JP6058799B2 - 二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置 - Google Patents

二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、船舶に使用されるバラスト水の紫外線処理装置に係り、より詳しくは、紫外線処理装置に使用される紫外線ランプにくっ付いた異物を除去するワイパーが主ワイパーと補助ワイパーの二重構造でワイパー本体に挿入され、紫外線ランプ部にくっ付いた異物を二重に除去することができるようにし、主ワイパーが、ワイパー本体の内周面の中央部に位置し、ワイパー本体の内周面に挿入される紫外線ランプ部にくっ付いた異物を除去するとともに、補助ワイパーは、前記主ワイパーの両側にそれぞれ位置し、前進または後進移動の際に紫外線ランプ部の付着異物を前記主ワイパーにより拭き取られる前に一次的に補助ワイパーにかかるようにして除去することができるようにし、補助ワイパーが、補助ワイパー本体から内周面の外側前方の方向に傾いて突出する傾斜突出部およびその末端の先鋭部を含むことにより、紫外線ランプ部の表面と補助ワイパー間の摩擦を最小化するとともに、主ワイパーは、内周面の溝を中心として左右にそれぞれ配置される第1刃と第2刃を含むことにより、移動の際に第1刃または第2刃が前記溝の空間に押し付けられながら移動をスムーズにし且つ効果的に異物を除去することができるようにする、二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置に関する。
バラスト水(ballast water)とは、船舶が荷物を乗せないで運航する場合に船舶のバランスを保つために船舶内のバラストタンクに注水される海水を意味する。
国際交易量の増加に伴って海上運送比率が益々増加しており、それにより船舶数の増加および船舶の大型化が速く進んでおり、船舶で使用するバラスト水の量も大きく増加している。船舶で使用するバラスト水の量が増加するにつれて、外来海洋生物種による土着海洋生態系の被害発生事例も増加しているので、このような国際的環境問題を解決するために、2004年度に国際海事機関(IMO)で「船舶のバラスト水と沈殿物の統制および管理に関する国際協約」が完成され、2009年から新規建造される船舶にバラスト水処理装置が義務的に設置されている。バラスト水処理装置の中でも、紫外線を用いた殺菌方式を採用する紫外線処理装置も多く活用されている。
従来の紫外線処理装置の場合、図1、図10、図2および図3に示すように、環状に形成されたワイパー本体10042の内周面に単一のワイパー10044が挿着され、ワイパー本体10042の前後方向の移動に伴って紫外線ランプ1002の表面から異物を除去する。ところが、このように単一(単数)のワイパー10044のみがワイパー本体10042に挿着されて作動する場合には、一つのワイパー10044がワイパー本体10042の前後両方向の移動に連動して、前方移動の際には後側、後方移動の際には前側に曲がりながら持続的に摩擦を引き起こすことにより、ワイパー10044自体が容易に変形したり摩耗したりするので、より早い周期で取替えの需要が発生し、それにより紫外線処理装置自体の稼働中断も頻繁に発生することになる。また、前記ワイパー10044がワイパー本体10042の前後両方向の移動に連動して、前方移動の際には後側、後方移動の際には前側に曲がることを数多く繰り返しながら紫外線ランプ1002の表面にくっ付いた異物を除去する場合には、ワイパー10044の末端部が過度に軟性に変わることになり(すなわち、ワイパー10044の末端部が過度に脆くなり)、異物を除去する力が低下し、それにより異物除去効率も落ちる。
本発明は、上述したような問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、紫外線処理装置に使用される紫外線ランプにくっ付いた異物を除去するワイパーが主ワイパーと補助ワイパーの二重構造でワイパー本体に挿入され、紫外線ランプ部にくっ付いた異物を二重に除去する紫外線処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、 主ワイパーが、ワイパー本体の内周面の中央部に位置し、ワイパー本体の内周面に挿入される紫外線ランプ部にくっ付いた異物を除去するとともに、補助ワイパーは、前記主ワイパーの両側にそれぞれ位置し、前進または後進移動の際に紫外線ランプ部の付着異物を前記主ワイパーにより拭き取られる前に一次的に補助ワイパーにかかるようにして除去することができるようにする、紫外線処理装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、補助ワイパーが、補助ワイパー本体から内周面の外側前方の方向に傾いて突出する傾斜突出部を含み、前記傾斜突出部は紫外線ランプ部の表面と接触する部分が面接触ではなく線接触をすることができるように先鋭部を形成することにより、紫外線ランプ部の表面と補助ワイパー間の摩擦を最小化し且つ効果的に異物を除去することができるようにする、紫外線処理装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、主ワイパーが、内周面から前記紫外線ランプ部の表面と接触する部分が陥入して空間を形成する溝を中心として左右にそれぞれ配置される第1刃と第2刃を含むことにより、前記アームの前進または後進移動時に前記第1刃または第2刃が前記溝の空間に押し付けられながら移動をスムーズにし且つ効果的に異物を除去することができるようにする、紫外線処理装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、 紫外線処理装置において、紫外線ランプにくっ付いた異物を除去する洗浄部が一定の範囲の紫外線ランプを統合して同時に異物を除去する洗浄ユニットを複数含むことにより、紫外線処理装置の容量が増大して紫外線ランプの設置数が増加しても洗浄ユニットを並列的に配置することで効果的に異物を除去することができるようにする、紫外線処理装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、紫外線処理装置のボディーは紫外線ランプの挿入方向に対して垂直な断面が四角形状に形成され、紫外線ランプは前記ボディーの四角形状の断面内でバラスト水の流れ方向に対して垂直方向に一列に配列されるラインが複数のラインをなし、前記洗浄ユニットはバラスト水の流れ方向に沿って順次2本のラインまたは3本のラインを統合して同時に異物を除去するように形成されることにより、複数の洗浄ユニットをそれぞれバラスト水の流れ方向に沿って並列的に配置させることができる、紫外線処理装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、洗浄ユニットにおいてワイパー本体が結合されたアームを移動させる駆動軸が紫外線ランプの3本のラインの中央ライン上に位置する場合、前記駆動軸の位置と干渉する紫外線ランプは前記駆動軸に対してバラスト水の流れ方向の前方または後方に配列されることにより、バラスト水の流れが紫外線ランプとぶつからないで流出することを防止する、紫外線処理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置は、次の構成を含む。
本発明の一実施形態に係る二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置は、バラスト水が流出入できる流入部と流出部を含むボディーと;前記ボディーの内部を流れるバラスト水に紫外線を照射する紫外線ランプを含む紫外線ランプ部と;前記紫外線ランプ部にくっ付いた異物を除去する洗浄部と;を含み、前記洗浄部は、異物を除去するワイパーが挿入され、紫外線ランプを取り囲むワイパー本体と、前記ワイパー本体を駆動軸に連結するアームと、前記アームを移動させる駆動軸に動力を提供する駆動モーターとを含み、前記ワイパーは、主ワイパーと補助ワイパーがそれぞれ前記ワイパー本体に挿入され、紫外線ランプ部にくっ付いた異物を二重に除去し、前記主ワイパーは、前記ワイパー本体の内周面の中央部に位置し、ワイパー本体の内周面に挿入される紫外線ランプ部にくっ付いた異物を除去するとともに、前記補助ワイパーは、前記主ワイパーの両側にそれぞれ位置し、前記アームの前進または後進移動の際に紫外線ランプ部の付着異物を前記主ワイパーにより拭き取られる前に一次的に補助ワイパーにかかるようにして除去することができるようにし、前記補助ワイパーが、補助ワイパー本体から内周面の外側前方の方向に傾いて突出する傾斜突出部を含み、前記傾斜突出部は紫外線ランプ部の表面と接触する部分が面接触ではなく線接触をすることができるように先鋭部を形成し、紫外線ランプ部の表面と補助ワイパー間の摩擦を最小化し且つ効果的に異物を除去することができるようにすることを特徴とする。
本発明の別の実施形態によれば、本発明に係る紫外線処理装置において、前記主ワイパーが、内周面から前記紫外線ランプ部の表面と接触する部分が陥入して空間を形成する溝を中心として左右にそれぞれ配置される第1刃と第2刃を含むことにより、前記アームの前進または後進移動の際に前記第1刃または第2刃が前記溝の空間に押し付けられながら移動をスムーズにし且つ効果的に異物を除去することができるようにすることを特徴とする。
本発明の別の実施形態によれば、本発明に係る紫外線処理装置において、前記洗浄部が、一定の範囲の紫外線ランプを統合して同時に異物を除去する洗浄ユニットを複数含むことにより、紫外線処理装置の容量が増大して紫外線ランプの設置数が増加しても洗浄ユニットを並列的に配置することで効果的に異物を除去することができることを特徴とする。
本発明の別の実施形態によれば、本発明に係る紫外線処理装置において、ボディーは、紫外線ランプが挿入される方向に対して垂直な断面が四角形状に形成され、前記紫外線ランプは、前記ボディーの四角形状の断面内でバラスト水の流れ方向に対して垂直方向に一列に配列されるラインが複数のラインをなし、前記洗浄ユニットは、バラスト水の流れ方向に沿って順次2本のラインまたは3本のラインを統合して同時に異物を除去するように形成され、それぞれバラスト水の流れ方向に沿って並列的に配置されることを特徴とする。
本発明の別の実施形態によれば、本発明に係る紫外線処理装置において、前記流入部に隣接した第1ラインからバラスト水の流れ方向に一定の間隔離隔した第2ラインの紫外線ランプは、バラスト水の流れ方向からみたとき、前記第1ラインをなす紫外線ランプ間の間隔の間に配列されることにより、バラスト水の流れが紫外線ランプとぶつからないで流出することを防止することを特徴とする。
本発明は、前述した実施形態や後述する構成、組み合わせ、使用関係などによって次の効果を得ることができる。
本発明によれば、紫外線処理装置に使用される紫外線ランプにくっ付いた異物を除去するワイパーが主ワイパーと補助ワイパーの二重構造でワイパー本体に挿入され、紫外線ランプ部にくっ付いた異物を二重に除去するという効果を持つ。さらに、主ワイパーが、ワイパー本体の内周面の中央部に位置し、ワイパー本体の内周面に挿入される紫外線ランプ部にくっ付いた異物を除去するとともに、補助ワイパーは、前記主ワイパーの両側にそれぞれ位置し、前進または後進移動時に紫外線ランプ部にくっ付いた異物を前記主ワイパーにより拭き取られる前に一次的に補助ワイパーにかかるようにして除去することができるようにするという効果を持つ。また、補助ワイパーが、補助ワイパー本体から内周面の外側前方の方向に傾いて突出する傾斜突出部を含み、前記傾斜突出部は紫外線ランプ部の表面と接触する部分が面接触ではなく線接触をすることができるように先鋭部を形成することにより、紫外線ランプ部の表面と補助ワイパー間の摩擦を最小化し且つ効果的に異物を除去することができるようにするという効果を持つ。
本発明によれば、主ワイパーが、内周面から前記紫外線ランプ部の表面と接触する部分が陥入して空間を形成する溝を中心として左右にそれぞれ配置される第1刃と第2刃を含むことにより、前記アームの前進または後進移動の際に前記第1刃または第2刃が前記溝の空間に押し付けられながら移動をスムーズにし且つ効果的に異物を除去することができるようにするという効果を持つ。
本発明によれば、紫外線処理装置において、紫外線ランプにくっ付いた異物を除去する洗浄部が、一定の範囲の紫外線ランプを統合して同時に異物を除去する洗浄ユニットを複数含むことにより、紫外線処理装置の容量が増大して紫外線ランプの設置数が増加しても洗浄ユニットを並列的に配置することで効果的に異物を除去することができるようにするという効果を持つ。
本発明によれば、紫外線処理装置のボディーは紫外線ランプの挿入方向に対して垂直な断面が四角形状に形成され、紫外線ランプは前記ボディーの四角形状の断面内でバラスト水の流れ方向に対して垂直方向に一列に配列されるラインが複数のラインをなし、前記洗浄ユニットはバラスト水の流れ方向に沿って順次2本のラインまたは3本のラインを統合して同時に異物を除去するように形成されることにより、複数の洗浄ユニットをそれぞれバラスト水の流れ方向に沿って並列的に配置させることができるという効果を持つ。
本発明によれば、洗浄ユニットにおいてワイパー本体が結合されたアームを移動させる駆動軸が紫外線ランプの3本のラインの中央ライン上に位置する場合、前記駆動軸の位置と干渉する紫外線ランプは、前記駆動軸に対してバラスト水の流れ方向の前方または後方に配列されることにより、バラスト水の流れが紫外線ランプとぶつからないで流出することを防止するという効果を持つ。
従来の紫外線処理装置の分解斜視図である。 従来の紫外線処理装置におけるワイパー本体を示す斜視図である。 図2のワイパー本体の断面図である。 本発明の一実施形態に係る紫外線処理装置の斜視図である。 図4の紫外線処理装置の分解斜視図である。 本発明の紫外線処理装置に使用される洗浄ユニットの斜視図である。 図6のワイパー本体を示す斜視図である。 図7のワイパー本体の断面図である。 図8の「A」部分の拡大図である。 従来の紫外線処理装置における洗浄部の構成を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るC−C’線に沿った断面図である。 図11における洗浄ユニットの増減状態を示す参考図である。 従来の紫外線処理装置のA−A’線に沿った断面図である。 図4のC−C’線に沿った断面図である。 図14の断面におけるバラスト水の流れを示す参考図である。 図14における紫外線ランプの増減に伴う断面の変化を示す参考図である。 従来の紫外線処理装置のB−B’線に沿った断面図である。 図17における隔壁の組立が不良であったときにランプ挿入孔の偏心状態を示す参考図である。 本発明の他の実施形態に係る紫外線処理装置のD−D’線に沿った断面図である。 図19におけるランプ挿入孔が同一軸線上に形成された状態を示す参考図である。 従来の紫外線処理装置におけるリードスイッチの断面図である。 図6のリードスイッチの分解斜視図である。 図22のリードスイッチが結合される過程を示す断面図である。 図22のリードスイッチ結合が完了した状態の断面図である。 従来の紫外線処理装置におけるアームと駆動軸との結合部分を示す断面図である。 図6のアームの構造を示す断面図である。 アームハブの分解斜視図である。 従来の紫外線処理装置における駆動軸と駆動軸挿入孔との結合部分を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る紫外線処理装置のD−D’線に沿った断面図である。 図29の「B」の部分の拡大図である。 バラスト水の漏れが二重に遮断される状態を示す参考図である。 従来の紫外線処理装置におけるボディーの内部構造を示す断面図である。 本発明の気体流れラインを示す斜視図である。 図33の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る紫外線処理装置のD−D’線に沿った断面図である。 従来の紫外線処理装置におけるバラスト水の流れを示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る紫外線処理装置のD−D’線に沿った断面図である。 図37における第2翼板が追加された状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る紫外線処理装置のC−C’線に沿った断面図である。 紫外線ランプの長さと流入部の直径との関係を示す参考図である。
以下、本発明に係る二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。本発明を説明するにあたり、公知の機能または構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にするおそれがあると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。図面符号「W」はバラスト水の流れを示す。
図4、図5および図6〜図9を参照すると、本発明の一実施形態に係る紫外線処理装置は、バラスト水が流出入できる流入部124および流出部125を含むボディー10と;前記ボディー10の内部を流れるバラスト水に紫外線を照射する紫外線ランプ310を含む紫外線ランプ部30と;前記紫外線ランプ部30にくっ付いた異物を除去する洗浄部50と;を含み、前記洗浄部50で紫外線ランプ部30(より具体的には、紫外線ランプ310を保護するスリーブ管320)と接触しながら表面から付着異物を除去する前記ワイパー510は、主ワイパー511と補助ワイパー512がそれぞれ前記ワイパー本体520の内周面に挿着された形で形成され、紫外線ランプ部30にくっ付いた異物を二重に除去するようにすることを特徴とする。ここで、前記ワイパー本体520は、紫外線ランプ部30(より具体的には、紫外線ランプ310を保護するスリーブ管320)の周囲を環状に取り囲むフレームであって、前記アーム530の一側に着脱式で結合される構成であり、前記ワイパー本体520の内周面には、実際直接異物と接触しながらこれを除去するワイパー510が挿着されている。
まず、本発明に係る紫外線処理装置に使用される前記ボディー10、紫外線ランプ部30、洗浄部50の一般な構成および機能について説明する。
前記ボディー10は、本発明に係る紫外線処理装置の本体をなす部分であって、その側部に設けられる流入部124および流出部125を介して流入したバラスト水が前記ボディー10の内部を通りながら紫外線に照射された後で流出する。
前記紫外線ランプ部30は、前記ボディー10の内部を通るバラスト水に紫外線を照射して殺菌処理する部分であって、紫外線ランプ310、スリーブ管320および紫外線センサー340などを含む。前記紫外線ランプ310は、紫外線を発生させて照射する構成であって、通常のバー状または棒状に形成されてその両端に電極311が位置するが、バラスト水の流れ方向に対して垂直に配列され、前記ボディー10の内部をバラスト水の流れる空間とバラスト水の流れない空間に分離させるボディー10内の両側隔壁130に紫外線ランプ310の両端が挿着されることになる。前記スリーブ管320は、前記紫外線ランプ310を取り囲んで紫外線ランプ310を保護するが、前記スリーブ管320の表面に異物が付着すると、紫外線ランプ310から放出される紫外線の強度が低下するから、前記スリーブ管320は後述の洗浄部50によって表面の異物が除去される。前記紫外線センサー340は、前記ボディー10の内部における紫外線強度を測定するセンサーであって、ボディー10内の紫外線の強度が紫外線処理に効果的な一定の範囲内に維持できるように、その値を測定して制御部(図示せず)に伝送することにより、紫外線処理装置の動作に活用されるようにする。
前記洗浄部50は、前記紫外線ランプ部30、特に前記スリーブ管320の表面にくっ付いた異物を除去する部分であって、異物を除去するワイパー510が挿入され、紫外線ランプ310(より具体的には、スリーブ管320)を取り囲むワイパー本体520と、前記ワイパー本体520を駆動軸540に連結するアーム530と、前記アーム530を移動させる駆動軸540に動力を提供する駆動モーター550とを含む。
先に従来の技術の問題点として指摘したように、従来の紫外線処理装置の場合、図1、図10、図2および図3に示すように、環状に形成されたワイパー本体10042の内周面に単一のワイパー10044が挿着され、ワイパー本体10042の前後方向の移動に応じて、紫外線ランプ1002の表面にくっ付いた異物を除去する。ところが、このように単一(単数)のワイパー10044のみがワイパー本体10042に挿着されて作動する場合には、一つのワイパー10044がワイパー本体10042の前後両方向の移動に応じて連動し、前方移動の際には後側、後方移動の際には前側に曲がりながら持続的に摩擦を引き起こすことにより、ワイパー10044自体が容易に変形したり摩耗したりするので、より早い周期で取替えの需要が発生し、それにより紫外線処理装置自体の稼働中断も頻繁に発生することになる。また、前記ワイパー10044がワイパー本体10042の前後両方向の移動に連動して、前方移動の際には後側、後方移動の際には前側に曲がることを数多く繰り返しながら紫外線ランプ1002の表面にくっ付いた異物を除去する場合には、ワイパー10044の末端部が過度に軟性に変わることになり(すなわち、ワイパー10044の末端部が過度に脆くなり)、異物を除去する力が低下し、それにより異物除去効率も落ちる。
したがって、本発明では、図4、図5および図6〜図9に示すように、主ワイパー511と補助ワイパー512がそれぞれ前記ワイパー本体520の内周面に挿着された形であって、前記紫外線ランプ部30(より具体的には、紫外線ランプ310を保護するスリーブ管320)にくっ付いた異物を二重に除去するようにする。
前記主ワイパー511は、前記ワイパー本体520の内周面の中央部に位置し、ワイパー本体520の内周面に挿入される紫外線ランプ部30にくっ付いた異物を除去する構成であって、EPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer)ゴム、MBRゴム、フッ素ゴムなどの材質から形成できる。従来の単一(単数)のワイパーとは異なり、前記主ワイパー511は、その両側にそれぞれ位置する後述の補助ワイパー512の存在のため、補助ワイパー512により一次的に異物が除去された後、再び異物を除去する過程を経るので、紫外線ランプ部30(より具体的には、紫外線ランプ310を保護するスリーブ管320)の表面にくっ付いた異物をより効果的に除去することができる。
また、前記主ワイパー511は、内周面から前記紫外線ランプ部30の表面と接触する部分が陥入して空間を形成する溝5112を中心として左右にそれぞれ配置される第1刃5111と第2刃5113を含むことにより、前記アーム530およびそれに連結されたワイパー本体520の前進または後進移動の際に前記第1刃5111または第2刃5113が前記溝5112の空間に押し付けられながら異物の除去と同時に円滑な移動を可能とする。すなわち、前記主ワイパー511の末端が移動する過程で全くどの方向にも押し付けられず(曲がらず)にスリーブ管320の表面に対して直角の状態を維持すれば、摩擦が激しくなって円滑な移動が制限でき、また、前記主ワイパー511の末端が前後往復移動に応じて両方向に押し付けられる(曲がる)場合であれば、先に従来技術の問題点として前述したように、末端が過度に脆くなって異物除去力が低下し、それにより異物除去効率も落ちることになる。よって、前述したように第1刃5111と第2刃5113がこれらの間の陥入した溝5112を中心に両立する構造を取ると、ワイパー本体520が一方向に移動しながら洗浄する場合には、前記第1刃5111が、前記溝5112の空間に押し付けられながら異物を除去し、逆にワイパー本体520が他の方向に移動しながら洗浄する場合には、前記第2刃5113が前記溝5112の空間に押し付けられながら異物を除去するので、前記第1刃5111と第2刃5113はいずれも、特定の方向への移動時にのみいずれかの方向にのみ曲がることになるので、前後方向への移動時に両方向に全て曲がる場合に比べて、変形や摩耗が相対的に減少する。また、もし異物と先に接触する第1刃5111または第2刃5113から異物を除去しきれなくなる場合には、他の第2刃5113または第1刃5111が再び異物を除去することができて異物除去効率を高める。
前記補助ワイパー512は、前記主ワイパー511の両側にそれぞれ位置し、前記アーム530およびそれに連結されたワイパー本体520の前進または後進移動時に紫外線ランプ部30(より具体的には、紫外線ランプ310を保護するスリーブ管320)の付着異物を前記主ワイパー511により拭き取られる前に一次的に補助ワイパー512にかかるようにして除去することができるようにする構成であって、テフロン(登録商標)などの材質から形成できる。従来の単一(単数)のワイパーとは異なり、前記主ワイパー511と共にその両側にそれぞれ位置する前記補助ワイパー512の存在のため、補助ワイパー512と主ワイパー511によって二重に異物が除去されるので、紫外線ランプ部30(より具体的には、紫外線ランプ310を保護するスリーブ管320)の表面にくっ付いた異物をより効果的に除去することができるようになる。
前記補助ワイパー512は、補助ワイパー512の本体から内周面の外側前方の方向に「θ1」だけ傾いて突出する傾斜突出部5121を含み、前記補助ワイパー512の内周面から外側前方の方向に傾いて突出する前記傾斜突出部5121は、スリーブ管320の表面に接触する部分が面接触ではなく線接触をすることができるように先鋭部5122を形成し、スリーブ管320の表面と補助ワイパー512間の摩擦を最小化しながら、効果的に異物を除去することができるようにする。すなわち、図20に示すように、前記補助ワイパー512は、その内周面から外側前方の方向に傾いて突出する傾斜突出部5121を形成するため、補助ワイパー512の内周面全体がスリーブ管320の表面と接触するのではなく、前記傾斜突出部5121の末端のみがスリーブ管320の表面と接触しながら表面の付着異物を除去する。特に、前記傾斜突出部5121の末端、すなわちスリーブ管320の表面に接触する部分が面接触ではなく線接触をすることができるように先鋭部5122を形成するため、さらにスリーブ管320の表面との摩擦を最小化しながら異物を除去する。また、前記傾斜突出部5121は、ワイパー本体520の進行方向に対して前方方向に傾斜して設けられる。このため、傾斜突出部5121がスリーブ管320の表面に対して垂直に当接しなくなり、鋭角で傾斜して当接するから、より効果的にスリーブ管320の表面の異物を一次的に除去することができる。
図4、図5、図11および図12を参照すると、本発明の別の実施形態に係る紫外線処理装置は、前記洗浄部50が一定の範囲の紫外線ランプ310を統合して同時に異物を除去する洗浄ユニット50’を複数含むことにより、紫外線処理装置の容量が増大して紫外線ランプ310の設置数が増加しても、洗浄ユニット50’を並列的に配置して効果的に異物を除去することができることを特徴とする。
従来の紫外線処理装置の場合、図1および図10に示すように、紫外線処理装置のボディー1001が円筒状に形成されるため、その内部に配置される紫外線ランプ1002もボディー1001の円筒状の形状に沿って円周状に配列されている。よって、円周状に配列された紫外線ランプ1002の表面からの異物を除去するための洗浄部1004の構成も、ボディー1001の中心軸と一致する軸線上に配置される駆動軸10041を中心として、円周状に配列された紫外線ランプ1002を取り囲むワイパー本体10042が放射状に配置され、これらのワイパー本体10042を駆動軸10041に連結させるアーム10043が放射状に両者間を連結させる。よって、紫外線ランプ1002の数が増大して紫外線ランプ1002が円周状に複数列に配列される場合でも、一つの駆動軸10041を中心とした一つの洗浄ユニット(これは駆動軸、ワイパー本体、アームが一つのセットとしてユニットを成すことを意味する)のみを適用することができなくなるので、それによる駆動軸10041およびアーム10043の肥大化および高重量化による各種問題を引き起こす。
したがって、本発明では、図4、図5、図11および図12に示すように、前記駆動軸540、ワイパー本体520およびアーム530が一つのセットをなす洗浄ユニット50’を複数含むことにより、紫外線処理装置の容量を増大させる必要があって、前記ボディー10の大きさ(断面)を大きくし、それに挿設される紫外線ランプ310の数、すなわちライン330の数を増加させる場合においても、前記洗浄ユニット50’を並列的に追加配置させることにより、従来のように洗浄ユニット50’自体が肥大化および高重量化されないようにしながらも効果的に異物を除去することができるようにする。
このように特定の大きさに設定された洗浄ユニット50’(必要に応じて、紫外線ランプ310のライン330のうち、2本のラインをカバーする大きさの洗浄ユニット50’、および3本のラインをカバーする大きさの洗浄ユニット50’に大きさを設定することができる。)を用いて、図14に示すように、前記ボディー10の断面が特定の方向に長くなり、それに応じて紫外線ランプ310の配列、すなわちライン330の数が増加するにつれて、前記洗浄ユニット50’を並列的に追加配置するだけでこれをカバーすることができるようになれば、一々ボディー10の断面積の増減に合わせて洗浄ユニット50’を別途製作しなくても良いことにより、別途の製作コストを節減することができるとともに、洗浄ユニット50’のアーム530が駆動軸540から過度に長く形成されて作動過程でアーム530の円滑な移動が制約されて洗浄効率が落ちる問題や、駆動軸540の直径が過度に大きくなって高重量化により発生する各種問題を防止することができる。
また、本発明では、前記紫外線ランプ部30にくっ付いた異物を除去するワイパー510が結合されたアーム530を移動させる駆動軸540が前記ライン330と前記ライン330との間に位置するようにして、紫外線照射の妨げとならないようにするが、もし駆動軸540が3本のライン330の中央ライン330上に位置して駆動軸540と紫外線ランプ310間の干渉が発生する場合には、図11に示すように、干渉した紫外線ランプ310を駆動軸540に対してバラスト水の流れ方向の前方および/または後方に配列することにより、バラスト水の流れが紫外線ランプ310とぶつからないで流出することを防止する。
図4、図5および図14〜16を参照すると、本発明の他の実施形態に係る紫外線処理装置は、前記ボディー10は前記紫外線ランプ310の挿入方向に対して垂直な断面110が四角形状に形成され、四角形状の断面110内に紫外線ランプ310を一定の間隔で均等に配置させることにより、断面積に対する紫外線ランプの配置数を最小化することができることを特徴とする。
従来の円形の断面を有する円筒状の紫外線処理装置では、円形断面のボディー1001の内部を一定の間隔で密に紫外線ランプ1002を配列しなければならないから、断面積に対する紫外線ランプの数が増大して消費電力が上昇するだけでなく、バラスト水処理容量を増大させるために紫外線ランプの数を増加させようとする場合においても、円周状の列がもう1本配列されることにより、ボディー1001の断面積は増大する半径の二乗だけ急増(円の断面積:πr)することになり、また、新たに追加された列はその前の列よりも必ず多くの数の紫外線ランプが配列されなければならないから(新たに追加された列の円周がその前の列の円周より大きくなるため)、小規模単位のバラスト水処理容量の増大は不可能であって、必要に応じる適正の処理容量の増大に制約を受けるという問題があった(図13参照)。よって、図4〜図14に示すように、前記ボディー10が全体的に六面体状をなしながら前記紫外線ランプ310の挿入方向に対して垂直な断面110が四角形状をなすように形成すると、前記紫外線ランプ310は、前記ボディー10の四角形状の断面110内でバラスト水の流れ方向に対して垂直方向に一列に配列されるライン330(以下、図面符号330−n(n=1〜5)は前記ライン330に対して流入部124から順次に番号を付けたものである。)がバラスト水の流れ方向に沿って一定の間隔で離間して配置される形態であって、複数のライン330をなすように配列できる。よって、必要に応じて、紫外線ランプの数を小規模に増加させようとする場合においても、図7に示すように、順次1本のライン330が追加される部分だけボディー10の断面積を増大させればよいので、従来のように、意図とは関係なく断面積が急増し、その部分を満たすために最初必要ではなかった紫外線ランプ310までさらに配列させなければならない非効率的な問題なしで、必要に応じる適正の処理容量の増大が可能となる。また、紫外線ランプ310が一列に配列される本発明に係る四角形状の断面10は、従来の紫外線ランプが円周状の列に配列される円形の断面に比べて同断面積内に(同一の間隔をもって)配列される紫外線ランプの数を減少させることができて同一の容量に対する消費電力を減らすことができるとともに、大容量の紫外線処理装置を形成する上で有利(より少ない体積を占めるように)になる。
また、本発明では、前記四角形状の断面110内に複数のライン330に紫外線ランプ310を配列させるに際して、図14および図15に示すように、前記流入部124側に隣接した第1ライン330−1からバラスト水の流れ方向に一定の間隔離間した第2ライン330−2の紫外線ランプ310が、バラスト水の流れ方向から見たとき、前記第1ライン330−1をなす紫外線ランプ310間の間隙の間に配列されるようにすることにより、図15に示すように、バラスト水の流れが紫外線ランプ310とぶつかってその流れが変わらず、直線の流れを維持したままで流出することを防止することができるようにする。すなわち、先に従来技術の問題点として指摘したように(図13参照)、紫外線ランプ1002を円周状に配列すると、紫外線処理装置の内部を通過するバラスト水が前記紫外線ランプ1002と直接当接せずに紫外線ランプ1002の間を直線的に通過する場合(a、b、c参照)が発生するので、紫外線処理の効果は、紫外線の強度だけでなく、紫外線に照射される時間に比例することに鑑みると、紫外線ランプ1002とぶつからずに直線的に通過するバラスト水の流れ(a、b、c参照)はその分流速が相対的に速くなり、紫外線に照射される時間も減少するしかないから、紫外線処理効果が低減するという問題が発生する。よって、本発明では、前述のようにバラスト水の流れが必ず紫外線ランプ310とぶつかってその流れが変わることにより速度が遅くなり、紫外線に照射される時間が増大するようにして、紫外線処理効果を高めることになる。
また、本発明では、前記紫外線ランプ部30にくっ付いた異物を除去するワイパー510が結合されたアーム530を移動させる駆動軸540が前記ライン330とライン330との間に位置するようにして、紫外線照射の妨げにならないようにするが、もし駆動軸540が3本のライン330の中央ライン330上に位置して駆動軸540と紫外線ランプ310間の干渉が発生する場合には、図14に示すように、干渉した紫外線ランプ310を駆動軸540に対してバラスト水の流れ方向の前方および/または後方に配列することにより、バラスト水の流れが紫外線ランプ310とぶつからないで流出することを防止することになる。
図4、図5、図19および図20を参照すると、本発明の他の実施形態に係る紫外線処理装置は、前記ボディー10の内部でバラスト水の流れる空間とバラスト水の流れない空間を分離しながら、前記紫外線ランプ310の両端をそれぞれ結合支持する隔壁130がボディー10に一体に形成され、隔壁130をボディー10に結合する複雑な組立作業なしで設置および取替えができるようにすることを特徴とする。
従来の紫外線処理装置の場合、図17および図18に示すように、ボディー1001の内部でバラスト水の流れる空間とバラストの流れない空間を分離して区切りながら紫外線ランプ1002の両端をそれぞれ結合支持する隔壁1003が、前記ボディー1001の両側面にボルトを用いた組立式で結合される構造を取る。しかし、このように隔壁1003をボディー1001の両側から組立式でボルト結合させる従来の構造では、ボルトを用いた隔壁1003とボディー1001との組立作業が煩わしく作業時間が多くかかるうえ、高度熟練した作業者ではない場合には隔壁1003のボディー1001への結合時にその中心を正確に一致させることが難しい。この際、隔壁1003とボディー1001の中心を正確に一致させることができなければ、ボディー1001の両側にそれぞれ結合した前記隔壁1003内に穿設された(紫外線ランプ1002の挿着のため)ランプ挿入孔10031の中心も、一側隔壁のランプ挿入孔10031と他側隔壁のランプ挿入孔10031とが一致せず偏心(θ)する(図18参照)。これにより、互いに偏心(θ)した両側のランプ挿入孔10031に両端が挿着された紫外線ランプ1002は作動中に破損し易いという問題を引き起こす。
したがって、本発明では、図4、図5、図19および図20に示すように、紫外線ランプ310の挿入方向に対して垂直に四角形状の断面110をなす四隅を取り囲む四面(上面121、下面122、および流入部124と流出部125が位置する両側面123)と、前記四面が形成される六面体状のボディー10において、前記四面を除いた開放された両側方向からそれぞれ一定の深さ陥入して位置する前記隔壁130がボディー10に一体に形成されるようにする。
このように、前記隔壁130が前記ボディー10内に一体に形成されると、従来のように別途隔壁をボディーに組み付けなければならない面倒な工程と時間を節減させることができるのはもとより、前記隔壁130内で前記紫外線ランプ310の一端が挿入されて結合支持されるように穿設されるランプ挿入孔131も、図20に示すように、ボディー10の一側に位置する隔壁130のランプ挿入孔131の中心と、ボディー10の他側に位置する隔壁130のランプ挿入孔の中心とが互いに一致するので(すなわち、組立過程での誤差による偏心の発生なしで、工場で製作形成されたままの形を維持するためである)、同一軸線上に配列された前記ランプ挿入孔131と前記ランプ挿入孔131との間に設けられ且つ両端がそれぞれランプ挿入孔に挿着される紫外線ランプ310は、持続的な作動過程でも容易に破損しない耐久性を確保することになる。
また、本発明では、前記隔壁130がボディー10内に一体に形成されることによる隔壁130と隔壁130との間に位置する前記洗浄部50の構成の設置および取替えのための設置保守孔1211を、前記ボディー10の上面121または下面122に形成し、その開閉のための上部カバー1212を含むことができる。
すなわち、前記隔壁130がボディー10内に一体に形成される場合には、特に、前記隔壁130と隔壁130との間に位置する前記洗浄部50の構成(ワイパー本体520、アーム530など)の設置および取替えが容易ではないから、このために別途前記ボディー10の上面121または下面122に最も大きい体積の前記アーム530が挿入できる程度の大きさに設置保守孔1211を形成することにより、隔壁130の一体化された構成を問わず、ボディー10内の各種構成の設置および取替え作業を容易に行うことができる。前記設置保守孔1211は、作業がないときは密閉されなければならないため、別途の上部カバー1212を用いて、非使用時には密閉してバラスト水が流出しないようにする。
図4、図5、図6および図22〜図24を参照すると、本発明の別の実施形態に係る紫外線処理装置は、前記洗浄部50において前記アーム530が一定の範囲を外れて過度に前進または後進移動しないように感知するリードスイッチ560を含み、前記リードスイッチ560は、内部に磁石563を挿入し、組立式で結合することができて溶接による磁石563の変性を防止することを特徴とする。アーム530に取り付けられた前記リードスイッチ560は、その内部に含まれた磁石563の磁力を、ボディー10内の隔壁130に取り付けられた磁力センサーが感知することにより、磁石563が一定の範囲内に近接した場合、その信号を制御部(図示せず)へ伝送してアーム530の移動方向が転換されるように制御する方式で制御に活用される。
従来の紫外線処理装置の場合、図1、図10および図21に示すように、洗浄部1004においてアーム10043が一定の範囲を外れて過度に前進または後進移動しないように感知するリードスイッチ10045の構造が、その内部に磁石100451を含む状態で外部全体が溶接によって密封される構造を取る。ところが、従来のリードスイッチ10045のように、その内部に磁石100451を含む状態で、外部全体が溶接によって密封される場合には、溶接作業時に発生する熱によって、その内部に含まれた磁石100451の磁力が弱化または喪失されてリードスイッチ10045としての機能が低下するという問題が発生する。また、溶接作業のためにリードスイッチ10045の外面全体を金属材質(一例として、ステンレス材質)から形成することになるが、バラスト水内に常に位置する前記リードスイッチ10045の表面には、海水に含有された鉄粉などの成分が付着する。このため、リードスイッチ10045の外面のステンレス金属材質とその表面にくっ付いた鉄粉などの成分との間で異種金属間の腐食発生を誘発させることになり、リードスイッチ10045の外面の腐食が急速に進むという問題が発生する。
したがって、本発明では、図4、図5、図6および図22〜図24に示すように、前記リードスイッチ560が、その内部に磁石563を挿入した状態で組立式にて結合/密封されるようにして、溶接による磁石563の変性を防止することができるようにする。すなわち、前記リードスイッチ560は、図22〜図24に示すように、両端に弾性部材562と磁石563が挿入できる収容溝561と、前記収容溝561に弾性部材562および磁石563が挿入された後、収容溝561に結合して収容溝561を密閉させるカバー部材564とを含むことができる。
この際、前記収容溝561とカバー部材564との組立式結合のために、前記収容溝561は、ねじ谷5613が設けられた第1内周面5611と、該第1内周面5611よりも大きい直径をもって突出した突部5614が設けられた第2内周面5612とを含んでなる。それに相応して、前記カバー部材564は、前記第1内周面5611のねじ谷5613に螺合されるねじ山5643が設けられた第1外周面5641と、前記第1外周面5641よりも大きい直径をもって前記突部5614に嵌合される突部嵌合溝5644が設けられた第2外周面5642とを含むことができている。したがって、前記カバー部材564を前記収容溝561内に挿着させると、図23に示すように、前記カバー部材564の第1外周面5641のねじ山5643が前記収容溝561の第1内周面5611のねじ谷5613に螺合され、両者間の結合が完了すると、図24に示すように、前記カバー部材564の第2外周面5642の突部嵌合溝5644内に前記収容溝561の第2内周面5612の突部5614が嵌合されて収容溝561内の弾性部材562の弾性によって収容溝561とカバー部材564との螺合が解除されることを防止し、気密を保持することができるようにする。
この際、前記突部5614の突出面のうち、前記収容溝561の開放部位に向ける面には斜めに面取りされたテーパー部5615を形成するとともに、前記カバー部材564の第1外周面5641と第2外周面5642との境界をなす段差部位にも斜めに面取りされたテーパー部5645を形成することにより、前記収容溝561の内周面から突出した突部5614にも拘わらず、カバー部材564が収容溝561内に容易に挿着されるようにすることができる。すなわち、前記カバー部材564を前記収容溝561内に挿着させる過程で、収容溝561の内周面から突出した突部5614にカバー部材564の第1外周面5641と第2外周面5642との境界をなす段差部位が干渉してカバー部材564の挿入が妨げられることにより、注入される無理な力によって前記突部5614などが破損する場合を防止するために、前記カバー部材564の挿入を容易にすることができるようにカバー部材564の挿入時に接する(干渉する)部位たる前記突部5614の突出面のうち、前記収容溝561の開放部位に向ける面、および前記カバー部材564の第1外周面5641と第2外周面5642との境界をなす段差部位に、それぞれ斜めに面取りされたテーパー部5615、5645を形成するのである。
また、前記カバー部材564は、前記第2外周面5642から外向きに突出して、前記収容溝561の末端に密着するストッパー5646を含むことにより、カバー部材564が収容溝561内に挿着される深さを正確に調節して正確に密封されるようにすることができる。もし前記カバー部材564に前記ストッパー5646などの構成がない場合には、前記カバー部材564が収容溝561内に過度な深さに挿入された或いはより浅く挿入された状態で結合を完了する場合が発生するおそれがある。これにより、カバー部材564と収容溝561との間の気密が保持されない問題が発生するおそれがある。よって、本発明では、カバー部材564の第2外周面5642から外向きに突出して前記収容溝561の末端に密着するストッパー5646を形成させ、カバー部材564が収容溝561内に挿着される深さを正確に調節することができるようにする。
また、前記カバー部材564は、非金属材質(例えば、PEEK(Polyetheretherketone)など)から形成し、バラスト水内に含まれてカバー部材564の表面に付着する鉄粉などの金属成分による(先に従来技術の問題として指摘したような異種金属間)腐食の発生を防止することができるようにする。前記カバー部材564の第2外周面5642または前記収容溝561の第2内周面5612上には、気密保持のためのOリング565が位置すべき別の溝をさらに形成することができる。
図4、図5、図6、図26および図27を参照すると、本発明の別の実施形態に係る紫外線処理装置は、前記洗浄部50のアーム530は、前記ワイパー本体520が結合する板部531と、前記板部531の中央部を貫通する駆動軸540に移動可能に結合するハブ532とを含み、前記ハブ532は、前記駆動軸540の外周面に螺合する内心部5322が、ハブ本体5321にねじを使用することなく嵌め込み式で嵌合されることを特徴とする。
従来の紫外線処理装置の場合、図1、図10および図25に示すように、放射状に多数のワイパー本体10042が取り付けられているアーム10043が、ハブ100431を介してアーム10043を前後方向に移動させる駆動軸10041と結合することになる。ところが、図25に示すように、従来のハブ100431と駆動軸10041との結合構造をみると、ハブ100431の内径には別途の内心100432が結合され、前記内心100432の内径に形成されたねじ谷が前記駆動軸10041の外周面のねじ山に螺合されながら駆動軸10041の回転に連動してアーム10043を前後方向に移動させる。この際、ハブ100431とその内径に結合する内心100432との間には、ねじを用いた結合方式が使用されている。しかし、このようにねじを用いた結合方式でハブ100431と内心100432とを結合させると、ねじの一端が前記内心100432に位置するので、持続的な駆動軸10041の回転とアーム10043の移動過程中にモーメントを受ける前記内心100432に挿入されたねじの一端が持続的に回転力を受け、それにより螺合が解かれることになり、最終的には、駆動軸10041が回転するにも拘わらず、アーム10043がそれに連動して移動しなくなる問題や内心100432の離脱問題などが発生することになる。
したがって、本発明では、図4、図5、図6、図26および図27に示すように、前記ハブ532の構造において、前記駆動軸540の外周面に螺合する内心部5322がハブ本体5321の内径に結合される際にねじを使用することなく嵌め込み式で堅固に嵌合され、使用中にハブ本体5321と内心部5322間の分離が根本的に防止できるようにする。
このため、本発明では、図26および図27に示すように、ハブ本体5321内に内心部5322を収容する内心部収容溝53211を形成し、内心部収容溝53211内に前記内心部5322を挿入した後、別途のカバー部5323を結合して、内心部5322が挿入されていた内心部収容溝53211の開放部位を閉鎖することにより、ハブ本体5321と内心部5322との直接的な螺合なしで内心部5322が分離されないように両者を堅固に結合させることになる。前記内心部収容溝53211は、直径が前記内心部5322の外径と同じかやや小さく形成し、内心部5322が内心部収容溝53211内に圧入されるようにすることが好ましい。
この際、前記内心部5322の一側端部、より具体的には、前記カバー部5323と接する一側端部には、外径が縮径されるように面取りされた面取部53221を形成し、前記カバー部5323の中央部位には、前記内心部5322の面取部53221が形成された一側端部が挿着できるように挿入孔53231を形成するが、前記挿入孔53231は、前記面取部53221が形成された内心部5322の一側端部に相応する形状をし、内部に面取部53221の形成された内心部5322の一側端部が正確に嵌め込み式で嵌合されるようにする。このように、前記カバー部5323の挿入孔53231内に、面取部53221が形成された内心部5322の一側端部を正確に嵌め込んで嵌合させると、通常円形の内心部5322の外周面から外径が縮径されるように面取りされた(好ましくは、平面形状に面取りされた)面取部53221により、前記内心部5322が内心部収容溝53211内で回転することは根本的に防止できる。
また、前記ハブ本体5321は、前記カバー部5323が結合する一側の反対側他端から前記内心部収容溝53211の中心に向かって突出する内心部受け部53212を含むことにより、前記内心部収容溝53211内に挿入された前記内心部5322の他側端部(すなわち、前記面取部53221が形成された一側端部の反対側端部)が前記内心部受け部53212にかかって内心部受容溝53211内からの離脱を防止する。
前記ハブ本体5321とカバー部5323は腐食防止ステンレス材質で形成され、前記内心部5322はPEEK(Polyetheretherketone)またはテフロン(登録商標)材質で形成されることが好ましい。
図4、図5および図29〜図31を参照すると、本発明の別の実施形態に係る紫外線処理装置は、前記洗浄部50のアーム530を移動させる前記駆動軸540が、前記ボディー10内のバラスト水が流れる空間と流れない空間を区画する隔壁130の駆動軸挿入孔132内に挿入されて結合支持されるにあたり、前記駆動軸540が、前記駆動軸挿入孔132内に挿入される部分の結合構造で駆動軸540と共に回転する回転子541と、駆動軸挿入孔132の周囲の隔壁130に固定されるカバーフレーム544に結合した固定子542との接触面5411の密着を介して、バラスト水の流出(すなわち、電子装備などが位置する、バラスト水の流れない空間への流入)を防止することを特徴とする。
従来の紫外線処理装置の場合、図1、図17および図28に示すように、ボディー1001内の紫外線ランプ1002にくっ付いた異物を除去する洗浄部のアーム10043を移動させる駆動軸10041が駆動モーターと連結されて駆動力の伝達を受けることができるように、ボディー1001内のバラスト水が流れる空間と流れない空間を区画する隔壁1003の駆動軸挿入孔10032を駆動軸10041の一端が貫通して駆動モーターに連結されるので、駆動軸10041と駆動軸挿入孔10032との結合部位における気密を保持することが重要である。したがって、従来では、図28に示すように、駆動軸10041の一端が挿入された駆動軸挿入孔10032の周囲を別途のカバー部材1005を用いて閉鎖させた後、前記カバー部材1005が駆動軸挿入孔10032の内周面および駆動軸10041の一端の外周面にそれぞれ接する部位に、気密を保持させるための別途のOリング10051などの部材を設置することにより、バラスト水が外部に流出しないようにする方式を使用してきた。ところが、このような従来の方式の場合、単に弾性を持つOリング10051を圧入結合させて気密を保持させることに過ぎないから、特に、持続的に回転を繰り返す前記駆動軸10041の一端の外周面に接するOリング10051の場合において、持続的な摩擦による摩耗や変形などにより、一定の期間が経過するとその機能が失われ、短期間の使用後に周期的に取り替えなければならないという問題が発生する。
したがって、本発明では、図4、図5および図29〜図31に示すように、特に駆動軸540と接する部分における気密性を向上させることができるようにするため、駆動軸540と共に回転する回転子541と、駆動軸挿入孔132の周囲の隔壁130に固定されるカバーフレーム544に結合した固定子542との接触面5411の密着を介してバラスト水の流出(すなわち、室内への流入)を防止する構造を取る。
前記回転子541は、前記駆動軸540を取り囲んで結合される環状ケーシング543内の一側に形成された回転子装着溝5431内に結合し、前記環状ケーシング543と共に駆動軸540の回転に連動して回転する構成であって、前記回転子541の一面は、後述する固定子542の一面との接触面5411を形成し、前記接触面5411における完全密着(気密)と油膜形成(液密)を介してバラスト水の漏れ防止に優れた効果を発揮する。前記回転子541と後述の固定子542とが出会う部分に形成される前記接触面5411は、回転する回転子541と固定された固定子542とが摩擦する部分であるため、摩擦を最小化することができるように滑らかな面に加工されなければならず、特に、前記接触面5411の平滑度と油膜形成が気密機能において最も重要な役割を担当するので、前記接触面5411が完全平面状態に加工されることが重要である。また、後述するように、前記回転子541が後述の弾性ばね547の弾性によって加圧されるので、前記接触面5411における回転子541と固定子542との間に摩耗が発生しない場合には、形成された油膜によって気密が保持され、もし摩耗が発生する場合には、摩耗した量だけ、後述の弾性ばね547の弾性により前記回転子541が加圧されて補償されるため、やはり持続的に気密が保持される。
前記固定子542は、駆動軸540が駆動軸挿入孔132内に挿入された後、駆動軸挿入孔132を密閉させながら、隔壁130に固定されるカバーフレーム544内の一側に形成された固定子装着溝5441内に結合して固定された状態で、回転する前記回転子541の一面との接触面5411を形成する構成である。特に、前記固定子542は前記固定子装着溝5441内で別途の補助シート5421と共に結合固定されるが、これは、前記固定子542が正確な位置および深さに挿入できるようにし、且つ、メンテナンスを容易にするためである。
前記環状ケーシング543は、さらに、外周面に設けられた第1溝5432の一側に第1部材545を結合させ、第1溝5432の他側に第2部材546を結合させ、前記第1部材545と第2部材546との間に弾性ばね547を位置させることにより、前記第1部材545に下端が支持された弾性ばね547の上端が前記第2部材546を加圧する力によって、前記回転子541を前記接触面5411に対して前記固定子542の方向に加圧して密着させるようにする。この際、前記環状ケーシング543は、NBR(acrylonitrile-butadiene rubber(アクリロニトリルブタジエンゴム))やEPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer)、フッ素ゴムなどの弾性材質で形成できる。すなわち、図30および図31に示すように、前記弾性ばね547を挟んでそれぞれ第1溝5432の両端に結合した前記第1部材545と第2部材546の両者間では互いに固定されないため、第1部材545に一端が支持された弾性ばね547が弾性によって前記第2部材546を加圧して移動させることができ、それにより、前記回転子541も前記接触面5411に摩耗が発生する場合において、摩耗した量だけ加圧されて補償されるため、持続的に前記接触面5411における気密を保持することができるようになる。
前記カバーフレーム544は、駆動軸挿入孔132に結合設置された状態で、前記駆動軸挿入孔132の内周面と接触する部位に第2溝5442を形成し、前記第2溝5442内に気密部材548を含み、また、前記駆動軸540と接触する部位には第3溝5443を形成し、前記第3溝5443内にもやはり気密部材548を含むことにより、前述した前記回転子541と固定子542との接触面5411を用いた気密機能以外に、さらに前記気密部材548を用いた気密機能により二重に気密を保持することができるようにする。すなわち、図31に示すように、前記第2溝5442に挿着された気密部材548は、駆動軸挿入孔132の内周面とカバーフレーム544との間におけるバラスト水の流出を防止する気密機能を行い、前記第3溝5443に挿着された気密部材548は、駆動軸540の外周面とカバーフレーム544との間におけるバラスト水の流出を防止する気密機能を行うことにより、本発明では、前記接触面5411と前記気密部材548を介して二重に駆動軸挿入孔132におけるバラスト水の流出を効果的に防止することができる。また、前記カバーフレーム544の上側面では、カバーフレーム544を隔壁130に固定させる螺合以外に、さらに、前記カバーフレーム544の上側の中央部位をナット549(およびワッシャー5491)を用いて加圧固定させることにより、前記カバーフレーム544および固定子542が正位置に堅固に固定されて気密機能を効果的に行うことができるようにする。
図4、図5および図33〜図35を参照すると、本発明の別の実施形態に係る紫外線処理装置は、前記ボディー10の内部を、前記流入部124を介して流入して前記流出部125を介して流出するバラスト水の流れる空間とバラスト水の流れない空間に分離しながら、前記紫外線ランプ310の両端をそれぞれ結合支持する隔壁130により、バラスト水の流れる空間を中心として、バラスト水の流れない第1空間133および第2空間134(前記第1空間133および第2空間134は、それぞれ側カバー126の結合によって開放された一側が密閉される)がそれぞれ両側に分離されて位置し、バラスト水の流れる空間を中心として両側にそれぞれ分離された前記第1空間133と第2空間134との間を連結する気体流れライン140を含むことにより、一側の第1空間133の圧力を外部圧力(大気圧)より高めるために、気体流入ライン150を介して第1空間133の内部に流入した気体(純粋な安全空気)が前記気体流れライン140を介して他側の第2空間134へも同時に移動して注入できるようにして、分離された両側空間内の圧力を均一に外部圧力と同じかそれより高く維持させることができるようにすることを特徴とする。
従来の紫外線処理装置の場合、図1、図17および図32に示すように、ボディー1001の内部構造が、バラスト水の流れる空間とバラスト水の流れない空間を区画する隔壁1003によって区画されるが、前記隔壁1003によってバラスト水の流れない空間(この空間に紫外線ランプ1002の両端および駆動モーターなどが位置する)は、ボディー1001内でバラスト水の流れる空間を中心としてそれぞれ左右両側に分離されて位置する。船舶という限られた空間内に設置される紫外線処理装置の特性上、紫外線処理装置の内部空間、特に、電子装置などが設置される内部空間には、内部空気の圧力を高めて外部の有害空気(特に、爆発性物質を含有した空気)が流入しないにする圧力防爆が実施されなければならないが、従来では、このような圧力防爆が実施されていないままで紫外線遮断装置が設置された。たとえ、従来の紫外線遮断装置で圧力防爆を行う場合を想定してみるとしても、上述したようなボディー1001の内部構造を持つ従来の紫外線処理装置では、紫外線ランプ1002の両端および駆動モーターなどが設置される、バラスト水の流れない空間がボディー1001の左右両側に分離されて全く連通していないため、それぞれの空間に対する圧力防爆を実施するには、図32に示すように、左右両側に分離されたバラスト水が流れない空間ごとに別途の気体流入ラインを設置してそれぞれ気体(純粋な安全空気)を注入して内部空気の圧力を高めなければならないので、圧力防爆作業が別個に行われなければならないという問題をあり、また、左右両側でそれぞれ別個に行われる圧力防爆作業の際には両側の内部気圧を同一に保持して均等な圧力防爆が行われるようにすることが難しいという問題を抱えるしかない。
したがって、本発明では、図4、図5および図33〜図35に示すように、特に前記ボディー10の内部でバラスト水の流れる空間を中心として両側にそれぞれ分離された前記第1空間133と第2空間134との間を連結する気体流れライン140を介して、一方側の第1空間133の圧力を外部圧力(大気圧)より高めるために気体流入ライン150を介して第1空間133の内部に流入した気体(純粋な安全空気)が前記気体流れライン140を介して他方側の第2空間134にも同時に移動して注入されることにより、分離された両側空間の内部圧力を均一に外部圧力と同じかそれより高くして均等な圧力防爆が行われるようにする。
図33および図34を参照すると、前記気体流れライン140は、前記ボディー10の外部を介して前記第1空間133と第2空間134の両者間を連結することができるが、この際、前記ボディー10の外部に位置する前記気体流れライン140から分岐され、ボディー10の外部に設置された部品をカバーする第3空間135に連結される補助流れライン141を含むことにより、前記気体流れライン140を流れる流入気体を前記補助流れライン141を介して前記第3空間135にも注入して、第1空間133および第2空間134だけでなく第3空間135も同時に圧力防爆させることができるようにする。前述したように、船舶という限られた空間内に設置される紫外線処理装置の特性上、特に電子装置などは、外部から分離された空間内で内部空気の圧力を高め、外部の有害空気(特に、爆発性物質を含有した空気)と接触しないように圧力防爆が実施されなければならないので、前記ボディー10の外側に設置される紫外線センサー340、流量計、温度センサーなどの電子装置はこれを外部から隔離させる別途の第3空間135内に位置するようになり、前記第3空間135も圧力防爆を実施しなければならない。よって、前記気体流れライン140と第3空間135とを連通させる補助流れライン141の構成を介して前記第3空間135に対する別途の圧力防爆作業を行うことなく、前記第1空間133および第2空間134に対する圧力防爆作業の際に流入する気体(純粋な安全空気)をそのまま補助流れライン141を介して第3空間135内に注入させて同時に一括的な圧力防爆作業が実施され得るようにするとともに、分離された各空間に対する均等な圧力防爆が行われ得るようにする。
図35を参照すると、他の実施形態として、前記気体流れライン140が、前記ボディー10の内部で両隔壁130の間を貫通して前記第1空間133と第2空間134との間を連結させることができる。このような構造は、前記気体流れライン140が前記ボディー10の外部に突出して別途の体積を占めることを防止しながら、前記ボディー10の内部空間を活用して、両側に離隔して配置された第1空間133および第2空間134に対して同時に圧力防爆操作を行うことができるとともに、均等な圧力防爆が行われるようにすることができる。但し、この場合、ボディー10内で前記気体流れライン140が隔壁130と隔壁130との間のバラスト水が流れる空間を横切る構造上、前記気体流れライン140によってバラスト水への紫外線照射が妨げられてはならないので、このために、バラスト水が流れる空間を横切る前記気体流ライン140を石英管で形成し、バラスト水の流れる空間を貫通する気体流れライン140にも拘わらず、紫外線が前記石英管を透過することになり、バラスト水に対する紫外線殺菌効果が影響を受けずに紫外線処理効果を維持させることができるようにする。
図4、図5、図37および図38を参照すると、本発明の別の実施形態に係る紫外線処理装置は、ボディー10の内部が、前記流入部124を介して流入して前記流出部125を介して流出するバラスト水が流れる空間と流れない空間に隔壁130により分離され、前記紫外線ランプ310は、前記流入部124と流出部125を通過するバラスト水の流れ方向に対して垂直に配列され、前記隔壁130により両端がそれぞれ結合支持される。この際、前記ボディー10の内側面から前記流出部125の周囲を取り囲んで一定の長さ突き出る突出翼板160が設けられ、ボディー10の内部を流れるバラスト水のうち、前記隔壁130に支持された紫外線ランプ310の両端の電極311付近(紫外線ランプ310の電極311付近では紫外線が照射されない)を流れながら紫外線の照射を直接受けていないバラスト水が前記流出部125を介してそのまま流出することを防止することを特徴とする。
従来の紫外線処理装置の場合、図1および図36に示すように、ボディー1001の内部構造が、バラスト水の流れる空間とバラスト水の流れない空間を区画する隔壁1003によって区画されるとともに、ボディー1001の内部を流れるバラスト水の流れ方向に対して垂直方向に配列される紫外線ランプ1002の両端がそれぞれ両側の隔壁1003に結合支持される。この際、前記紫外線ランプ1002の両端には、それぞれ紫外線を生成させるための電極10021(前記電極10021の付近では紫外線が照射されない)が位置し、前記電極10021は、前記隔壁1003からバラスト水の流れる空間側に一定の長さ突出する。したがって、この場合、図36に示すように、ボディー1001内におけるバラスト水の流れをみると、流入部を通じて流入したバラスト水のうち、両側隔壁1003に沿って直線的に移動するバラスト水の流れdの場合には、前記紫外線ランプ1002の両側電極10021の部位のみを通過しながら紫外線の照射を直接受けなくなるので、紫外線による殺菌処理効果が低下する。よって、このようなバラスト水の流れに含まれた微生物は未処理状態で流出するという問題が生じる。
また、従来の紫外線処理装置の場合、図36に示すように、前記隔壁1003によってバラスト水が流れない部分として区画された空間内には、紫外線ランプ1002の両端および駆動モーターなどが位置する。この際、体積の大きい駆動モーターを収容する空間の場合、ボディー1001の直径と同じ直径をもって駆動モーターの末端部まで全部カバーすることができる程度の長さに延長され、大きい体積を占める。しかし、船舶という限られた空間内に設置される紫外線処理装置の特性上、紫外線処理装置が必要以上の過多体積を持つと、船舶という限られた空間内における占有空間が増大するので、非効率的な問題が発生する。
したがって、本発明では、図4、図5、図37および図38に示すように、前記ボディー10の内部を流れるバラスト水の流れのうち、紫外線ランプ310の両端を結合支持する前記隔壁130に沿って流れながら、紫外線ランプ310の両端に設けられた電極311の部位のみを通過し、紫外線の照射を直接受けずに通り過ぎるバラスト水の流れが前記流出部125の付近で突出翼板160にぶつかってその流れが変更されることにより、必ず紫外線ランプ310から紫外線が照射される部位に近接して紫外線の照射を直接受けた後、流出部125を介して流出できるようにする。
すなわち、前記突出翼板160は、図37に示すように、前記ボディー10の内側面から(通常、円筒状に形成される)前記流出部125の周囲全体を取り囲みながら一定の長さ突出する通常円筒状の環状部材から形成されるが、このような突出翼板160の存在による作用を見れば、前記流入部124を介して流入したバラスト水のうち、両側隔壁130に沿って直線的に移動しながら前記紫外線ランプ310の両側電極311の部位のみを通り過ぎるバラスト水の流れeは、前記流出部125を介してそのまま流出せず、前記流出部125の部位で前記突出翼板160にぶつかってその流れが逆方向に変わることにより、流出部125の周囲に隣接した紫外線ランプ310の電極311ではない部位、すなわち、紫外線が直接照射される部位に近接して通過する。この際、紫外線に直接照射された後、さらに前記流出部125を介して流出することになる。よって、前記突出翼板160は、紫外線の照射を直接受けていないバラスト水が前記流出部125を介してそのまま流出することを防止することにより、紫外線処理効率を高める。前記突出翼板160の直径D1は、前記流出部125の直径D2とは同じかそれより大きく、前記紫外線ランプ310の両側電極311間の間隔D3とは同じかそれより小さいことが好ましい。
また、前記ボディー10内では、図38に示すように、前記ボディー10の内側面から、バラスト水が流入する流入部124の周囲を取り囲みながら一定の長さ突出する第2翼板161をさらに形成し、前記流入部124を介して流入するバラスト水の流れが流入直後に直ちに前記隔壁130に沿って前記紫外線ランプ310の両端の電極311付近に向かうことを減少させるようにすることができる。前記第2翼板161は、前述した前記突出翼板160と類似した形態の構成であって、但し、その形成位置が前記流入部124の周囲であることに違いがある。このような第2翼板161の存在による作用を見れば、前記流入部124を介して流入したバラスト水の流れfは、もし前記第2翼板161などの構成がない場合には、特に流入部124の内周面に隣接して流入したバラスト水が流入直後に直ちに前記隔壁130に沿って前記紫外線ランプ310の両端の電極311付近に向かう可能性が高くなる。ところが、前記第2翼板161が設置されることにより、前記流入部124を介しての流入直後にさらに前記第2翼板161によってボディー10の両側隔壁130ではなく中央部に向かうようにその流れが誘導されるので、流入したバラスト水が、少なくとも、前記流入部124に近接した紫外線ランプ310の電極311ではない部位、すなわち、紫外線が直接照射される部位に近接して通過するようにすることにより、紫外線処理効率をより高めることができる。
また、本発明では、図37および図38に示すように、前記隔壁130によってボディー10内でバラスト水の流れない空間として分離形成された両側の空間(第1空間133および第2空間134)が、前記紫外線ランプ310または駆動軸540の両端を収容する大きさ(体積)ほどに最小化されるように形成し、それにより、前記ボディー10の一側の空間よりも大きい大きさ(一側空間の長さより大きい長さ)を持つ前記駆動モーター550は、駆動モーター550を収容する大きさをもって前記ボディー10の外側にさらに別途形成されたモーター収容部170内に収容されるようにすることにより、ボディー10の全体的な体積を減らして、紫外線処理装置が限られた船舶空間内で空間を少なく占めるようにする。すなわち、前述したように紫外線ランプ310または駆動軸540の両端を収容する大きさ(体積)ほどに最小化されたボディー10の両側空間の体積と前記モーター収容部170の空間の体積とを合わせた総体積は、従来の紫外線処理装置における駆動モーターまで収容するほどの長い長さとそれによる大きい体積を持つように形成されたボディー1001の両側空間の体積の和に比べて体積を著しく減らすことができる。
図4、図5、図39および図40を参照すると、本発明の別の実施形態に係る紫外線処理装置は、前記紫外線ランプ310から出てくる紫外線の強度を測定する紫外線センサー340を複数個含むことにより、複数の紫外線センサー340のいずれか一つが作動しない場合においても、紫外線処理装置の作動全般を制御する制御部(図示せず)が、他の紫外線センサー340を活用して紫外線処理装置の作動を中断させることなく引き続き運営することができるようにすることを特徴とする。
従来の紫外線処理装置の場合、図1および図13に示すように、前記ボディー1001内で紫外線ランプ1002によって照射された紫外線の強度を測定する紫外線センサー1007がボディー1001内に単数で存在するため、紫外線処理装置の作動全般を制御する制御部(図示せず)は、単独で存在する紫外線センサー1007のみから測定値の伝送を受けて紫外線処理装置の作動を制御する。よって、もし前記紫外線センサー1007が故障した場合には、前記紫外線センサー1007を修理および取替えする作業過程の間に紫外線処理装置の全般に対して作動を中断しなければならないため、運用に非効率的な問題が発生する。また、前記ボディー1001の特定の地点に位置する単数の紫外線センサー1007は、その紫外線センサー1007が位置する付近の紫外線ランプ1002から照射される紫外線の強度に最も大きい影響を受けるほかはない。よって、もし、前記紫外線センサー1007が位置した付近の紫外線ランプ1002は正常的な強度の紫外線を照射するのに対し、前記紫外線センサー1007から遠く離れた紫外線ランプ1002は正常値以下の紫外線を照射する場合にも、前記紫外線センサー1007で測定された紫外線強度は正常値以内に測定されて伝送されることにより、紫外線センサー1007から遠く離れた付近のバラスト水が未処理されて流出することを防止することができなくなる。
したがって、本発明では、図4、図5および図39に示すように、ボディー10内で前記紫外線ランプ310から出てくる紫外線の強度を測定する紫外線センサー340を複数個含むようにして、複数の紫外線センサー340のいずれか一つが作動しない場合においても、紫外線処理装置の作動全般を制御する制御部(図示せず)が、他の紫外線センサー340を活用して紫外線処理装置の作動を中断させることなく引き続き運営することができるようにする。すなわち、図39に示すように、前記ボディー10内に一定の間隔で設置された紫外線センサー340の場合、特定の紫外線センサー340の1つが作動不能になった場合でも、その取替えのために紫外線処理装置全体を作動停止させることなく、残りの紫外線センサー340で測定された紫外線強度測定値を基準として制御部(図示せず)が紫外線処理装置の作動全般を持続的に制御することができる。
また、前記制御部(図示せず)では、複数設置された紫外線センサー340で測定される測定値の平均値を算出し、その平均値を用いてより精密に紫外線処理装置の作動を制御することができる。すなわち、先に従来技術の問題点として指摘したように、特定の部位の一箇所にのみ紫外線センサーが設置されたときは、紫外線センサーが位置した付近の紫外線ランプは正常的な強度の紫外線を照射するのに対し、紫外線センサーから遠く離れた紫外線ランプは正常値以下の紫外線を照射する場合でも、前記紫外線センサーで測定された紫外線強度は正常値以内に測定されて伝送されることにより、正確な制御および処理効率低下の問題を発生させる。よって、本発明のように、一定の間隔で設置された複数箇所での紫外線センサー340から測定された値を合算して算出された平均値を適用して制御すると、紫外線強度が相対的に大きく測定される部位と紫外線強度が相対的に小さく測定される部位の両方の紫外線強度を合算することにより、ボディー10全体での紫外線強度の平均値を算出して制御に利用するため、ボディー10内で平均的に照射される紫外線の強度が基準値以下である場合には、(制御部が)作動を停止させ、未処理されたバラスト水の流出を防止することができる。
また、本発明では、前記紫外線センサー340が特に3つ以上設置されて運営される場合において、前記制御部(図示せず)が、紫外線センサー340のうち、その測定値が前記算出された平均値に比べて著しく異なる紫外線センサー340に対しては作動(機能)エラーの紫外線センサー340として分類し、エラーに分類された紫外線センサー340の測定値は平均値の算出から除外することにより、より正確に算出された平均値を用いて紫外線処理装置の作動を制御することができるようにする。すなわち、一般に紫外線ランプ310の機能が低下し、照射される紫外線の強度が弱化する場合であっても、その程度が一定の時間にわたって漸次弱化する場合が一般的であり、急激に強度が弱化する場合は稀である。むしろ、特定の紫外線センサー340で測定された紫外線強度の測定値が急激に低下する場合には、紫外線センサー340自体の問題による場合が殆どである。特に、一つの紫外線センサー340が一つの紫外線ランプ310に対してのみ強度を測定するのではなく、紫外線センサー340が設置された周辺の多数の紫外線ランプ310から照射される紫外線強度を測定することを勘案すると、なおさらである。したがって、このような特性を反映して、前記制御部は、ボディー10内に設置された3つ以上の紫外線センサー340のうち、その測定値が前記算出された平均値に比べて著しく異なる紫外線センサー340に対しては作動(機能)エラーの紫外線センサー340として分類し、エラーに分類された紫外線センサー340の測定値は平均値の算出から除外することにより、エラーが含まれている平均値に比べて、エラーが除外されてボディー10内の紫外線強度に対してより正確な平均を算出した平均値を用いて、紫外線処理装置の作動をより正確に制御することができる。
また、図40を参照すると、本発明では、ボディー10の内部が、前記流入部124を介して流入して前記流出部125を介して流出するバラスト水の流れる空間と流れない空間に隔壁130によって分離され、前記紫外線ランプ310は前記流入部124と流出部125を通過するバラスト水の流れ方向に対して垂直に配列され、前記隔壁130により両端がそれぞれ結合支持される構造において、前記紫外線ランプ310の両端にそれぞれ位置する電極311(前記電極311の付近では紫外線が照射されない)が、前記隔壁130からバラスト水の流れる空間側へ一定の長さ突出することにより、バラスト水の流れる空間内の紫外線ランプ310の長さにおける実質的に紫外線を直接照射する部分は両側の電極311と電極311との間隔D5であるという点を勘案し、前記流入部124または流出部125の直径D4が紫外線ランプ310の両側電極間の間隔D5と同じかそれより小さく形成されるようにする。すなわち、前記流入部124を介してボディー10内に流入するバラスト水が、流入初期に実質的に紫外線が直接照射される紫外線ランプ310の両側電極の間ではなく、紫外線ランプ310の両側電極311の付近に直ちに流れ込んで隔壁130に沿って移動しながら紫外線の照射を直接受けなくなる場合を防止することができるように、特に、前記流入部124の直径D5を紫外線ランプ310の両側電極間の間隔D5と同じかそれより小さく形成することにより、バラスト水が流入部124を介して流入した初期には直ちに実質的に紫外線が直接照射される紫外線ランプ310の両側電極の間に方向を定めて流れることができるようにして、紫外線処理効果を高めるようにする。
以上、出願人は本発明の好適な実施形態を説明したが、これらの実施形態は本発明の技術的思想を実現する一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想を実現する限り、いずれの変更例または修正例も本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
10 ボディー
110 四角形状の断面
121 上面
122 下面
123 側面
124 流入部
125 流出部
126 側カバー
1211 設置保守孔
1212 上部カバー
130 隔壁
131 ランプ挿入孔
132 駆動軸挿入孔
133 第1空間
134 第2空間
135 第3空間
140 気体流れライン
141 補助流れライン
150 気体流入ライン
160 突出翼板
161 第2翼板
170 モーター収容部
30 紫外線ランプ部
310 紫外線ランプ
311 電極
320 スリーブ管
330 ライン
330−1 第1ライン
330−2 第2ライン
340 紫外線センサー
50 洗浄部
50’ 洗浄ユニット
510 ワイパー
511 主ワイパー
512 補助ワイパー
5111 第1刃
5112 溝
5113 第2刃
5121 傾斜突起部
5122 先鋭部
520 ワイパー本体
530 アーム
531 板部
532 ハブ
5321 ハブ本体
53211 内心部収容溝
53212 内心部受け部
5322 内心部
53221 面取部
5323 カバー部
53231 挿入孔
540 駆動軸
541 回転子
542 固定子
5411 接触面
543 環状ケーシング
5431 回転子装着溝
5432 第1溝
544 カバーフレーム
5441 固定子装着溝
5442 第2溝
5443 第3溝
545 第1部材
546 第2部材
547 弾性ばね
548 気密部材
549 ナット
5491 ワッシャー
550 駆動モーター
560 リードスイッチ
561 収容溝
5611 第1内周面
5612 第2内周面
5613 ねじ谷
5614 突部
5615 テーパー部
562 弾性部材
563 磁石
564 カバー部材
5641 第1外周面
5642 第2外周面
5643 ねじ山
5644 突部嵌合溝
5645 テーパー部
5646 ストッパー
565 Oリング
*従来技術に関連する符号
1001 ボディー
1002 紫外線ランプ
10021 電極
1003 隔壁
10031 ランプ挿入孔
10032 駆動軸挿入孔
1004 洗浄部
10041 駆動軸
10042 ワイパー本体
10043 アーム
100431 ハブ
100432 内心
10044 ワイパー
10045 リードスイッチ
100451 磁石
1005 カバー部材
10051 Oリング
1007 紫外線センサー

Claims (5)

  1. バラスト水が流出入できる流入部と流出部を含むボディーと;
    前記ボディーの内部を流れるバラスト水に紫外線を照射する紫外線ランプを含む紫外線ランプ部と;
    前記紫外線ランプ部にくっ付いた異物を除去する洗浄部と;を含み、
    前記洗浄部は、異物を除去するワイパーが挿入され、紫外線ランプを取り囲むワイパー本体と、前記ワイパー本体を駆動軸に連結するアームと、前記アームを移動させる駆動軸に動力を提供する駆動モーターとを含み、
    前記ワイパーは、主ワイパーと補助ワイパーがそれぞれ前記ワイパー本体に挿入され、紫外線ランプ部にくっ付いた異物を二重に除去し、
    前記主ワイパーは、前記ワイパー本体の内周面の中央部に位置し、ワイパー本体の内周面に挿入される紫外線ランプ部にくっ付いた異物を除去するとともに、
    前記補助ワイパーは、前記主ワイパーの両側にそれぞれ位置し、前記アームの前進または後進移動の際に紫外線ランプ部の付着異物を前記主ワイパーにより拭き取られる前に一次的に補助ワイパーにかかるようにして除去することができるようにし、
    前記補助ワイパーが、補助ワイパー本体から内周面の外側前方の方向に傾いて突出する傾斜突出部を含み、前記傾斜突出部は紫外線ランプ部の表面と接触する部分が面接触ではなく線接触をすることができるように先鋭部を形成し、紫外線ランプ部の表面と補助ワイパー間の摩擦を最小化し且つ効果的に異物を除去することができるようにすることを特徴とする、二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置。
  2. 前記主ワイパーが、内周面から前記紫外線ランプ部の表面と接触する部分が陥入して空間を形成する溝を中心として左右にそれぞれ配置される第1刃と第2刃を含むことにより、前記アームの前進または後進移動の際に前記第1刃または第2刃が前記溝の空間に押し付けられながら移動をスムーズにし且つ効果的に異物を除去することができるようにすることを特徴とする、請求項に記載の二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置。
  3. 前記洗浄部は、一定の範囲の紫外線ランプを統合して同時に異物を除去する洗浄ユニットを複数含むことにより、紫外線処理装置の容量が増大して紫外線ランプの設置数が増加しても洗浄ユニットを並列的に配置することで効果的に異物を除去することができることを特徴とする、請求項1に記載の二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置。
  4. 前記ボディーは、前記紫外線ランプが挿入される方向に対して垂直な断面が四角形状に形成され、
    前記紫外線ランプは、前記ボディーの四角形状の断面内でバラスト水の流れ方向に対して垂直方向に一列に配列されるラインが複数のラインをなし、
    前記洗浄ユニットは、バラスト水の流れ方向に沿って順次2本のラインまたは3本のラインを統合して同時に異物を除去するように形成され、それぞれバラスト水の流れ方向に沿って並列的に配置されることを特徴とする、請求項に記載の二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置。
  5. 前記流入部に隣接した第1ラインからバラスト水の流れ方向に一定の間隔離隔した第2ラインの紫外線ランプは、バラスト水の流れ方向からみたとき、前記第1ラインをなす紫外線ランプ間の間隔の間に配列されることにより、バラスト水の流れが紫外線ランプとぶつからないで流出することを防止することを特徴とする、請求項に記載の二重ワイパー構造を有するバラスト水紫外線処理装置。
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