JP6071598B2 - キャスタ付き物品支持脚 - Google Patents

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Description

本発明は各種物品、例えば、工作機械、コンベア等の各種機械、書籍、書類等を収納するロッカー等の各種収納具、テレビ等の各種AV機器、各種ディスプレイ装置等を支持できる物品支持脚であって、キャスタを有するキャスタ付き物品支持脚に関する。
従来、工作機械、コンベア等の各種機械、書籍、書類等を収納するロッカー等の各種収納具、テレビ等の各種AV機器、各種ディスプレイ装置等を支持できる物品支持脚には各種タイプのものが知られている。
代表的なものとして、例えば、特許第3129905号公報に記載されているように、雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部に螺合させ、該ボルト螺合部からのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体(物品を配置する建物の床、工場等の床など)上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができる物品支持脚を挙げることができる。
このタイプの物品支持脚は、物品を物品支持基体の定位置に設置しておくことはできるが、物品の配置換え等にあたって、その物品支持脚を使って物品を移動させることはできない。
そこで、例えば特開2005−350038号公報(特許文献1)や特開2004−244010号公報(特許文献2)に記載されている物品支持脚も提案されている。
特許文献1に記載されている物品支持脚は、被支持物品のボルト螺合部にキャスタを設けておき、雄ねじを形成したボルトを該ボルト螺合部内へ螺合収納することで相対的にキャスタを下方へ突出させて物品支持基体(物品を配置する建物の床、工場等の床など)に配置することで、該キャスタで被支持物品を移動可能とするものである。
特許文献2に記載されているキャスタ付き物品支持脚は、雄ねじを形成したボルトの台座への立設を台座頂部に設けた雌ねじ部分に該ボルトを螺合させることで行ない、且つ、台座の内側空間へ突出させたボルト下端部にキャスタを設けておき、該台座を回転させて該ボルトに沿って上昇させることで相対的にキャスタを台座下方へ突出させて物品支持基体に配置し、それにより該キャスタで被支持物品を移動可能とするものである。
特許第3129905号公報 特開2005−350038号公報 特開2004−244010号公報
しかしながら、前記従来の物品支持脚は、ボルトをボルト螺合部内へ螺合収納することで相対的にキャスタを下方へ突出させたり(特許文献1記載のもの)、台座を回転させてボルトに沿って上昇させることで相対的にキャスタを台座下方へ突出させたり(特許文献2記載のもの)しなければならず、そのようなボルトの回し操作や台座の回し操作は実際には簡単には行なえない煩わしい、手間のかかる操作である。
また、特許文献1記載の物品支持脚の場合、被支持物品に設けられるボルト螺合部にそれから張りだすようにキャスタが設けられるため、ボルト螺合部の部分が大掛かりとなる。
特許文献2記載の物品支持脚は、キャスタが台座内空間に対し入ったり出たりする構造であるから、人の目より下方に位置することが多い台座の上方域からキャスタが見え難く、物品支持基体に台座が接触しているのか、キャスタが接触しているのか、一見して分かり難い。
本発明は、雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部に螺合させ、該ボルト螺合部から下方へのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体(物品を配置する建物の床、工場等の床など)上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記被支持物品を移動させるためのキャスタを備えているキャスタ付き物品支持脚であって次の利点を有するキャスタ付き物品支持脚を提供することを課題とする。
(1)前記ボルトが被支持物品のボルト螺合部に螺合され、前記台座が物品支持基体上に配置されて該被支持物品を支持する状態と前記キャスタの車輪が前記台座に代わって前記物品支持基体上に走行可能に配置される状態を簡易に切り換えることができる。
(2)物品支持基体に台座が接触しているのか、キャスタが接触しているのかを台座外部から容易に視認でき、扱い易い。
(3)キャスタを備えている割には全体をコンパクトに形成できる。
本発明は前記課題を解決するため、
雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部に螺合させ、該ボルト螺合部から下方へのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記被支持物品を移動させるためのキャスタを備えているキャスタ付き物品支持脚であり
前記台座は側面側から下面側へ連続する開口部を有する内部空間を有しており、
前記キャスタは、前記台座内に前記開口部を通して前記台座の外部から視認可能に配置された車輪と、該車輪を支持する車輪軸を含んでおり、
前記車輪軸は、前記車輪を車輪中心まわりに回転自在に支持する中心軸部と、前記中心軸部からその両側に延在し、前記車輪中心に対し偏心している一対の偏心軸部を含んでいて、該一対の偏心軸部で前記台座に回動可能に支持されているとともに、前記車輪が前記台座内に退避する退避位置と前記開口部から該台座下方へ、前記被支持物品の移動を可能ならしめるように突出する動作位置の間を往復揺動できるように支持されており、
該一対の偏心軸部のうち少なくとも一方に前記台座外側から回し操作可能に軸回し操作部が連設されており、前記軸回し操作部の回し操作により、前記車輪を前記退避位置又は前記動作位置に配置することができるキャスタ付き物品支持脚を提供する。
本発明に係るキャスタ付き物品支持脚によると、前記ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部に螺合させ、該ボルト螺合部からのボルト突出量を調整するとともに、前記キャスタの車輪を前記台座内に退避させた状態で該台座を物品支持基体上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができる。
また、このようにボルト台座を物品支持基体上に配置した状態で、前記台座外側から前記キャスタの軸回し操作部を回し操作することで前記偏心軸部を回して該偏心軸部を中心に前記車輪を前記動作位置へ揺動突出させることができる。かくして、前記台座を該車輪に対して相対的に上昇させる一方、該車輪を該台座に対して相対的に下降させ、それにより、該台座に代えて該車輪を物品支持基体に配置し、被支持物品を該車輪で移動させ得る状態を簡単に得ることができる。
また、このように車輪で被支持物品を移動させ得る状態から、前記軸回し操作部を前記とは逆方向に回し操作することで前記偏心軸部を中心に前記車輪を前記台座内空間部の退避位置へ揺動退避させることができる。かくして、該車輪を前記台座に対して相対的に上昇させる一方、該台座を該車輪に対して相対的に下降させ、それにより、該車輪に代えて該台座を物品支持基体に配置し、被支持物品を該台座で支持する状態を簡単に得ることができる。
このように、前記ボルトが被支持物品のボルト螺合部に螺合され、前記台座が物品支持基体上に配置されて該被支持物品を支持する状態と前記キャスタの車輪が前記台座に代わって前記物品支持基体上に走行可能に配置される状態を簡易に切り換えることができる。
前記車輪は前記台座内に前記開口部を通して台座外部から視認可能に配置されているから、前記物品支持基体に台座が接触しているのか、キャスタが接触しているのかを台座外部から容易に視認でき、それだけ扱い易い。
前記車輪を使用しないときには前記台座内空間部に退避させておくことができる構造を採用しているのでので、キャスタを備えている割には全体をコンパクトに形成できる。
前記車輪の動作位置に関して言えば、その位置におかれた車輪が該車輪による物品移動中に振動等により前記退避位置の方へ簡単に揺動してしまうようなことを防止して、その位置に安定させる手段を設けておくことが望ましい。
そのような手段として、例えば次のものを挙げることができる。
すなわち、前記車輪の動作位置を前記車輪が前記偏心軸部を中心とする前記退避位置からの揺動により最も前記台座から突出する最突出位置を超えてさらに揺動して到達する位置とするのである。動作位置をこのように定めておくことで、該動作位置に配置された車輪には、物品重力等と前記偏心軸部の偏心量に応じたモーメントが作用するので、その位置に安定する。
前記車輪が前記退避位置から前記動作位置へ揺動するとき、該車輪の揺動を該動作位置で停止させるためのストッパを設けておくことができる。
前記台座が前記物品支持基体(物品を配置する建物の床、工場等の床など)上に配置されて該台座により被支持物品が定位置に支持されている状態では、例えば、前記車輪が前記物品支持基体まで自重等により下降して該物品支持基体に触れていても、物品支持に差し支えなければよい。
しかし、前記車輪を落下させることなく前記退避位置に保持するための車輪ホルダーを備えていてもよい。
前記キャスタの軸回し操作部としては、例えば、前記偏心軸部に外嵌された筒状部と、軸回し具を係合させる軸回し具係合部であって前記筒状部に設けられた軸回し具係合部を含んでいるものを挙げることができる。
この軸回し操作部を採用する場合、該軸回し操作部が設けられた偏心軸部は該筒状部ごと前記台座に回動可能に支持されていてもよい。
また、前記車輪を落下させることなく前記退避位置に保持するための車輪ホルダーは、前記筒状部と前記台座の間に嵌挿された弾性を有する摩擦リングであってもよい。
以上説明したように本発明によると、
雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部に螺合させ、該ボルト螺合部から下方へのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体(物品を配置する建物の床、工場等の床など)上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記被支持物品を移動させるためのキャスタを備えているキャスタ付き物品支持脚であって次の利点を有するキャスタ付き物品支持脚を提供することができる。
(1)前記ボルトが被支持物品のボルト螺合部に螺合され、前記台座が物品支持基体上に配置されて該被支持物品を支持する状態と前記キャスタの車輪が前記台座に代わって前記物品支持基体上に走行可能に配置される状態を簡易に切り換えることができる。
(2)物品支持基体に台座が接触しているのか、キャスタが接触しているのかを台座外部から容易に視認でき、扱い易い。
(3)キャスタを備えている割には全体をコンパクトに形成できる。
本発明に係るキャスタ付き物品支持脚の1例の、キャスタ車輪を台座内の退避位置に配置した状態の正面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の右側面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の左側面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の背面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の平面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の底面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の図1のA−A線に沿う断面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の図1のB−B線に沿う断面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の車輪軸を示すもので、図(A)は車輪軸長手方向に垂直な一方向から見て示す図であり、図(B)は該車輪軸の右側面図である。 図9に車輪軸を回し操作する軸回し操作部を示すもので、図(A)は断面図であり、図(B)は図(A)において右側から見た側面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の車輪軸の偏心軸部の端部に嵌めつける部材を示す図である。 図1のキャスタ付き物品支持脚の、キャスタ車輪を動作位置に配置した状態の正面図である。 図12に示すキャスタ付き物品支持脚の右側面図である。 図12に示すキャスタ付き物品支持脚の左側面図である。 図12に示すキャスタ付き物品支持脚の背面図である。 図12に示すキャスタ付き物品支持脚の平面図である。 図12に示すキャスタ付き物品支持脚の底面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の図12のA’−A’線に沿う断面図である。 図1に示すキャスタ付き物品支持脚の図12のB’−B’線に沿う断面図である。 キャスタ付き物品支持脚が台座で被支持物品を定位置に支持している状態を示す図である。 キャスタ付き物品支持脚が車輪で被支持物品を移動可能に支持している状態を示す図である。
以下本発明に係るキャスタ付き物品支持脚の例100について図面を参照して説明する。
図1から図8は、図20に示すように、台座2で被支持物品Wを定位置に支持できる状態を示す図である。
図12から図19は、図21に示すように、車輪31で被支持物品Wを移動可能に支持できる状態を示す図である。
キャスタ付き物品支持脚100は、雄ねじ11を形成したボルト1と、ボルト1を回転自在に立設支持するボルト台座2と、キャスタ3を含んでいる。
ボルト1は、台座2に隣り合う部位(図示例ではボルト台座2の直上部位)にボルト回し具係合部12を有している。
ボルト回し具係合部12は、ボルト1に後付けされたものでもよいが、図示例ではボルト1と一体的に形成されており、平面形状が6角形のものである。側周面に互いに平行な面部分を有する6角形ボルト頭や6角形ナットなどに係合して回し操作できるスパナ型レンチ、回し対象物を掴む顎の間隔を調節できる所謂モンキーレンチ等のボルト回し具(図示省略)をボルト回し具係合部12に係合させてボルト1を回し操作できる。
図7及び図18に示すようにボルト回し具係合部12は下面凹所121を有しており、凹所121にベアリング押さえ部材122が下方から嵌め付けられている。部材122の下側にベアリング保持部材123があてがわれており、この部材123にスラストベアリング124が外嵌されている。
ベアリング保持部材123及びベアリング押さえ部材122はボルト125でボルト1に固定されており、ベアリング124はベアリング押さえ部材122とベアリング保持部材123の下端フランジ部1231の間に挟持されている。
台座2は平面から見た形状が概ね円形であり、碗を伏せた如き形状、構造のものであり、頂部にベアリング収納室21が形成されている(図5、図7及び図16、図18参照)。
ベアリング収納室21は上方へ向け開口しており、底部にリング形状段部のベアリング受け座211を有している。前記ボルト1に連設されたベアリング124はベアリング押さえ部材122及びベアリング保持部材123とともに上方からベアリング収納室21に納められ、ベアリング124が受け座211で支えられている。
ベアリング収納室21の上端部内周にC型スプリング部材126が嵌め付けられており、ベアリング124はこの部材126で抜け止めされている。
台座2には一側面側(本例では正面側)から下面側へ連続する開口部22を有する内部空間20を有している(図1、図6〜図8、図12、図17〜図19参照)。
キャスタ3は車輪31と、車輪31を支持する車輪軸32を含んでいる。車輪31は前記の開口部22を通して台座2の外部から視認可能に台座2内に配置されている。車輪31はベアリング部311とその外リングに周設された合成樹脂製の外輪部312を含むものである。ベアリング部311の内リングが次に説明する中心軸部321に嵌められている。
車輪軸32は、図8、図9、図19に示すように、車輪31を車輪中心C1まわりに回転自在に支持する中心軸部321と、中心軸部321からその両側に延在し、車輪中心C1に対し中心C2が距離α偏心している一対の偏心軸部322を含んでいる。中心軸部321には車輪31の両外側に後述するストップリングS(図18、図19)が嵌められている。
各偏心軸部322の先端部Eは図9(B)に示すように断面形状が四角形状であり、その端面から中心線方向にねじ穴hが形成されている。
偏心軸部322には台座2の外側から回し操作可能に軸回し操作部4が設けられている。
軸回し操作部4は図10等に示す筒状部41と、筒状部41に一体的に連設された軸回し具係合部42を含んでいる。筒状部41には後述する摩擦リングR(図8,図19参照)を嵌める溝411と後述する車輪揺動ストップ部材5を台座2に固定するボルト51(図8,図19参照)が入り込める溝412が周設されている。
軸回し具係合部42は、それとは限定されないが本例では、外輪郭が6角形状のものである。また、外端面から中心線方向に筒状部41へ向け断面形状円形に座ぐり部分421が形成されているとともに、6角形の一辺中央部から対向する辺の中央部にわたる横溝422が形成されている。筒状部41の断面円形の中心貫通孔410と円形座ぐり部分421とは中心を一致させて形成されており、横溝422はこれらを横切る方向に延びている。
図8,図19に示すように、軸回し操作部4はその筒状部41が偏心軸部322に外嵌され、偏心軸部322は該筒状部41ごと台座2の壁に形成された軸支持部分23で回動可能に支持されている。筒状部41の溝411に嵌められた摩擦リングRが筒状部41と台座2の軸支持部分23の内周面の間に介在している。
偏心軸部322の四角形状の先端部Eは軸回し具係合部42まで突出している。図11に示す嵌めつけ部材43が横溝422に嵌められるとともに四角形状の中央孔431が偏心軸部の先端部Eに嵌められている。さらに、その状態で、図8、図19に示すように、嵌めつけ部材43にその一部を覆うようにボルト座金44があてがわれ、座金44に通したボルト45が偏心軸部322のねじ穴hにねじ込まれている。
かくして、嵌め付け部材43は軸回し具係合部42が回されるとそれに連動してまわされるとともに、自身は偏心軸部322をまわし、延いては、中心軸部321及びそれに支持されている車輪31を偏心軸部中心C2を中心に偏心量αで揺動させることができる。
このようにして、車輪軸32は、車輪31が台座2内に退避する退避位置P1(図1〜図8及び図20に示す車輪位置)と前記開口部22から台座2下方へ、被支持物品Wの移動を可能ならしめるように突出する動作位置P2(図12〜図19及び図21に示す車輪位置)の間を往復揺動できるように台座壁23に回動可能に支持されている。
動作位置P2は、車輪31が偏心軸部322を中心とする退避位置P1からの揺動により最も台座2から突出する最突出位置Mp(図13参照)を超えてさらに揺動して到達する位置である。
車輪31が退避位置P1から動作位置P2に配置されると、図19に示すように、中心軸部321上のストップリングSが台座2に取り付けられた車輪揺動ストップ部材5に当接してそれ以上の揺動が止められる。
これらストップリングS、ストップ部材5等は、車輪31が退避位置P1から動作位置P2へ揺動するとき、車輪31の揺動を動作位置P2で停止させるためのストッパの1例を構成している。
摩擦リングRは弾性リングであり、圧縮された状態で軸回し具係合部4の筒状部41と台座2の軸支持部分23の内周面の間に介在している。摩擦リングRは、車輪軸31を前記回し具係合部4を図示省略の回し具(横溝422に嵌めるレバー、輪郭6角形部分に係合させるスパナ、モンキーレンチ等)等で回すことは許すが、そのような強制的回動を解除すると、例えば、車輪31を退避位置P1に保持でき程度の摩擦力を付与できるものである。
このように摩擦リングR等は車輪31を落下させることなく退避位置P1に保持するための車輪ホルダーの1例を構成している。
以上説明したキャスタ付き物品支持脚100によると、図20に例示するように、ボルト1の雄ねじ11部分を被支持物品Wのボルト螺合部Nに螺合させ、ボルト螺合部Nからのボルト突出量を調整するとともに、キャスタ3の車輪31を台座2内に退避させた状態で台座2を物品支持基体F上に配置することで物品Wを物品支持基体F上の定位置に支持することができる。なお、図中nは採用してもよいロックナットである。
また、このように台座2を物品支持基体F上に配置した状態で、台座外側からキャスタ3の軸回し操作部4の軸回し具係合部42に適当な回し具を係合させる等して回し操作することで偏心軸部322を回して偏心軸部322を中心に車輪31を動作位置P2へ揺動突出させることができる。かくして、図21等に例示するように台座2を車輪31に対して相対的に上昇させる一方、車輪31を台座2に対して相対的に下降させ、それにより、台座2に代えて車輪31を物品支持基体Fに配置し、被支持物品Wを車輪31で移動させ得る状態を簡単に得ることができる。
また、このように車輪31で被支持物品Wを移動させ得る状態から、軸回し操作部4を前記とは逆方向に回し操作することで偏心軸部322を中心に車輪31を台座内空間部20の退避位置P1へ揺動退避させることができる。かくして、図20等に例示するように車輪31を台座2に対して相対的に上昇させる一方、台座2を車輪31に対して相対的に下降させ、それにより、車輪31に代えて台座2を物品支持基体Fに配置し、被支持物品Wを台座2で定位置に支持する状態を簡単に得ることができる。
車輪31は台座2内に開口部22を通して台座外部から視認可能に配置されているから、物品支持基体Fに台座2が接触しているのか、キャスタ車輪31が接触しているのかを台座2の外部から容易に視認でき、支持脚100の例では斜め上方からでも容易に視認でき、それだけ扱い易い。
車輪31を使用しないときには台座2内に退避させておくことができる構造を採用しているのでので、キャスタ3を備えている割には全体をコンパクトに形成できる。
車輪31の揺動動作に関して言えば、車輪31を退避位置P1から動作位置P2へ揺動させるとき、物品支持脚100の例では偏心軸部322を略180度回動させるが、その動作の途中、車輪31は動作位置P2よりさらに台座2から相対的に下方へ突出する最突出位置Mpを通る(図13)。被支持物品Wの重量等によっては、車輪31は最突出位置Mpを動作位置P2側へ向け超えるや否や、回し具係合部4に対する強制力無しでも被支持物品Wの重量等により動作位置へ揺動し、その位置に安定的に保たれる。
物品支持脚100では、車輪31の動作位置P2に関して言えば、その位置におかれた車輪31が車輪31による物品移動中に振動等により退避位置P1の方へ簡単に揺動してしまうようなことを防止して、その位置に安定させる手段が設けられているといえる。
また、車輪31を動作位置P2から退避位置P1へ揺動させる場合についてみると、車輪31を動作位置P2から退避位置P1へ揺動させるときも、物品支持脚100の例では偏心軸部322を略180度回動させるが、その動作の途中、車輪31は最突出位置Mpを通る。被支持物品Wの重量等によっては、車輪31は最突出位置Mpを退避位置P1側へ向け超えるや否や、回し具係合部4に対する強制力無しでも被支持物品Wの重量等により相対的に台座2内へ揺動し、車輪31に代わって台座2が物品支持基体Fに座することを可能にする。
したがって、車輪31を退避位置P1に保持するための前記摩擦リングRは必ずしも要しない、といえる。
本発明は、雄ねじを形成したボルトが台座に回転自在に立設されており、該ボルトを被支持物品のボルト螺合部に螺合させ、台座を物品支持基体上に配置することで該物品を支持することができ、該物品を移動させるキャスタも備えているキャスタ付き物品支持脚であって、台座が物品支持基体上に配置される状態とキャスタ車輪が物品支持基体上に配置される状態を簡易に切り換えることができる等の利点を有するキャスタ付き物品支持脚を提供することに利用できる。
100 キャスタ付き物品支持脚
1 ボルト
11 雄ねじ
12 ボルト回し具係合部
122 ベアリング押さえ部材
123 ベアリング保持部材
124 スラストベアリング
125 C型スプリング部材
2 台座
20 内部空間
21 ベアリング収納室
22 開口部
23 軸支持部分
3 キャスタ
31 車輪
32 車輪軸
321 中心軸部
322 偏心軸部
E 偏心軸部の先端部
C1 車輪中心
C2 偏心軸部中心
α 偏心量
S ストップリング
4 軸回し操作部
41 筒状部
42 軸回し具係合部
R 摩擦リング
5 車輪揺動ストップ部材
P1 退避位置
P2 動作位置
Mp 最突出位置
W 被支持物品
N ボルト螺合部
F 物品支持基体

Claims (6)

  1. 雄ねじを形成したボルトがボルト台座に回転自在に立設されており、該ボルトの雄ねじ部分を被支持物品のボルト螺合部に螺合させ、該ボルト螺合部から下方へのボルト突出量を調整するとともに該ボルト台座を物品支持基体上に配置することで該物品を該物品支持基体上に支持することができ、前記被支持物品を移動させるためのキャスタを備えているキャスタ付き物品支持脚であり
    前記台座は側面側から下面側へ連続する開口部を有する内部空間を有しており、
    前記キャスタは、前記台座内に前記開口部を通して前記台座の外部から視認可能に配置された車輪と、該車輪を支持する車輪軸を含んでおり、
    前記車輪軸は、前記車輪を車輪中心まわりに回転自在に支持する中心軸部と、前記中心軸部からその両側に延在し、前記車輪中心に対し偏心している一対の偏心軸部を含んでいて、該一対の偏心軸部で前記台座に回動可能に支持されているとともに、前記車輪が前記台座内に退避する退避位置と前記開口部から該台座下方へ、前記被支持物品の移動を可能ならしめるように突出する動作位置の間を往復揺動できるように支持されており、
    該一対の偏心軸部のうち少なくとも一方に前記台座外側から回し操作可能に軸回し操作部が連設されており、前記軸回し操作部の回し操作により、前記車輪を前記退避位置又は前記動作位置に配置することができることを特徴とするキャスタ付き物品支持脚。
  2. 前記動作位置は、前記車輪が前記偏心軸部を中心とする前記退避位置からの揺動により最も前記台座から突出する最突出位置を超えてさらに揺動して到達する位置である請求項1記載のキャスタ付き物品支持脚。
  3. 前記車輪が前記退避位置から前記動作位置へ揺動するとき、該車輪の揺動を該動作位置で停止させるためのストッパが設けられている請求項2記載のキャスタ付き物品支持脚。
  4. 前記車輪を落下させることなく前記退避位置に保持するための車輪ホルダーを備えている請求項1、2又は3記載のキャスタ付き物品支持脚。
  5. 前記軸回し操作部は、前記偏心軸部に外嵌された筒状部と、軸回し具を係合させる軸回し具係合部であって前記筒状部に設けられた軸回し具係合部を含んでおり、該軸回し操作部が設けられた偏心軸部は該筒状部ごと前記台座に回動可能に支持されている請求項1から4のいずれか1項に記載のキャスタ付き物品支持脚。
  6. 前記車輪を落下させることなく前記退避位置に保持するための車輪ホルダーを備えており、該車輪ホルダーは前記筒状部と前記台座の間に嵌挿された弾性を有する摩擦リングである請求項5記載のキャスタ付き物品支持脚。
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