JP6059998B2 - 点火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、難着火性機関の点火を行う点火装置であって、電磁波を利用して燃焼室内の混合気の点火をする点火装置に関する。
自動車エンジン等の内燃機関において燃焼排気中に含まれる環境負荷物質の低減や更なる燃費の向上のため、空気燃料混合気の希薄化、高過給気化等が図られている。
一般に、希薄燃焼機関や、高過給気混合燃焼機関は難着火性であるため、より着火性に優れた点火装置が望まれている。
このような難着火性機関においても優れた着火性が期待できる点火装置として、特許文献1には、同軸導波管構造体の内側導体の一方の端部を内燃機関の燃焼室内に突出させ、他方の端部に高周波の電気的エネルギを同軸的に誘導式及び/又は容量式に結合される供給線路を設けた点火装置が開示されている。
特許文献1の点火装置では、供給線路の端部とこの端部に向かい合う相応の端面を備えた容量式に結合するための導波管構造体の内側端部とが、それぞれ向かい合う端面が誘電体を介してキャパシタンスを形成している。
特開2004−87498号公報
ところが、特許文献1にあるような従来の点火装置では、電極の先端において高電界を生成し高周波プラズマを発生させようとした場合、供給線路との結合が、容量的な結合に過ぎず、インピーダンス整合を図りながら同軸路で燃焼室まで電力を伝送し、中心導体の先端に高電界場を生成して放電させるためには、増幅器で大電力を生成する必要があり、高周発振器及び増幅器の大型化、高額化が避けられない。
また、特許文献1にあるような従来の点火装置では、供給線路結合部のウエブ構造が複雑で製造コストの増大を招くおそれがある。さらに、従来の点火装置では、電費が悪く、燃費向上に貢献できないおそれもある。
そこで、本願発明は、かかる実情に鑑み、高周波の電気的エネルギを効率的に利用し、電費の低減を図ると共に、小型化が容易で搭載性に優れた点火装置の提供を目的とするものである。
本発明では、 内燃機関(3)に設けられ、少なくとも、所定の周波数(f)を有する高周波を発振する高周波発振部(20)と、該発振部(20)で発生した高周波電力を増幅する高周波増幅部(21)と、該増幅部(21)で増幅された高周波を放射する内側導体放電部(13)と該放電部(13)と同心に配設した外側導体(122)とからなる同軸共振部(12、12b)を含む点火部(10)と、を具備し、上記放電部(13)の先端において、高電界を作用させて高周波プラズマを発生して上記内燃機関(3)の燃焼室(32)内に導入した混合気を点火する点火装置であって、
一端に同軸コネクタ(23)を設けた同軸ケーブル(22)を介して上記増幅器(21)と上記点火部(10、10a、10b)とを接続するに際して、
上記同軸コネクタ(23)内で上記同軸ケーブル(22)の内側導体に接続する入力アンテナ(24、24a)と、上記中心電極放電部(13)の基端側に延設した内側導体アンテナ部(111、111a)とを、具備し、
所定の比誘電率(εr)を有する耐熱性誘電材料からなる入力共振部誘電体(110、110a、110b)を設けて、上記入力アンテナ(24、24a)と上記内側導体アンテナ部(111、111a)とを上記入力共振部誘電体(110、110a、110b)内に向かって所定の長さだけ突出せしめると共に、上記入力アンテナ(24、24a)と上記内側導体アンテナ部(111、111a)とを、径方向、又は/及び、軸方向に所定のアンテナ間距離(L、L)だけ離隔して配設せしめた入力共振部(11、11a)を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、前記入力アンテナ(24、24a)から供給される電磁波により前記誘電体共振部(11、11a、11b)が励振され、前記入力共振部(11、11a、11b)への高周波入力を一定とした場合、空胴共振器を用いた場合に比べ、該共振部(11、11a、11b)の大きさを、前記共振部を構成する誘電体材料の比誘電率εrの平方根分の1に縮小させることができる。
これにより、前記入力共振部(11、11a、11b)内部に蓄積される高周波電力が一定のままでも、上記中心導体放電部(13)の周囲に発生する高周波電界の最大電界強度(Emax)を、上記誘電体(110、110a、110b)の比誘電率εrの平方根倍に上昇させて、高周波放電を起こり易くして、前記増幅部(21)への負荷を低減しつつ、構成が簡易で、安定した着火を行う点火装置が実現できる。
本発明の第1の実施形態における点火装置1の概要を示す縦断面図 図1Aに示す点火装置1の最大電界強度を与える入力アンテナと出力アンテナとのアンテナ間距離を算出する特性図 図1Aに示す点火装置1の要部における電界分布図 比誘電率と入力周波数と誘電体直径との相関を示す特性図 比誘電率と入力周波数とアンテナ間距離との相関を示す特性図 比較例と共に本発明の効果を示す特性図 本発明の実施例1として示す、点火装置1において誘電体としてクオーツを用いた場合の電界強度に対する効果を示す特性図 本発明の実施例2として示す、点火装置1において誘電体としてアルミナを用いた場合の電界強度に対する効果を示す特性図 同軸共振部誘電体の外径と中心導体の外径との関係に対する同軸共振部誘電体の誘電率の影響を示す特性図 本発明の第2の実施形態における点火装置1aの概要を示す縦断面図 図4Aに示す点火装置1aの要部における電界強度分布図 本発明の第3の実施形態における点火装置1bの概要を示す縦断面図 本発明の第3の実施形態における点火装置1bの効果を示す特性図
図1A、図1B、図1Cを参照して本発明の第1の実施形態における点火装置1について説明する。
点火装置1は、放電部13の先端において、高電界を作用させて高周波プラズマを発生して内燃機関3の燃焼室32内に導入した混合気を点火する点火装置であり、以下の特徴を有するものである。
点火装置1は、図略の内燃機関3のシリンダヘッド30に設けたプラグホール31内に固定される点火部10と、高周波エネルギ(例えば、周波数f:2.0GHz〜3.0GHz、波長λ:100〜150mm)を供給する高周波電源2と、そのエネルギを、点火部10まで伝送する同軸ケーブル22と、同軸ケーブル22と点火部10とを接続する同軸コネクタ23とによって構成されている。
高周波電源2は、所定の周波数fを有する高周波を発振する高周波発振部20と、高周波発振部20から発振された高周波電力を増幅する高周波増幅部21とによって構成されている。
本発明の要部である点火部10は、内燃機関3の燃焼室32内に高周波を放射する内側導体放電部13と放電部13と同心に配設した外側導体122とからなる同軸共振部12に所定の比誘電率εrを有する耐熱性誘電材料からなる略筒状に形成された入力共振部誘電体110を含む入力共振部11を設けたことを特徴とする。
本実施形態における入力共振部11は、一端に同軸コネクタ23を設けた同軸ケーブル22を介して増幅器21と点火部10とが接続されている。
同軸ケーブル22の内側導体には、同軸コネクタ23内で入力アンテナ24が接続されている。
中心電極放電部13の基端側には、内側導体アンテナ部111が延設されている。
本実施形態における入力共振部誘電体110は、点火部10の基端側に設けられ略円筒状に形成されている。
入力アンテナ24と内側導体アンテナ部111とを入力共振部誘電体110内に向かって所定の長さだけ突出せしめると共に、入力共振部誘電体110の中心に内側導体アンテナ部111を配設し、入力アンテナ24の中心軸を上記内側導体アンテナ部111に対して径方向に所定のアンテナ間距離Lだけずらした位置に配設せしめている。
本実施形態における入力共振部11は、入力共振部誘電体110と、これを覆う入力共振部筐体112と、コネクタ23内に配設した中心導体24に延設され、入力共振部誘電体110内にλ/4だけ突出する入力アンテナ24と、入力共振部誘電体110の中心に配設され、誘電体110内にλ/4だけ突出する内側導体アンテナ部111とによって構成されている。
なお、λは、高周波電源2から点火部10に入力される高周波の誘電体110内における波長を意味する。以下の説明においても同様である。
入力共振部誘電体110を覆う共振筐体112は、金属製(例えば、鉄、ニッケル、これらの合金、又は、ステンレス)からなり、共振器の外側導体を兼用している。
誘電体110は、例えば、Al、SiO、3Al・2SiO、2MgO・2Al・5SiO、TiO、ZrO、MgTiO−CaTiO、Ba(Sn・Mg・Ta)O、B(Zn・Ta)O、Ba(Zr・Zn・Ta)O、(Zr・Sr・Ti)O、BaTi20、(Pb・Ba)NdTi14、(Pb、Bi、Ba)Nd−TiO、耐熱性結晶化ガラス、透光性アルミナ、PLZT(PbZrO・PbTiO・La)、ルビー、サファイア、YAG、Ba(Mg、Ta)O、Ba{Sn、Zr(Mg、Ta)}O系ペロブスカイト型酸化物いずれかからの公知の耐熱性誘電材料を適宜用いることができる。
本実施形態における共振器誘電体110は、直径φD110(直径D110は、下記式1によって求められる。)、厚さλ/2(例えば、5.0cm〜7.5cm)以上の略円柱状に形成されている。
入力アンテナ24は、誘電体110を覆う筐体112の内側表面から、入力アンテナ24の先端部241までの長さを入力アンテナ突出長さLINとすると、LINは、λ/4に等しく、誘電体110の内側に向かって、λ/4だけ突出するように設けられている。
同様に、内側導体アンテナ部111は、誘電体110の内側に向かって、λ/4だけ突出するように設けられている。
さらに、入力アンテナ24の先端部241と内側導体アンテナ部111の先端部との間の軸方向の距離はλ/4に設定されている。
また、入力する高周波の共振周波数f、入力共振部誘電体110の比誘電率εr、及び、外径D110、光速Cとの間には、以下に示す式1の関係が成り立つ。
なお、比誘電率εrの測定は周波数依存性があるため、入力条件と同じ周波数で測定した値を用いる。
Figure 0006059998
また、本実施形態においては、入力アンテナ24の軸中心と内側導体アンテナ部111の軸中心との間の径方向アンテナ間距離Lは、下記式2の関係を満たすように設定されている。
式2は、誘電体110の直径D110と、水平方向のアンテナ間距離Lとの関係において、入力共振部11内におけるマイクロ波電界強度分布が、入力アンテナ24の位置で極小(Min)となり、内側導体アンテナ部111の位置で極大(Max)となる関係を零次ベッセル関数J=0の解を求めることによって算出したものである。
図1Bに、零次ベッセル関数Jと共振体11におけるアンテナ位置とを重ね合わせた状態を示す。
また、入力アンテナ24から電磁波が入力されると、図1Cに示すようなTM020モードに入力共振部誘電体110が励振され、内側導体アンテナ部111の周辺の電界強度が最も高くなる。
なお、径方向アンテナ間距離Lは、±1ミリ程度の誤差を許容するものである。
Figure 0006059998
例えば、供給する高周波の周波数fを2.5GHzとした場合、空胴導波管を用いた場合には、その内径は、約21.0cmとなるが、比誘電率εrが9.4のアルミナを用いることによって、誘電体110の直径φD110を6.85cmに縮小することができ、電界強度を約3倍に強めることができる。
このとき、径方向のアンテナ間距離Lを数2の式によって求めた2.33cmとすることによって、内側導体アンテナ部111周辺の電界強度が最も強くなる。
また、表1、図1D、図1Eは、比誘電率εrの異なる共振器誘電体110の共振器直径φD110(cm)と、入力周波数f(GHz)との相関、及び、零次ベッセル関数J=0の極大値(cm)をアンテナ間距離Lとしたときの、入力周波数f(GHz)との相関を示すシミュレーション結果である。
なお、比誘電率は入力周波数に依存して変化するため、各周波数における実測値を用いて、共振器直径及びアンテナ間距離を算出しており、図1D、1E及び表1に示す比誘電率εrは誘電体材料の違いを示す代表値である。
Figure 0006059998
さらに、入力共振部11に連設して、同軸共振部12が設けられており、同軸共振部12は、内側導体アンテナ部111に延設して先端方向に向かって伸びる長軸状の中心導体121と、その周囲を覆うように同軸に設けられた略円柱状の同軸共振部誘電体120と、その外周を覆う外側導体122とによって構成されている。
同軸共振部12は、中心導体121の先端で、誘電体120から燃焼室32内に突出する中心導体放電部13の周辺の電界強度が最も高くなるように、中心導体121に導入された高周波の定在波を形成し、中心導体放電部13の周辺の気体をプラズマ化して燃焼室32内の混合気の着火が可能となる。
同軸共振部12においては、中心導体121の外径φD121と、外側導体122の内径、即ち、同軸共振部誘電体120の外径φD120と同軸共振部誘電体120の比誘電率εrを調整して、インピーダンス整合を図っている。
なお、同軸共振部誘電体120の外径は、シリンダヘッド30のプラグホール31内に搭載する関係上φ30mm以下とするのが望ましい。
また、誘電体120の軸方向の長さ、即ち同軸共振部12の長さL12は、増幅器21から供給される高周波の半波長(λ/2)の奇数倍(2n+1、nは整数)に設定され、中心導体121の先端は、誘電体120の先端から、λ/4だけ突出するように設けられている。
さらに、一般に同軸構造体の特性インピーダンスZは、下記式4で表されることが知られている。
Figure 0006059998
例えば、誘電体120に比誘電率εrが9.4のアルミナを用い、中心導体121の外径D121をφ0.5mmとすると、外側導体122の内径、即ち、同軸共振部誘電体120の外径φD120をφ25.8mmとすると、特性インピーダンスZは50Ωとなり、インピーダンス整合を図ることができる。
外部導体122は、入力共振部筐体112に延設して設けられており、プラグホール31内に保持固定するための、六角部123、ネジ部124、125が外周に設けられている。
外部導体122の先端の一部が内燃機関3の燃焼室32内に突出して、略環状のシュラウド部126を形成している。
中心導体121の先端が誘電体120から燃焼室32側に突出する出力側突出長さLOUT2は、供給される高周波の誘電体110内における波長λの1/4の長さに形成されている。
なお、同軸ケーブル22、同軸コネクタ23は、公知のものを適宜利用することができ、いずれも特性インピーダンスZが、例えば、50Ωとなるようにインピーダンス整合が図られている。
加えて、入力共振部誘電体110と、同軸共振部誘電体120とは、インピーダンス整合を図ることができれば、同一材料を用いて一体に形成しても良いし、比誘電率εrの異なる材料を用いて別々に形成しても良い。
高周波発生器20は、例えば、マグネトロンや直流電源から高周波交流を発生させる半導体発振器等の公知の高周波発生器を用いることができる。
本発明の点火装置1では、入力共振部11において、高周波増幅器21から放電部10に投入される電力を増幅するのではなく、供給される高周波電力は一定でも、入力共振部11に誘電体として空気を用いた場合に比べ、入力共振部11を構成する誘電体に高い比誘電率εrを有するものを用いることにより、その大きさ(D110)をその比誘電率εrの平方根分の1に縮小させることができるので、高周波の電界強度を√ε倍に高めることができる。
これによって入力共振部11内部に蓄積される高周波電力は一定であっても電界強度を強くして放電の開始と維持が容易となり、少ない電力投入量でも高圧力場での放電形成が容易となり、着火性に優れた内燃機関の点火装置が実現できる。
なお、上記実施形態においては、同軸共振部12として、略軸状の中心導体121と、略円筒状の誘電体120と、略円筒状の外部導体121とを同心に配設して同軸構造としたものを示したが、本発明は、同軸共振部11として、円筒状に形成したものに限るものではなく、これらを楕円筒状や矩形筒状などの公知の導波管を適用した形状でもよい。
また、本発明は、入力共振部11において、コネクタ23に設けた入力アンテナ24と内側導体アンテナ部111とを誘電体110内に対向させることによって、入力共振部11のサイズを誘電体110の比誘電率εrの平方根分の1に縮小して、電界強度を相対的に強化して、速やかに放電を引き起こして、早期に安定した着火の実現を図ることを必須の要件とする限りにおいて、適宜変更可能であり、同軸共振部12に代えて同軸ケーブルを介装して燃焼室32に接続するようにしても良い。
図2A、図2B、図2Cを参照して、本発明の効果について説明する。
図2Aは、入力共振部11に誘電体110として比誘電率εr=1.00059の空気を用いた場合を比較例1とし、誘電体110として、比誘電率εrが3.4のクオーツを用いた場合を実施例1とし、比誘電率εr9.4のアルミナを用いた場合を実施例2として、共振部11の直径D110及び、中心導体13の周辺の最大電界強度Emax(V/m)を算出した結果を示す。
本図に示すように、誘電体110の比誘電率εrが高くなるほど、共振部11の直径D110を小さくすることができ、それの分、最大電界強度を強くできることが判明した。
図2Bは、実施例1における中心導体先端部13周辺の電界強度分布を、図2Cは、実施例2の電界強度分布をシミュレーションした結果である。
図3は、同軸共振部12の特性インピーダンスZを50Ωとする場合に、誘電体120の比誘電率εrの違いによる中心導体121の外径φD121と、外側導体122の内径、即ち、誘電体120の外径φD120との設定条件を示す。
同軸共振部12の特性インピーダンスを50Ωとすることにより、同軸ケーブル22、同軸コネクタ23等に市販品を用いた場合のインピーダンス整合が容易となる。
誘電体120をプラグホール32内に配設する関係から、誘電体120の外径φD120は、φ30mm以下とするのが望ましく、中心導体121の機械的強度、耐久性を考慮すると、φ0.1mm以上とするのが望ましい。
その結果、車載等のエンジンに用いる場合には、搭載性を考慮して、比誘電率εrの範囲を1〜100で適宜選択するのが望ましい。
このような場合、比誘電率が100を超えると、誘電体120が小さくなり、製造が困難となるおそれがあるためである。
但し、内燃機関の大きさに応じて、誘電体120の外径φD120は適宜選択可能であり、本発明において、必ずしも誘電体120の外径をφ30mm以下に限定する必要はなく、比誘電率εrを100以下に限定する必要もない。
図4を参照して本発明の第2の実施形態における点火装置1aの概要について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、本実施形態における特徴的な部分については、枝番としてaの符号を付したので、共通する構成については説明を省略し、特徴的な部分を中心に説明する。他の実施形態においても同様とする。
上記実施形態においては、入力共振部11において、入力アンテナ24の軸芯と中心導体共振アンテナ部111の軸芯とが径方向に所定のアンテナ間距離Lだけずらして配設した例を示したが、本実施形態では、入力共振部11aにおいて、入力アンテナ24aと中心導体入力共振部111とが同軸上に配設され、軸方向に所定のアンテナ間距離Lだけ離した状態で設けられている点が相違する。
本実施形態において、入力共振部11aで、入力アンテナ24aから入力された高周波が誘電体110aを励振して、内側導体アンテナ部111aに伝送されるためには、周波数fと、誘電体110aの比誘電率εr、及び、外径φD110aとが、下記式3を満たす必要がある。
Figure 0006059998
本実施形態におけるアンテナ間距離Lは、誘電体110a内における電磁波の波長λの4分の1程度に設定するのが望ましい。
例えば、高周波電源の周波数fを、2.5GHzとしたときに、比誘電率εrが9.4のアルミナを誘電体110aとして用いることにより、外径φD110aをφ3.0cmに縮小することができ、軸方向のアンテナ間距離Lを、λ/4、即ち、3.0cmに設定することにより、誘電体110a内における電界強度分布が最大となる位置に中心導体11aを配設することができる。
なお、本実施形態においては、入力共振部11aが同軸構造となっているので、同軸共振部12と一体に設けても良い。
図5を参照して本発明の第3の実施形態における点火装置1bについて説明する。
上記実施形態においては、所定の周波数fを有する高周波電力を給電するに際して、入力共振部11、11aに、所定の比誘電率εrの入力共振部誘電体110、110aを設けて、誘電体110、110a内に突出せしめた同軸コネクタ23に接続した入力アンテナ24、24aと、内側導体アンテナ部111、111aと、を所定のアンテナ間距離L、Lだけ離隔して配設することにより、共振部11、11aのサイズを、誘電体として空気を用いた場合の√εr分の1に縮小し、電界強度を√εr倍にする構成について説明したが、本実施形態においては、上記実施形態と同様の構成を基本としつつ、入力共振部誘電体110b、及び、同軸共振部誘電体120bとして、透光性を有する誘電材料を用いる共に、増幅器21と同軸コネクタ23との間に介装した増幅器21から供給される高周波電力を分配する電力分配器40と、分配器40によって分配された電力を紫外線に変換する紫外線発生器41と、紫外線発生器41で発生した紫外線を入力共振部11bに伝送する紫外線光伝送手段42(光ファイバ)と、紫外線光伝送手段42を入力共振部11bに接続する光コネクタ43と、を具備する点が相違する。
本実施形態においては、入力共振部誘電体110b及び同軸共振部誘電体120bとして、石英、耐熱性結晶化ガラス、透光性アルミナ、PLZT(PbZrO・PbTiO・La)、ルビー、サファイア、YAG、Ba(MgTa)O、Ba{Sn、Zr(Mg、Ta)}O系ペロブスカイト型酸化物のいずれかから選択した透光性誘電材料を用いることができる。
本実施形態においては、高周波発振器20から発振された高周波電力は、増幅器21によって増幅された後、分配器40を介して、そのエネルギの一部を紫外線発光装置41に分配し、紫外線発光装置41から光ファイバ42及び光コネクタ43を介して紫外線導入孔113からプラグ部10b内に紫外線が照射される。
紫外線導入孔113から導入された紫外線は、透光性の誘電体110b、120bを介して、高周波と同軸で、燃焼室32内に導入される。
その結果、紫外線による初期電子効果により、高圧力場での高周波プラズマ放電が起こり易くすることができることが確認された。
放電の安定化を図るためには、きっかけとなる初期電子の存在が有効で、一定以上の紫外線を照射することにより、安定して初期電子を発生させることができるためと推察される。
ここで、図6を参照して、本発明の効果を確認するために行った試験結果について説明する。
本実施形態における点火装置1aを用い、紫外線発光装置41として水銀ランプを用いて、水銀ランプへの供給エネルギを1Wから10Wに変化させたときを実施例1、2、3とし水銀ランプからの紫外線照射を行わない状態を比較例として、放電形成に必要な高周波電力を計測した。なお、測定は常温、大気圧下で行った。
図6の実施例1に示すように、紫外線を照射しない比較例においては、放電の開始に、140Wの電力が必要とされたが、紫外線を1W照射するだけで放電形成に必要な高周波電力が80Wまで低減され、約40%の電力低減効果を発揮することが確認された。
また、これにより、放電形成のために必要な電界を23%低減できることが実験的に確認された。
さらに、図6の実施例2、3に示すように、1Wから10Wまで紫外線放射用の電力を増加しても、放電形成のための高周波電力の削減効果は発揮されず、1W程度で効果が飽和し、必要以上に紫外線放射に電力を分配しても、却ってバラツキが大きくなり、着火安定性が損なわれることが判明した。
なお、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、高周波によって高圧場に強電界を作用させて高周波プラズマを発生させて内燃機関の点火を行う点火装置において、所定の比誘電率を有する誘電体内に一定の距離を隔てて入力アンテナと中心導体アンテナ部とを突出させた入力共振部を設けることにより、空洞共振管等空気を誘電体とする場合に比べ、共振部のサイズを√εr分の1に縮小することで、電界強度を強くし、放電を起こり易くして点火装置としての着荷安定性の向上を図る趣旨に反しない限りにおいて適宜変更可能である。
例えば、上記第1、第3の実施形態においては、入力共振部誘電体110の厚さをλ/2の厚さに形成し、入力アンテナ24の先端と内側導体アンテナ部111の先端と同一平面上に位置し、径方向にのみ位置すれさせた例を示したが、入力共振部誘電体110の厚さをλ/2より厚くし、入力アンテナ24の先端と内側導体アンテナ部111の先端とが軸方向にも離隔するように構成してもよい。
さらに、第2の実施形態においても、誘電体に紫外線透過材料を用い、紫外線を導入するようにしても良い。
また、紫外線を導入する位置は必ずしも点火部10の中心とする必要はなく、径方向にずらした位置に設けても良い。
1、1a、1b 点火装置
10、10a、10b 放電部(点火栓)
11、11a、11b 入力共振部
110、110a、110b 入力共振部誘電体
111、111a、111b 内側導体アンテナ部
112,112a、112b 入力共振部外部導体(ハウジング部)
12、12a、12b 同軸共振部
120、120a、120b 同軸共振部誘電体
121 中心導体
122 同軸共振管
123、124 ハウジング固定部
125 共振管露出部
13 放電部
2 高周波電源
20 高周波発振部
21 増幅部
22 同軸ケーブル
23 同軸コネクタ
230 雄コネクタ
231 雌コネクタ
24、24a 入力アンテナ
241、241a 入力アンテナ突出部
30 シリンダブロック
31 プラグホール
32 燃焼室
110 入力共振部誘電体外径
120 同軸共振部誘電体外径
121 中心導体外径
IN、LOUT1、LOUT2 アンテナ突出長さ(λ/4)
径方向アンテナ間距離
軸方向アンテナ間距離(λ/4)

Claims (6)

  1. 内燃機関(3)に設けられ、
    少なくとも、
    所定の周波数(f)を有する高周波を発振する高周波発振部(20)と、
    該発振部(20)で発生した高周波電力を増幅する高周波増幅部(21)と、
    該増幅部(21)で増幅された高周波を放射する内側導体放電部(13)と該放電部(13)と同心に配設した外側導体(122)とからなる同軸共振部(12、12b)を含む点火部(10)と、を具備し、
    上記放電部(13)の先端において、高電界を作用させて高周波プラズマを発生して上記内燃機関(3)の燃焼室(31)内に導入した混合気を点火する点火装置であって、
    一端に同軸コネクタ(23)を設けた同軸ケーブル(22)を介して上記増幅器(21)と上記点火部(10、10a、10b)とを接続するに際して、
    上記同軸コネクタ(23)内で上記同軸ケーブル(22)の内側導体に接続する入力アンテナ(24、24a)と、
    上記中心電極放電部(13)の基端側に延設した内側導体アンテナ部(111、111a)とを、具備し、
    所定の比誘電率(εr)を有する耐熱性誘電材料からなる入力共振部誘電体(110、110a、110b)を設けて、
    上記入力アンテナ(24、24a)と上記内側導体アンテナ部(111、111a)とを上記入力共振部誘電体(110、110a、110b)内に向かって所定の長さだけ突出せしめると共に、
    上記入力アンテナ(24、24a)と上記内側導体アンテナ部(111、111a)とを、径方向、又/及び、軸方向に所定のアンテナ間距離(L、L)だけ離隔して配設せしめた入力共振部(11)を設けたことを特徴とする点火装置
  2. 上記入力共振部誘電体(110)の中心に上記内側導体アンテナ部(111)を配設し、上記入力アンテナ(24、24a)の中心軸を上記内側導体アンテナ部(111)に対して径方向に所定のアンテナ間距離(L)だけずらした位置に配設し、
    上記高周波増幅器(21)から供給される高周波の周波数をf(Hz)とし、上記入力共振部誘電体(110)の外径をφD110(mm)とし、上記共振部誘電体(110)の比誘電率をεrとしたとき、下記式1、及び、式2の関係を満たす請求項1に記載の点火装置
    Figure 0006059998
  3. 上記入力共振部誘電体(110a)の中心に、上記入力アンテナ(24a)と上記内側導体アンテナ部(111a)とを、軸方向に対して所定のアンテナ間距離(L)として、前記高周波の波長λの4分の1の距離を設けて、同軸上に配設せしめ、 上記高周波増幅器(21)から供給される高周波電力の周波数をf(Hz)とし、上記入力共振部誘電体(110a)の外径をφD110(mm)とし、上記入力共振部誘電体(110)の比誘電率をεrとしたとき、
    下記式3の関係を満たす請求項1に記載の点火装置
    Figure 0006059998
  4. 上記同軸共振部(12、12b)が、
    上記内側導体アンテナ部(111)に延設して設けた長軸状の内側導体(121)と、
    該内側導体(121)を覆う略筒状の同軸共振部誘電体(120、120b)と、
    該同軸共振部誘電体(120、1120b)を覆う略筒状の外側導体(122)とからなり、
    上記同軸共振部の長さ(L12)が、上記増幅器(21)から供給される高周波の半波長(λ/2)の奇数倍である請求項1ないし3のいずれか記載の点火装置
  5. 上記入力共振部誘電体(110、110a、110b)が、Al、SiO、3Al・2SiO、2MgO・2Al・5SiO、TiO、ZrO、MgTiO−CaTiO、Ba(Sn・Mg・Ta)O、B(Zn・Ta)O、Ba(Zr・Zn・Ta)O、(Zr・Sr・Ti)O、BaTi20、(Pb・Ba)NdTi14、(Pb、Bi、Ba)Nd−TiO、耐熱性結晶化ガラス、透光性アルミナ、PLZT(PbZrO・PbTiO・La)、ルビー、サファイア、YAG、Ba(MgTa)O、Ba{Sn、Zr(Mg、Ta)}O系ペロブスカイト型酸化物いずれかから選択した耐熱性誘電材料からなる請求項1ないし4のいずれか記載の点火装置
  6. 上記増幅器(21)と上記同軸コネクタ(23)との間に介装した上記増幅器(21)から供給される高周波電力を分配する電力分配器(40)と、
    該分配器(40)によって分配された電力を紫外線に変換する紫外線発生器(41)と、
    該紫外線発生器(41)で発生した紫外線を上記入力共振部(11b)に伝送する紫外線光伝送手段(42)と、
    該紫外線光伝送手段を上記入力共振部(11b)に接続する光コネクタ(43)と、を具備すると共に、
    少なくとも、上記入力共振部誘電体(110b)が、石英、耐熱性結晶化ガラス、透光性アルミナ、PLZT(PbZrO・PbTiO・La)、ルビー、サファイア、YAG、Ba(MgTa)O、Ba{Sn、Zr(Mg、Ta)}O系ペロブスカイト型酸化物のいずれかから選択した透光性誘電材料 からなる請求項1ないし5のいずれか記載の点火装置
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