JP6061821B2 - 車体前部構造 - Google Patents
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Description
請求項1に係る発明は、車体前後方向に延出するフロントサイドフレーム(例えば、実施形態のフロントサイドフレーム13)の前端近傍の車幅方向の外側壁に、車幅方向外側に略水平に突出する骨格部材であるアウトリガー(例えば、実施形態のアウトリガー18)が接合された車体前部構造において、前記アウトリガーは、前記フロントサイドフレームの前記外側壁よりも高剛性に形成され、かつ、筒状に形成されているとともに内部に隔壁部材が配置されていることを特徴とするものである。
この発明の場合、自車両と相手車両が車幅方向に大きくオフセットして正面同士で、若しくは、若干斜めに傾いた状態で接触し、自車両のアウトリガーの前方側が相手車両の側部の骨格部材から荷重を受けると、アウトリガーが大きく潰れ変形せずに自車両のフロントサイドフレームの外側壁を変形させつつ後方側に倒れる。このとき、アウトリガーは曲げモーメントにより自車両のフロントサイドフレームの車幅方向の外側壁をフロントサイドフレームの断面内方向に変形させ、フロントサイドフレーム内に埋め込まれるようにして倒れ変形する。相手車両からアウトリガーに入力された衝撃荷重のエネルギーはこのときに吸収され、相手車両の側部の骨格部材は自車両のアウトリガーから大きな荷重を受けることなく自車両のフロントサイドフレームの車幅方向の外側面上を滑り動く。
また、請求項1に係る発明においては、アウトリガーが、筒状に形成されているとともに内部に隔壁部材が配置されているため、アウトリガーが矩形断面等の多角形断面であっても、断面の潰れ変形を生じにくくすることができる。
この場合、アウトリガーを軽量にし、かつ断面の潰れ変形を生じにくくすることができる。
この場合、アウトリガーがフロントサイドフレームの車幅方向の外側壁から剥がれにくくなる。
最初に、図1〜図6に示す第1の参考例について説明する。なお、図面において矢印FRは、車両の前方を指すものとする。
図1,図2は、第1の参考例に係る車両1の前部側の骨格部を示す図であり、図3は、車両1と、この車両1よりも小型の相手車両2を上方側から見た図である。車両1は、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)やRV車(レジャー・ビークル車)等の一般車両よりも車高の高い大型車両である。
同図に示すように、この参考例のアウトリガー18は、断面矩形状の金属製の筒状部材によって形成され、延出方向の基端部と先端部とに外向きに屈曲した接合フランジ18a,18bが延設されている。これらの接合フランジ18a,18bは、フロントサイドフレーム13の車幅方向の外側壁13aと、下方延出部17Bの車幅方向の内側壁(符号省略)とにそれぞれスポット溶接等によって結合されている。なお、アウトリガー18のフロントサイドフレーム13の外側壁13aに対する接合強度は、アウトリガー18の前端部側の接合強度を後端部側の接合強度よりも高めることが望ましい。
また、アウトリガー18の断面方向の剛性は、第2アッパメンバ17の前部上端の断面剛性よりも高剛性となるように形成されている。したがって、第2アッパメンバ17の前部上端とアウトリガー18とに跨る領域に前方側から衝撃荷重が入力された場合には、アウトリガー18が潰れ変形する前に第2アッパメンバ17の前部上端側が潰れ変形する。
この参考例のアウトリガー118は、金属材料によって断面が真円の円筒形状に形成されている。
また、アウトリガー118が円筒形状であることから、アウトリガー118が相手車両の側部の骨格部材から荷重を受けて、アウトリガー118が倒れ変形する際にその外面に接触した部材が円滑に滑り易くなるという利点がある。したがって、これにより相手車両の骨格部材の受ける荷重が小さくなり、相手車両の骨格部材が車幅方向内側により変形しにくくなる。
この実施形態のアウトリガー218は、金属材料によって断面矩形状の角筒形状に形成され、その断面の内側に、断面を補強するための矩形状の隔壁部材20が取り付けられている。
この実施形態のアウトリガー318は、第1の参考例と同様に断面矩形状の角筒形状に形成されているが、全体が高強度鋼板によって形成されている。
アウトリガー418は、金属材料によって矩形断面の角筒状に形成され、フロントサイドフレーム13に臨む側の端部の前後、上下の四辺にそれぞれ外向きの接合フランジ418a,418b,418c,418dが延設されている。このうち、前部側の接合フランジ418aのみがフロントサイドフレーム13の外側壁13aに、当該外側壁13aを貫通するボルト21と図示しないナットによって締結固定され、他の接合フランジ418b,418c,418dはフロントサイドフレーム13の外側壁13aにスポット溶接によって固定されている。
アウトリガー518は、金属材料によって矩形断面の角筒状に形成され、その端部の4辺がフロントサイドフレーム13の外側壁13aの面に突き合わせられ、全周が溶接されている。
13a…外側壁
15…フロントピラー
16…第1アッパメンバ(アッパメンバ)
17…第2アッパメンバ(アッパメンバ)
218,318,518…アウトリガー
20…隔壁部材
Claims (3)
- 車体前後方向に延出するフロントサイドフレームの前端近傍の車幅方向の外側壁に、車幅方向外側に略水平に突出する骨格部材であるアウトリガーが接合された車体前部構造において、
前記アウトリガーは、前記フロントサイドフレームの前記外側壁よりも高剛性に形成され、かつ、筒状に形成されているとともに内部に隔壁部材が配置されていることを特徴とする車体前部構造。 - 車体前後方向に延出するフロントサイドフレームの前端近傍の車幅方向の外側壁に、車幅方向外側に略水平に突出する骨格部材であるアウトリガーが接合された車体前部構造において、
前記アウトリガーは、前記フロントサイドフレームの前記外側壁よりも高剛性に形成され、かつ、高強度鋼板によって形成されていることを特徴とする車体前部構造。 - 車体前後方向に延出するフロントサイドフレームの前端近傍の車幅方向の外側壁に、車幅方向外側に略水平に突出する骨格部材であるアウトリガーが接合された車体前部構造において、
前記アウトリガーは、前記フロントサイドフレームの前記外側壁よりも高剛性に形成され、かつ、前記フロントサイドフレームの前記外側壁に突き当てられ、全周が前記外側壁に溶接されていることを特徴とする車体前部構造。
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