JP6063891B2 - 健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法 - Google Patents

健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法 Download PDF

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この発明は、健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法に関する。
近年、健康増進についての情報は、書籍や雑誌からだけでなく、インターネット上の様々なサイトから得ることが可能である。例えば、健康増進に関心のある人々は、書籍や、webサイトに掲載された記事、ブログ、コミュニティの掲示板等を閲覧したり、お勧めの情報を交換したりして、他者の成功体験談を参考に自身に合った健康増進方法の情報収集をしていた。インターネット上で得られる情報は、書籍や雑誌に掲載される情報よりも新しいことが多いが、様々な人が投稿した多くの情報から自身に合った情報を選択する必要があった。
gooからだログ(URL:http://karada.goo.ne.jp/)
しかしながら、年齢、性別、疾病などの身体機能と、職業、食事、睡眠、運動などの生活習慣が、人によって異なるため、自身と全く異なる属性の他者の事例を参考にしても、自身には健康増進の効果が得られない。
できるだけ自身に近い属性(身体機能、生活習慣等)を持つ他者の成功事例は参考になるが、ある人が、自身の属性を含めて成功体験談を記述するのは手間がかかる。そもそも、自身の属性が何かを知らないから、属性を書けないということもあり得る。例え属性込みで成功体験談が記述されていても、多岐にわたる絞り込み条件を能動的に設定して、複数ある成功体験談の中から自身にとって参考になる成功体験談を検索するのは手間であり、自身の属性が分からない場合には、適切に絞り込み条件を設定することが困難である。
また、インターネット上の成功体験談で紹介される方法は、その有効性が保証されているか確認することが困難である。その理由として例えば下記の3つが考えられる。第1に、成功体験談は、成功体験談の紹介者の主観に基づいて記述されており、客観的なエビデンスが提示されていないため、記述された方法が有効かどうかを、閲覧者がその成功体験談から判断するのが難しい。第2に、健康に関する専門知識を持たないために、成功体験談の紹介者および閲覧者が、客観的なエビデンスを元に、成功体験談で記述された方法が有効であると判断したとしても、その判断が誤っていることもある。このため、成功体験談の紹介者が、自身は健康に良いと考えるが実際には健康に害を及ぼす方法を紹介してしまい、その情報を参考にした閲覧者も健康に害を受けてしまう。第3に、健康に関する専門知識の有無にかかわらず、実際は健康増進に寄与していたとしても、そのように認識されない行動は、成功体験談の記述には含まれない。このため、健康増進に必要な条件が欠落しているため、閲覧者のみならず紹介者本人も、成功体験談を参考に行動しても、その成功体験談と同様の効果が得られなくなってしまう。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、利用者が自身の属性に応じた健康増進に有効な情報を取得することを支援する健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、以下のような構成要素を備えている。すなわち、健康増進支援システムは、ネットワークを介して通信可能であるとともに、利用者の操作により情報入力可能な端末と、利用者を識別するための識別子を格納した利用者IDデータベースと、単体もしくは複数の情報を組み合わせることで利用者を特定可能な情報を格納した基本情報データベースと、機器で測定可能な、利用者の身体の状態を記述する情報を格納した身体情報データベースと、利用者の日々の生活における行動とその内容を記述する情報を格納した行動情報データベースと、前記基本情報データベースと、前記身体情報データベースと、前記行動情報データベースとに格納された利用者の情報を読み出して、利用者の個々の身体機能と生活習慣との違いを重みづけして、利用者の健康状態が改善したか否か判定し、健康状態が改善したと判定したときに利用者の健康状態の改善に寄与した行動とその条件とを分析する処理部と、前記処理部の分析によって得られた利用者の健康状態の改善に寄与した行動とその条件とを格納した成功体験談データベースと、を備える。
また、この発明の第2の観点は以下のような実施態様を備えることを特徴とする。すなわち、健康増進行動の提示方法は、ネットワークを介して通信可能であるとともに、利用者の操作により情報入力可能な端末と、利用者を識別するための識別子を格納した利用者IDデータベースと、単体もしくは複数の情報を組み合わせることで利用者を特定可能な情報を格納した基本情報データベースと、機器で測定可能な、利用者の身体の状態を記述する情報を格納した身体情報データベースと、利用者の日々の生活における行動とその内容を記述する情報を格納した行動情報データベースと、利用者の健康状態の改善に寄与した行動とその条件とを格納した成功体験談データベースと、を含むサーバと、を備えた健康増進支援システムにおける健康増進行動の提示方法であって、前記サーバは、前記基本情報データベースと、前記身体情報データベースと、前記行動情報データベースとに格納された利用者の情報を読み出して、利用者の個々の身体機能と生活習慣との違いを重みづけして、利用者の健康状態が改善したか否か判定し、健康状態が改善したと判定したときに利用者の健康状態の改善に寄与した行動とその条件とを分析して、分析結果を前記成功体験談データベースへ格納し、前記端末から健康増進行動の検索の要求を受けると、前記身体情報データベースへアクセスして利用者の情報を参照し、前記成功体験談データベースへアクセスして、前記利用者の属性を用いて、健康状態の改善に寄与した情報を取得し、利用者の属性を考慮したグルーピングを行って、取得した情報を前記端末へ通知して応答することを特徴とする。
すなわちこの発明によれば、利用者が自身の属性に応じた健康増進に有効な情報を取得することを支援する健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法を提供することができる。
図1は、本実施形態の健康増進支援システムの一構成例を説明するためのブロック図である。 図2は、本実施形態の健康増進支援システムにおいて成功体験談データベースを作成する方法の一例を説明するシーケンス図である。 図3は、本実施形態の健康増進支援システムにおいて成功体験談データベースを作成する方法の他の例を説明するシーケンス図である。 図4は、本実施形態の健康増進行動の提示方法の一例について説明するシーケンス図である。 図5は、本実施形態の健康増進行動の提示方法の他の例について説明するシーケンス図である。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の健康増進支援システムの一構成例を説明するためのブロック図である。
本実施形態の健康増進支援システムは、サービス利用者端末10と、ネットワーク20を介してサービス利用者端末10と通信可能なサーバ30と、を備えている。サーバ30は、利用者IDデータベース32と、成功体験談データベース33と、基本情報データベース34と、身体情報データベース36と、行動情報データベース38と、処理部35と、を有している。
サービス利用者端末10は、例えばパーソナルコンピュータやスマートフォン等であって、利用者が種々の情報を入力する入力手段と、ネットワーク20を介してサーバ30と通信する通信手段と、を備えている。
利用者IDデータベース32は、利用者を識別するためのID(識別子)を格納している。利用者IDは、他のデータベースの該利用者の情報と紐づけられている。
基本情報データベース34は、例えば、利用者の氏名、性別、年齢、生年月日、住所、職業、家族構成等の情報を格納している。これらの情報は、単体もしくは複数の情報を組み合わせることで、個人の特定が容易な情報である。
身体情報データベース36は、例えば、利用者の身長、体重、体脂肪率、骨密度、血圧、脈拍、血糖値、血中酸素飽和度等の情報や、利用者の既往症や現在治療中の疾病・故障(例えば2型糖尿病、大腿骨骨折、うつ病等)等の情報を格納している。これらの情報は、医療機器・健康器具で測定可能な、身体の状態を記述する情報、および、心身の疾患、故障に関するものである。これらの情報は、例えば、利用者がサービス利用者端末10から入力してもよく、機器等から自動的に収集されるものであってもよい。
行動情報データベース38は、例えば、食事(摂取カロリー、食事の内容(量、栄養素など))、歩行(歩数、歩行距離、歩行時間、消費カロリー)、運動(種目、運動した時間、消費カロリー)、睡眠(睡眠時間、睡眠の質(無呼吸睡眠など))等の行動についての情報を格納している。これらの情報は、日々の生活における行動とその内容を記述する情報であって、例えば、利用者がサービス利用者端末10を操作して日々の記録として入力されるものである。
成功体験談データベース33は、基本情報データベース34、身体情報データベース36、および、行動情報データベース38に格納された情報から、医学的観点から利用者の健康状態が改善したと判定された時の基本情報、身体情報、および、行動情報が格納されている。成功体験談データベース33は、複数の利用者により身体情報データベース36および行動情報データベース38へデータが蓄積されることにより自動的に形成される。
処理部35は、基本情報データベース34、身体情報データベース36、および、行動情報データベース38に格納された情報を分析し、成功体験談データベース33に格納する情報を選択するとともに、自動的に或いはサービス利用者端末10からの要求に応じて、成功体験談データベース33に格納した情報を検索してサービス利用者端末10へ送信する。
図2は、本実施形態の健康増進支援システムにおいて成功体験談データベースを作成する方法の一例を説明するシーケンス図である。
成功体験談データベース33を作成する際には、まず、処理部35は、基本情報データベース34へアクセスし、利用者の年齢・性別・職業・家族構成などの基本情報を取得する。続いて、処理部35は、身体情報データベース36へアクセスし、利用者の血圧・体重・疾病などの身体情報を取得し、行動情報データベース38へアクセスし、利用者の食事・睡眠・運動などに関する行動情報を取得する。ここで処理部35が取得した基本情報、身体情報、および、行動情報は、利用者IDデータベース32に格納されたID(識別子)によって互いに紐づけられている。
処理部35は、取得した身体情報から、医学的観点から利用者の健康状態が改善したか否か判定する。処理部35は、例えば、決定木、アソシエーション分析、ラフ集合分析、クラスター分析、記憶ベース推論などのデータマイニングにより利用者の健康状態が改善したか否か判定する。このとき、処理部35は、個々の身体機能・生活習慣の違いを重みづけした上で、健康状態の改善・維持・悪化を判定する。
上記判定により、健康状態が改善したと判定した場合には、処理部35は、利用者の基本情報、日々のライフログ(身体情報、行動情報)から、健康状態の改善に寄与した行動情報とその条件とを、抽出する。処理部35は、抽出した行動情報とその条件とを、利用者の属性(基本情報および身体情報)と紐づけて成功体験談データベース33へ格納する。
このようにして、健康状態が改善したと判定された利用者の基本情報、身体情報、および、行動情報を収集して、ある行動が健康状態の改善に寄与する条件をデータマイニングにより分析し、身体機能・生活習慣の違いを考慮した、成功体験談データベース33を作成する。
図3は、本実施形態の健康増進支援システムにおいて成功体験談データベースを作成する方法の他の例を説明するシーケンス図である。
サービス利用者端末10が利用者により入力された身体情報を処理部35へ通知すると、処理部35は、入力された身体情報を利用者IDと紐づけて身体情報データベース36へ格納する。
続いて、処理部35は、利用者の属性(基本情報、身体情報、および、行動情報)を読み出し、健康状態の改善・維持・悪化を判定する。処理部35は、例えば、決定木、アソシエーション分析、ラフ集合分析、クラスター分析、記憶ベース推論などのデータマイニングにより利用者の健康状態の改善・維持・悪化を判定する。このとき、処理部35は、個々の身体機能・生活習慣の違いを重みづけした上で、健康状態の改善・維持・悪化を判定する。
続いて、処理部35は、サービス利用者端末10へ身体情報入力の完了の応答をするとともに、健康状態の判定結果出力の要請、および、「最近気を付けて行っていたことは何か」のアンケート(メモ機能)を利用者へ提示して、利用者が健康状態の改善に寄与したと考える行動の回答を要求する。
サービス利用者端末10は、利用者から行動情報が入力されると、処理部35へ入力された行動情報を通知する。
処理部35は、サービス利用者端末10から通知された行動情報を利用者IDと紐づけて行動情報データベース38へ格納する。行動情報データベース38は、行動情報の登録が完了したら、処理部35へ応答を返す。処理部35は、行動情報データベース38からの応答を受けて、サービス利用者端末10へ行動情報の入力結果応答を返す。
次に、処理部35は、利用者の日々のライフログから、健康状態の改善に寄与した行動情報とその条件とを分析し、成功体験談として抽出する。処理部35は、抽出した行動情報とその条件とを、利用者の属性(基本情報および身体情報)と紐づけて成功体験談データベース33へ格納する。成功体験談データベース33は、分析結果の登録が完了した後、処理部35へ完了したことを応答する。
このようにして、利用者から身体情報が入力されたことをトリガとして、健康状態が改善したと判定された利用者の基本情報、身体情報、および、行動情報を収集して、ある行動が健康状態の改善に寄与する条件をデータマイニングにより分析し、身体機能・生活習慣の違いを考慮した、成功体験談データベース33を作成する。
次に、上記健康増進支援システムにおいて、利用者へ適切な成功体験談(健康増進行動)を提示する方法の例について説明する。
図4は、本実施形態の健康増進行動の提示方法の一例について説明するシーケンス図である。ここでは、健康増進支援システムが自動で健康増進行動を利用者に提示するときの動作の一例を説明する。
サービス利用者端末10は、利用者が操作して身体情報を入力すると、身体情報を登録するように処理部35へ要求する。
処理部35は、サービス利用者端末10から身体情報の登録の要求を受けると身体情報データベース36へアクセスして、利用者IDと紐づけて身体情報を登録する。身体情報データベース36は、身体情報の登録が完了した後、処理部35へ完了したことを応答する。
続いて、処理部35は、成功体験談データベース33へアクセスして、利用者の属性(基本情報、身体情報、および、行動情報)に応じた成功体験談を検索して取得する。処理部35は、成功体験談データベース33を検索して取得した結果を、サービス利用者端末10へ通知する。サービス利用者端末10は、処理部35から取得した成功体験談を利用者へ提示する。
なお、処理部35が成功体験談を検索する際の属性として、より多くの条件を用いて検索した方が、日々のライフログからその都度きめ細かなレコメンドを行い、利用者の身体機能・生活習慣に応じたより適切な成功体験談を提示することができる。一方で、処理部35が成功体験談を検索する際の条件を少なくすると、提示できる成功体験談の数を増やすことができる。したがって、成功体験談の検索に用いる条件は、利用者の要求に応じて設定を行えるようにしても構わない。例えば、利用者の要求に応じて、複数の条件に重みづけを行ってもよい。
上記のように、利用者の身体機能・生活習慣に応じた成功体験談を利用者へ自動的に提示可能とすることにより、利用者は、自身の情報を入力した直後に自身の健康増進のために活用できる適切な情報を得て、ただちに自身の行動を修正することができる。すなわち、上記の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法によれば、利用者が自身の属性に応じた健康増進に有効な情報を取得することを支援し、利用者の健康増進を助けることができる。
図5は、本実施形態の健康増進行動の提示方法の他の例について説明するシーケンス図である。ここでは、利用者がサービス利用者端末10を操作して成功体験談を検索したときにおいて、健康増進行動を利用者に提示するときの動作の一例を説明する。
まず、利用者がサービス利用者端末10を操作して成功体験談の提示を要求すると、サービス利用者端末10は、成功体験談を検索するように処理部35へ要求する。例えば、利用者はwebサイト上などで、自身の基本情報、日々のライフログを検索条件として設定して検索を実行する。
処理部35は、サービス利用者端末10から成功体験談の検索の要求を受けると、利用者を識別する利用者IDに基づいて、身体情報データベース36へアクセスして検索を要求した利用者の身体情報を参照する。なお、処理部35は、必要に応じて、基本情報データベース34および行動情報データベース38にアクセスして基本情報および行動情報を参照してもよい。
続いて、処理部35は、成功体験談データベース33にアクセスして、取得した利用者の属性に応じた成功体験談を取得する。処理部35は、取得した成功体験談をサービス利用者端末10へ通知して応答する。
上記のように、利用者による成功体験談の検索を可能とすることにより、利用者は、好きな時間に自身の健康増進のために活用できる適切な情報を得ることができる。すなわち、上記の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法によれば、利用者が自身の属性に応じた健康増進に有効な情報を取得することを支援し、利用者の健康増進を助けることができる。
また、上記実施形態の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法によれば、自身が健康増進に成功しているか否か、ひいては他者の成功体験談の真偽を、高精度に・短時間で判定できる。すなわち、従来は、健康に関する専門知識と、健康に関するデータとが揃わなければ、自身や他者が、身体状態を改善できているかどうかを、精度よく判定することができなかった。これに対し、本実施形態の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法によれば、システムが、身体機能・生活習慣に関する膨大な量の情報を解析することで、身体状態を改善の判定を、統計に基づいて高精度に行うことができる。
さらに、上記実施形態の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法によれば、自身に適した健康増進の方法を、簡単に検索できる。すなわち、従来は、健康増進に成功した条件が抜け落ちたまま、成功体験談が記述されていた。また自身の属性を知らずに成功体験談を検索するため、自身に合わない成功体験談を参考にしてしまい、健康増進の効果が得られなかった。これに対し、本実施形態の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法によれば、自身に適した健康増進の方法、参考となる成功体験談を、短時間に・精度良く探し出すことができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、成功体験談と同様の手法で、健康状態悪化の条件を分析することで、失敗体験談のデータベース作成・検索もできる。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。例えば、上記実施形態の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法は、健康サービスに適用可能である。健康サービスに適用する場合、健康増進支援システムは、利用者の身体機能・生活習慣に応じた、健康状態の改善・維持・悪化の判定と健康状態改善に役立つレコメンド機能の実装したシステムであって、身体機能・生活習慣毎の、健康状態改善の成功体験談のデータベース作成・検索可能に構成される。
また、上記実施形態の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法は、属性を考慮したグルーピングを行ってもよい。例えば、健康管理サービスで、健康増進の習慣づけを目的に、健康管理サービスの利用者が複数人でチームを組む歩数競争を実施する際に、チーム間での属性の偏り(例:ある特定のチームに歩数が平均より大幅に多い人が集中して、追い越すことが困難なため、他のチームの歩数競争と歩数増加へ向けた意欲が減退してしまう)がなくなるように、似た属性の利用者が各チームに均等に含まれるように利用者を分配する。このように互いに似たチーム間で順位づけ等の競争を行うことにより、他のチームを越すために少し歩数を増加しようという達成可能な目標ができて利用者の健康増進への意欲を向上させることができる。
また、上記実施形態の健康増進支援システムおよび健康増進行動の提示方法は、属性に応じたマーケティングに利用することもできる。例えば、多くの利用者の基本情報、身体情報および行動情報に基づいて、生活用品や健康グッズなどの多様な商品を、どのターゲットに向けて売り込んでいくか、ターゲット層を詳細化するのに活用することができる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…サービス利用者端末、20…ネットワーク、30…サーバ、32…利用者IDデータベース、33…成功体験談データベース、34…基本情報データベース、35…処理部、36…身体情報データベース、38…行動情報データベース。

Claims (2)

  1. ネットワークを介して通信可能であるとともに、利用者の操作により情報入力可能な端末と、
    利用者を識別するための識別子を格納した利用者IDデータベースと、
    単体もしくは複数の情報を組み合わせることで利用者を特定可能な情報を格納した基本情報データベースと、
    機器で測定可能な、利用者の身体の状態を記述する情報を格納した身体情報データベースと、
    利用者の日々の生活における行動とその内容を記述する情報を格納した行動情報データベースと、
    前記基本情報データベースと、前記身体情報データベースと、前記行動情報データベースとに格納された利用者の情報を読み出して、利用者の個々の身体機能と生活習慣との違いを重みづけして、利用者の健康状態が改善したか否か判定し、健康状態が改善したと判定したときに利用者の健康状態の改善に寄与した行動とその条件とを分析する処理部と、
    前記処理部の分析によって得られた利用者の健康状態の改善に寄与した行動とその条件とを格納した成功体験談データベースと、を備えたことを特徴とする健康増進支援システム。
  2. ネットワークを介して通信可能であるとともに、利用者の操作により情報入力可能な端末と、
    利用者を識別するための識別子を格納した利用者IDデータベースと、単体もしくは複数の情報を組み合わせることで利用者を特定可能な情報を格納した基本情報データベースと、機器で測定可能な、利用者の身体の状態を記述する情報を格納した身体情報データベースと、利用者の日々の生活における行動とその内容を記述する情報を格納した行動情報データベースと、利用者の健康状態の改善に寄与した行動とその条件とを格納した成功体験談データベースと、を含むサーバと、を備えた健康増進支援システムにおける健康増進行動の提示方法であって、
    前記サーバは、前記基本情報データベースと、前記身体情報データベースと、前記行動情報データベースとに格納された利用者の情報を読み出して、利用者の個々の身体機能と生活習慣との違いを重みづけして、利用者の健康状態が改善したか否か判定し、健康状態が改善したと判定したときに利用者の健康状態の改善に寄与した行動とその条件とを分析して、分析結果を前記成功体験談データベースへ格納し、
    前記端末から健康増進行動の検索の要求を受けると、前記身体情報データベースへアクセスして利用者の情報を参照し、
    前記成功体験談データベースへアクセスして、前記利用者の属性を用いて、健康状態の改善に寄与した情報を取得し、
    利用者の属性を考慮したグルーピングを行って、取得した情報を前記端末へ通知して応答することを特徴とする健康増進行動の提示方法。
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