JP6069560B1 - 吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定仕切部および回転仕切部を、操作性と気密性を備えた適切な構成とし、かつ、容易に組み立て可能な吐出容器を提供する。【解決手段】容器本体10と、容器本体10に対して回転可能に取り付けられる蓋部20と、容器本体10とは別体に形成されるとともに容器本体10の内部において支持される固定仕切部30と、蓋部20とは別体に形成されるとともに蓋部20に支持され固定仕切部30とともに収容空間10Bを構成する回転仕切部40と、を有する。固定仕切部30は、容器本体10の中心部側に設けられた第1支持部51、および側壁部12の内面側に設けられた第2支持部52によって容器本体10に支持される。回転仕切部40は、蓋部20との間に設けられた第3支持部53によって蓋部20に支持される。【選択図】図3

Description

本発明は、蓋部を回転させることにより、蓋部に設けた吐出口から化粧料等の内容物を吐出することが可能な吐出容器に関する。
従来、蓋部を回転させることにより、蓋部に設けた吐出口からクリーム状の化粧料等の内容物を吐出することが可能な吐出容器は知られている。例えば、特開2006−176177号公報には、容器本体、蓋部、固定仕切部および回転仕切部を備えた吐出容器が開示されている。特開2006−176177号公報の吐出容器では、容器本体の内部に固定仕切部と回転仕切部が設けられている。容器本体の内部は固定仕切部と回転仕切部で仕切られており、内容物を収容する収容室を構成している。固定仕切部は容器本体と一体に形成されている。回転仕切部は蓋部に形成された軸が差し込まれて蓋部とともに回転するように構成されている。容器本体に対して蓋部を回転させることにより、固定仕切部と回転仕切部のなす中心角度が小さくなり、収容室が減容して内容物を圧迫し、蓋部に設けられた吐出口から内容物が吐出される。
特開2006−176177号公報の吐出容器のように、蓋部を回転させて内容物を吐出させる容器では、蓋部を軽い力で回転させて内容物を吐出することができる操作性と、収容室から内容物が漏れることを防止する気密性が求められる。ところが吐出容器は、固定仕切部と回転仕切部で内容物を圧迫して内容物を吐出する構造であるため、固定仕切部と回転仕切部に高い圧力が加わる。圧力によって固定仕切部および回転仕切部が変形すると、固定仕切部および回転仕切部の気密性が低下して収容室から内容物が漏れ出てしまう場合がある。反対に容器本体と回転仕切部が密着してしまい操作性が悪化する場合もある。このため、固定仕切部および回転仕切部は、吐出時に圧力が加わっても変形しにくい構成にする必要がある。
特開2006−176177号公報
しかしながら、特開2006−176177号公報の吐出容器のように、固定仕切部が容器本体と一体成型される構成では、固定仕切部の形状は、容器本体と一体に射出成型可能な形状に限定される。例えば特開2006−176177号公報の吐出容器では、固定仕切部は、上部から下部まで断面形状が略一定で、固定仕切部の容器側面側は肉厚が厚く、容器中心側の部分は肉厚が薄く、かつ自由端になっている。容器中心側の肉厚が薄く自由端の部分は、吐出時の圧力によって変形する可能性がある。また、固定仕切部の形状が限定されることにより、固定仕切部と対をなす回転仕切部の形状も、固定仕切部の形状に対応した形状にせざるを得ない。つまり、容器本体と固定仕切部を一体成型する構成では、固定仕切部と回転仕切部の形状が限定されるため、操作性と気密性を確保することが難しい。
吐出時の圧力による固定仕切部の変形を抑制するため、容器本体および固定仕切部をより強度の高いエンジニアリングプラスチックで一体成型することも考えられる。しかしながら、吐出時の圧力は容器の形状ごとに異なるため、吐出時の圧力に耐えうるように適切な樹脂素材を容器形状ごとに選定することは容易ではない。また、強度の高いエンジニアリングプラスチックは汎用の射出成型用樹脂素材より高価であり、容器本体全体を高価な樹脂素材で成型することにより製造コストが上昇してしまう問題がある。
また、容器本体と固定仕切部を一体成型する構成では、固定仕切部の肉厚部における樹脂収縮が原因となって成型面にヒケが発生する。容器本体の内部にヒケが生じると寸法異常となって操作性および気密性が著しく低下する。反対に容器本体の外部にヒケが生じると外観体裁が悪化するため、不良品となる。ヒケを抑制するため、固定仕切部の内部に凹部を形成して、固定仕切部の肉厚を薄くすることも可能ではある。しかしながら、固定仕切部の内部に一体成型で凹部を形成するには、容器本体の内部または外部から凹部を形成する必要がある。容器本体の外部に凹部を形成すると外観体裁が低下するため好ましくない。反対に容器本体の内部に凹部を形成すると、吐出容器を組み立てる際に、回転仕切部の軸穴に差し込むべき蓋部の軸部を誤って固定仕切部に形成された凹部に差し込むおそれがあり、吐出容器の組み立て容易性が損なわれてしまう問題がある。
さらに、吐出容器は、容器本体に蓋部を一旦組み付けると分解が容易でないため、内容物を充填してから、容器本体に蓋部を取り付ける必要がある。例えば、特開2006−176177号公報の吐出容器に内容物を充填する場合、まず、容器本体内の固定仕切部に対して回転仕切部を所定位置に配置して収容室を構成する。収容室内に内容物を充填した後、回転仕切部の中心に蓋部の軸を挿入し、容器本体に蓋部を取り付けて、内容物の充填と吐出容器の組み立てを完了する。 しかしながら、吐出容器は部品点数が多いため組み立てに手数が掛かる。また、回転仕切部の配置位置を誤ると、蓋部を取り付けられないばかりか吐出容器が正しく作動しない状態となる。このため、吐出容器は、組み立て容易な構成であることが求められる。
本発明は、固定仕切部および回転仕切部を、操作性と気密性を備えた適切な構成とし、かつ、容易に組み立て可能な吐出容器を提供することを目的とする。
本発明の吐出容器は、
底部および前記底部から連続して形成される側壁部によって内部空間を構成するとともに、前記側壁部の開放端側に形成される口部を有する容器本体と、
吐出口が設けられた天壁部を有し、前記口部に対して回転可能に取り付けられる蓋部と、
前記容器本体とは別体に形成されるとともに、前記容器本体の内部において支持され、前記容器本体の半径方向に延びる固定壁部を有する固定仕切部と、
前記蓋部とは別体に形成されるとともに、前記蓋部に支持され、前記容器本体の半径方向に延びる回転壁部を有しており、前記固定仕切部とともに内容物の収容空間を構成する回転仕切部と、
を有し、
前記固定仕切部は、前記容器本体の中心部側に設けられた第1支持部、および前記側壁部の内面側に設けられた第2支持部によって前記容器本体に支持されており、
前記回転仕切部は、前記蓋部との間に設けられた第3支持部によって前記蓋部に支持されており、
前記蓋部を前記容器本体に対して回転させることで、前記固定仕切部に対して前記回転仕切部を相対移動させ、前記収容空間の容積を減少させて前記収容空間に収容した内容物を前記吐出口から吐出させる。
本発明の吐出容器によれば、固定仕切部は、容器本体とは別体に形成されているとともに、容器本体の中心部側に設けられた第1支持部、および側壁部の内面側に設けられた第2支持部によって容器本体に支持されている。このため、固定仕切部の形状は、容器本体と一体成型可能な形状に限定されず、固定仕切部と対をなす回転仕切部の形状も限定されない。また、固定仕切部および回転仕切部は容器本体と別体であるため、容器本体の素材と異なる素材を用いて固定仕切部および回転仕切部を成型することが可能である。さらに、固定仕切部は、容器本体の中心側の第1支持部および容器本体の側壁部側の第2支持部で支持される構成であるため、吐出圧力によって変形しにくく、かつ組み立てが容易である。よって、固定仕切部および回転仕切部を操作性と気密性を備えた適切な構成にすることができ、かつ、容易に組み立てが可能な吐出容器とすることができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る吐出容器の正面図である。 図2Aは、外蓋部を外した状態の吐出容器の平面図である。 図2Bは、外蓋部を外した状態の吐出容器の平面図である。 図2Cは、外蓋部を外した状態の吐出容器の平面図である。 図3は、図2AのA―A線における断面図である。 図4は、図2AのB―B線における断面図である。 図5は、固定仕切部を示す図である。 図6は、回転仕切部を示す図である。 図7は、固定仕切部および回転仕切部を連結させた状態を示している。 図8は、本発明の実施形態2に係る吐出容器の正面図である。 図9は、外蓋部を外した状態の吐出容器の平面図である。 図10は、図9のF―F線における断面図である。 図11は、図9のG―G線における断面図である。 図12は、固定仕切部を示す図である。 図13は、回転仕切部を示す図である。 図14は、吐出容器の外蓋部を閉じた状態を示す正面断面図である。 図15は、吐出容器の外蓋部を開いた状態を示す正面断面図である。
本発明の一実施形態にかかる吐出容器は、
底部および前記底部から連続して形成される側壁部によって内部空間を構成するとともに、前記側壁部の開放端側に形成される口部を有する容器本体と、
吐出口が設けられた天壁部を有し、前記口部に対して回転可能に取り付けられる蓋部と、
前記容器本体とは別体に形成されるとともに、前記容器本体の内部において支持され、前記容器本体の半径方向に延びる固定壁部を有する固定仕切部と、
前記蓋部とは別体に形成されるとともに、前記蓋部に支持され、前記容器本体の半径方向に延びる回転壁部を有しており、前記固定仕切部とともに内容物の収容空間を構成する回転仕切部と、
を有し、
前記固定仕切部は、前記容器本体の中心部側に設けられた第1支持部、および前記側壁部の内面側に設けられた第2支持部によって前記容器本体に支持されており、
前記回転仕切部は、前記蓋部との間に設けられた第3支持部によって前記蓋部に支持されており、
前記蓋部を前記容器本体に対して回転させることで、前記固定仕切部に対して前記回転仕切部を相対移動させ、前記収容空間の容積を減少させて前記収容空間に収容した内容物を前記吐出口から吐出させる、吐出容器である(第1の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部は、容器本体とは別体に形成されているとともに、容器本体の中心部側に設けられた第1支持部、および側壁部の内面側に設けられた第2支持部によって容器本体に支持されている。このため、固定仕切部の形状は、容器本体と一体成型可能な形状に限定されず、固定仕切部と対をなす回転仕切部の形状も限定されない。また、固定仕切部および回転仕切部は容器本体と別体であるため、容器本体の素材と異なる素材を用いて固定仕切部および回転仕切部を成型することが可能である。さらに、固定仕切部は、容器本体の中心側の第1支持部および容器本体の側壁部側の第2支持部で支持される構成であるため、吐出圧力によって変形しにくく、かつ組み立てが容易である。よって、固定仕切部および回転仕切部を操作性と気密性を備えた適切な構成にすることができ、かつ、容易に組み立てが可能な吐出容器とすることができる。
上記第1の構成において、
前記第1支持部は、
前記容器本体の前記底部に設けられる第1軸部と、
前記固定仕切部に設けられ、前記第1軸部を保持する第1保持部と、
を有してもよい(第2の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部は、容器本体の中心部側に設けられた第1軸部を第1保持部で保持することによって容器本体に支持される。このため、容器本体に対して固定仕切部を確実に支持することができ、かつ、容易に組み立てが可能な吐出容器とすることができる。
上記第1から第2の構成において、
前記第2支持部は、
前記容器本体の側壁部または前記固定仕切部のいずれか一方に設けられる第1凸部と、
前記容器本体の側壁部または前記固定仕切部のいずれか他方に設けられ、前記第1凸部と嵌合する第1凹部と、を有してもよい(第3の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部は、容器本体の側壁部の内面側に設けられた第1凸部および第1凹部を嵌合させることによって容器本体に支持される。このため、容器本体に対して固定仕切部を確実に支持することができ、かつ、容易に組み立てが可能な吐出容器とすることができる。
上記第1から第3の構成において、
前記第3支持部は、
前記蓋部の中心部から離れた位置に設けられ、前記天壁部から前記回転仕切部に向けて延びる差込み部と、
前記回転仕切部に設けられ、前記差込み部が挿入される挿入穴と、
を有してもよい(第4の構成)。
上記構成によれば、回転仕切部は、蓋部の中心部から離れた位置に設けられた差込み部が挿入穴に挿入されることによって蓋部に支持される。このため、蓋部に対して回転仕切部を容易な構成で確実に支持することができ、かつ、容易に組み立てが可能な吐出容器とすることができる。
上記第4の構成において、
前記回転仕切部は、対向して設けられる第1回転壁部および第2回転壁部によって前記回転壁部が構成されるとともに、前記第1回転壁部および前記第2回転壁部の間に前記挿入穴が構成され、
前記固定仕切部は、対向して設けられる第1固定壁部および第2固定壁部によって前記固定壁部が構成されるとともに、前記天壁部に対向して設けられる固定上面部により、前記第1固定壁部および前記第2固定壁部の間の空間が塞がれていてもよい(第5の構成)。
上記構成によれば、回転仕切部の上部には蓋部の差込み部を挿入可能な挿入穴が構成され、固定仕切部の上部は固定上面部により塞がれている。回転仕切部の上部に挿入穴があり、固定仕切部の上部は塞がれているため、蓋部の差込み部を挿入する際に迷わずに回転仕切部の挿入穴に挿入することができる。このため、吐出容器の組み立てを間違えずに容易に行うことができる。
上記第1から第5の構成において、
前記容器本体の底部に前記固定仕切部を支持させる、第4支持部をさらに有してもよい(第6の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部は、容器本体の底部に設けられた第4支持部によって容器本体に支持される。固定仕切部は、第1支持部および第2支持部で支持されると同時に容器本体の底部において第4支持部でも支持されるため、容器本体に対して固定仕切部をより確実に支持することができるとともに、固定仕切部の組み立てを容易に行うことができる。
上記第6の構成において、
前記第4支持部は、
前記底部または前記固定仕切部のいずれか一方に設けられる第2凸部と、
前記底部または前記固定仕切部のいずれか他方に設けられ、前記第2凸部と嵌合する第2凹部と、
を有してもよい(第7の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部は、容器本体の底部側に設けられた第2凸部および第2凹部を嵌合させることによって容器本体に支持される。このため、容器本体に対して固定仕切部をより確実に支持することができ、かつ、容易に組み立てが可能な吐出容器とすることができる。
上記第1から第7の構成において、
前記固定仕切部または前記回転仕切部のいずれか一方と前記天壁部を、前記蓋部の中心部側で支持する第5支持部をさらに有してもよい(第8の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部または回転仕切部のいずれか一方は、第5支持部によって天壁部に蓋部の中心部側で支持される。このため、蓋部に対して固定仕切部または回転仕切部を確実に支持することができ、かつ、容易に組み立てが可能な吐出容器とすることができる。
上記第8の構成において、
前記第5支持部は、
前記天壁部の中心部に設けられる第2軸部と、
前記固定仕切部または前記回転仕切部のいずれか一方に設けられ、前記第2軸部を保持する第2保持部と、
を有してもよい(第9の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部または回転仕切部のいずれか一方は、天壁部に蓋部の中心部側に設けられる第2軸部を第2保持部で保持させることによって支持される。このため、蓋部に対して固定仕切部または回転仕切部を確実に支持することができ、かつ、容易に組み立てが可能な吐出容器とすることができる。
上記第1から第9の構成において、
前記固定仕切部の前記固定壁部および前記回転仕切部の前記回転壁部を相互に係止させる係止部をさらに有してもよい(第10の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部の固定壁部および回転仕切部の回転壁部は、係止部により相互に係止することが可能である。吐出容器の組み立て時に固定仕切部および回転仕切部を係止しておくことで、固定仕切部および回転仕切部の相対位置を間違えずに組み立てることができる。このため、吐出容器の組み立てを間違えずに容易に行うことができる。
上記第10の構成において、
前記係止部は、
前記固定壁部または前記回転壁部のいずれか一方に設けられる第3凸部と、
前記固定壁部または前記回転壁部のいずれか他方に設けられ、前記第3凸部と嵌合する第3凹部と、
を有してもよい(第11の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部の固定壁部および回転仕切部の回転壁部は、第3凸部および第3凹部を嵌合させることにより相互に係止することが可能である。吐出容器の組み立て時に固定仕切部および回転仕切部を係止しておくことで、固定仕切部および回転仕切部の相対位置を間違えずに組み立てることができる。また、吐出容器を使用すると係止部による係止は解除されるため、組み立てた後に係止部を解除する必要はなく、係止された状態のまま組み立てを行うことができる。このため、吐出容器の組み立てが容易になる。
上記第1から第11の構成において、
前記固定仕切部および前記回転仕切部を、前記容器本体の中心部側で回転可能に連結する連結部をさらに有してもよい(第12の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部および回転仕切部は、連結部により、容器本体の中心部側で回転可能に連結される。固定仕切部および回転仕切部が相互に支持されるため、吐出時の圧力によって固定仕切部および回転仕切部が変形しにくくなる。また、組み立て時に固定仕切部および回転仕切部を連結しておくことで、固定仕切部および回転仕切部の相対位置を間違えずに組み立てることができるとともに、容器本体内部への配置が容易になる。このため、吐出容器の組み立てが容易になる。
上記第12の構成において、
前記連結部は、
前記固定仕切部または前記回転仕切部のいずれか一方に設けられる第3軸部と、
前記固定仕切部または前記回転仕切部のいずれか他方に設けられ、前記第3軸部を保持する第3保持部と、
を有してもよい(第13の構成)。
上記構成によれば、固定仕切部および回転仕切部は、第3軸部を第3保持部で保持することにより、容器本体の中心部側で回転可能に連結される。第3軸部および第3保持部によって固定仕切部および回転仕切部が相互に支持されるため、吐出時の圧力によって固定仕切部および回転仕切部が変形しにくくなる。また、組み立て時に固定仕切部および回転仕切部を連結しておくことで、固定仕切部および回転仕切部の相対位置を間違えずに組み立てることができるとともに、容器本体内部への配置が容易になる。このため、吐出容器の組み立てが容易になる。
[実施形態1]
以下、図面を参照し、本発明の実施形態1に係る吐出容器100を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[全体構成]
まず、吐出容器100の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る吐出容器100の正面図である。以下の図では、矢印Rは吐出容器100の右方向を示し、矢印Lは左方向を示す。矢印Uは上方向、矢印Dは下方向を示す。矢印Fは前方向、矢印Bは後方向を示す。
図1に示すように、吐出容器100は、容器本体10、内蓋部20、固定仕切部30、回転仕切部40、外装体80および外蓋部90を備えている。容器本体10は、底部11、側壁部12および口部14を有している。容器本体10の内側には内部空間10Aが構成されている。容器本体10の口部14には、内蓋部20が回転可能に取り付けられている。内蓋部20は、天壁部21を有している。天壁部21には、吐出口25が設けられている。口部14と天壁部21の間にはパッキン26が配置されている。
固定仕切部30および回転仕切部40は、容器本体10とは別体に形成されている。固定仕切部30および回転仕切部40は、容器本体10の内部空間10Aに配置されている。固定仕切部30および回転仕切部40の上部は、天壁部21の下面に接触している。固定仕切部30は、容器本体10に固定されており、回転仕切部40は、内蓋部20とともに回転可能である。固定仕切部30および回転仕切部40の構成については後述する。
外装体80は、容器本体10の外側に装着されている。外装体80は、容器本体10の底部11および側壁部12の外側を覆っている。外装体80の上部には、雄螺子部81が設けられている。外装体80の上部には、外蓋部90が取り付けられている。外蓋部90は、内蓋部20の上方を覆っている。外蓋部90には、雌螺子部91が設けられている。外装体80と外蓋部90は、雄螺子部81および雌螺子部91によって着脱可能である。
容器本体10、内蓋部20、固定仕切部30、回転仕切部40、外装体80および外蓋部90は、それぞれ射出成型手段によって成型されている。射出成型に用いる樹脂素材は、全て共通でもよいが、内容物Mを吐出する際に圧力が加わりやすい固定仕切部30および回転仕切部40については、より強度の高い別種の樹脂素材を用いて成型してもよい。このように固定仕切部30および回転仕切部40は容器本体10とは別体で成型されているため、必要に応じて樹脂素材を使い分けることが可能である。
図2A、図2Bおよび図2Cは、外蓋部90を外した状態の吐出容器100の平面図である。図2Aに示すように、容器本体10の内部空間10Aには、固定仕切部30および回転仕切部40が配置されている。固定仕切部30は、容器本体10に固定されている。回転仕切部40は、内蓋部20に支持されており、内蓋部20とともに矢印R方向に、矢印Rの始点位置R1から終点位置R2まで回転可能である。容器本体10の内部空間10Aは、固定仕切部30および回転仕切部40で仕切られることにより、収容部10Bが構成されている。吐出口25は、収容部10Bの上方であって、回転仕切部40に近い位置に設けられている。収容部10Bには、例えばクリーム状の化粧料のように粘性が高い内容物Mが収容される。
図2Aに示すように、回転仕切部40の吐出開始位置P1は、回転仕切部40が固定仕切部30に対して矢印Rの始点R1側において接している状態である。内蓋部20を矢印R方向に回転させると、回転仕切部40は、内蓋部20とともに矢印R方向に移動する。回転仕切部40が吐出開始位置P1にある場合、収容部10Bの容積は最も大きくなっている。内容物Mを充填する場合、回転仕切部40を吐出開始位置P1に位置させ、収容部10Bの容積最も大きくした状態で、内容物Mを収容部10Bに充填する。
容器本体10の口部14の上面には、通気溝18が形成されている。通気溝18は、固定仕切部30および回転仕切部40が接触する部分と、内蓋部20の外部とを連通させている。回転仕切部40が矢印R方向に移動して吐出済み空間10Cが形成されると(図2Bおよび図2C参照)、吐出済み空間10Cに通気溝18を介して外気が導入される。
図2Bは、内蓋部20の回転にともなって、回転仕切部40が吐出開始位置P1(図2A参照)から吐出位置P2に移動した状態を示している。吐出位置P2は、吐出開始位置P1から吐出完了位置P3(図2C参照)までの途中の位置である。内蓋部20を矢印R方向に回転させると、回転量に応じて収容空間10Bの容積が減少して収容空間10Bに収容した内容物Mを圧迫し、回転量に応じた量の内容物Mを吐出口25から吐出させることが可能である。吐出位置P2にある回転仕切部40と固定仕切部30との間には、内容物Mが吐出されて空の空間になった吐出済み空間10Cが形成されている。吐出済み空間10Cには通気溝18を介して外気が導入される。吐出済み空間10Cに外気が導入されることにより、吐出済み空間10Cが負圧になることを防止し、内蓋部20を軽い力で回転させて内容物Mを吐出できるようにしている。
図2Cは、回転仕切部40が吐出完了位置P3に移動した状態を示している。吐出完了位置P3では、回転仕切部40は矢印Rの終点R2側において固定仕切部30に接している。回転仕切部40が吐出完了位置P3に到達すると、収容部10Bの容積は最小になっており、内容物Mの吐出は完了する。反対に吐出済み空間10Cは最大になっている。
[内部構成]
図3は、図2AのA―A線における断面図である。容器本体10の側壁部12は、略円筒状であり、底部11から連続して上方に向けて延びている。底部11および側壁部12によって内部空間10Aが構成されている。口部14は、側壁部12の開放端側に形成されている。
内蓋部20は、容器本体10の口部14に対して回転可能に取り付けられている。内蓋部20は、天壁部21、および取付部22を有している。取付部22は、天壁部21の周縁部から連続して下方に向けて延びている。取付部22の内側には、取付凸部23が形成されている。取付凸部23は、取付部22の周方向に延びる突条であり、内蓋部20の中心方向に向けて突出している。容器本体10の口部14には、取付凸部23に対応して抜け止め部16が形成されている。抜け止め部16は、口部14の周方向に延びる突条であり、容器本体10の外側に向けて突出している。
容器本体10の口部14に対して内蓋部20を取り付け、内蓋部20の取付凸部23が、口部14の抜け止め部16を乗り越えることで、口部14に内蓋部20が取り付けられた状態が維持される。なお、取付凸部23および抜け止め部16の位置および突出量は、容器本体10の口部14に対して内蓋部20が回転可能となるように設定されている。天壁部21の下面と、固定仕切部30および回転仕切部40の上部は、内容物Mの漏れを防止でき、かつ、内蓋部20が回転可能となる圧力で接触している。天壁部21と容器本体10の口部14との間には、パッキン26が配置されている。なお、図示は省略するが、口部14の上部には通気溝18(図2A参照)が形成されている。
固定仕切部30は、容器本体10とは別体に形成されている。固定仕切部30は、容器本体10の内部において、容器本体10の中心部側に設けられた第1支持部51、および側壁部12の内面側に設けられた第2支持部52によって容器本体10に支持されている。固定仕切部30は、固定壁部31、および固定上面部34を有している。
固定壁部31は、容器本体10の内部空間10Aを仕切る部分である。固定壁部31は、第1固定壁部311、第2固定壁部312および第3固定壁部313を有している(図5参照)。固定仕切部30が容器本体10に配置された状態で、第1固定壁部311および第2固定壁部312は、容器本体10の半径方向に延びるように形成されている。第3固定壁部313は、第1固定壁部311および第2固定壁部312を接続している。第1固定壁部311、第2固定壁部312および第3固定壁部313の間には、空間33が形成されている。固定上面部34は、空間33の上部を塞いでいる。空間33の下部は、開放されている。固定壁部31は、収容部10Bに収容した内容物Mが漏れないように内蓋部20および容器本体10の内壁に接触している。
第1支持部51は、第1軸部511および第1保持部512から構成されている。第1軸部511は、容器本体10の底部11の中心部に形成されている。第1軸部511は、上方に向けて延びるように形成されている。第1保持部512は、固定仕切部30に形成されている。第1保持部512は、第1軸部511を内側に嵌合させて保持可能なように筒状に形成されている。第1軸部511および第1保持部512が嵌合することにより、固定仕切部30は、容器本体10の中心部側において支持されている。第1軸部511および第1保持部512は、底部11からの高さを確保して、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
第2支持部52は、第1凸部521および第1凹部522から構成されている。第1凸部521は、固定仕切部30に形成されている。第1凸部521は容器本体10の半径方向外側に向けて突出している。第1凸部521は上下方向に延びている。第1凹部522は、容器本体10の側壁部12の内面に形成されている。第1凹部522は上下方向に延びる凹状の溝である。第1凹部522は、第1凸部521が嵌合可能な形状に形成されている。第1凸部521および第1凹部522が嵌合することにより、固定仕切部30は、容器本体10の側壁部の内面において支持されている。第1凸部521および第1凹部522は、容器本体10の口部14の上部から底部11付近まで形成されており、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。なお、本実施形態では、第2支持部52を構成する第1凸部521を固定仕切部30に設け、第1凹部522を容器本体10に設けたが、第1凸部521を容器本体10に設け、第1凹部522を固定仕切部30に設けてもよい。
図4は、図2AのB―B線における断面図である。容器本体10の側壁部12の下部には、周方向において等間隔に、回り止め溝16が形成されている。外装体80の内側には、回り止め溝16に対応する位置に回り止め突部82が形成されている。回り止め溝16および回り止め突部82が嵌合することにより、容器本体10および外装体80が相対的に回転できない構成になっている。このため、容器本体10および内蓋部20を相対回転させる際に、使用者は、外装体80を把持して、内蓋部20を回転させることが可能になっている。
回転仕切部40は、容器本体10および内蓋部20とは別体に形成されている。回転仕切部40は、内蓋部20との間に設けられた第3支持部53によって内蓋部20に支持されている。回転仕切部40は、回転壁部41を有している。
回転壁部41は、容器本体10の内部空間10Aを仕切る部分である。回転壁部41は、第1回転壁部411、第2回転壁部412および第3回転壁部413を有している(図6参照)。回転仕切部40が容器本体10に配置された状態で、第1回転壁部411および第2回転壁部412は、容器本体10の半径方向に延びるように形成されている。第3回転壁部413は、第1回転壁部411および第2回転壁部412を接続している。第1回転壁部411、第2回転壁部412および第3回転壁部413の間には挿入穴43が構成されている。回転壁部41は、収容部10Bに収容した内容物Mが漏れないように内蓋部20および容器本体10の内壁に接触している。
第3支持部53は、差込み部531および挿入穴43から構成されている。差込み部531は、内蓋部20に設けられている。差込み部531は、天壁部21の中心部から離れた位置に設けられ、天壁部21から下方に向けて延びている。差込み部531は、回転仕切部40の挿入穴43に挿入されている。差込み部531が挿入穴43に挿入されることにより、回転仕切部40は内蓋部20に支持されている。差込み部531および挿入穴43は、回転仕切部40の上部から容器本体10の底部11付近まで形成されており、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
図3および図4に示すように、回転仕切部40は、内蓋部20との間に設けられた第5支持部55によって内蓋部20の中心側で支持されている。第5支持部55は、第2軸部551および第2保持部552から構成されている。第2軸部551は、内蓋部20に設けられている。第2軸部551は、天壁部21の中心部に設けられている。第2軸部551は、下方に向けて延びるように形成されている。第2保持部552は、回転仕切部40に設けられている。第2保持部552は、第2軸部551を内側に嵌合させて保持可能なように筒状に形成されている。第2軸部551および第2保持部552が嵌合することにより、回転仕切部40は、内蓋部20の中心部側において支持されている。第2軸部551および第2保持部552は、天壁部21からの上下方向の高さを確保して、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。なお、本実施形態では、第2保持部552を回転仕切部40に設けたが、第2保持部552を固定仕切部30に設けるようにしてもよい。
また、図3および図4に示すように、固定仕切部30および回転仕切部40は、連結部71によって容器本体10の中心部側で回転可能に連結されている。連結部71は、第3軸部711および第3保持部712から構成されている。第3軸部711は、回転仕切部40に設けられている。第3軸部711は、下方に向けて延びるように形成されている。第3軸部711の下部には、突起713が形成されている。第3保持部712は、固定仕切部30に設けられている。第3保持部712は、第3軸部711を内側に嵌合させて保持可能なように筒状に形成されている。第3保持部712の下部には、開口部714が形成されている。第3軸部711および第3保持部712が嵌合することにより、固定仕切部30および回転仕切部40は、容器本体10の中心部側において支持される。また、第3軸部711および第3保持部712が嵌合した状態では、突起713が開口部714に嵌合しており、第3軸部711および第3保持部712が嵌合した状態を維持している。第3軸部711および第3保持部712は、上下方向の高さを確保して、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。また、連結部71は、下方の第1支持部51および、上方の第5支持部55の間に配置されており、第1支持部51、連結部71および第5支持部55が上下方向に連続している。このため、固定仕切部30および回転仕切部40の強度を高くすることができ、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗することができる。なお、本実施形態では、第3軸部711を回転仕切部40に設け、第3保持部712を固定仕切部30に設けたが、第3軸部711を固定仕切部30に設け、第3保持部712を回転仕切部40に設けてもよい。
図5は、固定仕切部30を示す図である。図5Aは、固定仕切部30の平面図、図5Bは、図5AのC−C線における断面図である。図5Aおよび図5Bに示すように、固定仕切部30は、固定壁部31、第1保持部512、第1凸部521、第3保持部712、および第3凹部612を有している。
固定壁部31は、第1固定壁部311、第2固定壁部312および第3固定壁部313を有している。第1固定壁部311および第2固定壁部312は対向して設けられている。第3固定壁部313は、第1固定壁部311および第2固定壁部312を接続するように設けられている。第3固定壁部313は、容器本体10の側壁部12の内面に沿うように湾曲している。第1固定壁部311、第2固定壁部312および第3固定壁部313の内側には、空間33が形成されている。空間33の上部は固定上面部34によって塞がれている。空間33の下部は、開放されている。固定壁部31と第1保持部512および第3保持部712との連結部は、十分な肉厚と上下方向の高さを確保しており、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
第1保持部512は、下方に向けて開口する筒状の部分である。第1保持部512は、容器本体10の第1軸部511とともに第1支持部51を構成する。
第1凸部521は、第3固定壁部313に設けられている。第1凸部521は凸条であり、上下方向に延びている。第1凸部521は、容器本体10の第1凹部522とともに第2支持部52を構成する。
第3保持部712は、第1保持部512の上方に設けられている。第3保持部712は、上方に向けて開口する筒状の部分である。第3保持部712の下部には、開口部714が形成されている。第3保持部712は、回転仕切部40の第3軸部711とともに連結部71を構成する。
第3凹部612は、第2固定壁部312に設けられている。第3凹部612は、上下方向に延びる凹状の溝である。第3凹部612は、回転仕切部40の第3凸部611とともに係止部61を構成する。
図6は、回転仕切部40を示す図である。図6Aは、回転仕切部40の平面図、図6Bは、図6AのD−D線における断面図である。図6Aおよび図6Bに示すように、回転仕切部40は、回転壁部41、挿入穴43、第2保持部552、第3軸部711、および第3凸部611を有している。
回転壁部41は、第1回転壁部411、第2回転壁部412および第3回転壁部413を有している。第1回転壁部411および第2回転壁部412は対向して設けられている。第3回転壁部413は、第1回転壁部411および第2回転壁部412を接続するように設けられている。第3回転壁部413は、容器本体10の側壁部12の内面に沿うように湾曲している。回転壁部41と第2保持部552の連結部は、十分な肉厚を確保しており、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。また、挿入穴43の上下方向の深さを深くして、内蓋部20に確実に支持させるようにしている。これにより、回転壁部41と第2保持部552のねじれを防止して、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
挿入穴43は、第1回転壁部411、第2回転壁部412および第3回転壁部413の内側に形成されている。挿入穴43は、内蓋部20の差込み部531とともに第3支持部53を構成する。挿入穴43の下部は、塞がれている。
第2保持部552は、上方に向けて開口する筒状の部分である。第2保持部552は、内蓋部20の第2軸部551とともに第5支持部55を構成する。
第3軸部711は、下方に向けて延びる軸状の部分である。第3軸部711の下部には、突起713が形成されている。第3軸部711は、固定仕切部30の第3保持部712とともに連結部71を構成する。
第3凸部611は、第1回転壁部411に設けられている。第3凸部611は、上下方向に延びる凸状の部分である。第3凸部611は、固定仕切部30の第3凹部612とともに係止部61を構成する。
図7は、固定仕切部30および回転仕切部40を連結させた状態を示している。図7Aは、固定仕切部30および回転仕切部40を連結させた状態の平面図、図7Bは、図7AのE−E線における断面図である。図7Aおよび図7Bに示すように、連結部71を構成する回転仕切部40の第3軸部711を固定仕切部30の第3保持部712に挿入し、嵌合することで、固定仕切部30および回転仕切部40は連結される。第3軸部711および第3保持部712が嵌合した状態では、突起713が開口部714に嵌合しており、第3軸部711および第3保持部712が嵌合した状態を維持している。このため、固定仕切部30および回転仕切部40が連結した状態が維持される。
また、係止部61を構成する固定仕切部30の第3凹部612と回転仕切部40の第3凸部611を嵌合させることにより、固定仕切部30の第2固定壁部312および回転仕切部40の第1回転壁部411が接し、固定仕切部30に対して回転仕切部40が吐出開始位置P1(図2A参照)となった状態で係止される。
このように、連結部71(第3軸部711、第3保持部712)および係止部61(第3凸部611、第3凹部612)により、回転仕切部40が吐出開始位置P1となるように固定仕切部30および回転仕切部40を連結することができる。このため、吐出容器100を組み立てる際に、固定仕切部30および回転仕切部40の位置関係を間違えずに固定仕切部30および回転仕切部40を容器本体10に配置することができる
また、第3軸部711および第3保持部712により、固定仕切部30および回転仕切部40を連結した状態が維持される。このため、固定仕切部30および回転仕切部40を容器本体10に配置しやすくなり、吐出容器100の組み立てが容易になる。
なお、本実施形態では、第3凸部611を回転壁部41に設け、第3凹部612を固定壁部31に設けたが、第3凸部611を固定壁部31に設け、第3凹部612を回転壁部41に設けてもよい。
つぎに、吐出容器100を組み立てて、内容物Mを充填する手順について説明する。まず、図7で説明したように、回転仕切部40の第3軸部711を固定仕切部30の第3保持部712に挿入し、嵌合することで、固定仕切部30および回転仕切部40を連結する。また、固定仕切部30の第3凹部612と、回転仕切部40の第3凸部611を嵌合させることにより、固定仕切部30に対して回転仕切部40を吐出開始位置P1(図2A参照)とした状態で係止させる。固定仕切部30および回転仕切部40を連結部71で連結し、係止部61で係止しているため、固定仕切部30および回転仕切部40の相対位置を間違えずに組み立てることができる。また、吐出容器100を使用すると係止部61による係止は解除されるため、組み立てた後に係止部61を解除する必要はなく、係止された状態のまま組み立てを行うことができる。
つぎに、連結した固定仕切部30および回転仕切部40を容器本体10に配置する。容器本体10の中央部に設けた第1軸部511に固定仕切部30の第1保持部512を嵌合させるとともに、容器本体10の側壁部12に設けた第1凹部522に固定仕切部30の第1凸部521を嵌合させる(図3および図4参照)。これにより、固定仕切部30は、容器本体10の内部において、容器本体10の中心部側に設けられた第1支持部51、および側壁部12の内面側に設けられた第2支持部52によって容器本体10に支持される。容器本体10の内部空間10Aは、固定仕切部30および回転仕切部40で仕切られ、収容部10Bが構成される。この状態で、収容部10Bに内容物Mを充填する(図2A参照)。
収容部10Bに内容物Mを充填した後、容器本体10の口部14に内蓋部20を取り付ける。まず、内蓋部20の差込み部531を回転仕切部40の挿入穴43に挿入することで、回転仕切部40を内蓋部20に支持させ、同時に、内蓋部20の第2軸部551を回転仕切部40の第2保持部552に嵌合することにより、回転仕切部40を内蓋部20の中心部側において支持させる(図3および図4参照)。このとき、回転仕切部40の上部には内蓋部20の差込み部531を挿入可能な挿入穴43が構成され、固定仕切部30の上部は固定上面部34により塞がれているため、内蓋部20の差込み部531を挿入する際に迷わずに回転仕切部40の挿入穴43に挿入することができる。次いで、容器本体10の口部14に対して内蓋部20を取り付け、内蓋部20の取付凸部23が、口部14の抜け止め部16を乗り越えるようにすることで、口部14に内蓋部20が取り付けられる。その後、容器本体10の外側に外装体80を装着し、外装体80の上部に外蓋部90を取り付ける。以上の手順により、吐出容器100を組み立て、および内容物Mの充填が完了する。
[実施形態2]
実施形態2の吐出容器100Aは、固定仕切部130および回転仕切部140の構成が、実施形態1に係る吐出容器100の固定仕切部30および回転仕切部40の構成と異なっている。以下の説明において、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる構成についてのみ説明する。
図8は、本発明の実施形態2に係る吐出容器100Aの正面図である。図8に示すように、吐出容器100Aは、容器本体110、内蓋部120および外蓋部190を有している。容器本体110は、底部111、内壁部112、外壁部113、口部114を有している。底部111および内壁部112により内部空間110Aが構成されている。外壁部113は、内壁部112の外側に配置されている。内壁部112の上部と外壁部113の上部は、接続部115で接続されている。容器本体110の口部114には、内蓋部120が回転可能に取り付けられている。内蓋部120は、天壁部121を有している。天壁部121には、吐出口125が設けられている。吐出口125の周囲には、凹部127が形成されている。凹部127により、使用者が吐出口125から吐出された内容物Mを手指ですくい取る際に、すくい取り易くなる。口部14と天壁部121の間にはパッキン126が配置されている。
固定仕切部130および回転仕切部140は、容器本体110の内部空間110Aに配置されている。固定仕切部130および回転仕切部140の上部は、天壁部121の下面に接触している。固定仕切部130は、容器本体110に固定されている。回転仕切部140は、内蓋部120とともに回転可能である。固定仕切部130および回転仕切部140の構成については後述する。
外壁部113の上部には、雄螺子部181が設けられている。外壁部113の上部には、外蓋部190が取り付けられている。外蓋部190は、内蓋部120の上方を覆っている。外蓋部190には、雌螺子部191が設けられている。外壁部113と外蓋部190は、雄螺子部181および雌螺子部191によって着脱可能である。
図9は、外蓋部190を外した状態の吐出容器100Aの平面図である。容器本体110の内部空間110Aには、固定仕切部130および回転仕切部140が配置されている。固定仕切部130は、容器本体110に固定されている。回転仕切部140は、内蓋部120に支持されており、内蓋部120とともに矢印R方向に、矢印Rの始点位置R1から終点位置R2まで回転可能である。容器本体110の内部空間110Aは、固定仕切部130および回転仕切部140で仕切られることにより、収容部110Bが構成されている。吐出口125は、収容部110Bの上方であって、回転仕切部140に近い位置に設けられている。内蓋部120を矢印R方向に回転させることで、収容空間110Bの容積が減少して収容空間110Bに収容した内容物Mを圧迫し、内容物Mを吐出口125から吐出させることが可能である。
図10は、図9のF―F線における断面図である。容器本体110の底部111および内壁部112によって内部空間110Aが構成されている。口部114は、内壁部112の開放端側に形成されている。内蓋部120は、容器本体110の口部114に対して回転可能に取り付けられている。
固定仕切部130は、容器本体110とは別体に形成されている。固定仕切部130は、容器本体110の内部において、容器本体110の中心部側に設けられた第1支持部151、内壁部112の内面側に設けられた第2支持部152、および容器本体110の底部111との間に設けられた第4支持部154によって容器本体110に支持されている。また、固定仕切部130は、内蓋部120との間に設けられた第5支持部155によって内蓋部120の中心側で支持されている。
固定仕切部130は、固定壁部131、および固定上面部134を有している。固定壁部131は、容器本体110の内部空間110Aを仕切る部分である。固定壁部131は、第1固定壁部1311、第2固定壁部1312および第3固定壁部1313を有している(図12参照)。固定仕切部130が容器本体110に配置された状態で、第1固定壁部1311および第2固定壁部1312は、容器本体110の半径方向に延びるように形成されている。第3固定壁部1313は、第1固定壁部1311および第2固定壁部1312を接続している。第1固定壁部1311、第2固定壁部1312および第3固定壁部1313の間には、空間133が形成されている。固定上面部134は、空間133の上部を塞いでいる。空間133の下部は、開放されている。固定壁部131は、収容部110Bに収容した内容物Mが漏れないように内蓋部120および容器本体110に接触している。
第1支持部151は、第1軸部1511および第1保持部1512から構成されている。第1軸部1511は、容器本体110の底部111の中心部に形成されている。第1軸部1511は、上方に向けて延びるように形成されている。第1保持部1512は、固定仕切部130に形成されている。第1保持部1512は、第1軸部1511を内側に嵌合させて保持可能なように筒状に形成されている。第1軸部1511および第1保持部1512が嵌合することにより、固定仕切部130は、容器本体110の中心部側において支持されている。第1軸部1511および第1保持部1512は、底部111からの高さを確保して、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
第2支持部152は、第1凸部1521および第1凹部1522から構成されている。第1凸部1521は、固定仕切部130に形成されている。第1凸部1521は容器本体110の半径方向外側に向けて突出している。第1凸部1521は上下方向に延びている。第1凹部1522は、容器本体110の内壁部112の内面に形成されている。第1凹部1522は上下方向に延びる凹状の溝である。第1凹部1522は、第1凸部1521が嵌合可能な形状に形成されている。第1凸部1521および第1凹部1522が嵌合することにより、固定仕切部130は、容器本体110の側壁部の内面において支持されている。第1凸部1521および第1凹部1522は、容器本体110の口部114の上部から底部111付近まで形成されており、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
第4支持部154は、第2凸部1541および空間133から構成されている。第2凸部1541は、容器本体110の底部111に形成されている。第2凸部1541は、上方に向けて延びるように形成されている。第2凸部1541は、固定仕切部130の第1固定壁部1311、第2固定壁部1312および第3固定壁部1313で構成される空間133に嵌合可能な形状に形成されている。第2凸部1541が空間133に嵌合することにより、固定仕切部130は、容器本体110の底部111において支持されている。なお、第2凸部1541が空間133に嵌合することにより、固定仕切部130の空間133の下部が閉じられる。このため、固定仕切部13の強度が向上する。空間133は、本発明の第2凹部に相当する。なお、本実施形態では、第2凸部541を底部111に設け、第2凹部としての空間133を固定仕切部130に設けたが、第2凸部541を固定仕切部130に設け、第2凹部を底部111に設けてもよい。
第5支持部155は、第2軸部1551および第2保持部1552から構成されている。第2軸部1551は、内蓋部120に設けられている。第2軸部1551は、天壁部121の中心部に設けられている。第2軸部1551は、下方に向けて延びるように形成されている。第2保持部1552は、固定仕切部130に設けられている。第2保持部1552は、第2軸部1551を内側に嵌合させて保持可能なように筒状に形成されている。第2軸部1551および第2保持部1552が嵌合することにより、固定仕切部130は、内蓋部120の中心部側において支持される。第2軸部1551および第2保持部1552は、天壁部121からの上下方向の高さを確保して、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。また、第5支持部155は、下方の第1支持部151と上下方向に連続している。このため、固定仕切部130の強度を高くすることができ、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗することができる。
図11は、図9のG―G線における断面図である。図11に示すように、回転仕切部140は、容器本体110および内蓋部120とは別体に形成されている。回転仕切部140は、内蓋部120との間に設けられた第3支持部153によって内蓋部120に支持されている。回転仕切部140は、回転壁部141を有している。
回転壁部141は、容器本体110の内部空間110Aを仕切る部分である。回転壁部141は、第1回転壁部1411、第2回転壁部1412および第3回転壁部1413を有している(図13参照)。回転仕切部140が容器本体110に配置された状態で、第1回転壁部1411および第2回転壁部1412は、容器本体110の半径方向に延びるように形成されている。第3回転壁部1413は、第1回転壁部1411および第2回転壁部1412を接続している。第1回転壁部1411、第2回転壁部1412および第3回転壁部1413の間には挿入穴143が構成されている。回転壁部141は、収容部110Bに収容した内容物Mが漏れないように内蓋部120および容器本体110に接触している。
第3支持部153は、差込み部1531および挿入穴143から構成されている。差込み部1531は、内蓋部120に設けられている。差込み部1531は、天壁部121の中心部から離れた位置に設けられ、天壁部121から下方に向けて延びている。差込み部1531は、回転仕切部140の挿入穴143に挿入されている。差込み部1531が挿入穴143に挿入されることにより、回転仕切部140は内蓋部120に支持されている。差込み部1531および挿入穴143は、回転仕切部140の上部から容器本体110の底部111付近まで形成されており、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
図12は、固定仕切部130を示す図である。図12Aは、固定仕切部130の平面図、図12Bは、図12AのH−H線における断面図である。図12Aおよび図12Bに示すように、固定仕切部130は、固定壁部31、第1保持部1512、第1凸部1521、第2保持部1552、および第3凹部612を有している。
固定壁部131は、第1固定壁部1311、第2固定壁部1312および第3固定壁部1313を有している。第1固定壁部1311および第2固定壁部1312は対向して設けられている。第3固定壁部1313は、第1固定壁部1311および第2固定壁部1312を接続するように設けられている。第3固定壁部1313は、容器本体110の内壁部112の内面に沿うように湾曲している。第1固定壁部1311、第2固定壁部1312および第3固定壁部1313の内側には、空間133が形成されている。空間133の上部は固定上面部34によって塞がれている。空間133の下部は、開放されている。空間133は、容器本体110の第2凸部1541とともに第4支持部154を構成する。固定壁部131と第1保持部1512および第2保持部1552との連結部は、十分な肉厚と上下方向の高さを確保しており、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
第1保持部1512は、下方に向けて開口する筒状の部分である。第1保持部1512は、容器本体110の第1軸部1511とともに第1支持部151を構成する。
第1凸部1521は、第3固定壁部1313に設けられている。第1凸部1521は凸条であり、上下方向に延びている。第1凸部1521は、容器本体110の第1凹部522とともに第2支持部152を構成する。
第2保持部1552は、上方に向けて開口する筒状の部分である。第2保持部1552は、内蓋部20の第2軸部1551とともに第5支持部155を構成する。
第3凹部612は、第2固定壁部1312に設けられている。第3凹部612は、上下方向に延びる凹状の溝である。第3凹部612は、回転仕切部140の第3凸部611とともに係止部61を構成する。
図13は、回転仕切部140を示す図である。図13Aは、回転仕切部140の平面図、図13Bは、図13AのJ−J線における断面図である。図13Aおよび図13Bに示すように、回転仕切部140は、回転壁部141、挿入穴143、および第3凸部611を有している。
回転壁部141は、第1回転壁部1411、第2回転壁部1412および第3回転壁部1413を有している。第1回転壁部1411および第2回転壁部1412は対向して設けられている。第3回転壁部1413は、第1回転壁部1411および第2回転壁部1412を接続するように設けられている。第3回転壁部1413は、容器本体110の内壁部112の内面に沿うように湾曲している。
挿入穴143は、第1回転壁部1411、第2回転壁部1412および第3回転壁部1413の内側に形成されている。挿入穴143は、内蓋部20の差込み部531とともに第3支持部153を構成する。挿入穴143の下部は、塞がれている。挿入穴143は、上下方向の深さを深くして、内蓋部120に確実に支持させるようにしている。これにより、内容物Mを吐出する際の圧力に対抗できる強度を持たせている。
第3凸部611は、第1回転壁部1411に設けられている。第3凸部611は、上下方向に延びる凸状の部分である。第3凸部611は、固定仕切部130の第3凹部612とともに係止部61を構成する。
[実施形態3]
実施形態3の吐出容器100Bは、内蓋部220および外蓋部290がヒンジ295で連結されている点が実施形態2とは異なる。以下の説明において、実施形態2と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態2と異なる構成についてのみ説明する。
図14は、吐出容器100Bの外蓋部290を閉じた状態を示す正面断面図である。図15は、吐出容器100Bの外蓋部290を開いた状態を示す正面断面図である。図14に示すように、吐出容器100Bは、容器本体210、内蓋部220、および外蓋部290を有している。
容器本体210の口部214には、内蓋部220が回転可能に取り付けられている。内蓋部220は、天壁部221を有している。天壁部221には、吐出筒226が形成されている。吐出筒226の内部には、容器本体210の収容空間210Bと連通する吐出口225が形成されている。外蓋部290は、内蓋部220に対してヒンジ295で接続されている。
固定仕切部130および回転仕切部140は、容器本体210の内部空間210Aに配置されている。固定仕切部130は、容器本体210に固定されており、回転仕切部140は、内蓋部220とともに回転可能である。
図15に示すように、内容物Mを吐出する場合、内蓋部220に対して外蓋部290を開き、内蓋部220および外蓋部290を容器本体210に対して回転させる。これにより、収容空間210Bの容積が減少して収容空間210Bに収容した内容物Mを圧迫し、内容物Mを吐出口225から吐出させることが可能である。
[変形例]
本発明に係る吐出容器は、上記説明した本実施形態に限定されない。例えば、容器本体、固定仕切部、回転仕切部の形状は、本実施形態の形状に限定されない。
容器本体の口部と内蓋部との間に、クリック機構を設けてもよい。例えば、内蓋部の内面に鋸歯状の段差を周方向に設け、容器本体の口部にこの鋸歯状の段差に接触する突起を設ける。容器本体に対して内蓋部を回転させる際に、クリック機構によって一定の抵抗を付与することにより、内蓋部を不用意に回転させて内容物が吐出されることを抑制することができる。また、クリック機構によるクリック感により、内容物を適量吐出できるように把握することができる。
実施形態1では、容器本体10に対して外装体80は固定されているとしたが、容器本体10と外装体80は取り外せるようにしてもよい。例えば、本発明の吐出機構を備えた容器本体10(内蓋部20、固定仕切部30、回転仕切部40を含む)をレフィル容器とし、外装体80および外蓋部90を再利用するようにしてもよい。この場合、内容物Mを吐出し終わったら容器本体10から外装体80および外蓋部90を外し、新たな容器本体10(レフィル容器)に取り外した外装体80および外蓋部90を装着して使用する。これにより、レフィル容器は容器本体10と外装体80を含まないため、容器コストを低減させることができ、化粧品等の製品を低コストで提供することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施形態を適宜変形して実施することが可能である。
100 吐出容器
10 容器本体
10A 内部空間
10B 収容空間
11 底部
12 側壁部
20 内蓋部
25 吐出口
30 固定仕切部
31 固定壁部
40 回転仕切部
41 回転壁部
51 第1支持部
52 第2支持部
53 第3支持部
M 内容物

Claims (11)

  1. 底部および前記底部から連続して形成される側壁部によって内部空間を構成するとともに、前記側壁部の開放端側に形成される口部を有する容器本体と、
    吐出口が設けられた天壁部を有し、前記口部に対して回転可能に取り付けられる蓋部と、
    前記容器本体とは別体に形成されるとともに、前記容器本体の内部において支持され、前記容器本体の半径方向に延びる固定壁部を有する固定仕切部と、
    前記蓋部とは別体に形成されるとともに、前記蓋部に支持され、前記容器本体の半径方向に延びる回転壁部を有しており、前記固定仕切部とともに内容物の収容空間を構成する回転仕切部と、
    を有し、
    前記固定仕切部は、前記容器本体の中心部側に設けられた第1支持部、および前記側壁部の内面側に設けられた第2支持部によって前記容器本体に支持されており、
    前記回転仕切部は、前記蓋部との間に設けられた第3支持部によって前記蓋部に支持されており、
    前記第3支持部は、
    前記蓋部の中心部から離れた位置に設けられ、前記天壁部から前記回転仕切部に向けて延びる差込み部と、
    前記回転仕切部に設けられ、前記差込み部が挿入される挿入穴と、
    を有し、
    前記回転仕切部は、対向して設けられる第1回転壁部および第2回転壁部によって前記回転壁部が構成されるとともに、前記第1回転壁部および前記第2回転壁部の間に前記挿入穴が構成され、
    前記固定仕切部は、対向して設けられる第1固定壁部および第2固定壁部によって前記固定壁部が構成されるとともに、前記天壁部に対向して設けられる固定上面部により、前記第1固定壁部および前記第2固定壁部の間の空間が塞がれており、
    前記蓋部を前記容器本体に対して回転させることで、前記固定仕切部に対して前記回転仕切部を相対移動させ、前記収容空間の容積を減少させて前記収容空間に収容した内容物を前記吐出口から吐出させる、
    吐出容器。
  2. 前記第1支持部は、
    前記容器本体の前記底部に設けられる第1軸部と、
    前記固定仕切部に設けられ、前記第1軸部を保持する第1保持部と、
    を有する、
    請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記第2支持部は、
    前記容器本体の側壁部または前記固定仕切部のいずれか一方に設けられる第1凸部と、
    前記容器本体の側壁部または前記固定仕切部のいずれか他方に設けられ、前記第1凸部と嵌合する第1凹部と、
    を有する、
    請求項1または請求項2の吐出容器。
  4. 前記容器本体の底部に前記固定仕切部を支持させる、第4支持部をさらに有する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吐出容器。
  5. 前記第4支持部は、
    前記底部または前記固定仕切部のいずれか一方に設けられる第2凸部と、
    前記底部または前記固定仕切部のいずれか他方に設けられ、前記第2凸部と嵌合する第2凹部と、
    を有する、
    請求項4に記載の吐出容器。
  6. 前記固定仕切部または前記回転仕切部のいずれか一方と前記天壁部を、前記蓋部の中心部側で支持する第5支持部をさらに有する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吐出容器。
  7. 前記第5支持部は、
    前記天壁部の中心部に設けられる第2軸部と、
    前記固定仕切部または前記回転仕切部のいずれか一方に設けられ、前記第2軸部を保持する第2保持部と、を有する、
    請求項6に記載の吐出容器。
  8. 前記固定仕切部の前記固定壁部および前記回転仕切部の前記回転壁部を相互に係止させる係止部をさらに有する、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の吐出容器。
  9. 前記係止部は、
    前記固定壁部または前記回転壁部のいずれか一方に設けられる第3凸部と、
    前記固定壁部または前記回転壁部のいずれか他方に設けられ、前記第3凸部と嵌合する第3凹部と、を有する、
    請求項8に記載の吐出容器。
  10. 前記固定仕切部および前記回転仕切部を、前記容器本体の中心部側で回転可能に連結する連結部をさらに有する、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の吐出容器。
  11. 前記連結部は、
    前記固定仕切部または前記回転仕切部のいずれか一方に設けられる第3軸部と、
    前記固定仕切部または前記回転仕切部のいずれか他方に設けられ、前記第3軸部を保持する第3保持部と、を有する、
    請求項10に記載の吐出容器。
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