JP6070099B2 - 液体吐出装置、及び、液体吐出装置における保存液の導入方法 - Google Patents
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第2の発明の液体吐出装置は、吐出液を吐出するノズルと前記吐出液の圧力変動を吸収するダンパー室とをそれぞれ含み、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第1液体流路と、前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記ノズルとは異なる一端に接続されて、前記対応した第1液体流路内に前記吐出液を導入するための、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第1液体導入部と、前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記ノズルと前記ダンパー室との間に設けられた接続部に接続された、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第2液体流路と、前記複数の第2液体流路のうち対応した第2液体流路の前記接続部とは異なる一端に接続されて、前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記接続部よりも前記ノズル側に位置する下流側流路部分に、前記対応した第2液体流路を経由して保存液を導入するための、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第2液体導入部と、を備え、同じ種類の吐出液に対応した前記第1液体導入部と前記第2液体導入部との間の離間距離が、対応する前記吐出液の種類が異なる前記第1液体導入部と前記第2液体導入部との間の離間距離よりも短いことを特徴とするものである。
さらに、第1の発明によれば、保存液が導入された後、共通の封止部材によって複数の第2液体導入部が封止されていることから、出荷等の際に、第1液体流路及び第2液体流路に充填された保存液が、第2液体導入部から漏れ出すことが防止され、また、複数の第2液体導入部を1つの封止部材で封止でき、封止が簡単である。
さらに、第2の発明において、流路構造のコンパクト化等のために、第1液体導入部と第2液体導入部とは、極力近接して配置されることが好ましい。一方で、第1液体流路内に吐出液が導入された後は、これに接続されている第2液体流路内にも吐出液が充填される。従って、第1液体導入部又は第2液体導入部から吐出液が漏れだして、両者の間で、種類の異なる吐出液の混合が生じる虞がある。第2の発明では、同じ種類の吐出液に対応する第1液体導入部と第2液体導入部とが互いに近接して配置されているため、両者の間で液体の混合が仮に生じても問題は生じない。
第3の発明の液体吐出装置は、前記第2の発明において、前記複数の第1液体流路の前記下流側流路部分と前記複数の第2液体流路とに前記保存液が導入された後は、前記複数の第2液体導入部が封止されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、出荷等の際に、第1液体流路及び第2液体流路に充填された保存液が、第2液体導入部から漏れ出すことが防止される。
ノズルキャップ25がインクジェットヘッド5に装着されて複数のノズル44を覆った状態で、切り換え装置10により吸引ポンプ11をノズルキャップ25に連通させてから、吸引ポンプ11を駆動し、ノズルキャップ25内を減圧してインクジェットヘッド5の複数のノズル44からそれぞれインクを吸引して排出させる。これにより、インクジェットヘッド5内の異物、気泡、乾燥により高粘度化したインク等を排出する。
排気キャップ26が排気部23に接続され、且つ、開閉部材27により排気部23内の弁が開放された状態で、切り換え装置10により吸引ポンプ11を排気キャップ26に連通させてから吸引ポンプ11を駆動し、排気部23に負圧を作用させる。これにより、サブタンク4のインク流路内で成長した気泡を、インクジェットヘッド5に移動してしまう前に排気部23から排出する。
図7は、サブタンク及びインクジェットヘッドへの保存液導入を説明する、図4相当の断面図である。まず、工場出荷前における保存液の導入について図3及び図7を主に参照して説明する。図7に示すように、保存液を導入する前に、サブタンク4とチューブジョイント21との間に、保存液導入用の封止部材66b(第1の封止部材:図3参照)を取り付けて、4つの保存液導入部65を開放しつつ、4つのインク導入部64を封止する。これにより、保存液導入部65から全インク流路80に保存液を導入する際に、これに近接するインク導入部64から保存液が導入されてしまうことが防止される。
図8は、サブタンク及びインクジェットヘッドへのインク導入を説明する図4相当の断面図である。使用開始時の全インク流路80へのインク導入について、図3及び図8を主に参照して説明する。出荷後に、プリンタ1を購入したユーザによって、初めてプリンタ1の電源が投入されたときには、図2に示されるプリンタ1の制御装置13は、以下に説明するインク導入シーケンスを自動的に実行する。
4 サブタンク
5 インクジェットヘッド
23 排気部
48 ヘッド内インク流路
62 インク供給流路
63 保存液流路
64 インク導入部
65 保存液導入部
66a,66b 封止部材
70 ダンパー室
71 連結流路
74 排気流路
80 全インク流路
80a 上流側流路部分
80b 下流側流路部分
82 保存液
83 インク
Claims (7)
- 吐出液を吐出するノズルと前記吐出液の圧力変動を吸収するダンパー室とをそれぞれ含み、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第1液体流路と、
前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記ノズルとは異なる一端に接続されて、前記対応した第1液体流路内に前記吐出液を導入するための、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第1液体導入部と、
前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記ノズルと前記ダンパー室との間に設けられた接続部に接続された、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第2液体流路と、
前記複数の第2液体流路のうち対応した第2液体流路の前記接続部とは異なる一端に接続されて、前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記接続部よりも前記ノズル側に位置する下流側流路部分に、前記対応した第2液体流路を経由して保存液を導入するための、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第2液体導入部と、
を備え、
前記複数の第2液体導入部が互いに近接して配置されており、
前記複数の第1液体流路の前記下流側流路部分と前記複数の第2液体流路とに前記保存液が導入された後、共通の封止部材によって前記複数の第2液体導入部が封止されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 吐出液を吐出するノズルと前記吐出液の圧力変動を吸収するダンパー室とをそれぞれ含み、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第1液体流路と、
前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記ノズルとは異なる一端に接続されて、前記対応した第1液体流路内に前記吐出液を導入するための、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第1液体導入部と、
前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記ノズルと前記ダンパー室との間に設けられた接続部に接続された、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第2液体流路と、
前記複数の第2液体流路のうち対応した第2液体流路の前記接続部とは異なる一端に接続されて、前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路の前記接続部よりも前記ノズル側に位置する下流側流路部分に、前記対応した第2液体流路を経由して保存液を導入するための、複数種類の前記吐出液に対応した複数の第2液体導入部と、
を備え、
同じ種類の吐出液に対応した前記第1液体導入部と前記第2液体導入部との間の離間距離が、対応する前記吐出液の種類が異なる前記第1液体導入部と前記第2液体導入部との間の離間距離よりも短いことを特徴とする液体吐出装置。 - 前記複数の第1液体流路の前記下流側流路部分と前記複数の第2液体流路とに前記保存液が導入された後は、前記複数の第2液体導入部が封止されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記複数の第1液体流路のそれぞれにおいて、前記接続部よりも前記第1液体導入部側に位置する上流側流路部分の容積は、前記下流側流路部分の容積よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記複数の第2液体流路のそれぞれの容積は、前記対応した第1液体流路の、前記接続部よりも前記第1液体導入部側に位置する上流側流路部分の容積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記複数の第1液体流路の前記下流側流路部分にそれぞれ接続され、前記複数の第1液体流路のうち対応した第1液体流路内の空気を排出するための、複数の排気流路をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液体吐出装置。
- 吐出液を吐出するノズルと前記吐出液の圧力変動を吸収するダンパー室とを含む第1液体流路と、前記第1液体流路の前記ノズルとは異なる一端に接続されて、前記第1液体流路内に前記吐出液を導入するための第1液体導入部と、前記第1液体流路の前記ノズルと前記ダンパー室との間に設けられた接続部に接続された第2液体流路と、前記第2液体流路の前記接続部とは異なる一端に接続されて、前記第1液体流路の前記接続部よりも前記ノズル側に位置する下流側流路部分に、前記第2液体流路を経由して保存液を導入するための第2液体導入部と、を備え、前記第1液体導入部と前記第2液体導入部とが互いに隣接して配置された液体吐出装置における保存液の導入方法であって、
前記第1液体導入部と前記第2液体導入部とに、前記第1液体導入部を封止し且つ前記第2液体導入部を開放させる、第1の封止部材を取り付けた状態で、前記第1液体流路の、前記第2液体流路との接続部よりも前記ノズル側に位置する下流側流路部分に、前記第2液体導入部から前記第2液体流路を経由して保存液を導入し、
前記第2液体導入部からの前記保存液の導入が終了したら、前記第1の封止部材を取り外し、前記第1液体導入部と前記第2液体導入部とに、前記第1液体導入部を開放し且つ前記第2液体導入部を封止する、第2の封止部材を取り付けることを特徴とする液体吐出装置における保存液の導入方法。
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JP2012252891A JP6070099B2 (ja) | 2012-11-19 | 2012-11-19 | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置における保存液の導入方法 |
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JP2012252891A Active JP6070099B2 (ja) | 2012-11-19 | 2012-11-19 | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置における保存液の導入方法 |
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