JP6072551B2 - インクジェットヘッド及び吐出液の吐出方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及び吐出液の吐出方法 Download PDF

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本発明は、インクジェットヘッド及び吐出液の吐出方法に関する。
インクジェット技術は、様々な用途に用いられている。例えば、特許文献1には、印字に磁性体インクを利用したインクジェットプリンタが開示されており、特許文献2には、インクジェットにより金属パターンを形成する方法が開示されている。本願発明者は、磁性粒子を含む吐出液の吐出にインクジェット技術を応用することを検討している。
特開平5−96737号公報 特開2010−251594号公報
本発明の一目的は、磁性粒子を含む吐出液の吐出に適した新規なインクジェットヘッド及び吐出方法を提供することである。
本発明の一観点によれば、磁性粒子を含む吐出液を収容するインク室と、前記インク室から前記吐出液が供給されるノズルと、前記吐出液を吐出させるエネルギーを供給する吐出機構と、前記ノズルの近傍に配置された磁石群とを有し、前記磁性粒子は、板状の形状を有し、両面に同一磁極性が生じるように磁化している粒子であり、前記磁石群は、前記ノズルの外側に流路に沿って並ぶように配置された第1磁石、第2磁石、及び第3磁石を含み、前記第1磁石及び第3磁石が前記磁性粒子に引力を与え、前記第2磁石が前記磁性粒子に斥力を与えるインクジェットヘッド、が提供される。
第2磁石による斥力により、吐出方向に移動する磁性粒子の個数を制御することが容易になる。
図1Aは、実施例による粒子状素子の概略断面図であり、図1Bは、粒子状素子の分散液である吐出液の概略断面図である。 図2は、粒子状素子の実装工程を示す概略斜視図である。 図3A及び図3Bは、実施例によるインクジェットヘッドを用いた第1の吐出例を示す概略断面図である。 図3C及び図3Dは、実施例によるインクジェットヘッドを用いた第1の吐出例を示す概略断面図である。 図3Eは、実施例によるインクジェットヘッドを用いた第1の吐出例を示す概略断面図である。 図4A及び図4Bは、実施例によるインクジェットヘッドを用いた第2の吐出例を示す概略断面図である。 図4Cは、実施例によるインクジェットヘッドを用いた第2の吐出例を示す概略断面図である。 図5は、変形例によるインクジェットヘッドの概略断面図である。
本願発明者は、微小な粒子状の半導体発光素子を、インクジェット技術を用いて回路基板上に実装する方法について検討している。まず、実装方法の概略について説明する。
図1Aは、実施例による粒子状半導体発光素子の概略断面図である。粒子状半導体発光素子1は、例えばGaN系半導体で形成されたn型半導体層、発光層、及びp型半導体層が積層されたデバイス構造層2と、n型半導体層上に形成されたn側電極層3nと、p型半導体層上に形成されたp側電極層3pとを含む。粒子状半導体発光素子1は、例えば、板状の形状で、大きさが10μm角〜50μm角程度、厚さが4μm〜10μm程度である。
n側電極層3n及びp側電極層3pは、例えば、強磁性体もしくは反磁性体などを用い外部磁場により磁化することで、n側電極層3nの上面及びp側電極層3pの下面(つまり粒子状半導体発光素子1の両面)が同磁極性(本実施例ではN極)となるように磁化されている。粒子状半導体発光素子1の側面に、他の磁極性(本実施例ではS極)が現れている。図1Aに、概略的な磁力線を示す。粒子状半導体発光素子1を、単に粒子状素子1とも呼ぶ。
図1Bは、粒子状素子の分散液である吐出液の概略断面図である。吐出液4の媒質5中に、多数の粒子状素子1が、磁力により反発し合って分散している。なお、粒子状素子1は、相対的に広い両面に現れた同極性で反発し合い、相対的に狭い側面に現れた異極性の影響は小さいと考えられる。粒子状素子1の相対的に広い両面に現れた磁極性を、粒子状素子1の磁極性と呼ぶ。
媒質5として、例えば、速乾性インクに用いられるメチルエチルケトン、アセトン、エタノールや、水系インクに用いられる水(精製水)や、オイル系インクに用いられるグリコールエーテル、脂肪族炭化水素等が挙げられる。
図2は、粒子状素子の実装工程を示す概略斜視図である。インクジェットヘッド10から、粒子状素子1を含む吐出液4を、電極11がパターン形成されたシート基材12上へ吐出する。なお、粒子状素子1の有する磁性は、シート基材12上で磁石を用いて粒子状素子1をアライメントするために用いることもできる。
実装工程を容易にするため、1回の吐出動作当りに吐出される粒子状素子1の個数は、1個であることが好ましい。本願発明者は、以下に説明するように、1個ずつ粒子状素子1を吐出させる制御が容易なインクジェットヘッドについて検討した。
次に、本発明の実施例によるインクジェットヘッドを用いた吐出方法について説明する。図3A〜図3Eは、第1の吐出例を示す概略断面図である。
図3Aを参照する。まず、実施例によるインクジェットヘッド20の構造について説明する。インクジェットヘッド20は、インク室21と、ノズル22と、吐出機構23と、磁石群MG(磁石24〜26)とを含んで形成される。
インク室21に、粒子状素子1を含む吐出液4が収容され、インク室21からノズル22へ吐出液4が供給される。アクチュエーター及びアクチュエーターの制御装置を含む吐出機構23が、吐出液4を吐出するエネルギーを供給し、1回当りの吐出量や吐出タイミングを制御する。アクチュエーターとして、サーマル方式やピエゾ方式などさまざまな方式のものが挙げられる。
ノズル22の近傍に、磁石24〜26を含む磁石群MGが配置されている。磁石24〜26は、ノズル22の外側に流路に沿って並ぶように配置されている。第1磁石24が最もインク室21側(上流側)に配置されており、第3磁石26が最も吐出口22a側(下流側)に配置されており、第2磁石25が、第1磁石24と第3磁石26の間に配置されている。
磁石24〜26は、それぞれ、例えばノズル22の内面に沿ったリング形状であり、ノズル22の内面部分で単一の磁極性を持つものである。磁石24〜26のノズル22の内面部分の磁極性を、磁石24〜26の磁極性と呼ぶ。
第1磁石24及び第3磁石26が、粒子状素子1の磁極性と反対の磁極性を有し、第2磁石25が、粒子状素子1の磁極性と同一の磁極性を有する。本実施例では、粒子状素子1の磁極性がN極性であり、第1磁石24及び第3磁石26の磁極性がS極性、第2磁石25の磁極性がN極性である。
従って、粒子状素子1は、第1磁石24及び第3磁石26からは引力を受け、第2磁石25からは斥力を受ける。なお、粒子状素子1の磁石24〜26に対する挙動は、相対的に広い両面の磁極性で制御できると考えられ、相対的に狭い側面に現れた磁極性の影響は小さいと考えられる。次に、第1の吐出例について説明する。
図3Aは、1回目の吐出動作の開始前の状態を示す。第1の吐出例では、1回目の吐出動作の開始前、インク室21に収容された吐出液4中で第1磁石24に最も近い粒子状素子1aが、第1磁石24に吸引されて保持されている。
図3Bを参照する。1回目の吐出動作が開始すると、吐出液4の流れにより、第1磁石24から粒子状素子1aが流され解放されて、第3磁石26側に移動する。粒子状素子1aは、第2磁石25と同磁極性を有し、第2磁石25から斥力を受ける。このため、第2磁石25の配置領域において、粒子状素子1aは、第2磁石25から離れたノズル22の中央部分を通り抜ける。
図3Cを参照する。1回目の吐出動作が完了して、吐出口22aから液滴4dが吐出されている。1回分の吐出動作により、粒子状素子1aは、第3磁石26の近傍まで流されており、第3磁石26に吸引されて保持される。また、インク室21側から、第1磁石24に最も近い粒子状素子1bが、第1磁石24に吸引されて保持される。
図3Dを参照する。2回目の吐出動作が開始すると、吐出液4の流れにより、第3磁石26から粒子状素子1aが流され解放されて、吐出口22aから吐出される。また、図3Bを参照して説明した粒子状素子1aの挙動と同様にして、粒子状素子1bが、第2磁石25の配置領域を通り抜けて、第3磁石26側に流される。
図3Eを参照する。2回目の吐出動作が完了して吐出された液滴4dに、粒子状素子1aが含まれる。このようにして、粒子状素子1aを吐出することができる。図3Cを参照して説明した粒子状素子1aの挙動と同様にして、第3磁石26の近傍まで流された粒子状素子1bが、第3磁石26に吸引されて保持される。また、インク室21側から、第1磁石24に最も近い粒子状素子1cが、第1磁石24に吸引されて保持される。必要に応じ、上述のような吐出動作が繰り返される。
次に、第1〜第3磁石24〜26の磁力の好適な強さについて説明する。第1磁石24は、インク室21内に浮遊している粒子状素子1を吸引できる程度の強さであることが好ましい。ただし、第1磁石24の磁力が強すぎると、吐出動作時の吐出液4の流れがあっても粒子状素子1が第1磁石24から解放されなくなる。
第1磁石24の磁力は、吐出動作による流れが生じていない状態では粒子状素子1が保持され、吐出動作による流れが生じている状態では粒子状素子1が解放される程度の強さであることが好ましい。
第2磁石25は、粒子状素子1に斥力を及ぼし、粒子状素子1の流路に磁気的な狭窄部を形成する。第2磁石25が強すぎると、吐出動作による流れが生じていても、粒子状素子1が第2磁石25の配置領域を通り抜けることができない。また、第2磁石25が弱すぎると、複数個の粒子状素子1が同時に第2磁石25の配置領域を通り抜けてしまう。
第2磁石25の磁力は、第2磁石25の配置領域を1個の粒子状素子1が通り抜けられる程度の強さであることが好ましい。このような第2磁石25により、粒子状素子1を1個ずつ、第3磁石26の近傍に供給することが容易になる。
第3磁石26の磁力は、吐出動作による流れが生じていない状態では粒子状素子1が保持され、吐出動作による流れが生じている状態では粒子状素子1が解放される程度の強さであることが好ましい。これにより、吐出動作前に第3磁石26に保持されていた粒子状素子1を、吐出動作に伴う流れにより解放して吐出することが容易になる。
次に、吐出動作1回当りの吐出液4の好適な吐出量について説明する。例えば図3A〜図3Cを参照して説明したように、1回の吐出動作で、粒子状素子1を第1磁石24の近傍から第3磁石26の近傍に移動させることが好ましい。従って、1回当りの好適な吐出量の目安は、第1磁石24の(流れ方向の)中心位置から第3磁石26の(流れ方向の)中心位置までの長さ(第1磁石24と第3磁石26との配置間隔)に、ノズル22の断面積を掛けた体積と見積もることができる。
1回当りの吐出量が多すぎると、例えば、第3磁石26に保持されていた粒子状素子1に加えて、第1磁石24に保持されていた粒子状素子1までも吐出されてしまう。一方、1回当りの吐出量が少なすぎると、第1磁石24に保持されていた粒子状素子1が第2磁石25の配置領域を越えて第3磁石26側に移動することができなくなってしまう。
次に、第2の吐出例について説明する。図4A〜図4Cは、第2の吐出例を示す概略断面図である。
図4Aを参照する。図4Aは、吐出動作の開始前の状態を示す。第2の吐出例では、吐出動作の開始前、第1磁石24に粒子状素子1a及び1bが保持されており、第3磁石26に粒子状素子1cが保持されている。
粒子状素子1同士は、斥力が働くため、第1磁石24に1個目の粒子状素子1が捕捉された後、2個目以降の粒子状素子1は捕捉されにくいと考えられる。しかし、第1磁石24の形状等によっては、第1磁石24に複数個の粒子状素子1が捕捉される可能性はある。
図4Bを参照する。吐出動作が開始すると、吐出液4の流れにより、第1磁石24に保持されていた粒子状素子1が解放される。ただし、第2磁石25の形成する磁気的狭窄部が、同時には1個の粒子状素子1しか通さない。
これにより、第1磁石24に保持されていた粒子状素子1a及び1bのうち、第2磁石25の磁気的狭窄部を通りやすい方の(例えば第2磁石25に近い方の)粒子状素子1aが、第2磁石25の配置領域を通り抜ける。他方の粒子状素子1bは、第2磁石25の配置領域を通り抜けることができず、第1磁石24の近傍に留まる。第3磁石26に保持されていた粒子状素子1cは、流れにより第3磁石26から解放されて、吐出口22aから吐出される。
図4Cを参照する。吐出動作が完了して吐出された液滴4dに、粒子状素子1cが含まれる。第2磁石25の配置領域を通り抜けて第3磁石26の近傍まで流された粒子状素子1aが、第3磁石26に吸引されて保持される。粒子状素子1bは、第1磁石24の近傍に留まり、第1磁石24に保持された状態が維持される。
第3磁石26に保持された1個の粒子状素子1aを、次回の吐出動作で吐出することができる。このように、第1磁石24に複数個の粒子状素子1が保持された場合でも、第2磁石25の形成する磁気的狭窄部により選択的に1個の粒子状素子1を通過させることで、第3磁石26に1個の粒子状素子1が保持された状態を作り出して、1回の吐出動作で吐出される粒子状素子1の個数を1個とすることが容易になる。
次に、図5を参照して、上記実施例の変形例によるインクジェットヘッドについて説明する。図5は、変形例によるインクジェットヘッドの概略断面図である。例えば、上記実施例で示したように縦方向への吐出を行うインクジェットヘッドに替えて、変形例で示すように横方向への吐出を行うインクジェットヘッドを用いることもできる。
変形例によるインクジェットヘッドにおいても、ノズル22の吐出方向に沿って磁石24〜26を配置することにより、吐出動作当りの粒子状素子の吐出個数を1個に制御することが容易になる。
磁石24〜26は、上記実施例のようなノズル内面に沿うリング状のものに限らない。インク室21やノズル22の構造、吐出機構23のアクチュエーターの駆動方式や駆動タイミング、磁石24〜26の形状や配置位置等は、必要に応じて例えば実験的に、好ましい条件を探すことができる。また、吐出させる粒子状素子の大きさや、吐出液の媒質や調整条件等も、必要に応じて変えることができる。
なお、実施例では、ノズルの流路に沿って3個の磁石を配置した磁石群を用いたが、磁石群は、粒子状素子に引力を与える磁石部分と、斥力を与える磁石部分とを交互に並べて、3個より多い個数(例えば5個や7個)の磁石で形成することもできる。斥力を与える磁石により、吐出方向に移動する粒子状素子の個数を制御することが容易になる。斥力を与える磁石を挟んで配置された、引力を与える磁石間で、吐出液の流れを利用して、粒子状素子を移動させることができる。
なお、実施例では粒子状の半導体発光素子を吐出する場合について説明したが、実施例の吐出技術は、半導体発光素子に限らず、磁性を有する粒子を、インクジェットを利用して吐出する場合に応用することができるであろう。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
1 粒子状半導体発光素子(磁性粒子)
2 デバイス構造層
3n n側電極
3p p側電極
4 吐出液(磁性粒子の分散液)
5 媒質
10 インクジェットヘッド
11 電極
12 シート基材
20 インクジェットヘッド
21 インク室
22 ノズル
22a 吐出口
23 吐出機構
MG 磁石群
24〜26 磁石

Claims (8)

  1. 磁性粒子を含む吐出液を収容するインク室と、
    前記インク室から前記吐出液が供給されるノズルと、
    前記吐出液を吐出させるエネルギーを供給する吐出機構と、
    前記ノズルの近傍に配置された磁石群と
    を有し、
    前記磁性粒子は、板状の形状を有し、両面に同一磁極性が生じるように磁化している粒子であり、
    前記磁石群は、前記ノズルの外側に流路に沿って並ぶように配置された第1磁石、第2磁石、及び第3磁石を含み、前記第1磁石及び第3磁石が前記磁性粒子に引力を与え、前記第2磁石が前記磁性粒子に斥力を与えるインクジェットヘッド。
  2. 前記第2磁石は、吐出動作による前記吐出液の流れが生じているときに、前記第2磁石の配置領域を、1個の前記磁性粒子は通り抜けられるが、同時に2個以上の前記磁性粒子は通り抜けられないような強さの斥力を、前記磁性粒子に与える請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記第1磁石は、吐出動作が行われていないときに前記第1磁石に吸引され保持された前記磁性粒子が、吐出動作で生じる前記吐出液の流れにより前記第1磁石から解放されるような強さの引力を、前記磁性粒子に与える請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記第3磁石は、吐出動作が行われていないときに前記第3磁石に吸引され保持された前記磁性粒子が、吐出動作で生じる前記吐出液の流れにより前記第3磁石から解放されるような強さの引力を、前記磁性粒子に与える請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記吐出機構は、1回の吐出動作当り、前記第1磁石近傍に配置された前記磁性粒子が前記第3磁石近傍まで流されるような量の吐出を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  6. 磁性粒子を含む吐出液を収容するインク室と、
    前記インク室から前記吐出液が供給されるノズルと、
    前記吐出液を吐出させるエネルギーを供給する吐出機構と、
    前記ノズルの近傍に配置された磁石群と
    を有し、
    前記磁性粒子は、板状の形状を有し、両面に同一磁極性が生じるように磁化されており、
    前記磁石群は、前記ノズルの外側に流路に沿って並ぶように配置された第1磁石、第2磁石、及び第3磁石を含み、前記第1磁石及び第3磁石が前記磁性粒子に引力を与え、前記第2磁石が前記磁性粒子に斥力を与えるインクジェットヘッドから、前記吐出液を吐出する方法であって、
    (a)前記第1磁石に第1の磁性粒子が吸引され保持された状態で、第1回目の吐出を開始する工程と、
    (b)前記第1回目の吐出で生じた前記吐出液の流れにより、前記第1の磁性粒子が、前記第1磁石から解放され、前記第2磁石の配置領域を通過し、前記第3磁石の近傍に到達する工程と、
    (c)前記第3磁石の近傍に到達した前記第1の磁性粒子が、前記第3磁石に吸引され保持される工程と、
    (d)前記第3磁石に前記第1の磁性粒子が吸引され保持された状態で、第2回目の吐出を開始する工程と、
    (e)前記第2回目の吐出で生じた前記吐出液の流れにより、前記第1の磁性粒子が、前記第3磁石から解放される工程とを有する吐出液の吐出方法。
  7. 前記工程(b)において、前記第2磁石は、前記吐出液の流れが生じているときに、前記第2磁石の配置領域を、前記第1の磁性粒子は通り抜けられるが、同時に他の前記磁性粒子は通り抜けられないような強さの斥力を、前記第1の磁性粒子に与える請求項6に記載の吐出液の吐出方法。
  8. 前記磁性粒子は、大きさが10μm〜50μmの範囲である請求項6または7に記載の吐出液の吐出方法。
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