JP6059125B2 - ピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポート - Google Patents

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本発明は、コンクリート型枠を支持する支持用柱などとして利用される仮設用サポートに関するものである。
この種の仮設用サポートとして、下側の腰管、当該腰管に対して抜き差し自在な上側の差込み管、腰管の上端雄ネジ部に螺嵌する調節用雌ネジ体、差込み管に直径方向に貫通するように設けられたピン孔、前記腰管の上端雄ネジ部の両側に長さ方向に沿って設けられた長孔、及び前記ピン孔と長孔とにわたって差し込まれて両端部が前記調節用雌ネジ体で支持されるピンから成り、前記ピンは、その基部に設けられた直径方向の貫通孔にチエーンなどを連結するためのリングが挿通されている仮設用サポートが知られている。前記ピンは、紛失防止のために、チエーンなどにより仮設用サポートの適当箇所、例えば上側の差込み管に遊嵌されて下側の腰管の上端(上端雄ネジ部の上端)に支持される大径リングに接続されているが、当該ピンが前記ピン孔と長孔から不測に抜け落ちるのを防止する手段は採られていなかった。
上記のように従来の仮設用サポートでは、上側の差込み管を所定高さで支持するピンが不測に抜け落ちるのを防止する手段は採られていなかったので、腰管の上端雄ネジ部に螺嵌する調節用雌ネジ体を回転させて、腰管側の長孔と差込み管側のピン孔とを貫通するピンの支持高さ、即ち、腰管に対する差込み管の支持高さを調節した仮設用サポートを据え付け位置まで運ぶときなどに、ピンが不測に抜け落ちることがあった。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる仮設用サポートを提案するものであって、本発明に係る仮設用サポートは、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、下側の腰管(1)、当該腰管(1)に対して抜き差し自在な上側の差込み管(2)、腰管(1)の上端雄ネジ部(3)に螺嵌する調節用雌ネジ体(4)、差込み管(2)に直径方向に貫通するように設けられたピン孔(5)、前記腰管(1)の上端雄ネジ部(3)の両側に長さ方向に沿って設けられた長孔(6)、及び前記ピン孔(5)と長孔(6)とにわたって差し込まれるピン(7)から成る仮設用サポートであって、前記ピン(7)には抜け止め用クリップ(14)が取り付けられ、この抜け止め用クリップ(14)は、腰管(1)の上端雄ネジ部(3)を把持する左右対称円弧形の一対の弾性アーム部(15a,15b)と、これら両弾性アーム部(15a,15b)どうしを連結する連結部(16)とから成る平面形状がほぼC字形のもので、前記連結部(16)下側には、前記ピン(7)の基部(7a)が嵌合する凹溝部(19)が形成され、この凹溝部(19)に嵌合させた前記ピン(7)の基部(7a)が固定手段(結束バンド23)により前記連結部(16)に固定され、前記ピン(7)を前記ピン孔(5)と長孔(6)とにわたって差し込んだとき、前記一対の弾性アーム部(15a,15b)が前記腰管(1)の上端雄ネジ部(3)を把持すると共に、ピン(7)の両端部が前記調節用雌ネジ体(4)の上面(4a)に直接当接して支持されるように構成されたピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポートにおいて、抜け止め用クリップ(14)の前記凹溝部(19)は、その長さ方向の一端が前記ピン(7)の基部(7a)後端に当接する壁部(16d)で閉じられる構成になっている。
上記構成の仮設用サポートでは、腰管側の前記長孔と差込み管側のピン孔(差込み管長さ方向適当間隔おきに複数設けられているときは、選択した1つのピン孔)とにわたってピンを直径方向に差し込み、腰管の上端雄ネジ部に螺嵌する調節用雌ネジ体を正逆回転させて昇降させることにより当該調節用雌ネジ体で支持される前記ピンの高さを調整して、この仮設サポートの全長を、コンクリート型枠などの支持対象物の支持高さに合わせた状態で使用するのであるが、ピンを腰管側の前記長孔から差込み管側のピン孔へ差し込むとき、当該ピンに取り付けられている前記抜け止め用クリップの一対の弾性アーム部の先端部間を腰管の上端雄ネジ部によって弾性に抗して押し広げるようにしてピンの差し込みを行うことにより、ピンの両端部が調節用雌ネジ体で支持される所定位置までピンが差し込まれたとき、前記抜け止め用クリップの一対の弾性アーム部が弾性により腰管の上端雄ネジ部を把持することになる。
上記のようにピンを抜け止め用クリップと共にセットして仮設用サポートを所定長さで使用出来るようにした状態においては、ピンを抜き取る方向に強く引っ張って、抜け止め用クリップの一対の弾性アーム部を腰管の上端雄ネジ部によって内側から弾性に抗して押し開くようにして、腰管の上端雄ネジ部から抜け止め用クリップを引き抜かなければ、ピンを抜き取ることが出来ない。従って、コンクリート型枠などを支持しているときのように大荷重が差込み管からピンに作用していない状況、例えばピンが重力で抜け落ちるような向きで仮設用サポートが運ばれるような状況にあっても、ピンが前記ピン孔や長孔から重力で抜けて外れてしまう恐れが全く無くなる。依って、ピンを再度セットするような余計な手間が無くなると共に、安全性も高めることが出来る。勿論、ピンを抜いて仮設用サポートを解体するようなときには、単にピンを抜け止め用クリップと共に強く引き抜くだけで良く、特別な操作が不要であって、解体作業を従来と変わりなく能率良く行える。
更に、本発明の構成によれば、抜け止め用クリップ(14)の前記凹溝部(19)は、その長さ方向の一端が前記ピン(7)の基部(7a)後端に当接する壁部(16d)で閉じられているので、ピンに抜け止め用クリップを取り付ける際の両者の相対位置関係を簡単に決めることが出来、固定手段で両者を互いに固定する作業も容易且つ正確に行える。
又、前記ピン(7)が、その基部(7a)に設けられた直径方向の貫通孔(22)にチエーン(13)などを連結するための連結用リング(12)が挿通されたものであるときは、抜け止め用クリップ(14)の前記凹溝部(19)には、前記連結用リング(12)のピン両側部分が嵌合する切欠き部(20)を形成しておくことが出来る。この構成によれば、前記連結用リングの存在に関係なく、前記凹溝部を深くしてピンの基部の嵌合深さを深くし、ピンと抜け止め用クリップとを強固に結合一体化することが容易になる。
前記固定手段としては、前記連結部(19)を上から下向きに貫通してピン(7)の基部(7a)に設けられたネジ孔に螺合締結されるビスや、針金その他の各種結束バンドが使用出来るが、結束バンド(23)を使用するときは、ピン(7)の基部(7a)に設けられた連結用リング挿通用の前記貫通孔(22)に当該結束バンド(23)を挿通すると共に、抜け止め用クリップ(14)の前記連結部(16)に設けられた左右一対の上下方向貫通孔(21)から前記連結部(16)の上側に当該結束バンド(23)の両端部を引き出した状態で互いに結合することが出来る。この構成によれば、ピンの基部にネジ孔を加工したり、ピン周面に結束バンドが嵌合する凹溝を設けたり、或いは結束バンド挿通専用の貫通孔を別に設けるような必要が無くなり、しかも結束バンドによりピンと抜け止め用クリップとのピン長さ方向の相対移動を確実に防止して、両者を定位置で強固に結合一体化することが出来る。
又、抜け止め用クリップ(14)の前記連結部(16)の上側には、ピン(7)に対してこの抜け止め用クリップ(14)を上下逆向きに使用したときに、前記調節用雌ネジ体(4)の上面(4a)に当接する突起(24)を突設しておくことが出来る。この構成によれば、誤って抜け止め用クリップの上下を逆にしてピンを仮設用サポートにセットすることが無くなるので、抜け止め用クリップの上下を逆にしてピンをセットした場合の不都合、即ち、ピンの両端が調節用雌ネジ体の上面で支持されないで、ピンの基部側では抜け止め用クリップの連結部が調節用雌ネジ体の上面で支持される結果、ピンが傾斜して差込み管を所定高さで支持することが出来なくなったり、この仮設用サポートが支持するコンクリート型枠などからの大荷重を受けて抜け止め用クリップの連結部が破損するなどの不都合が生じるのを回避出来る。
図1は、抜け止め用クリップ付きピンを使用して全高を調節した状態の仮設用サポートの一部切欠き正面図である。 図2は、同上仮設用サポートの拡大横断平面図である。 図3は、抜け止め用クリップ付きピンの側面図である。 図4Aは、抜け止め用クリップの平面図、図4Bは、抜け止め用クリップの正面図、図4Cは、抜け止め用クリップの底面図である。 図5Aは、抜け止め用クリップの側面図、図5Bは、抜け止め用クリップの背面図である。 図6Aは、図5AのX-X線断面図と取付け前のピンの要部縦断面図、図6Bは、抜け止め用クリップにピンを取り付けた状態の要部の縦断背面図である。 図7Aは、図5BのY-Y線断面図と取付け前のピンの一部縦断側面図、図7Bは、抜け止め用クリップにピンを取り付けた状態の要部の縦断側面図である。
図1に示すように、仮設用サポートは、下側の腰管1、当該腰管1に対して抜き差し自在な上側の差込み管2、腰管1の上端雄ネジ部3に螺嵌する調節用雌ネジ体4、差込み管2に長さ方向適当間隔おきに設けられて直径方向に貫通するピン孔5、腰管1の上端雄ネジ部3の両側に長さ方向に沿って設けられた長孔6、及びピン孔5と長孔6とにわたって差し込まれて両端部が前記調節用雌ネジ体4で支持されるピン7から構成されている。尚、腰管1の下端には接地板8が固着され、差込み管2の上端には受け板9が固着されている。又、調節用雌ネジ体4には、その周側面の一箇所に操作用ハンドル10が水平支軸11の周りに上下揺動自在に軸支されている。
ピン7は、全長が調節用雌ネジ体4のピン支持用上端環状面4aの外径より少し長い程度のもので、その一端の基部7aには、連結用リング12を介してチエーン13が連結されている。このチエーン13は、ピン7を紛失防止のためにこの仮設用サポートに繋いでおくものであるが、このチエーン13を仮設用サポートに繋ぐための手段としては、図示省略しているが、このチエーン13の遊端に連結された、差込み管2に外嵌して腰管1の上端に支持される直径の繋ぎ止め用リングを使用することが出来る。
ピン7には抜け止め用クリップ14が取り付けられている。この抜け止め用クリップ14は、図2〜図7に示すように、腰管1の上端雄ネジ部3を把持する左右対称円弧形の一対の弾性アーム部15a,15bと、これら両弾性アーム部15a,15bどうしを連結する連結部16を合成樹脂にて一体成型して成る平面形状がほぼC字形のものである。両弾性アーム部15a,15bは、連結部16を経由して周方向に連続する内周面を形成する上下巾広の内周壁部17と、この内周壁部17の中間高さ位置から外側へ張り出す水平鍔部18とで断面倒伏T字形に形成されたもので、水平鍔部18は連結部16の外端位置まで連続するように形成されている。又、一対の弾性アーム部15a,15bの先端部間の間隔は、腰管1の上端雄ネジ部3の外径よりも狭くなっているが、この一対の弾性アーム部15a,15bの先端部は、それぞれ外側に湾曲している。
前記連結部16には、前記ピンの基部が嵌合する凹溝部19が形成されている。この凹溝部19は、ピン7の周面上半分に当接する半円形天井部16aと左右両垂直壁部16b,16c、及び外端を閉じる外端壁部16dによって、両弾性アーム部15a,15bの対称軸線15cと平行に形成されたもので、両弾性アーム部15a,15b間の円形空間側の内端と下側とが解放されている。この凹溝部19の左右両垂直壁部16b,16cには、その下側辺から上向きに切欠された切欠き部20がそれぞれ設けられると共に、各切欠き部20内から連結部16の上側に開口する上下方向の貫通孔21がそれぞれ設けられている。
ピン7の基部7aには、連結用リング12を挿通させるための貫通孔22が設けられているが、この貫通孔22は、連結用リング12の円弧部分が挿通されるため、当該連結用リング12を構成しているリング部材の直径より貫通孔内径が十分に大きい。従って、ピン7の延長姿勢にある連結用リング12の上側で当該貫通孔22に結束バンド23を前以て挿通しておくことが出来る。このように結束バンド23が貫通孔22に挿通されたピン7の基部7aを、抜け止め用クリップ14における連結部16の凹溝部19内に下から嵌合させるのであるが、このとき、上向きに折曲させた結束バンド23の両端を、凹溝部19の両側に位置する切欠き部20内を経由して各貫通孔21に上向きに挿通させる。
上記操作により、ピン7の基部7aを抜け止め用クリップ14における連結部16の凹溝部19内に嵌合させると共に、結束バンド23の両端を凹溝部19の両側の各貫通孔21に上向きに挿通させたとき、ピン7の基部7aから両側に突出している連結用リング12が凹溝部19の両側に位置する切欠き部20内に遊嵌することになり、この連結用リング12の存在に影響されずにピン7の基部7aを凹溝部19内に嵌合させることが出来る。又、各貫通孔21に結束バンド23が挿通されることにより、ピン7の軸心方向の位置が、当該ピン7の基部7aの後端が凹溝部19の外端壁部16dに当接する位置に位置決めされる。係る状態で連結部19の上側に突出している結束バンド23を従来周知の方法で締結することにより、ピン7の基部7aを抜け止め用クリップ14における連結部16の凹溝部19内に固定することが出来る。
尚、図示の結束バンド23は、一端係止部23aの係止孔に他端側の逆止突起を備えた鋸歯状領域を差し込んで引き抜くようにして結束対象物を結束し、必要に応じて、一端係止部23aから突出する鋸歯状領域の余分な長さ部分を切断出来る、従来周知の合成樹脂製の結束バンドであるが、本発明において使用される結束バンドとしては、上記のような結束バンドに限定されるものではなく、例えば必要長さに裁断した針金のように、人為的な縛り操作で結束するようなものも含むものである。
以上のようにして組み立てられた抜け止め用クリップ14付きのピン7は、抜け止め用クリップ14の一対の弾性アーム部15a,15bを同一水平仮想面上に位置させたとき、ピン7は、その全長にわたって抜け止め用クリップ14より下側に少し突出している。又、チエーン13をピン7に連結している連結用リング12は、貫通孔22内で上側に結束バンド23が重なっているため、ピン7の延長姿勢に保持されている。このような状態の抜け止め用クリップ14付きのピン7を、腰管1側の長孔6を通じて所定高さにある差込み管2側のピン孔5にピン7を挿通させるとき、抜け止め用クリップ14がピン7の上側に位置する向きで、抜け止め用クリップ14の連結部16(ピン7の基部7a)をピン差込み方向に強く押し込むことにより、一対の弾性アーム部15a,15bの先端部間を腰管1の上端雄ネジ部3によって左右両側に弾性に抗して押し開き、一対の弾性アーム部15a,15b内に上端雄ネジ部3を相対的に嵌入させる。ピン7が上端雄ネジ部3を直径方向に完全に貫通したとき、一対の弾性アーム部15a,15bが、その弾性により元の形状に復帰して上端雄ネジ部3を把持する状態になると共に、ピン7の両端部は、調節用雌ネジ体4のピン支持用上端環状面4aに直接当接して支持されることになる。
上記のようにピン7が仮設用サポートにセットされたならば、腰管1の上端雄ネジ部3に対して調節用雌ネジ体4を正逆回転操作し、ピン7の支持高さを変えることにより、腰管1に対しピン7を介して支持される差込み管2の支持高さ、延いてはこの仮設用サポートの全長を任意に調節することが出来る。仮設用サポートの解体時には、抜け止め用クリップ14の連結部16(ピン7の基部7a)をピン引き抜き方向に強く引っ張って、一対の弾性アーム部15a,15bの先端部間を腰管1の上端雄ネジ部3によって左右両側に弾性に抗して内側から押し開き、一対の弾性アーム部15a,15b内から上端雄ネジ部3を相対的に脱出移動させることにより、ピン7を抜け止め用クリップ14と共に除去することが出来る。
尚、上記のように、ピン7が上端雄ネジ部3を直径方向に完全に貫通したとき、一対の弾性アーム部15a,15bが、その弾性により元の形状に復帰して上端雄ネジ部3を把持する状態になるのであるが、このとき、一対の弾性アーム部15a,15bが弾性によって上端雄ネジ部3に圧接するように構成しても良いが、単に一対の弾性アーム部15a,15bが上端雄ネジ部3の周面に沿う形状に復帰しているだけでも良い。
又、ピン7に対して抜け止め用クリップ14が上側に位置する向きで使用することにより、ピン7の両端、特に連結部16に固定されたピン7の基部7aを調節用雌ネジ体4のピン支持用上端環状面4a上に直接当接させることが出来、従来の抜け止め用クリップ14を持たないピン7と変わりなく使用することが出来るのであるが、誤って、ピン7に対して抜け止め用クリップ14が下側に位置する向きで使用した場合、ピン7の基部7aと調節用雌ネジ体4のピン支持用上端環状面4aとの間に抜け止め用クリップ14の連結部16の半円形天井部16aが挟まることになり、先に説明したような種々の不都合が生じる。このような逆向き使用を回避するために、図示のように、抜け止め用クリップ14の前記連結部16の上側に、ピン7に対してこの抜け止め用クリップ14を上下逆向きに使用したときに前記調節用雌ネジ体4のピン支持用上端環状面4aに当接する突起24を突設しておくこと出来る。図示の突起24は、連結部16の内側辺に一端が隣接する、ピン7と平行な薄板状の突起である。
上記のような突起24が突設されていることにより、使用者は、目立つ突起24によって、抜け止め用クリップ14付きのピン7を使用する際の上下向きを容易に確認することが出来るだけでなく、誤って上下逆向きに使用したときに突起24が前記調節用雌ネジ体4のピン支持用上端環状面4aに当接して、抜け止め用クリップ14付きのピン7の全体が大きく傾斜すると共に不安定になるところから、逆向き使用であることを容易且つ確実に認識出来、誤った向きのままで使用してしまう恐れを無くすことが出来る。
本発明のピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポートは、建設現場などにおいてコンクリート型枠などを安全に支持することが出来、しかも取り扱いは従来のものと変わりのない仮設用サポートとして活用出来る。
1 腰管
2 差込み管
3 上端雄ネジ部
4 調節用雌ネジ体
4a ピン支持用上端環状面
5 ピン孔
6 長孔
7 ピン
7a 基部
12 連結用リング
13 チエーン
14 抜け止め用クリップ
15a,15b 弾性アーム部
16 連結部
19 凹溝部
20 切欠き部
21,22 貫通孔
23 結束バンド
24 突起

Claims (4)

  1. 下側の腰管、当該腰管に対して抜き差し自在な上側の差込み管、腰管の上端雄ネジ部に螺嵌する調節用雌ネジ体、差込み管に直径方向に貫通するように設けられたピン孔、前記腰管の上端雄ネジ部の両側に長さ方向に沿って設けられた長孔、及び前記ピン孔と長孔とにわたって差し込まれるピンから成る仮設用サポートであって、前記ピンには抜け止め用クリップが取り付けられ、この抜け止め用クリップは、腰管の上端雄ネジ部を把持する左右対称円弧形の一対の弾性アーム部と、これら両弾性アーム部どうしを連結する連結部とから成る平面形状がほぼC字形のもので、前記連結部下側には、前記ピンの基部が嵌合する凹溝部が形成され、この凹溝部に嵌合させた前記ピンの基部が固定手段により前記連結部に固定され、前記ピンを前記ピン孔と長孔とにわたって差し込んだとき、前記一対の弾性アーム部が前記腰管の上端雄ネジ部を把持すると共に、ピンの両端部が前記調節用雌ネジ体の上面に直接当接して支持されるように構成されたピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポートにおいて、
    抜け止め用クリップの前記凹溝部は、その長さ方向の一端が前記ピンの基部後端に当接する壁部で閉じられている、ピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポート。
  2. 下側の腰管、当該腰管に対して抜き差し自在な上側の差込み管、腰管の上端雄ネジ部に螺嵌する調節用雌ネジ体、差込み管に直径方向に貫通するように設けられたピン孔、前記腰管の上端雄ネジ部の両側に長さ方向に沿って設けられた長孔、及び前記ピン孔と長孔とにわたって差し込まれるピンから成る仮設用サポートであって、前記ピンには抜け止め用クリップが取り付けられ、この抜け止め用クリップは、腰管の上端雄ネジ部を把持する左右対称円弧形の一対の弾性アーム部と、これら両弾性アーム部どうしを連結する連結部とから成る平面形状がほぼC字形のもので、前記連結部下側には、前記ピンの基部が嵌合する凹溝部が形成され、この凹溝部に嵌合させた前記ピンの基部が固定手段により前記連結部に固定され、前記ピンを前記ピン孔と長孔とにわたって差し込んだとき、前記一対の弾性アーム部が前記腰管の上端雄ネジ部を把持すると共に、ピンの両端部が前記調節用雌ネジ体の上面に直接当接して支持されるように構成されたピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポートにおいて、
    前記ピンは、その基部に設けられた直径方向の貫通孔にチエーンなどを連結するための連結用リングが挿通され、抜け止め用クリップの前記凹溝部には、前記連結用リングのピン両側部分が嵌合する切欠き部が形成されている、ピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポート。
  3. 前記固定手段として結束バンドが使用され、この結束バンドは、ピンの基部に設けられた連結用リング挿通用の前記貫通孔に挿通されると共に、抜け止め用クリップの前記連結部に設けられた左右一対の上下方向貫通孔から前記連結部の上側に引き出された状態で互いに結合されている、請求項2に記載のピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポート。
  4. 抜け止め用クリップの前記連結部の上側には、ピンに対してこの抜け止め用クリップを上下逆向きに使用したときに、前記調節用雌ネジ体の上面に当接する突起が突設されている、請求項1〜3の何れか1項に記載のピン抜け止め用クリップ付き仮設用サポート。
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