する連結索とを備え、前記基台の前記重りが載置される支持部は、重りに所定値を超えた加速度が加わった場合に、支持部から重りが落ちるように構成されている上記(4)に記載の緊急遮断装置。
)前記ラック部材の位置に応じて、倒伏状態と起立状態の間で揺動する指示部材を有する上記(1)〜()のいずれか1に記載の緊急遮断装置。
)前記指示部材と同一の揺動軸に接続され、前記ラック部材の遮断状態への動きに基づいて揺動し、前記指示部材と一体として揺動する当接部材とを有し、
前記指示部材は、遮断状態となる位置に前記ラック部材が移動した場合には、起立状態となる上記()に記載の緊急遮断装置。
)前記指示部材は、一端が前記指示部材の基端に接続され、前記指示部材を起立方向に付勢する弾性部材によって支持され、前記操作ハンドルが流通状態位置と、遮断状態位置との間での位置変更に応じて倒伏状態と起立状態との間で切り換わる上記(又は(5)に記載の緊急遮断装置。
請求項1に記載の発明によれば、地震などの振動や揺れによって装置全体に加速度が加わると、解除手段がラック部材の支持を解除し、ラック部材が付勢手段によって移動する。ラック部材の移動によって従動ギヤが回転し、回動部材を介して弁体を遮断状態へ向けて回転させる。弁体が遮断状態に切り替わることによって、弁本体内を流れる流体の流れが遮断される。このように、地震などの不意の揺れ等によって遮断状態になるので、流路の破損などによる流体の漏れが抑制される。
請求項2の記載の発明によれば、加速度が加わることにより、重りが基台から落下し、落下した重りによって介挿部材を引き抜くことによって、ラック部材の支持が解除される。重りの落下によって支持が解除されるので、他から動力源をえることなく装置を動作させることができる。特に、地震等の災害時では、他の動力源が機能しない場合があるので有用である。
請求項3に記載の発明によれば、従動ギヤに対して2つのラック部材が同時に逆方向から作用して、同じ回転方向に回転力を伝えるので、従動ギヤの回動軸に対する負荷が軽減され、また、回転トルクも大きくなる。このため、従動ギヤの回動軸の疲労破損を抑制でき、また、確実に弁体を回転させられるといった利点がある。
請求項1及び3の発明では、付勢力の異なる複数の付勢部材を並列に接続して付勢手段を構成しているので、弁体を最初に遮断位置へ動かし始める際には、最も付勢力の強い付勢部材が作用し、その後付勢力の強い順で弁体を回転させる方向に付勢力が順に作用することとなる。弁体を動かす力は、最初に動かし始める時に最も多く必要であり、その後は、初動時に比較して小さい力で動かすことができる。付勢力が大きな付勢部材は大型であるから、初動時に必要な付勢力を有する付勢部材のみで付勢手段を構成すると、弁体を遮断位置まで動かすまでの伸びを確保するために、より大型の付勢部材が必要となり、装置全体が大型化してしまう。そこで、付勢力の大きな大型の付勢部材は、初動時のみ作用し、その後は付勢力の小さな付勢部材によって遮断位置まで動かす構成とすることで、装置の小型化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、操作ハンドルによって直接弁体を流通状態に復帰させることができるので、復帰作業が容易となる。
請求項5に記載の発明によれば、加速度が加わることにより、重りが基台から落下し、落下した重りによって介挿部材を引き抜くことによって、操作ハンドルの固定が解除される。重りの落下によって支持が解除されるので、他から動力源をえることなく装置を動作させることができる。特に、地震等の災害時では、他の動力源が機能しない場合があるので有用である。
請求項に記載の発明によれば、指示部材が起立状態と倒伏状態との間で切り換わることで、緊急遮断が実行されているか否かを、遠方からでも容易に確認することができる。
請求項に記載の発明によれば、ラック部材の動きを直接検出して指示部材が起立状態となるので、確実に弁の状態を表示することができる。
請求項に記載の発明によれば、弾性部材によって起立状態と倒伏状態に切り替わるといった簡易な構成となっており、両状態との間の切り替えが確実に行われる。
本発明の緊急遮断装置の全体側面図である。 同じく、全体平面図である。 同じく、全体正面図である。 駆動機構の断面側面図である。 遮断状態における全体側面図である。 駆動機構の復帰させる場合の状態を示す断面側面図である。 駆動機構のスプリングの他の構成を示す断面側面図である。 従動ギヤに対して2つのラックが作用する駆動機構を示す平面断面図である。 従動ギヤに対して2つのラックが作用する駆動機構の全体側面である。 従動ギヤに対して2つのラックが作用する駆動機構を有する緊急遮断装置の全体正面図である。 従動ギヤに対して2つのラックが作用する駆動機構を示す平面図である。 従動ギヤに対して2つのラックが作用する駆動機構においてスプリングの他の構成を示す平面断面図である。
以下、本発明の緊急遮断装置の好適な実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の緊急遮断装置の全体側面図、図2は、同じく全体平面図、図3は、同じく全体正面図である。緊急遮断装置1は、バルブ2と、バルブ2を緊急時に閉じる駆動装置Dを有している。
バルブ2は、バルブ本体21と、弁体22と、弁体22に接続された回動部材23と、蓋体210とを備えている。バルブ本体21内には、弁室213aが形成されており、該弁室213内に弁体22が収容されている。弁室213内の弁体22は球体であり、弁室213内で回動自在に保持されている。弁室213には、第1流通口211aが形成され、該第1流通口211aには、外部に連通する第1流通路211が接続されている。弁室211において、第1流通口211aの反対側には、蓋体210が取り付けられ、弁室211を塞ぐように構成されており、該蓋体210の先端部が弁室211の一部を構成している。
蓋体210の先端には、弁室213の第2流通口212aが形成され、第2流通口212aは、外部と連通する第2流通路212が接続されている。第1流通口211aと第2流通口212aは、相互に対向する位置に配置されている。
第1流通口211aと、第2流通口212aには、それぞれの流通口の縁に沿って輪状のパッキン213a、213bが設けられている。このパッキン213a、213bは、弁体22の外周面と、弁室213の内周面との間に介挿され、流体の漏れを防止する。
弁体22には、中央に流路221が形成されており、この流路221の横断面径は、第1流通路211a、第2流通路212aとの同じ径となっている。弁体22が回動部材23を軸として回動し、流路221両端の開口が、第1流通口211aと第2流通口212aと重なっている状態では、流体の流通が可能となるので、弁体22は、流通状態となっている。また、弁体22が回転して、流路221両端の開口が、第1流通口211aと第2流通口212aから外れている場合には、バルブ2内を流体が流通できない状態となり、弁体22は、遮断状態となる。
弁体22の流路221の軸線に対して直交する方向に沿って、回動部材23が設けられている。回動部材23の基端には扁平な基端接続部231が形成され、弁体22の外周面に形成された溝22に一体回動可能に接続されている。回動部材23の先端は、基端と同様に偏平な先端接続部232が形成され、後述する従動ギヤ43の回動軸4に接続されている。
回動部材23の先端部は、弁本体21の外側に突出し、該突出部分の基端には、回動部材23と一体として回動する規制部材24が設けられている。該規制部材24は、回動部材23の回動に応じて、弁本体21の外側面に立設された規制ピン241、242に当接し、回動部材23の回動範囲を規制する。以上のような構成において、弁体22は、従動ギヤ43と、回動部材23を介して一体として回動する。
次に、駆動装置Dについて説明する。駆動装置Dは、弁体22を回転させるための駆動機構5と、地震の発生等によって、緊急遮断装置1に加速度が加わった場合に駆動機構5を弁体22を閉じる方向に駆動させるための解除機構6とを有している。図4は、駆動機構5の断面側面図である。
基体3は、弁本体2の上に支柱30a、30b、30cを介して固定されており、駆動機構5が載置される基体本体31と、解除機構6が載置される基台部32とを備える。基体本体31上には、スプリング保持材51が固定されている。
スプリング保持材51は、基体本体31に平行な方向に突出した、筒状のスプリング保持部512が設けられ、スプリングケース50内において、スプリング保持部512の外側には付勢部材としてのスプリング53が外装されている。該スプリング保持部512の内側には、両端に開口を有する挿通孔511が形成され、該挿通孔511には、スプリング受部材52の挿通部522が挿入されている。挿通部522の先端には、雌ネジ穴521が形成され、該雌ネジ穴521には、流通状態に復帰させる際に使用する復帰ネジ59が螺入される。
スプリング受部材52と、スプリング保持部材51との間にスプリング53が圧縮状態で介挿されている。スプリング受部材52は、スプリング53の端面を受けるスプリング受け部523aと、スプリング受け部523aの端部に直交する方向に、換言すると、スプリング53の伸縮する方向に設けられたラック支持部523bとを有する。ラック支持部523bには、ラック55が設けられている。このラック55は、スプリング53の中心軸の延長線上において、該中心線に沿った位置に配置されている。 このラック55には、既述の従動ギヤ43が噛み合っており、ラック55の進退移動に応じて、従動ギヤ43が回動する構成となっている。
次に解除機構6について説明する。解除機構6は、基体3の基台部32の上に設けられる。基台部32上には、基台321が配置され、該基台321上には重り61が載置されている。重り61は球形であって、基台321は、重り61の形状に沿った凹状に湾曲した載置面を備えている。重り61は、外部から加速度が加わった場合に、基台321から落ちて、基体3下方に落下できるように、基台部32は、基体本体31から外側に突出した形状となっている。
一方、ラック受け部材64が基体本体31上に立設固定されている。ラック受け部材64は、ラック55の移動軌跡の延長線上に配置されており、圧縮状態のスプリング53の規制が解除されて復元方向に延びると、ラック55が移動してラック受け部材64に当接する。
このラック受け部材64とラック55が設けられたラック支持部523bの先端との間に、介挿部材62が介挿されている。介挿部材62と重り61とは、連結索63で繋がっており、重り61が基台321から外れて落下すると、重り61の重さと、落下の加速度によって、介挿部材62が下方に引っ張られ、ラック支持部523bとラック受け部材64の間から外れる構成となっている。
駆動機構5の近傍には、バルブ2が流通状態であるか、遮断状態であるかを示す表示手段8が配置されている。表示手段8は、ラック支持部523bの位置に連動して、起立状態と倒伏状態と変わる指示部材83を有しており、ラック支持部523bがラック受け部材64に当接している状態で起立する構成となっている。この指示部材83によって、バルブ2が遮断されているのか否かを、遠方から視認することができる。
表示手段8の構成について説明する。スプリング受け部523aの往復動する軌道の近傍において、基体本体31上に支持台81が設けられ、該支持台81には、揺動軸82が回動自在に挿通している。揺動軸82の一端には、指示部材83が接続され、他端には当接部材85の基端が接続されている。当接部材85の先端はスプリング受け部523aの方向に延びて、スプリング受け部523aに当接する当接部86が設けられている。揺動軸82は、スプリング受け部523aの往復動する軌道に対して直角になる方向に配置されており、当接部86は、スプリング受け部523aが遮断状態の位置に移動すると、スプリング受け部523aによって押されて、反対側へ倒れ込む構成となっている。
スプリング受け部523aが流通位置(図1中、最も左に寄った位置、換言するとスプリング53が最も縮んでいる位置)にあると、当接部材85がスプリング受け部523a側に倒れ込んだ状態となり、この状態でスプリング受け部523aに当接部86が当接している。この際、指示部材83も、スプリング保持材51側に倒伏した状態となっている。
当接部86がスプリング受け部523aによって押されて、ラック受け部材64の方向へ当接部材85が倒れると、当接部材85と一体として指示部材83が揺動し、倒伏状態から起立状態に移動する。指示部材83の先端部には、表示部材としての旗84がもうけられているので、この旗84を視認することで、バルブ2が遮断された状態であることを把握することができる。
表示部材である旗84は、視認容易な色彩であることが好ましく、赤や黄系統の色や、蛍光色などあるとよい。また、表示部材としては、旗の他に、単に指示部材83の先端を着色したもの、視認し易いように、指示部材83の先端に板状の部材を設けて、面積を拡大し、所望の着色を施してもよい。
以上のような構成において、本発明の緊急遮断装置1の作用について説明する。地震等や事故などによって、緊急遮断装置1に加速度が加わると(例えば、地震による横揺れ、縦揺れ、或いは事故等による振動、爆風など)、重り61が基台から外れて落下する。重り61が落下する加速度の閾値は、基台321の載置面の面積によって決められる。或いは、基台321を磁石として、重り61を磁性体で構成し、磁石の磁力の強度によって、加速度の閾値を決定してもよい。このため、基台321は交換可能に設けられ、必要に応じて載置面の異なる基台321を交換できるように構成されている。
載置面の面積を広くすれば、重り61を落下させられる加速度の大きさが大きくなるので、強い揺れが生じなければ、緊急遮断装置1は作動しないように構成することができ、載置面の面積を狭くすれば、重り61を落下させられる加速度の大きさを小さくくなるので、小さな揺れで、緊急遮断装置1が作動するように構成することができる。
重り61の落下によって、介挿部材62が引っ張られて外れ、スプリング53の圧縮方向の規制が解除される。これにより、スプリングが伸びる方向に復元し、スプリング受け部材52が移動する。スプリング受け部材52の移動とともに、ラック支持部523bが移動する。ラック55の移動により、従動ギヤ43が回転し、弁体22が回転する。従動ギヤ43の回転は、規制部材24によって規制され、待機位置から90度回転した位置で回転は止められる。これは、従動ギヤ43と一体回転する規制部材24が規制ピン241に当接することによる。
図5に示されているように、ラック55の移動によって、弁体22の流路221は、弁本体21の第1、第2流通路211、212に対して、直交する向きに回転し、第1、第2流通路211、212を流通する流体の流れを遮断する遮断状態となる。
緊急遮断装置1を遮断状態から流通状態に復帰させる場合には、図6に示されているように、スプリング受け部材52の挿通部522の雌ネジ穴521に、復帰ネジ59の雄ネジ591を螺入する。そして、この復帰ネジ59を回転させることによって、スプリング53を圧縮する方向に、スプリング受け部材52を移動させる。この移動とともに、従動ギヤ43が回転して、弁体22を流通状態に移動させる。元の待機状態にした時点で、介挿部材62をラック支持部523bとラック受け部材64の間に挿入し、重り61を基台321上に載置する。復帰ネジ59が復帰手段として機能する。
以上のような構成の他、図7に示されているように、スプリングは、弾性係数の異なるスプリングを複数並列に接続したものを用いてもよい。例えば、太い線径のスプリング53A(弾性係数が大きい)と細い線径のスプリング53B(弾性係数が小さい)とを同心円上に並列に配置した構成としても良い。このような構成とすることにより、弁体22を流通状態から遮断状態への回転を開始させる最初の段階では、最も大きなトルクが必要となるので、2つのスプリングが作用し、動き始めた後には、弾性係数の小さなスプリングが作用するので、円滑に、かつ確実に弁体を閉じる作用を発揮させることが可能となる。
弾性係数の大きなスプリング53Aは、線径が太いため、伸縮のストロークを長く採ることができない。このため、線径が太いスプリング53Aでは、ラックを十分な距離移動させることが難しい。しかし、弾性係数の小さなスプリング53Bは、線径が細く、伸縮のストロークを長く採ることが可能となる。また、弁体の回動操作は、弁体を回転させる初動のトルクが最も大きくする必要があり、その後の回転に必要なトルクは、初動時に比較して小さくて済むものである。これは、静止摩擦係数は、動摩擦係数よりも大きいからである。
よって、弾性係数の大きくてストロークの短なスプリングと、弾性係数が小さくてストロークの長いスプリングとを組み合わせることにより、弁体の円滑な回転と、十分な回転量をえることができる。
図8〜図12は、他の構成の駆動機構5Wを示す図である。駆動機構5Wは、ラック部材が2つ設けられ、弁体22を2つのラック部材によって駆動させる構成を有する。図8及び図9に示されているように、駆動機構5Wは、筒形状のスプリングケース50Wと、スプリングケース50W内で、軸方向に摺動自在に収容されたスプリング受部材52a、52bと、スプリングケース50Wの両端開口部に、これを閉鎖するように設けられたスプリング保持部材51a、51bと、スプリング保持部材51a、51bとスプリング受部材52a、52bの間に介挿された圧縮スプリング53a、53bとを有している。
スプリング受部材52a、52bは、スプリングケース50Wの内周面に摺接してスプリングの端面に接触するスプリング受け部523aa、523abと、スプリング受け部523aa、523abから、スプリングケース50Wの軸方向に延設されたラック支持部523ba、523bbとラック支持部523ba、523bbにそれぞれ形成されたラック55a、55bとを有している。一対のスプリング受部材52a、52bは同一形状に形成され、スプリングケース50W内で、それぞれ向き合わせた姿勢で配置されており、具体的には、ラック支持部523ba、523bbが相互に対向して配置され、その結果、ラック支持部523ba、523bbに設けられているラック55a、55bも相互に対向した状態で配置される。
以上のように対向して配置されているラック55a、55bの間には、両方のラック55a、55bに噛み合っている従動ギャ43が位置しており、この実施形態では、スプリング受部材52a、52bが接近する方向に移動すると、従動ギヤ43は右回転し、離れる方向に移動すると従動ギヤ43は、左回転する構成となっている。
図9及び図10に示されているように、従動ギヤ43の回動軸4には、バルブ2に設けられた弁体22の回動部材23が接続されている。回動軸4と回動部材23は、バルブ本体21とスプリングケース50Wとを接続する軸ケースCA内を挿通している。
従動ギヤ43には、回動軸4の延長線上に操作ハンドル45の揺動軸44が接続されており、操作ハンドル45を揺動操作することにより、従動ギヤ43と弁体22とを一体として回動操作できる構成となっている。
操作ハンドル45は、揺動軸44との接続部分より延設されたハンドル部451と、ハンドル部451の反対方向に延設され、ハンドル部451よりも短い当接部452とを有している。
図10、図11に基づき、解除機構6Wについて説明する。スプリングケース50Wには、基材32Wが固定されており、基材32Wには、基台321Wが設けられている。基台部321Wは、円形の孔を有し、該孔に球形の重り61Wが載置されている。重り61Wには、連結索63Wの一端が接続され、他端は介挿部材62Wに接続されている。また、基材32Wには接当部材64Wが立設されており、接当部材64Wとスプリングケース50Wの間には孔33Wが形成されている。
図10に示されているように、弁体22が開放状態である場合、図11に示されているように、操作ハンドル45は、スプリングケース50Wの軸線に平行に位置しており、操作ハンドル45の当接部452は、接当部材64Wに対して孔33Wを挟んだ位置に配置される。駆動機構5Wの作用により弁体22は、遮断状態となる方向に常時付勢されているので、操作ハンドル45は、右回転する方向に常時付勢されている。
従って、図10に示されているように、操作ハンドル45がスプリングケース50Wの軸線に平行となる位置にある場合には、当接部452は、接当部材64Wの方向に回転するように付勢されている。当接部452と接当部材64Wの、このような位置関係において、当接部452と接当部材64Wとの間には介挿部材62Wが介挿されている。この介挿部材62Wによって、操作ハンドル45の右回転が規制され、バルブ2の弁体22の遮断状態への切換えが規制されている。
介挿部材62Wに接続されている連結索63Wは、孔33W内を挿通しており、介挿部材62Wには、直交方向に突出したピン621が設けられている。ピン621は、孔33Wの幅の2倍以上の長さに構成されている。重り61Wの落下によって、介挿部材62Wの当接部452に対する規制が外れた場合、介挿部材62Wは、連結索63Wに引っ張られて孔33W内に落ちるが、ピン621によって孔33Wから抜けて落ちないように構成されている。
上記のような解除機構6Wが作動すると、介挿部材62Wが外れて、操作ハンドル45のロックが解除され、スプリング受部材52aと、スプリング受部材52bがスプリングに押されて近づき、従動ギヤ43を遮断状態へ回転させる。
以上のように構成された一対のラックを用いた構造では、従動ギヤ43の回転軸に対する負荷を軽減しつつ、回転トルクは大きくできるので、迅速確実に遮断状態に弁体を回転させることができる。
ハンドル部451の下側には、スプリングケース50Wの表面に、指示部材83Wが設けられている。弁体22が流通状態である場合のハンドル部451の位置において、指示部材83Wは、ハンドル部451とスプリングケース50Wの間に配置されている。指示部材83Wの基端には弾性部材としてのコイルスプリング80の一端が接続されており、該コイルスプリング80他端は、スプリングケース50Wの表面に形成された穴に接続され、コイルスプリング80は直線状態、即ちスプリングケース50Wの表面から直立した状態に復帰する方向に、常時指示部材83Wを付勢している。
図9及び図11に示されているように、弁体22が流通状態である場合のハンドル部451の位置においては、指示部材83Wは、コイルスプリング80が直角に湾曲した状態に弾性変形された状態となり、指示部材83Wは、ハンドル部451の下側に隠れた状態となっている。
駆動機構5Wが作動して、弁体22が遮断状態となると、ハンドル部材45が90度回転する(図10、図11における想像線の位置)ため、指示部材83Wが配置されている位置からハンドル部451が外れる。これにより、コイルスプリング80が元の直線状態に復帰し、指示部材83Wは、スプリングケース50W上に起立した状態(図9における想像線の位置)となる。この指示部材83Wが起立している状態を視認することによって、使用者は、バルブ2が遮断状態であることを、容易に把握することができる。なお、弾性部材としては、コイルスプリングに限らず、シリコーンゴムなのどの弾性を有する樹脂であってもよい。
一方、図12に基づいて、ラック部材を付勢する付勢手段について、他の構成例を説明する。図7で示されている構成と同様に、スプリングケース50Wの両端には、スプリング保持材51a、51bが配置され、スプリング保持材51aとスプリング受部材52aの間と、スプリング保持材51bとスプリング受部材52bの間には、それぞれ一対のスプリング53Aa、53Baと、スプリング53Ab、53Bbがそれぞれ介挿されており、スプリング受部材52aとスプリング受部材52bとが、相互に近づく方向に付勢されている。
上記のように、弾性係数の異なる複数のスプリングを並列に作用させることによって、初動圧力を高くして確実に弁体を遮断方向に回転させることができ、また、ストロークの異なるスプリング並列に設ける事によって、ラックの移動距離を長く採ることが可能となり、回転量を多くすることができる。

Claims (8)

  1. 体の流入部と、流体の流出部を有する弁本体と、
    前記弁本体内に回動自在に収容され、回動位置によって、流入部と流出部との間での流体の流通を可能とする流通状態と、流体の流通を遮断する遮断状態とに切り替わる弁体と、
    前記弁体の回動軸線上に配置され前記弁体に一端が接続された回動部材と、
    前記回動部材の他端に接続され、前記回動部材を回動軸とする従動ギヤと、
    前記従動ギヤに噛み合うラック部材と、
    前記弁体が遮断状態となる方向に前記従動ギヤを回動させる向きに、前記ラック部材を付勢する付勢手段と、
    前記弁体が流通状態となっている位置で前記従動ギヤが固定されるように、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ラック部材を支持する支持手段と、
    弁本体に加わった加速度が所定程度を越えた場合に、前記支持手段の前記ラック部材に対する支持を解除する解除手段とを備え、
    前記付勢手段は、付勢力の異なる付勢部材を複数並列に接続して構成され、弾性係数の小さい付勢部材のストロークが長く設定されていることを特徴とする緊急遮断装置。
  2. 前記解除手段は、重りと、前記重りが載置される基台と、前記ラック部材と受け部材との間に介挿されて、前記ラック部材を流通状態の位置に支持する介挿部材と、前記介挿部材と重りとを連結する連結索とを備え、前記基台の前記重りが載置される支持部は、重りに所定値を超えた加速度が加わった場合に、支持部から重りが落ちるように構成されている請求項1に記載の緊急遮断装置。
  3. 体の流入部と、流体の流出部を有する弁本体と、
    前記弁本体内に回動自在に収容され、回動位置によって、流入部と流出部との間での流体の流通を可能とする流通状態と、流体の流通を遮断する遮断状態とに切り替わる弁体と、
    前記弁体の回動軸線上に配置され前記弁体に一端が接続された回動部材と、
    前記回動部材の他端に接続され、前記回動部材を回動軸とする従動ギヤと、
    前記従動ギヤに対して対向する位置で噛み合う一対のラック部材と、
    前記弁体が遮断状態となる方向に前記従動ギヤを回動させる向きに、前記各ラック部材をそれぞれ付勢する一対の付勢手段と、
    前記弁体が流通状態となっている位置で前記従動ギヤが固定されるように、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ラック部材を固定する支持手段と、
    弁本体に加わった加速度が所定程度を越えた場合に、前記支持手段の前記ラック部材に対する支持を解除する解除手段と、
    前記回動部材に回転トルクを加えるとこで、遮断状態へ切り替わった前記弁体を流通状態に復帰させる復帰手段とを備え、
    前記付勢手段は、付勢力の異なる付勢部材を複数並列に接続して構成され、弾性係数の小さい付勢部材のストロークが長く設定されていることを特徴とする緊急遮断装置。
  4. 前記復帰手段は、前記回動部材に接続され、前記回動部材に一体として回動する操作ハンドルであって、前記弁体が流通状態となる位置に前記操作ハンドルを回転させることによって、前記弁体を流通状態に復帰させることを特徴とする請求項3に記載の緊急遮断装置。
  5. 前記解除手段は、重りと、前記重りが載置される基台と、前記操作ハンドルと受け部材との間に介挿されて、前記操作ハンドルを流通状態の位置に支持する介挿部材と、前記介挿部材と重りとを連結する連結索とを備え、前記基台の前記重りが載置される支持部は、重りに所定値を超えた加速度が加わった場合に、支持部から重りが落ちるように構成されている請求項4に記載の緊急遮断装置。
  6. 前記ラック部材の位置に応じて、倒伏状態と起立状態の間で揺動する指示部材を有する請求項1〜のいずれか1に記載の緊急遮断装置。
  7. 前記指示部材と同一の揺動軸に接続され、前記ラック部材の遮断状態への動きに基づいて揺動し、前記指示部材と一体として揺動する当接部材とを有し、
    前記指示部材は、遮断状態となる位置に前記ラック部材が移動した場合には、起立状態となる請求項に記載の緊急遮断装置。
  8. 前記指示部材は、一端が前記指示部材の基端に接続され、他端が回動部材を支持する部材側に固定された弾性部材によって支持され、前記操作ハンドルが流通状態位置と、遮断状態位置との間での位置変更に応じて倒伏状態と起立状態との間で切り換わる請求項4又は5に記載の緊急遮断装置。
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