JP6068228B2 - セパレータ、金属空気二次電池およびセパレータの製造方法 - Google Patents
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ソルミックス(登録商標)H−37(日本アルコール販売株式会社製)3部、酢酸2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチル(関東化学株式会社製)1部、エチルセルロース(東京化成工業株式会社製)0.14部を混合および撹拌し、アルミナ粉末(昭和電工株式会社製、商品名:A−42−6)1.28部をさらに混合および攪拌して、セラミック膜用の分散液を作製した。
ソルミックス(登録商標)H−37(日本アルコール販売株式会社製)3部、酢酸2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチル(関東化学株式会社製)1部、エチルセルロース(東京化成工業株式会社製)0.11部を混合および撹拌し、ジルコニア粉末(東ソー株式会社製、商品名:TZ−0)0.8部をさらに混合および攪拌して、セラミック膜用の分散液を作製した。
実施例2で作製したセパレータに対して、実施例2と同様の処理を再度行うことにより、積層膜を内側面上に有するセパレータ本体を得た。当該積層膜は、アルミナにて形成された多孔質セラミック膜と、一の焼成処理により形成されたジルコニアの多孔質セラミック膜と、他の一の焼成処理により形成されたジルコニアの多孔質セラミック膜とが積層されたものである。多孔膜である積層膜の膜厚は84μmであり、平均細孔径は0.1μmであった。また、積層膜およびセパレータ本体にて構成されるセパレータのガス透過量は373m3/(m2×hr×atm)であった。
実施例1で作製したセパレータに対して、実施例1と同様の処理を再度行うことにより、積層膜を内側面上に有するセパレータ本体を得た。当該積層膜は、一の焼成処理により形成されたアルミナの多孔質セラミック膜と、他の一の焼成処理により形成されたアルミナの多孔質セラミック膜とが積層されたものである。多孔膜である積層膜の膜厚は98μmであり、平均細孔径は1.5μmであった。また、積層膜およびセパレータ本体にて構成されるセパレータのガス透過量は1534m3/(m2×hr×atm)であった。
実施例1にて作製した分散液と同様の分散液、および、実施例1にて用いたセパレータ本体と同様のセパレータ本体(セラミック膜は形成されていない。)を準備し、セパレータ本体の上端および下端をキャップ部材にて封止した。そして、容器内に貯溜された分散液中にセパレータ本体を浸漬し、1分間保持した後、セパレータ本体を引き上げた。なお、セパレータ本体の分散液への浸漬は2秒で行い、分散液からの引き上げは6秒で行った。このようにして、セパレータ本体の外側面に分散液の膜を形成した。セパレータ本体に対して、室温下にて20時間の静置乾燥後、50℃で3時間の乾燥を行った。その後、セパレータ本体を1450℃で4時間焼成することにより、アルミナにて形成された多孔質セラミック膜を外側面上に有するセパレータ本体を得た。多孔膜であるセラミック膜の膜厚は53μmであり、平均細孔径は2.0μmであった。また、セラミック膜およびセパレータ本体にて構成されるセパレータのガス透過量は2117m3/(m2×hr×atm)であった。
実施例2にて作製した分散液と同様のジルコニアの分散液を準備した。続いて、実施例5で作製したセパレータに対して、上記ジルコニアの分散液を用いて実施例5と同様の処理を行って、セパレータ本体の外側面のセラミック膜上に分散液の膜を形成した。実施例5と同様に乾燥処理を行った後、セパレータ本体を1000℃で4時間焼成することにより、積層膜を外側面上に有するセパレータ本体を得た。当該積層膜は、アルミナにて形成された多孔質セラミック膜と、ジルコニアにて形成された多孔質セラミック膜とが積層されたものである。多孔膜である積層膜の膜厚は65μmであり、平均細孔径は0.4μmであった。また、積層膜およびセパレータ本体にて構成されるセパレータのガス透過量は1346m3/(m2×hr×atm)であった。
実施例6で作製したセパレータに対して、実施例6と同様の処理を再度行うことにより、積層膜を外側面上に有するセパレータ本体を得た。当該積層膜は、アルミナにて形成された多孔質セラミック膜と、一の焼成処理により形成されたジルコニアの多孔質セラミック膜と、他の一の焼成処理により形成されたジルコニアの多孔質セラミック膜とが積層されたものである。多孔膜である積層膜の膜厚は81μmであり、平均細孔径は0.1μmであった。また、積層膜およびセパレータ本体にて構成されるセパレータのガス透過量は361m3/(m2×hr×atm)であった。
実施例5で作製したセパレータに対して、実施例5と同様の処理を再度行うことにより、積層膜を外側面上に有するセパレータ本体を得た。当該積層膜は、一の焼成処理により形成されたアルミナの多孔質セラミック膜と、他の一の焼成処理により形成されたアルミナの多孔質セラミック膜とが積層されたものである。多孔膜である積層膜の膜厚は103μmであり、平均細孔径は1.6μmであった。また、積層膜およびセパレータ本体にて構成されるセパレータのガス透過量は1621m3/(m2×hr×atm)であった。
実施例1ないし8にて作製したセパレータの過充電安定性について評価した。ここでは、セラミック膜を形成していない上記セパレータ本体を比較例のセパレータとして準備した。過充電安定性の評価試験では、図1と同様のコイル状の亜鉛電極(負極3)、および、直径24mm、長さ100mm、肉厚2mmの亜鉛パイプを準備した。また、0.65M(mol/L)の酸化亜鉛を含む7Mの水酸化カリウム水溶液を2Lだけ貯溜する容器を準備した。そして、水酸化カリウム水溶液中において、円筒状のセパレータ内にコイル状の亜鉛電極をセパレータと同心円状に配置し、亜鉛パイプの内側面がセパレータの外側面と対向するように亜鉛パイプをセパレータと同心円状に配置した。セパレータと外径(コイル径)8mmのコイル状の亜鉛電極との面間距離は2mmとなり、セパレータと亜鉛パイプとの面間距離は4mmとなる。
次に、実施例1ないし8にて作製したセパレータのサイクル耐久性について評価した。ここでは、上記過充電安定性の評価試験と同様に、実施例1ないし8、並びに、比較例のセパレータに対してコイル状の亜鉛電極および亜鉛パイプを配置した。そして、セパレータ本体の内側面上にセラミック膜を形成した実施例1ないし4のセパレータ、並びに、セラミック膜を形成していない比較例のセパレータについては、コイル状の亜鉛電極を対象電極とし、セパレータ本体の外側面上にセラミック膜を形成した実施例5ないし8のセパレータについては、亜鉛パイプを対象電極として、電池性能評価装置(株式会社計測器センター製、型番:BLS5500)を用いて、対象電極における金属の析出および溶解を繰り返した。詳細には、電流密度150mA/cm2の条件下において、70分間の析出の後、70分間の溶解を行う動作を1サイクルとして、150サイクルの析出および溶解を行った。その後、セパレータを観察した。
2 正極
3 負極
4 電解質層
40 電解液
41 セパレータ
411 セパレータ本体
412 多孔膜
S11〜S13 ステップ
Claims (9)
- 金属空気二次電池において、負極と正極との間に配置されるセパレータであって、
セラミックにて形成される多孔質の支持体であるセパレータ本体と、
前記セパレータ本体において前記負極と対向する面上にセラミックにて形成され、前記セパレータ本体の平均細孔径よりも小さい平均細孔径を有する多孔膜と、
を備え、
前記多孔膜の前記平均細孔径が、0.01マイクロメートル以上かつ2マイクロメートル以下であり、
前記多孔膜の厚さが50マイクロメートル以上かつ200マイクロメートル以下であることを特徴とするセパレータ。 - 請求項1に記載のセパレータであって、
前記多孔膜が、複数の膜が積層された積層膜であることを特徴とするセパレータ。 - 請求項1または2に記載のセパレータであって、
前記多孔膜が、シリカ、アルミナ、ジルコニア、チタニアおよびハフニアのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とするセパレータ。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のセパレータであって、
前記セパレータ本体の空孔率が、30パーセント以上かつ80パーセント以下であることを特徴とするセパレータ。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のセパレータであって、
前記セパレータ本体が筒状であり、
前記セパレータ本体において、前記負極と対向する面の全周に亘って前記多孔膜が形成されることを特徴とするセパレータ。 - 金属空気二次電池であって、
正極と、
充電の際に金属が析出する負極と、
前記負極と前記正極との間に配置される電解質層と、
を備え、
前記電解質層が、
請求項1ないし5のいずれかに記載のセパレータを有し、
前記セパレータに電解液が充填されることを特徴とする金属空気二次電池。 - 金属空気二次電池において、負極と正極との間に配置されるセパレータの製造方法であって、
a)セラミックにて形成される多孔質の支持体であるセパレータ本体を準備する工程と、
b)前記セパレータ本体において前記負極と対向する面上に、前記セパレータ本体の平均細孔径よりも小さい平均細孔径を有する多孔膜をセラミックにて形成する工程と、
を備え、
前記多孔膜の前記平均細孔径が、0.01マイクロメートル以上かつ2マイクロメートル以下であり、
前記多孔膜の厚さが50マイクロメートル以上かつ200マイクロメートル以下であることを特徴とするセパレータの製造方法。 - 請求項7に記載のセパレータの製造方法であって、
前記b)工程が、
b1)前記セパレータ本体の前記面上にセラミック粒子の焼結により一の膜を形成する工程と、
b2)前記一の膜の表面上にセラミック粒子の焼結により他の一の膜を形成する工程と、
を有することを特徴とするセパレータの製造方法。 - 請求項7または8に記載のセパレータの製造方法であって、
前記多孔膜が、平均粒径が0.1マイクロメートル以上かつ30マイクロメートル以下のセラミック粒子の焼結により形成されることを特徴とするセパレータの製造方法。
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