JP6083891B2 - 緊急遮断装置 - Google Patents
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Description
この発明は、流量の大きな流体の流路においても設置可能な緊急遮断装置を提供することを目的とするものである。
(1) 流体の流入部と、流体の流出部を有する弁本体と、
前記弁本体内に回動自在に収容され、回動位置によって、流入部と流出部との間での流体の流通を可能とする流通状態と、流体の流通を遮断する遮断状態とに切り替わる弁体と、
前記弁体の回動軸線上に配置され前記弁体に一端が接続された回動部材と、
前記回動部材の他端に接続され、前記回動部材を回動軸とする従動ギヤと、
前記従動ギヤに噛み合うラック部材と、
前記弁体が遮断状態となる方向に前記従動ギヤを回動させる向きに、前記ラック部材を付勢する付勢手段と、
前記弁体が流通状態となっている位置で前記従動ギヤが固定されるように、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ラック部材を支持する支持手段と、
弁本体に加わった加速度が所定程度を越えた場合に、前記支持手段の前記ラック部材に対する支持を解除する解除手段とを備え、
前記付勢手段は、付勢力の異なる付勢部材を複数並列に接続して構成され、弾性係数の小さい付勢部材のストロークが長く設定されていることを特徴とする緊急遮断装置。
前記弁本体内に回動自在に収容され、回動位置によって、流入部と流出部との間での流体の流通を可能とする流通状態と、流体の流通を遮断する遮断状態とに切り替わる弁体と、
前記弁体の回動軸線上に配置され前記弁体に一端が接続された回動部材と、
前記回動部材の他端に接続され、前記回動部材を回動軸とする従動ギヤと、
前記従動ギヤに対して対向する位置で噛み合う一対のラック部材と、
前記弁体が遮断状態となる方向に前記従動ギヤを回動させる向きに、前記各ラック部材をそれぞれ付勢する一対の付勢手段と、
前記弁体が流通状態となっている位置で前記従動ギヤが固定されるように、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ラック部材を固定する支持手段と、
弁本体に加わった加速度が所定程度を越えた場合に、前記支持手段の前記ラック部材に対する支持を解除する解除手段と、
前記回動部材に回転トルクを加えるとこで、遮断状態へ切り替わった前記弁体を流通状態に復帰させる復帰手段とを備え、
前記付勢手段は、付勢力の異なる付勢部材を複数並列に接続して構成され、弾性係数の小さい付勢部材のストロークが長く設定されていることを特徴とする緊急遮断装置。
前記指示部材は、遮断状態となる位置に前記ラック部材が移動した場合には、起立状態となる上記(6)に記載の緊急遮断装置。
請求項1及び3の発明では、付勢力の異なる複数の付勢部材を並列に接続して付勢手段を構成しているので、弁体を最初に遮断位置へ動かし始める際には、最も付勢力の強い付勢部材が作用し、その後付勢力の強い順で弁体を回転させる方向に付勢力が順に作用することとなる。弁体を動かす力は、最初に動かし始める時に最も多く必要であり、その後は、初動時に比較して小さい力で動かすことができる。付勢力が大きな付勢部材は大型であるから、初動時に必要な付勢力を有する付勢部材のみで付勢手段を構成すると、弁体を遮断位置まで動かすまでの伸びを確保するために、より大型の付勢部材が必要となり、装置全体が大型化してしまう。そこで、付勢力の大きな大型の付勢部材は、初動時のみ作用し、その後は付勢力の小さな付勢部材によって遮断位置まで動かす構成とすることで、装置の小型化を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、加速度が加わることにより、重りが基台から落下し、落下した重りによって介挿部材を引き抜くことによって、操作ハンドルの固定が解除される。重りの落下によって支持が解除されるので、他から動力源をえることなく装置を動作させることができる。特に、地震等の災害時では、他の動力源が機能しない場合があるので有用である。
請求項7に記載の発明によれば、ラック部材の動きを直接検出して指示部材が起立状態となるので、確実に弁の状態を表示することができる。
請求項8に記載の発明によれば、弾性部材によって起立状態と倒伏状態に切り替わるといった簡易な構成となっており、両状態との間の切り替えが確実に行われる。
第1流通口211aと、第2流通口212aには、それぞれの流通口の縁に沿って輪状のパッキン213a、213bが設けられている。このパッキン213a、213bは、弁体22の外周面と、弁室213の内周面との間に介挿され、流体の漏れを防止する。
スプリング保持材51は、基体本体31に平行な方向に突出した、筒状のスプリング保持部512が設けられ、スプリングケース50内において、スプリング保持部512の外側には付勢部材としてのスプリング53が外装されている。該スプリング保持部512の内側には、両端に開口を有する挿通孔511が形成され、該挿通孔511には、スプリング受部材52の挿通部522が挿入されている。挿通部522の先端には、雌ネジ穴521が形成され、該雌ネジ穴521には、流通状態に復帰させる際に使用する復帰ネジ59が螺入される。
一方、ラック受け部材64が基体本体31上に立設固定されている。ラック受け部材64は、ラック55の移動軌跡の延長線上に配置されており、圧縮状態のスプリング53の規制が解除されて復元方向に延びると、ラック55が移動してラック受け部材64に当接する。
表示部材である旗84は、視認容易な色彩であることが好ましく、赤や黄系統の色や、蛍光色などあるとよい。また、表示部材としては、旗の他に、単に指示部材83の先端を着色したもの、視認し易いように、指示部材83の先端に板状の部材を設けて、面積を拡大し、所望の着色を施してもよい。
緊急遮断装置1を遮断状態から流通状態に復帰させる場合には、図6に示されているように、スプリング受け部材52の挿通部522の雌ネジ穴521に、復帰ネジ59の雄ネジ591を螺入する。そして、この復帰ネジ59を回転させることによって、スプリング53を圧縮する方向に、スプリング受け部材52を移動させる。この移動とともに、従動ギヤ43が回転して、弁体22を流通状態に移動させる。元の待機状態にした時点で、介挿部材62をラック支持部523bとラック受け部材64の間に挿入し、重り61を基台321上に載置する。復帰ネジ59が復帰手段として機能する。
よって、弾性係数の大きくてストロークの短なスプリングと、弾性係数が小さくてストロークの長いスプリングとを組み合わせることにより、弁体の円滑な回転と、十分な回転量をえることができる。
図9及び図10に示されているように、従動ギヤ43の回動軸4には、バルブ2に設けられた弁体22の回動部材23が接続されている。回動軸4と回動部材23は、バルブ本体21とスプリングケース50Wとを接続する軸ケースCA内を挿通している。
操作ハンドル45は、揺動軸44との接続部分より延設されたハンドル部451と、ハンドル部451の反対方向に延設され、ハンドル部451よりも短い当接部452とを有している。
以上のように構成された一対のラックを用いた構造では、従動ギヤ43の回転軸に対する負荷を軽減しつつ、回転トルクは大きくできるので、迅速確実に遮断状態に弁体を回転させることができる。
Claims (8)
- 流体の流入部と、流体の流出部を有する弁本体と、
前記弁本体内に回動自在に収容され、回動位置によって、流入部と流出部との間での流体の流通を可能とする流通状態と、流体の流通を遮断する遮断状態とに切り替わる弁体と、
前記弁体の回動軸線上に配置され前記弁体に一端が接続された回動部材と、
前記回動部材の他端に接続され、前記回動部材を回動軸とする従動ギヤと、
前記従動ギヤに噛み合うラック部材と、
前記弁体が遮断状態となる方向に前記従動ギヤを回動させる向きに、前記ラック部材を付勢する付勢手段と、
前記弁体が流通状態となっている位置で前記従動ギヤが固定されるように、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ラック部材を支持する支持手段と、
弁本体に加わった加速度が所定程度を越えた場合に、前記支持手段の前記ラック部材に対する支持を解除する解除手段とを備え、
前記付勢手段は、付勢力の異なる付勢部材を複数並列に接続して構成され、弾性係数の小さい付勢部材のストロークが長く設定されていることを特徴とする緊急遮断装置。 - 前記解除手段は、重りと、前記重りが載置される基台と、前記ラック部材と受け部材との間に介挿されて、前記ラック部材を流通状態の位置に支持する介挿部材と、前記介挿部材と重りとを連結する連結索とを備え、前記基台の前記重りが載置される支持部は、重りに所定値を超えた加速度が加わった場合に、支持部から重りが落ちるように構成されている請求項1に記載の緊急遮断装置。
- 流体の流入部と、流体の流出部を有する弁本体と、
前記弁本体内に回動自在に収容され、回動位置によって、流入部と流出部との間での流体の流通を可能とする流通状態と、流体の流通を遮断する遮断状態とに切り替わる弁体と、
前記弁体の回動軸線上に配置され前記弁体に一端が接続された回動部材と、
前記回動部材の他端に接続され、前記回動部材を回動軸とする従動ギヤと、
前記従動ギヤに対して対向する位置で噛み合う一対のラック部材と、
前記弁体が遮断状態となる方向に前記従動ギヤを回動させる向きに、前記各ラック部材をそれぞれ付勢する一対の付勢手段と、
前記弁体が流通状態となっている位置で前記従動ギヤが固定されるように、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ラック部材を固定する支持手段と、
弁本体に加わった加速度が所定程度を越えた場合に、前記支持手段の前記ラック部材に対する支持を解除する解除手段と、
前記回動部材に回転トルクを加えるとこで、遮断状態へ切り替わった前記弁体を流通状態に復帰させる復帰手段とを備え、
前記付勢手段は、付勢力の異なる付勢部材を複数並列に接続して構成され、弾性係数の小さい付勢部材のストロークが長く設定されていることを特徴とする緊急遮断装置。 - 前記復帰手段は、前記回動部材に接続され、前記回動部材に一体として回動する操作ハンドルであって、前記弁体が流通状態となる位置に前記操作ハンドルを回転させることによって、前記弁体を流通状態に復帰させることを特徴とする請求項3に記載の緊急遮断装置。
- 前記解除手段は、重りと、前記重りが載置される基台と、前記操作ハンドルと受け部材との間に介挿されて、前記操作ハンドルを流通状態の位置に支持する介挿部材と、前記介挿部材と重りとを連結する連結索とを備え、前記基台の前記重りが載置される支持部は、重りに所定値を超えた加速度が加わった場合に、支持部から重りが落ちるように構成されている請求項4に記載の緊急遮断装置。
- 前記ラック部材の位置に応じて、倒伏状態と起立状態の間で揺動する指示部材を有する請求項1〜5のいずれか1に記載の緊急遮断装置。
- 前記指示部材と同一の揺動軸に接続され、前記ラック部材の遮断状態への動きに基づいて揺動し、前記指示部材と一体として揺動する当接部材とを有し、
前記指示部材は、遮断状態となる位置に前記ラック部材が移動した場合には、起立状態となる請求項6に記載の緊急遮断装置。 - 前記指示部材は、一端が前記指示部材の基端に接続され、他端が回動部材を支持する部材側に固定された弾性部材によって支持され、前記操作ハンドルが流通状態位置と、遮断状態位置との間での位置変更に応じて倒伏状態と起立状態との間で切り換わる請求項4又は5に記載の緊急遮断装置。
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JP2012256990A JP6083891B2 (ja) | 2012-09-24 | 2012-11-24 | 緊急遮断装置 |
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JP2012210237 | 2012-09-24 | ||
JP2012210237 | 2012-09-24 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012256990A Active JP6083891B2 (ja) | 2012-09-24 | 2012-11-24 | 緊急遮断装置 |
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- 2012-11-24 JP JP2012256990A patent/JP6083891B2/ja active Active
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