JP6058229B1 - 風車起動アシスト装置 - Google Patents

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Abstract

風車(900)の翼(903)が、当該風車の風車ナセル上に設置された風計測ライダ装置(200)が出力するレーザ光を通過する際の翼回転速度を算出する翼回転速度算出部(11)と、風計測ライダ装置(200)から取得したレーザ(5a,5b)の視線方向風速に基づき到来風速を算出する到来風速算出部(12)と、翼回転速度算出部(11)が算出した翼回転速度と、到来風速算出部(12)が算出した到来風速とに基づき、翼(903)の回転の起動を促進するための起動アシストを制御する起動アシスト制御部(14)とを備えた。

Description

この発明は、風力発電装置において翼の回転を起動させる風車起動アシスト装置に関するものである。
従来、風力発電装置においては、風力発電の稼働率を高めるために、微風の風速条件でも起動しやすい構成が求められる。
そこで、例えば、特許文献1には、風車の微風下における回転起動を促進するための起動アシスト制御装置に関する技術が開示されている。
特許文献1では、風車の発電機における回転子の回転を検出する回転子センサから回転子の回転数を取り込み、風車が非回転状態にあり、かつ、この風車停止の状態が一定時間経過しても風車停止が継続している場合には、起動アシスト用電流供給系統をオンとし、風車が風力により一定回転数以上で回転した時に起動アシスト用電流供給系統をオフとするようにしている。また、特許文献1では、回転子の回転数に加えて、風速を制御要素として取り込み、風車が非回転状態にあり、かつ、風速が風車の自己起動風速以上である場合に、起動アシスト用電流供給系統をオンとするようにしている。
特開2004−285991号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術は、風車が非回転状態にある場合に起動アシストを開始するようにしているため、アシストに多くの電力を要するという課題があった。また、風車近傍の風速しか計測できないことが想定され、特に、アシスト時に到来風速がゼロである場合には、起動アシストに失敗し、電力損失が増加してしまうという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、風車起動の高効率化をはかり、実効的な発電電力を向上することができる風車起動アシスト装置を提供することを目的とする。
この発明に係る風車起動アシスト装置は、風車の翼が、当該風車の風車ナセル上に設置された風計測ライダ装置が出力するレーザ光を通過する際の翼回転速度を算出する翼回転速度算出部と、風計測ライダ装置から取得したレーザの視線方向風速に基づき到来風速を算出する到来風速算出部と、翼回転速度算出部が算出した翼回転速度と、到来風速算出部が算出した到来風速とに基づき、翼の回転の起動を促進するための起動アシストを制御する起動アシスト制御部とを備えた。
この発明の風車起動アシスト装置によれば、風車起動の高効率化をはかり、実効的な発電電力を向上することができる。
この発明の実施の形態1に係る風車起動アシスト装置が起動アシスト制御を行う風力発電装置の概略構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る風車起動アシスト装置の構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る風車起動アシスト装置の動作を説明するフローチャートである。 図3のステップST301の翼回転速度、到来風速検出プロセスを詳細に説明するフローチャートである。 図5A,図5Bは、本発明の翼通過判定、翼回転速度検出、到来風速検出における、風計測ライダ装置のレーザ出射方向と翼との位置関係について説明する図である。 図6A,図6Bは、実施の形態1において、風車の翼回転と風計測ライダ装置の出射レーザ光との関係を示す図である。 実施の形態1において、翼通過判定部、翼回転速度算出部、到来風速算出部の判定結果、あるいは、算出結果に基づき、起動アシスト制御部が、起動アシストの制御を開始する場合と起動アシストの制御を開始しない場合について、時系列イメージで説明する図である。 実施の形態1において、翼通過判定部、翼回転速度算出部、到来風速算出部の判定結果、あるいは、算出結果に基づき、起動アシスト制御部が、起動アシストの制御を開始する場合と起動アシストの制御を開始しない場合について、時系列イメージで説明する図である。 図9A,図9Bは、この発明の実施の形態1に係る風車起動アシスト装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る風車起動アシスト装置100が翼903の回転を起動させるための起動アシストの制御、あるいは、発電の制御を行う風力発電装置の概略構成を説明する図である。
なお、ここでは、風力発電装置は、水平軸型のものを想定している。以下、ここでは、風力発電装置は、単に風車900というものとする。
図1に示すように、風車900は、タワー901上の、風車ナセル902上に、風計測ライダ装置200を備える。
風車ナセル902は、風車起動アシスト装置100、および、発電機905を備え、風車ナセル902の先端にブレード、すなわち、翼903が回転可能に固定されている。翼903の付け根はハブ(図示を省略する)によってロータ軸に連結され、ハブからロータ軸を通じて、風車ナセル902と翼903とが連結される。
そして、風車900に風が到来することにより、翼903が回転して発電が行われる。
なお、風車起動アシスト装置100は、風車ナセル902の外部に備えられるものであってもよい。
風車900の発電効率を向上させるため、風車起動アシスト装置100は、起動アシストが必要と判断した場合に、起動アシスト用の電流を印加する制御を行い、起動アシストドライバ9001(後述する)が風車起動アシスト装置100の制御に基づいて電流を印加して翼903の起動をアシストする。また、風車起動アシスト装置100は、翼903が一定の回転数に到達すると、起動アシスト用の電流をオフにする制御を行う。すなわち、風車起動アシスト装置100は、翼903の回転の起動を促進するための起動アシストの開始、あるいは、終了を制御する。
風車900は、起動アシストドライバ9001(図2で後述する)を備え、風車起動アシスト装置100により起動アシストが開始されると、起動アシストドライバ9001が、風車起動アシスト装置100から風車起動の信号を受信し、風車起動の動力を発生させる。風車起動アシスト装置100の構成および動作の詳細については後述する。
発電機905は、風車起動アシスト装置100の制御に基づき、翼903の回転を電気に変換し、発電を行う。具体的には、発電機905は、発電制御ドライバ9002(図2で後述する)を備え、当該発電制御ドライバ9002が、風車起動アシスト装置100から発電動作に切り替える信号を受信し、発電を行う。
図1に示すように、ここでは、風車900の風車ナセル902上に、風計測ライダ装置200が設置されていることを前提とする。
風計測ライダ装置200は、図1に示すA方向に、少なくとも2方向のレーザ、すなわち、送信光Bを出力する。ここでは、風計測ライダ装置200は、2方向(以下説明する図2の5a,5b)に、送信光Bを出力するものとする。当該2方向のレーザを、それぞれ、第1のレーザ、第2のレーザとする。
風計測ライダ装置200は、到来風速の各レーザの出射方向5a,5bで射影した成分を視線方向風速Vm1,Vm2として計測する。風車起動アシスト装置100では、当該複数方向の視線方向風速を用いて、数値演算により到来風速Vwindと、ブレード回転軸に対する角度である到来風向φwindを算出する。
なお、到来風速とは、風車ナセル902の前方へ所定距離離れ、水平方向に数十m、垂直方向に風車900のハブの高さを中心とした数十mのボリュームを持った空間における風速場をいう。風車ナセル902の前方へ離れる所定距離とは、例えば、数十m〜数百mを想定しているが、当該所定距離は、風車900の規模や、設置環境により異なる。
視線方向風速Vm1,Vm2、到来風速Vwind、到来風向φwindについては後述する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る風車起動アシスト装置100の構成を説明する図である。
図2に示すように、風車起動アシスト装置100は、翼関連値算出部101と、風関連値算出部102と、起動アシスト制御部14と、発電制御部15と、算出結果格納部16とを備える。
翼関連値算出部101は、風計測ライダ装置200の計測値に基づき、翼通過の有無の判定を行い、風計測ライダ装置200が計測した翼通過速度等から翼回転速度の算出等を行う。
翼関連値算出部101は、翼通過判定部10と、翼回転速度算出部11とを備える。
翼通過判定部10は、風計測ライダ装置200から取得した情報に基づき、翼903が、第1のレーザ、あるいは、第2のレーザを通過したかどうか、すなわち、ここでは、翼903が、第1のレーザ、あるいは、第2のレーザを遮ったかどうかを判定する。
翼回転速度算出部11は、翼通過判定部10が、翼回転ありと判断した場合に、風車900の翼903が、第1のレーザ光、あるいは、第2のレーザ光を通過する時点の回転速度を算出する。ここでは、翼903が、第1のレーザ光、あるいは、第2のレーザ光を通過する時点の回転速度を、瞬時翼回転速度というものとする。
また、翼回転速度算出部11は、翼903が第1のレーザ光、または、第2のレーザ光を通過する時点の時間間隔に基づき算出される翼回転の平均速度を算出する。ここでは、翼回転の平均速度を翼回転平均速度というものとする。
この実施の形態1において、翼回転速度とは、翼903が、風車900の風車ナセル902上に設置された風計測ライダ装置200が出力する第1のレーザ光、あるいは、第2のレーザ光を通過する際の速度をいい、瞬時翼回転速度、あるいは、翼回転平均速度を含むものとする。
風関連値算出部102は、風計測ライダ装置200の計測値に基づき、到来風速、および、到来風向を算出する。
風関連値算出部102は、到来風速算出部12と、到来風向算出部13とを備える。
到来風速算出部12は、風計測ライダ装置200から、第1のレーザおよび第2のレーザの視線方向風速を取得し、当該複数方向の視線方向風速を用いて到来風速を算出する。
到来風向算出部13は、風計測ライダ装置200から、第1のレーザおよび第2のレーザの視線方向風速を取得し、当該複数方向の視線方向風速を用いて到来風向を算出する。
起動アシスト制御部14は、算出結果格納部16に格納された翼回転速度、到来風速の情報に基づき、風車の起動アシストモードを制御する。具体的には、風車900が備える起動アシストドライバ9001に、風車起動の動力を発生させる信号を送信する。
発電制御部15は、起動アシスト制御部14から出力される起動アシストオフの情報に基づき、風車の発電機905の発電運転モードを制御する。具体的には、風車900が備える発電制御ドライバ9002に、発電動作を切り替える信号を送信する。
算出結果格納部16は、翼関連値算出部101で算出された翼回転速度、および、風関連値算出部102で算出された到来風速、到来風向等の値を格納する。
なお、この実施の形態1では、図2に示すように、算出結果格納部16は、風車起動アシスト装置100が備えるようにしたが、これに限らず、算出結果格納部16は、風車起動アシスト装置100の外部に備えるようにしいてもよい。
動作について説明する。
図3は、この発明の実施の形態1に係る風車起動アシスト装置100の動作を説明するフローチャートである。
まず、翼回転速度、到来風速検出プロセスが実行される(ステップST301)。
このステップST301において、風車起動アシスト装置100は、風計測ライダ装置200の計測値に基づき、瞬時翼回転速度ωa,ωb、到来風速Vwind、到来風向φwindを算出する。また、このステップST301において、第1のレーザ光における翼回転の平均速度、第2のレーザ光における翼回転の平均速度をそれぞれ算出する。ここでは、第1のレーザ光における翼回転の平均速度を翼回転平均速度ωavea、第2のレーザ光における翼回転の平均速度を翼回転平均速度ωavebとする。例えば、翼903がi枚であるとすると、翼回転平均速度ωaveaは、i−1枚目の翼903が第1のレーザを通過した時点から、i枚目の翼903が第1のレーザ光を通過するまでの時間における平均的な回転速度を表わす。なお、ここでは、翼903が、第1のレーザ光を通過する時点の瞬時翼回転速度を瞬時翼回転速度ωa、翼903が、第2のレーザ光を通過する時点の瞬時翼回転速度を瞬時翼回転速度ωbとする。
算出された瞬時翼回転速度ωa,ωb、到来風速Vwind、到来風向φwind、翼回転平均速度ωavea,ωavebの情報は、算出結果格納部16に格納される。
当該ステップST301の翼回転速度、到来風速検出プロセスの詳細な動作については後述する。
起動アシスト制御部14は、ステップST301のプロセスで算出された、翼903が第1のレーザを通過するときの最新の瞬時翼回転速度ωaが、予め決められた基準値Ncri以上であるかどうかを判定する(ステップST302)。すなわち、このステップST302で、現在の翼903の回転速度が十分であるかどうかを判定する。なお、起動アシスト制御部14は、最新の瞬時翼回転速度ωaを、算出結果格納部16から取得するようにし、算出結果格納部16に格納されている瞬時翼回転速度ωaのうち、どれが最新の瞬時翼回転速度ωaであるかどうかは、当該瞬時翼回転速度ωaと紐付けられて記憶されている時刻から判断すればよい。
ステップST302において、瞬時翼回転速度ωaが、予め決められた基準値Ncriより小さい場合(ステップST302の“NO”の場合)、起動アシスト制御部14は、翼903の回転速度が不足していると判断し、ステップST301へ戻る。
ステップST302において、第1のレーザを通過するときの瞬時翼回転速度ωaが、予め決められた基準値Ncri以上である場合(ステップST302の“YES”の場合)、起動アシスト制御部14は、翼回転平均速度ωaveaが、予め決められた基準値Ncri以上であるかどうかを判定する(ステップST303)。
なお、この実施の形態1において、ステップST302において瞬時翼回転速度ωaと基準値Ncriとの判定、ステップST303において翼回転平均速度ωaveaと基準値Ncriとの判定と、基準値Ncriに対して瞬時翼回転速度ωaと翼回転平均速度ωaveaとで2回判定を行うのは、誤判定を避けるためである。
瞬時翼回転速度ωaだけでは、瞬時変動の成分のみしか考慮されないため、誤判定の可能性がある。そこで、翼回転平均速度ωaveaと基準値Ncriとの判定も行うことで、誤判定を防ぐ。
ステップST303において、翼回転平均速度ωaveaが、予め決められた基準値Ncriより小さい場合(ステップST303の“NO”の場合)、起動アシスト制御部14は、翼903の回転速度が不足していると判断し、ステップST301へ戻る。
ステップST303において、翼回転平均速度ωaveaが、予め決められた基準値Ncri以上である場合(ステップST303の“YES”の場合)、起動アシスト制御部14は、翼903が十分に回転していると判断し、ステップST304へ進む。
起動アシスト制御部14は、ステップST301のプロセスで算出された到来風速Vwindの計測値がゼロより大きいかどうかを判定する(ステップST304)。
ステップST304において、到来風速Vwindの計測値がゼロであった場合(ステップST304の“NO”の場合)、起動アシスト制御部14は、到来風速ゼロと判断してステップST301へ戻る。
ステップST304において、到来風速Vwindの計測値がゼロより大きい場合(ステップST304の“YES”の場合)、起動アシスト制御部14は、第1のレーザを通過するときの瞬時翼回転速度ωa、および、翼回転平均速度ωaveaが基準値以上、かつ、到来風速がゼロより大きいと判断して、起動アシストモードへと移行し、起動アシストモードでの制御を行う(ステップST305)。具体的には、起動アシスト制御部14は、風車900が備える起動アシストドライバ9001に、風車起動の動力を発生させる信号を送信し、風車900の翼903の回転の起動を促進するための起動アシストを開始する。
これにより、風車900の翼903の回転起動が促進される。
起動アシスト制御部14は、翼回転平均速度ωaveaが、発電モード移行のための基準値N1に到達しているかどうかを判断する(ステップST306)。具体的には、起動アシスト制御部14は、翼回転平均速度ωaveaが、発電モード移行のための基準値N1以上であるかどうかを判断する。
ステップST306において、翼回転平均速度ωaveaが、発電モード移行のための基準値N1に到達していない場合(ステップST306の“NO”の場合)、ステップST301に戻る。
ステップST306において、翼回転平均速度ωaveaが、発電モード移行のための基準値N1に到達している場合(ステップST306の“YES”の場合)、起動アシスト制御部14は、起動アシストモードを終了とする(ステップST307)。具体的には、起動アシスト制御部14は、風車900が備える起動アシストドライバ9001への風車起動の動力を発生させる信号の送信を止める。
発電制御部15は、起動アシスト制御部14がステップST307において起動アシストを終了としたことを検知し、算出結果格納部16を参照して、翼回転平均速度ωaveaが、発電開始のための基準値N2に到達しているかどうかを判断する(ステップST308)。具体的には、発電制御部15、翼回転平均速度ωaveaが、発電開始のための基準値N2以上であるかどうかを判断する。
すなわち、このステップST308で、発電制御部15が風車の発電機905の発電を制御する発電運転モードへと移行する。
起動アシスト制御部14から出力される起動アシストの終了の情報については、例えば、起動アシスト制御部14は、起動アシストの開始の際に、内部的に保持している起動アシストモードフラグをオンにし、起動アシストの終了の際に、当該起動アシストモードフラグをオフして、発電制御部15は、当該起動アシストモードフラグのオン、オフによって、起動アシストの開始、終了を検知するようにすればよい。なお、これは一例にすぎず、発電制御部15が、起動アシスト制御部14による起動アシストの開始、終了を検知できるようになっていればよい。
ステップST308において、翼回転平均速度ωaveaが、発電開始のための基準値N2に到達していない場合(ステップST308の“NO”の場合)、発電制御部15は、発電制御を終了し(ステップST309)、ステップST301へ戻る。具体的には、発電制御部15は、風車900が備える発電制御ドライバ9002への、発電動作を止める信号を送信する。
ステップST301において、翼回転平均速度ωaveaが、発電開始のための基準値N2に到達している場合(ステップST308の“YES”の場合)、発電制御部15は、発電制御を開始する(ステップST310)。具体的には、発電制御部15は、風車900が備える発電制御ドライバ9002に、発電動作へ切り替える信号を送信する。これにより、起動アシストなしで、到来風速により風車900を回転させるようになる。
ステップST310において、発電制御をオンにすると、再びステップST301の処理を行い、翼回転平均速度ωavea等を算出すると、ステップST308に戻って、翼回転平均速度ωaveaを監視する。そして、以降の処理を繰り返す。
次に、図3のステップST301の翼回転速度、到来風速検出プロセスについて、以下説明する。
図4は、図3のステップST301の翼回転速度、到来風速検出プロセスを詳細に説明するフローチャートである。
まず、ここで、本発明の翼回転速度、到来風速の検出における、風計測ライダ装置200のレーザ出射方向5a,5bと翼903との位置関係について、図5A,図5Bを用いて説明する。
図5Aに示すように、風車ナセル902上に設置される風計測ライダ装置200は、2方向のレーザ出射方向5a,5bを有し、到来風速Vwindの各レーザ出射方向5a,5bで射影した成分を、それぞれ、視線方向風速Vm1,Vm2(図示省略)として計測する。
なお、ここでは、第1のレーザ出射方向5aと第2のレーザ出射方向5bとが、地表面に対して平行な面にあり、翼903は風車900に向かって反時計回りに回転することを想定する。
図5Bの(a)の翼位置においては、翼903が第2のレーザ出射方向5bを通過する。また、図5Bの(b)の翼位置においては、翼903が第2のレーザ出射方向5bと第1のレーザ出射方向5aとの間に位置する。また、図5Bの(c)の翼位置においては、翼903が第1のレーザ出射方向5aを通過する。また、図5Bの(d)の翼位置においては、翼903が第1のレーザ出射方向5a、第2のレーザ出射方向5b、およびその間に位置しない状態を示す。
図5Aに示すような、翼903と風計測ライダ装置200のレーザ出射方向5a,5bとの配置関係と翼回転方向においては、図5Bの(a),(b),(c),(d)の状態が繰り返される。
以下、図4のフローチャートに沿って説明する。
翼通過判定部10は、風車900の風車ナセル902上に設置される風計測ライダ装置200から、第2のレーザ光による翼通過レンジ信号を取得する(ステップST401)。なお、翼通過レンジとは、風計測ライダ装置200と翼903の回転面との距離で決まる固定数値であり、当該固定数値は、風計測ライダ装置200において、風計測ライダ装置200を設置する際に予め決められている。
翼通過判定部10は、ステップST401で取得した翼通過レンジ信号における信号対雑音比S0_2と予め設定された閾値SNR0との大小関係を判定し、信号対雑音比S0_2が閾値SNR0以上かどうかを判断する(ステップST402)。
ステップST402において、信号対雑音比S0_2が閾値SNR0以上であった場合(ステップST402の“YES”の場合)、翼通過判定部10は、翼通過ありと判断し、第2のレーザ光の翼通過速度Vhub_5bを、風計測ライダ装置200から取得する(ステップST403)。ここでは、翼903が第2のレーザ光を通過した際の通過速度を、第2のレーザ光の翼通過速度Vhub_5bとする。同様に、翼903が第1のレーザ光を通過した際の通過速度を、第1のレーザ光の翼通過速度Vhub_5aとする。第1のレーザ光の翼通過速度Vhub_5aについては後述する。
風計測ライダ装置200では、2方向のレーザ出射方向5a,5bにおいて翼903の通過によりレーザ光が遮蔽されるとともに、回転する翼903により、最近接レンジにおいて、風速測定時に比較して信号強度が大きな散乱光エコーが受信される。よって、翼通過判定部10は、風計測ライダ装置200から翼通過レンジ信号を取得し、当該取得した翼通過レンジ信号に基づき、翼通過の有無を判定できる。
ステップST402において、信号対雑音比S0_2が閾値SNR0未満であった場合(ステップST402の“NO”の場合)は、ステップST408へ進む。ステップST408以降の処理については後述する。
翼回転速度算出部11は、風車900の制御装置(図示省略)から、翼903のピッチ角δを取得し、当該取得した翼903のピッチ角δと、ステップST403で取得した第2のレーザ光の翼通過速度Vhub_5bから算出できる視線方向ドップラ速度Vhub_LOS_5bとから、以下の式(1)を用いて、翼903が第2のレーザ光を通過したときの瞬時翼回転速度ωb[rpm]を算出する(ステップST404)。ここでは、翼903が、第1のレーザ光、あるいは、第2のレーザ光を通過する時点の回転速度を、瞬時翼回転速度というものとする。すなわち、このステップST404において、翼回転速度算出部11は、瞬時翼回転速度ωbを算出する。
風車900の制御装置は、ハブ内に備えられ、ピッチ駆動装置(図示省略)に対して、風速に合わせてピッチ角δを変化させるピッチ制御、あるいは、ヨー駆動装置(図示省略)に対して、翼903・ハブ・風車ナセル902の向きを風向きにあわせて回転させるヨー制御を行っている。また、翼半径R、翼回転軸に対してレーザ出射方向がなす角θの情報は、例えば、風計測ライダ装置200が記憶しており、当該風計測ライダ装置200から取得するようにすればよい。なお、レーザ出射方向5aの翼回転軸に対してなす角を+θ、レーザ出射方向5bの翼回転軸に対してなす角を−θとする。

Figure 0006058229
R:翼半径
δ:翼のピッチ角
θ:翼回転軸に対してレーザ出射方向がなす角度
上記式(1)で瞬時翼回転速度ωb[rpm]が算出される原理について、説明する。
翼903が通過する時間帯、すなわち、回転する翼903によりレーザ光が遮光される時間帯において、翼903のピッチ角δにより翼903での散乱地点と風計測ライダ装置200との距離が時間変化するため、散乱光において、ドップラ速度を生じる。これを利用して、翼回転速度を求めることができる。
図6A,図6Bは、風車900の翼回転と風計測ライダ装置200の出射レーザ光との関係を示す図であり、図6Aは、風計測ライダ装置200のレーザ出射方向5aにおける翼903の反射を示し、図6Bは、風計測ライダ装置200のレーザ出射方向5bにおける翼903の反射を示している。
例えば、風車900の翼903のピッチ角δ、瞬時翼回転速度ω[rpm]、翼半径Rとした場合、レーザ照射位置での翼通過速度Vhubは以下の式(2)で表わされる。
Figure 0006058229
この場合、レーザ出射方向5a,5bに対する視線方向ドップラ速度Vhub_Los_5a,Vhub_Los_5bは、それぞれ、以下の式(3),(4)で表わされる。
Figure 0006058229

Figure 0006058229
従って、レーザ出射方向5bに対する最近接距離での視線方向ドップラ速度Vhub_Los_5bの計測値から、上記式(1)によって、翼903が第2のレーザ光を通過したときの瞬時翼回転速度ωb[rpm]を算出することができる。
同様に、レーザ出射方向5aに対する最近接距離での視線方向ドップラ速度Vhub_Los_5aの計測値から、以下の式(5)で、翼903が第1のレーザ光を通過したときの瞬時翼回転速度ωa[rpm]を算出することができる。
Figure 0006058229
上述のとおり、ステップST404において、翼回転速度算出部11は、風車900の制御装置(図示省略)から、翼903のピッチ角δを取得し、当該取得した翼903のピッチ角δと、ステップST403で取得した第2のレーザ光の翼通過速度Vhub_5bから算出できる視線方向ドップラ速度Vhub_LOS_5bとから、翼903が第2のレーザ光を通過したときの瞬時翼回転速度ωb[rpm]を算出する。
翼回転速度算出部11は、ステップST404で算出した翼903が第2のレーザ光を通過したときの瞬時翼回転速度ωb[rpm]を時刻の情報と紐付けて算出結果格納部16に格納する(ステップST405)。例えば、j回目に翼903が第2のレーザ光を通過した時の時刻をt(j)と表わすとすると、翼回転速度算出部11は、ステップST404で算出した瞬時翼回転速度ωb(t(j))[rpm]を、算出結果格納部16に格納する。
翼回転速度算出部11は、算出結果格納部16を参照し、過去の瞬時翼回転速度ωbの情報があるかどうか、すなわち、ステップST404で算出した瞬時翼回転速度ωbと紐付けた時刻よりも前の時刻における瞬時翼回転速度ωbの格納情報があるかどうかを検索する(ステップST406)。例えば、ステップST404において算出し、ステップST405において算出結果格納部16に格納した瞬時翼回転速度ωbが、j回目に翼903が第2のレーザ光を通過した時刻t(j)の瞬時翼回転速度ωbであったとすると、翼回転速度算出部11は、時刻t(j−1)以前の瞬時翼回転速度ωbの情報が、算出結果格納部16に格納されているかどうかを検索する。
ステップST406において、過去の瞬時翼回転速度ωbの情報がない場合(ステップST406の“NO”の場合)、ステップST401に戻る。
ステップST406において、過去の瞬時翼回転速度ωbの情報がある場合(ステップST406の“YES”の場合)、翼回転速度算出部11は、最新の、すなわち、ステップST404で算出した瞬時翼回転速度ωbと紐付けた時刻時点の第2のレーザ光における翼回転の平均速度を、以下の式(6)を用いて算出する(ステップST407)。
Figure 0006058229
上述のとおり、風計測ライダ装置200は、2方向のレーザ出射方向5a,5bにおいて翼903の通過によりレーザ光が遮蔽されるとともに、回転する翼903により、最近接レンジにおいて、風速測定時に比較して信号強度が大きな散乱光エコーが受信される。これにより、翼通過の有無を判定できる。
例えば、n枚翼の風車が一定の瞬時翼回転速度ω[rpm]で回転する場合、1つのレーザ出射方向5aまたは5bにおいて、周期Tでレーザ光の遮蔽が観測される。Tとωとの関係は上記式(6)で表わされる。
従って、レーザ出射方向における光路遮蔽時刻をモニタして、その周期により翼回転の平均速度を算出することができる。すなわち、翼回転の平均速度は、翼903がレーザ光を通過する時点の時間間隔に基づき算出される。
翼回転速度算出部11は、上記式(6)を用いて、翼903の回転の平均速度を算出する。ここでは、翼903が、第1のレーザ光、あるいは、第2のレーザ光を通過する時点の翼回転の平均速度を、それぞれ、翼回転平均速度ωavea,ωavebとし、翼回転速度算出部11は、上記式(6)に基づき、翼回転平均速度ωavea,ωavebを算出する。このステップST407では、翼回転速度算出部11は、第2のレーザ光を通過する時点の翼回転の平均速度である翼回転平均速度ωavebを算出する。
なお、レーザ光の遮蔽が観測される周期Tは、例えば、n−1枚目の翼903が第2のレーザ光を通過した時刻から、n枚目の翼903が第2のレーザ光を通過するまでの時刻の差分を演算して算出することができる。
翼回転速度算出部11は、翼回転平均速度ωavebを、ステップST404で瞬時翼回転速度ωbを算出した時点の時刻の情報と紐付けて、算出結果格納部16に格納する。なお、算出結果格納部16にすでに翼回転平均速度ωavebが格納されている場合は、翼回転速度算出部11は、翼回転平均速度ωavebを最新の状態へ更新する。その後、ステップST419へ進む。
一方、ステップST402において、信号対雑音比S0_2が閾値SNR0以上ではなかった場合(ステップST402の“NO”の場合)、ステップST408へ移る。
ステップST408〜ステップST414の動作は、ステップST401〜ステップST407において第2のレーザ出射方向5bに対して行った瞬時翼回転速度と翼回転平均速度の算出を、第1のレーザ出射方向5aに対して行うものである。
翼通過判定部10は、風車900の風車ナセル902上に設置される風計測ライダ装置200から、第1のレーザ光による翼通過レンジ信号を取得する(ステップST408)。
翼通過判定部10は、ステップST408で取得した翼通過レンジ信号における信号対雑音比S0_1と予め設定された閾値SNR0との大小関係を判定し、信号対雑音比S0_1が閾値SNR0以上かどうかを判断する(ステップST409)。
ステップST409において、信号対雑音比S0_1が閾値SNR0以上であった場合(ステップST409の“YES”の場合)、翼通過判定部10は、翼通過ありと判断し、第1のレーザ光の翼通過速度Vhub_5aを、風計測ライダ装置200から取得する(ステップST410)。
翼回転速度算出部11は、風車900の制御装置から、翼903のピッチ角δを取得し、当該取得した翼903のピッチ角δと、ステップST410で取得した第1のレーザ光の翼通過速度Vhub_5aから算出できる視線方向ドップラ速度Vhub_LOS_5aとから、上述した式(5)を用いて、翼903が第1のレーザ光を通過したときの瞬時翼回転速度ωa[rpm]を算出する(ステップST411)。
翼回転速度算出部11は、ステップST411で算出した翼903が第1のレーザ光を通過したときの瞬時翼回転速度ωa[rpm]を時刻の情報と紐付けて算出結果格納部16に格納する(ステップST412)。例えば、第1のレーザ光による計測を開始してからi回目に翼903が第1のレーザ光を通過した時の時刻をt(i)と表わすとすると、翼回転速度算出部11は、ステップST411で算出した瞬時翼回転速度ωa(t(i))[rpm]を、算出結果格納部16に格納する。
翼回転速度算出部11は、算出結果格納部16を参照し、過去の瞬時翼回転速度ωaの情報があるかどうか、すなわち、ステップST411で算出した瞬時翼回転速度ωaと紐付けた時刻よりも前の時刻における瞬時翼回転速度ωaの格納情報があるかどうかを検索する(ステップST413)。例えば、ステップST411において算出し、ステップST412において算出結果格納部16に格納した瞬時翼回転速度ωaが、i回目に翼903が第1レーザ光を通過した時刻t(i)の瞬時翼回転速度ωaであったとすると、翼回転速度算出部11は、時刻t(i−1)以前の瞬時翼回転速度ωaの情報が、算出結果格納部16に格納されているかどうかを検索する。
ステップST413において、過去の瞬時翼回転速度ωaの情報がない場合(ステップST413の“NO”の場合)、ステップST408に戻る。
ステップST413において、過去の瞬時翼回転速度ωaの情報がある場合(ステップST413の“YES”の場合)、翼回転速度算出部11は、最新の、すなわち、ステップST411で瞬時翼回転速度ωaを算出した時点の瞬時翼回転速度ωaの平均を、上述した式(6)を用いて算出する(ステップST414)。
そして、翼回転速度算出部11は、瞬時翼回転速度ωaの平均、すなわち、翼回転平均速度ωaveaを、ステップST411で瞬時翼回転速度ωaを算出した時点の時刻の情報と紐付けて、算出結果格納部16に格納する。なお、算出結果格納部16にすでに翼回転平均速度ωaveaが格納されている場合は、翼回転速度算出部11は、翼回転平均速度ωaveaを最新の状態へ更新する。その後、ステップST419へ進む。
一方、ステップST409において、信号対雑音比S0_1が閾値SNR0以上ではなかった場合(ステップST409の“NO”の場合)、ステップST415へ進む。
ステップST415〜ステップST418では、風計測ライダ装置200からレーザ出射方向5a,5bの視線方向風速を取得し、風関連値算出部102が、到来風速および到来風向の演算を行う。
風関連値算出部102の到来風速算出部12は、風計測ライダ装置200から、第1のレーザ出射方向5aにおける視線方向風速Vm1を取得する(ステップST415)。
到来風速算出部12は、風計測ライダ装置200から、第2のレーザ出射方向5bにおける視線方向風速Vm2を取得する(ステップST416)。
到来風速算出部12は、ステップST415で取得した第1のレーザ出射方向5aにおける視線方向風速Vm1と、ステップST416で取得した第2のレーザ出射方向5bにおける視線方向風速Vm2の計測値を以下の式(7)に第入して到来風速Vwindを算出する(ステップST417)。到来風速算出部12は、算出した到来風速Vwindを、当該到来風速Vwindを算出した時刻と紐付けて、算出結果格納部16に格納する。
Figure 0006058229
なお、ここでは、到来風速算出部12は、上記のとおり、式(7)を用いて到来風速Vwindを算出するものとしたが、風計測ライダ装置200は到来風速をリアルタイム計測できるため、到来風速算出部12は、風計測ライダ装置200から到来風速を取得し、当該取得した到来風速を到来風速Vwindとするようにしてもよい。
風関連値算出部102の到来風向算出部13は、ステップST415で到来風速算出部12が取得した第1のレーザ出射方向5aにおける視線方向風速Vm1と、ステップST416で到来風速算出部12が取得した第2のレーザ出射方向5bにおける視線方向風速Vm2の計測値を取得し、以下の式(8)に第入して到来風向φwindを算出する(ステップST418)。到来風向算出部13は、算出した到来風向φwindを、当該到来風向φwindを算出した時刻と紐付けて、算出結果格納部16に格納する。
Figure 0006058229
図示しない制御部は、ステップST419において、瞬時翼回転速度ωa,ωb、翼回転平均速度ωavea,ωaveb、到来風速Vwind、到来風向φwindの全データを格納したかどうかを確認する。
ステップST419において、全データを格納している場合(ステップST419の“YES”の場合)、図4の処理を終了し、図3に戻る。
ステップST419において、全データを格納していない場合(ステップST419の“NO”の場合)、ステップST401へ戻る。
図7,図8は、実施の形態1において、翼通過判定部10、翼回転速度算出部11、到来風速算出部12の判定結果、あるいは、算出結果に基づき、起動アシスト制御部14が、起動アシストの制御を開始する場合と起動アシストの制御を開始しない場合について、時系列イメージで説明する図である。
なお、図7,図8において、便宜上、翼903が第1のレーザを通過する時刻tを、古い時間から順にt2,t4,t6、翼903が第2のレーザを通過する時刻tを、古い時間から順にt1,t3,t5とし、t6の時点で起動アシストの制御を開始するかしないかを判断する一例を示している。
図7,図8において、上段に、翼通過検出信号の時系列イメージを示し、風計測ライダ装置200の第1のレーザ、および、第2のレーザの各出射方向5a,5bにおける翼通過レンジ信号301,302を表わす。
また、図7,図8において、中段には、翼回転速度の時系列イメージを示す。図7,図8において、それぞれ、t=t1,t3,t5における第2のレーザ出射方向5bにおける翼回転速度311,313,315を示している。
また、図7,図8において、それぞれ、t=t2,t4,t6における第1のレーザ出射方向5aにおける翼回転速度312,314,316を示している。
また、図7,図8において、風車900の起動アシストを開始する基準となる速度値である翼回転速度Ncri310を示している。
図7,図8において、下段には、到来風速Vwindの時系列イメージを示している。
t=t1,t3,t5の時点で第2のレーザ出射方向5bを翼が通過し、t=t2,t4,t6の時点で第1のレーザ出射方向5aを翼が通過する。
なお、図7,図8では、第1のレーザ光における翼回転速度等の情報と、第2のレーザ光における翼回転速度等の情報を両方示すようにしているが、ここでは、図3で説明したように、翼903が第1のレーザを通過するときの最新の瞬時翼回転速度ωa、翼回転平均速度ωaveaと、到来風速Vwindとで、風車900の起動アシストを開始するかどうかを判断するものとする。
風車900の起動アシストを開始する図7の例では、t=t1〜t2の期間での到来風速Vwind321が、時刻の経過とともに到来風速Vwind322,323,324のように増加している。
また、時刻t6で、翼回転速度316、すなわち、瞬時翼回転速度ωaと翼回転平均速度ωaveaとが風車900の起動アシストを開始する基準となる翼回転速度Ncri310を上回り、かつ、到来風速324が非ゼロであるため、風車900の起動アシストを開始する。
他方、風車900の起動アシストを開始しない図8の例では、t=t1〜t2の期間での到来風速Vwind421が時刻の経過とともに到来風速Vwind422,423,434のように減少する。
時刻t6で、翼回転速度316、すなわち、瞬時翼回転速度ωaと翼回転平均速度ωaveaとが風車900の起動アシストを開始する基準となる翼回転速度Ncri310を上回るものの、到来風速Vwind424がゼロであるため、風車アシストを開始しない。
図9A,図9Bは、この発明の実施の形態1に係る風車起動アシスト装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
この発明の実施の形態1において、翼通過判定部10と、翼回転速度算出部11と、到来風速算出部12と、到来風向算出部13と、起動アシスト制御部14と、発電制御部15の各機能は、処理回路91により実現される。すなわち、風車起動アシスト装置100は、風計測ライダ装置200から取得した計測値に基づき起動アシスト制御、または、発電制御を行うための処理回路91を備える。
処理回路91は、図9Aに示すように専用のハードウェアであっても、図9Bに示すようにメモリ92に格納されるプログラムを実行するCPU93であってもよい。
処理回路91が専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路91がCPU93の場合、翼通過判定部10と、翼回転速度算出部11と、到来風速算出部12と、到来風向算出部13と、起動アシスト制御部14と、発電制御部15の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェアとファームウェとの組み合わせにより実現される。すなわち、翼通過判定部10と、翼回転速度算出部11と、到来風速算出部12と、到来風向算出部13と、起動アシスト制御部14と、発電制御部15は、HDD94、メモリ92等に記憶されたプログラムを実行するCPU93、システムLSI等の処理回路により実現される。また、HDD94、メモリ92等に記憶されたプログラムは、翼通過判定部10と、翼回転速度算出部11と、到来風速算出部12と、到来風向算出部13と、起動アシスト制御部14と、発電制御部15の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。ここで、メモリ92とは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
なお、翼通過判定部10と、翼回転速度算出部11と、到来風速算出部12と、到来風向算出部13と、起動アシスト制御部14と、発電制御部15の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。例えば、翼通過判定部10については専用のハードウェアとしての処理回路91でその機能を実現し、翼回転速度算出部11と、到来風速算出部12と、到来風向算出部13と、起動アシスト制御部14と、発電制御部15については処理回路がメモリ92に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
算出結果格納部16は、例えば、HDD94を使用する。なお、これは一例にすぎず、算出結果格納部16は、DVD、メモリ92等によって構成されるものであってもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、風車900の起動アシストを、翼903が少し回転してから行うため、アシストに要する電力を低減する効果がある。
また、翼903が第1のレーザを通過するときの最新の瞬時翼回転速度ωaと翼回転平均速度ωaveaとが予め決められた基準値Ncri以上、かつ、到来風速が非ゼロの場合のみ起動アシストを行うため、起動失敗の確率を低減できる効果を有する。
また、翼回転速度を、翼通過時のドップラ速度から算出した瞬時翼回転速度ωa,ωbと、翼通過時の翼通過時間間隔から算出した翼回転平均速度ωavea,ωavebの2種類算出し、それぞれに、基準値と比較して、翼903が十分に回転しているかどうかを判定するため、高精度化に寄与する。
また、風車900の翼回転検出センサが不要であり、回転検出センサを有さない既設風車にも設置可能である。
なお、以上の説明においては、図3のステップST302において、起動アシスト制御部14は、ステップST301のプロセスで算出された、翼903が第1のレーザを通過するときの最新の瞬時翼回転速度ωaが、予め決められた基準値Ncri以上であるかどうかを判定するようにしていたが、これに限らず、起動アシスト制御部14は、翼回転が定常状態に近づいた定常回転時は、ステップST301のプロセスで算出された、翼903が第2のレーザを通過するときの最新の瞬時翼回転速度ωbが、予め決められた基準値Ncri以上であるかどうかを判定するようにしてもよい。
これは、定常回転時は、瞬時翼回転速度ωaと瞬時翼回転速度ωbとは、同等であると言えるからである。同等であると言える理由は、第1のレーザ光の出射方向と、第2のレーザ光の出射方向の角度差は、10度〜60度が想定され、各レーザ光に対する翼通過点は、風計測ライダ装置200と翼回転面との距離と同程度と想定されるためである。なお、風計測ライダ装置200と翼回転面との距離は、1m程度である。
一方、風車900の起動時のような、翼回転が非定常状態である非定常回転時には、(最新の瞬時翼回転速度ωa−最新の瞬時翼回転速度ωb)の演算結果の符号により、回転傾向を推定可能であり、当該回転傾向を、アシスト必要性を判断する指標に用いることもできる。
例えば、(ωa−ωb)>0であれば、瞬時翼回転速度が増加傾向であること、(ωa−ωb)<0であれば、瞬時翼回転速度が減少傾向であることが分かり、アシストの必要性を判断する指標の1つとなる。
よって、この実施の形態1に係る風車起動アシスト装置100は、図4で説明したように、瞬時翼回転速度ωaと瞬時翼回転速度ωbのそれぞれを算出し、算出結果格納部16に格納しておくようにする。
なお、図3のステップST302において、起動アシスト制御部14は、ステップST301のプロセスで算出された、翼903が第2のレーザを通過するときの最新の瞬時翼回転速度ωbが、予め決められた基準値Ncri以上であるかどうかを判定するようにした場合、ステップST303では、翼903が第2のレーザを通過するときの翼回転平均速度ωavebが、予め決められた基準値Ncri以上であるかどうかを判定するようにする。
また、ここでは、誤判定を防ぐため、瞬時翼回転速度ωaと翼回転平均速度ωaveaの両方を基準値Ncriと判定するようにしたが、これに限らず、瞬時翼回転速度ωaと基準値Ncriとの判定は行わないようにしてもよいし、翼回転平均速度ωaveaと基準値Ncriとの判定は行わないようにしてもよい。
また、ここでは、風計測ライダ装置200は、2方向に送信光を出力するものとしたが、これに限らず、1方向にのみ送信光を出力するものであってもよいし、3方向以上に送信光を出力するものであってもよい。
風計測ライダ装置200が、3方向以上のレーザ光を出力する場合は、鉛直方向、すなわち、上昇および下降の風速成分も検出できる。
また、ここでは、風車900の外部に風計測ライダ装置200が設置されていることとした。
風計測ライダ装置200の設置により、遠方からの到来風を高精度に計測することが可能となるという効果がある。
風計測ライダ装置200は、レーザ光の出射方向、すなわち、視線方向に平行な風速成分を、距離ごとに分離して計測する機能がある。風計測ライダ装置200を風車ナセル902に設置することで、例えば、風車900の前方において、遠隔からの到来風速の風速場を、例えば、風車900の前方の数100mを数10mごとに区切った複数個所等、到来距離ごとにリアルタイムに監視することができる。
従来の風杯型の風速計を遠方に設置した場合、風速計1個につき、1点の風速したモニタできず、到来中の風速変化を精度よく捉えることができない。
また、風車900のハブの高さは、数10mにおよび、地上に設置された風速計では、地上の風速からハブの高さの風速を推定する必要があり、精度の低下が避けられない。
風速計を数10mの高さのマストに設置すれば、ハブの高さの風速の計測も不可能ではないが、マストの設置費用がかかり、また、マストにより風車到来風が乱されて発電効率が低下するという問題が生じる。
さらに、風車900の周囲の風向が変化した場合、到来風向に対向するように風車ナセル902を方位方向に回転させるが、従来の風杯型の風速計の場合、風車900の周囲に複数の風速計を配置する必要があり、上述したとおり、風速計の設置費用がかかるという問題があり、また、複数のマストによる到来風の遮蔽があり発電効率の低下が避けられない。
このような問題に対し、ここでは、風車ナセル902に風計測ライダ装置200を設置するようにしたので、風計測ライダ装置200が、風車900に到来する風速を、高精度に計測でき、また、到来距離ごとにリアルタイムに監視することができるという効果がある。
なお、実施の形態1において、風車起動アシスト装置100は、図2で示すような構成としたが、風車起動アシスト装置100は、翼回転速度算出部11と、到来風速算出部12と、起動アシスト制御部14とを備えることにより、上述したような効果が得られるものである。
また、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る風車起動アシスト装置は、微風速時における風車起動の高効率化をはかり、実効的な発電電力を向上することができるように構成したため、微風速時において、風力発電装置を起動させる風車起動アシスト装置等に適用することができる。
10 翼通過判定部、11 翼回転速度算出部、12 到来風速算出部、13 到来風向算出部、14 起動アシスト制御部、15 発電制御部、16 算出結果格納部、91 処理回路、92 メモリ、93 CPU、94 HDD、100 風車起動アシスト装置、200 風計測ライダ装置、900 風車、901 タワー、902 風車ナセル、903 翼、905 発電機、9001 起動アシストドライバ、9002 発電制御ドライバ。

Claims (3)

  1. 風車の翼が、当該風車の風車ナセル上に設置された風計測ライダ装置が出力するレーザ光を通過する際の翼回転速度を算出する翼回転速度算出部と、
    前記風計測ライダ装置から取得した前記レーザの視線方向風速に基づき到来風速を算出する到来風速算出部と、
    前記翼回転速度算出部が算出した翼回転速度と、前記到来風速算出部が算出した到来風速とに基づき、前記翼の回転を起動させるための起動アシストを制御する起動アシスト制御部
    とを備えた風車起動アシスト制御装置。
  2. 前記起動アシスト制御部は、
    前記翼回転速度が基準値以上、かつ、前記到来風速がゼロよりも大きい場合に、前記翼の回転の起動を促進するための起動アシストを開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の風車起動アシスト制御装置。
  3. 前記翼回転速度算出部が算出する翼回転速度とは、前記翼が前記レーザ光を通過する時点のドップラ速度に基づき算出される瞬時翼回転速度、および、前記翼が前記レーザ光を通過する時点の時間間隔に基づき算出される翼回転の平均速度であり、
    前記起動アシスト制御部は、
    前記瞬時翼回転速度、および、前記翼回転の平均速度がともに基準値以上、かつ、前記到来風速がゼロよりも大きい場合に、前記起動アシストを開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の風車起動アシスト制御装置。
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