JP6058001B2 - (パー)フルオロポリマー組成物 - Google Patents

(パー)フルオロポリマー組成物 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、その全体内容があらゆる目的のために参照により本明細書に援用される、2011年8月2日出願の欧州特許出願第11176341.3号明細書に対する優先権を主張するものである。
本発明は、(パー)フルオロポリマー組成物に、特に(パー)フルオロポリエーテルが水素結合を形成することができる部分を含む(パー)フルオロポリエーテル組成物に関する。
水素結合を形成することができる部分を含有するポリマー化合物の超分子アセンブリは当該技術分野において公知である。
たとえば、CORDIER,PhilippeらのSelf−healing and thermoreversible rubber from supramolecular assembly.Nature Letters.2001年2月21日,vol.451,p.977−980は、天然資源からの脂肪酸、すなわちモノ−、ジ−およびトリ酸の混合物とジエチレントリアミンおよび尿素との反応によって得られるオリゴマーを含有する超分子アセンブリを開示している。これらのオリゴマーは、分子間水素結合を形成することができ、ある量のドデカンと混ぜ合わせられたときに、ゴムのように挙動し、自己回復特性を示す、すなわち、それらは、加熱するまたは強くプレスする必要性なしに自己修復することができる。
同様に、国際公開第03/059964 A号パンフレット(ATOFINA)2003年6月24日は、水素結合によって結合した超分子ポリマーアセンブリであって、ポリマーが脂肪酸に由来し、そしてペイントもしくは内張りでのレオロジー変性剤としてのまたはエポキシ−ペイントの流動性を調整するための添加剤としての使用のためにエチレン−ジアミノまたはプロピレン−ジアミノおよび尿素部分を含有するアセンブリを開示している。
国際公開第2006/087475 A号パンフレット(ARKEMA FRANCE)2006年8月24日は、分子間結合、特に水素結合を形成することができる少なくとも3つの結合性官能基を有する脂肪酸誘導体を含む材料を開示している。前記材料は、ある温度よりも上で流体になり、冷却すると、それらは再びゴム弾性を示し、自己修復性であると教示されている。
国際公開第2006/016041 A号パンフレット(ARKEMA; CENTRE NATIONAL DE LA RESERCHE SCIENTIFIQUE(CNRS))2006年2月16日は、水素結合によって結合した高分子鎖からなるポリマー材料であって、高分子鎖が変性剤、すなわち、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)NH−、−NH(CO)−、C(O)、−O−、−S−および−NH−ブリッジによってポリマー鎖に結合した、イミダゾリドンを含有するポリマー骨格でできているポリマー材料を開示している。ポリマー骨格は、ポリオレフィン、ポリジエン、ポリビニル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリシロキサンおよびポリウレタンから好ましくは選択される。変性剤の存在は、弾性係数を幅広い温度範囲で増加させ、溶剤に対する耐性を増加させる。
国際公開第99/019080 A号パンフレット(NORTH CAROLINA STATE UNIVERSITY)1999年4月22日は、公共インフラを保護するための、二酸化炭素とフルオロポリエーテル、好ましくはパーフルオロポリエーテル(PFPE)とを含む組成物に関する。フルオロポリエーテルは、ポリマー鎖の一端または両端で、それに共有結合した固定基を有してもよく;固定基の中で、アミド、特にPFPEとイソプロピルアミンとのモノアミド、1つのカルボキシ官能基を有するPFPEとエチレンジアミンとのジアミドおよび1,6−ヘキサンジアミンとのジアミドが述べられている。
米国特許第3,876,617 A号明細書(MONTEDISON SPA)1974年4月8日は、高分子鎖中にポリアミド基を含む弾性ポリマーを開示しており;かかるポリマーは、式:HOOC−CFO(CO)−(CFO)−CFCOOHを有する各ポリマー端に1つのカルボキシ基を含有するPFPEとジアミンとの反応によって得ることができる。これらのポリマーは架橋して優れた機械的特性、高い弾性および低温での可撓性ならびに良好な化学安定性および熱安定性を持ったエラストマーを形成することができる。
英国特許出願公開第1351321 A号明細書(MONTEDISON SPA)1974年4月24日は、モノ−またはジ−カルボキシPFPEのジアリールアミドを開示しており;これらのアミドは、それらが長期間高温および高い剪断応力に耐えることができるので、潤滑油または熱交換流体として使用することができる。
米国特許第5,536,425号明細書(SONY CORPORATION)は、磁気記録媒体用の潤滑油として有用なPFPE誘導体を開示しており;PFPE潤滑油は、1端または両端にカルボキシル基を有するPFPEとモノアミンまたはジアミンとの反応によって得られる。
国際公開第99/019080 A号パンフレットも、米国特許第3,876,617 A号明細書も、英国特許第1351321号明細書も、米国特許第5,536,425号明細書も、2つより多いカルボキシ基を含有するPFPEとポリアミンとの反応を開示していないし、提案していない。
欧州特許出願公開第0969023 A号明細書(E.I.DU PONT DE NEMOURS AND CO)は、熱プロセスによって架橋可能と言われている官能化熱可塑性フルオロポリマーに関する。特に、実施例1は、無水マレイン酸でグラフトされたETFEコポリマーとポリアミン、すなわちp−フェニレンジアミンとを含む組成物を開示している。
米国特許第6,114,452号明細書(E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY)は、高い熱安定性を有すると言われているパーフルオロエラストマー組成物に関する。特に、請求項21は、有機スズ硬化剤以外の一定量の硬化剤との混ぜ物で複数のカルボニル含有官能基を有するパーフルオロエラストマーを含む組成物を開示している。請求項29〜33は、硬化剤がポリアミンであり得ることを明記している。
欧州特許第0969023号明細書も米国特許第6,114,452号明細書も、ポリアミンで架橋することができる2つより多いカルボキシ基を含有するPFPEをベースとする組成物を開示していないし、提案していない。
国際公開第2010/049365号パンフレット(SOLVAY SOLEXIS SPA)は、非フッ素化ポリマーの摩擦係数を低下させるためのフッ素化熱可塑性ポリマー添加物に関する。フッ素化ポリマーは、フッ素化セグメントと水素化セグメントとを含み、
− 水素化共反応剤との縮合または付加の反応を行うことができる2つの官能性末端基を有する(パー)フルオロポリエーテルと
− 水素化共反応剤と
の、重縮合、段階的重付加または重付加の反応によって得られる。
結果として生じるポリマーは、少なくとも25℃の融点を有する水素化相を少なくとも含む。
米国特許第6,350,306号明細書(AUSIMONT SPA)は、フッ素含有部分Rと任意選択的に水素化部分Rとを含むフルオロポリエーテルを含有する架橋性調合物であって、フッ素含有部分Rと水素化部分Rとを結び付ける結合が−C−O−C−結合であり、そして水素化部分Rが基盤受容体に水素結合によって連結できる基を含有しない調合物を開示している。
2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーとポリアミンとを含むポリマー組成物は水素結合によって結合した超分子アセンブリを形成できることが見いだされている。
従って、本発明は、
− 2つより多いカルボキシ基を有する、(パー)フルオロポリマー、好ましくは(パー)フルオロポリエーテルと
− ポリアミンと
を含む、好ましくはそれらからなるポリマー組成物に関する。
本発明の目的のためには、用語「(パー)フルオロポリエーテル」[(P)FPE]は、少なくとも1つのカテナリーエーテル結合と少なくとも1つのフルオロカーボン部分とを有する繰り返し単位を含む、好ましくは繰り返し単位からなる完全にまたは部分的にフッ素化されたポリオキシアルキレン鎖[本明細書では以下(R)鎖とも言われる]を含むポリマーを特定し;典型的には、(R)鎖は、次の群:
(i)−CFXO−(式中、XはFまたはCFである);
(ii)−CFCFXO−(式中、XはFまたはCFである);
(iii)−CFCFCFO−;
(iv)−CFCFCFCFO−
から選択される1つ以上のランダムに分布した繰り返し単位を含む。
好ましくは、繰り返し単位は、−CFO−および−CFCFO−単位から選択され;より好ましくは繰り返し単位は、−CFO−および−CFCFO−単位であり、ポリマー鎖中のそれらのモル比は、好ましくは0.1〜10、より好ましくは0.5〜5の範囲である。
本発明の目的のためには、表現「カルボキシ基」は、カルボン酸基ならびに塩、ハロゲン化物、エステルおよび酸無水物のようなその誘導体を含むことを意図し、エステルが特に好ましい。
2つより多いカルボキシ基を含有する(パー)フルオロポリマーは好ましくは、2つの末端基を有する線状(パー)フルオロポリエーテルであり、前記2つの末端基のそれぞれは2つのカルボキシ基を含有する。この線状(パー)フルオロポリエーテルは、各末端基が反応基を含む、2つの末端基を有する線状(パー)フルオロポリエーテルと、2つのカルボキシ基または公知の方法によりカルボキシ基へ変換することができる任意の他の基、たとえばエステル、酸無水物、アミド、アルコール、アルデヒド、ケトンおよびアルケンを含有する反応性化合物との反応によって得ることができる。
2つのカルボキシ基またはカルボキシ基へ変換することができる任意の他の基を含有する化合物の例は、マロン酸誘導体および、ジカルボキシフェノール、好ましくは3,5−ジカルボキシフェノールなどの、芳香環またはヘテロ芳香環上に2つのカルボキシ基を有する芳香族またはヘテロ芳香族化合物である。
この線状(パー)フルオロポリエーテルの好ましい実施形態は、下の式(I):
(式中:
− mおよびnは、−CFCFO−および−CFO−単位の間のモル比が上に定義された通りであるようなやり方で選択される、1以上の、好ましくは1〜20の範囲の整数であり;
− Rは、水素または直鎖もしくは分岐アルコキシ基、好ましくはC〜Cアルコキシ基、より好ましくはエトキシ基であり;
− RおよびRは水素であるかまたは1つは水素であり、他はメチルであり;
− oは、0であるかまたは1超の、好ましくは1〜5の範囲の整数である)
に従う。
Rが上に定義された通りである式(I)の化合物は、式(II):
(式中、m、n、o、RおよびRは、上に定義された通りである)
の(パー)フルオロポリエーテルジオールと、
式(III)
CH[C(O)R’]
(III)
(式中、R’は、上に定義されたような直鎖もしくは分岐アルコキシ基である)
のマロン酸エステルとの縮合、任意選択的に引き続く公知の方法によるエステル基の加水分解によって従来法に従って得られる。
典型的には、(パー)フルオロポリエーテルジオール(II)中のアルコール基は、マロン酸エステル(III)との反応の前に好適な脱離基へ変換される。好適な脱離基の例は、トリフレート、ノナフラート、トシレートおよびメシレートである。特に、上の式(II)でoが0であるときには、脱離基は、トリフレートおよびノナフラートから選択され、一方、oが1以上の整数であるときには、脱離基は、トシレートおよびメシレートから選択される。
oが0である上の式(II)の(パー)フルオロポリエーテルジオールは、たとえば、欧州特許第1114842 B号明細書(AUSIMONT SPA IT)2011年7月11日に開示されている手順に従って製造することができ、一方、oが1以上の整数である式(II)の(パー)フルオロポリエーテルジオールは、oが0である上の式(II)の(パー)フルオロポリエーテルジオールを、無機もしくは有機塩基触媒、たとえばアルカリもしくはアルカリ土類(terrous−alkaline)水酸化物、または第三級アミンの存在下でエチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネートと反応させることによって製造することができる。
本説明の目的のためには、表現「2つより多いカルボキシ基を含有する(パー)フルオロポリマー」は、2つより多いカルボキシ基を含有し、そして(R)鎖の分子量の点で互いに異なる、2つ以上の(パー)フルオロポリマー、好ましくは(パー)フルオロポリエーテルの混合物をまた含むことを意図する。
本発明の組成物において、ポリアミンは、2つ以上のアミノ基を含有する有機化合物であり;特に、ポリアミンは、ポリアルキレンポリアミンまたはポリアリールポリアミンであり得る。典型的には、ポリアミンは、下の式(IV):
NH[(CHNH](CHNH
(IV)
(式中、xは、1以上の整数であり、yは、0または1以上の整数である)
に従うポリアルキレンポリアミンである。好ましいポリアミンは、エチレンジアミンおよびジエチレントリアミンであり;より好ましくは、ポリアミンはジエチレントリアミンである。
有利には、本発明の組成物は、上に定義されたようなポリアミンに加えて、1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物を含む。実際に、かかる基を含有する化合物は、さらなる水素結合、それ故、より多くの凝集構造を形成することができるさらなる部分を導入する。典型的には、1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物は、尿素、マロンアミドおよびマロン酸ジヒドラジドである。最も好ましくは、本発明の組成物は尿素を含む。最も好ましい実施形態によれば、これらの組成物は、上に定義されたような式(I)の(パー)フルオロポリエーテル、好ましくは、Rがエチルである式(I)の線状(パー)フルオロポリエーテルと、式(IV)のポリアミン、好ましくはエチレンジアミンまたはジエチレントリアミン、最も好ましくはジエチレントリアミンと、尿素とを含む。
本発明のさらなる目的は、2つより多いカルボキシ基を含有する(パー)フルオロポリマーに加えて、2つのカルボキシ基を含有する(パー)フルオロポリマーをまた含むポリマー組成物であり、用語「(パー)フルオロポリマー」および「カルボキシ基」は、上に定義された通りである。
本説明の目的のためには、表現「2つのカルボキシ基を含有する(パー)フルオロポリマー」は、2つのカルボキシ基を含有し、そして(R)鎖の分子量の点で互いに異なる、2つ以上の(パー)フルオロポリマー、好ましくは(パー)フルオロポリエーテルの混合物をまた含むことを意図する。
2つのカルボキシ基を含有する(パー)フルオロポリエーテルの好ましい実施形態は、2つの末端基を有し、前記2つの末端基のそれぞれが1つのカルボキシ基を含有する線状(パー)フルオロポリエーテルである。この線状(パー)フルオロポリエーテルは、2つの末端基を有し、前記2つの末端基のそれぞれが反応基を含有する線状(パー)フルオロポリエーテルと、1つのカルボキシ基、または上に定義されたようなカルボキシ基へ変換することができる任意の他の基を含有する反応性化合物との反応によって得ることができる。
この好ましい実施形態による線状(パー)フルオロポリエーテルの例は、式(V):
(式中、m、n、o、R、RおよびRは、上に定義された通りである)
に従う。
式(V)の線状(パー)フルオロポリエーテルは、上に定義されたような式(II)の線状(パー)フルオロポリエーテルジオールと式(VI)
XCHC(O)R’
(VI)
(式中、Xは、ハロゲン、トリフレート、ノナフラート、トシレートおよびメシレートから好ましくは選択される、脱離基であり、R’は上に定義された通りである)
のエステルとの反応によって得ることができる。
本発明のポリマー組成物は、
− 2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーと;
− ポリアミンと、任意選択的に、
− 1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物および/または2つのカルボキシレ−ト基を有する(パー)フルオロポリマーと
を混ぜ合わせることによって調製することができる。
従って、
− 2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマー;
− ポリアミンと、任意選択的に、
− 1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物および/または2つのカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーと
を混ぜ合わせる工程を含む方法であって、
「(パー)フルオロポリマー」、「ポリアミン」、および「1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物」が、好ましい実施形態を含めて、上に定義された通りである方法が本発明のさらなる目的である。
本発明のポリマー組成物は、エラストマー特性に恵まれており、水素結合によって結合した超分子アセンブリを形成することができ;従って、それらは、成形品の製造に便利に使用することができる。典型的には、成形品は、
− 2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマー;
− ポリアミンと、任意選択的に、
− 1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物および/または2つのカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーと
を含む組成物を加熱混合する工程と成形する工程とを含む方法であって、
「(パー)フルオロポリマー」、「ポリアミン」、および「1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物」が、好ましい実施形態を含めて、上に定義された通りである方法に従って製造される。
本発明の組成物から成形品を製造するための好ましい方法Pは、次の工程:
a)2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーおよび、任意選択的に、2つのカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーをポリアミンと、(パー)フルオロポリマーのカルボキシ基とポリアミンのアミノ基とを完全に反応させ、そしてアミド基を形成させるような条件下に混合する工程;
b)工程a)からの反応生成物を成形し、プレスする工程
を含む。
ポリアミンに加えて、1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物を含む組成物から成形品を製造するための好ましい方法P’は、次の工程:
a’)2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマー、および、任意選択的に、2つのカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーをポリアミンと、(パー)フルオロポリマーのカルボキシ基とポリアミンのアミノ基とを完全に反応させ、アミド基を形成させるような条件下に混合する工程;
b’)工程a’)からの反応生成物を1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物と加熱混合する工程;
c’)工程b’)からの反応生成物を成形し、プレスする工程
を含む。
特に、2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーが上の式(I)に従う(パー)フルオロポリエーテルであり、2つのカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーが上の式(V)に従う(パー)フルオロポリエーテルであり、ポリアミンがジエチレントリアミンであり、そして1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物が尿素である組成物の調製のためには、工程a)およびa’)は典型的には、(パー)フルオロポリマーをポリアミンと接触させ、混合物を好ましくは90〜110℃の範囲の温度で、より好ましくは約100℃で加熱することによって、溶剤の不在下で行われる。(パー)フルオロポリエーテル対ポリアミンの当量比は通常1〜2の範囲であり、好ましくは1.5のものである。
工程b’)は、150〜200℃の範囲の温度で好ましくは実施され、一方、工程b)およびc’)は、150〜180℃の範囲の温度で、好ましくは150〜220バールの範囲の圧力で、より好ましくは約200バールで好ましくは実施される。(パー)フルオロポリエーテル対1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物の当量比は通常1〜2の範囲であり、好ましくは1.5のものである。加熱混合、成形および加圧成形は、従来法および等価のもので実施される。
本発明の組成物から得られた成形品は、室温でエラストマー特性に恵まれており;従って、それらは、o−リング、ガスケットおよびシーラントのような物品を製造するために使用することができる。
−2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーと
−2つのカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリマーと
を含有する本発明の組成物であって、2つの(パー)フルオロポリマーの少なくとも1つが2000以上の平均分子量を有する組成物から製造された成形品は、室温での自己回復特性に恵まれている、すなわち、それらは、溶融するおよび冷却することなしに機械的損傷を修復する固有の能力を有することがまた観察されている。さらに、CORDIER,PhilippeらのSelf−healing and thermoreversible rubber from supramolecular assembly.Nature Letters.2001年2月21日,vol.451,p.977−980に開示されている組成物に反して、それらは、エラストメリックであるかまたは自己回復性であるためにドデカンを添加される必要がない。
本発明はこれより、非限定的な実施例によって以下の実施例でより詳細に例示される。
参照により本明細書に援用されるあらゆる特許、特許出願、および刊行物の開示が、それが用語を不明確にする可能性がある程度まで本出願の説明と矛盾している場合には、本説明が優先するものとする。
溶媒および試薬
t−But−OK、t−ButOH、マロン酸ジエチル、Cl−酢酸エチルは、Aldrichから受け取ったまま使用した。
ビス−トリフルオロメチルベンゼンは、使用前に、二重蒸留によって精製した。
製造1−Fomblin(登録商標)Z DOL 2000 PFPEノナフラート
Fomblin(登録商標)Z DOL 2000 PFPEノナフラートは、式:
HOCHCF O(CFCFO)(CFO)CFCHOH(m/n=2;PM 2000)
のFomblin(登録商標)Z DOL 2000 PFPEを、室温で、パーフルオロブタンスルホニルフルオリドと反応させることによりJournal of Fluorine Chemistry 95(1999)51−70に開示されている手順に従って製造した。
反応が完了すると、式:
n−CS(O)OCHCF O(CFCFO)(CFO)CFCHOS(O)−n
のFomblin(登録商標)Z DOL 2000 PFPEノナフラートを、メタノールでの2回の洗浄後に重質相として単離した。
19F−NMR分析は、予期される構造を裏付け、その診断信号(δ)は:
CHのα位のCF:−79および−81;
スルホン基のα、β、およびγ位のCF:−110、−121および−126;
CF:−82
であった。MWは2586、EWは1293であった。
異なるMWを有するPEPEジオールのノナフラートを、同じ手順に従って製造した。
製造2−Fomblin(登録商標)Z DOL 2000 PFPEからのマロン酸テトラエステル
38.6g(345ミリ当量)のt−ButOKを300gのt−ButOHに溶解させ;この溶液を60℃で1時間暖め、次に73.6gのマロン酸ジエチル(460ミリ当量)を、内温を60℃に維持しながら、2時間で滴加した。
最後に、t−ButOHを穏やかな蒸留によって除去し、固体残留物をビス−トリフルオロメチルベンゼンに溶解させた。
結果として生じた懸濁液を100℃に暖め、Fomblin(登録商標)Z DOL 2000 PFPE−ノナフラート(300g、230ミリ当量)を4時間で滴加し;滴加の完了の1時間後に、19F−NMR分析は、テトラエステルへの転化が完了した(MW 2222、EW 555)ことを裏付けた。具体的には、診断信号は、−70および−72でのCHのα位のCFの共鳴および3.25(CH);2.5(CFのα位のCH);1.0(CH);3.85エチル基のCHでの水素の共鳴であった。
マロン酸ジエチルのCH−基のさらなる反応から生じるビス−付加体による少量の不純物が、−65および−67でのCF −CH−C−CH CF −の特有の共鳴によって裏付けられるように、存在した。
表題生成物を、水および水−アルコール溶液での数回の洗浄後に単離した。
製造3−Fomblin(登録商標)Z DOL 1200 PFPEからのマロン酸テトラエステル
この化合物は、製造2に従って300gのFomblin(登録商標)Z DOL PFPEノナフラートから製造した。
製造4−Fluorolink(登録商標)D10H PFPEからのジエチルエステル
40gのt−But−OHおよび19g(170ミリ当量)のt−ButOKを1/2リットルの反応器に装入した。次の構造:
HOCHCF O(CFCFO)(CFO)CFCHOH(m/n=2.5;MW1500)
で特徴付けられる、100g(130ミリ当量)のFluorolink(登録商標)D10H PFPEを撹拌下におよび室温で加えた。
反応マスを室温で攪拌下に30分間維持し、次に19.7g(170ミリ当量)のClCHCOOEtを加え、内温を12時間80℃に上げた。その後、反応マスを室温に冷却し、10重量%の37%HClを含有する200mlの水を加え;2つの相の分離後に、底部のものを分離し、乾燥させ、H−NMRおよびIR分析によって裏付けられるように、104gの表題生成物を得た。
H−NMR:4.2(CFのα位のCH);3.95(カルボニル基のα位のCH)。MW:1793;EW:896。
製造5−PFPE−ジオールHOCHCF O(CFCFO)(CFO)CFCHOH(m/n=2.0;MW 1200および平均官能性=1.95)からのジエチルエステル
製造4に記載された手順に従って、しかし次の構造:
HOCHCF O(CFCFO)(CFO)CFCHOH(m/n=2.0;MW 1200および平均官能性=1.95)の80g(130ミリ当量)のPFPE−ジオールを使用して、H−NMRおよびIR分析によって裏付けされるように、104gの表題生成物を単離した。
H−NMR:4.2(CFのα位のCH);3.95(カルボニル基のα位のCH)。
MW:1434;EW 717。
実施例1−組成物1
本発明による組成物は、製造3に従って得られたマロン酸テトラエチルエステル(100g、259ミリ当量)とジエチレントリアミン(20g、259ミリ当量)とを使用して調製した。100℃で成形後に、ゴム様材料が得られた。
実施例2−対照組成物
組成物を、製造5に従って得られたジエチルエステル(90g、126ミリ当量)とジエチレントリアミン(5.65g、188ミリ当量)とを使用して実施例1に従って調製した。粘稠な液体が得られた。
実施例3−成形品1
製造2に従って得られたマロン酸テトラエチルエステル(40g、72ミリ当量)と、製造4に従って得られた、ジエチルエステル(64.5g、72ミリ当量)とを丸底フラスコ中で混合し;その後、11.12g(216ミリ当量)のジエチレントリアミン(DETA)を加え、温度を100℃に上げた。アミド基へのエステル基の転化をIR分析によって監視し;転化が完了したときに、1753cm−1でのエステルピークは消失し、1673cm−1でのアミド基の新たな信号が観察された。
反応マス粘度は、転化とともに増加し、最終的に100℃で高度に粘稠な、室温でゴム様の生成物が得られた。
この生成物をホットミキサーへ移し、160℃で30分間攪拌し;最後に、6.5g(216ミリ当量)の尿素を加え、内温を、ホットミキサー外温が190℃に達するまで10℃毎時で上げた。
反応マスを室温に冷却し、200バールで10分間160℃でプレス中で成形してゴム様スラブを得た。
このスラブをナイフでカットして2片にし、次に2つのカット面を5分後に結合し;引張挙動を、DIN 53504(試験片タイプS2;速度200mm/分)に従って室温で24時間後に測定し、カット前に得られたものと似た値が得られた。従って、成形品1は自己回復特性を有すると結論された。
実施例4−成形品2
この成形品は、製造2に従って得られたマロン酸テトラエチルエステル(50g、90ミリ当量)と、製造3に従って得られたジエチルエステル(64.5g、90ミリ当量)と、11.12g(216ミリ当量)のジエチレントリアミン(DETA)と6.5g(216ミリ当量)の尿素とを使用して、実施例3に従って製造した。
引張挙動を、実施例1に記載されるように測定し、カット前に得られたものと似た値が得られ;従って、成形品2は自己回復特性を有すると結論された。
実施例5−成形品3
この成形品は、製造3に従って得られたマロン酸テトラエチルエステル(69.8g、180ミリ当量)と、製造5に従って得られたジエチルエステル(64.5g、90ミリ当量)と、11.12g(216ミリ当量)のジエチレントリアミン(DETA)と6.5g(216ミリ当量)の尿素とを使用して、実施例3に従って製造した。
成形および加圧成形後に、ゴム様スラブが得られた。
実施例6−成形品4
この成形品は、製造3に従って得られたマロン酸テトラエチルエステル(17.4g、45ミリ当量)と、製造2に従って得られたマロン酸テトラエチルエステル(25.0g、45ミリ当量)と、製造5に従って得られたジエチルエステル(64.5g、90ミリ当量)と、13.8g(270ミリ当量)のジエチレントリアミンと8.1g(270ミリ当量)の尿素とを使用して、実施例3に従って製造した。
成形および加圧成形後に、ゴム様スラブが得られた。
実施例7−対照例
自己回復材料は、Nature Letters Vol.45(2008)977−980に開示されている手順に従って製造した。「対照材料A」と言われる、結果として生じる化合物は、半透明のガラス状プラスチックと似ていた。そのガラス遷移温度(Tg=28℃)よりも十分に上の、90℃に加熱されたときに、それは、約350%の破断点歪みの軟質ゴムのように挙動し、それは、100%まで変形させられた後にその寸法を完全に回復した。
試験1−耐化学薬品性
成形品1に関するおよび対照材料Aと比較される膨潤データは、対照材料Aと比較される場合に本発明の成形品のより高い耐化学薬品性を裏付けた。幾つかの場合には、対照材料Aの完全な溶解性が観察された(たとえばベンジルアルコールでおよびメタノール/クロロホルム混合物で)。
膨潤値を下の表1に報告する:
試験2−熱量的挙動
下の表2は、対照材料Aのそれらと比較して、成形品1および4のDSC分析によって得られた熱量測定データを報告する。より高いTg値で特徴付けられる、室温でプラスチックのように機能する対照材料Aとは違って、本発明の成形品はすべて、常に室温より十分に下の、より低いTg値を示すことを観察できる。その結果として、それらは室温でエラストマーのように挙動する。

Claims (15)

  1. − 2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリエーテルと
    − ポリアミンと
    を含むポリマー組成物。
  2. 前記(パー)フルオロポリエーテルが、次の群:
    (i)−CFXO−(式中、XはFまたはCFである);
    (ii)−CFCFXO−(式中、XはFまたはCFである);
    (iii)−CFCFCFO−;
    (iv)−CFCFCFCFO−
    から選択される1つ以上のランダムに分布した繰り返し単位を含む(パー)フルオロポリエーテル鎖を含有する請求項1に記載のポリマー組成物。
  3. 2つより多いカルボキシ基を有する前記(パー)フルオロポリエーテルが、2つの末端基を有する線状(パー)フルオロポリエーテルであって、前記2つの末端基のそれぞれが、2つのカルボキシ基を含有するポリエーテルである請求項1または2に記載のポリマー組成物。
  4. 前記線状(パー)フルオロポリエーテルが式(I)
    (式中、mおよびnは、1以上の整数であり、Rは、水素または直鎖もしくは分岐アルコキシ基であり、RおよびRは、水素であるかまたは1つが水素であり、他の1つがメチルであり、oは、0または1以上の整数である)
    に従う請求項3に記載のポリマー組成物。
  5. 前記ポリアミンが、式(IV):
    NH[(CHNH](CHNH
    (IV)
    (式中、xは、1以上の整数であり、yは、0または1以上の整数である)
    に従う請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  6. 前記ポリアミンが、エチレンジアミンまたはジエチレントリアミンである請求項5に記載のポリマー組成物。
  7. 1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物をさらに含む請求項1〜6のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  8. 1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含む前記化合物が尿素である請求項7に記載のポリマー組成物。
  9. 2つのカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリエーテルをさらに含む請求項1〜8のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  10. 2つのカルボキシ基を有する前記(パー)フルオロポリエーテルが、2つの末端基を有する線状(パー)フルオロポリエーテルであって、前記末端基のそれぞれが1つのカルボキシ基を含有するポリエーテルである請求項9に記載のポリマー組成物。
  11. 前記線状(パー)フルオロポリエーテルが式(V):
    (式中、mおよびnは、1以上の整数であり、Rは、アルコキシ基であり、RおよびRは、水素であるかまたは1つが水素であり、他がメチルであり、oは、0または1以上の整数である)
    し従う請求項10に記載のポリマー組成物。
  12. − 2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリエーテルと;
    − ポリアミンと、任意選択的に、
    − 1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物と
    を混ぜ合わせる工程を含む請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリマー組成物の調製方法。
  13. − 2つより多いカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリエーテルと;
    − 2つのカルボキシ基を有する(パー)フルオロポリエーテルと;
    − ポリアミンと、任意選択的に、1つ以上のアミドまたはヒドラジド基を含有する化合物と
    を混ぜ合わせる工程を含む請求項9〜11のいずれか一項に記載のポリマー組成物の調製方法。
  14. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のポリマー組成物を含む成形品。
  15. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のポリマー組成物を加熱混合し、成形する工程を含む成形品の製造方法。
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