JP6081900B2 - 靴底とその靴底を備えた靴 - Google Patents

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Description

本発明は、紳士靴や運動靴等の各種靴の本底(靴底)とその靴底を備えた靴に関し、特に、屈曲性に優れ、歩行し易い靴底とその靴底を備えた靴に関する。
紳士靴や婦人靴、運動靴といった各種靴が抱える課題の一つとして歩き易さの改善がある。効率良く、疲れにくい歩き方としてあおり歩行が知られている。あおり歩行とは歩行時や走行時の足の動きのことをいい、図9(a)(b)に示すように、踵−小趾球−踏み付け部(拇趾球〜小趾球のあたり)−足趾の順に着地する一連の動きのことをいう。したがって、あおり歩行し易い靴が歩き易い靴に繋がる。そのためには、靴底が足の動きにつれて着地し易く(靴底が屈曲し易く)、引き上げ易い(屈曲した靴底が返り易い:戻り易い)ことが望まれる。従来、屈曲性を向上させるため、底面に一又は二以上の横溝が形成された靴底(特許文献1〜3)が提案されている。
特開2004−254902号公報 特開2001−70004号公報 特開2001−61506号公報
前記特許文献1〜3は、靴底の底面に一又は二以上の横溝を形成して靴の屈曲性を向上させ、あおり歩行をスムーズにすることを期待するものであるが、必ずしも期待に応え得るものとはいえない。
本発明の解決課題は、屈曲性と返りに優れ、あおり歩行し易い靴底とその靴底を備えた靴を提供することにある。
本発明の靴底は、靴の本底として利用可能な靴底において、靴底の少なくとも踏み付け部に歩行を容易にする屈曲部(屈曲部は湾曲部を含む:明細書、特許請求の範囲及び要約書において同じ)が形成されている。屈曲部は、靴底横幅方向に溝と穴のいずれか一方又は双方を形成することにより形成される。具体的には、靴底横幅方向に溝が形成される場合は、その溝と、溝を形成することにより靴底の他の部分よりも肉薄になった靴底部分(屈曲肉薄部)とにより構成される。靴底横幅方向に穴が形成される場合は、その穴と、穴を形成することにより靴底の他の部分よりも肉薄になった靴底部分(屈曲肉薄部:この部分の肉厚は穴の上下の合計肉厚)とにより構成される。前記屈曲肉薄部の肉厚は、靴底横幅方向外側(以下「靴幅外側」という)よりも靴底横幅方向内側(以下「靴幅内側」という)が肉薄に形成されている。
本発明の靴底は、靴の本底として利用可能な靴底において、靴底の少なくとも踏み付け部に歩行を容易にする屈曲部が形成され、屈曲部は靴底の一部を靴底の他の部分よりも肉薄にし、その付近に二以上の突起(底突起)を突設することにより形成される。具体的には、靴底の他の部分よりも肉薄の部分(屈曲肉薄部)と、前記二以上の底突起間(周囲を含む)の空間部により形成される。この屈曲部の肉厚は靴幅外側よりも靴幅内側が肉薄である。
本発明の靴底は、靴の本底として利用可能な靴底において、靴底の少なくとも踏み付け部に歩行を容易にする屈曲部が形成され、屈曲部は靴底の少なくとも踏み付け部の外周部に多数の溝を前記外周部に沿って断続的に設けることにより形成される。具体的には、前記溝と、その溝を形成することにより靴底の他の部分よりも肉薄になった靴底部分(屈曲肉薄部)とにより構成される。屈曲肉薄部は、靴幅外側の溝よりも靴幅内側の溝を深くすることにより、靴幅内側の屈曲肉薄部が靴幅外側の屈曲肉薄部よりも肉薄に形成されている。
前記いずれの屈曲肉薄部も、靴幅外側から靴幅内側に向けて次第に又は段階的に肉薄にすることができる。
前記いずれの屈曲肉薄部も、靴幅外側から靴幅内側の拇趾球接触部付近に向けて次第に又は段階的に肉薄にすることもできる。
前記溝は靴幅方向に横長であり、靴幅外側よりも靴幅内側が深くなって、屈曲部の肉厚が靴幅外側よりも靴幅内側が薄くなるようにすることができる。
前記溝は靴幅外側から靴幅内側まで一連に横断する連続溝、又は靴幅外側から靴幅内側の間で断続する断続溝、又は靴幅内側から靴幅外側途中まで形成された途中溝のいずれであってもよい。
前記穴は靴底肉厚内に形成され、靴幅外側から靴幅内側まで一連に横断する連続穴、又は靴幅外側から靴幅内側の間で断続する断続穴、又は靴幅内側から靴幅外側途中まで形成された途中穴のいずれであってもよい。前記夫々の穴は靴幅外側から靴幅内側に向けて靴底肉厚方向に次第に又は断続的に深くなって、屈曲肉薄部の肉厚(穴の上下の合計肉厚)が、靴幅外側よりも靴幅内側が薄いものである。前記溝又は穴、又は溝と穴が、靴底の少なくとも踏み付け部に、靴底の前後方向に間隔をあけて二列以上設けることができる。
前記穴には、靴底の材質よりも屈曲性に優れた材質の充填材が充填しておくこともできる。
二列以上設けられた溝と穴は、溝列と穴列を一列置きに交互に設けるとか、数列置きに設けることもできる。
本発明の靴は、前記いずれかの靴底が取り付けられたものである。この靴はグッドイヤーウェルト製法、セメンテッド製法、マッケイ製法、ステッチダウン製法等のいずれの製法で製作されたものであってもよい。
本発明の靴底及び靴には、次の効果がある。
(1)靴底の屈曲肉薄部が、靴幅外側(小指側)よりも靴幅内側(親指側)が薄く、且つ、溝或いは穴があるため歩行時に靴の靴幅内側が靴幅外側に比べて屈曲し易くなり、靴幅外側が靴幅内側よりも厚いため歩行時の返りも良くなって、あおり歩行し易くなり(踏みこみ易く、返り易くなり)、従来の靴底よりも歩行や走行がスムーズにできる。
(2)靴底の屈曲肉薄部が、靴幅外側から拇趾球相当部側に向けて薄く形成された場合は、より一層、あおり歩行し易くなる。
(3)靴底に設けた二本以上の溝の深さを、靴幅外側から靴幅内側に向けて深くして、屈曲肉薄部を靴幅外側よりも靴幅内側を薄くした場合は、歩行時に、足が前記溝に沿って土踏まず部側から拇趾球接触部付近に向けて屈曲するため、より一層、あおり歩行し易くなる。
(4)靴底に穴をあけて屈曲肉薄部を薄くした場合も、前記と同様の効果がある。
(5)踏み付け部の外周部に設けた多数の溝の深さを、靴幅外側よりも靴幅内側を深くして、屈曲肉薄部を靴幅外側よりも靴幅内側を薄くした場合も、前記と同様の効果がある。
(6)前記靴底を備えた靴は、前記靴底の効果を備えた靴となる。
靴底に多数本の溝を設けた場合の一例を示すものであって、(a)は底面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)の右側面図。 図1の靴底を使用した靴(左足用)の部分説明図。 靴底に幅の広い溝を数本設けた場合の一例を示すものであって、(a)は底面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)の右側面図。 靴底に穴を数本設けた場合の一例を示すものであり、(a)は底面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)の右側面図、(d)は(b)の部分拡大図。 図4の穴に充填材が充填された靴底を用いた靴(左足用)の部分説明図。 靴底の外周部に多数の溝を設けた場合の一例を示すものであって、(a)は底面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)の右側面図。 靴底に多数の底突起を設けた場合の一例を示すものであって、(a)は底面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)の右側面図。 本発明の靴(右足用)の一例であって、(a)は内側斜視図、(b)は外側斜視図。 (a)は歩行時の足のあおり歩行の説明図、(b)は歩行時に足裏にかかる荷重の移動経緯を示す説明図。
(靴底の実施形態1)
本発明の靴底1の実施形態の一例を図1(a)〜(c)及び図2を参照して説明する。本発明の靴底1は他の部分の肉厚よりも肉薄な屈曲薄肉部10を備え、屈曲薄肉部10の靴幅内側9を靴幅外側8よりも薄くして、屈曲部6が「あおり歩行」時の足裏の動きに追随して屈曲し易くなるようにしたものである。本実施形態及び以下の実施形態における屈曲部6は前記課題を解決するための手段において定義したとおりである。
図1の靴底1は靴着用時に足の足趾部分が当たる足趾接触部2と、足の踏み付け部(前足部:親指の付け根付近)が当たる踏み付け部3と、足の土踏まず部分に相当する土踏まず部(中足部)4と、足の踵部分が当たる踵部(後足部)5を備える(この構造は以下の全ての実施形態の靴底において同じ)。本発明の靴底1は紳士靴や運動靴といった各種靴の本底として図2に示すように使用可能なものである(この使用形態も以下の全ての実施形態において同じ)。
この実施形態では、靴底1の横幅方向に溝7を形成して靴底1の他の部分よりも一段窪ませ、その溝部分の靴底肉厚を靴底の他の部分よりも肉薄にすることにより屈曲肉薄部10を形成し、この屈曲肉薄部10と溝7で屈曲部6を形成してある。溝7は靴幅方向に横長であり、靴底の前後方向に一定(略一定を含む:以下同じ)間隔で多数本設けられている。溝7は図1(b)(c)に示すように、靴幅外側8から靴幅内側9に向けて次第に深くして、屈曲肉薄部10の靴幅外側8の肉厚L1(図1(b))よりも靴幅内側9の肉厚L2(図1(a))の方が次第に薄くなるようにしてある。このような肉厚構造とすることにより、歩行時に靴幅内側9が靴幅外側8に比べて屈曲し易くなり、返りも良くなるため、あおり歩行し易くなって(踏みこみ易く、返り易くなって)、歩行や走行がスムーズにできるようにしてある。
図1(a)の溝7は靴底1の靴幅外側8から靴幅内側9まで一連に横断する均一幅の直線状の連続溝であるが、溝7はあおり歩行し易くなれば、その形状、本数、深さ、間隔、横幅、長さ、形成領域、形成位置等は任意に設定することができる。例えば、形状は波型状や弧状等であってもよく、溝幅は靴底の靴幅外側8から靴幅内側9に向けて次第に幅広くすることもできる。また、溝7の形状は横長溝に限らず、他の形状、例えば、ダイヤ形の溝や亀甲形の溝などが横長溝となるように一列に配列させたものであってもよい。
図1(a)の溝7は靴底1の裏面略全面(全域)に形成されているが、溝7は靴底1の踏み付け部3付近にだけ設けたり、歩行時に屈曲し易くなる部分、例えば、足のMP関節(足趾の付け根付近)が当たる部分(MP関節接触部)の付近や、拇趾球が当たる部分(拇趾球接触部)の付近にだけ設けたりすることもできる。溝7は靴幅外側8から靴幅内側9まで断続的に設けた断続溝とすることもできる。溝7は靴幅外側8からMP関節接触部、拇趾球接触部に向けて、次第に連続的に又は段階的に深くして、屈曲肉薄部10が次第に薄くなるようにすることもできる。
(靴底の実施形態2)
本発明の靴底1の実施形態の他例を図3(a)〜(c)を参照して説明する。この実施形態の靴底1の基本的構造は実施形態1の靴底1と同様である。実施形態1の靴底1と異なるのは、靴底1の裏面に形成された溝7の形状、形成位置、本数、長さである。この内側7は靴底1の踏み付け部3から土踏まず部4までの間に、間隔をあけて四本設けてあり、靴幅内側9から靴幅外側8までの全長を横断することなく、靴幅内側面9aにのみ開口するように形成してある。
図3(a)〜(c)の溝7は靴幅外側8から靴幅内側9に向けて次第に幅広くし、更に、溝7を靴幅外側8から靴幅内側9に向けて次第に深くして、屈曲肉薄部10の靴幅外側8の肉厚L1よりも靴幅内側9の肉厚L2の方が次第に薄くなるようにしてある。このような肉厚構造とすることにより、歩行時に、靴の靴幅内側9が靴幅外側8に比べて屈曲し易くなり、返りも良くなるため、あおり歩行し易くなって、歩行や走行がスムーズにできるようにしてある。溝7は靴底1の横幅方向に均一幅とすることもできる。溝7の形状は直線状や弧状、波形状といった形状であってもよく、本数や間隔も任意に設定することができる。この溝7は靴幅外側8から靴幅内側9まで断続的に設けた断続溝とすることもできる。溝7は靴幅外側8からMP関節接触部、拇趾球接触部に向けて、次第に連続的に又は段階的に深くして、屈曲肉薄部10が次第に薄くなるようにすることもできる。
(靴底の実施形態3)
本発明の靴底1の実施形態の他例を、図4(a)〜(d)を参照して説明する。この実施形態の靴底1の基本的構造も、実施形態1の靴底1と同様である。
図4(a)〜(c)の靴底1は、実施形態1及び2の溝7の代わりに、靴幅方向に貫通する穴(横穴)11を開口して屈曲肉薄部10を形成してある。横穴11は靴幅外側8から靴幅内側9に向けて次第に幅広く形成されている。横穴11の深さを、靴幅内側9よりも靴幅外側8を深くして、靴底1の屈曲肉薄部10の肉厚(穴の上下の合計肉厚L3+L4:図4(d))が靴幅外側8よりも靴幅内側9が薄くなるようにしてある。このような肉厚構造とすることにより、歩行時に、靴幅内側9が靴幅外側8に比べて屈曲し易くなり、返りも良くなるため、あおり歩行し易くなって、歩行や走行がスムーズにできるようにしてある。
図示した横穴11は靴底1の靴幅内側9から靴幅外側8まで連続する長穴であるが、横穴11は靴底1の靴幅内側9から靴幅外側8の間に断続する断続穴であってもよく、靴底1の靴幅内側9から靴幅外側8の途中まで連続する途中穴であってもよい。また、穴11の形状は前記した以外であってもよく、例えば、真円形、楕円形などの丸穴、或いは、正方形、長方形などの角穴であってもよい。
前記穴は、MP関節接触部付近にだけ設けたり、靴幅外側8から靴底の拇趾球接触部に向けて設けたり、拇趾球接触部を挟んだ爪先側と踵側にだけ設けたりすることもできる。図5に示すように、横穴11には靴底1よりも屈曲性に優れた材質又は構造の充填材12を充填しておくこともできる。このような材質、構造の充填材12を充填することにより、横穴11内への雨水の進入を防止でき、屈曲性が阻害されない。
(靴底の実施形態4)
本発明の靴底1の実施形態の他例を、図6(a)〜(c)を参照して説明する。この実施形態の靴底1は、多数の突片13と溝14を外周面15に沿って一定間隔で交互に設けて、溝14と、その溝14を形成することにより靴底の他の部分よりも肉薄になる屈曲肉薄部10とにより屈曲部6を形成してある。溝14は靴底1の外周面15に開口している。これら溝14のうち少なくとも土踏まず部4よりも爪先側の溝14は、靴幅外側8よりも靴幅内側9のものが深く形成されて、屈曲肉薄部10の肉厚が靴幅外側8の肉厚よりも靴幅内側9の肉厚が薄くなるようにしてある。このような肉厚構造とすることにより、歩行時に屈曲部6の靴幅内側9が靴幅外側8に比べて屈曲し易くなり、返りも良くなるため、あおり歩行し易くなって、歩行や走行がスムーズにできるようにしてある。
靴底1の外周の突片(外側突片)13の内側には十字状の突片(内側突片)16が数個突設されている。これら外側突片13、内側突片16は靴底1のうちMP関節接触部や拇趾球接触部を回避して設けて、靴底1の屈曲性と返りが阻害されないようにするのがよい。外側突片13の形状、内側突片16の形状は、円形、角形等の他の形状にすることもできる。
(靴底の実施形態5)
本発明の靴底1の実施形態の他例を、図7(a)〜(c)を参照して説明する。図7(a)〜(c)の靴底1はその踏み付け部3の肉厚を、靴幅外側8から靴幅内側9に向けて次第に肉薄にして屈曲肉薄部10とし、その屈曲肉薄部付近と踵部5の裏面に二以上の底突起17が靴底底面18より突出するように、靴底1と一体に成型されている。この場合、底突起17を屈曲肉薄部付近10付近に踏み付け部3の前後方向に間隔をあけて二以上設けて、それら底突起17と底突起17の間(周囲を含む)の空間部21により屈曲部6を形成してある。この屈曲部6は歩行時に靴底1の靴幅内側9が靴幅外側8に比べて屈曲し易くなり、返りも良くなるため、あおり歩行し易くなって、歩行や走行がスムーズにできるようにしてある。
前記底突起17は、靴幅外側8の底突起17の肉厚よりも靴幅内側9の底突起17の肉厚を厚くして、靴底1の内面19から底突起17の底面20までの厚さT(図7(b)(c))を同じ(略同じを含む。)にして、底突起17の底面20が接地したとき、靴底1が靴幅外側8から靴幅内側9に傾斜することなく水平になるようにしてある。
図7(a)に示す底突起17は底面視円形であるが、底突起17はこれ以外の形状、例えば亀甲形、ダイヤ形などとすることもできる。いずれの形状の場合も、底突起17の間(周り)に形成される屈曲部6(底突起17の底面20から靴底底面18までの部分)を靴幅外側8から靴幅内側9に向けて次第に又は段階的に厚くなるようにして、靴幅内側9の方が靴幅外側8に比べて屈曲しやすくなるようにするのが好ましい。底突起17は拇趾球接触部に向けて或いは拇趾球接触部の前後に設けて、その底突起17の周囲に屈曲部6を形成することもできる。図6(b)(c)及び図7(b)(c)では屈曲部6の深さの違いを分かりやすくするため、図6(b)(c)では靴幅方向中央付近の十字状の内側突片16の表記を、図7(b)(c)では靴幅方向中央付近の二つの底突起17の表記を省略してある。
前記実施形態はいずれも、一枚の靴底に溝だけ又は穴だけを設けた場合であるが、本発明の靴底は、一枚の靴底に溝と穴の双方を設けることもできる。この場合は、一枚の靴底の少なくとも踏み付け部に、その前後方向に間隔をあけて、溝列と穴列を二列以上設け、溝列と穴列を一列置きに交互に設けるとか、数列置きに設けるとかすることもできる。
(靴の実施形態)
本発明の靴22は、本底として本発明の靴底1を備えたものである。一例として図8(a)(b)に示す靴22は靴底1の上に甲革23が取り付けられた紳士靴である。この実施形態では、紳士靴を一例として説明しているが、本発明の靴22は紳士靴に限らず、運動靴や婦人靴等であってもよい。本発明の靴22は本底として本発明の靴底1を用いていればよく、他の部材(例えば、化粧、月型芯、先芯など)には従来のものを用いることができる。靴22はグッドイヤーウェルト製法、セメンテッド製法、マッケイ製法、ステッチダウン製法等のいずれの製法で製作されたものであってもよい。
本発明の靴底1は、紳士靴や運動靴、婦人靴のほか、長靴、サンダルといった各種履物の本底として用いることができる。また、本発明の靴底1は新規製作用の靴底として使用できることはもちろん、交換用(修理用)の靴底として用いることもできる。
1 靴底
2 足趾接触部
3 踏み付け部(前足部)
4 土踏まず部(中足部)
5 踵部(後足部)
6 屈曲部
7 溝
8 靴幅外側
9 靴幅内側
9a 靴幅内側面
10 屈曲肉薄部
11 横穴
12 充填材
13 突片(外側突片)
14 溝
15 (靴底の)外周面
16 突片(内側突片)
17 底突起
18 靴底底面
19 靴底の内面
20 底突起の底面
21 (底突起間の)空間部
22 靴
23 甲革
T 靴底の内面から底突起の底面までの厚さ
L1 靴幅外側の肉厚
L2 靴幅内側の肉厚
L3 穴の上の肉厚
L4 穴の下の肉厚

Claims (5)

  1. 靴の本底として利用可能な靴底において、
    靴底の少なくとも踏み付け部に複数本の溝があり、
    前記溝は靴底の横幅方向に細長であり、
    前記複数本の溝は前記踏み付け部の前後方向に間隔をあけて設けられ、
    前記夫々の溝は、靴底の横幅方向内側から外側まで一連に横断する連続溝、又は横幅方向内側から外側の途中までの途中溝、又は靴底の横幅方向外側と横幅方向内側の間で断続する断続溝であり、
    前記夫々の溝は、靴底の横幅方向外側よりも横幅方向内側が深く、屈曲肉薄部の肉厚が横幅方向外側よりも横幅方向内側が薄い、
    ことを特徴とする靴底。
  2. 請求項1記載の靴底において、
    夫々の溝が横幅方向内側から横幅方向外側に向けて次第に又は段階的に浅く、靴底の溝の部分の肉厚が靴底の横幅方向内側から横幅方向外側に向けて次第に又は段階的に厚い、
    ことを特徴とする靴底。
  3. 請求項1又は請求項2記載の靴底において、
    多数本の溝の間隔が、靴底の横幅方向内側が横幅方向外側よりも狭い、
    ことを特徴とする靴底。
  4. 請求項1又は請求項2記載の靴底において、
    各溝の溝幅が、靴底の横幅方向内側よりも横幅方向外側が狭い、
    ことを特徴とする靴底。
  5. 靴底を備えた靴において、
    靴底が、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の靴底であ
    前記靴底に甲革が取り付けられた、
    ことを特徴とする靴。
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