JP6071839B2 - 脚式移動ロボットの制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、脚式移動ロボットの制御システムに関する。
着地位置が離散的な脚式移動ロボットが、階段等の段差部を含む環境を移動する場合、当該段差部の昇降動作のため、段差部の踏面の広さ又はエッジ等の空間的な配置を認識する必要がある。
段差部の先端側エッジの投影線(実エッジ投影線)を推定する推定エッジ投影線と段差部の踏面の平面パラメータとに基づいて段差部の空間的な配置を認識する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2013−72813号公報
しかしながら、段差部の空間的な配置の認識又は位置合わせ等の準備処理が完了しないままロボットが段差部に到達した場合、そのまま段差部に進入すると正常な移動ができないおそれがある。このため、当該段差部の直前で当該ロボットの移動を一時的に停止させて準備処理を行わせるような設計が考えられる。しかし、段差部の直前において当該ロボットが準備処理のために毎回一時的な停止をすると、予測と異なる動作であるとして、当該ロボットの周辺に存在する人間に違和感を与えるおそれがある。
そこで、本発明は、このような問題に鑑み、歩容生成方法が異なる空間を移動する場合でも、適切な準備処理を実行すると共に、周囲に存在する人間の違和感を軽減又は解消をすることが出来るロボットの制御システムを提供することを目的とする。
本発明の脚式移動ロボットの制御システムは、第1種の歩容生成方法によって生成された歩容に従って第1空間を移動してから、前記第1種の歩容生成方法とは異なる第2種の歩容生成方法によって生成された歩容に従って第2空間を移動するように構成されている脚式移動ロボットの制御システムであって、前記脚式移動ロボットが前記第1空間を移動している間に、前記脚式移動ロボットの移動速度を所定の目標速度まで減速するとともに前記脚式移動ロボットの移動を継続させながら、前記第1種の歩容生成方法から前記第2種の歩容生成方法への切り替えのために、周辺環境の認識と当該認識された周辺環境に基づいた前記第2空間への進入に適した前記脚式移動ロボットの位置及び姿勢への修正とを含む必要な予備動作を実行する予備動作要素を備えることを特徴とする。
本発明の脚式移動ロボットの制御システムによれば、第1空間を移動している間に減速されると共に予備動作が実行される。このため、第1空間を移動している間に減速せずに予備動作を始めた場合、又は第1空間を移動している間に予備動作を実行しなかった場合と比べて、第1種の歩容生成方法から第2種の歩容生成方法への切り替えのために必要な予備動作を実現するための演算処理の時間が十分に長く確保される。
このため、第2空間に到達する前に予備動作を完了させることが出来るので、第1空間及び第2空間との境界における第1種の歩容生成方法から第2種の歩容生成方法への切り替えがスムーズに行われる。この結果、脚式移動ロボットの当該第1空間から第2空間への移動に際し、適切な準備処理が実行されると共に、周囲に存在する人間の違和感を軽減又は解消がされる。
本発明の脚式移動ロボットの制御システムにおいて、前記予備動作要素は、前記予備動作の一種として、前記脚式移動ロボットの周辺環境に存在するランドマークを認識するように構成されているランドマーク認識要素を備えていることが好ましい。
当該構成の脚式移動ロボットの制御システムによれば、予備動作の一種として、脚式移動ロボットの周辺環境に存在するランドマークが認識される。当該認識されたランドマークに基づいて、脚式移動ロボットは、第1種の歩容生成方法から第2種の歩容生成方法への切り替えをより適切に行うことが出来るので、周囲に存在する人間の違和感がより軽減され又は解消される。
本発明の脚式移動ロボットの制御システムにおいて、前記予備動作要素は、前記脚式移動ロボットの周辺環境の障害物の有無を認識し、かつ、前記認識された障害物の情報に基づいて、更なる減速並びに停止による移動中断及び移動中止のいずれか1つを行うように構成されている障害物判定要素を備えていることが好ましい。
当該構成の脚式移動ロボットの制御システムによれば、障害物が存在するために予備動作を正常に完了させることが出来ないおそれがある場合、障害物の情報に基づいて更なる減速並びに停止による移動中断及び移動中止のいずれか1つが行われる。この結果、脚式移動ロボットは、障害物の情報を勘案することにより歩容切り替えの際の安全性を確保することが出来る。
本発明の脚式移動ロボットの制御システムは、第1種の歩容生成方法によって生成された歩容に従って第1空間を移動してから、前記第1種の歩容生成方法とは異なる第2種の歩容生成方法によって生成された歩容に従って第2空間を移動するように構成されている脚式移動ロボットの制御システムであって、前記脚式移動ロボットが前記第1空間を移動している間に、前記脚式移動ロボットの移動速度を減速するとともに前記脚式移動ロボットの移動を継続させながら、前記第1種の歩容生成方法から前記第2種の歩容生成方法への切り替えのために必要な予備動作を実行する予備動作要素と、前記脚式移動ロボットの移動開始点と、目的地点と、移動開始点及び目的地点の間の一又は複数の経由点を経由する経路とを認識する経路認識要素と、前記経由点を通行させるように前記脚式移動ロボットを移動させる移動制御要素とを備え、前記経路認識要素は、前記第1空間と、前記第2空間とを通過する経路について、前記第1空間において前記予備動作を実行可能な予備区間の始点及び終点を前記経由点として設定することにより当該経路を決定する予備区間設定要素を備えてもよい
本発明の脚式移動ロボットの制御システムによれば、第1空間と第2空間とを通過する経路に対して、前記予備動作を実行可能な予備区間の始点と終点とが経由点として設定される。この結果、第1空間移動中に予備動作が完了するので、本発明の脚式移動ロボットは、確実に第1空間及び第2空間を含む経路をスムーズに移動することができる。
本実施形態のロボットの構成概要図。 図1に示すロボットに備えた演算処理装置の機能的構成を示すブロック図。 実施形態のロボットが目標位置まで移動する場合の移動環境及び制御システムの全体図。 実施形態のロボットの階段を上る経路における移動処理を示すフローチャート。 実施形態のロボットの階段の上り降りをする経路における移動処理を示すフローチャート。 (a)は階段とラインマークの配置関係を説明する図、(b)は階段に対するロボットの進入経路を説明する図、(c)は階段を降りた後のロボットの進行方向を説明する図。
(ロボットの構成)
まず、本発明の一実施形態としてのロボットの構成について説明する。
図1に示されているロボット1は脚式移動ロボット(ヒューマノイドロボット)であり、人間と同様に基体10と、基体10の上部に設けられた頭部11と、基体10の上部左右両側から延設された左右の腕体12と、腕体12の先端部に設けられた手部13と、基体10の下部から下方に延設された左右の脚体14と、脚体14の先端部に取り付けられている足平部15とを備えている。ロボット1は、アクチュエータ203(図2参照)から伝達される力によって、人間の肩関節、肘関節、手首関節、股関節、膝関節、足首関節等の複数の関節に相当する複数の関節機構において腕体12や脚体14を屈伸運動させることができる。
腕体12は肩関節機構を介して基体10に連結された第1腕リンクと、一端が第1腕リンクの端部に肘関節機構を介して連結され、他端が手首関節を介して手部13の付根部に連結されている第2腕リンクとを備えている。肩関節機構は、ヨー軸およびピッチ軸のそれぞれの回りの2つの回転自由度を有する。肘関節機構は、ピッチ軸回りの1つの回転自由度を有する。手首関節機構は、ロール軸およびピッチ軸のそれぞれの回りの2つの回転自由度を有する。
脚体14は股関節機構を介して基体10に連結された第1脚リンクと、一端が第1脚リンクの端部に膝関節機構を介して連結され、他端が足首関節を介して足平部15に連結されている第2脚リンクとを備えている。股関節機構は、ヨー軸、ピッチ軸およびロール軸のそれぞれの回りの3つの回転自由度を有する。膝関節機構は、ピッチ軸回りの1つの回転自由度を有する。足首関節機構は、ピッチ軸およびロール軸のそれぞれ回りの2つの回転自由度を有する。ロボット1は、左右の脚体14のそれぞれの離床および着床の繰り返しを伴う動きによって自律的に移動することができる。
(制御システムの構成)
図2に示されている行動制御システム2(以下単に「制御システム2」という。)はロボット1に搭載されている電子制御ユニット(CPU,ROM,RAM,I/O回路等により構成されている。)またはコンピュータにより構成されている。
制御システム2は内部状態センサ群201および外部状態センサ群202のそれぞれの出力信号に基づいて種々の状態変数の値を認識するように構成されている。
内部状態センサ群201にはロボット1の位置(重心位置)を測定するためのGPS測定装置または加速度センサのほか、基体10の姿勢を測定するためのジャイロセンサ、各関節機構の屈曲角度等を測定するロータリーエンコーダ等が含まれている。
外部状態センサ群202にはロボット1とは別個独立のモーションキャプチャーシステム(図示略)のほか、ボール等のタスク実行に関連する物体の位置軌道を測定するため、頭部11に搭載されているステレオイメージセンサ、及び基体10に搭載されている赤外光を用いたアクティブ型センサ等が含まれる。
制御システム2は、目的地点設定要素21と、経由点設定要素22と、移動制御要素23とを備える。目的地点設定要素21、経由点設定要素22、及び移動制御要素23のそれぞれは、CPU(演算処理装置)と、担当する演算処理を実行するために必要なソフトウェアおよびデータが保存されているメモリ(記憶装置)とにより構成されている。目的地点設定要素21、経由点設定要素22、及び移動制御要素23のそれぞれを構成するCPUは物理的に共通であってもよいし、別個であってもよい。
各制御要素が「構成されている」とは、当該制御要素を構成する演算処理装置がメモリ等の記憶手段から必要なソフトウェアおよびデータを読み出し、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった演算処理を実行すること、さらには当該演算処理の結果として制御指令信号を生成し、制御対象に宛てて当該信号を出力すること等により、ロボット1の行動制御等の目的を達成することを意味する。
本発明の構成要素が情報を「認識する」とは、当該構成要素が情報をデータベースから検索すること、メモリ等の記憶装置から情報を読み取ること、センサ等の出力信号に基づき情報を測定、算定、推定、判定すること、測定等された情報をメモリに格納すること等、当該情報をさらなる演算処理のために準備または用意するのに必要なあらゆる情報処理を実行することを意味する。
制御システム2のうち一部(たとえば、目的地点設定要素21及び経由点設定要素22)がロボット1の外部コンピュータにより構成され、残りの部分(たとえば移動制御要素23)がロボット1に搭載され、当該外部コンピュータから演算結果を無線または有線方式で通信可能なコンピュータにより構成されていてもよい。
目的地点設定要素21は、例えば人との会話等の外部要因若しくはバッテリの充電等の内部要因又はオペレーターからの入力等に応じて、ロボット1の目的地点をロボット1に設定するように構成されている。目的地点は一つに限られず、途中の経由点を含んでもよい。例えば、図3に示されるように、階段の踊り場にある第1目的地点PG1を経由点として、階段を下ったところにある第2目的地点PG2を最終目的地点としてもよい。
経由点設定要素22は、例えばROMに記憶された地図情報から経由点Pnの情報を取得し、図3に示されるように、移動開始点PS(例えばロボット1の現在地点)から目的地点までの1又は複数の経由点Pn(n=1,2‥)を経由する目標経路Rをロボット1に設定するように構成されている。
また、経由点設定要素22は、予備区間設定要素22aを備える。
予備区間設定要素22aは、目標経路Rに平坦床面空間S1と当該平坦床面空間S1に隣接する昇り階段空間S2が含まれている場合、平坦床面空間S1内の所定の第1地点PR1と、第1地点PR1よりも奥側(目的地点SG側)の地点である第2地点PR2とを経由点Pnとして設定するように構成されている。
本実施形態では、平坦床面空間S1は、ロボット1が平坦床面歩容生成方法により生成された歩容に従って移動する空間であり、昇り階段空間S2は、ロボット1が平坦床面歩容生成方法とは異なる昇り階段歩容生成方法により生成された歩容に従って移動する空間である。
「平坦床面歩容生成方法」とは、平坦な床面を歩行する又は走行するため、平坦な床面に応じたロボットの姿勢、着床位置、歩幅、足隔等を決定する歩容を生成する方法である。ロボット1が「平坦床面歩容生成方法」により移動する平坦床面空間S1の例としては、平坦な床面を含む空間が挙げられる。
「昇り階段歩容生成方法」とは、昇り階段を歩行するため、昇り階段の踏面に応じたロボットの姿勢、着床位置、歩幅、足隔等を決定する歩容を生成する方法である。
本実施形態のロボットは、昇り階段(又は下り階段)においては、特許文献1に記載された方法により、頭部に搭載されたカメラ等によって認識された階段の各踏面のエッジと、足平のセンサから認識された現在着床しているエッジの位置との相対的な位置関係とに応じて逐次歩容を修正するように構成されている。
ロボット1が「昇り階段歩容生成方法」により移動する昇り階段空間S2の例としては、下段側踏面とその一段上側の上段側踏面との組(段差)を一組以上(一組又は複数組)有する空間が挙げられる。この場合、当該空間の各「踏面」は、ある仮想的な平面(無限平面)に包含される平坦な面とみなすことができるような面であるとする。そして、当該空間は、その一形態として階段を含むものであるが、階段だけを意味するものではない。例えば、床面に設置される踏み台もしくは任意の設置物により構成される当該空間も含まれる。
第2地点PR2は、ロボット1が昇り階段空間S2に移動するために、後述する予備動作の完了が必要である地点(例えば、平坦床面空間S1と昇り階段空間S2との境界付近のうち平坦床面空間S1に属する地点)が設定される。第1地点PR1は、ロボット1が第2地点PR2に至る前に、ロボット1の予備動作を完了させる観点及びロボット1に昇り階段空間S2へ適当な進入方向で進入させる観点のうち少なくとも1つに基づいて設定される。
移動制御要素23は、設定された目標経路Rに沿ってロボット1を移動させるように構成されている。
また、移動制御要素23は、予備動作要素24を備える。
予備動作要素24は、ロボット1が平坦床面空間S1及び昇り階段空間S2を含む経路を移動する場合には、ロボット1が第1地点PR1を通過した後且つ第2地点PR2に至る前の予備区間Z(図3参照)に、ロボット1を減速した上でロボット1の移動を継続させながら、平坦床面歩容生成方法から昇り階段歩容生成方法への切り替えのための予備動作を実行するように構成されている。
予備動作要素24は、後述するランドマーク認識要素24aを介して認識された各ランドマークと地図情報とに基づき、相対座標系におけるロボット1の位置と絶対座標系における第1地点PR1及び第2地点PR2を含む各経由点Pnの位置の関係及びそれらの周辺環境を認識する。また、予備動作要素24は、当該認識された経由点Pnの位置の関係及びそれらの周辺環境に応じて、平坦床面歩容生成方法を昇り階段歩容生成方法又は下り階段歩容生成方法へ切り替えるためのロボット1の移動態様の変更(例えば、ロボット1の移動時の姿勢の調整による昇り階段空間S2又は下り階段空間S4へ進入するための進入角度の調整等)を行うように構成されている。
より具体的には、予備動作要素24は、例えば、ランドマーク認識要素24aが認識したランドマークLM2に基づき、ロボット1の現在地点が第2地点PR2の付近であることを認識する。なお、第2地点PR2付近のランドマークLM2であるか否かは、ランドマークLM2により付与されたIDと地図情報とをつき合わせることにより、判定される。
地図情報から第2地点PR2(ランドマークLM2)の付近に昇り階段空間S2が存在することが把握され、カメラ及び投光器(不図示)等により、その周辺環境の空間的な配置位置が認識される。予備動作要素24は、当該認識された空間的な配置位置に基づき、ロボット1の位置及び姿勢を修正する。
また、予備動作要素24は、ランドマーク認識要素24aと、障害物判定要素24bとを備える。
ランドマーク認識要素24aは、腰部に設けられた赤外線カメラの動作制御を行なう機能を有しており、赤外線カメラの撮像動作を所要のタイミング(所定の制御処理周期のタイミング)で行なわせるように制御する。そして、ランドマーク認識要素24aは、赤外線カメラによりそれぞれ取得される撮像画像の画素値データ(撮像画像を構成する画素毎の輝度、彩度、色相等を表すデータ)を取り込み、この画素値データを、図示しない画像メモリに逐次更新しつつ、記憶保持する。ランドマーク認識要素24aは、公知の画像解析処理により、グローバル座標系またはローカル座標系における、ロボット1の周辺環境に存在するランドマークの位置を認識する。
なお、カメラに入射する光の波長を制限するバンドパスフィルタを備えておき、補助光の波長に一致もしくはほぼ一致する波長の光だけをカメラで撮像するようにしてもよい。
障害物判定要素24bは、目標経路R上の障害物の有無を認識し、かつ、認識された障害物の情報に基づいて、更なる減速並びに停止による移動中断及び移動中止のいずれか1つを行うように構成されている。例えば、障害物判定要素24bは、目標経路R上に障害物が存在する場合、その障害物が移動しているためロボット1が問題なく通行できる場合は、ロボット1の移動速度を同一速度に保つか、又はロボット1の移動速度を減速させながら、ロボット1の移動を継続させる。一方、目標経路R上に障害物が存在し、かつ、当該障害物が停止しているためロボット1の進行が阻害される場合には、障害物判定要素24bは、一時停止による移動中断、完全停止による移動中止又は進行方向の変更のいずれか1つをロボット1に行わせる。
(ロボット1の機能 第1例)
図3に示されるように、ロボット1の現在地点である移動開始点PSから、平らな床面により構成される平坦床面空間S1及び昇り階段により構成される昇り階段空間S2を経由して、踊り場に存在する第1目的地点PG1までロボット1が移動する場合の処理の詳細を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、目的地点設定要素21は、第1目的地点PG1を設定する(図4/STEP2)。
次に、経由点設定要素22は、メモリに記憶された地図情報等から経由点Pnに関する情報を取得する。そして、経由点設定要素22は、移動開始点PS(例えばロボット1の現在地点)から第1目的地点PG1までの1又は複数の経由点Pnを経由する目標経路Rを設定する(図4/STEP4)。この場合、経由点Pn及び目標経路Rは、例えば、移動距離を最短にする観点、移動コストを最小にする観点(例えば、昇り階段空間S2を含む経由点を出来る限り排除する等の観点)、又は移動時間を最小にする観点から探索的に設定される。
経由点設定要素22は、平坦床面空間S1及び昇り階段空間S2を含む目標経路Rを設定する場合、第1地点PR1と、第2地点PR2とを経由する(より正確には、第1地点PR1と第2地点PR2との間の予備区間Zを経由する)ように、経由点Pnを設定する。
移動制御要素23は、目標経路Rに沿て、ロボット1を移動させる(図4/STEP6)。なお、経由点設定要素22が目標経路Rの探索が完全に終了していなくとも、移動制御要素23は、経由点設定要素22の処理と並行して、途中まで探索された経路に沿ってロボット1を移動させてもよい。
また、ロボット1の停止中及び移動中、ランドマーク認識要素24aは、ロボット1の周辺の移動環境を適当な間隔で認識する。
予備動作要素24は、ランドマーク認識要素24aにより認識された移動環境(例えば認識されたランドマークLM1)に基づき、第1地点PR1を通過したか否かを判定する(図4/STEP8)。なお、ランドマーク認識要素24aがランドマークLM1の認識に失敗しても、予備動作要素24は、その他の状況(例えば第1地点PR1前の経由点からの移動距離から第1地点PR1を通過した蓋然性が高いような状況)から第1地点PR1を通過したと判定してもよい。
当該判定結果が肯定的である場合(図4/STEP8‥YES)、予備動作要素24はロボット1の移動速度を減速させる(図4/STEP10)。この場合の目標速度は、ロボット1の周辺の移動環境の認識精度を向上させる観点及びロボット1を緊急停止可能にする観点のうち少なくとも1つに基づいて定められる。
当該判定結果が否定的である場合(図4/STEP8‥NO)、移動制御要素23は再度STEP8を実行する。
ランドマーク認識要素24aは、ランドマークLM2を認識したか否かを判定する(図4/STEP12)。
当該判定結果が肯定的である場合(図4/STEP12‥YES)、予備動作要素24は、認識したランドマークLM2及び地図情報に基づいて、第2地点PR2の位置及びその周辺環境(昇り階段空間S2の空間的な配置位置)を認識する。そして、予備動作要素24は、当該認識された第2地点PR2の位置及びその周辺環境に基づいて、ロボット1の位置及び姿勢を昇り階段空間S2への進入に適した位置及び姿勢に修正する(図4/STEP14)。
予備動作要素24は、ロボット1が第2地点PR2に到達した後、昇り階段歩容生成方法により生成された歩容に従ってロボット1に昇り階段空間S2を構成する階段を昇らせる(図4/STEP16)。そして、予備動作要素24は、ロボット1が第1目的地点PG1に到達した後にロボット1を停止させる(図4/STEP18)。ロボット1の停止後、制御システム2は、一連の移動処理を終了する。
STEP12の判定結果が否定的であった場合、予備動作要素24は、認識失敗メッセージを出力し(図4/STEP20)、ロボット1を停止させる(図4/STEP22)。より具体的には、例えば、予備動作要素24は、ロボット1の音声出力部(不図示)を介して「階段入口のランドマークの認識に失敗しました。移動を中止します」等の音声メッセージを出力した後、ロボット1を停止させる。
(ロボット1の機能 第2例)
次に、ロボット1の現在地点である移動開始点PSから、平らな床面により構成される平坦床面空間S1及び昇り階段により構成される昇り階段空間S2を経由して、踊り場により構成される踊り場空間S3に存在する第1目的地点PG1までロボット1が移動した後、下り階段により構成される下り階段空間S4を経由して階段下に存在する第2目的地点PG2までロボットが移動する場合の処理を説明する。
なお、ロボット1は、下り階段空間S4を、平坦床面歩容生成方法とは異なる下り階段歩容生成方法により生成された歩容に従って移動する。なお、「下り階段歩容生成方法」とは、下り階段を歩行するため、下り階段の踏面に応じたロボットの姿勢、着床位置、歩幅、足隔等を決定する歩容を生成する方法である。
まず、目的地点設定要素21は、第1目的地点PG1を目的経由点として設定すると共に、第2目的地点PG2を最終目的地点として設定する(図5/STEP102)。
STEP104〜STEP116については、第1例における階段を昇るまでの処理(図5/STEP4〜STEP16)と同様であるので、説明を割愛する。
予備動作要素24は、ランドマーク認識要素24aにより階段上の踊り場に設置されているランドマークLM3に基づいて、ロボット1が踊り場空間S3に到達したことを認識すると、「昇り階段歩容生成方法」を「平坦床面歩容生成方法」に切り替える(図5/STEP124)。
そして、予備動作要素24は、ロボット1の移動速度をさらに減速させながらも、ロボット1の移動を継続させる(図5/STEP126)。なお、第2例においては、図5/STEP110でロボット1の移動速度を減速しており、その後加速していないので、STEP126における減速処理は省略されてもよい。
ランドマーク認識要素24aは、下り階段空間S4に存在するランドマークLM4を認識したか否かを判定する(図5/STEP128)。
当該判定結果が肯定的であった場合(図5/STEP128‥YES)、予備動作要素24は、認識したランドマークLM4及び地図情報に基づいて、ランドマークLM4の付近に存在する第4地点PR4の位置及びその周辺環境(下り階段空間S4の空間的な配置位置)を認識する。予備動作要素24は、当該認識された第4地点PR4の位置及びその周辺環境に基づいて、ロボット1の着床位置及び姿勢等を下り階段歩容生成方法により生成された歩容に切り替えることができるような着床位置及び姿勢等に修正する(図5/STEP130)。
予備動作要素24は、ロボット1が第4地点PR4に到達した後、下り階段歩容生成方法により生成された歩容に従ってロボット1に下り階段空間S4を構成する階段を下らせる(図5/STEP132)。そして、予備動作要素24は、ロボット1が階段下の第5地点PR5を経由して第2目的地点PG2に到達した後にロボット1を停止させる(図5/STEP134)。ロボット1の停止後、制御システム2は、一連の移動処理を終了する。
STEP128の判定結果が否定的であった場合(図5/STEP128‥NO)、予備動作要素24は、認識失敗メッセージを出力し(図5/STEP120)、ロボット1を停止させる(図4/STEP122)。より具体的には、例えば、予備動作要素24は、ロボット1の音声出力部(不図示)を介して「踊り場のランドマークの認識に失敗しました。移動を中止します」等の音声メッセージを出力した後、ロボット1を停止させる。
(目標経路設定処理)
次に、図6を参照しながら、目標経路設定処理(図4/STEP4、図5/STEP104)をより詳細に説明する。
目標経路設定処理の説明の前に、目標経路設定処理の前提となる昇り階段空間S2の周辺環境及びロボット1の昇り階段空間S2への進入経路について説明する。
図6(a)に示されているように、昇り階段空間S2の周辺環境には、ランドマークLM1が昇り階段空間S2の1段目の踏面のエッジの中央から当該エッジの垂直方向に距離d1に、ランドマークLM2が平坦床面空間S1と昇り階段空間S2との境界付近に、ランドマークLM3が昇り階段空間S2と踊り場空間S3との境界の境界付近に、それぞれ配設されている。なお、ランドマークLM4は、階段を下る際に使用されるマークで、踊り場空間S3と下り階段で構成される下り階段空間S4との境界付近に配設されている。
距離d1は、ロボット1が予備区間Zを移動中にランドマーク認識要素24aが第2地点PR2を精度よく認識できる観点並びにロボット1の移動中にロボット1の位置及び姿勢を修正できる観点の少なくとも1つに基づいて定められる距離である。
第1地点PR1及び第2地点PR2は、それぞれランドマークLM1、LM2から所定の距離d2離された位置として設定される。距離d2は、ロボット1がランドマークを所定確率(例えば99%)以上で認識可能な距離かつロボット1がランドマークを認識できない場合にロボット1を停止させることが出来る距離である。
ロボット1は、図6(b)に示されるように、昇り階段空間S2(正確には昇り階段空間S2の第1段の踏面のエッジ)のほぼ中央から、当該昇り階段空間S2に対して第1角度θ1以内の進入角度(第1段の踏面のエッジの垂直方向と進入方向とがなす角度)の第1経路R1に沿って、昇り階段空間S2へ進入することが好ましい。
また、ロボット1の昇り階段空間S2への進入位置がほぼ中央であることにより、進入角度がずれてもθ1以内のずれであれば、(ロボット1が斜めに昇っても)到達地点が想定される範囲内に収められる(ロボット1の到達地点が図6(b)斜線部分内に収まる)。
昇り階段空間S2のほぼ中央から進入する場合であっても、昇り階段空間S2に対し垂直から所定の第1角度θ1以上ずれた進入角度の第2経路R2に沿って、ロボット1が昇り階段空間S2に進入すると、昇り階段空間S2を昇っている最中又は昇り切った後に到達する地点が想定よりも大きくずれるおそれがある(図6(b)NG参照)。
また、昇り階段空間S2に対して第1角度θ1以内の角度で進入する場合であっても、昇り階段空間S2の端部から進入する第3経路R3に沿ってロボット1が昇り階段空間S2に進入する場合も、昇り階段空間S2を移動している最中又は移動しきった後に到達する地点が想定よりも大きくずれるおそれがある(図6(b)NG参照)。
このため、昇り階段空間S2に対する位置及び昇り階段空間S2に進入する角度、すなわち、昇り階段空間S2に進入するときのロボット1の位置及び姿勢を適切に制御することが重要となる。
ロボット1が第1地点PR1を通過する際の経路は、第1地点PR1を所定の第2角度θ2未満の進入角度(昇り階段空間S2の第1段の踏面のエッジの垂直な方向と進入方向とがなす角)で通過する第4経路R4が好ましい。当該第2角度θ2は、昇り階段空間S2と第1地点PR1との距離d1に基づいて定められる角度であり、位置合わせ等のための停止をせずにロボット1が昇り階段空間S2に第1角度θ1未満のズレで進入するための、第2地点PR2における進入角度である。図6では、第2角度θ2は、90°である。
第2地点PR2を経由する場合でも、ロボット1が第2角度θ2以上のズレがある第5経路R5に沿って進む場合、距離d1ではロボット1の位置及び姿勢を十分に整えることが出来ず、結果としてロボット1は、予備動作を完了させずに昇り階段空間S2に到達するおそれがある。
また、第2角度θ2未満の進入角度だとしても、第1地点PR1を経由しない第6経路R6の場合、第2地点PR2に到達する前に第2地点PR2を認識できないか、又は第2地点PR2までにロボット1の位置及び姿勢が整えられないおそれがある。
このため、経由点設定要素22は、目標経路設定処理(図4/STEP4)において、第1地点PR1の手前の経由点として、第1地点PR1への進入角度が第2角度θ2以内となるような経由点を設定することで、昇り階段空間S2に進入する際のロボット1の位置及び姿勢が整えることができる。
図5/STEP104においては、図4/STEP4の処理に加え、図6(c)に示されるように、階段を抜けた後のロボット1の進路が限定される。すなわち、階段を降り切った第5地点PR5においては、下り階段歩容生成方法に従った歩容から通常の歩行に切り替える際に、大きな転換が難しいため、大きな転換を伴う第8経路R8ではなく、所定の第3角度θ3以内の角度の第7経路R7に沿って進む必要がある。なお、第4地点PR4を過ぎてしばらくした後は、例えば第9経路R9のように、任意の角度で転換することができる。
(本発明との対応関係)
本実施形態と本発明との対応関係を説明する。
「平坦床面歩容生成方法」は、本発明の「第1種の歩容生成方法」に該当する。
「昇り階段歩容生成方法」及び「下り階段歩容生成方法」は、本発明の「第2種の歩容生成方法」に該当する。
「平坦床面歩容生成方法で生成された歩容から昇り階段歩容生成方法又は下り階段歩容生成方法で生成された歩容への切り替え」る処理(図4/STEP14、図5/STEP114及び図5/STEP132)は、「第1種の歩容生成方法から第2種の歩容生成方法への切り替え」に該当する。
「平坦床面空間S1」及び「踊り場空間S3」は、それぞれ本発明の「第1空間」に該当する。
「昇り階段空間S2」及び「下り階段空間S4」は、それぞれ本発明の「第2空間」に該当する。
ラインマーク認識処理及び位置・姿勢修正処理(図4/STEP12〜STEP14、図5/STEP112〜STEP114及び図5/STEP128〜STEP130)は、本発明の「予備動作」に該当する。
目的地点設定要素21及び経由点設定要素22は、本発明の「経路認識要素」に該当する。
本実施形態の記載は、本発明の一実施形態にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(本実施形態の作用効果)
本実施形態の脚式移動ロボット1によれば、第1空間S1を移動している間にその移動速度が減速される(図4/STEP10、図5/STEP110及び図5/STEP126)と共に予備動作(図4/STEP12〜STEP14、図5/STEP112〜STEP114及び図5/STEP128〜STEP130)が実行される。このため、第1空間S1を移動している間に減速せずに予備動作を始めた場合、又は第1空間S1、S3を移動している間に予備動作を実行しなかった場合と比べて、第1種の歩容生成方法から第2種の歩容生成方法への切り替えのために必要な予備動作を実現するための演算処理の時間が十分に長く確保される。
このため、第2空間S2、S4に到達する前に予備動作を完了させることが出来るので、第1空間S1(S3)及び第2空間S2(S4)との境界における第1種の歩容生成方法から第2種の歩容生成方法への切り替えがスムーズに行われる。この結果、脚式移動ロボット1の当該第1空間S1(S3)及び第2空間S2(S4)の移動に際し、周囲に存在する人間の違和感が軽減され又は解消される。
また、本実施形態の脚式移動ロボット1によれば、予備動作の一種として、脚式移動ロボット1の周辺環境に存在するランドマークLM1〜LM4が認識される(図4/STEP12、図5/STEP112、及び図5/STEP128)。当該認識されたランドマークLM1〜LM4に基づいて、脚式移動ロボット1は、第1種の歩容生成方法から第2種の歩容生成方法への切り替えをより適切に行うことが出来るので、周囲に存在する人間の違和感がより軽減され又は解消される。
また、本実施形態の脚式移動ロボット1によれば、障害物が存在するために予備動作を正常に完了させることが出来ないおそれがある場合、障害物の情報に基づいて更なる減速並びに停止による移動中断及び移動中止のいずれか1つが行われる。この結果、脚式移動ロボットは、障害物の情報を勘案することにより歩容生成方法の切り替えの際の安全性を確保することが出来る。
本実施形態の脚式移動ロボット1の制御システム2によれば、第1空間S1(S3)と第2空間S2(S4)とを通過する経路Rに対して、予備動作を実行可能な予備区間Zの始点PR1と終点PR2とが経由点Pnとして設定される。この結果、第1空間S1(S3)移動中に予備動作が完了するので、脚式移動ロボット1は、確実に第1空間S1(S3)及び第2空間S2(S4)を含む経路Rをスムーズに移動することができる。
(他の実施形態)
本実施形態においては、減速処理後、加速処理が行われていないが、予備動作が完了した後(例えば第2地点PR2を通過した後)に元の速度に戻す処理(加速処理)が行われてもよい。また、第2例において、踊り場空間S3において減速処理が行われているが、昇り階段空間S2前の減速処理による低速度が維持されていれば、踊り場空間S3における減速処理は省略されてもよい。
1…脚式移動ロボット、2‥制御システム、21‥目的地設定要素、22‥経由点設定要素、22a‥予備空間設定要素、23‥移動制御要素、24‥予備動作要素、24a‥ランドマーク認識要素、24b‥障害物判定要素、PR1‥第1地点、PR2‥第2地点、PR3‥第3地点、PR4‥第4地点、S1‥第1空間、S2‥第2空間、S3‥第3空間、S4‥第4空間、R‥目標経路、Z‥予備区間。

Claims (4)

  1. 第1種の歩容生成方法によって生成された歩容に従って第1空間を移動してから、前記第1種の歩容生成方法とは異なる第2種の歩容生成方法によって生成された歩容に従って第2空間を移動するように構成されている脚式移動ロボットの制御システムであって、
    前記脚式移動ロボットが前記第1空間を移動している間に、前記脚式移動ロボットの移動速度を所定の目標速度まで減速するとともに前記脚式移動ロボットの移動を継続させながら、前記第1種の歩容生成方法から前記第2種の歩容生成方法への切り替えのために、周辺環境の認識と当該認識された周辺環境に基づいた前記第2空間への進入に適した前記脚式移動ロボットの位置及び姿勢への修正とを含む必要な予備動作を実行する予備動作要素を備えることを特徴とする脚式移動ロボットの制御システム。
  2. 第1種の歩容生成方法によって生成された歩容に従って第1空間を移動してから、前記第1種の歩容生成方法とは異なる第2種の歩容生成方法によって生成された歩容に従って第2空間を移動するように構成されている脚式移動ロボットの制御システムであって、
    前記脚式移動ロボットが前記第1空間を移動している間に、前記脚式移動ロボットの移動速度を減速するとともに前記脚式移動ロボットの移動を継続させながら、前記第1種の歩容生成方法から前記第2種の歩容生成方法への切り替えのために必要な予備動作を実行する予備動作要素と、
    前記脚式移動ロボットの移動開始点と、目的地点と、移動開始点及び目的地点の間の一又は複数の経由点を経由する経路とを認識する経路認識要素と、
    前記経由点を通行させるように前記脚式移動ロボットを移動させる移動制御要素とを備え、
    前記経路認識要素は、前記第1空間と、前記第2空間とを通過する経路について、前記第1空間において前記予備動作を実行可能な予備区間の始点及び終点を前記経由点として設定することにより当該経路を決定する予備区間設定要素を備えることを特徴とする脚式移動ロボットの制御システム。
  3. 請求項1又は2記載の脚式移動ロボットの制御システムにおいて、
    前記予備動作要素は、前記予備動作の一種として、前記脚式移動ロボットの周辺環境に存在するランドマークを認識するように構成されているランドマーク認識要素を備えていることを特徴とする脚式移動ロボットの制御システム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項記載の脚式移動ロボットの制御システムにおいて、
    前記予備動作要素は、前記脚式移動ロボットの周辺環境の障害物の有無を認識し、かつ、前記認識された障害物の情報に基づいて、更なる減速並びに停止による移動中断及び移動中止のいずれか1つを行うように構成されている障害物判定要素を備えていることを特徴とする脚式移動ロボットの制御システム。
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