JP6058150B2 - 電気車の電力変換装置および電力変換装置の制御方法 - Google Patents

電気車の電力変換装置および電力変換装置の制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、電気車の電力変換装置および電力変換装置の制御方法に関する。
電気鉄道車両(以下、電気車という)において用いられる電力変換器のように、電動機を駆動する電力変換器は、入力された電力を変換し、電動機を駆動するための電力を出力する。電力変換器は、運転指令、および速度センサによって検出された電動機の角速度に基づき、電動機のトルクが所望の値となるように電力を出力する。
例えば速度センサに異常が生じた場合には、電動機のトルクが所望の値となるように制御することができなくなり、電動機が破損する可能性がある。そこで特許文献1に開示されるパルスジェネレーター断線検出付速度制御装置は、電動機の角速度を示すパルスジェネレーターの出力信号が検出できない状態であって、電流基準またはトルク基準がほぼ制限値になっている状態が一定時間継続した場合に、パルスジェネレーターの断線を検出する。
特開2000−354388号公報
特許文献1に開示されるパルスジェネレーター断線検出付速度制御装置は、パルスジェネレーターの電源ケーブルおよび信号線等が完全に断線はしていないが異常が生じている状態で、上記一定時間内にパルスジェネレーターの出力信号が再度検出される場合には、パルスジェネレーターの異常を検出することができない。またパルスジェネレーターの異常によって、パルスジェネレーターの出力信号が瞬間的に減少する場合においても、パルスジェネレーターの異常を検出することができない。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、電動機の速度センサにおける異常の検出精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電気車の電力変換装置は、入力された電力を変換し、複数の電動機を駆動する電力を出力する電気車の電力変換装置であって、速度演算部、加速度演算部、平均値演算部、および異常検出部を備える。速度演算部は、電動機のそれぞれの回転に応じた信号を出力する複数の速度センサから取得した信号に基づき、電動機のそれぞれの角速度を演算する。加速度演算部は、電動機のそれぞれの角加速度を演算する。平均値演算部は、複数の電動機の角速度の平均値を演算する。異常検出部は、平均値演算部の演算結果が定めた範囲内である場合であって、定めた時間内において、電動機のそれぞれの角加速度に基づく値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、複数の速度センサの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する。
本発明によれば、定めた時間内において、電動機の角加速度に基づく値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、速度センサに異常が生じていることを検出することで、電動機の速度センサにおける異常の検出精度を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る異常検出部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る異常検出部における異常の検出の一例を示すタイムチャートである。 実施の形態1に係る電力変換装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る加速度差演算部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る異常検出部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る電力変換装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係る異常検出部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る異常検出部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4に係る異常検出部の異なる構成例を示すブロック図である。 実施の形態4に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4に係る異常検出部の異なる構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。電力変換装置1は、電気車に備えられ、車輪を駆動する電動機11に対し電力を出力する。電力変換装置1は、入力された電力を変換して出力する電力変換器2、電動機11の角速度を演算する速度演算部3、電動機11の角加速度を演算する加速度演算部4、電動機11の角加速度の絶対値を演算する絶対値演算部5、電動機11の角加速度の絶対値に基づき電動機11の異常を検出する異常検出部6、および電動機11の異常が検出された場合に電力変換器2を停止する停止部7を備える。
より詳細には、電力変換器2の入力端子の一端は、パンタグラフなどの集電装置を介して架線に接続され、他端は接地される。電力変換器2は、図示しない電力変換器制御部によって制御され、入力された電力を変換し、電動機11を駆動する電力を出力する。上記電力変換器制御部は、力行指令およびブレーキ指令などの運転指令、および、速度演算部3で演算した電動機11の角速度に基づき、電力変換器2を制御する。電力変換器2は任意数の電動機11を駆動することができる。実施の形態1においては、電力変換器2は1つの電動機11を駆動する。電動機11は、誘導電動機などの交流電動機に限られず、電動機11として任意の電動機を用いることができる。
電動機11の回転軸には速度センサの一種であるPG(Pulse Generator)12が取り付けられている。PG12は、電動機11の回転数に応じてパルス信号を出力する。例えばPG12は、電動機11の回転軸が1回転する度に、数十から数百のパルスを発生させる。点線で囲まれた部分は、センサ異常検出部10であり、センサ異常検出部10の各部が協働してPG12の異常を検出する。
速度演算部3は、PG12が出力するパルス信号に基づき、単位時間あたりのパルス数を検出して電動機11の角速度を演算し、加速度演算部4に送る。加速度演算部4は、電動機11の角速度に基づき、定めた時間における角速度の変化を検出して電動機11の角加速度を演算し、絶対値演算部5に送る。角速度の変化を検出する定めた時間の長さは任意に決めることができる。絶対値演算部5は、電動機11の角加速度の絶対値を演算し、異常検出部6に送る。
異常検出部6は、定めた時間内において、電動機11の角加速度に基づく値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、PG12に異常が生じていることを検出する。PG12の異常を検出するための定めた時間の長さは任意に決めることができる。実施の形態1に係る電力変換装置1においては、異常検出部6は、定めた時間内において、電動機11の角加速度の絶対値が第1の閾値以上となる回数が第2の閾値以上である場合に、PG12に異常が生じていることを検出する。なおPG12に異常が生じているとは、PG12自体の異常に加え、PG12に接続される電源ケーブル等の異常を含む。
異常検出部6は、PG12に異常が生じていることを検出すると、停止部7にその旨を通知する。例えば、異常検出部6は、PG12に異常が生じていることを検出すると、一定時間Hレベルとなる異常検出信号を停止部7に送る。停止部7は、異常検出信号がHレベルであることを検出すると、電力変換器2に停止信号を出力し、電力変換器2を停止する。なお異常検出信号がHレベルとなった場合の動作は電力変換器2の停止に限定されない。異常検出信号がHレベルとなった場合に、例えば電力変換器制御部が、運転指令、および電動機11に供給される電流などに基づき推定した電動機11の角速度に基づき、電力変換器2を制御してもよい。
異常検出部6の異常検出の動作の詳細について説明する。図2は、実施の形態1に係る異常検出部の構成例を示すブロック図である。異常検出部6は、比較器61およびカウント回路62を備える。比較器61は、絶対値演算部5が出力する電動機11の角加速度の絶対値が、第1の閾値以上であるか否かを判定し、電動機11の角加速度の絶対値が第1の閾値以上である場合にはHレベルである信号を出力する。第1の閾値は、任意に定めることができる。PG12が正常に動作している間は、電動機11の角速度は連続的に変化する。一方、PG12に異常が生じた場合には、電動機11の角速度は急激に変化する。第1の閾値を、PG12が正常に動作している際の電動機11の角加速度の大きさに比べて十分に大きい値とすることで、異常検出部6における誤検出を防止することが可能となる。
カウント回路62は、比較器61の出力信号の立ち上がりを検出し、定めた時間内において、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となるか否かを判定し、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。すなわち、カウント回路62は、電動機11の角加速度の絶対値が第1の閾値以上となる回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。第2の閾値は任意に定めることができる。第2の閾値を例えば2以上とすると、車輪の空転や滑走による瞬間的な電動機11の加速度の変化に基づき、即時にPG12の異常を検出しないため、車輪の空転や滑走の際の異常検出部6における誤検出を防止することができる。
図3は、実施の形態1に係る異常検出部における異常の検出の一例を示すタイムチャートである。横軸が時間である。時刻T1、T2、T3、T4、T5のそれぞれの間隔は時間T秒である。PG12は、時刻T1から時刻T2までN個のパルスを含むパルス信号を出力し、時刻T2から時刻T3まで、および時刻T3から時刻T4まではそれぞれN/a個のパルスを含むパルス信号を出力し、時刻T4から時刻T5まではN個のパルスを含むパルス信号を出力する。
速度演算部3は、パルス信号に含まれる単位時間T秒あたりのパルス数を計測し、電動機11の角速度を演算する。電動機11の角速度はN/Tに比例するため、比例定数をbとすると、時刻T1から時刻T2までのPG12の出力に基づき演算される電動機11の角速度はbN/Tとなる。bの値はPG12の特性によって決定される。同様に、時刻T4から時刻T5までのPG12の出力に基づき演算される電動機11の角速度は、bN/Tである。なお時刻T1の直前のT秒間においても、PG12はN個のパルスを出力したとする。また時刻T2から時刻T3まで、および時刻T3から時刻T4までのPG12の出力に基づき演算される電動機11の角速度は、bN/aTである。したがって、速度演算部3の出力は、時刻T1から時刻T3までにおいてbN/Tであり、時刻T3から時刻T5までにおいてbN/aTであり、時刻T5以降はbN/Tである。
加速度演算部4は、予め定められた時間t秒間における電動機11の角加速度を算出する。tの値は任意に定めることができる。加速度演算部4は、例えば、ある時刻における電動機11の角速度から、ある時刻のt秒前の時刻における電動機11の角速度を減算する演算を行い、演算結果をtで除算し、電動機11の角加速度を演算する。例えば、時刻T3における電動機11の角加速度は、(1/a−1)・bN/Ttである。また時刻T5における電動機11の角加速度は、(1−1/a)・bN/Ttである。
異常検出部6は、定めた時間内において、絶対値演算部5が出力する電動機11の角速度の絶対値が第1の閾値以上となった回数が第2の閾値以上であるか否かを判定する。図3において第1の閾値を一点鎖線で示す。時刻T3および時刻T5における電動機11の角速度の絶対値|(1−1/a)・bN/Tt|は、第1の閾値より大きい。ここで定めた時間を4T秒とし、第2の閾値を2とすると、異常検出部6は、時刻T5においてHレベルとなる異常検出信号を出力する。停止部7は、異常検出信号がHレベルであることを検出すると、電力変換器2に停止信号を出力し、電力変換器2を停止する。
特許文献1に開示されるパルスジェネレーター断線検出付速度制御装置では、図3に示すように、PG12が出力するパルスの数が大きく減少したが、PG12の出力が完全にはなくならない場合には、異常を検出することができない。一方、実施の形態1に係る電力変換装置1においては、PG12の角加速度に基づきPG12の異常を検出するため、図3に示す場合においてもPG12の異常を検出することが可能となり、異常の検出精度を向上させることができる。
図4は、実施の形態1に係る電力変換装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。速度演算部3は、PG12が出力するパルス信号に基づき、電動機11の角速度を演算する(ステップS110)。加速度演算部4は、電動機11の角速度に基づき、電動機11の角加速度を演算する(ステップS120)。異常検出部6は、定めた時間内において、電動機11の角加速度の絶対値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上であるか否かに基づき、PG12に異常が生じているか否かを判定する(ステップS130)。
異常検出部6がPG12に異常が生じていることを検出した場合には(ステップS140;Y)、停止部7は、電力変換器2を停止する(ステップS150)。ステップS150の停止処理が完了すると、電力変換装置1は処理を終了する。異常検出部6がPG12に異常が生じていないことを検出した場合には(ステップS140;N)、電力変換器制御部は、運転指令および速度演算部3で算出した電動機11の角速度に基づき電力変換器2を制御し、電力変換器2は動作を継続する(ステップS160)。そして、ステップS110に戻り、上述の処理を繰り返し行う。
電力変換器2が複数の電動機11を駆動する場合には、異常検出部6は入力数に応じて比較器61およびカウント回路62を備え、停止部7はいずれかの異常検出信号がHレベルである場合に電力変換器2を停止する。
実施の形態1に係る電力変換装置1では、絶対値演算部5を設けたが、絶対値演算部5を設けずに、異常検出部6が電動機11の角加速度が定めた範囲にあるか否かを判断してもよい。定めた範囲は任意に決めることができ、例えばPG12が正常に動作している際の電動機11の角加速度が取り得る値の範囲に比べて十分に広い範囲を定めた範囲とする。上述のように絶対値演算部5を設けた場合には、電動機11の角加速度が正の値であっても負の値であっても、異常検出部6は、1つの比較器61において入力値と第1の閾値を比較すればよく、異常検出部6の構成が簡易になる。
以上説明したとおり、実施の形態1に係る電力変換装置1によれば、電動機の速度センサにおける異常の検出精度を向上させることが可能となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。実施の形態2に係る電力変換装置1は、電動機11a、11bを駆動する。電動機の数は2以上の任意の値である。電動機11a、11bの回転軸にはそれぞれ、PG12a、12bが取り付けられている。実施の形態2に係る電力変換装置1は、定めた時間内において電動機11a、11bの角加速度のばらつきが定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、PG12a、12bの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する。図5の例では、加速度のばらつきを示す値として、電動機11a、11bのそれぞれの角加速度の絶対値と、電動機11a、11bの角加速度の絶対値の最小値との差を用いる。
速度演算部3aは、PG12aが出力するパルス信号に基づき電動機11aの角速度を演算し、加速度演算部4aに送る。速度演算部3bは、PG12bが出力するパルス信号に基づき電動機11bの角速度を演算し、加速度演算部4bに送る。加速度演算部4aは、電動機11aの角速度に基づき電動機11aの角加速度を演算し、絶対値演算部5に送る。加速度演算部4bは、電動機11bの角速度に基づき電動機11bの角加速度を演算し、絶対値演算部5に送る。
絶対値演算部5は、入力の絶対値を演算し、出力する。すなわち、絶対値演算部5は、電動機11aの角加速度の絶対値および電動機11bの角加速度の絶対値をそれぞれ演算し、加速度差演算部8に送る。加速度差演算部8は、電動機11a、11bのそれぞれの角加速度の絶対値と、電動機11a、11bの角加速度の絶対値の最小値との差をそれぞれ算出し、異常検出部6に送る。異常検出部6は、定めた時間内において、加速度差演算部8の演算結果の内、少なくともいずれかの値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、PG12a、12bの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する。定めた範囲は任意に決めることができ、例えばPG12a、12bが正常に動作している際の電動機11a、11bの角加速度のばらつきが取り得る値の範囲に比べて十分に広い範囲を定めた範囲とする。
異常検出部6は、例えば、PG12a、12bのそれぞれについて、異常が生じていることを検出すると、一定時間Hレベルとなる異常検出信号をそれぞれ停止部7に送る。停止部7は、いずれかの異常検出信号がHレベルであることを検出すると、電力変換器2に停止信号を出力し、電力変換器2を停止する。
加速度差演算部8の加速度のばらつきを演算する動作の詳細について説明する。図6は、実施の形態2に係る加速度差演算部の構成例を示すブロック図である。加速度差演算部8は、最小値演算部81を備える。絶対値演算部5が出力する、電動機11aの角加速度の絶対値をADV1とし、電動機11bの角加速度の絶対値をADV2とする。最小値演算部81は、ADV1およびADV2の最小値を検出し、出力する。加速度差演算部8は、ADV1と最小値との差DDV1、およびADV2と最小値との差DDV2をそれぞれ異常検出部6に送る。
異常検出部6の異常検出の動作の詳細について説明する。図7は、実施の形態2に係る異常検出部の構成例を示すブロック図である。異常検出部6は、入力に応じた数の比較器およびカウント回路を備える。実施の形態2においては、異常検出部6は、比較器63a、63b、およびカウント回路62a、62bを備える。
比較器63aは、DDV1が、第3の閾値以上であるか否かを判定し、DDV1が第3の閾値以上である場合にはHレベルである信号を出力する。第3の閾値は、任意に定めることができる。第1の閾値と同様に、第3の閾値を、PG12a、12bが正常に動作している際の電動機11a、11bの加速度の大きさのばらつきに比べて、十分に大きい値とすることで、異常検出部6における誤検出を防止することが可能となる。
カウント回路62aは、比較器63aの出力信号の立ち上がりを検出し、定めた時間内において、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となるか否かを判定し、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。すなわち、カウント回路62aは、DDV1が第3の閾値以上となる回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。実施の形態1と同様に、第2の閾値は任意に定めることができる。
同様に、比較器63bは、DDV2が、第3の閾値以上であるか否かを判定し、DDV2が第3の閾値以上である場合にはHレベルである信号を出力する。カウント回路62bは、比較器63bの出力信号の立ち上がりを検出し、定めた時間内において、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となるか否かを判定し、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。すなわち、カウント回路62bは、DDV2が第3の閾値以上となる回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。
異常検出部6は、電動機11a、11bの角加速度のばらつきに基づき、PG12a、12bの異常を検出するため、通常の力行またはブレーキ時に発生し得る加速度の変化に基づき、PG12a、12bの異常を誤検出することを防ぐことができる。
なお加速度差演算部8および異常検出部6の構成は、上述の構成に限られない。例えば加速度差演算部8は、入力の最大値と最小値との差を出力し、異常検出部6は加速度差演算部8の出力が定めた範囲を超える回数が閾値以上となるか否かに基づき、異常検出信号を出力してもよい。
図8は、実施の形態2に係る電力変換装置の制御動作の一例を示すフローチャートである。ステップS110、S120の処理は、図4に示す実施の形態1に係る電力変換装置1が行う制御動作と同様である。加速度差演算部8は、電動機11a、11bのそれぞれの角加速度の絶対値と、電動機11a、11bの角加速度の絶対値の最小値との差をそれぞれ算出する(ステップS121)。異常検出部6は、定めた時間内において、加速度差演算部8の演算結果の内、いずれかの値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上であるか否かに基づき、PG12a、12bの内、少なくともいずれかに異常が生じているか否かを判定する(ステップS131)。ステップS140、S150、S160の処理は、図4に示す実施の形態1に係る電力変換装置1が行う制御動作と同様である。
以上説明したとおり、実施の形態2に係る電力変換装置1によれば、電動機の速度センサにおける異常の検出精度を向上させることが可能となる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。実施の形態2に係る電力変換装置1と同様に、実施の形態3に係る電力変換装置1は、電動機11a、11bを駆動する。電動機の数は2以上の任意の値である。実施の形態3に係る電力変換装置1は、実施の形態2に係る電力変換装置1が備える加速度差演算部8の代わりに平均値演算部9を備える。その他の構成は実施の形態2と同様である。実施の形態3に係る電力変換装置1は、電動機11a、11bの角速度の平均値が定めた範囲内にある場合に、PG12a、12bの異常検出を行う。定めた範囲は任意に決めることができ、例えばPG12a、12bが正常に動作している際の電動機11の角速度の平均値が取り得る値の範囲に比べて十分に広い範囲を定めた範囲とする。実施の形態1、2と異なる、実施の形態3に係る電力変換装置1の動作について説明する。
平均値演算部9は、電動機11a、11bの角速度の平均値を演算し、異常検出部6に送る。異常検出部6は、電動機11a、11bの角速度の平均値が定めた範囲内にある場合であって、定めた時間内において、電動機11a、11bの少なくともいずれかの角加速度の絶対値が第1の閾値以上となる回数が第2の閾値以上である場合に、PG12a、12bの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する。
異常検出部6の異常検出の動作の詳細について説明する。図10は、実施の形態3に係る異常検出部の構成例を示すブロック図である。異常検出部6は、入力に応じた数の比較器、カウント回路、スイッチ、およびNOT回路を備える。実施の形態3においては、異常検出部6は、比較器61a、61b、カウント回路62a、62b、スイッチ64a、64b、平均値比較器65、およびNOT回路66a、66bを備える。
電動機11aの角加速度の絶対値をADV1とし、電動機11bの角加速度の絶対値をADV2とする。比較器61aは、ADV1が第1の閾値以上であるか否かを判定し、ADV1が第1の閾値以上である場合にはHレベルである信号を出力する。同様に、比較器61bは、ADV2が、第1の閾値以上であるか否かを判定し、ADV2が第1の閾値以上である場合にはHレベルである信号を出力する。平均値比較器65は、平均値演算部9が出力する電動機11a、11bの角速度の平均が閾値以上であるか否かを判定し、電動機11a、11bの角速度の平均値が閾値以上である場合にはHレベルである信号を出力する。
スイッチ64a、64bは、平均値比較器65の出力に応じて接続先が切り替えられる。例えば、スイッチ64a、64bは、平均値比較器65の出力がHレベルである場合には、比較器61a、61bとカウント回路62a、62bをそれぞれ接続する。またスイッチ64a、64bは、平均値比較器65の出力がLレベルである場合には、カウント回路62a、62bの一端をそれぞれ接地する。NOT回路66a、66bは、平均値比較器65の出力を反転し、それぞれカウント回路62a、62bに出力する。
カウント回路62aは、スイッチ64aを介した入力信号の立ち上がりを検出し、定めた時間内において、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となるか否かを判定し、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。すなわち、カウント回路62aは、電動機11a、11bの角速度の平均値が閾値以上である場合であって、定めた時間内において、ADV1が第1の閾値以上となる回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。カウント回路62aは、NOT回路66aを介した入力信号の立ち上がりを検出した場合には、カウント値をリセットする。例えば、電動機11a、11bの角速度の平均値が閾値以上である状態から閾値未満である状態に変わった場合には、カウント回路62aの入力側は接地され、カウント値はリセットされる。電動機11a、11bの角速度の平均値が閾値未満である間は、異常検出の処理は行われず、異常検出信号はHレベルにはならない。実施の形態1と同様に、第1の閾値および第2の閾値は任意に定めることができる。
同様に、カウント回路62bは、スイッチ64bを介した入力信号の立ち上がりを検出し、定めた時間内において、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となるか否かを判定し、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。すなわち、カウント回路62bは、電動機11a、11bの角速度の平均値が閾値以上である場合であって、定めた時間内において、ADV2が第1の閾値以上となる回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。カウント回路62bは、NOT回路66bを介した入力信号の立ち上がりを検出した場合には、カウント値をリセットする。例えば、電動機11a、11bの角速度の平均値が閾値以上である状態から閾値未満である状態に変わった場合には、カウント回路62bの入力側は接地され、カウント値はリセットされる。電動機11a、11bの角速度の平均値が閾値未満である間は、異常検出の処理は行われず、異常検出信号はHレベルにはならない。
電動機11a、11bの角速度の平均値が閾値以上である場合に、PG12a、12bの異常検出を行うことで、例えば電動機11a、11bが低速で動作している場合に、PG12a、12bの異常を誤検出することを防ぐことができる。PG12a、12bの特性にあわせて、電動機11a、11bの角速度の平均値が一定の範囲内である、または閾値以下である場合に、PG12a、12bの異常検出を行ってもよい。
以上説明したとおり、実施の形態3に係る電力変換装置1によれば、電動機の速度センサにおける異常の検出精度を向上させることが可能となる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る電力変換装置1の構成は、図1に示す実施の形態1に係る電力変換装置1の構成と同様である。ただし、異常検出部6には、電気車における運転指令が入力される。実施の形態4に係る電力変換装置1は、運転指令に力行指令または惰行指令が入力されている場合であって、定めた時間内において、電動機11の角加速度が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、PG12に異常が生じていることを検出する。実施の形態1ないし3と異なる、実施の形態4に係る電力変換装置1の動作について説明する。
異常検出部6は、電気車における運転指令を取得し、運転指令に力行指令または惰行指令が入力されている場合であって、定めた時間内において、電動機11の角加速度の絶対値が第1の閾値以上となる回数が第2の閾値以上である場合に、PG12に異常が生じていることを検出する。
異常検出部6の異常検出の動作の詳細について説明する。図11は、本発明の実施の形態4に係る異常検出部の構成例を示すブロック図である。異常検出部6は、比較器61、カウント回路62、スイッチ64、NOT回路66、および運転指令判定部67を備える。比較器61は、実施の形態1と同様に、電動機11の角加速度の絶対値が、第1の閾値以上であるか否かを判定し、電動機11の角加速度の絶対値が第1の閾値以上である場合にはHレベルである信号を出力する。
運転指令判定部67は、運転指令が力行指令または惰行指令であるか否かを判定し、運転指令が力行指令または惰行指令である場合には、Hレベルとなる信号を出力する。スイッチ64は、運転指令判定部67の出力に応じて接続先が切り替えられる。例えば、スイッチ64は、運転指令判定部67の出力がHレベルである場合には、比較器61とカウント回路62を接続する。またスイッチ64は、運転指令判定部67の出力がLレベルである場合には、カウント回路62の一端を接地する。
NOT回路66は、運転指令判定部67の出力を反転し、カウント回路62に出力する。カウント回路62は、スイッチ64を介した入力信号の立ち上がりを検出し、定めた時間内において、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となるか否かを判定し、立ち上がりを検出した回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。すなわち、カウント回路62は、運転指令が力行指令または惰行指令である場合であって、定めた時間内において、電動機11の角加速度の絶対値が第1の閾値以上となる回数が第2の閾値以上となった場合にHレベルとなる異常検出信号を出力する。カウント回路62は、NOT回路66を介した入力信号の立ち上がりを検出した場合には、カウント値をリセットする。例えば、運転指令が力行指令または惰行指令である状態から、ブレーキ指令である状態に変わった場合には、カウント回路62の入力側は接地され、カウント値はリセットされる。運転指令が力行指令および惰行指令のいずれでもない間は、異常検出の処理は行われず、異常検出信号はHレベルにはならない。実施の形態1と同様に、第1の閾値および第2の閾値は任意に定めることができる。
運転指令が力行指令または惰行指令である場合に、PG12の異常検出を行うことで、例えばブレーキ時の滑走による電動機11の角加速度の急激な変化に基づき、PG12の異常を誤検出することを防ぐことができる。
図12は、実施の形態4に係る異常検出部の異なる構成例を示すブロック図である。図12に示す異常検出部6は、図10に示す実施の形態3に係る異常検出部6の構成に加え、運転指令判定部67およびOR回路68をさらに備える。スイッチ64a、64bは、OR回路68の出力に応じて接続先が切り替えられる。OR回路68は、平均値比較器65の出力と運転指令判定部67の出力のいずれかがHレベルである場合に、Hレベルとなる信号を出力する。
例えば、スイッチ64a、64bは、OR回路68の出力がHレベルである場合には、比較器61a、61bとカウント回路62a、62bをそれぞれ接続する。またスイッチ64a、64bは、OR回路68の出力がLレベルである場合には、カウント回路62a、62bの一端をそれぞれ接地する。NOT回路66a、66bは、OR回路68の出力を反転し、それぞれカウント回路62a、62bに出力する。図12に示す異常検出部6は、電動機11a、11bの角速度の平均値が定めた範囲である、または、運転指令が力行指令もしくは惰行指令である、場合に異常検出を行う。
図13は、実施の形態4に係る電力変換装置の構成例を示すブロック図である。図13に示す電力変換装置1は、図5に示す実施の形態2に係る電力変換装置の構成に加え、平均値演算部9をさらに備える。図14は、実施の形態4に係る異常検出部の異なる構成例を示すブロック図である。図13に示す電力変換装置1は、図14に示す異常検出部6を備える。図14に示す異常検出部6は、図7、図10、図11に示す異常検出部6を組み合わせた構成であり、さらにOR回路68を備える。OR回路68の動作は、図12に示す異常検出部6と同様である。
例えば、スイッチ64a、64bは、OR回路68の出力がHレベルである場合には、比較器63a、63bとカウント回路62a、62bをそれぞれ接続する。またスイッチ64a、64bは、OR回路68の出力がLレベルである場合には、カウント回路62a、62bの一端をそれぞれ接地する。NOT回路66a、66bは、OR回路68の出力を反転し、それぞれカウント回路62a、62bに出力する。図14に示す異常検出部6は、電動機11a、11bの角速度の平均値が定めた範囲である、または、運転指令が力行指令もしくは惰行指令である、場合であって、定めた時間内において電動機11a、11bの角加速度のばらつきが定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、PG12a、12bの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する。
以上説明したとおり、実施の形態4に係る電力変換装置1によれば、電動機の速度センサにおける異常の検出精度を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態は上述の実施の形態に限られず、上述の実施の形態のうち複数の形態を任意に組み合わせたもので構成してもよい。
上記実施の形態は、いずれも本発明の趣旨の範囲内で各種の変形が可能である。上記実施の形態は本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。本発明の範囲は実施形態よりも添付した請求項によって示される。請求項の範囲内、および発明の請求項と均等の範囲でなされた各種変形は本発明の範囲に含まれる。
本発明は、電動機を駆動する電力変換装置に好適に採用され得る。
1 電力変換装置、2 電力変換器、3、3a、3b 速度演算部、4、4a、4b 加速度演算部、5、5a、5b 絶対値演算部、6 異常検出部、7 停止部、8 加速度差演算部、9 平均値演算部、10 センサ異常検出部、11、11a、11b 電動機、12、12a、12b PG、61、61a、61b 比較器、62、62a、62b カウント回路、63a、63b 比較器、64、64a、64b スイッチ、65 平均値比較器、66、66a、66b NOT回路、67 運転指令判定部、68 OR回路、81 最小値演算部。

Claims (6)

  1. 入力された電力を変換し、複数の電動機を駆動する電力を出力する電気車の電力変換装置であって、
    前記電動機のそれぞれの回転に応じた信号を出力する複数の速度センサから取得した信号に基づき、前記電動機のそれぞれの角速度を演算する速度演算部と、
    前記電動機のそれぞれの角加速度を演算する加速度演算部と、
    前記複数の電動機の角速度の平均値を演算する平均値演算部と、
    前記平均値演算部の演算結果が定めた範囲内である場合であって、定めた時間内において、前記電動機のそれぞれの角加速度に基づく値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、前記複数の速度センサの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する異常検出部と、
    を備える電気車の電力変換装置。
  2. 前記異常検出部は、前記平均値演算部の演算結果が定めた範囲内である場合であって、定めた時間内において、前記複数の電動機の内、少なくともいずれかの電動機の角加速度が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、前記複数の速度センサの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する請求項1に記載の電気車の電力変換装置。
  3. 記異常検出部は、前記平均値演算部の演算結果が定めた範囲内である場合であって、定めた時間内において、前記複数の電動機の角加速度のばらつきが定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、前記複数の速度センサの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する、
    請求項1に記載の電気車の電力変換装置。
  4. 前記電動機のそれぞれの角加速度の絶対値と前記複数の電動機の角加速度の絶対値の最小値との差を演算する加速度差演算部をさらに備え、
    前記異常検出部は、前記平均値演算部の演算結果が定めた範囲内である場合であって、定めた時間内において、前記加速度差演算部の演算結果の内、少なくともいずれかの値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、前記複数の速度センサの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する請求項3に記載の電気車の電力変換装置。
  5. 前記異常検出部は、電気車における運転指令を取得し、前記運転指令に力行指令または惰行指令が入力されており、かつ、前記平均値演算部の演算結果が定めた範囲内である場合であって、定めた時間内において、前記複数の電動機の内、少なくともいずれかの電動機の角加速度が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、前記速度センサに異常が生じていることを検出する請求項1に記載の電気車の電力変換装置。
  6. 入力された電力を変換し、複数の電動機を駆動する電力を出力する電力変換装置の制御方法であって、
    前記電動機のそれぞれの回転に応じた信号を出力する複数の速度センサから取得した信号に基づき、前記電動機のそれぞれの角速度を演算する速度演算ステップと、
    前記電動機のそれぞれの角加速度を演算する加速度演算ステップと、
    前記複数の電動機の角速度の平均値を演算する平均値演算ステップと、
    前記平均値演算ステップの演算結果が定めた範囲内である場合であって、定めた時間内において、前記電動機のそれぞれの角加速度に基づく値が定めた範囲を超えた回数が閾値以上である場合に、前記複数の速度センサの内、少なくともいずれかに異常が生じていることを検出する異常検出ステップと、
    を備える電力変換装置の制御方法。
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