JP6083069B2 - 覆眼具 - Google Patents

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Description

本発明は覆眼具に関する。詳しくは、例えば眼鏡のように耳にかけて眼の周囲を覆う覆眼具に係るものである。
特に明るい場所で睡眠をとりやすくするために、眼を覆って光を遮るアイマスク(スリープマスク)が使用されている。
例えば、アイマスクは、夜勤労働者の日中の睡眠や、飛行機内、列車内などで使用されている。
また、様々なアイマスクが提案されており、例えば特許文献1には、図6に示すようなアイマスクが記載されている。
すなわち、特許文献1に記載されたアイマスク100の構造は次のとおりである。
アイマスク本体101の左右両端部には、上下1対の紐挿通孔106が設けられている。また、各紐挿通孔106には、1本の紐107の両端が、それぞれ顔面側から外面側に挿通され、顔面側において環状の耳掛け部108を形成している。また、非伸縮性の紐107の両端は、外面側における眼配設位置にて紐留め具109により移動および係脱可能に連結されている。
着用方法は次のとおりである。
最初に、耳掛け部108をそれぞれ両耳の付け根に掛ける。そして、アイマスク本体101を人の顔面の鼻を掛け渡して両眼を覆う。次に、両眼の真上に紐留め具109が位置するように紐107に沿って紐留め具109を移動し、紐留め具109を所望位置に配置した状態でアイマスクを着用する。
これにより、紐留め具109で軽微に眼を圧迫でき、眼精疲労症状を緩和している。
特開2006−271937号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたアイマスクなど、従来のアイマスクは、両眼を完全に覆っているので、使用者は周りが全く見えず、また、周囲の人間もまったく見えないことを知っているため、使用者は窃盗などの被害に遭いやすかった。
また、眼精疲労症状などを緩和させながらも仕事や勉強などを行ないたいという要望もあった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、使用者の眼の疲れを緩和させながら使用者に作業を行なわせることができる覆眼具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の覆眼具は、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成され、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有する本体を備える。
ここで、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成されていることによって、本体の略中央部が使用者の鼻に接するように本発明の覆眼具を使用者の眼の周囲に当てると、開口部が使用者の眼に対応する位置にあるので、使用者は視界を遮られない。
また、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有することによって、内側面を使用者の眼の周囲に当てると、眼の周囲の血行が促進されて筋肉が和らぐ。
また、本発明の覆眼具は、貫通孔が形成され、貫通孔の面積が開口部の面積より小さく、さらに開口部が形成された領域に貫通孔が位置する状態で本体の外側に取付けられた網状部を備えるものとすることができる。
この場合、網状部が、開口部が形成された領域に貫通孔が位置する状態で本体の外側に取付けられるので、本発明の覆眼具の着用時に、貫通孔を通して視界が確保されると共に、眼に入る光量を軽減できる。
また、貫通孔の面積が開口部の面積より小さいので、貫通孔を通して目視することになり、貫通孔を通して目視することによって焦点深度が深くなり物体を見やすくなる(ピンホール効果)。
さらに、本発明の覆眼具において、網状部は、伸縮性を有し、開口部の面積を含む本体の面積より小さい面積を有し、さらに本体の全縁部に取付けられたシート体であるものとすることができる。
この場合、本体の上縁と下縁の間の湾曲、および本体の左縁と右縁の間の湾曲を形成できるので、本体が眼の周囲にフィットしやすくなる。
また、本発明の覆眼具において、貫通孔の直径が、2〜4mmである場合、4mm以下なので目玉だけが強調されることはなく、ファッション性は損なわれず、また、2mm以上なので、眼に入る光量を適度に維持できる。
また、本発明の覆眼具において、素材が、植物性繊維を炭化して得られた炭素繊維である場合、遠赤効果によって、内側面に接触している眼の周囲のみならず、さらに広範囲を暖めることができる。
また、植物性繊維を炭化して得られたものなので、炭100%素材であり、吸湿性、脱臭性、防ダニ性、および防カビ性に優れている。
また、本発明の覆眼具において、本体の内側面が、本体の縁部から開口部に向けて傾斜した場合、本体が立体的になって顔の凹凸に沿うようになるので、本体が眼の周囲に沿ってフィットしやすくなる。
また、本発明の覆眼具が、本体の内側面に接して前記開口部の下方に配置され、表面に素材を有する厚み形成部を備える場合、厚み形成部が本体の内側面に接して開口部の下方に配置されているので、内側面の他の領域との間で厚み差を生じさせ、本体をより一層、眼の周囲にフィットさせることができる。
また、本発明の覆眼具において、厚み形成部が、本体の下縁部に一の縁部が取付けられ、他の縁部は自由縁部である場合、厚み形成部は一の縁部を軸にして起こされたり倒されたりすることができ、起こされて厚み形成部と内側面との間に物を詰めて厚みを増すことができる。
また、本発明の覆眼具において、厚み形成部は、本体と厚み形成部との間に配置され、厚み形成部の他の縁部に一方の縁部が取付けられ、他方の縁部が自由縁部であり、さらに、厚み形成部との間に空間を形成する空間形成部を有するものとすることができる。
この場合、空間形成部は一方の縁部を軸にして起こされたり倒されたりすることができ、起こされて厚み形成部との間の空間に物を詰めることができる。
また、空間形成部の自由縁部が、本体に取付けられた厚み形成部の縁部に面し、厚み形成部との間に形成された空間は、本体の内側面に向けて開放することになるので、この空間に詰めた物は外れにくい。
また、本発明の覆眼具が、本体の略中央部の上縁部から本体の略中央部の下縁部まで延び、表面が上縁部および下縁部と略同一平面に位置する連結部を備える場合、連結部によって本体の略中央部の上縁部と下縁部との間の距離が一定に保たれ、所定の形状を担保することができる。
また、本発明の覆眼具が、本体の全縁部に取付けられ、本体よりも硬い縁補強部を備える場合、本体の素材の、ほつれを防止でき、また、本体の縁を補強でき、さらに本体の湾曲形状を維持できる。
本発明に係る覆眼具は、使用者の眼の疲れを緩和させながら使用者に作業を行なわせることができる。
本発明を適用した覆眼具を分解して本体の内側から見た状態の一例を示す概略分解図である。 図1に示した本発明を適用した覆眼具を本体の外側から見た状態の一例を示す概略図である。 図1に示したA−A線に沿って切断した概略切断端面図である。 本発明を適用した覆眼具が備える厚み形成部を起こして内側面から一部を離した状態の一例を示す概略図である。 本発明を適用した覆眼具の空間形成部を起こして厚み形成部から一部を離した状態の一例を示す概略図である。 従来のアイマスクを示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明に係る覆眼具を分解して本体の内側から見た状態の一例を示す概略分解図である。
また、図2は、図1に示した本発明に係る覆眼具を本体の外側から見た状態の一例を示す概略図である。
また、図3は、図1に示したA−A線に沿って切断した概略切断端面図である。
図1に示す本発明の覆眼具1は、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ左開口部3と右開口部4が形成され、内側面が植物性繊維を炭化して得られた炭素繊維(使用者の血行を促進させる素材の一例である。)を有する本体2を備える。
また、「植物性繊維を炭化して得られた炭素繊維」とは、植物性繊維を丸ごと焼成して炭化させて得られた炭素繊維であり、例えばORGAHEXA(登録商標)の名称で市販されているものである。
また、植物性繊維としては、例えば、植物性天然繊維や植物性再生繊維が挙げられる。また、植物性天然繊維としては、例えば、木綿、木材パルプ繊維、麻、絹が挙げられる。
また、本体2は、略中央部を挟んで略対照的な位置にそれぞれ左上まぶた対応領域2Aと右上まぶた対応領域2AAを有する上まぶた部材21と、略中央部を挟んで略対照的な位置にそれぞれ左下まぶた対応領域2Bと右下まぶた対応領域2BBを有する下まぶた部材22とが結合して構成されている。
また、図1から判るように、左開口部3は、上まぶた部材21の左上まぶた対応領域2Aの曲線と、下まぶた部材22の左下まぶた対応領域2Bの曲線とによって形成されている。
同様に、右開口部4は、上まぶた部材21の右上まぶた対応領域2AAの曲線と、下まぶた部材22の右下まぶた対応領域2BBの曲線とによって形成されている。
また、図1および図2に示すように、本発明の覆眼具1は、複数の貫通孔6が形成され、貫通孔6の面積が左開口部3や右開口部4の面積より小さく、さらに左開口部3や右開口部4が形成された領域に貫通孔6が位置する状態で本体2の外側に取付けられたメッシュシート(網状部の一例である。)5を備える。
また、メッシュシート5は、伸縮性を有し、左開口部3および右開口部4の面積を含む本体2の面積より小さい面積を有し、さらに本体2の全縁部に取付けられている。
また、貫通孔の直径は、2〜4mmである。
また、図1に示す本発明の覆眼具1は、本体2の内側面すなわち左下まぶた対応領域2Bおよび右下まぶた対応領域2BBそれぞれに接して左開口部3および右開口部4それぞれの下方に配置され、表面に植物性繊維を炭化して得られた炭素繊維を有する、略半円形状の左厚み形成部7および略半円形状の右厚み形成部8を備える。
また、本体2の下縁部に右厚み形成部8の一の縁部8Aが取付けられ、右厚み形成部8の他の縁部8Bは自由縁部である(図3参照。)。
なお、右厚み形成部8の一の縁部8Aは、本体2の下縁部と一緒に、後述する縁補強部に挟持されて本体2の下縁部に取付けられるが、図3では縁補強部は省略する。
また、図示していないが、左厚み形成部についても、本体の下縁部に左厚み形成部の一の縁部が取付けられ、左厚み形成部の他の縁部は自由縁部である。
また、図3に示すように、本体2の内側面すなわち右上まぶた対応領域2AAと右下まぶた対応領域2BBは、本体2の縁部から右開口部4に向けて傾斜している。
従って、右下まぶた対応領域2BBに接して配置された右厚み形成部8も、本体2の縁部から右開口部4に向けて傾斜している。
なお、図示していないが、左上まぶた対応領域と左下まぶた対応領域も同様に、本体の縁部から左開口部に向けて傾斜している。
従って、左下まぶた対応領域に接して配置された左厚み形成部も、本体の縁部から左開口部に向けて傾斜している。
また、図3に示すように、右厚み形成部8と本体すなわち右下まぶた対応領域2BBとの間には右空間形成部9が配置されている。
また、右厚み形成部8の他の縁部8Bに、右空間形成部9の一方の縁部9Aが取付けられ、右空間形成部9の他方の縁部9Bは自由縁部である。
さらに、右空間形成部9は、右厚み形成部8との間に空間を形成する。
なお、図示していないが、左厚み形成部と本体すなわち左下まぶた対応領域との間にも同様に、左空間形成部が配置されている。
また、同様に、左厚み形成部の他の縁部に、左空間形成部の一方の縁部が取付けられ、左空間形成部の他方の縁部は自由縁部である。
さらに、左空間形成部は、左厚み形成部との間に空間を形成する。
また、図1に示す本発明の覆眼具1は、本体2の略中央部の上縁部から本体2の略中央部の下縁部まで延び、表面が上縁部および下縁部と略同一平面に位置する連結部10を備える。
また、図1および図2に示すように、本発明の覆眼具1は、本体2の全縁部に取付けられ、本体2よりも硬い縁補強部すなわち、本体2の上縁部に取付けられる上縁補強部11および本体2の左右の縁部と下縁部に取付けられる一体的な左右下縁補強部12を備える。
また、縁補強部は具体的には例えば、ポリエステル系のバインダーテープであり、縁補強部は、本体の縁部をボンディング加工で挟み込んで本体の縁部に取付けられている。
また、図1および図2に示すように、本体2の左縁部には、ゴム部材で構成されて伸縮性を有するループ状の左耳掛け部13が取付けられている。
また、図1および図2に示すように、本体2の右縁部には、ゴム部材で構成されて伸縮性を有するループ状の右耳掛け部14が取付けられている。
また、このような左右の耳掛け部の代わりに、ゴーグルのように、1本のゴムバンドの一端を本体の左縁部に取付け、ゴムバンドの他端を本体の右縁部に取付けることも考えられる。
しかし、ゴーグルのように1本のゴムバンドの両端を取付けた態様は、左右の耳掛け態様に比べて本体がズレ易いので好ましくない。
また、左耳掛け部13の両端および右耳掛け部14の両端は、本体2の縁部と一緒に左右下縁補強部12に挟持されて、本体2の内側に取付けられている。
また、左厚み形成部7の一の縁部および右厚み形成部8の一の縁部8Aも、本体2の縁部と一緒に左右下縁補強部12に挟持されて、本体2の下縁部に取付けられている。
図4は、本発明に係る覆眼具が備える厚み形成部を起こして内側面から一部を離した状態の一例を示す概略図である。
また、図5は、本発明に係る覆眼具の空間形成部を起こして厚み形成部から一部を離した状態の一例を示す概略図である。
右厚み形成部8の一の縁部が本体2の下縁部に取付けられ、右厚み形成部8の他の縁部が自由縁部なので、図4に示すように、一の縁部を軸にして右厚み形成部8を本体2の内側面から離れる方向Aに起こすことができる。
また、図4に示すように、一の縁部を軸にして右厚み形成部8を方向Aに起こすと、略半円形状の右空間形成部9が現れる。
そして、右空間形成部9の一方の縁部9Aが右厚み形成部8の他の縁部8Bに取付けられ、右空間形成部9の他方の縁部9Bは自由縁部なので、図5に示すように、一方の縁部9Aを軸にして右空間形成部9を右厚み形成部8から離れる方向Bに起こすことができる。
また、右空間形成部9を起こした状態で、詰め物例えばスポンジを右厚み形成部8に乗せ、再び一方の縁部9Aを軸にして右空間形成部9を右厚み形成部8に近づける方向に倒す。
こうすることで、右厚み形成部8と右空間形成部9との間の空間にスポンジなどの詰め物を詰めることができ、右厚み形成部8の厚みを調整できる。
なお、図示していないが、左厚み形成部についても同様に、左厚み形成部と左空間形成部との間の空間に詰め物を詰めて、左厚み形成部の厚みを調整できる。
ここで、本発明の覆眼具が、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成され、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有する本体を備えていれば、必ずしも網状部を備えていなくてもよい。
しかし、本発明の覆眼具が網状部を備えていれば、貫通孔を通して目視することになり、貫通孔を通して目視することによって焦点深度が深くなり物体を見やすくなる、いわゆるピンホール効果を奏するので好ましい。
また、本発明の覆眼具が網状部を備えていれば、眼に入る光量を軽減でき、眼が疲れにくくなるので好ましい。
また、貫通孔が形成され、貫通孔の面積が開口部の面積より小さく、さらに開口部が形成された領域に貫通孔が位置する状態で本体の外側に取付けられた網状部であれば、貫通孔の直径は、必ずしも2〜4mmでなくてもよい。
しかし、貫通孔の直径が、2〜4mmであれば、4mm以下なので目玉だけが強調されることはなく、ファッション性は損なわれず、また、2mm以上なので、眼に入る光量を適度に維持でき、好ましい。
また、網状部は、必ずしもメッシュシートのように伸縮性を有し、開口部の面積を含む本体の面積より小さい面積を有し、さらに本体の全縁部に取付けられたシート体でなくてもよい。
しかし、網状部が、伸縮性を有し、開口部の面積を含む本体の面積より小さい面積を有し、さらに本体の全縁部に取付けられたシート体であれば、本体の上縁と下縁の間の湾曲、および本体の左縁と右縁の間の湾曲を形成できるので、本体が眼の周囲にフィットしやすくなり、好ましい。
また、本発明の覆眼具が、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成され、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有する本体を備えていれば、必ずしも使用者の血行を促進させる素材は、植物性繊維を炭化して得られた炭素繊維でなくてもよい。
使用者の血行を促進させるその他の素材としては、例えば、セラミックスを練りこんだ素材である光電子素材、遠赤外線を発生させる素材であるリンネ、竹からできた素材である竹布、炭素粒子を含んだ素材であるナノミックス、カーボン含有素材が挙げられる。
しかし、使用者の血行を促進させる素材が、植物性繊維を炭化して得られた炭素繊維であれば、遠赤効果に加えて、植物性繊維を炭化して得られたものなので、炭100%素材であり、吸湿性、脱臭性、防ダニ性、および防カビ性に優れており好ましい。
また、本発明の覆眼具が、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成され、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有する本体を備えていれば、必ずしも本体の内側面は、本体の縁部から開口部に向けて傾斜していなくてもよい。
しかし、本体の内側面が、本体の縁部から開口部に向けて傾斜していれば、本体が立体的になって顔の凹凸に沿うようになるので、本体が眼の周囲に沿ってフィットしやすくなり、好ましい。
また、本発明の覆眼具が、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成され、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有する本体を備えていれば、必ずしも本体の内側面に接して開口部の下方に配置され、表面に使用者の血行を促進させる素材を有する厚み形成部を備えていなくてもよい。
しかし、本発明の覆眼具が、厚み形成部を備えていれば、厚み形成部が本体の内側面に接して開口部の下方に配置されているので、内側面の他の領域との間で厚み差を生じさせ、本体をより一層、眼の周囲にフィットさせることができ、好ましい。
また、本体の内側面に接して開口部の下方に配置され、表面に使用者の血行を促進させる素材を有する厚み形成部であれば、必ずしも厚み形成部は、本体の下縁部に一の縁部が取付けられ、他の縁部は自由縁部でなくてもよい。
しかし、厚み形成部が、本体の下縁部に一の縁部が取付けられ、他の縁部は自由縁部であれば、厚み形成部は一の縁部を軸にして起こされたり倒されたりすることができ、起こされて厚み形成部と内側面との間に物を詰めて厚みを増すことができるので好ましい。
また、本体の内側面に接して開口部の下方に配置され、表面に使用者の血行を促進させる素材を有する厚み形成部であれば、必ずしも厚み形成部は、本体と厚み形成部との間に配置され、厚み形成部の他の縁部に一方の縁部が取付けられ、他方の縁部が自由縁部であり、さらに、厚み形成部との間に空間を形成する空間形成部を有していなくてもよい。
しかし、厚み形成部が空間形成部を有していれば、空間形成部は一方の縁部を軸にして起こされたり倒されたりすることができ、起こされて厚み形成部との間の空間に物を詰めることができる。
また、空間形成部の自由縁部が、本体に取付けられた厚み形成部の縁部に面し、厚み形成部との間に形成された空間は、本体の内側面に向けて開放することになるので、この空間に詰めた物は外れにくい。
よって、好ましい。
また、本発明の覆眼具が、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成され、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有する本体を備えていれば、必ずしも本体の略中央部の上縁部から本体の略中央部の下縁部まで延び、表面が上縁部および下縁部と略同一平面に位置する連結部を備えていなくてもよい。
しかし、本発明の覆眼具が連結部を備えていれば、連結部によって本体の略中央部の上縁部と下縁部との間の距離が一定に保たれ、所定の形状を担保することができるので好ましい。
また、本発明の覆眼具が、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成され、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有する本体を備えていれば、必ずしも本体の全縁部に取付けられ、本体よりも硬い縁補強部を備えていなくてもよい。
しかし、本発明の覆眼具が縁補強部を備えていれば、本体の素材の、ほつれを防止でき、また、本体の縁を補強でき、さらに本体の湾曲形状を維持できるので好ましい。
また、ピンホール効果やファッション性を考慮して、本発明の覆眼具1を構成する全ての部材、すなわち本体2、メッシュシート5、左厚み形成部7、右厚み形成部8、右空間形成部9(左空間形成部)、連結部10、上縁補強部11、左右下縁補強部12、左耳掛け部13、および右耳掛け部14は、黒色を有しているが、このような色に限定されないことや、各部材の色をそれぞれ異ならせることができることは勿論である。
以上のように、本発明の覆眼具は、略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成されているので、本体の略中央部が使用者の鼻に接するように本発明の覆眼具を使用者の眼の周囲に当てると、開口部が使用者の眼に対応する位置にあるので、使用者は視界を遮られない。
また、本発明の覆眼具において、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有するので、内側面を使用者の眼の周囲に当てると、眼の周囲の血行が促進されて筋肉が和らぐ。
従って、本発明の覆眼具は、使用者の眼の疲れを緩和させながら使用者に作業を行なわせることができる。
また、使用者は視界を遮られないので、仕事中でも日常生活でも、状況を気にせず本発明の覆眼具を着用できる。
また、眼の周囲の血行が促進されてリラックス効果が得られるので、睡眠時に本発明の覆眼具を着用し、良質な睡眠をとることができる。
また、眼の周囲の血行が促進されるので、眼の周囲が暖められ、本発明の覆眼具は寒冷地で役立つ。
なお、参考までに、本発明の覆眼具を装着する前の使用者の顔の熱分布静止画像(サーモグラフィー)、本発明の覆眼具を装着して10分経過したときの使用者の顔の熱分布静止画像、および本発明の覆眼具を装着して20分経過したときの使用者の顔の熱分布静止画像を参考図1に掲載する。
また、眼の周囲の血行が促進されるので、目じりのシワやシミの予防という美容効果も期待できる。
また、本発明の覆眼具は、外側表面にメッシュシートを備え、黒色で統一されているので、ファッション性に優れている。
また、本発明の覆眼具の上にスポーツゴーグルを着用してスポーツを行なうことで、リラックスし、スポーツをより一層楽しむことができる。
1 覆眼具
2 本体
2A 左上まぶた対応領域
2AA 右上まぶた対応領域
2B 左下まぶた対応領域
2BB 右下まぶた対応領域
3 左開口部
4 右開口部
5 メッシュシート
6 貫通孔
7 左厚み形成部
8 右厚み形成部
8A 右厚み形成部の一の縁部
8B 右厚み形成部の他の縁部
9 右空間形成部
9A 右空間形成部の一方の縁部
9B 右空間形成部の他方の縁部
10 連結部
11 上縁補強部
12 左右下縁補強部
13 左耳掛け部
14 右耳掛け部
21 上まぶた部材
22 下まぶた部材

Claims (8)

  1. 略中央部を挟んで略対称的な位置にそれぞれ開口部が形成され、内側面が使用者の血行を促進させる素材を有する本体と、
    該本体の内側面に接して前記開口部の下方に配置され、表面に前記素材を有する厚み形成部とを備え、
    前記厚み形成部は、前記本体の下縁部に一の縁部が取付けられ、他の縁部は自由縁部であり、
    前記厚み形成部は、前記本体と同厚み形成部との間に配置され、同厚み形成部の前記他の縁部に一方の縁部が取付けられ、他方の縁部が自由縁部であり、さらに、同厚み形成部との間に空間を形成する空間形成部を有する
    覆眼具。
  2. 貫通孔が形成され、同貫通孔の面積が前記開口部の面積より小さく、さらに前記開口部が形成された領域に同貫通孔が位置する状態で前記本体の外側に取付けられた網状部を備える
    請求項1に記載の覆眼具。
  3. 前記網状部は、伸縮性を有し、前記開口部の面積を含む前記本体の面積より小さい面積を有し、さらに前記本体の全縁部に取付けられたシート体である
    請求項2に記載の覆眼具。
  4. 前記貫通孔の直径は、2〜4mmである
    請求項2または請求項3に記載の覆眼具。
  5. 前記素材は、植物性繊維を炭化して得られた炭素繊維である
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の覆眼具。
  6. 前記本体の内側面は、同本体の縁部から前記開口部に向けて傾斜した
    請求項1〜5のいずれか1つに記載の覆眼具。
  7. 前記本体の略中央部の上縁部から同本体の略中央部の下縁部まで延び、表面が同上縁部および同下縁部と略同一平面に位置する連結部を備える
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の覆眼具。
  8. 前記本体の全縁部に取付けられ、同本体よりも硬い縁補強部を備える
    請求項1〜7のいずれか1つに記載の覆眼具。
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