JP6069952B2 - 携帯端末装置の測位方法、制御プログラム、携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置の測位方法、制御プログラム、携帯端末装置 Download PDF

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Description

本技術は、携帯端末装置の測位方法、制御プログラム、携帯端末装置に関する。
近年、GPS測位、WLAN測位、基地局測位など、複数の測位方式をサポートする携帯端末装置が開発されてきており、このような携帯端末装置を活かした位置サービスが普及しつつある。
位置サービスでは、携帯端末装置の正確な位置情報を取得することが重要である。このため、例えばアプリからの測位要求を契機に、携帯端末装置がサポートする全ての測位方式による測位を実施して、このうち最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報だけを使用する携帯端末装置が提案されている。
特表2011−520131号公報 特開2009−092506号公報 特開2012−021851号公報
ところが、従来技術にかかる携帯端末装置では、全ての測位方式による測位を実施しても、実際に使用される位置情報は、最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報だけである。すなわち、全ての測位方式による測位を実行すると、携帯端末装置の正確な位置情報を取得できる反面、アプリからの測位要求ごとに、実際には利用されない位置情報を得るために測位が動作するため、携帯端末装置の消費電力が増大することとなる。
開示の技術によれば、測位精度の低下を抑制すると共に、位置情報の取得に要する消費電力を抑制できる携帯端末装置の測位方法、制御プログラム、携帯端末装置を提供する。
開示の技術の一観点によれば、位置情報及び前記位置情報の取得に関する精度情報を取得するための複数の測位方式による測位が実施可能な携帯端末装置の測位方法に於いて、測位方式毎の前回の測位の結果が記録された第1の測位テーブルに記録された前記複数の測位方式に対応した精度情報を参照し、最高の精度情報が記録されている第1の測位方式による測位を実施し、前記第1の測位テーブルを前記第1の測位方式による測位の結果に基づいて更新し、前記第1の測位テーブルに記録された第1の位置情報と、最新の測位要求に応じて実施された測位方式毎による測位の結果が記録された第2の測位テーブルに記録された第2の位置情報とに基づいて、前記携帯端末装置の測位方式毎の移動距離を算出し、前記移動距離が所定距離を超えない場合に、前記第1の測位方式により最高の測位精度が得られると判断し、前記第1の測位方式のみで位置情報及び精度情報を取得し、前記移動距離が前記所定距離を超える第2の測位方式があった場合、前記第2の測位方式による測位を実施し、前記第1の測位方式により取得された精度情報と、前記第2の測位方式により取得された精度情報に基づき、前記第1の測位方式及び前記第2の測位方式の何れかを、前記所定距離の移動後の測位方式として選択する、携帯端末装置の測位方法が提供される。
本開示の技術の一観点によれば、測位精度の低下を抑制すると共に、位置情報の取得に要する消費電力を抑制することができる。
第1の実施形態にかかる測位システムの概略図である。 第1の実施形態にかかる携帯端末装置のハードウェア構成の概略図である。 第1の実施形態にかかる携帯端末装置の機能ブロックの概略図である。 第1の実施形態にかかる測位処理部の概略図である。 第1の実施形態にかかる前回測位結果テーブルの概略図である。 第1の実施形態にかかる前回測位時位置テーブルの概略図である。 第1の実施形態にかかる距離しきい値テーブルの概略図である。 第1の実施形態にかかる精度条件テーブルの概略図である。 第1の実施形態にかかる測位処理部による処理のフローチャートである。 第1の実施形態にかかる移動距離チェック部による処理のフローチャートである。 第2の実施形態にかかる携帯端末装置の機能ブロックの概略図である。 第2の実施形態にかかるアプリ状態チェック部の概略図である。 第2の実施形態にかかるアプリ別しきい値テーブルの概略図である。 第2の実施形態にかかる測位方式別しきい値テーブルの概略図である。 第2の実施形態にかかる測位処理部による処理のフローチャートである。 第2の実施形態にかかるアプリ状態チェック部による処理のフローチャートである。
[第1の実施形態]
以下、図1〜図10を参照して、第1の実施形態を説明する。
[測位システム]
図1は、第1の実施形態にかかる測位システムの概略図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる測位システムは、携帯端末装置100及びサーバ200を含む。携帯端末装置100及びサーバ200は、ネットワーク300により相互接続されている。
[携帯端末装置100]
第1の実施形態にかかる携帯端末装置100を説明する。ここでは、携帯端末装置100に搭載されるOS(Operating System)として、Android(登録商標)を採用することを想定する。Androidは、OSカーネルと、アプリケーションフレームワーク/ライブラリと、を含み、本実施形態にかかる制御プログラムは、アプリケーションフレームワーク/ライブラリに組み込まれる。但し、本発明の態様は、これに限定されるものではなく、Android以外のOSを採用しても良い。さらに、本実施形態にかかる制御プログラムを、アプリケーションフレームワーク/ライブラリ以外に組み込んでも良い。
[携帯端末装置100のハードウェア]
図2は、第1の実施形態にかかる携帯端末装置100のハードウェア構成の概略図である。
本実施形態では、携帯端末装置100として、例えばスマートフォンやタブレットPC等の携帯型情報処理装置を想定する。
図2に示すように、本実施形態にかかる携帯端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、メインメモリ102、補助メモリ103、クロック供給回路104、電圧供給回路105、バッテリ106、電源回路107、外部給電部108、RF(Radio Frequency)回路109、アンテナ110、ディスプレイ111、タッチスクリーン112、GPS(Global Positioning System)測位モジュール113、WLAN(Wireless Local Area NetWork)測位モジュール114、基地局測位モジュール115、をハードウェアモジュールとして備える。これらのハードウェアモジュールは、バス116により相互接続されている。
CPU101は、クロック供給回路104から供給されるクロック信号及び電圧供給回路105から供給される電圧により動作して、携帯端末装置100の各種ハードウェアモジュールを制御する。さらに、CPU101は、補助メモリ103に格納された各種プログラムをメインメモリ102に読み出すとともに、該メインメモリ102に読み出した各種プログラムを実行することで、各種機能を実現する。各種機能の詳細は、後述することとする。
メインメモリ102は、CPU101により実行される各種プログラムを格納する。さらに、メインメモリ102は、CPU101のワークエリアとして使用され、CPU101による処理に必要な各種データを記憶する。メインメモリ102としては、例えばRAM(Random Access Memory)などを用いても良い。
補助メモリ103は、携帯端末装置100を動作させる各種プログラムを格納している。各種プログラムとしては、例えば、携帯端末装置100により実行されるアプリケーションプログラム1000や、アプリケーションプログラム1000の実行環境であるOS1100などがある。本実施形態にかかる制御プログラムも補助メモリ103に格納されている。制御プログラムは、Androidのアプリケーションフレームワーク/ライブラリに組み込まれる。補助メモリ103としては、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発メモリを用いても良い。
クロック供給回路104は、CPU101に供給するためのクロック信号を生成する。クロック供給回路104は、例えばクロック信号を発振する水晶振動子と、RTC(Real Time Clock)と、により実現しても良い。
電圧供給回路105は、電源回路107から供給される電力に基づき、CPU101に供給するための可変電圧を生成する。電圧供給回路105は、ボルテージディテクタと、ボルテージレギュレータと、により実現しても良い。
バッテリ106は、電源回路107に電力を供給する。バッテリ106は、例えばリチウムイオン電池等の電池と、電池保護IC(Integrated Circuit)と、により実現しても良い。
電源回路107は、バッテリ106から供給される電力を、電源線(図示しない)を介して、携帯端末装置100の各種ハードウェアモジュールに供給する。なお、外部給電部108に外部電源(図示しない)が接続されている場合、電源回路107は、外部給電部108から供給される電力を、携帯端末装置100の各種ハードウェアモジュールに供給しても良い。電源回路107は、例えばスイッチングレギュレータと、ボルテージレギュレータと、により実現しても良い。
RF回路109は、CPU101により制御され、アンテナ110から他の無線通信装置に高周波信号を送信する。さらに、RF回路109は、アンテナ110により受信された高周波信号をベースバンド信号に変換して、該ベースバンド信号をCPU101に出力する。
ディスプレイ111は、CPU101により制御され、ユーザに提示する画像情報を表示する。タッチスクリーン112は、ディスプレイ111に貼り付けられ、ユーザの指先やペン先などで接触された位置情報を入力する。本実施形態では、タッチスクリーン112を、ユーザ操作の為の位置入力デバイスとして使用する。
GPS測位モジュール113は、CPU101により制御され、複数の人工衛星から送信される電波を受信する。人工衛星からの電波は、それぞれの人工衛星の識別情報や時刻情報を含む。
WLAN測位モジュール114は、CPU101により制御され、無線LAN(Local area network)の複数のアクセスポイントから送信される電波を受信する。さらに、WLAN測位モジュール114は、アクセスポイントそれぞれのMACアドレス(識別情報)を送信する。
基地局測位モジュール115は、3G(3rd Generation)もしくはLTE(Long Term Evolution)の基地局から送信される電波を受信する。さらに、基地局測位モジュール115は、基地局それぞれのセルIDを送信する。
さらに、本実施形態にかかる携帯端末装置100は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、照度センサ、地磁気センサ、傾きセンサ、加圧センサ、接近センサ、温度センサ、などを備えていても良い。
[携帯端末装置100の機能ブロック]
図3は、第1の実施形態にかかる携帯端末装置100の機能ブロックの概略図である。
図3に示すように、本実施形態にかかる携帯端末装置100は、GPS測位部121、WLAN測位部122、基地局測位部123、測位処理部124、移動距離チェック部125、前回測位結果格納部126、前回測位時位置格納部127、距離しきい値格納部128、精度条件格納部129を備える。
[OSカーネル]
GPS測位部121、WLAN測位部122、基地局測位部123は、何れもCPU101が、メインメモリ102にOSカーネルを読み込むとともに、該メインメモリ102に読み込んだOSカーネルを実行することで実現される。
(GPS測位部121)
GPS測位部121は、測位処理部124からの指示に基づき、GPS測位モジュール113を制御して、GPS測位を実施する。具体的には、GPS測位部121は、測位処理部124からの指示を契機に、人工衛星(GPS衛星)から送信される電波(GPS電波)の受信を開始する。さらに、GPS測位部121は、GPS電波に含まれるGPS衛星の識別番号(識別情報)やGPS電波の送信時刻(時刻情報)などに基づき、携帯端末装置100の位置情報及び測位精度(精度情報)を算出する。
(WLAN測位部122)
WLAN測位部122は、測位処理部124からの指示に基づき、WLAN測位モジュール114を制御して、WLAN測位を実施する。具体的には、WLAN測位部122は、測位処理部124からの指示を契機に、無線LANのアクセスポイントから送信される電波の受信を開始する。さらに、WLAN測位部122は、アクセスポイントから送信される電波からアクセスポイントのMACアドレスなどを取得して、これを外部サーバに送信する。そして、WLAN測位部122は、外部サーバから返送される携帯端末装置100の位置情報及び測位精度を取得する。但し、WLAN測位部122は、アクセスポイントから送信される電波の強度や、アクセスポイントのMACアドレスなどに基づき、携帯端末装置100の位置情報及び測位精度を算出しても良い。
(基地局測位部123)
基地局測位部123は、測位処理部124からの指示に基づき、基地局測位モジュール115を制御して、基地局測位を実施する。具体的には、基地局測位部123は、測位処理部124からの指示を契機に、例えば3GもしくはLTEの基地局から送信される電波の受信を開始する。さらに、基地局測位部123は、基地局から送信される電波からセルIDなどを取得して、これを外部サーバに送信する。そして、基地局測位部123は、外部サーバから返送される携帯端末装置100の位置情報及び測位精度を取得する。但し、基地局測位部123は、基地局から送信される電波の強度や、基地局のセルIDなどに基づき、携帯端末装置100の位置情報及び測位精度を算出しても良い。
[アプリケーションフレームワーク/ライブラリ]
測位処理部124、移動距離チェック部125、前回測位結果格納部126、前回測位時位置格納部127、距離しきい値格納部128、精度条件格納部129は、何れもCPU101が、メインメモリ102に制御プログラムを読み込むとともに、該メインメモリ102に読み込んだ制御プログラムを実行することで実現される。
(測位処理部124)
測位処理部124は、例えば位置利用アプリにより発行された測位要求を契機に、前回測位結果テーブルT1に記録された測位方式のうち、最高の測位精度が記録された測位方式を選択して、測位実施テーブルTaの測位フラグに「1」を記録する。さらに、測位処理部124は、測位テーブルTaの測位フラグを参照して、GPS測位部121、WLAN測位部122、基地局測位部123の少なくとも何れかに測位実施を指示する。
なお、位置利用アプリは、測位要求のほかに、要求精度を発行する。要求精度は、位置利用アプリが測位に要求する、測位精度に関する条件であって、例えば「50m以内」などである。例えば、要求精度が「50m以内」であれば、測位処理部124は、精度条件格納部129に格納された精度条件テーブルT4に基づき、理論上、「50m以内」の要求精度を満足する測位方式、即ちGPS測位もしくはWLAN測位の測位フラグに「1」を記録して、GPS測位部121もしくはWLAN測位部122に測位実行を指示することとなる。
測位処理部124は、GPS測位、WLAN測位、基地局測位の何れかを実施するたびに、前回測位結果格納部126に格納された前回測位結果テーブルT1を、それぞれの測位方式により取得された最新の測位結果(位置情報、測位精度、測位時刻)に更新する。従って、前回測位結果テーブルT1は、常時、最新の測位結果を保持することとなる。
測位処理部124は、位置利用アプリから測位要求が発行されるたびに、これを契機に実施される測位方式のうち、最高の測位精度が取得された測位方式を選択する。さらに、測位処理部124は、最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報及び測位精度を、携帯端末装置100の代表の位置情報及び測位精度、即ち測位時位置及び測位時精度とする。例えば、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に、GPS測位及びWLAN測位が実施され、最高の測位精度が取得された測位方式がGPS測位である場合、GPS測位により取得された位置情報及び測位精度を、それぞれ携帯端末装置100の最新の測位時位置及び測位時精度とする。
測位処理部124は、位置利用アプリからの測位要求が発行されるたびに、これを契機に実施された測位方式による位置情報及び測位情報に基づき、前回測位時位置格納部127に格納された前回測位時位置テーブルT2の測位時位置及び測位時精度を更新する。例えば、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に、GPS測位、WLAN測位、基地局測位が実施された場合、これらの測位方式のうち、最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報及び測位精度を、携帯端末装置100の最新の測位時位置及び測位時精度として、前回測位時位置テーブルT2の測位時位置及び測位時精度を更新する。
測位処理部124は、GPS測位部121、WLAN測位部122、基地局測位部123により取得された測位精度に基づき、それぞれの測位精度が、位置利用アプリの要求精度を満足するか否かを判断する。それぞれの測位精度が、位置利用アプリの要求精度を満足しない場合、測位処理部124は、GPS測位、WLAN測位、基地局測位のうち、位置利用アプリからの要求精度を満足する別個の測位方式による測位実行を指示する。それぞれの測位精度が、位置利用アプリからの要求精度を満足する場合、測位処理部124は、移動距離チェック部125に、「移動距離チェック処理」の実行を指示する。
測位処理部124は、移動距離チェック部125からの再測位の実施要求を契機に、測位実施テーブルTaに定義された測位方式のうち、再測位を必要とする測位方式の測位フラグに「1」を記録する。GPS測位部121、WLAN測位部122、基地局測位部123の何れかに、測位実施を指示する。
測位処理部124は、位置利用アプリからの測位要求を契機に実施された測位方式のうち、最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報を、測位要求への応答として、位置利用アプリに通知する。
(移動距離チェック部125)
移動距離チェック部125は、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に取得された位置情報と、前回測位時位置テーブルT2に記録されている測位方式毎の測位時位置と、に基づき、携帯端末装置100の移動距離を算出する。
具体的には、移動距離チェック部125は、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に取得された位置情報と、前回測位時位置テーブルT2に記録されたGPS測位の測位時位置、WLAN測位の測位時位置、基地局測位の測位時位置、との差分値を別個に算出して、これらを携帯端末装置100の「GPS移動距離」、「WLAN移動距離」、「基地局移動距離」とする。
移動距離チェック部125は、測位方式毎に、再測位の条件を満足しているかどうか、即ち携帯端末装置100の移動距離が、距離しきい値テーブルT3に記録された距離しきい値を超えるかどうかを判断する。具体的には、移動距離チェック部125は、携帯端末装置100のGPS移動距離、WLAN移動距離、基地局移動距離が、距離しきい値テーブルT3に記録されたGPS測位の距離しきい値、WLAN測位の距離しきい値、基地局測位の距離しきい値を越えるかどうかを、個別に判断する。
再測位の条件を満足している場合、即ち携帯端末装置100の移動距離が距離しきい値を超えている場合、移動距離チェック部125は、携帯端末装置100の移動距離が距離しきい値を超えている測位方式による再測位の実施要求を、測位処理部124に通知する。例えば、携帯端末装置100のWLAN移動距離が、WLAN測位の距離しきい値を越えている場合、移動距離チェック部125は、WLAN測位による再測位の実行要求を、測位処理部124に通知する。
(前回測位結果格納部126)
前回測位結果格納部126は、測位方式と、それぞれの最新の測位結果と、を紐付ける前回測位結果テーブルT1を記憶する。前回測位結果テーブルT1は、GPS測位、WLAN測位、基地局測位、の何れかを実施するたびに、測位処理部124により更新される。
(前回測位時位置格納部127)
前回測位時位置格納部127は、測位方式と、それぞれの最新の測位時位置と、を紐付ける前回測位時位置テーブルT2を記憶する。前回測位時位置テーブルT2は、前回測位結果テーブルT1が更新されるたびに、測位処理部124により更新される。
(距離しきい値格納部128)
距離しきい値格納部128は、測位方式と、それぞれの距離しきい値と、を紐付ける距離しきい値テーブルT3を記憶する。距離しきい値テーブルT3は、例えば予め携帯端末装置100内部に格納されるか、或いは携帯端末装置100外部から取得される。距離しきい値テーブルT3は、携帯端末装置100の内部処理により、例えば前回測位結果テーブルT1が更新されるたびに更新されるものではない。
(精度条件格納部129)
精度条件格納部129は、測位方式と、それぞれの測位精度に関する条件と、を紐付ける精度条件テーブルT4を記憶する。精度条件テーブルT4は、例えば予め携帯端末装置100内部に格納されるか、或いは携帯端末装置100外部から取得される。精度条件テーブルT4は、携帯端末装置100の内部処理により、例えば前回測位結果テーブルT1が更新されるたびに更新されるものではない。
[測位処理部124の詳細]
図4は、第1の実施形態にかかる測位処理部124の概略図である。
図4に示すように、測位処理部124は、測位実施情報格納部1241を備える。測位実施情報格納部1241は、測位実施テーブルTaを格納している。測位実施テーブルTaは、測位方式毎に、測位フラグの有無、即ち「1」もしくは「0」を記録する。測位実施テーブルTaの測位フラグは、測位処理部124により更新される。測位処理部124は、測位実施テーブルTaの測位フラグを参照して、測位実施を指示する測位方式を決定する。例えば、GPS測位の測位フラグに「1」が記憶されている場合、測位処理部124は、GPS測位による測位実施を指示することとなる。
[前回測位結果テーブルT1]
図5は、第1の実施形態にかかる前回測位結果テーブルT1の概略図である。
図5に示すように、本実施形態にかかる前回測位結果テーブルT1は、測位方式毎に、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に取得された測位結果(測位時刻、位置情報、測位精度)を記憶する。即ち、前回測位結果テーブルT1は、それぞれの測位方式による最新の測位結果(最後に取得された測位結果)を格納する。例えば、GPS測位であれば、最新のGPS測位により取得された測位時刻が「13時30分00秒」、位置情報が「北緯42度18分32秒、北緯135度23分31秒」、測位精度が「10m」である。なお、測位不能である場合、位置情報に「−」、誤差範囲に「∞」が記録されることとなる。例えば屋内でGPS測位を実施した場合や、アクセスポイントが少ない森林でWLAN測位を実施した場合に、しばしば測位不能となることがある。
[前回測位時位置テーブルT2]
図6は、第1の実施形態にかかる前回測位時位置テーブルT2の概略図である。
図6に示すように、本実施形態にかかる前回測位時位置テーブルT2は、測位方式毎に、最後に位置情報を取得したときの携帯端末装置100の位置情報及び測位精度を記憶する。本実施形態では、最後に位置情報を取得したときに最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報及び測位精度を、前回測位時位置テーブルT2の測位時位置及び測位時精度に格納する。
例えば、最後にGPS測位を実施したときに、WLAN測位も実施されていた場合、GPS測位及びWLAN測位のうち、最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報及び測位精度を、GPS測位及びWLAN測位の測位時位置及び測位時精度とする。
このため、前回測位時位置テーブルT2のGPS測位の測位時位置及び測位時精度に、例えばWLAN測位もしくは基地局測位による位置情報及び測位精度が記録されることがある。同様に、前回測位時位置テーブルT2のWLAN測位の測位時位置及び測位時精度に、例えばGPS測位もしくは基地局測位による位置情報及び測位精度が記録されることがある。
[距離しきい値テーブルT3]
図7は、第1の実施形態にかかる距離しきい値テーブルT3の概略図である。
図7に示すように、本実施形態にかかる距離しきい値テーブルT3は、測位方式毎に、距離しきい値を記憶する。距離しきい値は、GPS測位、WLAN測位、基地局測位の測位環境を確認する為の再測位のトリガとして使用される。
[精度条件テーブルT4]
図8は、第1の実施形態にかかる精度条件テーブルT4の概略図である。
図8に示すように、本実施形態にかかる精度条件テーブルT4は、測位方式毎に、測位精度に関する条件として、例えば理論最高精度を記憶する。例えばGPS測位であれば、理論上、最高「5m」の測位精度で測位することができるので、GPS測位の理論最高精度には「5m」が記録されている。
[測位処理部124の処理フロー]
図9は、第1の実施形態にかかる測位処理部124による処理のフローチャートである。
図9に示すように、本実施形態にかかる測位処理部124は、先ず、位置利用アプリからの測位要求及び要求精度を受信する(ステップS101)。
次に、測位処理部124は、前回測位結果格納部126に格納されている前回測位結果テーブルT1を取得する(ステップS102)。
次に、測位処理部124は、前回測位結果テーブルT1を参照して、最高の測位精度が記録された測位方式を選択する(ステップS103)。さらに、測位処理部124は、測位実施テーブルTaにて、最高の測位精度が記録された測位方式の測位フラグに「1」を記録する。例えば、最高の測位精度が記録された測位方式がGPS測位であれば、測位処理部124は、測位実施テーブルTaにて、GPS測位の測位フラグに「1」を記録することとなる。
次に、測位処理部124は、測位実施テーブルTaを参照して、測位フラグに「1」が記録されている測位方式を指示する(ステップS104)。測位フラグに「1」が記録されている測位方式は、前回測位結果テーブルT1に記録されている測位方式のうち、最高の測位精度が記録された測位方式である。このため、測位フラグに「1」が記録されている測位方式は、今回も最高の測位精度が期待される測位方式と考えられる。従って、本実施形態では、測位フラグに「1」が記録されている測位方式による測位実施を指示する。例えば、測位フラグに「1」が記録されている測位方式、即ち選択された測位方式がGPS測位であれば、測位処理部124は、GPS測位部121に測位実施を指示して、GPS測位モジュール113にGPS測位を実施させる。このとき、測位フラグに「1」が記録されていない測位方式、即ち最高の測位精度が記録されていない測位方式、例えばWLAN測位及び基地局測位が実施されることはない。なお、測位処理部124は、測位フラグに「1」が記録されている測位方式による測位実施の指示後、測位実施テーブルTaにて、測位フラグを「1」から「0」に書き換える。
次に、測位処理部124は、前回測位結果テーブルT1に記録されている測位結果(測位時刻、位置情報、測位精度)を、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式による測位結果(測位時刻、位置情報、測位精度)に更新する(ステップS105)。例えば、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式がGPS測位であれば、測位処理部124は、前回測位結果テーブルT1に記録されているGPS測位による測位結果を、GPS測位による最新の測位結果に更新する。
次に、測位処理部124は、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式による測位精度が、位置利用アプリからの要求精度を満足するかどうかを判断する(ステップS106)。例えば、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式がGPS測位であれば、測位処理部124は、GPS測位による測位精度が、位置利用アプリからの要求精度を満足するかどうかを判断する。
ここで、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式による測位精度が、位置利用アプリからの要求精度を満足すると判断された場合(ステップS106のYes)、測位処理部124は、移動距離チェック部125に、「移動距離チェック処理」の実行を指示する(ステップS107)。
「移動距離チェック処理」は、携帯端末装置100の移動距離と、距離しきい値テーブルT3に記録された距離しきい値と、に基づき、測位環境の確認を必要とする測位方式が存在するかどうかを判断する処理である。測位環境の確認を必要とする測位方式が存在する場合、移動距離チェック処理部125は、測位環境の確認を必要とする測位方式を、再測位を必要とする測位方式として抽出する。さらに、移動距離チェック部125は、再測位を必要とする測位方式による測位実施を、測位処理部124に要求する。測位処理部124は、移動距離チェック部125からの測位実施の要求に基づき、再測位を必要とする測位方式の測位フラグに「1」を記録する。「移動距離チェック処理」の詳細は、後述することとする。
一方、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式による測位精度が、位置利用アプリからの要求精度を満足すると判断されない場合(ステップS106のNo)、測位処理部124は、精度条件テーブルT4の理論最高精度を参照して、理論上、位置利用アプリからの要求精度を満足する測位方式を、再測位を必要とする測位方式として抽出する(ステップS108)。さらに、測位処理部124は、測位実施テーブルTaにて、再測位を必要とする測位方式の測位フラグに「1」を記録する。例えば、複数の測位方式が位置利用アプリからの要求精度を満足する場合、測位処理部124は、これらの測位方式すべてを、再測位を必要とする測位方式として抽出して、測位実施テーブルTaにて、それぞれの測位フラグに「1」を記録することとなる。
次に、測位処理部124は、測位実施テーブルTaを参照して、再測位を必要とする測位方式が存在するかどうかを判断する(ステップS109)。具体的には、測位処理部124は、測位実施テーブルTaを参照して、測位フラグに「1」が記録されている測位方式が存在するかどうかを判断する。
ここで、再測位を必要とする測位方式が存在すると判断された場合(ステップS109のYes)、測位処理部124は、再測位を必要とする測位方式による測位実施を指示する(ステップS104)。例えば、再測位を必要とする測位方式がWLAN測位であれば、測位処理部124は、WLAN測位部122に測位実施を指示する。これにより、WLAN測位部122は、WLAN測位モジュール114を制御して、WLAN測位を実施することとなる。
一方、再測位を必要とする測位方式が存在すると判断されない場合(ステップS109のNo)、測位処理部124は、前回測位結果テーブルT1を参照して、前回測位時位置テーブルT2を更新する(ステップS110)。具体的には、測位処理部124は、前回測位時位置テーブルT2に記録されている測位方式のうち、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式の測位時位置及び測位時精度を、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式のうち、最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報及び測位精度に更新する。例えば、位置利用アプリからの最新の測位要求に起因して、GPS測位及びWLAN測位が実施された場合、測位処理部124は、前回測位時位置テーブルT2に記録されているGPS測位及びWLAN測位の測位時位置及び測位時精度を、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施されたGPS測位及びWLAN測位のうち、最高の測位精度が取得された測位方式、即ちGPS測位もしくはWLAN測位による位置情報及び測位精度に更新する。
次に、測位処理部124は、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に実施された測位方式のうち、最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報を、位置利用アプリに通知する(ステップS111)。例えば、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機にGPS測位及びWLAN測位が実施された場合、測位処理部124は、GPS測位及びWLAN測位のうち、最高の測位精度が取得された測位方式による位置情報を、位置利用アプリに通知する。以上で、測位処理部124による処理フローが終了する。
以上ように、本実施形態にかかる携帯端末装置100は、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に、前回測位結果テーブルT1に記録された測位方式のうち、最高の測位精度が記録された測位方式を使用して、携帯端末装置100の位置情報を取得する。即ち、位置利用アプリからの前回の測位要求を契機に実施された測位方式のうち、最高の測位精度が取得された測位方式を使用して、携帯端末装置100の位置情報を取得する。逆に言えば、本実施形態にかかる測位処理部124は、最高の測位精度が取得されていない測位方式による位置情報の取得を停止させる。このため、位置利用アプリからの測位要求を契機に動作する測位モジュールが減るので、携帯端末装置100の消費電力を低減させることができる。但し、本実施形態にかかる携帯端末装置100は、最高の測位精度が取得される測位方式が、携帯端末装置100の移動距離(場所)に付随して変化することを考慮して、後述するように、移動距離チェック部125を備えている。
[移動距離チェック部125の処理フロー]
図10は、第1の実施形態にかかる移動距離チェック部125による処理のフローチャートである。
図10に示すように、移動距離チェック部125は、測位方式毎に、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に取得された位置情報と、前回測位時位置テーブルT2に記録されている測位時位置と、に基づき、携帯端末装置100の移動距離を算出する(ステップS201)。
具体的には、移動距離チェック部125は、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に取得された位置情報と、前回測位時位置テーブルT2に記録されたGPS測位の測位時位置、WLAN測位の測位時位置、基地局測位の測位時位置、との差分値を別個に算出して、これらを携帯端末装置100の「GPS移動距離」、「WLAN移動距離」、「基地局移動距離」とする。
次に、移動距離チェック部125は、距離しきい値テーブルT3の距離しきい値を参照して、再測位の条件を満足する測位方式が存在するかどうかを判断する(ステップS202)。具体的には、移動距離チェック部125は、測位方式毎に、携帯端末装置100の移動距離が距離しきい値を超える測位方式が存在するかどうかを判断する。例えば、移動距離チェック部125は、携帯端末装置100のGPS移動距離が、距離しきい値テーブルT3に記録されているGPS測位の距離しきい値「100m」を超えているかどうかを判断する。同様に、移動距離チェック部125は、携帯端末装置100のWLAN移動距離もしくは基地局移動距離が、それぞれWLAN測位の距離しきい値「100m」もしくは基地局測位の距離しきい値「500m」を超えているかどうかを判断する。
ここで、再測位の条件を満足する測位方式が存在すると判断されたら(ステップS202のYes)、移動距離チェック部125は、再測位の条件を満足する測位方式による測位実施を、測位処理部124に要求する(ステップS203)。例えば、携帯端末装置100のWLAN移動距離が、距離しきい値テーブルT3の距離しきい値「100m」を超えた場合、移動距離チェック部125は、測位処理部124に、WLAN測位による測位実施を要求する。これにより、測位処理部124は、WLAN測位部122に測位実施を指示して、WLAN測位モジュール113にWLAN測位を実施させることとなる。
一方、再測位の条件を満足する測位方式が存在すると判断されなければ(ステップS202のNo)、移動距離チェック部125は、移動距離チェック処理を終了させる。
以上のように、本実施形態にかかる移動距離チェック処理は、測位方式毎に、最後に位置情報を取得してからの携帯端末装置100の移動距離が、それぞれの距離しきい値を超えている場合に、測位処理部124に測位実施を要求する。即ち、最後に位置情報を取得してから携帯端末装置100が大幅に移動した場合、携帯端末装置100の測位環境も変化していることが推測される。例えば、最後に位置情報を取得したときには、最高の測位精度が取得されなくても、携帯端末装置100が大幅に移動すれば、最高の測位精度が取得されることが考えられる。このため、最後に位置情報を取得してからの携帯端末装置100の移動距離が、測位方式毎の距離しきい値を超えている場合に、改めて位置情報を取得することで、自身が最適な測位方式であるかどうかを確認するのである。このように、本実施形態では、携帯端末装置100の移動距離に付随して、携帯端末装置100の測位環境を把握する為の再測位を実施することで、それぞれの位置で最適な測位方式による測位を実施する。従って、位置利用アプリからの測位要求を契機に動作する測位モジュールを減らしても、測位精度の低下を抑制することができる。
本実施形態では、測位環境を確認する為の再測位のトリガとして、携帯端末装置100の移動距離を利用しているので、携帯端末装置100の位置に変化が生じない限り、測位環境を確認する為の再測位が実施されない。このため、測位環境を確認する為の再測位のトリガとして、直近測位からの経過時間を利用する場合に比べ、無駄な再測位を抑制することができる。
但し、測位環境を確認する為の再測位のトリガとして、携帯端末装置100の移動距離と、最後に位置情報を取得してからの経過時間の双方を採用しても良い。移動距離だけでなく、経過時間も考慮することで、天候変化や周囲環境の変化による測位環境の変化が生じた場合にも、それぞれの位置や時間で最適な測位方式による測位を実施することも可能となる。
なお、本実施形態にかかる移動距離チェック部125は、位置利用アプリからの最新の測位要求を契機に取得された位置情報と、前回測位時位置テーブルT2に記録されたGPS測位の測位時位置、WLAN測位の測位時位置、基地局測位の測位時位置、との差分値を別個に算出して、これらを携帯端末装置100の「GPS移動距離」、「WLAN移動距離」、「基地局移動距離」としている。
ところが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、「GPS移動距離」、「WLAN移動距離」、「基地局移動距離」を算出する為に、前回測位時位置テーブルT2の測位時位置の更新後、位置利用アプリから最新の測位要求が発行されるまでに取得された位置情報を利用して、携帯端末装置100の移動経路(移動軌跡)上での移動距離を算出しても良い。
なお、以上の実施形態では、複数の測位方式として、GPS測位、WLAN測位、基地局測位の3つの測位方式を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。測位方式の数や種類は任意である。
また、以上の実施形態では、携帯端末装置100の移動距離に基づき、再測位の条件を満足する測位方式による測位実施を行うものとしたが、例えば、測位環境(無線環境)の変化に関する他のパラメータを組み合わせても良い。
[第2の実施形態]
以下、図11〜図16を参照して、第2の実施形態を説明する。但し、第1の実施形態と同等の構成や作用の説明を省略することとする。
[携帯端末装置100Aの機能ブロック]
図11は、第2の実施形態にかかる携帯端末装置100Aの機能ブロックの概略図である。
図11に示すように、本実施形態にかかる携帯端末装置100は、さらに、アプリ管理部131、アプリ状態チェック部132、アプリ別しきい値テーブル格納部133、測位方式別のしきい値テーブル格納部134を備える。
アプリ管理部131、アプリ状態チェック部132、アプリ別しきい値テーブル格納部133、測位方式別しきい値テーブル格納部134は、何れもCPU101が、メインメモリ102に制御プログラムを読み込むとともに、該メインメモリ102に読み込んだ制御プログラムを実行することで実現される。
(アプリ管理部131)
アプリ管理部131は、アプリ状態チェック部132からの要求に基づき、測位要求の発行元の位置利用アプリの名前及び利用状態をアプリ状態チェック部132に通知する。位置利用アプリの利用状態としては、ディスプレイ111の前面にコンテンツが表示され、実際にユーザが画面操作できるフォアグラウンド状態と、ディスプレイの前面にコンテンツが表示されていなく、実際にユーザが画面操作できないバックグラウンド状態と、が定義される。
(アプリ状態チェック部132)
アプリ状態チェック部132は、位置利用アプリからの測位要求を契機に、測位要求の発行元の位置利用アプリの名前及び利用状態を、アプリ管理部131に要求する。さらに、アプリ状態チェック部132は、測位要求の発行元の位置利用アプリの名前が、アプリ別しきい値テーブルT5に存在するかどうかを判断する。
アプリ状態チェック部132は、アプリ別しきい値テーブルT5もしくは測位方式別しきい値テーブルT6から時間しきい値を取得して、選択された測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が、時間しきい値を超えているかどうかを判断する。
アプリ状態チェック部132は、選択されている測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が、時間しきい値を超えている場合、測位要否テーブルTbの測位フラグに「1」を記録する。
[アプリ状態チェック部132の詳細]
図12は、第2の実施形態にかかるアプリ状態チェック部132の概略図である。
図12に示すように、アプリ状態チェック部132は、測位要否情報格納部1321を備える。測位要否情報格納部1321は、測位要否テーブルTbを格納している。測位要否テーブルTbは、位置利用アプリ毎に、測位フラグの有無、即ち「1」もしくは「0」を記憶する。測位要否テーブルTbの測位フラグは、アプリ状態チェック部132により更新される。測位処理部124は、位置利用アプリからの測位要求が発行された場合に、測位要否テーブルTbの測位フラグを参照して、実際に測位を実施するかどうかを決定する。即ち、位置利用アプリからの測位要求が発行されても、測位要否テーブルTbの測位フラグに「0」が記憶されている場合、測位処理部124は、位置情報の取得を実施することがない。
[アプリ別しきい値テーブルT5]
図13は、第2の実施形態にかかるアプリ別しきい値テーブルT5の概略図である。
図13に示すように、本実施形態にかかるアプリ別しきい値テーブルT5は、位置利用アプリの利用状態毎に、位置利用アプリと、時間しきい値と、を紐付ける。例えば、位置利用アプリが「Google Map」、かつ、位置利用アプリの利用状態がバックグラウンドである場合、時間しきい値として「10秒」が割り当てられている。時間しきい値は、位置利用アプリから測位要求が発行されたときに、それぞれの測位方式による測位の要否を判断する為に使用される。
[測位方式別しきい値テーブルT6]
図14は、第2の実施形態にかかる測位方式別しきい値テーブルT6の概略図である。
図14に示すように、本実施形態にかかる測位方式別しきい値テーブルT6は、位置利用アプリの利用状態毎に、測位方式と、時間しきい値と、を紐付ける。例えば、選択された測位方式がGPS測位、かつ、位置利用アプリの利用状態がバックグラウンドである場合、時間しきい値として「5秒」が割り当てられている。時間しきい値は、位置利用アプリから測位要求が発行されたときに、それぞれの測位方式による測位の要否を判断する為に使用される。
[測位処理部124の処理フロー]
図15は、第2の実施形態にかかる測位処理部124による処理のフローチャートである。
図15に示すように、本実施形態にかかる測位処理部124は、最高の測位精度が記録された測位方式を選択したら(ステップS103)、アプリ状態チェック部132に、「アプリ状態チェック処理」の実行を指示する(ステップS112)。
「アプリ状態チェック処理」は、位置利用アプリからの測位要求毎に、実際に測位を実施するかどうかを判断する処理である。実際に測位を実施すると判断された場合、アプリ状態チェック部132は、測位要否情報格納部1321に格納された測位要否テーブルTbの測位フラグに「1」を記録する。「アプリ状態チェック処理」の詳細は、後述することとする。
次に、測位処理部124は、測位要否テーブルTbの測位フラグを参照して、実際に測位を実施する必要があるかどうかを判断する(ステップS113)。具体的には、測位処理部124は、測位要否テーブルTbの測位フラグに「1」が記録されているかどうかを確認する。
ここで、実際に測位を実施する必要があると判断された場合(ステップS113のYes)、即ち測位要否テーブルTbの測位フラグに「1」が記録されていることが確認された場合、測位処理部124は、測位実施テーブルTaを参照して、測位フラグに「1」が記録されている測位方式、即ち最高の測位精度が記録された測位方式による測位実施を指示する(ステップS104)。
一方、実際に測位を実施する必要があると判断されない場合(ステップS113のNo)、測位処理部124は、測位実施テーブルTaの測位フラグに「1」が記録されている測位方式、即ち選択された測位方式による位置情報を、前回測位結果テーブルT1から抽出して、これを位置利用アプリに通知する(ステップS111)。
[アプリ状態チェック部132の処理フロー]
図16は、第2の実施形態にかかるアプリ状態チェック部132による処理のフローチャートである。
図16に示すように、本実施形態にかかるアプリ状態チェック部132は、先ず、測位処理部124からの指示に基づき、測位要求の発行元の位置利用アプリの名前及び利用状態をアプリ管理部131から取得する(ステップS301)。
次に、アプリ状態チェック部132は、アプリ別しきい値テーブル格納部133に格納されたアプリ別しきい値テーブルT5に、アプリ管理部131から取得したアプリの名前が存在するかどうかを判断する(ステップS302)。
ここで、アプリ別しきい値テーブルT5に位置利用アプリの名前が存在すると判断されたら(ステップS302のYes)、アプリ状態チェック部132は、アプリ別しきい値テーブルT5を参照して、位置利用アプリの名前及び利用状態に紐付けられた時間しきい値を取得する(ステップS303)。例えば、位置利用アプリが「Google Map」、かつ、利用状態がバックグラウンド状態である場合、アプリ状態チェック部132は、時間しきい値として「10秒」を取得する。
次に、アプリ状態チェック部132は、選択された測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が、位置利用アプリの名前及び利用状態に紐付けられた時間しきい値を超えているかどうかを判断する(ステップS304)。
ここで、選択された測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が時間しきい値を超えていると判断されたら(ステップS304のYes)、アプリ状態チェック部132は、測位要否テーブルTbの測位フラグに「1」を記録する(ステップS305)。これにより、測位処理部124は、測位要否テーブルTbの測位フラグを参照して、実際に測位を実施する必要があるかどうかを判断することとなる。
一方、選択された測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が時間しきい値を超えていると判断されなければ(ステップS304のNo)、アプリ状態チェック部132は、アプリ状態チェック処理を終了させる。
又、アプリ別しきい値テーブルT5に位置利用アプリの名前が存在すると判断されなければ(ステップS302のNo)、アプリ状態チェック部132は、測位方式別しきい値テーブルT6を参照して、選択された測位方式及びアプリの利用状態に紐付けられた時間しきい値を取得する(ステップ306)。例えば、選択された測位方式がGPS測位、かつ、アプリの利用状態がフォアグラウンドである場合、アプリ状態チェック部132は、時間しきい値として「1秒」を取得する。
次に、アプリ状態チェック部132は、選択された測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が、選択された測位方式及びアプリの利用状態に紐付けられた時間しきい値を超えているかどうかを判断する(ステップS307)。
ここで、選択された測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が時間しきい値を超えていると判断されたら(ステップS307のYes)、アプリ状態チェック部132は、測位要否テーブルTbの測位フラグに「1」を記録する(ステップS305)。これにより、測位処理部124は、測位要否テーブルTbの測位フラグを参照して、実際に測位を実施する必要があるかどうかを判断することとなる。
一方、選択された測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が時間しきい値を超えていると判断されなければ(ステップS307のNo)、アプリ状態チェック部132は、アプリ状態チェック処理を終了させる。
本実施形態によれば、選択された測位方式による直近の測位時刻からの経過時間が、位置利用アプリ毎もしくは測位方式毎に決められた時間しきい値を超えていない場合、直近の測位時刻に取得された位置情報を、前回測位結果テーブルT1から取得して、測位要求の発行元の位置利用アプリに返送する。即ち、直近の測位時刻に取得された位置情報が有効であると推測できる場合は、位置利用アプリから測位要求が発行されても、測位を省略して、前回測位結果テーブルT1に記録されている位置情報を、測位要求の発行元の位置利用アプリに返送する。これにより、測位精度を低下させることなく、携帯端末装置100の省電力化をはかることができる。
しかも、位置利用アプリ及び利用状態毎に決められた時間しきい値もしくは測位方式及び利用状態毎に決められた時間しきい値を使用して、選択された測位方式による測位を実施するかどうかを判断している。このため、位置利用アプリからの測位要求に拘わらず、適切な測位頻度で測位が実施されるので、携帯端末装置100の消費電力を削減することができる。
以下、第1、第2の実施形態に関し、さらに付記を開示する。
(付記1)
第1の測位方式及び前記第1の測位方式とは異なる第2の測位方式による測位が可能な携帯端末装置の測位方法に於いて、
前記第1の測位方式により位置及び精度を取得し、
前記第2の測位方式により前回の測位を実施した位置から、前記第1の測位方式により取得された位置までの移動距離が所定距離を超えた場合、前記第2の測位方式により位置及び精度を取得し、
前記第1の測位方式により取得された精度と、前記第2の測位方式により取得された精度と、に基づき、前記第1の測位方式及び前記第2の測位方式の何れかを、前記所定距離の移動後の測位方式として選択する、携帯端末装置の測位方法。
(付記2)
付記1に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
前記第1の測位方式により取得された位置に基づき、前記携帯端末装置の移動距離を算出する、携帯端末装置の測位方法。
(付記3)
付記2に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
前記第1の測位方式により取得された位置と、前記所定距離の移動前に前記第2の測位方式により位置が取得された際の、前記携帯端末装置の位置と、に基づき、前記携帯端末装置の移動距離を算出する、携帯端末装置の測位方法。
(付記4)
付記1乃至3に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
前記所定距離は、前記第2の測位方式毎に決められている、携帯端末装置の測位方法。
(付記5)
付記1乃至4の何れかに記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、さらに、
測位要求を発行する複数のアプリケーションプログラムの何れかの実行結果を表示し、
前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが、前記実行結果を表示しているフォアグラウンド状態もしくは前記フォアグラウンド状態とは異なるバックグラウンド状態であるか否かを判断し、
前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが前記フォアグラウンド状態である場合、前記フォアグラウンド状態に紐付けられた測位間隔に基づき、前記第1の測位方式により位置を取得し、前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが前記バックグラウンド状態である場合、前記バックグラウンド状態に紐付けられた測位間隔に基づき、前記第1の測位方式により位置を取得する、携帯端末装置の測位方法。
(付記6)
付記5に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムにより発行された直近の測位要求からの経過時間が、前記フォアグラウンド状態もしくは前記バックグラウンド状態に紐付けられた測位間隔未満である場合、前記直近の測位要求を契機に取得された位置を、前記測位要求への応答とする、携帯端末装置の測位方法。
(付記7)
付記5に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが前記フォアグラウンド状態である場合、前記アプリケーションプログラム毎に前記フォアグラウンド状態に紐付けられた測位間隔に基づき、前記第1の測位方式により位置を取得し、前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが前記バックグラウンド状態である場合、前記アプリケーションプログラム毎に前記バックグラウンド状態に紐付けられた測位間隔に基づき、前記第1の測位方式により位置を取得する、携帯端末装置の測位方法。
(付記8)
付記7に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、さらに、
前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムにより発行された直近の測位要求からの経過時間が、前記アプリケーションプログラム毎に前記フォアグラウンド状態もしくは前記バックグラウンド状態に紐付けられた測位間隔未満である場合、前記直近の測位要求を契機に取得された位置を、前記測位要求への応答とする、携帯端末装置の測位方法。
(付記9)
第1の測位方式及び前記第1の測位方式とは異なる第2の測位方式による測位が可能な携帯端末装置の制御プログラムに於いて、
前記制御プログラムは、前記携帯端末装置に、
前記第1の測位方式により位置及び精度を取得させ、
前記第2の測位方式により前回の測位を実施した位置から、前記第1の測位方式により取得された位置までの移動距離が所定距離を超えた場合、前記第2の測位方式により位置及び精度を取得させ、
前記第1の測位方式により取得された精度と、前記第2の測位方式により取得された精度と、に基づき、前記第1の測位方式及び前記第2の測位方式の何れかを、前記所定距離の移動後の測位方式として選択させる、携帯端末装置の制御プログラム。
(付記10)
第1の測位方式及び前記第1の測位方式とは異なる第2の測位方式による測位が可能な携帯端末装置に於いて、
前記第1の測位方式もしくは前記第2の測位方式により位置及び精度を取得する、測位処理部と、
前記第1の測位方式もしくは前記第2の測位方式により取得された位置に基づき、前記携帯端末装置の移動距離が所定距離を超えたか否かを判断する判断部と、を備え、
前記測位処理部は、
前記第2の測位方式により前回の測位を実施した位置から、前記第1の測位方式により取得された位置までの移動距離が所定距離を超えた場合、前記第2の測位方式により位置及び精度を取得し、前記第1の測位方式により取得された精度と、前記第2の測位方式により取得された精度と、に基づき、前記第1の測位方式及び前記第2の測位方式の何れかを、前記所定距離の移動後の測位方式として選択する、携帯端末装置。
100:携帯端末装置
100A:携帯端末装置
121:GPS測位部
122:WLAN測位部
123:基地局測位部
124:測位処理部
125:移動距離チェック部(測位判断部)
131:アプリ管理部
132:アプリ状態チェック部

Claims (10)

  1. 位置情報及び前記位置情報の取得に関する精度情報を取得するための複数の測位方式による測位が実施可能な携帯端末装置の測位方法に於いて、
    測位方式毎の前回の測位結果が記録された第1の測位テーブルに記録された前記複数の測位方式に対応した精度情報を参照し、最高の精度情報が記録されている第1の測位方式による測位を実施し、前記第1の測位テーブルを前記第1の測位方式による測位の結果に基づいて更新し、
    前記第1の測位テーブルに記録された第1の位置情報と、最新の測位要求に応じて実施された測位方式による測位の結果が記録された第2の測位テーブルに記録された第2の位置情報とに基づいて、前記携帯端末装置の測位方式毎の移動距離を算出し、
    前記移動距離が所定距離を超えない場合に、前記第1の測位方式により最高の測位精度が得られると判断し、前記第1の測位方式のみで位置情報及び精度情報を取得し、
    前記移動距離が前記所定距離を超える第2の測位方式があった場合、前記第2の測位方式による測位を実施し、前記第1の測位方式により取得された精度情報と、前記第2の測位方式により取得された精度情報に基づき、前記第1の測位方式及び前記第2の測位方式の何れかを、前記所定距離の移動後の測位方式として選択する、携帯端末装置の測位方法。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
    前記第1の測位方式により取得された位置情報に基づき、前記携帯端末装置の移動距離を算出する、携帯端末装置の測位方法。
  3. 請求項2に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
    前記第1の測位方式により取得された位置情報と、前記所定距離の移動前に前記第1の測位方式とは異なる測位方式により位置情報が取得された際の、前記携帯端末装置の位置情報と、に基づき、前記携帯端末装置の移動距離を算出する、携帯端末装置の測位方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
    前記所定距離は、前記複数の測位方式毎に決められている、携帯端末装置の測位方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、さらに、
    前記測位要求を発行する複数のアプリケーションプログラムの何れかの実行結果を表示し、
    前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが、前記実行結果を表示しているフォアグラウンド状態もしくは前記フォアグラウンド状態とは異なるバックグラウンド状態であるか否かを判断し、
    前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが前記フォアグラウンド状態である場合、前記フォアグラウンド状態に紐付けられた測位間隔に基づき、前記第1の測位方式により位置情報を取得し、前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが前記バックグラウンド状態である場合、前記バックグラウンド状態に紐付けられた測位間隔に基づき、前記第1の測位方式により位置情報を取得する、携帯端末装置の測位方法。
  6. 請求項5に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
    前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムにより発行された直近の測位要求からの経過時間が、前記フォアグラウンド状態もしくは前記バックグラウンド状態に紐付けられた測位間隔未満である場合、前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムにより発行された直近の測位要求を契機に取得された位置情報を、前記測位要求への応答とする、携帯端末装置の測位方法。
  7. 請求項5に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、
    前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが前記フォアグラウンド状態である場合、前記アプリケーションプログラム毎に前記フォアグラウンド状態に紐付けられた測位間隔に基づき、前記第1の測位方式により位置情報を取得し、前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムが前記バックグラウンド状態である場合、前記アプリケーションプログラム毎に前記バックグラウンド状態に紐付けられた測位間隔に基づき、前記第1の測位方式により位置情報を取得する、携帯端末装置の測位方法。
  8. 請求項7に記載の携帯端末装置の測位方法に於いて、さらに、
    前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムにより発行された直近の測位要求からの経過時間が、前記アプリケーションプログラム毎に前記フォアグラウンド状態もしくは前記バックグラウンド状態に紐付けられた測位間隔未満である場合、前記測位要求の発行元のアプリケーションプログラムにより発行された直近の測位要求を契機に取得された位置情報を、前記測位要求への応答とする、携帯端末装置の測位方法。
  9. 位置情報及び前記位置情報の取得に関する精度情報を取得するための複数の測位方式による測位が実施可能な携帯端末装置の制御プログラムに於いて、
    前記制御プログラムは、前記携帯端末装置に、
    測位方式毎の前回の測位結果が記録された第1の測位テーブルに記録された前記複数の測位方式に対応した精度情報を参照し、最高の精度情報が記録されている第1の測位方式による測位を実施し、前記第1の測位テーブルを前記第1の測位方式による測位の結果に基づいて更新し、
    前記第1の測位テーブルに記録された第1の位置情報と、最新の測位要求に応じて実施された測位方式による測位の結果が記録された第2の測位テーブルに記録された第2の位置情報とに基づいて、前記携帯端末装置の測位方式毎の移動距離を算出し、
    前記移動距離が所定距離を超えない場合に、前記第1の測位方式により最高の測位精度が得られると判断し、前記第1の測位方式のみで位置情報及び精度情報を取得し、
    前記移動距離が前記所定距離を超える第2の測位方式があった場合、前記第2の測位方式による測位を実施し、前記第1の測位方式により取得された精度情報と、前記第2の測位方式により取得された精度情報に基づき、前記第1の測位方式及び前記第2の測位方式の何れかを、前記所定距離の移動後の測位方式として選択する、携帯端末装置の制御プログラム。
  10. 位置情報及び前記位置情報の取得に関する精度情報を取得するための複数の測位方式による測位が実施可能な携帯端末装置に於いて、
    測位方式毎の前回の測位結果が記録された第1の測位テーブルと、
    最新の測位要求に応じて実施された測位方式による測位結果が記録された第2の測位テーブルと、
    前記第1の測位テーブルに記録された前記複数の測位方式に対応した精度情報を参照し、最高の精度情報が記録されている第1の測位方式による測位を実施し、前記第1の測位テーブルを前記第1の測位方式による測位の結果に基づいて更新する測位処理部と、
    前記第1の測位テーブルに記録された第1の位置情報と、前記第2の測位テーブルに記録された第2の位置情報とに基づいて、前記携帯端末装置の測位方式毎の移動距離を算出し、前記移動距離が所定距離を超えたか否かを判断する判断部と、を備え、
    前記測位処理部は、前記移動距離が前記所定距離を超えない場合に、前記第1の測位方式により最高の測位精度が得られると判断し、前記第1の測位方式のみで位置情報及び精度情報を取得し、前記移動距離が前記所定距離を超える第2の測位方式があった場合、前記第2の測位方式による測位を実施し、前記第1の測位方式により取得された精度情報と、前記第2の測位方式により取得された精度情報に基づき、前記第1の測位方式及び前記第2の測位方式の何れかを、前記所定距離の移動後の測位方式として選択する
    ことを特徴とする携帯端末装置。
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