JP6075041B2 - 変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば太陽光発電と、蓄電池とを電源として、これらを統合した直流電圧を供給するための変換装置に関する。
近年、太陽光発電が一般家庭に普及している。太陽光発電による発電電力は、その家庭内で使用できるほか、余剰電力は、電力会社に売電することができる。これにより、自然エネルギーを有効活用し、電力会社からの買電電力量を低減することができる。
しかし最近はさらに進んで、商用電源への依存度を低減すべく、自立発電を行うことが考えられている。ところが、太陽光発電は、日中であっても、時刻や天候により発電電力が大きく変動する不安定な電力源である。そこで、蓄電池(二次電池)を太陽光発電と併用することにより、自家製の、安定した直流電源を供給することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図14は、宅内での自立発電に関する単線接続図の一例である(商用電源系統は省略している。)。図において、太陽光発電パネル1の出力(直流)は、DC/DCコンバータC1を介してインバータ7により交流に変換され、負荷8に電力を供給することができる。DC/DCコンバータC1の出力は、双方向性のDC/DCコンバータC2を介して、蓄電池6を充電することができる。また、蓄電池6は、その放電により、DC/DCコンバータC2及びインバータ7を介して、負荷8に電力を供給することができる。
特開2012−95418号公報(図1)
図14において、DC/DCコンバータC1,C2は、それぞれ内部に(図示略)、スイッチング素子を含むチョッパ回路及び、これを駆動するCPU等を有している。また、スイッチングされた出力電圧(リプルを含む。)を平滑化し、出力電流を安定させるために、大容量の電解コンデンサ(図示略)が、それぞれのDC/DCコンバータC1,C2に設けられている。
しかしながら、このような大容量のコンデンサが、それぞれのコンバータに必要であることは、回路の簡素化及びコスト低減の観点からは、好ましくない。
かかる課題に鑑み、本発明は、複数のDC/DCコンバータを含む変換装置において、平滑用のコンデンサの数と容量を低減することを目的とする。
明細書の開示は、以下の発明を含んでいる。但し、本発明は特許請求の範囲によって定められる。
これは、発電電力が環境によって変動する発電装置から出力する第1電源、及び、蓄電池を含む第2電源に接続され、一系統で直流電圧を出力する変換装置であって、前記第1電源と接続され、変圧制御を行う第1変換器と、前記第2電源と接続され、充電及び放電に対応した双方向変換を行う第2変換器と、前記第1変換器及び前記第2変換器の各出力を統合した電路に設けられた平滑用のコンデンサと、前記第1変換器及び前記第2変換器を制御し、前記第1変換器を動作させる位相と、前記第2変換器を動作させる位相とを、互いに、所定の位相分だけずらす制御部とを備えている。
上記のように構成された変換装置では、第1,第2変換器に共通の制御部により、2つの変換器が動作する位相をずらすことによって、充電・放電のいずれの場合においてもコンデンサに流れるリプル電流を低減することができた。従って、コンデンサの負担を軽減し、コンデンサの小容量化を実現することができる。また、このコンデンサは、第1,第2の変換器に対して共用されているので、最小限個数で足りる。
また、上記変換装置において、所定の位相分とは、10度〜180度の範囲内であり得る。
この範囲内で位相のずれ量を設定することにより、コンデンサに流れるリプル電流を減らす効果が得られる。
本発明の変換装置によれば、平滑用のコンデンサの数を最小限個数とし、また、その容量を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る変換装置を含む、宅内での自立発電に関する単線接続図の一例である。 図1における変換装置の具体的な回路図の一例である。 比較例として、2つのDC/DCコンバータが互いに同じ位相で動作する場合に、それによってコンデンサに流れるリプル電流を示す波形図である。 実施例として、2つのDC/DCコンバータが互いに180度ずれた位相で動作する場合に、それによってコンデンサに流れるリプル電流を示す波形図である。 比較例として、図3とは異なる条件で、2つのDC/DCコンバータが互いに同じ位相(タイミング)で動作する場合に、それによってコンデンサに流れるリプル電流を示す波形図である。 実施例として、図4とは異なる条件で、2つのDC/DCコンバータが互いに180度ずれた位相で動作する場合に、それによってコンデンサに流れるリプル電流を示す波形図である。 2つのDC/DCコンバータにおける駆動波形の位相のずれを示す図である。 位相のずれを0度〜180度の間で変化させて、リプル電流がどのように変化するかを表すグラフである。 DC/DCコンバータのデューティをパラメータとして変化させながら、位相のずれとリプル電流との関係を調べたグラフである。 2つのDC/DCコンバータでデューティが互いに異なる場合の、位相のずれとリプル電流との関係を調べたグラフである。 変換装置の変形例を示す回路図である。 (a)は、3つのDC/DCコンバータ間で位相を全くずらさない場合に、コンデンサに流れる合成リプル電流の波形図であり、(b)は、3つのDC/DCコンバータ間で位相を相互に120度ずらした場合に、コンデンサに流れる合成リプル電流の波形図である。 図2における蓄電池側のDC/DCコンバータに代えて使用することができる絶縁型で双方向性のDC/DCコンバータを示す回路図の一例である。 従来の、宅内での自立発電に関する単線接続図の一例である。
図1は、本発明の一実施形態に係る変換装置100を含む、宅内での自立発電に関する単線接続図の一例である(商用電源系統は省略している。)。
図において、変換装置100は、その入力側においては2つの直流電源と接続されており、出力側においては一系統で直流電圧をDCバスBに出力する。DCバスBには直流負荷を接続できるほか、直流電圧をインバータ7で交流電圧に変換して交流の負荷8に電力を供給することができる。
上記2つの直流電源のうち「第1電源」は、太陽光発電パネル5であり、「第2電源」は、蓄電池6である。太陽光発電パネル5は、その発電電力が環境(時刻、天候、季節等)によって変動する。蓄電池6としては、鉛蓄電池、リチウムイオン電池、溶融塩電池等の二次電池を使用することができる。
変換装置100は、太陽光発電パネル5の出力電圧を昇圧し、かつ、MPPT(最大電力点追従)制御を行うためのDC/DCコンバータ1(第1変換器)、蓄電池6用の双方向性のDC/DCコンバータ2(第2変換器)、制御部3、及び、平滑用のコンデンサ(例えば電解コンデンサ)4を備えている。コンデンサ4は、2つのDC/DCコンバータ1,2の出力がP点で統合された後の電路に接続されている。
図2は、変換装置100の具体的な回路図の一例である。DC/DCコンバータ1は、インダクタ11と、ダイオード12と、半導体スイッチング素子(以下、単にスイッチング素子という。)13とを有し、昇圧チョッパを構成している。なお、ダイオード12に代えて、スイッチング素子を用いた同期整流を行うこともできる。制御部3は、スイッチング素子13のオン・オフをPWM制御してMPPT制御を行うことができる。DC/DCコンバータ1の出力電圧はコンデンサ4によって平滑され、DCバスBの2線間に、直流電圧を提供する。
一方、DC/DCコンバータ2は、インダクタ21と、スイッチング素子22,23とを有し、昇降圧チョッパを構成している。例えば、DCバスBの2線間に印加される直流電圧をDC/DCコンバータ2で降圧して蓄電池6の充電を行うことができる。また、逆に、蓄電池6の直流電圧をDC/DCコンバータ2で昇圧して、DCバスBの2線間に直流電圧を供給することができる。すなわち、DC/DCコンバータ2は、蓄電池6からDCバスBの方向には昇圧、その逆の方向には降圧の機能を発揮することができる。
制御部3は、昇圧時にはスイッチング素子22をオフとして、スイッチング素子23をPWM制御することにより、昇圧された直流電圧を、スイッチング素子22の内蔵(寄生)ダイオード22dを介してDCバスBの2線間に供給する。また、制御部3は、降圧時にはスイッチング素子23をオフとして、スイッチング素子22をPWM制御することにより、降圧された充電用の直流電圧を、蓄電池6に供給する。
次に、制御部3によるスイッチング素子13,22,23の制御について詳細に説明する。以下、本発明の一実施形態に係る変換装置100の制御部による制御を「実施例」として示し、本発明の一実施形態に係る変換装置100の制御部による制御には属さない制御を、対比説明のための「比較例」として示す。
《DC/DCコンバータ2が昇圧動作するとき:比較例》
図3は、比較例として、DC/DCコンバータ2が昇圧動作するにあたって、DC/DCコンバータ1と同じ位相(タイミング)で動作する場合に、それによってコンデンサ4に流れるリプル電流を示す波形図である。図において、(a)は、DC/DCコンバータ1のスイッチング素子13に対する駆動波形を、(b)は、DC/DCコンバータ2のスイッチング素子23に対する駆動波形を、それぞれ示している。なお、図中の「回路1」及び「回路2」は、それぞれ、DC/DCコンバータ1及びDC/DCコンバータ2に関することを示している(以下同様。)。
図3の(c)は、(a)に示す駆動波形によって、コンデンサ4に流れるリプル電流を表している。また、図3の(d)は、(b)に示す駆動波形によって、コンデンサ4に流れるリプル電流を表している。このように、スイッチング素子13,23がオフのときにリプル電流が流れ、(c)、(d)の位相は互いに同じである。従って、コンデンサ4には、(e)に示す合成リプル電流が流れる。
《DC/DCコンバータ2が昇圧動作するとき:実施例》
図4は、実施例として、DC/DCコンバータ2が昇圧動作するにあたって、DC/DCコンバータ1とは180度ずれた位相で動作する場合に、それによってコンデンサ4に流れるリプル電流を示す波形図である。図において、(a)は、DC/DCコンバータ1のスイッチング素子13に対する駆動波形を、(b)は、DC/DCコンバータ2のスイッチング素子23に対する駆動波形を、それぞれ示している。すなわち、(a)と(b)とでは、位相が互いに180度ずれている。
図4の(c)は、(a)に示す駆動波形によって、コンデンサ4に流れるリプル電流を表している。また、図4の(d)は、(b)に示す駆動波形によって、コンデンサ4に流れるリプル電流を表している。このように、スイッチング素子13,23がオフのときにリプル電流が流れ、(c)、(d)の位相は互いに180度ずれている。この場合、コンデンサ4には、(e)に示す合成リプル電流が流れる。図3の(e)と、図4の(e)とは互いに、縦軸・横軸のスケールが同じである。図4の(e)の波形の実効値は、図3の(e)の波形の実効値に比べて、格段に小さくなる。
《DC/DCコンバータ2が降圧動作するとき:比較例》
図5は、比較例として、DC/DCコンバータ2が降圧動作するにあたって、DC/DCコンバータ1と同じ位相で動作する場合に、それによってコンデンサ4に流れるリプル電流を示す波形図である。図において、(a)は、DC/DCコンバータ1のスイッチング素子13に対する駆動波形を、(b)は、DC/DCコンバータ2のスイッチング素子22に対する駆動波形を、それぞれ示している。
図5の(c)は、(a)に示す駆動波形によって、コンデンサ4に流れるリプル電流を表している。また、図5の(d)は、(b)に示す駆動波形によって、コンデンサ4に流れるリプル電流を表している。このように、スイッチング素子13,22がオフのときにリプル電流が流れ、(c)、(d)の位相は互いに同じである。従って、コンデンサ4には、(e)に示す合成リプル電流が流れる。
《DC/DCコンバータ2が降圧動作するとき:実施例》
図6は、実施例として、DC/DCコンバータ2が降圧動作するにあたって、DC/DCコンバータ1とは180度ずれた位相で動作する場合に、それによってコンデンサ4に流れるリプル電流を示す波形図である。図において、(a)は、DC/DCコンバータ1のスイッチング素子13に対する駆動波形を、(b)は、DC/DCコンバータ2のスイッチング素子22に対する駆動波形を、それぞれ示している。すなわち、(a)と(b)とでは、位相が互いに180度ずれている。
図6の(c)は、(a)に示す駆動波形によって、コンデンサ4に流れるリプル電流を表している。また、図6の(d)は、(b)に示す駆動波形によって、コンデンサ4に流れるリプル電流を表している。このように、スイッチング素子13,22がオフのときにリプル電流が流れ、(c)、(d)の位相は互いに180度ずれている。この場合、コンデンサ4には、(e)に示す合成リプル電流が流れる。図5の(e)と、図6の(e)とは互いに、縦軸・横軸のスケールが同じである。図6の(e)の波形の実効値は、図5の(e)の波形の実効値に比べて、格段に小さくなる。
以上のように、上記の変換装置100では、制御部3により、2つのDC/DCコンバータ1,2が動作する位相をずらすことによって、コンデンサ4に流れるリプル電流を低減することができる。従って、コンデンサ4の負担を軽減し、コンデンサ4の小容量化を実現することができる。また、このコンデンサは、DC/DCコンバータ1,2に対して共用されているので、リプル電流に耐え得る最小限個数で足りることになる。
《位相のずれ量とリプル電流との関連性》
ここで、位相のずれ量と、リプル電流の低減効果との関係について調べた。まず、図7は、DC/DCコンバータ1,2における駆動波形の位相のずれΔφを示す図である。
図8は、DC/DCコンバータ2が降圧動作するときに、Δφを0度〜180度の間で変化させて、リプル電流がどのように変化するかを表すグラフである。縦軸は、Δφが0度である(すなわち位相をずらさない)場合のリプル電流を100[%]としたときの、リプル電流の割合[%]を示している。
図8により明らかに、Δφを0から120度まで増大させると、概ね直線的にリプル電流が低下した。特に、90度以上では2/3以下になる効果が見られ、120度で最小値(55%)となった。また、120度〜180度の範囲では、概ね一定の値となり、優れた低減効果が確認された。
さらに、DC/DCコンバータ2が降圧動作するとき、という条件は同じであるが、DC/DCコンバータ1,2のデューティD(昇圧比=1/(1/D)、降圧比=D)をパラメータとして変化させながら、Δφとリプル電流との関係を調べた。
図9が、この結果を示すグラフである。図中の菱形のプロット点は、デューティD=66%、正方形のプロット点は、デューティD=50%、三角のプロット点は、デューティD=33%である。
図9より、2回路(DC/DCコンバータ1,2)でデューティが同じである場合には、Δφが0から増大すると、概ね直線的にリプル電流が低下することがわかる。特に、90度を超えるあたりから、少なくともほぼ60%には低下する。また、Δφ=10度でも、一定の低減効果は見られた。これは、図8でも同様である。従って、10度〜180度の範囲内で位相のずれ量を設定することにより、コンデンサに流れるリプル電流を減らす効果が得られる。
また、さらに、DC/DCコンバータ2が降圧動作するとき、という条件は同じであるが、図9と異なって、2回路(DC/DCコンバータ1,2)でデューティが互いに異なる場合についても調べた。
図10が、この結果を示すグラフである。図中の菱形のプロット点は、昇圧比3.0倍(D=2/3)、降圧比1/3(D=1/3)、正方形のプロット点は、昇圧比1.5倍(D=1/3)、降圧比2/3(D=2/3)、三角のプロット点は、昇圧比1.5倍(D=1/3)、降圧比1/2(D=1/2)である。
図10より、2回路(DC/DCコンバータ1,2)でデューティが異なる場合には、Δφが0から増大すると、Δφが120度から180度の範囲で、低減効果が現れている。180度の場合には、3つの特性のいずれでもリプル電流の低減効果が確実に現れている。また、注目すべきは、正方形のプロット点の特性では、120度で顕著に低減されていることである。すなわち、180度が最も低減効果が高いとは一概には言えず、条件によって、低減効果が顕著に出る位相が存在すると解される。
図11は、図2の変換装置100の変形例としての、他の変換装置100を示す回路図である。この場合、太陽光発電パネルが2系統あり、それぞれ、DC/DCコンバータ1A,1Bを介して、DCバスBに接続される。この場合、図2との比較で言えば、さらに「第3電源」が存在している。図11の場合、3つのDC/DCコンバータ1A,1B,2の間で位相を、例えば120度相互にずらすことができる。
図12の(a)は、図11の変換装置100において、比較例として、3つのDC/DCコンバータ1A,1B,2の間で位相を全くずらさない場合に、コンデンサ4に流れる合成リプル電流の波形図である。なお、デューティは0.5とした。この結果、リプル電流の実効値は22.1Aであった。
また、図12の(b)は、実施例として、3つのDC/DCコンバータ1A,1B,2の間で位相を相互に120度ずらした場合に、コンデンサ4に流れる合成リプル電流の波形図である。なお、デューティは0.5とした。この結果、リプル電流の実効値は9.18Aとなり、(a)との比較において大幅に低減された。すなわち、1つの制御部3でN個の回路(DC/DCコンバータ)を扱う場合は、360度/Nの範囲内で位相をずらすことにより、リプル電流の低減効果が得られる。
《第1変換器の他の例》
なお、上記実施形態においては、第1変換器として昇圧チョッパ機能を有するDC/DCコンバータ1等を用いたが、第1変換器として降圧チョッパ機能を有するDC/DCコンバータを用いた変換装置も同様に構成することができる。すなわち、第1変換器は変圧(昇圧又は降圧)を行うものである。
《第2変換器の他の例》
なお、図2に示したDC/DCコンバータ2(第2変換器)は、非絶縁型であるが、絶縁型で双方向性のDC/DCコンバータを使用することもできる。
図13は、図2におけるDC/DCコンバータ2に代えて使用することができる絶縁型で双方向性のDC/DCコンバータ2Aを示す回路図の一例である。図において、このDC/DCコンバータ2Aは、整流回路201r/スイッチング回路201sと、絶縁トランス202と、スイッチング回路203s/整流回路203rとを備えている。蓄電池6(図1)を充電するときは、スイッチング回路203sでスイッチングした電圧が絶縁トランス202により降圧され、整流回路201rによって整流された直流電圧が蓄電池6に供給される。蓄電池6を放電させるときは、スイッチング回路201sでスイッチングした電圧が絶縁トランス202により昇圧され、整流回路203rによって整流された直流電圧が出力される。
《その他》
なお、図2又は図11に示した変換装置100の実施形態では、第1電源(第3電源がある場合も同様。)を太陽光発電パネル5としたが、その他、例えば家庭用の小規模な風力発電でも第1電源となり得る。すなわち、発電電力が環境によって変動する発電装置から出力し、蓄電池6との併用に適したものであれば、これを電源として、上記変換装置100を適用することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1A DC/DCコンバータ(第1変換器)
2,2A DC/DCコンバータ(第2変換器)
3 制御部
4 コンデンサ
5 太陽光発電パネル(第1電源)
6 蓄電池(第2電源)
100 変換装置

Claims (2)

  1. 発電電力が環境によって変動する発電装置から出力する第1電源、及び、蓄電池を含む第2電源に接続され、一系統で直流電圧を出力する変換装置であって、
    前記第1電源と接続され、変圧制御を行う第1変換器と、
    前記第2電源と接続され、充電及び放電に対応した双方向変換を行う第2変換器と、
    前記第1変換器及び前記第2変換器の各出力を統合した電路に設けられた平滑用のコンデンサと、
    前記第1変換器及び前記第2変換器をそれぞれのデューティで制御し、前記第1変換器を動作させる位相と、前記第2変換器を動作させる位相との、相互の位相のずれに対してデューティをパラメータとして変化する、前記コンデンサに流れるリプル電流の特性に基づいて、現在のデューティにおいてリプル電流を抑制する位相のずれを生じさせるよう制御する制御部と
    を備えている変換装置。
  2. 前記位相のずれとは、10度〜180度の範囲内である請求項1に記載の変換装置。
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