JP6078780B2 - ヒートポンプ温水暖房機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ温水暖房機に関するものである。
従来のヒートポンプ温水暖房機は、ヒートポンプサイクルと熱媒サイクルとで構成され、ヒートポンプサイクルを流れる冷媒が、熱媒サイクルを流れる水熱媒を冷媒−熱媒熱交換器115にて加熱し、加熱した水熱媒を複数の放熱器125に送水して放熱させ、部屋の暖房行う(図3参照)。
利用者は、冷媒−熱媒熱交換器115から放熱器125に送水される温水温度(往き温度Two)を設定することにより、放熱器125における放熱量を調整する。水熱媒を送水する手段としては、交流もしくは直流電源で駆動する循環ポンプ121が利用されている。直流電源で駆動する循環ポンプ121は、その回転数を制御することにより、水熱媒の循環流量を調整できる。
放熱器125における水熱媒の放熱量は、水熱媒の温度Twと、室内温度Trとの差で決まる。放熱器125内部の温水配管において、温水配管入口を原点にして熱媒体の流れる方向にx軸を取り、位置xにおける熱媒体温度をTw(x)とすると、水熱媒が放熱する熱量は下記のように概算できる。なお、計算を簡略化するため、ここでは、放熱器125の接続数は1台とする。
水熱媒の循環流量をM、水熱媒の比熱をc、放熱器125に流れる水熱媒と室内空気との間の熱通過率をK、放熱器125内部の温水配管長さを放熱器125の放熱面積で除した、単位温水配管長さあたりの放熱面積をAと表記すると、熱媒体温度Tw(x)には、数1の微分方程式が成り立つ。
Figure 0006078780
冷媒−熱媒熱交換器115から放熱器125の温水配管入口までに熱ロスがないと仮定し、熱通過率Kを一定として数1を積分すると、
Figure 0006078780
放熱器125において、熱媒体が流入してから位置xまでの放熱量Qr(x)は(Tw
o−Tw(x))・Mであり、数2を代入すると、数3のように整理できる。
Figure 0006078780
放熱器125内部の温水配管の長さをLとすると、上記条件における放熱器125の放熱量はQr(L)となる。Qr(L)は、図4に示すように、水熱媒の循環流量Mに対して単調増加する特徴を持つ。すなわち、水熱媒の循環流量Mが大きいほど、放熱器125における放熱量は大きくなる。
一方で、冷媒−熱媒熱交換器115において、冷媒から水熱媒への加熱量Qeは、数4で表される。
Figure 0006078780
数4において、Twiは放熱器125から冷媒−熱媒熱交換器115に流入する戻り温度である。QeとQr(L)とが等しい場合は、Twi=Tw(L)となる。
数4は、加熱量Qe一定のもとで、水熱媒の循環流量Mを大きくすると、温度差Two−Twiは小さくなることを示している。一般的なヒートポンプ温水暖房機では、前述したように、往き温度Twoが設定値(目標往き温度Twot)に保たれるため、水熱媒の循環流量Mを大きくすると、戻り温度Twiのみが高くなる。
ヒートポンプサイクルの冷媒凝縮温度、すなわち高圧は、水熱媒の往き温度Twoと戻り温度Twiと密接に関連しており、戻り温度Twiのみが上昇しても、ヒートポンプサイクルの高圧は高くなる。すなわち、水熱媒の循環流量Mを大きくすると、ヒートポンプサイクルの入力は増加してしまう。
そこで、直流電源駆動で循環流量を制御できる循環ポンプ121を使用し、ヒートポンプ温水暖房機の高効率化を図る技術がある(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1には、水熱媒の往き温度Twoと戻り温度Twiとの差である往き戻り温度差Two−Twiが、所定の範囲内となるように、循環ポンプの回転数の制御方法が開示されている。
特許文献1では、戻り温度Twiの過度の上昇を抑え、すなわち、冷媒−熱媒熱交換器における冷媒凝縮温度の過度の上昇を抑えて、サイクル効率悪化を防止し、かつ、循環ポンプの消費電力を削減できると記述されている。
図5に、この制御方法の循環ポンプの制御フローを示す。往き戻り温度差ΔTa(=Two−Twi)を算出し(ステップS04)、往き戻り温度差が所定値(4K)よりも小さい場合、もしくは、目標往き温度Twotが確保されていない場合は、水熱媒の循環流
量を下げるよう、循環ポンプを制御する(ステップS09)。
逆に、往き温度Twoが目標往き温度Twotとほぼ近い温度を確保していても、往き戻り温度差が所定値(20K)以上となっている場合は、水熱媒の循環流量を大きくするよう、循環ポンプを制御する(ステップS10)。
すなわち、往き戻り温度差が所定範囲内(4K以上20K未満)で、かつ目標往き温度Twotが確保されている場合のみ、水熱媒の循環流量は保持される(ステップS08)。
また、特許文献2には、水熱媒の往き温度Twoが目標往き温度(Twot)となるようにヒートポンプサイクルにおけるヒートポンプサイクルの圧縮機の周波数を制御し、これと平行して、往き戻り温度差Two−Twiが目標往き戻り温度差となるように循環ポンプを制御する方法が開示されている。
図6に、この制御方法の循環ポンプの制御フローを示す。往き戻り温度差ΔTa(=Two−Twi)を算出し(ステップS24)、往き戻り温度差ΔTaが目標往き戻り温度差ΔTatよりも大きい状態を所定時間維持しているならば、温度差が大きすぎるとみなして、水熱媒の循環流量を大きくするよう、循環ポンプを制御する(ステップS26)。
逆に、往き戻り温度差ΔTaが目標往き戻り温度差ΔTatよりも小さい、もしくは往き戻り温度差ΔTaが目標往き戻り温度差ΔTatよりも大きい状態を所定時間維持できていない場合は、往き温度Twoと目標往き温度Twotとの関係を調べる(ステップS27)。
往き温度Twoが目標往き温度Twot以上の状態が所定時間維持されている状態では、水熱媒の循環流量を下げるよう、循環ポンプを制御する(ステップS28)。
逆に、往き温度Twoが目標往き温度Twot未満、もしくは、往き温度Twoが目標往き温度Twot以上の状態が所定時間維持されていない状態では、水熱媒の循環流量は据え置く。
なお、ステップS26とステップS28において、循環ポンプの制御には、PI制御が用いられている。また、S25以降の処理は一定時間ごと行い、水熱媒の循環流量はその間据え置く。
特許文献2でも、特許文献1と同様、冷媒−熱媒熱交換器における冷媒凝縮温度の過度の上昇を抑えて、サイクル効率悪化を防止し、かつ、循環ポンプの消費電力を削減できるとしている。
特開2009−287895号公報 特開2010−196946号公報
特許文献1と特許文献2は、双方とも、戻り温度Twiが過度に上昇することを防ぐため、水熱媒の循環流量を低減し、冷媒凝縮温度の上昇を抑え、ヒートポンプサイクルと循環ポンプの合計入力を下げることを目的としている。
しかしながら、水熱媒の循環流量を低減すると、室内放熱器における放熱量が低下することについては考慮されていない。
利用者側から見ると、ヒートポンプ温水暖房機の運転効率は、室内放熱器における放熱量を、ヒートポンプサイクルと循環ポンプの合計入力で除した値とするべきである。
水熱媒の循環流量を低減すると、ヒートポンプサイクルと循環ポンプの合計入力は低下するが、室内放熱器における放熱量も低下してしまうため、前記特許文献の制御方法では、運転効率は必ずしも向上しないという課題がある。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、機器の運転効率が増加から減少に転じるまで循環ポンプの制御を継続して、運転効率が最大となる熱媒循環量を決定することで、運転効率を最大にできるヒートポンプ温水暖房機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ温水暖房機は、冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒−熱媒熱交換器、減圧手段、蒸発器が環状に接続され、冷媒が循環するヒートポンプサイクルと、循環ポンプ、放熱器、前記冷媒−熱媒熱交換器が環状に接続され、前記冷媒−熱媒熱交換器にて前記冷媒と熱交換する熱媒が循環する熱媒サイクルと、前記冷媒−熱媒熱交換器から前記放熱器に流れる前記熱媒の温度を検知する往き温度検知手段と、制御装置とを備えたヒートポンプ温水暖房機において、前記制御装置は、前記熱媒の循環量が増加または減少するように、前記循環ポンプの運転動作を変更することで、前記放熱器における放熱量をQr、前記ヒートポンプ温水暖房機の入力をWとし、η=Qr/Wにて求める前記ηが最大となるように調整するとともに、前記ヒートポンプサイクルの運転中に、目標往き温度が高い値に変更された場合には、前記熱媒の循環量が最大となるように、前記循環ポンプの運転動作を変更することを特徴とするものである。
これにより、例えば、循環ポンプを制御して、熱媒循環量を所定量低減させると運転効率が増加する場合は、運転効率が増加から減少に転じるまで、熱媒循環量を低減させる循環ポンプの制御を継続する。
逆に、循環ポンプを制御して、熱媒循環量を所定量増加させると運転効率が増加する場合は、運転効率が増加から減少に転じるまで、熱媒循環量を増加させる循環ポンプの制御を継続する。
このように、運転効率が増加から減少に転じるまで循環ポンプの制御を継続して、運転効率が最大となる熱媒循環量を決定することで、ヒートポンプ温水暖房機の運転効率を最大化できる。
本発明によれば、機器の運転効率が増加から減少に転じるまで循環ポンプの制御を継続して、運転効率が最大となる熱媒循環量を決定することができるため、運転効率を最大にできるヒートポンプ温水暖房機を提供できる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ温水暖房機の制御フローチャート 本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ温水暖房機の循環ポンプが送出する熱媒循環量と揚程との関係と、放熱器を流れる熱媒循環量と圧力損失との関係を示す図 本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ温水暖房機の構成図 従来のヒートポンプ温水暖房機の熱媒循環量と放熱器における放熱量との関係を示す図 従来のヒートポンプ温水暖房機の制御フローチャート 従来の他のヒートポンプ温水暖房機の制御フローチャート
第1の発明は、冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒−熱媒熱交換器、減圧手段、蒸発器が環状に接続され、冷媒が循環するヒートポンプサイクルと、循環ポンプ、放熱器、前記冷媒−熱媒熱交換器が環状に接続され、前記冷媒−熱媒熱交換器にて前記冷媒と熱交換する熱媒が循環する熱媒サイクルと、前記冷媒−熱媒熱交換器から前記放熱器に流れる前記熱媒の温度を検知する往き温度検知手段と、制御装置とを備えたヒートポンプ温水暖房機において、前記制御装置は、前記熱媒の循環量が増加または減少するように、前記循環ポンプの運転動作を変更することで、前記放熱器における放熱量をQr、前記ヒートポンプ温水暖房機の入力をWとし、η=Qr/Wにて求める前記ηが最大となるように調整するとともに、前記ヒートポンプサイクルの運転中に、目標往き温度が高い値に変更された場合には、前記熱媒の循環量が最大となるように、前記循環ポンプの運転動作を変更することを特徴とするヒートポンプ温水暖房機である。
これにより、例えば、循環ポンプを制御して、熱媒循環量を所定量低減させると運転効率が増加する場合は、運転効率が増加から減少に転じるまで、熱媒循環量を低減させる循環ポンプの制御を継続する。
逆に、循環ポンプを制御して、熱媒循環量を所定量増加させると運転効率が増加する場合は、運転効率が増加から減少に転じるまで、熱媒循環量を増加させる循環ポンプの制御を継続する。
このように、運転効率が増加から減少に転じるまで循環ポンプの制御を継続して、運転効率が最大となる熱媒循環量を決定することで、ヒートポンプ温水暖房機の運転効率を最大化できる。
また、これにより、リモコン操作等で、目標往き温度が現在よりも高い値に変更された場合は、放熱器における放熱量が足りないと判断し、熱媒循環量を最大として、放熱器で放熱する熱量を最大化することで、目標往き温度が高い値に変更された場合でも、放熱器における放熱量を増加させる要求に速やかに対応することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御装置は、前記ヒートポンプサイクルの起動時には、前記熱媒の循環量が最大となるように、前記循環ポンプの運転動作を制御することを特徴とするものである。
これにより、ヒートポンプ温水暖房機が起動した後には、熱媒循環量を最大とし、室内放熱器で放熱する熱量を最大化することで、ヒートポンプ温水暖房機が起動した直後の暖房立ち上がりを早めることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記制御装置は、前記ヒートポンプサイクルが運転中で、前記放熱器の数が増加した場合には、前記熱媒の循環量が最大となるように、前記循環ポンプの運転動作を変更することを特徴とするものである。
これにより、リモコン操作等で、ヒートポンプ温水暖房機が熱媒を供給する放熱器の数
が増加し、熱負荷が増加した場合は、熱媒循環量を最大とすることで、放熱器で放熱する熱量を最大化でき、熱媒を供給する放熱器が増加し、熱負荷が増加した場合でも、暖房立ち上がりを早めることができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明において、前記冷媒−熱媒熱交換器から前記放熱器に流れる前記熱媒の温度を検知する往き温度検知手段と、前記放熱器から前記冷媒−熱媒熱交換器に戻る前記熱媒の温度を検知する戻り温度検知手段とを備え、前記制御装置は、前記往き温度検知手段の検出値の所定時間における変化量が第1の所定範囲内で、前記戻り温度検知手段の検出値の所定時間における変化量が第2の所定範囲内で、かつ、前記往き温度検知手段の検出値と目標往き温度との差が所定値以内の場合に、前記循環ポンプの運転動作を変更しないことを特徴とするものである。
これより、ヒートポンプサイクルの起動後や、熱媒を供給する放熱器の数が変化した後や、目標往き温度が変更された後のように、熱媒サイクルが過渡状態にあり、ヒートポンプサイクルの圧縮機の制御が行われると想定される場合は、循環ポンプの制御を行わないことで、ヒートポンプサイクルの圧縮機の制御と、循環ポンプの制御とが、お互いに干渉することがなく、それぞれの制御が不安定となることを防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態とヒートポンプ温水暖房機100の構成図である。ヒートポンプ温水暖房機100は、ヒートポンプサイクル110、熱媒サイクル120、そして制御装置130とで構成される。
ヒートポンプサイクル110は、気体状態の冷媒を吸入して圧縮し、高温高圧の冷媒を吐出する圧縮機111、室外空気から採熱する空気熱交換器112、室外空気を強制的に空気熱交換器112に導入する空気熱交換器ファン113、冷媒の流量を調整する減圧手段114、そして、冷媒と水熱媒との熱交換を行う冷媒−熱媒熱交換器115で構成されている。
一方、熱媒サイクル120は、冷媒−熱媒熱交換器115と接続され、熱媒サイクル120内の水熱媒を循環させる循環ポンプ121、水熱媒を貯留するバッファタンク122、4台の室内放熱器125a〜125d、そして、個々の室内放熱器125への水熱媒供給を制御する開閉弁123で構成されている。
ヒートポンプサイクル110の冷媒と熱媒サイクル120の水熱媒とは、互いに独立し、混合することはないが、冷媒−熱媒熱交換器115を介して熱交換可能な構成となっている。冷媒−熱媒熱交換器115には、二重管式熱交換器やプレート熱交換器が使用される。また、直流電源によって駆動される循環ポンプ121は羽根車を有し、この羽根車の回転数をPWM制御することで、熱媒サイクル120内の水熱媒の循環流量を変更することができる。
熱媒サイクル120において、冷媒−熱媒熱交換器115の出口側には、冷媒−熱媒熱交換器115から放熱器125a〜125dに向かう水熱媒の往き温度Twoを計測する往き温度検知センサ126が設置されている。また、冷媒−熱媒熱交換器115の入口側には、放熱器125a〜125dから冷媒−熱媒熱交換器115に戻る水熱媒の戻り温度Twiを計測する戻り温度検知センサ127が設置されている。
制御装置130は、マイコン(図示せず)に組み込まれた制御プログラムで、室外温度、圧縮機111の吐出温度(ともに図示しない温度センサにより検知)、往き温度検知センサ126で検知した往き温度Two、戻り温度検知センサ127で検知した戻り温度Twiを取得し、圧縮機111の周波数、空気熱交換器ファン113の回転数、減圧手段114の開度、使用する放熱器125a〜125dと接続した開閉弁123の開度、および、循環ポンプ121の回転数を制御する。
リモコン124と放熱器125a〜125dは、共に暖房対象となる部屋内に設置される。リモコン124は、4台接続して、放熱器125a〜125dを個別に制御するようにしても、2〜3台接続して、放熱器125a〜125dのうち数台ごとに制御するようにしても、1台接続して、放熱器125a〜125dの全てを制御するようにしてもよい。
リモコン124の操作により、ヒートポンプ温水暖房機100が稼動し、加熱された水熱媒が循環ポンプ121により放熱器125a〜125dに搬送され放熱することにより、部屋の暖房が行われる。
なお、放熱器125としては、床に埋め込まれ輻射暖房を行う床暖房パネル、室内壁面に設置され輻射暖房を行うラジエータ、送風機を使い放熱器125の熱を強制的に部屋内に供給するファンコンベクターなどを利用する。
ヒートポンプ温水暖房機100の利用者は、リモコン124において目標往き温度Twotを設定する。あるいは、暖房強度レベル、例えば、放熱器125に床暖房パネルを用いる場合は床面温度の高さレベルを設定する。この場合、制御装置130は、利用者が設定した暖房強度レベルに応じて、目標往き温度Twotを計算し保持する。
次に、ヒートポンプ温水暖房機100の動作について説明する。図1は、本発明の実施の形態における、制御装置130の、圧縮機111と循環ポンプ121に対する制御動作を説明したフローチャートである。
まず、ヒートポンプ温水暖房機100を起動し、加熱した水熱媒を、室内放熱器125aのみに搬送開始してから、往き温度Twoが目標往き温度Twotになるまでの制御動作について説明する。
利用者がリモコン124で運転開始操作(ステップS001)をすると、リモコン124は、運転開始指令とともに、利用者が設定した目標往き温度Twotを制御装置130に送信する。制御装置130は受信した目標往き温度Twotを保持する。
リモコン124が暖房強度レベルを制御装置130に送信した場合は、制御装置130は、受信した暖房強度レベルに応じた目標往き温度Twotを計算し、保持する(ステップS002)。目標往き温度Twotを設定すると、制御装置130は、圧縮機111、空気熱交換器ファン113、減圧手段114、循環ポンプ121の運転を開始する。
循環ポンプ121の回転数Fsに関しては、Fs=0から段階的に上げる起動時循環流量制御を行う。起動時循環流量制御は、循環ポンプ121の起動開始(ステップS003)から、所定時間、例えば10分経過するまで行われる。
一般的には、該所定時間内に、循環ポンプ121の回転数Fsが最大回転数Fsmaxに達するよう、3〜5段階に分けて、回転数Fsを上昇させる(ステップS020)。なお、循環ポンプ121を起動開始する際、後述する、循環ポンプ121の回転数Fsの制
御方向性を決める値Ncをゼロリセットしておく(ステップS004)。
起動時循環流量制御を実施する理由は、ヒートポンプサイクル110起動直後に、循環ポンプ121の回転数Fsを急激に上げてしまうと、放熱器125に滞留していた冷えた水熱媒が冷媒−熱媒熱交換器115に大量に流れて、冷媒−熱媒熱交換器115におけるヒートポンプサイクル110側の冷媒凝縮温度の上昇が遅れ、放熱器125の温度上昇に時間を要する恐れがあり、これを避けるためである。
上記の起動時循環流量制御と同時に、圧縮機111の周波数Fcの制御も行う。この制御の最も基本的な手法は、往き温度Twoが目標往き温度Twotとなるように、圧縮機111の周波数Fcの調整を行うP制御(比例制御)である。
圧縮機111の周波数FcのP制御(比例制御)では、往き温度Twoと目標往き温度Twotとの温度差Two−Twotに、比例ゲインKp1を乗じたKp1×(Two−Twot)を、圧縮機111の周波数Fcを修正する値とする(ステップS021とステップS022)。
比例ゲインKp1の値は、次のような効果が出るよう、負の値をとる。すなわち、Two−Twot>0のときは、圧縮機111の周波数Fcを低下させて、冷媒−熱媒熱交換器115において水熱媒を加熱する熱量Qeを低下させる。逆に、Two−Twot<0のときは、圧縮機111の周波数を上昇させ、熱量Qeを上昇させる。
圧縮機111の周波数Fcの制御方法としては、P制御の替わりに、いわゆるPI制御を用いてもよい。PI制御では、往き温度Twoと目標往き温度Twotとの温度差Two−Twotの時間積分に積分ゲインKi1を乗じたKi1×∫(Two−Twot)dtと、P制御(比例制御)のKp1×(Two−Twot)との和を用いて、圧縮機111の周波数を修正する。
P制御では、往き温度Twoの変化がなくなった状態(定常状態)でも、往き温度Twoと目標往き温度Twotとの間に、残留偏差(オフセット)が生じる可能性がある。しかし、比例ゲインKpと積分ゲインKiとを適切に設定したPI制御を用いると、往き温度Twoを目標往き温度Twotに確実に収束させることができる。
なお、制御装置130は、起動時循環流量制御を実施中、空気熱交換器ファン113の回転数と、減圧手段114の開度も、それぞれ制御する。たとえば、空気熱交換器ファン113の回転数は、圧縮機111の周波数Fcに応じて制御し、減圧手段114の開度は、目標往き温度Twotに応じて制御する。
さて、起動時循環流量制御が所定時間(たとえば10分)経過して終了すると、循環ポンプ121の回転数Fsは最大回転数に達している。制御装置130は、水熱媒を供給する放熱器125の数が増加していないか(ステップS006)、目標往き温度が現在より高い温度に変更されていないか(ステップS007)を監視し、放熱器125の数が増加せず、かつ、目標往き温度が現在より高い温度に変更されていない場合にのみ、ステップS009以降の処理を行う。
まず、往き温度Twoの変化量ΔTwo、および戻り温度Twiの変化量ΔTwiが、それぞれ、数5、数6を満たしているかどうかの監視する(ステップS009とステップS010)。
Figure 0006078780
Figure 0006078780
なお、数5におけるε1は、往き温度変化許容範囲、数6におけるε2は、戻り温度変化許容範囲を示し、それぞれの値は、たとえば、0.5Kとする。
往き温度Twoの変化量ΔTwo、および戻り温度Twiの変化量ΔTwiは、現在の計測値と、現在から所定時間(たとえば5分)前の計測値との差としてもよいし、所定時間内(たとえば5分)の、それぞれの計測値の最大値から最小値を引いた値を用いても良い。
数3と数4とを同時に満たさない場合は、ステップS021とステップS022の処理、すなわち、圧縮機111の周波数Fcの制御を行う。逆に、数3と数4とを同時に満たす場合には、ヒートポンプ温水暖房機100の運転状態は、定常状態になっているとみなし、ステップS011に移行し、往き温度Twoが目標往き温度Twotに達しているかどうかを判断する。
ステップS011では、往き温度Twoと目標往き温度Twotとの差が数7を満たしているかどうかを調べる。数7において、ε3は往き温度誤差許容範囲であり、この値は、たとえば、0.3Kとする。
Figure 0006078780
ステップS011において、数7を満たさない場合は、放熱器125が放熱している部屋が、十分に暖まっていない可能性があるため、ステップS021とステップS022の処理、すなわち、圧縮機111の周波数Fcの制御を継続する。
一方、数7を満たしている場合は、放熱器125が放熱している部屋が、十分に暖まっていると判断し、ステップS012に移行して、ヒートポンプ温水暖房機100の運転効率ηを検知する。ヒートポンプ温水暖房機100の運転効率ηは、放熱器125における放熱量Qrと、ヒートポンプ温水暖房機100の入力Wとを検知し、η=Qr/Wにて求める。放熱器125における放熱量Qrと、ヒートポンプ温水暖房機100の入力Wの検知には、それぞれ以下の手法を用いる。
放熱器125における放熱量Qrの検知は、数3に示したQr(x)に、放熱器125内部の温水配管長さLを代入する(x=L)と、放熱器125の放熱量が計算できるが、放熱器125を設置した部屋の温度Trの測定や、放熱器125を設置した部屋の状態等で変化する熱通過率Kの設定が必要である。
ステップ012では、ヒートポンプ温水暖房機100の運転状態は定常状態になっているため、数4で示した、冷媒−熱媒熱交換器115における水熱媒への加熱量Qeを、放熱器125における放熱量とみなすことができる。数4における未知数は、循環ポンプ121が送出する水熱媒の循環流量Mである。
水熱媒の循環流量Mは、流量センサを熱媒サイクル120に設置して検知してもよいが、流量センサは大きく、部品コストが増加する問題がある。そこで、循環ポンプ121が送出する水熱媒の流量と揚程との関係と、放熱器125aを流れる水熱媒の流量と圧力損失との関係が明確であれば、推定することも可能である。
図2には、横軸に水熱媒の流量、縦軸に圧力を取り、循環ポンプ121の回転数Fsにおける、循環ポンプ121が送出する水熱媒の流量と圧力(揚程)との関係を線Nで示している。この関係は、上に凸の曲線となり、回転数Fsが大きいほど、線Nは、図2中で上方に移動する。循環ポンプ121の回転数Fsが最大回転数Fsmaxのときの流量と圧力(揚程)との関係は、線Nmaxとなる。
さらに、図2には、放熱器125aのみに水熱媒を供給する場合の、水熱媒の流量と圧力損失との関係を線P1、4台の室内放熱器125a〜125dに同時に水熱媒を供給する場合の、水熱媒の流量と圧力損失との関係を線P4で示している。
水熱媒の循環流量Mは、循環ポンプ121の回転数Fsにおいて、放熱器125aのみに水熱媒を供給する場合は、線Nと線P1との交点である点Aが示す流量M1となり、4台の放熱器125a〜125dに同時に水熱媒を供給する場合は、線Nと線P4との交点である点Bが示す流量M2となる。
また、循環ポンプ121の回転数Fsmaxでは、水熱媒の循環流量Mは、放熱器125aのみに水熱媒を供給する場合は、線Nmaxと線P1との交点である点Amが示す流量M1maxとなり、4台の放熱器125a〜125dに同時に水熱媒を供給する場合は、線Nmaxと線P4との交点である点Bmが示す流量M2maxとなる。
このように、あらかじめ、循環ポンプ121の回転数Fsごとの線N、および、水熱媒を供給する放熱器125a〜125dの組合せごとの線Pのデータを保持しておけば、どのような運転下でも、水熱媒の循環流量Mを高精度で検知できる。
循環ポンプ121の回転数Fsごとの線Nとは、循環ポンプ121の回転数を制御する制御変更量ΔFsごとの曲線データである。
また、水熱媒を供給する放熱器125a〜125dの組合せごとの線Pとは、放熱器125a〜125dがそれぞれ単独で使用される場合の4通り、放熱器125a〜125dのうち2台が使用される6通り、放熱器125a〜125dのうち3台が使用される4通り、放熱器125a〜125dが全て使用される1通り、の計15通りの曲線データである。曲線データとは、例えば、2次近似式の係数である。
ヒートポンプ温水暖房機100の入力Wの検知は、ヒートポンプ温水暖房機100に電力検知センサを設置して、入力Wを直接検知してもよいが、部品コストが増加する問題が
ある。一般的に、ヒートポンプ温水暖房機100には、過電流保護のため、外部電源との接続部に電流センサ(CT、図示せず)が設置され、制御装置130は、ヒートポンプ温水暖房機100全体、すなわち、ヒートポンプサイクル110、熱媒サイクル120、制御装置130で消費される電流値を常時監視している。
外部電源は、ほとんどの場合交流であり、実際のWは、微小時間ごとの電流と電圧との積を積算する必要があるが、電圧変動がほとんどない場合は、制御装置130は、電流センサ(CT)の検知値を代用してもよい。
ステップS012では、上記のように得られた、放熱器125における放熱量Qrとヒートポンプ温水暖房機100の入力Wから、運転効率ηを計算する。
つぎに、ステップS013において、ヒートポンプ温水暖房機100の起動後、初めて循環ポンプ121の回転数を制御するか否かを判断し、初めて循環ポンプ121の回転数を制御する場合(Nc=0)は、循環ポンプ121の回転数を、最大回転数Fsmaxから所定量ΔFsだけ落とす制御を行う(ステップS014)。
このとき、循環ポンプ121の回転数の制御方向を示すNcの値は−1とし(ステップS015)、運転効率ηをη0として保存する(ステップS020)。
ステップS013において、循環ポンプ121の回転数の制御が初めてでないと判断した場合(Nc≠0)は、運転効率ηを制御前のη0と比較することで、次の循環ポンプ121の回転数の制御方向を決める。
運転効率ηが制御前のη0よりも上昇している場合は、循環ポンプ121の回転数の制御方向を示すNcはそのままにして、Fs=Fs+Nc×ΔFsとする(ステップS017)。一方、運転効率ηが制御前のη0よりも低下している場合は、循環ポンプ121の回転数の制御方向を示すNcの符号を変更したうえで(ステップS019)、Fs=Fs+Nc×ΔFsとする(ステップS017)。
循環ポンプ121の回転数を制御した後、ヒートポンプサイクル110、および熱媒サイクル120の状態は変化し、次の循環ポンプ121の回転数Fsを制御するまでには、ある程度の時間を要する。
例えば、循環ポンプ121の回転数Fsを下げると、数4より、往き戻り温度差Two−Twiは拡大する。実際は、数Lの水熱媒を保有する放熱器125から戻る水熱媒の温度Twiの変化は遅いため、まずは、冷媒−熱媒熱交換器115出口の往き温度Twoが急上昇する。
往き温度Twoが急上昇すると、ステップS009で数5を満たさなくなるため、圧縮機111の周波数Fcの制御(ステップS021とS022)に移行する。そして、制御装置130は、上昇した往き温度Twoを目標往き温度Twotに戻すために、圧縮機111の周波数Fcを落とす。この結果、往き温度Twoの上昇は止まり、逆に下降に転じる。
一方で、水熱媒の循環流量Mの低下の影響を受け、放熱器125から戻る水熱媒の温度Twiは徐々に低下する。一方で、圧縮機111の周波数Fcは低下し、冷媒−熱媒熱交換器115において水熱媒を加熱する熱量Qeが低下しているため、往き温度Twoはさらに低下し、目標往き温度Twotを下回るようになる。すると、制御装置130は、低下した往き温度Twoを目標往き温度Twotに戻すために、圧縮機111の周波数Fc
を元に戻すように上げる。
以上のような制御過程を経て、徐々に、ヒートポンプサイクル110、および熱媒サイクル120の状態は再び安定となる。ステップS009〜S011にて、数5〜数7を満たすと、再度、循環ポンプ121の回転数の制御を行う。
なお、ステップS006において、水熱媒を供給する放熱器125の数が増加していると判断した場合や、ステップS007において、目標往き温度が現在より高い温度に変更されていると判断した場合は、直ちに、循環ポンプ121の回転数Fsを最大回転数Fsmaxとし、放熱器125における放熱量を最大化する。
以上述べたように、本実施の形態によれば、循環ポンプ121の回転数Fsを所定量ΔFs低減させるとヒートポンプ温水暖房機100の運転効率ηが増加する場合は、循環ポンプ121の回転数Fsを低減させる制御を継続し、運転効率ηが低下に転じると、循環ポンプ121の回転数Fsを低減させる制御を停止する。
逆に、循環ポンプ121の回転数Fsを所定量ΔFs増加させると運転効率ηが増加する場合は、循環ポンプ121の回転数Fsを増加させる制御を継続し、運転効率ηが低下に転じると、循環ポンプ121の回転数Fsを増加させる制御を停止する。この結果、ヒートポンプ温水暖房機100の運転効率ηが最大となる循環ポンプ121の回転数Fsを決定することができる。
また、ヒートポンプサイクル110の起動時には、循環ポンプ121の回転数Fsを最大回転数Fsmaxとなるよう制御して、放熱器125における放熱量を最大化するため、ヒートポンプ温水暖房機100が起動した直後の暖房立ち上がりを早めることができる。
また、ヒートポンプサイクル110の運転中に、リモコン操作等で放熱器125の数が増加し、熱負荷が増加した場合でも、循環ポンプ121の回転数Fsを最大回転数Fsmaxとなるよう制御して、放熱器125における放熱量を最大化するため、暖房立ち上がりを早めることができる。
また、ヒートポンプサイクル110の運転中に、目標往き温度Twotが現在よりも高い値に変更された場合は、循環ポンプ121の回転数Fsを最大回転数Fsmaxとなるよう制御して、放熱器125における放熱量を最大化するため、放熱器における放熱量を増加させる要求に速やかに対応することができる。
また、循環ポンプ121の回転数Fsの制御は、循環ポンプ121の回転数Fsの制御を行った直後、ヒートポンプサイクルの起動直後、水熱媒を供給する放熱器125の数が変化した後、目標往き温度が変更された後のように、熱媒サイクル120が過渡状態にあり、圧縮機111の制御が行われると想定される場合は行わないため、循環ポンプ121の制御は、圧縮機111の制御と、お互いに干渉することがなく、それぞれの制御が不安定となることを防止できる。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ温水暖房機は、機器の運転効率が増加から減少に転じるまで循環ポンプの制御を継続して、運転効率が最大となる熱媒循環量を決定することで、機器の運転効率を最大とすることができるため、ヒートポンプを搭載した温水暖房機に適用できる。
100 ヒートポンプ温水暖房機
110 ヒートポンプサイクル
111 圧縮機
112 空気熱交換器(蒸発器)
114 減圧手段
115 冷媒−熱媒熱交換器
120 熱媒サイクル
121 循環ポンプ
125 放熱器
126 往き温度検知センサ
127 戻り温度検知センサ
130 制御装置

Claims (4)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒−熱媒熱交換器、減圧手段、蒸発器が環状に接続され、冷媒が循環するヒートポンプサイクルと、循環ポンプ、放熱器、前記冷媒−熱媒熱交換器が環状に接続され、前記冷媒−熱媒熱交換器にて前記冷媒と熱交換する熱媒が循環する熱媒サイクルと、前記冷媒−熱媒熱交換器から前記放熱器に流れる前記熱媒の温度を検知する往き温度検知手段と、制御装置とを備えたヒートポンプ温水暖房機において、前記制御装置は、前記熱媒の循環量が増加または減少するように、前記循環ポンプの運転動作を変更することで、前記放熱器における放熱量をQr、前記ヒートポンプ温水暖房機の入力をWとし、η=Qr/Wにて求める前記ηが最大となるように調整するとともに、前記ヒートポンプサイクルの運転中に、目標往き温度が高い値に変更された場合には、前記熱媒の循環量が最大となるように、前記循環ポンプの運転動作を変更することを特徴とするヒートポンプ温水暖房機。
  2. 前記制御装置は、前記ヒートポンプサイクルの起動時には、前記熱媒の循環量が最大となるように、前記循環ポンプの運転動作を制御することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ温水暖房機。
  3. 前記制御装置は、前記ヒートポンプサイクルが運転中で、前記放熱器の数が増加した場合には、前記熱媒の循環量が最大となるように、前記循環ポンプの運転動作を変更することを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポンプ温水暖房機。
  4. 前記冷媒−熱媒熱交換器から前記放熱器に流れる前記熱媒の温度を検知する往き温度検知手段と、前記放熱器から前記冷媒−熱媒熱交換器に戻る前記熱媒の温度を検知する戻り温度検知手段とを備え、前記制御装置は、前記往き温度検知手段の検出値の所定時間における変化量が第1の所定範囲内で、前記戻り温度検知手段の検出値の所定時間における変化量が第2の所定範囲内で、かつ、前記往き温度検知手段の検出値と目標往き温度との差が所定値以内の場合に、前記循環ポンプの運転動作を変更しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに1項に記載のヒートポンプ温水暖房機。
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