JP6082135B2 - 台間装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技媒体の払い出しを行う管理システムに係る台間装置に関する。
遊技場において、例えば新規開店時に、近隣住民等に親しみを持ってもらうこと等を目的として、遊技機の無料開放サービスを行うことがある。無料開放サービスの場合には、例えば遊技者は、遊技場の受付で金額データや持玉が記録された記録媒体を受け取り、この記録媒体を台間装置に挿入して玉貸しや持玉の払い出しを受け、遊技を楽しむものである。
このような場合、従業員は入店する遊技者への記録媒体の配布作業が必要となり作業負担が増大する。また遊技者は、記録媒体を紛失した場合、再度遊技場の受付まで記録媒体を受け取りに行く必要が生じ、煩雑である。
また、一般に、遊技機が遊技場に導入されると、まず初めに当該遊技機の不具合の確認等のためにテスト打ちが行われる。このテスト打ちは、遊技者が通常遊技するのに近い環境で遊技機を動作させるものであり、遊技機の釘を調整した場合にその調整具合を確認するためにも行われる。テスト打ちの際には、従来は遊技場の従業員がパチンコ玉等の遊技媒体を遊技機の上皿に投入し、遊技機のハンドルを固定して行っていた。
しかし、この方法では上皿に遊技媒体が不足すると、従業員が遊技媒体を運んできて、上皿に投入する必要があり、従業員の作業負担が大きくなっていた。しかも、一度に遊技場に導入される遊技機は複数であることが通常であるため、例えば、新規開店時のようにテスト打ちを行う遊技機の数が多いとテスト打ちの作業負担は膨大となる。このような作業負担を軽減するため、特許文献1に記載されている技術が存在する。これは、遊技機の下部に受け皿と、この受け皿から流下した遊技媒体を遊技機の上皿へ揚送する揚送装置を設けるものであり、この受け皿を遊技機下部に配置すると共に受け皿に遊技媒体を投入するものである。
特開2006−175171号公報
しかしながら、当該装置では始めに従業員が遊技媒体を受け皿に投入する必要があり、更に、受け皿に遊技媒体が不足した場合にも従業員が遊技媒体を受け皿に投入する必要があるものとなっており、依然として従業員の作業負担は大きいままである。また、特許文献1に開示されている装置を各遊技機に設ける場合は、その費用が膨大なものとなる。また、特許文献1に開示されている装置を一回のテスト打ちで複数の遊技機で使い回す場合は、当該装置の移動作業を行う必要が生じ、従業員に新たな作業負担が生じ、作業負担の軽減は十分ではない。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて、遊技場の従業員の作業負担を極力抑制可能な管理システムに係る台間装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、人の存在を検知するとその旨を示す検知信号を送出する検知手段と接続され、遊技場に複数設置された遊技機に対応して設けられる台間装置であって、
運営モードの切替操作に用いる切替操作手段と、
運営モードを切り替える切替手段と、
遊技媒体の払い出しを行う払出手段と、を有し、
運営モードが前記遊技機のテスト打ちの際に使用するテストモードに切り替わっていることを条件として、前記検知手段から前記検知信号を受信すると、前記払出手段が遊技媒体の払い出しを行うことが可能となる、台間装置とした。
請求項2の発明は、時間を計時する計時手段と、
当該計時手段を参照して所定の時間経過毎に、前記払出手段に対して払出信号を送出する払出制御手段と、を更に有する、請求項1に記載の台間装置とした。
請求項3の発明は、前記切替操作手段は、
遊技場の従業員に予め配布した従業員用記録媒体と、
当該従業員用記録媒体に格納されている識別情報を読み取り可能な読取手段と、
前記従業員用記録媒体の各識別情報が格納されている識別情報記憶手段と、
前記読取手段で読み取った識別情報と前記識別情報記憶手段に格納されている各識別情報との認証を行う認証手段と、からなる、請求項1又は2に記載の台間装置とした。
請求項1〜3の発明によれば、人の存在を検知すると遊技媒体の払い出しが行われる構成となっているため、例えば遊技場の新規開店時等に行われる遊技機の無料開放サービス、或いは遊技機の不具合の確認等のために行われるテスト打ちといった、一般的に遊技場の従業員の負担が大きい場合の、当該従業員の作業負担を極力抑制することができる。
また特に、請求項2の発明によれば、所定の時間経過毎に、払出手段に払出信号を送出し、遊技媒体の追加の払い出しが自動的に行われる構成となっているため、遊技場の従業員は、追加の払い出しを行わせるために、台間装置に対して新たな操作をする必要がなくなり、遊技機の無料開放サービス時やテスト打ち時の遊技場の従業員の作業負担を更に抑制することができる。
また特に、請求項3の発明によれば、認証手段による認証の成功を、台間装置の運営モード切り替えのための条件としたため、台間装置の誤作動をより万全に防ぐことができ、便宜である。
本発明に係る実施例1の管理システムの全体的な構成を例示的に示す概念図である。 本発明に係る実施例1の遊技機の外観構成の概略を例示した模式図である。 本発明に係る実施例1の管理システムの全体的な構成を例示的に示す概念図である。 本発明に係る実施例1の管理装置のハードウェア構成を模式的に示した概念図である。 本発明に係る実施例1の台間装置のハードウェア構成を模式的に示した概念図である。 本発明に係る実施例1の管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。 本発明に係る実施例1の管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。 本発明に係る別の実施例の管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。 本発明に係る実施例1の管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。 本発明に係る別の実施例の遊技機及び各台計数機の外観構成の概略を例示した模式図である。 本発明に係る別の実施例の管理システムの全体的な構成を例示的に示す概念図である。 本発明に係る実施例2の管理システムの全体的な構成を例示的に示す概念図である。 本発明に係る実施例2の台間装置のハードウェア構成を模式的に示した概念図である。 本発明に係る実施例2の管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。 本発明に係る実施例2の管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。
人の存在を検知するとその旨を示す検知信号を送出する検知手段と接続され、遊技場に複数設置された遊技機に対応して設けられる台間装置であって、運営モードの切替操作に用いる切替操作手段と、運営モードを切り替える切替手段と、遊技媒体の払い出しを行う払出手段と、を有し、運営モードが前記遊技機のテスト打ちの際に使用するテストモードに切り替わっていることを条件として、前記検知手段から前記検知信号を受信すると、前記払出手段が遊技媒体の払い出しを行うことが可能となる構成とすることにより、遊技場の新規開店時等に行われる遊技機の無料開放サービス時の、又は遊技機の不具合の確認等のために行われるテスト打ち時の遊技場の従業員の作業負担を極力抑制することができる。
図1は、管理システムAの構成を例示的に示す概念図である。
図1に示すように、管理システムAは、管理装置100、遊技機200、台管理装置300、島管理装置400、台間装置500及び、これらの機器を接続するネットワーク601、602から構成されている。
管理装置100は、管理システムAの全体を管理し、各台間装置500の運営モードを操作・管理する情報処理装置である。管理装置100は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)等で実現される。管理装置100は、遊技場の従業員等から管理装置100への指示入力を受け付ける指示入力装置106や、障害検出等の表示を行うディスプレイ107等の、ユーザインタフェースを備えている。また、管理装置100は、各遊技機200のゲーム回数、大当たり回数、出玉数、打玉数等の稼働情報に係る信号を集計・管理する。
次に、遊技機200の構成について、図2を参照して説明する。図2は、遊技機200の外観構成の概略を例示した模式図である。
遊技機200は、所定の入賞イベントの発生に応じて、遊技媒体であるパチンコ玉の払い出しを行う。
遊技機200には盤面211が設けられ、盤面211上には、図柄表示装置212、始動入賞口213、大当たり入賞口214、通常入賞口(図示省略)等が備えられている。また、遊技機200の下部には、打ち込むパチンコ玉や払い出されたパチンコ玉を格納する上皿221や、パチンコ玉の打ち込みの強さを調整するハンドル222等が備えられている。そして、始動入賞口213等を遊技媒体が通過し、所定個数の遊技媒体の払出しが行われると、この払い出された遊技媒体10個につき1パルスを、出玉信号として遊技機200から外部へ出力する。この出玉信号に基づいて、管理装置100において出玉数が算出される。また、大当たりに当選した場合は大当たり信号を、図柄表示装置212において図柄が確定するとスタート信号を、遊技機200から外部へ出力する。なお、管理装置100においては、スタート信号の受信回数に基づいてゲーム回数を算出している。
また、遊技機200の下方に設置され、後述の盤面211に打ち込まれた遊技媒体数をカウントする打玉数計数手段(アウトボックス)(図示省略)から打玉信号が送出される構成となっている。この打玉信号に基づいて、管理装置100において打玉数が算出される。
台管理装置300は、接続された管理装置100から台間装置500の運営モードを切り替えるための指令であるモード切替信号を取得し、台間装置500に送出する情報処理装置である。また、台間装置500から切替完了信号を取得して、島管理装置400に送出する。また、接続された遊技機200から打玉信号、出玉信号等の稼働情報に係る信号を取得し、島管理装置400に送出する。
島管理装置400は、台管理装置300と管理装置100との接続を仲介する情報処理装置である。本実施例の管理システムAにおいては、複数の台管理装置300は1以上のグループに分類され、島管理装置400は各グループ毎に台管理装置300を管理する。
台間装置500は、図2に示すように遊技機200に対応して設けられており、本実施例では遊技媒体の払出機能を備えている。また、台間装置500は、遊技場に配設されている一般的な台間機であって、特殊なものではなく、遊技者から現金などを受け入れて、受け入れた現金に応じた遊技媒体(パチンコ玉やメダル等)の貸出しを行う玉貸機としての機能を備えるほか、所定の検知機能、読取機能および通信機能を備えた装置であり、遊技者である会員から会員カード等の記録媒体(図示省略)が挿入された場合には、記録媒体の挿入を検知するとともに記録媒体の内部に格納されている情報を読取り、読取った情報を管理装置100に送出する。
図2では、遊技機200としてパチンコ機が示されており、遊技媒体の一例としてのパチンコ玉を払い出す台間装置500が示されているが、本実施例でいう遊技機200は、パチンコ機だけでなく、遊技場に配設されているものであれば、種類は問わず、スロットマシンやパロット等も含まれる。そのため台間装置500が払い出す遊技媒体の種類も、パチンコ玉に限らず、コインの場合もある。
ネットワーク601、602は、典型的には、LAN(Local Area Network)であるが、有線/無線を問わずデータ送受信可能な回線であればどのような構成でもよい。例えば、公衆回線(アナログ回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)等)やWAN(Wide Area Network)、無線LAN等により構成してもよい。なお、ネットワーク601、602上の通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を採用することができる。
なお、図1に例示した管理システムAの構成は、本実施例に係る構成の作用及び効果を説明するための基本的なものである。実際の遊技場において管理システムAを運用する場合は、管理装置100が各台間装置500の運営モードを操作・管理することができるならば、用途や目的、或いは、機器の配置等の制約条件に基づいて、多様な構成を取ることができる。例えば、図3のように、管理装置100に台間装置500が接続され、管理装置100は台間装置500に対して直接、運営モードの操作を行うように構成してもよい。
次に、管理装置100のハードウェア構成について、図4を参照して説明する。図4は、管理装置100のハードウェア構成を模式的に示した概念図である。
図4において、CPU110(=Central Processing Unit)は、後述するHD105に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、RAM102にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
CPU110は、自身の運営モードを切り替えるモード制御手段としての役割を果たす。また、このモード制御手段は、台間装置500の運営モードを切り替えるために、管理装置100側から台間装置500に対して指令を行う機能も有している。具体的には、CPU110は、通常の運営モードとは異なるモードであるテストモードへの切替を指令する旨のモード切替信号、及び通常の運営モードへ運営モードを切り替える旨のモード切替信号を、指定された各台間装置500に送出する。詳しくは、CPU110は、指定された台間装置500の台番号と予め関連付けられて記憶されている識別情報を参照し、通信回線を通じて、当該指定された台間装置500に対して、モード切替信号を送出する。また、運営モードの切替を完了した旨の切替完了信号を台間装置500から受信すると、CPU110は、後述のHD105内のモード情報記憶領域151に格納されている当該台間装置500の運営モードを、切り替え後の運営モードに書換更新する。
ROM101は、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データを記憶する。RAM102は各種データを一時記憶するためのものであり、CPU110の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
外部記憶ドライブ103は、記録媒体へのアクセスを実現するためのものであり、メディア(記録媒体)104に記録されたプログラム等を管理装置100にロードすることができる。尚、メディア104には、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等が含まれる。
HD(=ハードディスク)105は外部記憶装置であり、大容量メモリとして機能する。HD105には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等が格納される。HD105内には、モード情報記憶領域151が設けられており、遊技場に配設されている各台間装置500のモード情報が、各台間装置500の識別情報に関連付けて格納されている。すなわち、ある台間装置500の運営モードが、例えばテストモードに切り替わって、当該台間装置500から切替完了の信号を受信したとき、その信号に基づいて、CPU110はモード情報記憶領域151に格納されている、当該台間装置500のモード情報をテストモードに書き換える。
指示入力装置106は、例えば、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル、ボタン、レバーである。指示入力装置106を用いて、遊技場の従業員等は、管理装置100に対して、管理装置100を制御するコマンド等を入力指示する。
また、指示入力装置106は、遊技場の従業員等が、遊技場に配設されている台間装置500の中から、運営モードを切り替える台間装置500を指定する場合、及び指定した台間装置500の運営モードの切替を実行する場合に用いる切替操作手段としての役割を果たす。
ディスプレイ107は、表示手段としての役割を果たし、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTであり、指示入力装置106から入力されたコマンドや、それに対する管理装置100の応答出力等を表示するものである。
なお、遊技場の従業員等が、遊技場に配設されている台間装置500の中から、運営モードを切り替える台間装置500を指定し、指定した台間装置500の運営モードの切替を実行する場合には、ディスプレイ107の表示を参照しながら、指示入力装置106を用いて必要な情報を入力する構成としても良い。
システムバス109は、管理装置100内のデータの流れを司るものである。108はインターフェイス(以下、I/Fという)であり、このI/F108を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
本実施例では、メディア104から本実施例に係るプログラム及び関連データを直接RAM102にロードして実行させる例を示しているが、これ以外にも、本実施例に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされているHD105からRAM102にロードするようにしてもよい。また、本実施例に係るプログラムをROM101に記録しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接CPU110で実行することも可能である。
また、本実施例では、説明の便宜のため、管理装置100を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、管理装置100上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
次に台間装置500のハードウェア構成について、図5を参照して説明する。図5は、台間装置500のハードウェア構成を模式的に示した概念図である。
CPU510(=Central Processing Unit)は、後述するHD505に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、RAM502にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
CPU510は、切替手段としての役割を果たし、自身の運営モードの切替を指令するモード切替信号を受信すると、自身の運営モードを、通常の運営モードから、通常の運営モードとは異なるテストモードに切り替える。又は、通常の運営モードとは異なるテストモードから、通常の運営モードに切り替える。また、この切替が完了すると管理装置100に対して切替完了信号を送出する。なおこの際、自身を特定する識別情報を、切替完了信号と共に送出しても良い。
また、本実施例において、管理装置100及び台間装置500は、運営モードとして、少なくとも、テストモード、遊技場の閉店後に使用する通常閉店モード、遊技場の営業時に使用する通常営業モードを有している。遊技場の営業時間中は通常営業モードで運用し、営業時間以外は閉店処理がなされた後の通常閉店モードとして運用する。本実施例では通常営業モードと通常閉店モードをまとめて通常の運営モードと称する。後述するように、遊技場の従業員等が切替操作手段を用いて、所定の切替操作を行うことにより、台間装置500の運営モードが切り替わる構成としている。ただし、必ずしもこの構成に限定されるわけではなく、少なくとも本実施例におけるテストモードに相当する運営モードと、遊技場の営業時間中に使用する通常営業モードに相当する運営モードが台間装置に存在すればよい。したがって、通常閉店モードとテストモードとを区別せず、通常閉店モードにおいて本実施例における処理を可能としても良い。
また、通常閉店モードとは、台間装置500においては、通常営業モードで可能な機能の一部(例えば台間装置への現金の入金等)が禁止されるモードである。また、管理装置100においては、遊技場の営業時間終了後にその日の遊技機200の稼働情報を集計して、営業データを作成するいわゆる「締め処理」に用いる運営モードである。一般的に、「締め処理」とは、各遊技機200から、その日の遊技媒体の打玉数、出玉数等のデータを管理装置100が収集して、差玉数、各入賞口での入賞確率等を営業データとして作成し、管理装置100の記憶手段に記憶する処理を指す。
また、CPU510は、後述する人感センサー511から検知信号を受信すると、遊技媒体を払い出す旨の指令である払出信号を送出する。
また、CPU510は、遊技媒体を払い出す旨の指令である払出信号を送出すると、後述のリアルタイムクロック512を参照して、計時を開始し、所定の時間が経過すると、後述の制御機構513に対し、払出信号を送出する払出制御手段としての役割を果たす。
ROM501は、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データを記憶する。RAM502は各種データを一時記憶するためのものであり、CPU510の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
HD(=ハードディスク)505は外部記憶装置であり、大容量メモリとして機能する。HD505には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等が格納される。
指示入力装置506は、例えば、ボタン、レバー、テンキー、タッチパネルである。指示入力装置506を用いて、遊技者や遊技場の従業員等は、台間装置500に対して、台間装置500を制御するコマンド等を入力指示する。
ディスプレイ507は、表示手段としての役割を果たし、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTであり、指示入力装置506から入力されたコマンドや、それに対する台間装置500の応答出力等を表示するものである。
システムバス509は、台間装置500内のデータの流れを司るものである。508はインターフェイス(以下、I/Fという)であり、このI/F508を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
リアルタイムクロック512は計時手段としての役割を果たし、現在時刻を計時する。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
また、人感センサー511は、例えば、人体から放出されている微弱な遠赤外線を感知・受信して動作するPIR(=Passive Infra Red)赤外線センサーであって、人の存在を検知すると、検知信号を外部に送出する検知手段としての役割を果たす。この人感センサー511は、人の存在を検知しているときは検知信号の送出を継続するよう構成されている。なお、人感センサー511はPIR赤外線センサーに限定されるものではなく、人の存在を検知できるセンサーであれば良い。したがって、所定エリアに常時赤外線を出力し、この赤外線の反射を受信、又は受信しない構成とすることにより人の存在を検知するもの等であっても良い。
制御機構513は、払出信号を受信すると、所定量の遊技媒体を払い出して、遊技機200に供給する制御機構である。
また、管理システムAが、例えば、図1に例示したような構成の場合は、各信号は台管理装置300及び島管理装置400を経由して、管理装置100から台間装置500へ、又は台間装置500、遊技機200から管理装置100へ転送される。或いは、例えば、図3に例示したような構成の場合は、管理装置100から台間装置500へ、又は台間装置500、遊技機200から管理装置100へ転送される。なお、図1のような構成の場合、台管理装置300や島管理装置400等の中継装置において、アナログ信号をデジタル信号に変換する処理や、信号を所定フォーマットのパケットに変換する処理等がなされる場合がある。これらの処理は、当業者にとって自明であるため、本実施例では説明を省略する。
次に、管理システムAの具体的な処理の流れを、遊技機200の無料開放サービス時を例として、図6〜9を用いて説明する。まず、管理装置100は自身の運営モードが通常閉店モードである場合に、所定のモード切替操作を行うことにより、自身の運営モードをテストモードへ切り替える。そして、図6に示すように、遊技場の従業員等が、管理装置100の指示入力装置106を用いて、運営モードの切替を行う台間装置500を指定し、指定した台間装置500の運営モードをテストモードへ切り替える切り替え操作を実行する(ステップS601)。
そうすると、CPU110は、テストモードへの切替を指令するモード切替信号を、指定された各台間装置500に送出する(ステップS602)。
モード切替信号を受信した台間装置500は、自身の運営モードをテストモードに切り替えると(ステップS603)、切替完了信号を管理装置100に送出する(ステップS604)。この切替完了信号を受信すると、管理装置100は、モード情報記憶領域151に記憶されている当該台間装置500のモード情報を、テストモードに書き換える(ステップS605)。このとき、指定した台間装置500の運営モードがテストモードに切り替わった旨をディスプレイ107上に表示させるようにしても良い。以上で、台間装置500のテストモードへの切り替えは完了する。
また、図7に示すように、遊技者が遊技機200の前に座る等して、台間装置500の人感センサー511が人の存在を検知すると、検知信号をCPU510に対して送出する(ステップS701)。そしてテストモードに切り替わった状態で、検知信号を受信したCPU510は、制御機構513に対して払出信号を送出する(ステップS702)。この払出信号を受信した制御機構513は、所定量の遊技媒体の払い出しを、遊技機200の上皿221等に行う。なお、台間装置500がテストモードであるか否かにかかわらず、人感センサー511は検知信号を送出するが、台間装置500がテストモード以外のモードであるときに人感センサー511から検知信号を受信した場合の処理については、説明を省略する。また、人感センサー511は人の存在を検知している限り、検知信号を継続して送出するが、CPU510が払出信号を送出するのは検知信号を受信した当初である。
そしてCPU510は、制御機構513に対して払出信号を送出すると、リアルタイムクロック512を参照して、計時を開始する(ステップS703)。
遊技者は、上皿221等に払い出された遊技媒体を用いて、遊技を行う。遊技機200は、遊技の状況に応じて、出玉信号や打玉信号等の稼働情報に係る信号を管理装置100に対し、送出する。そして所定の時間が経過すると(ステップS704)、CPU510は、制御機構513に対し、払出信号を送出する(ステップS702)。払出信号を受信した制御機構513は、所定量の遊技媒体の払い出しを、遊技機200の上皿221等に行う。
そしてCPU510は、払出信号を送出すると、リアルタイムクロック512を参照して、計時を開始する(ステップS703)。テストモードの終了操作を受け付けるまで、以上のステップS702〜ステップS704を繰り返す。なお、このステップS702〜ステップ704の処理を繰り返す過程において、人感センサー511が人を検知しなくなった場合、すなわち人感センサー511からの検知信号が途絶した場合は、CPU510は計時を中止して、所定時間の経過による払出信号の送出の停止を行う構成としても良い。この場合、再度人感センサー511が人の存在を検知して検知信号をCPU510に対して送出すると、CPU510は制御機構513に対して払出信号を送出するととともに、計時を開始する。
なお、上記実施例では、台間装置500のCPU510が払出制御手段として、払出信号を送出すると、リアルタイムクロック512を参照して計時を開始し、所定の時間が経過すると、制御機構513に対し払出信号を送出する構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、管理装置100のCPU110が払出制御手段としての役割を果たし、管理装置100に現在時刻を計時するリアルタイムクロック(図示省略)を設ける構成としても良い。以下、詳しく説明する。
図8に示すように、テストモードに切り替わった状態で、遊技者が遊技機200の前に座る等して、台間装置500の人感センサー511が人の存在を検知すると、検知信号をCPU510に対して送出し、検知信号を受信したCPU510は、人を検知した旨の人検知信号を管理装置100に対して送出する(ステップS801)。人検知信号を受信した管理装置100のCPU110は、台間装置500に対し払出要求信号を送出する(ステップS802)。払出要求信号を受信した台間装置500のCPU510は、制御機構513に対して払出信号を送出する。この払出信号を受信した制御機構513は、所定量の遊技媒体の払い出しを、遊技機200の上皿221等に行う(ステップS803)。
そしてCPU110は、台間装置500に対して払出要求信号を送出すると、リアルタイムクロック(図示省略)を参照して、計時を開始する(ステップS804)。
遊技者は、上皿221等に払い出された遊技媒体を用いて、遊技を行う。遊技機200は、遊技の状況に応じて、出玉信号や打玉信号等の稼働情報に係る信号を管理装置100に対し、送出する。そして所定の時間が経過すると(ステップS805)、CPU110は、台間装置500に対し払出要求信号を送出する(ステップS802)。払出要求信号を受信した台間装置500のCPU510は、制御機構513に対し、払出信号を送出する。払出信号を受信した制御機構513は、所定量の遊技媒体の払い出しを、遊技機200の上皿221等に行う(ステップS803)。
そしてCPU110は、払出要求信号を送出すると、リアルタイムクロックを参照して、計時を開始する(ステップS804)。テストモードの終了操作を受け付けるまで、以上のステップS802〜ステップS805を繰り返す。
さらに、人感センサー511を台間装置500とは別の、例えば遊技機島の幕板(図示省略)に設け、人感センサー511は検知信号を台間装置500を介さず管理装置100に送出するよう構成してもよい。この場合、検知信号を受信した管理装置100のCPU110は、台間装置500に対して遊技媒体の払い出しを要求する払出要求信号を送出するよう構成する。そして、人感センサー511から検知信号を受信した管理装置100は、台間装置500に対して払出要求信号を送出する。払出要求信号を受信した台間装置500では、CPU510は制御機構513に対して払出信号を送出する。払出信号を受信した制御機構513は所定量の遊技媒体の払い出しを行う。以上のような構成としても、本実施例と同様の効果を生じさせる。
テストモードを終了する場合には、図9に示すように、台間装置500の運営のモードをテストモードから通常の運営モードに切り替える。具体的には、遊技場の従業員等が、管理装置100の指示入力装置106を用いて、運営モードの切り替えを行う台間装置500を指定し、指定した台間装置500の運営モードの切り替え操作を実行する(ステップS901)。
その後、CPU110は、通常の運営モードへの切替を指令するモード切替信号を、指定された各台間装置500に送出する(ステップS902)。
モード切替信号を受信した台間装置500は、自身の運営モードを通常の運営モードに切り替えると(ステップS903)、切替完了信号を管理装置100に送出する(ステップS904)。この切替完了信号を受信すると、管理装置100は、モード情報記憶領域151に記憶されている当該台間装置500のモード情報を、通常の運営モードに書き換える(ステップS905)。このとき、指定した台間装置500の運営モードが通常の運営モードに切り替わった旨をディスプレイ107上に表示させるようにしても良い。以上で、台間装置500の通常の運営モードへの切り替えは完了する。なお、管理装置100の運営モードをテストモードから通常閉店モードへ切り替える切替操作は、この台間装置500のモード切替操作とは別に行う。
上述したように、管理システムAを構成することによって、遊技場の新規開店時等に行われる遊技機200の無料開放サービス時の、遊技場の従業員の作業負担を抑制することができる。
なお、管理システムAは、遊技機200の不具合の確認等のために行われるテスト打ち時においても適用することができる。管理装置100をテストモードに切り替え、テスト打ちを行う対象となった遊技機200に対応して設けられている台間装置500を指定して、テストモードに切り替えれば、従業員等が当該台間装置500に近づいただけで、遊技媒体が払い出されるため、従業員等の作業負担を抑制することができる。
また、管理システムAを用いれば、遊技場の従業員の作業負担を抑制しながら、遊技機の無料開放やテスト打ちを行うことができる。そのため、遊技場として遊技機の無料開放やテスト打ちを実施し易くなる。従って、遊技機の無料開放やテスト打ち時に、遊技機から送出される出玉信号等の稼働情報に係る信号を、管理装置で集計・管理すれば、遊技場の経営にとって有益な情報を容易に得ることができるようになる。
また遊技場の従業員等は、遊技場に配設されている各台間装置500の運営モードの切替を管理装置100に対してのみ操作を行えば良いため、操作を一元化でき、便宜である。また、CPU510は、所定時間経過毎に、制御機構513に払出信号を送出し、遊技媒体の追加の払い出しが自動的に行われる構成となっているため、追加の払い出しを行わせるために、台間装置500に対して新たな操作をする必要がなくなり、遊技機の無料開放サービス時やテスト打ち時の遊技場の従業員の作業負担を更に抑制することができる。
なお本実施例では、CPU510は、所定時間経過毎に、制御機構513に払出信号を送出し、遊技媒体の追加の払い出しが自動的に行われる構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、使用する遊技媒体が遊技機200の上皿221からなくなってしまった場合には、遊技者は一旦、席(図示省略)から離れ、席に座り直して、人感センサー511を作動させると、再度払い出しが行われる構成としても良い。
また、遊技媒体の追加払い出しの変形例を説明する。例えば、本実施例の遊技機200の下方には、打玉数計数手段(図示省略)が設けられ、この打玉数計数手段から打玉信号が送出されている。
そこで、管理装置100のCPU110は、払出制御手段として、図8に示すような所定時間の経過に替えて、打玉信号に基づいて算出した打玉数を集計して、打玉数が予め設定した所定の量に達すると、当該遊技機200に対応して設けられている台間装置500から遊技媒体の追加の払い出しを自動的に行わせる構成としても良い。
また遊技媒体の追加払い出しの更なる変形例として、例えば、図10に示すように、遊技機から払出された遊技媒体の計数を行うとともに、当該計数に応じた計数信号を送出する各台計数機650を、遊技機200に対応して設ける。
そして、管理装置100のCPU110は、各台計数機650から送出された計数信号を集計し、計数した遊技媒体が所定の量に達すると、当該遊技機200に対応して設けられている台間装置500から遊技媒体の追加の払い出しを自動的に行わせる構成としても良い。
また、遊技媒体の追加払い出しの更なる変形例を説明する。本実施例の遊技機200からは上述のように出玉信号が送出されており、この出玉信号に基づいて算出された出玉数は、管理装置で集計・管理されている。一方、台間装置500に、この台間装置500から払い出した遊技媒体の数(払出数)(玉貸し時・持玉払出時を含む)を記憶する記憶手段(図示省略)を設け、この記憶手段に記憶した払出数を管理装置100で集計・管理する。
そして、管理装置100のCPU110は、出玉信号、上述した打玉信号、各台計数機650から送出された計数信号及び台間装置500から送出された払出数を集計して、払出数と出玉数を加算した値から打玉数及び各台計数機650で計数された遊技媒体数を減算する演算を行い、演算値と予め設定した所定値とを比較して、当該演算値が所定値よりも小さい場合に、当該遊技機200に対応して設けられている台間装置500から遊技媒体の追加の払い出しを自動的に行わせる構成としても良い。これにより、遊技機の上皿に存在する遊技媒体の数が予め設定した所定値を下回ったと判断されれば、自動的に遊技媒体の払い出しが行われるようになる。なお、この予め設定した所定値としては、遊技機の上皿に存在するべき適正な遊技媒体数を設定する。
また本実施例では、遊技者等が指示入力装置106を用いて、必要な情報を入力すると、台間装置500の運営モードが切り替わる構成を示したが、この構成に限定されるものではない。
運営モードの切り替え方法に関する変形例を図11を用いて説明する。図11に示すように、遊技場の従業員等には、内部に識別情報が格納されているICタグ等の従業員用記録媒体700を、予め配布する。また管理装置100に、従業員用記録媒体700から識別情報を読み取る読取手段として、カードリーダー111を設ける。また、HD105内に、従業員用記録媒体700の各識別情報を格納する識別情報記憶手段として、識別情報記憶領域152を設ける。そしてCPU110は、従業員用記録媒体700から識別情報を受信すると、識別情報記憶領域152に格納されている各識別情報を呼び出して、受信した識別情報と比較し、一致するか否かの認証を行う認証手段としての役割を果たすようにする。
そして、この識別情報を用いた認証の成功を条件として、台間装置500の運営モードが切り替わる構成としても良い。また、この識別情報を用いた認証の成功と、指示入力装置106を用いた必要な情報の入力の2つを、台間装置500の運営モードが切り替わるための条件としても良い。
なお、通常の運営モードとは異なるテストモードから、通常の運営モードへの切替方法としては、管理装置100からモード切替信号を送出し、遊技場に配設されている複数の台間装置500の運営モードを一括して変更させる本実施例の方法の他に、例えば、各台間装置500に取消ボタン(図示省略)を設け、当該取消ボタンが押し下げられると、当該台間装置500の運営モードがテストモードから、通常の運営モードに切り替わり、切替完了信号が管理装置100に送出される構成としても良い。このように構成することで、遊技場の従業員が管理装置100の近傍にいない場合でも簡易にテストモードから通常の運営モードに切り替えることができ、便宜である。
なお、本実施例では台間装置500のCPU510が払出信号を送出する構成としているが、管理装置100のCPU110が払出信号を送出する構成としても良い。すなわち、管理装置100にリアルタイムクロック(図示省略)を設ける。そして、人感センサー511は人の存在を検知すると、検知信号を台間装置500のCPU510に送出し、CPU510は検知信号を受信すると、人を検知した旨の信号を管理装置100に対して送出する。この信号を受信した管理装置100のCPU110は、当該台間装置500に対して払出信号を送出するとともに、リアルタイムクロックを参照して、一定時間が経過すると当該台間装置500に対して払出信号を送出する。以上のような構成としても、本実施例と同様の効果を生じさせる。
上記実施例1では、管理装置100を含めた管理システムAについて説明したが、本実施例では管理装置を設けない管理システムBについて説明する。
図12は、管理システムBの構成を例示的に示す概念図である。図12に示すように、管理システムBは、台間装置800及び遊技機200から構成されている。
台間装置800は、遊技機200に対応して設けられており、本実施例では遊技媒体の払出機能を備えている。また、台間装置800は、遊技場に配設されている一般的な台間機であって、特種なものではなく、遊技者から現金などを受け入れて、受け入れた現金に応じた遊技媒体(パチンコ玉やメダル等)の貸出しを行う玉貸機としての機能を備えるほか、所定の検知機能、読取機能および通信機能を備えた装置であり、遊技者である会員から会員カード等の記録媒体(図示省略)が挿入された場合には、記録媒体の挿入を検知するとともに記録媒体の内部に格納されている情報を読取り、読取った情報を管理装置に送出する。
次に台間装置800のハードウェア構成について、図13を参照して説明する。図13は、台間装置800のハードウェア構成を模式的に示した概念図である。
CPU(=Central Processing Unit)810は、後述するHD805に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、RAM802にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
CPU810は、切替手段としての役割を果たし、運営モードの切替操作を認識すると、自身の運営モードを、通常の運営モードから、通常の運営モードとは異なるテストモードに切り替える。又は、通常の運営モードとは異なるテストモードから、通常の運営モードに切り替える。また、この切替が完了すると、切替後の運営モードをディスプレイ807に表示させる。
また、CPU810は、払出制御手段として、人感センサー811からの検知信号の受信に起因して、或いは所定時間の経過に起因して、遊技媒体を払い出す旨の指令である払出信号を送出すると、後述のリアルタイムクロック812を参照して、計時を開始し、所定の時間が経過すると、後述の制御機構813に対し、払出信号を送出する。
ROM801は、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データを記憶する。RAM802は各種データを一時記憶するためのものであり、CPU810の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
HD(=ハードディスク)805は外部記憶装置であり、大容量メモリとして機能する。HD805には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等が格納される。
指示入力装置806は、例えば、ボタン、レバー、テンキー、タッチパネル等である。指示入力装置806を用いて、遊技場の従業員等は、台間装置800に対して、台間装置800を制御するコマンド等を入力指示する。
また、指示入力装置806は、遊技場の従業員等が台間装置800の運営モードの切替を実行する場合に用いる、切替操作手段としての役割を果たす。
ディスプレイ807は、表示手段としての役割を果たし、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTであり、指示入力装置806から入力されたコマンドや、それに対する台間装置800の応答出力等を表示するものである。
なお、遊技場の従業員等が、台間装置800の運営モードの切替を実行する場合には、ディスプレイ807の表示を参照しながら、指示入力装置806を用いて必要な情報を入力する構成としても良い。
システムバス809は、台間装置800内のデータの流れを司るものである。808はインターフェイス(以下、I/Fという)であり、このI/F808を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
人感センサー811は、例えば、人体から放出されている微弱な遠赤外線を感知・受信して動作するPIR(=Passive Infra Red)赤外線センサーであって、人の存在を検知すると、検知信号を外部に送出する検知手段としての役割を果たす。この人感センサー811は、人の存在を検知しているときは検知信号の送出を継続するよう構成されている。なお、人感センサー811はPIR赤外線センサーに限定されるものではなく、人の存在を検知できるセンサーであれば良い。したがって、所定エリアに常時赤外線を出力し、この赤外線の反射を受信、又は受信しない構成とすることにより人の存在を検知するもの等であっても良い。
リアルタイムクロック812は計時手段としての役割を果たし、現在時刻を計時する。
制御機構813は、払出信号を受信すると、所定量の遊技媒体を払い出して、遊技機200に供給する制御機構である。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
次に、管理システムBの具体的な処理の流れを、図14〜15を用いて説明する。図14に示すように、遊技場の従業員等が、台間装置800の指示入力装置806を用いて、当該台間装置800の運営モードの切り替え操作を実行する(ステップS1401)。
CPU810は、運営モードの切り替え操作を認識すると、自身の運営モードをテストモードに切り替える(ステップS1402)。
そして、CPU810は、自身の運営モードがテストモードに切り替わった旨をディスプレイ807上に表示させる(ステップS1403)。以上で、台間装置800のテストモードへの切り替えは完了する。
実施例1の図7で示した流れと同様に、テストモードに切り替わった状態で、遊技者が遊技機200の前に座る等して、台間装置800の人感センサー811が人の存在を検知すると、検知信号を送出する(ステップS701)。検知信号を受信したCPU810は制御機構813に対して払出信号を送出し(ステップS702)、この払出信号を受信した制御機構813は、所定量の遊技媒体の払い出しを、遊技機200の上皿221等に行う。なお、台間装置800がテストモードであるか否かにかかわらず、人感センサー811は検知信号を送出するが、台間装置800がテストモード以外のモードであるときに人感センサー811から検知信号を受信した場合の処理については、説明を省略する。また、人感センサー811は人の存在を検知している限り、検知信号を継続して送出するが、CPU810が払出信号を送出するのは、検知信号を受信した当初である。
一方、CPU810は、制御機構813に対して払出信号を送出すると、リアルタイムクロック812を参照して、計時を開始する(ステップS703)。
遊技者は、上皿221等に払い出された遊技媒体を用いて、遊技を行う。遊技機200は、遊技の状況に応じて、出玉信号や打玉信号等の稼働情報に係る信号を管理装置に対し、送出する。そして所定の時間が経過すると(ステップS704)、CPU810は、制御機構813に対し、払出信号を送出する(ステップS702)。払出信号を受信した制御機構813は、所定量の遊技媒体の払い出しを、遊技機200の上皿221等に行う。
そしてCPU810は、払出信号を送出すると、リアルタイムクロック812を参照して、計時を開始する(ステップS703)。テストモードの終了操作を受け付けるまで、以上のステップS702〜ステップS704を繰り返す。なお、このステップS702〜ステップ704の処理を繰り返す過程において、人感センサー811が人を検知しなくなった場合、すなわち人感センサー811からの検知信号が途絶した場合は、CPU810は計時を中止して、所定時間の経過による払出信号の送出の停止を行う構成としても良い。この場合、再度人感センサー811が人の存在を検知して検知信号をCPU810に対して送出すると、CPU810は制御機構813に対して払出信号を送出するととともに、計時を開始する。
テストモードを終了する場合には、図15に示すように、遊技場の従業員等が、台間装置800の指示入力装置806を用いて、当該台間装置800の運営モードの切り替え操作を実行する(ステップS1501)。
CPU810は、運営モードの切り替え操作を認識すると、自身の運営モードを通常の運営モードに切り替える(ステップS1502)。
そして、CPU810は、自身の運営モードが通常の運営モードに切り替わった旨をディスプレイ807上に表示させる(ステップS1503)。以上で、台間装置800の通常の運営モードへの切り替えは完了する。
なお、本実施例の上記以外の構成及び作用は、実施例1の管理システムAと同様である。
また、上記実施例1及び2においては、台間装置500、800が遊技媒体を払い出す構成を示したが、この構成に限定されるものではない。遊技機200が遊技媒体を払い出す構成としても良く、例えば、制御機構を遊技機200に備える構成としても良い。その場合には、人感センサー511、811又はCPU510、810は、払出信号を遊技機200に対して送出する。払出信号を受信した遊技機200は、所定量の遊技媒体を払い出す。
また、上記実施例1及び2においては、人感センサー511、811を台間装置500,800に設ける構成としたが、これに限られるものではなく、遊技機200の前に人が存在することが検知できる位置に設けられれば良い。したがって、例えば一般的に遊技機200の上方に設けられる呼出ランプ(図示省略)に設ける構成としたり、遊技機200に設ける構成としてもよい。更に、他の機器に付随させずに独立して幕板(図示省略)等に設ける構成としてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能である。
また本発明は、前述した実施例の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、このコンピュータにインストールされるプログラム自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。この場合、プログラムの提供方法としては、CD−ROM、DVD等の記憶媒体を用いて提供する方法や、電気通信回線を介して提供する方法等が含まれる。
A:管理システム、B:管理システム、
100:管理装置、101:ROM、102:RAM、103:外部記憶ドライブ、104:メディア、105:HD、106:指示入力装置、107:ディスプレイ、108:I/F、109:システムバス、110:CPU、151:モード情報記憶領域、152:識別情報記憶領域、200:遊技機、211:盤面、212:図柄表示装置、213:始動入賞口、214:大当たり入賞口、221:上皿、222:ハンドル、300:台管理装置、400:島管理装置、500:台間装置、501:ROM、502:RAM、505:HD、506:指示入力装置、507:ディスプレイ、508:I/F、509:システムバス、510:CPU、511:人感センサー、512:リアルタイムクロック、513:制御機構、601:ネットワーク、602:ネットワーク、650:各台計数機、700:従業員用記録媒体、800:台間装置、801:ROM、802:RAM、805:HD、806:指示入力装置、807:ディスプレイ、808:I/F、809:システムバス、810:CPU、811:人感センサー、812:リアルタイムクロック、813:制御機構

Claims (3)

  1. 人の存在を検知するとその旨を示す検知信号を送出する検知手段と接続され、遊技場に複数設置された遊技機に対応して設けられる台間装置であって、
    運営モードの切替操作に用いる切替操作手段と、
    運営モードを切り替える切替手段と、
    遊技媒体の払い出しを行う払出手段と、を有し、
    運営モードが前記遊技機のテスト打ちの際に使用するテストモードに切り替わっていることを条件として、前記検知手段から前記検知信号を受信すると、前記払出手段が遊技媒体の払い出しを行うことが可能となることを特徴とする、台間装置。
  2. 時間を計時する計時手段と、
    当該計時手段を参照して所定の時間経過毎に、前記払出手段に対して払出信号を送出する払出制御手段と、を更に有することを特徴とする、請求項1に記載の台間装置。
  3. 前記切替操作手段は、
    遊技場の従業員に予め配布した従業員用記録媒体と、
    当該従業員用記録媒体に格納されている識別情報を読み取り可能な読取手段と、
    前記従業員用記録媒体の各識別情報が格納されている識別情報記憶手段と、
    前記読取手段で読み取った識別情報と前記識別情報記憶手段に格納されている各識別情報との認証を行う認証手段と、からなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の台間装置。
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