JP6072982B2 - 延長された発光出力の寿命を有するledドライバ、照明システム、及び駆動方法 - Google Patents

延長された発光出力の寿命を有するledドライバ、照明システム、及び駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、LED照明、LEDドライバ、及びLED駆動方法に関する。
本明細書及び特許請求の範囲において、「LED」との用語は、有機及び無機LEDの両方を表すために使用され、本発明はいずれのカテゴリにも適用され得る。LEDは、電流駆動照明ユニットである。LEDは、LEDに所望の電流を供給するLEDドライバを使用して駆動される。
要求される供給電流は、照明ユニット毎に、及び照明ユニットの構成毎に異なる。最新のLEDドライバは、様々な異なる照明ユニット及び様々な数の照明ユニットについて使用可能であるために十分なフレキシビリティを有するよう設計されている。
このフレキシビリティを実現するために、ドライバが、いわゆる「動作窓(operating window)」内で動作することが知られている。動作窓は、ドライバによって供給可能な出力電圧と出力電流との間の関係を定める。ある照明負荷の要件がこの動作窓内に含まれる場合、ドライバは、当該照明負荷での使用のために構成され、所望のドライバのフレキシビリティを与える。
LEDが所望の電流で駆動された場合、生じる電圧は、LED自体の特性に依存して異なり得る。動作窓は、所与の電流設定毎に、許容される電力供給の限界に達する前に、ドライバによって供給可能な最大電圧が存在することを意味する。
LED、特にOLEDの劣化挙動の1つは、定電流で駆動された場合の寿命にわたるLED順電圧の上昇である。電流はライフサイクルを通じて一定なので、電圧上昇は電力上昇をもたらす。電力上昇はより高い温度をもたらし、これは、LEDの劣化をさらに早める。
LEDの温度が過度に高くなることを防ぐために構成されたドライバのEOL(end-of-life)挙動は、所定のEOL LED電圧に達したとき、出力をオフにするというものである。
窓ドライバの典型的な動作窓が図1に示されている。図1は、許容される電流の値及び電圧の値の領域を示す。この任意の例では、LEDドライバは、100mA〜500mAの間の任意の負荷電流を供給することができる。許容電圧は5〜28Vであり、最大電力は10Wである。最大電力設定は、高電力領域及び高電圧領域における窓の境界の曲線部分を定め、当然ながら、曲線はV(ボルト)×I(アンペア)<10によって定められる。
図1は、さらに、350mA、20VのOLEDが長期にわたって作動された場合の典型的なEOLソリューションの挙動を示す。寿命にわたり、動作点は点Aから点B、C、D、E、Fを通って点Gまで移動する。動作点が点Gに到達すると、ドライバはOLEDを停止させる。
上述したように、特にOLEDに関する現在のEOL実施形態の欠点は、電力上昇によってLEDの温度が高くなり、この温度上昇がLEDの劣化を加速させることである。これはLED電圧の上昇を早め、よって、さらに速い電力上昇をもたらす。したがって、経時劣化が加速する。
上記の例では、電力は、寿命にわたり、点Aにおける5.6WからG点における9.8Wまで変化し、これは初期電力の約2倍である。
図2は、図1に示される定電流アプローチを使用して制御された場合のLEDの電気パラメータ(電流、電圧、及び電力出力)の経時的なグラフを示す。電流は寿命の終わりまで一定である。電圧上昇、及びよって電力上昇は線形でなく、電力上昇に伴う加熱の増大によって引き起こされる加速的な経時劣化のため、時間とともにより速く上昇する。
したがって、寿命を最大化するには、定電流制御はLEDの最適な駆動方法ではない。
本発明は特許請求の範囲によって定められる。
本発明によれば、
電流ドライバと、
LED電圧を検出するための電圧センサと、
電流ドライバを制御するためのコントローラと
を含むLEDドライバであって、
コントローラは、
閾値電圧以下の第1の検出電圧範囲について、第1の定電流が印加される第1の駆動スキームを実行し、
第1の定電流が閾値電圧より高い検出電圧をもたらすとき、第1の定電流より低い電流が印加される第2の駆動スキームを実行する、LEDドライバが提供される。
ドライバは、閾値電圧に到達するまで、定電流駆動スキームのみを適用する。閾値電圧は、閾値電力に対応する。電流が減少することを可能にする駆動スキームに変更することによって、電力が上昇し続けることが防がれる。これは、加熱を低減し、よって、LEDのさらなる劣化を遅らせる。このようにすることで、LEDの寿命を延長することができる。
第2の駆動スキーム中、電圧は、閾値電圧で一定であるよう調整され得る。このようにすることで、継続する経時劣化に応じて電流が減少するため、電力は時間とともに低下する。
他のアプローチでは、第2の駆動スキーム中、電流は、離散値の間でステップ状に変更され、ステップ状の変更は閾値電圧において起こる。これは、より安定した制御を与え得るヒステリシスの実施を可能にする。電圧は閾値電圧に制限されるが、LEDが経時劣化するにつれ、経時的にステップダウンしたり増大したりする。
他のアプローチでは、第2の駆動スキーム中、電力は、一定であるよう調整され得る。これは、電流と電圧との間の関係が確立されることを要求する。
定電流制御に起因する電圧上昇を止め又は遅らせることにより、加速的な経時劣化を引き起こすおそれがある電力上昇を遅らせ又は止めるために、経時的な電流減少が存在することを前提に、他の機能が実施され得る。
コントローラは、マイクロプロセッサ若しくはアナログ回路、又はこれらの組み合わせを含み得る。したがって、制御はハードウェア若しくはソフトウェア内に、又はこれらの組み合わせに実装され得る。ドライバは、典型的には、電流−電圧動作窓を有する動作窓ドライバを含む。
本発明は、さらに、
本発明のLEDドライバ構成と、
LEDドライバによって給電されるLEDユニットと
を含む、照明システムを提供する。
LEDユニットは、1つ又は複数のOLEDを含み得る。
本発明は、さらに、電流ドライバを使用してLEDを駆動する方法であって、
LED電圧を検出するステップと、
閾値電圧以下の第1の検出電圧範囲について、第1の定電流が印加される第1の駆動スキームを実行するステップと、
第1の定電流が閾値電圧より高い検出電圧をもたらすとき、第1の定電流より低い電流が印加される第2の駆動スキームを実行するステップと
を含む、方法を提供する。
方法は、電流設定が第1の定電流より低いとき、電圧が閾値より低いか否か(又は、閾値より所定の量低いか否か)を検出し、低い場合、電流設定を上昇させるステップを含み得る。第2の駆動スキームは、例えば、LEDが温まった後、電流が所望のレベルまで上昇し得るにもかかわらず、LEDがコールドスタート状態であるために開始され得る。したがって、当該制御は、低減された電流制御が必要なくなった場合に、電流が所望の電流設定に上昇されることを可能にする。このようにすることで、制御は、可能な場合は第1の駆動スキームに戻ることができる(これは、フル輝度出力を与えるため、好ましい)。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、既知の制御アプローチについて、LEDドライバの動作窓、及び、LEDの経時劣化に伴う設定の経時的な推移を示す。 図2は、図1の制御について、電流、電圧、及び電力の経時的な推移を示す。 図3は、非定電流を使用する制御アプローチの第1の例を示す。 図4は、非定電流を使用する制御アプローチの第2の例を示す。 図5は、図3の制御について、電流、電圧、及び電力の経時的な推移を示す。 図6は、非定電流を使用する制御アプローチの第3の例を示す。 図7は、非定電流を使用する制御アプローチの第4の例を示す。 図8は、制御アプローチを実装する第1の態様を単純化された概略的な形式で示す。 図9は、バックコンバータ構造に基づく、制御アプローチを実装する第2の態様を示す。 図10は、同じくバックコンバータ構造に基づく、図8の制御アプローチをより詳細に示す。 図11は、図4の制御アプローチを説明するフローチャートである。
本発明は、閾値電圧以下の第1の検出電圧範囲に対して第1の定電流駆動スキームが実施されるLEDドライバを提供する。その後、第1の駆動スキームの定電流より低い電流を使用して第2の駆動スキームが実施される。
したがって、ドライバは、出力電流を低下させることによって寿命にわたって動作電圧を制限するよう制御され、これにより、経時的な電力上昇及び温度上昇を制限する。これは、LEDの使用可能期間を延ばすことを可能にする。
図3は、経時劣化に伴い、16V LED(例えば、OLED)の動作点がどのように制御されるかの第1の例を示す。LEDは、完全に制御された350mAの出力電圧によって制御され、一方、出力電圧は20V未満のままであり、よって、LEDのEOL電圧は20V未満である。
LEDの寿命の当初、動作点はAに位置する(16V、350mA)。劣化によってLED電圧が上昇すると、動作点は点B、そして点Cに到達する。
点Cに到達すると、制御はそれまでの固定電流及び電圧制御スキームから変化する。これは、EOL電圧以下の第1の検出電圧範囲に対する第1の駆動スキームであった。代わりに、LED電圧を、本実施形態では20V(点D)であり得る設定EOL電圧に維持するよう、電流が徐々に低下させられる。これは、第2の駆動スキームである。したがって、デバイスが動作点CからGまでさらに経時劣化するにつれ電流を低下させる固定電圧制御が引き継ぐ。
他の実装形態も可能である。図4は、図3の例における出力電圧の連続制御によって生じ得るLEDの不安定な挙動を防ぐためのヒステリシス制御を示す。この例では、0.5Vのヒステリシス窓が使用されている。したがって、20V EOL電圧に到達する度に電圧が19.5Vに下げられ、結果として、再度EOL電圧に到達するまで電流は一定のレベルに維持される。
制御は、ドライバ設定を制御するアルゴリズムとしてソフトウェア内に実装され得る。
アルゴリズムは、特定の状況において電流設定の上昇を実施可能であるべきである。例えば、経時劣化した冷たいLEDが起動され、初期LED電圧がEOLトリガレベル(この例では20V)以上に上昇するとき、EOLアルゴリズムがトリガされ得る。LEDが定常点まで温まると、LED電圧は再び経時劣化したLEDの公称電圧に下がる。
例えば、16V、350mAのLEDが相当な長期間使用され、劣化に起因するLED電圧上昇により、LED電圧が定常状態で19.5Vに到達すると仮定する。冷えたLEDの電源投入時、LED電圧は一時的に21Vに達し、LEDが温まると、前述の19.5Vに再び下がる。この場合、EOLアルゴリズムは、支配的な状態に応じて、電流の増加及び減少の両方を実行可能であるべきである。電圧がEOLトリガレベルを上回るとき、図4に示されるように、EOLアルゴリズムは電流を下げるべきである。しかし、(例えば、上記したように)LED電流が下げられ、LED電圧がその後低下する場合、アルゴリズムは、オリジナルの最大設定を超えずに、LED電流を上昇可能であるべきである。
図5は、寿命にわたるLEDの電気パラメータ(電流、電圧、及び電力)の挙動を示す。x軸は、寿命の終わりEOLまでの時間を示す。EOLは、典型的には、光出力レベルに基づき定められる。仕様に応じて、EOLはいわゆるL70ポイント(光出力が初期値の70%まで下げられる)又はいわゆるL50ポイント(光出力が初期値の50%まで下げられる)であり得る。
初期期間10は、定電流制御である第1の制御スキームを示す。期間10の終わりにおいて、設定EOL電圧に到達し、制御は、この例では期間12中の定電圧制御である第2の制御スキームに切り替わる(すなわち、図3のバージョン)。この時間中、電流は経時的に減少する。LEDの電力が大きく上昇しないため(実際には、この例では、電力は期間12の間減少する)、LEDの温度は上昇せず、よって、LEDの劣化が著しく低減される。劣化を低減することによって、LEDの寿命が顕著に延びる。
上記アプローチは、設定最大電圧の到達時の定電流制御からの切り替えに基づく。代替的なアプローチは、最大電力を設定することである。図6は、その結果の制御設定を示す。設定は、点Cと点Gとの間の定電力曲線に従う。
他の機能が使用され得る。例えば、図7は、切り替え点(点C)の到達後、電流と電圧との間の線形関係に従う設定を示す。
上述したように、システムは、LEDドライバの一部としてソフトウェア内に実装され得るが、ハードウェア内に実装されてもよい。アルゴリズムをソフトウェア内に実装することによって、よりフレキシブルな設計が発展され得る。
図8は、ソフトウェアソリューションを概略的な形式で示す。
LEDドライバは、LED22に電流を流す制御可能電流源20として表されている。典型的には、制御可能電流源は、例えばパルス幅変調を使用して出力電流を制御するDC−DCコンバータを含む。制御可能電流源は、制御可能電流源は、例えばバックコンバータ、ブーストコンバータ、又はバックブーストコンバータを使用して実装され得る。一般的に、任意のスイッチモードパワーコンバータが使用され得る。LED電圧はコンパレータ回路24によって検出され、検出された電圧は、アナログ入力としてマイクロプロセッサ26に供給される。マイクロプロセッサは制御アルゴリズムを実施し、ドライバ20の所望の制御を提供する。
図9は、ハードウェア実装形態を示し、さらに、バックコンバータのコンポーネントを示す。
LEDは、典型的には、DC−DCコンバータを使用して駆動される。コンバータは(調整されていない可能性がある)DC入力電圧を受け取り、調整されたDC出力電圧を供給する。調整されていないDC入力電圧は、典型的には、ブリッジ整流器/フィルタ回路構成によって整流及びフィルタリングされたAC商用電源から得られる。
図9は、より高い調整されていないDC入力電圧32に基づき、LED負荷30に調整されたDC出力電圧を供給するよう構成された、従来のステップダウンDC−DCバックコンバータの回路図を示す。
図9のバックコンバータのようなDC−DCコンバータは、エネルギー保存デバイス36にエネルギーが保存されることを選択的に可能にする飽和スイッチとして動作するよう構成されたトランジスタ又は同等なデバイス34を使用する。エネルギー保存デバイス36は、図9ではインダクタとして示されている。
トランジスタスイッチ34は、調整されていないDC入力電圧32を比較的短い期間、インダクタ36にわたって周期的に印加するよう作動される(図9では、所望のインダクタンスを提供するために、様々な直列/並列構成のうちの任意の構成の1つ又は複数の実際のインダクタを概略的に表す単一のインダクタが図示されている)。
トランジスタスイッチが「オン」であり又は閉じており、インダクタに入力電圧を供給する間、印加電圧に基づきインダクタに電流が流れ、インダクタはその磁場内にエネルギーを保存する。スイッチが「オフ」にされ又は開かれ、インダクタからDC入力電圧が取り除かれると、LED負荷30に比較的滑らかなDC出力電圧を供給するよう機能するフィルタコンデンサ38にインダクタ内に保存されたエネルギーが送られる。
トランジスタスイッチ34がオンのとき、インダクタにわたって電圧が印加される。この印加電圧は、関係V=LdI/dtに基づき、インダクタ(並びに負荷及びコンデンサ)に線形増加電流を流させる。
トランジスタスイッチ36がオフにされると、ダイオード37が導通して回路を完成させ、インダクタを流れる電流Iは同じ方向に流れ続ける。ダイオード37を電流が流れている限り、インダクタにわたる電圧Vは一定であり、インダクタの磁場からコンデンサ及び負荷にエネルギーが供給されるにつれ、インダクタ電流Iは線形減少する。
トランジスタは、基本的にPWMコントローラ38として機能するダウンコンバータ制御ICによって制御される。これは、所望の調光設定に応じてLED電流レベルを設定する調光コントローラとして動作する。コントローラは、コンパレータ回路24から信号を受信する入力“Iadj”を有し、この入力は、上記の制御アプローチを実施するために、電流設定の制御方法を決定するよう解釈される。抵抗39は、PWMコントローラ38を制御するために使用されるバックインダクタ電流検出抵抗である。
ハードウェア実装形態は、コンパレータ回路24からIadjピンに供給される電圧測定結果を考慮することによって従来の調光制御が改良されるようなPWMコントローラ38の改変を提供する。
図8の回路は、グランドに対するLED電圧の測定を使用する一方、図9の回路は、入力電源の高電圧VDCに対するLED電圧の測定を使用することに留意されたい。図8では、測定電圧はVOLEDであり、一方、図9では、測定電圧はVDC−VOLEDである。
図10は、図9に示されるものと同様なバックコンバータに適用された、図8のマイクロプロセッサバージョンを示す。バックコンバータのコンポーネントには、図9と同じ参照符号が与えられている。図9は改変されたコントローラ38を必要とするが、図10の回路は、標準コントローラ40を使用し得る。マイクロプロセッサは制御アルゴリズムを実施し、標準コントローラ40のIadjピンに出力を供給して、出力電流の所望の制御を提供する。
図11は、図4に示される制御を実施するための制御方法の一例を示すフローチャートである。
ステップ41において、所望の電流設定が値255に設定される。ステップ42において、LED電圧が監視される。制御が定電流制御から移行するEOL電圧を上回ると、ステップ44において、目標電流が5ポイント下げられる(すなわち、目標電流の5/255下げられる)。LED電圧がEOL電圧を超えない場合、ステップ46において、電圧がレベルVEOL−0.5未満であるか否かが決定される。これは、ヒステリシス制御を実装する。電圧がこのレベル未満の場合、目標電流は変更されない。
電圧がVEOL−0.5未満の場合、これは、例えばLEDが温まったために、電流が上昇し得ることを示し得る。ステップ48において、まだ最大の255設定でない場合、電流設定は5ポイント上げられる。
LEDが(ステップ52において決定される)寿命の終わりに到達するまで、新しい電流設定が100msごとに適用される(ステップ50)。寿命の終了時、アルゴリズムはステップ54において終了する。
これは、制御アルゴリズムの一例に過ぎず、当業者は、上記された他の可能な制御アプローチについて、他の方法を理解するであろう。
上記システムは、LED電圧がEOL設定電圧又は電力出力に達したときに出力(電流)を下げる知的制御システムを提供する。これは、耐用期間が延長されることを可能にし、また、電力上昇に起因する経時劣化の影響が低減される。
制御スキームが変化する電圧レベルは、寿命が延長され得る程度を決定する。電流制御への切り替えの欠点は、輝度に影響を及ぼすことである。したがって、寿命延長と、輝度が低減される時間との間のトレードオフが存在する。一例として、閾値として使用される電圧は、ドライバが定電流設定において供給可能な最大電圧(すなわち、設定電流における動作窓の上限)の50%〜90%の範囲内であり得る。電流が所定の輝度限界(例えば、70%又は50%)に対応するレベルに達すると、EOLに至る。しかしながら、これは、定電流制御方法において最大電圧に到達するより長い時間の経過後に到達される。
本発明は、有機及び無機LEDドライバに関して興味深い。
本発明は、コントローラを利用する。コントローラは、上記の様々な機能を実行するためにソフトウェア及び/又はハードウェアによって、様々な方法で実装され得る。ソフトウェアの実装形態について、上述されたようなマイクロプロセッサが使用され得る。これは、要求される機能を実行するようソフトウェア(例えば、マイクロコード)を使用してプログラミングされ得るコントローラの一例に過ぎない。しかしながらコントローラは、プロセッサを使用して又は使用せずに、また、一部の機能を実行するための専用ハードウェアと他の機能を実行するためのプロセッサとの組み合わせ(例えば、1つ以上のプログラミングされたマイクロプロセッサ及び付随する回路)として実装されてもよい。
本開示の多様な実施形態において使用され得るコントローラ部品の例は、限定はされないが、従来のマイクロプロセッサ、ASIC(application specific integrated circuit)、及びFPGA(field-programmable gate array)を含む。
様々な実装形態において、プロセッサ又はコントローラは1つ以上の記憶媒体、例えばRAM、PROM、EPROM、EEPROM等の揮発性及び不揮発性コンピュータメモリに関連付けられ得る。記憶媒体は、1つ以上のプロセッサ及び/又はコントローラ上で実行されると、要求される機能を実行する1つ以上のプログラムによって符号化され得る。様々な記憶媒体がプロセッサ若しくはコントローラ内に固定され、又は転送可能であって、記憶媒体上に記憶された1つ以上のプログラムがプロセッサ若しくはコントローラにロードされてもよい。
図面、開示、及び特許請求の範囲を分析することにより、当業者は、開示の実施形態の他の変形例を理解及び実施することができる。請求項中、「含む(又は備える若しくは有する等)」の用語は、他の要素又はステップを除外せず、要素は複数を除外しない。いくつかの手段が互いに異なる従属請求項に記載されているからといって、これらの手段の組み合わせを好適に使用することができないとは限らない。請求項中の如何なる参照符号も、その範囲を制限するものと解されるべきではない。

Claims (14)

  1. 電流ドライバと、
    LED電圧を検出するための電圧センサと、
    前記電流ドライバを制御するためのコントローラと
    を含むLEDドライバであって、
    前記コントローラは、
    閾値電圧以下の第1の検出電圧範囲について、第1の定電流が印加される第1の駆動スキームを実行し、
    前記第1の定電流が前記閾値電圧より高い検出電圧をもたらすとき、前記第1の定電流より低い電流が印加される第2の駆動スキームを実行し、
    前記第2の駆動スキーム実行中、前記閾値電圧より所定の量低い検出電圧をもたらすとき、印加される電流を高くする駆動スキームを実行する、LEDドライバ。
  2. 前記第2の駆動スキーム中、電圧は、前記閾値電圧で一定であるように調整される、請求項1に記載のLEDドライバ。
  3. 前記第2の駆動スキーム中、電流は、離散値の間でステップ状に変更され、前記ステップ状の変更は前記閾値電圧において起こる、請求項1に記載のLEDドライバ。
  4. 前記第2の駆動スキーム中、電力は、一定であるよう調整される、請求項1に記載のLEDドライバ。
  5. 前記コントローラは、マイクロプロセッサを含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のLEDドライバ。
  6. 前記コントローラは、アナログ回路を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のLEDドライバ。
  7. 前記ドライバは、電流−電圧動作窓を有する動作窓ドライバを含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のLEDドライバ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のLEDドライバと、
    前記LEDドライバによって給電されるLEDユニットと
    を含む、照明システム。
  9. 前記LEDユニットは、1つ又は複数のOLEDを含む、請求項8に記載の照明システム。
  10. 電流ドライバを使用してLEDを駆動する方法であって、
    LED電圧を検出するステップと、
    閾値電圧以下の第1の検出電圧範囲について、第1の定電流が印加される第1の駆動スキームを実行するステップと、
    前記第1の定電流が前記閾値電圧より高い検出電圧をもたらすとき、前記第1の定電流より低い電流が印加される第2の駆動スキームを実行するステップと
    電流設定が前記第1の定電流より低いとき、電圧が前記閾値電圧より所定の量低いか否かを検出し、低い場合に、電流設定を上昇させるステップと
    を含む、方法。
  11. 前記第2の駆動スキーム中、電圧は、前記閾値電圧で一定であるように調整される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2の駆動スキーム中、電流は、離散値の間でステップ状に変更され、前記ステップ状の変更は前記閾値電圧において起こる、請求項10に記載の方法。
  13. 前記第2の駆動スキーム中、電力は、一定であるように調整される、請求項10に記載の方法。
  14. 前記ドライバは、電流−電圧動作窓を有する動作窓ドライバを含む、請求項10乃至13のいずれか一項に記載の方法。

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