JP6067914B1 - マットレス構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1及び特許文献2には、押出成形機から押し出された溶融樹脂の連続線条体が、コンベア間の水中において浮力を受けながら3次元方向に湾曲し、連続線条体相互が部分的に接触して溶着し、その後、この溶着部が冷却水により冷却されて、その接触部が強固に結合されるとともに連続線条体が固化して内部の密度が均一、その内部の硬さ(柔軟性)も一定の立体網状構造体が製造される旨を開示している。
また、特許文献3には、パーム繊維マットをプレス成形して得た波板の両面に、パーム繊維マットの平板を接合して芯材を形成し、この芯材の外周を側生地で被覆したマットレスにおいて、前記波板の外周を囲むように、前記平板の間にパーム繊維の成形体からなる補強材を配置し、前記芯材を複数個に分割し、それぞれを前記側生地で袋状に被覆すると共に、前記側生地の袋体と袋体の間の連接部で折り曲げ可能にした技術を開示しています。前記芯材を複数個に分割形成し、それぞれを前記側生地で袋状に被覆しているので、前記側生地の袋体と袋体との間の連接部で折り曲げ可能としており、前記芯材を3つに分割形成し、側生地の袋体と袋体の間の連接部で交互に反対方向に折り曲げ可能になる。
また、特許文献3には、芯材を3個に分割し、それぞれを孤立した袋体で被覆すると共に、前記芯材の切れ目の前記袋体と袋体の間の連接部で折り曲げ可能にした技術を開示している。即ち、パーム繊維マットをプレス成形して得た波板の両面に、パーム繊維マットからなる平板を接合し、好ましくは波板を囲むように平板の間にパーム繊維成形体からなる補強材を設けて芯材を3個に分割し、それぞれを袋状に被覆し、袋体と袋体の間の連接部を折り曲げ可能にしたマットレスの構造を開示している。
しかし、特許文献3の技術は、前記パーム繊維マットからなる芯材を3個に独立させ、その独立させたものを3個接続し、その3個の芯材を個々の袋状に入れた技術が開示されているだけである。
加えて、特許文献4は、発泡倍率20〜50倍のポリオレフィン系樹脂発泡体シートが最外層に積層されている多層発泡体シートの少なくとも1面に、上記発泡体シートを折り畳み可能とする連続した溝が形成されている折畳みマットであって、前記溝は、高周波誘電加熱加工によって上記発泡体シート表面から滑らかに落ち込んで形成されており、かつ、上記溝の深さは、上記発泡体シートの全厚さの10〜90%である折畳みマットが開示されている。
しかし、特許文献4には、高周波誘電加熱加工によって発泡体シート表面から滑らかに落ち込んで形成され、かつ、その全厚さの10〜90%である溝を形成していると記載されていても、マットの折畳み部分には膨張及び圧縮が行われ、その全厚さの10%の溝を形成しても実現不可能である。即ち、特許文献4の技術は実現不可能な技術である。
なお、前記本体には表面と裏面が存在する。しかし、表面と裏面を認識するものではないので、以下の説明では、上面と裏面と区別するが上面と表面は実質的に同じである。
上記本体部とは、対向する最大面積の上面及び裏面とする直方体を、前記立体網状構造体で形成したものである。したがって、上面及び裏面は、最大面積の面を意味する。
また、上記2区画以上の区画部は、前記本体部の前記上面の長辺方向に対して2種類以上に前記立体網状構造体の密度を変えたもので、中央のみが高密度のもの、両側を高密度のもの、高密度から低密度に複数段で変化させるものとすることもできる。
そして、上記V字状溝は、前記本体部上面の長辺方向に対して直角方向に、前記立体網状構造体が存在しない直線列を形成し、その深さを、例えば、前記上面と前記裏面深さの30〜90%とし、前記上面の表面側に開口させるものである。
更に、上記逆V字状溝は、前記本体部の裏面の長辺方向に対して直角方向に、前記立体網状構造体が存在しない直線列を形成し、その深さを、例えば、前記上面と前記裏面の深さの30〜90%とし、前記上面または前記裏面に開口するものである。
ここで、前記立体網状構造体が存在しない直線列を繰り返し形成とは、前記立体網状構造体が存在しない直線列は前記立体網状構造体が存在しないことにより確認できる。また、存在する直線列は、直線列として描かれていないが、前記立体網状構造体が存在しない直線列が一直線状であることから確認できる。
なお、上記V字状溝と上記逆V字状溝は、本体部の表面及び裏面の全面に形成してもよいし、要部のみに形成してもよい。この場合には、その深さを前記上面と前記裏面の深さの30〜90%とすると、任意の弾性が得やすい。
更に、上記逆V字状溝は、前記本体部の裏面の長辺方向に対して直角方向に、前記立体網状構造体が存在しない直線列を繰り返し形成し、その深さを前記上面と前記裏面の深さの30〜90%とし、前記上面または前記裏面に開口するものである。
更にまた、上記V字状溝と上記逆V字状溝は、互いに並行し、上面及び背面交互に形成されているものである。ここで、前記上面及び前記背面交互に形成とは、例えば、回転体の端部が互いに前記V字状溝または前記逆V字状溝の長さを超えていてもよい。
なお、繰り返し形成した前記立体網状構造体が存在しない直線列と存在する直線列とは、前記立体網状構造体が存在する直線列と存在しない直線列が交互に繰り返されておればよく、前記立体網状構造体が存在する直線列の延長線に前記立体網状構造体が存在しない直線列と存在する直線列が存在することを意味し、前記立体網状構造体が存在する直線列は、前記立体網状構造体が存在しない直線列の延長線上を意味する。
即ち、前記連続線条体の太さまたは前記連続線条体の本数の違いによって前記立体網状構造体の密度を変化させることもできる。
即ち、折曲を行う部分は、内側が前記V字状溝で(n)列の場合、前記逆V字状溝は(n+1)列となる。
図1乃至図9において、押出成形機100の底面には、複数の穿孔を設けてなるノズル111,112,113が底面板に形成されていて、溶融した熱可塑性樹脂を連続線条体1として押し出している。
なお、押出成形機100として縦置き型を配設した事例で説明するが、本発明を実施する場合には、説明を省略するが、横置き型として実施することもできる。
ここで使用している熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリエステル、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニルコポリマー)で、他に、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン66等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、こられの樹脂をベースとして共重合したコポリマやエラストマー、EVA樹脂等の樹脂を混合したものでもよい。
熱可塑性樹脂からなる連続線条体1は、ノズル111,112,113の開口径が1.2〜1.3mm、1mm、1.2〜1.3mmと調整されている。このノズル111,112,113の開口径は、熱可塑性樹脂の硬度、弾性等によって設定される。
図6の押出成形機100は、その底面のノズル111,112,113から垂直下方に連続線条体1を押し出すことができる。
一対の無端コンベア14、15の間隔は、押し出された溶融樹脂の連続線条体1からなる外形よりも隙間を小さく形成し、連続線条体1が一対の無端コンベア14、15から漏れないようにしている。即ち、連続線条体1が一対の直径が、無端コンベア14、15の隙間よりも大なものであればよい。本実施の形態の連続線条体1は、一対の無端コンベア14、15から漏れ難いので、中空管としている。
なお、立体網状構造体500を形成する際に、冷却水16の温度を低くし、それを噴射することにより、形成するタイミングを押出成形機100から供給された初期にすることもできる。
連続線条体1は、押出成形機100の底面に形成した複数のノズル111,112,113から押し出したときには、直線状であるが、その温度降下と共に押し下げ力が左右方向の力となり、立体網状となり、一対の無端コンベア14、15の下降速度によってその立体網状が変化する。一対の無端コンベア14、15の下降速度は、連続線条体1の押し出し下降速度よりも遅く設定されており、これによって、連続線条体1は湾曲し、接合し、立体網状構造体500が形成され、連続線条体1が湾曲して部分的に結合されクッション性を持つことになる。
無端コンベア14,15から搬出された立体網状構造体500は、所定の厚み(M)の平板状の立体網状で空隙率は70〜95程度となる。
なお、空隙率は複数のノズル111,112,113の密度、穿設されたノズルの径または断面形状によって設定することができる。
例えば、本実施の形態では、1/3を折り畳み位置とすると、最も内側に位置する上面30aの表面側に開口するV字状溝80と裏面30b側に開口する逆V字状溝90相互間に挟まれた「疎52」の位置は1/3よりも狭くなり、その相互間は1/3以下の距離となる。即ち、上面30aの表面側に開口するV字状溝80と裏面側に開口する逆V字状溝90は、立体網状構造体500の「密51」、「密53」を形成しておき、そこに、V字状溝80及び逆V字状溝90を形成すると、バランスの良い立体網状構造体500が形成される。
勿論、立体網状構造体500の密度を区画部51,52,53を、「密51」、「疎52」、「密53」として、順次変化させてもよい。
図1の左側に位置する無端コンベア14は、詳しくは、分割コンベア23a,23b,23c,23d,23e,23f,23gの計7個の無端コンベアからなっている。また、図1の右側に位置する無端コンベア15は、詳しくは、分割コンベア26a,26b,26c,26d,26eの計5個の無端コンベアからなっている。
即ち、立体網状構造体500の右側と左側の移動速度が全体的に均一になるようにし、表裏一対の無端コンベア14,15によって下降するようにしている。
即ち、立体網状構造体500の厚み(M)方向の移動速度が全体的に均一になるようにした一対の無端コンベア218,225、表裏一対の無端コンベア14,15によって下降するようにしている。
また、プーリ204の回転は、他方側のシャフト67の回転とするため、ギヤ207で逆回転としたプ−リ208、ベルト209及びプーリ210を介してシャフト67の回転とする。
また、シャフト67側には、回転体71L及び回転体72L(回転体2個の場合を、単に『回転体70L』という)が回転シャフト67に配設され、同様に、回転体71R及び回転体72R(回転体2個の場合を、単に『回転体70R』という)が線対称に配設されている。
本実施の形態では、一対のシャフト66,67を配設している。これは、一対の無端コンベア14,15上部のシャフト21,24よりも低い位置に設けられていることを意味する。一対の無端コンベア14,15上部のシャフト21,24よりも低い位置とは、回転体60L及び回転体60Rの外周がシャフト21,24に接触しない態度に高い位置に配設される。この位置は、合成樹脂からなる連続線条体1が不規則に蛇行し、かつ、前記蛇行した状態で随所に接着501した立体網状構造体500を形成するものである。
回転体61Lと回転体62L、回転体62Lと回転体63Lとの間にはスペーサ64L、スペーサ65Lまたは回転体71Lと回転体72Lとの間にはスペーサ73Lが配設されている。同様に、回転体61Rと回転体62R、回転体62Rと回転体63Rとの間にはスペーサ64R、スペーサ65Rまたは回転体71Rと回転体72Rとの間にはスペーサ73Rが配設されている。
なお、回転体60R,60L及び回転体70R,70Lは、シャフト66,67を中心に放射状に配設されているが、本発明を実施する場合には、一対の無端コンベア14、15の上部の押出成形機100側に配設しても良い。または、所定の径で、所定長さのバー材を垂直方向に立てて、所定の時間毎に立体網状構造体500を押圧する構成とすることもできる。
また、立体網状構造体500の厚み(M)に対して30〜90%の深さに回転体60R,60L、70R,70Lに径を一律に設定することもできる。また、折り畳みの中心を深く、その周囲を浅く設定することもできる。
そして、本実施の形態の事例では、1ヵ所の折り畳みに対して回転体60R,60Lを5個使用している。しかし、7か所から、9か所、11か所とするのが好適であり、同時に立体網状構造体500の厚み(M)に対する中心の深さを最大とし、その周囲を順次浅くするのが好適である。
そして、回転体60R,60L及び回転体70R,70Lにより、図5に示す立体網状構造体500の長さ方向に対して直角に平行したV字溝、逆V字溝が形成される。
また、立体網状構造体500の本体部30の下面30bは、左端部から逆V字状溝92Lまで、逆V字状溝92Lから逆V字状溝91Lまで、逆V字状溝91Lから逆V字状溝91Rまで、逆V字状溝91Rから逆V字状溝92Rまで、逆V字状溝92Rから図7の右端部までの、計5枚の無限軌道を使用することができる。
この無限軌道は、広い面積以外を省略することができる。
しかし、回転体60、回転体70の厚みは3〜10mm程度であり、V字状溝80及び逆V字状溝90の開口も同じく3〜10mm以下であり、好ましくは7〜8mm程度に設定されるので、回転体60、回転体70の配設が一対の無端コンベア14、15の規制を受け、立体網状構造体500の本体部30のサイズに影響を与えるものは少ない。
特に、一対の無端コンベア14、15の間隔は、押し出された溶融樹脂の連続線条体1からなる外形よりも隙間を小さく形成し、連続線条体1が一対の無端コンベア14、15から漏れないようにしているが、立体網状構造体500となり、かつ、硬化してきていることから、一対の無端コンベア14、15の隙間からは飛び出し難くなる。
但し、立体網状構造体500の区画部51,52,53、詳しくは、「密51」、「密53」は、中央のV字状溝82RとV字状溝82Lが基準となるものではなく、上面30aに開口する3列のV字状溝81,82,83のうち、V字状溝81LとV字状溝81Rが含まれる範囲までが、立体網状構造体50の「密51」、「密53」の領域となる。即ち、立体網状構造体50の区画部51,52,53、詳しくは、「密51」、「密53」の領域は、1/3よりも広くなる。勿論、1/3とすることができるが、弾性が部分的に弱くならないように構成する必要がある。
したがって、立体網状構造体500の「密51」、「密53」の範囲は、「疎52」の範囲の3倍よりも広い範囲となる。
なお、マットレス構造体を被覆地95に収容する場合には、折り畳み位置のV字状溝81R,82R,83R及びV字状溝81L,82L,83Lと、V字状溝91R,92R及びV字状溝91L,92Lは、V字状溝を5個、逆V字状溝を4個として数を増すと安定した折り畳が可能となる。
ここで、立体網状構造体500の厚み(M)の深さの30〜90%とは、立体網状構造体500に一部接続している切れ目を交互に入れて、折り畳みを自由とし、更に、30〜90%の深みとは、1割から9割の接続によって自由度を得ている。本実施の形態からすれば、立体網状構造体500の厚み(M)を部分的に圧縮し、折り畳みにより、開いたり、閉じたりできるようにしている。
しかし、本発明を実施する場合には、図10乃至図14に示すように、立体網状構造体500の密度を異にする「密51」、「疎52」、「密53」からなる区画部相互間にあって、本体部30の短辺30d方向に並行し、立体網状構造体500が存在しない直線列と、存在する直線列を繰り返し形成し、その深さを上面30aと裏面30bの深さの30〜90%とし、上面30a側に開口するV字状溝80R,80L、90R,90Lと、「密51」、「疎52」、「密53」からなる区画部相互間にあって、本体部30の短辺30d方向に並行し、立体網状構造体500が存在しない直線列として繰り返し形成し、その深さを上面30aと裏面30bの深さの30〜90%とし、裏面30b側に開口する逆V字状溝80R,80Lとを具備する構成とすることができる。
回転体60R,60L及び回転体70R,70Lは、タイミングを一定にするために、図4(a)に示す正面図の押圧部60aと開放部60bに示すように、シャフト66,67を中心に放射状に配設されており、同一に加工されている。回転体60R,60L及び回転体70R,70Lは、外周が切断しない程度に丸みを持たせた略V字状に形成されている。略V字状の角度θは、θ=3°〜30°の範囲内に設定されるが、好ましくは、θ=10°〜20°程度に設定される。
ここで、立体網状構造体500が存在しない直線列と存在する直線列とは、破線状に形成されたもので、立体網状構造体500が存在しない直線列は空間となり、存在しない直線列は立体網状構造体500が存在している位置を意味する。
そして、2区画以上の区画部51,52,53は、本体部30の上面30aの長辺30c方向に対して2種以上に立体網状構造体500の密度を変えたもので、中央のみが高密度のもの、両側を高密度のもの、高密度から低密度に複数段で変化させるものとすることもできる。
加えて、V字状溝81R,82R,83R及びV字状溝81L,82L,83Lと逆V字状溝91R,92R及び逆V字状溝91L,92Lは、互いに並行し、表裏交互に形成されているものである。ここで、表裏交互に形成とは、端部が互いにV字状溝81R,82R,83R及びV字状溝81L,82L,83Lまたは逆V字状溝91R,92R及び逆V字状溝91L,92Lの長さを超えていてもよい。
したがって、V字状溝81R,82R,83R及びV字状溝81L,82L,83Lと逆V字状溝91R,92R及び逆V字状溝91L,92Lは、折り畳む内方側を奇数(n)に、折り畳む外方側を偶数(n+1)になるように複数列を形成したものであるから、折り畳みには内周が圧縮を、外周が伸びを必要とするものの、外方側の伸びの張力は大きくなり、表面に張力による歪が生じやすくなるが、(n)個の折り畳みを行う外方側を(n+1)倍に形成することで、外周の張力を緩和することができる。
しかし、V字状溝81R,82R,83R及びV字状溝81L,82L,83Lと逆V字状溝91R,92R及び逆V字状溝91L,92Lを切削する場合にも、開口が20mm以下になる断面を有する回転体であればよい。
特に、折り畳んだときに、V字状溝85R,86R,87R及びV字状溝85L,86L,87Lは、逆V字状溝95R,96R及び逆V字状溝95L,96Lによって隣接する立体網状構造体500が存在しない直線列が、存在する直線列を繰り返し形成しているので、V字状溝85R,86R,87R及びV字状溝85L,86L,87Lと、上面30aの裏面30b側に開口する逆V字状溝95R,96R及び逆V字状溝95L,96Lは、V字状溝85R,86R,87R及びV字状溝85L,86L,87Lのみ、逆V字状溝95R,96R及び逆V字状溝95L,96Lのみに、弾性機能を要するものではなく、弾性バランスを維持することができる。
加えて、V字状溝85R,86R,87R及びV字状溝85L,86L,87Lと逆V字状溝95R,96R及び逆V字状溝95L,96Lは、互いに並行し、表裏交互に形成されているものである。ここで、表裏交互に形成とは、端部が互いにV字状溝85R,86R,87R及びV字状溝85L,86L,87Lまたは逆V字状溝95R,96R及び逆V字状溝95L,96Lの長さを超えていてもよい。
図11(a)に示す正面図の押圧部60aと開放部60bに示すように、シャフト66,67を中心に放射状に押圧部60aが配設されており、同一に加工されている。回転体60R,60L及び回転体70R,70Lは、外周が切断しない程度に丸みを持たせた略V字状に形成されている。略V字状の角度θは、θ=3°〜30°の範囲内に設定されるが、好ましくは、θ=10°〜20°程度に設定される。図11(b)に示す押圧部60aと開放部60bは、90度毎にα=45度に4枚の押圧部60aを設定したものである。しかし、本発明を実施する場合には、押圧部60aと開放部60bは、同一角度で、2〜8枚とすることができる。或いは、それ以上とすることもできる。勿論、径を異にし、角度が重複していてもよい。
したがって、V字状溝85R,86R,87R及びV字状溝85L,86L,87Lと逆V字状溝95R,96R及び逆V字状溝95L,96Lは、折り畳む内方側を奇数(n)に、折り畳む外方側を偶数(n+1)になるように複数列を形成したものであるから、折り畳みには内周が圧縮を、外周が伸びを必要とするものの、外方側の伸びの張力は大きくなり、表面に張力による歪が生じやすくなるが、(n)個の折り畳みを行う外方側を(n+1)倍に形成することで、外周の張力を緩和することができる。
しかし、V字状溝85R,86R,87R及びV字状溝85L,86L,87Lと逆V字状溝95R,96R及び逆V字状溝95L,96Lを切削する場合にも、開口が20mm以下になる断面を有する回転体であればよい。
100 押出成形機
500 立体網状構造体
111,112,113 ノズル
14,15 一対の無端コンベア
21,24 シャフト
30 本体部
30a 上面
30b 裏面
61R,62R,63R 回転体(回転体60R)
61L,62L,63L 回転体(回転体60L)
66,67 回転シャフト
71R,72R、71L,72L 回転体(回転体70)
81R,82R,83R V字状溝(V字状溝80R)
81L,82L,83L V字状溝(V字状溝80L)
91R,92R,93R 逆V字状溝(逆V字状溝90R)
91L,92L,93L 逆V字状溝(逆V字状溝90L)
Claims (4)
- 合成樹脂からなる連続線条体が不規則に蛇行しており、かつ、前記蛇行した状態で随所に融着してなるクッション性を有する立体網状構造体と、
対向する上面及び裏面を最大面積とする直方体を、前記立体網状構造体で形成してなる本体部と、
前記本体部の前記上面の長辺方向に対して2種類以上に前記立体網状構造体の密度を変えた区画部と、
前記立体網状構造体の密度を異にする前記区画部相互間にあって、前記本体部の短辺方向に並行し、前記立体網状構造体が存在しない直線列を形成し、前記上面側に開口するV字状溝と、
また、前記区画部相互間にあって、前記本体部の前記短辺方向に並行し、前記立体網状構造体が存在しない直線列を形成し、前記裏面側に開口する逆V字状溝と
を具備し、
前記V字状溝と前記逆V字状溝は、折り畳む内方側と折り畳む外方側とが並行する直線列とし、前記直線列の深さが前記上面と前記裏面の深さの30〜90%とし、前記上面と前記裏面に各々2列以上形成されていることを特徴とするマットレス構造体。 - 前記V字状溝と前記逆V字状溝は、
前記立体網状構造体の密度を異にする前記区画部相互間にあって、前記本体部の短辺方向に並行し、前記立体網状構造体が存在しない直線列と存在する直線列を繰り返し形成し、その深さを前記上面と前記裏面の深さの30〜90%とし、前記上面側に開口するV字状溝と、
また、前記区画部相互間にあって、前記本体部の前記短辺方向に並行し、前記立体網状構造体が存在しない直線列として繰り返し形成し、その深さを前記上面と前記裏面の深さの30〜90%とし、前記裏面側に開口する逆V字状溝と
したことを特徴とする請求項1に記載のマットレス構造体。 - 前記立体網状構造体の密度の違いは、前記線条体の太さまたは前記線条体の本数の違いとしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマットレス構造体。
- 前記V字状溝と前記逆V字状溝は、折り畳む内方側を偶数(n)に、折り畳む外方側を奇数(n+1)に直線列を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のマットレス構造体。
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JPS57137360U (ja) * | 1981-02-23 | 1982-08-27 | ||
JP2005065829A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Tokyo Kasen Kk | 固綿クッション材およびその製造方法 |
JP5909581B1 (ja) * | 2015-05-28 | 2016-04-26 | 株式会社シーエンジ | 三次元桟構造体 |
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